株譜
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パンチ工業 6165

金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)562 円155 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)575 円159 億円差 −2.2%
10 年後から見ると 適正 価値 562 円155 億円 · 差 −2.2% · 期待の年率 +6.1%
期待の年率リターン(10 年)+6.1%資本コスト比 −1.4 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

パンチ工業は、プラスチックや金属を成形する金型に組み込む、小さな部品を作る会社だ。製品はエジェクタピン(成形品を押し出す棒)やパンチ・ダイ(金属を打ち抜く刃)で、売上は421億円。世界シェアは約6%で2位、中国では約10%で1位にあたる。

筆者の結論は「やや割高」だ。事業の質は悪くない。消耗品なので注文が繰り返し入り、財務も堅い。しかし、稼ぐ力は資本コストに届いていない。営業利益率は5%前後、ROEは4%台で、会社自身も2029年3月期の目標を8%にとどめている。

売上の59%は中国が占める。国内は3年連続で縮んでいる。成長を期待されるFA(工場の自動化)機器は、まだ売上の7%で、買収した会社ではのれんを減損した。

上振れは、ミスミとの提携で原価が下がり、特注品への特化が利益率を押し上げる時に来る。会社の計画では2029年3月期に営業利益34億円だが、前の中期計画の未達を考え、筆者は6割ほどしか織り込んでいない。下振れは、中国の自動車向けが崩れ、国内の縮小も止まらない時に来る。確率は慎重な側へ少し寄せた。FAと合わせて10年で売上を1.5倍にする長期ビジョンもあるが、それは評価の外に置いた。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で、まず問うのは、10年後もこの事業があるかだ。金型は製造業の根幹で、消耗品は必ず交換される。EVになっても、プラスチックと金属の成形は残る。事業は長く続く。

堀は、特注品にだけある。国内と中国で首位で、図面に合わせる加工力と納期が武器だ。しかし標準品は、ミスミと競合する。全体の利益率が5%前後にとどまるのは、堀が浅い分だ。株主のものになる利益は、営業利益の半分ほどだ。中国の税が重い。

経営者の資本配分は、課題が多い。ROEは5%前後で、10年間、資本コストに届かなかった。高成長を期待するFAは、のれんを減損した。評価できるのは、ROICとROEの目標を掲げ、DOEの下限を決め、配当性向を高めた点だ。

安全域は、財務の堅さにある。ただし、現金は海外の子会社に多く、運転資金が重い。分けて数える余った現金は、見当たらない。

結論は、事業は良いが、値段が追いついていないというより、価値が値段と釣り合っている。割安になるのは、特注品への特化で利益率が6%を超え、ROEが資本コストを上回る道筋が見えた時だ。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、金型を使うメーカーの「消耗」だ。自動車、電子部品、家電の工場では、プラスチック成形や金属プレスの金型が日々動く。金型自体は何年も使うが、その中で突いたり、打ち抜いたりする部品は摩耗し、代表的なパンチで30万回ほどが寿命になる。パンチ工業は、この交換部品を売る。

売上の約4割は標準品で、カタログに載せてネットで売る。約6割は特注品で、顧客の図面に合わせて0.01ミリ単位で削る。特注品は粗利が高い。標準品はネット注文が7割を超え、営業費用が軽い。営業利益率で見ると、両者に大きな差はない。

製品別では、プレス金型部品が半分強、プラスチック金型部品が3分の1、残りがFA部品だ。顧客は国内に約6千社、中国に約8千社ある。業種では自動車が42%、電子部品・半導体が17%、家電・精密機器が9%を占める。

製造は、自社工場で6割、約300社の協力工場で4割を作る。原価は、材料が1割、人件費が3割、外から買う製品が4割だ。鋼の値段より、人と外注の値段が利益を左右する。

FA機器は、金型部品に次ぐ柱にしたい事業だ。2022年にFA装置のASCeを5.5億円で買ったが、計画に届かず、2026年2月にのれん4.9億円を減損した。2025年12月には、実験室の自動化(ラボラトリーオートメーション)にも参入した。従業員は連結で3,480人、うち海外が2,804人を占める。生産の大半は、人の手と熟練に頼る。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは、特注品にある。顧客の図面どおりに微細な加工をし、短い納期で届ける力は、熟練の技術者と2千台超の機械、300社の協力工場の組み合わせで成り立つ。特注品では、国内も中国も同社が首位とされ、大きな競合はいない。

一方で、標準品の堀は薄い。最大手のミスミ(世界シェア約10%超)が、同じ品物をカタログと速い納期で売る。標準品の品目の9割は、ミスミも扱う。2024年に提携を結んだのは、この競争を、協力に変える狙いがある。

収益性は低い。営業利益率は過去10年で2.4%〜7.7%、平均は5%台にとどまる。ミスミの金型部品事業は9%だ。ROEの中央値は5%で、資本コストを下回る。理由は、人件費の重い製造を、国内に676人、海外に2,804人抱えているからだ。

財務は堅い。自己資本比率は67%、純現金は34億円で、利払いの心配はない。ただし、運転資金は重い。売掛金が128億円、在庫が48億円ある。

弱点は二つある。ひとつは、国内の縮小と合理化の遅れだ。2023年の合理化で国内の人員を3割減らしたが、その効果は十分に出ていない。もうひとつは、FAの出遅れだ。筆者は、後者が、成長の看板と実力の隔たりとして最も気になる。会社は、売上の拡大よりも利益率の改善を優先すると述べている。方向としては正しい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

金型の世界市場は、約15兆円ある。2017年の11.9兆円から2026年の15.2兆円へ、名目で年3%ほど伸びた。金型部品に限ると、会社の推計で約6,000億円の市場だ。国内の金型の生産額は、2004年から2022年にかけて2割強〜3割ほど縮んだ。メーカーが海外へ出たためだ。

伸びているのは中国とアジアだ。中国は自動車の電動化と部品の内製化が進み、金型の需要がある。パンチ工業はこの波に乗り、2017年に47%だった中国の売上比率を59%に上げた。

競合の筆頭はミスミだ。標準品の品揃えと速さで勝る。ただし、特注品では競合していない。中国には現地の中小の金型部品メーカーが多く、価格競争が激しい。日本の同業は少なく、大手はほぼミスミと同社の2社だ。

需要は景気に敏感だ。2020年3月期は営業利益が67%減り、純損失になった。自動車と電子部品の生産が落ちると、金型の消耗も減る。その後の回復は、ほぼ売上と同じ速さで戻った。

値段は、原材料と人件費の上昇を受けて、標準品を2022年と2025年に10〜20%値上げした。競合も追随したため、通った。物価が年3%続く世界では、この値上げが続けられるかが、利益率を決める。

10年の標準像は、金型の消耗が実質で年0.5%ほど伸び、価格が物価並みに上がる形だ。FAは数量で伸びる。国内は縮み、中国とアジアが補う。ミスミとの協業が、標準品の物流費と価格競争を和らげるかが、もうひとつの分かれ目だ。

資本政策と M&A

株主還元の方針は、連結配当性向30%以上、かつ株主資本配当率(DOE)3%以上のどちらか高い方だ。2023年1月に決めた。2026年3月期の配当性向は63%と、利益の大半を配当に回した。自己資本比率が60%を超えれば、自社株買いも検討すると述べている。

2029年3月期までの中期計画では、営業のキャッシュ約72億円と借入約30億円を、設備45億円、M&A30億円、還元約17億円、BCP約10億円に使う。M&Aは枠が大きいが、これまでの実績はASCeののれん減損が目立つ。筆者は、買収の巧拙を、資本配分で最も警戒している。

ミスミとの資本業務提携は、2024年10月に決まった。ミスミが300万株(議決権の約11%)を引き受け、同社も同額のミスミ株を市場で買った。持ち合いの形だが、調達資金は特注品の設備投資に使う。物流は2025年10月に統合し、2029年3月期までに累計6〜8億円の利益を見込む。

筆頭株主は、創業者の森久保氏一族の資産管理会社で、約14%を持つ。ミスミが約11%、海外の金融機関が約9%と続く。買収防衛策がある。ミスミが買い増す可能性は残るが、同社は「対等なパートナー」と述べている。

減価償却は年7億円前後とみる(推定)。償却は取得時の値段のままで、物価では増えない。45億円の設備投資で新しい機械が入ると、新しい値段の償却が足される。投資が償却を上回る分は、現金が減る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

特注品に絞る戦略が、利益率を押し上げる。特注品の比率は、64%から68%へ上がる。粗利の高い特注品が増え、標準品はミスミとの物流統合とネット注文で、販売費が下がる。2029年3月期に営業利益34億円、利益率6.8%という計画は、実現できる。

ミスミとの提携は、始まったばかりだ。物流の統合は2025年10月に済み、トラックの荷待ち時間を月110時間減らした。次は、生産と調達の相互利用だ。累計6〜8億円という利益の目標は、保守的に見える。

FAは、人手不足を背景に長く伸びる。国内のロボット産業の製造分野は、2025年の1.6兆円から2035年に2.7兆円になる見通しだ。特注の治具や部品は、その入口だ。ラボラトリーオートメーションへの参入で、顧客の裾野が広がる。

資本政策も変わった。配当性向30%以上とDOE3%以上の下限を持ち、自己資本比率が60%を超えれば自社株買いも検討する。純現金は34億円あり、還元の余力がある。

足元の数字も上向いた。2027年3月期の営業利益は、期初の予想から上方修正され、24億円になる。国内売上は第1四半期に13%増え、工場の稼働が上がり、原価率が下がった。2022年3月期には営業利益率7.7%を出した実績がある。

慎重な見方

稼ぐ力は、まだ資本コストに届いていない。営業利益率は5%前後で、ROEは4%台だ。計画の目標も、ROE8%にとどまり、資本コスト並みだ。前の中期計画では、グループの生産拠点の統廃合が想定の効果を出せなかった。FAは日本で足踏みした。計画の達成力に疑問が残る。

売上の59%を中国が占める。米中の摩擦や不動産不況、自動車の価格競争が続けば、需要が崩れる。中国には現地の金型部品メーカーが多く、価格が下がりやすい。中国の利益は、配当で日本に戻す際に税がかかる。純利益が営業利益の半分にとどまる理由だ。

国内は縮み続けている。売上は2017年3月期の159億円から110億円に減った。2023年の合理化で人員を3割減らしても、利益は回復していない。

ミスミの存在も重い。標準品の9割はミスミも扱い、同じ価格帯で売る。提携は協力になるが、ミスミが標準品の主導権を握り続ける。同社の営業利益率が5%台で、ミスミが9%の理由は、構造的な差だ。

FAは、買収したASCeでのれんを全額近く減損した。成長の柱にするには、規模も技術も不足している。M&A枠の30億円が、同じ失敗を繰り返す恐れもある。

どちらに重みを置いたか

特注品の強みと、ミスミとの提携の効果は、強気の見方が正しい。しかし、利益率が計画どおり上がるかは、前の中期計画の未達が示す通り、慎重な見方の疑いが重い。そこで、会社計画の営業利益34億円の6割ほどを中立に織り込んだ。

確率は、楽観を6%、やや楽観を20%と薄く置き、中立を38%、やや悲観を24%、悲観を12%とした。計画の達成力への疑いと、中国頼みの構造を理由に、慎重な側へ少し寄せている。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 762 円210 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 277 円76 億円)。 今の値に割り戻すと 562 円155 億円、今との差 −2.2%、 期待の年率 +6.1%(資本コスト 7.5%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 6% 1,621 円447 億円 435 円120 億円 +257.6% +13.6% 123 円34 億円
やや楽観 20% 1,134 円313 億円 344 円95 億円 +157.1% +9.9% 296 円82 億円
中立 38% 884 円244 億円 290 円80 億円 +104.3% +7.4% 446 円123 億円
やや悲観 24% 346 円96 億円 225 円62 億円 −0.7% −0.1% 137 円38 億円
悲観 12% 156 円43 億円 145 円40 億円 −47.7% −6.3% 36 円10 億円
加重平均100% 762 円210 億円277 円76 億円 +80.6% +6.1% 1,039 円286 億円

今の株価時価総額 575 円159 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 6% 特注品への特化とミスミ提携が効き、FAが育つ 利益 29 億円 · PER 15.3 倍 · 株価時価総額 1,621 円447 億円

会社の中期計画をほぼ超えて実現する筋書きだ。特注品への特化で粗利が上がり、ミスミとの物流・調達の統合で原価が下がる。金型部品の営業利益率は7%台に乗り、FAは売上が3.5倍の135億円、利益率9%に育つ。ラボラトリーオートメーションが当たり、顧客の裾野が広がる。中国の自動車向けは堅調で、国内も底を打つ。営業利益は56億円、純利益は29億円。配当性向は4割に上がり、自社株買いも加わって、10年の還元は120億円。ROEは10%近くまで上がり、資本コストを超える。2034年度に営業利益80億円という長期ビジョンには届かないが、道筋は見える。国内は特注品への特化で底を打ち、海外調達の比率も上がる。減価償却は年11億円前後に増える。

  • プラスチック金型部品:数量 9.8(出荷する部品の数(百万個・年、推定))× 価格 22(100万個あたり売上(億円・名目))→ 売上 213 億円・営業利益 15 億円。営業利益率7.0%
  • プレス金型部品:数量 11.5(出荷する部品の数(百万個・年、推定))× 価格 34(100万個あたり売上(億円・名目))→ 売上 391 億円・営業利益 29 億円。営業利益率7.5%
  • FA機器・部品:数量 1.8(出荷する製品の数(百万個・年、推定))× 価格 78(100万個あたり売上(億円・名目))→ 売上 136 億円・営業利益 12 億円。営業利益率9.0%

倍率:事業の純利益 29 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.7% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.3 倍。全体の PER 15.31 倍、時価総額 447 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:特注品への特化、ミスミ提携、FA育成、中国の堅調が全部そろう必要がある。前の中期計画の未達を考えると、確度は低い。

やや楽観 20% 計画の大半を実現する 利益 23 億円 · PER 13.7 倍 · 株価時価総額 1,134 円313 億円

VC28をおおむね達成し、その後も緩やかに利益率が上がる筋書きだ。金型部品の営業利益率は6%台に上がり、特注品比率の上昇とミスミとの協業が効く。FAは売上が2.6倍の98億円になり、利益率は7%に届く。国内の縮小は止まらないが、中国とアジアが補う。営業利益は44億円、純利益は23億円。還元はDOE3%の維持と自社株買いで、10年に95億円。ROEは8%近くまで上がり、資本コストにようやく並ぶ。減価償却は、新しい機械の分が加わって年10億円前後になる。会社の計画に沿った、堅実に成功する姿だ。国内の縮小が止まり、中国とアジアが売上を引っ張る。ただし、前の中期計画の未達があるため、利益率の改善は計画の下限にとどまる。

  • プラスチック金型部品:数量 9.4(出荷する部品の数(百万個・年、推定))× 価格 22(100万個あたり売上(億円・名目))→ 売上 202 億円・営業利益 13 億円。営業利益率6.3%
  • プレス金型部品:数量 10.9(出荷する部品の数(百万個・年、推定))× 価格 34(100万個あたり売上(億円・名目))→ 売上 368 億円・営業利益 24 億円。営業利益率6.6%
  • FA機器・部品:数量 1.3(出荷する製品の数(百万個・年、推定))× 価格 76(100万個あたり売上(億円・名目))→ 売上 98 億円・営業利益 7 億円。営業利益率7.0%

倍率:事業の純利益 23 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.8% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 7.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.6 倍。全体の PER 13.65 倍、時価総額 313 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:VC28の目標は達成を見込める範囲にあるが、前の計画の未達という実績がある。成功しても利益率は計画の下限にとどまりやすい。

中立 38% 利益率は少し改善し、物価並みに伸びる 利益 18 億円 · PER 13.3 倍 · 株価時価総額 884 円244 億円

中国とアジアが国内の縮小を補い、利益率が少しだけ上がる標準の筋書きだ。金型の消耗は、数量で年0.5%ほど伸び、価格は物価に沿って3割強上がる。プラスチックとプレスの金型部品は、利益率が5.6〜5.8%に改善する。ミスミとの協業は一定の効果を出すが、会社の計画ほどは出ない。FAは売上が2倍の74億円で、利益率は5%に届く。営業利益は35億円、純利益は18億円。還元はDOE3%で10年に80億円。ROEは6%台と、資本コストをわずかに下回る。減価償却は、新しい機械の分を含めて年9億円前後になる。2027年3月期の上方修正は、土台に織り込んでいない。FAは単価の高い装置が中心で、技術の進歩で値下がりしやすいため、価格は物価の6割ほど(1.2倍)にとどめた。

  • プラスチック金型部品:数量 9.1(出荷する部品の数(百万個・年、推定))× 価格 21(100万個あたり売上(億円・名目))→ 売上 195 億円・営業利益 11 億円。営業利益率5.6%
  • プレス金型部品:数量 10.5(出荷する部品の数(百万個・年、推定))× 価格 34(100万個あたり売上(億円・名目))→ 売上 352 億円・営業利益 20 億円。営業利益率5.8%
  • FA機器・部品:数量 1.0(出荷する製品の数(百万個・年、推定))× 価格 74(100万個あたり売上(億円・名目))→ 売上 74 億円・営業利益 4 億円。営業利益率5.0%

倍率:事業の純利益 18 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.4% が k 7.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.3 倍。全体の PER 13.33 倍、時価総額 244 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:数量は消耗品なので堅く、価格は物価並みに通る。ただし利益率の改善は、会社の計画より控えめにみた。最も確度が高く、厚く置いた。

やや悲観 24% 中国が鈍り、利益率が上がらない 利益 11 億円 · PER 8.5 倍 · 株価時価総額 346 円96 億円

中国の景気の減速と価格競争で、数量が減る筋書きだ。国内は縮み続け、中国も自動車向けが鈍る。価格は物価に届かず、標準品の値上げが通りにくくなる。金型部品の営業利益率は4%台に低下する。FAは売上が1.4倍の49億円にとどまり、利益はほぼゼロ。M&Aもうまくいかず、のれんの減損が再び出る。営業利益は21億円、純利益は11億円で、今の水準の1.3倍ほど。還元は62億円。ROEは4%台にとどまる。優良な小さい会社という評価は残るが、成長の看板は外れる。FAの単価は技術の進歩で下がり、価格は物価に届かない。配当はDOE3%を保つのがやっとで、自己資本比率は70%に近づき、余った資本が積み上がる。

  • プラスチック金型部品:数量 8.5(出荷する部品の数(百万個・年、推定))× 価格 20(100万個あたり売上(億円・名目))→ 売上 174 億円・営業利益 8 億円。営業利益率4.3%
  • プレス金型部品:数量 9.8(出荷する部品の数(百万個・年、推定))× 価格 32(100万個あたり売上(億円・名目))→ 売上 314 億円・営業利益 14 億円。営業利益率4.4%
  • FA機器・部品:数量 0.7(出荷する製品の数(百万個・年、推定))× 価格 69(100万個あたり売上(億円・名目))→ 売上 49 億円・営業利益 0 億円。営業利益率0.0%

倍率:事業のROEは4.2%で資本コスト7.5%を大きく下回る。PERの上限は1÷k=12.5倍だが、稼ぐ力が弱く、約68%の8.5倍に置いた。

確率:計画の達成力に疑問が残る。前の中期計画ではFAは日本で足踏みし、拠点の統廃合は効果が出なかった。中国頼みの構造もある。

悲観 12% 中国が崩れ、構造的に負ける 利益 4 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 156 円43 億円

中国の需要が崩れ、現地メーカーとの価格競争に負ける筋書きだ。数量が15%減り、価格も物価を下回る。中国の自動車向けが縮み、国内の縮小も続く。ミスミが標準品の主導権を握り、特注品の下請けに寄る。金型部品の営業利益率は2%まで下がる。FAは3%の赤字で、M&Aののれんも減損する。営業利益は7億円、純利益は4億円。配当はDOEの下限を割り込み、10年の還元は40億円。価値の中身は、純現金と売れる資産の税後に近い。それでも、売上は4百億円台を保ち、事業が消えるわけではない。FAの単価は技術の進歩と競争で上がらない。債権や在庫を圧縮しても、現金の戻りは海外の課税で目減りする。

  • プラスチック金型部品:数量 7.4(出荷する部品の数(百万個・年、推定))× 価格 18(100万個あたり売上(億円・名目))→ 売上 137 億円・営業利益 3 億円。営業利益率2.0%
  • プレス金型部品:数量 8.5(出荷する部品の数(百万個・年、推定))× 価格 29(100万個あたり売上(億円・名目))→ 売上 244 億円・営業利益 5 億円。営業利益率2.0%
  • FA機器・部品:数量 0.5(出荷する製品の数(百万個・年、推定))× 価格 62(100万個あたり売上(億円・名目))→ 売上 31 億円・営業利益 −1 億円。営業利益率-3.0%

倍率:事業の稼ぐ力はROE1.5%と弱い。稼ぐ力(純利益4億円×6.5倍=約25億円)より、売れる資産の税後(下の内訳)のほうが大きいので、価値は資産の床に置いた。今の自己資本231億円に掛けるPBR0.19倍。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PBR 0.186 倍・時価総額 43 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:中国の崩れ、価格競争、M&Aの失敗が重なる必要がある。確度は低いが、売上の6割が中国という構造から、無視できない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

プラスチック金型部品

プラスチック成形の金型に組み込むエジェクタピン、スプルーブッシュなど。

数量出荷する部品の数(百万個・年、推定)価格100万個あたり売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 8.8 16 140 8
10 年後 中立 9.1 21 195 11

取り方:売上421億円のうち、会社の説明でプラスチック金型部品は約3分の1。140億円と置き、1個あたり約1.6千円(標準品は数百〜数千円、特注品は数千〜数万円の範囲の中間)として年8.75百万個と推定した。開示は無く推定。数量は実質の個数で、物価は価格に入れる。営業利益は、金型部品の合計(中期計画の売上390億円)から配分した推定。

プレス金型部品

金属プレスの金型に組み込むパンチ、ダイ、ボタンダイ、ガイドピンなど。

数量出荷する部品の数(百万個・年、推定)価格100万個あたり売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 10.0 25 250 14
10 年後 中立 10.5 34 352 20

取り方:金型部品の売上390億円(VC28の起点)からプラスチック分140億円を引いた250億円を、プレス金型部品とした。1個あたり約2.5千円として年10.0百万個と推定した。開示は無く推定。

FA機器・部品

自動化装置の部品、治具、FA装置(ASCeを含む)、ラボラトリーオートメーション。

数量出荷する製品の数(百万個・年、推定)価格100万個あたり売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 0.5 62 31 −1
10 年後 中立 1.0 74 74 4

取り方:VC28の起点で、FAの売上は31億円(全体の約7%)。装置や特注の治具を含み単価が高いため、1個あたり約6.2千円として年0.5百万個と推定した。営業利益はASCeの減損後の実力から、およそ1億円の赤字と推定。価格は、単価の高い装置が技術の進歩で値下がりしやすいため、物価の6割ほど(10年で1.2倍)にとどめて置く。開示は無く推定。

リスクと懸念

中国の需要と価格競争

売上の59%が中国で、自動車関連が中心だ。景気が減速したり、現地メーカーとの価格競争が激しくなったりすれば、数量と利益率が同時に落ちる。中国の利益を日本に戻す時には税もかかる。為替の動きも、円換算の売上を左右する。人民元が円に対して下がれば、同じ数量でも円の売上は減る。

国内の縮小

国内売上は2017年3月期の159億円から、2026年3月期の110億円へ、3年連続で縮んだ。製造拠点の海外移転と、物価高による消費の停滞が背景にある。2023年の合理化後も、営業体制の再構築が整っていない。国内の特注品は、会社が掲げる特化の成否が試される。

FAの出遅れとM&Aの失敗

FAは第2の柱と位置づけるが、売上は31億円で全体の7%にとどまる。買収したASCeでは、のれん4.9億円を減損した。VC28ではM&Aに30億円の枠を置くが、同じ失敗を繰り返せば、資本効率はさらに下がる。FAの利益は、まだ全体を支える大きさではない。

ミスミとの関係の変化

ミスミは約11%を持つ筆頭級の株主で、標準品では競合でもある。提携の効果は物流や調達の統合で出るが、ミスミが標準品の主導権を握り、同社が特注品の下請けに寄る可能性がある。買い増しや再編の余地も残る。ミスミが約11%を持つことは、他の買い手が出にくいという面もある。

人件費と外注費の上昇

原価の3割が人件費、4割が協力工場への外注費だ。物価と賃金が年3%上がる世界では、標準品の値上げが通り続ける保証はない。熟練技術者の確保にも時間がかかり、若手への技術の引き継ぎが遅れれば、特注品の品質が落ちる。

自動車の電動化と需要の変化

金型部品の売上の4割強は自動車向けだ。電動化で部品点数が減る分野の金型は需要が落ち、新しい部品の金型は増える。入れ替わりの速さによっては、特定の製品群で一時的に落ち込む。EVの普及が遅れれば逆に内燃機関の部品の金型が残るが、世界の自動車生産の総量が減れば、全体の需要が縮む。

今後の分かれ目

特注品比率が68%に近づき、営業利益率が6%を超えたら
特注品への特化が利益率に出ている。楽観・やや楽観の確率を上げ、中立の利益率も見直す。
2028年3月期の営業利益が、計画の30億円を下回ったら
前の中期計画と同じ未達のパターンだ。やや悲観・悲観の確率を上げる。
ミスミとの協業の利益が、累計6億円の目標を前倒しで超えたら
統合の効果が計画より早い。中立の線を上へ見直す。
中国の売上が前年を2期続けて下回ったら
中国頼みの構造が裏目に出ている。悲観側の確率を上げる。
自己資本比率が60%を超えて自社株買いが実施されたら
資本効率の改善が動き始めた。余り資産がなくても、還元の姿勢の変化として評価する。
新たなM&Aでのれんが10億円を超えたら
買収の巧拙が資本効率を左右する。のれんの減損が出れば、資本配分の評価を下げる。

見ておくもの

  • 特注品比率と、金型部品・FA別の営業利益率
  • ミスミとの協業による累計利益(6〜8億円の目標)
  • 中国の売上と、自動車関連の受注の動き
  • 国内売上の前年比と工場の稼働率
  • M&A案件の有無と、のれんの減損
  • 配当性向、DOE、自社株買いの実績

倍率と資本コストの決め方

倍率は、事業のROEと資本コスト7.5%の関係から式で出した。中立は事業のROEが6.4%でkを下回るため、PERの上限は1÷k=12.5倍。そこから、中国の税負担と運転資金の重さで2割弱引いた10.5倍に置いた。今の株価や過去のPER、同業の倍率は使っていない。会社の中期計画(2029年3月期に営業利益34億円)は、前の計画の未達を考えて6割ほどしか中立に織り込んでいない。2027年3月期の上方修正も土台に入れていない。純利益÷営業利益は過去の中央値0.47に近い0.5で置いた(中国の税と配当への課税)。減価償却は年7億円前後(推定)を取得時の値段で据え置き、物価では増やさず、設備投資45億円の新しい分だけを足す前提で利益率を置いた。10年後の数字は、リースを営業費用に入れた今と同じ形で置いた(新リース会計の影響は小さい)。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13→15.31 倍・やや楽観 PER 11.5→13.65 倍・中立 PER 10.5→13.33 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. パンチ工業 カバレッジレポート(Shared Research、2026年9月1日)
  2. パンチ工業 中期経営計画 バリュークリエーション28(EDINET DB)
  3. 2026年3月期 決算短信(パンチ工業)

分析日 2026-10-19