株譜
AI 銘柄分析 · 機械 · 試作

井関農機 6310

稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,408 円322 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,664 円381 億円差 −15.4%
10 年後から見ると やや割高 価値 1,408 円322 億円 · 差 −15.4% · 期待の年率 +5.3%
期待の年率リターン(10 年)+5.3%資本コスト比 −2.9 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

井関農機は、田植機・トラクタ・コンバインの稲作機械で国内3位の農機メーカーだ。欧州では乗用草刈機を売る。結論から言うと、筆者は今の値段を割高と見る。理由は単純で、再建が計画どおり進んでも、10年後の利益は自己資本に対して資本コストを下回るからだ。

足元の改善は本物だ。国内販売会社の統合や熊本工場の停止といった構造改革(プロジェクトZ)が効き、2026年は営業利益60億円の計画で、第1四半期の営業利益率は5%を超えた。ただ、国内需要は米価の上昇で押し上げられた山に近い。農業をやめる人が年5%のペースで減るため、台数は長い目で細る。

稼ぎの伸びしろは欧州の草刈機とアジアにある。これらは海外売上800億円という会社目標の柱だが、売上の1割に満たないアジアは小さく、欧州も価格競争にさらされる。

財務は強くない。純有利子負債は時価総額と同じ規模で、利払いは金利上昇でさらに増える。中立の10年後で、純利益は今の1.4倍ほど、ROEは4%台にとどまる。確率で加重した本質価値は今の時価総額を3割強下回り、総合では割高と出た。会社の計画が大成功した筋書きでも、時価総額は3倍強にとどまる程度の幅があり、結果は大きく振れる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、井関農機は「持ち続けたい会社」に入らない。事業そのものは堅い。稲作の機械化は、国が食べ物を自給するかぎり続く。ただ、オーナーの手元に残る利益が少ない。稼いだ利益の多くは、在庫や割賦の債権、設備に吸われる。2025年の純利益は28億円にとどまり、その一部は資産の売却益だった。

堀は普通だ。販売網は強みだが、競合も同じ網を持つ。値上げの余地は物価に沿った分に近く、競合を引き離す力ではない。10年後も農機は売れるが、利益の水準は予測しにくい。米価や補助金という自分で動かせない要素に左右されるからだ。

資本の使い方は、借金を返して工場を絞るという、立て直しの段階にある。ここは評価する。安全域の目で見ると、足りない。ROEが資本コストを超えない会社では、ためた利益は額面どおりの価値を持たない。筆者は、再建が全部うまくいく筋書きにも一定の確率を置いたうえで、それでも今の値段には安全域がないと見る。帳簿より安いことは、割安の理由にならない。

何で稼ぐ会社か

収益の柱は国内の農機販売と、部品・修理の収入だ。2025年12月期の売上は1,858億円で、うち国内が約1,295億円、海外が563億円だった。国内は整地用のトラクタ643億円、田植機などの作業機、コンバインなど収穫調製機201億円、栽培機91億円に、部品・修理319億円が加わる。部品・修理は機械を売った後に続く収入で、利益の質が高い。国内売上の約2割をメンテナンスが占める。

顧客は主に稲作農家と農業法人だ。農家は農協(JA)と、井関グループの販売会社を通じて買う。国内の販売会社7社は2025年1月にISEKI Japanへ統合され、製造会社も2024年7月に松山と熊本で一つになった。重複を減らして固定費を下げる狙いだ。

海外は欧州が385億円で、海外の約7割を占める。主力は公園・ゴルフ場・自治体の緑地を刈る乗用草刈機で、農業でなく景観整備の市場だ。北米は他社ブランドで供給するOEM、アジアはインドネシアの政府入札向けの田植機やトラクタが中心になる。自社工場はインドネシアとタイ、新潟にある。

同社は国内ではクボタ、ヤンマーに次ぐ3番手だ。品ぞろえは同じだが、規模で劣るぶん、開発する機種を絞り、大型機と畑作・環境分野に投資を集める方針をとっている。2030年に大型機の売上比率50%以上、海外売上800億円以上という目標がある。

優良さと弱いところ

優良とは言いにくい会社だ。まず稼ぐ力が弱い。営業利益率は過去12年の最高でも2.6%、2025年も2.3%にとどまり、過去10年のROEの中央値は1.5%だった。強みは、全国の販売・サービス網と、稲作用機械の長い実績にある。故障すれば作業が止まる農機では、近くで直せる店の有無が購入の決め手になる。ただクボタとヤンマーも同じ網を持つため、この強みが価格を上げる力にはなっていない。

規模の差も大きい。クボタは海外売上が7割を超え、世界3位の農機メーカーだ。井関は海外が売上の約3割にとどまる。ロボットトラクタや営農管理システムは出しているが、規模の大きい相手に同じ投資で並ぶのは難しい。

経営の規律は改善している。赤字になった年が20年で6回あり。今回は工場の停止と販売会社の統合という実行が先に済んでおり、これまでより信用できる。もう一つの懸念は財務だ。自己資本比率は35%あるが、営業利益で利払いを割った倍率は2.8倍と薄く、景気が悪い年には赤字が出る。堀は普通と見る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の農機市場は、中身が二つに割れている。一つは経営体数の減少だ。2024年の農業経営体は88.3万と前年から5.0%減った。担い手が減り、残る農家が大型化する構造は変わらない。台数は長い目で減り、1台あたりの値段が上がる形になる。もう一つは循環だ。2024年夏からの米価上昇で稲作農家の購買意欲が戻り、2025年の国内出荷額は前年から17%増の約3,200億円になった。これは山に近い数字と筆者は見る。

競争はクボタ、ヤンマー、井関の3社が国内の大半を占める寡占で、価格は互いを意識して決まる。大型トラクタや自動化ではジョンディアなど海外大手も入ってくる。補助金や米価に需要が左右されることも、利益を安定させにくくしている。

成長の余地は海外にある。欧州の景観整備機械は、電動化と自治体の更新需要で緩やかに伸びる。ただ主戦場はスチール、ハスクバーナ、クボタなどが争う競争の激しい市場だ。アジアは農業の機械化が進むが、政府入札は価格が低く、利益は薄い。中国メーカーの低価格機も流れ込む。

物価は年3%で続く前提なので、部品や人件費は上がるが、農機の値上げもそれに沿って通る。値上げの実績は2025年にすでにある。

資本政策と M&A

還元の方針は、2027年にDOE(株主資本配当率)2%以上だ。DOEは自己資本に対する配当の割合で、利益が振れても配当が安定しやすい。2026年12月期は増配の予定で、還元の中心は配当だ。配当性向で見ると利益が薄いため、利益から払うというより、自己資本を土台に払っている。

資本の配分は守りが中心だ。借入金を返すことが先で、純有利子負債は2025年末に422億円まで減った。設備投資は大型機の開発と欧州の拡充に絞る。2025年に英国の子会社を取得し、欧州の販売網を厚くした。大型の買収はない。

持ち合い株や政策保有株の額は確かめられなかったため、価値に足していない。大株主は信託銀行、みずほ銀行、農林中央金庫で、支配株主はいない。農業の再編が進めば、クボタやヤンマーとの提携や、同業と並ぶ形の再編が起きる可能性はあるが、公表された話はない。10年で買収される確率は2割ほどという外部の試算もあるが、買収価格を前提にした筋書きは置いていない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

再建は実行の段階に入っている。国内の販売会社は7社から1社になり、製造子会社も一つになった。熊本の操業は止まり、機種も絞られた。固定費が下がった状態で、米価が上がって農家の購買意欲が戻った。2026年の第1四半期の営業利益率は5.1%で、通期の営業利益60億円の計画を据え置いたまま、過去最高の四半期になっている。2027年に営業利益率5%以上という目標は届く距離にある。

国内は台数が減っても、大型機への入れ替えで1台あたりの値段が上がる。農家が減り、残る農家は規模を広げる。省力化のロボットトラクタや自動操舵は、人手が足りないほど売れる。部品・修理は機械が増えるほど積み上がり、国内売上の約2割を安定して稼ぐ。

海外では、欧州の乗用草刈機が第1四半期として過去最高の売上を記録し、2030年に海外売上800億円という目標がある。インドネシアは政府の農業機械化予算が増えている。純有利子負債は422億円まで減り、利益が戻れば財務の不安は薄れる。会社全体が回復軌道に乗れば、営業利益率6%も視野に入る。

慎重な見方

稼ぐ力が足りないという事実は、再建でも変わらない。営業利益率は過去12年の最高でも2.6%にすぎず、5%という目標は一度も届いたことのない水準だ。2025年の純利益には資産売却益が含まれており、本業の利益はもっと小さい。第1四半期の5.1%は、春の需要期に売上が集中する季節要因が大きい。

国内の需要は山にある。米価の上昇が一巡すれば購買意欲は冷え、農業経営体は年5%のペースで減る。台数が細る中で、クボタとヤンマーは規模の力で値下げに応じられる。井関が価格を上げても、競合が追随しなければシェアを失う。

海外も楽ではない。欧州の景観整備機械は、規模の大きいスチールやハスクバーナ、クボタが相手で、売上385億円では販売網の維持費が重い。アジアの政府入札は値段が安く、利益が出にくい。財務の面では、営業利益で利払いを割った倍率が2.8倍と薄く、金利が上がれば純利益はさらに削られる。ROEが資本コストを超えない状態は、10年たっても続く。

どちらに重みを置いたか

どちらの言い分にも根拠があるが、強いのは慎重な見方だ。再建の実行は事実で、利益は今より増える。中立でも営業利益は今の2倍強まで伸ばした。ただ、増えた利益でも自己資本に対しては資本コストを下回り、倍率は低いままだ。会社の計画が通った筋書きにも一定の確率を置くが、国内需要の山と財務の薄さを考え、確率は中立から悲観の側に寄せた。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 2,140 円489 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 654 円150 億円)。 今の値に割り戻すと 1,408 円322 億円、今との差 −15.4%、 期待の年率 +5.3%(資本コスト 8.3%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 6,282 円1,437 億円 1,180 円270 億円 +348.5% +16.2% 522 円119 億円
やや楽観 18% 4,027 円921 億円 940 円215 億円 +198.5% +11.6% 894 円204 億円
中立 35% 2,119 円485 億円 721 円165 億円 +70.7% +5.5% 994 円227 億円
やや悲観 26% 602 円138 億円 481 円110 億円 −34.9% −4.2% 282 円64 億円
悲観 14% 549 円126 億円 175 円40 億円 −56.5% −8.0% 101 円23 億円
加重平均100% 2,140 円489 億円654 円150 億円 +67.9% +5.3% 2,794 円639 億円

今の株価時価総額 1,664 円381 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 7% 再建が完全に成功し、欧州とアジアが育つ 利益 112 億円 · PER 12.8 倍 · 株価時価総額 6,282 円1,437 億円

プロジェクトZが計画以上に効き、国内は大型機とスマート農業の入れ替えが進んで、シェアを3割台前半に保つ。農家は減っても、残る経営体が大きくなるため、1台あたりの売上は物価を上回って積み上がる。部品・修理の収入も伸び、国内の営業利益率は7%に届く。

欧州では景観整備機械の電動化に乗り、自治体向けの更新需要を取り込んで、シェアが6%に上がる。アジアはインドネシアなどで農業の機械化が進み、現地生産が軌道に乗る。海外売上は1,300億円近くになり、会社の2030年目標を大きく超える。全社の営業利益率は6%で、過去の最高(1997年の6.3%)に並ぶ水準だ。純有利子負債は返済が進み、利払いの負担も軽くなる。配当は自己資本の2%を土台に、利益の増加に合わせて増える。

  • 国内農機(機械・部品・修理):数量 4,000(国内の農機・部品修理の市場規模(億円、今の値段で測った実質))× 価格 44.2%(実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 1,769 億円・営業利益 124 億円。シェア33%、営業利益率7%
  • 海外・欧州(景観整備機械):数量 10,500(欧州の乗用草刈機・景観整備機械の市場規模(億円、実質、推計))× 価格 8.0%(実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 844 億円・営業利益 76 億円。シェア6%、営業利益率9%
  • 海外・アジア/北米ほか:数量 30,000(アジア・北米向けの中小型トラクタ・田植機・OEM 対象市場(億円、実質、推計))× 価格 1.5%(実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 442 億円・営業利益 27 億円。シェア1.1%、営業利益率6%

倍率:事業の純利益 112 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.3% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.8 倍。全体の PER 12.83 倍、時価総額 1,437 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の目標をほぼ全部満たし、さらに海外が伸びる必要があるため低く置いた。再建の実行は進んでいるが、過去12年で営業利益率が3%を超えた年がなく、上振れは難しい。

やや楽観 18% 計画をおおむね達成し、利益率が5%台に乗る 利益 76 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 4,027 円921 億円

再建の効果が出て、会社の2027年目標に近い利益率が定着する。販売会社の統合で販売費が下がり、機種の絞り込みで開発費が減る。国内のシェアは32%に上がり、大型機の比率が高まって利益率は6.5%になる。

欧州は草刈機の売上が緩やかに伸び、シェアは5.5%。アジアはインドネシアの政府入札が続き、現地生産の利益が出始める。全社の営業利益率は5%で、2027年に掲げた水準を10年先まで保つ形だ。純有利子負債は大きく減り、自己資本は配当を払ってもなお厚みを増す。

それでも、国内の台数は米価の山から下がり、競合との価格競争は続く。ROEは資本コストにわずかに届かない。

  • 国内農機(機械・部品・修理):数量 3,800(国内の農機・部品修理の市場規模(億円、今の値段で測った実質))× 価格 42.9%(実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 1,629 億円・営業利益 106 億円。シェア32%、営業利益率6.5%
  • 海外・欧州(景観整備機械):数量 9,800(欧州の乗用草刈機・景観整備機械の市場規模(億円、実質、推計))× 価格 7.4%(実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 722 億円・営業利益 58 億円。シェア5.5%、営業利益率8%
  • 海外・アジア/北米ほか:数量 27,000(アジア・北米向けの中小型トラクタ・田植機・OEM 対象市場(億円、実質、推計))× 価格 1.3%(実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 362 億円・営業利益 18 億円。シェア1.0%、営業利益率5%

倍率:事業の純利益 76 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.1% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 921 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:工場停止と販売会社統合の効果が出て、2027年目標の営業利益率5%に近づく筋書き。実行の裏づけはあるが、国内需要の山が崩れない前提が要るので2割弱にとどめた。

中立 35% 黒字は定着するが、利益率は4%に届かない 利益 40 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 2,119 円485 億円

国内は米価の山が引き、台数は今より15%ほど少ない水準に落ち着く。シェアは3割で横ばい、大型機への入れ替えと値上げで売上は物価並みに増える。販売会社統合と工場の絞り込みの効果は定着し、国内の営業利益率は5.8%になる。

欧州はシェア5%に上がり、売上は600億円を超える。アジアは小さいまま、利益率は4%にとどまる。本社費は物価で増え、削減の実績がある分だけ抑えられる。全社の営業利益率は4%に届かず、2027年目標の5%には至らない。

金利の上昇で利払いが増え、純利益は営業利益の4割強にとどまる。配当は自己資本の2%を保ち、残りの利益で借金を減らす。会社は生き残り、黒字は続くが、自己資本に対する利益は資本コストを下回る10年になる。

  • 国内農機(機械・部品・修理):数量 3,600(国内の農機・部品修理の市場規模(億円、今の値段で測った実質))× 価格 40.2%(実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 1,447 億円・営業利益 84 億円。シェア30%、営業利益率5.8%
  • 海外・欧州(景観整備機械):数量 9,200(欧州の乗用草刈機・景観整備機械の市場規模(億円、実質、推計))× 価格 6.7%(実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 616 億円・営業利益 40 億円。シェア5%、営業利益率6.5%
  • 海外・アジア/北米ほか:数量 25,000(アジア・北米向けの中小型トラクタ・田植機・OEM 対象市場(億円、実質、推計))× 価格 1.2%(実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 302 億円・営業利益 12 億円。シェア0.9%、営業利益率4%

倍率:事業の純利益 40 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.2% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 485 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:再建は効くが、国内の台数減とクボタ・ヤンマーとの競争が利益率の上がり方を抑える。中心の筋書きとして最も厚く置いた。

やや悲観 26% 国内が縮み、再建の効果が価格競争に消える 利益 16 億円 · PER 8.5 倍 · 株価時価総額 602 円138 億円

米価の上昇が一巡し、国内の購買意欲が冷える。農業をやめる人が年5%のペースで減り、国内の市場は実質で今の8割弱まで縮む。クボタとヤンマーが値引きで台数を確保し、井関のシェアは28%に下がる。販売会社の統合で固定費は減っているが、売上の落ち込みがそれを打ち消し、国内の営業利益率は5%にとどまる。

欧州は中国やほかの欧州メーカーの安い機種に押され、シェアは4.5%で足踏みする。アジアは入札が減り、利益はほとんど出ない。

金利が上がり、純有利子負債の利払いが利益を削る。配当は自己資本の2%を下回り、一部は借入金の返済に回る。黒字は保つが、営業利益率は2〜3%で、ROEは2%前後にとどまる。

  • 国内農機(機械・部品・修理):数量 3,300(国内の農機・部品修理の市場規模(億円、今の値段で測った実質))× 価格 37.5%(実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 1,238 億円・営業利益 62 億円。シェア28%、営業利益率5%
  • 海外・欧州(景観整備機械):数量 8,500(欧州の乗用草刈機・景観整備機械の市場規模(億円、実質、推計))× 価格 6.0%(実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 513 億円・営業利益 31 億円。シェア4.5%、営業利益率6%
  • 海外・アジア/北米ほか:数量 22,000(アジア・北米向けの中小型トラクタ・田植機・OEM 対象市場(億円、実質、推計))× 価格 1.1%(実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 251 億円・営業利益 8 億円。シェア0.85%、営業利益率3%

倍率:ROE 約 2% で k を大きく下回り、PER の上限は 1÷k = 11.1 倍。利益が薄く金利上昇で削られる質の悪い利益なので、上限の約 7.7 割の 8.5 倍に置いた。

確率:米価の上昇が一巡して国内の購買が冷え、金利上昇で純利益が削られる。過去20年で6回赤字になった体質を踏まえ、中立に近い厚さを置いた。

悲観 14% 国内のシェアと価格を失い、再び赤字体質に戻る 利益 −50 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 549 円126 億円

国内の担い手減が速まり、機械の更新が止まる。クボタとヤンマーが海外の利益で国内の値引きを支え、井関はシェアを25%まで落とす。国内の営業利益率は1.5%で、固定の本社費を吸収できない。

欧州も、規模の大きい相手に市場を奪われてシェアが4%に下がり、アジアでは入札で赤字を出して撤退する。全社は営業赤字になり、工場や販売拠点の整理で減損が出る。金利が上がって利払いが増え、財務の余裕も細る。

配当は止まり、資産の売却で借入金の返済に充てる。会社が存続するかは銀行の支援しだいで、同業との統合や提携の話が出てもおかしくない。優良企業とは呼べなくなる10年だ。

  • 国内農機(機械・部品・修理):数量 2,900(国内の農機・部品修理の市場規模(億円、今の値段で測った実質))× 価格 33.5%(実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 972 億円・営業利益 15 億円。シェア25%、営業利益率1.5%
  • 海外・欧州(景観整備機械):数量 7,500(欧州の乗用草刈機・景観整備機械の市場規模(億円、実質、推計))× 価格 5.4%(実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 402 億円・営業利益 8 億円。シェア4%、営業利益率2%
  • 海外・アジア/北米ほか:数量 18,000(アジア・北米向けの中小型トラクタ・田植機・OEM 対象市場(億円、実質、推計))× 価格 0.9%(実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 169 億円・営業利益 0 億円。シェア0.7%、営業利益率0%

倍率:稼ぐ力はほぼ消える。純現金+売れる資産の税後を床とし、今の自己資本 738 億円に PBR 0.17 を掛けた。床の額は売れる資産から借入金を返した後の残り。

確率:国内の担い手減が想定より速く、3社の価格競争で再び利益が出なくなる。財務の薄さも重なるので、優良でなくなる確率は1割台半ばとした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

国内農機(機械・部品・修理)

田植機・トラクタ・コンバインなど農機の国内販売と、部品・修理の収入。国内販売会社 ISEKI Japan が扱う。

数量国内の農機・部品修理の市場規模(億円、今の値段で測った実質)価格実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2025/12 4,200 30.8% 1,295 55
10 年後 中立 3,600 40.2% 1,447 84

取り方:2025/12 期の売上 1,858 億円から海外 563 億円を引いた約 1,295 億円を国内とした。市場は工業会統計の国内出荷額 3,176 億円に、部品・修理など機械以外の市場約 1,000 億円(当社の国内メンテナンス比率 19.5% から推計)を足した約 4,200 億円。数量は今の値段で測った市場規模(実質)、価格は市場 1 億円あたりの当社売上(シェア約 30.8%)。営業利益 55 億円は決算の全体利益 42 億円から本社費 36 億円を戻し、国内の稼ぎとして推計した値。

海外・欧州(景観整備機械)

欧州の自治体・ゴルフ場・公園向けの乗用草刈機などの景観整備機械。ISEKI France、ドイツ、英国の子会社が売る。

数量欧州の乗用草刈機・景観整備機械の市場規模(億円、実質、推計)価格実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2025/12 8,000 4.8% 385 18
10 年後 中立 9,200 6.7% 616 40

取り方:海外 563 億円のうち欧州 385 億円(会社開示、海外の 68%)。欧州の景観整備機械の市場約 8,000 億円は、乗用草刈機を売るスチール、ハスクバーナ、クボタ、ジョンディア等の規模から筆者が置いた推計で、シェアは約 4.8%。営業利益 18 億円は推計(利益率約 4.7%)。

海外・アジア/北米ほか

インドネシア政府入札向けの田植機・トラクタ、タイの現地生産、北米向けの他社ブランド(OEM)供給など。

数量アジア・北米向けの中小型トラクタ・田植機・OEM 対象市場(億円、実質、推計)価格実質の市場 1 億円あたりの当社売上(億円)=シェア × 物価の倍率(10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2025/12 20,000 0.9% 178 5
10 年後 中立 25,000 1.2% 302 12

取り方:海外のうち欧州以外の約 178 億円(563−385)。アジア・北米で当社が狙える市場を約 2 万億円と推計し、シェアは約 0.9%。営業利益 5 億円は推計(利益率約 3%)。

リスクと懸念

米価と補助金に左右される国内需要

2025年の国内出荷は米価の上昇で17%増えたが、稲作の収益が下がれば買い替えは止まる。補助金の制度変更も需要を一度に動かす。購買の山と谷が大きく、利益率が安定しにくい。

農業経営体の減少

農業経営体は年5%のペースで減っている。大型機への入れ替えで売上は支えられるが、10年で台数は大きく細る。販売網の維持費が一台あたりで重くなる。

クボタ・ヤンマーとの価格競争

国内の3社で価格を決める構図は変わらない。規模の大きい2社が海外の利益で国内の値引きを支えられるため、井関が値上げをしても追随されないとシェアを失う。

金利上昇と財務の薄さ

純有利子負債は422億円で、営業利益で利払いを割る倍率は2.8倍。借り換えのたびに金利が上がると、純利益が削られる。景気の悪い年には赤字に戻り、配当を維持できない恐れがある。

海外事業の収益力

欧州は規模の大きいスチール、ハスクバーナ、クボタが相手で、価格競争にさらされる。アジアはインドネシアの政府入札に依存し、入札の有無で売上と利益が大きく振れる。

再建の実行と目標の未達

プロジェクトZは営業利益を2027年に75億円以上とする計画で、年平均36%もの増益が必要になる。目標は過去に届いたことがない水準で、未達なら再建の信用が崩れ、再び構造改革の費用が出る。

今後の分かれ目

米価が下落に転じ、稲作農家の収益が悪化したら
国内の購買が冷えるので、やや悲観・悲観の確率を上げる。工業会の国内出荷額で確かめる。
2026年12月期の営業利益が60億円計画を上回り、2027年の目標も上方修正されたら
再建の効果が定着したとみて、楽観・やや楽観の確率を上げる。
クボタやヤンマーが国内で大幅な値引きに動いたら
3番手の井関が先に利益を失うので、悲観側の確率を上げる。
欧州の草刈機の売上が連続して過去最高を更新したら
海外800億円の目標が現実味を帯びるので、海外セグメントのシェアの前提を引き上げる。
同業との提携・統合や、大株主による株式の売却が公表されたら
買収価格や統合の条件を個別に確認し、資本政策の筋書きを見直す。
政策金利と長期金利が想定より速く上がったら
純有利子負債の利払いが増えるので、純利益の前提を下げ、財務の筋書きを重くする。

見ておくもの

  • 日本農業機械工業会の国内出荷額(トラクタ・田植機・コンバイン)
  • 四半期ごとの営業利益率と、国内・海外の売上
  • 欧州の売上高と、インドネシアの政府入札の動向
  • 純有利子負債の推移と営業利益÷支払利息
  • プロジェクトZの2027年目標(営業利益75億円以上)の進み具合
  • 米価と農業経営体数

倍率と資本コストの決め方

国内は市場規模(実質)×シェア、海外は市場規模の推計×シェアで売上を積み、価格は物価の 10 年 1.34 倍をシェアに掛けた。倍率は式(正当化 PER =(1−g÷RONIC)÷(k−g)、ROE が k 以下の筋書きは上限 1÷k)から置き、過去・今・同業の PER や PBR は使っていない。ROE が k に届かないので、中立の倍率は上限の 8 割にとどめた。悲観は稼ぐ力が消えた形で、売れる資産の税後の床を今の自己資本に掛けた。含み益や持ち合い株は確かめられず価値に足していない。今の株価に寄せた所はない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.2→12.83 倍・やや楽観 PER 9.7→12.12 倍・中立 PER 8.9→12.12 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality +1.5% = 9.0%。国内需要の細りや欧州の競争は、数量とシェアの筋書きと確率で表し、k には足さない。事業は傾いておらず、黒字を保つため上乗せ(distress)は付けない。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.00% → 8.25%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. 井関農機 会社概要・プロジェクトZの目標(個人投資家向け解説)
  2. 井関農機 決算説明会の書き起こし(2025年12月期・2026年第1四半期)
  3. 農業機械の出荷額(日本農業機械工業会統計の集計)

分析日 2026-10-16