株譜
AI 銘柄分析 · 機械 · 試作

酉島製作所 6363

海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,174 円836 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,612 円687 億円差 +21.5%
10 年後から見ると やや割安 価値 3,174 円836 億円 · 差 +21.5% · 期待の年率 +8.8%
期待の年率リターン(10 年)+8.8%資本コスト比 +1.3 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

酉島製作所は、大型・高圧のポンプに絞った創業 100 年超のメーカーだ。海水淡水化プラントの高圧ポンプでは世界首位級にあり、売上の 6 割強を海外が占める。

筆者の結論は「適正」だ。事業の質は悪くない。ただ、10 年先の利益を今から高く見積もれるほど、利益率が安定していない。今の時価総額は、中立の筋書きを割り引いた値のそばにある。

稼ぎの柱は三つある。新しく納めるポンプ、納めたポンプの保守・部品、そして 2026 年 7 月に買った新日本造機の蒸気タービンとプロセスポンプだ。保守は売上の約 3 割にすぎないが、利益の大半を生んでいる。

弱点は利益率だ。売上は 6 期連続で過去最高なのに、営業利益率は 5% 台まで下がった。大型の海外案件は、値段が入札で決まる。量が増えても利益が付いてこない。

新日本造機は、約 150 億円で営業利益 24 億円の会社を買う取引だ。買い値は安い。ただ、石油化学向けの需要は脱炭素で先が読みにくい。この買収がうまくいくかどうかが、10 年後の筋書きを分ける。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見て、この会社の良さは「止まれないインフラに使う、数の少ない機械」を売っていることだ。悪さは、その機械の大半が入札で売られ、利益が顧客の発注の波に左右されることだ。

株主が持ち帰れる利益は、見かけより小さい。設備投資は重くないが、大型案件では前受金と未収金の波が資金繰りを動かす。税引き後の利益は、自己資本のおよそ 9% を稼ぐ程度だ。

経営の資本配分は、おおむね合格だ。持ち合い株を売って買収の資金に回し、配当と自社株買いも続けている。新日本造機の買い値も、利益に比べて安い。

気になるのは、利益率の目標と実績の差だ。売上の目標は前倒しで達成したが、営業利益は届いていない。数が増えても稼ぎが増えない状態が続けば、買収の効果も薄まる。

筆者は、今の値段に十分な安全域があるとは見ない。かといって高すぎる値段でもない。持ち続けたいと思える会社だが、買い増しを急がせる材料は足りない。

何で稼ぐ会社か

収益は大きく三つに分かれる。

一つ目は新設のポンプだ。会社は「ハイテクポンプ」と「プロジェクト」に分けている。ハイテクポンプは、発電所や化学プラントのように止まれば困る設備向けの特注品だ。プロジェクトは海水淡水化や上下水道の大型案件で、ポンプを数十台から数百台まとめて納める。エジプトの国家案件では 200 台超を受注した。

二つ目はサービスだ。納めたポンプの点検・部品交換・改造を、世界 16 拠点の網で請け負う。2024 年度は売上の 34% を占め、会社のなかでいちばん利益率が高い。

三つ目が新日本造機だ。住友重機械工業から買った会社で、石油化学プラント向けの蒸気タービンとプロセスポンプを造る。2025 年 12 月期の売上は約 190 億円、営業利益は約 24 億円だった。

地域は海外が 6 割強を占める。2026 年 3 月期は中東が 248 億円と前の期の 1.6 倍に伸び、全体の 4 分の 1 を超えた。一方でアフリカは半減し、アジアも減った。国内は官需が 26%、民需が 12% で、上下水道や排水の更新が土台になる。

優良さと弱いところ

堀は「作れる会社が少ない」ことと「納めた実績」だ。値決めの力ではない。

大型・高圧のポンプを造れるメーカーは、世界でも数えるほどしかない。海水淡水化では、世界の主要プラントのほぼすべてにポンプを納めてきた。2024 年には、大流量で高効率の液化水素ポンプを世界で初めて実現した。

納めた実績は、そのまま保守の受注につながる。世界 16 拠点の網で、保守の売上比率は 10% 台から 30% 台へ上がった。ここは長く続く収益だ。

ただし、新設の大型案件は入札で値段が決まる。売上総利益率は 27.2% から 26.2% へ下がった。会社は営業利益率 10% を 2029 年度の目標にするが、足元は 5.4% だ。

経営は選択受注で海外案件の損を抑えてきた。それでも 2016 年 3 月期には赤字を出している。自己資本比率は 50% で、財務は堅い。

筆者は、この会社を「技術は一流、稼ぐ力はまだ二流」と見る。堀は普通の厚さにとどめた。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

世界のポンプ市場は、調査会社の推計で 600〜780 億ドル、年 4〜5% の成長とされる。推計の幅が広いのは、どこまでをポンプと数えるかが違うからだ。最大の用途は水と排水で、約 4 分の 1 を占める。

酉島の主戦場は、そのなかの大型・高圧・特殊の領域だ。市場は小さいが、顧客は国や大手企業で、一件が大きい。

海水淡水化は水不足の国で投資が続く。ただ、足元の需要はやや弱いと会社自身が説明している。中東の新規案件が遅れれば、受注が 60 億円ほど下振れる可能性がある。

電力は追い風だ。北米では生成 AI のデータセンターで電力需要が急に増え、会社は大型の受注を取った。水素・アンモニアのポンプは、まだ売上が小さい新しい芽だ。

競争相手は荏原製作所、スルザー、KSB、フローサーブといった世界の大手と、国内の鶴見製作所などだ。大型案件では、中国・韓国勢の安値も無視できない。

新日本造機が戦う蒸気タービンとプロセスポンプは、石油化学と製油所が顧客だ。設備の更新と法定点検が収益の土台になるが、脱炭素で新設の投資は読みにくい。

資本政策と M&A

還元は DOE(純資産に対する配当の率)3.0% と配当性向 35% を目安にした累進配当だ。今期も増配を予想している。2025 年 5 月からは最大 10 億円の自社株買いを行い、自己株は 2026 年 4 月に消却した。

2025 年 12 月には、保有株を公開買付けに応じて売り、28 億円の売却益を出した。持ち合い株を整理する姿勢は評価できる。

筆頭株主は原田記念財団で、持株比率は約 9.7% だ。りそな銀行、三井住友銀行、タクマなどが続き、安定株主が厚い。

最大の資本の使い道が新日本造機の買収だ。価格は 149 億円で、手元資金を 60 億円残す前提で決めた。利益は 18 億円あるので、買い値は純利益の約 8 倍にとどまる。会社は 2021 年にも豪州のポンプ会社を買っており、買収を使う会社だ。

買収で借入は増える。ただ、前受金が厚く、財務の余裕はまだある。

点検済み(費用点検):今の -24 億円には連結前の新日本造機(営業利益 24 億円)の年換算が入る。同じ範囲では今は約 0 で、中立 -8 億円は軽くない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

酉島は、世界でも数少ない大型・高圧ポンプの専業で、需要の波が来るたびに受注を積み上げてきた。海水淡水化では主要プラントのほぼすべてに納め、液化水素ポンプでも世界初の実績を持つ。水の不足、電力の不足、脱炭素という三つの大きな流れは、どれも 10 年続く。

利益の質も変わる。保守の比率が上がれば、売上が増えるほど利益率が上がる。保守は納めた台数に比例して積み上がるので、2022 年からの大型受注の山は、これから数年かけて保守の収益に変わっていく。

新日本造機の取得は、この流れを加速する。石油化学向けのタービンとプロセスポンプという新しい顧客を得て、保守網を使った売り込みもできる。買い値は純利益の約 8 倍と安く、買ってすぐ利益が増える。

会社が掲げる営業利益率 10% は、無理な数字ではない。新設の利益率が 5% 台に戻り、保守が 4 割に近づけば、全体で 9〜10% に届く。そのとき ROE は 11〜12% になり、倍率も上がる。

慎重な見方

酉島の問題は、売上が増えるほど利益率が下がってきたことだ。売上は 6 期連続で過去最高なのに、営業利益率は 9% 台から 5% 台へ落ちた。会社は中計で 10% を掲げ続けているが、一度も届いていない。

原因は構造にある。新設の大型案件は入札で、値段は競争相手が決める。外注に出す割合が高いハイテクポンプが増えれば、粗利率はさらに下がる。粗利率の低下は 2 期続いている。

地域の偏りも大きい。2026 年 3 月期は中東が全体の 4 分の 1 を超えた。中東情勢の悪化で案件が遅れれば、受注は一気に 60 億円ほど減る。アフリカは 1 年で半減した。大型案件は、ひとつ外れると穴が大きい。

新日本造機も、買い値の安さだけでは安心できない。2023 年 12 月期の営業利益は 4 億円にすぎず、石油化学向けの受注の波が大きい会社だ。脱炭素で製油所や石化の新設が細れば、当てにした相乗効果は出ない。

売上が 1,000 億円を超えても、ROE 10% に届くには利益率が今の 1.5 倍に上がる必要がある。その前提で倍率を積むのは危うい。

どちらに重みを置いたか

事業の強さについては強気の見方に説得力がある。ただ、利益率が上がるという主張には、まだ実績がない。中計の目標が何年も届かないままなので、確率は慎重な見方へ少し寄せた。

中立は営業利益率 7.6% とした。過去 6 期の平均並みで、新日本造機が混ざる分だけ少し高い。強気の筋書き(営業利益率 10%)の確率は 8%、やや強気は 21% にとどめ、慎重側のやや弱気を 24%、弱気を 12% とした。

弱気に 12% を置いたのは、大型案件の失敗と買収の不発が同時に起きる筋書きを、軽く見ないためだ。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 4,979 円1,311 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,089 円287 億円)。 今の値に割り戻すと 3,174 円836 億円、今との差 +21.5%、 期待の年率 +8.8%(資本コスト 7.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 10,141 円2,669 億円 1,596 円420 億円 +349.3% +16.2% 939 円247 億円
やや楽観 21% 7,488 円1,971 億円 1,330 円350 億円 +237.6% +12.9% 1,852 円487 億円
中立 35% 5,659 円1,489 億円 1,102 円290 億円 +158.8% +10.0% 2,366 円623 億円
やや悲観 24% 2,239 円589 億円 950 円250 億円 +22.1% +2.0% 765 円201 億円
悲観 12% 646 円170 億円 570 円150 億円 −53.5% −7.4% 146 円38 億円
加重平均100% 4,979 円1,311 億円1,089 円287 億円 +132.3% +8.8% 6,068 円1,597 億円

今の株価時価総額 2,612 円687 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 8% 水・電力・水素が同時に伸び、利益率が 10% に届く 利益 155 億円 · PER 17.2 倍 · 株価時価総額 10,141 円2,669 億円

海水淡水化の更新、北米の電力、水素・アンモニアが同時に伸び、新設ポンプの市場が 10 年で 1.25 倍になる。会社はシェアを 7% まで上げ、大型案件の値段も守る。

保守は納入台数の積み上がりで市場が 1.3 倍に広がり、保守網を生かしてシェアも 3.2% へ伸びる。新日本造機は、酉島の営業網で石油化学・ガス向けに売り込み、売上が 400 億円を超え、営業利益も今の 2 倍を超える水準へ育つ。

営業利益率は 10% に届き、会社が掲げる中計の目標を 10 年後に実現する筋書きだ。ROE は 12% 台になる。ただし、これだけの伸びを 10 年続けるには、液化水素の商用化など新しい需要が立ち上がることが前提になる。

  • 新設ポンプ(ハイテクポンプ・プロジェクト):数量 12,500(大型・高圧・特殊ポンプの新設市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 9.4%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 1,173 億円・営業利益 76 億円。市場 1.25 倍・シェア 7.0%、利益率 6.5%
  • サービス(保守・部品・改造):数量 15,600(同じ領域のポンプの保守・部品・改造の市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 4.3%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 669 億円・営業利益 100 億円。市場 1.3 倍・シェア 3.2%、利益率 15%
  • 新日本造機(蒸気タービン・プロセスポンプ):数量 17,250(石油化学・製油所向け蒸気タービンとプロセスポンプ(保守を含む)の世界市場(億円、実質)× シェア)× 価格 2.4%(実質の市場に対する売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 416 億円・営業利益 58 億円。市場 1.15 倍・シェア 1.8%、利益率 14%

倍率:事業の純利益 155 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.6% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.2 倍。全体の PER 17.22 倍、時価総額 2,669 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:複数の需要が 10 年続き、利益率まで中計どおりに届く必要がある。中計の目標は何年も届いていないので 1 割を切る確率にとどめる。

やや楽観 21% 保守が厚みを増し、営業利益率が 9% に近づく 利益 122 億円 · PER 16.1 倍 · 株価時価総額 7,488 円1,971 億円

新設ポンプの市場は 1.2 倍に伸び、シェアは 6.65% へ少し上がる。保守は市場が 1.25 倍になり、シェアは 3.0% まで伸びる。

新日本造機は、酉島の海外網に乗って国外の売上を伸ばす。石油化学向けの更新需要と、蒸気タービンの法定点検が下支えになり、利益率は 12.8% を保つ。

営業利益率は 8.8% まで上がる。中計の 10% には届かないが、過去の最高水準(9% 台)に近づく。保守の比率が高まり、値上げもある程度通る筋書きだ。

10 年のあいだに、北米の電力向けと中東の更新が順に受注を支え、大型案件の穴を別の地域が埋める。外注費の上昇は値段に転嫁でき、粗利率は 28% 台を取り戻す。売上は 2,000 億円を超え、ROE は 10% 台になる。

  • 新設ポンプ(ハイテクポンプ・プロジェクト):数量 12,000(大型・高圧・特殊ポンプの新設市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 8.9%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 1,069 億円・営業利益 56 億円。市場 1.2 倍・シェア 6.65%、利益率 5.2%
  • サービス(保守・部品・改造):数量 15,000(同じ領域のポンプの保守・部品・改造の市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 4.0%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 603 億円・営業利益 86 億円。市場 1.25 倍・シェア 3.0%、利益率 14.2%
  • 新日本造機(蒸気タービン・プロセスポンプ):数量 16,500(石油化学・製油所向け蒸気タービンとプロセスポンプ(保守を含む)の世界市場(億円、実質)× シェア)× 価格 2.1%(実質の市場に対する売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 354 億円・営業利益 45 億円。市場 1.1 倍・シェア 1.6%、利益率 12.8%

倍率:事業の純利益 122 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.9% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.1 倍。全体の PER 16.12 倍、時価総額 1,967 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:海水淡水化の更新、北米電力、新日本造機の売り込みが半分うまくいく筋書き。実現する可能性はあるが、実績が足りない。

中立 35% 堅実に伸びるが、利益率は過去の平均並みにとどまる 利益 96 億円 · PER 15.2 倍 · 株価時価総額 5,659 円1,489 億円

新設ポンプの市場は実質で 1.15 倍、保守は 1.2 倍、新日本造機の領域は 1.05 倍と、世界の水・電力・石油化学の需要に沿って育つ。会社のシェアは、新設でわずかに上がり、保守で少し上がる。

利益率は、新設が 4% 台に戻る。外注費と原材料高を値段に転嫁できる分だけ改善し、中計の目標までは行かない。保守は 13.5% を保ち、新日本造機は 11.5% に落ち着く。

営業利益率は 7.6% で、過去 6 期の平均並みだ。売上は 1,800 億円台に乗る。ROE は 9% 台で、資本コストを少し上回る程度の、堅実だが突き抜けない会社として落ち着く。

  • 新設ポンプ(ハイテクポンプ・プロジェクト):数量 11,500(大型・高圧・特殊ポンプの新設市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 8.4%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 971 億円・営業利益 39 億円。市場 1.15 倍・シェア 6.3%、利益率 4.0%
  • サービス(保守・部品・改造):数量 14,400(同じ領域のポンプの保守・部品・改造の市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 3.7%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 531 億円・営業利益 72 億円。市場 1.2 倍・シェア 2.75%、利益率 13.5%
  • 新日本造機(蒸気タービン・プロセスポンプ):数量 15,750(石油化学・製油所向け蒸気タービンとプロセスポンプ(保守を含む)の世界市場(億円、実質)× シェア)× 価格 1.9%(実質の市場に対する売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 306 億円・営業利益 35 億円。市場 1.05 倍・シェア 1.45%、利益率 11.5%

倍率:事業の純利益 96 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.5% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.2 倍。全体の PER 15.16 倍、時価総額 1,455 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:事業の実力と過去 6 期の利益率の平均に合わせた置き方で、強気と慎重の言い分の落としどころ。

やや悲観 24% 入札の値下げと中東の偏りで、利益率が今の水準に張り付く 利益 59 億円 · PER 9.4 倍 · 株価時価総額 2,239 円589 億円

中東の大型案件が減り、海水淡水化は更新が中心の落ち着いた市場になる。新設ポンプの市場は 1.08 倍にとどまり、シェアは 5.9% に下がる。入札の値下げ圧力が続き、新設の利益率は 2.5% に沈む。

新日本造機は、石油化学の新設が細り、シェアが 1.2% へ落ちる。相乗効果は出ず、利益率は 9% まで下がる。のれんの一部を減損する。

営業利益率は 5.7% と今の水準に張り付く。保守は堅調だが、新設の弱さを埋めきれない。ROE は 6% 台で、資本コストを下回る。

売上は名目で 1,500 億円台まで伸びるが、物価の分が大きく、数量はほとんど増えない。値上げは外注費と人件費の上昇に食われ、利益の増えない成長になる。配当は DOE の目安で続くが、買収で増えた借入の返済が自由に使える資金を細らせる。

  • 新設ポンプ(ハイテクポンプ・プロジェクト):数量 10,800(大型・高圧・特殊ポンプの新設市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 7.9%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 854 億円・営業利益 21 億円。市場 1.08 倍・シェア 5.9%、利益率 2.5%
  • サービス(保守・部品・改造):数量 13,200(同じ領域のポンプの保守・部品・改造の市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 3.4%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 442 億円・営業利益 53 億円。市場 1.1 倍・シェア 2.5%、利益率 12%
  • 新日本造機(蒸気タービン・プロセスポンプ):数量 15,000(石油化学・製油所向け蒸気タービンとプロセスポンプ(保守を含む)の世界市場(億円、実質)× シェア)× 価格 1.6%(実質の市場に対する売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 241 億円・営業利益 22 億円。市場は横ばい・シェア 1.2%、利益率 9%

倍率:ROE 6.4% は k 7.5% を下回る。正当化 PBR =(ROE − g)÷(k − g)=約 0.6 倍、PER に直すと約 9.4 倍。ためた利益は額面より低い価値として扱う。

確率:入札の値下げと中東の偏りは、すでに足元で出ている懸念。利益率の低下が続く筋書きを、中立より少し重く置く。

悲観 12% 大型案件の失敗と買収の不発が重なり、低収益に戻る 利益 25 億円 · PER 6.8 倍 · 株価時価総額 646 円170 億円

大型案件で採算の崩れる事故が起き、中東の発注も止まる。新設ポンプの市場は 0.95 倍に縮み、シェアは 5% へ下がる。新設の利益はほぼゼロになる。

中国・韓国勢の安値攻勢で、保守の値段も下がる。新日本造機は、脱炭素で石油化学の投資が縮み、売上が 180 億円台に細る。取得の価値は大きく傷み、のれんと資産を減損する。

営業利益率は 3% 台に落ち、2016 年 3 月期に近い低収益の会社に戻る。選択受注の規律と海外案件の管理が崩れた会社の姿で、10 年かけて利益が大きく削られる。

配当は減らさざるを得ず、財務の余裕も使い切る。株式市場は、稼ぐ力を戻せるかどうかを疑い続ける。ただし保守の収益と自己資本の厚さは残るので、会社が消えるほどの筋書きではない。

  • 新設ポンプ(ハイテクポンプ・プロジェクト):数量 9,500(大型・高圧・特殊ポンプの新設市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 6.7%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 637 億円・営業利益 3 億円。市場 0.95 倍・シェア 5.0%、利益率 0.5%
  • サービス(保守・部品・改造):数量 12,000(同じ領域のポンプの保守・部品・改造の市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 3.1%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 370 億円・営業利益 37 億円。市場は横ばい・シェア 2.3%、利益率 10%
  • 新日本造機(蒸気タービン・プロセスポンプ):数量 13,500(石油化学・製油所向け蒸気タービンとプロセスポンプ(保守を含む)の世界市場(億円、実質)× シェア)× 価格 1.3%(実質の市場に対する売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 181 億円・営業利益 9 億円。市場 0.9 倍・シェア 1.0%、利益率 5%

倍率:ROE 3.2% が k 7.5% 以下で、ためた利益は額面を下回る価値。PER は 1÷k = 12.5 倍が上限で、目減りは ROE÷k = 0.40 に比例するので、上限 × 0.60 × 0.9 で 6.8 倍になる。6.8 倍に置いた。やや悲観の 9.4 倍より低い。純現金はなく、売れる資産も確認できていないので、床の資産では値を支えない。

確率:大型案件の失敗、中東の停止、新日本造機の不発が重なる筋書き。2016 年 3 月期の赤字の前例があり、1 割強を置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

新設ポンプ(ハイテクポンプ・プロジェクト)

発電・化学向けの特注ポンプと、海水淡水化・上下水道の大型案件に納める新しいポンプ。

数量大型・高圧・特殊ポンプの新設市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア価格実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 10,000 6.2% 622 10
10 年後 中立 11,500 8.4% 971 39

取り方:世界のポンプ市場(約 650 億ドル、約 9.8 兆円という調査会社推計の中央)のうち、酉島が戦う大型・高圧・特殊の領域を約 1 兆円と推定。2024 年度の構成比(保守 34.1%)から保守を約 3 割と置き、残りの約 620 億円を新設とした。営業利益は保守が最も高い利益率という説明から逆に割り振った推定。

サービス(保守・部品・改造)

納めたポンプの点検・部品交換・改造と、データを使った予防保全。世界 16 拠点で行う。

数量同じ領域のポンプの保守・部品・改造の市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア価格実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 12,000 2.6% 307 40
10 年後 中立 14,400 3.7% 531 72

取り方:2024 年度のサービス比率 34.1% と、新設の伸びで比率がやや下がったことから、2026 年 3 月期は約 3 割(約 307 億円)と推定。市場は新設の市場とほぼ同じ規模の約 1.2 兆円と置いた。営業利益率は約 13% の推定。

新日本造機(蒸気タービン・プロセスポンプ)

石油化学・製油所向けの蒸気タービンとプロセスポンプの製造・販売・保守。2026 年 7 月に住友重機械工業から取得。

数量石油化学・製油所向け蒸気タービンとプロセスポンプ(保守を含む)の世界市場(億円、実質)× シェア価格実質の市場に対する売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 15,000 1.3% 192 24
10 年後 中立 15,750 1.9% 306 35

取り方:2026 年 3 月期の連結には入っていないので、取得の開示にある 2025 年 12 月期の実績(売上 191.7 億円・営業利益 24 億円)を足した擬似連結とした。市場は約 1.5 兆円と推定し、シェアは約 1.3%。

リスクと懸念

利益率が上がらない

売上が過去最高を更新し続けても、営業利益率は 9% 台から 5% 台へ下がった。入札で決まる新設の値段、外注費、原材料高が重なると、中計の営業利益率 10% は遠のく。

中東への集中

2026 年 3 月期は中東の売上が 248 億円で、全体の 4 分の 1 を超えた。地政学の悪化や顧客の予算の見直しで案件が遅れれば、受注が 60 億円ほど下振れる可能性を会社も示している。

新日本造機の取り込み

石油化学向けの受注は波が大きく、2023 年 12 月期の営業利益は 4 億円まで落ちた。脱炭素で新設が減ると、相乗効果は出にくい。のれんの減損も起こりうる。

大型案件の採算悪化

海外の大型プロジェクトは工期が長く、設計変更や材料高、為替で採算が崩れやすい。2016 年 3 月期には赤字を出した。選択受注の規律が緩むと、また起こる。

海水淡水化需要の鈍り

会社は足元の海水淡水化の需要を「やや減」と説明している。中東・北アフリカの投資が一巡すると、世界首位の地位だけでは売上を支えきれない。

為替

売上の 6 割強が海外で、ドル・ユーロ・中東通貨の動きが営業外の損益を大きく動かす。2027 年 3 月期は営業利益が増える予想なのに、経常利益は減る見通しだ。

今後の分かれ目

営業利益率が 2 期続けて 7% を超えたら
強気の筋書きの確率を上げてよい。保守の比率が上がり、利益の質が変わったことを意味する。
中東で大型案件の発注が数件遅れたら
受注残の取り崩しが先に来る。やや弱気の筋書きに重みを移し、アフリカ・アジアの回復があるかを見る。
新日本造機の営業利益が 2 期続けて 15 億円を割ったら
買収の効果は薄いと判断する。のれんの減損の有無と、石油化学向けの受注残を確認する。
北米の電力向けの大型受注が続いたら
新設の売上は伸びるが、利益率が付いてくるかを見る。値段の交渉力が戻っていれば、中立より上の筋書きが現実味を帯びる。
中計の新しい目標で営業利益率を引き上げたら
会社が利益率を最優先に置いた証拠になる。具体策(保守比率・値上げ・外注の見直し)が数字で示されているかを確認する。
配当や自社株買いが DOE 3% を大きく超えて増えたら
資本の使い道が尽きた合図かもしれない。成長投資と買収の余地が小さくなっていないかを確認する。

見ておくもの

  • 営業利益率(新日本造機を除く既存事業と、含めた全体の両方)
  • 受注高・受注残と、受注のうち中東・北米電力・アフリカの割合
  • 売上総利益率(外注費・原材料高の影響)
  • 新日本造機の売上・営業利益(石油化学向けの受注の波)
  • 新しい中期経営計画の営業利益率・ROE の目標と、保守比率の目標

倍率と資本コストの決め方

三つの稼ぎを、市場の大きさ × シェア × 営業利益率で積み、利益から倍率を式で置いた。中立の PER は 12.6 倍で、正当化 PER の上限 13.3 倍の約 95%。今の株価からは出発していない。結果として中立の 10 年後は今の時価総額の約 1.7 倍、確率をかけた価値は今の値段とほぼ同じ。財務は今と同じ形(家賃・リースを営業費用に入れた形)でそろえた。新日本造機は、2025 年 12 月期の実績を足した擬似連結を起点にした。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 14→17.22 倍・やや楽観 PER 13.3→16.12 倍・中立 PER 12.6→15.16 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality +0.5% = 8.0%。新日本造機の取り込みの不安は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.50%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. 新日本造機の株式取得(子会社化)に関するお知らせ(酉島製作所・2026 年 2 月 10 日)
  2. 中期経営計画「Beyond110」(酉島製作所)
  3. 酉島製作所:大型・高圧ポンプを製造できる国内屈指のポンプメーカー(FISCO)

分析日 2026-10-16