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日本金銭機械 6418

北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,050 円285 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,297 円352 億円差 −19.0%
10 年後から見ると やや割高 価値 1,050 円285 億円 · 差 −19.0% · 期待の年率 +4.9%
期待の年率リターン(10 年)+4.9%資本コスト比 −3.3 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日本金銭機械は、紙幣を読み取って本物かどうかを見分ける機械、紙幣識別機の専業メーカーだ。売上の半分強は北米を中心としたカジノのスロット機向けで、残りは券売機、セルフレジ、パチンコ店の貸機ユニットに入る。

筆者の結論は、事業は良いが値段に対して儲けが薄い、というものだ。2026年3月期の営業利益は25億円で、時価総額354億円の7%にすぎない。手元の純現金は126億円と厚いが、その半分は戻し方の実績が弱く、満額では数えられない。

10 年後の見立ては、現金を使う賭けがカジノの中で残るかどうかに尽きる。残れば堅実に稼ぐ会社のままで、キャッシュレス賭けが広がれば部品として値下がりする。確率で加重した本質価値は、今の時価総額を4割ほど下回り、判定は割高だ。ただ純現金が下支えするため、悲観の筋書きでも傷は浅い。

なお、この会社は指示書では遊技機の領域に入っていたが、遊技機そのものは作らない。パチンコ店向けは売上の1割で、稼ぎの中心は北米のカジノ向け部品だ。そのため市場の見通しは、遊技機の縮小ではなく、カジノの設備投資とキャッシュレス化で置いた。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「良い部品、小さい市場、薄い儲け」の三つで言い表せる。

事業の質は悪くない。北米カジノの識別機は、他社が簡単に入れない市場で、純現金で借金もなく、倒れる心配が小さい。ここは安全域になる。

一方、儲けは薄い。10年中立の営業利益は42億円ほどで、売上の10%に届かない。この利益で、帳簿の純資産(358億円)を超える価値を生むのは難しい。純現金のうち事業に要らない90億円は別に足すが、その半分しか株主に戻らない前提で見た。

筆者が一番気にするのは、現金を使う賭けが10年先もカジノの機械に残るかだ。残れば今のままの堅実な会社、消えれば部品として値崩れする。この賭けの結末は読めない。読めない事業には安全域を厚く取るのが原則で、今の値段にはその厚みが足りない。

配当と自社株買いの姿勢が変われば、評価は動く。ただ、それは経営の決断の問題で、事業の力とは別に見る。

何で稼ぐ会社か

日本金銭機械は、紙幣識別機を作る専業メーカーだ。紙幣の真贋と金額を見分ける小さな部品で、機械の中に組み込まれて動く。売上は4つの事業に分かれる。

最大はグローバルゲーミングで、2026年3月期の売上316億円のうち約2/3を占める。カジノのスロット機に載せる識別機と、賭け金を紙のチケットで出し入れするユニットで、北米のシェアが特に高い。主力は「iVIZION」という接触型のイメージセンサを使った製品で、読み取りの精度が売りだ。

海外コマーシャルは、欧州を中心にセルフレジ、券売機、自販機向けの識別機を売る。国内コマーシャルは、飲食チェーンの券売機に入る紙幣還流ユニットだ。遊技場向機器は、パチンコ店の貸機ユニットなどで、売上の1割ほど。

稼ぎ方は、機械メーカーへの納入が中心の部品売りだ。カジノでは新設と入替のたびに数量が出る。国内は2024年の新紙幣への切り替えで更新需要が出たが、その特需は終わった。スマート遊技機の専用ユニットの特需も終息し、2026年3月期は売上が17%減った。

製品は、機械メーカーが自社のスロット機や券売機に組み込む。顧客の機械が売れた分だけ台数が出るため、最終需要は機械の入替と新設で決まる。単価は1台数万円と小さく、利益の大半は北米のスロット機向けで出る。

優良さと弱いところ

強みは、北米カジノという高い要求水準の市場で、識別機の首位級にいることだ。カジノの機械は読み取りミスが顧客の損失に直結する。認証の取得にも時間がかかり、一度採用された部品はすぐには替わらない。筆者はこれをこの会社の堀と見る。

弱みは、規模の小ささと利益率の低さだ。売上の最大は316億円。営業利益率は直近で8%、山の2025年3月期でも13%にとどまる。長期ビジョンの2033年3月期に営業利益55億円、売上550億円という目標を掲げるが、2026年3月期はその道から外れた。

競合は、米クレーンの傘下にあるCPI(旧MEI)や英国のITLなど。接触型の読み取り技術で先行したが、先行の幅は縮んだ可能性がある。

資本の使い方は、堅実だが保守的だ。借金はなく、純現金が積み上がる一方、配当性向は2割台と控えめだった。配当性向30%以上を基本とする方針だが、余った現金をどう戻すかの姿勢が問われる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

識別機の需要は、機械が動く台数と、入替のサイクルで決まる。カジノでは、新しい店の開業、既存店のスロット機の入替、ticket-in ticket-out(チケットで賭け金を出し入れする仕組み)の導入が山を作る。コロナ禍で売上が170億円まで落ちた後、北米の設備投資の回復で2025年3月期に378億円まで戻った。

構造の変化は二つある。一つは、現金を使わない賭けだ。スマホの電子財布から直接賭ける仕組みがカジノ内にも入り始め、紙幣口の要らない機械が増える可能性がある。もう一つは、新市場の開拓だ。日本の統合型リゾートやアジアの新設が実現すれば、台数は増える。

商業向けは、人手不足でセルフレジと無人店が増える追い風と、キャッシュレス決済の普及で現金の取り扱いが減る逆風が同時にある。海外では新市場への進出が遅れ、欧州の販売も低調だった。

遊技場向機器は、パチンコ店の数が減り続けるため、長い目で縮む。ここは遊技機の領域の見通し、すなわち台数が年に2〜4%ずつ縮む前提を、この小さなセグメントだけに当てはめた。

資本政策と M&A

配当は連結配当性向30%以上を基本とし、2026年3月期の配当は約11億円、配当性向は2割台前半だった。自社株買いも機動的に使うとしているが、規模は小さい。

過去の資本の使い方で目立つのは、旧本社の不動産や遊休地の売却と、現金の蓄積だ。買収で価値を壊した履歴は目立たない。一方、純現金は126億円と時価総額の3割台まで積み上がり、株主に戻る道筋が見えにくい。

2026年5月に中期経営計画と買収防衛策の継続が開示された。時価総額が小さく、純現金が厚い会社なので、買収や再編の対象になりうる。ただし防衛策があるため、無条件に買われる前提は置かない。株主還元の厚さが、この会社の評価を大きく左右する。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

識別機はカジノの機械の心臓部で、読み取りを誤れば顧客が損をする。この市場で首位級の自社は、認証の壁と実績に守られている。北米では設備投資の回復が続き、ゲーミングは直近も堅調だった。2026年3月期の売上減は、国内の新紙幣特需とスマート遊技機専用ユニットの特需が終わった反動で、本業の弱さではない。実際、2027年3月期の第1四半期は売上が35%増えている。

純現金126億円は時価総額の3割を超え、下値は固い。配当性向の引き上げや自社株買いに踏み切れば、一気に評価が変わる。日本の統合型リゾート、インド、東南アジアで新設が進めば、台数は今の1.2倍以上に増える。長期ビジョンの売上550億円、営業利益55億円は夢物語ではない。

識別機は一度採用されれば、部品の入替まで長く使われる。入替と補修の需要が収益を支える点も、見逃せない。

競合に対する優位は、接触型イメージセンサによる読み取り精度の高さにある。カジノの運営者は、誤認識で止まる機械を嫌う。精度が高い部品は、多少高くても選ばれる。値段を物価並みに上げ続けても、離れにくい構造だ。

慎重な見方

利益が薄すぎる。2026年3月期の営業利益は25億円で、売上316億円の8%。山の年でも13%だった。部品メーカーとして、値段は機械メーカーとカジノ事業者に握られている。中期計画の目標は、前の3か年でも達せなかった。

キャッシュレス賭けが広がれば、紙幣口そのものが要らなくなる。北米の一部の州ではすでに電子財布での賭けが始まっている。識別機は他社の機械に載せる部品なので、機械の側の設計が変われば、一気に不要になる。

純現金は厚いが、戻る保証がない。10年で純現金が積み上がる一方、配当性向は2割台にとどまった。戻らない現金は、帳簿の額面の価値がない。直近の純利益47億円も、営業外や特別要因の一過性で、本業の稼ぎは25億円。

将来の賭けの形が変われば、積み上げた技術の優位は部品ごと失われる。小さな会社が市場の転換期を乗り切るには、資金の余力に加えて、新しい柱が要る。

競合のCPIは大手の傘下で資金力があり、ITLなど新興も技術を追う。精度の差が縮めば、値段で競う局面になる。会社自身も、海外の新市場への進出が遅れたと認めている。成長の手札が少ないことが、足元の弱さだ。

どちらに重みを置いたか

事業の質は強気の見方に分があるが、値段に対する儲けの薄さと、キャッシュレス化という置き換えの脅威は慎重な見方が重い。中立を最も厚く置き、慎重側の確率をやや強めた。本質価値は今の時価総額を下回るが、純現金が下支えするため、悲観でも傷は浅い。強気の言い分は、北米の首位と現金の厚みという事実に基づく。慎重な言い分は、薄い利益と置き換えの脅威という、将来の見立てに基づく。事実より見立てのほうが外れやすいので、極端に寄せず、慎重側を少しだけ厚くした。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,636 円445 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 460 円125 億円)。 今の値に割り戻すと 1,050 円285 億円、今との差 −19.0%、 期待の年率 +4.9%(資本コスト 8.3%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 3,072 円835 億円 736 円200 億円 +193.6% +11.4% 305 円83 億円
やや楽観 20% 2,239 円608 億円 626 円170 億円 +120.9% +8.2% 573 円156 億円
中立 34% 1,935 円526 億円 552 円150 億円 +91.8% +6.7% 846 円230 億円
やや悲観 25% 969 円263 億円 258 円70 億円 −5.5% −0.6% 307 円83 億円
悲観 13% 329 円90 億円 184 円50 億円 −60.4% −8.8% 67 円18 億円
加重平均100% 1,636 円445 億円460 円125 億円 +61.6% +4.9% 2,097 円570 億円

今の株価時価総額 1,297 円352 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 8% カジノ投資と新市場の追い風で、識別機の首位が一段と太る10年 利益 54 億円 · PER 14.1 倍 · 株価時価総額 3,072 円835 億円

北米の既存カジノに加え、日本の統合型リゾート、インド、東南アジアで新設が進み、識別機の需要が今より広がる。自社は読み取り精度の高さで北米の首位を守り、新市場でも先に認証を取って台数を増やす。海外コマーシャルは、人手不足でセルフレジと無人店舗が増える欧州で伸びる。中期計画の 10 年目標(売上 550 億円、営業利益 55 億円)に近い規模に届く。

営業利益率は 12% 台に乗る。過去 12 年の山である 13% には届かない。余った現金は買収に使わず、配当と自社株買いで厚く戻す。現金を使う賭けが残り、識別機が装置の中の必須部品であり続けた世界だ。

  • グローバルゲーミング:数量 50.0(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 7.40(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 370 億円・営業利益 78 億円。50万台・単価7.4万円、営業利益率21.0%
  • 海外コマーシャル:数量 38.0(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 2.20(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 84 億円・営業利益 8 億円。38万台・単価2.2万円、営業利益率9.0%
  • 国内コマーシャル:数量 6.5(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 5.30(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 34 億円・営業利益 3 億円。6.5万台・単価5.3万円、営業利益率10.0%
  • 遊技場向機器:数量 3.6(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 12(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 43 億円・営業利益 4 億円。3.6万台・単価11.9万円、営業利益率10.0%

倍率:事業の純利益 53 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.7% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)90 億円。全体の PER 14.09 倍、時価総額 833 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:新市場の立ち上がりと北米の首位の維持が重なる必要があり、連続して当たる確率は高くない。過去の中計の目標(売上 550 億円)も未達で、楽観は低めに置いた。

やや楽観 20% 現金の需要が残り、北米の首位を守って堅実に伸びる10年 利益 40 億円 · PER 12.9 倍 · 株価時価総額 2,239 円608 億円

現金とチケットで遊ぶ習慣は、カジノの中ではしぶとく残る。北米のスロット機の入替が続き、自社の台数は今より 1 割ほど増える。値段は物価並みに上がり、新しい読み取り技術で値崩れを避ける。

海外コマーシャルも欧州で売上を積むが、利益率は低いままだ。国内は新紙幣の特需が消えた後の平常に戻り、遊技場向機器は店舗数の減少でじわりと縮む。全社の営業利益率は 10% 強。強気の筋書きほどの勢いはないが、会社の計画に近い道だ。還元は配当性向 4 割台で続く。

長期ビジョンの売上 550 億円には届かず、460 億円ほどで足踏みする。規模が増えても、本社費と開発費が物価で重くなるため、利益の伸びは売上より緩い。

  • グローバルゲーミング:数量 45.0(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 7.10(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 320 億円・営業利益 64 億円。45万台・単価7.1万円、営業利益率20.0%
  • 海外コマーシャル:数量 35.0(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 2.04(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 71 億円・営業利益 6 億円。35万台・単価2.04万円、営業利益率8.0%
  • 国内コマーシャル:数量 6.0(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 5.09(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 31 億円・営業利益 3 億円。6.0万台・単価5.09万円、営業利益率9.0%
  • 遊技場向機器:数量 3.4(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 11(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 39 億円・営業利益 4 億円。3.4万台・単価11.4万円、営業利益率9.0%

倍率:事業の純利益 39 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.5% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.9 倍 + 余った現金(戻り方込み)90 億円。全体の PER 12.91 倍、時価総額 590 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:北米カジノの設備投資が堅調で、現金の需要が残る見方。直近の売上が 376 億円から 316 億円へ落ちたが、ゲーミングは北米の牽引で堅調だった。

中立 34% 現金は減るが残り、台数は横ばいで物価分だけ稼ぐ10年 利益 34 億円 · PER 12.4 倍 · 株価時価総額 1,935 円526 億円

識別機は、現金を扱う装置が動き続ける限り入替の需要がある。北米のカジノはキャッシュレス化の話が出ても、スロット機の台数は大きくは減らず、自社の出荷は今の 40 万台を少し上回る程度で落ち着く。

値段は物価並みの 1.34 倍。人件費と部材も同じだけ上がるため、利益率は大きく動かない。営業利益率は 10% 弱で、過去 12 年の山を超えない。国内の新紙幣特需は終わり、遊技場向機器は店の減少で縮むが、いずれも全体では小さい。稼ぎの 7 割はゲーミングが握る構図は変わらない。配当性向は 5 割ほどに引き上げられ、純現金は大きく増えも減りもしない。

  • グローバルゲーミング:数量 42.0(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 7.10(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 298 億円・営業利益 58 億円。42万台・単価7.1万円、営業利益率19.5%
  • 海外コマーシャル:数量 33.0(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 2.04(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 67 億円・営業利益 5 億円。33万台・単価2.04万円、営業利益率7.0%
  • 国内コマーシャル:数量 5.5(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 5.09(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 28 億円・営業利益 2 億円。5.5万台・単価5.09万円、営業利益率8.0%
  • 遊技場向機器:数量 3.2(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 11(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 37 億円・営業利益 3 億円。3.2万台・単価11.4万円、営業利益率9.0%

倍率:事業の純利益 33 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.6% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.3 倍 + 余った現金(戻り方込み)90 億円。全体の PER 12.35 倍、時価総額 494 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:識別機の需要が横ばいで、値段が物価並みに上がる中心の筋書き。強気と慎重のどちらにも極端に寄せず、最も厚くした。

やや悲観 25% キャッシュレス賭けが広がり、台数も値段も押される10年 利益 16 億円 · PER 10.1 倍 · 株価時価総額 969 円263 億円

カジノで現金を使わない遊び方が広がる。スマホの電子財布から直接賭ける仕組みで、チケットと紙幣を機械で受ける場面が減る。自社の出荷は 1 割ほど減り、識別機そのものの値段も、中国勢などの安い製品に引かれて物価に追いつかない。

海外コマーシャルは新市場の開拓が遅れたまま、遊技場向機器は店舗数の減少で小さくなる。営業利益率は 6% 弱まで下がり、赤字の年も混じる。会社は配当を守るが、自社株買いは止まる。ためた現金は事業の穴埋めに少し使われる。

北米の首位は残るが、市場そのものが細るため、首位であることの価値が目減りする。国内の新紙幣特需は戻らず、欧州の商業向けも伸びない。会社は固定費の削減で営業黒字は保つが、成長の絵は描けなくなる。

  • グローバルゲーミング:数量 36.0(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 6.40(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 230 億円・営業利益 37 億円。36万台・単価6.4万円、営業利益率16.0%
  • 海外コマーシャル:数量 28.0(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 1.80(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 50 億円・営業利益 2 億円。28万台・単価1.8万円、営業利益率4.0%
  • 国内コマーシャル:数量 4.8(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 4.60(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 22 億円・営業利益 1 億円。4.8万台・単価4.6万円、営業利益率5.0%
  • 遊技場向機器:数量 2.6(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 10(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 27 億円・営業利益 1 億円。2.6万台・単価10.2万円、営業利益率5.0%

倍率:事業の ROE が k 8.25% 以下で、ためた利益は額面を下回る価値なので PER は 1÷k = 11.4 倍まで。キャッシュレス化で台数と値段が押される筋書き。稼ぐ力(純利益 ÷ k)を上限に、その 9 割弱の 10.08 倍に置いた。余った現金は谷で食う前提で 0.75 倍の 67.5 億円(戻り方 0.5)を別に足した。

確率:キャッシュレス化の流れは世界で確かで、慎重な見方に十分な根拠がある。ただし賭場での全面移行には規制と利用者の慣れが要り、速度は読みにくい。

悲観 13% カジノの現金が消え、識別機が部品として値下がりする10年 利益 −6 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 329 円90 億円

北米の主要州でキャッシュレス賭けが標準になり、スロット機から紙幣口が消える。識別機は新設の機械には載らず、既存機の補修用に縮む。出荷は今の半分近くまで落ち、値段も崩れる。

固定費が重く、営業損益は赤字に沈む。会社は固定費の削減と事業の縮小を進めるが、技術の優位は市場ごと失われる。残るのは手元の現金と、売れる資産だ。配当は最低水準に絞られる。

手元の現金は、赤字の穴埋めと構造改革の費用で、半分ほどに目減りする。かつての「北米カジノの識別機の首位」という評価は、部品の一つに格下げされる。それでも、無借金のため会社が倒れることはなく、清算に近い価値が下の床になる。

  • グローバルゲーミング:数量 22.0(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 5.00(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 110 億円・営業利益 7 億円。22万台・単価5.0万円、営業利益率6.0%
  • 海外コマーシャル:数量 20.0(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 1.50(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 30 億円・営業利益 1 億円。20万台・単価1.5万円、営業利益率2.0%
  • 国内コマーシャル:数量 3.0(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 3.80(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 11 億円・営業利益 0 億円。3.0万台・単価3.8万円、営業利益率3.0%
  • 遊技場向機器:数量 1.5(自社の出荷台数(万台/年))× 価格 8.50(1 台あたり平均販売額(万円・名目))→ 売上 13 億円・営業利益 0 億円。1.5万台・単価8.5万円、営業利益率3.0%

倍率:赤字で稼ぐ力に値段が付かないため、床は純現金と売れる資産の税後で見る。今の自己資本 358 億円に 0.25 倍。

確率:識別機が部品として値崩れし、主要市場で現金が消える構造的な負け。技術の置き換えは起きれば速いので、5% を超える確率を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

グローバルゲーミング

カジノのスロット機に載せる紙幣識別機とチケット処理ユニット。北米が中心で、マカオ・欧州にも出す。

数量自社の出荷台数(万台/年)価格1 台あたり平均販売額(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 40.0 5.30 212 38
10 年後 中立 42.0 7.10 298 58

取り方:世界のカジノ向け識別機の出荷を年 100 万台前後、自社シェアを 4 割と推定し、40 万台と置いた(独立の統計は無く、スロット機の設置台数と入替年数からの推定)。売上 212 億円を台数で割って 1 台 5.3 万円。営業利益は開示が無く、全社 25 億円を本社費 19.5 億円とセグメントに割った推定。

海外コマーシャル

セルフレジ・券売機・自販機・キオスク向けの紙幣識別機と還流ユニット。欧州が中心。

数量自社の出荷台数(万台/年)価格1 台あたり平均販売額(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 31.0 1.52 47 3
10 年後 中立 33.0 2.04 67 5

取り方:売上 47 億円(決算説明の通期見通し)を、1 台 1.5 万円前後の単価から 31 万台と推定した。台数は開示が無い。営業利益は推定。

国内コマーシャル

飲食チェーンの券売機などに入る紙幣還流ユニット。2024 年の新紙幣更新の特需が終わった。

数量自社の出荷台数(万台/年)価格1 台あたり平均販売額(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 6.0 3.80 23 2
10 年後 中立 5.5 5.09 28 2

取り方:通期見通しの 20 億円に、その他の売上を足した約 23 億円。1 台 3.8 万円として 6 万台と推定。新紙幣特需の反動が出た年なので、台数は山より低い。営業利益は推定。

遊技場向機器

パチンコ店の貸機ユニット・紙幣搬送などの周辺機器。スマート遊技機の専用ユニットの特需が終わった。

数量自社の出荷台数(万台/年)価格1 台あたり平均販売額(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 4.0 8.50 34 3
10 年後 中立 3.2 11 37 3

取り方:通期見通しの 32 億円に端数を足して約 34 億円。専用ユニットの単価を 8.5 万円前後とみて 4 万台と推定。台数は開示が無い。営業利益は推定。

リスクと懸念

キャッシュレス賭けへの置き換え

カジノの賭けがスマホの電子財布などへ移れば、スロット機から紙幣口が消える。識別機は機械に載せる部品なので、機械の設計が変わると需要が一気に減る。いちばん大きな構造リスク。

北米カジノの設備投資の波

売上は2021年3月期の170億円から2025年3月期の378億円まで振れた。カジノの設備投資は景気と規制に左右され、谷では識別機の入替が先送りされる。固定費が重く、利益は売上よりもはるかに大きく動く。

新紙幣特需の反動と国内の縮小

2024年の新紙幣への切り替え需要は終わり、国内コマーシャルは平常に戻る。遊技場向機器もパチンコ店の減少で長期に縮む。2026年3月期の減収はその表れで、同じ特需は20年に一度しか来ない。

米国の通商政策

北米向けの売上が大きく、関税や通商の摩擦で価格や調達の条件が変われば、利益が圧迫される。会社も次期の逆風に米国の通商政策リスクを挙げている。

競合の技術追随と値下げ

CPIやITLなど大手が読み取り技術で追いつけば、先行の価値が薄れる。新興国の安価な製品に引かれて、値段が物価に追いつかなくなる恐れもある。

余った現金が戻らない

純現金が時価総額の3割台まで積み上がり、配当性向は低かった。増配の動きはあるが、自社株買いの規模は小さい。現金が使われず眠るなら、その分の価値は割り引かれる。

今後の分かれ目

北米の主要カジノで電子財布での賭けが標準になり、新設の機械に紙幣口が載らなくなったら
やや悲観・悲観の確率を大きく上げる。識別機の台数と値段の前提を見直す。
配当性向を5割以上に引き上げるか、数十億円規模の自社株買いを続けたら
余った現金の戻り方を0.5から1.0に引き上げて見る。評価は大きく上がる。
日本の統合型リゾートやインドなどで新設が決まり、識別機の受注が増えたら
楽観・やや楽観の確率を上げる。台数の伸びを1.2倍以上で見る。
2027年3月期の営業利益が会社の予想30億円を下回ったら
利益率の前提を下げる。部品の値決め力が弱いと見る。
海外コマーシャルが欧州で新市場を取り込み、売上が60億円を超えたら
ゲーミング以外の柱ができたと見て、寿命の評価を上げる。
他社からの買収提案や再編の動きが出たら
防衛策の扱いと提示の価格を確かめる。純現金の価値が反映されるかを見る。

見ておくもの

  • 北米カジノの設備投資と、スロット機の入替台数
  • グローバルゲーミングの売上と営業利益率
  • 電子財布で賭ける仕組みの規制と普及の状況
  • 配当性向と自社株買いの規模、純現金の水準
  • 中期経営計画の進み具合(売上550億円、営業利益55億円)

倍率と資本コストの決め方

台数はカジノ向け識別機の市場を年100万台、自社シェアを4割と置いた推定で、独立の統計は無い。価格は物価並み(10年1.34倍)を基本にし、弱気では競争で1.2倍とした。営業利益率は過去12年の山である13%を超えない範囲で、中立は10%弱。倍率は利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)(kは8.25%=基本7.5%にquality +1.25%、gは4%、残る割合は普通の1/2)の上限に、楽観8.5割、やや楽観8割、中立9割で置いた。ROEがkを下回るやや悲観・悲観は稼ぐ力を上限にした。純現金126億円のうち、運転資金36億円を除く90億円を余った現金として分け、戻り方は実績が弱いので0.5にした。直近の純利益47億円は一過性とみて、流れの起点は予想の23億円にした。新リース会計基準は、店舗を持たない製造業なので影響は小さい。今の株価に合わせて決めてはいない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.9→14.09 倍・やや楽観 PER 9.3→12.91 倍・中立 PER 9.9→12.35 倍・やや悲観 PER 9.5→10.08 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality +1.25% = 8.75%。北米の首位という強みとキャッシュレス化の脅威は、前者を堀に、後者を寿命と筋書きに分けて表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.75% → 8.50%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. 日本金銭機械 決算説明(logmi Finance)
  2. 日本金銭機械 2026年3月期 決算短信

分析日 2026-10-16