株譜
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ツガミ 6101

精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)4,569 円2,115 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)4,435 円2,053 億円差 +3.0%
10 年後から見ると 適正 価値 4,569 円2,115 億円 · 差 +3.0% · 期待の年率 +7.0%
期待の年率リターン(10 年)+7.0%資本コスト比 −0.8 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ツガミは小さな精密部品を削る自動旋盤の専業メーカーだ。筆者の結論は「割高」で、いちばんの理由は今の利益が景気の山にあることだ。

売上の約8割は中国向けで、スマートフォンや車載部品の加工機がよく売れている。営業利益率は28%と過去最高になり、直前の5年の中央値20%を大きく上回る。この水準が10年続くと見るのは強気にすぎる、と筆者は考える。

会社は強い。小径部品の加工という狭い領域で技術を磨き、中国に自前の工場と保守網を持つ。純現金が厚く、借金の心配もない。ただ、売上が一つの国に偏る。需要が電子機器と自動車に偏る。競合のシチズンマシナリーやスター精密、中国勢も同じ市場に大きな力を注いでいる。

10年後の中立は、利益が今とほぼ同じ名目額に落ち着く姿だ。物価で3割値上がりしても、利益率の戻りと実質の数量の伸び悩みで打ち消される。確率で重みづけした本質価値は今の時価総額の5割台半ばで、結論は割高になる。

悲観の筋書きでは、中国勢に市場を奪われ、利益はほぼ消える。その時も純現金が床になるが、床は今の値段の1割台にとどまる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、ツガミは「わかりやすいが、もうけの持続性に疑問のある会社」だ。小さな部品を削る機械という事業は理解しやすく、現金も厚い。問題は、今の稼ぎを何年続けられるかである。

筆者がいちばん気にしているのは、利益率の山だ。28%という営業利益率は、5年前の倍近い。景気と中国の需要が重なった結果であり、過去10年を通して続いたことは一度もない。山の利益に高い値段を払うのは、安全域を自分で削る行為である。

資本配分は合格点に届かない。現金を積み上げたまま、配当性向は2割台にとどまる。積んだ現金を稼ぐ力のある事業に使うか、株主に返すかの方針が見えない。香港上場の子会社の少数株主を考えると、現金が親会社の株主に届くまでの道も遠い。

売上の8割が一つの国に偏る点も、オーナーとして持ち続けたいかどうかの分かれ目になる。中国の景気、人民元、米中の摩擦、地元の競合。一つの出来事が会社の屋台骨を揺らす。

逆に、強みも確かにある。小径・高精度の領域の技術、現地の生産と保守、そして借金のない財務だ。割安に買えるなら持つ価値がある会社だが、今の値段は山の利益を前提にしており、安全域が見えない。

何で稼ぐ会社か

ツガミの稼ぎ方は、細かい金属部品を高い精度で削る機械を売ることだ。主力は自動旋盤で、研削盤やマシニングセンタ、転造盤も持つ。顧客はスマートフォンなどの小型端末部品、車載カメラ、電動パワーステアリングやブレーキの部品、医療部品の加工業者だ。

地域の偏りが大きい。外部の顧客向けの売上の約8割が中国で、日本は5%ほどにすぎない。主な工場は新潟県長岡市、中国の浙江省と安徽省、インドのチェンナイにある。中国の子会社は香港市場に上場しており、売上の大半はこの子会社が稼ぐ。

機械を売ったあとの保守や部品、改造も収入になる。ただ、利益の主役はあくまで機械の新品の販売だ。受注は景気と顧客の設備投資に素直に連動し、好況で急に伸び、不況で急に縮む。

直近の変化は中国の伸びだ。2026年3月期は中国の売上が約2割増え、売上全体で1,291億円、営業利益で361億円になった。会社の予想では2027年3月期もさらに伸びる。

拡大の手は、自前の工場の増強とインドの新工場に向いている。設備投資は年20億円ほどと軽い。大型の買収で規模を広げる会社ではなく、現場の生産と販売を地道に増やす会社だ。セグメントは日本・中国・インド・韓国・その他の地域別で、製品別の利益は開示されない。

優良さと弱いところ

ツガミの堀、つまり他社がまねしにくい強みは、小径・高精度の加工という狭い領域での技術と、中国に根を張った生産・保守の体制にある。自前の工場が現地にあるので、納期とコストで輸入機に勝てる。

ただ、堀は深くない。同じ市場にシチズンマシナリー、スター精密がいて、いずれも中国での生産や販売に力を入れている。中国メーカーも自国の電子機器や自動車の産業とともに力をつけてきた。値段を自分で決められる会社ではなく、機能と納期で選ばれる会社だ、と筆者は見る。

資本効率は今は高い。ROEは21%で、資本コストをはるかに超える。だが過去10年の中央値は14%で、2016年には3%まで落ちた。今の水準は景気の山の姿だ。

利益率も同じで、営業利益率は5年前の16%から28%まで上がった。これは構造が変わったのか、山なのかが、この会社の評価のすべてを決める。筆者は、半分は構造の改善(高付加価値の機種)、半分は山と見る。

純利益が営業利益の5割に届かないのは、香港上場の子会社に少数株主がいるからだ。会社の稼ぎの一部は外の株主のものになる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

精密自動旋盤の世界市場は、日本の大手3社が長く上位を占めてきた。シチズンマシナリーが首位で、ツガミとスター精密が続く、というのが業界の見方だ。ただ、かつての集計であり、いまは中国・韓国・台湾の勢力が伸びている。

需要の中身は、スマートフォンなどの小型端末、車載部品、医療部品だ。電子機器は新機種の投資で波があり、自動車は電動化で部品の形が変わる。どちらも景気の影響を直接受ける。足元は中国のスマートフォンや車載の投資が強く、受注が押し上げられている。

工作機械全体の受注は、2026年上期に前年から約36%増え、通年で1兆7,000億円ほどとなる見通しだ。外需の7割強がAIデータセンター関連の半導体・電子部品向けなどで、中国と自動車向けは弱い、というのが業界の見方である。ツガミは中国向けが強い点で、業界の平均とは少し違う位置にいる。

競争の形は変わりつつある。シチズンマシナリーは中国の生産能力を増やしている。スター精密は中国の生産をタイに移し、中国の外から売る道を探る。ツガミは中国での存在感が大きく、その分、中国の景気や政治の影響を正面から受ける。

工作機械は受注の振れがきわめて大きい。2009年3月期の前後には利益がほぼ消え、営業利益率は1%台まで落ちた。10年という期間では、少なくとも1回は大きな谷が来ると見ておくのが自然だ。

資本政策と M&A

還元は控えめだ。配当は安定が基本で、2026年3月期の配当性向は2割台だった。2027年3月期は増配の予想である。自社株買いは「必要性・財務・株価を見て判断」とされ、定常の実績は見えない。

その結果、純現金は332億円まで積み上がった。時価総額の1割を超える。ただ、現金の一部は中国の子会社にあり、少数株主もいるため、全額が親会社の株主にそのまま戻るとは限らない。筆者はこの点を割り引いて見る。

買収は活発ではない。長岡の工場とインド、中国の生産設備に年20億円ほど投じ、地道に能力を増やしている。政策保有株はファナックやダイキン工業など小さく、資本の重しにはならない。

2026年5月に「資本コストや株価を意識した経営」の方針を出し、資本コストを上回るROEを安定して保つとした。数値の目標はなく、還元を大きく増やす約束もない。買収される側になる確率は小さくなく、kabufuの推計では10年以内のTOBや買収は15%ほどだ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

ツガミは、中国に自前の工場と保守網を持つ数少ない日本の精密工作機械メーカーだ。電子機器と車載の部品は、10年後も世界で作られ続ける。部品が小さく精密になるほど、ツガミのような専業の出番が増える。

利益率は構造的に上がった。高付加価値の機種を増やし、工場の生産性も上がった。過去5年の営業利益率は20%前後で、28%は山でも、20%台前半が新しい平常と考えるのは無理がない。

中国の電子機器と電動車の産業は、世界の供給の中心になっている。その加工機の需要は物価と同じ速さで伸び続ける。インドの新工場が立ち上がり、中国以外の売上も増える。

財務は純現金で、借金がない。不況が来ても投資を止めずに済み、競合が引くところで攻められる。会社が「資本コストを上回るROEを安定して保つ」と宣言した以上、積み上がった現金は還元に向かう。2027年3月期に増配を予想しているのは、その最初の一歩だ。

小径の精密加工は、次世代のスマートフォン、車載カメラ、医療機器と、用途が広がり続ける領域でもある。一つの用途が落ちても別の用途が支える。中国の顧客は品質と納期に敏感になり、安さだけの機械から実績のある機械へ移っていく。

慎重な見方

営業利益率28%は、過去10年で一度もなかった水準だ。5年前は16%、10年前は5%だった。景気と中国の需要が重なった山の利益を、そのまま続くものとして扱うのは危うい。

売上の8割が中国という偏りも重い。中国の景気が減速し、スマートフォンや車載の投資が落ち込めば、受注は急に縮む。米中の摩擦や輸出規制、人民元の動きは、会社が自分で変えられない。

競合も黙っていない。シチズンマシナリーは中国の生産を倍に増やしている。中国メーカーは自国の産業とともに技術を磨き、汎用の価格帯から高精度の領域へ上がってくる。値段を自分で決められる会社ではなく、競争が激しくなれば値下げに巻き込まれる。

資本政策にも疑問が残る。純現金は積み上がっても還元の方針が曖昧で、現金の一部は少数株主のいる中国の子会社にある。親会社の株主にとっては、見かけの現金ほど価値がない。

電子機器の設備投資は新機種の波に左右され、自動車は電動化で部品の形そのものが変わる。需要の中身が偏っているので、どちらかが崩れると受注に直接響く。ツガミの強みである小径の精密領域も、顧客が安い機械で十分と判断すれば、値段で勝負する市場に変わる。

どちらに重みを置いたか

強気の言い分には理がある。小径の高精度という領域の技術と、中国の現地の体制は本物だ。だが、今の利益を10年先まで続くものと見る説得力は弱い。筆者は、利益率が過去5年の中央値あたりへ戻る姿を中立に置き、確率は楽観側と悲観側をほぼ同じにした。中国への偏りと景気の山を重く見て、悲観側にやや厚く置いている。10年後の本質価値は今の時価総額の5割台半ばで、結論は割高になった。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 6,644 円3,076 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 2,061 円954 億円)。 今の値に割り戻すと 4,569 円2,115 億円、今との差 +3.0%、 期待の年率 +7.0%(資本コスト 7.8%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 12,424 円5,752 億円 2,949 円1,365 億円 +246.6% +13.2% 1,845 円854 億円
やや楽観 22% 9,721 円4,500 億円 2,527 円1,170 億円 +176.2% +10.7% 2,695 円1,247 億円
中立 30% 8,072 円3,737 億円 2,316 円1,072 億円 +134.2% +8.9% 3,116 円1,443 億円
やや悲観 22% 2,242 円1,038 億円 1,663 円770 億円 −12.0% −1.3% 859 円398 億円
悲観 14% 713 円330 億円 648 円300 億円 −69.3% −11.1% 191 円88 億円
加重平均100% 6,644 円3,076 億円2,061 円954 億円 +96.3% +7.0% 8,705 円4,030 億円

今の株価時価総額 4,435 円2,053 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 12% 電子機器と電動車の需要が続き、利益率が高いまま定着 利益 266 億円 · PER 20.2 倍 · 株価時価総額 12,424 円5,752 億円

中国の電子機器と電動車の産業が世界の供給の中心であり続け、精密加工の需要は実質で伸びる。ツガミは現地の工場と保守で顧客をつなぎとめ、中国向けの取り分は今より3割ほど増える。小径・高精度の機種の比率が上がり、営業利益率は25%前後で定着する。インドの工場が立ち上がり、中国以外の取り分も5割増える。競合は価格で攻めるが、高付加価値の領域では技術の差が残る。積み上がった現金は、会社が掲げた資本コストを上回るROEの方針に沿って厚く還元される。10年にわたり、景気の谷が浅く済む、会社にとって最も都合のよい筋書きだ。

  • 中国向け(精密自動旋盤・研削盤など):数量 1,393(中国向けの実質の取り分(市場規模×シェア、今の値段基準・億円))× 価格 134(名目の価格指数(今=100))→ 売上 1,867 億円・営業利益 467 億円。実質 +3% 年、価格は物価並み
  • 中国以外(日本・インド・韓国・欧州ほか):数量 389(中国以外の実質の取り分(市場規模×シェア、今の値段基準・億円))× 価格 134(名目の価格指数(今=100))→ 売上 521 億円・営業利益 104 億円。インド・欧州の立ち上がりで実質 +4% 年

倍率:事業の純利益 262 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 25.4% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 16.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 20.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 20.2 倍 + 余った現金(戻り方込み)250 億円。全体の PER 20.23 倍、時価総額 5,560 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中国の需要の波、利益率の定着、インドの立ち上がりが10年そろう必要がある。起これば強いが、重なる確度は高くない。

やや楽観 22% 中国の需要は堅調、利益率は20%台前半で定着 利益 207 億円 · PER 19.8 倍 · 株価時価総額 9,721 円4,500 億円

中国の電子機器と車載の需要は、景気の波を挟みながらも実質で緩やかに伸びる。ツガミは現地の工場で納期に強みを保ち、中国向けの取り分は今より15%ほど増える。高付加価値の機種の比率が上がり、営業利益率は23%前後で落ち着く。インドと欧州も伸び、中国以外の取り分は3割増える。競合のシチズンマシナリー、スター精密、中国勢との競争は続くが、シェアを大きく失うことはない。還元は少しずつ増え、純利益の6割台半ばが株主に戻る。景気の谷は来るが浅く、10年後は利益が今より2割ほど増えた姿になる。インド工場の立ち上がりが中国の落ち込みを一部補い、会社全体の売上は物価の伸びを少し上回る。経営は現金の使い道を示し、投資と還元のバランスが改善する。

  • 中国向け(精密自動旋盤・研削盤など):数量 1,187(中国向けの実質の取り分(市場規模×シェア、今の値段基準・億円))× 価格 132(名目の価格指数(今=100))→ 売上 1,567 億円・営業利益 360 億円。実質 +1.4% 年、価格はやや物価未満
  • 中国以外(日本・インド・韓国・欧州ほか):数量 337(中国以外の実質の取り分(市場規模×シェア、今の値段基準・億円))× 価格 134(名目の価格指数(今=100))→ 売上 452 億円・営業利益 84 億円。実質 +2.7% 年

倍率:事業の純利益 204 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 23.1% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 15.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)250 億円。全体の PER 19.75 倍、時価総額 4,269 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中国向けの取り分が緩やかに伸び、利益率が過去5年の中央値より少し上で保たれる姿。山のあとに構造の改善が一部残るという見方に当たる。

中立 30% 中立:利益率は5年の中央値あたりへ戻り、利益は今と同じ名目額 利益 170 億円 · PER 19.3 倍 · 株価時価総額 8,072 円3,737 億円

10年後の利益は、名目で今とほぼ同じ額に落ち着く。物価の分で売上は3割増えるが、実質の数量は伸び悩む。中国向けの取り分は今の水準を保つのがやっとで、現地の競合との値段の競争で価格は物価に少し届かない。営業利益率は過去5年の中央値に近い20%前後へ戻る。インドと欧州は伸びるが、会社全体への効きは小さい。10年のうちに景気の谷が1回は来て、そこから戻った水準で10年目を迎える。還元は純利益の6割台半ばまで高まり、現金の積み上がりは止まる。ごく普通に強い専業メーカーとして、山を越えた先に落ち着く10年だ。

  • 中国向け(精密自動旋盤・研削盤など):数量 1,032(中国向けの実質の取り分(市場規模×シェア、今の値段基準・億円))× 価格 130(名目の価格指数(今=100))→ 売上 1,342 億円・営業利益 289 億円。実質 0% 年(山の水準を保つ)、中国の競争で価格は物価に届かない
  • 中国以外(日本・インド・韓国・欧州ほか):数量 324(中国以外の実質の取り分(市場規模×シェア、今の値段基準・億円))× 価格 134(名目の価格指数(今=100))→ 売上 434 億円・営業利益 74 億円。インド・欧州で実質 +2.3% 年

倍率:事業の純利益 166 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 21.3% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 14.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.3 倍 + 余った現金(戻り方込み)250 億円。全体の PER 19.32 倍、時価総額 3,467 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:今の利益が山であること、売上の8割が中国であること、競合が中国で力を入れていることを合わせた中心の姿。景気の山を平らにならすと、この水準に収まる。

やや悲観 22% 中国勢と競合に押され、利益が景気の谷の水準に戻る 利益 77 億円 · PER 8.5 倍 · 株価時価総額 2,242 円1,038 億円

中国の電子機器と車載の設備投資が一服し、競合が価格で攻める。シチズンマシナリーは中国の生産を増やし、中国メーカーも精度を上げる。ツガミの中国向けの取り分は今の4分の3に縮み、価格も物価に届かない。営業利益率は14%まで下がり、過去の谷(2024年3月期の16%を下回る水準)に近づく。インドと欧州も伸び悩む。技術と現地の体制という事業の中身は残るが、もはや高い利益率を稼ぐ会社ではない。純現金は配当と自社株買いで少しずつ減る。ROEは資本コストを下回り、ためた利益が額面の価値に届かない姿になる。中国以外の売上が伸びても会社全体を支えるには小さく、営業利益は今の4割ほどに縮む。経営はコストを削って利益率を守ろうとするが、需要の減少には追いつかない。

  • 中国向け(精密自動旋盤・研削盤など):数量 774(中国向けの実質の取り分(市場規模×シェア、今の値段基準・億円))× 価格 120(名目の価格指数(今=100))→ 売上 929 億円・営業利益 130 億円。実質 −2.5% 年、価格は競争で物価に届かない
  • 中国以外(日本・インド・韓国・欧州ほか):数量 246(中国以外の実質の取り分(市場規模×シェア、今の値段基準・億円))× 価格 125(名目の価格指数(今=100))→ 売上 308 億円・営業利益 37 億円。実質 −0.5% 年

倍率:ROE 6.8% が k 7.75% 以下で、ためた利益は額面を下回る価値なので PER は 1÷k = 11.1 倍まで。利益率が谷へ戻り、稼ぐ力の質も落ちるので、上限の 7.7 割の 8.5 倍に置いた。

確率:電子機器・車載の投資が一服し、中国現地の競争が強まる。10年のうちに大きな谷を経験する会社として、起こりやすい姿。

悲観 14% 中国で構造的に市場を失い、優良さが消える 利益 8 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 713 円330 億円

中国メーカーが精密自動旋盤の高精度の領域にも届き、中国政府の自給の方針と補助金がそれを後押しする。米中の摩擦や輸出規制で、日本の機械を使う中国の顧客が減る。ツガミの中国向けは半分以下に縮み、価格も競争で物価の伸びに届かない。固定費の重い工場と販売網が残り、営業利益率は4%に落ちる。中国以外の売上も伸びない。もはや優良な専業メーカーとは言えず、事業の価値は手元の現金と売れる資産が中心になる。ただ、財務に借金がないので、会社が行き詰まることはない。工場の稼働率が落ち、人員の整理や拠点の統合に追われる10年になる。配当と自社株買いは、利益がほぼ出ない中で、手元の現金や保有株の売却から払う形になる。 還元の合計は10年の純利益の合計を大きく超えるが、その分は現金から払い、売れる資産の床の計算でも同じ額を引いている。

  • 中国向け(精密自動旋盤・研削盤など):数量 464(中国向けの実質の取り分(市場規模×シェア、今の値段基準・億円))× 価格 105(名目の価格指数(今=100))→ 売上 487 億円・営業利益 19 億円。実質が半分以下に縮み、価格も物価に届かない
  • 中国以外(日本・インド・韓国・欧州ほか):数量 207(中国以外の実質の取り分(市場規模×シェア、今の値段基準・億円))× 価格 115(名目の価格指数(今=100))→ 売上 238 億円・営業利益 12 億円。実質 −2% 年、固定費の重さで利益率が落ちる

倍率:中国で構造的に市場を失い、稼ぐ力がほぼ消える筋書き。純現金と売れる資産の税後を床にした。約 330 億円とみた。PBR はこの床を今の自己資本で割った値。

確率:売上の8割が一つの国にあり、中国の産業政策・自給率の上昇・米中の摩擦のどれかが強く出れば起こりうる。10年という期間では無視できない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

中国向け(精密自動旋盤・研削盤など)

中国の電子機器・自動車・医療部品の加工業者向けに、中国の自前の工場で作る精密自動旋盤などを売る。保守と部品も含む。

数量中国向けの実質の取り分(市場規模×シェア、今の値段基準・億円)価格名目の価格指数(今=100)売上営業利益
今 2026/03 1,032 100 1,032 300
10 年後 中立 1,032 130 1,342 289

取り方:有報で中国向けの外部売上は連結の79.9%(約1,032億円)。営業利益 361 億円の配分は開示がなく、中国の利益率が高い前提で 300 億円(29%)と推定。市場規模×シェアの形で、シェアの分を数量に入れ、物価の分は価格指数に入れた。

中国以外(日本・インド・韓国・欧州ほか)

日本、インド、韓国、その他の地域向けの自動旋盤など。インドはチェンナイの工場が立ち上がり、成長の余地がある。

数量中国以外の実質の取り分(市場規模×シェア、今の値段基準・億円)価格名目の価格指数(今=100)売上営業利益
今 2026/03 259 100 259 61
10 年後 中立 324 134 434 74

取り方:連結売上1,291億円から中国向けを引いた259億円。営業利益は残りの61億円(24%)と推定。海外比率94.9%のうち中国が79.9%なので、日本の外部売上は約5%、インド・韓国・欧州ほかが約15%。

リスクと懸念

中国への売上の偏り

外部向け売上の約8割が中国で、日本は5%ほど。中国の景気、産業政策、米中の摩擦、人民元の動きのどれかが悪化すれば、会社全体の受注が同時に落ちる。分散がきかない。

利益率が山にあること

営業利益率は28%と過去最高で、直前の5年の中央値は20%。受注は景気で大きく振れる。2009年3月期の前後には利益がほぼ消えた。山の利益を前提にした見方は、谷で大きく崩れる。

中国勢と日本の競合

シチズンマシナリーは中国の生産能力を増やし、スター精密は中国から外へ生産を移す。中国メーカーは自国の産業の成長とともに技術を磨く。ツガミが強い精密の領域にも、いずれ価格競争が及ぶ。

需要の偏り

顧客は電子機器(スマートフォンなど)と自動車の部品加工業者に偏る。新機種の投資の波と、自動車の電動化による部品の形の変化が、受注の振れを大きくする。医療部品は小さく、偏りを薄めるほどではない。

少数株主と現金の置き場所

中国の子会社は香港市場に上場しており、利益の一部は外の株主のものになる。純現金の一部は現地にあり、親会社の株主に戻るまでに配当の送金や税の制約がありうる。見かけの純現金より価値は低い。

還元方針の曖昧さ

配当性向は2割台で、自社株買いの定常の実績が見えない。資本コストを上回るROEを保つとの方針はあるが、数値の目標がない。現金が積み上がる一方でROEが下がる可能性が残る。

今後の分かれ目

中国の電子機器・車載の設備投資が急に一服し、受注が前年から3割以上落ちる
営業利益率が10%台前半まで下がり、利益は今の半分以下になる。純現金が支えるので行き詰まりはしない。
シチズンマシナリーや中国メーカーが、ツガミの強い高精度の領域で値下げを始める
価格が物価の伸びを下回り、利益率が構造的に下がる。堀が思ったより浅かったことになる。
会社が数値の還元目標(総還元性向の引き上げなど)を示し、自社株買いを定常化する
積み上がった現金が株主に戻り、ROEが上がる。中立の自己資本の積み上がりが小さくなる。
米中の摩擦や輸出規制が強まり、日本製の機械が中国で使いにくくなる
中国向けの売上が大きく減り、悲観の筋書きに近づく。中国以外の売上が薄めるには小さすぎる。
インドの新工場が立ち上がり、中国以外の売上が倍近くに伸びる
中国への偏りが薄まり、利益の質が上がる。10年の確率を楽観側へ寄せる材料になる。
他社が買収を提案し、TOBが現実になる
少数株主の多い中国子会社の扱いが論点になる。親会社の株主にとっては、現金の価値が見直される機会になりうる。

見ておくもの

  • 日本工作機械工業会の月次受注(外需・中国向けの動き)
  • ツガミの四半期の受注と営業利益率(28%の持続性)
  • 中国の電子機器・車載の設備投資の動き
  • シチズンマシナリーとスター精密の中国での生産・販売の動き
  • 配当性向と自社株買いの方針(還元の目標の有無)

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価(PER 約15倍)を見ずに、その時点のROEと資本コスト7.75%(基本7.5%に、循環・値決め力・寿命の調整+1.5%)から式で置いた。中立は式の上限の9割で、ROEがkを上回るので下限の1÷kが効いている。やや悲観はROEがk以下で1÷kを上限とし、悲観は純現金と売れる資産の床にした。今の値段が半分でも倍でも、価値の数字は変わらない作りだ。中立は利益率を過去5年の中央値へ戻す形で、山の利益をそのまま延ばしていない。純現金は時価総額の1割を超えるため、250億円を余った現金として分け、戻り方は0.5とした。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.6→20.23 倍・やや楽観 PER 11.7→19.75 倍・中立 PER 11.3→19.32 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality +1.5% = 9.0%。中国への売上の偏りは k に足さず、筋書きと確率で表す。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.00% → 7.75%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. ツガミ 有価証券報告書テキスト(FY2026)
  2. ツガミ 資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について(2026-05-13)
  3. 東洋経済オンライン 精密自動旋盤の国内勢のシェア

分析日 2026-10-16