株譜
AI 銘柄分析 · 機械 · 試作

株式会社サトー 6287

ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,368 円767 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,709 円877 億円差 −12.6%
10 年後から見ると やや割高 価値 2,368 円767 億円 · 差 −12.6% · 期待の年率 +5.4%
期待の年率リターン(10 年)+5.4%資本コスト比 −2.6 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

サトーは、値札やバーコードを印字するラベルプリンターと、そこに使うラベル・リボンの会社だ。国内では出荷台数で首位とされ、売上の約半分を海外で稼ぐ。筆者の結論はやや割高。事業は堅いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は経営計画の達成をかなり織り込んでいる。

稼ぎの土台は消耗品だ。売上の 6 割ほどがラベルやリボンで、プリンターを一度入れれば買い足しが続く。景気が崩れても需要は落ちにくく、事業の下値は固い。

弱いのは儲けの厚みである。営業利益率は 10 年を通して 5〜8% に収まり、ROE の中央値は 6% 台だ。国内の利益はピークの 4 分の 1 まで落ち、いま戻る途中にある。海外の利益はロシア子会社に偏る。

会社は 2029 年 3 月期に営業利益 157 億円、ROE 10.2% を掲げる。筆者は、これに近い形で進んでも、10 年後の値打ちが今の時価総額を割ると見る。名目の利益は物価で伸びるが、新しく投じる資金の稼ぎが薄く、倍率が上がらないからだ。

中立の筋書きでは、10 年後の時価総額は今とほぼ同じにとどまる。割り引いた総合の差はマイナス 26%、やや割高である。今の値段で買う人は、利益率が計画を超えて 10% に乗る楽観の筋書きに賭けていることになる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、「悪くない会社だが、安く買える会社ではない」というのが答えだ。

オーナー利益(再投資を引いた株主の取り分)は薄い。営業利益率は 7% 前後で、利益のおよそ半分が税や少数株主、利息に消える。ROE は 6% 台と、資本コスト 8% に届かない。ためた利益は、額面を下回る価値でしか評価できない。

良い点は安全域が厚いことだ。消耗品が売上の 6 割を占めるので、景気の悪い年でも利益が大きくは崩れない。純現金があり、借入に追われる心配も小さい。事業が突然なくなる恐れは小さく、10 年後も事業は残る。

気になるのは、利益の質だ。ロシア子会社は、会社の営業利益の 2 割近くを稼ぐとみられるが、会社自身が「出来過ぎ」と言う。接収や送金の制限が起きれば、一度に飛ぶ。国内の回復も、価格改定と営業の評価制度を変えた効果がどこまで続くか、まだ見極めの途中だ。

経営の資本配分は、これから試される。会社は事業投資を 7 割とした。新領域(血液 SCM・デジタル製品パスポート)が、資本コストを超える稼ぎを生むかが焦点になる。計画どおりに利益率が 8.4% に届くなら、ROE は 10% に乗る。ただし、これは過去 10 年で一度も届いていない水準である。

値段との関係では、今の PBR は 1 倍をわずかに上回る。10 年の筋書きを確率で重ねると、期待は今を下回る。筆者なら、計画の達成を確認してから値段を考える。

何で稼ぐ会社か

サトーの本業は「モノに情報を貼る」ことだ。商品名や価格、製造日、ロット番号を、ラベルに印字して貼る。そのためのプリンター、ラベル、リボン、読み取りの機器、RFID(電波で読むタグ)、保守までを一式で売る。会社は自動認識ソリューション事業と呼ぶ。

売上は商品別に、プリンターなどの機械が約 4 割、ラベルなどの消耗品が約 6 割である(2022 年度)。機械を入れた顧客は、使うたびにラベルとリボンを買う。この消耗品の積み上がりが、利益の土台になる。

2026 年 3 月期の売上は 1,634 億円、営業利益は 110 億円だ。国内が売上 850 億円で、利益の約半分を占める。海外は売上が 780 億円ほどで、ラベルの現地生産と販売会社を持つ「ベース事業」と、現地の主力を絞って稼ぐ「プライマリー専業」に分かれる。ロシア子会社は後者に入るとみられる。

顧客は小売・食品・物流・製造・医療である。値札や出荷ラベルは、数が出るほど現場に定着し、プリンターの買い替えより消耗品の継続購入が稼ぎを決める。

会社は新しい柱も育てている。血液バッグを個別のIDで管理する仕組み、使い終わった製品を追跡するデジタル製品パスポート(欧州が 2026 年から順次導入する規制対応)、物流のデジタル化である。どれも 2030 年に売上 100 億円規模を狙う段階で、いまの利益にはほとんど効いていない。

優良さと弱いところ

優良さは「中の上」と見る。堅さはあるが、強さは限られる。

良い点は 3 つある。第 1 に、消耗品の継続購入で、景気の谷でも売上が崩れにくい。第 2 に、国内で出荷台数首位という足場がある。機器とラベルの仕様が現場に入り込むと、替えるのに手間がかかる。第 3 に、実質的な無借金で、純現金が 144 億円ある。

弱い点は儲けの薄さだ。営業利益率は 10 年で 5〜8% にとどまり、厚みのある稼ぎ方にはなっていない。プリンターは競合が多く、ラベルも汎用化しやすい。値上げは通るが、物価を超えて上げ続けるのは難しい。

海外の足元にも不安がある。世界での販売金額は 2 位とされるが、海外のシェアは国内ほど高くない。買収で広げた海外販社の採算にばらつきがあり、会社自身が「改善対象販社」を挙げて整理を進めている。

経営の課題は、利益の質と資本の使い方だ。国内の営業利益は 2019 年 3 月期の 70 億円から 2024 年 3 月期の 17 億円まで落ち、2026 年 3 月期にようやく 54 億円まで戻った。ロシア子会社の利益を会社自身が「出来過ぎ」と認め、実力は利益率 10% 台半ばと話している。今の利益の一部は、続く保証のない稼ぎである。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

ラベルプリンターの世界市場は、バーコードプリンターで約 47 億ドル、熱転写ラベルで約 33 億ドルとされる(複数の調査会社の推計)。成長は名目で年 4〜6% と見られ、物価を除けば 1〜3% ほどだ。大きく伸びる市場ではなく、安定して続く市場である。

追い風は 3 つある。小売や物流で、個々の荷物や商品を追跡する流れが強まっている。医療では、血液や検体を一つずつ管理する需要が出てきた。欧州では、製品の履歴を残すデジタル製品パスポートの規制が始まる。いずれもラベルと RFID の需要を広げる。

向かい風もある。小売では電子棚札が広がり、値札の紙が減る。RFID は、バーコードのラベルを置き換える可能性がある。サトーは RFID にも力を入れているが、ラベルの単価が高くなる一方で、読み取りの機器やシステムの競争は激しくなる。

競合の顔ぶれは、世界首位の米ゼブラ・テクノロジーズ(売上は年 54 億ドル規模で、産業用ラベルプリンターのシェアは約 2 割とされる)、東芝テック、米ハネウェル、台湾のTSC、ブラザーである。ゼブラは読み取り機やモバイル端末まで一式で売るため、顧客の取り合いで強い。

国内は成熟し、人口減と省人化で数量は横ばいから微減と見る。海外のほうが市場は大きく、伸びる余地がある。ただし、サトーが取れるのは、ゼブラやTSCとの差別化がきく用途(食品・医療・製造の現場)に限られる。会社の計画も、国内と海外ベースの売上はほぼ横ばいで、増えるのは新領域の分が中心だ。

資本政策と M&A

資本の使い方は、守りから攻めに切り替わる途中だ。中期経営計画(2025〜2028 年度)で、会社は営業のお金 550 億円と借入 150 億円、合わせて約 700 億円を回す。うち約 7 割を設備と買収・出資に、約 2 割(100〜200 億円)を株主還元に充てる。

配当は累進配当(減らさず、増やしていく)の方針だ。2026 年 3 月期の配当性向は 48.5% だったが、利益が戻る 2027 年 3 月期は 35% に下がる見通しである。2026 年 8 月には、20 億円を上限とする自社株買いも決めた。時価総額の 2% ほどで、資本効率を動かすほどの規模ではない。

買収は「隣接領域で、すでに事業になっているもの」に絞るとした。過去の海外買収は、外部の調査では国内ほどのシェアに結びついていないと指摘される。再び大型の買収に出るなら、その成否が 10 年の利益を左右する。

株主構成は、信託口が約 13%、公益財団法人が約 11% である。個人の大口は 3% に届かず、財団が大きな安定株主になっている。買収される側になる確率は低くない(kabufu の推計で 10 年以内に約 18%)。ただし、筆者は筋書きの確率には混ぜていない。

会社は PBR 1 倍以上を目標にしている。裏を返せば、今の値段が資本コストを超える稼ぎをまだ織り込めていない、と会社自身が認識している。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

国内の回復はまだ途中だ。2019 年 3 月期に 70 億円あった国内の営業利益は、2024 年 3 月期に 17 億円まで落ちた。それが 2026 年 3 月期には 54 億円まで戻った。価格改定が通り、営業の評価を利益基準に変え、販管費も絞っている。旗艦の新型プリンターが 2026 年 1 月から出ており、機械の入れ替えが進めば、ラベルとリボンの売上が積み上がる。国内の利益率 6.2% という会社の目標は、低すぎるくらいだ。

海外は伸びしろが大きい。世界の市場は国内の 2 倍以上あり、筆者の推計ではサトーの海外ベースのシェアはまだ 5% ほどだ。会社は海外のラベル生産能力を増やし、採算の悪い販社は整理している。選別が済めば、利益率は 8% 台から 10% に近づく。

新しい領域も効く。血液バッグの個別管理は、市場の規模が 1 兆円とされ、会社は 2030 年に売上 100 億円を見込む。欧州のデジタル製品パスポートの規制は、ラベルの数も単価も押し上げる。会社の計画(2029 年 3 月期に営業利益 157 億円、ROE 10.2%)が実現すれば、PBR 1 倍はむしろ割安に映る。自社株買いも始まり、資本効率を意識した経営に変わった。

慎重な見方

利益の厚さが足りない。営業利益率は 10 年で 8% を超えたことがなく、さかのぼっても最高は 9.3% だ。会社の目標(8.4%)は、直近 10 年の最高を上回る数字である。ROE の中央値は 6% 台で、資本コストを 10 年のあいだずっと下回ってきた。

利益の足場も揺れている。ロシア子会社は 2025 年 3 月期の営業利益が 35 億円と、全社の 3 割近くを占めたが、会社自身が「出来過ぎ」と認め、2026 年 3 月期の計画は 20 億円に落ちた。制裁や送金の制限が強まれば、この利益は消える。海外ベース事業も、「改善対象」の販社を抱えたままだ。

競争は厳しい。ゼブラはプリンターから読み取り機、クラウドまで一式を売り、世界のシェアも大きい。台湾や中国のメーカーは安いプリンターで攻めている。ラベルは汎用品に近く、値上げは物価に追いつくのがやっとだ。電子棚札や RFID は、紙の値札とバーコードのラベルを置き換えうる。

会社の計画にも疑いがある。国内と海外ベースの売上は、4 年で横ばいの計画で、利益の伸びは新領域と利益率の改善に頼る。新領域の 2030 年の売上 100 億円という数字は、まだ商談の段階だ。自社株買いは 20 億円で、規模は小さい。10 年のあいだに資本コストを超える稼ぎを出せなければ、今の PBR 1 倍は高い。

どちらに重みを置いたか

事業の堅さは強気の見方に分がある。一方、値段の正しさは、慎重な見方の指摘が重い。過去 10 年に一度も届かなかった利益率と ROE を、今の値段はある程度織り込んでいる。

確率は中立に最も重みを置き、慎重な側にやや寄せた。ロシア子会社の利益の不確かさと、国内の回復が続くかの見極めが済んでいないためだ。悲観の筋書きでは、ロシアを失い、海外で価格競争に負ける形を置いた。強気の筋書きは、会社の長期目標(営業利益率 10% 台)がほぼ実現する形で、確率は 1 割に届かない。

結論はやや割高(総合の差マイナス 26%)。自社株買いが大きく積み増され、国内の利益率が 8% を超えて定着すれば、見方を改める。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 3,489 円1,130 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,105 円358 億円)。 今の値に割り戻すと 2,368 円767 億円、今との差 −12.6%、 期待の年率 +5.4%(資本コスト 8.0%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 6,741 円2,183 億円 1,714 円555 億円 +212.1% +12.1% 676 円219 億円
やや楽観 20% 5,248 円1,699 億円 1,356 円439 億円 +143.8% +9.3% 1,321 円428 億円
中立 36% 3,983 円1,290 億円 1,090 円353 億円 +87.3% +6.5% 1,826 円591 億円
やや悲観 24% 1,417 円459 億円 1,044 円338 億円 −9.2% −1.0% 591 円191 億円
悲観 12% 1,054 円341 億円 445 円144 億円 −44.7% −5.7% 180 円58 億円
加重平均100% 3,489 円1,130 億円1,105 円358 億円 +69.6% +5.4% 4,594 円1,488 億円

今の株価時価総額 2,709 円877 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 8% 利益率が 10% に乗り、新領域も育つ 利益 152 億円 · PER 14.4 倍 · 株価時価総額 6,741 円2,183 億円

国内で価格改定と営業の評価制度が根づき、営業利益率は 9.5% まで上がる。新型プリンターが世代交代を進め、ラベルとリボンの継続購入が積み上がる。海外ベースは、採算の悪い販社の整理を終えて利益率が 10% 台に乗り、市場の伸びの中でシェアも少し広がる。血液の個別管理とデジタル製品パスポートが 2030 年代に売上 100 億円規模へ育ち、ラベルの数と単価を押し上げる。ロシア子会社は利益を保ち、実力とされる 10% 台前半を守る。全社の営業利益率は 10% 台前半に乗り、会社が 2030 年に掲げた 10.5% にほぼ届く。ROE は 11% 近くまで上がる。自社株買いも積み増され、資本効率を重んじる会社に変わる。サトーにとって最も良い 10 年である。

  • 国内:数量 4,400(国内の自動認識(ラベルプリンター・ラベル・リボン・RFID)の市場規模(億円、推定、今の値段で測った実質))× 価格 29.3%(市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立))→ 売上 1,291 億円・営業利益 123 億円。営業利益率9.5%
  • 海外ベース:数量 12,500(日本とロシア等を除く世界の自動認識(ラベルプリンター・ラベル・リボン)の市場規模(億円、推定、今の値段で測った実質))× 価格 7.8%(市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立))→ 売上 977 億円・営業利益 103 億円。営業利益率10.5%
  • 海外プライマリー専業:数量 2,625(専業会社が事業を行う地域の自動認識市場の規模(億円、推定、今の値段で測った実質))× 価格 13.1%(市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立))→ 売上 343 億円・営業利益 45 億円。営業利益率13.0%

倍率:事業の純利益 152 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.8% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.4 倍。全体の PER 14.36 倍、時価総額 2,183 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内の定着、海外の整理、新領域の立ち上がり、ロシアの安定が 10 年そろう必要があり、確率は 1 割に届かない。

やや楽観 20% 国内の回復が続き、海外は緩やかに伸びる 利益 125 億円 · PER 13.4 倍 · 株価時価総額 5,248 円1,699 億円

国内の営業利益率は 8.5% まで上がり、会社の計画(6.2%)を上回る。新型プリンターの入れ替えが一巡しても、ラベルとリボンの消耗品が支える。海外ベースは整理が進んで利益率が 9.5% に改善し、世界の市場の伸びの中でシェアを少し広げる。新領域は 2030 年代に売上数十億円まで育つが、計画の 100 億円には届かない。ロシア子会社の利益は、実力とされる水準に落ち着く。全社の営業利益率は 9% 台前半で、利益は物価を上回る速さで伸びる。ROE は 9% まで上がり、資本コストを少し上回る。自社株買いは一定の規模で続くが、大型にはならない。会社の計画は達成し、さらに上へ伸びた形である。

  • 国内:数量 4,160(国内の自動認識(ラベルプリンター・ラベル・リボン・RFID)の市場規模(億円、推定、今の値段で測った実質))× 価格 28.8%(市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立))→ 売上 1,197 億円・営業利益 102 億円。営業利益率8.5%
  • 海外ベース:数量 11,800(日本とロシア等を除く世界の自動認識(ラベルプリンター・ラベル・リボン)の市場規模(億円、推定、今の値段で測った実質))× 価格 7.5%(市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立))→ 売上 888 億円・営業利益 84 億円。営業利益率9.5%
  • 海外プライマリー専業:数量 2,500(専業会社が事業を行う地域の自動認識市場の規模(億円、推定、今の値段で測った実質))× 価格 13.1%(市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立))→ 売上 327 億円・営業利益 38 億円。営業利益率11.5%

倍率:事業の純利益 125 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.2% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.4 倍。全体の PER 13.37 倍、時価総額 1,671 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内の回復と海外の整理が会社計画に近い形で進む筋書きで、実現性は比較的高い。ただし過去 10 年に例のない利益率を要する。

中立 36% 中立:堅い事業のまま、稼ぐ力は資本コストに届かない 利益 98 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 3,983 円1,290 億円

国内は価格改定で物価並みに売上を伸ばし、数量は人口減で横ばい。営業利益率は 7% まで上がる。海外ベースは整理で利益率が 8.5% に改善するが、市場の伸びの一部はゼブラやTSCにシェアを取られる。ロシア子会社は利益率が実力の水準へ下がる。新領域は育つが、全社の利益を動かすほどにはならない。全社の営業利益率は 8% に届かず、会社の 2030 年の目標(10.5%)は未達に終わる。利益は物価と一緒に伸び、ROE は 7% 台にとどまる。資本コストにわずかに届かない水準だ。優良だが、投資家にとって特段の割安さも割高さもない 10 年である。配当は累進で続き、自社株買いは小さく続く。

  • 国内:数量 4,000(国内の自動認識(ラベルプリンター・ラベル・リボン・RFID)の市場規模(億円、推定、今の値段で測った実質))× 価格 28.5%(市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立))→ 売上 1,140 億円・営業利益 80 億円。営業利益率7.0%
  • 海外ベース:数量 11,000(日本とロシア等を除く世界の自動認識(ラベルプリンター・ラベル・リボン)の市場規模(億円、推定、今の値段で測った実質))× 価格 7.1%(市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立))→ 売上 784 億円・営業利益 67 億円。営業利益率8.5%
  • 海外プライマリー専業:数量 2,375(専業会社が事業を行う地域の自動認識市場の規模(億円、推定、今の値段で測った実質))× 価格 13.1%(市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立))→ 売上 311 億円・営業利益 28 億円。営業利益率9.0%

倍率:事業の純利益 98 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.7% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.5 倍、時価総額 1,225 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:事業が堅いことは確かだが、利益率は過去 10 年の上限に近い 8% 弱までしか上がらないとみる。会社計画より慎重な形を中心に置く。

やや悲観 24% 国内の回復が止まり、ロシアも細る 利益 53 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 1,417 円459 億円

国内は旧来のラベル需要が省人化と電子棚札で縮み、数量が 1 割ほど減る。競合のプリンター攻勢で値上げは物価に届かず、営業利益率は 5% に戻る。海外ベースは価格競争で売上の伸びが止まり、整理の費用もかさんで利益率は 5% 台にとどまる。ロシア子会社は制裁の強化と送金の制限で売上が 4 分の 1 減り、利益率は 4% まで下がる。新領域は立ち上がりが遅れ、投資の回収が見えない。全社の営業利益率は 5% 前後で、利益は今より少なくなる。ROE は 5% を割り込み、資本コストを明確に下回る。事業は堅く続くが、成長も稼ぐ力も細る 10 年になる。配当は累進を守るために、利益の半分以上を使う。

  • 国内:数量 3,680(国内の自動認識(ラベルプリンター・ラベル・リボン・RFID)の市場規模(億円、推定、今の値段で測った実質))× 価格 27.6%(市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立))→ 売上 1,017 億円・営業利益 51 億円。営業利益率5.0%
  • 海外ベース:数量 9,500(日本とロシア等を除く世界の自動認識(ラベルプリンター・ラベル・リボン)の市場規模(億円、推定、今の値段で測った実質))× 価格 6.7%(市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立))→ 売上 632 億円・営業利益 35 億円。営業利益率5.5%
  • 海外プライマリー専業:数量 1,875(専業会社が事業を行う地域の自動認識市場の規模(億円、推定、今の値段で測った実質))× 価格 12.4%(市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立))→ 売上 233 億円・営業利益 9 億円。営業利益率4.0%

倍率:ROE 4.7% が k 8.0% を大きく下回り、ためた利益の価値は額面の 6 割ほど。稼ぐ力(純利益 ÷ k)の上限が 12.5 倍で、利益の質が落ちる筋書きなので、7 割に引き上げず 8.0 倍に置いた。

確率:ロシアの利益の不確かさと国内の回復の持続性が、まだ確かめられていない。慎重な側にやや寄せ、2 割強を置いた。

悲観 12% ロシアを失い、海外の価格競争にも敗れる 利益 2 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 1,054 円341 億円

ロシア子会社が接収または売却に追い込まれ、利益も資産も失う。海外の専業会社の売上は 8 割減る。海外ベースは、ゼブラ、台湾のTSC、中国勢との価格競争に負け、利益はほぼ消える。国内も、電子棚札と RFID への切り替えでバーコードのラベルの数量が 2 割近く減り、利益率は 2% まで落ちる。新領域への投資は回収できず、リストラ費用も出る。営業利益は数億円にとどまり、ROE は 0% 近くまで落ちる。前半の数年は配当を続けるが、利益が消えたあとは配当も減らす。会社は事業としては残るが、優良企業の評価を失い、資産価値で見られる会社になる。海外資産の損失で自己資本も大きく減る。

  • 国内:数量 3,280(国内の自動認識(ラベルプリンター・ラベル・リボン・RFID)の市場規模(億円、推定、今の値段で測った実質))× 価格 26.2%(市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立))→ 売上 860 億円・営業利益 17 億円。営業利益率2.0%
  • 海外ベース:数量 8,500(日本とロシア等を除く世界の自動認識(ラベルプリンター・ラベル・リボン)の市場規模(億円、推定、今の値段で測った実質))× 価格 6.2%(市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立))→ 売上 523 億円・営業利益 3 億円。営業利益率0.5%
  • 海外プライマリー専業:数量 500(専業会社が事業を行う地域の自動認識市場の規模(億円、推定、今の値段で測った実質))× 価格 11.8%(市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立))→ 売上 59 億円・営業利益 −6 億円。営業利益率-10.0%

倍率:稼ぐ力はほぼ消えるので、純現金と売れる資産の税後を床にした。約 340 億円とみた。PBR はこの床を今の自己資本(853 億円)で割った値。

確率:ロシアの資産喪失と、海外での競争負けが重なる構造的な負け。単体でも起こりうる事象なので、1 割強を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

国内

日本国内のラベルプリンター、ラベル・リボン、RFID、保守の売上。売上 850 億円・セグメント利益 54 億円(2026 年 3 月期)。

数量国内の自動認識(ラベルプリンター・ラベル・リボン・RFID)の市場規模(億円、推定、今の値段で測った実質)価格市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立)売上営業利益
今 2026/03 4,000 21.3% 850 54
10 年後 中立 4,000 28.5% 1,140 80

取り方:国内の事業領域(印字機器、熱転写ラベルとリボン、RFID タグ、保守)を、バーコードプリンターと熱転写ラベルの世界市場の公表値と、国内の出荷台数の首位という位置づけから約 4,000 億円と推定した(開示なし)。売上 850 億円はセグメント実績で、今のシェアは約 21%。数量は人口減と省人化で横ばいと置き、物価の分は価格に入れた。

海外ベース

日本以外で、ラベルの現地生産と販売会社を持つ「ベース事業」。売上は 540 億円ほど(推計)。

数量日本とロシア等を除く世界の自動認識(ラベルプリンター・ラベル・リボン)の市場規模(億円、推定、今の値段で測った実質)価格市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立)売上営業利益
今 2026/03 10,000 5.4% 540 36
10 年後 中立 11,000 7.1% 784 67

取り方:会社は海外を「ベース事業」と「プライマリー専業」に分けて計画を出すが、2026 年 3 月期の内訳は未確認。海外の売上 780 億円を、2025 年 12 月の中計資料の 2026 年 3 月期計画(540 億円と 240 億円)の比で分け、ベース事業を 540 億円、利益を 36 億円と推計した。市場はバーコードプリンター約 47 億ドルと熱転写ラベル約 33 億ドル(150 円換算で約 1.2 兆円)から、日本と専業地域を除いた 1 兆円とした。今のシェアは約 5%。

海外プライマリー専業

海外のプライマリー専業会社(ロシア子会社を含むとみられる)。売上は 240 億円ほど(推計)で、利益の大半がロシアにあるとみられる。

数量専業会社が事業を行う地域の自動認識市場の規模(億円、推定、今の値段で測った実質)価格市場規模あたりの当社売上の比率=当社シェア × 物価の倍率(10 年で 1.34 倍が中立)売上営業利益
今 2026/03 2,500 9.8% 244 20
10 年後 中立 2,375 13.1% 311 28

取り方:中計資料では、この区分の営業利益が 2025 年 3 月期 42 億円から 2026 年 3 月期計画 26 億円へ 16 億円減り、ロシア子会社の減益幅(15 億円)とほぼ一致するため、ロシアを含むとみる。売上 244 億円・利益 20 億円は、海外の合計利益 56 億円から海外ベースの推計を引いた残りで、確かな開示ではない。市場規模 2,500 億円は根拠の薄い推定で、シェア約 10%。

リスクと懸念

ロシア子会社の利益

海外プライマリー専業の利益の大半はロシア子会社とみられる。2025 年 3 月期の営業利益は 35 億円で全社の 3 割近くを占めたが、会社自身が「出来過ぎ」と認め、2026 年 3 月期計画は 20 億円に落ちた。制裁や送金制限が強まれば、利益だけでなく資産の価値も失いうる。

国内の回復が続くか

国内の営業利益は 2019 年 3 月期の 70 億円から 2024 年 3 月期の 17 億円まで落ち、54 億円まで戻った。価格改定と営業の評価制度の変更が効いたが、競合のプリンター攻勢や数量の減少で、戻りが止まる恐れが残る。会社の 2029 年 3 月期目標(利益率 6.2%)は控えめだが、過去 10 年に例のない水準でもある。

価格競争とラベルの汎用化

ゼブラ、東芝テック、台湾のTSC、ブラザーが同じ顧客を狙う。ラベルとリボンは汎用品に近く、値上げは物価に追いつくのがやっとだ。電子棚札や RFID が紙のラベルを置き換えれば、数量の減少が価格では補えなくなる。

新領域が育たない

血液の個別管理やデジタル製品パスポートは、2030 年にそれぞれ売上 100 億円規模を狙うが、まだ商談の段階だ。投資に見合う稼ぎが出なければ、投資ばかり増えて利益率が上がらない。会社は事業投資に営業のお金の 7 割を回すとしており、失敗した時の傷は浅くない。

海外販社の採算のばらつき

会社は「改善対象の販社と分野」を名指しして整理を進めている。整理が遅れれば、海外ベースの利益率が計画の 9.8% に届かない。逆に整理を急げば、売上が減って規模の利点が薄れる。海外ベース事業の売上は、4 年の計画で横ばいから微減だ。

買収の失敗

海外シェアを国内並みに広げるには、買収の力が要る。過去の買収は、国内ほどのシェアに結びついていないと指摘される。隣接領域で事業化済みのものに絞る方針だが、大型案件が出ればのれんと資本効率の悪化が一度に来る。

今後の分かれ目

ロシア子会社に対する制裁や送金制限が強まったら
やや悲観と悲観の筋書きに重みを移す。海外専業の利益が消え、資産の評価損も出うる。
国内の営業利益率が 2 年続けて 7% を超えたら
やや楽観と楽観の確率を上げてよい。価格改定と営業の評価制度の効果が、構造として定着したと言える。
海外ベースで売上を保ったまま利益率が 9% に乗ったら
整理が成功した証拠で、楽観側の確率を上げる。逆に売上だけが減るなら、規模の利点を失うサインとみる。
血液の個別管理で大型の採用が決まり、売上が見えてきたら
新領域の寄与が計画に近づく。やや楽観の確率を上げ、投資の効率(売上に対する投資額)を確かめる。
大型の買収や出資が発表されたら
規模と価格、のれんの大きさを見て、資本効率の悪化なら中立〜やや悲観に重みを移す。
自社株買いが 100 億円以上に積み増されたら
還元は計画の上限に近づく。ROE の改善が数字で見えれば、中立の倍率を上げる根拠になる。

見ておくもの

  • 国内の営業利益と利益率(2029 年 3 月期目標 54 億円・6.2%)
  • 海外ベースの営業利益率(目標 9.8%)と整理した販社の数
  • ロシア子会社の営業利益と送金・制裁の動き
  • 血液の個別管理・デジタル製品パスポートの受注と売上
  • 自社株買いの規模と、事業投資・買収の金額

倍率と資本コストの決め方

先に国内・海外ベース・海外専業の 3 つに分け、市場規模(実質)にシェアと物価の倍率を掛けて 10 年後の売上を積んだ。倍率は、事業の純利益に利益ベースの正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g)(k 8.0%=基本 7.5% に quality +0.5%、g 4%、堀は普通で残る割合 1/2)を当て、上限の 7.5〜8.5 割で置いた。中立は ROE が k を下回るので上限は 1÷k。過去や今の PER・PBR、同業の倍率は根拠にしていない。最後に今の時価総額と比べた。今の株価に寄せた所はない。リースは費用に入れた形でそろえた(新リース会計基準で 2028 年 3 月期から数字の形が変わるが、10 年後の数字は今と同じ形)。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.2→14.36 倍・やや楽観 PER 10.6→13.37 倍・中立 PER 10.3→12.5 倍)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality +0.5% = 8.0%。ロシア子会社のリスクは k に足さず、悲観側の筋書きと確率で表す。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. 中期経営計画(FY24-28)アップデート説明会 2025 年 12 月
  2. 2026 年 3 月期 決算短信
  3. Barcode Printers Market(Mordor Intelligence)

分析日 2026-10-16