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株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ 6324

波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,163 円1,101 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)4,875 円4,615 億円差 −76.1%
10 年後から見ると 割高 価値 1,163 円1,101 億円 · 差 −76.1% · 期待の年率 −6.3%
期待の年率リターン(10 年)−6.3%資本コスト比 −15.3 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ハーモニック・ドライブ・システムズは、ロボットの関節に使う小型で精密な減速機「波動歯車」を日本で初めて製品にした会社だ。筆者の結論は大幅な割高である。人型ロボットが当たっても、今の値段には届きにくいと見る。

事業の質は高い。産業用ロボットや半導体製造装置の関節に欠かせず、一度設計に入ると替わりにくい。だが稼ぐ力の戻りは遅い。営業利益率は 2019 年 3 月期の 25% から直近は 4% まで落ち、今期の会社計画でも 1 割強にとどまる。

株価を押し上げているのは人型ロボットへの期待だ。しかし AI ロボット向けの受注は直近の年間で 25 億円ほど、売上の 4% にすぎない。中国の緑的諧波が同じ市場で量を取りに来ており、実質の値段は下がっていくと見る。

10 年後の中立は、売上が 2.4 倍、営業利益率が 15% 前後。それでも時価総額は今の 3 割にとどまる。楽観の筋書きでも、今の水準に並ぶのがやっとだ。良い会社と、良い値段は別の話である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず事業の本質を見る。この会社は、ロボットが増えるほど必要になる部品を作っている。金脈を掘る人ではなく、掘る人にツルハシを売る側に近い。事業そのものは好ましい。

次に、10 年後も強いかを問う。ロボットの数は増えるので、需要は消えない。しかし参入者が増え、同じ性能のものが安く手に入るようになれば、部品の値段は実質で下がる。ここが、持ち続けたいかの分かれ目になる。

さらに、株主のものになる利益を考える。同社は工場の稼働率が低く、今は利益が戻る途中だ。中立の筋書きで 10 年後に純利益は 150 億円ほどになり、これは今の時価総額の 3% にあたる。この利益に買い手が払う値段は、ふつう 10 倍前後だ。

最後に安全域だ。今の値段は、人型ロボットが数百万台規模で普及し、同社が高い取り分を保つ未来を、すでに払い込んでいる。うまくいっても得られるものが小さく、外れた時の損が大きい。価値を測る限り、安全域はない。素晴らしい会社でも、値段次第では良い投資にならない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は「減速装置」だ。モーターの速い回転を、遅くて力強い動きに変える部品で、ロボットの腕や手首、半導体装置のウエハー搬送、航空・宇宙機器の位置決めに入る。売上の 78% を占める。残る 22% は、減速機とモーターを一体にしたアクチュエーター(動く部品)などのメカトロニクス製品だ。

波動歯車は 1955 年に米国で発明され、1970 年に同社が日本で世界初の商品化に成功した。薄い金属の輪をたわませて歯車を回す構造で、小型・軽量なのにガタつきがほとんど出ない。ロボットの関節に求められる性質をそのまま満たす。

売上の地域別は、日本 41%、欧州 28%、北米 20%、中国 7%。工場は日本のほか、米国マサチューセッツ州とドイツにある。北米の工場は月産約 8,000 台でほぼ満杯、国内は稼働率が 5 割ほどで、固定費の重さが利益率を押し下げてきた。

用途の内訳は会社が出していない。外部の推計では産業用ロボット向けが最大で、半導体・フラットパネル製造装置向けが続く。医療、航空宇宙、防衛、車載、工作機械向けが残りを分け合う。

新しい柱は AI ロボットだ。人型ロボットは 1 台に多数の関節を持つので、減速機の使用数が桁違いに増える可能性がある。ただし量産の時期は読みにくく、顧客は北米の新興企業が中心で、一部の大口顧客は在庫消化のため注文を止めている。

優良さと弱いところ

筆者は、技術の質は高いが、利益の質はまだ証明されていないと見る。

強みは三つある。第一に、波動歯車という発明元の技術と、半世紀分の品質データだ。ロボットメーカーは壊れにくさを最優先にするので、実績は選ばれる理由になる。第二に、設計に入ると替えにくい点だ。減速機はロボットの動きの精度を決めるため、一度採用した型番を変えるには試験をやり直す必要がある。第三に、無借金に近い財務で、自己資本比率は 7 割を超える。

弱みは利益率の不安定さだ。営業利益率は 2015 年 3 月期に 27% あったのに、2024 年 3 月期と 2025 年 3 月期はほぼゼロまで落ちた。受注が半導体やロボットの投資循環に左右されるうえ、国内工場の稼働率が低いので、売上が減ると利益が一気に消える。

もう一つは競争だ。中国の緑的諧波は 2025 年の売上が前年比 47% 増と伸び、価格と納期を武器に中堅の顧客を奪っている。波動歯車の基本特許はとうに切れており、堀、つまり他社がまねできない強みは、特許ではなく実績と信頼にある。この堀は時間とともに薄れうると考える。

経営は、株主還元を配当性向 35% へ引き上げる方針を出した。一方で、2024 年 3 月期には大きな赤字を出しており、資本の使い道が一貫して上手とまでは言い切れない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

需要の源は二つある。工場の自動化と、人型ロボットだ。

自動化の側では、人手不足が世界で続くので、産業用ロボットの台数は長い目で増える。ただ足元は、中国向けの設備投資が弱く、日本の売上の伸びを中国の落ち込みが一部打ち消している。半導体製造装置向けは、データセンター用の先端半導体が支える一方、それ以外は回復が鈍い。同社の営業利益は今期、会社計画で 62 億円から 85 億円へ上方修正されたが、2019 年 3 月期の 169 億円にはまだ遠い。

人型ロボットの側では、北米の新興企業が量産に入りつつある。同社は 2024 年に約 100 億円の戦略投資を掲げ、2026 年度に 100〜200 億円の売上を狙ったが、実際の受注は 25 億円ほどだった。立ち上がりは、当初の期待より遅い。新しい中期経営計画(2026〜2030 年度)は、AI ロボット部品の売上を 5 年で 7 倍にする目標を掲げている。

競争の形は変わりつつある。中国の緑的諧波は中国で首位、来福諧波が 2 位で、人型ロボット向けの量でも先行する。ナブテスコは大型関節向けの減速機(RV)が強いが、小型の波動歯車とは棲み分けだ。人型ロボットの普及が精密減速機の数量を跳ね上げる可能性はある。ただその果実を、日本勢がどれだけ取れるかは別問題だ。数量は伸びても価格は実質で下がり、取り分が薄まる展開を、中立とみる。

資本政策と M&A

筆頭株主は KODEN ホールディングスで、持ち株比率は 34.77% と高い。残りは広く分散しており、買収されるなら筆頭株主の同意が前提になる。ただ、市場の評価が高い今は、買い手にとって割に合わない。

株主還元は、配当性向を 30% から 35% に引き上げる方針だ。直近の純利益は投資有価証券の売却益が減って 16 億円まで落ちており、実績の配当は利益を上回る。自社株買いは 2022 年に 50 億円を実施したのが最後で、規模は小さい。

手元は純現金で、時価総額の 1% ほどにすぎない。余剰の現金はなく、人型ロボット向けの設備投資と、北米工場の増強(生産能力を 5 割増)に資金が回る。大型の買収は近年なく、技術と販路は自前で育ててきた。

気になるのは、AI ロボット向けの投資が実を結ばなかった時だ。工場を作り、人を増やした後で受注が細ると、利益率はまた押し下げられる。資本は慎重に使われてきたが、期待の高さの割に、回収の見通しは確かではない。

点検済み(2026-10-19):起点(谷)、投資有価証券売却益の混入、余った現金が無いことを確かめた。割高に見せる見落としは見つからなかった。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

人型ロボットは、自動車の次の大きな産業になりうる。1 台に 20 から 40 の関節があるとすれば、減速機の数量は産業用ロボットの何倍にもなる。波動歯車は小型・軽量・高精度という点で、手や手首の関節にもっとも向いた方式で、置き換えは難しい。同社には 50 年の量産実績があり、北米では顧客と一緒に試作を重ねている。受注は 2026 年 3 月期の 25 億円から、翌期に 50 億円以上へ伸びる見込みで、会社は 2030 年度に AI ロボット部品を 7 倍にする目標を掲げた。

利益の面でも、国内工場の稼働率はまだ 5 割で、売上が増えれば利益が急に伸びる。コスト削減と値上げで、営業利益率は 1 割台から 2 割台に戻りうる。半導体の先端工程や手術支援ロボット、防衛・宇宙といった高単価の用途も広がっている。中国勢は量で攻めるが、壊れにくさが命のロボット関節では、実績のある日本製が選ばれ続ける。市場が桁違いに大きくなれば、取り分が小さくても利益は何倍にもなる。

慎重な見方

期待が先に走りすぎている。AI ロボット向けの受注は 25 億円で、売上の 4% にすぎない。2024 年に掲げた 100〜200 億円の売上目標は、2026 年度時点で大きく届いていない。しかも一部の大口顧客は、在庫がだぶついて今期の注文を止めた。量産の時期は、顧客の都合で何度でもずれる。

競争は厳しい。中国の緑的諧波は売上が前年比 47% 増、来福諧波も香港上場を狙い、人型ロボット向けの量で先行している。波動歯車の基本特許はとうに切れ、中国勢は日本より安く、早く届ける。数量が増えても、値段が実質で下がれば、利益は増えない。ロボットメーカー自身が内製に動く可能性もある。

足元の稼ぐ力も弱い。営業利益率は直近で 4%、今期計画でも 1 割強で、かつての 25% には遠い。固定費が重く、売上が落ちるとすぐ赤字になる。PER は 300 倍を超え、人型ロボットが大成功して利益率が昔に戻っても、今の時価総額を正当化するのは難しい。

どちらに重みを置いたか

事業の将来性は、強気の見方に分がある。人型ロボットで数量が増えるのは確かだ。しかし値段の議論では、慎重な見方が勝つ。需要が伸びても、実質の価格が下がり、取り分が薄まるからだ。

そのため確率は、楽観を 1 割に抑え、やや悲観と悲観に合わせて 4 割弱を置いた。楽観の筋書きでも、10 年後の時価総額は今の水準に並ぶ程度にとどまる。差を決めるのは、成長の有無ではなく、今の値段が何を前提にしているかである。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,177 円2,061 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 375 円355 億円)。 今の値に割り戻すと 1,163 円1,101 億円、今との差 −76.1%、 期待の年率 −6.3%(資本コスト 9.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 6,415 円6,074 億円 962 円911 億円 +51.3% +4.2% 738 円698 億円
やや楽観 22% 3,367 円3,188 億円 561 円531 億円 −19.4% −2.1% 864 円818 億円
中立 30% 1,942 円1,839 億円 369 円349 億円 −52.6% −7.2% 693 円656 億円
やや悲観 24% 679 円643 億円 155 円147 億円 −82.9% −16.2% 200 円190 億円
悲観 14% 348 円330 億円 53 円50 億円 −91.8% −22.1% 56 円53 億円
加重平均100% 2,177 円2,061 億円375 円355 億円 −47.7% −6.3% 2,551 円2,416 億円

今の株価時価総額 4,875 円4,615 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.0% を下回るほど割高。

楽観 10% 人型ロボットが世界に普及し、同社が取り分を守る 利益 418 億円 · PER 14.5 倍 · 株価時価総額 6,415 円6,074 億円

人型ロボットが 2030 年代に世界で数百万台売れ、同社の AI ロボット向けは年 120 万台、売上が 1,000 億円を超える柱になる。基本特許が切れても、壊れにくさの実績と北米・欧州の顧客との共同開発で、取り分を守る。産業用ロボットと半導体向けも倍増し、工場の稼働率が上がって営業利益率は 24% に戻る。配当と自社株買いも手厚くなり、ROE は 20% に達する。同社にとって最良の 10 年だ。それでも時価総額は今の水準に並ぶ程度にとどまる。競合の緑的諧波や来福諧波も伸びるが、市場が大きく広がるので共存できる。筆頭株主 KODEN ホールディングスが持ち株を維持し、経営は安定する。大型の買収は行わず、技術は自前で磨く。

  • 産業用ロボット・工作機械:数量 133(減速機の出荷(万台))× 価格 4.78(1 台あたりの平均売価(万円)。物価 3% で 3 年 1.09 倍・10 年 1.34 倍が中立)→ 売上 636 億円・営業利益 140 億円。営業利益率22.0%
  • 半導体・フラットパネル製造装置:数量 33.0(減速機の出荷(万台))× 価格 11(1 台あたりの平均売価(万円)。単価は産業用の 2 倍強)→ 売上 354 億円・営業利益 92 億円。営業利益率26.0%
  • AI ロボット(人型・協働・サービスロボット):数量 120(減速機・アクチュエーターの出荷(万台))× 価格 8.71(1 台あたりの平均売価(万円)。実質では量産と中国勢の攻勢で下がる前提)→ 売上 1,045 億円・営業利益 261 億円。営業利益率25.0%
  • 医療・航空宇宙・防衛・車載・その他:数量 68.0(減速機・アクチュエーターの出荷(万台))× 価格 6.90(1 台あたりの平均売価(万円)。メカトロ製品を含むため単価はやや高め)→ 売上 469 億円・営業利益 103 億円。営業利益率22.0%

倍率:事業の純利益 418 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 20.3% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 14.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.5 倍。全体の PER 14.53 倍、時価総額 6,074 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:人型ロボットの大成功、同社の取り分の維持、利益率の回復が 10 年間そろう必要があり、1 割にとどめた。

やや楽観 22% AI ロボットが育ち、利益率が 20% 近くまで戻る 利益 237 億円 · PER 13.5 倍 · 株価時価総額 3,367 円3,188 億円

AI ロボット向けは年 60 万台まで伸び、売上は 500 億円ほどの柱になる。産業用ロボットと半導体向けも年 5% 前後で増え、国内工場の稼働率は 8 割に届く。営業利益率は 19% まで戻るが、中国勢との競争で、AI ロボットの値段は量産が進むほど下がる。ROE は 15% 台で、堀は薄まりながらも保たれる。人型ロボットの普及は広がるが、勝者は一社に絞られず、中国勢と日本勢が並び立つ。同社は北米と欧州の大手顧客を軸に、取り分を 3 割ほど保つ。北米工場に続き、アジアにも増産の拠点を持つ。手術支援ロボットや宇宙・防衛の高単価の用途が加わり、その他向けの利益率も上がる。M&A は小さな技術の取り込みにとどまる。

  • 産業用ロボット・工作機械:数量 116(減速機の出荷(万台))× 価格 4.78(1 台あたりの平均売価(万円)。物価 3% で 3 年 1.09 倍・10 年 1.34 倍が中立)→ 売上 553 億円・営業利益 100 億円。営業利益率18.0%
  • 半導体・フラットパネル製造装置:数量 27.0(減速機の出荷(万台))× 価格 11(1 台あたりの平均売価(万円)。単価は産業用の 2 倍強)→ 売上 289 億円・営業利益 64 億円。営業利益率22.0%
  • AI ロボット(人型・協働・サービスロボット):数量 60.0(減速機・アクチュエーターの出荷(万台))× 価格 8.31(1 台あたりの平均売価(万円)。実質では量産と中国勢の攻勢で下がる前提)→ 売上 499 億円・営業利益 100 億円。営業利益率20.0%
  • 医療・航空宇宙・防衛・車載・その他:数量 60.0(減速機・アクチュエーターの出荷(万台))× 価格 6.90(1 台あたりの平均売価(万円)。メカトロ製品を含むため単価はやや高め)→ 売上 414 億円・営業利益 75 億円。営業利益率18.0%

倍率:事業の純利益 237 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.4% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.4 倍。全体の PER 13.45 倍、時価総額 3,188 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:需要の拡大は広く見込まれており、そこに価格の下落が重なる筋書きとして 2 割強を置いた。

中立 30% 需要は増えるが、競争で取り分と値段が薄まる 利益 150 億円 · PER 12.3 倍 · 株価時価総額 1,942 円1,839 億円

ロボットと半導体の需要は 10 年で 5 割ほど増え、AI ロボット向けは年 40 万台に育つ。ただ中国勢との競争で、AI ロボット向けの実質の値段は 4 割下がる。産業用の波動歯車は、中国以外の地域で堅調だ。国内工場の稼働率は 7 割台、営業利益率は 15% 前後。売上は 2.4 倍になるが、物価の上昇を除くと、利益はそれほど増えない。堀は実績に残るが、特許のない市場で値段を決める力は弱い。配当は配当性向 35% の方針で出し、自社株買いは小さい。筆頭株主 KODEN ホールディングスは持ち株を維持し、M&A や TOB は起きない。会社は優良な部品メーカーであり続けるが、10 年後も超過利益は大きくない。

  • 産業用ロボット・工作機械:数量 102(減速機の出荷(万台))× 価格 4.78(1 台あたりの平均売価(万円)。物価 3% で 3 年 1.09 倍・10 年 1.34 倍が中立)→ 売上 486 億円・営業利益 73 億円。営業利益率15.0%
  • 半導体・フラットパネル製造装置:数量 22.5(減速機の出荷(万台))× 価格 11(1 台あたりの平均売価(万円)。単価は産業用の 2 倍強)→ 売上 241 億円・営業利益 43 億円。営業利益率18.0%
  • AI ロボット(人型・協働・サービスロボット):数量 40.0(減速機・アクチュエーターの出荷(万台))× 価格 8.04(1 台あたりの平均売価(万円)。実質では量産と中国勢の攻勢で下がる前提)→ 売上 322 億円・営業利益 42 億円。営業利益率13.0%
  • 医療・航空宇宙・防衛・車載・その他:数量 54.0(減速機・アクチュエーターの出荷(万台))× 価格 6.90(1 台あたりの平均売価(万円)。メカトロ製品を含むため単価はやや高め)→ 売上 373 億円・営業利益 56 億円。営業利益率15.0%

倍率:事業の純利益 150 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.7% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.3%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.3 倍。全体の PER 12.26 倍、時価総額 1,839 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:需要の拡大と競争による値下がりが同時に起きるとみて、最も起こりやすい筋書きに 3 割を置いた。

やや悲観 24% 競争に負け、普通の部品メーカーに近づく 利益 68 億円 · PER 9.5 倍 · 株価時価総額 679 円643 億円

中国勢が人型ロボットの量産顧客を押さえ、同社の AI ロボット向けは年 16 万台にとどまり、値段は実質で半分に下がる。産業用でも中国勢に押され、値上げができない。営業利益率は 10% 前後で、ROE は 6% ほど。国内工場の固定費が重く、新しい投資の回収も遅れる。2030 年度に売上 1,000 億円という中期計画の目標は、達成が 2030 年代の後半にずれ込む。ロボット関節の主役は他の方式や中国製に移り、同社は産業用の安定した収益源として残るだけになる。配当は出すが、新しい設備投資が重く、自己資本は増えない。TOB の対象になる可能性は、株価が下がるほど高くなるが、ここでは織り込まない。

  • 産業用ロボット・工作機械:数量 84.0(減速機の出荷(万台))× 価格 4.55(1 台あたりの平均売価(万円)。物価 3% で 3 年 1.09 倍・10 年 1.34 倍が中立)→ 売上 382 億円・営業利益 38 億円。営業利益率10.0%
  • 半導体・フラットパネル製造装置:数量 18.0(減速機の出荷(万台))× 価格 10(1 台あたりの平均売価(万円)。単価は産業用の 2 倍強)→ 売上 183 億円・営業利益 22 億円。営業利益率12.0%
  • AI ロボット(人型・協働・サービスロボット):数量 16.0(減速機・アクチュエーターの出荷(万台))× 価格 6.70(1 台あたりの平均売価(万円)。実質では量産と中国勢の攻勢で下がる前提)→ 売上 107 億円・営業利益 8 億円。営業利益率7.0%
  • 医療・航空宇宙・防衛・車載・その他:数量 44.0(減速機・アクチュエーターの出荷(万台))× 価格 6.56(1 台あたりの平均売価(万円)。メカトロ製品を含むため単価はやや高め)→ 売上 289 億円・営業利益 29 億円。営業利益率10.0%

倍率:ROE 6.3% が k 9% 以下で、ためた利益は額面を下回る価値なので PER は 1÷k = 10.5 倍まで。中国勢に取り分を奪われ、利益率が戻らず ROE が k を下回る筋書き。稼ぐ力(純利益 ÷ k)から、上限の 8.5 割の 9.45 倍に置いた。

確率:波動歯車の特許が切れていることと、中国勢の急成長を考えると、この筋書きは十分に起こりうるため、2 割台半ばを置いた。

悲観 14% 構造的に負け、優良企業ではなくなる 利益 17 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 348 円330 億円

中国勢が価格と納期で、世界の産業用ロボットと人型ロボットの減速機を大きく奪う。同社の取り分は下がり、AI ロボット向けは年 6 万台止まりで、値段は実質で 6 割下がる。顧客が減速機を内製したり、別の方式(RV、遊星など)へ移ったりする動きも出る。営業利益率は 3% 前後まで落ち、国内工場は余剰を抱えて減損を出す。かつての世界首位という評価は失われ、自己資本の半分の値段で評価される。配当は削られ、新しい投資は止まる。筆頭株主が手放して同業や中国勢の傘下に入る可能性もあるが、買い手が付いても、優良企業の値段にはならない。

  • 産業用ロボット・工作機械:数量 66.5(減速機の出荷(万台))× 価格 4.07(1 台あたりの平均売価(万円)。物価 3% で 3 年 1.09 倍・10 年 1.34 倍が中立)→ 売上 270 億円・営業利益 8 億円。営業利益率3.0%
  • 半導体・フラットパネル製造装置:数量 15.0(減速機の出荷(万台))× 価格 9.11(1 台あたりの平均売価(万円)。単価は産業用の 2 倍強)→ 売上 137 億円・営業利益 6 億円。営業利益率4.0%
  • AI ロボット(人型・協働・サービスロボット):数量 6.0(減速機・アクチュエーターの出荷(万台))× 価格 5.36(1 台あたりの平均売価(万円)。実質では量産と中国勢の攻勢で下がる前提)→ 売上 32 億円・営業利益 −2 億円。営業利益率-5.0%
  • 医療・航空宇宙・防衛・車載・その他:数量 38.0(減速機・アクチュエーターの出荷(万台))× 価格 6.21(1 台あたりの平均売価(万円)。メカトロ製品を含むため単価はやや高め)→ 売上 236 億円・営業利益 12 億円。営業利益率5.0%

倍率:技術の置き換えと価格競争で堀が崩れ、利益がほぼ消える構造悲観。稼ぐ力はほぼ消えるので、純現金+売れる資産の税後を床にした。約 330 億円とみた。PBR はこの床を今の自己資本で割った値。

確率:単一製品に売上が集中する会社で、構造的に負ける筋書きは現実的であり、1 割強を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

産業用ロボット・工作機械

産業用ロボットの関節(手首・小型軸)と工作機械の位置決めに入る波動歯車。最大の用途とみられる。

数量減速機の出荷(万台)価格1 台あたりの平均売価(万円)。物価 3% で 3 年 1.09 倍・10 年 1.34 倍が中立売上営業利益
今 2026/03 70.0 3.57 250 12
10 年後 中立 102 4.78 486 73

取り方:会社は用途別の売上を出していない。世界の産業用ロボットの設置は年 50 万台強で、1 台に使う波動歯車を 3 つほどとみて、同社の取り分を 4 割強と置くと約 70 万台。売上の約 4 割(250 億円)に当たる。営業利益は 5% 弱とみた。 10 年の台数(中立は 70→101.5 万台)は出荷台数という実物で、人手不足による産業用ロボットの設置台数の増加(年 4% 弱)を置いたもの。名目の市場の伸びではなく、物価の分は単価に別に掛けている。

半導体・フラットパネル製造装置

ウエハー搬送ロボットや露光・検査装置の位置決めに入る高精度品。

数量減速機の出荷(万台)価格1 台あたりの平均売価(万円)。単価は産業用の 2 倍強売上営業利益
今 2026/03 15.0 8.00 120 8
10 年後 中立 22.5 11 241 43

取り方:2026 年 3 月期は、データセンター向けの先端半導体で回復し、それ以外は横ばい。用途別は非開示で、売上の 2 割(120 億円)、15 万台で単価約 8 万円と推定。営業利益は 7% 弱とみた。 10 年の台数(中立は 15→22.5 万台)は出荷台数という実物で、データセンター向けの先端半導体の装置の増加と、それ以外の回復の鈍さを見た年 4% 前後。名目の市場の伸びではない。

AI ロボット(人型・協働・サービスロボット)

人型ロボットや協働ロボットの関節用の小型減速機とアクチュエーター。新しい成長の柱。

数量減速機・アクチュエーターの出荷(万台)価格1 台あたりの平均売価(万円)。実質では量産と中国勢の攻勢で下がる前提売上営業利益
今 2026/03 2.0 10 20 −3
10 年後 中立 40.0 8.04 322 42

取り方:2026 年 3 月期の受注は約 25 億円(うち海外 21 億円)で、売上は 20 億円ほどと推定。2 万台、単価 10 万円(センサー込みの部品)と置く。立ち上げの費用で営業赤字とみた。

医療・航空宇宙・防衛・車載・その他

手術支援ロボット、人工衛星・航空機、防衛機器、車載、メカトロニクス製品全般。

数量減速機・アクチュエーターの出荷(万台)価格1 台あたりの平均売価(万円)。メカトロ製品を含むため単価はやや高め売上営業利益
今 2026/03 40.0 5.15 206 9
10 年後 中立 54.0 6.90 373 56

取り方:残りの売上 206 億円(全社の約 35%)を 40 万台、単価約 5 万円と置いた。車載と防衛は直近で減ったが、北米の手術支援ロボットが伸びている。営業利益は 4% 台とみた。

リスクと懸念

AI ロボットの量産が遅れる

人型ロボットの顧客は新興企業が中心で、量産の時期は資金調達や設計変更で何度もずれる。大口顧客の 1 社は在庫消化のため今期の注文を止めた。受注が読みにくいまま設備と人を増やすと、固定費だけが残り、利益率がまた落ちる。

中国勢の価格攻勢

緑的諧波は 2025 年の売上が前年比 47% 増、来福諧波も量産を急ぐ。波動歯車の基本特許は切れており、中国勢は安く早く届ける。人型ロボットの量産では価格が決め手になりやすく、同社の取り分と値段の両方が削られる恐れがある。

固定費の重さと稼働率

国内工場の稼働率は 5 割ほどで、売上が落ちると利益が一気に消える。2024 年 3 月期と 2025 年 3 月期は営業利益がほぼゼロだった。需要が戻っても、価格が上がらなければ、利益率は昔の水準まで戻らない。

設備投資と減損

人型ロボット向けに約 100 億円の戦略投資を掲げ、北米工場も増強する。見込んだ需要が来なければ、設備の減損が出て、利益と自己資本を同時に削る。同社は 2024 年 3 月期に 248 億円の純損失を出した前例がある。

需要先の景気循環

産業用ロボットと半導体製造装置は、世界の設備投資の波に左右される。中国向けの減速機は直近の受注が前年同期比で 3 割近く減っており、半導体向けも先端以外は回復が遅い。景気後退では売上の 3〜4 割が消える。

為替と大株主

海外の売上が 6 割近くあり、円高は利益を直接削る(直近の中間期で約 1 億円の減益要因になった)。為替の振れは、数量や値段とは別に、利益を数億円単位で動かす。筆頭株主の KODEN ホールディングスが持ち株を売る動きが出れば、株価が需給で大きく振れる恐れがある。

今後の分かれ目

AI ロボット向けの受注が年 100 億円を超え、複数の顧客が量産に入る
楽観・やや楽観の確率を上げてよい。ただ価格の動き(単価が下がっていないか)も同時に見る。
大口顧客の注文再開と、北米工場の増強が計画どおり進む
中立の確率を上げる。国内工場の稼働率が 7 割を超えるかが次の分かれ目になる。
緑的諧波・来福諧波が北米の人型ロボット大手の量産で採用される
やや悲観・悲観の確率を上げる。同社の AI ロボット向けの取り分と値段の両方が下がる。
世界の製造業の投資が冷え込み、産業用ロボットと半導体装置の受注が減る
10 年の悲観の筋書きに近づく。純現金と自己資本の厚みが下支えになる。
中期計画の 2030 年度 1,000 億円の目標が前倒しで達成される
中立の売上を引き上げる。ただし営業利益率が 15% を超えて続くかを確かめてから確率を動かす。

見ておくもの

  • AI ロボット向けの受注額(四半期)と顧客数
  • 国内工場の稼働率と営業利益率
  • 中国・北米での緑的諧波・来福諧波の採用の動き
  • 大口顧客の注文再開の有無
  • KODEN ホールディングスの持ち株比率の変化

倍率と資本コストの決め方

倍率は、事業の ROE から式(正当化 PER)で出した上限の 8.5〜9 割に置いた(k は基本 7.5% に quality +2.0% を足した 9.5%、g 4%)。やや悲観は稼ぐ力(純利益÷k)、悲観は純現金+売れる資産の床(約 330 億円)で測った。今の PER 300 倍超には寄せていない。先に 4 つの用途ごとの数量×価格と利益率を積み上げ、最後に今の時価総額と比べた。純現金は時価総額の 1% ほどで余剰の現金は分けていない。新リース会計基準は工場主体の事業で影響が小さく、数字は現行の形でそろえている。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.97→14.53 倍・やや楽観 PER 10.49→13.45 倍・中立 PER 9.79→12.26 倍・やや悲観 PER 8.95→9.45 倍)。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality +2.0% = 9.5%。人型ロボットの量産時期や特定顧客への依存は、k の循環・寿命に入れた分のほか、筋書きと確率で表す。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.50% → 9.00%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. ハーモニック・ドライブ・システムズ 成長戦略レポート(新中期経営計画 2026〜2030 年度)
  2. ハーモニック・ドライブ・システムズの事業内容(製品群別・地域別売上)
  3. ヒューマノイドが主役に——中国ハーモニック減速機大手(36Kr Japan)

分析日 2026-10-16