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荏原製作所 6361

半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,243 円1.48 兆円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)3,827 円1.74 兆円差 −15.3%
10 年後から見ると やや割高 価値 3,243 円1.48 兆円 · 差 −15.3% · 期待の年率 +4.7%
期待の年率リターン(10 年)+4.7%資本コスト比 −2.6 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

荏原製作所は、「流れを操る技術」を軸に、性格の違う二つの事業を持つ会社だ。一つは半導体の製造装置で、ウェーハを平らに磨く CMP 装置と、工場の真空を作るドライ真空ポンプを売る。もう一つはビルや工場向けの標準ポンプ、プラントの機器、ごみ処理施設だ。筆者の結論は、事業は堅実だが今の値段は高すぎる、というものだ。総合は割高(−40%)になった。

稼ぎ頭は精密・電子だ。CMP 装置は世界シェア 37% で、首位のアプライド・マテリアルズ(53%)に次ぐ 2 位になる。ドライ真空ポンプも英 Edwards に次ぐ 2 位だ。この部門が売上の 36% を占め、全社の営業利益の半分超を稼ぐ。ほかの部門は国内首位でも利益率が 1 桁にとどまる。

ここで数量の置き方を見直した。市場の伸びを名目で書きながら、価格にも物価を掛ける二重の数え方になっていたからだ。直したあとの中立は、CMP 市場が名目で年 6%、実質で約 1.3 倍に伸びる姿になる。

10 年後の中立は、営業利益 1,900 億円、ROE 14%、PER 13 倍。時価総額は今を 1 割ほど下回る。谷の深い半導体の確率を重ねると、本質価値は今を 4 割ほど下回る。今の PER は 25 倍だ。筆者は、精密・電子の高成長が崩れず続く、という楽観まで値段が先に払われていると見る。

バリュー投資の観点から

筆者が最初に見るのは、株主の手元に残る利益だ。精密・電子は営業利益率が高く、現金に変わりやすい。だが標準ポンプやインフラは利益率が低い。全社の稼ぐ力の半分超が、一つの事業に載っている。好況の利益を将来にそのまま伸ばしてはいけない。半導体の循環を通した平均の収益力を、慎重に見るべきだ。

堀は、全社では普通と見る。CMP とドライ真空ポンプは世界 2 位で、寡占の中にいる。ただし両方とも、首位を追う立場だ。標準ポンプは国内首位でも競争が厳しく、利益率が低い。

資本の使い方は評価できる。配当性向 35% 以上、フリーキャッシュフローの 100% 以上の還元という方針は分かりやすい。2000 年代の危機を越えて築いたガバナンスも、筆者は買う。

安全域は薄い。今の PER は 25 倍、PBR は 3.8 倍で、過去の荏原を大きく上回る。精密・電子の高成長が崩れず続く、という楽観に近い前提で、値段が付いている。

何で稼ぐ会社か

荏原は 2024 年から、事業を「建築・産業」「エネルギー」「インフラ」「環境」「精密・電子」の 5 つに分けている。稼ぎの中心は精密・電子だ。

精密・電子の主力は、ウェーハを平らに磨く CMP(化学機械研磨)装置である。成膜やエッチングの工程で真空を作る、ドライ真空ポンプも売る。顧客は TSMC、サムスン、SK ハイニックス、マイクロンなど最先端の工場だ。CMP は世界シェア 37% で、首位のアプライド・マテリアルズ(53%)と合わせて 9 割を占める。ロジック向けに強く、メモリ向けの機能追加でシェアを広げようとしている。

建築・産業とインフラは、ビルの給排水や工場の送風に使う標準ポンプが柱だ。国内シェアは約 30% で長年首位になる。河川の排水機場用ポンプも国内首位だ。AI データセンターの液冷に使う精密ポンプにも参入した。エネルギーは、石油化学や発電プラント向けのポンプ、コンプレッサ、タービンを扱う。

環境は、グループの荏原環境プラントが担う。ごみ処理施設の設計・建設に加え、長期の運転管理を請け負う。受注は国内外で 500 件、907 基に及ぶ。

創業は 1912 年。ポンプから水処理、半導体装置へと広げた「水の技術」の会社だ。海外売上は 6 割を超え、精密・電子の調子が全社の業績を大きく左右する。

優良さと弱いところ

筆者が見る荏原の強さは、技術で値段を守れる精密・電子にある。営業利益率は 16.9% と 5 事業で最も高い。CMP とドライ真空ポンプは、どちらも世界 2 位の技術を持つ。

一方で、標準ポンプ、エネルギー、インフラは国内首位級でも利益率は 1 桁にとどまる。事業ごとの稼ぐ力の差は大きい。全社の ROE は 15.1%、自己資本比率は 47.0%で、純有利子負債は時価総額の 4.2%だ。財務は健全である。

ガバナンスは日本企業の中でも先を行く。2000 年代の大きな損失と不祥事を経て、2008 年に初の社外取締役を迎えた。2015 年に指名委員会等設置会社へ移り、2017 年には取締役の過半数が社外になった。2019 年以降は、業務執行を兼ねる取締役を社長 1 人に絞っている。社外取締役が「NO」を言える形は、資本の使い方を支える。

弱点は、全社の営業利益の半分超を精密・電子に頼る一本足の面だ。半導体の投資が反転すれば、全社の業績が大きく振れる。ポンプや環境は安定しているが、利益率が低い。精密・電子の調子が良い間だけ、優良企業に見えやすい点に注意が要る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

半導体の製造装置は、AI データセンター向けの先端ロジックと HBM の投資で伸びている。SEMI の予測では、WFE(前工程の装置市場)は 2026 年に前年比 9.0% 増の 1,352 億ドルに達する。荏原が強い CMP とドライ真空ポンプは、WFE より小さい市場だ。

先端ロジックと先端パッケージは、微細化と多層化で工程が増える。アプライド・マテリアルズと Edwards との技術の競争は続く。荏原はロジック向け CMP に強く、メモリ向けでは AMAT が優位に立つ。2030 年までに CMP の首位を取る、という目標を掲げて機能を足している。

半導体は 2001 年のITバブル崩壊と 2008 年のリーマンショックで、装置投資が急に減った。AI の追い風があっても、循環は消えない。

標準ポンプと建築設備は、国内の建設が成熟している。人口減が重荷だ。それでもデータセンターの液冷という新しい需要が出てきた。世界のポンプ市場での荏原のシェアは 8.34% で、グルンドフォスや KSB など欧州勢との競争は変わらない。環境は国内のごみ処理施設の更新と運転管理が中心だ。人口とともに緩やかに縮む市場だが、既存施設の高度化と発電が下支えになる。

中国は SMEE や AMEC を軸に装置の国産化を進める。中位の性能帯から始まったが、10 年あれば荏原の領域にも届きうる。米中の輸出管理も、投資のペースを左右する。

資本政策と M&A

還元の基準は連結配当性向 35% 以上だ。2026 年度も増配を計画しており、7 期連続になる。3 年間累計のフリーキャッシュフローの 100% 以上を、配当と自社株買いに向ける方針も掲げる。2026 年 2 月期には、最大 100 億円の自社株買いを終えた。持つ自己株は発行済み株式の 5% を上限とし、超える分は原則消却する。

M&A は、2022 年にカナダと米国のポンプ・ミキサー会社 6 社を持つ Hayward Gordon を買った例がある。海外の風水力事業を厚くする狙いだった。精密・電子では大型の買収は目立たず、研究開発で自力で伸ばしている。

2026 年 2 月には、長期ビジョン「E-Vision2035」と中期経営計画「E-Plan2028」をつくった。精密・電子、エネルギー、建築・産業を成長の柱とする。持ち合い株は小さく、資本効率を損なう要因としては目立たない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

強気の見方は、AI 向けの投資はまだ序盤だと言う。TSMC、サムスン、SK ハイニックス、マイクロンの増産は、数年にわたり続く。荏原の CMP とドライ真空ポンプは、その投資に合わせて伸びる。2030 年までに CMP の首位を取る、という目標もある。メモリ向けに機能を足せば、アプライド・マテリアルズからシェアを奪う余地がある。

標準ポンプにも新しい柱が育ち始めた。AI データセンターの液冷に使う精密ポンプと熱管理だ。長年磨いた「流れを操る技術」の新しい使い道である。環境プラントも、施設の更新と発電の需要で安定して伸びる。

財務は堅い。自己資本比率は 47%、純有利子負債は時価総額の 4.2% だ。配当性向 35% 以上、フリーキャッシュフローの 100% 以上の還元で、株主にも厚い。社外取締役が過半を占めるガバナンスが、資本の使い方を支える。精密・電子の成長とポンプ・環境の安定、この二本足の強さは、次の 10 年も評価される、という主張だ。

筆者も、事業の質には異論がない。論点は値段と期間である。

慎重な見方

慎重な見方はまず、一本足の脆さを突く。全社の営業利益の半分超が、精密・電子に集まる。半導体の投資が反転すれば、全社の業績が大きく振れる。CMP ではアプライド・マテリアルズが 53% を握り、メモリ向けで優位に立つ。荏原が追いつく保証はない。ドライ真空ポンプも Edwards が首位だ。

中国の国産化も重い。SMEE や AMEC が中位の性能帯から最先端へ進めば、10 年の間にシェアが削られる。

標準ポンプ、エネルギー、インフラは、国内首位級でも利益率が 1 桁だ。精密・電子が好調な間だけ、全社の ROE が高く見えているにすぎない。環境も、人口減でごみ処理の需要が細る。データセンターの冷却は、まだ収益への貢献が小さい。

最後に値段だ。PER は 25 倍、PBR は 3.8 倍。過去の荏原と比べて高い。半導体への期待が少し後退すれば、業績が落ちる前に、倍率の縮みだけで株価は大きく下がる。精密・電子への依存が高いほど、その反動も大きい、という主張だ。

どちらに重みを置いたか

事業の質では、強気の見方に説得力がある。精密・電子の寡占と、ポンプ・環境の安定は、確かに二本足だ。一方、利益の半分超が半導体の循環に載る点と、PER 25 倍という値段は、慎重な見方にも分がある。

筆者は、中立に最も重みを置いた。中立の 10 年後は、時価総額が今を 1 割ほど下回る。半導体の反転の怖さを見て、やや悲観と悲観を合わせて 35% 置いた。確率で重ねると、本質価値は今を 4 割ほど下回る。今の値段が正当化されるのは、楽観に近い 10 年が続く時だ。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 4,865 円2.22 兆円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,174 円5,347 億円)。 今の値に割り戻すと 3,243 円1.48 兆円、今との差 −15.3%、 期待の年率 +4.7%(資本コスト 7.2%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 10,416 円4.74 兆円 1,857 円8,457 億円 +220.7% +12.4% 1,473 円6,707 億円
やや楽観 21% 7,070 円3.22 兆円 1,456 円6,630 億円 +122.8% +8.3% 1,791 円8,154 億円
中立 32% 5,404 円2.46 兆円 1,233 円5,614 億円 +73.4% +5.7% 2,124 円9,671 億円
やや悲観 22% 1,558 円7,096 億円 847 円3,856 億円 −37.2% −4.5% 529 円2,409 億円
悲観 13% 446 円2,031 億円 499 円2,271 億円 −75.3% −13.1% 123 円559 億円
加重平均100% 4,865 円2.22 兆円1,174 円5,347 億円 +57.8% +4.7% 6,039 円2.75 兆円

今の株価時価総額 3,827 円1.74 兆円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 12% CMPシェア逆転を伺い、データセンター冷却が新しい柱に育つ 利益 2,281 億円 · PER 20.8 倍 · 株価時価総額 10,416 円4.74 兆円

AI、先端パッケージ、次世代メモリの投資の波が、何度も重なる。CMP の市場は名目で約 90 億ドルまで広がる。物価を除いても、今の約 1.9 倍にあたる。

荏原はメモリ向けの機能追加を当て、CMP のシェアを 40% まで伸ばす。ドライ真空ポンプも 29% に上がる。標準ポンプは、AI データセンターの液冷向けが柱として根づく。世界のポンプ市場で、シェアは 9.8% になる。環境プラントも、更新と発電の需要で緩やかに広がる。

アプライド・マテリアルズ、Edwards との差は残る。それでも、堅い財務と先進のガバナンスのもとで、研究開発と還元を両立させる。荏原にとって最も恵まれた 10 年になる。

  • CMP装置(精密・電子):数量 66.9(世界のCMP装置市場(億ドル、推定)。今の値段で測った実質)× 価格 80(シェア×150円×物価の倍率(市場1億ドルあたりの当社売上換算))→ 売上 5,382 億円・営業利益 1,238 億円。市場(名目)89.7 億ドル=実質 66.9 億ドル×シェア40%、営業利益率23%
  • ドライ真空ポンプ等(精密・電子):数量 66.0(半導体工場向けドライ真空ポンプ・関連コンポーネントの世界市場(億ドル、推定)。今の値段で測った実質)× 価格 58(シェア×150円×物価の倍率)→ 売上 3,846 億円・営業利益 711 億円。市場(名目)88.4 億ドル=実質 66.0 億ドル×シェア29%、営業利益率18.5%
  • 標準ポンプ・建築設備・インフラ・エネルギー:数量 537(世界の産業用・建築用ポンプ市場(億ドル、推定))× 価格 20(シェア×150円×物価の倍率)→ 売上 10,576 億円・営業利益 1,142 億円。市場536.9億ドル×シェア9.8%、営業利益率10.8%
  • 環境プラント:数量 100(国内の民間運営ごみ処理施設のうち荏原環境プラントが受託・稼働する施設数(基、推定))× 価格 16(1基あたりの年間売上(EPC・O&M・薬品販売の合算、億円、推定))→ 売上 1,640 億円・営業利益 172 億円。受託100基、営業利益率10.5%

倍率:事業の純利益 2,280 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 20.3% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 13.8%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 20.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 20.8 倍。全体の PER 20.8 倍、時価総額 47,434 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:10年の間にCMPでのシェア拡大、ドライ真空ポンプの伸長、データセンター冷却事業の立ち上げという複数の成功が連続して必要で、実現すれば強いが連続成功の確度は高くない。

やや楽観 21% 精密・電子が成長の主軸、ポンプも緩やかに拡大 利益 1,644 億円 · PER 19.6 倍 · 株価時価総額 7,070 円3.22 兆円

CMP の市場は名目で約 72 億ドルまで広がる。荏原のシェアは 38.5% に上がり、ドライ真空ポンプも 27% に伸びる。

標準ポンプでは、データセンターの冷却向けが着実に育つ。世界シェアは 9.2% になる。環境プラントの受託も、緩やかに増える。アプライド・マテリアルズと Edwards との競争は続く。それでも荏原の技術の地位は揺らがず、中国の国産化は中位の性能帯にとどまる。

配当性向 35% 以上と、フリーキャッシュフローの 100% 以上の還元は保たれる。精密・電子とポンプ・環境の二本足が、ともに伸びる 10 年だ。AI の半導体需要が、業界の主役として根づく見方に近い。

  • CMP装置(精密・電子):数量 54.1(世界のCMP装置市場(億ドル、推定)。今の値段で測った実質)× 価格 77(シェア×150円×物価の倍率(市場1億ドルあたりの当社売上換算))→ 売上 4,187 億円・営業利益 858 億円。市場(名目)72.5 億ドル=実質 54.1 億ドル×シェア38.5%、営業利益率20.5%
  • ドライ真空ポンプ等(精密・電子):数量 55.5(半導体工場向けドライ真空ポンプ・関連コンポーネントの世界市場(億ドル、推定)。今の値段で測った実質)× 価格 54(シェア×150円×物価の倍率)→ 売上 3,013 億円・営業利益 482 億円。市場(名目)74.4 億ドル=実質 55.5 億ドル×シェア27%、営業利益率16%
  • 標準ポンプ・建築設備・インフラ・エネルギー:数量 504(世界の産業用・建築用ポンプ市場(億ドル、推定))× 価格 18(シェア×150円×物価の倍率)→ 売上 9,317 億円・営業利益 913 億円。市場503.9億ドル×シェア9.2%、営業利益率9.8%
  • 環境プラント:数量 92.0(国内の民間運営ごみ処理施設のうち荏原環境プラントが受託・稼働する施設数(基、推定))× 価格 16(1基あたりの年間売上(EPC・O&M・薬品販売の合算、億円、推定))→ 売上 1,509 億円・営業利益 140 億円。受託92基、営業利益率9.3%

倍率:事業の純利益 1,644 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 16.6% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.9%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.6 倍。全体の PER 19.59 倍、時価総額 32,198 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:AI関連の半導体需要が業界の主役として定着するという、業界見通しの上位レンジに近い想定。

中立 32% 二本足の構造は変わらず、倍率は平常化 利益 1,293 億円 · PER 18.8 倍 · 株価時価総額 5,404 円2.46 兆円

中立は、二本足の構造が変わらず、倍率が平常に戻る 10 年だ。CMP の市場は名目で約 60 億ドル。今の約 1.75 倍で、物価を除くと約 1.3 倍にあたる。年に直すと名目 6% だ。荏原のシェアは 38% で、今からの改善は小さい。

技術が切り替わるたびに、アプライド・マテリアルズとシェアを奪い合う。得るものと失うものが打ち消し合う。ドライ真空ポンプのシェアは 26.5% でほぼ保つ。標準ポンプは、データセンターの冷却が一定の規模に育つ。ただ国内の成熟需要の縮小と相殺し、世界シェアは 8.7% どまりだ。

環境の受託は、緩やかに増える程度。循環は消えないが、AI 需要が谷を浅くする。特別な超過成長は一巡し、普通に強い優良企業として評価される。

  • CMP装置(精密・電子):数量 45.1(世界のCMP装置市場(億ドル、推定)。今の値段で測った実質)× 価格 76(シェア×150円×物価の倍率(市場1億ドルあたりの当社売上換算))→ 売上 3,443 億円・営業利益 671 億円。市場(名目)60.4 億ドル=実質 45.1 億ドル×シェア38%、営業利益率19.5%
  • ドライ真空ポンプ等(精密・電子):数量 49.5(半導体工場向けドライ真空ポンプ・関連コンポーネントの世界市場(億ドル、推定)。今の値段で測った実質)× 価格 53(シェア×150円×物価の倍率)→ 売上 2,636 億円・営業利益 395 億円。市場(名目)66.3 億ドル=実質 49.5 億ドル×シェア26.5%、営業利益率15%
  • 標準ポンプ・建築設備・インフラ・エネルギー:数量 475(世界の産業用・建築用ポンプ市場(億ドル、推定))× 価格 17(シェア×150円×物価の倍率)→ 売上 8,306 億円・営業利益 748 億円。市場474.9億ドル×シェア8.7%、営業利益率9.0%
  • 環境プラント:数量 84.8(国内の民間運営ごみ処理施設のうち荏原環境プラントが受託・稼働する施設数(基、推定))× 価格 16(1基あたりの年間売上(EPC・O&M・薬品販売の合算、億円、推定))→ 売上 1,391 億円・営業利益 115 億円。受託84.8基、営業利益率8.3%

倍率:事業の純利益 1,292 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 14.7% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.0%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.8 倍。全体の PER 18.81 倍、時価総額 24,312 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:SEMIのWFE市場見通し(10年後も拡大)と後工程・先端パッケージングの構造的成長を踏まえつつ、荏原固有のCMPでのシェア拡大・ポンプのデータセンター参入をやや慎重に見る、最も重みを置く中心シナリオ。

やや悲観 22% 中国の装置国産化でCMP・ドライポンプのシェアが侵食 利益 668 億円 · PER 9.5 倍 · 株価時価総額 1,558 円7,096 億円

中国の新興メーカーの国産化が、CMP とドライ真空ポンプの中位の性能帯まで広がる。荏原のシェアは CMP で 34%、ドライ真空ポンプで 23% に下がる。

CMP の市場も、名目で約 45 億ドルにとどまる。物価を除くと、今よりわずかに小さい。TSMC とサムスンの最先端投資は続くが、ペースは鈍る。標準ポンプは国内の成熟需要が縮み続け、冷却の立ち上がりも遅い。世界シェアは 8.34% で変わらない。環境は人口減で緩やかに縮む。

それでも、最先端の CMP とドライ真空ポンプでは、一定の優位を残す。事業は崩れない。配当は規模を抑えて続く。

  • CMP装置(精密・電子):数量 33.5(世界のCMP装置市場(億ドル、推定)。今の値段で測った実質)× 価格 68(シェア×150円×物価の倍率(市場1億ドルあたりの当社売上換算))→ 売上 2,290 億円・営業利益 309 億円。市場(名目)44.9 億ドル=実質 33.5 億ドル×シェア34%、営業利益率13.5%
  • ドライ真空ポンプ等(精密・電子):数量 40.5(半導体工場向けドライ真空ポンプ・関連コンポーネントの世界市場(億ドル、推定)。今の値段で測った実質)× 価格 46(シェア×150円×物価の倍率)→ 売上 1,873 億円・営業利益 184 億円。市場(名目)54.3 億ドル=実質 40.5 億ドル×シェア23%、営業利益率9.8%
  • 標準ポンプ・建築設備・インフラ・エネルギー:数量 413(世界の産業用・建築用ポンプ市場(億ドル、推定))× 価格 17(シェア×150円×物価の倍率)→ 売上 6,923 億円・営業利益 505 億円。市場413.0億ドル×シェア8.34%、営業利益率7.3%
  • 環境プラント:数量 73.6(国内の民間運営ごみ処理施設のうち荏原環境プラントが受託・稼働する施設数(基、推定))× 価格 16(1基あたりの年間売上(EPC・O&M・薬品販売の合算、億円、推定))→ 売上 1,207 億円・営業利益 82 億円。受託73.6基、営業利益率6.8%

倍率:ROE 8.5%。今の利益はそのまま残り、先で薄れるのは新しく投じるお金の稼ぎだけとみて、RONIC = k 7.25% + 残る割合 1/2 ×(8.5 − 7.75)= 8.1%、長期の成長率 g 4.0% から正当化 PER = (1 − g÷RONIC)÷(k − g)= 13.5 倍。半導体投資の谷と中国勢の追い上げで精密・電子の利益が細る筋書き。ROE は k を上回るが、先で薄れる稼ぎを多めに見て、上限の 7.0 割の 9.5 倍に置いた。

確率:中国などの新興メーカー(SMEE・AMEC等)の国産化が中位性能帯から広がり、半導体市場の伸び自体も鈍化する想定。業界見通しのうち弱めのレンジに相当。

悲観 13% 半導体で構造的にシェアを失い、二本足の片方だけが残る 利益 226 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 446 円2,031 億円

中国の新興メーカーが、CMP とドライ真空ポンプの最先端の工程にも食い込む。荏原のシェアは CMP で 22%、ドライ真空ポンプで 16% まで落ちる。

顧客はアプライド・マテリアルズや Edwards から複数購買を進める。米中対立の激化で、投資計画も見えにくくなる。CMP の市場は、AI の進展で名目 41 億ドルまで広がる。だがシェアの損失が業績を直撃し、精密・電子の営業利益率は 1 桁前半まで沈む。

標準ポンプ、建築設備、環境は、国内の需要が縮み続ける。それでも精密・電子よりは底堅い。全社は、標準ポンプと環境という安定事業だけが残る会社として、評価が切り替わる。

  • CMP装置(精密・電子):数量 30.9(世界のCMP装置市場(億ドル、推定)。今の値段で測った実質)× 価格 44(シェア×150円×物価の倍率(市場1億ドルあたりの当社売上換算))→ 売上 1,366 億円・営業利益 96 億円。市場(名目)41.4 億ドル=実質 30.9 億ドル×シェア22%、営業利益率7%
  • ドライ真空ポンプ等(精密・電子):数量 37.5(半導体工場向けドライ真空ポンプ・関連コンポーネントの世界市場(億ドル、推定)。今の値段で測った実質)× 価格 32(シェア×150円×物価の倍率)→ 売上 1,205 億円・営業利益 60 億円。市場(名目)50.2 億ドル=実質 37.5 億ドル×シェア16%、営業利益率5%
  • 標準ポンプ・建築設備・インフラ・エネルギー:数量 351(世界の産業用・建築用ポンプ市場(億ドル、推定))× 価格 17(シェア×150円×物価の倍率)→ 売上 5,885 億円・営業利益 265 億円。市場351.1億ドル×シェア8.34%、営業利益率4.5%
  • 環境プラント:数量 60.0(国内の民間運営ごみ処理施設のうち荏原環境プラントが受託・稼働する施設数(基、推定))× 価格 16(1基あたりの年間売上(EPC・O&M・薬品販売の合算、億円、推定))→ 売上 984 億円・営業利益 39 億円。受託60基、営業利益率4.0%

倍率:ROE 3.1% が k 7.25% 以下で、ためた利益は額面を下回る価値なので PER は 1÷k = 12.9 倍まで。精密・電子の技術的な地位を失い、標準ポンプも価格競争に巻き込まれる構造悲観。ROE が k を下回るので、稼ぐ力(純利益 ÷ k)を上限に、上限の 7.0 割の 9.0 倍に置いた。

確率:中国・新興メーカーがCMP・ドライ真空ポンプの最先端工程にまで食い込み、かつ半導体の循環の谷が同時に来るという複合シナリオ。技術優位の喪失は一度始まると10年で後退しやすいため低頻度だが無視できない確率を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

CMP装置(精密・電子)

半導体ウェーハの表面を平坦化する化学機械研磨(CMP)装置。ロジック半導体向けで強みを持つ。

数量世界のCMP装置市場(億ドル、推定)。今の値段で測った実質価格シェア×150円×物価の倍率(市場1億ドルあたりの当社売上換算)売上営業利益
今 2025/12 34.5 56 1,915 364
10 年後 中立 45.1 76 3,443 671

取り方:CMP 装置の世界シェアは、アプライド・マテリアルズ 52.6%、荏原 37.0% で、2 社で 9 割を占める寡占。世界の市場規模は調査機関により 39〜63 億ドルと幅があるため、精密・電子のうち CMP が占める比率(約 5〜6 割、売上約 1,915 億円)をシェア 37% で逆算し、約 34.5 億ドルと置いた(1 ドル 150 円)。数量は今の値段で測った実質の市場規模で、10 年後の筋書きの市場は、名目の予測を物価 1.34 倍で割った実質で置く。価格=シェア 37%×150 円。

ドライ真空ポンプ等(精密・電子)

半導体の成膜・エッチング工程で真空状態を作るドライ真空ポンプと関連コンポーネント。

数量半導体工場向けドライ真空ポンプ・関連コンポーネントの世界市場(億ドル、推定)。今の値段で測った実質価格シェア×150円×物価の倍率売上営業利益
今 2025/12 40.2 38 1,508 216
10 年後 中立 49.5 53 2,636 395

取り方:ドライ真空ポンプは世界 2 位(1 位は英 Edwards Vacuum)。精密・電子の残り(コンポーネント・ドライポンプ、売上約 1,508 億円)を、半導体工場向けドライポンプ・部品市場でのシェア 25%(推定)で逆算し、約 40.2 億ドルと置いた。数量は今の値段で測った実質の市場規模で、10 年後の筋書きの市場は、名目の予測を物価 1.34 倍で割った実質で置く。価格=シェア 25%×150 円。

標準ポンプ・建築設備・インフラ・エネルギー

ビル・マンションの給排水、河川の排水機場、石油化学・発電プラント向けのポンプ・コンプレッサ・タービン。建築・産業・インフラ・エネルギーの3セグメント合算。

数量世界の産業用・建築用ポンプ市場(億ドル、推定)価格シェア×150円×物価の倍率売上営業利益
今 2025/12 413 13 5,167 457
10 年後 中立 475 17 8,306 748

取り方:標準ポンプは国内シェア約30%で長年首位、排水機場用ポンプも国内シェア1位。世界のポンプ市場では荏原のシェアは8.34%(deallab調べ)。建築・産業(2,419億円)・エネルギー(2,178億円)・インフラ(571億円)の3セグメント合計売上(約5,167億円)をこのシェアで逆算し、世界の産業用・建築用ポンプ市場を約413億ドルと置いた。価格=シェア8.34%×150円。

環境プラント

ごみ処理施設(ストーカ式・流動床式焼却炉)の設計・建設(EPC)、長期の運転管理・メンテナンス(O&M)、薬品の製造・販売。

数量国内の民間運営ごみ処理施設のうち荏原環境プラントが受託・稼働する施設数(基、推定)価格1基あたりの年間売上(EPC・O&M・薬品販売の合算、億円、推定)売上営業利益
今 2025/12 80.0 12 979 80
10 年後 中立 84.8 16 1,391 115

取り方:荏原環境プラントは国内の民間運営ごみ処理施設(全国約1,100基のうち約400基)の約20%のシェアを持ち、稼働・受託中の施設を約80基と見積もった。環境セグメント売上979億円÷80基で、1基あたりの年間売上を約12.2億円(EPC・O&M・薬品販売の合算)と置いた。

リスクと懸念

精密・電子に利益が集まる

営業利益の半分超を、CMP 装置とドライ真空ポンプが稼ぐ。半導体の投資が反転すれば、全社の業績が大きく振れる。ポンプや環境は安定だが利益率が低く、精密・電子が良い間だけ優良企業に見えやすい。

首位との差が詰まらない

CMP はアプライド・マテリアルズが 53% を握り、メモリ向けで優位にある。ドライ真空ポンプは Edwards が首位だ。荏原は 2030 年に CMP の首位を狙うが、追いつく保証はなく、追う立場が続く。

中国の装置国産化

SMEE や AMEC が、CMP とドライ真空ポンプの国産化を中位の性能帯から進める。今は最先端に届かない。しかし 10 年の間にシェアが削られる恐れは、無視できない。米中の輸出管理も計画を揺らす。

半導体の谷は深い

ITバブル崩壊(2001 年)とリーマンショック(2008 年)で、装置投資が急に減った。AI の柱ができても、受注が先読みと在庫調整で振れる性質は残る。

国内の成熟需要と低い利益率

標準ポンプ、建築設備、環境は、国内首位級でも営業利益率が 1 桁だ。人口減で建設とごみ処理の需要が細る。データセンターの冷却が、この形をどこまで変えるかは分からない。

倍率が縮む

今の PER は 25 倍、PBR は 3.8 倍で、過去の荏原より高い。半導体への期待が後退すると、業績が落ちる前に、倍率の縮みだけで株価が大きく下がりうる。

今後の分かれ目

荏原が CMP でメモリ向けの機能追加に成功し、アプライド・マテリアルズからシェアを奪い始めたら
楽観とやや楽観の確率を上げてよい。ただ、倍率がすでに高いので、株価が価値より先に走っていないかも確かめる。
TSMC、サムスン、SK ハイニックス、マイクロンの誰かが投資計画を大きく見直したら
やや悲観と悲観の確率を上げる。精密・電子の受注と利益率の変化を、決算で確かめる。
中国の新興メーカーが、CMP やドライ真空ポンプの最先端で受注を取り始めたら
シェアの前提を下げ、悲観側の確率を上げる。
AI データセンターの液冷向けポンプが、建築・産業の中で一定の売上に育ったら
ポンプ事業の成長を上方修正し、精密・電子への依存に付けた割引を和らげてよい。
半導体投資が急に冷え、精密・電子の受注が前年を割ったら
やや悲観や悲観に近づいたと見る。倍率の縮みも合わせて想定する。
自社株買いが発行済み株式の 5% の上限に近づき、消却が続いたら
還元の規律は評価できる。ただ、成長投資より消却に偏っていないか、資本政策の変化を確かめる。

見ておくもの

  • 精密・電子セグメントの受注高・営業利益率の四半期推移
  • CMP装置・ドライ真空ポンプの世界シェア(アプライド・マテリアルズ・Edwards Vacuumとの差)
  • TSMC・サムスン・SKハイニックス・マイクロンの資本支出計画の進捗
  • 標準ポンプ・建築設備セグメントのデータセンター冷却向け売上の立ち上がり
  • 中国など新興装置メーカーのシェア動向

倍率と資本コストの決め方

精密・電子の CMP とドライ真空ポンプは世界市場(実質)にシェアと物価の指数を掛け、標準ポンプ類は世界のポンプ市場に掛け、環境は受託の基数に 1 基あたり売上を掛けた。直す前は、市場の名目の伸びを数量に置いて価格にも物価を掛けていたので、CMP とドライ真空ポンプの数量を物価 1.34 倍で割った実質に置き直した(中立の市場は名目で CMP 約 1.75 倍、ドライ真空ポンプ約 1.65 倍、年 5〜6% で、機械ノートの半導体装置の名目 5〜7% の範囲)。倍率は正当化 PER(RONIC の残る割合 1/2、g 4%)を上限に、中立はその約 8 割。悲観は ROE が k を下回るので稼ぐ力で測った。今の株価に寄せて動かした所はない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 16.21→20.8 倍・やや楽観 PER 14.33→19.59 倍・中立 PER 13.19→18.81 倍)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality +0.25% = 7.75%。半導体サイクルへの依存は quality の循環に入れ、標準ポンプ・環境という安定事業の併存は寿命で見た。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.75% → 7.25%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 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鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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分析日 2026-10-16