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岡野バルブ製造 6492

原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)8,423 円135 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)12,000 円193 億円差 −29.8%
10 年後から見ると やや割高 価値 8,423 円135 億円 · 差 −29.8% · 期待の年率 +3.5%
期待の年率リターン(10 年)+3.5%資本コスト比 −4.3 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

岡野バルブ製造は、原子力・火力発電所の高温高圧バルブをつくり、定期検査で直す会社だ。国内の電力向けでは数少ない専業で、東京電力など電力会社が主な顧客である。

筆者の結論は、事業は強いが値段は先を織り込みすぎている、というものだ。確率で重みを付けた10年後の価値は、今の時価総額を大きく下回る。

足元の業績は確かにすごい。2026年9月期は営業利益が前期の2倍を超える見通しで、配当も引き上げた。原因は、原発の安全対策工事である特重施設向けの弁と、再稼働に伴う点検工事が同時に来たことだ。

ただし特重施設の工事は期限のある一度きりの波である。それが過ぎたあとに、同じ利益率が残るとは限らない。過去12年の営業利益率はほとんどが1桁で、最高でも14.5%にとどまる。

救いは財務だ。自己資本比率は82%、純現金は時価総額の2割ある。つぶれる会社ではない。ただ、配当を利益の1割ほどしか出さないので、現金はたまる一方で、資本効率は上がりにくい。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社の事業そのものは良い。原発の弁は壊れにくく、交換や保守で長く稼げる。借金もない。

問題は、オーナー利益、つまり株主が自由に使える利益の持続性である。今の営業利益には、期限のある特重施設の工事が大きく含まれる。特別な年の利益を永遠に続くものとして払うのは、バリュー投資が最も避ける誤りの1つだ。

次に、資本の使い方である。利益の9割を会社にとどめ、現金が積み上がる。この資金が高い利益率で再投資されるなら良いが、売上規模は小さく、使い道は限られる。ためた現金は、株主から見ると利息しか稼がない。

安全域は、割高な場合には存在しない。純現金と含み益がある分、悲観でも崩れ方は浅いが、今の値段は中立の筋書きの利益をかなり先取りしている。

筆者は、事業としては持ち続けたいが、この値段では買いたくない、と考える。資本政策が変わり、配当や自社株買いが利益の3割を超えて動き出すなら、見方は変わる。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は3つある。国内の発電所向け弁の製造、アジア向けの輸出、そして定期検査や廃炉に伴うバルブの保守工事だ。報告セグメントはバルブ事業の1つだけで、3つの内訳は開示されていない。

製造の中心は、蒸気の温度や圧力が極めて高い場所で使う弁である。1926年に発電所向け高温高圧弁の国産化に成功した。1932年には超硬合金ステライトを使った弁を開発し、1968年にはBWR(沸騰水型)原発向けの弁を敦賀1号機に納めた。会社は国内の火力発電所向けで9割、BWR原発向けで8割のシェアを持つと説明している。ただし自己申告で、第三者の裏づけはない。

直近の主な案件は、東海第二・柏崎刈羽の特重施設用弁、上越火力の弁、ベトナムとシンガポール向けの鋳鋼弁だ。保守は福島第一原発の廃炉関連が中心で、柏崎刈羽、女川、島根の点検工事も受ける。

売り方に癖がある。販売の4割は関連会社の岡野商事経由で、同社は発行済株式の21.9%も持つ。製造の一部は子会社の岡野クラフトに外注する。ドローンやIoTによる設備点検の新事業も始めたが、受注はまだ振るわない。

決算期は11月から9月に変わり、2025年9月期は10か月決算だった。売上は70億円、営業利益は8.6億円。年換算すると売上は84億円ほどで、規模は小さい。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねしにくい強みは、原子力用バルブを納める資格と実績にある。原発の弁には厳しい品質保証が要り、電力会社は実績のない会社に重要な弁を任せない。福島第一の廃炉工事のように、自社の弁を知り尽くした会社に回る仕事もある。

しかし、堀の外側は薄い。顧客は電力会社という少数の買い手で、価格は交渉で決まる。東京電力向けだけで売上の1割を超える。販売の4割を握る岡野商事との関係が変わると、売上の見え方も変わる。

収益性は長く低かった。営業利益率は2014年から2021年まで、おおむね0〜7%で、2019年には赤字になった。原発が止まっていた間は、保守も新規もなかったからだ。10年のROEの中央値は3.8%にすぎない。

転機は2023年からだ。再稼働と特重施設の工事が重なり、営業利益率は11%、14.5%と上がった。筆者が気にするのは、この利益率が景気ではなく、工事の期限で決まっている点だ。

経営は慎重で、無借金に近い。ただ資本の使い道に工夫は乏しい。現金は積み上がるが、自社株買いは確認できず、配当性向は1割前後だ。売上規模の拡大を優先課題に掲げるが、数値目標のある中期計画はない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

需要の決め手は国の原子力政策である。第7次エネルギー基本計画は、2040年度の電源の2割程度を原子力とし、従来の依存度低減から「最大限活用」へ転じた。2026年7月には、廃炉にした原発の建て替えを2040年代までに2〜5基進める行動指針も正式に決まった。

当面の需要は3つある。第1に特重施設で、期限までに工事を終える必要があるため、2020年代後半に弁の納入が集中する。第2に再稼働で、原発が動けば定期検査が戻り、保守工事が増える。第3に福島第一の廃炉で、数十年続く仕事だが、年ごとの量は読みにくい。

波が引いたあとの姿が焦点になる。特重施設の納入が終われば、製造は更新工事と新規の受注に頼ることになる。原発の運転が長くなれば弁の交換は増えるが、新設の弁が出るのは2030年代半ば以降と遅い。

火力は、老朽設備の更新とLNG火力の補修が中心で、横ばいから緩やかな増加とみる。海外は、ベトナムやシンガポールなどアジアの火力向け鋳鋼弁が伸びしろだが、現地メーカーとの価格競争がある。

競争は、国内の原子力用では同業が少なく、首藤バルブ製作所など数社が競合で、大手重電メーカーの手配の仕方も影響する。世界の原子力用バルブ市場は調査会社によって数字が大きくぶれる(2025年で約15億ドル前後)。市場規模は不確かで、国内の電力向けは数十億円から百億円台と筆者は推定する。

資本政策と M&A

還元は控えめである。配当は安定的・継続的を基本とし、2026年9月期は中間・期末とも前期より増やす計画だ。それでも配当性向は1割前後で、自社株買いの実績は確認できない。

手元には純現金42億円と、投資有価証券14億円がある。政策保有株の一部を売却して2025年9月期の純利益を押し上げた。この現金は売上84億円の会社には厚すぎる。仕掛品や受注の運転資金を引いても、25億円ほどは事業に要らないと筆者は見る。

ただし、その現金が少数株主に戻る保証は薄い。関連会社の岡野商事が21.9%を持ち、経営と販売の両面で結びつきが強い。このため、現金の価値は帳簿の半分で数えた。

M&Aは見当たらない。規模が小さく、買い手にとっては原子力用バルブの資格と実績が魅力だ。大手重電や商社が取り込む可能性はあるが、岡野商事の持分があるので、友好的な話以外は進みにくい。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

原子力政策が転換した今、10年はこの会社にとって長い追い風になる。特重施設の工事で弁を取り、再稼働で保守も戻った。2026年9月期の営業利益率は19.5%の見通しで、過去の最高を5ポイント上回る。会社の予想が2027年9月期も同水準で続くのは、その場限りの利益ではないことを示す。

再稼働が進めば、国内で動く原発は、10年のうちにさらに増えていくとみられる。定期検査のたびに、弁の点検・交換が発生する。運転期間が60年に延びれば、交換の需要はさらに増える。保守は売上の3分の1ほど(筆者の推定)を占め、価格も物価並みに上げやすい。

2030年代に入れば、廃炉原発の建て替えが動き出す。新しい原子炉には大量の弁が要り、国内の高温高圧弁で実績のある岡野バルブは受注の有力候補になる。輸出も、アジアの火力新設で道が開ける。

財務も強気を支える。純現金は42億円、自己資本比率は82%で、逆風に耐える体力は十分だ。株価が上がれば、東証の資本効率の要請を受けて還元を増やす圧力も強まり、資本効率の改善が価値を押し上げる。

強気の見立てでは、10年後の売上は1.9倍、営業利益は29億円に届く。

慎重な見方

特重施設の工事は期限のある波であり、過ぎればすぐ空洞が来る。2026年9月期の営業利益の倍増は、その波の頂上の数字だ。会社自身も下期は保守が減り、採算の良い案件も少ないと言っている。利益率は過去12年で14.5%が最高で、19%台が続くと見るのは無理がある。

原発政策は選挙のたびに揺れる。再稼働が止まれば、保守も新規も一度に消える。2011年以降の停止期を思い出せばよい。2019年には赤字に落ちている。顧客は電力会社の少数で、東京電力だけで売上の1割を超える。

競争もある。原子力用の弁は、発電設備を納める重電大手が一括で手配する形に寄る可能性がある。海外のバルブ大手が国内の更新需要を狙う可能性もゼロではない。販売の4割を占める岡野商事との関係が変われば、売上の安定は揺らぐ。

さらに、資本政策に難がある。現金が増えても還元は1割で、関連会社が株式の2割を持つため、少数株主に戻る見込みは薄い。規模の小さい会社に10年分の高い倍率を払う理由はない。

慎重な見立てでは、10年後の営業利益は今の年換算とほぼ同じ名目額にとどまる。物価が3割上がる中で実質は縮む。

どちらに重みを置いたか

事業の実力は強気の見方が正しい。ただし、足元の利益には期限のある工事の分が大きく含まれる。筆者は、波が引いたあとに利益率が12〜14%へ戻る中立を中心に置き、悲観側の確率をやや厚めにした。特に、会社自身が下期を慎重に見ていること、過去の利益率が低かったことが、慎重な見方の裏づけになる。強気の見方は、政策の追い風と建て替えの構想という、10年で効く材料を持つので、楽観側にも2割台の確率を残した。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/09 期)

確率で加重した株価時価総額 14,881 円239 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,989 円32 億円)。 今の値に割り戻すと 8,423 円135 億円、今との差 −29.8%、 期待の年率 +3.5%(資本コスト 7.8%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 29,651 円476 億円 3,423 円55 億円 +175.6% +10.7% 3,969 円64 億円
やや楽観 23% 21,062 円338 億円 2,490 円40 億円 +96.3% +7.0% 5,417 円87 億円
中立 35% 15,149 円243 億円 1,929 円31 億円 +42.3% +3.6% 5,977 円96 億円
やや悲観 20% 4,917 円79 億円 1,245 円20 億円 −48.7% −6.4% 1,232 円20 億円
悲観 10% 1,929 円31 億円 809 円13 億円 −77.2% −13.7% 274 円4 億円
加重平均100% 14,881 円239 億円1,989 円32 億円 +40.6% +3.5% 16,869 円271 億円

今の株価時価総額 12,000 円193 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 12% 再稼働と建て替えが重なり、国内の電力向けを広く取る 利益 28 億円 · PER 16.2 倍 · 株価時価総額 29,651 円476 億円

再稼働が相次ぎ、定期検査が10年間ほぼ止まらずに続く。原発の運転期間の延長で、弁の交換需要も膨らむ。廃炉原発の建て替えが2030年代前半に動き出し、国内の高温高圧弁で実績のある当社が有力な受注先になる。製造の市場は今の1.6倍、保守は1.5倍まで広がり、当社のシェアも保つ。

アジアの火力向け輸出も、現地の新設に乗って1.6倍になる。利益率は、2026年9月期の予想(19.5%)の一部が定着し、全体で15%台に達する。

配当は株価の上昇と東証の要請に押されて利益の3割まで引き上がる。それでも現金は積み上がり、10年後の自己資本は250億円ほどになる。

  • 国内の弁の製造:数量 120(国内の発電所向け高温高圧弁の市場(億円、今の値段で測った実質)× 当社シェア)× 価格 80.4%(当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍))→ 売上 97 億円・営業利益 16 億円。市場120億円(実質)× シェア60.0%、営業利益率16.5%
  • 輸出(アジア向け鋳鋼弁):数量 224(アジアの火力発電所向け鋳鋼弁で当社が狙える市場(億円、実質)× 当社シェア)× 価格 9.4%(当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍))→ 売上 21 億円・営業利益 3 億円。狙える市場224億円(実質)× シェア7.0%、営業利益率12.0%
  • 保守(定期検査・廃炉):数量 225(国内の発電所のバルブ保守・工事の市場(億円、実質)× 当社シェア)× 価格 32.2%(当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍))→ 売上 72 億円・営業利益 12 億円。保守市場225億円(実質)× シェア24.0%、営業利益率17.0%

倍率:事業の純利益 28 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.5% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)25 億円。全体の PER 16.15 倍、時価総額 476 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:原子力政策の追い風が10年続き、建て替えの発注が2030年代前半に前倒しで始まる必要がある。会社の2026年9月期の利益率が構造だと証明される筋書きで、条件が多いので1割強にとどめた。

やや楽観 23% 特重施設の波のあとも、保守と更新で高い水準を保つ 利益 21 億円 · PER 14.9 倍 · 株価時価総額 21,062 円338 億円

特重施設の納入が終わったあとも、更新工事と運転延長に伴う交換で、製造の市場は今の1.3倍を保つ。保守は稼働する原発の増加で1.3倍に増える。シェアは製造で6割、保守で23%と、今よりわずかに上がる。

営業利益率は14%台前半に落ち着く。2024年11月期の14.5%に近いが、それを超えない。

配当性向は27%へ上がるが、現金の積み上がりは続く。10年後の自己資本は230億円ほどになる。

輸出は、アジアの火力新設の一部を取って1.3倍にとどまる。会社の説明する「製造と保守の二軸」が、波のあとも崩れずに働く形だ。

  • 国内の弁の製造:数量 100(国内の発電所向け高温高圧弁の市場(億円、今の値段で測った実質)× 当社シェア)× 価格 80.4%(当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍))→ 売上 80 億円・営業利益 12 億円。市場100億円(実質)× シェア60.0%、営業利益率15.0%
  • 輸出(アジア向け鋳鋼弁):数量 182(アジアの火力発電所向け鋳鋼弁で当社が狙える市場(億円、実質)× 当社シェア)× 価格 8.0%(当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍))→ 売上 15 億円・営業利益 2 億円。狙える市場182億円(実質)× シェア6.0%、営業利益率11.0%
  • 保守(定期検査・廃炉):数量 200(国内の発電所のバルブ保守・工事の市場(億円、実質)× 当社シェア)× 価格 30.8%(当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍))→ 売上 62 億円・営業利益 10 億円。保守市場200億円(実質)× シェア23.0%、営業利益率15.5%

倍率:事業の純利益 21 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.4% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.9 倍 + 余った現金(戻り方込み)25 億円。全体の PER 14.89 倍、時価総額 338 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:再稼働が計画どおり進めば成り立つ水準で、会社の2027年9月期の予想とも矛盾しない。ただし政策の揺れで外れる余地があるので、中立を超える確率にはしない。

中立 35% 特重施設の波が引き、利益率は13%前後に戻る 利益 16 億円 · PER 13.6 倍 · 株価時価総額 15,149 円243 億円

特重施設の納入が終わり、2020年代末に製造は一度落ち込む。その後、運転延長に伴う交換と火力の更新で、製造の市場は今の1.1倍に戻る。保守は稼働する原発の増加で1.2倍になる。シェアは今と同じ水準を保つ。

営業利益率は13%で、過去12年の最高(14.5%)を下回る。2026年9月期の19.5%は工事が重なった特殊な年だったと見る。

配当は利益の25%へ上がると見るが、会社の姿勢から大きくは増えない。10年後の自己資本は210億円ほどになり、ROEは8%を割る。

輸出は、アジアの火力向けで1.15倍にとどまり、現地メーカーとの値引き競争で利益率は1割程度に抑えられる。新事業の設備点検は、黒字にならないまま費用だけが残る。

  • 国内の弁の製造:数量 85.0(国内の発電所向け高温高圧弁の市場(億円、今の値段で測った実質)× 当社シェア)× 価格 77.7%(当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍))→ 売上 66 億円・営業利益 9 億円。市場85億円(実質)× シェア58.0%、営業利益率14.0%
  • 輸出(アジア向け鋳鋼弁):数量 160(アジアの火力発電所向け鋳鋼弁で当社が狙える市場(億円、実質)× 当社シェア)× 価格 6.7%(当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍))→ 売上 11 億円・営業利益 1 億円。狙える市場160億円(実質)× シェア5.0%、営業利益率10.0%
  • 保守(定期検査・廃炉):数量 185(国内の発電所のバルブ保守・工事の市場(億円、実質)× 当社シェア)× 価格 29.5%(当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍))→ 売上 55 億円・営業利益 8 億円。保守市場185億円(実質)× シェア22.0%、営業利益率14.5%

倍率:事業の純利益 16 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.6% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.6 倍 + 余った現金(戻り方込み)25 億円。全体の PER 13.61 倍、時価総額 243 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:工事の期限による一時的な山と、再稼働に伴う構造的な増加が混ざる。過去12年の最高が14.5%なので、利益率は13%前後と置き、確率は最も厚くした。

やや悲観 20% 特重施設の穴が長引き、保守も細る 利益 8 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 4,917 円79 億円

特重施設の納入のあと、新しい大型案件が出ず、製造の市場は今の0.9倍に細る。シェアも重電大手の手配に押され、5割へ下がる。保守は再稼働が一部で止まり、横ばいにとどまる。

営業利益率は固定費が重くなり、8%台に落ちる。2014年から2021年の水準に近い。

配当は利益の25%で、現金は積み上がらず使われもしない。

輸出は、現地メーカーの攻勢で0.85倍に細る。新事業の設備点検も育たず、本社費と新事業の費用が重しとして残る。物価で人件費や材料費が3割上がる中、値上げが通らなければ、利益は削られる。

福島第一の廃炉関連は続くが、これだけでは固定費を賄えず、赤字すれすれの年が増える。10年後の売上は今の年換算とほぼ同じ名目額で、実質では3割目減りする。

  • 国内の弁の製造:数量 65.0(国内の発電所向け高温高圧弁の市場(億円、今の値段で測った実質)× 当社シェア)× 価格 69.7%(当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍))→ 売上 45 億円・営業利益 5 億円。市場65億円(実質)× シェア52.0%、営業利益率10.5%
  • 輸出(アジア向け鋳鋼弁):数量 120(アジアの火力発電所向け鋳鋼弁で当社が狙える市場(億円、実質)× 当社シェア)× 価格 5.4%(当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍))→ 売上 6 億円・営業利益 1 億円。狙える市場120億円(実質)× シェア4.0%、営業利益率7.0%
  • 保守(定期検査・廃炉):数量 150(国内の発電所のバルブ保守・工事の市場(億円、実質)× 当社シェア)× 価格 26.8%(当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍))→ 売上 40 億円・営業利益 4 億円。保守市場150億円(実質)× シェア20.0%、営業利益率10.0%

倍率:ROE 4.3% は k の 8.0% を大きく下回る。構造的に負けた会社で、ためた現金を除く事業の利益に対して 8 倍とした。

確率:2011年以降の原発停止期や2019年の赤字の実績がある。波が引いたあとの空洞が深く長い形は、現実的な範囲にある。

悲観 10% 原子力政策が逆戻りし、売上が3分の2に縮む 利益 2 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 1,929 円31 億円

事故や政策の逆戻りで、再稼働が長く止まる。保守は新規もなく、製造は更新のみで、市場は今の6割に縮む。シェアも競合や重電大手に奪われ、売上は名目でも今の年換算(84億円)の7割を割る。

営業利益率は2%台に落ち、固定費が重い。仕掛品の評価損も出て、自己資本は減る。

現金の使い道は少数株主に決められず、半分しか数えない。

輸出は、現地メーカーとの価格競争に敗れ、ほぼ消える。福島第一の廃炉関連は続くが、一件あたりの採算が悪く、全体の利益を支えるには足りない。

仕掛品の評価損や固定資産の減損で自己資本は削られ、配当も維持できなくなる。それでも無借金で純現金があるため、倒産には至らないが、株主にとっては長く収益のない会社になる。

  • 国内の弁の製造:数量 45.0(国内の発電所向け高温高圧弁の市場(億円、今の値段で測った実質)× 当社シェア)× 価格 60.3%(当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍))→ 売上 27 億円・営業利益 2 億円。市場45億円(実質)× シェア45.0%、営業利益率6.0%
  • 輸出(アジア向け鋳鋼弁):数量 70.0(アジアの火力発電所向け鋳鋼弁で当社が狙える市場(億円、実質)× 当社シェア)× 価格 4.0%(当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍))→ 売上 3 億円・営業利益 0 億円。狙える市場70億円(実質)× シェア3.0%、営業利益率3.0%
  • 保守(定期検査・廃炉):数量 120(国内の発電所のバルブ保守・工事の市場(億円、実質)× 当社シェア)× 価格 22.8%(当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍))→ 売上 27 億円・営業利益 1 億円。保守市場120億円(実質)× シェア17.0%、営業利益率5.0%

倍率:事業の利益が薄く、ROE は k を大きく下回る。稼ぐ力(事業の純利益 ÷ k)と余った現金の半分の合計と、純現金と売れる資産の税後の床を比べ、大きい方の 31 億円とした。自己資本に掛ける PBR は今の 120 億円で 0.26 倍。

確率:政策が逆戻りしたり、重大な事故や規制強化で原発が長く止まったりする場合。発生は稀だが起きれば深い。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

国内の弁の製造

原子力・火力発電所向けの高温高圧弁の新設・更新分。特重施設用弁、火力の主蒸気系の弁など。

数量国内の発電所向け高温高圧弁の市場(億円、今の値段で測った実質)× 当社シェア価格当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍)売上営業利益
今 2025/09 75.0 59.0% 44 5
10 年後 中立 85.0 77.7% 66 9

取り方:報告セグメントは1つで内訳は非開示。2025年9月期(10か月)の売上70億円を年換算して84億円とし、製造を5割強、輸出を1割弱、保守を4割と筆者が推定した。国内の電力向け高温高圧弁の市場を75億円、会社の自己申告(火力9割・BWR原発8割)を割り引いてシェアを約6割とした。営業利益率は12%と置く。

輸出(アジア向け鋳鋼弁)

ベトナム・シンガポールなどアジアの火力向け鋳鋼弁と部品。

数量アジアの火力発電所向け鋳鋼弁で当社が狙える市場(億円、実質)× 当社シェア価格当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍)売上営業利益
今 2025/09 140 5.0% 7 1
10 年後 中立 160 6.7% 11 1

取り方:輸出の額は非開示。有報が輸出案件に触れている程度なので、年換算売上の1割弱(約7億円)と推定し、狙える市場を140億円、シェアを5%とした。営業利益率は為替差損も出ており9%と置く。

保守(定期検査・廃炉)

原発の定期検査、福島第一の廃炉関連、火力の点検工事に伴うバルブの分解・整備・交換。

数量国内の発電所のバルブ保守・工事の市場(億円、実質)× 当社シェア価格当社のシェア × 物価の倍率(今は1、10年で1.34倍)売上営業利益
今 2025/09 150 22.0% 33 4
10 年後 中立 185 29.5% 55 8

取り方:福島第一の廃炉関連、柏崎刈羽・女川・島根の点検工事が中心という有報の記述から、年換算売上の4割弱(約33億円)と推定した。国内の保守市場を150億円、シェアを22%、営業利益率を13%とした。

リスクと懸念

特重施設の工事が終わったあとの空白

2026年9月期の利益は、期限のある特重施設用弁の納入と、前倒しの定期検査が重なって大きく膨らんだ。会社自身も下期は保守が減ると見ている。納入が終われば製造は大型案件を欠き、利益率が過去の水準へ戻るおそれがある。

原子力政策と再稼働の揺れ

需要の大半は原発の運転と点検に連なる。選挙や事故、規制の変更で再稼働が止まれば、保守も新規も一度に消える。2011年の事故後に停止期があり、2019年は赤字に落ちた。今の追い風が続く保証はない。

少数の顧客と関連会社への依存

東京電力向けが売上の13.7%で、販売の約4割は関連会社の岡野商事経由だ。電力会社の発注方針が変わる、あるいは岡野商事との関係が変わると、売上の見え方と価格交渉力に響く。

現金が株主に戻らない

純現金は42億円で時価総額の2割にあたるが、配当性向は1割前後で、自社株買いの実績も確認できない。関連会社が株式の約2割を持つので、株主総会で還元を迫る力も限られる。現金は帳簿の半分でしか数えていない。

品質トラブルと現場の労災

原子力用の弁は一つの不具合が大きな影響を及ぼす。製品の欠陥や、定期検査の現場での労災が起きれば、納入停止や信用の失墜につながる。有報もこれを主なリスクに挙げている。

新事業の迷い

ドローンやIoTを使った設備点検の新事業は、実証は計画どおりだが受注が振るわない。売上規模の拡大を急いで赤字の新事業に資金を使えば、利益率を押し下げる。

今後の分かれ目

柏崎刈羽・女川・島根などの再稼働が予定どおり進み、定期検査が途切れず続いたら
保守の市場が広がり、中立より上の筋書きに確率を移してよい。受注残の積み上がりと営業利益率が目安になる。
廃炉原発の建て替えが、電力会社の具体的な発注計画になったら
2030年代の新設需要が確かになり、楽観の確率を上げる。当社が候補に入るか、受注の先行指標を確認する。
特重施設の納入が終わり、受注高が前年を大きく下回ったら
波が引いたと判断し、やや悲観側に重みを移す。受注残が売上の1年分を切るかが分かれ目だ。
配当性向を3割へ上げる、または自社株買いを始めたら
現金の戻り方を0.5から引き上げる材料になり、価値を押し上げる。
岡野商事が株式を売却する、あるいは第三者が買収を提案したら
資本政策が動く契機で、現金の戻りと事業価値の双方が再評価される。TOBの確率は上げてよい。

見ておくもの

  • 四半期ごとの受注高と受注残高
  • 柏崎刈羽・女川・島根・東海第二の再稼働と定期検査の予定
  • 配当と自社株買いの方針、配当性向
  • 岡野商事向け売上の比率
  • 新事業(設備点検)の受注

倍率と資本コストの決め方

数量×価格で3つの部門を積み上げ、10年後の利益と倍率を式から決めた。今の株価は見ていない。2026年9月期の営業利益率19.5%は、特重施設という期限のある工事が重なった年で、中立ではそのまま使わず13%に戻した。強気側(15%台)はこの実績の一部が定着する形で表した。倍率は、中立を1÷k(12.5倍)、強気側を式の上限の9割台に置いた。今の時価総額(219億円)を基準にした調整はしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13.5→16.15 倍・やや楽観 PER 13→14.89 倍・中立 PER 12.5→13.61 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% + quality 0.5% = 8.0%。政策の揺れや岡野商事との関係は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.75%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. 有価証券報告書の要約(2025年9月期)
  2. 26年9月期業績予想を上方修正(データ・マックス)
  3. 第7次エネルギー基本計画(科学技術振興機構)

分析日 2026-10-16