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小森コーポレーション 6349

オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,178 円1,156 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,975 円1,048 億円差 +10.3%
10 年後から見ると やや割安 価値 2,178 円1,156 億円 · 差 +10.3% · 期待の年率 +8.1%
期待の年率リターン(10 年)+8.1%資本コスト比 −0.4 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

小森コーポレーションは、紙の印刷機を作る国内首位の会社だ。筆者の結論は「適正」である。本業の稼ぎは長年資本コストに届かず、10年先もほぼ並ぶ程度にしか伸びないが、厚い現金がそれを支えるからだ。

救いは財布の厚みだ。手元の純現金は時価総額の4割に達し、自己資本比率は69%ある。不況でも潰れない。ただ、その現金は長い間たまったままで、株主にはほとんど戻っていない。

事業は二つの顔を持つ。一つは、雑誌・チラシ・包装箱を刷るオフセット機と、紙幣や証券を刷る専用機だ。もう一つは、デジタル印刷機と、電子回路を印刷で作るプリンテッドエレクトロニクスである。後者は会社が伸ばしたい成長事業だが、まだ利益はほとんど出ていない。

中計では、2027年3月期に営業利益率7%、ROE6%を掲げる。目標は低く、達成してもまだ資本コストに届かない。筆者は、この会社が10年かけて利益を8割ほど伸ばすと見るが、自己資本もその分ふくらむため、ROEは9%前後で止まる。

今の株価は、現金の厚みと配当の引き上げをほぼ織り込んでいる、と筆者は見る。印刷の需要は紙からデジタルへ細り続ける。資本効率を大きく変える手が見えない以上、値段に安全域はない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で、この会社は二つの層に分けて見る。一つは本業、もう一つは手元の現金だ。

本業は、わかりやすいが魅力は薄い。印刷機は需要が細る産業で、強みは証券印刷機と保守網にとどまる。稼いだ利益は、ほとんど資本コストと同じ水準でしか回らない。オーナーとして長く持ちたい事業ではない。

現金は別の話だ。437億円の純現金は、時価総額の4割にあたる。ただ、この現金は10年たまり続けてきた。経営陣は戻す気配を見せなかった。筆者は、現金を満額の価値と見ることはできないと考え、戻る見込みを5割に割り引いて価値に足した。

安全域は、悲観の筋書きでも会社が潰れない点にある。純現金と政策保有株が床になる。ただ、本質価値が今の値段とほぼ同じなら、値段に安全域はない。買い増したいと思う水準ではない、と筆者は見る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎ方は、印刷機を売り、あとから部品と保守で稼ぐ形だ。売上の約7割を海外が占める。主力は枚葉オフセット印刷機で、紙を1枚ずつ送って高精細に刷る機械である。雑誌やカタログだけでなく、近年は菓子箱や化粧品箱などの包装印刷に軸足を移している。

証券印刷機は小森の独自領域だ。紙幣や有価証券を偽造されにくく刷る機械は、世界でも作れる会社が限られる。受注は大型で不定期だが、利益率は高く、各国の中央銀行などが顧客になる。

成長事業は二本ある。一つはデジタル印刷機(DPS)で、版を作らずに少部数を刷る。もう一つはプリンテッドエレクトロニクス(PE)で、印刷の技術で電子部品の配線やセンサーを作る。会社はこの二本を、2027年3月期に売上の25%まで育てる計画だ。

印刷後の加工機を作る子会社(MBOグループ)も持つ。2025年3月期には、包装印刷を強めるため、米国とカナダの企業を計30億円で買った。

売上は地域で分けて開示され、日本・欧州・北米・中華圏・その他に分かれる。欧州は赤字が続き、日本の黒字がグループの利益を支えている。事業の中身は、機械本体、部品・サービス、成長事業の三つに分けて見るのが実態に近い。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねしにくい強みは、証券印刷機と包装向けの高速機、それに世界に張った保守網にある。証券印刷の領域は、新しい競合がまず現れない。

ただ、主力のオフセット機は競争が激しい。ドイツのハイデルベルグは売上が小森の3倍ほどあり、規模で先を行く。同じドイツのケーニッヒ&バウアーも強い。中国メーカーも安い機械で追い上げている。値段を自分で決められる立場ではない、と筆者は見る。

資本効率は長年の弱点だ。過去10年のROEの中央値は3%で、資本コストの8.75%(基本7.5%に調整+1.25%)を大きく下回る。2020年3月期には大きな赤字を出した。赤字の期は過去20年で7回ある。

経営は、中計で収益力の改善を掲げ、営業利益率の改善を進めている。方向は正しい。ただ目標自体が低く、これを達成しても資本コストには届かない。変わりつつはあるが、まだ優良企業とは言いにくい、と筆者は見る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

印刷機械は、成熟どころか、需要が細る産業だ。雑誌・新聞・カタログなど商業印刷はデジタルに食われ続けている。一方、包装印刷は堅い。商品の箱は電子版にならないからだ。小森の受注も、この包装向けに支えられている。

業界の受注は、数年に一度の国際見本市(ドルッパ)の前後で波打つ。小森の受注は、2025年3月期に1,300億円まで跳ね、2026年3月期には1,145億円へ戻った。見本市の特需が一巡した形だ。次の見本市に向けて再び受注が積み上がる、と筆者は見る。

競争の構図は、独ハイデルベルグが最大手、小森とケーニッヒ&バウアーが続く。印刷機本体で世界の1割強を押さえる小森は、規模では最大手の下にいる。

市場の見通しは、工作機械などと比べて弱い。業種のノートでも、印刷機の市場は年1〜3%の伸びで、他の工作機械より鈍いとされる。物価の分を除けば、ほぼ横ばいだ。筆者は、機械本体の数量は10年でほぼ変わらず、価格で名目の売上が伸びると見る。

伸びる余地があるのはデジタル印刷とPEだ。ただ、デジタル印刷にはキヤノンやHP、リコーといった大手がひしめく。小森が取れるのは、包装やラベルなど特定の用途に絞った小さな市場である。

資本政策と M&A

自己資本比率は69%、純現金は437億円。この厚みは過去10年、ほぼ変わっていない。利益が薄いため、還元してもそのくらいは残る、という状態が続いてきた。

潮目が変わったのは今期だ。中計で総還元性向50%と最低配当を定め、2026年7月には今期の配当予想を3割強引き上げた(集約サイトの記載で、会社の開示原文は未確認)。ただ、配当は利益の範囲で出すだけで、たまった現金そのものを戻す方針は見えない。

もう一つの現金の置き場が、政策保有株だ。上場株26銘柄を約150億円持ち、SCREENホールディングス、TOPPAN、大日本印刷などが中心になる。取引先との関係維持が目的で、縮小は遅い。

M&Aは、中計で戦略投資150〜200億円を見込む。EV÷EBITDAで7倍を目安にしつつ、効果を最優先とする。2025年の米加の包装印刷企業の買収は小さな成功だ。大型の買収に走って現金を失うのか、小さな買収を重ねるのか。この点は、資本の使い方を測る一番の試金石になる。

点検済み:中立の営業利益率9.7%が過去の山(7.9%)と会社の予想(7.4%)を超え、成長事業が赤字すれすれ(1%)から9%に上がる置き方だったため、成長事業を3%、本体5.2%、部品・サービス25.5%に置き直した(全社8.1%)。

還元の点検(P3 2026-10-19):中計の総還元性向50%より厚いが、今期の配当予想を3割強増額済み(利益の約66%。集約サイト値で原文は未確認)。直さず。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

証券印刷機は小森の独自領域であり、新規参入はほぼ不可能だ。中央銀行は機械を一度入れたら長く使い、保守もこの会社に任せる。受注は不定期だが、利益率が高く、会社の安定した稼ぎを支える。

主力のオフセット機も、包装印刷という需要の太い領域に軸足を移した。菓子箱や化粧品箱は電子版にならない。米国とカナダで買った企業で高速の包装機を売る足場ができ、次の国際見本市へ向けて受注が積み上がる。

成長事業も動き出している。デジタル印刷機とPEの売上比率は17%から25%へ向かい、プリンテッドエレクトロニクスは次世代の電子部品を印刷で作る新しい市場を開く可能性がある。一つ当たれば、利益率は一気に変わる。

経営の姿勢も変わった。営業利益率の目標を前倒しで達成し、配当予想を大きく引き上げた。自己資本比率69%という厚い財務があり、現金を使えば、株主還元はもっと厚くできる。会社が資本効率に本気で取り組み始めた今は、変化の入口だ。

慎重な見方

ROEは10年中央値で3%、直近でも6%にとどまり、資本コストの8.75%に遠く届かない。営業利益率7%という目標すら低く、達成してもこの水準だ。長年、資本コストを稼げなかった会社が、10年先に急に変わる根拠は乏しい。

商業印刷の需要は紙からデジタルへ細り続ける。包装向けは堅いが、そこはハイデルベルグが強く、規模で劣る小森は価格を決められない。中国メーカーの安価な機械も追い上げる。欧州のセグメントは赤字が続いている。

成長事業は、まだ利益をほとんど出していない。デジタル印刷にはキヤノンやHPなどの大手がひしめき、小森が勝てる領域は狭い。PEは市場そのものがまだ立ち上がっておらず、投資が実を結ぶまで長い時間がかかる。

437億円の純現金も、10年間たまり続けて戻ってこなかった。配当の引き上げは評価できるが、現金そのものは動かない。政策保有株も約150億円残る。現金を満額の価値と見て評価を上げるのは、危うい。

どちらに重みを置いたか

証券印刷機と保守網という強みは本物で、純現金と財務の厚さは悲観の筋書きでも会社を守る。だが、10年かけても本業のROEは資本コストに並ぶのがやっとで、需要が細る産業での資本効率の改善は限られると見る。確率は、中立を最大にしつつ、下振れ側をやや厚めに置いた。10年の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、結論は適正になった。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 3,068 円1,628 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,235 円655 億円)。 今の値に割り戻すと 2,178 円1,156 億円、今との差 +10.3%、 期待の年率 +8.1%(資本コスト 8.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 6,352 円3,370 億円 1,696 円900 億円 +307.5% +15.1% 805 円427 億円
やや楽観 22% 4,580 円2,430 億円 1,508 円800 億円 +208.2% +11.9% 1,339 円711 億円
中立 36% 2,930 円1,555 億円 1,278 円678 億円 +113.1% +7.9% 1,515 円804 億円
やや悲観 21% 1,417 円752 億円 1,055 円560 億円 +25.2% +2.3% 519 円275 億円
悲観 11% 660 円350 億円 471 円250 億円 −42.7% −5.4% 124 円66 億円
加重平均100% 3,068 円1,628 億円1,235 円655 億円 +117.8% +8.1% 4,302 円2,283 億円

今の株価時価総額 1,975 円1,048 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 10% 包装印刷とPEが当たり、利益率が1割を超える 利益 219 億円 · PER 14.5 倍 · 株価時価総額 6,352 円3,370 億円

包装印刷向けの高速機が世界で受け入れられ、国際見本市のたびに受注が積み上がる。機械本体の数量は10年で1割増える。部品・サービスは稼働機の増加でさらに伸びる。

成長事業では、デジタル印刷機がラベルや包装の少部数印刷に食い込み、PEは次世代の電子部品の量産ラインとして使われ始める。ここで規模が出て、営業利益率は2桁まで上がる。

営業利益率は全社で13%近くまで上がり、1999年3月期の高水準に近づく。配当と自社株買いは、純利益の6割以上を戻す。ROEは12%を超え、資本コストをはっきり上回る、会社にとって最良の10年になる。

  • 印刷機械本体(オフセット・証券印刷・後加工機):数量 869(世界の新品印刷機市場(実質・億円)× 小森のシェア)× 価格 134(名目の価格指数(今=100))→ 売上 1,164 億円・営業利益 93 億円。数量は実質で1.1倍、価格は物価並み
  • 部品・サービス・消耗品:数量 260(稼働機の保守市場(実質・億円)× 小森のシェア)× 価格 134(名目の価格指数(今=100))→ 売上 348 億円・営業利益 94 億円。保守基盤の拡大で1.3倍
  • 成長事業(デジタル印刷機・プリンテッドエレクトロニクス):数量 627(対象市場(実質・億円)× 小森のシェア)× 価格 125(名目の価格指数(今=100))→ 売上 784 億円・営業利益 110 億円。数量3.2倍、デジタルは価格が下がる

倍率:事業の純利益 216 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 14.5% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.5 倍 + 余った現金(戻り方込み)250 億円。全体の PER 14.48 倍、時価総額 3,370 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:包装向け・デジタル・PEの三つが同時に当たる必要があり、実現は難しい。

やや楽観 22% 包装が堅く、成長事業の黒字化が進む 利益 165 億円 · PER 13.5 倍 · 株価時価総額 4,580 円2,430 億円

商業印刷は縮み続けるが、包装印刷向けの機械が数量の減少を埋める。国際見本市のたびに受注は積み上がるが、ハイデルベルグとの競争は続き、機械本体の数量は10年でほぼ横ばいか、わずかに増える。

成長事業は着実に黒字化する。デジタル印刷機は特定の用途で顧客を得て、PEは小さな市場ながら量産の事例を積む。部品・サービスは稼働機の増加と遠隔サービスの広がりで安定して伸びる。

営業利益率は11%まで改善し、中計の基盤事業の目標だった9%を超える。還元は純利益の約7割で、自己資本はほぼ増えない。ROEは10%に届くが、資本コストをわずかに上回る程度にとどまる。

  • 印刷機械本体(オフセット・証券印刷・後加工機):数量 814(世界の新品印刷機市場(実質・億円)× 小森のシェア)× 価格 134(名目の価格指数(今=100))→ 売上 1,091 億円・営業利益 71 億円。数量は実質で3%増、包装向けが商業印刷の減を補う
  • 部品・サービス・消耗品:数量 240(稼働機の保守市場(実質・億円)× 小森のシェア)× 価格 134(名目の価格指数(今=100))→ 売上 322 億円・営業利益 84 億円。稼働機の増加で1.2倍
  • 成長事業(デジタル印刷機・プリンテッドエレクトロニクス):数量 470(対象市場(実質・億円)× 小森のシェア)× 価格 125(名目の価格指数(今=100))→ 売上 588 億円・営業利益 65 億円。数量2.4倍、PEの立ち上がりが遅れ利益率は1割強

倍率:事業の純利益 162 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.9% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.5 倍 + 余った現金(戻り方込み)250 億円。全体の PER 13.5 倍、時価総額 2,430 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:包装向けは需要が太く、成長事業も一定の成果を出すという、会社計画に近い想定。

中立 36% 横ばいの本体と、細々と伸びる成長事業 利益 113 億円 · PER 12.0 倍 · 株価時価総額 2,930 円1,555 億円

機械本体の数量は10年で横ばいだ。商業印刷の縮小を、包装印刷の拡大がちょうど打ち消す。価格は物価並みに上がるが、競合との競争で利益率は大きくは改善しない。

部品・サービスは、稼働機の増加と遠隔サービスの広がりで安定して伸びる。利益率は25%前後を保ち、全社の稼ぎを支え続ける。

成長事業は売上が2倍近くなるが、デジタル印刷機の単価は技術の進歩で下がり、利益率は3%ほどにとどまる。営業利益率は全社で8%ほどまで上がる。成長事業は規模が出て赤字すれすれから3%に上がるが、過去の山(7.9%)をわずかに超える程度にとどまる。

配当は純利益の7割ほどを出し続けるが、現金そのものを戻す動きは出ない。ROEは9%弱で、資本コストと同水準にとどまる。

  • 印刷機械本体(オフセット・証券印刷・後加工機):数量 790(世界の新品印刷機市場(実質・億円)× 小森のシェア)× 価格 134(名目の価格指数(今=100))→ 売上 1,059 億円・営業利益 55 億円。数量は実質で横ばい、価格は物価並み
  • 部品・サービス・消耗品:数量 230(稼働機の保守市場(実質・億円)× 小森のシェア)× 価格 134(名目の価格指数(今=100))→ 売上 308 億円・営業利益 79 億円。保守基盤の拡大で実質1.15倍
  • 成長事業(デジタル印刷機・プリンテッドエレクトロニクス):数量 372(対象市場(実質・億円)× 小森のシェア)× 価格 125(名目の価格指数(今=100))→ 売上 465 億円・営業利益 14 億円。数量1.9倍、デジタルの値下がりを織り込み価格125

倍率:事業の純利益 109 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.8% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.0 倍 + 余った現金(戻り方込み)250 億円。全体の PER 11.97 倍、時価総額 1,555 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:需要の細る産業で、本体は横ばい、成長事業は一定の成果という最も普通の見立て。強気と慎重の言い分のうち、慎重な側の根拠が少し強い。

やや悲観 21% 本体の縮みが速く、成長事業も伸び悩む 利益 69 億円 · PER 8.5 倍 · 株価時価総額 1,417 円752 億円

商業印刷の縮小が早まり、包装印刷でもハイデルベルグと中国メーカーの値引き競争が強まる。機械本体の数量は10年で2割減り、価格も物価の伸びに届かない。

成長事業は、デジタル印刷機の競争が激しく、PEの立ち上がりも遅れる。投資は続くが、利益はほとんど出ない。

営業利益率は6%台に下がり、ROEは5%に落ちる。配当は最低水準を守りつつ、現金は少しずつ取り崩される。中計の目標を大きく下回るが、会社自体は黒字を保ち、純現金と財務の厚さで耐える10年になる。

証券印刷機は堅調で、利益の下支えになる。ただ受注は不定期で、機械本体の落ち込みを埋めるほどの大きさはない。M&Aも控えめで、成長の穴は埋まらない。

  • 印刷機械本体(オフセット・証券印刷・後加工機):数量 632(世界の新品印刷機市場(実質・億円)× 小森のシェア)× 価格 128(名目の価格指数(今=100))→ 売上 809 億円・営業利益 24 億円。数量は実質で2割減、価格は競争で物価に届かない
  • 部品・サービス・消耗品:数量 200(稼働機の保守市場(実質・億円)× 小森のシェア)× 価格 134(名目の価格指数(今=100))→ 売上 268 億円・営業利益 59 億円。稼働機が減り、実質横ばい
  • 成長事業(デジタル印刷機・プリンテッドエレクトロニクス):数量 274(対象市場(実質・億円)× 小森のシェア)× 価格 115(名目の価格指数(今=100))→ 売上 315 億円・営業利益 6 億円。数量1.4倍にとどまり、ほぼ利益が出ない

倍率:ROE 5.0% が k 8.5% 以下で、ためた利益は額面を下回る価値。上限は 1÷k = 11.4 倍。稼ぐ力は縮む事業の利益で、谷の年も含むため、10年の平準の利益に掛ける倍率を8.5倍に置いた。余った現金は谷で食う前提で今の0.75倍を戻り方0.5で数えた。

確率:商業印刷の縮小が包装の成長を上回り、中国勢の価格攻勢も加わる、現実的な下振れ。

悲観 11% 印刷機の需要が構造的に細り、優良さを失う 利益 20 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 660 円350 億円

商業印刷が急速にデジタルへ移り、包装印刷でも中国メーカーが安い機械で食い込む。機械本体の数量は10年で半分近くまで減り、価格も競争で下がる。

成長事業は、デジタル印刷機とPEの両方が実を結ばず、投資が回収できずに縮小する。

全社の営業利益はほぼゼロになり、赤字の期が続く。利益の稼ぐ力はほとんど消え、価値は純現金の一部と政策保有株、工場や土地の売却益が支える。もう優良企業とは言えない10年になる。

配当は最低水準まで落とし、自社株買いも止まる。会社は工場の統合や人員の削減で固定費を絞るが、販売の減る速さには追いつかない。厚い財務は会社を守るが、事業としての価値は大きく損なわれる。

  • 印刷機械本体(オフセット・証券印刷・後加工機):数量 435(世界の新品印刷機市場(実質・億円)× 小森のシェア)× 価格 120(名目の価格指数(今=100))→ 売上 522 億円・営業利益 −5 億円。数量は実質で45%減、価格は競争で下がる
  • 部品・サービス・消耗品:数量 140(稼働機の保守市場(実質・億円)× 小森のシェア)× 価格 134(名目の価格指数(今=100))→ 売上 188 億円・営業利益 28 億円。稼働機が3割減る
  • 成長事業(デジタル印刷機・プリンテッドエレクトロニクス):数量 176(対象市場(実質・億円)× 小森のシェア)× 価格 105(名目の価格指数(今=100))→ 売上 185 億円・営業利益 −6 億円。成長事業が実らず縮小、赤字

倍率:稼ぐ力はほぼ消えるので、純現金の一部と売れる資産の税後を床にした。約350億円とみた。PBR はこの床を今の自己資本で割った値。

確率:デジタル化の加速と中国勢の台頭が同時に進み、赤字の期が連続する可能性は、過去の赤字期の多さからも否定できない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

印刷機械本体(オフセット・証券印刷・後加工機)

枚葉オフセット印刷機・証券印刷機・印刷後加工機の新品の販売。包装印刷向けが中心で、紙幣用の証券印刷機は大型の不定期受注。

数量世界の新品印刷機市場(実質・億円)× 小森のシェア価格名目の価格指数(今=100)売上営業利益
今 2026/03 790 100 790 40
10 年後 中立 790 134 1,059 55

取り方:全社売上1,186億円から、部品・サービスと成長事業を除いた機械本体を推定した790億円。世界の新品印刷機市場を約8,500億円(ハイデルベルグの売上約3,500億円、ケーニッヒ&バウアー、小森、中国勢などの合計から推定)、小森のシェアを9%台とおいた推定。価格は物価の指数で、rev_factor 0.01 で億円に換算。会社は基盤事業(オフセット・証券)全体で営業利益率9%を目指す。

部品・サービス・消耗品

稼働中の印刷機への交換部品・保守・改造・遠隔サービス(KP-Connectなど)。利益率が高く、景気の波に強い。

数量稼働機の保守市場(実質・億円)× 小森のシェア価格名目の価格指数(今=100)売上営業利益
今 2026/03 200 100 200 52
10 年後 中立 230 134 308 79

取り方:全社売上の約17%にあたる200億円と推定(会社の開示は無く、部品・サービスは印刷機の保有台数に比例する性質から推定)。利益率は26%と置いた。機械本体の営業利益率が低いことから、全社の利益はこの部門が大きく支えているとみた。

成長事業(デジタル印刷機・プリンテッドエレクトロニクス)

版を作らず少部数を刷るデジタル印刷機(J-throne 29など)と、印刷技術で電子部品の配線やセンサーを作るPE。

数量対象市場(実質・億円)× 小森のシェア価格名目の価格指数(今=100)売上営業利益
今 2026/03 196 100 196 2
10 年後 中立 372 125 465 14

取り方:全社売上の約17%(2024年3月期の成長事業比率17%に近い)にあたる196億円と推定。対象市場を約6,500億円、小森のシェアを3%と置いた推定で、市場の定義が狭いため幅が大きい。利益はほぼ出ておらず、全社の営業利益94億円に合わせて2億円とした。

リスクと懸念

印刷需要の構造的な縮小

商業印刷はデジタルへの移行で縮み続け、雑誌・新聞・カタログ向けの印刷機は新品の需要が先細る。包装向けがこれを埋められるかが、10年の分かれ目になる。埋められなければ、機械本体の数量は大きく減る。

受注の見本市サイクル

数年に一度の国際見本市の前後で受注が大きく振れる。2025年3月期に1,309億円まで跳ねた受注は、2026年3月期に1,145億円へ戻った。サイクルの谷では営業利益が大きく削られ、過去20年で赤字の期が7回ある。

独ハイデルベルグと中国勢の競争

ハイデルベルグは売上が小森の約3倍で、包装向けの高速機でも強い。中国メーカーは安い機械で新興国や汎用機から食い込んでいる。値引き競争が広がれば、利益率はさらに下がる。

成長事業の収益化の遅れ

デジタル印刷機とPEは、売上は伸びてもほぼ利益が出ていない。PEは市場そのものがまだ立ち上がっておらず、デジタル印刷にはキヤノンやHPなどの大手がいる。投資が実を結ばなければ、のれんや研究開発費が重荷になる。

欧州の赤字と海外の採算

報告セグメントのうち欧州は赤字が続いており、日本の黒字が全体を支える構図だ。為替も、ドル円150円の前提から外れると、約7割を占める海外売上の採算に直接響く。

資本の使い方と現金の戻らなさ

純現金437億円と政策保有株約150億円は、長年たまったまま戻っていない。中計では戦略投資を150〜200億円としており、買収が割高になれば現金の価値を失う。配当の引き上げは評価できるが、現金そのものを戻す仕組みが見えない。

今後の分かれ目

次の国際見本市で、包装向けの高速機の受注が大きく伸びる
機械本体の数量が横ばいから増加に転じ、営業利益率が10%を超える上振れの余地が出る
デジタル印刷機かPEの片方が、量産の顧客を得て黒字化する
成長事業の利益率が1割を超え、全社の利益の伸びが一段上がる
中国メーカーが包装向けの高速機で、欧州の大手並みの品質に達する
価格競争が強まり、機械本体の利益率が下がって悲観の筋書きに寄る
自社株買いや特別配当などで、純現金そのものを株主に戻す方針が示される
現金の戻り方が1.0に近づき、現金の価値の見積もりが大きく上がる
政策保有株の売却が加速し、戦略投資と合わせて資本の使い方が見直される
自己資本の圧縮が進み、ROEが資本コストを上回る道が開ける
大型の買収に踏み切り、買収額が数百億円規模になる
純現金が減り、買収の成否で価値が大きく振れる。EV÷EBITDA 7倍の規律を守れるかが焦点になる

見ておくもの

  • 印刷機械の業界団体の受注統計
  • 次の国際見本市(ドルッパ)の受注状況
  • 成長事業(デジタル印刷機・PE)の売上比率と営業利益
  • 自社株買いや特別配当の発表と、純現金の水準
  • 政策保有株の銘柄数と保有額の推移

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価を見ずに、その時点のROEと資本コスト8.5%から正当化PERを出し、楽観〜中立は上限の8〜9割に置いた。ROEがkと同水準にとどまるので、中立の上限は1÷kに近い11.5倍で、循環と堀の弱さから8割とした。やや悲観・悲観は稼ぐ力と売れる資産で置き、引き上げていない。純現金437億円は時価総額の41%なので、事業に要る分を約190億円とみて、余った250億円を戻り方0.5で足した(excess_cash_return_why に根拠)。10年後の数字は家賃を営業費用に入れた今の形でそろえている。過去や同業の倍率は使っていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.5→14.48 倍・やや楽観 PER 11.9→13.5 倍・中立 PER 11.4→11.97 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality +1.25% = 8.75%。ガバナンスや現金の戻らなさは k に足さず、筋書きと戻り方で表す。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.75% → 8.50%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. 第7次中期経営計画(EDINET DB 要約)
  2. 有価証券報告書 FY2026(EDINET DB 要約)
  3. 小森コーポレーション 配当・自社株買い

分析日 2026-10-16