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トーヨーカネツ 6369

物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,882 円431 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,182 円326 億円差 +32.1%
10 年後から見ると 割安 価値 2,882 円431 億円 · 差 +32.1% · 期待の年率 +9.5%
期待の年率リターン(10 年)+9.5%資本コスト比 +1.8 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

トーヨーカネツは、物流センターと空港の搬送設備を作り、石油タンクを建てて点検する機械メーカーだ。2026年3月期の売上は596億円、営業利益は36億円だった。

筆者の結論は、やや割安、というものだ。確率で重みを付けた10年先の価値は、今の時価総額334億円を15%ほど上回る。ただし悲観側では今の値段を割り込み、安全域は厚くない。

強みは、売った設備に保守が付いてくることだ。物流の保守売上は130億円を超え、新しく完成するセンターの保守は全件を受注している。タンクの開放点検は法律で5年ごとに義務づけられ、仕事が途切れにくい。

弱みは、利益率の薄さと案件の波だ。営業利益率は6%前後にとどまり、大型案件が1件こけると年の利益が飛ぶ。ダイフクのような大手との価格競争もある。

会社は2030年度に売上900億円を掲げるが、買収込みの数字だ。筆者は買収を数えず、自力で2036年に同じ規模へ届くと見る。堀は普通で、利益の伸びの多くは物価の分だ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社の評価は「買い増したい事業ではないが、払う値段次第では持てる事業」にとどまる。保守と法定点検という繰り返しの収益があり、10年後も事業が残る点は評価できる。

一方で、オーナー利益の質は高くない。営業利益率は6%前後で、利益の多くは大型案件の工事を終えて初めて確定する。稼いだ利益の一部は運転資金と施工体制に取られ、ROEは資本コストに届かない。堀は、顧客との付き合いの深さに限られる。

資本の使い方は、改善の途上にある。DOE4%の配当、自社株買い、政策保有株の売却は正しい方向だ。ただし買収で売上900億円を目指す方針には、価格の規律が見えない。のれんを積み上げて資本効率を落とす道筋が、いちばんの懸念になる。

安全域は厚くない。中立の価値は今の時価総額を上回るが、悲観側では今の値段を割り込む。払う値段に十分な余裕があるとは言えない。筆者は、買収の実績と大型案件の採算が1年ずつ積み上がるのを見てから、見方を改める。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は物流ソリューションで、売上の約6割を占める。生協のピッキング設備では7割超、国内空港の手荷物搬送では約85%のシェアを持つ。設計から施工、稼働後の保守までを自社で受け持つ。

二つ目はプラントで、売上の約2割だ。原油・LNG・LPGなどの貯蔵タンクを世界で5,700基以上納めてきた。国家備蓄向けの実績もある。いまの収益の中心は、法定の開放点検と補修だ。10,000kL以上のタンクは5年を超えない周期で点検が要る。新しい分野として、岩谷産業と液化水素の大型タンクを共同開発している。

三つ目はみらい創生で、売上の約2割だ。防災・インフラ向けの傾斜計を作る坂田電機を2025年4月に子会社にした。環境計測、アスベスト検査、産業機械もここに入る。会社は買収でこの領域を広げる方針だ。

顧客は生協、空港、ネット通販、石油元売りなどだ。製造業の物流センターへの進出も進めている。2027年4月には持株会社体制へ移り、事業会社ごとの意思決定を速める。2026年3月期の営業利益は、物流が34億円、プラントが10億円、みらい創生が5億円で、本社費など約13億円を引いて全社36億円になる。

優良さと弱いところ

堀の中身は、稼働後の付き合いの深さだ。物流設備は納めて終わりではなく、保守・部品・改修が続く。新しいセンターの保守は全件を受注しており、保守売上は2023年の約80億円から130億円超へ増えた。売り切りの機械メーカーより、収益が積み上がる形に近づいている。

ただし堀は普通とみる。生協と空港のシェアは高いが、市場そのものが小さい。ダイフクや村田機械、海外のデマティックなどが相手になる大型案件では、資本力と海外の拠点で見劣りする。標準化された設備では価格を自分で決められない。

資本効率は物足りない。ROEは2026年3月期で6.3%、過去10年の中央値は6.4%で、資本コストに届いていない。営業利益率は3%台から7%台の間を行き来し、10年で見て伸びていない。

財務は堅い。自己資本比率は58%、営業利益は支払利息の20倍ある。ただし純有利子負債が60億円あり、現金が余る会社ではない。投資有価証券は約77億円で、自己資本の2割近くを占める。経営は中計でROE8%とDOE4%を掲げ、政策保有株の売却を資本効率の改善に使う方針だ。筆者は、小さな会社が大型案件の赤字に耐えられるかを、いちばん気にしている。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

物流自動化は構造的な追い風の中にある。国土交通省は、対策をとらなければ2030年度に輸送能力が約34%不足すると試算している。ネット通販の拡大と人手不足で、倉庫やセンターの自動化は続く。世界のマテハン(物流機器)市場は年6〜7%の伸びとの推計がある。

ただし追い風は参加者全員に吹く。ダイフクは世界首位級で、空港向けの搬送機器でも強い。村田機械、豊田自動織機傘下のバンデランデ、KION傘下のデマティックなども並ぶ。トーヨーカネツは生協と国内空港という得意先で堅実に稼ぐ会社で、大型の新規開拓では大手に分がある。受注は半導体向けで波の大きいダイフクほど振れないが、年ごとの揺れはある。

石油タンクは逆風と下支えが同居する。脱炭素で石油の消費は減り、製油所の統合も進む。一方で、法定の開放点検は5年ごとに必ず来る。液化水素、アンモニア、LNGなど新しい貯蔵の需要が、新設の穴を埋める余地がある。

環境・防災の計測は、老朽インフラの点検と防災投資の拡大が追い風だ。市場は細かく分かれ、会社はそこへ買収で入る。現在の位置は、物流の投資が堅調で、タンクは横ばい、新領域は仕込み中という局面だ。

資本政策と M&A

還元は厚くなった。配当は2026年3月期から3年間、自己資本に対して4%を下限とするDOE方針をとる。2026年3月期の総還元性向は6割を超えた。中計の3年間で50億円以上を還元し、直近では20億円規模の自社株買いを実施した。

買収は小粒から始まった。2023年にスクラムソフトウェア、2025年に坂田電機を取得した。2030年度の売上900億円は、物流で自力450億円を600億円に積む買収を含む。買収が大型化すると、のれんの減損と統合の失敗が資本効率を落とす。

親会社も支配株主もいない。大株主は信託銀行(約12.6%と6.3%)、日本生命(約2.6%)などだ。時価総額が334億円と小さく、事業の中身も買い手にとって分かりやすい。試算でも10年以内に買収される確率は2割ほどある。TOBが来れば、筆者はそれを上振れの要因として扱う。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

物流の自動化は10年続く需要だ。人手不足は構造的で、国土交通省は2030年度に輸送能力が約34%不足すると試算している。トーヨーカネツは生協のピッキングで7割超、国内空港の手荷物搬送で約85%のシェアを握る。ここで磨いた設計力を、食品・日用品の大手や製造業の物流センターに広げられる。物流の受注残は344億円あり、2026年3月期の受注高は前期より増えた。

収益の質も変わりつつある。保守売上は2023年の約80億円から130億円超へ伸び、新しく完成するセンターの保守は全件を受注している。納めた設備が増えるほど保守が積み上がるので、利益率は新設より保守の高い構造へ移る。会社は今期の保守を150億円と見込む。

新しい芽もある。液化水素の5万kL級タンクは、岩谷産業とNEDOの助成を受けて開発が進む。実用化すれば、法定点検に頼る今のタンク事業とは別の成長が生まれる。坂田電機の買収で、防災・インフラ計測の入口も得た。中計は営業利益43億円とROE8%を掲げ、DOE4%の還元も約束している。持株会社化で資本配分が速くなれば、買収を含めて会社が掲げる2030年度の売上900億円に近づける。

慎重な見方

利益率の薄さが全てだ。営業利益率は6%前後で、2019年3月期には3.1%まで落ちた。物流の新設は大型案件の工事費が膨らめば、1件で年の利益が飛ぶ。時価総額334億円の会社に、その損失を吸収する体力は大きくない。

競争の相手は大きい。ダイフクは世界首位級で、空港向けの搬送機器でも強く、米国に新工場を作って生産を集約している。バンデランデやデマティックなど海外の大手も並ぶ。トーヨーカネツの高いシェアは、生協と国内空港という狭い市場のものだ。市場が小さいため、シェアが高くても成長にはつながりにくい。

タンクは石油の縮小が長く効く。脱炭素と製油所の統合で、開放点検も新設も細る。水素への期待は大きいが、実用化は先で、採算もわからない。みらい創生は2026年3月期に売上が17.6%増えたのに、利益は46.6%減った。買収で売上を積んでも、利益が付いてこない前例が出た。

ROEは6%台で資本コストに届かない。そのうえで2030年度の売上900億円を買収で積むなら、のれんの減損リスクが高まる。中計の営業利益率は6.3%にとどまり、会社の自己評価も高くない。

どちらに重みを置いたか

強気の見方の中心は、物流自動化の需要と保守の積み上がりだ。これは確かな追い風で、中立の筋書きにも織り込んだ。慎重な見方の中心は、利益率の薄さと、大手との競争、買収の規律のなさだ。こちらにも説得力がある。

資本コストは7.75%と、同じ領域のダイフクや守屋輸送機より少し高く置いた。ROEが資本コストと同水準にとどまるため、10年先の倍率は12倍前後に落ち着く。確率の重みを付けた価値は、今の時価総額を15%上回る。

確率は、中立を34%と最も厚くした。慎重側の言い分である採算の振れは、小さな受注型メーカーでは普通に起こるので、やや悲観と悲観に合わせて3割台半ばを置いた。楽観は1割にとどめた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 3,992 円596 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,437 円215 億円)。 今の値に割り戻すと 2,882 円431 億円、今との差 +32.1%、 期待の年率 +9.5%(資本コスト 7.8%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 8,130 円1,215 億円 2,055 円307 億円 +366.8% +16.7% 1,019 円152 億円
やや楽観 22% 5,896 円881 億円 1,787 円267 億円 +252.1% +13.4% 1,690 円253 億円
中立 34% 4,054 円606 億円 1,493 円223 億円 +154.2% +9.8% 1,886 円282 億円
やや悲観 22% 1,553 円232 億円 1,138 円170 億円 +23.3% +2.1% 592 円88 億円
悲観 12% 1,349 円202 億円 669 円100 億円 −7.5% −0.8% 242 円36 億円
加重平均100% 3,992 円596 億円1,437 円215 億円 +148.8% +9.5% 5,429 円811 億円

今の株価時価総額 2,182 円326 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 10% 物流自動化の追い風が長く続き、保守で稼ぐ会社に変わる 利益 76 億円 · PER 16.1 倍 · 株価時価総額 8,130 円1,215 億円

人手不足と物流の 2024 年問題が追い風になり、製造業と小売の自動化投資が 10 年続く。生協と空港で磨いた設計力が、食品・日用品の大手の物流センターにも広がる。新設の件数は今の 1.3 倍、保守を受け持つ設備は 1.7 倍に増え、物流の売上は今の 2 倍に達する。保守の比率が上がるので、物流の利益率は 11% 台まで改善する。液化水素の大型タンクは岩谷産業との共同開発が実を結び、本格受注に変わる。計測・防災の新事業も買収が当たり、利益率は 7.5% まで上がる。全社の売上は 1,200 億円、営業利益は 105 億円、利益率は 8.7% になる。2014 年 3 月期の 9.0% に迫る水準だが、保守という積み上がる収益の裏づけがある。持株会社の下で資本を回し、増配と買収を両立させる。

  • 物流 設備の新設(自動倉庫・ピッキング・空港手荷物):数量 56.0(年に完成する設備案件の数(件、推定))× 価格 6.99(1 件あたりの平均売上(億円))→ 売上 391 億円・営業利益 32 億円。営業利益率 8.2%
  • 物流 保守・改修:数量 760(保守を受け持つ稼働設備の数(件、推定))× 価格 0.42(1 件あたりの年間保守売上(億円))→ 売上 319 億円・営業利益 53 億円。営業利益率 16.5%
  • プラント(タンク):数量 98.0(年に施工するタンク工事の数(件、新設と点検、推定))× 価格 2.24(1 件あたりの平均売上(億円))→ 売上 220 億円・営業利益 19 億円。営業利益率 8.8%
  • みらい創生(環境・防災・計測ほか):数量 1,950(年に手がける計測・検査・機器の案件数(件、推定))× 価格 0.14(1 件あたりの平均売上(億円))→ 売上 273 億円・営業利益 21 億円。営業利益率 7.5%

倍率:事業の純利益 76 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.4% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.1 倍。全体の PER 16.09 倍、時価総額 1,215 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:物流の自動化投資が 10 年続き、保守の厚みも増し、水素タンクと買収も当たる複数の好条件が重なる必要がある。小さな会社で案件の波も大きいため、1 割にとどめた。

やや楽観 22% 物流の保守が積み上がり、利益率が緩やかに上がる 利益 59 億円 · PER 14.9 倍 · 株価時価総額 5,896 円881 億円

物流の投資は堅調に伸び、新設の件数は今の 1.2 倍弱、保守を受け持つ設備は 1.5 倍になる。納めた設備が増えるほど保守が積み上がり、物流全体の利益率は 10% を少し超える。プラントは国内の点検と LNG・水素向けの新設で件数が 1 割増える。みらい創生は買収した子会社の伸びで、利益率が 6.5% まで戻る。全社の売上は 1,040 億円、営業利益は 82 億円、利益率は 7.8% になる。中計の 2027 年度の目標(営業利益率 6.3%)を着実に超えていく姿だ。ROE は 10% 台に乗り、DOE 4% の配当に自社株買いを足す還元が続く。優良さは保たれるが、堀が普通である以上、利益率がこれ以上に高まる理由は見当たらない。

  • 物流 設備の新設(自動倉庫・ピッキング・空港手荷物):数量 50.0(年に完成する設備案件の数(件、推定))× 価格 6.84(1 件あたりの平均売上(億円))→ 売上 342 億円・営業利益 26 億円。営業利益率 7.5%
  • 物流 保守・改修:数量 680(保守を受け持つ稼働設備の数(件、推定))× 価格 0.41(1 件あたりの年間保守売上(億円))→ 売上 280 億円・営業利益 44 億円。営業利益率 15.8%
  • プラント(タンク):数量 88.0(年に施工するタンク工事の数(件、新設と点検、推定))× 価格 2.19(1 件あたりの平均売上(億円))→ 売上 193 億円・営業利益 15 億円。営業利益率 8.0%
  • みらい創生(環境・防災・計測ほか):数量 1,650(年に手がける計測・検査・機器の案件数(件、推定))× 価格 0.14(1 件あたりの平均売上(億円))→ 売上 226 億円・営業利益 15 億円。営業利益率 6.5%

倍率:事業の純利益 59 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.4% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.9 倍。全体の PER 14.93 倍、時価総額 881 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:人手不足と EC で物流の投資は堅調、保守が積み上がって利益率が改善する筋書き。会社の中計(営業利益率 6.3%)より一段高く、実績の裏づけがあるため 2 割強を置いた。

中立 34% 自力で物価並みに伸び、利益率は 7% 近くで落ち着く 利益 45 億円 · PER 13.4 倍 · 株価時価総額 4,054 円606 億円

物流は人手不足を背景に新設が今の 1.07 倍、保守を受け持つ設備が 1.3 倍に増える。価格は物価並みに上がる。プラントは国内の更新と法定点検で件数が横ばい、みらい創生は買収した事業の伸びで 1.2 倍に増える。全社の売上は 910 億円、営業利益は 62 億円、利益率は 6.8% になる。会社が 2030 年度に掲げる売上 900 億円は買収込みの数字だが、筆者は買収を数えず、自力で 2036 年に同じ規模に届くと見る。本社費も物価で増えるので、利益率の改善は保守の比率が上がる分に限られる。大型案件の失敗は 1 件ほど出る。ROE は 8% 台で資本コストと同じ水準になり、特別な評価を受ける会社にはならない。DOE 4% の配当と自社株買いで、利益の 6 割強を株主に返す。

  • 物流 設備の新設(自動倉庫・ピッキング・空港手荷物):数量 46.0(年に完成する設備案件の数(件、推定))× 価格 6.69(1 件あたりの平均売上(億円))→ 売上 308 億円・営業利益 21 億円。営業利益率 6.8%
  • 物流 保守・改修:数量 600(保守を受け持つ稼働設備の数(件、推定))× 価格 0.40(1 件あたりの年間保守売上(億円))→ 売上 241 億円・営業利益 36 億円。営業利益率 15.0%
  • プラント(タンク):数量 80.0(年に施工するタンク工事の数(件、新設と点検、推定))× 価格 2.14(1 件あたりの平均売上(億円))→ 売上 172 億円・営業利益 12 億円。営業利益率 7.0%
  • みらい創生(環境・防災・計測ほか):数量 1,400(年に手がける計測・検査・機器の案件数(件、推定))× 価格 0.13(1 件あたりの平均売上(億円))→ 売上 188 億円・営業利益 10 億円。営業利益率 5.5%

倍率:ROE 8.4%。RONIC=k 7.75%+残る割合 1/2×(8.4−8.25)=8.30%、g 4.0% から正当化 PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)=13.43 倍、下限の 1÷k は 12.1 倍で、上限は 13.43 倍。ROE が k とほぼ同じなので、倍率は下限の 1÷k と式の上限がほぼ重なる。受注型で案件の波はあるが、下限を割り込ませない決まりのため、上限の 10 割の 13.43 倍に置いた。

確率:自力の伸びは物価並みに数量が少し乗る程度、利益率は過去の山(2017 年 3 月期の 7.3%)以下の 6.8% で落ち着く。過去 10 年の営業利益率は 3〜7% の範囲で、最も起こりやすい。

やや悲観 22% 大型案件の採算が崩れ、利益率が 5% を割り込む 利益 27 億円 · PER 8.5 倍 · 株価時価総額 1,553 円232 億円

物流の大型案件で想定外の工事費が出たり、顧客が投資を延ばしたりして、新設の件数が今の 9 割台に落ちる。価格は物価に追いつかず、10 年で 1.3 倍にとどまる。保守を受け持つ設備は増えるが、競合が保守の値下げを仕掛け、利益率が下がる。タンクは製油所の統合で点検の件数が減り、水素も事業化が遅れる。みらい創生は買収した会社の採算が伸びず、利益率は 3.5% に低迷する。全社の売上は 770 億円、営業利益は 37 億円、利益率は 4.8% になる。ROE は 5% 台で資本コストに届かず、稼いだ利益を溜めても価値は増えない。配当は DOE 4% を守るため、利益の 7 割近くを払って自己資本の伸びが鈍る。

  • 物流 設備の新設(自動倉庫・ピッキング・空港手荷物):数量 40.0(年に完成する設備案件の数(件、推定))× 価格 6.49(1 件あたりの平均売上(億円))→ 売上 260 億円・営業利益 13 億円。営業利益率 5.0%
  • 物流 保守・改修:数量 540(保守を受け持つ稼働設備の数(件、推定))× 価格 0.39(1 件あたりの年間保守売上(億円))→ 売上 211 億円・営業利益 28 億円。営業利益率 13.5%
  • プラント(タンク):数量 72.0(年に施工するタンク工事の数(件、新設と点検、推定))× 価格 2.08(1 件あたりの平均売上(億円))→ 売上 150 億円・営業利益 8 億円。営業利益率 5.0%
  • みらい創生(環境・防災・計測ほか):数量 1,150(年に手がける計測・検査・機器の案件数(件、推定))× 価格 0.13(1 件あたりの平均売上(億円))→ 売上 150 億円・営業利益 5 億円。営業利益率 3.5%

倍率:事業の ROE 5.7% は k 7.75% 以下なので、PER の上限は 1÷k の 12.1 倍。稼いだ利益を溜めても価値は増えない前提で、成長の上乗せは付けない。中立(ROE が k をわずかに超える水準)より低くなければつじつまが合わない。構造的に利益率が落ちた形で、上限の 7.0 割の 8.5 倍に置いた。

確率:営業利益率は過去 10 年に 3% 台まで落ちた年があり、大型案件の採算や顧客の投資延期は珍しくない。小さな受注型メーカーで起こりやすい形として 2 割強を置いた。

悲観 12% 大手に案件を奪われ、タンクも細って構造的に負ける 利益 −2 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 1,349 円202 億円

ダイフクなど大手が空港と生協向けの案件で攻勢をかけ、新設の件数は今の 7 割に減る。価格は 10 年で 1.2 倍までしか上がらない。保守も、設備の撤去と競合への切り替えで受け持ち設備が縮む。石油タンクは脱炭素と製油所の統合で点検の件数が 3 割減り、新設は途絶える。みらい創生は買収した会社ののれんを減損し、赤字が続く。全社の売上は 540 億円、営業利益は小幅の赤字になる。大型案件の赤字を埋める余力が乏しく、配当も 10 年の合計で 100 億円まで減らす。ROE は 1% を割る。価値は稼ぐ力ではなく、売れる資産の水準で測る。投資有価証券を売り、事業用資産は簿価の 45% で売れると見る。

  • 物流 設備の新設(自動倉庫・ピッキング・空港手荷物):数量 30.0(年に完成する設備案件の数(件、推定))× 価格 5.99(1 件あたりの平均売上(億円))→ 売上 180 億円・営業利益 3 億円。営業利益率 1.5%
  • 物流 保守・改修:数量 430(保守を受け持つ稼働設備の数(件、推定))× 価格 0.36(1 件あたりの年間保守売上(億円))→ 売上 155 億円・営業利益 14 億円。営業利益率 9.0%
  • プラント(タンク):数量 55.0(年に施工するタンク工事の数(件、新設と点検、推定))× 価格 1.92(1 件あたりの平均売上(億円))→ 売上 106 億円・営業利益 0 億円。営業利益率 0.0%
  • みらい創生(環境・防災・計測ほか):数量 800(年に手がける計測・検査・機器の案件数(件、推定))× 価格 0.12(1 件あたりの平均売上(億円))→ 売上 96 億円・営業利益 −2 億円。営業利益率 -2.0%

倍率:営業利益が赤字に近く、稼ぐ力では測れない。売れる資産の床で置く。投資有価証券 77 億円の税引き後(約 7 割)は約 54 億円、事業用資産(今の自己資本 403 億円から投資有価証券を引いた約 326 億円)は簿価の 45% で売れると見て約 147 億円、合計約 201 億円。今の自己資本 403 億円のちょうど半分にあたる。市場の値付けは根拠にしていない。

確率:ダイフクなど大手との価格競争、石油タンク需要の構造的な縮小、大型案件の赤字が重なる形。2002 年 3 月期のような赤字の前例があり、無視できないが、保守とタンクの法定点検が下支えするので 1 割強にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

物流 設備の新設(自動倉庫・ピッキング・空港手荷物)

物流センター・空港向けに設計から施工まで請け負う新設の搬送・保管設備。生協向けピッキングと国内空港の手荷物搬送が柱。

数量年に完成する設備案件の数(件、推定)価格1 件あたりの平均売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 43.0 4.99 215 14
10 年後 中立 46.0 6.69 308 21

取り方:物流ソリューション売上 349.6 億円のうち、保守を除く新設を約 215 億円と置いた(保守は 130 億円超と会社が説明)。年 43 件ほどの完成案件で割り、1 件あたり約 5 億円。営業利益は物流全体 34.3 億円(9.8%)を、保守の利益率を高く、新設を低く分けて新設 14.0 億円(約 6.5%)と置いた。

物流 保守・改修

納めた物流設備の定期保守・部品交換・改修。新しく完成したセンターの保守は全件を受注している。

数量保守を受け持つ稼働設備の数(件、推定)価格1 件あたりの年間保守売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 450 0.30 135 20
10 年後 中立 600 0.40 241 36

取り方:物流の保守売上は会社説明で 130 億円超、今期目標 150 億円。これを約 135 億円と置き、稼働設備 450 件ほどで割って 1 件約 0.3 億円。営業利益は新設より高い 15% 前後(約 20 億円)と推定した。分け方は推定で、物流全体の合計 34.3 億円には合わせてある。

プラント(タンク)

石油・LNG・LPG・水素などの貯蔵タンクの新設と、法定の開放点検・補修。国家備蓄向けの実績がある。

数量年に施工するタンク工事の数(件、新設と点検、推定)価格1 件あたりの平均売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 80.0 1.60 128 10
10 年後 中立 80.0 2.14 172 12

取り方:プラント売上 128.0 億円(営業利益 10.0 億円、7.8%)を、年 80 件ほどの新設・開放点検の工事で割り、1 件約 1.6 億円と置いた。10,000kL 以上のタンクは 5 年周期の法定点検があり、件数は国内の製油所・備蓄基地の数に沿う。価格は鋼材と人件費の上昇を契約に織り込み物価並み。

みらい創生(環境・防災・計測ほか)

傾斜計などの防災・インフラ計測、環境計測、アスベスト検査、産業機械。買収で広げている新領域。その他事業を含む。

数量年に手がける計測・検査・機器の案件数(件、推定)価格1 件あたりの平均売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 1,186 0.10 119 5
10 年後 中立 1,400 0.13 188 10

取り方:みらい創生売上 116.2 億円とその他 2.4 億円の計 118.6 億円(営業利益 4.7 億円、前期は 8.7 億円)を、計測・検査・機器の年約 1,200 件で割り、1 件約 0.1 億円と置いた。件数は買収した子会社(坂田電機など)の分を含む推定。

リスクと懸念

大型案件の採算が崩れるリスク

物流の新設や空港の搬送設備は、1 件の規模が大きく工期も長い。工事費が見積もりを超えれば、1 件で年の利益が大きく削られる。営業利益率が 6% 前後と薄いため、赤字案件の影響を吸収する余裕が小さい。時価総額 334 億円の小さな会社には、この形の損失が重い。

石油タンク需要の構造的な縮小

プラント事業の中核は石油の貯蔵タンクと、その法定の開放点検だ。脱炭素で石油の消費が減り、製油所の統合も進めば、点検の件数も新設も細る。液化水素やアンモニア向けの新タンクで穴を埋められるかは、実用化の時期と採算にかかる。

大手との価格競争

物流自動化にはダイフク、村田機械、海外のデマティックやバンデランデなどの大手がいる。資本力と海外の拠点で劣るため、大型で標準化された案件では価格で押される。国内の空港や生協で高いシェアを持つが、市場そのものが小さく、他へ広げる力が試される。

顧客の集中と更新サイクル

生協と国内空港は、シェアが高い一方で顧客数が限られる。更新の時期が重なったり、後ろへずれたりすると、受注が年ごとに大きく揺れる。保守は安定した収益だが、新設の波が荒いことには変わりない。

人手不足と施工体制

搬送設備やタンクの施工は、現場の技能者と協力会社に頼る。人手不足と人件費の上昇で工期が延びれば、利益を圧迫する。価格に転嫁できる範囲は、契約と競争環境で決まる。

買収の実行リスクと持株会社化

会社は 2030 年度の売上 900 億円に向けて買収を重ねる方針だ。買収額が大きくなると、のれんの減損や統合の失敗が資本効率を落とす。2027 年 4 月の持株会社への移行で、管理の費用が増える点も見ておく。

今後の分かれ目

物流の受注残が 400 億円を超えて積み上がったら
新設の件数の前提が上方にずれる。やや楽観・楽観の確率を上げてよい。受注残は四半期の説明資料で確認する。
物流の大型案件で追加の工事費による赤字が出たら
利益率の前提が崩れる。やや悲観・悲観に重みを移し、案件ごとの採算の開示が増えるかを確かめる。
液化水素の大型タンクの本格受注が決まったら
プラントの長期の成長前提を引き上げる。受注の規模と採算(営業利益率)を個別に見る。
会社が 100 億円規模の買収を発表したら
買収の価格と、買った事業の利益率が自社の水準を上回るかが分かれ目になる。上回れば楽観寄り、上回らなければ悲観寄りに動く。
政策保有株の売却が進み、自社株買いが増えたら
自己資本の薄まりと ROE の改善が進む。ROE が資本コストを安定して超えるなら、倍率の前提を引き上げる。
TOB(公開買い付け)の話が出たら
親会社も支配株主もおらず、時価総額が小さいので、買収はありうる。提示価格が本質価値を上回るかを、筋書きの加重平均と比べて判断する。

見ておくもの

  • 物流ソリューションの受注高・受注残(四半期の決算説明資料)
  • 物流の保守売上の伸び(会社は今期 150 億円を目標)
  • プラントの受注高とタンクの開放点検の件数
  • 営業利益率(中計の最終年度 2028 年 3 月期に 6.3% が目標)
  • 持株会社への移行(2027 年 4 月)後の本社費と資本配分の方針

倍率と資本コストの決め方

物流を新設と保守に分け、件数×1件あたりの金額で10年を積んだ。物価は価格に入れ、数量は実質で置いた。利益率は過去12年の山(7.3%)以下の6.8%に収めた。倍率は式(正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g))の上限の7〜10割で置いた。ROEが資本コストと同水準の中立は、下限の1÷kに重なるので上限の10割とした。悲観は赤字に近く、売れる資産の床で置いた。今の株価(時価総額334億円)や過去のPER・PBRは根拠にしていない。10年中立のROEは8.4%で、過去中央値6.4%に2ポイントを足した水準を超えない。純利益÷営業利益は0.73で、過去10年の中央値0.86より低い。特別利益の売却益が過去の比を押し上げていたためで、今後は期待しない。利払いの変化(10年で約−2億円)と受取配当は、営業外の+3.5億円に織り込んだ。新リース会計基準の適用で営業利益と負債の形が変わるが、10年後も今と同じ形(賃料を費用に入れた形)で置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13.7→16.09 倍・やや楽観 PER 12.8→14.93 倍・中立 PER 12.2→13.43 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k=基本 7.5%+quality 0.75%=8.25%。内訳と理由は quality_why。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.25% → 7.75%。

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割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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分析日 2026-10-16