株譜
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旭ダイヤモンド工業 6140

ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,078 円519 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,043 円502 億円差 +3.4%
10 年後から見ると 適正 価値 1,078 円519 億円 · 差 +3.4% · 期待の年率 +7.1%
期待の年率リターン(10 年)+7.1%資本コスト比 −1.2 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

旭ダイヤモンド工業は、ダイヤモンドやCBNの粒で硬い材料を削る工具を作る、国内首位級の専業メーカーだ。顧客は半導体、自動車、機械、建設と広い。筆者の結論は「適正」である(やや割高に近い)。半導体向けの成長は本物だが、中国勢の追い上げと自動車向けの逆風が重しになる。

売上の4割は電子・半導体向けで、ウエハーを研ぐ、切る、磨く工具が中心だ。残りは軸受や自動車、航空機向けと、石材・建設向けである。10年のうちに利益の柱が半導体へ移っていく流れは確かだ。

最大の弱点は資本効率にある。過去10年のROEの中央値は3.7%で、資本コストの8%台に届いたことがない。ただ新しい中期経営計画は、自己資本比率を80%から75%へ下げ、5年累計で利益以上を株主に返すと言い切った。低採算品の撤退も始まっている。

今期の営業利益は半導体の追い風で倍増する見込みだが、これは景気の山にあたる。10年後の中立でも営業利益率は8%台半ばにとどまる。計画の10%には届かない水準だ。

10年後の価値の加重平均は、今の時価総額を1割ほど下回る。国内首位という地位と手厚い純現金は評価できるが、今の値段は、計画がほぼ達成される姿を先取りしている、と考える。計画どおりに進むなら価値は上がるが、注力5品目は目標の約7割にとどまった。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で見ると、この会社の魅力は二つある。事業が分かりやすいこと、そして財布が堅いことだ。工具は減って買い替えられ、純現金が時価総額の2割強ある。

一方で、オーナーとして持ち続けたいかと問われると、迷う。資本を使い切れてこなかった。ROEが資本コストを下回る年が続き、積んだ現金が利益を生まない時間が長かった。

新しい計画はこの点を正面から直そうとしている。自己資本比率を下げ、利益以上を返し、低採算品を切る。これが本気なら、事業の質は同じでも株主のものになる利益は増える。

ただ、今の経営の約束は、まだ数字になっていない。半導体の景気が良い今期の利益で計画の成否を測るのは早すぎる。景気の山で出た利益に高い倍率を払うのは、バリュー投資が戒めてきた行為だ。

安全域の面では、現金と国内首位の地位が下値を支える。ただ、悲観の場合は工具の値段も量も同時に崩れ、現金だけが残る。筆者が価値を評価するなら、平均的な年の利益を基準にし、現金は別に足す。この見方での答えは、今の値段を1割ほど下回る。確信度は中程度である。

何で稼ぐ会社か

稼ぎ方は消耗品の商売だ。ダイヤモンドやCBN(立方晶窒化ホウ素)の粒を金属や樹脂で固め、砥石や刃、ワイヤにして売る。硬い材料を削るほど工具は減り、減れば買い替えが要る。機械を1度売って終わりの工作機械との違いは、ここにある。

売上の内訳は、電子・半導体が約4割、機械が約25%、輸送機器が約23%、石材・建設が約9%だ。開示は単一セグメントで、業界別の売上だけが示される。

電子・半導体の主役は注力5品目だ。ウエハーの面を研ぐ工具、縁を面取りする工具、ウエハーを切るダイシングブレード、研磨パッドを整えるCMPコンディショナ、そして電着ワイヤである。炭化ケイ素(SiC)のパワー半導体向けも含む。

機械向けは軸受や超硬工具の加工用が柱で、輸送機器は自動車のエンジン・駆動部品の研削と航空機部品が中心になる。石材・建設は、コンクリートや石材の切断、資源探査の掘削に使う工具だ。この分野は価格競争が激しく、低採算品の撤退を進めている。

製造拠点は国内のほか、台湾、上海、インドネシア、タイにある。販売会社は欧米やインドなどに広がる。東京精密と折半で作った合弁会社(AAダイヤモンドテクノロジー)は、ダイシングブレードの量産を2027年度下期に始める計画だ。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは、あるにはあるが、厚くはない。国内ではダイヤモンド工具で約4割の首位とされ、砥粒を固める配合と焼成の技術が蓄積されている。顧客の工程に入り込んだ消耗品は、品質が合えばなかなか替えられない。

一方で、世界ではこの分野は割れている。CMPコンディショナは3M、台湾のKinik、韓国のSaesolなど上位3社で8割強を握るとされ、旭ダイヤは上位に名前が挙がらない。太陽光向けのダイヤモンドワイヤでは、中国勢の安値攻勢で単価がピークの約10分の1まで崩れた。この先例は軽く見られない。

実績にも甘さがある。注力5品目の売上は、中期計画で136億円を掲げた年度に92億円の見込みにとどまった。営業利益率は過去10年で2%を割る年もあり、ROEは3.7%が中央値だ。

筆者がいちばん気にするのは、強さが数字に出てこなかったことだ。半導体向けの技術は買われているのに、利益として残る前に、価格と稼働率に削られてきた。今回の計画が違うのは、不採算品を切り、値上げを求め、国内工場を集約すると踏み込んだ点だ。ここが実行されれば評価は変わる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

工具の需要は、顧客の工場がどれだけ動くかで決まる。受注は景気に素直に振れる。2019〜2020年度の2年で売上が3割近く減り、営業赤字に沈んだ。今は半導体が牽引する上り坂だ。

電子・半導体では、AI向けの先端ロジックやメモリー、パワー半導体(SiC)が需要を押し上げる。ウエハーを薄く、平らに削る工程は精度の要求が上がる一方で、SiCは電気自動車の減速で足踏みした。同社の注力5品目のうちSiC向けが下振れたのは、そのためだ。

機械・輸送機器は成熟市場だ。軸受と超硬工具は堅いが、電気自動車が広がればエンジン部品を削る砥石の需要が細る。航空機向けは伸びる。石材・建設は国内の大型工事が少なく、海外の資源探査も停滞している。

中国勢は脅威だが、一様ではない。経営陣は、高精度が求められる半導体向けでは太陽光ワイヤの時ほどの影響は出ないと見る。筆者も、台湾・韓国・欧米の大手がいる分野での値崩れは、時間をかけて進むと考える。

世界のCMPコンディショナ市場は、調査会社の推計で約3.8億ドルと小さい。ダイシングブレードや面研砥石などを合わせても、旭ダイヤが狙う電子・半導体向けの市場は、筆者の推定で1,600億円ほどだ。小さな市場で首位に近づくのではなく、複数の分野で2位、3位を取りにいく構図である。

資本政策と M&A

新しい中期経営計画(2027年3月期からの5年)は、資本政策が最大の見どころだ。配当は累進を基本とし、5年累計の総還元性向は100%以上を目指す。還元総額は100億〜200億円と明示した。自己資本比率は80%から75%へ下げる。

実際に動いている。2025年度の上期だけで自己株式を17億円買い、追加の取得も続けた。政策保有株は売却して資金源にする方針だ。今の純現金は116億円と、時価総額の2割強にあたる。

M&Aは大型を控えめにしており、東京精密との合弁が代表例だ。ダイシングブレードの市場で初期に10〜20%のシェアを狙う。買収で価値を壊す不安は小さい。

買われる側の可能性は、筆者は低くないと見る。時価総額は500億円台と小さく、半導体向けの技術を求める装置・材料メーカーには手が届く。ただ、特定の買い手は見当たらず、確率は他の筋書きに溶かして考えている。

経営は株主に目を向け始めた。ただ、約束の履行にはまだ実績がない。

還元は方針(累進配当・5年累計の総還元性向100%以上)に沿い、中立は純利益の合計の約9割。余った現金70億円は還元に入れず時価総額に足すので二重にしない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

半導体向けの成長は始まったばかりだ。AIの計算基盤は、先端ロジックとメモリーの量産を何年も押し上げる。ウエハーを薄く、平らにする工程は精度の要求が上がり続け、ダイヤモンド工具の単価と使用量を押し上げる。注力5品目は経営が年12%の成長を見込み、今期の営業利益はすでに倍増する見通しだ。

東京精密との合弁がダイシングブレードの量産に入れば、市場の1〜2割を取りにいける。ジョージア州で計画される人工ダイヤ製造への購入の関心は、原料調達を中国以外に広げる布石になりうる。

資本政策も変わった。自己資本比率を80%から75%に下げ、5年で利益以上を返す。ROEは3%台から、8%以上の目標に向かって動く。低採算品を切れば、営業利益率10%以上の計画は無理な数字ではない。

時価総額に対して純現金が2割強ある。下値は堅く、上は半導体の景気と資本政策で開く。10年を通じた半導体の需要増と、収益体質の改善が重なれば、営業利益は100億円を超え、倍率も上がる。

慎重な見方

この会社は10年間、ROEが資本コストに届かなかった。景気が良い年でも利益率は10%前後が限度で、悪い年には赤字に落ちる。今期の好調は景気の山であり、平均的な年の利益とは違う。

注力5品目は、計画の136億円に対して92億円の見込みにとどまった。経営の数字を、そのまま信じる根拠は薄い。SiCが電気自動車の減速で下振れたことは、半導体向けの需要が一枚岩ではない証拠だ。

中国勢は太陽光向けのダイヤモンドワイヤで単価を10分の1に崩した。同じことが半導体向けに及ばない保証はない。CMPコンディショナは上位3社が8割強を握る市場で、旭ダイヤは上位に名前が挙がらない。

自動車の電動化が進めば、エンジン部品を削る砥石の需要は細る。石材・建設は価格競争が激しい。機械・輸送機器の約半分を占める成熟事業は、物価ほどには値上げできない。

退職給付費用の影響で2029年3月期の営業利益は減る見通しだ。計画の途中で利益が足踏みするなら、還元の約束も揺らぐ。現金は手厚いが、積んだ現金は利益を生まない。

どちらに重みを置いたか

半導体の追い風と資本政策の転換は確かに強い。ただ、10年を通しての利益率は、過去の実績が示す重しを外しきれない。強気の主張は計画の達成が前提で、慎重な主張は過去の実績に根拠がある。

確率は中立を中心に置き、慎重な側へわずかに寄せた。楽観は8%にとどめ、やや悲観を25%、悲観を13%とした。注力5品目の未達と中国勢の先例が、その差を作っている。10年後の価値は、今の時価総額を1割弱下回り、適正と出た。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,422 円684 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 646 円311 億円)。 今の値に割り戻すと 1,078 円519 億円、今との差 +3.4%、 期待の年率 +7.1%(資本コスト 8.3%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 3,567 円1,717 億円 1,195 円575 億円 +356.6% +16.4% 381 円183 億円
やや楽観 20% 2,187 円1,053 億円 848 円408 億円 +191.0% +11.3% 607 円292 億円
中立 34% 1,414 円680 億円 652 円314 億円 +98.1% +7.1% 702 円338 億円
やや悲観 25% 745 円359 億円 494 円238 億円 +18.9% +1.7% 310 円149 億円
悲観 13% 248 円119 億円 270 円130 億円 −50.4% −6.8% 67 円32 億円
加重平均100% 1,422 円684 億円646 円311 億円 +98.2% +7.1% 2,068 円995 億円

今の株価時価総額 1,043 円502 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 8% 半導体の長い上り坂と収益体質の改善 利益 101 億円 · PER 16.1 倍 · 株価時価総額 3,567 円1,717 億円

AI向けの先端半導体の投資が10年の間、途切れず続く。ウエハーの面研、面取り、ダイシングブレード、CMPコンディショナが年12%近い勢いで伸び、電子・半導体の取り分は2倍近くになる。東京精密との合弁も軌道に乗り、ダイシングブレードの市場で2割近いシェアを握る。

中国勢との価格競争は一部にとどまり、値段は物価並みの上昇を保つ。電子・半導体の営業利益率は18%まで上がり、機械向けも低採算品の整理で10%に届く。全社の営業利益率は14%近く、2010年代の山(11%台)を超える。

自己資本比率は75%を守り、利益のほとんどを株主に返す。ROEは15%を超え、国内首位の消耗品メーカーとして評価が一新される10年になる。

  • 電子・半導体向け工具:数量 335(当社が取り込める電子・半導体向け工具市場の取り分(実質億円。市場約1,600億円(筆者の推定)×シェア約10.6%))× 価格 140(値段の指数(今期=100。物価3%で10年1.34倍が基本))→ 売上 468 億円・営業利益 84 億円。実質で年7%の伸び。値段は物価に加え構成の改善で10年1.40倍
  • 機械・輸送機器向け工具:数量 230(当社の機械・輸送機器向け工具の取り分(実質億円))× 価格 140(値段の指数(今期=100))→ 売上 322 億円・営業利益 32 億円。航空機・軸受が自動車の減速を上回る。低採算品の整理で利益率10%
  • 石材・建設・その他向け工具:数量 40.0(当社の石材・建設・その他向け工具の取り分(実質億円))× 価格 134(値段の指数(今期=100))→ 売上 54 億円・営業利益 1 億円。数量は縮むが、残るのは採算の取れる品だけ

倍率:事業の純利益 100 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 17.2% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)70 億円。全体の PER 16.13 倍、時価総額 1,685 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:半導体の需要が10年途切れず、中国勢の値崩れも起きず、撤退と値上げも全部成功する必要がある。重なる確率は低い。

やや楽観 20% 半導体が柱に育ち、中期計画をほぼ達成 利益 69 億円 · PER 14.0 倍 · 株価時価総額 2,187 円1,053 億円

半導体の需要は、景気の波を挟みながら年5%台で伸びる。注力5品目は計画ほどではないが着実に成長し、電子・半導体が売上の過半に近づく。合弁のダイシングブレードも、シェアは1割前後にとどまる。

価格は物価並みに上がり、不採算品の撤退が進んで、全社の営業利益率は11%近くまで上がる。計画が掲げる10%以上を、ほぼ実現する姿だ。機械・輸送機器は、電動化による砥石の減少を航空機と軸受がほぼ埋め合わせる。石材・建設は縮み続けるが、全体への影響は小さい。

還元は利益と同じ水準が続き、自己資本はほとんど増えない。ROEは10%を超えて定着し、資本コストを上回る10年になる。

  • 電子・半導体向け工具:数量 290(当社が取り込める電子・半導体向け工具市場の取り分(実質億円。市場約1,600億円(筆者の推定)×シェア約10.6%))× 価格 134(値段の指数(今期=100。物価3%で10年1.34倍が基本))→ 売上 389 億円・営業利益 56 億円。実質で年5.5%、値段は物価並み
  • 機械・輸送機器向け工具:数量 214(当社の機械・輸送機器向け工具の取り分(実質億円))× 価格 134(値段の指数(今期=100))→ 売上 287 億円・営業利益 23 億円。航空機・軸受で自動車の減少を埋め合わせる
  • 石材・建設・その他向け工具:数量 42.5(当社の石材・建設・その他向け工具の取り分(実質億円))× 価格 128(値段の指数(今期=100))→ 売上 54 億円・営業利益 1 億円。低採算品を整理して利益率は1%

倍率:事業の純利益 68 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.5% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.0 倍 + 余った現金(戻り方込み)70 億円。全体の PER 14.01 倍、時価総額 1,017 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:半導体向けが主力に育つ点は、業界の見通しと会社の計画の双方が支える。計画の営業利益率10%超えが実現する展開をこの層に置く。

中立 34% 半導体は伸びるが、利益率は8%台半ばにとどまる 利益 48 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,414 円680 億円

半導体向けは景気の波を挟みながら年4%で伸び、10年で1.5倍になる。注力5品目は計画の年12%には届かないが、売上の構成は電子・半導体が過半に近づく。

機械・輸送機器の数量は10年でほぼ横ばいだ。電動化で砥石が減る分を、航空機、軸受、超硬工具が埋め合わせる。石材・建設は縮み、低採算品の撤退も進む。値段は物価並みに上がるが、競争のある分野では伸び悩む。

営業利益率は、今期の景気の山の11%には届かず、8%台半ばに落ち着く。計画の10%には届かない。過去10年の中央値と計画の、ちょうど中間の水準だ。10年後のROEは7%台まで上がるが、資本コストにはわずかに届かない。還元は利益と同じ水準で続き、自己資本はほとんど増えない。

計画の達成は、注力5品目の実績(目標の約7割)に近い水準にとどまる。そういう10年になる。

  • 電子・半導体向け工具:数量 251(当社が取り込める電子・半導体向け工具市場の取り分(実質億円。市場約1,600億円(筆者の推定)×シェア約10.6%))× 価格 134(値段の指数(今期=100。物価3%で10年1.34倍が基本))→ 売上 337 億円・営業利益 39 億円。実質で年4%、値段は物価並み1.34倍
  • 機械・輸送機器向け工具:数量 200(当社の機械・輸送機器向け工具の取り分(実質億円))× 価格 134(値段の指数(今期=100))→ 売上 268 億円・営業利益 17 億円。数量は横ばい。電動化の減少を航空機・軸受が埋める
  • 石材・建設・その他向け工具:数量 42.5(当社の石材・建設・その他向け工具の取り分(実質億円))× 価格 125(値段の指数(今期=100))→ 売上 53 億円・営業利益 0 億円。低採算品を整理しても競争で値段は伸びず、利益は出ない

倍率:事業の純利益 47 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.2% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)70 億円。全体の PER 12.12 倍、時価総額 642 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:半導体の成長と、成熟事業の足踏み、中国勢の値下げ圧力の双方が見通せる。過去の実績(利益率の中央値は6%前後)と計画(10%)の中間にあたる、最も起こりやすい展開を中心に置く。

やや悲観 25% 中国勢と電動化に押され、利益率が6%台に 利益 30 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 745 円359 億円

中国・台湾・韓国の工具メーカーが、半導体向けでも価格を下げ始める。電子・半導体の取り分は年2%の伸びにとどまり、値段も物価ほど上がらない。注力5品目は、計画の半分ほどの伸びになる。

機械・輸送機器は、電動化でエンジン部品の砥石が減り、数量が1割落ちる。石材・建設は縮小が続き、赤字品を切り切れない。営業利益率は今期の山から落ち、6%台に戻る。これは過去10年の中央値とほぼ同じ水準で、構造が変わらなかった場合の姿である。

還元は計画を維持しようとするが、利益が足りず、自社株買いを絞らざるを得なくなる。ROEは5%近くに戻り、資本コストを下回る。計画の目標のほとんどが未達に終わり、市場の評価も戻らない10年になる。

  • 電子・半導体向け工具:数量 207(当社が取り込める電子・半導体向け工具市場の取り分(実質億円。市場約1,600億円(筆者の推定)×シェア約10.6%))× 価格 125(値段の指数(今期=100。物価3%で10年1.34倍が基本))→ 売上 259 億円・営業利益 23 億円。実質で年2%、値段は競争で物価に届かない
  • 機械・輸送機器向け工具:数量 180(当社の機械・輸送機器向け工具の取り分(実質億円))× 価格 130(値段の指数(今期=100))→ 売上 234 億円・営業利益 13 億円。電動化で砥石が1割減る
  • 石材・建設・その他向け工具:数量 37.5(当社の石材・建設・その他向け工具の取り分(実質億円))× 価格 120(値段の指数(今期=100))→ 売上 45 億円・営業利益 −1 億円。赤字品が残る

倍率:ROE 4.7%。今の利益はそのまま残り、先で薄れるのは新しく投じるお金の稼ぎだけ。RONIC = k 8.25% + 残る割合 1/2 ×(4.7 − 8.25)= 6.5%、長期の成長 g 4.0% から正当化 PER は 9.0 倍。構造的な負けの筋書きなので、上限へは引き上げず、式の値のまま置いた。

確率:注力5品目の未達と中国勢の先例があり、会社の計画どおりに進まない展開は有力だ。10年の間に景気の谷を挟む確率も高い。

悲観 13% 中国勢に値段を崩され、半導体でも主役になれない 利益 10 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 248 円119 億円

太陽光向けのワイヤで起きたことが、半導体向けで繰り返される。中国勢が高精度の領域まで追いつき、安値で顧客を奪う。電子・半導体の取り分は実質で縮み、値段は物価の伸びを大きく下回る。

自動車の電動化は想定より早く進み、機械・輸送機器の数量は3割近く減る。石材・建設は半分近くまで縮む。工場の統合と減損が重なり、営業利益率は3%を割る。

会社の稼ぐ力はほぼ消える。残るのは純現金だけだ。還元は途中で削られ、資本コストを大きく下回る状態が長引く。株主にとって、現金以外には何も積み上がらなかった10年になる。

  • 電子・半導体向け工具:数量 161(当社が取り込める電子・半導体向け工具市場の取り分(実質億円。市場約1,600億円(筆者の推定)×シェア約10.6%))× 価格 105(値段の指数(今期=100。物価3%で10年1.34倍が基本))→ 売上 169 億円・営業利益 9 億円。中国勢に追いつかれ、取り分は縮み、値段は1.05倍にとどまる
  • 機械・輸送機器向け工具:数量 144(当社の機械・輸送機器向け工具の取り分(実質億円))× 価格 115(値段の指数(今期=100))→ 売上 166 億円・営業利益 3 億円。電動化で数量が3割近く減る
  • 石材・建設・その他向け工具:数量 30.0(当社の石材・建設・その他向け工具の取り分(実質億円))× 価格 110(値段の指数(今期=100))→ 売上 33 億円・営業利益 −1 億円。赤字が続く

倍率:稼ぐ力はほぼ消え、価値は純現金の水準まで下がる。純現金 120 億円を、減損後の自己資本で割った値。

確率:太陽光ワイヤで価格が10分の1になった先例があり、半導体向けでも同じ展開が起きる確率は、1割あまりある。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

電子・半導体向け工具

ウエハーの面研・面取り・ダイシングブレード・CMPコンディショナ・電着ワイヤなど、半導体と電子部品の製造に使う工具。

数量当社が取り込める電子・半導体向け工具市場の取り分(実質億円。市場約1,600億円(筆者の推定)×シェア約10.6%)価格値段の指数(今期=100。物価3%で10年1.34倍が基本)売上営業利益
今 2026/03 170 100 170 14
10 年後 中立 251 134 337 39

取り方:有報の業界別売上(電子・半導体 169.8億円)。市場約1,600億円はCMPコンディショナ約570億円(調査会社)に、ダイシングブレード、面研砥石、ワイヤ、基板加工工具を足した筆者の推定で、シェア10.6%は逆算。セグメント別の利益は開示がなく、全社の営業利益24.0億円を半導体8%、機械・輸送機器5%、石材・建設ほぼ0で配分した推定。

機械・輸送機器向け工具

軸受・超硬工具・工作機械向けと、自動車のエンジン・駆動部品、航空機部品の研削用砥石。

数量当社の機械・輸送機器向け工具の取り分(実質億円)価格値段の指数(今期=100)売上営業利益
今 2026/03 200 100 200 10
10 年後 中立 200 134 268 17

取り方:有報の業界別売上(機械 103.7億円+輸送機器 96.3億円)。数量は成熟市場の取り分。電動化で自動車の砥石は逆風、航空機・軸受は順風として10年を置く。

石材・建設・その他向け工具

コンクリート・石材の切断、資源探査の掘削、窯業・宝飾・研究機関向けの工具。

数量当社の石材・建設・その他向け工具の取り分(実質億円)価格値段の指数(今期=100)売上営業利益
今 2026/03 50.0 100 50 0
10 年後 中立 42.5 125 53 0

取り方:有報の業界別売上(石材・建設 38.9億円+その他 11.1億円)。低価格の競争が激しく、低採算品の撤退を進める分野。

リスクと懸念

半導体向けの循環と SiC の足踏み

売上の4割を占める電子・半導体は設備投資の波に乗る。AI向けの先端品は強いが、SiC向けは電気自動車の減速で下振れた。需要が1年止まれば、注力5品目の稼働と利益率は一気に崩れる。今期の増益が山だった場合の反動が大きい。

中国勢による値崩れ

太陽光向けのダイヤモンドワイヤでは、中国勢の安値攻勢で単価がピークの約10分の1に落ち、売上が大きく減った。半導体向けでも台湾・韓国・中国の追い上げは続く。値上げを求める計画と、顧客が値下げを迫る力のどちらが勝つかで、利益率が決まる。

電気自動車化と機械・輸送機器

輸送機器は売上の約23%で、エンジン部品の研削が柱だ。電動化が進むほど削る部品が減り、砥石の使用量が細る。航空機と軸受の伸びで穴を埋められるかが分かれ目で、埋めきれなければ機械・輸送機器の約半分が縮む。

計画の未達の履歴

前の中期計画で、注力5品目は136億円を掲げたが、92億円の見込みにとどまった。新計画は年12%成長と営業利益率10%以上を掲げる。同じ延長線の数字であり、未達が続けば、還元の約束と資本効率の改善も遅れる。

人工ダイヤ原料の調達

工具の原料である人工ダイヤの生産は中国に偏るとされる。輸出規制や関税で調達が乱れれば、原価が上がり納期も遅れる。米国の人工ダイヤ製造事業への関心は、調達先を広げる試みだが、契約も供給開始も未定だ。

退職給付費用と計画途中の足踏み

2029年3月期の営業利益は、退職給付費用の一時的な影響で、今期から減る見通しだ。会社は一時要因を除けば増益と説明する。ただ、途中で利益が足踏みすると、自社株買いの原資と株主の期待が揺らぎうる。

今後の分かれ目

AI向けの先端半導体の投資が2030年代前半まで途切れず続く
注力5品目が年12%近くで伸び、電子・半導体の営業利益率が15%台に乗る。強気の筋書きに近づく。
中国勢が半導体向けのダイヤモンド工具で価格を急に下げる
太陽光ワイヤの時と同じく、単価の下落が数量の増加を上回る。電子・半導体の利益率は一桁に戻る。
電気自動車の比率が想定より早く上がり、エンジン部品の砥石需要が減る
機械・輸送機器の数量が1割以上縮み、営業利益率は目標に届かない。航空機と軸受の伸びでは埋まらない。
東京精密との合弁が2027年度下期に量産に入り、シェアを1割取る
ダイシングブレードが新しい柱になり、電子・半導体の売上が計画を上回る。
低採算品の撤退が計画どおり進み、営業利益率が10%に乗る
ROEが8%台で定着し、還元の約束が果たされる。倍率の評価が上がる余地が出る。
半導体の景気が反転し、今期の増益が山になる
売上は1〜2割落ち、利益率は5%前後に戻る。現金は残るが、ROEはまた3%台に沈む。

見ておくもの

  • 注力5品目の売上と、SiC向けの回復
  • 営業利益率が10%に届くか(低採算品の撤退の進み具合)
  • 自社株買いの実績と自己資本比率の推移
  • 東京精密との合弁の量産開始(2027年度下期)
  • 中国勢の半導体向けダイヤモンド工具の価格と品質

倍率と資本コストの決め方

倍率は、事業の稼ぐ力から出した。今の株価や過去・同業の倍率は使っていない。中立・楽観・やや楽観は、ROE と資本コスト 8.25%、長期の成長 4% から式で出した正当化 PER の 8 割(景気で振れる事業で、利益の質が中位のため。ROE が資本コストを超える筋書きは、PER の下限 1÷k を割らない)。やや悲観・悲観は構造的な負けから置き、7 割へは引き上げていない。余った現金は事業と分けて足した。新リース会計基準の影響は小さい事業のため、数字は今の形のままにしている。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.5→16.13 倍・やや楽観 PER 12.1→14.01 倍・中立 PER 10.9→12.12 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +0.75% を足した 8.25%。個別のリスクは筋書きと確率で表した。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. 旭ダイヤモンド工業 中期経営計画2030(ログミーファイナンス)
  2. 東京精密と旭ダイヤモンド工業、ダイシングブレードの合弁会社を設立
  3. 対米投融資1号案件の人工ダイヤ、日本企業が調達に関心(ロイター)

分析日 2026-10-16