株譜
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三井海洋開発 6269

FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)11,483 円7,848 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)7,858 円5,370 億円差 +46.1%
10 年後から見ると 割安 価値 11,483 円7,848 億円 · 差 +46.1% · 期待の年率 +11.6%
期待の年率リターン(10 年)+11.6%資本コスト比 +3.4 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

三井海洋開発は、海に浮かぶ石油・ガスの生産工場(FPSO)をつくり、顧客に貸して運転まで請け負う会社だ。世界 3 強の一角で、受注残は過去最高の 185 億ドルに積み上がった。筆者の結論は、中立の筋書きで育つが、確率を重ねた今の値段はほぼ適正で、安全域は数字ほど厚くない、である。

稼ぎの源は 2 つある。1 つは建造で、大型の船を数年かけて造り、進み具合に応じて売上が立つ。もう 1 つは引き渡し後のチャーターと運転で、こちらは長い契約に支えられて安定する。2025 年 12 月期の営業利益は 685 億円、ROE は 25% まで上がった。

弱みは過去の失敗だ。2019 年から 3 期続けて赤字になり、2021 年の最終赤字は 300 億円に達した。工事の条件変更や下請けの遅れを抱え込んだことが原因だった。今は造船所の枠が足りず契約者が強気に出られるが、この追い風が止まれば同じ失敗が戻りうる。

中立では、10 年後の営業利益は 1,100 億円ほどになり、時価総額は今の 1.6 倍ほどに育つ。資本コストは基本 7.5% に、循環と単一製品・少数顧客の分 +1% を足した 8.5% を使った。慎重な筋書きなら、今の 8 割から 2 割へ沈む。確率を重ねると、10 年の価値は今の時価総額とほぼ並び、適正になる。今の PER は 10 倍を割り、市場は 2025 年の利益を山とみている。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「良い事業」と「悪い事業」が同居している。長い契約に支えられたチャーターと運転は、持ち続けたくなる事業だ。契約残が約 96 億ドルあり、先の稼ぎが見える。

一方、建造は請負の仕事で、失敗が一度でも起きれば数年分の利益が消える。過去 10 年の ROE の平均がほぼゼロである事実は重い。10 年後も予測できる事業か、という最初の関門で、建造の部分は点数が低い。

資本の使い方では、増資で出資会社に資金を入れ、船を持つ形を広げている。船の寿命は長く、契約も長いので、条件さえ良ければ筋は悪くない。ただ、利益が出ているのに還元が薄いのは、持ち続ける側から見て物足りない。

安全域は、中立の筋書きで測ると少しある。今の PER は 10 倍を割っている。しかし、25% の ROE を山とみる限り、見かけほどの余裕はない。純現金は、建造の前受けで膨らんだ分が多く、全部を株主のものとは数えられない。適正という結論でさえ、工事の失敗が起きないという条件つきのものだ。

何で稼ぐ会社か

FPSO は、海上で原油やガスをくみ上げ、油とガスと水を分け、貯蔵してタンカーへ積み出す船型の設備だ。油田が沖合の深い所へ移るほど、陸まで管を引くより船を浮かべる方が安くつく。三井海洋開発は、この設計から建造、据え付け、運転までを一括で受ける。

稼ぎは 2 つの顔を持つ。1 つ目は建造だ。大型案件は 1 基で数千億円になり、完成まで 3 年ほどかかる。売上は工事の進み具合で立ち、利益率は 1 桁にとどまる。2 つ目は引き渡し後のチャーターと運転で、船を顧客に貸して日当を受け取り、運転の手数料も入る。チャーター契約の残りは約 96 億ドル、平均の残り期間は 12 年を超える。利益率は建造より高い。

顧客は石油メジャーと国営石油会社だ。舞台はブラジル、ガイアナ、西アフリカが中心になる。2025 年はシェルのガト・ド・マト向けと、エクソンモービルのガイアナ向けハンマーヘッドの 2 件を受けた。後者の生産開始は 2029 年の予定だ。1 件ごとの金額が大きいため、受注の時期で年ごとの売上が振れる。

事業の区分は 1 つにまとめて開示される。利益を左右するのは、建造中の船が予算と納期どおりに仕上がるかどうかだ。ここを外すと引当金で一気に赤字になる。2019 年の亀裂補修と工事損失、2020 年のコロナ停止、2021 年の操業停止の長期化がそのまま示している。大株主は商船三井と三井物産で、どちらも 15% ほどを持つ。

優良さと弱いところ

堀は確かにある。ただ、狭くて浅い。FPSO は造船所の枠、機器の調達、据え付けの技術、運転の実績、そして巨額の資金がそろわないと請けられない。世界で受けられるのは、同社とオランダの SBM オフショア、マレーシアのインソンの 3 社が中心だ。新規参入は難しい。

それでも超過利益が長く残るとは見ない。顧客は石油メジャーで、発注側が強い時期が長かった。2019 年からの 3 期の赤字は、その力関係の中で重い条件を呑み、追加費用を自社で負った結果だった。今の好採算は、造船所の枠不足で立場が逆転した今だけの面もある。

数字の質にも注意がいる。ROE の 25% は、顧客から受け取る建造の前受けで手元の現金が膨らみ、自己資本が小さい今の姿の結果だ。過去 10 年の ROE の平均は、赤字の 3 期を含めるとほぼゼロになる。筆者がいちばん気にしているのは、この振れ幅だ。

良い点もある。2023 年の増資のあと、利益は 2 年続けて大きく伸びた。格付けは 2025 年に BBB へ上がった。建造の失敗を二度と起こさない仕組みが根づいたかどうかが、堀の本当の厚さを決める。筆者は、ここが数年の実績で確かめられるまで、堀を普通の厚さと置く。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

需給は、いま契約者に有利だ。大手 3 社の受注残は 2028 年ごろまで埋まり、船体を造る造船所の枠は 2027 年までほぼ売り切れとされる。制約は需要より造船所の能力にある。新規案件の日当は 2024〜25 年に上がり、契約者は重い罰則条項に押し返せるようになった。

発注の数は年ごとに大きく振れる。2025 年は最初の 10 か月で、浮体式生産設備の契約が 14 件にとどまった。ブラジルの国営石油会社の発注がなかったためだ。一方、SBM は 2026〜28 年に世界で 44 件の案件が出るとみている。調査会社は、2030 年までに南米だけで追加の 15 件を見込む。ただし 1 件の規模は小さくなる傾向がある。

競争の形は、SBM、インソン、同社の 3 社が柱で、ブンバルアルマダ、BW オフショアなどが隙間を埋める。SBM は標準化した船体で受注を重ね、同社は大型で高付加価値の案件に強い。船体は中国の造船所が増やしており、中国勢が価格を主導する局面が来る恐れがある。

外部の条件も見ておく。油価が下がると、発注者は最終投資判断を延ばす。ただ、ガイアナやブラジル沖には低コストの大型油田が多く、中程度の油価でも成り立つ。世界の石油需要は 2030 年代に頭打ちになりうるが、既存の油田の置き換えと新規開発で、10 年は発注が続くとみる。景気の底では案件が延びても、契約済みの建造が消えるわけではない。

資本政策と M&A

還元は控えめだ。配当と自社株買いの合計は、2025 年が純利益の 2 割弱、2026 年は増配の方針で 2 割台とされる。残りは船の保有と事業の拡大に回る。FPSO をチャーターで貸す案件では、同社が出資会社に資本を入れる必要があるためだ。

2023 年の増資が、その例になる。商船三井と三井物産を引受先に、約 150 億円を集めた。発行価格は今の株価の 1 割半にすぎず、当時の株主は 2 割強の希薄化を負った。使い道は、ブラジルでチャーターする船の出資会社への投資だった。

商船三井は 2024 年に持ち分を 15% へ引き上げ、持分法適用会社にした。三井物産も約 15% を持つ。海運と商社の 2 社が大株主に並ぶ形は、同社の信用を支えるが、買収の動きの種にもなる。市場の推計では、10 年以内に TOB や買収が起きる確率は 15% ほどだ。

中期経営計画(2024〜26 年)は、2026 年度の純利益 3 億ドル、ROE 20%、PBR 1 倍超を掲げる。当初の目標を 2025 年に引き上げた。2025 年の実績はすでに上回り、目標は低すぎたと言える。次の計画で還元の方針がどう変わるかが、資本配分の見どころだ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

契約残の厚みが違う。受注残は過去最高の 185 億ドルで、チャーター契約の残りも約 96 億ドルある。これは今後数年の売上と、引き渡し後の長い運転収入が、すでに契約で決まっているということだ。

需給は 2028 年ごろまで売り手に有利だ。造船所の枠が不足し、日当は上がり、契約者は罰則条項を押し返せる。建造の採算は、この力関係の変化で 2019 年の失敗期より確実に良くなった。2026 年の中間決算では営業利益が 7 割増え、通期の予想は据え置かれた。会社の見通しは慎重すぎる。

財務も変わった。純現金で、格付けは BBB に上がり、2 社の大株主が後ろにいる。中期計画の目標は 2025 年に引き上げられ、ROE 20% を掲げる。世界の深海開発は今後も続き、3 強の一角にいるだけで、毎年数件の受注の機会を得る。ガイアナで受けた案件は、2029 年の生産開始に向けて建造の売上が積み上がる。中立の筋書きでも、10 年後の時価総額は今の 2 倍を超える。今の PER は 10 倍を割っている。

慎重な見方

この会社の利益は、建造の出来に左右される。2019 年から 3 期の赤字は、数年前の話ではない。新しい受注の条件が良くなった今こそ、同じ型の失敗が仕込まれる時期になる。造船所の枠が足りず、機器の調達も詰まり、トップサイドの統合は過去に遅れの最大の原因だった。

今の高い利益率は、売り手市場という循環の山でもある。2025 年の ROE 25% は、自己資本の小ささと建造の前受けのおかげで、通年で続く水準ではない。純現金も、前受けが工事に使われれば減る。2022 年の純現金は今の 10 分の 1 だった。

発注の数も安定しない。2025 年はブラジルの国営石油会社の発注が止まり、案件は年ごとに大きく振れる。中国の造船所が船体を安く造れば、価格の主導権は発注側へ戻る。油価が崩れれば、最終投資判断は延びる。さらに、世界の石油需要は 2030 年代に頭打ちになりうる。

商社と海運の大株主 2 社は、安定株主であると同時に、買い増しや再編の当事者でもある。少数株主には、どちらの利益で動くかが読みにくい。2023 年の増資は、そのことを強く印象づけた。

どちらに重みを置いたか

契約残の厚みと、売り手市場による採算の改善は事実で、強気の見方に分がある。ただ、建造の失敗歴と、2025 年の利益が山である可能性は軽く扱えない。慎重な見方の指摘は、悲観の確率を厚くする理由として採った。

確率は中立を軸に、10 年では悲観側にやや重く置いた。やや悲観と悲観の合計は 4 割弱になる。確率を重ねた価値は今の値段とほぼ並び、適正と読む。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 20,109 円1.37 兆円(+ 配当配当と自社株買いの合計 3,539 円2,419 億円)。 今の値に割り戻すと 11,483 円7,848 億円、今との差 +46.1%、 期待の年率 +11.6%(資本コスト 8.3%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 38,901 円2.66 兆円 5,661 円3,869 億円 +467.1% +19.0% 4,456 円3,046 億円
やや楽観 22% 29,998 円2.05 兆円 4,448 円3,040 億円 +338.4% +15.9% 7,578 円5,179 億円
中立 32% 23,581 円1.61 兆円 3,674 円2,511 億円 +246.8% +13.2% 8,722 円5,961 億円
やや悲観 22% 8,656 円5,916 億円 2,578 円1,762 億円 +43.0% +3.6% 2,472 円1,689 億円
悲観 14% 1,206 円825 億円 1,798 円1,229 億円 −61.8% −9.2% 421 円287 億円
加重平均100% 20,109 円1.37 兆円3,539 円2,419 億円 +200.9% +11.6% 23,648 円1.62 兆円

今の株価時価総額 7,858 円5,370 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 10% 3 強の中でも採算の良い会社に定着 利益 1,389 億円 · PER 18.0 倍 · 株価時価総額 38,901 円2.66 兆円

深海の開発が 10 年続き、3 強の一角として毎年のように大型案件を取る。建造中の船は平均 9、10 隻で、1 隻あたりの工事売上も物価を超えて上がる。稼働する船は 31 隻まで増え、チャーターと運転が利益の半分を占める。日当が上がった局面で結んだ契約が、後年の収益を支える。営業利益は 1,804 億円、純利益は 1,389 億円になる。大きな工事損失は起きず、ROE は 16% を保つ。商船三井と三井物産の後ろ盾で、船の保有も広げられる。同社は採算の良い 3 強の一角として定着する。自社株買いを含めた還元も増え、少数株主への配分が厚くなる。

  • 建造(EPCI):数量 9.5(建造中の FPSO の平均隻数(隻、推定))× 価格 1,015(1 隻あたりの年間の工事売上(億円))→ 売上 9,643 億円・営業利益 868 億円。営業利益率9.0%
  • 稼働・チャーター運転:数量 31.0(稼働中の FPSO の隻数(隻、運転受託を含む推定))× 価格 183(1 隻あたりの年間売上(億円))→ 売上 5,671 億円・営業利益 936 億円。営業利益率16.5%

倍率:事業の純利益 1,389 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 25.5% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 16.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.9 倍。全体の PER 17.95 倍、時価総額 24,932 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:売り手市場が長く続き、失敗も起きない必要があり、確度は低い。

やや楽観 22% 受注が続き、運転の収入が厚くなる 利益 1,073 億円 · PER 17.6 倍 · 株価時価総額 29,998 円2.05 兆円

受注が続き、運転の収入が厚くなる 10 年だ。建造中の船は平均 8、9 隻で、稼働する船は 28 隻に増える。建造の利益率は 8%、運転は 15% で、造船所の枠不足が和らいでも採算は大きくは崩れない。営業利益は 1,388 億円、純利益は 1,073 億円になる。工事の失敗は小さく、引当は 1、2 件にとどまる。中国の造船所の船体を使いこなし、納期を守る体制が整う。ROE は 14% ほどで落ち着き、配当は純利益の 3 分の 1 を超える。運転の収入が厚いので、建造の波があっても利益は振れにくい。海運と商社の大株主 2 社も、長期の保有者として残る。

  • 建造(EPCI):数量 8.5(建造中の FPSO の平均隻数(隻、推定))× 価格 966(1 隻あたりの年間の工事売上(億円))→ 売上 8,211 億円・営業利益 657 億円。営業利益率8.0%
  • 稼働・チャーター運転:数量 28.0(稼働中の FPSO の隻数(隻、運転受託を含む推定))× 価格 174(1 隻あたりの年間売上(億円))→ 売上 4,875 億円・営業利益 731 億円。営業利益率15.0%

倍率:事業の純利益 1,073 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 23.3% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 15.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.6 倍。全体の PER 17.57 倍、時価総額 18,853 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:3 強の立場と長い契約が効き、運転収入が積み上がる。実現しやすい上位の筋書き。

中立 32% 追い風が弱まっても、今の採算を保つ 利益 842 億円 · PER 17.2 倍 · 株価時価総額 23,581 円1.61 兆円

追い風が弱まっても、今の採算をおおむね保つ 10 年だ。建造中の船は平均 7、8 隻、稼働する船は 25 隻に増える。物価の分だけ 1 隻あたりの売上が上がり、建造の利益率は 7%、運転は 14% に落ち着く。営業利益は 1,084 億円、純利益は 842 億円になる。大きな工事損失が 1 件は出るが、全体を揺るがすほどではない。自己資本が厚くなるので ROE は 12% へ下がる。還元は純利益の 3 分の 1 ほどに増える。10 年後も、3 強の一角という立場は変わらない。受注が毎年入り続けるかどうかが、この筋書きの前提だ。造船所の枠が戻ることで日当は伸び悩むが、赤字には落ちない。

  • 建造(EPCI):数量 7.5(建造中の FPSO の平均隻数(隻、推定))× 価格 938(1 隻あたりの年間の工事売上(億円))→ 売上 7,035 億円・営業利益 493 億円。営業利益率7.0%
  • 稼働・チャーター運転:数量 25.0(稼働中の FPSO の隻数(隻、運転受託を含む推定))× 価格 169(1 隻あたりの年間売上(億円))→ 売上 4,227 億円・営業利益 592 億円。営業利益率14.0%

倍率:事業の純利益 842 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 21.5% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 14.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.2 倍。全体の PER 17.19 倍、時価総額 14,474 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:追い風は弱まるが 3 強の立場が続く、最も妥当な筋書き。

やや悲観 22% 売り手市場が終わり、利益が細る 利益 508 億円 · PER 8.9 倍 · 株価時価総額 8,656 円5,916 億円

売り手市場が終わり、利益が細る 10 年だ。造船所の枠不足が解け、発注側が条件の主導権を取り戻す。建造中の船は平均 6、7 隻に減り、建造の利益率は 4.5%、運転は 11.5% に下がる。稼働する船は 22 隻にとどまり、古い船の入れ替えが追いつかない。営業利益は 645 億円、純利益は 508 億円ほどになる。工事の失敗が 2 度出て、引当が重なる。ROE は 9% を割り、市場は過去の PER の中央値に落ち着く。受注が毎年は入らず、建造の稼働率が下がって固定費が重くなる。新しい事業への投資は成果が出ない。

  • 建造(EPCI):数量 6.5(建造中の FPSO の平均隻数(隻、推定))× 価格 875(1 隻あたりの年間の工事売上(億円))→ 売上 5,688 億円・営業利益 256 億円。営業利益率4.5%
  • 稼働・チャーター運転:数量 22.0(稼働中の FPSO の隻数(隻、運転受託を含む推定))× 価格 154(1 隻あたりの年間売上(億円))→ 売上 3,386 億円・営業利益 389 億円。営業利益率11.5%

倍率:ROE 8.7%。RONIC=k 8.25%+残る割合 1/2×(8.7−8.5)=8.6%、g 4.0% から正当化 PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)=11.9 倍、下限の 1÷k は 11.8 倍で、上限は 11.9 倍。売り手市場が終わり失敗の引当が 2 度重なる局面で、稼ぐ力(純利益÷k)にさらに安全率を掛け、上限の 7.5 割の 8.9 倍に置いた。

確率:造船所の枠不足が解け、主導権が発注側へ戻る。過去の失敗の癖も残るので、やや厚めに置いた。

悲観 14% 構造的に負け、優良ではなくなる 利益 97 億円 · PER 8.5 倍 · 株価時価総額 1,206 円825 億円

構造的に負け、もう優良ではなくなった 10 年だ。中国勢の低価格に押されて受注が減り、建造中の船は平均 4、5 隻になる。工事の大きな失敗が重なり、建造は赤字になる。古い船の契約が切れ、稼働する船も 17 隻まで減る。営業利益は 103 億円までしぼみ、純利益はほぼ出ない。石油需要の頭打ちも重なり、新規の最終投資判断が細る。商社や海運の大株主が、事業の再編か売却を迫る可能性も高まる。評価は自己資本の半分まで下がる。株主は少数に戻る道を選べず、安値での買収の提案も出る。それでも契約の残る稼働船が、清算に近い価値の下支えになる。

  • 建造(EPCI):数量 4.5(建造中の FPSO の平均隻数(隻、推定))× 価格 770(1 隻あたりの年間の工事売上(億円))→ 売上 3,465 億円・営業利益 −69 億円。営業利益率-2.0%
  • 稼働・チャーター運転:数量 17.0(稼働中の FPSO の隻数(隻、運転受託を含む推定))× 価格 145(1 隻あたりの年間売上(億円))→ 売上 2,467 億円・営業利益 173 億円。営業利益率7.0%

倍率:ROE 2.4% が k 8.25% 以下で、ためた利益は額面を下回る価値。PER は 1÷k = 11.8 倍が上限で、目減りは ROE÷k = 0.28 に比例するので、上限 × 0.60 × 0.9 で 6.4 倍になる。ただし利益が出て配当を続ける筋書きで、自己資本の 0.2 倍を割る値(倒産に近い時のもの)にはしない。0.2 倍に相当する 8.5 倍を下限とし、8.5 倍に置いた。やや悲観の 8.9 倍より低い。構造的に負けた姿の価値は稼ぐ力で測る。純現金は前受金が多く、売れる資産としては数えない。契約の残る稼働船が清算に近い価値を支えるが、床の根拠は稼ぐ力に置いた。

確率:中国勢の価格攻勢、石油需要の頭打ち、再度の大型損失が重なる複合の筋書き。過去 3 期の赤字を考え、1 割強にした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

建造(EPCI)

FPSO の設計・調達・建造・据え付け。進み具合に応じて売上が立つ請負の工事。

数量建造中の FPSO の平均隻数(隻、推定)価格1 隻あたりの年間の工事売上(億円)売上営業利益
今 2025/12 7.0 700 4,900 367
10 年後 中立 7.5 938 7,035 493

取り方:開示は単一の事業区分で、内訳は公表されていない。受注残 185 億ドルの重さから、建造中は平均 7 隻ほどと推定し、売上 7,171 億円のうち約 7 割を建造、残りを運転・チャーターと置いた。建造の利益率は 7.5%(推定)。2025 年の建造売上は前年並みで、運転の売上が増えたと会社は説明している。

稼働・チャーター運転

引き渡した FPSO のチャーター(貸し出し)と運転・保守。長期契約で収入が積み上がる。

数量稼働中の FPSO の隻数(隻、運転受託を含む推定)価格1 隻あたりの年間売上(億円)売上営業利益
今 2025/12 18.0 126 2,271 318
10 年後 中立 25.0 169 4,227 592

取り方:売上の残り 2,271 億円を、稼働と運転受託を合わせて約 18 隻(推定)で割った。1 隻あたり年 126 億円ほど。利益率は建造より高い 14%(推定)で、両セグメントの営業利益の合計を 2025 年の 685 億円に合わせた。契約残は約 96 億ドルで平均の残りは 12 年超。

リスクと懸念

建造の工事損失の再発

2019 年のメキシコ向けの工事損失、2020 年のコロナ停止、2021 年の工程遅れと品質問題で、同社は 3 期続けて赤字になった。トップサイドの統合は遅れの最大の原因とされる。新しい大型案件が同じ型でつまずけば、数年分の利益が引当で消える。受注額が大きいほど、1 件の失敗の影響も大きい。

売り手市場の終わり

今の好採算は、造船所の枠不足で契約者が強い立場にあることに支えられている。中国の造船所が船体の供給を増やせば、発注側が条件の主導権を取り戻す。日当の下落や罰則条項の復活は、新規案件の利益率を直接削る。受注残は先の売上を支えるが、すでに契約した案件の採算までは守ってくれない。

稼働船の亀裂・故障・操業停止

2019 年にはブラジル沖の船で亀裂が見つかり、補修とえい航で約 170 億円の特損を出した。稼働中の船は運転の収入源だが、事故や長い停止があれば、チャーター料の減額や補修費の負担が重なる。2021 年の操業停止の長期化は、稼働中の船が安定収入と決めつけられないことを示した。

油価と発注の振れ

油価が大きく下がれば、石油会社は最終投資判断を延ばす。2025 年は国営石油会社の発注がなく、案件の数が年ごとに大きく振れた。受注の谷が 1、2 年続くと、建造の売上が細り、固定費の負担が増す。造船所の枠を押さえた分の費用も、受注が薄い時期には重くなる。

前受けで膨らんだ現金の戻り

2025 年の純現金は 1,400 億円を超えるが、建造の前受けと出資会社の資金を多く含む。工事が進めば前受けは使われ、現金は減る。2022 年の純現金は今の 10 分の 1 だった。純現金をそのまま株主の取り分と数えると、安全域を過大に見る。

大株主 2 社との関係

商船三井と三井物産が約 15% ずつを持つ。2023 年の増資は今の株価の 1 割半の値段で行われ、少数株主は希薄化を負った。再び資金が要る局面で、同じ形の増資や買収が起こる可能性は残る。大株主が 2 社並ぶことで、経営の自由度が制限される面もある。

石油需要の頭打ちと規制

世界の石油需要は 2030 年代に頭打ちになりうる。脱炭素の規制が強まれば、深海の新規開発の最終投資判断が遅れる。同社は FPSO の脱炭素化や新しい事業へ投資を始めたが、収益に育つかは未知数だ。FPSO の運転で出る温室効果ガスを減らす投資は、費用を顧客が負担するかが契約ごとに分かれる。

今後の分かれ目

新規の大型 FPSO 案件で、建造の遅れや追加費用が表に出たら
悲観側の確率を上げる。過去と同じ型の失敗なら、利益率の前提そのものを見直す。四半期の工事損失引当の動きで確かめる。
2026 年の通期で、中間決算の勢いが会社予想を大きく上回って着地したら
中立の利益水準を上方に直してよい。ただし山の年の可能性を考え、倍率は上げない。
ブラジルの国営石油会社が大型の発注を再開し、同社が受注したら
受注残の補充が確実になり、やや楽観側の確率を上げる。建造中の隻数の維持が確かめられる。
中国の造船所の船体を使った案件で、納期や品質の問題が出たら
建造の失敗の型が変わっただけと見て、悲観側へ寄せる。トップサイドの統合の進み具合を見る。
油価が長く低迷し、最終投資判断が複数の地域で延びたら
発注の谷が来るとみて、やや悲観側へ重みを移す。同業の受注の動きもあわせて見る。
商船三井か三井物産が持ち分を引き上げる、または売却に動いたら
買収・再編の確率を見直す。買い増しなら支えになるが、少数株主への条件は個別に確かめる。

見ておくもの

  • 四半期ごとの受注高・受注残と、建造中の案件の工事損失引当
  • 新規 FPSO の発注件数(ブラジル・ガイアナ・西アフリカ・ナミビア)と日当の水準
  • 中国・シンガポールの造船所の船体の空き枠
  • 次の中期経営計画の発表と、還元の方針の変更
  • 商船三井・三井物産の持ち分の変化
  • 稼働中の FPSO の停止・補修のニュース

倍率と資本コストの決め方

先に建造と稼働の 2 つで隻数 × 売上を積み、利益ベースの正当化 PER(k 8.25%・g 3%・残る割合 1/2)の上限の 7.5〜9 割に、やや悲観から楽観までを置いた。k は基本 7.5% に循環 +0.5%・寿命 +0.5% を足した。悲観は稼ぐ力(純利益÷k)から置き、過去や今の PER は根拠にしていない。悲観の PER は ROE÷k に比例して目減りさせた値(上限 × ROE÷k × 0.9。自己資本の 0.2 倍相当を下限)で、8.5 倍(やや悲観の 8.9 倍より低い)。純現金 1,419 億円は建造の前受けが多く、分けずに事業の一部として扱った。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13.5→17.95 倍・やや楽観 PER 12.2→17.57 倍・中立 PER 10.9→17.19 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k=基本 7.5%+quality +1.0%=8.5%。内訳と理由は quality_why。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.50% → 8.25%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. 三井海洋の 2026 年 1〜3 月期(日本経済新聞)
  2. FPSO 契約者市場 2026(Offshore Industry)
  3. 26 年純利益目標 3 億ドルに引き上げ 三井海洋開発(海事プレス)

分析日 2026-10-16