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牧野フライス製作所 6135

マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,501 円4,077 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)3,150 円3,668 億円差 +11.1%
10 年後から見ると やや割安 価値 3,501 円4,077 億円 · 差 +11.1% · 期待の年率 +8.1%
期待の年率リターン(10 年)+8.1%資本コスト比 +0.1 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

牧野フライスは、金属を高精度で削るマシニングセンタと放電加工機の専業メーカーだ。筆者の結論は、今の株価はやや割高である。事業は堅いが、買収の話題で値段が事業の価値を上回っていると見るからだ。

強みは、航空機や金型、半導体装置の部品を削る高精度の機械と、売った後の保守である。売上の8割超が海外で、中国と米国がその大半を占める。ここが利益の源泉でもあり、最大の弱点でもある。中国のメーカーが安い機械で追い上げているからだ。

会社は営業利益率12.5%を目標に、大型機と5軸機へ軸足を移している。筆者はこの方向を正しいと見るが、10年では計画の少し手前で落ち着くと置いた。工作機械は受注の山谷が大きく、赤字に沈んだ年もあるからだ。

この数年はニデックとMBKパートナーズ系のTOBが続き、どちらも成立しなかった。会社は日本産業推進機構の提案も断った。買収の期待が値段を支えている一方、事業そのものの価値は、確率をかけた10年先から割り引くと今より低く出る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、牧野の価値は三つで決まる。堀が10年後も続くか、稼いだお金を株主に返すか、払う値段に安全域があるか。

堀は、高精度と保守の網で、中程度に強い。だが独占ではない。中国の追い上げで、汎用の領域から徐々に削られる。筆者が見るのは、削られた後に高精度の核が残るかどうかだ。残るなら、利益率は計画の手前でも安定する。

資本配分は改善途上にある。過去のROEは低く、現金が積み上がった。ただ今は還元を厚くし、純現金も使い始めた。方向は正しい。

安全域は薄い。買収の話題で値段が事業の価値を上回っているからだ。事業の価値は今より1割ほど低いと見る。買収が成立すれば別だが、成立しない案件が続いた事実は重い。優良な事業であっても、払う値段が高ければ、10年の見返りは資本コストに届かない。逆に言えば、値段が事業の価値まで下がれば、筆者は喜んで保有を考える会社だ。

何で稼ぐ会社か

牧野フライスの稼ぎ方は、機械を売り、その後の保守・部品・改造で長く稼ぐ形だ。主力は金属を削るマシニングセンタで、放電加工機も持つ。顧客は航空機のエンジン部品、自動車や家電の金型、半導体製造装置の部材を作る工場である。

売上の約87%は海外で、中国と米国が大きい。海外の拠点は販売と保守を兼ね、顧客の工場の近くで機械を支える。日本の売上は1割強にとどまる。地域別では中国が最大で、そこに米国が続き、米国は航空宇宙と医療の需要が支えている。

会社の戦略は、1台あたりの値段が高い大型機と5軸機の拡充だ。5軸機は、刃物を複数の向きから当てて複雑な形を一度に削れる。会社は2029年度に売上2,900億円、営業利益率12.5%を掲げた。日本の工場の能力を上げ、新工場も稼働させる。

保守・部品の収入は開示で切り出されていない。景気が悪い年でも、すでに納めた機械は動き続け、部品と点検の需要は残る。筆者は売上の4分の1ほどと推定した。稼働している機械の台数に比例して増えるため、利益は機械の販売より安定する。この厚みが谷での下支えになる。

優良さと弱いところ

牧野の堀、つまり他社がまねできない強みは、高精度の加工技術と、世界に広がる保守の網にある。航空機のチタン合金や難削材、金型の精密加工では、牧野の名は通る。機械の精度と寿命が評判になり、顧客は買い替えでも牧野を選びやすい。

弱点は価格を自由に決めにくいことだ。世界にはヤマザキマザック、DMG森精機、オークマ、米国のハース、台湾や中国の多数のメーカーがいて、汎用の機械は値段で競う。中国の自給率が上がる中で、牧野が守れる領域は高精度・大型・難削材に絞られる。

資本効率は低めだった。過去10年のROEの中央値は7%で、資本コストに届かない年が多い。営業利益率も2021年3月期は赤字だった。直近は9%台まで戻ったが、まだ会社目標には遠い。

財務は健全だ。純現金で、自己資本比率は6割を超える。借金の心配がなく、不況期にも研究開発の手を止めずに済む。筆者は、財務の強さより、利益率を目標に近づけられるかが、この会社の価値を決めると見る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

工作機械の需要は、今は強い。日本工作機械工業会によれば、2026年上期の受注は前年同期から35.7%伸び、外需が7割を超える。牽引役はAI向けのデータセンター投資に連動する半導体・電子部品向けと、製造業の自動化だ。人手不足も、無人で動く機械への投資を後押ししている。

一方、中国と自動車向けは弱い。中国は補助金で国産化を進めており、安い機械の品質が年々上がる。汎用機の値段が下がり、いずれ高精度帯にも波及する恐れがある。これが牧野にとって最大の構造的な逆風になる。需要の総量が伸びても、中国で取れる量は減りうる。

循環の大きさも見ておく必要がある。受注は景気で大きく振れ、2009年や2020年、2021年には牧野も大幅に利益を落とした。今回は航空宇宙とAI関連という構造的な追い風があり、谷は前より浅い可能性はある。それでも、山の利益を永遠に続くものとは置けない。

世界の需要は10年で見れば実質で年に3〜5%伸びると見るのが業界の標準だ。ここから中国の自給の分を差し引き、牧野の台数の伸びは、それより低い年2〜3%を中心に考えた。

資本政策と M&A

還元は拡大している。会社は2026年3月期から2030年3月期の総還元性向の平均を60%と掲げる。2027年3月期の配当は増額を予定し、2026年7月には60億円の自社株買いも決めた。純現金と厚い自己資本を、利益の伸びより早く減らしていく姿勢は、はっきりしている。

資本政策で最大の話題は買収の動きだ。ニデックが2024年末に提案し、会社は賛同しなかった。その後、MBKパートナーズ系のMMホールディングスが全株のTOBを計画し、会社は賛同した。だが2026年4月、外為法に基づく政府の中止勧告を受けて契約を解除した。

2026年7月には日本産業推進機構の提案を、外国投資家の出資を含み実現に懸念があるとして断った。会社は価格を開示していない。6月の総会では、株主から自社株買いの提案も出たが、賛成7.01%で否決された。

筆者は、買収の可能性を無視はしない。ただ、外為法の壁は高く、成立しない案件が続いた。10年の筋書きは、買収の上乗せを入れず、事業の価値で置いている。

点検済み:中立の営業利益率11.8%は、会社の中期計画(2029年度に12.5%)と27・28年3月期予想(10.0〜10.5%)の間で、計画の売上2,900億円にも届かない前提。利益率は3年連続で改善している。数字は据え置く。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

牧野は高精度の5軸機で、航空宇宙と半導体の最も難しい加工を受け持つ会社だ。AI投資で半導体装置の需要が伸び、航空機の生産も回復している。この二つは中国の安い機械が入り込みにくい領域である。牧野は創業以来、難しい材料と複雑な形を削る機械で評価を築いてきた。

会社は大型機・5軸機を2023年度の倍近い約700億円に伸ばす計画を掲げ、日本の生産能力を2割近く増やす。新工場も動き出す。計画の営業利益率12.5%は、直近の9%台から見れば遠いが、機種の高級化と保守の厚みで十分に届く水準だ。

さらに、保守・部品の収入は稼働台数に比例して増え、景気に左右されにくい。純現金があり、不況期にも設備を絞らずに済む。還元も総還元性向60%へ引き上げており、自己資本の圧縮でROEも上がる。

買収の相手が何度も現れたこと自体が、この事業の価値の高さを示している。ニデック、MBK、日本産業推進機構と、複数の相手が名乗りを上げた事実は軽くない。事業を見る目の確かな相手が、高い価値を認めたことになる。

慎重な見方

工作機械は景気で大きく振れる業種で、牧野は2021年3月期に赤字に沈んだ。直近の好調も、AI投資と航空機という限られた需要に支えられている。この波が止まれば、受注は急に細る。

売上の4割弱を占める中国は、国産化の方針で自給率を上げており、安い機械が品質を上げて中級機を取りにくる。牧野の高精度帯にも、いずれ波が及ぶ。台湾メーカーも価格で迫る。世界の需要が伸びても、牧野の台数が伸びるとは限らない。人手不足で自動化が進んでも、その受け皿は安い機械になりうる。

計画の営業利益率12.5%は過去最高の水準で、一度も届いていない。ROEは長く資本コストを下回ってきた。会社の計画は、過去の実績から見て楽観に過ぎる。

買収の期待は値段に織り込まれているが、外為法の勧告で成立しない案件が続いた。日本産業推進機構の提案も断られた。次の買い手が出る保証はなく、今の値段は事業の価値より高い。値段が事業の価値まで戻る場面を、慎重な見方は想定する。

どちらに重みを置いたか

事業の質は高く、方向も正しい。だが強気の見方は、計画の利益率が届くことと、買収の期待が続くことを前提にしている。慎重な見方の、中国の追い上げと過去の実績の弱さは、否定しにくい。筆者は、中立の確率を3割台半ばに置き、悲観側にやや厚く配った。10年の価値は今の時価総額を1割ほど下回り、やや割高と出た。買収が成立すれば別の話だが、成立の見込みは織り込んでいない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 5,331 円6,208 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,515 円1,765 億円)。 今の値に割り戻すと 3,501 円4,077 億円、今との差 +11.1%、 期待の年率 +8.1%(資本コスト 8.0%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 10,242 円1.19 兆円 2,208 円2,571 億円 +295.2% +14.7% 1,494 円1,740 億円
やや楽観 23% 7,742 円9,015 億円 1,863 円2,170 億円 +204.9% +11.8% 2,209 円2,573 億円
中立 35% 5,378 円6,262 億円 1,528 円1,779 億円 +119.2% +8.2% 2,417 円2,814 億円
やや悲観 20% 1,854 円2,159 億円 1,096 円1,276 億円 −6.4% −0.7% 590 円687 億円
悲観 10% 687 円800 億円 680 円792 億円 −56.6% −8.0% 137 円159 億円
加重平均100% 5,331 円6,208 億円1,515 円1,765 億円 +117.4% +8.1% 6,847 円7,973 億円

今の株価時価総額 3,150 円3,668 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 12% 日本の工場が受け皿になり、5軸の大型機で世界の高付加価値帯を取り切る 利益 725 億円 · PER 16.5 倍 · 株価時価総額 10,242 円1.19 兆円

航空機のエンジン部品、半導体装置の部材、EV向けの大型金型。この三つの需要が10年にわたって重なり、5軸の大型機が売上の中心に育つ。台数は今の6割増しまで伸び、機種の大型化で1台あたりの値段も物価を上回る。販売後の保守・改造も稼働台数とともに広がり、利益率の高い収入が厚くなる。新工場の稼働で納期が縮み、受注を取りこぼさない。会社が掲げる営業利益率12.5%を超える水準が定着し、総還元性向60%も守られる。他社が大型機でも勝てない領域をつくり、堀、つまり他社がまねできない強みが今より広がる10年になる。

  • 工作機械本体(マシニングセンタ・放電加工機):数量 6,400(年間の販売台数(台))× 価格 145(名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる))→ 売上 4,547 億円・営業利益 637 億円。台数6400台・価格指数145
  • 保守・部品・改造:数量 85,000(稼働している当社の機械の台数(台))× 価格 140(名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる))→ 売上 1,289 億円・営業利益 271 億円。稼働機85000台・価格指数140

倍率:事業の純利益 725 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.4% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.4 倍。全体の PER 16.45 倍、時価総額 11,926 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:航空宇宙・半導体・金型の三つが同時に10年強く、中国の追い上げも5軸の高精度帯には届かない必要がある。条件が多いので1割強にとどめた。

やや楽観 23% 5軸と保守の厚みが効き、会社計画に近い成長が続く 利益 579 億円 · PER 15.6 倍 · 株価時価総額 7,742 円9,015 億円

大型機・5軸機の拡充が計画どおり進み、航空宇宙向けの比率が高まる。中国向けは台数を保つが、伸ばすのは難しい。米州とインドの売上が育ち、地域の偏りがやわらぐ。保守・部品の収入は稼働台数に沿って安定して増える。営業利益率は会社計画の12.5%にほぼ届く。還元は純利益の5割台半ばで続き、自己資本はゆるやかに増えるにとどまる。ROEは資本コストを大きく上回って定着する。ただし為替も市況も、この10年は動かないものとして置いており、受注の波は平均して均される。強い会社が計画を堅実に果たした10年、という姿である。

  • 工作機械本体(マシニングセンタ・放電加工機):数量 5,800(年間の販売台数(台))× 価格 140(名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる))→ 売上 3,979 億円・営業利益 497 億円。台数5800台・価格指数140
  • 保守・部品・改造:数量 78,000(稼働している当社の機械の台数(台))× 価格 137(名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる))→ 売上 1,158 億円・営業利益 232 億円。稼働機78000台・価格指数137

倍率:事業の純利益 579 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.2% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.6 倍。全体の PER 15.57 倍、時価総額 9,015 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の長期計画に近い道筋で、航空宇宙と金型の底堅さを素直に延ばした形。計画の実現にはなお実績の積み上げが要るため、中立より少し低くした。

中立 35% 計画の9割を果たす:5軸化で利益率は上がるが、中国で台数は伸びない 利益 437 億円 · PER 14.3 倍 · 株価時価総額 5,378 円6,262 億円

世界の工作機械需要は年に3%前後で伸びるが、中国は自給率が上がり、牧野にとって最大の市場が先細る。結果として、牧野の台数は世界の伸びを下回る。それでも5軸・大型機への切り替えで、1台あたりの値段は物価並みを保つ。保守の収入は稼働台数の増加にそって伸び、全体の利益率を押し上げる。営業利益率は計画の12.5%に届かず、12%弱で落ち着く。10年のうちには受注の山と谷があり、平均すれば計画の少し手前になる。還元は純利益の5割台半ばで、自己資本は増え続ける。堀は保たれるが広がりもしない。会社は計画の旗を降ろさず、地道に利益率を上げ続ける。優良な専業メーカーとして普通に稼ぎ続ける10年である。

  • 工作機械本体(マシニングセンタ・放電加工機):数量 5,200(年間の販売台数(台))× 価格 134(名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる))→ 売上 3,414 億円・営業利益 358 億円。台数5200台・価格指数134
  • 保守・部品・改造:数量 72,000(稼働している当社の機械の台数(台))× 価格 134(名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる))→ 売上 1,045 億円・営業利益 199 億円。稼働機72000台・価格指数134

倍率:事業の純利益 437 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.7% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.3 倍。全体の PER 14.33 倍、時価総額 6,262 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社計画をそのままは信じず、利益率は計画の手前、台数の伸びは世界の工作機械需要の下限寄りに置いた。循環で業績が山と谷を行き来する前提を含めた中心の姿。

やや悲観 20% 中国メーカーが中級機を押さえ、牧野は高精度の狭い領域に追われる 利益 254 億円 · PER 8.5 倍 · 株価時価総額 1,854 円2,159 億円

中国の工作機械メーカーが技術を上げ、中級機の値段をさらに下げる。補助金に支えられた国産機が、日本勢の取り分を年々奪っていく。牧野の中国向け台数は減り、世界の台数は今より1割強増えるにとどまる。値段も競争で物価の伸びに届かない。高精度の金型向け、航空宇宙向けは守るが、守れる範囲は狭まる。会社の新工場や増えた生産能力は、使い切れない。保守の収入は稼働台数の伸び悩みで増えにくい。営業利益率は10%を割り込み、ROEは資本コストを下回る年が続く。それでも赤字には落ちない。事業の核は残るが、もう優良とは呼びにくく、還元も控えめになる10年である。

  • 工作機械本体(マシニングセンタ・放電加工機):数量 4,500(年間の販売台数(台))× 価格 125(名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる))→ 売上 2,756 億円・営業利益 193 億円。台数4500台・価格指数125
  • 保守・部品・改造:数量 66,000(稼働している当社の機械の台数(台))× 価格 130(名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる))→ 売上 929 億円・営業利益 149 億円。稼働機66000台・価格指数130

倍率:ROE 7.0%がk 8%以下で、ためた利益は額面を下回る価値なのでPERは1÷k=11.8倍まで。稼ぐ力から、中国の追い上げで利益の質が落ちるぶん上限の7割強に置いた。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PER 8.5 倍・時価総額 2,159 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:中国の自給率上昇は進行中の事実であり、牧野の売上の3分の1強は中国。中級機での値下げ圧力が高精度帯にも及ぶ形を、2割に置いた。

悲観 10% 中国・台湾勢の技術的な追い上げで構造的に台数と値段を失い、稼ぐ力が細る 利益 54 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 687 円800 億円

中国・台湾の工作機械メーカーが5軸機でも実用水準に達し、世界の中堅需要を取っていく。牧野は大型・5軸の一部にしか居場所がなくなる。台数は今の4分の3、値段も物価の伸びに届かず、実質ではむしろ下がる。新工場や海外の生産拠点が余り、固定費が利益を食う。会社は大型機の増産を前提に能力を増やしたが、その需要が来ない。保守の収入も稼働台数の頭打ちで伸びない。営業利益はほぼ消え、ROEは2%を割る。厚い手元資金が支えになるので、会社が傾くことはないが、堀はすでに削られている。もう優良な会社とは言えない10年である。

  • 工作機械本体(マシニングセンタ・放電加工機):数量 3,000(年間の販売台数(台))× 価格 108(名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる))→ 売上 1,588 億円・営業利益 16 億円。台数3000台・価格指数108
  • 保守・部品・改造:数量 55,000(稼働している当社の機械の台数(台))× 価格 115(名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる))→ 売上 685 億円・営業利益 82 億円。稼働機55000台・価格指数115

倍率:中国・台湾勢に追いつかれ、稼ぐ力(純利益÷k)は約640億円まで細るが、売れる資産の税後の床が約800億円とそれを上回る。稼ぐ力ではなく、この床を今の自己資本2,611億円で割った値を使った。

確率:高精度帯まで中国勢が追いつき、同時に半導体・航空宇宙の投資が長く止まる必要があるが、10年のうちには起こりうるため1割に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

工作機械本体(マシニングセンタ・放電加工機)

航空機・金型・半導体装置の部品を削る5軸機・大型機などの機械本体の販売。

数量年間の販売台数(台)価格名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる)売上営業利益
今 2026/03 4,000 100 1,960 150
10 年後 中立 5,200 134 3,414 358

取り方:売上2,612億円のうち、保守・部品を約650億円(4分の1)と推定し、残る約1,960億円を機械本体とした。台数は中国の生産1,075台、日本の能力3,300台前後などの会社の公表から、全体で年に約4,000台と推定(開示なし)。1台あたり約5,000万円は、5軸機DA500の定価5,500万円と整合する。利益は本社費を引く前の推定。

保守・部品・改造

稼働している機械の保守・部品交換・改造・周辺機器の収入。

数量稼働している当社の機械の台数(台)価格名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる)売上営業利益
今 2026/03 60,000 100 650 120
10 年後 中立 72,000 134 1,045 199

取り方:開示は無く、売上の4分の1を650億円と推定。稼働台数約6万台は過去数十年の販売の累計から廃棄を引いた推定で、1台あたり年に約100万円の保守・部品となる。利益率は機械本体より高い18%台と推定。

リスクと懸念

中国の自給率上昇

売上の約3分の1強を占める中国で、国産機の品質が上がっている。汎用機の値段が下がる流れが高精度帯に及べば、台数と利益率の両方が削られる。会社の最大の構造的な弱点である。

受注の循環

工作機械は景気と設備投資で受注が大きく振れる。牧野は2021年3月期に赤字、2010年3月期にも大幅な赤字を出した。今の航空宇宙・AI関連の好調が一服すると、利益は急に落ちる。

計画の利益率に届かない恐れ

会社は2029年度に営業利益率12.5%を掲げるが、過去最高でも約12%だった。大型機・5軸機への切り替えが、価格競争の中で本当に利益率を上げるかは、実績で見るしかない。

買収期待の剥落

ニデック、MBKパートナーズ系、日本産業推進機構と買い手が続いたが、いずれも成立していない。外為法の中止勧告が前例になり、次の買い手が現れにくくなれば、値段を支えてきた期待が剥がれる。

ガバナンスと株主の関係

2026年6月の総会では、株主の自社株買い提案が賛成7.01%で否決された。会社は買収交渉中を理由に反対したが、交渉が終わった後、還元の方針が株主の納得を得られるかが問われる。

為替と地域の偏り

売上の約87%が海外で、為替を150円で固定した前提から外れると利益は動く。中国と米国への依存が大きく、どちらかの需要が崩れた時の落差も大きい。

今後の分かれ目

中国メーカーの5軸機が高精度帯でも実用水準に達する
牧野の台数と値段が構造的に下がり、悲観の筋書きに近づく
営業利益率が12%を超える年が複数続く
大型機・5軸機の切り替えが利益に表れたことになり、強気の筋書きに寄る
航空宇宙とAI関連の設備投資が2027年以降も衰えない
受注の山が長引き、10年の利益の出発点が上がる
外為法の運用が緩み、国内外の買い手が現れる
事業の価値とは別に、買収で時価総額が上振れする可能性が出る
工作機械受注が前年比で2桁減に転じ、中国向けの回復が見えない
利益が急に落ち、循環の谷の筋書きが近づく
自社株買いと配当が総還元性向60%の水準を超えて続く
自己資本が膨らまず、ROEが資本コストを安定して超える

見ておくもの

  • 日本工作機械工業会の月次受注(外需・中国向けの動き)
  • 牧野の営業利益率と、大型機・5軸機の売上比率
  • 中国メーカーの5軸機の性能と、価格帯の動き
  • 総還元性向と自己資本の推移(60%の目標が守られるか)
  • 買収を巡る外為法の運用と、新たな提案の有無

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価(買収の期待を含む)を見ずに、その時点のROEと資本コスト8%(基本7.5%+循環+1.0%)から正当化PERを出し、楽観〜中立は上限の8〜8.5割に置いた。受注の山谷が大きい資本財なので上限すれすれにはしていない。悲観は稼ぐ力(純利益÷k)と、売れる資産の税後の床(約800億円)の大きい方で測った。買収が成立する筋書きは時価総額に入れず、事業の価値だけで置いた。過去や同業の倍率は使っていない。純現金274億円は時価総額の7%で1割に届かず分けていない。リースは店舗型でなく影響は小さく、新リース会計基準の形の変化は今と同じ形で置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.8→16.45 倍・やや楽観 PER 12→15.57 倍・中立 PER 11.8→14.33 倍)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k=基本7.5%+quality +1.0%=8.5%。買収提案や外為法の件は k に足さず、筋書きと確率で表す。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.50% → 8.00%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. 牧野フライス 新中期計画(ニュースイッチ・2025年2月)
  2. 牧野フライス 株主提案への取締役会意見・買収の経緯(the-shashi)
  3. 牧野フライス 決算説明資料(2026年)

分析日 2026-10-16