株譜
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サンデン 6444

ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)227 円260 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)170 円194 億円差 +33.7%
10 年後から見ると 割安 価値 227 円260 億円 · 差 +33.7% · 期待の年率 +12.8%
期待の年率リターン(10 年)+12.8%資本コスト比 +2.8 pt
推定の資本コスト10.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 10.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

サンデンは、カーエアコンの心臓部であるコンプレッサー(冷媒を圧縮する部品)を軸に、空調システムまで手がける自動車部品メーカーだ。売上の9割超が海外で、欧州と中国で6割を占める。2021年に中国の家電大手ハイセンスの傘下に入り、今は電動車向けの電動コンプレッサーと熱管理システムに社運を賭けている。

筆者の結論は「適正」だ。化ける可能性と沈む可能性がほぼ釣り合っていて、確率で重みを付けた価値は今の時価総額をわずかに下回る程度にとどまる。割安とは言えない。

良い面は、電動化の追い風と、親会社の調達力・資金力だ。2028年度に売上3,000億円を狙う計画があり、2026年の中間期は営業損益がほぼ均衡まで来た。

悪い面は、財務の薄さである。営業赤字が4年続き、借入金は約780億円、自己資本比率は14%しかない。設備投資に現金が出ていく局面で、稼ぐ前に資金が尽きる心配を、親会社の後ろ盾がかろうじて抑えている。

筆者が最も気にするのは、利益が出るまでの距離だ。計画の黒字化は何度も後ろにずれてきた。10年後の中立でも営業利益率は3%にとどまり、時価総額は今の倍になるが、10年の時間を考えれば並みの水準だ。親会社が少数株主を締め出す道も残るため、期待のわりに分け前は小さくなりやすい。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「予測しやすい事業」とは言えない。電動化の方向は読めるが、利益がどの水準に落ち着くかは、顧客との価格交渉と競合の出方に左右される。数字で言えば、10年の中立でも営業利益率は3%にとどまる。

株主のものになる利益、つまりオーナー利益は小さい。稼いだ現金は、新しい生産ラインへの投資と借入の利払いに先に消える。直近の営業で稼ぐ現金は約27億円で、設備投資の約97億円に届かなかった。投資が実を結ぶかを確かめるまで、数字の裏づけは乏しい。

堀は、価格決定力に表れる。この会社は値上げで物価を乗り越えられる立場にはなく、堀は薄いと見る。反対に、親会社の資金と調達力は、並の中堅部品メーカーにはない安全網になっている。ただし安全網は会社を守るもので、少数株主の取り分を守るものではない。

安全域の面では、悪い筋書きでは株式の価値がほとんど消えうる一方、良い筋書きでは数倍になる。振れ幅が大きい割に、中心の値は今の値段とほぼ同じだ。この組み合わせで払う値段に十分な余裕があるとは言えない。見送るのが自然な水準だ。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、車1台ごとに載るカーエアコンのコンプレッサーと、その周りの空調部品だ。決算上の事業は自動車機器の1本で、ほかにエコキュートなど住宅用の給湯機器が少しある。

製品は大きく2つに分かれる。1つはエンジンの回転を使って冷媒を圧縮する機械式コンプレッサーと、空調ユニット、熱交換器、補修用部品だ。内燃機関車が減れば先細りになるが、今はこちらが売上の過半と、黒字の大半を稼ぐ。もう1つは、電池で動かす電動コンプレッサーと、それを核に電池やモーターの冷却まで一括して担う統合熱管理システム(ITMS)だ。電気自動車とハイブリッド車に欠かせず、会社が成長を託す側にあたる。

顧客は自動車メーカーが中心で、最大はフォルクスワーゲングループ(売上の15%弱)。中国の合弁会社、華域三電(持分法適用)向けも売上の7%台ある。海外比率は93%で、欧州と中国で約6割、残りは米州とインドなどのアジアだ。日本は日系メーカー向けと建設機械向けが細っている。

生産は日本、中国、欧州、米州、アジアの5極で行う。2024年から3年で530億円を投じ、欧州・米州・中国に電動コンプレッサーと空調ユニットの新しい生産ラインを造る計画だ。先に設備を作り、あとから顧客の量産に乗せていく商売なので、立ち上がりまでは現金が出ていく。直近の設備投資は約97億円で、営業で稼ぐ現金(約27億円)を上回った。

優良さと弱いところ

堀は薄い。筆者はそう見る。コンプレッサーでは世界2位級とされたが、完成車メーカーは複数社から買い、毎年の値下げを求める。切り替えの手間は高いが、価格を自分で決められるほどではない。

強みは3つある。1つは欧州の自動車メーカーとの長い取引で、電動コンプレッサーでも採用実績を持つ点。2つ目は、親会社ハイセンスの空調・冷凍の技術と、部品の調達力を使える点。3つ目は、中国の電気自動車メーカーに納めて数量を積み上げ始めた点だ。

弱みははっきりしている。第一に、利益が出ない。過去12年で営業利益率が最も高かったのは3%台で、この10年は赤字の期のほうが多い。第二に、財務が薄い。自己資本比率は14%、短期借入が約710億円あり、流動負債が流動資産を上回る。第三に、競争相手が多い。デンソー、豊田自動織機、ヴァレオ、マーレ、そして中国の奥特佳など、規模も資金力も上の会社と戦う。新規参入は増えており、価格の下押しは続く。

経営の資本の使い方は、守りに回りがちだ。過去には早期退職の募集と事業再生の手続きを経ており、不採算の拠点を整理した実績はある。ただ、計画の達成率は低く、その点が評価を下げる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

カーエアコンの需要は、車の生産台数に比例する。世界の新車生産は年9,000万台前後で、10年では大きく伸びない。伸びるのは、1台あたりの熱管理の価値のほうだ。電気自動車では、電池を適温に保つ冷却と室内の暖房を、同じ冷媒回路でまかなう。部品の数が増え、1台あたりの金額が内燃機関車より高くなる。

市場調査会社の予測では、電動コンプレッサーの世界市場は2030年に160〜590億ドルと幅が大きい。年率にして17〜23%だ。数字の幅が示すとおり、確かなことは言いにくい。確かなのは、機械式から電動式への置き換えが進み、機械式は縮むという方向だ。ハイブリッド車も電動式を使うため、内燃機関の減少の影響は小さい。

競争は激しい。世界の上位5社で売上の約7割を占めるとされ、デンソー、豊田自動織機、ハノン、ヴァレオ、マーレがそこに並ぶ。電気自動車で先行する中国では、現地メーカーが品質と価格を急速に詰めている。冷媒に対する規制(PFAS規制)が強まれば、冷媒回路の作り直しが起き、勝ち負けが入れ替わる機会になる。

筆者の見立ては、市場は伸びるが、値段は伸びにくい、というものだ。数量では勝てても、物価の上昇分を価格に乗せ切れない。この会社の損益は、そのせめぎ合いで決まる。

資本政策と M&A

資本政策は親会社次第だ。ハイセンスの家電子会社が、間接に73.2%を握る。2021年に約214億円の第三者割当増資を受け、事業再生ADRの手続きを経て再建に入った。

配当は無配で、2026年も出さない見込み。借入は約780億円で、うち短期が約710億円と重い。親会社グループからの借入や、その信用力を使った調達が資金繰りを支える。資金は親会社の意向で出入りし、少数株主が口を挟める場面は少ない。

注意すべきは上場の維持だ。2024年末の流通株式比率は23.62%で、スタンダード市場の基準25%に届かない。会社は2025年末までに満たす計画を示した。方法は売り出しで、親会社が持ち株を放出する形が見込まれるが、逆に親会社が株を買い取って上場をやめる道もある。参考の確率では、10年以内の買収は17%だ。

10年の還元は、中立でもごく少ない。利益が出ても、借入の返済と新設備への投資が先に来る。中立は10年の純利益合計(約350億円)の1割強、約40億円を置いた。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

電動車の普及で、サンデンの置かれた位置は大きく変わる。電気自動車とハイブリッド車は電動コンプレッサーが必須で、欧州の自動車メーカーとの取引と、中国の電気自動車メーカーへの納入が積み上がっている。会社の計画では、電動車向けの売上比率を2023年度の33%から2028年度に62%まで上げる。売上は2028年度に3,000億円になり、2026年の中間期は売上が前年より16%伸び、営業損益はほぼ均衡まで改善した。

親会社ハイセンスの存在も大きい。家電で培った空調・冷凍の技術と、部品の大量調達で、原価を下げられる。冷媒への規制が強まれば、冷媒回路をまとめて組み直す統合熱管理システムの出番になる。部品点数が減り、騒音も小さい次世代の電動コンプレッサーも開発が進む。これらが商品化されれば、単なる部品屋から、熱管理の一括提供者へ格が上がり、値段の交渉力も変わる。

再建の最悪期は過ぎた。拠点の整理と人員の見直しが済み、固定資産の流動化も進んだ。生産も5極体制に整い、インドでは台数が伸びている。売上3,000億円に届けば、固定費の重さが逆に利益を押し上げる。営業利益率が6%に乗れば、純利益は200億円近くなり、今の時価総額の1桁倍にあたる価値が生まれる。

慎重な見方

計画の黒字化は、何度も先へずれてきた。営業赤字はもう4年続き、2025年の営業損失は約15億円。2026年も通期で赤字の予想だ。売上を伸ばしても利益が出ない構造が、直っていない。設備投資は営業で稼ぐ現金の3倍以上で、フリー・キャッシュ・フローは赤字が続く。借入は約780億円、短期が約710億円で、自己資本比率は14%しかない。営業利益では支払利息すら払えない。

電動コンプレッサーの市場は広がっても、利益は広がらない。デンソー、豊田自動織機、ヴァレオ、マーレに加え、中国勢が品質を上げ、価格で攻める。自動車メーカーは毎年の値下げを求め、材料のアルミや銅は高止まりする。欧州の顧客は生産を絞り、最大顧客のフォルクスワーゲン向けや、中国合弁向けの売上は減った。

機械式は内燃機関の減少で縮み、いまの黒字の源が消えていく。親会社が持つ株式は73%で、少数株主の発言力は乏しい。資金が行き詰まれば、増資や債務の株式化で少数株主の持ち分が薄まるか、安い値段での株式の買い取りで締め出される可能性が残る。利益が出ないまま10年を過ごす筋書きは、決して珍しくない。

どちらに重みを置いたか

電動化という大きな追い風と、財務の薄さという足かせが、同じ強さで綱引きをしている。強気の見方は、電動化の方向と親会社の後押しで説得力がある。ただ、利益が出るまでの距離と計画の遅れの実績を考えれば、慎重な見方のほうが具体的で重い。確率は、中立を最も厚く置き、慎重な側(やや悲観と悲観の合計45%)を楽観側(20%)より大きく置いた。結果の本質価値は、今の時価総額とほぼ釣り合う。勝てば数倍、負ければほぼゼロという分布で、中心の値が今の値段と近い、という意味だ。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 527 円603 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 38 円44 億円)。 今の値に割り戻すと 227 円260 億円、今との差 +33.7%、 期待の年率 +12.8%(資本コスト 10.0%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 5% 2,282 円2,609 億円 219 円250 億円 +1,371.1% +30.8% 125 円143 億円
やや楽観 15% 1,226 円1,402 億円 87 円100 億円 +672.5% +22.7% 197 円225 億円
中立 35% 563 円643 億円 35 円40 億円 +251.5% +13.4% 209 円239 億円
やや悲観 25% 109 円125 億円 9 円10 億円 −30.6% −3.6% 30 円34 億円
悲観 20% 26 円30 億円 0 円0 億円 −84.6% −17.1% 5 円6 億円
加重平均100% 527 円603 億円38 円44 億円 +232.9% +12.8% 566 円647 億円

今の株価時価総額 170 円194 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 10.0% を下回るほど割高。

楽観 5% 計画を超えて電動化の勝ち組になる 利益 198 億円 · PER 12.0 倍 · 株価時価総額 2,282 円2,609 億円

電動コンプレッサーの採用が欧州と中国の複数の顧客で広がり、世界シェアは12.5%まで上がる。冷媒規制をきっかけに統合熱管理システムが標準になり、単価も物価を上回って上がる。親会社の調達力で原価が下がり、電動事業の営業利益率は7%、全社でも6%に届く。機械式は内燃機関車の減少が遅い欧州とインドで台数を保ち、現金を生む。売上は4,400億円規模に達し、借入は返済に回って細る。親会社は少数株主を残したまま上場を続け、配当も復活する。10年を通して、計画を上回る再建の成功例になる。この筋書きの前提は、顧客の量産計画が遅れず、PFAS規制への対応で競合より先に製品を出し、親会社が資金を切らさないことだ。1つでも崩れれば中立に戻る。

  • 電動コンプレッサー・統合熱管理(EC・ITMS):数量 875(電動コンプレッサー換算の出荷(万台・年))× 価格 3.75(1万台あたり売上(億円・名目、システム品を含む))→ 売上 3,283 億円・営業利益 230 億円。世界の電動コンプレッサー約7,000万台×シェア12.5%、システム化で単価が物価より5%上乗せ、営業利益率7%
  • 機械式コンプレッサー・空調ユニット・補修ほか:数量 550(機械式コンプレッサーの出荷(万台・年))× 価格 2.12(1万台あたり売上(億円・名目、空調ユニット・補修・給湯を含む))→ 売上 1,168 億円・営業利益 64 億円。内燃機関車の減少が遅く欧州・インド・補修で550万台、営業利益率5.5%

倍率:事業の純利益 198 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 23.0% が k 10.00% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 14.3%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.0 倍。全体の PER 12.01 倍、時価総額 2,378 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:電動車の採用が広がり、計画(売上3,000億円)を上回って成長し、利益率が6%に乗る連続成功が要る。実績は計画の遅れが続いており、確率は低く置いた。

やや楽観 15% 電動化が軌道に乗り、計画の遅れ取り戻す 利益 111 億円 · PER 11.3 倍 · 株価時価総額 1,226 円1,402 億円

計画の黒字化は2〜3年ほど遅れるが、電動コンプレッサーの出荷は確実に積み上がり、世界シェアは10%に上がる。電動向けの営業利益率は5.5%まで改善し、機械式も500万台を保って黒字を続ける。売上は3,500億円規模で、計画の3,000億円を数年遅れで超える。親会社の調達と資金に支えられ、借入は500億円を割る。過去の黒字の山(営業利益率3%台)を超える利益率は、設備の稼働率が上がることで説明がつく。無配が続いたあと、終盤に配当を再開する。電動比率の上昇は会社計画と同じ方向だが、立ち上げの遅れと値下げで利益の伸びは計画より小さい。10年の終わりには、自己資本比率も2割台に戻る。

  • 電動コンプレッサー・統合熱管理(EC・ITMS):数量 680(電動コンプレッサー換算の出荷(万台・年))× 価格 3.57(1万台あたり売上(億円・名目、システム品を含む))→ 売上 2,430 億円・営業利益 134 億円。電動コンプレッサー市場約6,800万台×シェア10%、営業利益率5.5%
  • 機械式コンプレッサー・空調ユニット・補修ほか:数量 500(機械式コンプレッサーの出荷(万台・年))× 価格 2.12(1万台あたり売上(億円・名目、空調ユニット・補修・給湯を含む))→ 売上 1,062 億円・営業利益 53 億円。機械式は年率で縮むが500万台を維持、営業利益率5%

倍率:事業の純利益 111 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 17.3% が k 10.00% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 12.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.3 倍。全体の PER 11.31 倍、時価総額 1,255 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:電動化が軌道に乗り、計画の達成が遅れながらも実現する筋書き。電動比率の上昇は会社計画と整合的だが、遅れの実績を踏まえて確率は15%にとどめた。

中立 35% 赤字を抜け、薄い利益で存続する 利益 56 億円 · PER 10.3 倍 · 株価時価総額 563 円643 億円

赤字は2〜3年のうちに解消するが、営業利益率は3%にとどまる。電動コンプレッサーは世界シェア約8.6%まで伸び、売上は2,000億円を超える。しかし競合との値下げ競争で、電動事業の利益率は4%を割る。機械式は700万台から450万台へ縮み、黒字は少しずつ細る。全社の売上は約3,000億円で、計画の水準に10年かけてたどり着く。借入は600億円台で横ばいが続き、利払いが利益を食う。ここまで来ても配当は小さく、親会社の影響下で上場が続く。普通に続くが、特別な稼ぎは生まれない10年になる。2026年の中間期に営業損益が均衡に近づいた事実を土台に、そのまま薄い黒字へ進むと置いた。計画の3,000億円は達成するが、利益率は計画の想定(経常利益率3%)にとどまる。

  • 電動コンプレッサー・統合熱管理(EC・ITMS):数量 560(電動コンプレッサー換算の出荷(万台・年))× 価格 3.57(1万台あたり売上(億円・名目、システム品を含む))→ 売上 2,001 億円・営業利益 76 億円。電動コンプレッサー市場約6,500万台×シェア8.6%、営業利益率3.8%
  • 機械式コンプレッサー・空調ユニット・補修ほか:数量 450(機械式コンプレッサーの出荷(万台・年))× 価格 2.12(1万台あたり売上(億円・名目、空調ユニット・補修・給湯を含む))→ 売上 955 億円・営業利益 43 億円。機械式は700万台から450万台へ縮む、営業利益率4.5%

倍率:事業の純利益 56 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.6% が k 10.00% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 10.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 10.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.3 倍。全体の PER 10.33 倍、時価総額 578 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:赤字を抜け、計画より遅れて薄い黒字に落ち着く筋書きを最も厚く置いた。2026年の営業損益が均衡に近づいた事実と、計画の遅れの実績の両方に合う。

やや悲観 25% 値下げと内燃機関の縮小でじわり痩せる 利益 18 億円 · PER 6.0 倍 · 株価時価総額 109 円125 億円

電動コンプレッサーの市場は広がるが、中国勢と大手に価格で押され、サンデンのシェアは7%にとどまる。単価は物価の上昇に追いつかず、電動事業の営業利益率は3%台に沈む。機械式は380万台まで縮み、黒字の源が細る。売上は2,300億円規模で、営業利益率は2%強。借入は700億円台で減らず、利払いと税で純利益は20億円足らずに終わる。親会社の支援は続くが、配当は出せない。ぎりぎりの黒字を保つが、投資に回す余力は乏しく、競争力は少しずつ落ちる。親会社が持ち株を放出して流通株を増やす案もあるが、価値への影響は小さい。電動化の方向は合っていても、利益になる前に価格の波に飲まれる筋書きだ。

  • 電動コンプレッサー・統合熱管理(EC・ITMS):数量 450(電動コンプレッサー換算の出荷(万台・年))× 価格 3.40(1万台あたり売上(億円・名目、システム品を含む))→ 売上 1,528 億円・営業利益 46 億円。電動コンプレッサー市場約6,400万台×シェア7%、中国勢との値下げ競争で単価は物価比5%減、営業利益率3%
  • 機械式コンプレッサー・空調ユニット・補修ほか:数量 380(機械式コンプレッサーの出荷(万台・年))× 価格 2.12(1万台あたり売上(億円・名目、空調ユニット・補修・給湯を含む))→ 売上 807 億円・営業利益 32 億円。機械式は380万台まで縮む、営業利益率4%

倍率:事業のROEが約4%でk10%を大きく下回り、PERの上限は1÷k=10倍。伸びと堀が弱いので上限の約6割の6.0倍に置いた(稼ぐ力は純利益18億円÷k=180億円の範囲)。

確率:中国勢との値下げと内燃機関車の縮小で、利益が伸びない筋書き。営業赤字が4年続いた実績と、借入の重さを考えれば、現実味が高い。

悲観 20% 価格競争と借金に押され、優良さを失う 利益 −38 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 26 円30 億円

電動コンプレッサーで中国勢に価格で負け、世界シェアは6%を割る。欧州の主要顧客は現地や中国の部品に切り替え、機械式は230万台まで縮む。単価は物価の上昇分を大きく下回り、売上は1,400億円弱まで落ちる。営業損益は赤字で、利払いが重く純損失が続く。親会社は事業を維持するために資金を出すが、増資や債務の株式化で少数株主の持ち分が薄まるか、安い値段で買い取られる。上場を保つ意味は薄れ、株式の価値は借入を払った後の残りだけになる。優良な部品メーカーとは言えなくなった10年だ。この筋書きでは親会社の支えは会社の存続には効くが、少数株主の取り分を守らない。営業赤字が4年続いた実績は、この筋書きが遠くないことを示す。

  • 電動コンプレッサー・統合熱管理(EC・ITMS):数量 340(電動コンプレッサー換算の出荷(万台・年))× 価格 2.86(1万台あたり売上(億円・名目、システム品を含む))→ 売上 972 億円・営業利益 −5 億円。電動コンプレッサー市場約6,000万台×シェア5.7%、単価は物価比2割減、営業利益率-0.5%
  • 機械式コンプレッサー・空調ユニット・補修ほか:数量 230(機械式コンプレッサーの出荷(万台・年))× 価格 1.91(1万台あたり売上(億円・名目、空調ユニット・補修・給湯を含む))→ 売上 439 億円・営業利益 9 億円。機械式は230万台まで縮み、値下げで単価も物価比1割減、営業利益率2%

倍率:純損失が続きROEはマイナス。稼ぐ力(純利益÷k)はゼロで、売れる資産から純有利子負債を引くと株主に残る額はほぼ無い。今の自己資本の約1割(0.11倍)を、親会社の追加支援の中で残る選択権の値として置いた。

確率:価格競争に敗れて電動化の転換に失敗し、機械式の縮小と借金の重さが重なる構造的な負け。親会社の支えがあっても、少数株主の取り分が残らない形で終わりうる。確率は2割と置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

電動コンプレッサー・統合熱管理(EC・ITMS)

電気自動車やハイブリッド車の空調と電池冷却に使う電動コンプレッサーと、それを核にした熱管理システム。

数量電動コンプレッサー換算の出荷(万台・年)価格1万台あたり売上(億円・名目、システム品を含む)売上営業利益
今 2025/12 300 2.67 800 −40
10 年後 中立 560 3.57 2,001 76

取り方:電動コンプレッサーと統合熱管理システムの売上を約800億円と推定した。会社は電動車向け比率を2023年度33%から2028年度62%へ引き上げる計画で、2025年は4割強とみた。出荷は約300万台(世界の電動コンプレッサー約4,000万台の7.5%)、システム品を含めた1万台あたり売上を2.667億円(1台あたり約2.7万円)と置いた。営業損益は新ラインの立ち上げ費用で約40億円の赤字と推定(開示は単一セグメントのため全社の赤字と調整額から逆算した推定)。数量は実質、物価は価格に入れる。

機械式コンプレッサー・空調ユニット・補修ほか

エンジン駆動のカーエアコン用コンプレッサー、空調ユニット、熱交換器、補修用部品、建設機械向けと住宅用給湯機器。

数量機械式コンプレッサーの出荷(万台・年)価格1万台あたり売上(億円・名目、空調ユニット・補修・給湯を含む)売上営業利益
今 2025/12 700 1.58 1,109 45
10 年後 中立 450 2.12 955 43

取り方:機械式コンプレッサー、空調ユニット、熱交換器、補修用、建設機械向け、住宅用給湯機器の合計を1,109億円と推定(全社1,909億円から電動分800億円を引いた)。機械式の出荷は約700万台(世界約9,000万台のうち約8%)、空調ユニットなどの売上を含めた1万台あたり売上を1.584億円と置いた。営業利益は約45億円と推定(全社の営業損失15億円、本社費20億円、電動の赤字40億円から逆算)。

リスクと懸念

営業赤字の長期化と資金繰り

営業赤字は4年続き、借入金は約780億円で短期が約710億円を占める。自己資本比率は14%で、流動負債が流動資産を上回る。設備投資は営業で稼ぐ現金を大きく超えて出ていき、親会社グループの資金に頼る構造が続く。計画の黒字化がさらにずれれば、財務の余裕は急に狭まる。

中国勢と大手との価格競争

電動コンプレッサーはデンソー、豊田自動織機、ヴァレオ、マーレに加え、中国の奥特佳などの現地勢が品質を上げ、価格で攻める。完成車メーカーは毎年の値下げも求める。市場が伸びても、単価の下落で利益が伸びない可能性がある。

機械式の縮小の速さ

いまの黒字の源は機械式コンプレッサーと空調ユニットで、内燃機関車が減れば先に縮む。電動の黒字化が追いつく前に機械式の利益が落ちれば、全社の利益は谷になる。欧州の顧客の生産調整は、すでにその兆しを見せた。

特定の顧客と親会社への依存

最大顧客のフォルクスワーゲングループが売上の約15%、中国の合弁会社向けが7%台を占める。どちらかの生産や調達方針の変更が、業績に直撃する。資金と調達、中国での販売は、親会社ハイセンスの意向に左右される。

少数株主の取り分の薄まり

親会社が間接に73.2%を握り、流通株式比率は基準の25%を割っていた。上場維持のための売り出しもあれば、増資や債務の株式化、安値での株式の買い取りによる非上場化もありうる。利益が出ても、少数株主に回る額は小さくなりやすい。

通商政策・為替・原材料

海外売上が9割を超え、関税政策や為替の動きが、採算と受注に響く。アルミ・銅・レアアースの価格も原価に効く。顧客への転嫁は遅れやすく、その間の差額は会社が被る。

今後の分かれ目

2026年通期で営業損益が黒字に転じ、2027年の売上2,400億円に届いたら
計画の遅れが止まったと見て、中立から楽観側に確率を移す。立ち上げ費用が重い時期を越えた確認になる。
電動コンプレッサーの採用が欧州の主要顧客と中国の電気自動車メーカーで広がり、電動向け売上比率が5割を超えたら
やや楽観の筋書きに近づく。システム品の比率も同時に見る。
営業赤字が2027年以降も続き、借入がさらに増えたら
やや悲観・悲観に確率を寄せる。親会社の追加支援の形(貸付か増資か)で少数株主の取り分が変わる。
親会社が上場維持のために持ち株を売り出したら
流通株が増えて売買はしやすくなるが、親会社の意思は上場を続ける側にあると読める。株式の買い取りによる非上場化の確率は下げる。
親会社が株式の買い取りを提示したら
提示額と、本質価値の中立の筋書きを比べる。中立で今の倍あたりの価値をもつなら、安値の提示は少数株主に不利になる。
冷媒規制の強化で冷媒回路の作り直しが始まったら
システム品の出番が増える。採用で出遅れれば、シェアを失う分かれ目になる。

見ておくもの

  • 四半期の営業損益と、電動車向け売上比率の推移
  • 借入金の総額と短期借入の借り換え状況
  • 親会社の持ち株の動き(売り出し・買い取り・増資)
  • 主要顧客(フォルクスワーゲン、中国の電気自動車メーカー)の採用・生産計画

倍率と資本コストの決め方

市場の値付けから倍率を置いていない。倍率は資本コスト10%(基本7.5%に循環+0.5・値決め力+0.5・借金+1.0・寿命+0.5)と長期成長4%から、利益ベースの式で出した。中立はROEが約10%でkに届かないため、PERの上限は1÷k=10倍。利益が持分法益や税の恩恵を含み質が高くないので、上限の7.5割の7.5倍に置いた。やや悲観・悲観は稼ぐ力と売れる資産から置き、悲観の床は純有利子負債を引くと残らないので小さく置いた。為替は150円固定、数量は実質、価格は物価1.34倍が基本(電動はシステム化で上乗せ、競争で下振れ)。報告の形(単一セグメント)の都合で、2つの事業の営業利益は推定。リース会計の新基準でBSが変わる点は、今の形(家賃を営業費用に入れる形)にそろえて置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 9→12.01 倍・やや楽観 PER 8.5→11.31 倍・中立 PER 7.5→10.33 倍)。

資本コスト 10.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. サンデン 中期経営計画 SHIFT2028(2024年2月)
  2. サンデン 有価証券報告書(FY2025)テキスト
  3. JPX 上場維持基準への適合状況の開示(2025年3月)

分析日 2026-10-16