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テセック 6337

パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,295 円117 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)3,160 円161 億円差 −27.4%
10 年後から見ると やや割高 価値 2,295 円117 億円 · 差 −27.4% · 期待の年率 +3.9%
期待の年率リターン(10 年)+3.9%資本コスト比 −4.9 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

テセックは、パワー半導体の検査装置(ハンドラとテスタ)を作る、従業員200人ほどの小さな会社だ。売上は56億円、営業利益は3億円と、直近は谷にいる。ただし2026年7月に今期予想を大きく上げ、営業利益を11億円とした。筆者の結論は割高である。足元の戻りは確かだが、10年の平均で稼げる利益に対して、株価はすでに高い。

見落としやすいのは、貸借対照表の厚みだ。現金と有価証券、投資有価証券を合わせると約92億円ある。時価総額175億円の半分を超える。この金融資産は事業とは別に評価している。

事業そのものは、波が深い。営業利益率は2024年3月期の20%から2026年3月期の5%まで、2年で落ちた。過去12年には赤字が5回ある。

さらに市場の伸びほどに売上が伸びていない。ハンドラとテスタの市場は年7〜9%で広がるが、この会社の売上は10年で4割しか増えていない。中国勢のコスト競争も強まる。

財務は安全で、DOE4%の配当も続く。ただ、安全なことと割安なことは別だ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず「この事業は10年後に今より強いか」を問う。パワー半導体の検査は、市場は大きく伸びるが、小さな会社が大手と中国勢に挟まれた構図が続く。堀は狭く、将来の稼ぎが読みにくい。

オーナー利益、つまり株主に残る利益は、設備投資が小さいので純利益に近い。ただし営業利益は谷で3億円、山で21億円と7倍も動く。10年の平均で見る必要がある。

経営の資本配分は評価が分かれる。DOE4%と配当の安定は、株主に向いた姿勢だ。一方で、事業で使わない金融資産が時価総額の半分を超え、効率は低い。この資産を株主に返さず、買収などに使えば、価値が目減りする。

安全域は、金融資産の厚みにある。しかしそれは、事業が割高であっても現金の分だけ安全に見える、という意味でしかない。事業を、稼ぐ力と市場の見通しだけで測ると、今の値段には余裕がない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎは3つある。1つ目のハンドラは、半導体のチップを検査装置に運び、仕分ける機械で、売上の46%(25億円)を占める。MAPハンドラなど、パワー半導体向けに強い。2つ目のテスタは、チップに電気を流して性能を測る装置で、35%(20億円)を占める。高電圧・大電流の測定を得意とする。3つ目のパーツ等は、消耗部品と保守で、19%(10億円)。

テスタとハンドラの両方を作る国内唯一のメーカーを自称している。パワー半導体の高電圧・大電流の測定と、ウェハ段階での検査に力を入れ、研究開発費は年3.5億円ほどである。顧客は車載向けパワー半導体を作る海外のメーカーが多く、最大のインフィニオンのマレーシア工場が売上の約1割を占める。海外売上比率は77%だ。

2025年1月には、神奈川の嶺光音電機を子会社にした。拠点は東京、長野の伊那、熊本のほか、米国、マレーシア、中国にある。従業員は連結で211人と少ない。

2026年3月期は、ハンドラが5割増えた一方、テスタが3割減り、売上は5.5%の減収だった。品目で需要が大きく入れ替わるのは、顧客の投資が装置ごとにずれて動くためだ。

優良さと弱いところ

堀は、パワー半導体の検査という狭い分野の知識と、顧客との長い取引にある。テスタとハンドラの両方を持つため、顧客は一括して導入しやすい。ただし規模は小さく、アドバンテストやテラダインなどの大手、中国の新興メーカーと競う。値下げ要求は恒常的で、決算書にも書かれている。

利益率の波は深い。2022年3月期から3年続けて20%を超えたが、2021年3月期は-13%、2013年3月期は-45%だった。固定費が重く、売上が落ちると赤字に転じる。

財務は安全だ。自己資本比率は89%で、借入は3億円に満たない。しかし、金融資産が大きく、事業に使われていない。事業の資本の効率でいえば、事業に使う純資産は50億円ほどで、稼ぎは営業利益3億円。稼ぐ力は低い。

資本配分は、2025年度からDOE4%に切り替えた。2026年3月期は純利益の1.2倍の配当を払っている。株主を意識する姿勢は評価できるが、成長への投資は小さい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

検査装置の市場は、半導体の生産量と、新しい工場への投資に連動する。ハンドラの世界市場は2024年に約17億ドル、年7〜11%で広がる見通しだ。パワー半導体向けテストシステムは約3億ドルと小さく、年9%で伸びる。SiC・GaNの検査は年20%超で伸びるとされる。

成長の背景は、EVと再生可能エネルギー、AIデータセンターの電源だ。ただし2026年3月期のテスタの減収が示すとおり、EV向けの需要は減速している。AI向けの電源は好調だが、まだ検査装置の注文には十分につながっていない。

競争は厳しい。テスタ分野でも、上位の大手と、中国の山東の新興メーカーなどが並ぶ。国際的な大企業と小さな専門企業が混在し、コストで優位に立つ新興国のメーカーが脅威だと、会社は自ら書いている。値下げの要求も恒常的に続く。

足元は谷から山への戻りの途中にある。2027年3月期の第1四半期の売上は、前年より79%増えた。ただし検査装置は、投資の山を過ぎると、長い低迷期に入ることが多い。2020年と2021年の2期連続の赤字は、その例にあたる。

資本政策と M&A

還元の方針は、中期経営計画「Enjoy2.1」(2025〜27年度)で、総還元性向35%から、DOE(株主資本配当率)4%を目安にした安定配当へ切り替えた。業績が悪くても配当を保つ考えだ。2026年3月期の配当は総額5.4億円で、純利益の1.2倍にあたる。自社株の保有も増えている。

手元の金融資産は、現金35億円、有価証券17億円、投資有価証券40億円。投資有価証券には、りそなホールディングスやみずほ、ロームなど政策保有の5銘柄(約7億円)が含まれる。取締役会が毎年見直し、合理性が確認できない銘柄は減らす方針だ。

買収は、2025年1月の嶺光音電機の子会社化がある。金額は開示されていない。余った金融資産を使った大型買収には、成果の乏しい事例が多い。この点が資本配分の最大の関心事となる。

kabufuの推計では、10年以内に買収される確率は19%と、高めに出る。時価総額が小さく、金融資産が厚いためだ。ただし本分析は、買収の上乗せを価値に入れていない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

需要は戻り始めている。2026年7月に今期予想を売上70億円、営業利益11億円へ引き上げ、第1四半期の売上は前年の8割増、営業利益は4億円だった。ハンドラは前期に5割増え、MAPハンドラなどの採用が進んでいる。

パワー半導体の検査市場は年9%で伸び、SiC・GaN向けは年20%超という。テセックはテスタとハンドラの両方を持つ国内唯一のメーカーで、車載・AIデータセンターの電源向けの投資が戻れば、売上は2022年3月期から3年続いた水準に戻る。その時の営業利益率は20%を超えた。

財務は安全だ。金融資産は約92億円あり、DOE4%の配当と自社株買いで、株主に厚く返している。政策保有株の縮減方針もあり、資本効率は改善する方向にある。時価総額が小さく、買収の対象となる確率も高い。足元の戻りが数年続けば、利益は大きく伸びる。しかも会社の規模が小さいので、売上が少し増えるだけで、利益率は大きく上がる。固定費を抱えた装置メーカーが、売上の増加で利益を伸ばす典型的な局面だ。

慎重な見方

今期の予想は、谷からの反動に過ぎない。2024年3月期に営業利益17億円、2025年3月期に4億円、2026年3月期に3億円と、この会社の利益は2年で6分の1まで落ちた。同じことが、次の投資の谷でも起こる。

市場は年7〜9%で伸びるのに、10年で売上は4割しか増えていない。シェアを失い続けている証拠だ。中国の新興メーカーはコスト優位で入り込み、値下げの要求は恒常的だと、会社自身が書いている。

有価証券を含む金融資産の92億円は、事業の外にある。事業に使う純資産は50億円ほどで、その稼ぎは営業利益3億円だから、稼ぐ力はもともと低い。配当は純利益の1.2倍で、将来は減る可能性がある。基幹システムの更新は延期を重ねており、費用と業務の混乱が利益を圧迫する面もある。小さな会社が、大手と中国勢に挟まれて価格を決められない構図は、10年たっても変わらない。株価は、金融資産と山の利益の両方を織り込んでいる。足元の予想が上がっても、10年の平均で稼ぐ力は変わらない。事業の稼ぐ力に、金融資産の分だけの上乗せを足した値段を払う余地は、あまりない。

どちらに重みを置いたか

強気の見方は、足元の予想の引き上げと市場の伸びを根拠にするが、慎重な見方が指摘する、シェアの低下と利益の波の深さの方が、10年の平均を決める力が強い。確率は中立を最も厚く置き、シェアの低下という事実を踏まえて、やや悲観と悲観を合わせて4割弱とした。金融資産の厚みは悲観の床を支えるため、悲観の確率は1割台前半にとどめた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 3,272 円167 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,339 円68 億円)。 今の値に割り戻すと 2,295 円117 億円、今との差 −27.4%、 期待の年率 +3.9%(資本コスト 8.8%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 9% 7,117 円363 億円 2,158 円110 億円 +193.5% +11.4% 835 円43 億円
やや楽観 21% 4,620 円236 億円 1,667 円85 億円 +99.0% +7.1% 1,320 円67 億円
中立 32% 3,464 円177 億円 1,471 円75 億円 +56.2% +4.6% 1,579 円81 億円
やや悲観 24% 1,558 円79 億円 1,177 円60 億円 −13.5% −1.4% 656 円33 億円
悲観 14% 1,281 円65 億円 294 円15 億円 −50.2% −6.7% 221 円11 億円
加重平均100% 3,272 円167 億円1,339 円68 億円 +45.9% +3.9% 4,611 円235 億円

今の株価時価総額 3,160 円161 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.8% を下回るほど割高。

楽観 9% SiC・EV・AI電源の検査需要が続き、テスタのシェアが戻る 利益 21 億円 · PER 14.6 倍 · 株価時価総額 7,117 円363 億円

SiC・GaNなど新しいパワー半導体の検査需要が年20%を超えて伸び、車載とAIデータセンターの電源向けの投資が続く。テセックはテスタで、顧客の要求する高電圧・大電流の測定に応える製品を出し続け、シェアを2025年3月期の水準(約7%)近くまで戻す。ハンドラはMAPハンドラなどで量産ラインに入り込み、パーツ・保守も稼働台数の増加で伸びる。主要顧客のインフィニオンとの取引が拡大し、中国の新規顧客も増える。営業利益率は過去の山の下の方、約19%に乗る。DOE4%の配当に加え、自社株買いも続き、株主への還元は厚くなる。

  • ハンドラ:数量 30.0(世界のテストハンドラ市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 1.81(実質の市場 1 ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 54 億円・営業利益 8 億円。ハンドラ市場 30 億ドル(実質) × シェア 0.9%(据え置き)、営業利益率 14%
  • テスタ:数量 6.0(世界のパワー半導体テストシステム市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 12(実質の市場 1 ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 72 億円・営業利益 16 億円。パワー半導体テスト市場 6.0 億ドル(実質) × シェア 6%(2025/03 期並み)、営業利益率 22%
  • パーツ等(消耗部品・保守):数量 3,000(稼働中の自社装置の台数(台・推定))× 価格 0.01(1 台あたりの年間売上(億円・名目))→ 売上 21 億円・営業利益 4 億円。稼働台数 3,000 台 × 1 台あたり 70 万円(物価 1.34 倍)、営業利益率 20%

倍率:事業の純利益 19 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 17.3% が k 8.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 13.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.6 倍 + 余った現金(戻り方込み)80 億円。全体の PER 14.59 倍、時価総額 363 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2022 年 3 月期から 3 年続けて営業利益率が 20% を超えた実績があり、EV とパワー半導体の投資が再び強まれば戻りうる。ただし投資は波で、そのうえ中国勢のコスト競争が強まるなか、10 年の平均でこの水準を保つ確率は 1 割に届かない。

やや楽観 21% パワー半導体の投資が戻り、売上は 120 億円台 利益 13 億円 · PER 12.9 倍 · 株価時価総額 4,620 円236 億円

パワー半導体の増産投資が数年続き、テセックのハンドラとテスタがともに売上を伸ばす。ただし、中国の検査装置メーカーが価格を下げて入り込み、シェアはハンドラで 0.8%、テスタで 5% に下がる。パーツと保守の収益は稼働台数の増加で積み上がる。営業利益率は 14% で、2022 年から 2024 年の山には届かない。新しい基幹システムの償却が加わるが、売上の増加で吸収する。主要顧客の新規投資が国内外で続き、受注残の積み上がりが翌年の売上を支える形になる。配当は DOE 4% を守り、自社株買いも一部加わる。

  • ハンドラ:数量 28.5(世界のテストハンドラ市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 1.61(実質の市場 1 ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 46 億円・営業利益 5 億円。ハンドラ市場 28.5 億ドル(実質) × シェア 0.8%、営業利益率 11%
  • テスタ:数量 5.9(世界のパワー半導体テストシステム市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 10(実質の市場 1 ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 59 億円・営業利益 9 億円。パワー半導体テスト市場 5.9 億ドル(実質) × シェア 5%、営業利益率 15%
  • パーツ等(消耗部品・保守):数量 2,800(稼働中の自社装置の台数(台・推定))× 価格 0.01(1 台あたりの年間売上(億円・名目))→ 売上 20 億円・営業利益 3 億円。稼働台数 2,800 台 × 1 台あたり 70 万円、営業利益率 17%

倍率:事業の純利益 12 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.8% が k 8.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.3%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.9 倍 + 余った現金(戻り方込み)80 億円。全体の PER 12.87 倍、時価総額 236 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2027 年 3 月期の予想は 7 月に売上 63 億円から 70 億円へ、営業利益 4.5 億円から 11 億円へ引き上げられ、第 1 四半期の売上は前年の 8 割増だった。需要の戻りは足元で確認できる。この水準が数年続く筋書きは、中立の次に厚く置く。

中立 32% 市場は育つが、シェアを少し失い、利益率は平均止まり 利益 9 億円 · PER 11.7 倍 · 株価時価総額 3,464 円177 億円

検査装置の市場は、ハンドラが年7%、パワー半導体向けテスタが年9%で広がる。物価の分を除いても、10年で1.5〜1.8倍になる。ただしテセックはこの10年で、市場の伸びほどには売上が伸びなかった。中国やアジアの装置メーカーがコストの優位で入り込み、ハンドラのシェアは約0.9%から0.75%に、テスタは約4%で据え置かれる。値下げの要求は恒常的で、物価分の値上げは通りにくい。研究開発と基幹システムの償却で費用は増える。結果は、売上105億円前後、営業利益率11%台となる。売上の波は、投資の山と谷で大きく動く。

  • ハンドラ:数量 27.6(世界のテストハンドラ市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 1.51(実質の市場 1 ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 42 億円・営業利益 4 億円。ハンドラ市場 27.6 億ドル(実質) × シェア 0.75%、営業利益率 9%
  • テスタ:数量 5.7(世界のパワー半導体テストシステム市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 8.04(実質の市場 1 ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 45 億円・営業利益 5 億円。パワー半導体テスト市場 5.65 億ドル(実質) × シェア 4%(今と同じ)、営業利益率 12%
  • パーツ等(消耗部品・保守):数量 2,600(稼働中の自社装置の台数(台・推定))× 価格 0.01(1 台あたりの年間売上(億円・名目))→ 売上 18 億円・営業利益 3 億円。稼働台数 2,600 台 × 1 台あたり 70 万円(物価 1.34 倍)、営業利益率 15%

倍率:事業の純利益 8 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.2% が k 8.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.7 倍 + 余った現金(戻り方込み)80 億円。全体の PER 11.67 倍、時価総額 177 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2018 年 3 月期から 2026 年 3 月期までの営業利益率の平均は 11% ほどで、山の 20% 超も谷の -13% も経験している。市場は伸びるがシェアは長く落ち続けており、中立は平均に置いた。売上は 100 億円を少し超える。

やや悲観 24% 中国勢にシェアを削られ、売上は 70 億円台 利益 4 億円 · PER 7.0 倍 · 株価時価総額 1,558 円79 億円

中国の装置メーカーが価格を大きく下げ、ハンドラはシェアが0.6%、テスタは3%まで落ちる。値下げ要求が強まり、物価分の値上げは通らない。主要顧客の投資が止まる年は売上が半分になる。インフィニオンなど大口顧客の調達方針の変更も、売上の落ち込みを深くする。研究開発費と基幹システムの償却は変わらず、営業利益率は5%に落ちる。配当はDOE4%を守れず、減配が現実味を帯びる。余った金融資産は減らさず積み上がるが、事業の利益が増えないため、評価は上がらない。研究開発費と基幹システムの償却は固定費として重く、売上が減っても減らせない。

  • ハンドラ:数量 24.0(世界のテストハンドラ市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 120.6%(実質の市場 1 ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 29 億円・営業利益 1 億円。ハンドラ市場 24 億ドル(実質) × シェア 0.6%、営業利益率 4%
  • テスタ:数量 5.0(世界のパワー半導体テストシステム市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 6.03(実質の市場 1 ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 30 億円・営業利益 1 億円。パワー半導体テスト市場 5.0 億ドル(実質) × シェア 3%、営業利益率 4%
  • パーツ等(消耗部品・保守):数量 2,400(稼働中の自社装置の台数(台・推定))× 価格 0.01(1 台あたりの年間売上(億円・名目))→ 売上 15 億円・営業利益 2 億円。稼働台数 2,400 台 × 1 台あたり 63 万円(物価に届かず 1.2 倍)、営業利益率 10%

倍率:ROE 2.6% が k 8.75% 以下なので、伸びても価値は増えず、正当化 PER は 1÷k=10.8 倍。検査装置の需要が顧客の設備投資の波で大きく振れ、中国勢との価格競争もあって利益の質が低いので、上限の 6.0 割の 7.02 倍に置いた。事業の純利益は金融資産の利息 0.8 億円を除いて測り、余った金融資産は別に足す。

確率:過去 12 年の売上は 31 億円から 87 億円の間で、100 億円に届いたことは一度もない。この水準を超えず、シェアも下がる筋書きは十分にありうる。2021 年 3 月期には営業利益率が -13% まで落ち込んだ実績もあり、確率は中立に近く置く。

悲観 14% 中国勢に主力の座を奪われ、売上が半分に 利益 −5 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 1,281 円65 億円

SiCの検査装置で中国の装置メーカーが技術に追いつき、インフィニオンなどの主要顧客が調達先を切り替える。国内の取引先でも、価格を理由にした置き換えが相次ぐ。ハンドラのシェアは0.4%、テスタは1.5%まで落ち、売上は40億円に満たなくなる。固定費は減らせず、営業赤字が続く。会社は研究開発を絞るが、新製品が出なくなり、さらにシェアを失う。余った現金・有価証券を使った買収に走る恐れもある。倒産することはなく、自己資本比率は高いままだが、事業の価値は金融資産の整理額が決める。配当は赤字の年も一定期間は続けるが、やがて金融資産を取り崩す形になり、減配に追い込まれる。

  • ハンドラ:数量 20.0(世界のテストハンドラ市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 80.4%(実質の市場 1 ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 16 億円・営業利益 −2 億円。ハンドラ市場 20 億ドル(実質) × シェア 0.4%、営業利益率 -12%
  • テスタ:数量 4.0(世界のパワー半導体テストシステム市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 3.02(実質の市場 1 ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 12 億円・営業利益 −3 億円。パワー半導体テスト市場 4.0 億ドル(実質) × シェア 1.5%、営業利益率 -25%
  • パーツ等(消耗部品・保守):数量 2,000(稼働中の自社装置の台数(台・推定))× 価格 0.00(1 台あたりの年間売上(億円・名目))→ 売上 9 億円・営業利益 0 億円。稼働台数 2,000 台 × 1 台あたり 47 万円、営業利益率 0%

倍率:営業赤字で稼ぐ力では測れない構造的な負けの10年。現金・有価証券・投資有価証券の約92億円に戻り方0.5を掛けた約46億円と、土地の簿価14億円の税引き後約11億円、売掛金・棚卸資産を整理した税引き後約8億円を足した約65億円を床とし、今の自己資本142億円に0.46倍を掛けた。ためた利益には掛けていない。やや悲観より低い。

確率:2013 年 3 月期に -45%、2021 年 3 月期に -13% と、大きな営業赤字を何度も出している。国内の取引先が減るなか、技術で優位に立つ前提が崩れる構造的な負けを、14% の確率で置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ハンドラ

半導体のチップを検査装置に運び、仕分ける装置(MAPハンドラ、ダイソーターなど)。

数量世界のテストハンドラ市場(億ドル・今の値段で測った実質)価格実質の市場 1 ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 18.8 135.5% 26 1
10 年後 中立 27.6 1.51 42 4

取り方:テストハンドラの世界市場は、調査会社により2024年で16〜17億ドル、年7〜11%の拡大。2025年を約18.8億ドルと置いた(推定)。ハンドラ売上25.5億円を150円で割ると0.17億ドルで、シェアは約0.9%。セグメント別の利益は開示が無く、全社の営業利益3.0億円をハンドラ約0.5億円、テスタ約-0.4億円、パーツ約2.9億円と分けた(推定)。数量は実質で置き、物価は価格に入れた。中立でハンドラの価格が物価の1.34倍に届かないのは、シェアが0.9%から0.75%へ下がること(中国・アジア勢のコスト優位)と、恒常的な値下げ要求を織り込んだため。

テスタ

パワー半導体に電気を流して性能を測る装置(スイッチングテスタ、ウェハパラレルテスタなど)。

数量世界のパワー半導体テストシステム市場(億ドル・今の値段で測った実質)価格実質の市場 1 ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 3.2 6.17 20 0
10 年後 中立 5.7 8.04 45 5

取り方:パワー半導体テストシステムの世界市場は2024年で約2.9億ドル、2025〜31年に年9%の拡大(QYResearch)。2025年を約3.2億ドルと置いた。テスタ売上19.7億円を150円で割ると0.13億ドルで、シェアは約4.1%。2025/03期は売上30億円でシェア約6.9%、2026/03期は谷にあたる。

パーツ等(消耗部品・保守)

納入済みの装置の消耗部品と保守サービス。

数量稼働中の自社装置の台数(台・推定)価格1 台あたりの年間売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 2,000 0.01 11 3
10 年後 中立 2,600 0.01 18 3

取り方:稼働中の自社装置の台数は開示が無く、約2,000台と推定した。パーツ等の売上10.5億円を割ると、1台あたり年約52万円。消耗部品と保守は利益率が高いと見て、営業利益2.9億円と置いた(推定)。

リスクと懸念

検査装置の投資の波

顧客の設備投資で売上と利益が大きく動く。2024年3月期の営業利益17億円は、2026年3月期に3億円まで落ちた。赤字の年は過去12年で5回ある。

中国勢のコスト競争

国際的な大企業から小さな専門企業まで競合が多く、コストで優位な新興国の企業も増えている。値下げの要求は恒常的で、シェアの低下が続けば、利益率は戻らない。

大口顧客と地域への偏り

最大の顧客インフィニオン(マレーシア)が売上の約1割、海外売上が77%を占める。調達先の切り替えや、為替、関税の変化が直接響く。

余った金融資産の使い道

事業に使わない金融資産が時価総額の半分を超える。買収や運用の失敗で目減りすれば、安全域が削られる。2025年1月の子会社化の成果も、まだ見えにくい。

配当が利益を上回る

2026年3月期の配当は純利益の1.2倍。DOE4%を保つ方針だが、赤字が続けば金融資産を取り崩して払うことになる。

基幹システムの更新遅れ

次期基幹システムの投資総額は5.6億円で、完了は2027年4月以降に延びた。費用の増加と業務の混乱が利益を圧迫する可能性がある。

今後の分かれ目

テスタの受注が回復し、シェアが2025年3月期の約7%に戻ったら
楽観・やや楽観の確率を上げ、テスタの利益率の前提を引き上げる。
営業利益率が2年続けて15%を超えたら
山の利益が続いているか、投資の波の途中かを確かめ、中立の利益率を見直す。
中国メーカーが主要顧客に採用されたと確認できたら
やや悲観・悲観の確率を上げ、ハンドラとテスタのシェアの前提を下げる。
金融資産を使った大型の買収が発表されたら
買収の内容と価格で、余った金融資産の戻り方の前提を下げる。
政策保有株の売却が進み、自社株買いや特別配当が出たら
余った金融資産の戻り方の根拠が強まり、価値を引き上げる。
他社が買収に動き、TOBが発表されたら
買収価格で価値が決まる局面になる。本分析の値は事業の本質価値なので、乖離を確かめる。

見ておくもの

  • ハンドラ・テスタの受注高と受注残(四半期)
  • テスタのシェアと主要顧客の動き
  • 営業利益率(谷の5%からどこまで戻るか)
  • 金融資産の使い道(買収・自社株買い・配当)
  • DOE4%の維持と配当性向

倍率と資本コストの決め方

数量×価格を品目ごとに積み上げ、ROEと資本コストから倍率を決めた。中立はROE約6%がk 8.75%を下回るので、PERの上限は1÷k(10.8倍)で、利益の質に応じて7割の7.6倍に置いた。今のPER(約38倍)や、簿価に近いPBRには寄せていない。足元の谷(2026/03期)と今期の戻り(会社予想)のどちらも10年の置き方には使わず、2018/03期以降の平均を中心に置いた。現金・有価証券・投資有価証券の約92億円のうち、事業の運転に要る約12億円を除く80億円を別に足し、利息は除いた。含み益(評価差額金)はこの時価に入っている。悲観の床は、金融資産と整理できる資産の推定で、過去のPBRの底には依らない。設備は小さく、償却費は利益率にほとんど効かない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.26→14.59 倍・やや楽観 PER 9.19→12.87 倍・中立 PER 8.65→11.67 倍・やや悲観 PER 6.49→7.02 倍)。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. テセック 有価証券報告書(要約)
  2. テセック 連結貸借対照表(IRBANK)
  3. パワー半導体テストシステム世界市場(QYResearch)

分析日 2026-10-19