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AI 銘柄分析 · 機械 · 試作

ミクロン精密 6159

心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,230 円101 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,921 円87 億円差 +16.1%
10 年後から見ると やや割安 価値 2,230 円101 億円 · 差 +16.1% · 期待の年率 +8.5%
期待の年率リターン(10 年)+8.5%資本コスト比 +0.7 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ミクロン精密は、円筒形の部品の外側を削る心なし研削盤(センタレスグラインダ)の専業メーカーだ。山形で作り、自動車部品やベアリングなどの加工に使われる。筆者の結論は、今の値段はやや割高。ただし差は 1 割ほどで、適正に近い。時価総額は 91 億円と、現預金と有価証券の約 117 億円を下回る。

事業の質は悪くない。売上総利益率は 36% で、営業利益率は均すと 1 割を超える。経産省のグローバルニッチトップ企業で、Caterpillar のグローバルサプライヤにも選ばれた。借金はなく、自己資本比率は 85% に達する。

弱みは、受注の波と顧客の偏り、自動車の電動化だ。長期の納入契約はなく、受注は景気で大きく振れる。

結論を割高に傾けたのは、現金の使い方だ。現金は 2% 台の利息しか生まず、資本コストの 8.8% に遠く届かない。しかも配当と自社株買いを合わせても利益の 4 割前後で、現金は年々積み上がる。10 年後の中立は純利益 9〜10 億円。この現金が株主に戻るほど、評価は上がる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、安全域の厚い会社だ。事業は小さいが、手元の現金と有価証券は時価総額を上回る。借金がなく、事業が止まっても数年は耐えられる。

事業の経済性は、悪くない。必要な投資は小さく、利益のほとんどを株主に回せる。受注の山谷は避けられないが、均せば営業利益率は 1 割を超える。

堀は、中程度だ。精度とノウハウの積み重ねで顧客の信頼を得ているが、電動化と中国製の追い上げで守れる範囲は狭まる。筆者はこの堀を強いとは見ない。

資本配分は、評価が割れる。自社株買いは安い値段で続け、増配もした。ただし現金の積み上がりが早く、株主に戻る速度が遅い。

だから払ってよい値段は、事業の価値に、戻りの遅れを割り引いた現金を足したものだ。10 年で見ると、現金が低利で眠る分だけ、今の時価総額を少し下回る。安全域は厚いが、安く買えるとまでは言えない。現金の使い方が変わるかどうかが、一番の分かれ目になる。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、心なし研削盤と内面研削盤(円筒の内側を削る機械)の製造・販売だ。単一事業で、2025 年 8 月期の売上のうち研削盤が約 8 割、部品・保守が約 2 割を占めた。

心なし研削盤は、円筒形の加工物を中心で支えず、砥石と調整砥石で外周を削る。自動車のシャフトやベアリングなど、同じ形の部品を大量に高精度で作る工場に向く。受注生産で、1 台ごとに原価を管理する。

顧客は世界 28 か国以上にいる。Caterpillar(建設機械・エンジン)が売上の約 1〜2 割を占め、メキシコの代理店も約 1 割だ。米国・タイ・中国に販売子会社を置き、現地の需要を直接取り込む。受注は半年分前後を抱える受注生産で、納期は数か月から半年かかる。

部品・保守は、納めた機械が動き続ける限り入る。利益率が高く、景気の波を和らげる。

2026 年 8 月期は、売上が前期比 10% 減の 52 億円、営業利益は 6 億円。ただ、営業外で為替差益などが 10 億円入り、純利益は 11 億円と大きく見えた。来期は売上 66 億円、営業利益 8 億円を見込む。

優良さと弱いところ

堀は、精度とノウハウだ。心なし研削盤は、砥石の振る舞いや加工物の挙動を読む職人技が要る。同社は「他社が手を出しにくい難しい研削」に挑み、航空機や医療など自動車以外にも用途を広げている。Caterpillar のグローバルサプライヤに選ばれたのは、日本企業として異例だった。

利益の質は良い。営業利益率は過去 12 年に 7〜24% で、中央値は 12% ほどだ。赤字は 2008〜2010 年のリーマン後に 3 期あっただけで、直近 10 年は黒字を保つ。借金はなく、自己資本比率は 85% に達する。

ただ、価格を決める力は強くない。受注は競合との相見積が多く、中国メーカーが低価格機で追い上げる。長期の納入契約は無く、受注の山谷が大きい。筆者がいちばん気にしているのは、顧客の偏りと自動車の電動化が、数量にじわじわ効くことだ。

経営は、現金を溜めすぎている。配当は倍に増やし、自社株買いも続けるが、純利益より現金の積み上がるほうが速い。ROE は過去 10 年の中央値が 6% 台にとどまる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

工作機械は、受注の波が大きい業界だ。2026 年は半年ごとに受注が急増しており、日本工作機械工業会の上期の受注額は前年同期比で 3 割以上伸びた。AI 関連の半導体・電子部品向けと自動化投資が牽引する。

心なし研削盤が使われる自動車部品は、電動化で構成が変わる。エンジンのバルブ周りの部品は減るが、モーター軸、減速機、ブレーキ、ベアリングなど、円筒形の精密部品は残る。航空機、医療機器、電子部品の精密加工は新しい需要だ。

競合は、国内の同業、ドイツの老舗、台湾・中国のメーカーだ。中国は国産化を進め、汎用機では価格競争が強まる。高精度の用途で優位を保てるかが分かれ目になる。顧客の自動車部品メーカーは、受注の先延ばしで景気に合わせて設備投資を調整する。

米国の関税は、販売価格と受注の判断を揺らす。為替は円安が追い風で、営業外の為替差益として利益を押し上げる年もある。ただ、150 円で固定して見ると、この効果は中立に置いた。

業界全体の市場規模は 1.5 兆円ほどで、同社は小さなニッチのプレーヤーだ。強みは、顧客との長い関係と、機械の精度を守り続ける調整の技能である。

資本政策と M&A

還元は、配当と自社株買いの両方だ。配当は 2026 年 8 月期に前期の 2 倍に増え、来期も増やす計画だ。自社株買いは 2025 年に 2 回、2026 年 2 月にも実施した。自己株式は発行済みの約 4 割に達するが、消却はしていない。

現金は積み上がっている。純現金は 6 年前の約 30 億円から 117 億円まで増えた。配当性向は 2 割弱と低く、総還元でも利益の 4 割前後にとどまる。

買収の実績は無い。海外は自前の販売子会社で広げる。TOB や非公開化の公表もない。

経営陣と従業員には、株式交付信託で株を渡す制度がある。投資有価証券を 2026 年 8 月期に 14 億円積み増しており、現金の運用先として債券や投資信託を持つ形が増えた。

筆者は、配当を厚くし、自己株式を消却する踏み込みを待ちたい。現金の積み上がりが続く限り、少数株主に戻るのは時間がかかる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

今の時価総額は 91 億円で、手元の現金・預金と有価証券の約 117 億円を下回る。事業の価値がゼロでも元は取れる計算だ。借金はなく、自己資本比率は 85%。事業が数年止まっても耐えられる。

事業は、均せば営業利益率が 1 割を超える。来期は売上が 28% 増える計画で、足元の工作機械の受注は 3 割以上伸びている。心なし研削盤は自動車のモーター軸、ベアリング、航空機、医療機器の部品加工に使われ、電動化でも需要は残る。部品・保守が利益の下支えになる。

会社は自社株買いを続け、配当は前期の 2 倍に増やした。自己株式は発行済みの 4 割に達し、1 株あたりの価値は上がっている。株主還元の方針は強まる方向だ。

グローバルニッチトップの認定と、Caterpillar のサプライヤ選定は、他社が簡単には崩せない信頼の証だ。為替が円安のうちは、外需の収益も押し上げられる。さらに、無借金のため、金利が上がるほど受取利息が増える。

慎重な見方

安いのには理由がある。受注は景気で大きく振れ、長期契約はない。売上は 2026 年 8 月期に 10% 減った。顧客は Caterpillar とメキシコの代理店で 2 割を超え、偏りが大きい。

自動車の電動化は、内燃機関向けの設備需要を確実に減らす。中国メーカーは低価格機で追い上げており、汎用機では価格を決められない。為替差益などの営業外の利益に頼った 11 億円の純利益は、本業の力ではない。本業の営業利益は 6 億円しかない。

現金は大きいが、株主に戻る保証はない。配当性向は 2 割弱、総還元でも 4 割程度で、現金は年々積み上がる。投資有価証券を積み増す動きは、現金の使い道を探しあぐねている姿にも見える。

事業の ROE は 10 年の中央値で 6% 台と、資本コストを下回る。現金を足しても、取り出せなければ価値にならない。しかも売上の 2 割超が 2 社に集中し、1 社の発注の増減で年の業績が大きく動く。

どちらに重みを置いたか

安全域の厚さは事実で、強気の見方に分がある。ただ、現金が低利で眠る間は、10 年後の価値が今の値段を大きく上回らない。中立は営業利益率 14% 前後にとどめ、現金には戻り方 0.75 を掛けた。確率は中立を最も厚くし、悲観側は楽観側と同じ厚さに置いた。差が小さな割高に出たのは、現金の取り崩しが遅く、10 年を資本コストで割り引くと価値が目減りするためだ。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/08 期)

確率で加重した株価時価総額 3,533 円161 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 807 円37 億円)。 今の値に割り戻すと 2,230 円101 億円、今との差 +16.1%、 期待の年率 +8.5%(資本コスト 7.8%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 5,914 円269 億円 1,231 円56 億円 +272.0% +14.0% 715 円33 億円
やや楽観 22% 4,780 円218 億円 1,011 円46 億円 +201.5% +11.7% 1,274 円58 億円
中立 34% 3,901 円178 億円 879 円40 億円 +148.8% +9.5% 1,625 円74 億円
やや悲観 22% 1,890 円86 億円 571 円26 億円 +28.1% +2.5% 542 円25 億円
悲観 12% 1,226 円56 億円 308 円14 億円 −20.1% −2.2% 184 円8 億円
加重平均100% 3,533 円161 億円807 円37 億円 +125.9% +8.5% 4,340 円197 億円

今の株価時価総額 1,921 円87 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 10% 自動車以外の需要が育ち、受注が高水準で続く 利益 14 億円 · PER 15.6 倍 · 株価時価総額 5,914 円269 億円

ミクロンの心なし研削盤が、EV のモーター軸、医療機器、航空機の部品、電子部品の精密加工へ広がる。自動車以外の売上比率が上がり、特定の顧客への依存が薄まる。受注台数は今より 25% 増え、機種の高精度化で単価も物価を上回って上がる。部品・保守は納入済みの機械の増加に合わせて伸びる。営業利益率は 17% 台に乗り、過去の山 24% には届かない。米国・タイ・中国の販売子会社が現地需要を取り込む。余った現金は自社株買いと配当に回り、自己株式は消却される。ただし受注に長期契約がなく、10 年続く姿は最良の部類だ。現金は事業の拡大と新製品の開発に使われても、なお厚みが残る。

  • 研削盤:数量 62.5(出荷台数(台、推定))× 価格 1.14(1 台あたり売上(億円・名目))→ 売上 71 億円・営業利益 10 億円。自動車以外が伸びる
  • 部品・保守:数量 2,025(稼働中の自社機(台、推定))× 価格 0.01(1 台あたり年間の部品・保守売上(億円・名目))→ 売上 21 億円・営業利益 6 億円。納入台数の増加
  • その他(テスト売上):数量 18.0(件数(件、推定))× 価格 0.07(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円

倍率:事業の純利益 13 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.6% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.6 倍 + 余った現金(戻り方込み)71 億円。全体の PER 15.64 倍、時価総額 269 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:医療・航空機・電子部品向けが自動車の落ち込みを補って余りあるほど育つ筋書き。工作機械の受注は 2026 年に入って急増しているが、山を 10 年に延ばすことはしない。確率は 1 割。

やや楽観 22% 受注は回復し、営業利益率は 12〜13% を保つ 利益 12 億円 · PER 14.4 倍 · 株価時価総額 4,780 円218 億円

世界の自動車部品・ベアリング向けの設備更新が続き、受注は回復する。台数は今より 15% 増える。EV 化で内燃機関向けは細るが、モーター軸やトランスミッション部品の研削で相殺される。単価は物価並みに上がる。営業利益率は 12〜13% で、会社の来期予想とほぼ同じ。部品・保守は安定した収益源で、営業利益の約 4 割を稼ぐ。米国向けの関税や為替の振れはあるが、利益を大きく削るほどではない。純利益は 11 億円台に乗り、配当と自社株買いは増える。ただ、中国メーカーとの競争は続き、値上げは物価に追いつく程度。会社の来期予想が好調の年を映していることを思えば、これは無理のない水準だ。

  • 研削盤:数量 57.5(出荷台数(台、推定))× 価格 1.10(1 台あたり売上(億円・名目))→ 売上 63 億円・営業利益 8 億円
  • 部品・保守:数量 1,875(稼働中の自社機(台、推定))× 価格 0.01(1 台あたり年間の部品・保守売上(億円・名目))→ 売上 19 億円・営業利益 5 億円
  • その他(テスト売上):数量 15.6(件数(件、推定))× 価格 0.07(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円

倍率:事業の純利益 10 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.6% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.4 倍 + 余った現金(戻り方込み)71 億円。全体の PER 14.37 倍、時価総額 218 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2027 年 8 月期の会社予想(売上 28% 増・営業利益率 12.7%)が、ほぼそのまま物価込みで続く姿。足元の工作機械の受注は強く、実績の延長線上にある。

中立 34% 受注は波を描きつつ、物価の分だけ利益が増える 利益 9 億円 · PER 13.1 倍 · 株価時価総額 3,901 円178 億円

自動車向けの内燃機関部品は細るが、電動化部品、医療・航空機の需要が補う。台数は 10 年で 5% 増にとどまる。単価は物価並みに上がり、部品・保守は納入済みの機械が増えるぶん伸びる。営業利益率は 14% 前後で、過去 12 年の中央値 12% より少し高い。会社の予想(来期 12.7%)が好調な年の姿であることを考えれば、均した値としては妥当だ。受注残は半年分前後で推移し、需要の変動はこれからも避けられない。余った現金は少しずつ株主に戻るが、積み上がる速度のほうが速い。純利益は 9〜10 億円。

  • 研削盤:数量 52.5(出荷台数(台、推定))× 価格 1.09(1 台あたり売上(億円・名目))→ 売上 57 億円・営業利益 6 億円。台数 5% 増・利益率 10%
  • 部品・保守:数量 1,725(稼働中の自社機(台、推定))× 価格 0.01(1 台あたり年間の部品・保守売上(億円・名目))→ 売上 17 億円・営業利益 5 億円
  • その他(テスト売上):数量 13.2(件数(件、推定))× 価格 0.06(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円

倍率:事業の純利益 8 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.0% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 7.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)71 億円。全体の PER 13.09 倍、時価総額 178 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:工作機械は 3〜4 年で受注が山と谷を繰り返す。2026 年 8 月期は売上が 10% 減ったが、受注は戻り始めている。10 年を均せば、数量は微増、単価は物価並みと置くのが自然だ。

やや悲観 22% 電動化で内燃機関向けが細り、受注が 3 割落ちる 利益 6 億円 · PER 6.8 倍 · 株価時価総額 1,890 円86 億円

EV への移行が速まり、自動車向けの台数は 15% 減る。中国の研削盤メーカーが低価格機で追い上げ、汎用機では価格を上げにくい。単価の上がりは物価の 3 分の 2 にとどまり、営業利益率は 8% 台に下がる。部品・保守は底堅く、利益の下支えになる。金利は上がるが、無借金で利益にはむしろ追い風だ。顧客の Caterpillar など大口の設備投資が絞られる年は、受注が半分まで落ちる。余った現金は戻り方が弱まり、自社株買いの規模は小さくなる。部品・保守が黒字を保つので赤字は避けられるが、本体の機械は損益がほぼゼロになり、固定費の重さがそのまま利益を削る。

  • 研削盤:数量 42.5(出荷台数(台、推定))× 価格 1.04(1 台あたり売上(億円・名目))→ 売上 44 億円・営業利益 2 億円。台数 15% 減・価格競争
  • 部品・保守:数量 1,500(稼働中の自社機(台、推定))× 価格 0.01(1 台あたり年間の部品・保守売上(億円・名目))→ 売上 15 億円・営業利益 3 億円
  • その他(テスト売上):数量 10.8(件数(件、推定))× 価格 0.06(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円

倍率:事業の ROE は 5.4% で資本コスト 7.75% を下回る。稼ぐ力(純利益÷k)から見て、PER の上限 11.4 倍より低い 6.8 倍に置いた(上限の 6 割。構造的に利益の質が低い筋書きなので、7 割へは引き上げない)。余った現金は筋書きで額を書かず、やや悲観の 0.75 倍で足している。

確率:内燃機関向けの需要が想定より速く縮み、中国メーカーの低価格機に価格を押される筋書き。2020〜2021 年は営業利益率が 7% 台に落ち、10 年のうちに複数回起きうる。

悲観 12% 工作機械の需要が構造的に縮み、赤字の期が続く 利益 2 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 1,226 円56 億円

世界の製造業の設備投資が数年止まる。自動車向けの受注が半減し、中国製に価格で負けて国内外のシェアを落とす。営業利益は赤字に近づき、固定費の重さで利益率が下がる。部品・保守だけが黒字を保つ。現金は赤字の穴埋めと自社株買いの休止で守られるが、新製品への投資は続く。投資有価証券には評価損が出て、自己資本は今より小さくなる。稼ぐ力は小さいため、価値は持っている現金と有価証券、在庫と工場の売れる価値の床で決まる。経営陣が事業を縮小して現金を株主に戻すか、買収に使うかで結果は大きく分かれる。ただし清算されない限り、その価値を少数株主が取り出す手段は限られる。

  • 研削盤:数量 30.0(出荷台数(台、推定))× 価格 0.92(1 台あたり売上(億円・名目))→ 売上 28 億円・営業利益 −1 億円。台数 4 割減・赤字
  • 部品・保守:数量 1,275(稼働中の自社機(台、推定))× 価格 0.01(1 台あたり年間の部品・保守売上(億円・名目))→ 売上 11 億円・営業利益 2 億円
  • その他(テスト売上):数量 6.0(件数(件、推定))× 価格 0.06(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 0 億円・営業利益 0 億円

倍率:事業の ROE は赤字に近く資本コストを大きく下回る。稼ぐ力(純利益÷k)ではなく、純現金と売れる資産の税後を床とみて、今の自己資本 136 億円(2025 年 8 月期末。直近は 148 億円)に 0.41 倍を掛けた(床の 56 億円と同程度。減損と評価損で自己資本は今の水準まで戻る)。無借金の純現金会社で、EV ÷ 営業利益の倍率は意味を持たない。

確率:2008〜2010 年のように世界の設備投資が止まる、または電動化と中国製に置き換わって高精度研削の優位が薄れる筋書き。赤字は過去 20 年に 3 回あり、小さくない確率で置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

研削盤

心なし研削盤(センタレス)と内面研削盤、およびその周辺装置の販売。

数量出荷台数(台、推定)価格1 台あたり売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/08 50.0 0.80 40 3
10 年後 中立 52.5 1.09 57 6

取り方:2026 年 8 月期の売上 51.8 億円のうち、研削盤を約 40 億円(前期の 45.9 億円から約 13% 減)と推定した。台数は開示がなく、1 台約 0.8 億円で年 50 台とした。数量は実質、物価・高精度化は単価に入れた。

部品・保守

納入済みの機械に使う砥石以外の部品、修理、保守サービス。

数量稼働中の自社機(台、推定)価格1 台あたり年間の部品・保守売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/08 1,500 0.01 11 3
10 年後 中立 1,725 0.01 17 5

取り方:売上は前期 11.3 億円とほぼ同じと推定し、稼働中の機械を約 1,500 台と推定した。台数は開示がなく、1 台あたり年 75 万円ほどとした。

その他(テスト売上)

主に国内向けのテスト加工の売上。

数量件数(件、推定)価格1 件あたり売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/08 12.0 0.05 1 0
10 年後 中立 13.2 0.06 1 0

取り方:前期は 0.6 億円。件数は推定。規模が小さく、全体への影響は限られる。

リスクと懸念

受注の波と長期契約のなさ

長期の納入契約がなく、顧客の設備投資の判断で受注が半分になる年がある。2025 年 8 月期末の受注残は前期比 3 割減で、2026 年 8 月期は売上が 10% 減った。

自動車の電動化

エンジン部品向けの研削は減る。モーター軸などで相殺できるかは未知数で、数量の下振れは構造的になりうる。

大口顧客への偏り

Caterpillar とメキシコの代理店で売上の 2 割超を占める。1 社の設備投資の中断で売上が大きく動く。

中国メーカーの追い上げ

汎用機では低価格機が台頭し、価格を決める力が弱い。高精度の用途で優位を保てなければ、利益率は 1 桁に落ちる。

為替と営業外収益

2026 年 8 月期の純利益 11 億円のうち、為替差益が 6 億円を占めた。円高に振れると、営業外の収益は逆に損失になりうる。本業の営業利益は 6 億円。

現金の戻りが遅い

純現金が 117 億円あり、時価総額を上回る。配当性向が低く、現金を投資有価証券に回す動きもあり、株主への還元が追いつかないおそれがある。

今後の分かれ目

来期の売上が会社予想の 66 億円に届き、受注残が積み上がったら
楽観・やや楽観の確率を上げる。営業利益率 13% 以上が定着する証拠になる。
自動車向けの受注が 2 期続けて減り、他分野の比率が上がらなかったら
やや悲観・悲観の確率を上げる。電動化の影響が数量に表れている。
自己株式の消却や、配当性向 4 割超の方針が出たら
現金の戻り方を 1.0 に近づけてよい。余った現金の評価が上がる。
現金が投資有価証券や不動産に回り続け、純現金の増加が止まらなかったら
戻り方を 0.5 に下げる。現金の価値を割り引く。
円高が急激に進み、為替差損が出たら
純利益は一時的に下がるが、営業利益が崩れなければ事業の価値は変わらない。

見ておくもの

  • 四半期の受注高・受注残と、自動車以外の比率
  • 営業利益率と、営業外収益の内訳(為替差益)
  • 自己株式の取得・消却と配当方針
  • 現預金・有価証券・投資有価証券の残高
  • Caterpillar など大口顧客の売上比率

倍率と資本コストの決め方

倍率は式から出した。ROE が資本コストに近い筋書きは PER の上限を 1÷k の 11.4 倍とし、利益の質に応じて上限の 6〜9 割に置いた。今の PER や同業の倍率は使っていない。余った現金は、毎年の還元実績から戻り方 0.75 を掛けた。数量は実質、物価の 1.34 倍は価格にだけ入れた。償却は小さく物価では増やしていない。リースは小さく、新リース会計の影響は軽い。数字は今と同じ形(家賃を営業費用に入れた形)でそろえた。ここでは 2026 年 8 月期の決算を起点にしている。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10→15.64 倍・やや楽観 PER 9.4→14.37 倍・中立 PER 9.1→13.09 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. 2026年8月期 決算短信(2026-10-13)
  2. 第66期 有価証券報告書(2025-11-20)

分析日 2026-10-20