株譜
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だいわ 6459

保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,560 円1,257 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,645 円808 億円差 +55.6%
10 年後から見ると 割安 価値 2,560 円1,257 億円 · 差 +55.6% · 期待の年率 +10.6%
期待の年率リターン(10 年)+10.6%資本コスト比 +4.1 pt
推定の資本コスト6.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 6.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

だいわ(2026 年 7 月に大和冷機工業から改称)は、飲食店や小売店に業務用冷蔵庫・ショーケース・製氷機を売り、売ったあとの点検・修理まで受け持つ会社だ。約 200 か所の営業所と、約 1,500 人の技術を持つ営業職が武器である。

筆者の結論は「やや割安」。事業の稼ぎはほどほどに堅い。ただ決め手は事業ではなく現金だ。売上の 1 年半分にあたる現金と預金を抱え、その大半は株主に戻らない前提で見ても、今の時価総額を上回る価値が残る。

現金が厚いのは、保守を前払いで受け取る契約が 174 億円あるからだ。この分は将来の保守で使う約束なので、株主のものとは数えない。そこで事業に要らない余りを約 450 億円とみた。

成長は物価と保守の積み上げが頼りになる。国内の冷蔵庫の台数は 20 年ほど横ばいで、店の数は人口とともに減る。2028 年度に営業利益 95 億円という会社計画は重い。2026 年の中間決算は営業利益が 6% 減っている。

中立の 10 年後は営業利益が 100 億円強で、計画の水準を物価並みに伸ばした場合より 1 割ほど低い。それでも保守の厚みと現金があるため、確率を重ねた価値は今の時価総額を 1 割強上回る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は二つに分けて見るのがよい。一つは「客の店に張りついた保守つきの冷蔵設備屋」という事業で、もう一つは「事業の何倍もある現金」である。

事業は、売上に対して設備投資が小さく、前払いの保守契約で運転資金が逆に回るため、資本をほとんど食わずに稼ぐ。現金を除いた事業の自己資本利益率は、筆者の試算で 17% 前後ある。10 年後も店の厨房に冷蔵庫は要り、壊れれば誰かが直しに来る。事業が消える心配は小さい。ただ台数が増えず、成長は物価と保守の積み上げだけで、オーナーが手にする利益の伸びは年 3% 台にとどまる。

問題は資本の配分だ。稼いだお金の多くを 11 年かけて寝かせ、ROE は 7% 台にとどまった。最近は配当を厚くし、自社株も買い始めたので、方向は正しい。それでも創業家が 4 割を持つ構造では、還元がどこまで続くかを保証できない。そこで現金の価値は帳簿の半分にとどめた。

買収の腕前は未知数だ。これまでの買収は小さく、価値を壊した形跡はない。一方で中計は 70 億円以上の成長投資と借入の活用に触れており、大きな買収で現金を溶かす筋書きは、悲観に織り込んだ。

安全域は、現金が支える。事業が悲観の筋書きまで傷んでも、半分の現金と黒字の事業が残るため、10 年後の価値が今の時価総額を大きく割る筋書きは少ない。逆に、事業が計画どおりに伸びる筋書きの上振れは限られる。筆者はこの非対称を評価するが、事業そのものはオーナーとして持ち続けたいと思うほど強くはないとみている。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は三つある。自社で作る製品が売上の 56%、他社から仕入れて売る機器と店舗の設備工事が 24%、点検・修理が 20% だ。製品の中心は厨房用の縦型冷凍冷蔵庫で、店舗用の縦型ショーケース、横型冷蔵庫、製氷機が続く。製品の数は約 1,300 にのぼり、客の厨房に合わせた特注にも応じる。

客は個人経営の飲食店、酒販店、和洋菓子店、食料品店が中心だ。この層には直販の営業が当たり、売上は 390 億円ほどになる。厨房の設計会社、外食チェーン、物流会社、医薬系の企業には法人営業が当たり、79 億円ほどだ。

会社の言う利益の源泉は「セールスエンジニア」である。営業職が設置の手配から点検・修理まで一人で受け持つ。冷凍機械責任者という国家資格の保有者も多く、24 時間 365 日の受付体制を持つ。他社の機器でも保守を引き受けるので、一度つながった客はなかなか離れない。

保守は前払いの契約が多く、帳簿には契約負債として 174 億円が載る。売上の 20% にすぎないが、利益率は 3 割前後と筆者は推定しており、利益の 4 割近くを稼ぐとみられる。工場は大分・福岡・埼玉の 3 か所で、研究開発費は年 3 億円ほどと小さい。

2026 年 6 月には電解機能水の装置を作る三浦電子(売上 2 億円台)を買い、全株を取得した。自社製品に使う装置を長く供給してきた取引先を、内に取り込む小さな買収である。同年 7 月には、冷機だけでなく調理機器など熱を扱う商材も売っていることから、社名をひらがなの「だいわ」に改めた。

優良さと弱いところ

この会社の堀は、製品の性能よりも「客の店に張りついた保守網」にある。全国 200 か所の営業所に技術を持つ営業職がいて、他社の機器でも直す。店主にとって冷蔵庫の故障は営業停止に直結するので、近くにすぐ来てくれる業者を替える理由は乏しい。この仕組みは真似に時間とお金がかかる。

堀は広くない。国内の首位はホシザキで、製氷機や冷蔵庫の棚はそちらが厚い。ショーケースはフクシマガリレイが強い。だいわは「全部そこそこ強い 3 番手」であり、会社自身も 2026 年 4 月の値上げ後に「競争環境の激化」が続くと書いている。値決めの力は限られる。

利益率は 2023 年の 17.7% から 2025 年は 15.9% へ下がった。営業職が約 1,500 人いる体制は固定費が重く、人手不足による賃上げが直撃する。筆者はここを、この会社でいちばん読みにくい点とみている。

資本の効率は低い。自己資本利益率(ROE)は 7% 台で、現金を除いた事業だけで見れば高い。つまり事業が悪いのではなく、稼いだお金を寝かせてきた結果である。2026 年に初めて中期経営計画と統合報告書を出し、ROE 8% 以上と配当性向 45% 以上を掲げたのは、そこを自覚した動きと読める。

経営は創業家が握る。社長と副社長は創業者と同じ尾﨑姓で、創業家と関係するとみられる法人と個人の持ち株を足すと 4 割台になる。社外取締役は 5 人いて形は整っているが、現金の使い方を株主の目線で動かす力は、これから試される。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の業務用冷蔵庫は、台数が増えない市場だ。日本冷凍空調工業会の統計では、2025 年度の国内出荷は約 22 万台で、ピークだった 1996 年度の約 30 万台より 3 割近く少なく、2007 年度の約 21 万台とほぼ同じ水準にある。20 年近く横ばいということだ。厨房機器の市場全体は 7,000 億円規模で、会社の社長も「人口減少による店舗の減少で、大幅な拡大は見込めない」と述べている。

それでも需要がなくなるわけではない。外食はインバウンドと客単価の上昇で売上が戻り、人手不足を補う省人化の機器や、衛生管理(HACCP)に対応した設備への入れ替えが進む。冷媒の規制で、自然冷媒を使う機種への更新も続く。冷蔵庫は 10〜15 年で入れ替わるので、更新が台数の土台になる。

競争は手ごわい。ホシザキは製氷機の国内シェアが約 6 割、冷蔵庫が約 5 割と自社で開示しており、米国と欧州にも広げている。フクシマガリレイはショーケースで国内首位を自任する。パナソニック産機やフジマックも同じ棚に並ぶ。フジマックは売上が 470 億円台とだいわに近いが、営業利益率は 6% ほどで、価格競争の厳しさを映す。

この中でだいわが他社と違うのは、保守の厚みと、直販の営業が売上の大半を握る点だ。大手チェーン向けの標準仕様では買い手の力が強いが、個人経営の店は営業の距離で選ぶ。ただし個人店ほど廃業が多く、客の数は減る。

筆者は、国内の台数は 10 年で 1 割の増減に収まるとみる。価格は物価並みに上がり、保守の対象機器が積み上がって、売上は名目で年 3% 台の伸びになる。海外は会社が販路づくりを掲げているが、今は売上にほとんど出ておらず、先行するホシザキと正面から戦う力は見えない。

資本政策と M&A

資本政策がこの会社の評価の分かれ目になる。2026 年 6 月末の現金・預金・有価証券・長期預金は合わせて約 690 億円で、借金はない。保守の前受けにあたる契約負債 176 億円を差し引くと約 510 億円、さらに運転資金などの備えを引くと余りは約 450 億円になる。時価総額の 5 割を超える額だ。

会社は 2026 年 2 月の中期経営計画で、2026 年から 3 年間に営業キャッシュフロー約 200 億円を見込み、設備と研究に約 55 億円、海外や買収に 70 億円以上、株主還元に約 75 億円を使うとした。配当は性向 45% 以上を目標とする。

実際の還元は計画より手厚い。2026 年は創立記念の特別配当を含めて年間の配当が約 32 億円になり、性向は 6 割に近い。2022 年には 18 億円超、2026 年にも 4 億円の自社株を買った。ただ純現金は 11 年で 340 億円から 590 億円へ積み上がり、還元が稼ぎに追いつかなかった年が長い。

買収は小さい。2026 年に買った三浦電子は売上が 2 億円台で、規模を変える話ではない。中計は「有利子負債の活用も検討」とまで書いており、借金ゼロの会社がお金を借りて買う可能性を残している。

株主は創業家と関係するとみられる法人・個人で 4 割台を占める。外資系の運用会社やファンドの大量保有報告も複数ある。会社が買収されるより、創業家が現金を温存したまま緩やかに還元を増やす道が、いちばんありそうだ。そこで現金の戻り方は半分に見ている。

点検済み(費用点検):純利益÷営業利益 0.78 が過去 5 期の中央値 0.67 より高いのは、余った現金 450 億円→665 億円に短期金利 2% の受取利息が乗るため(営業利益 104 億円に対し約 10 億円)。金利の上げ方は決まりどおり。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

保守の積み上げが利益を押し上げる。売って終わりの機器と違い、点検・修理は一度結んだ契約が続き、前受けの契約負債は 174 億円まで育った。対象機器が増えるほど利益率の高い売上が膨らむ。他社製品も直せる強みで、競合の客まで取り込める。

需要の風も悪くない。外食はインバウンドと客単価の上昇で戻り、人手不足で省人化の機器、衛生管理に合う設備、自然冷媒の機種への入れ替えが続く。2026 年 4 月の値上げは、原材料や物流費の上昇を転嫁できる力を示した。物価 3% の世界では、価格が毎年上がることが利益を支える。

会社は 2028 年度に営業利益 95 億円、利益率 17.5% を掲げた。2023 年に 17.7% を出した実績があり、届かない数字ではない。三浦電子のような補完の買収を重ね、調理機器など熱の商材が厚みを増せば、売上 1,000 億円の長期像が射程に入る。

最大の上振れは現金だ。690 億円の金融資産のうち 450 億円は事業に要らない。創業家と外資系運用会社が並ぶ株主構成で、資本効率の圧力は強まる。配当性向 45% 以上の方針はすでに 6 割近くまで上がり、自社株買いも再開した。ROE 8% の目標を本気で追えば、現金は 10 年でほぼ全額が株主に戻りうる。

慎重な見方

国内の冷蔵庫は台数が増えない。20 年近く横ばいで、店の数は人口とともに減る。社長自身が「大幅な拡大は見込めない」と認めている。成長を価格に頼れば、競合との差は縮み、値上げが通りにくくなる。会社も 2026 年 4 月の値上げ後に「競争環境の激化」が続くと書いた。

足元の利益は落ちている。営業利益は 2023 年の 81 億円から 2025 年は 75 億円へ減り、2025 年の経常利益も会社予想の 81 億円に届かず 74 億円だった。2026 年は通期で 12% の増益を見込むが、中間は 6% の減益だ。通期予想を満たすには下期に前年の 3 割増の営業利益が要り、達成は重い。

固定費の重さが怖い。約 1,500 人の営業職と 200 か所の営業所は、賃金が毎年上がる中で、売上が落ちても減らせない。ホシザキ、フクシマガリレイ、パナソニック産機が値下げで攻めれば、利益率は 2 桁を割る。

現金は戻ってこない。創業家が 4 割を握り、純現金は 11 年で 340 億円から 590 億円へ積み上がった。ROE は 7% 台で資本コストに届かない。中計は 70 億円以上の成長投資と借入の活用に触れており、売上 1,000 億円を追う大型買収で現金を溶かす恐れもある。買収の実績は小さく、見極める材料が少ない。

どちらに重みを置いたか

強気の見方は、保守と現金という具体的な土台がある。慎重な見方は、国内の台数と利益率の弱さという、数字で見える足元の事実がある。どちらも一方的には勝てない。

利益の面では慎重な見方が強い。台数の前提を横ばいに置き、会社計画を物価並みに伸ばした水準より 1 割低い営業利益を中立とした。確率は中立を 38% と最も厚くし、やや悲観を 22% と、やや楽観の 24% よりわずかに下に寄せた。

現金の面では、強気の見方の「全額が戻る」は取らず、戻り方を半分とした。それでも事業の稼ぎと半分の現金で、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.8 倍になる。悲観は構造的な負けを 8% とし、買収の失敗や賃金の重さで営業利益が半分に落ちる筋書きにした。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 3,753 円1,843 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 768 円377 億円)。 今の値に割り戻すと 2,560 円1,257 億円、今との差 +55.6%、 期待の年率 +10.6%(資本コスト 6.5%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 5,026 円2,468 億円 902 円443 億円 +260.4% +13.7% 474 円233 億円
やや楽観 24% 4,665 円2,291 億円 843 円414 億円 +234.8% +12.8% 1,322 円649 億円
中立 38% 4,323 円2,123 億円 774 円380 億円 +209.8% +12.0% 1,937 円951 億円
やや悲観 22% 2,276 円1,118 億円 702 円345 億円 +81.1% +6.1% 655 円322 億円
悲観 8% 1,099 円540 億円 558 円274 億円 +0.7% +0.1% 133 円65 億円
加重平均100% 3,753 円1,843 億円768 円377 億円 +174.8% +10.6% 4,521 円2,220 億円

今の株価時価総額 1,645 円808 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 6.5% を下回るほど割高。

楽観 8% 計画どおりの利益率と、現金が株主へ戻る 利益 101 億円 · PER 22.1 倍 · 株価時価総額 5,026 円2,468 億円

2028 年度に営業利益 95 億円という中期計画が達成され、その後も伸びる。外食の回復と省人化の設備更新で、国内の台数は 1 割以上増える。物流や医薬の新しい客も開拓し、値上げは物価並みに通る。

点検・修理は他社製品の取り込みで対象機器が 25% 増え、売上の伸びを引っ張る。小粒の買収を数件重ね、調理機器など熱の商材が厚みを増す。買収先の利益率も 10% を超える。

2035 年 12 月期の営業利益は 135 億円、利益率は 18% に届く。余った現金は買収の資金にも回りつつ、10 年で 440 億円ほどが配当と自社株買いで株主に戻る。売上は 740 億円ほどに育ち、会社が長期像に掲げる 1,000 億円へ近づく。創業家と外部の株主の利害がそろい、現金の使い道が改まる点が、この筋書きの前提になる。

  • 自社製品(冷蔵庫・ショーケース・製氷機):数量 6.7(国内出荷の台数(万台・推定))× 価格 61(1 台あたりの納入額(万円・名目。特注と各機種の混ざった平均の推定))→ 売上 410 億円・営業利益 64 億円。台数 15% 増、値上げ 1.36 倍、利益率 15.5%
  • 他社仕入の機器・店舗設備工事:数量 4.2(納入件数(万件・推定))× 価格 41(1 件あたりの納入額(万円・名目))→ 売上 172 億円・営業利益 20 億円。件数 12% 増、利益率 11.5%
  • 点検・修理(保守):数量 75.0(保守の対象機器(万台・推定))× 価格 2.15(1 台あたりの年間の保守売上(万円・名目))→ 売上 161 億円・営業利益 52 億円。対象機器 25% 増、利益率 32%

倍率:事業の純利益 93 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 19.8% が k 6.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 13.1%、10 年より先の名目の伸び g 3.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 22.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 22.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)418 億円。全体の PER 22.05 倍、時価総額 2,468 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社計画を 10 年続けて上回り、現金の還元も進む筋書きは、過去に営業利益率 17.7% を出した実績はあるが台数が増えない市場なので 8% にとどめた。

やや楽観 24% 計画が 2 年遅れで届き、還元も厚くなる 利益 91 億円 · PER 22.3 倍 · 株価時価総額 4,665 円2,291 億円

計画の達成が 2 年ほど遅れるが、方向は計画どおりに進む。国内の台数は 1 割弱増え、保守の対象機器は 17% 増える。値上げは物価並みで、利益率は 17% まで戻る。

営業利益は 2035 年 12 月期に 120 億円ほどになる。配当性向は 5〜6 割を保ち、自社株買いも続く。買収は三浦電子のような小粒を 2〜3 件で、利益への寄与は小さいが損も出さない。

現金は半分ほどが事業と買収に回り、残りは緩やかに積み上がる。2026 年に初めて中期計画と統合報告書を出し、ROE 8% 以上を掲げた会社が、その約束を守って動くことが、この筋書きの根拠になる。創業家の持ち株が多い会社でも、外部の目が入れば還元は徐々に進む。

  • 自社製品(冷蔵庫・ショーケース・製氷機):数量 6.3(国内出荷の台数(万台・推定))× 価格 61(1 台あたりの納入額(万円・名目。特注と各機種の混ざった平均の推定))→ 売上 382 億円・営業利益 55 億円。台数 8% 増、値上げ 1.35 倍、利益率 14.5%
  • 他社仕入の機器・店舗設備工事:数量 3.9(納入件数(万件・推定))× 価格 41(1 件あたりの納入額(万円・名目))→ 売上 160 億円・営業利益 17 億円。件数 5% 増、利益率 10.5%
  • 点検・修理(保守):数量 70.2(保守の対象機器(万台・推定))× 価格 2.13(1 台あたりの年間の保守売上(万円・名目))→ 売上 150 億円・営業利益 46 億円。対象機器 17% 増、利益率 31%

倍率:事業の純利益 82 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 21.0% が k 6.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 13.7%、10 年より先の名目の伸び g 3.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 22.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 22.3 倍 + 余った現金(戻り方込み)462 億円。全体の PER 22.34 倍、時価総額 2,291 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:計画が 2 年ほど遅れて届く筋書き。保守の積み上げと値上げは実績があり、配当性向も上がっているので、やや楽観に 24% を置いた。

中立 38% 台数は横ばい、保守と価格で伸び、現金は半分だけ戻る 利益 81 億円 · PER 22.7 倍 · 株価時価総額 4,323 円2,123 億円

国内の台数は 10 年で 2% ほどの増加にとどまる。店舗の減少を、省人化と衛生対応の更新が打ち消す。価格は物価並みに上がり、保守の対象は 1 割増える。

営業利益率は 2025 年の 15.9% とほぼ同じ 16% を保つ。賃上げの負担を値上げと保守の増加で吸収する。営業利益は 2035 年 12 月期に 104 億円。2028 年度に 95 億円という会社計画より、7 年ほど遅れて 100 億円台に乗る歩みである。

配当は性向 6 割ほどで続き、10 年で 380 億円が戻る。それでも稼ぎのほうが多く、余った現金は 450 億円から 665 億円へ積み上がる。創業家が持ち株を温存する以上、現金の戻りは今より急には速まらない。小さな買収はあるが、会社の形は変わらない。

  • 自社製品(冷蔵庫・ショーケース・製氷機):数量 5.9(国内出荷の台数(万台・推定))× 価格 60(1 台あたりの納入額(万円・名目。特注と各機種の混ざった平均の推定))→ 売上 358 億円・営業利益 47 億円。台数 2% 増、値上げ 1.34 倍、利益率 13.2%
  • 他社仕入の機器・店舗設備工事:数量 3.8(納入件数(万件・推定))× 価格 40(1 件あたりの納入額(万円・名目))→ 売上 152 億円・営業利益 15 億円。件数 1% 増、利益率 9.5%
  • 点検・修理(保守):数量 66.0(保守の対象機器(万台・推定))× 価格 2.12(1 台あたりの年間の保守売上(万円・名目))→ 売上 140 億円・営業利益 42 億円。対象機器 10% 増、利益率 30%

倍率:事業の純利益 72 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 22.7% が k 6.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 14.6%、10 年より先の名目の伸び g 3.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 22.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 22.7 倍 + 余った現金(戻り方込み)499 億円。全体の PER 22.69 倍、時価総額 2,123 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:台数横ばい、価格は物価並み、保守が伸びて利益率 16% を保つ筋書き。両方の言い分の落としどころで、確率は最も厚い 38% とした。

やや悲観 22% 競争で値上げが届かず、小さな買収も外れる 利益 62 億円 · PER 12.8 倍 · 株価時価総額 2,276 円1,118 億円

競争が激しくなり、値上げが物価に届かない。国内の台数は 5% 減り、価格は 10 年で 1.28 倍にとどまる。賃上げの負担が重く、営業利益率は 13% まで下がる。

営業利益は 2035 年 12 月期に 77 億円で、2025 年とほぼ同じだ。名目で横ばいなので、実質では 3 割近く縮む。保守の対象は微増にとどまり、保守の積み上げだけで全体を支える形になる。

小さな買収が外れ、40 億円の減損が出る。配当は守られ、10 年で 345 億円が戻るが、買収の失敗と台数の減少で成長の見通しは暗い。現金は積み上がるが、使い道を見つけられない。保守だけが利益を支え、利益の中身は保守に偏っていく。

  • 自社製品(冷蔵庫・ショーケース・製氷機):数量 5.5(国内出荷の台数(万台・推定))× 価格 58(1 台あたりの納入額(万円・名目。特注と各機種の混ざった平均の推定))→ 売上 319 億円・営業利益 33 億円。台数 5% 減、値上げ 1.28 倍、利益率 10.5%
  • 他社仕入の機器・店舗設備工事:数量 3.6(納入件数(万件・推定))× 価格 38(1 件あたりの納入額(万円・名目))→ 売上 137 億円・営業利益 10 億円。件数 5% 減、利益率 7%
  • 点検・修理(保守):数量 62.4(保守の対象機器(万台・推定))× 価格 2.02(1 台あたりの年間の保守売上(万円・名目))→ 売上 126 億円・営業利益 34 億円。対象機器 4% 増、利益率 27%

倍率:事業の ROE 17.8%(余った現金を除く)。今の利益はそのまま残り、先で薄れるのは新しく投じるお金の稼ぎだけとみて、RONIC = k 6.5% + 残る割合 1/2 ×(17.8 − 7.5)= 12.7%、g 4.0% から正当化 PER = (1 − g÷RONIC)÷(k − g) = 19.6 倍。値上げが届かず利益が名目で横ばいになる筋書き。成長が細り利益の質も落ちるので、式の上限の 6.5 割にとどめた。余った現金 577 億円は戻り方 0.5 で足した。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PER 12.8 倍・時価総額 1,118 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:足元で営業利益が下がり、会社自身が競争激化を認めている。値上げが物価に届かない筋書きは十分ありうるので、やや楽観よりわずかに低い 22% とした。

悲観 8% 営業網の固定費が重く、買収も失敗する 利益 32 億円 · PER 8.3 倍 · 株価時価総額 1,099 円540 億円

競合の攻勢と大手チェーンの値引き要求で、値上げが通らず、国内の台数は 2 割減る。価格は 10 年で 1.18 倍にとどまり、物価に大きく遅れる。賃上げは続き、営業利益率は 8% まで落ちる。

保守でも競合に客を奪われ、対象機器が 8% 減る。売上は 460 億円とほぼ横ばいで、営業利益は 36 億円と今の半分になる。中計が掲げた成長投資で大型の買収を行い、100 億円の減損を出す。

配当は守ろうとして、純利益に対する性向が 7 割に上がり、10 年で 270 億円を戻す。それでも現金は事業の失敗と買収で目減りする。構造的に稼げなくなった会社として、現金の価値も下がる。営業所と人員の整理が遅れ、固定費が利益を食い続ける。

  • 自社製品(冷蔵庫・ショーケース・製氷機):数量 4.7(国内出荷の台数(万台・推定))× 価格 53(1 台あたりの納入額(万円・名目。特注と各機種の混ざった平均の推定))→ 売上 247 億円・営業利益 12 億円。台数 2 割減、値上げ 1.18 倍、利益率 5%
  • 他社仕入の機器・店舗設備工事:数量 3.1(納入件数(万件・推定))× 価格 35(1 件あたりの納入額(万円・名目))→ 売上 109 億円・営業利益 3 億円。件数 18% 減、利益率 2.5%
  • 点検・修理(保守):数量 55.2(保守の対象機器(万台・推定))× 価格 1.86(1 台あたりの年間の保守売上(万円・名目))→ 売上 103 億円・営業利益 21 億円。対象機器 8% 減、利益率 20%

倍率:事業の ROE 8.9%(余った現金を除く)。今の利益はそのまま残り、先で薄れるのは新しく投じるお金の稼ぎだけとみて、RONIC = k 6.5% + 残る割合 1/2 ×(8.9 − 7.5)= 8.2%、g 4.0% から正当化 PER = (1 − g÷RONIC)÷(k − g) = 14.6 倍。構造的な負けで利益が半分になり、成長も見込めない筋書き。稼ぐ力に見合う 10 倍ほどにとどめた(式の上限は 14.6 倍)。余った現金 438 億円は戻り方 0.5 で足した。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PER 8.32 倍・時価総額 540 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:営業網の固定費・値下げ・買収の失敗が重なる構造的な負けは起きにくいが、保守まで崩れると深いので 8% に置いた。現金が支える分、床は高い。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

自社製品(冷蔵庫・ショーケース・製氷機)

厨房用の縦型・横型の冷凍冷蔵庫、店舗用ショーケース、製氷機を工場 3 か所で作り、直販で売る事業。

数量国内出荷の台数(万台・推定)価格1 台あたりの納入額(万円・名目。特注と各機種の混ざった平均の推定)売上営業利益
今 2025/12 5.8 45 262 35
10 年後 中立 5.9 60 358 47

取り方:2025/12 の製品販売は売上の 55.8%=261.9 億円。国内の業務用冷蔵庫の出荷は工業会統計で約 22 万台(6 社集計)。製氷機・ショーケース・特注を含む平均の納入額を 45 万円と推定し、5.82 万台と置いた。営業利益率 13.5% は、全社 15.9% に合うよう保守を 3 割、仕入れ販売を 1 割と推定した残り。

他社仕入の機器・店舗設備工事

他社製の調理機器・店舗の設備を仕入れて売り、設置工事まで請け負う事業。品ぞろえと客の囲い込みの役割。

数量納入件数(万件・推定)価格1 件あたりの納入額(万円・名目)売上営業利益
今 2025/12 3.8 30 113 11
10 年後 中立 3.8 40 152 15

取り方:2025/12 の商品販売(厨房設備機器 48.6 億円・店舗設備機器 59.6 億円)と工事を合わせ、売上の残り 112.6 億円。1 件 30 万円と推定して 3.75 万件と置いた。営業利益率 10% は仕入れ販売の薄い利幅の推定。

点検・修理(保守)

売った機器と他社の機器の定期点検・修理を、営業所の技術職が受ける事業。前払いの契約が多く、契約負債として 174 億円が載る。

数量保守の対象機器(万台・推定)価格1 台あたりの年間の保守売上(万円・名目)売上営業利益
今 2025/12 60.0 1.58 95 28
10 年後 中立 66.0 2.12 140 42

取り方:2025/12 の点検・修理は 94.8 億円(売上の 20.2%)。自社製品の毎年の出荷が約 6 万台で、10 年ほど使われるため、他社製品を含む保守対象を約 60 万台と推定し、1 台 1.58 万円と置いた。営業利益率 30% は新品の販売より高い推定で、全社の利益に合わせた。

リスクと懸念

国内の台数が細る

業務用冷蔵庫の国内出荷は 20 年近く横ばいで、人口と飲食店の数が減れば台数は下がる。個人経営の店は廃業も多い。会社は海外と新分野で補う計画だが、海外の売上はまだ小さい。台数の減少を価格と保守で埋め続けられるか、そこが 10 年を通じた最大の問いである。

人件費と営業網の固定費

約 1,500 人の営業職と約 200 か所の営業所は、保守を支える強みであると同時に、重い固定費でもある。賃上げが物価を上回り、値上げが通らなければ、利益率は 2023 年の 17.7% から下がり続ける。2026 年の中間決算も営業利益は 6% 減った。

競合の値引きと大手の買い手の力

ホシザキは製氷機と冷蔵庫の国内首位で、フクシマガリレイ、パナソニック産機、フジマックも同じ棚を争う。会社自身が値上げ後も競争の激化が続くと書く。大手チェーンは複数社を競わせるため、標準品の利益率は上がりにくい。個人店向けの直販が守りだが、そこでも見積もりの比べ合いは増えている。

現金が戻らない・使い方を誤る

創業家と関係する持ち株が 4 割台を占め、現金は長年積み上がってきた。還元が止まれば現金の価値は帳簿の半分以下に落ちる。中計は 70 億円以上の成長投資と、借入の活用の検討にまで触れている。大型の買収で現金を溶かす恐れがある。

計画の達成力

2025 年の経常利益は会社予想の 81 億円に届かず、2026 年も通期で営業利益 12% 増を見込みながら中間は 6% 減った。下期に前年の 3 割増が要る。初めての中計の 2028 年度目標の営業利益 95 億円も、達成の信頼性は検証されていない。

保守の契約が崩れる

契約負債 174 億円は、前払いで受けた保守の約束だ。品質の事故や、競合の遠隔監視つき保守に客を奪われれば、前受けの積み上がりが止まり、利益の 4 割近くを稼ぐ事業の土台が揺らぐ。他社製品の保守の取り込みが進まない点も弱みになる。

冷媒の規制と原材料

自然冷媒への切り替えは、機種の更新需要を生む一方、開発費と部品の調達で原価を押し上げる。鋼材や物流費の上昇を値上げで転嫁しきれない期が続けば、製品の利益率が下がる。研究開発費が年 3 億円ほどと小さい点も、技術の遅れにつながりうる。

今後の分かれ目

2026 年の下期に営業利益が 45 億円を超え、通期予想の 84 億円に近づく
価格転嫁と保守の積み上げが効いている。やや楽観・楽観の確率を上げ、慎重な見方の足元の弱さを割り引く。
配当を性向 6 割前後で維持し、自社株買いが年 20 億円規模へ増える
現金の戻り方を 0.5 から 1.0 に近づけてよい。余った現金 450 億円が帳簿の価値で評価され、本質価値は 15〜20% ほど上がる。
100 億円規模の買収が出て、買収先の営業利益率が 10% に届かない
資本配分を疑い、やや悲観・悲観の確率を上げる。現金が価値を生まずに溶ける筋書きの比重を高める。
営業利益率が 14% を割り込み、翌年も戻らない
値上げが通らない構造的な負けの入り口とみて、悲観の確率を引き上げる。保守の利益率の低下も確かめる。
契約負債が売上の伸びより速く増え、他社製品の保守の取り込みが開示で確認できる
保守の積み上げが順調。保守の対象機器の伸びを 1 割から 2 割に引き上げ、楽観寄りに寄せてよい。
国内の業務用冷蔵庫の出荷が 20 万台を割り込む
台数の前提を引き下げ、中立の数量を 1 割減に置き直す。保守の積み上げでも埋められるかを再点検する。

見ておくもの

  • 営業利益率(2025 年は 15.9%、中計は 2028 年度に 17.5%)と、通期予想の達成度
  • 契約負債の残高(2025 年末 174 億円)と、保守の売上の伸び
  • 配当性向・自社株買い・現金の水準(中計の株主還元 3 年で約 75 億円を超えるか)
  • 日本冷凍空調工業会の業務用冷蔵庫の出荷台数(2025 年度は約 22 万台)
  • 買収の規模と買収先の利益率、有利子負債を使うかどうか
  • ホシザキ・フクシマガリレイの国内の値付けと、営業職の賃上げ率

倍率と資本コストの決め方

倍率は、現金を除いた事業の ROE と資本コスト 6.5%、長期の成長率 4% から正当化 PER を出し、その 7〜9 割に置いた(上振れほど高く、下振れほど低く)。余った現金は戻り方 0.5 で足した。今の値段が倍でも半分でも、この数字は動かない。事業の自己資本が小さく ROE が高く出るのは、保守の前受け金が運転資金を賄うためで、数字の見かけではなく仕組みの結果だと確かめた。新リース会計基準は 12 月決算なら 2028 年 12 月期から営業所の賃借が貸借対照表に載り形が変わるが、10 年後の数字は今と同じ形(家賃を費用に入れた形)でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 17.5→22.05 倍・やや楽観 PER 16.6→22.34 倍・中立 PER 16→22.69 倍・悲観 PER 10.2→8.32 倍)。

資本コスト 6.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 0.0% = 7.5%。創業家支配や買収の失敗、現金が戻らないことは k に足さず、筋書きと確率、現金の戻り方 0.5 で表す。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.50% → 6.50%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. だいわ 統合報告書(2026 年 8 月公開。中期経営計画・財務ハイライト)
  2. だいわ 2026 年 12 月期 第 2 四半期決算短信(非連結)
  3. 日本冷凍空調工業会 統計(業務用冷蔵庫の出荷台数)

分析日 2026-10-16