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株式会社椿本チエイン 6371

世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,764 円2,791 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,641 円2,667 億円差 +4.7%
10 年後から見ると 適正 価値 2,764 円2,791 億円 · 差 +4.7% · 期待の年率 +6.8%
期待の年率リターン(10 年)+6.8%資本コスト比 −0.7 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

椿本チエインは、産業用チェーンで世界首位級の機械部品メーカーだ。自動車エンジン用のタイミングチェーン、工場の搬送装置(マテハン)、二輪車用チェーンまで手がける。2026 年 1 月には大同工業を完全子会社にし、売上は 3,000 億円から 3,500 億円規模へ跳ねる。

筆者の結論は、今の値段はやや割高ということだ。理由は、稼ぐ力が資本コストに届いていないことにある。営業利益率は 7〜8% で頭打ちが続き、自己資本利益率(ROE)は 10 年の中央値で 7.6% にとどまる。資本コストを下回る会社は、利益をためても価値が増えない。

事業の土台は悪くない。チェーンは世界で 17% を握り、自動車エンジン用では 4 割を超える(会社委託の調査レポート)。財務は純現金で、自己資本比率は 6 割台だ。倒れる心配は小さく、悲観の筋書きでも事業は残る。

足を引っ張るのはマテハンと大同だ。マテハンは売上 700 億円で利益がほぼ出ない。大同は営業利益率が 5% 台と推定され、統合で全社の利益率は上がりにくい。会社は 2031 年に営業利益率 10% を掲げるが、過去の計画は 2 度続けて届かなかった。

強気に傾けるなら、大同の改善、インド・中南米の取り込み、マテハンの黒字化が全部そろう必要がある。筆者はそこまで寄せず、中立でも今の時価総額を上回る程度と見る。バリュー投資の目では、安全域は厚くない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、事業としては「安心して持てるが、持つだけで増える会社ではない」と見る。

チェーンは 10 年後も使われている。摩耗する部品で、需要が途切れない。この点は評価できる。ただし、ここ 10 年の ROE は資本コストをほぼ下回り続けた。これは、稼いだお金を事業に投じても、投じた分以上の価値が生まれていない、ということだ。

株主のものになる利益は、営業利益の 7 割弱に当たる純利益から、設備投資の差し引きを引いたものだ。毎年の減価償却と設備投資はほぼ釣り合っている。マテハンの運転資金が足を引っ張る。

資本の使い方は改善途上だ。自社株買いを始めたのは前向きだが、大同の統合で株が増えた事実は残る。

安全域は、利益の質と払う値段の差から生まれる。この会社は利益率が低く、売上の 3 割弱を占める事業が赤字すれすれだ。優良企業の値段を払うべきではない。ROE が資本コストを超える見通しが立つまで、割安とは言えない。

自動車の電動化は、事業の寿命に関わる。ただし、代替の成長(二輪、インド、モーションコントロール)が育つ余地もある。この不確実さは、確率に反映する。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は三つある。会社の開示では、動力伝動が売上の 4 割強、モビリティが 3 分の 1、マテハンが 4 分の 1 弱だ(2026 年 3 月期)。

動力伝動は、工場の機械を動かす産業用チェーンが中心だ。コンベヤ、エスカレーター、工作機械、食品機械などに入る。ここにモーションコントロール(減速機やクラッチなど)が加わる。どの業種の設備にも使われるため、顧客は広く分かれる。営業利益率は 13% 前後で、全社でいちばん稼ぐ。

モビリティは、自動車エンジンの内部でカムを回すタイミングチェーンが主力だ。世界シェアは 4 割を超える。ガソリン車とハイブリッド車に欠かせない部品で、利益率は 10% 前後。電気自動車(EV)ではこの部品が不要になるため、いつまで内燃機関が残るかがすべてを決める。大同の二輪車用チェーンもここに入る。

マテハンは、工場や倉庫の搬送・仕分けの装置を、客ごとに設計して納める事業だ。案件ごとの受注で利益が振れやすく、北米の子会社では顧客関連の資産を全額減損した。営業利益はほぼゼロで、会社も低収益を課題にしている。

大同工業は、二輪車用チェーンを中心に、自動車部品や産業用チェーン、福祉機器まで手がける。インドや南米に工場を持つ。2026 年 1 月に株式交換で完全子会社になった。その分の売上は年 600 億円規模という。

この会社の稼ぎ方は、「消耗して置き換わる部品を、長い付き合いで売り続ける」ことに尽きる。チェーンは摩耗するので交換需要が出る。一方で単価は、素材と人件費の上昇を転嫁できるかで決まる。

優良さと弱いところ

優良さは「中の上」だ。突出した堀、つまり他社がまねできない強みがあるのは一部の事業に限られる。

いちばん強いのは、チェーンの世界シェアと生産の効率だ。産業用スチールチェーンで世界シェアは約 17%、自動車エンジン用では約 42%(会社委託の調査レポート)。京田辺工場は世界最先端の設備を持つ。独の Iwis、英国の Renold、米国の Regal Rexnord、中国勢と戦う市場で、首位を保つ規模は強みだ。

一方、チェーンは規格品に近い。設計に書き込まれて動かせない部品ではなく、価格競争にさらされる。資本コストを大きく超える利益率は出ていない。ROE は 10 年の中央値で 7.6%、資本コストを下回る年がほとんどだ。

マテハンは、受注型で案件ごとに採算が違う。ダイフクや村田機械のような専業大手に対して、規模でも標準化でも後れる。北米の子会社の失敗が、その弱さを示した。

経営は計画に甘い。2020 年度の中計は売上 2,800 億円を掲げ、実績は 1,933 億円。2025 年度の中計も数値目標に届かなかった。足元では政策保有株を売り、自社株買いにも動き始めたが、稼ぐ力そのものが上がったわけではない。

総じて、倒れにくい会社だが、資本を増やして価値を積み上げるタイプではない。筆者は、利益率の改善が数字で出るまで評価を上げない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

需要は景気と設備投資に連動する。チェーンはどの工場にも入る部品で、単独の業界に頼らない。その代わり、製造業の投資が弱ければ全体が弱い。

いちばん大きな構造変化は自動車だ。EV の普及は想定より遅れ、ハイブリッドや内燃機関の寿命は延びた。タイミングチェーンの需要は 10 年先まで一定量は残る。ただし、新車の電動化率は上がり続けるため、長期では縮む。会社は中国市場の取り込みを最優先にしている。

二輪車はインド・東南アジア・中南米が伸びる。人口と所得が増える地域で、ここに大同の拠点がある。中大型の二輪車も伸びしろがある。ただし、二輪車用チェーンは現地勢が安く、利益率は低い。

マテハンは、EC と人手不足で長く伸びる市場だ。ただし価格競争が激しい。北米では Central Conveyor の立て直しが課題で、会社自身が撤退の判断も用意すると述べている。

産業用チェーンは、中国勢と欧州勢の間にある。世界の産業用チェーンの市場は数千億円規模で、成長は年 2〜3% の実質にとどまる。海外で売上を伸ばす余地はインドと中南米にある。

競争の形は、汎用品は価格、特殊品(小型・耐熱・クリーン用途)は技術だ。同社は後者に力を入れる。モーションコントロールの伸びが、利益率を押し上げるかが焦点になる。

資本政策と M&A

資本政策は動き始めたばかりだ。2026 年 5 月に、上限 100 億円・500 万株の自社株買いを決めた。このうち約 81 億円は期末後に実行ずみで、株数に反映ずみのため、10 年の還元には入れていない。中計 2030 では、5 年で還元 700〜900 億円、配当性向 35% 以上を掲げる。政策保有株は 5 年で 150 億円以上売る方針だ。

過去には、大同工業の統合で資金が膨らみ、還元が抑えられた。会社自身が前の中計の反省として挙げている。期末の現金は 800 億円に達した。中計では、現金は月商の約 2.2 か月分に抑える方針だ。

大同工業の買収は、持ち分を完全に取り込む株式交換だった。現金は出ていかないが、株が増えた。ROE を押し下げる要因になる。

買収される側になる可能性もある。kabufu の推計では、10 年以内に買収・TOB が起きる確率は 2 割強だ。筆者は、世界首位のチェーンという資産は、海外の同業や投資ファンドにとって魅力があると見る。ただし、いま具体的な動きは確認できない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

会社の計画どおりに進めば、10 年で別の会社になる。大同の統合は、二輪車用チェーンの低利益を埋め、インド・中南米の拠点という新しい成長エンジンを与える。

動力伝動では、モーションコントロールとシールチェーンが伸びる。食品・飲料の工場、物流の自動化、半導体工場など、清潔さや耐久性が求められる分野で、同社のチェーンは差別化できる。計画では営業利益率が 14% を超える。

マテハンは、プロジェクト型からアフターサービスと標準品の組み合わせに変わる。会社は、アフターサービスの比率を 2 割から 3〜4 割に上げる狙いを示している。これが進めば、利益率は 5% を超える。北米の整理も終わる。

モビリティは、ガソリン車とハイブリッド車が思ったより長く残り、タイミングチェーンの需要が支えられる。EV 向けのクラッチ(パーキングロック用)が新しい柱として立ち上がる。

資本政策は、自社株買いと増配が定着し、政策保有株は売って還元に回る。ROE は 10% を超え、資本コストを上回る。市場は、低 PBR 企業からの脱却を評価する。この筋書きでは、時価総額は今の 2 倍に近づく。

慎重な見方

会社の計画は、過去 2 回続けて外れている。3 つの課題が同時に解けるとは考えにくい。

第 1 に、大同は低収益だ。年 600 億円の売上に対し営業利益は 30 億円台と推定される。会社全体の利益率を押し下げ、統合のシナジー(相乗効果)は計画どおり出ない可能性が高い。

第 2 に、マテハンだ。10 年近く低収益が続き、北米では資産を全額減損した。専業大手との差は埋まらない。「再現可能なソリューション」は、客ごとに設計する事業と相性が悪い。

第 3 に、自動車の電動化だ。タイミングチェーンは、EV では使われない。ハイブリッド車の延命は一時の話で、2030 年代に入れば需要は減る。会社が想定する新しい柱は、まだ小さい。

加えて、中国の産業用チェーンが品質を上げ、安値で攻めてくる。価格転嫁が進まなければ、物価が上がっても利益率は伸びない。

ROE は資本コストを下回り続け、過去と同じ「ためても増えない」状態が続く。市場の評価は上がらず、今の値段から上振れする根拠は乏しい。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方のほうが強い。理由は、計画の実績と、利益率が上がる具体的な道筋の薄さだ。強気の見方が頼りにするのは大同の改善とマテハンの黒字化だが、どちらも過去に例が少ない。

ただし、財務は堅く、事業の寿命も長い。構造的に大きく負ける筋書きは、確率を 12% にとどめた。中立と、やや悲観に厚く置き、楽観は 8% にした。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 3,696 円3,732 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,394 円1,408 億円)。 今の値に割り戻すと 2,764 円2,791 億円、今との差 +4.7%、 期待の年率 +6.8%(資本コスト 7.5%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 7,100 円7,169 億円 1,900 円1,919 億円 +240.8% +13.0% 720 円727 億円
やや楽観 20% 5,634 円5,688 億円 1,702 円1,719 億円 +177.8% +10.8% 1,467 円1,481 億円
中立 35% 4,206 円4,246 億円 1,504 円1,519 億円 +116.2% +8.0% 1,998 円2,018 億円
やや悲観 25% 1,595 円1,610 億円 1,207 円1,219 億円 +6.1% +0.6% 700 円707 億円
悲観 12% 1,089 円1,100 億円 613 円619 億円 −35.6% −4.3% 204 円206 億円
加重平均100% 3,696 円3,732 億円1,394 円1,408 億円 +92.7% +6.8% 5,090 円5,139 億円

今の株価時価総額 2,641 円2,667 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 8% 楽観:大同が実り、マテハンも黒字になる 利益 452 億円 · PER 15.9 倍 · 株価時価総額 7,100 円7,169 億円

大同の統合が早く実り、二輪車用チェーンの利益率が上がる。インド・中南米で現地生産が伸び、動力伝動もモーションコントロールの伸びで利益率 15% に届く。マテハンはアフターサービスと標準品が主力となり、黒字が定着する。モビリティではガソリン車とハイブリッド車が長く残り、パーキングロック用クラッチも立ち上がる。自社株買いと増配が続き、ROE は 10% を超える。資本コストを上回る会社として評価され、10 年後の利益は今の 1.5 倍になる。ただし、これは会社の計画をほぼ達成する筋書きで、過去の実績からは高い壁だ。

  • 動力伝動:数量 10.4(関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル))× 価格 201(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率。3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 2,090 億円・営業利益 314 億円。営業利益率 15.0%
  • モビリティ:数量 10.8(関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル))× 価格 201(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 2,171 億円・営業利益 250 億円。営業利益率 11.5%
  • マテハン:数量 6.0(関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル))× 価格 201(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 1,206 億円・営業利益 72 億円。営業利益率 6.0%
  • その他:数量 1.5(実質の売上(億ドル))× 価格 201(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 302 億円・営業利益 9 億円。営業利益率 3.0%

倍率:事業の純利益 452 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.5% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.9 倍。全体の PER 15.86 倍、時価総額 7,169 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:計画の全部(大同の改善・マテハンの黒字化・EV 向けの新しい柱)がそろう必要があり、過去 2 回の中計が未達に終わっているため 8% にとどめた。

やや楽観 20% やや楽観:計画の 7 割が実現する 利益 381 億円 · PER 14.9 倍 · 株価時価総額 5,634 円5,688 億円

大同の改善とインドの取り込みは進むが、計画には届かない。動力伝動は営業利益率 14% 台に乗る。モビリティは、内燃機関の需要が緩やかに減る中、二輪とクラッチで補う。マテハンは赤字を脱し、利益率は 5% 近くまで上がる。自社株買いは続き、配当性向は 35% 以上を保つ。ROE は 9% 台に上がるが、資本コストにはわずかに届かない。会社の計画の 7 割ほどが実現する、現実的な上振れである。大同の二輪車用チェーンはインドで量が伸び、利益率は 7% 台まで上がる。会社は目標の営業利益率 10% には届かないが、9% 近くまで来る。株主にとっては、利益が伸び、還元も増える良い 10 年だが、資本コストを大きく超える会社にはなれない。

  • 動力伝動:数量 9.8(関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル))× 価格 201(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率。3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 1,970 億円・営業利益 280 億円。営業利益率 14.2%
  • モビリティ:数量 10.0(関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル))× 価格 201(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 2,010 億円・営業利益 215 億円。営業利益率 10.7%
  • マテハン:数量 5.6(関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル))× 価格 201(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 1,126 億円・営業利益 54 億円。営業利益率 4.8%
  • その他:数量 1.4(実質の売上(億ドル))× 価格 201(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 281 億円・営業利益 8 億円。営業利益率 2.8%

倍率:事業の純利益 381 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.3% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.9 倍。全体の PER 14.93 倍、時価総額 5,688 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:大同とインドの取り込みが進み、計画の 7 割ほどが実現する筋書き。財務が堅く、自社株買いも始まっているので、2 割を置いた。

中立 35% 中立:安定するが、資本コストには届かない 利益 312 億円 · PER 13.6 倍 · 株価時価総額 4,206 円4,246 億円

大同の統合は数字の上で効くが、利益率を押し上げるほどではない。動力伝動は物価並みの値上げで売上が伸び、営業利益率は 13% 台を保つ。モビリティは、エンジン用の減少を二輪の増加が打ち消し、営業利益率は 9〜10% で横ばいになる。マテハンは赤字を抜け出すが、利益率は 3% 台にとどまる。全社の営業利益率は 8% 前後で、過去 10 年の上限に近い水準だ。自社株買いは続くが、配当と合わせた還元は純利益の 5 割ほどで、純現金は少しずつ減る。ROE は 8% 弱で、資本コストをわずかに下回り続ける。悪くはないが、割安でもない 10 年になる。

  • 動力伝動:数量 9.2(関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル))× 価格 201(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率。3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 1,849 億円・営業利益 250 億円。営業利益率 13.5%
  • モビリティ:数量 9.3(関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル))× 価格 201(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 1,869 億円・営業利益 178 億円。営業利益率 9.5%
  • マテハン:数量 5.2(関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル))× 価格 201(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 1,045 億円・営業利益 37 億円。営業利益率 3.5%
  • その他:数量 1.3(実質の売上(億ドル))× 価格 201(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 251 億円・営業利益 6 億円。営業利益率 2.5%

倍率:事業の純利益 312 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.8% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 7.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.6 倍。全体の PER 13.61 倍、時価総額 4,246 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:二つの力(事業の安定と利益率の改善の乏しさ)の落としどころ。確率は 35% にした。

やや悲観 25% やや悲観:価格競争で利益率が 6% を割る 利益 194 億円 · PER 8.3 倍 · 株価時価総額 1,595 円1,610 億円

中国勢との価格競争が強まり、チェーンの値上げが物価に追いつかない。大同は低収益のままで、統合の効果は出ない。モビリティはエンジン用の減少が早く、営業利益率は 7% に下がる。マテハンは、受注を絞っても赤字すれすれで、北米の整理が続く。全社の営業利益率は 6% を割る。会社は配当を維持するが、自社株買いは細る。ROE は 5% 台で資本コストを大きく下回り、ためた利益の価値は目減りする。事業は残るが、「普通の部品メーカー」としての評価に落ち着く。ここでは大同の統合も、マテハンの再建も、会社の言う水準には届かない。コストは物価で上がるのに、売値は上がり切らない。10 年たっても、利益の絶対額は今の会社予想とほとんど変わらない。

  • 動力伝動:数量 8.6(関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル))× 価格 195(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率。3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 1,677 億円・営業利益 193 億円。営業利益率 11.5%
  • モビリティ:数量 8.4(関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル))× 価格 195(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 1,638 億円・営業利益 115 億円。営業利益率 7.0%
  • マテハン:数量 4.7(関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル))× 価格 195(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 917 億円・営業利益 14 億円。営業利益率 1.5%
  • その他:数量 1.0(実質の売上(億ドル))× 価格 195(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 195 億円・営業利益 3 億円。営業利益率 1.5%

倍率:ROE 5.1% は k 7.5% を下回り、ためた利益は額面を下回る価値になる。RONIC = 8.5 + 1/2 ×(5.1 − 8.5)= 6.8%、g 4.0% の正当化 PER は 9.1 倍で、これを上限に利益の質の低さ(受注型のマテハン・低収益の大同)を見て 8.3 倍に置いた。稼ぐ力の床(純利益 ÷ k)は 2282 億円で、これを下回らない。

確率:利益率の改善が進まない実績と、中国勢の追い上げが重なる筋書きとして、中立に次ぐ 25% にした。

悲観 12% 悲観:電動化と価格競争で稼ぐ力が消える 利益 46 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 1,089 円1,100 億円

電動化が想定より速く進み、タイミングチェーンの需要が 2030 年代に急減する。二輪車でも現地の安い競合に押され、大同の利益は消える。マテハンは北米を中心に撤退や追加の損失が出て、赤字が続く。産業用チェーンでも、中国勢の値下げで価格が物価に追いつかない。全社の営業利益率は 2% を割り、配当は大きく削られる。それでも産業用チェーンの事業は残るため倒産は遠いが、自己資本は減損で細る。稼ぐ力はほぼ消え、価値は工場・在庫・手元の現金などの処分価値に近くなる。配当は大きく削られ、自社株買いは止まる。大同の統合は結果として重荷になり、買収の失敗として記憶される。チェーンの技術と世界の販売網は残るものの、それを活かす成長の舞台を失った会社になる。

  • 動力伝動:数量 7.2(関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル))× 価格 180(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率。3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 1,296 億円・営業利益 104 億円。営業利益率 8.0%
  • モビリティ:数量 6.5(関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル))× 価格 180(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 1,170 億円・営業利益 35 億円。営業利益率 3.0%
  • マテハン:数量 3.8(関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル))× 価格 180(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 684 億円・営業利益 −14 億円。営業利益率 -2.0%
  • その他:数量 0.8(実質の売上(億ドル))× 価格 180(1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 144 億円・営業利益 0 億円。営業利益率 0.0%

倍率:稼ぐ力(純利益 46 億円 ÷ k =約 540 億円)は、純現金と売れる資産の税後(約 1,100 億円)を下回る。構造的に負けた会社の値打ちは処分価値に近いとみて、床を 1,100 億円に置いた。PBR はこの床を今の自己資本 2,964 億円で割った値で、ためた利益に掛けてはいない。

確率:電動化と価格競争とマテハンの失敗が同時に起こる筋書き。事業が多様で財務も堅いので、12% にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

動力伝動

産業用チェーン(コンベヤ・工作機械・食品機械用)とモーションコントロール(減速機・クラッチなど)。

数量関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル)価格1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率。3 年 1.09・10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 8.4 150 1,263 163
10 年後 中立 9.2 201 1,849 250

取り方:会社開示の売上 1,263 億円・営業利益 163 億円。産業用スチールチェーン(世界シェア約 17%)とモーションコントロールの関連市場を実質 84 億ドルと推定し、当社シェアを 10% とみた(売上 ÷ 150 円 = 8.42 億ドル)。数量は市場規模 × シェアで測る実質の売上、価格は 150 円に物価の倍率を掛ける。

モビリティ

自動車エンジン用タイミングチェーン、クラッチ、二輪車用チェーン(大同)。

数量関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル)価格1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率)売上営業利益
今 2026/03 6.5 150 974 100
10 年後 中立 9.3 201 1,869 178

取り方:会社開示の売上 974 億円・営業利益 100 億円。エンジン用チェーン(世界シェア約 42%)に二輪車用チェーン等を加えた市場を推定し、売上 ÷ 150 円で 6.49 億ドルとした。大同は 2026 年 1 月から連結で、この年は 3 か月分しか入っていない。2027 年 3 月期からは全期間が入るため、10 年の数量には大同の通年分(売上で約 450 億円、実質 3 億ドル)の上乗せを含める。

マテハン

工場・倉庫の搬送・仕分け装置(コンベヤ、立体倉庫、物流 DX)。

数量関連市場(実質、億ドル)× 当社シェア = 当社の実質の売上(億ドル)価格1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率)売上営業利益
今 2026/03 4.7 150 707 9
10 年後 中立 5.2 201 1,045 37

取り方:会社開示の売上 707 億円・営業利益 9 億円。専業のダイフクや村田機械に対して当社のシェアは小さく、日米印の関連市場に占める当社シェアを 1% 台と推定し、売上 ÷ 150 円で 4.71 億ドルとした。

その他

福祉機器など。大同の産業機械・福祉機器が 2027 年 3 月期から通年で加わる。

数量実質の売上(億ドル)価格1 億ドルの実質売上あたりの円(150 円 × 物価の倍率)売上営業利益
今 2026/03 0.1 150 15 0
10 年後 中立 1.3 201 251 6

取り方:2026 年 3 月期は連結売上 2,959 億円から 3 事業の合計 2,944 億円を引いた残りの約 15 億円。大同の産業機械・福祉機器が通年で入ると 10 年で約 250 億円規模になるとみて、数量にその分を含める。 数量の 0.1→1.25 億ドルは、連結に入る大同の産業機械・福祉機器という実物の事業の取り込みで、名目の市場の伸びではない。

リスクと懸念

電動化によるエンジン用チェーンの縮小

自動車の電動化が進むと、EV に不要なタイミングチェーンは構造的に減る。EV の普及は遅れているが、2030 年代には新車の主流になりうる。クラッチなど新しい柱の立ち上がりが遅れると、モビリティの利益が先に細る。

大同の統合の効果が出ない

大同は年 600 億円規模の売上に対し、営業利益が 30 億円台と推定される。統合の効果が出ないと、全社の利益率は上がらず、増えた株の分だけ ROE を押し下げる。会社の予想は 2027 年 3 月期に営業利益 255 億円だが、その達成に大同の改善が欠かせない。

マテハンの赤字が止まらない

売上 700 億円で利益が出ない状態が続く。北米の Central Conveyor は顧客関連の資産を全額減損した。再建の期限を切らずに資金を注ぐと、事業全体の稼ぐ力を損なう。会社は撤退の判断も準備している。

中国勢の値下げ

産業用チェーンは規格品に近く、中国メーカーが品質を上げて安値で攻めると、物価の上昇を価格に転嫁できない。ここが崩れると、動力伝動の高い利益率が下がる。

計画が達成されない

2020 年度の中計は売上 2,800 億円に対して実績 1,933 億円、2025 年度の中計も未達だった。2030 年度の売上 4,500 億円・営業利益 450 億円・ROE 10% も、前提が崩れれば遠のく。

政策保有株と特別利益への依存

2026 年 3 月期の純利益 297 億円には、特別利益が含まれる。売却益は一度きりで、稼ぐ力ではない。会社予想の 2027 年 3 月期の純利益 220 億円のほうが、利益の実力に近い。

今後の分かれ目

大同工業の営業利益率が 3 年で 8% を超えたら
統合が実ったとみて、楽観・やや楽観の確率を上げてよい。全社の営業利益率が 9% 台に近づく。
マテハンが 2 年続けて営業黒字(率 3% 以上)になったら
再建が定着したとみて、中立から上の筋書きに寄せる。
マテハンの北米で追加の減損や撤退が出たら
赤字の根が深いとみて、やや悲観の確率を上げる。ただし撤退で全社の利益率は上がる面もある。
EV の販売比率が急に上がり、エンジン用チェーンの受注が減り始めたら
モビリティの寿命が縮むとみて、悲観の確率を上げる。クラッチなど新しい柱の売上が補えるかを見る。
大規模な自社株買いや配当の大幅な増額が出たら
ROE の改善が早まるので、楽観側に少し寄せる。ただし稼ぐ力の改善が伴わない還元は価値を変えない。
海外の同業や投資ファンドが TOB を示したら
買収価格は時価を上回る可能性が高い。ただし、その価格と本質価値は別に考える。

見ておくもの

  • 大同工業の営業利益率(セグメントの開示)
  • マテハンの営業利益と北米の再建の進み具合
  • タイミングチェーンの受注とクラッチの立ち上がり
  • 自社株買いの実施額と政策保有株の売却額
  • 産業用チェーンの価格転嫁(動力伝動の営業利益率)

倍率と資本コストの決め方

倍率は正当化 PER(g 4%・k 7.5%)から、ROE 8% 弱のため RONIC が k を下回る前提で置いた。利益の質から上限の 8.5 割(楽観は 9 割)を選び、床や今の株価に合わせにいっていない。セグメントは今の売上を 150 円で割った実質の数量に物価の倍率(10 年 1.34 倍)を掛ける形で置き、数量は市場 × シェアの推定。10 年の数字は今と同じ形(家賃を営業費用に入れた形)で置き、新リース会計基準(2028 年 3 月期から)で営業利益が少し増え純負債が増える点は反映していない。 期末後に実行ずみの自社株買い(約 81.5 億円)は株数に入っているので、自己資本の起点から引き、10 年の還元から外した。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.6→15.86 倍・やや楽観 PER 10.4→14.93 倍・中立 PER 9.7→13.61 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality +1.0% = 8.5%。大同の統合の実行やマテハンの再建は k に足さず、筋書きと確率で表す。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.50% → 7.50%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. 椿本チエイン 中期経営計画 2030(2026 年 5 月)
  2. 椿本チエイン 調査レポート(2026 年 1 月)
  3. 2027 年 3 月期 第 1 四半期決算

分析日 2026-10-18