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AI 銘柄分析 · 機械 · 試作

株式会社FUJI 6134

実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)5,451 円4,793 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)6,189 円5,441 億円差 −11.9%
10 年後から見ると やや割高 価値 5,451 円4,793 億円 · 差 −11.9% · 期待の年率 +5.0%
期待の年率リターン(10 年)+5.0%資本コスト比 −2.5 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

FUJI は、スマホやサーバーの基板に電子部品を載せる「実装機」の大手だ。売上の 9 割超をこの機械が占め、競合はヤマハ発動機やパナソニック、ASMPT などである。筆者の結論は、事業は良いが、今の値段は山の利益を前提にしすぎている、というものだ。

稼ぎを押し上げているのは AI サーバー向けの設備投資だ。2026 年 3 月期の営業利益は 293 億円と過去最高で、今期は 600 億円を会社が見込む。サーバー関連は受注の 3 割を超えた。ただし第 1 四半期には、中国のスマホや車載のスポット需要と、前倒しの発注が混じっていた。会社自身も、この勢いが続くとは言っていない。

実装機の需要は景気で大きく振れる。営業利益率は 10% 台前半から 19% 台のあいだを行き来してきた。今期計画の 25% は過去にない水準である。10 年でならせば、2 割前後に落ち着くとみるのが自然だ。市場は伸びるが、名目で年 4〜5% 程度。利益が倍々になる話ではない。

財務は盤石だ。自己資本比率は 8 割を超え、純現金も 530 億円ある。還元も厚くなってきた。ただ、ならした利益に 14 倍前後を払う今の値段には、安全域がない。10 年後の中立の姿でも、時価総額は今の 7 割ほどにとどまる。AI 投資が長く続く強気の筋書きでようやく今の値段を上回る。

バリュー投資の観点から

事業そのものは、持ち続けたいと思える水準にある。実装機は基板づくりの必需品で、保守と部品の売上が長く続く。借金はなく、現金もある。経営は ROE を目標に掲げ、還元も増やした。

ただ、堀が広いとは言いにくい。競合が 3 社以上おり、AI サーバー向けは需要が山に近い。10 年後に今より強いかと問われれば、確信は持てない。利益が景気で大きく振れる会社は、買うときの値段が結果を決める。

そこで、ならした利益で値段を測る。営業利益率を 2 割前後、自己資本利益率を 11〜12% と置いた中立の姿では、会社は今より少し大きくなるが、稼ぐ力が桁違いに上がるわけではない。資本コストを少し上回る程度の会社に、今の 14 倍の利益を払う理由は見つけにくい。

安全域の目で見ると、強気の筋書きでようやく今の値段に届く。弱気の筋書きで失う額は、強気で得る額より大きい。悪い年の PBR が 0.3 倍台まで落ちた過去もある。

経営の誠実さは悪くない。ただし、積み上がる現金の使い道を決めていない点は、オーナーの目には不安だ。1 年ごとの利益ではなく、10 年の平均で稼げるお金を見るなら、今の値段は将来の利益を先に払いすぎている。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、基板に部品を載せる機械の販売である。スマホ、車載、サーバー、通信機器の基板は、1 枚に数百〜数千の部品が載る。その作業を毎時数万点の速さで正確にこなすのが実装機だ。FUJI の主力は、モジュール式の「NXTR」シリーズである。顧客は電子機器メーカーと、基板の受託製造会社だ。

売上には機械本体のほか、交換部品・保守・ソフト・周辺装置も含まれる。機械が現場に残るほど、こうした付随の売上も積み上がる。2026 年 3 月期の売上は 1,806 億円で、うちロボットソリューション事業(実装機とダイボンダ)が 1,687 億円、マシンツール事業が 97 億円だった。

ロボットソリューション事業には、半導体の後工程の機械もある。子会社のファスフォードテクノロジ(FFT)がつくるダイボンダは、切り出した半導体チップを基板に貼り付ける機械だ。2018 年に買収した。ただ FFT はまだ小さく、売上は 114 億円、営業利益は 11 億円にとどまる。

マシンツール事業は、小型の工作機械である。創業の事業だが、今は売上の 5% ほどで、自動車向けの需要が弱く、2026 年 3 月期は小さな赤字になった。

生産の中心は愛知県の岡崎工場で、月産 500 台のラインが 2 本ある。残業をすれば月 1,000 台を超えるが、足かせは工場の能力より部品の調達だと会社は言う。地域別では中国・北米・欧州・東南アジアに広がり、今は中国と北米の AI サーバー関連が勢いを引っぱっている。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは、あるが深くはない。実装機は一度ラインに入ると、保守・部品・ソフトで長く付き合う。ライン全体の最適化の知識も要る。この点で顧客の乗り換えには手間がかかる。一方で、競合はヤマハ発動機、パナソニック、ASMPT と顔ぶれがそろい、価格だけで押し切れる市場ではない。世界での市場の取り分は、市場 4,000 億円超に対し実装機売上が 1,600 億円規模なので、3〜4 割と推定される(推定であり開示ではない)。

稼ぐ力は景気で大きく動く。2018 年 3 月期の営業利益率は 19%、2024 年 3 月期は 10%、それ以前には赤字の年もあった。ROE は過去 12 期のうち 11% を超えたのが 1 期だけで、今期の計画 19% はかつてない水準だ。

資本の使い方は堅実である。借金はほぼなく、自己資本比率は 83%。M&A は 2017 年の独タワーファクトリー、2018 年のファスフォードと小粒に抑えてきた。ただしファスフォードは、のれん(買収額が純資産を上回った分)の減損を 2026 年 3 月期に 97 億円計上した。買収の成果は、まだ出ていない。

還元の姿勢は変わってきた。配当性向 50% 以上を掲げ、今期は 100 億円規模の自社株買いも予定する。経営陣は ROE の目標を 11% 以上に引き上げた。資本コストを意識した方向だが、その ROE は自己資本が膨らめば薄まる。

弱みは 3 つある。AI 投資への集中、部品調達への依存、半導体事業の力不足だ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

実装機の市場は、今が山の中腹にいる。会社の見立てでは、世界の市場は 2025 年に 4,000 億円を超え、2026 年は 4,500 億円超、2030 年は 5,000 億円ほど。名目で年 4〜5% の成長だ。物価の 3% を除けば、数量の伸びは年 1〜2% である。

需要の中身が変わってきた。かつてはスマホと車載が柱だったが、いまは AI サーバーの基板・電源が 3 割を超える。通信機器や、光トランシーバー、SiP(複数の半導体を 1 つにまとめた部品)の生産ラインも加わった。この波は、データセンター投資が続く限りは続く。逆に言えば、投資が一巡すれば需要も戻る。

競合は 3 つのグループに分かれる。ヤマハ発動機とパナソニックは、同じ高速機の市場で戦う。ヤマハのロボティクス事業は 2025 年 12 月期が営業赤字で、実装機と産業用ロボットの台数も前年を割った。同じ需要でも、取り込めている会社と、そうでない会社に差が出ている。ASMPT は香港の装置大手で、実装機と半導体後工程の両方を手がける。最後に、新興メーカーが汎用機の価格で追い上げる余地がある。

半導体後工程の市場は、2025 年の約 660 億円から、2030 年に約 1,700 億円へ伸びるとされる。HBM(AI 向けの高性能メモリ)に使うハイブリッドボンダが伸びの中心だ。FFT はここへ新型機「XERDIA」を出したが、まだ実績はない。

循環でみると、AI 投資を追い風に受注が 1 年で 67% 増えた局面である。過去の好況期の水準を大きく上回っており、10 年の目で見る投資家は、この利益を平常の姿とは置かない。

資本政策と M&A

還元は厚い方向に動いている。方針は配当性向 50% 以上で、下限の配当も設けた。2027 年 3 月期は 100 億円規模の自社株買いも予定する。3 年の還元計画は当初 390 億円から 470 億円へ増えた。

自己資本の目標は、2,200 億円から 2,400 億円へ上げた。運転資金が増えるためだという。ROE の目標は 11% 以上。会社は資本コストを 9〜10% と見ており、目標は資本コストをわずかに上回る程度だ。

M&A は小粒である。2017 年に独タワーファクトリー、2018 年にファスフォードを買収した。後者は 2026 年 3 月期にのれんを減損し、買収の成果は出ていない。積み上がる現金の使い道(成長投資・M&A・還元)は、会社自身が未定と述べている。ここが今後の分かれ目だ。

大株主は信託銀行の名義が上位で、特定の筆頭株主や物言う株主は見当たらない。外部の推計では、10 年のうちに買収される確率は 1 割強とされるが、時価総額 6,000 億円超の会社に買い手がつくのは簡単ではない。

筆者が気にするのは、利益が山にある間に買収や設備投資を広げすぎないかだ。山の利益で買う会社は、谷で重荷を負う。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

AI の設備投資は、一過性の波ではなく 10 年続く構造変化だ。サーバー、電源、光トランシーバー、SiP と、基板をつくる場所は増え続ける。FUJI は NXTR への切り替えを終え、月産 1,000 台の体制も整えた。受注は 2026 年 3 月期に 2,000 億円を超え、第 1 四半期も倍増した。営業利益率が 25% に乗ったのは、機種の入れ替えと高い付加価値の需要が重なった結果であり、一時の値上がりではない。

人手不足を背景にした工場の自動化も、実装機の周辺で売上を増やす。会社は市場が 2030 年に 5,000 億円へ伸びると見ており、FUJI のシェアが上がれば、売上の伸びはそれを上回る。

ファスフォードも変わる。新型ダイボンダ XERDIA は、ボンド精度を 3 マイクロメートルまで上げ、HBM 向けのハイブリッドボンダも 2027 年度以降に投入される。半導体後工程の市場は 2030 年に 1,700 億円へ伸びるので、ここが第 2 の柱になりうる。

財務は強い。純現金があり、自己資本比率は 8 割を超える。配当性向 50% 以上と自社株買いで、株主にお金が返る。利益が 500 億円規模で定着すれば、今の値段は妥当で、さらに上もある。

慎重な見方

今の利益は、AI 投資という山の上にある。営業利益率が 25% になるのは、10 年を見渡しても初めてだ。過去の好況期の最高は 19〜22% で、そのあとは必ず 10% 前後へ落ちてきた。会社自身、第 1 四半期の受注にはスポット需要と前倒しの発注が混じると認めている。

AI 向けは、ごく少数の顧客と地域に偏る。データセンターの設備投資が一息つけば、実装機は最初に止まる設備だ。しかも生産能力は倍にしたばかりである。能力を増やした直後に需要が一服するのは、過去の好況の終わりによくあった型だ。

競合も強い。ヤマハ発動機とパナソニックは同じ高速機の市場にいて、ASMPT は実装機と半導体後工程の両方をもつ。新興メーカーは、汎用機の値段で追い上げうる。ファスフォードは買収後、のれんの償却後で 2 期連続の赤字となり、97 億円の減損に至った。HBM 向けの機械も実績がない。

資本の面でも、自己資本は 2,400 億円を目標にしている。ROE の目標は 11% で、資本コストをわずかに上回るだけだ。そのような会社に、今の 14 倍の利益を払う理由は薄い。山の利益を 10 年続くと見込む買い手は、谷で痛い目にあう。

どちらに重みを置いたか

筆者は、慎重な見方が強いと判断した。AI 投資の勢いは本物だが、10 年の稼ぎを決めるのはならした利益である。営業利益率 16〜20%・ROE 14% の中立の姿を軸に、確率は慎重な側に少し寄せた。強気の 2 つの筋書きに 3 割台半ば、弱気の 2 つに 3 割台半ばを置き、中立に 3 割とした。強気でようやく今の値段を上回り、中立では 3 割ほど低い。事業は優良でも、値段が先に走っているというのが結論だ。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 7,537 円6,627 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 2,576 円2,265 億円)。 今の値に割り戻すと 5,451 円4,793 億円、今との差 −11.9%、 期待の年率 +5.0%(資本コスト 7.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 15,346 円1.35 兆円 4,065 円3,574 億円 +213.6% +12.1% 2,329 円2,048 億円
やや楽観 22% 12,102 円1.06 兆円 3,502 円3,079 億円 +152.1% +9.7% 3,433 円3,018 億円
中立 30% 8,031 円7,061 億円 2,775 円2,440 億円 +74.6% +5.7% 3,242 円2,850 億円
やや悲観 24% 2,031 円1,786 億円 1,679 円1,476 億円 −40.1% −5.0% 890 円783 億円
悲観 12% 1,136 円999 億円 682 円600 億円 −70.6% −11.5% 218 円192 億円
加重平均100% 7,537 円6,627 億円2,576 円2,265 億円 +63.4% +5.0% 10,113 円8,891 億円

今の株価時価総額 6,189 円5,441 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 12% AI と自動化の需要が定着し、第 2・第 3 の柱が育つ 利益 637 億円 · PER 21.2 倍 · 株価時価総額 15,346 円1.35 兆円

実装機の市場は、AI サーバー・通信・車載・自動化投資に支えられて、実質で年 3% 近く伸びる。FUJI は NXTR とその後継機でシェアを 4 割台半ばまで上げる。営業利益率は 24% 前後が定着する。ファスフォードは HBM 向けのハイブリッドボンダを立ち上げ、売上が 600 億円規模へ育つ。営業利益は 860 億円ほど、純利益は 640 億円に達する。積み上がる現金は還元に回り、10 年の還元は 3,600 億円ほどになる。会社が株主にも事業にも資本を使いこなす、最も良い姿である。強気のなかでも、営業利益率 24% は過去最高を大きく上回る。機種構成と保守収入の厚みが続いた場合に限られる姿である。

  • 電子部品実装機(NXTR などと周辺・保守):数量 16.8(実装機の世界市場(億ドル・実質)× FUJI のシェア)× 価格 201(円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 3,377 億円・営業利益 810 億円。営業利益率 24%
  • 半導体ダイボンダ(ファスフォードテクノロジ):数量 3.1(ダイボンダの世界市場(億ドル・実質)× FFT のシェア)× 価格 201(円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 619 億円・営業利益 124 億円。営業利益率 20%
  • マシンツール(小型工作機械):数量 0.8(工作機械の受注市場(億ドル・実質)× FUJI のシェア)× 価格 201(円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 151 億円・営業利益 8 億円。営業利益率 5%

倍率:事業の純利益 637 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 23.4% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 15.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 21.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 21.2 倍。全体の PER 21.18 倍、時価総額 13,492 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:AI 需要が 10 年定着し、かつ半導体事業が第 2 の柱になる必要がある。どちらも不確かなので、確率は 1 割台前半とした。

やや楽観 22% 実装機は構造的に伸び、半導体事業は黒字で定着 利益 527 億円 · PER 20.2 倍 · 株価時価総額 12,102 円1.06 兆円

市場は実質で年 2.5% ほど伸び、FUJI は取り分を 4 割台半ばに保つ。営業利益率は 22% 前後を維持する。AI 需要は山をつけたあとも高い水準にとどまり、人手不足を背景にした自動化の売上も増える。ファスフォードはハイブリッドボンダで一定の席を取り、売上 480 億円ほどで黒字が安定する。営業利益は 700 億円、純利益は 530 億円ほど。還元は 10 年で 3,100 億円ほどになる。強気だが、利益率は過去の最高水準を少し上回る程度にとどまる。顧客のラインが増えるほど、部品と保守の売上が積み上がる。自動化の周辺売上も、取り分を支える役目を果たす。ファスフォード以外の大きな買収はせず、現金は還元に回る。

  • 電子部品実装機(NXTR などと周辺・保守):数量 15.8(実装機の世界市場(億ドル・実質)× FUJI のシェア)× 価格 201(円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 3,176 億円・営業利益 699 億円。営業利益率 22%
  • 半導体ダイボンダ(ファスフォードテクノロジ):数量 2.4(ダイボンダの世界市場(億ドル・実質)× FFT のシェア)× 価格 201(円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 482 億円・営業利益 77 億円。営業利益率 16%
  • マシンツール(小型工作機械):数量 0.7(工作機械の受注市場(億ドル・実質)× FUJI のシェア)× 価格 201(円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 141 億円・営業利益 6 億円。営業利益率 4%

倍率:事業の純利益 527 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 19.8% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 13.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 20.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 20.2 倍。全体の PER 20.19 倍、時価総額 10,640 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:強気のなかでは確率が高い筋書き。会社が掲げる 2030 年の市場拡大と、取り分の維持が両立すれば到達する。中立より低く置いた。

中立 30% 会社は優良なまま、利益は景気の波を均して緩やかに伸びる 利益 385 億円 · PER 18.3 倍 · 株価時価総額 8,031 円7,061 億円

実装機の市場は、AI の山を越えたあとも名目で年 4〜5% 伸びる。FUJI は 4 割強の取り分を保つ。営業利益率は好況と不況をならして 2 割前後に落ち着く。ファスフォードは半導体後工程の拡大に乗り、黒字の事業になるが、売上は 360 億円ほどで全体を変えるほどではない。マシンツールは小さな黒字。売上は 3,200 億円ほど、営業利益は 510 億円、純利益は 390 億円ほど。ROE は 15% 前後で、資本コストをわずかに上回る。この 10 年に、積み上がる現金の使い道は、大型の買収ではなく還元が中心になる。自己資本は 2,600 億円ほどで、会社の目標を少し上回る水準に落ち着く。M&A で積極的に広げる姿は置かない。

  • 電子部品実装機(NXTR などと周辺・保守):数量 13.3(実装機の世界市場(億ドル・実質)× FUJI のシェア)× 価格 201(円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 2,679 億円・営業利益 536 億円。営業利益率 20%
  • 半導体ダイボンダ(ファスフォードテクノロジ):数量 1.8(ダイボンダの世界市場(億ドル・実質)× FFT のシェア)× 価格 201(円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 362 億円・営業利益 43 億円。営業利益率 12%
  • マシンツール(小型工作機械):数量 0.7(工作機械の受注市場(億ドル・実質)× FUJI のシェア)× 価格 201(円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 131 億円・営業利益 3 億円。営業利益率 2%

倍率:事業の純利益 385 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 14.8% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.3 倍。全体の PER 18.34 倍、時価総額 7,061 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:10 年の景気循環をならして見た姿。AI の山が一度は来て去ること、取り分と利益率が大きくは動かないことを前提にした。最大の確率を置く。

やや悲観 24% 取り分を失い、実装機は普通の景気循環の機械になる 利益 190 億円 · PER 9.4 倍 · 株価時価総額 2,031 円1,786 億円

新興メーカーが汎用機の価格で追い上げ、FUJI の取り分は 4 割弱に下がる。AI 向けも先行の利益を吐き出す。営業利益率は 9% 前後まで下がり、営業利益は 230 億円ほど。ファスフォードは HBM 向けで後れを取り、売上は伸びても利益が残らない。マシンツールは赤字が続く。自己資本は積み上がるが、ROE は 6% 前後で資本コストを割る。経営は還元を続けるが、成長の種が見つからず、買収に傾いて失敗する危険も増す。新機種の開発費は固定費として残るので、売上が減ると利益率が一気に下がる。2024 年 3 月期に営業利益率が 10% まで落ちたのと同じ型が、10 年のなかで何度か起きる姿だ。

  • 電子部品実装機(NXTR などと周辺・保守):数量 11.4(実装機の世界市場(億ドル・実質)× FUJI のシェア)× 価格 201(円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 2,291 億円・営業利益 298 億円。営業利益率 13%
  • 半導体ダイボンダ(ファスフォードテクノロジ):数量 0.9(ダイボンダの世界市場(億ドル・実質)× FFT のシェア)× 価格 201(円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 181 億円・営業利益 7 億円。営業利益率 4%
  • マシンツール(小型工作機械):数量 0.6(工作機械の受注市場(億ドル・実質)× FUJI のシェア)× 価格 201(円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 111 億円・営業利益 −1 億円。営業利益率 -1%

倍率:ROE 7.4% が k 7.5% 以下で、ためた利益は額面を下回る価値なので PER は 1÷k = 11.1 倍まで。AI 投資の反動で利益率が下がり、ROE が k を下回る筋書き。稼ぐ力(純利益 ÷ k)から、上限の 8.5 割の 9.4 倍に置いた。

確率:10 年で取り分を失うか、利益率が大きく落ちる筋書き。実装機は競合が多く、需要の山ごとに値引きが起きてきたので、確率は 2 割台半ばに置いた。

悲観 12% 構造的に負け、もう優良な会社ではなくなっている 利益 −71 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 1,136 円999 億円

実装機の取り分が 3 割まで下がる。AI 向けの需要が他社に移るか、顧客が自前の設備や中国メーカーへ流れる。営業利益率は赤字になり、実装機が普通の機械へ変わる。ファスフォードは買収の失敗が確定し、再び減損が出る。値上げもできない。営業赤字は 110 億円を超え、売上は 1,600 億円まで縮む。それでも自己資本は 2,100 億円あり、純現金も残る。会社は優良ではなくなるが、清算の価値は十分に残る。この筋書きは、リーマン級の谷とは別に、構造そのものが変わる場合を表す。実装機の需要が AI から別の形へ移り、FUJI がその席を取れないときに起きる。赤字の年は配当を絞り、積んだ現金と資産の売却で賄って、10 年の還元は 600 億円にとどまる。

  • 電子部品実装機(NXTR などと周辺・保守):数量 7.2(実装機の世界市場(億ドル・実質)× FUJI のシェア)× 価格 201(円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 1,447 億円・営業利益 −43 億円。営業利益率 -3%
  • 半導体ダイボンダ(ファスフォードテクノロジ):数量 0.3(ダイボンダの世界市場(億ドル・実質)× FFT のシェア)× 価格 201(円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 60 億円・営業利益 −6 億円。営業利益率 -10%
  • マシンツール(小型工作機械):数量 0.5(工作機械の受注市場(億ドル・実質)× FUJI のシェア)× 価格 201(円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 91 億円・営業利益 −5 億円。営業利益率 -5%

倍率:AI 投資の反動と競合の値下げで赤字に落ちる筋書き。稼ぐ力では測れないので、純現金+売れる資産の税後を床にした。約 1,000 億円とみた。PBR はこの床を今の自己資本で割った値。

確率:10 年のうちに競争と技術の転換で優位が崩れ、普通の機械メーカーに落ちる筋書き。確率は 1 割少々とした。リーマン級の谷とは別に、構造的な負けとして置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

電子部品実装機(NXTR などと周辺・保守)

スマホ・車載・サーバーの基板に部品を載せる実装機と、その部品・保守・周辺装置。売上の約 9 割を占める。

数量実装機の世界市場(億ドル・実質)× FUJI のシェア価格円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 10.6 150 1,596 325
10 年後 中立 13.3 201 2,679 536

取り方:会社の見立てで実装機の世界市場は 2025 年に 4,000 億円超(1 ドル 150 円で 28 億ドルと置く)。売上 1,806 億円から、ファスフォード 114 億円とマシンツール 97 億円を除いた 1,596 億円が実装機とその付随で、市場に対するシェアは 38% と推定した(開示の数字ではない)。営業利益は、ロボットソリューション事業 336 億円からファスフォードの 11 億円を除いた値。数量は市場×シェア(実質)、物価の分は価格の指数に入れた。

半導体ダイボンダ(ファスフォードテクノロジ)

切り出した半導体チップを基板に貼るダイボンダ。2018 年に買収した。HBM 向けのハイブリッドボンダを開発中。

数量ダイボンダの世界市場(億ドル・実質)× FFT のシェア価格円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 0.8 150 114 11
10 年後 中立 1.8 201 362 43

取り方:会社が示す対象市場は 2025 年に約 660 億円(4.4 億ドル)、2030 年に約 1,700 億円。FFT の売上 114 億円は取り分 17% にあたる。営業利益は約 11 億円(のれん償却後は赤字)。2026 年 3 月期にのれん等の減損を約 97 億円計上した。 10 年の数量(中立は今の約 2.4 倍)は、会社が示す対象市場の 2030 年の規模(約 1,700 億円・名目)に取り分 17% を掛け、物価で割った実質(約 1.7 億ドル)から、その後は年 2% 弱で延ばしたもの。名目の予測を数量に置いて価格にも物価を重ねてはいない。

マシンツール(小型工作機械)

創業以来の小型工作機械。自動車向けの需要が弱く、2026 年 3 月期は小さな営業赤字。

数量工作機械の受注市場(億ドル・実質)× FUJI のシェア価格円/ドル 150 × 物価指数(3 年 1.09・10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 0.7 150 97 −1
10 年後 中立 0.7 201 131 3

取り方:売上 97 億円、営業損失 1 億円は会社の開示。市場は工作機械の受注総額を 1.5 兆円前後(約 100 億ドル)とした筆者の仮置きで、取り分 0.65% は逆算した値であり、確かな市場の数字ではない。売上が小さいため、全体への影響は小さい。

リスクと懸念

AI サーバー投資の山と、スポット需要の反動

いまの受注には、AI サーバーに加え、中国のスマホ・車載のスポット需要と前倒しの発注が含まれる。会社も通期計画ではスポットが続かない前提だ。データセンターの設備投資が一服すれば、実装機は最初に止まる設備の 1 つで、利益率は 10% 台前半へ戻りうる。岡崎工場を倍にした直後の減速は、最も痛い形である。

部品の調達と生産能力

会社は、足かせは工場の能力より部品の調達だと言う。部品が足りなければ売上の計上がずれ、受注残が積み上がるだけで利益は出ない。逆に、部品不足が解消した年に需要が一服していれば、在庫と固定費が重くなる。AI 需要が部品の奪い合いを起こしている点も不安材料だ。

競合と新興メーカーの追い上げ

ヤマハ発動機とパナソニックは、同じ高速機の市場にいる。ASMPT は実装機と半導体後工程の両方をもつ。2025 年のヤマハのロボティクス事業は赤字だったが、AI 需要の回復局面では価格競争が再燃しやすい。新興メーカーが汎用機の値段で追い上げる余地もあり、取り分を守るには技術の差を保ち続ける必要がある。

半導体後工程(ファスフォード)の力不足

FFT はのれん償却後で 2 期連続の赤字となり、2026 年 3 月期に 97 億円規模の減損を出した。2027 年 3 月期は営業利益 32 億円を計画するが、汎用メモリの回復頼みだ。HBM 向けのハイブリッドボンダは実績がなく、顧客の認定に時間がかかる。ここで資本を使い続けるなら、再び減損が出る恐れがある。

資本の使い道が未定のまま現金が積み上がる

自己資本は増え、会社自身が使い道(成長投資・M&A・還元)は未定と述べている。山の利益で大きな買収をすれば、ファスフォードの二の舞になる。逆に使わなければ、ROE が薄まり、資本コストを割る年が続く。経営の資本配分の力が試される。

為替・関税・地政学

収益は海外が中心で、中国・北米・欧州の景気と貿易政策の影響を受ける。会社は国家間の緊張の影響は今のところ限定的と述べているが、関税や輸出規制で顧客の設備投資が止まれば、受注は動く。円高が進めば円換算の利益も目減りする(本分析は 1 ドル 150 円で置く)。

マシンツール事業の赤字

小型工作機械は売上の 5% ほどで、自動車向けの弱さから小さな赤字が続く。全体への影響は小さい。ただ、再建か整理かの判断が先送りされれば、経営の規律に疑いが残る。創業の事業であることが、判断を鈍らせていないかを見ておきたい。

今後の分かれ目

FUJI の受注が前年を割る四半期が 2 期続いたら
AI 投資の山が過ぎたとみて、弱気の筋書きの確率を上げる。受注残の薄さと稼働率の落ち方をあわせて確認する。
営業利益率が 20% を超えたまま 2 年続いたら
山ではなく、新しい平常の水準とみて、強気の筋書きの確率を上げる。単価・機種構成・保守売上の変化を確かめる。
ファスフォードが HBM 向けハイブリッドボンダの量産を受注したら
半導体事業が第 2 の柱になる筋書きの確率を上げる。逆に新型機の認定が遅れ、再び減損が出るなら、弱気を厚くする。
経営が大型の買収に踏み出したら
買う相手と値段による。山の利益で高く買うなら価値を壊す恐れがあり、10 年の弱気を厚くする。小粒で実装機の周辺を固める買収なら、悪い材料にはならない。
自己資本の目標を超えた分が、自社株買いなどで一気に株主へ返されたら
ROE が上がり、資本コストを大きく超える。中立の倍率を少し高くみてよい。ただし利益の増加ではなく資本の圧縮による効果なので、本質価値の押し上げは限られる。
ヤマハ発動機やパナソニックが実装機の値引き競争を仕掛けたら
価格決定力が弱いことの表れ。10 年の営業利益率を下げ、取り分を失う筋書きの確率を上げる。

見ておくもの

  • FUJI の四半期の受注額と受注残(AI サーバー向けの比率とスポット需要の動き)
  • 実装機の営業利益率(20% 超が続くか、10% 台前半へ戻るか)
  • ファスフォードの売上・営業利益と、新型ダイボンダ XERDIA・ハイブリッドボンダの顧客認定
  • 自己資本の水準と、自社株買い・M&A の方針(積み上がる現金の使い道)
  • データセンター向けの設備投資の勢い(大手クラウド各社の投資計画)とヤマハ発動機・ASMPT の実装関連の受注

倍率と資本コストの決め方

先に、実装機・ダイボンダ・マシンツールの 3 つを、市場×シェア(数量)と物価の指数(価格)で 10 年へ積んだ。そこに営業利益率を置き、純利益から資本コスト 7.5%(基本 7.5% に quality +1.5%)と長期成長 4% で倍率を決めた。今の株価と PER 14 倍は、最後に比べただけである。

中立の営業利益率は 10 年後が 16% で、過去の好況期の水準に合わせた。会社計画の 25% は強気の筋書きにしか置いていない。利益の山を平常とみなさないことが、いちばん大きな差を生んでいる。

倍率は楽観〜中立を上限の 8〜8.5 割に置き、やや悲観は稼ぐ力(純利益÷k)、悲観は赤字なので純現金+売れる資産の床(約 1,000 億円)で測った。純現金は時価総額の 8.6% で 1 割未満のため分けず、事業の純利益に含めて測った。

同じ領域の SMC・THK と倍率の物差しは同じで、資本コストだけが優良度で違う。自己資本は会社の目標(2,400 億円)に沿って置き、還元率は 8 割前後とした。ROE の高さの理由は roe_why に書いた。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality +1.5% = 9.0%。会社自身も資本コストを 9〜10% とみている。ガバナンスや買収の後始末は k に足さず、筋書きと確率で表す。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.00% → 7.50%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. FUJI 2027 年 3 月期第 1 四半期決算の要点(logmi Finance)
  2. FUJI 2026 年 3 月期決算の要点(logmi Finance)
  3. FUJI・五十棲社長 実装工程の自動化を中心に全方位戦略(電波新聞)
  4. FUJI 企業概要・沿革・M&A(the-shashi)
  5. FUJIグループが次世代ダイボンダー開発(EE Times Japan)
  6. ヤマハ発動機 2025 年 12 月期のロボティクス事業(MONOist)
  7. FUJI 大株主(finboard)
  8. 中期経営計画 2026 の策定に関するお知らせ(東証適時開示)

分析日 2026-10-16