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グローリー 6457

海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)4,392 円2,308 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)5,151 円2,707 億円差 −14.7%
10 年後から見ると やや割高 価値 4,392 円2,308 億円 · 差 −14.7% · 期待の年率 +4.5%
期待の年率リターン(10 年)+4.5%資本コスト比 −3.5 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

グローリーは、紙幣と硬貨を数え、仕分け、釣り銭まで自動で出す機械の世界大手だ。売上の 6 割強は海外で、欧米の小売・金融機関に置いた機械と、その保守が稼ぎの中心になった。筆者の結論は「やや割高」。今の値段は会社の利益回復をかなり織り込んでいて、キャッシュレスという長い逆風への備えが薄い。

稼ぎの土台は悪くない。機械を売ったあとも、保守や部品の収入が続く。2026 年 3 月期の営業利益は 298 億円で、海外の売上は 7 年連続で過去最高だった。一方、国内は 2024 年の新紙幣の特需が引き、国内売上は 1,872 億円から 1,235 億円まで落ちた。会社は 2027 年 3 月期に営業利益 320 億円を見込み、第 1 四半期は 5 割の増益で順調だ。

ただ、この会社は ROE の高い優良株ではない。過去 10 年の ROE は中央値で 5% 台で、2023 年 3 月期には減損で最終赤字に沈んだ。海外の買収が思うように稼げなかった履歴は軽くない。

10 年後の中立で、営業利益は 430 億円ほど、ROE は 9% 弱まで改善する。価格戦略とのれん償却の消滅で、利益の質は確かに上がる。それでも資本コストをわずかに上回るだけで、倍率は大きく上がらない。確率で加重した 10 年後の価値は、今の値段を 2 割弱下回る。会社の回復が計画どおりに進む強い筋書きが 10 年続いて、初めて今の値段が正当化される。

バリュー投資の観点から

本業の稼ぎは、オーナーの手元に残る利益で見ると薄い。機械の更新と海外の開発に毎年お金がかかり、利益のかなりが投資に回る。ROE が資本コストを少し上回る程度の会社に、高い値段は払えない。

経営者が資本をどう使うかが、この会社の最大の論点だ。買収で海外へ広がった判断は、2023 年 3 月期の減損で代償を払った。ここ 2 年は株主への還元を厚くし、規律は戻ってきた。ただ、海外の堀が薄い以上、還元の原資である利益が続くかが問われる。

10 年後もこの事業は残るか。残ると見る。現金の需要が細っても、消えはしない。保守という継続収益もある。ただ、年金のように安定して伸びる事業ではない。

安全域は厚くない。今の値段は、会社の回復計画を半ば織り込んでいる。バリュー投資の観点では、海外の利益率が 10% 前後で定着した証拠を確かめるまで、本質価値を今の値段より高くは置けない。

何で稼ぐ会社か

事業は 4 つに分かれる。いちばん大きいのが海外市場で、売上の 64%(2,161 億円)を占める。欧州と米国のスーパー、ドラッグストア、銀行に、紙幣・硬貨の入出金機、レジ裏の現金管理機、保守サービスを売る。2012 年の英タラリス、2021 年の米レボリューション・リテール・システムズの買収が土台になった。

流通・交通市場(576 億円)は、国内のレジの自動つり銭機や、交通向けの現金処理機だ。金融市場(371 億円)は、銀行や信用金庫の窓口で使う入出金機と、店舗周りの現金処理機を扱う。遊技市場(211 億円)はパチンコ店向けの計数機や貸出機で、利益率は 24% と最も高い。

収益の形は 4 つに共通する。機械を売るのは一度だが、保守・部品・ソフトの契約は長く続く。会社はこの継続収益を、2026 年度に売上の 4 割へ高める目標を掲げる。売るたびに値段を決めるハード事業を、毎年入る契約収入で支える形に変える狙いだ。

注力するのは小売・金融・飲食の 3 分野。飲食店の人手不足を、会計とつり銭の自動化で埋める市場を、3 本目の柱に育てている。2026 年 3 月期からは国際会計基準(IFRS)に変わり、買収でできたのれんの償却がなくなった。営業利益が日本基準より高く出る点は、数字を読むときに外せない。

優良さと弱いところ

堀は国内の方が深い。銀行や小売チェーンでは、紙幣を見分ける精度と、故障時に駆けつける保守網がものを言う。一度入れた機械は長く使われ、保守契約が付いてくる。国内は金融でも流通でも最大手格で、2024 年の新紙幣への切り替えで、その力があらためて示された。

海外は堀が薄い。欧米には CIMA や ARCA、クレーンなど地元の競合が多く、顧客は小売の大手と銀行だ。値段で選ばれる場面も少なくない。海外の営業利益率は 2024 年 3 月期が 3.5%、2025 年 3 月期が 4.0% にとどまった。2026 年 3 月期に 9.8% まで戻したのは、価格戦略と原価低減が効いた結果だ。筆者は、この改善が一過性ではないとまでは言い切れないと見ている。

資本の使い方には疑問が残る。海外の買収で規模は広がったが、2023 年 3 月期には減損で最終赤字になった。ROE は過去 10 年の中央値が 5% 台で、堀の割に低い。ここ 2 年は総還元性向 100% 超を掲げ、自社株買いも厚い。姿勢は改善している。

いちばん気にするのは、需要そのものが細る恐れだ。現金が使われなくなれば、機械の台数も保守の売上も減る。堀があっても、市場が縮めば値打ちは目減りする。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

現金処理機の市場は、地域ごとに事情が違う。日本は人口が減り、銀行店舗の統廃合が続く。国内の台数は細る方向だが、2024 年の新紙幣で入れ替えが一度に起きた。その反動が 2026 年 3 月期に出て、国内売上は 2 年で 3 割強減った。特需前の 1,000 億円前後が、国内の平常の水準とみる。

欧米は現金の利用が減る一方、スーパーやドラッグストアの店内の現金管理は残る。レジ係が現金を数え、集金に回し、銀行に預ける。この作業を機械で省く需要は、人手不足で強まっている。当社はここで稼ぐ。筆者は欧米の市場を約 120 億ドルと推定した。競合各社の売上を足した概算で、当社の取り分は 1 割強になる。

競合は海外に CIMA、ARCA、クレーンがあり、ディ・ラ・ルーも現金処理の会社として名が挙がる。国内で最大手格にある当社も、海外では群雄割拠の一社だ。価格でシェアが動きやすい。

景気の波は小さい。需要の中心は更新と保守で、設備投資の山谷より、紙幣の切り替えや店舗の改装が時期を決める。リーマン級の不況でも、保守の収入が下支えになる。

最大の変数は、キャッシュレスの進み方だ。進むほど台数は減るが、現金が消えるわけではない。災害や通信障害のたびに、現金の役割は見直される。筆者は、10 年で市場の台数がゆるやかに細ると見ている。当社はシェアを少し取って、その分を打ち返す。

資本政策と M&A

還元は厚くなった。2026 年 3 月期の総還元性向は 126% で、配当 134 億円に自社株買い 195 億円が加わった。取得した株は全数を消却している。中期計画は、2026 年度までの総還元性向 100% 以上と、減らさない累進配当、株主資本配当率 3% 以上を掲げる。2027 年 3 月期は増配を見込む。

買収は 3 度ある。2012 年に英タラリスを 500 億円台で、2018 年にソフト開発のフュートレックを公開買い付けで、2021 年に米レボリューション・リテール・システムズを。規模は広がったが、海外の収益が追いつかず、2023 年 3 月期は減損で赤字になった。のれんは今も残る。海外の業績が崩れれば、再び減損の種になる。

借金は純額で 252 億円と重くない。自己資本比率は 48% で、会社は 50% 前後を目標にする。ただ還元が利益を上回った分は手元の資金で賄うので、自己資本は 2025 年 3 月期の 2,353 億円から 2,179 億円へ減った。この水準の還元を続ければ、自己資本は増えない。

10 年のうちに、大型の買収や事業の入れ替えに動く可能性はある。買う側にも、買われる側にもなりうる。筆者は、会社が買収より還元を優先している間は、資本の使い方は良い方向にあると見る。

還元は方針(総還元性向100%以上・累進配当・DOE3%)の範囲で、中立は純利益の合計の約93%。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

海外の利益率が 4% から 10% 近くまで戻ったのは、価格戦略と原価低減が効いた結果だ。2027 年 3 月期の営業利益は 320 億円の計画で、第 1 四半期は 5 割の増益と、足もとの勢いは強い。国内の落ち込みは、新紙幣の特需の反動に過ぎない。特需前の水準に戻れば、これ以上は下がらない。

欧米では、スーパーやドラッグストアの人手不足が深刻だ。レジ裏の現金管理を機械に任せる需要は、むしろ強まる。飲食という新しい市場も開き始めた。保守や部品の継続収益を売上の 4 割へ高める計画が進めば、利益は景気に左右されにくくなる。

IFRS への移行でのれんの償却が消え、営業利益は日本基準より高く出る。ROE は 10% を狙える水準だ。自社株買いを含めた総還元性向は 126% で、会社は資本効率に本気で取り組んでいる。10 年のうちに、海外の買収がようやく実を結ぶ。現金の需要は、キャッシュレスが進んでも、災害や通信障害に備える意味で残る。

慎重な見方

この会社の過去を見れば、海外の利益は安定しない。2024 年 3 月期の海外の営業利益率は 3.5%、2025 年 3 月期は 4.0%だった。2026 年 3 月期の 9.8% が定着する保証はない。2023 年 3 月期には減損で最終赤字になり、のれんは今も残る。ROE は過去 10 年の中央値が 5% 台で、堀の割に資本の使い方がうまくない。

国内の特需の反動はまだ終わっていない。流通・交通市場は 2026 年 3 月期にセグメント利益がほぼ 0 まで落ちた。金融機関の店舗は減り続け、パチンコ店の数も減る。国内の台数は細る一方だ。

キャッシュレスは、毎年じわじわ進む。現金が減れば機械の台数と保守収入が減り、競合は値引きで台数を守りに来る。海外の堀は薄いので、値段を下げる圧力に弱い。総還元性向 126% は、利益より多くを株主に返したということで、自己資本は減った。回復が止まれば、還元を削るしかない。今の値段は、会社の回復計画をほぼそのまま織り込んでおり、外れたときの余裕がない。

どちらに重みを置いたか

海外の利益回復と、保守・部品の継続収益、還元の厚さは強気の見方に説得力がある。ただ、2024〜2025 年 3 月期に 3〜4% だった海外の利益率が定着した証拠はまだ 1 年分しかなく、国内の特需の反動も続く。キャッシュレスという長い逆風も外せない。確率は中立を最も重く置きつつ、やや悲観と悲観に合わせて 4 割弱を残し、楽観側は 3 割弱とした。ROE は 10 年の中立で 9% 弱と、資本コストをわずかに上回るだけなので、倍率は大きく上がらない。回復が計画どおりに進む強い筋書きが 10 年続かないと、今の値段は正当化されない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 4,897 円2,574 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 3,120 円1,639 億円)。 今の値に割り戻すと 4,392 円2,308 億円、今との差 −14.7%、 期待の年率 +4.5%(資本コスト 8.0%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 10,654 円5,598 億円 4,856 円2,552 億円 +201.1% +11.7% 1,241 円652 億円
やや楽観 20% 7,719 円4,057 億円 4,027 円2,116 億円 +128.0% +8.6% 2,349 円1,235 億円
中立 36% 5,306 円2,788 億円 3,300 円1,734 億円 +67.1% +5.3% 3,098 円1,628 億円
やや悲観 22% 2,038 円1,071 億円 2,499 円1,313 億円 −11.9% −1.3% 998 円524 億円
悲観 14% 1,020 円536 億円 1,345 円707 億円 −54.1% −7.5% 331 円174 億円
加重平均100% 4,897 円2,574 億円3,120 円1,639 億円 +55.6% +4.5% 8,017 円4,213 億円

今の株価時価総額 5,151 円2,707 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 8% 現金が粘り、海外の価格戦略が定着 利益 377 億円 · PER 14.9 倍 · 株価時価総額 10,654 円5,598 億円

現金の需要が思ったより粘り、人手不足で小売のレジ裏の自動化が一気に進む。海外では当社が取る売上が 25% 増え、価格戦略が定着して営業利益率は 14% に届く。飲食店向けも育ち、継続収益の比率が 4 割を超えて利益が安定する。国内は保守が金融・流通の下支えになり、遊技は店の減少を値上げで一部おぎなう。のれんの減損は起きず、増配と自社株買いが続いて ROE は 15% 前後まで上がる。欧米の競合は価格で追いかけるが、当社の保守網と機械の信頼性が顧客をつなぎとめる。海外の買収がようやく実を結び、会社の中期計画を上回る 10 年になる。

  • 海外市場:数量 18.0(海外で当社が取る売上(実質。億ドル。市場規模 × シェアの推定、今の値段で))× 価格 204(円換算の単価(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 3,672 億円・営業利益 514 億円。市場の微増とシェア上昇、営業利益率 14%
  • 流通・交通市場:数量 10.6(自動つり銭機など流通・交通向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 82(1 台あたりの平均単価(保守収入込み、万円))→ 売上 862 億円・営業利益 86 億円。台数 1 割増、利益率 10%
  • 金融市場:数量 1.4(金融機関向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 336(1 台あたりの平均単価(保守収入込み、万円))→ 売上 479 億円・営業利益 62 億円。店の減少を保守が補う、利益率 13%
  • 遊技市場:数量 4.0(パチンコ店向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 57(1 台あたりの平均単価(万円))→ 売上 230 億円・営業利益 51 億円。ホール減少を値上げで一部おぎなう
  • その他:数量 1.5(その他事業の販売件数相当(万件。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 68(1 件あたりの平均単価(万円))→ 売上 105 億円・営業利益 0 億円。利益は調整額に含める

倍率:事業の純利益 377 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.3% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.7%、10 年より先の名目の伸び g 3.0% g_long の理由で から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.9 倍。全体の PER 14.85 倍、時価総額 5,598 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:現金の需要が粘り、価格戦略も定着する必要がある。海外の利益率は 2024 年 3 月期に 3.5% だった実績があり、確度は高くない。

やや楽観 20% 回復計画がおおむね実現 利益 291 億円 · PER 13.9 倍 · 株価時価総額 7,719 円4,057 億円

会社の回復計画がおおむね実現する。海外では当社の売上が 15% 増え、営業利益率は 12% で定着する。国内は新紙幣の特需前の水準に落ち着き、流通は横ばい、金融と遊技は店の減少で台数が細る。ただ、欧米の競合との値引き競争は続き、利益率の上限は 12% あたりで止まる。飲食向けは育つが、全体を動かす大きさにはならない。営業利益は 560 億円ほど、ROE は 12% 近くまで上がる。小売の人手不足が自動化の需要を支え、遊技の高い利益率が全体の下支えになる。海外の価格戦略が一過性ではなかったと分かる、おおむね順調な 10 年になる。

  • 海外市場:数量 16.6(海外で当社が取る売上(実質。億ドル。市場規模 × シェアの推定、今の値段で))× 価格 203(円換算の単価(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 3,353 億円・営業利益 402 億円。売上 15% 増、営業利益率 12%
  • 流通・交通市場:数量 9.6(自動つり銭機など流通・交通向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 81(1 台あたりの平均単価(保守収入込み、万円))→ 売上 778 億円・営業利益 66 億円。横ばい、利益率 8.5%
  • 金融市場:数量 1.4(金融機関向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 334(1 台あたりの平均単価(保守収入込み、万円))→ 売上 451 億円・営業利益 52 億円。台数 1 割減、利益率 11.5%
  • 遊技市場:数量 3.8(パチンコ店向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 57(1 台あたりの平均単価(万円))→ 売上 214 億円・営業利益 45 億円。台数 25% 減、利益率 21%
  • その他:数量 1.5(その他事業の販売件数相当(万件。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 68(1 件あたりの平均単価(万円))→ 売上 104 億円・営業利益 0 億円。利益は調整額に含める

倍率:事業の純利益 291 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.8% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.9%、10 年より先の名目の伸び g 3.0% g_long の理由で から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.9 倍。全体の PER 13.94 倍、時価総額 4,056 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の回復計画に近い道。海外の利益率が 10% 近くまで戻った実績(2026 年 3 月期)と、四半期の増益の勢いが根拠。ただ競合との値引き競争が上限を抑える。

中立 36% 海外は小幅に伸び、利益率は 10% で足踏み 利益 218 億円 · PER 12.8 倍 · 株価時価総額 5,306 円2,788 億円

海外は少しずつシェアを取るが、市場は台数でやや縮み、当社の売上は 5% 増にとどまる。営業利益率は 10% で足踏みし、海外の営業利益は 300 億円ほどになる。国内は特需前の水準に戻り、金融と遊技は店の減少で台数が 15〜30% 細る。キャッシュレスは今のペースで進み、現金の需要はゆるやかに減る。営業利益は 430 億円、純利益は 220 億円ほど。ROE は 9% 弱で、資本コストをわずかに上回るだけの、会社の計画ほどは伸びないが、赤字や大きな減損も出ない。ごく普通の会社に落ち着く 10 年になる。

  • 海外市場:数量 15.1(海外で当社が取る売上(実質。億ドル。市場規模 × シェアの推定、今の値段で))× 価格 201(円換算の単価(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 3,039 億円・営業利益 304 億円。売上 5% 増、営業利益率 10%
  • 流通・交通市場:数量 9.1(自動つり銭機など流通・交通向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 80(1 台あたりの平均単価(保守収入込み、万円))→ 売上 733 億円・営業利益 51 億円。台数 5% 減、利益率 7%
  • 金融市場:数量 1.3(金融機関向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 331(1 台あたりの平均単価(保守収入込み、万円))→ 売上 423 億円・営業利益 42 億円。台数 15% 減、利益率 10%
  • 遊技市場:数量 3.5(パチンコ店向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 57(1 台あたりの平均単価(万円))→ 売上 198 億円・営業利益 38 億円。台数 3 割減、利益率 19%
  • その他:数量 1.5(その他事業の販売件数相当(万件。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 67(1 件あたりの平均単価(万円))→ 売上 98 億円・営業利益 0 億円。利益は調整額に含める

倍率:ROE 8.8%。今の利益はそのまま残り、先で薄れるのは新しく投じるお金の稼ぎだけとみて、RONIC = k 8% + 残る割合 1/2 ×(8.8 − 8.25)= 8.5%、長期の成長率 g 3.0% から正当化 PER = (1 − g÷RONIC)÷(k − g)= 12.3 倍。ROE が k をわずかに上回るので、下限の 1÷k = 12.1 倍がほぼそのまま上限になる。現金の需要が緩やかに減る中で海外の利益率 10% は守られる筋書きで、利益の質は普通。上限の 9.9 割の 12.79 倍に置いた。

確率:現金の需要は緩やかに減るが、人手不足の自動化と保守収入が支える中心の道。海外の利益率は 2026 年 3 月期の水準(9.8%)をほぼ保つ。

やや悲観 22% 海外の値引き競争で利益が戻らない 利益 119 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 2,038 円1,071 億円

海外で値引き競争が激しくなり、価格は物価に追いつかない(10 年で 1.28 倍)。市場の台数も 1 割近く細り、営業利益率は 7% まで戻る。顧客の大手小売は、複数の会社を競わせて値下げを迫る。国内は金融機関の店舗削減が進み、流通も回復せず、国内の利益はほとんど消える。営業利益は 250 億円、純利益は 120 億円ほどで、ROE は 5% を割る。海外ののれんは持ちこたえるが、減損の影がつきまとう。還元は利益に合わせて縮み、欧州の現金離れも重なり、会社の回復計画が絵に終わる 10 年になる。

  • 海外市場:数量 13.2(海外で当社が取る売上(実質。億ドル。市場規模 × シェアの推定、今の値段で))× 価格 192(円換算の単価(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 2,544 億円・営業利益 178 億円。台数 8% 減・値引き、営業利益率 7%
  • 流通・交通市場:数量 8.2(自動つり銭機など流通・交通向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 77(1 台あたりの平均単価(保守収入込み、万円))→ 売上 627 億円・営業利益 25 億円。台数 15% 減、利益率 4%
  • 金融市場:数量 1.1(金融機関向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 317(1 台あたりの平均単価(保守収入込み、万円))→ 売上 356 億円・営業利益 29 億円。台数 25% 減、利益率 8%
  • 遊技市場:数量 2.8(パチンコ店向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 54(1 台あたりの平均単価(万円))→ 売上 149 億円・営業利益 22 億円。台数 45% 減、利益率 15%
  • その他:数量 1.4(その他事業の販売件数相当(万件。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 64(1 件あたりの平均単価(万円))→ 売上 89 億円・営業利益 0 億円。利益は調整額に含める

倍率:ROE 4.9% が k 8% 以下で、ためた利益は額面を下回る価値なので PER は 1÷k = 12.1 倍まで。稼ぐ力(純利益 ÷ k)が上限で、利益率の低い事業は先でさらに薄れるとみて、上限の 7.4 割の 9.0 倍に置いた。

確率:海外の利益率は 3 年前まで 3〜4% だった。値引き競争の再燃とキャッシュレスの進みで、2023 年 3 月期のような減損を伴う悲観も現実味がある。慎重な見方を強く見て、中立より少し低めに置いた。

悲観 14% キャッシュレス加速で海外が崩れ、減損が出る 利益 67 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 1,020 円536 億円

キャッシュレスが欧米の小売で加速して、当社が取る売上の台数が 25% 減り、海外は競合の値引きに巻き込まれる。価格は物価に追いつかず(1.22 倍)、海外の営業利益率は 5.5% と、2025 年 3 月期の 4% に近い水準まで沈む。国内は新紙幣の特需のあと、金融も流通も需要が細り続け、パチンコ店向けも店の閉鎖で台数が大きく減る。海外ののれんを減損し、自己資本が 400 億円減る。営業利益は 150 億円、純利益は 70 億円ほど。配当も大きく削る。保守の収入は残るが、機械の売上の落ち込みを補いきれない。もう優良とは呼べない会社に戻る 10 年だ。

  • 海外市場:数量 10.8(海外で当社が取る売上(実質。億ドル。市場規模 × シェアの推定、今の値段で))× 価格 183(円換算の単価(150 円 × 物価の倍率))→ 売上 1,976 億円・営業利益 109 億円。台数 25% 減・値引き、営業利益率 5.5%
  • 流通・交通市場:数量 6.7(自動つり銭機など流通・交通向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 73(1 台あたりの平均単価(保守収入込み、万円))→ 売上 492 億円・営業利益 15 億円。台数 3 割減、利益率 3%
  • 金融市場:数量 0.9(金融機関向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 302(1 台あたりの平均単価(保守収入込み、万円))→ 売上 272 億円・営業利益 19 億円。台数 4 割減、利益率 7%
  • 遊技市場:数量 2.0(パチンコ店向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 51(1 台あたりの平均単価(万円))→ 売上 103 億円・営業利益 12 億円。台数 6 割減、利益率 12%
  • その他:数量 1.2(その他事業の販売件数相当(万件。売上 ÷ 平均単価の推定))× 価格 61(1 件あたりの平均単価(万円))→ 売上 75 億円・営業利益 0 億円。利益は調整額に含める

倍率:ROE 2.8% が k 8% 以下で、ためた利益は額面を下回る価値なので PER は 1÷k = 12.1 倍まで。事業が縮む筋書きで、稼ぐ力(純利益 ÷ k)はさらに小さい。自己資本にはのれんなど売れない資産が含まれ、床にならない。減損で自己資本を削り、上限の 6.6 割の 8.0 倍に置いた。

確率:現金の需要が欧米で急速に細り、海外の利益率が 2025 年 3 月期に近い水準まで沈んで減損も出る。海外が連結売上の 6 割を超える構造で、構造的な負けの筋書きは軽くできないので 14%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

海外市場

欧米を中心に、小売・金融機関向けの現金入出金機、レジ裏の現金管理機、保守サービスを売る主力事業。

数量海外で当社が取る売上(実質。億ドル。市場規模 × シェアの推定、今の値段で)価格円換算の単価(150 円 × 物価の倍率)売上営業利益
今 2026/03 14.4 150 2,160 211
10 年後 中立 15.1 201 3,039 304

取り方:2026/03 期の海外売上 2,161 億円を 150 円で割ると約 14.4 億ドル。欧米の現金処理機・保守の市場を約 120 億ドル(ATM を除く。競合各社の売上を足した筆者の概算)、当社のシェアを約 12% と推定した。数量はこの「市場 × シェア」の実質の額、価格は 150 円に物価の倍率を掛けた円換算の単価で、10 年の中立は 150 円 × 1.34 倍。シェアの変化は数量の側に入れる。

流通・交通市場

国内のレジ向け自動つり銭機、交通・小売向けの現金処理機と、その保守。

数量自動つり銭機など流通・交通向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定)価格1 台あたりの平均単価(保守収入込み、万円)売上営業利益
今 2026/03 9.6 60 576 0
10 年後 中立 9.1 80 733 51

取り方:2026/03 期の売上 576 億円を、平均単価 60 万円(保守・部品の収入込みの推定)で割った約 9.6 万台相当。新紙幣の特需のあとで、セグメント利益はほぼ 0 まで落ちた。価格は物価並みを基本にする。

金融市場

銀行・信用金庫の窓口と店舗周りで使う入出金機・紙幣硬貨処理機とその保守。

数量金融機関向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定)価格1 台あたりの平均単価(保守収入込み、万円)売上営業利益
今 2026/03 1.5 247 371 39
10 年後 中立 1.3 331 423 42

取り方:2026/03 期の売上 371 億円を、平均単価約 247 万円(保守収入込みの推定)で割った約 1.5 万台相当。2024/03 期は新紙幣の特需で 784 億円まで膨らみ、2023/03 期の 362 億円とほぼ同じ水準に戻った。

遊技市場

パチンコ店向けの計数機・貸出機とその保守。利益率が最も高い。

数量パチンコ店向け機器の販売台数相当(万台。売上 ÷ 平均単価の推定)価格1 台あたりの平均単価(万円)売上営業利益
今 2026/03 5.0 42 211 51
10 年後 中立 3.5 57 198 38

取り方:2026/03 期の売上 211 億円を、平均単価約 42 万円(推定)で割った約 5 万台相当。ホールの数が減り続けるので台数は細る。価格は物価並みを基本にする。

その他

上の 4 つに入らない部品販売・ソフトなどの売上。

数量その他事業の販売件数相当(万件。売上 ÷ 平均単価の推定)価格1 件あたりの平均単価(万円)売上営業利益
今 2026/03 1.5 50 77 0
10 年後 中立 1.5 67 98 0

取り方:2026/03 期の売上 77 億円(連結売上と 4 つの報告セグメントの差)。利益は調整額に含めて 0 と置く。

リスクと懸念

海外の利益率が元に戻る

海外の営業利益率は 2024 年 3 月期に 3.5%、2025 年 3 月期に 4.0% だった。2026 年 3 月期の 9.8% は価格戦略の成果だが、欧米の競合が値引きで巻き返せば、この水準は保てない。海外は連結売上の 6 割を超えるので、利益全体が大きく揺れる。

キャッシュレスによる台数の減少

現金の利用が減れば、機械の台数と、それに付く保守の収入が細る。進み方がゆるやかなら保守が下支えするが、欧米の小売で加速すると、当社の稼ぎの土台そのものが小さくなる。長い時間をかけて効く構造のリスクだ。

のれんの減損

2012 年の英タラリス、2021 年の米レボリューション・リテール・システムズの買収で生じたのれんが残る。2023 年 3 月期にはすでに減損で最終赤字になった。海外の利益が崩れれば、再び大きな損失が出て、自己資本が削られる。

国内の新紙幣特需の反動

国内売上は 2024 年 3 月期の 1,872 億円から、2026 年 3 月期の 1,235 億円まで落ちた。次の紙幣切り替えは当分なく、金融機関の店舗は減る。国内の平常の水準が、特需前の 1,000 億円前後より下がる可能性もある。

遊技市場の縮小

パチンコ店の数は長く減っており、店舗向けの機器は台数が細る。利益率は 24% と高く、連結の利益への寄与は大きい。ホールの減少と、規制や機種の入れ替えの影響を受けやすく、需要が一気に落ちるおそれがある。

還元が利益を上回る

2026 年 3 月期の総還元性向は 126% で、自己資本は前の期から減った。会社は 2026 年度まで 100% 以上を掲げるが、利益が伸びないまま続ければ、自己資本比率の目標(50% 前後)を保てない。還元の削減は、株価に響く。

今後の分かれ目

海外の営業利益率が 10% 前後を 3 年続けて保てたら
価格戦略が定着したとみて、やや楽観・楽観の確率を上げる。値引き競争に巻き込まれていないかも見る。
海外の営業利益率が 6% を割り込んだら
やや悲観・悲観に重みを移す。競合の値引きか、減損の前触れかを確かめる。
継続収益(保守・ソフト)の売上比率が 4 割を超えたら
利益の振れが小さくなったとして、倍率を上限に近づけてよい。景気や特需に左右されにくくなる。
欧米の小売で現金の利用が急に減る兆しが出たら
台数が減る筋書きの確率を上げる。海外の売上の伸びと、保守の契約の更新率を見る。
大型の海外買収を発表したら
のれんと借入の増え方を確かめ、2023 年 3 月期の減損の再来がないかを疑う。買収より還元を優先する姿勢が崩れる合図でもある。
還元を縮める発表が出たら
自己資本比率の維持を優先したとみて、回復の確信度を一段下げる。利益が計画を下回っている可能性が高い。

見ておくもの

  • 海外の営業利益率と、欧米の小売・金融機関向けの受注の動き
  • 継続収益(保守・ソフト)の売上比率が 4 割に近づくか
  • 国内の売上が特需前の水準(1,000 億円前後)で下げ止まるか
  • 総還元性向と自己資本比率(50% 前後の目標)の推移

倍率と資本コストの決め方

売上は海外を「市場 × シェア」の実質の額、国内 3 つを台数 × 単価で置き、価格は物価並み(10 年で 1.34 倍)を基本にした。倍率は利益ベースの正当化 PER = (1 − g÷RONIC)÷(k − g)(k 8%)で決め、今の PER 17 倍や過去の PBR は使っていない。中立の ROE が k をわずかに上回るため、PER は下限の 1÷k がほぼ上限になった。この結果、中立の PER は 12 倍台と、今の PER を下回る。最後に今の時価総額と比べた。決算は 2026 年 3 月期から IFRS なので、10 年の数字も IFRS の形(のれん償却なし)でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13.6→14.85 倍・やや楽観 PER 12.6→13.94 倍・中立 PER 12.2→12.79 倍)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 0.75% = 8.25%。海外の値引き競争・減損・キャッシュレスの進み方は筋書きと確率で表し、k には quality の寿命のほかは足さない。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.25% → 8.00%。

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割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 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工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. グローリー 2026中期経営計画(要約)
  2. グローリー セグメント・地域別売上高の推移
  3. グローリー 配当・自社株買い

分析日 2026-10-18