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JRC 6224

国内コンベヤ部品の強い事業基盤に対して株価は割安。10年後の価値を左右するのは海外展開と買収の投資効率

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,035 円264 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-11-02)1,121 円145 億円差 +81.5%
10 年後から見ると 割安 価値 2,035 円264 億円 · 差 +81.5% · 期待の年率 +14.5%
期待の年率リターン(10 年)+14.5%資本コスト比 +7.2 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約5.9%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

JRCは、製鉄所や発電所などで使うベルトコンベヤの部品に強みを持つ機械メーカーである。筆者は現在の時価総額約151億円を、10年先の稼ぐ力に対して割安と見る。国内の屋外用コンベヤ部品では会社推定のシェアが52%に達し、設備が稼働する限り部品交換が繰り返される。売上のすべてが景気に左右される装置販売ではないことが、価値の出発点になる。

ただし、国内事業の強さを会社全体に広げて考えてはならない。環境エネルギー事業は公共施設や発電設備の工事・保守が中心で、案件の採算と施工能力に左右される。ロボットSI事業は食品・医薬品工場の自動化を担うが、受注の時期がずれやすく、まだ十分な利益の厚みがない。国内コンベヤで稼いだ資金を、別の競争条件にある事業へ移す経営である。

会社は2035年2月期に売上高750億円、営業利益120億円を目指している。実現すれば現在とは別規模の企業になるが、海外市場の開拓と継続的なM&Aが必要であり、株主が最初から全額を信じてよい目標ではない。中立では国内部品の地位を保ちながら海外、環境、ロボットが段階的に成長する程度にとどめた。それでも10年後の利益は現在を上回る。

最大の懸念は、成長のために残した利益が本当に高い利回りを生むかどうかだ。過去の高いROEは魅力的だが、自己資本が積み上がり、買収先の収益性が低ければ、株主資本の効率は低下する。強い国内部品事業を評価しつつ、将来の高成長を確定利益のように扱わない。その姿勢でも割安というのが結論である。

バリュー投資の観点から

長く持つ株主の立場では、最初に国内コンベヤの消耗品事業を見たい。顧客が設備を動かすほど部品は傷み、交換のたびに注文が入る。半世紀を超える納入実績と全国の供給網は、新規参入者が短期間に作れるものではない。価格だけでなく、故障時に納品が遅れないことが顧客にとって大切である。こうした事業には、将来の利益を比較的読みやすい価値がある。

しかし、同じ会社の中でも環境工事やロボットSIは異なる性質を持つ。案件ごとに見積もり、技術者を配置し、完成させて代金を受け取る。工事の遅延や外注費の増加で利益が消えることもある。国内部品の優位性だけを理由に、グループ全体へ強い堀を認めるべきではない。特にM&Aで急成長する会社では、取得後の営業利益よりも、取得対価と追加投資を差し引いた株主の利益を重視したい。

過去のROEが高いことにも条件が付く。いまの小さな自己資本で優れた利益を出せていても、利益の7割を残し続ければ資本は増えていく。その資本を海外工場、買収、設備更新に投じ、資本コストを上回る増分利益を稼げるなら価値は大きく伸びる。逆に、新事業が低収益のままなら、高かったROEは次第に普通の水準へ戻る。株主のものになる現金を、会計上の純利益と同じものとして数えてはならない。

現在の評価では、国内の堅い事業が下支えする利益に対し、支払う価格には相応の安全域がある。会社の750億円構想を実現条件にしなくても価値が見込める点を評価する。ただし、その安全域は買収の失敗や株式の希薄化を無視してよいほど大きいものではない。国内の堀が維持されることと、再投資が成功することを別々に監視する企業である。

何で稼ぐ会社か

事業の中心は、屋外用ベルトコンベヤのローラ、プーリ、周辺部品の製造・販売だ。顧客は製鉄、セメント、採石、製紙、発電などの事業者である。長いコンベヤには多数の回転部品が使われ、摩耗すれば交換しなければならない。設備を新設しなくても需要が生まれる仕組みであり、会社はローラの年間生産規模を約75万本と説明している。自動生産ライン、常備在庫、全国の営業・物流拠点を組み合わせて短納期で供給する。

コンベヤ事業では、部品を納めるだけでなく、ベルトの蛇行防止、付着物の除去、安全対策、設備の点検や修繕まで請け負う。2026年2月期のソリューション売上高は約18億円に増えたが、これはコンベヤ売上に含まれる金額であり、別の収益として加算してはいけない。国内で得た製造技術を海外に展開するため、ベトナムの製造拠点も整えている。ただし、海外だけの売上高と販売本数は十分に開示されていない。

環境エネルギー事業は、ごみ処理施設、水処理施設、発電プラントの設備設計、製作、据付工事、保守を担う。高橋汽罐工業を取り込んだ後、JRC C&Mやセイコーテックとの再編を進め、2026年3月にはJRC E&Eに機能を集約した。設備更新に伴う工事を受け、その後の点検・修繕にもつなげる事業である。国内コンベヤのような標準消耗品の反復販売とは異なり、工事原価と人員配置が利益を左右する。

ロボットSI事業では、主に食品・医薬品の工場向けに、ロボットと搬送・包装・検査設備を組み合わせる。現場調査、設計、機器の手配、組立、配線、設置、稼働調整まで請け負う物理的な設備事業である。標準パッケージを増やせれば同じ設計を再利用できるが、現状は顧客ごとの仕様対応も多い。新設されたグロースM&A事業も、買収先を通じてこれらの事業領域を広げる役割を持つ。

優良さと弱いところ

最も信頼できる競争上の強みは、国内の屋外用コンベヤ部品にある。会社推定のシェアは2019年ごろの41%から52%へ上昇した。全国に広がる顧客基盤と短納期供給体制は、単純な製品価格だけでは模倣しにくい。製鉄所などでは、故障による設備停止の損失が部品代を大きく上回る場合がある。必要な部品を正確に早く納める会社には、既存顧客が発注を続ける理由がある。

会社はローラの全自動生産ラインと製造情報の追跡管理を強みとしている。顧客の現場改善まで踏み込むソリューション売上も増えており、2026年2月期には価格改定や生産合理化が利益を支えた。したがって、値上げの余地が全くない汎用部品メーカーではない。ただし、公表された52%は会社独自の推定市場に対する数字であり、競合を含む客観的な数量シェアではない。国内全製品で独占的な価格決定権があるとまでは評価しない。

利益率と資本効率は良好だ。2026年2月期の営業利益率は約14%、自己資本に対する利益率も高い。しかし、その数字には買収先の利益、事業構成の変化、資本の小ささが影響している。国内コンベヤだけの増分投資利回りと、買収先を含む全社の増分ROICは区別する必要がある。事業買収で売上が増えても、買収対価や追加運転資金に見合う利益を得られなければ価値は増えない。

国内コンベヤの堀は強いが、グループ全体の堀はまだ普通の水準と判断する。海外ではブランドと販路を築く段階にあり、環境工事とロボットSIでは顧客が案件ごとに発注先を比較する。10年後も国内の部品交換需要は残るだろうが、拡大した会社が同じ高収益性を維持できるかは別の問いである。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の屋外用ベルトコンベヤ部品市場は成熟市場である。会社資料は2028年の日本市場を約156億円と推計している。市場成長率4.7%を使って2026年に遡ると約142億円となり、52%のシェアに相当する売上規模は約74億円になる。設備の新設台数が大きく増えなくても、摩耗部品の交換と既設設備の延命で需要は続く。国内の実物需要が10年で倍増するような産業ではない。

競争相手は、地域のローラ・プーリメーカー、コンベヤ部品供給会社、設備メーカーの内製部門である。椿本チエインや三機工業などの搬送設備関連企業も隣接市場に存在するが、扱う製品や請負範囲が異なるため、各社の全社売上高を直接比較して部品シェアを計算するのは誤りだ。会社推定52%以外に、同じ定義で比較できる競合各社のシェアは確認できない。中立では国内シェアの維持を前提とし、競合から一段と奪う効果は楽観側だけに含める。

海外の余地は国内より大きい。会社が引用する市場調査では、世界のコンベヤ関連部品市場は2028年に約3,115億円、2035年に約4,100億円と見込まれる。ただし、これは会社自身が開示した予測であり、対象製品と為替換算にも依存する。中国などの低価格供給企業や現地設備メーカーとの競争を考えると、日本の高いシェアを海外へ移植できるわけではない。ベトナム拠点の立上げ後に、実際の受注量と現地採算を確かめる必要がある。

環境設備の更新需要には、設備の老朽化という長期的な根拠がある。全国のごみ焼却施設は約1,000施設、下水処理場は約2,200施設あり、設備更新や耐震化の工事が続く。一方、ごみ処理施設の数自体は人口減少や広域集約で減りうる。カナデビア、JFEエンジニアリング、荏原環境プラントなど大手は施設全体を扱う場合があり、JRCの部分工事と単純に市場シェアを比べられない。施設数の増加ではなく、既設施設1件当たりの改良需要と受注範囲の拡大が成長の筋になる。

ロボットSIには製造業の人手不足という追い風がある。ただし、日本ロボット工業会による2025年の国内向け産業用ロボット出荷額は約2,041億円で、前年比では減少した。これはロボット本体の市場であり、設計・据付を含むSI請負市場の規模やJRCのシェアを表さない。ロボット本体メーカー、搬送設備メーカー、地域のシステムインテグレーターが競合し、案件獲得の競争は激しい。AIエージェントによる事務作業の代替は進むが、同社の中心は物理設備の製造と現場施工であるため、人月型ソフトウェアSIの一律縮小シナリオには該当しない。

資本政策と M&A

資本配分は、国内コンベヤの安定収益を新事業へ投じる方針が明確である。中期経営計画は2028年2月期の売上高172億円、営業利益23億円、営業利益率13.4%、ROE25%以上を目標とする。長期ビジョンは2035年2月期の売上高750億円、営業利益120億円、営業利益率16%以上だ。長期目標には積極的なM&Aの成功が不可欠であり、計画数値と確実に実現する利益を混同しない。

株主還元については、連結配当性向30%程度という数字の約束がある。2024年2月期から2026年2月期にかけて配当は増え、2027年2月期も記念配当を含めた増配を予定している。他方、DOEや総還元性向の明確な数値目標、大規模な自社株買いの金額目標は確認できない。過去の還元実績は利益の約3割が中心であり、内部留保の相当部分を経営陣が再投資する構造である。

M&Aは急速に増えている。高橋汽罐工業などの環境事業再編に続き、2026年には省力化機械の機電、衣類搬送システムのトーカイコンベア、水処理設備保守のナンヨートレイディングの取得を進めた。開示された取得対価は合計約13億円で、2026年9月には買収資金などのため11億円の借入も実行した。買収先の顧客基盤は魅力的だが、のれん、統合作業、金利負担が今後の利益にどう反映されるかはまだ確定していない。

既存株主にとっては株式数の増加にも注意が要る。2026年8月末の自己株控除後株数は添付の基準株数より増え、その後も株式報酬による自己株交付があった。潜在株式による希薄化も確認できるため、会社全体の成長がそのまま従来株主の取り分になるとは扱わない。買収と株式報酬の効果は、1株当たりの利益で評価し続ける必要がある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

JRCの国内コンベヤ部品事業は、一般的な中小機械メーカーよりも優れた立場にある。国内シェア52%という会社推定には限界があるとしても、独自の全自動生産ラインと全国の即納ネットワークは実在する。設備の新設が止まっても、既存設備のローラとプーリは交換され続ける。しかも、故障による停止損失を嫌う顧客に対して、価格だけで勝負する必要はない。部品供給から設備改善とメンテナンスへ広がれば、既存顧客から得る売上は増え、単なる市場成長率を超える余地がある。

海外には国内の何十倍もの市場がある。ベトナムの製造拠点が稼働し、代理店網と現地顧客の採用が進めば、現在は小さい海外の売上が次の柱になる。競争力の源泉は、単純な低価格ではなく、耐久性、品質管理、設計提案、短納期を組み合わせた提供能力だ。最初の販売実績を足場に再注文が増える構造を確立できれば、海外も国内に似た継続収益へ変わっていく。

環境エネルギー事業にも、施設更新を長期間必要とする社会的な事情がある。高橋汽罐工業と関連会社の統合によって、コンベヤ、ボイラ、特殊ポンプ、設備保守を一体で提案する力が増した。ナンヨートレイディングの買収で得る既存施設との関係も、新たな受注につながりうる。ロボットSIでは機電の技術と既存の食品向け自動化を組み合わせ、標準設計の再利用を進めれば利益率は改善する。こうした隣接領域の買収が成功すれば、国内部品の利益を原資として高い増分投資利回りを実現できる。

最大の魅力は、この複数の成長機会を現在の比較的小さな企業価値で保有できることにある。会社の長期計画をすべて達成しなくても、国内の堅い収益に海外と環境の拡大が加われば、10年後の利益は大きくなる。強い事業を土台にした買収が、適正な価格と統合能力の範囲で続くなら、今の評価は長期の収益力を十分に反映していない。

慎重な見方

国内のシェア52%を、そのまま価格決定力や永続的な利益率へ読み替えるのは危険だ。この数字は公的統計による厳密なシェアではなく、競合企業の売上を会社が推定して算出したものである。供給実績や品質は確かに強みだが、国内市場は成熟しており、顧客の設備投資や工場稼働が落ちれば注文は減る。省人化や予知保全が進めば部品交換の頻度が下がる可能性もある。国内だけで会社の売上が何倍にもなることは期待しにくい。

海外ではさらに大きな不確実性がある。現地の部品メーカーは価格が低く、販路と保守網も持っている。日本で評価された品質が、そのまま世界で高く売れるとは限らない。ベトナムへの製造投資は先に現金を使い、操業が軌道に乗るまでは人件費と償却費が発生する。大きな市場が存在することと、そこから高い利益率で売上を得られることは全く別である。

環境工事の成長は、買収と大型案件の受注によって数字が大きく見えている面がある。施工人員が足りなければ受注を増やせず、原価上昇を契約金額へ転嫁できなければ採算が悪化する。公共施設の老朽化は需要の根拠にはなるが、競争入札で高い利益が約束されるわけではない。ロボットSIも自動化需要がある一方、案件の期ずれや個別設計の負担で売上の伸びが利益につながらない。AIによる設計支援が普及すれば、技術者の工数に対して顧客が支払う金額にも圧力がかかる。

最も警戒すべきなのは、資本配分の失敗である。取得対価を払った後に十分な利益が生まれず、のれんの償却や減損が続けば、会社全体のROEは低下する。追加借入の金利も将来は現在より高くなりうる。配当性向が約30%ということは、多くの利益を経営陣が再投資するという意味でもある。買収が続くほど監視すべき対象は増え、従来株主の取り分も株式報酬や新株発行で薄まる可能性がある。過去の高収益が10年続くと考えるのは危うい。

どちらに重みを置いたか

国内コンベヤの継続収益と供給網については、強い評価を採る。会社固有の優位性が実際にあり、単なる景気循環銘柄として扱うのは適切ではない。一方、2035年の長期計画に向かう成長の大半は、まだ実績の少ない海外展開と買収の成功に依存するため、楽観を中心にはしない。

確率は中立36%を最大とし、楽観側35%、悲観側29%とした。国内の堀が損失の頻度を抑える点で上側をやや厚くするが、買収失敗と金利上昇を無視しない。中立では将来ROEが現在より下がる前提にした。それでも現在の株価との比較では割安であり、結論は成長計画への無条件の信頼ではなく、既存事業の強さに基づくものである。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/02 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 3,482 円451 億円(+ 還元の換算額還元の合計 434 円56 億円)。 今の値に割り戻すと 2,035 円264 億円、今との差 +81.5%、 期待の年率 +14.5%(資本コスト 7.2%)→ 割安

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 12% 10,007 円1,296 億円 943 円122 億円 +876.9% +28.0% 1,314 円170 億円
やや楽観 23% 5,090 円659 億円 568 円74 億円 +404.8% +19.1% 1,301 円169 億円
中立 36% 2,717 円352 億円 383 円50 億円 +176.5% +11.7% 1,116 円145 億円
やや悲観 20% 616 円80 億円 213 円28 億円 −26.0% −3.4% 166 円21 億円
悲観 9% 106 円14 億円 102 円13 億円 −81.4% −18.6% 19 円2 億円
加重平均100% 3,482 円451 億円434 円56 億円 +249.3% +14.5% 3,916 円507 億円

今の株価時価総額 1,121 円145 億円(2026-11-02)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 12% 海外と買収が新たな収益柱になる 利益 73 億円 · PER 18.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 10,007 円1,296 億円

国内では独自の生産ラインと全国の供給網が一段と強みを増す。既存顧客の設備保全を広く引き受け、部品販売に加えて改修、点検、予防保全の案件が増える。国内市場そのものの実物需要は大きく増えないが、競合からのシェア獲得と取引範囲の拡大によって国内コンベヤ売上は増加する。価格改定も定着し、国内事業の高い利益率を維持する。

ベトナム製造拠点は採算を確立し、東南アジアの鉱山、セメント、製鉄分野で継続顧客を得る。現地調達と代理店網が整い、海外の取扱量は現在の小さな基盤から飛躍する。単価には競争圧力が残るが、数量増加による工場稼働率の改善が利益に効く。海外が国内と並ぶ収益源に育つ。

環境エネルギー事業ではJRC E&Eの一体施工体制が評価され、基幹改良から長期保守まで受注範囲が広がる。ロボットSIは機電などの技術と標準化した設計を組み合わせ、個別設計の負担を下げながら大型の複合ライン案件を獲得する。買収は適正な価格で実行され、統合後の利益が取得対価に見合う。高い利益成長を実現するが、それでも2035年の会社目標の全面達成を必須条件にはしない。

  • 国内コンベヤ部品・ソリューション:数量 92.0(ローラ・周辺部品の標準ローラ換算取扱量(万本、推計))× 価格 14,300(ローラ換算1本当たりの部品・付帯サービス売上(円、推計))→ 売上 132 億円・営業利益 38 億円。国内の標準ローラ換算量が約31%増加。競合からのシェア獲得と保守・ソリューションの高付加価値化が寄与し、単価は約1.36倍。
  • 海外コンベヤ関連:数量 100(海外向け標準ローラ換算取扱量(万本、推計))× 価格 12,300(海外向けローラ換算1本当たり売上(円、推計))→ 売上 123 億円・営業利益 23 億円。東南アジアで現地量産・代理店網が成功。世界市場の数%規模の獲得を想定する高い成長ケース。
  • 環境エネルギー・プラント:数量 95.0(改良・製作・施工・保守の標準案件換算件数(件、推計))× 価格 2.10(標準案件1件当たり売上(億円、推計))→ 売上 200 億円・営業利益 44 億円。改良・保守の標準案件換算95件。買収先との一体施工と高付加価値案件の獲得によって利益率22%。
  • ロボットSI・工場自動化:数量 170(標準自動化設備案件換算件数(件、推計))× 価格 1.02(標準案件1件当たり売上(億円、推計))→ 売上 173 億円・営業利益 28 億円。標準設計の横展開と大型ライン受注が進み、案件換算170件。物理設備の標準化で利益率16%。

倍率:10年後ROEは72.5÷361.9=20.03%。資本コスト7.25%、普通の堀による超過収益の残存率2分の1からRONIC=13.64%とする。長期名目成長率3%を使う正当化PER=(1−0.03÷0.1364)÷(0.0725−0.03)≒18.35倍。楽観でも倍率に将来成長を二重計上せず、利益成長を2036年時点の純利益へ反映した。10年間の純利益累計約433.5億円、還元約130億円から自己資本361.9億円と整合する。営業利益112.15億円に対する純利益72.5億円は、将来の借入利息・税負担を含む。

確率:国内の高いシェアを守りつつ、ベトナム拠点の量産、海外販売網の拡張、環境プラントとロボットSIの高収益化が同時に成功する必要がある。会社の長期構想に近い大きな成長は可能だが、まだ実績で証明されていないため12%にとどめる。

やや楽観 23% 国内の強さを維持して周辺事業が育つ 利益 38 億円 · PER 17.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 5,090 円659 億円

国内のコンベヤ部品では既存顧客の交換需要が続き、会社は国内首位の位置を守る。製品品質と納期への信頼によって価格改定が定着し、設備改善や保守の追加受注も増える。シェアは小幅に上昇するが、市場全体が成熟しているため数量の伸びは緩やかである。利益率は現在の高水準から大きく崩れず、グループの資金源としての役割を果たす。

海外ではベトナム拠点の立上げに時間を要するものの、主要顧客と販売代理店を着実に増やす。数量は現在の小さな基準から大きく増えるが、現地メーカーとの競争によって単価上昇は日本より弱い。海外事業の利益率は国内を下回るものの、事業全体では収益に貢献する。

環境エネルギー事業は公共施設の改良工事と保守契約を増やし、JRC E&Eの営業・施工体制の統合が成果を上げる。ロボットSIでは食品工場向けのパッケージ化と機電との連携が進み、案件の標準化で採算が改善する。M&Aは実施するが、取得対価に見合う利益を確保することを優先するため、会社の長期構想ほどの急激な拡大は目指さない。再投資の利回りは資本コストを上回るが、国内部品ほど高くはならない。

  • 国内コンベヤ部品・ソリューション:数量 80.0(ローラ・周辺部品の標準ローラ換算取扱量(万本、推計))× 価格 14,144(ローラ換算1本当たりの部品・付帯サービス売上(円、推計))→ 売上 113 億円・営業利益 29 億円。国内数量は約14%増、単価は約1.34倍。国内シェアの小幅上昇と付帯サービス拡大を含む。
  • 海外コンベヤ関連:数量 50.0(海外向け標準ローラ換算取扱量(万本、推計))× 価格 12,400(海外向けローラ換算1本当たり売上(円、推計))→ 売上 62 億円・営業利益 11 億円。海外の代理店と現地生産が進展するが、日本ほどの値上げ力は認めない。
  • 環境エネルギー・プラント:数量 60.0(改良・製作・施工・保守の標準案件換算件数(件、推計))× 価格 2.08(標準案件1件当たり売上(億円、推計))→ 売上 125 億円・営業利益 25 億円。老朽化施設の更新と保守一括受注が増え、工事の標準化・内製化で利益率20%。
  • ロボットSI・工場自動化:数量 85.0(標準自動化設備案件換算件数(件、推計))× 価格 0.98(標準案件1件当たり売上(億円、推計))→ 売上 83 億円・営業利益 11 億円。パッケージ横展開と買収技術の利用で案件数が増え、利益率13%。

倍率:10年後ROE=38.0÷241.1=15.76%。資本コスト7.25%、残存率2分の1によりRONICは11.51%。長期名目成長率3%から正当化PER=(1−0.03÷0.1151)÷(0.0725−0.03)≒17.39倍。高成長の終わった後の増分資本収益性を使う。10年間の純利益累計約261億円、還元78.3億円と現在の自己資本58.4億円から241.1億円に達する。

確率:国内コンベヤの顧客基盤と更新需要には十分な裏付けがある。環境事業の統合効果と海外拠点の採算改善も現実的だが、海外とロボットの成長が同時に計画を上回るには時間がかかるため23%とする。

中立 36% 国内の堀は続くが増分ROEは低下する 利益 21 億円 · PER 16.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 2,717 円352 億円

国内の屋外用コンベヤ部品市場では大きな構造変化が起きない。製鉄、セメント、採石などの設備は稼働を続け、ローラとプーリの交換需要が残る。JRCは自動生産ラインと全国の供給網を維持し、国内の推定シェアをおおむね保つ。実物需要は10年間でわずかに増える程度だが、物価に沿った単価上昇と設備改善案件の増加が売上を支える。国内の利益率は現在よりやや低下するものの、依然として高い。

海外ではベトナム拠点と代理店網が一定の成果を上げるが、現地価格競争も厳しい。売上は増えるが、国内と同じ利益率には到達しない。環境エネルギー事業は老朽化施設の改良と保守を継続して受注し、案件換算の数量が増える。ただし公共工事の入札や人件費上昇のため、利益率は現在の良好な水準を維持する程度にとどまる。

ロボットSIは食品・医薬品工場の自動化需要を取り込み、標準化も徐々に進む。もっとも、大型案件の期ずれや技術者の制約があるため、利益率の改善は限定的である。買収は続くが、期待された相乗効果がすべて出ることはない。結果として会社は売上を着実に増やす一方、内部留保によって自己資本が大きく積み上がり、ROEは過去の高水準から低下する。10年後も優良な国内事業を持つが、グループ全体では普通の成長企業に近づく。

  • 国内コンベヤ部品・ソリューション:数量 73.5(ローラ・周辺部品の標準ローラ換算取扱量(万本、推計))× 価格 14,129(ローラ換算1本当たりの部品・付帯サービス売上(円、推計))→ 売上 104 億円・営業利益 23 億円。国内の実物数量は約5%増、単価は物価に沿って約1.34倍。部品市場のシェアはほぼ維持する。
  • 海外コンベヤ関連:数量 25.0(海外向け標準ローラ換算取扱量(万本、推計))× 価格 13,644(海外向けローラ換算1本当たり売上(円、推計))→ 売上 34 億円・営業利益 4 億円。海外の基準売上は未開示であり、現地進出の部分成功を数量で表す。価格上昇は競争のため物価を下回る。
  • 環境エネルギー・プラント:数量 42.0(改良・製作・施工・保守の標準案件換算件数(件、推計))× 価格 2.02(標準案件1件当たり売上(億円、推計))→ 売上 85 億円・営業利益 14 億円。更新・改良案件の標準件数は約4割増、平均契約単価は物価並みの上昇。利益率17%。
  • ロボットSI・工場自動化:数量 40.0(標準自動化設備案件換算件数(件、推計))× 価格 0.95(標準案件1件当たり売上(億円、推計))→ 売上 38 億円・営業利益 3 億円。案件換算数量は倍増するが、個別対応と競争が残り、利益率は9%。

倍率:2036年のROE=21.0÷181.6=11.56%。k7.25%を上回るが、普通の堀として超過収益の残存率は2分の1。RONIC=9.41%、g_long=3%とし、正当化PER=(1−0.03÷0.0941)÷(0.0725−0.03)≒16.03倍。再投資によるROE希薄化を10年後の自己資本に反映しており、過去の高いROEを倍率に流用していない。10年間の純利益累計約176億円から配当・自社株買い52.8億円を引くと、現在の自己資本58.4億円は181.6億円となる。純利益21億円は、現在より借換金利が上がる影響を織り込んだ営業利益32.29億円の約65%である。

確率:国内の部品更新は長期に続く一方、海外の量産効果と買収先の高収益化はまだ十分に確認できない。売上成長を認めながらも自己資本の積上がりによるROE低下を織り込み、最も実現性が高い36%とした。

やや悲観 20% 海外の採算が悪化し買収先の収益も伸びない 利益 5 億円 · PER 11.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 616 円80 億円

国内ではローラとプーリの交換需要は続くが、顧客の設備集約と競合の価格攻勢によって実物数量が減る。設備改善工事も受注するものの、顧客が費用削減を優先し、値上げは物価に追いつかない。国内首位の供給網は残るが、以前ほど高い粗利益率を維持できない。国内コンベヤから稼ぐ利益が減り、新規事業へ投じられる資金も細る。

海外ではベトナムの製造拠点を維持するために固定費が残る。現地メーカーとの競争で単価が伸びず、出荷量を増やしても利益率は低い。環境エネルギー事業では公共施設の更新工事自体はあるが、資材費と人件費の上昇を受注単価へ十分転嫁できない。施工管理の負担が増し、買収先との統合効果も当初期待を下回る。

ロボットSIでは大型案件の延期が続き、営業と設計の人件費を吸収しにくくなる。標準化は進むが、顧客固有の製造ラインへの対応が残り、成長企業としての高い利益率を確立できない。過去に高い利益を生んだ国内部品事業の比率も低下するため、会社全体のROEは資本コストを下回る。内部留保は資産として積み上がるが、その全額が株主にとって同じ価値を持つわけではなくなる。

  • 国内コンベヤ部品・ソリューション:数量 64.0(ローラ・周辺部品の標準ローラ換算取扱量(万本、推計))× 価格 12,900(ローラ換算1本当たりの部品・付帯サービス売上(円、推計))→ 売上 83 億円・営業利益 14 億円。国内の実物数量は約9%減。値上げが物価に追いつかず、利益率は17%。
  • 海外コンベヤ関連:数量 10.0(海外向け標準ローラ換算取扱量(万本、推計))× 価格 9,800(海外向けローラ換算1本当たり売上(円、推計))→ 売上 10 億円・営業利益 0 億円。海外は数量増が小さく、価格競争で実質単価が低下する。
  • 環境エネルギー・プラント:数量 36.0(改良・製作・施工・保守の標準案件換算件数(件、推計))× 価格 1.85(標準案件1件当たり売上(億円、推計))→ 売上 67 億円・営業利益 7 億円。更新工事は続くが、競争入札と原価上昇で営業利益率10%。
  • ロボットSI・工場自動化:数量 24.0(標準自動化設備案件換算件数(件、推計))× 価格 0.85(標準案件1件当たり売上(億円、推計))→ 売上 20 億円・営業利益 0 億円。設備投資の延期と個別設計の固定費負担により利益率2%。

倍率:10年後ROEは5.4÷129.4=4.17%で資本コスト7.25%を下回る。将来の再投資に超過利益を認めず、事業の利益価値の上限1÷k=13.79倍より低い11.5倍とした。現在の自己資本58.4億円に対して約100.4億円の10年間累積純利益と29.4億円の還元を見込み、129.4億円の自己資本と整合させる。時価総額62.1億円は事業の稼ぐ力の上限74.5億円を下回り、悲観側の資産の床14.6億円を上回る。

確率:海外製造の固定費負担、環境工事の原価上昇、ロボットSIの案件不足が同時に発生する可能性がある。ただし国内部品の交換需要は維持されるため、全社赤字には直結しないやや悲観を20%とした。

悲観 9% 国内の堀が侵食され買収減損が重なる 利益 −1 億円 · PBR 0.3 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 106 円14 億円

国内ではローラの製造技術が他社にも普及し、顧客が価格重視で調達先を切り替える。設備の統廃合も進み、JRCが取扱量と付帯サービスの契約を同時に失う。品質と納期への信頼は一部残るものの、以前の高いシェアを維持できない。原材料費と人件費が上がっても販売価格へ十分に転嫁できず、国内事業の利益率は大きく低下する。

海外ではベトナムの設備投資が過大となり、需要不足と低価格競争が続く。工場の固定費を回収できず、拠点縮小と設備減損が発生する。環境エネルギー事業では大型工事の採算悪化、受注失敗、顧客の設備集約が重なる。買収した企業の利益も想定を下回り、取得時に認識したのれんや事業用資産の減損が必要になる。

ロボットSIは標準化に失敗し、技術者の不足と価格競争のため赤字案件が増える。経営は資本配分を修正し、買収を止めて現金の確保を優先する。前半に得た利益は後半の不振と資産減損で相殺され、10年間の累積純利益は大幅に縮む。会社は事業を縮小して存続するが、株主が高い収益力を前提に保有できる企業ではなくなる。終価は利益ではなく、処分できる資産の慎重な回収価値に近づく。

  • 国内コンベヤ部品・ソリューション:数量 52.0(ローラ・周辺部品の標準ローラ換算取扱量(万本、推計))× 価格 11,700(ローラ換算1本当たりの部品・付帯サービス売上(円、推計))→ 売上 61 億円・営業利益 11 億円。国内の実物数量は約26%減。単価の伸びも物価を大幅に下回る。残る主要顧客向けは採算を維持する。
  • 海外コンベヤ関連:数量 3.5(海外向け標準ローラ換算取扱量(万本、推計))× 価格 8,000(海外向けローラ換算1本当たり売上(円、推計))→ 売上 3 億円・営業利益 0 億円。海外拠点を縮小し、取扱量と実質単価がともに低下する。
  • 環境エネルギー・プラント:数量 22.0(改良・製作・施工・保守の標準案件換算件数(件、推計))× 価格 1.73(標準案件1件当たり売上(億円、推計))→ 売上 38 億円・営業利益 2 億円。案件数の減少と工事損失で利益率5%まで低下する。
  • ロボットSI・工場自動化:数量 10.0(標準自動化設備案件換算件数(件、推計))× 価格 0.80(標準案件1件当たり売上(億円、推計))→ 売上 8 億円・営業利益 −1 億円。個別設計の負担が残り、採算割れが常態化する。

倍率:2036年の営業利益はほぼ消え、純損益は赤字とするため、正当化PERによる成長価値は付けない。床は2026年2月期の資産から回収できる価値を保守的に見積もった14.6億円であり、今の自己資本58.4億円の0.25倍に相当する。将来の高い自己資本にPBRを掛けて資産価値を膨らませない。10年間では前半の利益と後半の減損・損失を相殺した累積純利益を約14.1億円、期間中の還元も約14.1億円とし、期末自己資本は約58.4億円に戻る筋書きである。

確率:国内の納期・品質の優位性が失われると同時に海外投資と複数買収が失敗する複合事象であり、通常の景気後退より深い構造的な敗北を想定する。設備更新需要が完全には消えないため確率は9%とするが、破綻に近い価値毀損も排除しない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

国内コンベヤ部品・ソリューション

国内の製鉄、セメント、発電、採石などで使う屋外用ベルトコンベヤのローラ、プーリ、周辺部品と設備改善・保守を含む。継続的な交換需要が利益の基盤。

数量ローラ・周辺部品の標準ローラ換算取扱量(万本、推計)価格ローラ換算1本当たりの部品・付帯サービス売上(円、推計)売上営業利益
今 2026/02 70.0 10,543 74 19
10 年後 中立 73.5 14,129 104 23

取り方:会社が開示する国内屋外用コンベヤ部品シェア52%と2028年日本市場約156億円を使用した。同市場の成長率約4.7%から2026年の市場を約142億円へ遡及し、142億円×52%≒73.8億円を国内売上の推定基準とした。会社の公表するローラ年間生産規模約75万本を国内70万本・海外等5万本と仮分解し、国内の部品、プーリ、設備改善、保守を含むローラ等価の売上単価を約1.05万円とした。70万本は国内の実出荷本数として開示された数字ではなく、複数品目の数量を代表する推計値である。設備改善売上約18.42億円はコンベヤ売上に含まれるため別加算していない。営業利益は会社開示の組替後コンベヤ利益19.67億円を国内18.70億円、残余0.97億円に暫定配分したもので、地域別利益の実測値ではない。

海外コンベヤ関連

中国、東南アジアなどへのローラ・プーリ等の販売と海外拠点整備。ベトナム製造拠点の稼働と現地販路の開拓が成長の条件。

数量海外向け標準ローラ換算取扱量(万本、推計)価格海外向けローラ換算1本当たり売上(円、推計)売上営業利益
今 2026/02 5.0 11,320 6 1
10 年後 中立 25.0 13,644 34 4

取り方:会社の組替後コンベヤ売上79.46億円から国内推定73.80億円を差し引いた5.66億円を、海外開拓と国内部品市場の定義に含められない周辺売上の代理値とした。したがって厳密な海外実売上ではない。ローラ年間生産約75万本から国内仮配分70万本を引いた5万本をローラ等価の代理数量とし、売上を割って単価を求めた。世界市場は会社資料にある2028年約3,115億円、2035年約4,100億円を参考にするが、JRC自身の海外地域別数量・単価・シェアは未開示である。新興国メーカーとの価格競争を考慮し、中立の単価上昇は国内より低くした。

環境エネルギー・プラント

ごみ処理、水処理、発電施設向けの機器・設備の設計、製作、施工、基幹改良、保守。JRC E&Eと関連企業が担う。

数量改良・製作・施工・保守の標準案件換算件数(件、推計)価格標準案件1件当たり売上(億円、推計)売上営業利益
今 2026/02 30.0 1.51 45 8
10 年後 中立 42.0 2.02 85 14

取り方:2026年5月の会社説明資料が、2026年2月期の環境エネルギー売上を45.17億円、セグメント利益を7.66億円と組替表示している。この数字には旧コンベヤ部門の高橋汽罐工業が移されている。個別工事の受注件数と平均単価は公表されていないため、30件の標準案件に換算し、1件約1.506億円とした。30件は開示受注件数ではなく金額を案件単位で追うための推定である。全国約1,000のごみ焼却施設、約2,200の下水処理場、発電プラントの更新需要を数量の根拠とし、現場施工人員の制約を数量の上限として考えた。

ロボットSI・工場自動化

食品・医薬品等の工場で使うロボットを、搬送・包装・検査などと組み合わせて現場稼働まで仕上げる設備インテグレーション。

数量標準自動化設備案件換算件数(件、推計)価格標準案件1件当たり売上(億円、推計)売上営業利益
今 2026/02 20.0 0.71 14 1
10 年後 中立 40.0 0.95 38 3

取り方:2026年5月の会社資料でロボットSI売上14.19億円、セグメント利益0.78億円を確認した。会社は案件の規模を約5,000万円から数億円程度と説明しているが、実際の施工件数と平均契約額は開示されていない。20件×平均約0.71億円という標準案件換算は推定であり、実際の件数を断定するものではない。産業用ロボット本体の国内出荷市場と設計・据付を含むSI市場は異なり、国内SI請負市場に対するJRCの正確なシェアは未確認。設計・画面作成にはAIの影響があるが、売上の中心は物理設備の製作と現場稼働であり、人月・席課金型のAIエージェント代替区分には当たらない。

リスクと懸念

国内コンベヤのシェア推定と値上げ力

会社推定52%という数字は、外部企業データと会社自身の製品別売上配分推定に基づく。公的統計による実物数量シェアではなく、競合メーカーの定義や実際の出荷本数の変化は確認できない。国内では顧客設備の統廃合や低価格調達の拡大により、シェアと販売単価が同時に下がる危険がある。

買収対価と増分投資利回り

機電、トーカイコンベア、ナンヨートレイディングなどへの投資は、買収した売上ではなく、取得対価を差し引いた利益で評価する必要がある。買収先の利益が拡大しても、多額ののれんや追加運転資金が必要なら増分ROICは資本コストを下回りうる。2026年の取得に伴うのれんと引受負債の最終額は未確定である。

海外量産と新興国メーカーの競争

ベトナムの製造拠点は海外販売を増やす足場になるが、稼働率が低い期間にも建物、機械、人員の費用が残る。現地メーカーとの競争で日本並みの価格と利益率が得られなければ、設備投資の回収期間は長くなる。生産量だけでなく、現地の受注単価、稼働率、保守契約の継続率を確認する必要がある。

環境工事の原価超過と顧客集中

公共施設の老朽化は工事需要を生むが、受注価格は入札競争によって決まる場合が多い。資材価格の上昇、人手不足、現場の追加工事が重なれば、売上が増えても利益が減る。案件の工期が延びると未成工事支出金や売上債権にも資金が滞留する。施設数の減少と広域集約も、長期的には市場の数量を抑える。

ロボットSIの案件期ずれと設計の自動化

食品・医薬品工場の自動化需要は長期的に残るが、案件は顧客の設備投資計画に左右される。実際に2027年2月期上期には案件期ずれが見られた。AIエージェント代替によって設計や画面作成の工数価値には下押し圧力がかかる一方、物理設備の製造、据付、稼働調整は現場に残る。この違いを無視して人月型SIの縮小率を事業全体に当てはめるべきではない。

金利上昇、設備更新と会計利益の差

2026年2月期には純有利子負債が約18億円あり、その後も買収目的の借入が増えた。10年国債3%の前提では借換金利が4%前後となる可能性があり、利払いは現在より増えうる。既存設備の減価償却は取得時の価格で続く一方、将来の更新投資は物価上昇で高くなる。利益が伸びても、運転資金、設備更新、買収代金を差し引いた株主の現金が同じだけ増えるとは限らない。

株式報酬と旧株主の持分希薄化

増資や株式報酬で自己株を交付すると、会社全体の利益が増えても旧株主の取り分は薄まる。添付の基準株数より新しい中間決算の株数は増えており、潜在株式調整後の利益にも差がある。会社全体の時価総額と旧株主に帰属する価値は別に見積もり、すでに株数へ反映した交付を将来希薄化として二度引かないようにする。

今後の分かれ目

国内コンベヤ部品の推定シェアが52%前後を維持し、ローラの出荷量とソリューション売上比率がともに改善したら
国内事業の堀が一段と強まった証拠となる。中立の数量と利益率を上方修正でき、やや楽観の確率を高める根拠になる。
ベトナム拠点が通年黒字となり、海外売上と現地利益率の開示が始まったら
海外市場への進出を単なる計画ではなく実績で評価できる。受注数量と平均単価を確認したうえで中立の海外数量を見直す。
環境エネルギー事業の受注が拡大しても工事原価率が上昇し、営業利益率が10%前後へ低下したら
売上拡大より資本効率の低下を重視し、やや悲観の確率を高める。大型案件の採算と未収入金の増減を調べる。
機電、トーカイコンベア、ナンヨートレイディングの取得後に、取得対価と追加資本を上回る収益が確認できたら
買収を通じた増分ROICの信頼性が高まる。やや楽観・楽観側の環境事業とロボットSIの案件数量を引き上げる理由になる。
ロボットSIの受注高が前年割れを続け、利益率が低下したら
標準化と買収の成果が遅れていると判断する。案件数を減らし、固定費負担を強めたやや悲観の筋書きに近づける。
純有利子負債が営業利益の4倍を超え、営業キャッシュフローも減少したら
買収余力と設備投資余力の低下を重視する。利払い、償還予定、配当負担を改めて積み上げ、資本配分の見方を厳しくする。
株式数の継続的な増加が続き、純利益の成長を1株当たり利益の成長が大きく下回ったら
会社全体の終価は変えず、旧株主の持分係数を下げて評価する。報酬費用と持分の希薄化が重複していないかも検証する。

見ておくもの

  • 国内屋外用コンベヤ部品の推定シェアと、ローラ・プーリ等の実際の出荷数量
  • コンベヤのソリューション売上高、売上比率、価格改定と利益率
  • ベトナム拠点の稼働率、海外地域別売上高、海外営業利益
  • 環境エネルギー事業の受注高、受注残、営業利益率、工事の資金回収
  • ロボットSIの受注高、案件期ずれ、標準化比率、営業利益率
  • 買収先ごとの取得原価、のれん、増分営業利益、ROICと純有利子負債
  • 発行済株式数、自己株交付、潜在株式、配当性向と営業キャッシュフロー

倍率と資本コストの決め方

評価は現在のPERや過去のPBRから逆算していない。まず会社開示の組替後セグメント業績を起点に、国内部品の市場規模・推定シェア・ローラ生産規模、海外の市場余地、環境施設の更新需要、ロボットSIの案件数と価格から2036年の売上を組み立てた。国内コンベヤの優位性は高く評価するが、海外や買収まで同じ堀があるとは扱わない。資本コスト7.25%と2036年のROEからRONICを求め、2036年以降の名目成長率は3%に抑えた。楽観から中立の倍率は正当化PERの式で決め、悲観側は利益の持続性と資産回収価値から決めた。株式報酬と潜在株式による持分希薄化は最後に区別する。会社の2035年売上高750億円という目標を中立の利益に取り込まず、現在の時価総額151億円との比較は将来の価値を積み上げた後に行った。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。国債利回り3%と株式リスクプレミアム4.5%の合計7.5%を基本とし、事業の値決め力による0.25ポイントの調整を行う。βや時価総額の小ささによる機械的な上乗せは使わない。

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自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +63.5% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +63.0% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +61.9% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.1% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +47.6% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +44.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +43.0% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +38.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +38.1% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +38.0% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +36.9% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +36.0% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.4% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +32.6% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +30.4% · 10 年 割安(年 +10.1%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +29.3% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +28.7% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +28.2% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +27.1% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.1% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +11.6%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +23.7% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +21.7% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +20.0% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +19.7% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +18.0% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +17.8% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +13.6%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 前澤ホールディングス575A 水インフラ更新と保守の継続力に比べ株価は控えめ。統合初年度の一時利益を除けば、長期価値はやや割安 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +15.4% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +15.4% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +14.7% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +13.9% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +10.7% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) 適正 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +10.0% · 10 年 適正(年 +12.5%) 適正 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +12.5%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.9% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +8.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +12.7%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +6.3% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +6.3% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +9.7%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 GMSグループ544A 帳簿上の厚い自己資本だけでは割安といえない。統合効果を織り込んでも適正圏で、十年の鍵は製造利益率の回復にある 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +11.5%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.2% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +10.8%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +11.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +11.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エヌ・ピー・シー6255 廃パネル分離技術には競争力があるが、大口顧客依存と成長投資の不確実性を考えると現状はほぼ適正評価 本質価値との差 −3.6% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −9.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.5% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −20.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.4% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −22.6% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −28.2% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −29.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −31.2% · 10 年 割高(年 +4.7%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +7.7%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −38.1% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −38.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −38.8% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +5.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −39.3% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −41.3% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.7% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −53.3% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −59.7% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 中村超硬6166 独自技術に成長余地はあるが、収益化の証拠は乏しい。事業売却後の稼ぐ力では現在の時価総額に届かず、割高と判断する 本質価値との差 −72.8% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ACSL6232 国産ドローンの防衛需要と北米展開には成長余地があるが、累積赤字と希薄化を埋める稼ぐ力は未証明で、現在の評価は割高 本質価値との差 −76.5% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −77.7% · 10 年 割高(年 −7.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.1% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −84.3% · 10 年 割高(年 −11.8%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −11.0%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.8% · 10 年 割高(年 −11.3%)

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読んだ資料

  1. JRC「事業計画及び成長可能性に関する事項」2026年5月28日。事業別組替業績、国内推定シェアと算定方法、世界市場予測、事業戦略
  2. JRC「長期ビジョン・中期経営計画」2025年4月。2028年目標、2035年構想、成長戦略、資本政策
  3. JRC「2027年2月期第2四半期決算短信」2026年10月15日。直近業績、株式数、継続企業の前提、買収・借入・株式報酬
  4. JRC「JRCが選ばれる理由」。国内シェア、生産体制、年間ローラ生産規模、拠点網

分析日 2026-10-22