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デクセリアルズ 4980

ACFと反射防止フィルムの世界首位の堀は本物。光半導体の急成長を織り込むと、利益で測った本質価値は今の時価総額とほぼ並び、適正

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,894 円6,525 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)3,058 円5,123 億円差 +27.3%
10 年後から見ると やや割安 価値 3,894 円6,525 億円 · 差 +27.3% · 期待の年率 +8.8%
期待の年率リターン(10 年)+8.8%資本コスト比 +1.8 pt
推定の資本コスト7.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

デクセリアルズは、スマホやパソコンの画面をつなぐ異方性導電膜(ACF)と、画面の反射を抑える反射防止フィルム(ARF)で世界首位に立つ素材メーカーだ。事業の質は高い。それでも利益で測った本質価値は今の時価総額に届かず、筆者は割高とみる。いちばんの理由は、光半導体の急成長がすでに高い倍率に入っていることだ。

稼ぎの土台は強い。ACFの世界シェアは約7割、ARFは9割超。営業利益率は3割を超え、自己資本利益率(ROE)は25%台と、化学メーカーの中では群を抜く。2026年3月期は営業利益381億円、純利益280億円だった。

伸びの源は光半導体だ。生成AI向けデータセンターの光トランシーバーに載る受光素子で、受注は急増し、設備はフル稼働と伝えられる。会社は中期計画を上方修正し、2029年3月期に事業利益630億円を掲げた。この計画は楽観の筋書きにほぼ重なる。中立は、その7〜8割の到達とみた。

成熟した本業は、物価並みの値上げが限度だ。ACFはスマホの台数が頭打ちで、ARFはパソコン向けが弱い。中立の10年後は、純利益が今の1.8倍、時価総額は約9,300億円(それまでの還元約2,400億円は別)で、今の約5,500億円を上回る。

総合は約+3%の適正。堀の強さと高いROEで倍率は同じ領域の他社より高く置いたが、光半導体という実績の浅い事業に期待が乗っていることと、悲観側(計34%)の落ち込みを確率で混ぜることで、今の値段とほぼ釣り合う。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、この会社は二つの顔を持つ。一つは、ACFとARFという、40年かけて築いた独占に近い事業だ。この部分は10年後も続くし、価格を決める力も強い。株主に残るお金(オーナー利益)も厚く、持ち続けたい事業である。

もう一つは、光半導体という期待の事業だ。数量は確かに伸びる。だが、競合が多く、単価は実質で下がり、固定費も重い。ACFのような独占の利益率が10年続くとは言い切れない。ここを、独占の続きとして見ない方がよい。

その差を、利益で測った価値に落とす。中立の10年後は、純利益が今の1.8倍。ROEは19%ほどに落ち着く。倍率は、堀が強いので化学の中では高い13倍台に置く。それでも、時価総額は約6,800億円、還元の約2,400億円を足しても、10年で今の1.7倍だ。年率では5%台にとどまる。

今の約5,500億円は、利益の1.8倍の成長と、高い倍率が続くことを、先取りしている。安全域がない。光半導体が計画どおりに伸びる楽観のときは今の値段を大きく上回るが、そうならなければ適正の範囲にとどまる。

筆者が気にするのは、収益性の高さが続くかどうかだ。ROEが25%の会社は、倍率が高くなるが、その分だけ、少しの減速でも評価が落ちる。事業は好ましいが、値段が決め手になる会社である。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は二つある。一つは電子材料部品。連結売上のおよそ6割、利益の6割強を占める。中核はACFだ。細かな導電粒子を混ぜた接着フィルムで、画面のガラス基板とフレキシブル基板を熱で押しつけると、上下だけが電気で通じる。1977年に量産を始め、今も世界のデファクト(事実上の標準)だ。近年はハイエンドスマホのカメラモジュール向けに、形を加工したACFが伸びている。ほかに二次保護ヒューズや、光半導体も入る。

もう一つは光学材料部品。売上の約4割、利益の約4割だ。ARFは、金属酸化膜を真空中で重ねて反射を抑えるフィルムで、ノートパソコンと車載ディスプレーの需要が大きい。光学弾性樹脂(SVR)は、画面とカバーガラスの隙間を埋め、見やすさと強度を上げる。

三つ目の柱を育てている最中だ。データセンターの光通信向けの光半導体、つまり光を電気に変える受光素子である。2024年にフォトニクスの子会社を立ち上げ、導波路型のフォトダイオードを開発した。800Gや1.6Tの光トランシーバーに載る。北海道の恵庭などで能力を倍にし、国内の新ラインは2026年4月から量産に入った。

顧客は集中している。商社のレスターが連結売上の3割強、日東電工が1割強だ。最終の需要先はスマホ、パソコン、車、データセンターの大手機器メーカーである。

セグメントは、ここでは三つに分けて考える。ARF・SVR、ACFを中心とした電子材料、光半導体だ。光半導体の売上は開示がないため、決算の動きと中期計画から推定する。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは、ACFとARFにある。ACFは世界シェア約7割、ARFは9割超。画面メーカーは、導電粒子の分散や接着の信頼性まで含めて認定している。性能が少し安い程度の代替品に、簡単には乗り換えない。この寡占は40年以上続いている。

価格を決める力も強い。営業利益率は2022年3月期以降、28〜36%で安定している。2017年3月期には5.6%まで落ちた時期もあったが、今は付加価値の高い品に中身が移り、当時より体質は良い。

資本効率は飛び抜けている。ROEは25%前後、借金はほぼなく、自己資本比率は66%。少ない元手で稼ぐ会社で、成長に必要な設備も営業のお金で賄っている。

弱点は三つある。第一に、事業の幅が狭い。ACFもARFも、画面というひとつの需要に偏る。スマホの台数が減り、パソコンが弱ければ、成長の余地は小さい。第二に、顧客と販売先が集中している。特定のスマホメーカーの採用動向に利益が左右される。第三に、光半導体はまだ実績が浅い。三菱電機、Coherent、住友電工など、光通信の部品で先を行く会社が並ぶ中で、ACFのような独占は築けていない。

経営は、中期計画で総還元性向60%を掲げ、配当は連結配当性向40%を目安にDOE7%を下限にした。資本の使い方は、数字の上では株主寄りだ。ただし光半導体への投資額が大きくなる中で、その採算が見えるまでは、評価に慎重さが要る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

画面の部材は、成熟した市場だ。スマホの台数は伸びず、パソコンは買い替えの周期で動く。ここで稼ぎを伸ばす力は、高機能品への入れ替え(カメラモジュール向けの加工ACF、車載の大型ディスプレー向けのARF)と、物価並みの値上げに限られる。デクセリアルズはこの市場でほぼ独占だから、需要が増えれば取れるが、増えなければ成長もない。

一方、光半導体は構造的に伸びる市場だ。生成AIの学習と推論で、データセンターの内部を結ぶ光トランシーバーの数が増える。通信の速度は800Gから1.6Tへ、さらに3.2Tへと上がり、一台に載る受光素子の性能要求も上がる。共同封止光学(CPO)という、チップの隣に光部品を置く形が広がれば、光素子の使い方も変わる。

競合は強い。光通信用の受光素子では、三菱電機が200G級のpin型フォトダイオードのサンプル出荷を始め、Coherent、住友電工、古河電工も開発している。価格は性能が上がるごとに崩れやすい。数量が伸びても、単価は実質でゆっくり下がる業界だ。デクセリアルズの強みは、ACFで培った微細な接合や材料の技術と、装置を持たない軽さにある。

循環にも注意がいる。半導体や光通信の投資は、2〜4年の周期で山と谷を繰り返してきた。AI投資が過熱すれば、在庫調整が来る。そのとき固定費の重い光半導体が足を引っ張る。ここが、今の高い利益率が崩れる最初の場所になりうる。

中国は、中位品から追い上げる。ACFでも、中国勢が中位品から入ってくる恐れがある。ただし先端品の認定には時間がかかり、10年のうちに首位が入れ替わるとは考えにくい。起きるのは値崩れで、数量を失うことではない。

資本政策と M&A

還元は厚く、方針も明確だ。中期計画の5年間は総還元性向60%を目安にし、配当は連結配当性向40%を目安に、DOE(自己資本配当率)7%を下限にした。5年で約800億円の還元になる。2025年11月には50億円の自社株買いと消却を決めた。

一方、成長投資の枠は大きい。ACFでは栃木の鹿沼に約300億円の新棟を建て、能力を1.5倍にした。光半導体は北海道の恵庭などで能力を倍にし、新ラインも立ち上げた。5年で最大1,800億円の投資枠を置く。営業のお金で賄える水準だが、光半導体の採算が見えないうちは、投資が先行する。

買収は大きなものがない。この会社の成長は、自前の開発と設備で行われてきた。今後も、光半導体では技術の補強のための小さな買収や提携はありうるが、大型の買収で価値を壊す心配は低い。

ガバナンスの面では、時価総額が約5,500億円と小さく、収益性が高い。10年以内に買収や非公開化の対象になる確率は、kabufu の推定で約16%と、無視できない。ただし実現すれば、プレミアムが乗る分、筋書きは上振れる。

政策保有株や不動産の含み益は、目立つものがない。純現金もほぼゼロで、使い道のない現金を抱える会社ではない。資本の使い方は、成長投資と還元の両立で、いまのところ筋が通っている。

点検済み(費用点検):中立の純利益÷営業利益 0.73 は過去 5 期の中央値 0.64 より高いが、直近 2 期は 0.70・0.74、会社の予想(2027/03)は 0.71。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

光半導体は、この会社の姿を変える。データセンターでは、一つのサーバー棟の中に、光で結ぶ配線が大量に走る。通信の速度は800Gから1.6T、3.2Tへと上がり、受光素子の数も性能要求も増える。デクセリアルズの導波路型フォトダイオードは、200G級の信号に対応し、すでに受注が急増して設備はフル稼働だ。

会社は2029年3月期に事業利益630億円を掲げ、中期計画を上方修正した。この数字は希望ではなく、受注を根拠にしている。恵庭の能力倍増と新ラインがそろえば、光半導体の売上は数年で数倍になり、利益率も固定費が薄まって3割台半ばまで上がる。

ACFとARFの堀は揺らがない。ACFの生産能力は鹿沼の新棟で1.5倍になり、カメラモジュール用の加工ACFや車載ディスプレー向けが伸びる。ARFも、車載の大型画面で採用が増える。成長と高収益が同時に続くので、ROEは20%を超え、倍率も高い水準を保てる。

10年後には、光半導体が全社の利益の4割を占める。ACFで築いた接合の技術を、光部品に広げた会社として、別の評価を受ける。買収の対象になるなら、プレミアムが乗る。

慎重な見方

光半導体は、成長が見えても、利益は残らない市場だ。受光素子は競合が多く、三菱電機、Coherent、住友電工、古河電工が、同じ200G級を出している。顧客のトランシーバーメーカーは、複数の調達先から価格を競わせる。数量が伸びても、単価は実質で毎年下がる。

固定費の重さも問題だ。恵庭の能力倍増と新ラインで、減価償却と人件費が先に増えた。決算でも、成長投資の固定費増で、為替を除くと減益になった。AI投資に在庫調整が来れば、稼働率が落ちて利益率は一気に崩れる。半導体投資は2〜4年周期で山と谷を作ってきた。

本業の成長余地は小さい。スマホの台数は伸びず、パソコン向けのARFは弱い。ACFで中国勢の安い品が中位品を侵食すれば、単価が下がる。顧客は商社と一部の大手に偏り、1社の採用が変わるだけで利益が動く。

ROEが25%という高さは、その時点の最高の収益性を映したものだ。10年たてば、光半導体の投資を飲み込んで、自己資本は積み上がる。ROEは下がり、倍率も縮む。PERが20倍近い今の評価は、成長と高ROEの両方が続くことを前提にしている。どちらかが崩れれば、割高が表に出る。

どちらに重みを置いたか

どちらにも理があるが、慎重な見方がやや強い。堀は本物で、光半導体の数量も伸びるので、確率は悲観に偏らせすぎなかった。ただし、単価の実質的な下落と固定費の重さを考えると、計画どおりの楽観より、その7〜8割の到達が最も起こりやすい。確率は楽観12%・やや楽観22%・中立32%・やや悲観22%・悲観12%とした。中立の10年後の時価総額は今を上回るが、悲観側の落ち込みを混ぜた総合は今の値段とほぼ並び、適正に出る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 5,743 円9,622 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,367 円2,291 億円)。 今の値に割り戻すと 3,894 円6,525 億円、今との差 +27.3%、 期待の年率 +8.8%(資本コスト 7.0%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 9,419 円1.58 兆円 1,884 円3,156 億円 +269.6% +14.0% 1,356 円2,272 億円
やや楽観 22% 7,807 円1.31 兆円 1,669 円2,797 億円 +209.9% +12.0% 2,085 円3,493 億円
中立 32% 6,864 円1.15 兆円 1,461 円2,447 億円 +172.2% +10.5% 2,664 円4,463 億円
やや悲観 22% 2,963 円4,964 億円 1,088 円1,823 億円 +32.5% +2.9% 891 円1,493 億円
悲観 12% 392 円656 億円 560 円938 億円 −68.9% −11.0% 114 円191 億円
加重平均100% 5,743 円9,622 億円1,367 円2,291 億円 +132.5% +8.8% 7,110 円1.19 兆円

今の株価時価総額 3,058 円5,123 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.0% を下回るほど割高。

楽観 12% 楽観:光半導体が全社の利益の4割を稼ぐ 利益 697 億円 · PER 22.6 倍 · 株価時価総額 9,419 円1.58 兆円

光半導体は、通信速度が3.2Tへ進み、共同封止光学が広がる中で、受光素子の出荷を10年で8倍強に伸ばす。単価は性能の向上で実質では下がるが、名目では今の2割ほど高い。利益率も3割台半ばを保ち、全社の利益のおよそ4割を稼ぐ。ACFは加工ACFと車載向けで数量が1割強伸び、ARFは車載の大画面に採用が広がる。ROEは20%を超え、堀を保ったまま成長を続ける。買収の対象になるなら、プレミアムが乗る分だけ上振れる。競合との差は、200G級を先に量産へ載せた経験と、ACFで培った微細接合の技術にある。10年の間にトランシーバーメーカーの調達先として定着し、顧客の集中も分散していく。大型の買収は要らず、投資は営業のお金で賄える。還元は総還元性向60%の方針を続ける。

  • 光学材料(反射防止フィルム・光学弾性樹脂):数量 360(ARF・SVR を使う機器の台数(百万台、実質・推定))× 価格 2.15(1 百万台あたりの売上(億円、名目))→ 売上 774 億円・営業利益 224 億円。数量1.20倍・価格1.37倍、利益率29.0%
  • 電子材料(ACF・保護ヒューズなど):数量 1,800(ACF を使う機器の台数(百万台、実質・推定))× 価格 0.46(1 百万台あたりの売上(億円、名目))→ 売上 828 億円・営業利益 331 億円。数量1.12倍・価格1.37倍、利益率40.0%
  • 光半導体(フォトニクス):数量 450(受光素子の出荷数(百万個、実質・推定))× 価格 2.80(受光素子 1 百万個あたりの売上(億円、名目))→ 売上 1,260 億円・営業利益 428 億円。数量8.18倍・価格1.19倍、利益率34.0%。受光素子は性能が上がっても競争で実質の単価が下がるため、物価並みには上げない

倍率:事業の純利益 697 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 21.8% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.67(moat=strong)で RONIC 16.9%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 22.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 22.6 倍。全体の PER 22.64 倍、時価総額 15,780 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:計画の延長線上で、光半導体の数量も単価も強気に置く筋書き。実績が浅いので確率は1割強にとどめた。

やや楽観 22% やや楽観:光半導体が大きな柱に育つ 利益 590 億円 · PER 22.2 倍 · 株価時価総額 7,807 円1.31 兆円

光半導体は、10年で出荷が6〜7倍になる。単価は性能の向上で実質は下がるが、大崩れはしない。利益率は3割ほどを維持する。ACFとARFは、物価並みの値上げと車載での採用で、利益を守る。10年後の全社の純利益は、今の2倍を超える。ROEは20%近くで、堀も残る。倍率は、成長の持続性が評価されて化学の中では高い水準を保つ。競合の追い上げはあるが、先に量産へ入った経験で受注を保ち、トランシーバーメーカーの調達先として定着する。顧客の集中も少しずつ分散する。大型の買収は要らず、還元は方針どおり続く。ACFでは鹿沼の新棟で能力が増え、加工ACFが利益を支える。優良さは保たれる。

  • 光学材料(反射防止フィルム・光学弾性樹脂):数量 352(ARF・SVR を使う機器の台数(百万台、実質・推定))× 価格 2.13(1 百万台あたりの売上(億円、名目))→ 売上 750 億円・営業利益 210 億円。数量1.17倍・価格1.35倍、利益率28.0%
  • 電子材料(ACF・保護ヒューズなど):数量 1,780(ACF を使う機器の台数(百万台、実質・推定))× 価格 0.46(1 百万台あたりの売上(億円、名目))→ 売上 810 億円・営業利益 316 億円。数量1.11倍・価格1.35倍、利益率39.0%
  • 光半導体(フォトニクス):数量 360(受光素子の出荷数(百万個、実質・推定))× 価格 2.70(受光素子 1 百万個あたりの売上(億円、名目))→ 売上 972 億円・営業利益 311 億円。数量6.55倍・価格1.14倍、利益率32.0%。受光素子は性能が上がっても競争で実質の単価が下がるため、物価並みには上げない

倍率:事業の純利益 590 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 19.9% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.67(moat=strong)で RONIC 15.6%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 22.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 22.2 倍。全体の PER 22.17 倍、時価総額 13,080 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:光半導体が競合に勝ち続け、ACFの堀も守られる筋書き。中立の隣として、次に起こりやすい姿だ。

中立 32% 中立:光半導体が育つが、ACFは成熟で横ばい 利益 511 億円 · PER 22.2 倍 · 株価時価総額 6,864 円1.15 兆円

光半導体は、10年で出荷が5〜6倍になる。AIの投資は山と谷を作りながら伸びるが、競合も多く、単価は実質で2割弱下がる。利益率は3割にとどまる。ACFは数量が1割弱の伸びに収まり、物価並みに値上げできるが、利益率は少し下がる。ARFは車載の採用が増えるが、パソコン向けの弱さで差し引きになる。10年後の純利益は今の1.8倍、ROEは19%ほどに落ち着く。堀は10年先も続くが、光半導体は独占ではなく、競争の中で稼ぐ事業として定着する。光半導体の競争は続くが、ACFとARFの首位は保たれる。大型の買収は行わず、還元は総還元性向60%の方針で続く。光半導体への投資は営業のお金で賄える。優良さは保たれるが、成長の質は「独占」から「競争の中の成長」へ変わる。

  • 光学材料(反射防止フィルム・光学弾性樹脂):数量 345(ARF・SVR を使う機器の台数(百万台、実質・推定))× 価格 2.11(1 百万台あたりの売上(億円、名目))→ 売上 727 億円・営業利益 196 億円。数量1.15倍・価格1.34倍、利益率27.0%
  • 電子材料(ACF・保護ヒューズなど):数量 1,750(ACF を使う機器の台数(百万台、実質・推定))× 価格 0.45(1 百万台あたりの売上(億円、名目))→ 売上 788 億円・営業利益 299 億円。数量1.09倍・価格1.34倍、利益率38.0%
  • 光半導体(フォトニクス):数量 300(受光素子の出荷数(百万個、実質・推定))× 価格 2.60(受光素子 1 百万個あたりの売上(億円、名目))→ 売上 780 億円・営業利益 234 億円。数量5.45倍・価格1.10倍、利益率30.0%。受光素子は性能が上がっても競争で実質の単価が下がるため、物価並みには上げない

倍率:事業の純利益 511 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 20.1% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.67(moat=strong)で RONIC 15.8%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 22.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 22.2 倍。全体の PER 22.23 倍、時価総額 11,360 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:光半導体の数量は伸びるが、単価の下落と競争で利益率は上がらない。本業は成熟、という最も起こりやすい姿。

やや悲観 22% やや悲観:光半導体は利益が薄く、ACFも中国勢に押される 利益 321 億円 · PER 14.6 倍 · 株価時価総額 2,963 円4,964 億円

光半導体は出荷が3倍強に伸びるが、競合の増加で単価が崩れ、利益率は2割台半ばに下がる。固定費の重さが残り、投資の回収に時間がかかる。ACFは中国勢が中位品を押さえ、数量は横ばい、単価は物価に追いつかない。ARFも、パソコン向けが弱く、利益率が下がる。10年後の純利益は、今の1.1倍強にとどまる。ROEは14%ほど。倍率も、化学の平均に近づく。光半導体で投資を回収できず、減損を迫られる局面も出る。顧客の集中が続き、1社の方針で数量が動く。還元は続くが、成長投資の枠は絞られる。ACFとARFの堀は残るので、事業の存続に疑いはないが、優良さは薄れる。

  • 光学材料(反射防止フィルム・光学弾性樹脂):数量 320(ARF・SVR を使う機器の台数(百万台、実質・推定))× 価格 1.95(1 百万台あたりの売上(億円、名目))→ 売上 624 億円・営業利益 137 億円。数量1.07倍・価格1.24倍、利益率22.0%
  • 電子材料(ACF・保護ヒューズなど):数量 1,600(ACF を使う機器の台数(百万台、実質・推定))× 価格 0.42(1 百万台あたりの売上(億円、名目))→ 売上 672 億円・営業利益 222 億円。数量1.00倍・価格1.25倍、利益率33.0%
  • 光半導体(フォトニクス):数量 190(受光素子の出荷数(百万個、実質・推定))× 価格 2.40(受光素子 1 百万個あたりの売上(億円、名目))→ 売上 456 億円・営業利益 109 億円。数量3.45倍・価格1.02倍、利益率24.0%。受光素子は性能が上がっても競争で実質の単価が下がるため、物価並みには上げない

倍率:ROE 13.9%。今の利益はそのまま残り、先で薄れるのは新しく投じるお金の稼ぎだけとみて、RONIC=k 7%+残る割合 2/3×(13.9−7.2)=11.7%、長期の成長率 g 3.75%から正当化 PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)=19.4 倍。光半導体の利益が薄く ACF も中国勢に押されるが、ROE は k を上回るので 1÷k を下限とし、14.55 倍に置いた。

確率:成長を期待された事業が、利益の薄い競争市場に変わる筋書き。半導体の循環と中国勢の追い上げを重く見て、2割強を置いた。

悲観 12% 悲観:構造的に負け、光半導体もACFも利益を失う 利益 117 億円 · PBR 0.6 倍 · 株価時価総額 392 円656 億円

光半導体では、競合に単価を崩され、増設した設備の稼働も上がらず、利益がほぼ消える。ACFでは、中国勢と別の接合技術に中位品を奪われ、数量が1割強減る。ARFも、画面の仕様が変わって需要を失う。全社の純利益は、今の4割ほどの水準にとどまる。ROEは7%で、もう優良な会社とは言えない。この場合、1割強の確率を置く。測るのは自己資本の0.6倍で、借金がないため、それ以下には下がりにくい。光半導体の失敗で投資の回収ができず、大きな減損も出る。中国勢との競争で中位品の数量を失い、顧客の集中が重くのしかかる。借金がないので財務は傷まないが、成長の物語は終わる。この場合は買収の対象になる可能性が高まるが、筋書きでは織り込んでいない。

  • 光学材料(反射防止フィルム・光学弾性樹脂):数量 270(ARF・SVR を使う機器の台数(百万台、実質・推定))× 価格 1.70(1 百万台あたりの売上(億円、名目))→ 売上 459 億円・営業利益 69 億円。数量0.90倍・価格1.08倍、利益率15.0%
  • 電子材料(ACF・保護ヒューズなど):数量 1,400(ACF を使う機器の台数(百万台、実質・推定))× 価格 0.36(1 百万台あたりの売上(億円、名目))→ 売上 504 億円・営業利益 111 億円。数量0.88倍・価格1.07倍、利益率22.0%
  • 光半導体(フォトニクス):数量 90.0(受光素子の出荷数(百万個、実質・推定))× 価格 1.60(受光素子 1 百万個あたりの売上(億円、名目))→ 売上 144 億円・営業利益 7 億円。数量1.64倍・価格0.68倍、利益率5.0%。受光素子は性能が上がっても競争で実質の単価が下がるため、物価並みには上げない

倍率:構造的な負け(光半導体の採算割れ、ACF の中位品の喪失)でもう優良ではなくなった姿。純利益は約 120 億円で ROE は 7% 弱と k に届かないので、価値は稼ぐ力(純利益÷k≒1,610 億円)の約 4 割とし、売れる資産の側から今の自己資本 1,094 億円に 0.6 倍を掛けて置いた。

確率:構造的な負けが起きる確率は1割強。光半導体の失敗と中国勢の追い上げが重なる筋書き。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

光学材料(反射防止フィルム・光学弾性樹脂)

画面の反射を抑えるARFと、画面の隙間を埋めるSVR。ノートパソコンと車載ディスプレーが主な需要。ARFは世界シェア9割超。

数量ARF・SVR を使う機器の台数(百万台、実質・推定)価格1 百万台あたりの売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 300 1.57 472 143
10 年後 中立 345 2.11 727 196

取り方:光学材料部品の売上472億円・セグメント利益143億円(有報)。ARFとSVRを使うノートPC・車載・タブレットなどの機器台数を、同社の売上と供給のシェアから3億台分と推定し、売上をこれで割って1台あたりの値を出した。数量は実質、価格は物価3%込みの名目で動かす。

電子材料(ACF・保護ヒューズなど)

画面とフレキシブル基板をつなぐ異方性導電膜ACFが中核。ハイエンドスマホのカメラモジュール向けの加工ACFが伸びる。ACFの世界シェアは約7割。

数量ACF を使う機器の台数(百万台、実質・推定)価格1 百万台あたりの売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 1,600 0.34 538 215
10 年後 中立 1,750 0.45 788 299

取り方:電子材料部品の売上667億円・利益250億円から、光半導体の推定(売上130億円・利益35億円)を引いた残りがACFなど。ACFを使うスマホ・タブレット・パソコン・車載・カメラモジュール等の機器の出荷を約22億台、同社のシェア約7割で16億台と推定し、売上で割って1台あたりの値を出した。

光半導体(フォトニクス)

データセンターの光トランシーバーに載る受光素子(フォトダイオード)。2024年に子会社を設け、800G・1.6T向けを増産中。

数量受光素子の出荷数(百万個、実質・推定)価格受光素子 1 百万個あたりの売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 55.0 2.36 130 35
10 年後 中立 300 2.60 780 234

取り方:売上は開示がない。電子材料部品が前期比10.4%増だったこと、固定費増で利益率が約27%に下がったこと、中期計画の成長領域の構成比から約130億円と推定した。個数は、800Gトランシーバーに載る受光素子(1台に8個前後)の市場のうち同社が取る分を5,500万個と置き、売上で割って単価を出した。

リスクと懸念

光半導体の単価下落と固定費の重さ

受光素子は競合が多く、数量が伸びても単価は実質で下がりやすい。恵庭の増設と新ラインで固定費が先に増えており、稼働が落ちれば利益率が一気に崩れる。今の評価は、この事業の成功をかなり織り込んでいる。今の評価は、この事業の成功をかなり織り込んでいる点が、いちばん大きな不安だ。

半導体・AI投資の循環

光半導体もACFの先のスマホも、投資や買い替えの周期で動く。AI投資が一服してトランシーバー各社が在庫を調整すれば、数量と稼働が同時に落ちる。2〜4年周期の調整が、10年の間に何度か来る。過去にも、スマホと半導体の投資の周期で、利益が大きく振れた時期がある。

顧客と販売先の集中

商社のレスターが連結売上の3割強、日東電工が1割強を占める。最終の需要先も、少数の大手スマホ・パソコン・車・通信機器メーカーに偏る。1社の採用や仕様が変わるだけで、利益が動く。相手の方針転換が、価格交渉力にも響く。

ACFとARFが画面という一つの需要に偏る

スマホの台数は頭打ちで、パソコン向けのARFは弱い。ディスプレーの方式が変わったり、画面を貼り合わせる技術が変わったりすれば、接合の需要そのものが減る恐れがある。その場合、ACFとARFの首位はあまり意味を持たなくなる。

中国勢の追い上げ

先端品の認定には時間がかかるが、中位品では中国勢がフィルムを安く出し始める可能性がある。数量を失うよりも、値崩れの形で利益を削る。10年の悲観の筋書きでは、中位品の侵食を置いた。その場合、守れるのは先端品の利益率だけになる。

開示の薄さと実績の浅さ

光半導体の売上と利益は、決算で単独に開示されていない。計画が大きく上方修正されたが、新事業のため検証できる実績が短い。数字の読み違いが起きやすい。このため、数字の読み違いを避けるために、中立の確率を厚めに置いた。

今後の分かれ目

光半導体の売上が単独で開示され、計画の7割以上で進んでいると確かめられたら
楽観・やや楽観の確率を上げてよい。ただし倍率は成長を先取りしているので、割高の幅が縮むだけで、割安にはなりにくい。
トランシーバー各社の在庫調整が始まり、光半導体の稼働が落ち始めたら
やや悲観の確率を上げる。固定費の重さから、利益率は数量の落ち込み以上に悪化する。
ACFのスマホ向け数量が下がり続け、加工ACFと車載向けの増加でも補えなくなったら
本業の堀が壊れたのではなく、需要が減っただけと判断する。中立の数量を下げ、10年の純利益を1割ほど引き下げる。
200G級受光素子で、大手の光通信部品メーカーとの競争に勝ち、量産の採用が増えたら
光半導体が独占に近い立場を築く可能性が出る。強い堀を持つ事業が二つになるので、中立の倍率を上限に近づけてよい。
中国勢のACF・ARFが、大手の画面メーカーの認定を通り始めたら
中位品の値崩れが始まる合図。10年のやや悲観・悲観の確率を厚くする。
買収や非公開化の提案が出たら
プレミアムが乗るので、短期の価値は上がる。ただし本質価値そのものは変わらない。

見ておくもの

  • 光半導体の出荷と事業利益の動き(決算説明資料。単独の開示が増えるか)
  • 恵庭・新ラインの稼働率と歩留まり
  • ACF・ARFの数量(スマホ・パソコン・車載の出荷と採用)
  • 電子材料部品の営業利益率(3割台後半を保てるか)
  • データセンター投資と光トランシーバー各社の在庫調整
  • 中期計画の進捗と、2027年3月期の通期予想(営業利益385億円)
  • 総還元性向60%の運用と自社株買い

倍率と資本コストの決め方

倍率は、ROEから式(正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g))で上限を出し、利益の質に応じて上限の85〜90%に置いた(中立・楽観)。今のPER約20倍は参照していない。資本コストは基本7.5%+quality−0.25%(循環+0.25、値決め−0.5)の7.25%。ROEがkを上回る筋書きは1÷kを下限にし、やや悲観もその付近に置いた。悲観は稼ぐ力と売れる資産で置き、過去のPBRの底からは置いていない。純現金はほぼゼロ(純有利子負債−2億円)で、余った現金は分けていない。利払いの変化は0で、純利益に足していない。金額は今の形(IFRSではなく日本基準の営業利益)でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 20.02→22.64 倍・やや楽観 PER 19.14→22.17 倍・中立 PER 18.18→22.23 倍)。

資本コスト 7.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality −0.25%(循環 +0.25、値決め −0.5)を足して 7.25%。ACF・ARF は景気で大きくは振れず無借金だが、光半導体は半導体投資の循環につながり、小型で買い手の動きにも振れやすい。光半導体の立ち上げの遅れや顧客の集中は k に足さず、やや悲観・悲観の確率と利益率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.25% → 7.00%。

同じ業種(化学)の AI 分析

割安 パーカーコーポレーション9845 自動車の車体を静かにする部材で稼ぐ小さな化学メーカー。時価総額の半分が純現金で、事業は安いが、現金が戻る保証は薄い 本質価値との差 +84.2% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 アルマード4932 卵殻膜ひと筋の通販で、広告に稼ぎを注いでいる最中。並みの利益率に戻れば、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +62.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 新田ゼラチン4977 北米撤退後の利益改善は一時の追い風でなく構造の変化で、10年の稼ぐ力に対して今の値段は低く、確率の加重では割安 本質価値との差 +61.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 三光合成7888 車の樹脂部品で稼ぐ堅実な会社。利益は最高圏で、今の値段は10年の筋書きの重みと釣り合う 本質価値との差 +61.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 ニイタカ4465 洗剤を毎日使われる消耗品として売り、保守まで抱える会社。現金の戻りを半分としても、事業の値打ちは今の時価総額を上回る。 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 関西ペイント4613 自動車と海外塗料で稼ぐ関西ペイント。厚い還元でROEが高く保たれ、10年で見ると本質価値は今の値段を2割台半ば上回り、やや割安 本質価値との差 +52.4% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 東ソー4042 市況に振れるチェーン事業を、分離精製剤・水処理エンジニアリングの先端事業が補う。10 年の価値は今の値段とほぼ並ぶ(適正) 本質価値との差 +47.3% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 株式会社ニフコ7988 自動車用プラスチック留め具で世界首位級。実質ほぼ無借金で利益は堅いが、伸びは物価並みにとどまり、値段はほぼ適正 本質価値との差 +47.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日本化薬4272 火薬の技術から生まれたニッチ部品と半導体材料、がん領域の医薬を持つ堅実な会社。物価で伸びる利益と厚い財務に、今の値段にはやや割安の余地がある 本質価値との差 +45.0% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 石原ケミカル4462 AIパッケージ向けめっき液で利益率が過去最高の小粒な優良株。ただ集中と大型投資を織り込むと、利益で測った価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +41.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 リケンテクノス4220 車の電線・医療・ラップ向け樹脂配合で稼ぐ堅実な小型株。利益は伸びるが堀は深くなく、物価込みの本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新日本製薬4931 通販化粧品の首位で、ヘルスケアが伸びる。だが広告で客を買う商売と創業家支配を割り引くと、純現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 コニシ4956 接着剤「ボンド」の国内大手。値上げと補修需要で堅く稼ぎ、純現金も厚いが、利益率は低く、住宅の縮みがゆっくり効く 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +9.4%) 割安 積水化学工業4204 住宅(セキスイハイム)の着工戸数縮小が重荷だが、自動車ガラス中間膜で世界シェア首位級の高機能プラスチックスとペロブスカイト太陽電池の芽が利益を支え、物価込みでもやや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +10.0%) 割安 タカギセイコー4242 二輪・四輪・OAの樹脂成形。稼ぎの7割は東南アジア。今の値段は10年の価値を下回る 本質価値との差 +38.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 松本油脂製薬4365 合繊の油剤とマイクロスフェアーで稼ぐ高収益の中堅。現金が厚く、本質価値は今の値段とほぼ等しい 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 KHネオケム株式会社4189 エアコン向け冷凍機油原料が稼ぎの柱の小さな化学会社。堀は強くないが空調の追い風は本物で、本質価値は今の時価総額を1割弱上回るほぼ適正 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 日油4403 防衛と医薬原料が利益を押し上げる良質な会社だが、売上の急増は工事の計上で、中身はまだ素直に伸びる段階にある 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 東邦アセチレン4093 東北のガス販売を軸に、純現金が時価総額の4割。事業は平凡で価値はほぼ適正 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 田岡化学工業4113 住友化学系の中堅化学メーカー。純現金は厚いが、今期の利益は急減。親会社の下で現金は戻りにくい 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 大成ラミックグループ4994 液体小袋のフィルムと充填機を一社でそろえる小さな堅実企業。純現金が厚く、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +33.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 旭化成3407 住宅とヘルスケアが稼ぎ、マテリアルは汎用化学に近い。資本の稼ぎは k をわずかに上回る程度で、今の値段は適正 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.0%) やや割安 北興化学工業4992 水稲の農薬と半導体向け化学品の二本立て。純現金が厚く、資本の稼ぎは資本コストをわずかに下回る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ショーエイコーポレーション9385 販促の包装と百円ショップの雑貨で稼ぐ黒子。利益率は初めて 7% に届いたが、今の値段は 10 年の稼ぎにおおむね見合う 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 トクヤマ4043 セメントを手放し半導体材料へ軸足を移す途上。稼ぐ力は伸びるが、資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ZACROS7917 液晶フィルムと詰め替え包材で世界・国内首位だが、医薬・バイオの大型投資が利益を削る。10 年で見ればやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社JCU4975 めっき薬品で営業利益率4割の優良株。ただし利益率は過去最高で、10年の本質価値は今の1割ほど下のやや割高 本質価値との差 +24.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 ハーバー研究所4925 無添加化粧品HABAの通販会社。時価総額の7割が純現金だが、新しい客が細り、財団が筆頭株主で現金は戻りにくい。値段はほぼ適正 本質価値との差 +23.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 上村工業4966 AI向けパッケージ基板のめっき薬品で稼ぐ高収益の会社。ただ利益率は山にあり、10年の本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +23.8% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ステラケミファ4109 半導体用フッ酸で国内首位格の小粒な素材株。10年先で測ると強気と慎重がほぼ釣り合い、今の値段は適正圏 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 石原産業4028 利益の4分の3を農薬が稼ぐ。2026年3月期は欧州の特需で膨らんだ山で、酸化チタンの立て直しも途上。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 イサム塗料4624 自動車補修用塗料の老舗。金融資産が時価総額の2倍あるが、創業家の下で眠り、10年では適正圏 本質価値との差 +22.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 三菱ケミカルグループ4188 稼ぎ頭は 50.6% 保有の日本酸素 HD。化学本体は構造改革中で借金も重く、10 年の価値は今の値段に対しおおむね適正 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 日本カーバイド工業4064 反射シートで世界3割を握る素材メーカー。利益の偏りと計画の未達が重く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +22.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 未来工業7931 電気配線の資材で職人の手間を減らす堅実な会社。現金は厚いが、価格改定で上がった利益率が戻る途中で、いまの値段は適正圏 本質価値との差 +21.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 日東電工6988 HDD基板の独占と核酸医薬の仕込みは強く、偏光板の競争を踏まえても、利益で測った本質価値は今の値段とほぼ並び適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 日本精化4362 海外の化粧品用油剤と医薬用の脂質で利益は伸びるが、小さな原料メーカーで値段の揺れも大きい。資本コスト7.75%で測ると今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 KIMOTO7908 時価総額は手元の現金を下回る。稼ぐ力が資本コストを超えれば、現金だけで価値の半分近い 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 アイカ工業4206 国内の化粧板は強いが、利益の薄い接着剤が全体を重くし、インド買収の成否が10年の伸びを分ける 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ムトー精工7927 樹脂成形の一貫生産で車載とカメラが好調。配当は厚いが、稼ぐ力は資本コストの手前 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニックス4243 複写機の留め具と基板のラックを作る横浜の小さな部品メーカー。時価総額に近い現金を抱えるが、配らず積むので値打ちは半分しか届かない 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 サカタインクス4633 海外の包装インキで稼ぐ堅実な会社。借金は軽く、10 年の伸びは物価に少し足す程度で、値段は素直に安い側にある 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ADEKA4401 五つの事業が支え合う堅実な会社。AI 向け半導体材料の追い風はあるが、ROE が低く、安全域は厚くない 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 永大化工7877 純正フロアマットの専業に近い小さな会社。電気自動車でもマットは要るが、値下げ要請で利益率は 5% 前後にとどまり、厚い現金の戻り方が価値を決める 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 日本ゼオン4205 COP で稼ぐ素材会社。ゴムの縮小が先に進み、成長の果実は新工場が動く 2028 年度後半以降。10 年の価値は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 日本酸素ホールディングス4091 米国・アジアの投資回収待ちと純負債の重さはあるが、強い堀を織り込んだ資本コスト7%で測ると、物価込みでやや割安 本質価値との差 +17.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 タイガースポリマー4231 ホンダ向けが4割強のゴムホース・成形品メーカー。厚い純現金が価値を支えるが、稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 大伸化学4629 シンナー国内最大手。利益は薄いが無借金で現金が時価総額の8割。事業は市況頼み、現金の戻り方が値打ちを決める 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 南海化学4040 苛性ソーダの関西メーカー。土地売却で身軽になり、今の値段は10年の稼ぎにほぼ見合う 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイセル4202 樹脂とインフレータは伸びるが、借金と減損の癖が重い。中立の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ナトコ4627 塗料・溶剤再生・電子材料の三本柱。現金は厚いが、使い道は買収と工場の建て替えで先に埋まっている 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 恵和4251 液晶の光拡散フィルムで世界の上位。純現金は時価総額の 4 分の 1 だが、有機 EL への置き換えと中国勢で利益率は下がり、適正 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 巴川コーポレーション3878 車載向け半導体テープという良い芯はあるが、トナーの縮みと借入の重さで全体は並の会社 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 日本特殊塗料4619 車の静けさを支える中堅メーカー。利益の4割は合弁の持分で、ROEは資本コスト並み。本質価値は今の値段をやや下回り、割高寄りの適正 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 ロンシール工業4224 稼ぎは地味だが、時価総額の7割近くが純現金。ただし親会社の影で現金は戻りにくい 本質価値との差 +13.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 東洋紡3101 稼ぎの芯は液晶と半導体向けの高機能フィルム。借金が重く、10 年の見通しを織り込んでも今の値段はやや割高 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 DIC4631 インキと顔料で世界首位だが利益率は薄い。AI半導体向け樹脂で今期は急伸しても、山に近く今の値段は先を織り込みすぎと見る 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 日本パーカライジング4095 自動車の塗装下地に強い表面処理の老舗。厚い現金が下値を支えるが、成長は物価並みにとどまり、値段はほぼ適正か、やや高め 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 富士フイルムホールディングス4901 複合機をパーシャル・スピンオフで株主に分け、医療と半導体材料に集中。利益ベースの PER で測ると 10 年の本質価値は今の値段にほぼ並び、適正 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 丸東産業7894 九州の食品包材の老舗。値上げで利益は戻ったが、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ミライアル4238 ウェーハ容器で世界上位の地位はあるが、ROE が資本コストに届かず、利益で測った本質価値は今の時価総額の約 8 割でやや割高 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社ジェイエスピー7942 発泡プラスチックの専業で、北米の自動車向け ARPRO が稼ぎ頭。大株主が約半分を握る地味な会社で、利益の質を考えると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 大倉工業4221 包装フィルムの安定に、大型液晶用の光学フィルムという一本足の成長が乗る。値段は事業の実力とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 児玉化学工業4222 買収で売上が 5 倍になった樹脂と金属の部品メーカー。一過性の利益を除くと稼ぐ力は薄く、電動化とスポンサーの売り下がりが重い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) 適正 クラレ3405 世界首位級の素材を持つが、積み上げた資本の稼ぎが細い。利益が戻っても ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 東リ7971 床・壁・カーテンの内装材を手掛ける東リ。原料高と賃上げで利益は一度へこむが、還元の厚さが支え、物価込みの値段はほぼ妥当 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フマキラー4998 東南アジアが稼ぎ頭、国内は赤字。結論は やや割高 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 扶桑化学工業4368 半導体研磨材のほぼ独占企業。事業は一級だが、10 年の本質価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 日華化学4463 繊維薬剤の海外好調と非フッ素の追い風で利益は急伸中だが、ROE は資本コストに届かず、10年先の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 大日本塗料4611 橋や鉄塔の重防食塗料に強い中堅。利益の半分を稼ぐ蛍光灯が消え、買収した神東塗料の再建も道半ば。10年の本質価値は今の時価総額を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 藤倉化成4620 自動車部品用の塗料とアクリル樹脂の会社。本業の利益は薄いが現金は厚く、稼ぐ力が資本コストに届かないぶん、今の値段は妥当な範囲 本質価値との差 +8.2% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大日精化工業4116 色をつくる老舗で、利益は急回復の途上。ただし資本の効率が低く、値段の安全域は厚くない 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 太陽ホールディングス4626 ソルダーレジストの世界首位は本物だが、過去最高の利益は山の高さ。本質価値は時価総額(KKRのTOBもほぼ同水準)を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大阪ソーダ4046 世界首位級の医薬精製材料が稼ぎを押し上げる強い会社。ただ、先の成長を織り込んだ今の値段は割高寄り 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 OATアグリオ4979 海外で稼ぐ農業資材の優良中堅だが、自己資本の積み上がりでROEは薄まり、今の値段はやや先を行く 本質価値との差 +7.2% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 住友精化4008 稼ぎの 8 割が紙おむつ用の吸水性樹脂で、今の利益は為替と原料安の追い風を含む。余った自己資本を会社自身が動かし始めた 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 堺化学工業4078 MLCC 向け電子材料は伸びるが、他の事業が薄利で資本効率が低い。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本農薬4997 農薬の専業で海外が 7 割。親会社 ADEKA が過半を握る上場子会社で、資本の稼ぎは資本コストをわずかに上回る程度。今の値段は適正 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東洋合成工業4970 PAGで世界首位の黒子。投資の回収期に入るが、利益率の低さと借金を見ると本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ダイキョーニシカワ株式会社4246 マツダ頼みの内外装樹脂部品メーカー。利益率が低く資本コストに届かないため、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 テイカ4027 導電性高分子薬剤と医療用の圧電が育つ一方、汎用酸化チタンの赤字が重い。回復を織り込んだ値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ラサ工業4022 半導体の洗浄に使う高純度リン酸で世界首位をうたう素材会社。稼ぎは本物だが、新工場の重さと今の値段の高さが気になる 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 アサヒペン4623 家庭用塗料の老舗が買収で売上を足すが、自己資本の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 共和レザー3553 車の内装表皮では国内の雄だが、稼ぐ力が細り、今の値段は回復をやや先取りしている 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋ドライルーブ4976 部品に塗る潤滑の膜で地道に稼ぐ小さな職人企業。資本の稼ぎが資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 artience4634 印刷インキから電池材料へ賭けを広げた会社。利益は戻りつつあるが、10 年で見れば今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 天昇電気工業6776 内外装の樹脂成形で食べる老舗。資産は厚いが稼ぐ力は薄く、顧客が値段を握る。10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日本曹達4041 農薬と機能材は堅いが、資本が厚く稼ぎが薄まる。値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ユニ・チャーム8113 アジアの紙おむつとペットケアが伸びの軸だが、中国の風評被害で今の利益は落ち込み、10年で見ても本質価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 片倉コープアグリ4031 肥料の工場を 15 から 9 に絞る途上の会社。不動産の含み益は厚いが、稼ぐ力は薄く、今の値段は適正の少し上 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大阪有機化学工業4187 ArF レジスト原料で世界の 7 割を握る良質なニッチ企業。ただ利益は半導体ブームの山にあり、今の値段は先の伸びを織り込みすぎている 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 フクビ化学工業7871 住宅の断熱材・床材を主力とする樹脂建材の老舗。現金は厚いが、稼ぐ力が薄く、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 UBE4208 稼ぐ柱は機能品に絞られるが、借金が時価総額に迫る。事業の組み替えの途中で、今の値段にはやや割高感がある 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アキレス5142 赤字から立ち直った素材・靴の老舗。医療と半導体向けの利益は本物だが、続くかが問われる 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社バルカー7995 半導体向けの高機能シールで稼ぐ堅実な会社だが、予想が山の利益に寄っていて、10 年の見立てでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本高純度化学4973 金めっき薬品の本業は小さく、時価総額の大半は保有株と現金。AIの追い風を入れても、本質価値は今の2割余り下 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 竹本容器4248 化粧品容器の標準ボトルで短納期を売る専業。財務は堅いが、利益率は低く、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 信越ポリマー7970 半導体ウエハー容器が利益の柱の親子上場会社。稼ぐ力は着実だが、10年で見ても今の値段には届かず、やや割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 株式会社コーセーホールディングス4922 厚い現金と高級ブランドを持つが、利益率は 5% 台で、稼ぐ力に対して今の値段は高い。北米の tarte が伸びても国内は人口減で、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 セントラル硝子4044 半導体ガスが稼ぎ、電池とガラスが足を引く。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 川口化学工業4361 タイヤを支える地味なゴム薬品の専業。利益は戻ったが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.7% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ウルトラファブリックス・ホールディングス4235 ポリウレタンレザーで、自動車・家具・航空機に売る。借金が重く、利益率が振れ、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 高圧ガス工業4097 ボンベ配送という堅い事業だが、資本の稼ぐ力が資本コストに届かず、厚い現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 四国化成ホールディングス4099 AI 向けの半導体材料が利益を押し上げる良質な会社だが、今の値段は 10 年先の成長まで先に払っている 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 保土谷化学工業4112 有機 EL 材料が利益の柱で成長力は本物。だが顧客は偏り、買収と投資で借金が増え、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 群栄化学工業4229 電子材料に強い樹脂メーカーだが、厚い自己資本が稼ぐ力を薄め、安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 旭有機材4216 半導体向け樹脂バルブの強みは本物だが、好況をほぼ織り込んだ値段で、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 トリケミカル研究所4369 半導体の薄膜材料で一流の会社だが、資本がたまってROEが落ちる。本質価値は今の時価総額の約3分の2で割高 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 東亞合成4045 電解とアクリルの重い土台に、半導体・車載・下水道の伸びが乗る。ただ資本が重く稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は高め 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 デンカ4061 稼ぎの柱は電子材料と診断薬。汎用品と借金が重く、10年の資本効率は資本コストに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 スガイ化学工業4120 農薬の中間物を請け負う和歌山の化学会社。資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに遠く及ばない 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 森六4249 樹脂部品の買収で売上は大きく膨らむが、利益率の低さは変わらず、今の値段を支えるには力不足だ 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 三菱瓦斯化学4182 半導体基板材料BT樹脂は堀が深いが、会社の大半は商品化学。利益で測ると本質価値は今の時価総額の7割強で、やや割高 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 日産化学4021 液晶配向膜と半導体 ARC で寡占的シェアを持つ高 ROE 企業。堀は強いが今の値段は先を織り込みすぎで、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 日本ピグメントホールディングス4119 車や家電のプラスチックに色を付ける下請け。資産は厚いが稼ぎは薄く、値段は適正圏 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 有機合成薬品工業4531 アミノ酸・化成品・医薬中間体の小さな化学メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は適正か割高寄り 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 サンケイ化学4995 鹿児島の農薬の専業。南の産地の殺虫剤が稼ぎ頭で財務は堅いが、利益は薄く還元も細い。今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 エスケー化研株式会社4628 国内の建築仕上塗材で最大手級の無借金企業。資産が重く稼ぎが伸びず、10年の本質価値は今の時価総額を下回りやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東京応化工業4186 フォトレジスト世界首位・EUVも首位級だが、利益ベースの本質価値は今の時価総額の7割弱で、AI超成長の大半を織り込んだ割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 アトミクス4625 道路の白線を塗る塗料の中堅。純現金は厚いが、本業の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ポバール興業4247 工場の搬送ベルトに樹脂を貼る名古屋の加工屋。利益率は高いが規模が小さく、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +5.5%) やや割高 昭和化学工業4990 珪藻土を掘ってビールのろ過材にする老舗。需要は堅いが伸びず、稼ぎは資本コストに届かない。やや割高と見る 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ペイントホールディングス4612 M&Aで世界最大級に伸びた塗料会社。買収の重い負債とkをわずかに超えるだけのROEで、利益ベースの本質価値は今の値段を3割ほど下回り割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 日本色材工業研究所4920 口紅やパウダーを大手ブランドの名前で作る受託の老舗。工場は育ったが、借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が削られる 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 綜研化学4972 液晶向け粘着剤で稼ぐ堅実な会社だが、利益の伸びは物価並みで、筆頭株主との対立が価値を動かす 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 高砂香料工業4914 稼ぎの源はアジア、日本と欧米は薄利。資本コスト 7.6% に届かない利益率では、今の値段は適正に近い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 荒川化学工業4968 松やにから作る樹脂が出発点の老舗。改革は筋が通るが、稼ぐ力が資本コストに届くまで長く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東邦化学工業4409 界面活性剤と半導体向け樹脂の中堅。伸びる芽はあるが、利益率は薄く借金が重い。今の値段は事業の稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ハリマ化成グループ4410 松やにの化学で売上1,000億円を超えた会社。稼ぐ力は薄く、借金が株主の取り分を削る 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 日本デコラックス7950 化粧板の老舗で、金融資産が時価総額とほぼ同じ。下値は堅いが、大株主に現金が出てこない前提では価値はやや割高 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 住友化学4005 石化縮小・医薬の重荷を農薬と半導体材料が支えるが、借金が重く資本コストも高い。今の値段に対し割高 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 信越化学工業4063 半導体ウエハーと米国塩ビの二本柱は強いが、強い堀として利益で測っても、ROE1割の本質価値は今の時価総額の7割台半ばでやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 カーリット4275 推進薬原料を国内で独占する堅実な会社だが、増産を借金で進める間は資本の稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本触媒4114 SAP世界首位級だが稼ぎは薄い。電池・電子材の実りは先で、今の値段は回復を先に払いすぎ 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 サンエー化研4234 直近の急回復で、今の値段は割安に見える。ただ素材の加工業で、利益率が高いままとは限らない 本質価値との差 −14.6% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社有沢製作所5208 スマホ用FPC材料が稼ぎの主役で、AI基板と水処理が伸びても10年の本質価値は今の時価総額を3割余り下回る 本質価値との差 −15.5% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社ノエビアホールディングス4928 対面販売で高い利益率を保つ堅実な化粧品会社。ただ物価込みでも利益は伸び悩み、今の値段は割高とみる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 第一工業製薬4461 AI サーバー向け樹脂と電池材料で利益が 2 年で 5 倍になった京都の老舗。稼ぐ力は本物だが、10 年先まで先取りした値段は割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 花王4452 日用品の値上げ力と化粧品の立て直しで、物価込みの利益は名目で伸びる。ただし資本コスト7.0%・強い堀の利益ベースの PER で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 日本化学工業4092 クロム唯一の国内メーカーで MLCC 材料が伸びるが、資本が余り ROE が資本コストを下回る。今の値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −16.4% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 積水樹脂4212 道路の防音壁と交通安全を押出成形で支える堅実な会社。利益率が戻る道は見えるが、ROE が低いまま増える内部留保が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 三洋化成工業4471 立て直しは進むが、稼ぐ力は資本コストにまだ届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 レゾナック・ホールディングス4004 半導体材料へ総入れ替えした構造改革は本物だが、積み直した本質価値は今の時価総額の6割台半ばにとどまり割高 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 カネカ4118 塩ビの重さが利益を削り、資本の稼ぎは資本コストに届かない。多角化の成果が出る前に、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 長谷川香料4958 良い会社だが、資本を寝かせすぎて稼ぎの割に値段が高い。10年で測るとやや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アース製薬4985 虫ケアの首位は本物だが、売上が増えても利益が付いてこなかった会社。10年の利益で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 マナック・ケミカル・パートナーズ4360 受託合成と難燃剤が同時に持ち直し、足元は急回復。ただし全社費用が重く、10年の稼ぎは割高側 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 エステー4951 消臭力は強いが、20年ヒットが出ていない。厚い現金も使い道が定まらず、10年では物価の伸びをなぞるだけで、やや割高 本質価値との差 −19.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 丸尾カルシウム4102 100年続く炭酸カルシウムの老舗だが、本業はほぼ稼がず利益は持ち合い株の配当頼み。帳簿の安さほど価値はない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メック株式会社4971 AI向けパッケージ基板の薬品で利益率3割の優良株。ただ利益率は過去最高の山で、10年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る割高 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 新日本理化4406 油脂と石化の中堅化学。利益率は薄く、資産の割に稼げないため10年では割高 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コタ4923 美容室だけに売る専売ヘアケアで、27年増収の堅い会社。ただ利益率は山を過ぎ、今の値段は将来の利益を先取りしてやや割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 レック7874 百円ショップ向け日用品の安定した稼ぎ頭だが、大口顧客への依存と重い借金が重く、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エア・ウォーター4088 国内産業ガス2位の堅い土台に、不正会計と海外の失敗が重なった。利益の質を割り引くと、回復を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 積水化成品工業4228 発泡プラスチックの老舗は欧州の赤字を断ったが、借入が重く、利益の戻りは緩やかで今の値段は高い 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ダイトーケミックス4366 半導体材料などの受託製造で堅実に伸びるが、利益率が薄く ROE も低い。利益で測った本質価値は今の時価総額の約 6 割で割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ニチバン4218 ケアリーヴが首位に立つ粘着テープの老舗だが、稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い現金を足しても物価込みで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ライオン4912 ハミガキ首位の安定収益はあるが、利益率が低く伸びも緩い。余った現金を分けて測っても、今の値段はやや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 中国塗料4617 船舶塗料で世界2位の借金なし企業。益率が過去最高圏にある今の値段は、10年の利益で見ると4割近く先走っている 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 クレハ4023 ラップが稼ぎ、電池材料は投資の回収が遠い。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 神東塗料4615 大日本塗料の子会社として再建中の中堅塗料。中計の利益11億円は過去に例のない水準で、届いても資本コストに見合わず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アイビー化粧品4918 訪問販売の化粧品会社。黒字には戻ったが販売網は細り、優先株が先に取る。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社エフピコ7947 食品トレーの国内最大手。値上げと再生トレーで稼ぐ力は強いが、新素材への大型投資が資本効率を下げ、物価込みでは割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ミルボン4919 美容室専売の強いブランドは10年先も残るが、利益率の回復と海外の黒字化を織り込んでも、今の値段は事業の価値を上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 住友ベークライト4203 半導体封止材で世界シェア4割、京セラ買収で規模は拡大。稼ぐ力は資本コスト止まりで、本質的な値段は今の5割強にとどまる 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 三和油化工業4125 廃溶剤を資源に変える許可制の事業。新工場の投資と相場の波で、今の値段は10年の価値を上回る 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 関東電化工業4047 半導体ガスの回復で利益は急回復中。ただし稼ぎは資本コストをやっと超える程度で、今の値段は好況の長続きまで織り込む 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 I-ne4933 広告を厚く打って売上は2割伸びるが、利益はまだ細い。社長の統治問題と上場区分の猶予も重く、利益で測った本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アクシージア4936 中国の消費者に日本の美容ドリンクを売る会社。広告の高騰と地元ブランドに押され、稼ぐ力の回復が見えず割高 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 クミアイ化学工業4996 稼ぎ頭の除草剤にジェネリックが入り、利益は物価ほども伸びない。資本の稼ぎも資本コストに届かず、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 東京インキ4635 印刷インキの老舗から化成品の会社へ移行中。利益は戻っているが、ROE5%台では今の値段に届かない 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 日本化学産業4094 受託の終わりで利益は谷へ。小粒の金属薬品屋が厚い現金を投資に回す途中で、今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 資生堂4911 米州・中国の揺れと構造改革の代償で2期連続の最終赤字。ROEは資本コストを下回るが、2030年戦略の立ち上がりは計画を上回るペースで進む 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 大阪油化工業4124 化学品の精製を請け負う小さな職人集団。技術はあるが成長は遅く、現金は創業家の判断の中にある 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 旭化学工業7928 工具と車の樹脂部品を請け負う小さな工場。現金と土地は厚いが、利益が出ない。今の値段は事業の稼ぎを上回る 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 三井化学4183 機能材 3 本柱は育つ途中で石化の重みが残り、借金も重い。資本コストを稼げず、10 年の価値は割高 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 北の達人コーポレーション2930 広告で需要を買う通販の会社。今の利益に対し、期待が先に走っている 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 チタン工業4098 化粧品と電池に向けた小さな粉の会社。素材は面白いが、借金が重く稼ぐ力は細い。今の値段は高い 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ポーラ・オルビスホールディングス4927 ポーラ・オルビス HD は、稼ぎ頭がポーラからオルビスに移り、ポーラの販売員は 3 年で 4 割減った。稼ぐ力に比べて今の値段は高く、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −39.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 多木化学4025 肥料と水処理薬剤の複合メーカー。財務は堅いが資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段には余裕がない 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ヤマト モビリティ & Mfg.7886 樹脂成形とかご台車の会社が EV トラックに賭ける。純資産は薄く、借金の約束が先に効く 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 戸田工業4100 赤字の連続から黒字へ戻りつつあるが、借入は自己資本の約2.8倍。回復を織り込んだ値段は高い 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 第一稀元素化学工業4082 排ガス触媒の素材で稼ぐ堅実な会社だが、利益の水準に対して今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −44.3% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 ソフト99コーポレーション4464 半導体の洗浄部材が利益の半分を稼ぐ二本柱の会社。ただ、非公開化の買い取り額は、稼ぐ力から割り出した本質価値をかなり上回る 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 細谷火工4274 防衛省向けの発煙筒・信号弾と火薬庫の賃貸。利益率14%の堅いニッチだが、規模が小さく今の値段は高い 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 小林製薬4967 紅麹事件の傷が残り、利益の戻りは遅い。相場は元の稼ぐ力への復帰を先取りしており、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 シーボン4926 直営サロンで肌の手入れと化粧品を売る中堅。回復は始まったが、家賃と人件費の固定費が重く、稼ぐ力は資本に見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 クラスターテクノロジー4240 微細な樹脂部品と国内一貫の成形碍子に技術はあるが、今の値段は利益の40倍台で伸びを先取りしすぎている 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 伊勢化学工業4107 ヨウ素の値段が 2021 年の約 2 倍という好況を、10 年先まで延ばして見るのは危うい。稼ぐ力は本物だが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 フジプレアム4237 売上の増加を会社が予想する一方、利益の厚みは薄い。時価総額93億円は、予想の純利益の30倍超を前提にしている 本質価値との差 −58.8% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アテクト4241 食品検査用シャーレが稼ぎ頭の小さな化学会社。半導体向けは細っていく側で、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 アジュバンホールディングス4929 サロン専売のブランドは10年縮み続けた。手元の現金は厚いが、事業の稼ぎは今の値段を支えない 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 ケミプロ化成4960 紫外線吸収剤の小さな専業。BASFとの契約は強みだが、稼ぐ力が小さく今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −78.1% · 10 年 割高(年 −7.7%) 割高 リベルタ4935 ヒット商品頼みのファブレスの日用品会社。赤字と借金が重く、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −11.6%)

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読んだ資料

  1. デクセリアルズの26年3月期決算と中期計画の上方修正(電波デジタル)
  2. デクセリアルズ 事業の概要(セグメント・主要顧客)
  3. デクセリアルズ、電子材料3製品で世界シェア首位(電波デジタル)

分析日 2026-10-18