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NTN株式会社 6472

世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)369 円2,196 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)359 円2,134 億円差 +2.9%
10 年後から見ると 適正 価値 369 円2,196 億円 · 差 +2.9% · 期待の年率 +8.3%
期待の年率リターン(10 年)+8.3%資本コスト比 −0.7 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

NTN は、自動車の駆動系部品と軸受を二本柱とする世界 4 位の軸受メーカーである。筆者の結論はやや割高だ。事業は簡単には崩れないが、利益が資本コストを安定して上回る姿を、10 年の中立でも描けないからである。

売上は 8,000 億円を超えるが、営業利益率は 4% に届かない。2025 年 3 月期は工場再編の損失で最終赤字に沈み、2026 年 3 月期は価格転嫁とコスト削減で持ち直した。ただ欧州の事業は 5 期続けて赤字で、傷はまだ癒えていない。

最大の変数は、2026 年 5 月に基本合意した日本精工(NSK)との経営統合だ。2027 年 10 月に共同持株会社をつくる予定で、統合比率とシナジーの額はまだ決まっていない。規模は世界首位級になるが、NTN は小さい側で、設立時の取締役の配分も NSK が多い。うまくいけば利益率は 8% 台まで届く。失敗すれば再編の痛みだけが残る。

財務も軽くない。純有利子負債は 1,900 億円弱あり、借り換えのたびに金利が重くのしかかる。自動車生産や設備投資の山谷で利益が大きく振れる点も変わらない。

10 年後の中立は、営業利益率 6% 弱、ROE 7% 台である。それでも資本コスト 9% を下回るので、高い倍率はつけられない。割り引くと今の時価総額に届かない。今の値段は、統合と再編の成功をかなり先取りしているように見える。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、NTN は「持ち続けたい会社」とは言いにくい。事業は本物だが、稼ぐ力が弱く、経営の資本の使い方も実績が乏しいからだ。

第一に、オーナー利益が小さい。営業利益は 300 億円台だが、利払い・税・設備投資・再編費用を引くと、株主の手元に残るものは細い。2025 年 3 月期のように、数年に一度は大きな損失が出る。

第二に、借金がある。純有利子負債は時価総額に近い規模で、金利が上がる 10 年は利益を削る。安全域が薄いまま景気の山に入ると、傷が深くなる。

第三に、堀は広くない。ドライブシャフトとハブベアリングは設計に組み込まれる強みがあるものの、自動車メーカーが値段を決める。補修用と産業機械向けの比率が上がれば質は良くなる。

統合には期待も不安もある。うまくいけば、重複する工場と研究の整理で利益率は 2 ポイント近く上がりうる。ただ、小さい側の株主は交換比率次第で価値を失う。分からない要素が多いので、確信度は高くない。

何で稼ぐ会社か

NTN の事業は、会社が開示する 2 区分で見ると分かりやすい。軸受他と、CVJ アクスルである。

軸受他は売上 3,500 億円ほど。産業機械・鉄道・航空機・風力発電向けの軸受と、補修用(アフターマーケット)向けが中心だ。補修用は 2027 年 3 月期の 1 四半期で約 400 億円と、全体の 2 割近くに当たる。景気の波を受けにくく、新車向けより利益率も高い。

CVJ アクスルは売上 4,800 億円弱で、会社の半分強を占める。CVJ は等速ジョイント、つまり車輪へ滑らかに回転を伝えるドライブシャフトの関節部品だ。これに車輪を支えるハブベアリングを組み合わせて納める。納め先は自動車メーカーが中心で、値下げの要求が強い。鉄道・航空機向けの一部もこの区分に入る。

地域別では米州が最大で、売上の 3 割強を占める。日本と欧州がそれぞれ 2 割台、アジアが 2 割弱だ。利益を稼ぐのはアジアで、日本と米州が続く。欧州は赤字が続いている。

工場は日本・米州・欧州・アジアに散らばり、近年は生産拠点の再編を重ねてきた。2025 年 3 月期から 3 年で、再編の特別損失を 350 億円ほど見込む計画だった。拠点を減らして一つの工場の稼働を上げることが、利益率を戻す中心の手段になっている。

優良さと弱いところ

NTN の強みは、車輪まわりの部品を一式で納められることだ。ハブベアリングとドライブシャフトは世界でも上位のシェアを持つと会社は説明している。自動車メーカーの設計に組み込まれるため、一度採用されれば簡単には替えにくい。

ただ、強みがそのまま利益に変わってはいない。営業利益率が 9% 台に乗ったのは 2006〜2008 年 3 月期までで、その後は 7% を超えていない。直近は 3.8% である。自動車メーカーの原価低減要求が強く、2024 年 3 月期には材料高の価格転嫁が遅れて計画を下回った。ここが NTN の弱点だと筆者は見る。

資本の使い方にも課題がある。過去 10 年の ROE の中央値は 2.5% で、赤字の期が多い。2025 年 3 月期には減損と事業再編の損失が約 200 億円出た。2012 年には軸受の国内取引で独占禁止法違反の起訴を受けた過去もある。

救いは、補修用と産業機械向けが伸びていることだ。この分野は値段を自分で決めやすい。構造改革の効果もあり、2026 年 3 月期の営業利益は前の期から 35% 増えた。優良とまでは言えないが、立て直しは進んでいる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

軸受は、自動車・産業機械・鉄道・航空機・風力など幅広い機械に組み込まれる基礎部品だ。需要は自動車の生産台数と製造業の設備投資にそのまま連動する。足もとは中国の景気減速、欧州の製造業の不振、米国の関税政策が重なり、回復が遅れている。

競争の主役は、スウェーデンの SKF、ドイツのシェフラー、米国のティムケンといった海外大手と、日本の NSK・ジェイテクトである。世界シェアは SKF が約 18% で首位、NSK が 13%、NTN が 11% ほどとされる。そこに中国メーカーが低価格で入り込み、汎用品の値下げ圧力が続く。

自動車の電動化は、駆動系部品に二面の影響を与える。エンジンまわりの軸受は減るが、ドライブシャフトとハブベアリングは電気自動車でも必要だ。むしろ車重が増えて高負荷品の需要が出る。筆者は、CVJ アクスルの数量は 10 年で大きくは動かないと見る。

業界は再編に向かっている。SKF・シェフラー・ティムケンなど海外勢が事業の入れ替えを進め、日本でも NSK と NTN が統合を決めた。規模を求める動きは強いが、規模が利益率を押し上げる保証はない。

資本政策と M&A

最大の論点は NSK との統合である。2026 年 5 月に基本合意し、共同株式移転で持株会社をつくる。設立は 2027 年 10 月の予定で、両社は上場を廃止する。統合比率は 6 か月以内を目途に最終契約で決める。シナジーの金額はまだ出ていない。

持株会社の取締役 9 名のうち、NTN の指名は会長、副社長、社外 2 名の 4 名にとどまる。社長 CEO は NSK が指名する。売上と営業利益は NSK のほうが大きく、NTN の株主は交換比率次第で価値を取りこぼしうる。

財務では、株数が 2026 年 3 月期に 12% 増えた。2025 年満期の転換社債の転換が主因とみられる。2026 年 3 月期の配当は前の期と同額で、2027 年 3 月期は増配を予想する。純有利子負債は 1,879 億円まで減ったが、自己資本比率は 34% である。再編の特別損失は 3 年で 350 億円を見込んでいた。

買収で拡大する会社ではない。資本の使い道は、工場再編と借金の返済が先で、自社株買いに回る余力は乏しい。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

NTN は、ようやく底を打った。2025 年 3 月期に再編の損失を一括で処理し、2026 年 3 月期は営業利益が 35% 増えた。2027 年 3 月期の 1 四半期では営業利益が 83 億円と、通期予想の 330 億円を上回るペースだ。欧州と米州の赤字拠点を整理した効果は、これからも出続ける。

補修用が追い風になる。車が長く使われるほど交換部品の需要は増え、補修用の売上は 1 四半期で 400 億円近くまで伸びた。新車向けより利益率が高く、景気にも強い。産業機械・鉄道・航空機向けも堅調で、軸受他の利益率は 7% 台に上がる余地がある。

何より、NSK との統合が効く。調達の一本化、重複工場の統廃合、研究開発の分担で、営業利益率は 2 ポイント前後上がりうる。世界 3 位と 4 位が合わされば、価格交渉力も増す。2007 年 3 月期に 9% 台の利益率を出した実績があり、8% 台はありえない水準ではない。

慎重な見方

NTN の利益は何度も期待を裏切ってきた。2024 年 3 月期は目標 420 億円に対して 281 億円、2025 年 3 月期は最終赤字だった。欧州は 5 期続けて赤字で、再編を重ねても黒字に戻っていない。今回の回復も、為替と価格転嫁に助けられた面が大きい。

財務の余裕もない。純有利子負債は 1,900 億円弱、営業利益で支払利息を割ると 4 倍しかない。10 年国債が 3% に上がれば、借り換えのたびに金利が重くなる。自動車生産は横ばいで、数量での成長は期待しにくい。

統合はむしろ危うい。NSK のほうが大きく、設立時の取締役も NSK 側が多い。交換比率が不利になれば、NTN の株主は割を食う。統合費用と顧客の重複によるシェア流出も見込まなければならない。中国メーカーの低価格攻勢で、汎用品の値下げは止まらない。ROE が資本コストを超えたことのない会社に、高い倍率はつけられない。

さらに統合には、小さい側の NTN に不利な条件が付くおそれがある。交換比率は未定で、持株会社の社長も NSK が指名する。統合後に主導権を握るのは NSK で、工場の整理も NTN の拠点が先に対象になりかねない。再編費用と顧客の離反が先に出れば、利益は今より悪くなる。

どちらに重みを置いたか

事業の立て直しが進んでいる点では強気の見方に分がある。しかし、利益が資本コストを安定して上回った実績がなく、借金も重いので、慎重な見方の指摘が重い。統合の効果は、最終契約が出るまで額も条件も分からない。中立でも ROE が資本コストに届かず、割り引くと今の時価総額を下回る。確率は中立を軸に、中立より下の筋書きに少し重みを寄せた。結論はやや割高。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 647 円3,846 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 148 円879 億円)。 今の値に割り戻すと 369 円2,196 億円、今との差 +2.9%、 期待の年率 +8.3%(資本コスト 9.0%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 6% 1,723 円1.02 兆円 303 円1,800 億円 +464.4% +18.9% 122 円723 億円
やや楽観 18% 1,162 円6,909 億円 227 円1,350 億円 +287.0% +14.5% 250 円1,487 億円
中立 32% 731 円4,348 億円 168 円1,000 億円 +150.6% +9.6% 288 円1,711 億円
やや悲観 28% 262 円1,560 億円 101 円600 億円 +1.2% +0.1% 102 円605 億円
悲観 16% 168 円1,001 億円 42 円250 億円 −41.4% −5.2% 34 円200 億円
加重平均100% 647 円3,846 億円148 円879 億円 +121.4% +8.3% 795 円4,725 億円

今の株価時価総額 359 円2,134 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.0% を下回るほど割高。

楽観 6% 統合が当たり、利益率が 9% に迫る 利益 704 億円 · PER 13.4 倍 · 株価時価総額 1,723 円1.02 兆円

NSK との統合が計画以上に進む。調達の一本化と重複工場の整理で、年間のコストが大きく減る。交換比率も大きくは不利にならず、NTN の株主は統合の果実を受け取る。欧州の再編が実り、米州の工場も黒字が定着する。

補修用と産業機械向けが伸び、軸受他の利益率は 11% まで上がる。CVJ アクスルも、車重増による高負荷品の拡大と値上げの定着で 7% になる。全社の営業利益率は 9% 近くに届き、2007 年 3 月期の水準に並ぶ。純有利子負債は返済が進み、金利負担は軽くなる。

ROE は 13% 前後に上がる。ただ資本コストを超える稼ぎは 10 年のあいだに薄れるので、倍率は大きくは高まらない。それでも利益は今の 5 倍近くに増え、時価総額は今を大きく上回る。

  • 軸受他(産業機械・鉄道・航空機・補修用):数量 29.1(産機・補修・特殊用途向け軸受の世界市場(億ドル、推定、今の値段で測った実質)× NTN のシェア)× 価格 1.38(値段の指数(今を 1.0。10 年の物価 1.34 倍が中立))→ 売上 6,019 億円・営業利益 662 億円。営業利益率11.0%
  • CVJ アクスル(自動車のドライブシャフト・ハブベアリング):数量 92.0(世界の自動車生産台数(百万台))× 価格 44(1 台あたりの NTN の売上(ドル、名目)。搭載製品の増減と値段の両方を含む)→ 売上 6,112 億円・営業利益 428 億円。営業利益率7.0%

倍率:事業の純利益 704 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.4% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.4 倍。全体の PER 13.43 倍、時価総額 9,455 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:統合の効果が計画どおり出て、欧米の赤字も消え、自動車の値下げ圧力も和らぐ必要がある。実績のない組み合わせなので低めにした。

やや楽観 18% 再編と統合が効き、利益率が 7% 台に乗る 利益 515 億円 · PER 12.2 倍 · 株価時価総額 1,162 円6,909 億円

欧州と米州の再編が一巡し、価格転嫁も通りやすくなる。NSK との統合では、調達と物流の統合が先に進み、工場の整理は緩やかに進む。交換比率は NTN にやや不利でも、利益の押し上げがそれを上回る。

補修用が伸び、軸受他の利益率は 9%、CVJ アクスルは 6% になる。全社の営業利益率は 7% 台半ばで、ROE は 10% 前後に戻る。自動車生産は横ばいで、数量での成長は小さい。

純有利子負債は徐々に減るが、金利負担は残る。優良とは言えないものの、資本コストをわずかに超える会社になる 10 年である。物価の分は価格に入るが、自動車メーカーへの値上げは物価に遅れる。

  • 軸受他(産業機械・鉄道・航空機・補修用):数量 27.2(産機・補修・特殊用途向け軸受の世界市場(億ドル、推定、今の値段で測った実質)× NTN のシェア)× 価格 1.34(値段の指数(今を 1.0。10 年の物価 1.34 倍が中立))→ 売上 5,470 億円・営業利益 492 億円。営業利益率9.0%
  • CVJ アクスル(自動車のドライブシャフト・ハブベアリング):数量 91.1(世界の自動車生産台数(百万台))× 価格 43(1 台あたりの NTN の売上(ドル、名目)。搭載製品の増減と値段の両方を含む)→ 売上 5,909 億円・営業利益 355 億円。営業利益率6.0%

倍率:事業の純利益 515 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.5% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.3%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.2 倍。全体の PER 12.21 倍、時価総額 6,288 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:再編の効果が定着し、統合も一定の成果を出す、実現性が比較的高い組み合わせ。ただ過去の利益率の実績から、確率は 2 割弱にとどめた。

中立 32% 中立:立て直しは進むが、資本コストには届かない 利益 352 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 731 円4,348 億円

再編の効果と補修用の伸びで、営業利益率は 6% 弱まで戻る。統合は 2027 年 10 月に進み、調達の統合などで一定の効果が出るが、顧客の重複や統合費用で打ち消される部分もある。交換比率は NTN にやや不利になるものの、統合は NTN 単独の姿より悪い結果にはならない。

軸受他は 7%、CVJ アクスルは 5% 弱で、自動車メーカーの値下げ圧力が利益の上限を決める。自動車生産は横ばいで、数量は小さく減る。CVJ の 1 台あたりの価格が物価の 1.34 倍に届かず 1.22 倍にとどまるのは、自動車メーカーが毎年の原価低減を求め、材料高の転嫁が遅れるためだ。

純有利子負債は少しずつ減る。ただ金利は上がり、ROE は 7% 台にとどまる。資本コストを下回るので、会社の価値は帳簿の積み上げに見合わない 10 年になる。

  • 軸受他(産業機械・鉄道・航空機・補修用):数量 26.1(産機・補修・特殊用途向け軸受の世界市場(億ドル、推定、今の値段で測った実質)× NTN のシェア)× 価格 1.30(値段の指数(今を 1.0。10 年の物価 1.34 倍が中立))→ 売上 5,080 億円・営業利益 356 億円。営業利益率7.0%
  • CVJ アクスル(自動車のドライブシャフト・ハブベアリング):数量 89.2(世界の自動車生産台数(百万台))× 価格 42(1 台あたりの NTN の売上(ドル、名目)。搭載製品の増減と値段の両方を含む)→ 売上 5,651 億円・営業利益 271 億円。営業利益率4.8%

倍率:事業の純利益 352 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.2% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 3,911 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:再編の効果は出るが、自動車の値下げ圧力と金利負担が利益を削る。統合の効果は小さい側にも及ぶものの、資本コストには届かないという中心の見方。

やや悲観 28% 統合が重荷になり、利益率が 3% 台に戻る 利益 138 億円 · PER 9.7 倍 · 株価時価総額 262 円1,560 億円

統合は進むが、効果より費用が先に出る。工場の整理は顧客の認証のやり直しで遅れ、重複する顧客が発注を分散させてシェアを落とす。交換比率は NTN に不利で、NTN 株主の取り分は目減りする。

中国メーカーの低価格攻勢が補修用にも及び、軸受他の利益率は 5% に下がる。CVJ アクスルは自動車メーカーの値下げ要求に押され、2% 台半ばになる。欧州の赤字は消えない。全社の営業利益率は 3% 台半ばで、ROE は 4% 弱にとどまる。

配当は維持するが、純有利子負債はほとんど減らない。金利が上がる 10 年で、利益が細る。補修用の伸びだけでは、新車向けの利益の薄さを埋めきれない。

  • 軸受他(産業機械・鉄道・航空機・補修用):数量 24.4(産機・補修・特殊用途向け軸受の世界市場(億ドル、推定、今の値段で測った実質)× NTN のシェア)× 価格 1.24(値段の指数(今を 1.0。10 年の物価 1.34 倍が中立))→ 売上 4,543 億円・営業利益 227 億円。営業利益率5.0%
  • CVJ アクスル(自動車のドライブシャフト・ハブベアリング):数量 82.8(世界の自動車生産台数(百万台))× 価格 39(1 台あたりの NTN の売上(ドル、名目)。搭載製品の増減と値段の両方を含む)→ 売上 4,813 億円・営業利益 120 億円。営業利益率2.5%

倍率:ROE 3.6% が k 9% 以下で、ためた利益は額面を下回る価値なので PER は 1÷k = 11.4 倍まで。統合費用と値下げ圧力で利益が細り、ROE が k を大きく下回る筋書き。稼ぐ力(純利益 ÷ k)から、上限の 8.5 割の 9.7 倍に置いた。純有利子負債 1,879 億円を今の値で足した EV ÷ 営業利益は 13 倍ほど。

確率:統合の費用と顧客の重複で利益が出にくく、自動車の値下げ圧力と中国勢の低価格攻勢も続く。実績の悪さと借金の重さから、中立と並ぶ重みを置いた。

悲観 16% 統合が失敗し、シェアと採算を失う 利益 −122 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 168 円1,001 億円

統合の混乱で顧客が離れ、CVJ アクスルの数量は 2 割強減る。電気自動車の一体型駆動部品に採用が移り、中国・韓国の部品メーカーに納入先を奪われる。値上げは通らず、価格は物価に遅れる。欧州と米州の工場は閉鎖と売却が続き、再編費用が重くのしかかる。

軸受他も中国メーカーの低価格品に押され、利益率は 2% 台にとどまる。全社の営業利益はほぼゼロとなり、金利負担で最終赤字に陥る。

配当は大きく削られ、純有利子負債の借り換えに追われる。優良な軸受メーカーという評価は失われ、再編の対象として扱われる 10 年になる。

  • 軸受他(産業機械・鉄道・航空機・補修用):数量 22.1(産機・補修・特殊用途向け軸受の世界市場(億ドル、推定、今の値段で測った実質)× NTN のシェア)× 価格 1.12(値段の指数(今を 1.0。10 年の物価 1.34 倍が中立))→ 売上 3,712 億円・営業利益 93 億円。営業利益率2.5%
  • CVJ アクスル(自動車のドライブシャフト・ハブベアリング):数量 71.8(世界の自動車生産台数(百万台))× 価格 35(1 台あたりの NTN の売上(ドル、名目)。搭載製品の増減と値段の両方を含む)→ 売上 3,725 億円・営業利益 −75 億円。営業利益率-2.0%

倍率:稼ぐ力がほぼ消えるので、売れる資産の税後から借金を引いた床を使った。約 1,000 億円とみた。PBR はこの床を今の自己資本 2,969 億円で割った値。利益が谷まで落ちた年なので、純有利子負債 1,879 億円を足した EV ÷ 営業利益は参考にせず、床の資産で測っている。EV でも見た:時価総額 1,001 億円に純有利子負債 1,879 億円を足した EV は 2,880 億円で、この筋書きの営業利益 8 億円に対して高く見える。ただしこの値は利益の倍率でなく処分価値(床 1,000 億円)で置いたもので、借金は床の中で先に返す前提。利益の倍率だけで割安・割高とは言っていない。

確率:統合の失敗、自動車メーカーの調達先変更、中国勢のシェア拡大が重なる構造的な負け。過去 20 年に赤字の期が 8 回あることと借金の重さから、他社より少し厚くした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

軸受他(産業機械・鉄道・航空機・補修用)

産業機械・鉄道・航空機・風力発電向けの軸受と、補修用(アフターマーケット)向けの軸受などの需要。

数量産機・補修・特殊用途向け軸受の世界市場(億ドル、推定、今の値段で測った実質)× NTN のシェア価格値段の指数(今を 1.0。10 年の物価 1.34 倍が中立)売上営業利益
今 2026/03 23.3 1.00 3,489 123
10 年後 中立 26.1 1.30 5,080 356

取り方:会社開示の軸受他は売上 3,489 億円・区分利益 123 億円。150 円で割ると 23.3 億ドル。世界の産機・補修・特殊用途向け軸受の市場を約 250 億ドル(NSK の産機の市場見積り 190 億ドルに補修・航空・鉄道を足した目安)、NTN のシェアを 9.3% と推定した。シェアは数量の側に置き、価格の欄は値段の指数とした。

CVJ アクスル(自動車のドライブシャフト・ハブベアリング)

自動車向けの等速ジョイント(CVJ)・ドライブシャフト・ハブベアリング。鉄道・航空機向けの一部も含む。

数量世界の自動車生産台数(百万台)価格1 台あたりの NTN の売上(ドル、名目)。搭載製品の増減と値段の両方を含む売上営業利益
今 2026/03 92.0 35 4,775 188
10 年後 中立 89.2 42 5,651 271

取り方:会社開示の CVJ アクスルは売上 4,775 億円・区分利益 188 億円。世界の自動車生産を約 92 百万台(NSK が置く前提と同じ)とみて、150 円で割ると 1 台あたり約 34.6 ドル。NTN のシェアと搭載製品の差はこの 1 台あたりの額に入る。10 年の中立は、値上げが物価に遅れる(1.22 倍)と置いた。

リスクと懸念

統合比率と主導権

NSK との統合比率は最終契約で決まる。売上・利益とも NSK が大きく、取締役の配分も NSK が多い。NTN の株主に不利な比率になれば、事業が改善しても価値が目減りする。設立は 2027 年 10 月の予定で、当局の審査次第では遅れる。

統合の実行(シナジーと費用)

工場の統廃合・調達の一本化は、顧客の認証のやり直しや人員の整理を伴う。両社の設計や取引先が重なる部分では、顧客が発注を分散させてシェアを落とす恐れもある。シナジーの額は未公表で、費用が先に出る。

欧州の赤字

欧州の区分利益は 2022 年 3 月期から 5 期連続のマイナスである。工場再編を進めても黒字に戻っていない。欧州の自動車生産が戻らないまま再編が続くと、特別損失が繰り返される。

自動車メーカーの値下げ要求

CVJ アクスルは売上の半分強を占め、納め先の自動車メーカーが値段を決める。2024 年 3 月期は材料高の転嫁が遅れて利益が計画を下回った。値上げが通らない局面が来ると、利益率は 2% 台に戻りうる。

金利と借金

純有利子負債は 1,879 億円。営業利益を支払利息で割ると 4 倍にとどまる。借り換えのたびに金利が 3% 台半ばへ上がると、利払いが 10 年で 50 億円近く増える。景気の谷では返済の余力が細る。

中国勢の低価格攻勢

汎用の軸受では、中国メーカーが低価格で世界の市場に入り込んでいる。補修用でも安い製品が増えれば、NTN が頼る高い利益率の部分が侵される。品質で追いつかれれば、値決め力も落ちる。

景気と為替の振れ

自動車生産と製造業の設備投資が落ちると、固定費が重い工場の利益は大きく減る。赤字の期は過去 20 年で 8 回ある。中東情勢で補修用の出荷が止まっているとの会社の説明もあり、足もとの先行きも読みにくい。

今後の分かれ目

NSK との最終契約で、NTN 株主に不利な交換比率が示されたら
事業の見立てが変わらなくても、NTN の株主の取り分は減る。中立より下の筋書きに重みを移す。
最終契約で、年間のコスト削減額が具体的に開示され、重複工場の整理が日程に乗ったら
統合の成功を示す材料になる。やや楽観の確率を上げ、営業利益率の見方を引き上げる。
欧州の区分利益が 2 期続けて黒字になったら
再編の効果が定着したと判断できる。中立の利益率の置き方を上へ見直す。
補修用の売上が前年から 1 割増で伸び続けたら
利益の質が上がる。軸受他の利益率の見方を引き上げる。
自動車メーカーが 2 年続けて値下げ要求を強め、価格転嫁が止まったら
CVJ アクスルの利益率が落ちる。やや悲観側に確率を寄せる。
世界の自動車生産が 1 割以上落ち込んだら
固定費の重さから利益が大きく削られる。純有利子負債の返済計画を確認し、悲観の確率を上げる。

見ておくもの

  • NSK との最終契約(統合比率・シナジー額・取締役の構成。基本合意から 6 か月以内が目途)
  • 欧州と米州の区分利益、再編の特別損失の残り
  • 補修用の売上の伸びと軸受他の営業利益率
  • 純有利子負債と支払利息、借り換えの金利
  • 世界の自動車生産台数と、自動車メーカーの値下げ要求

倍率と資本コストの決め方

事業を会社開示の 2 区分(軸受他・CVJ アクスル)に分け、実質の数量と名目の価格で 10 年の売上を積み、利益率は筋書きごとの構造から置いた。倍率は利益ベースの式 (1−g÷RONIC)÷(k−g)(k 9%=基本 7.5% に quality +1.25%、g 4%、残る割合 1/2)の上限の 8〜9 割で置き、ROE が k を下回る筋書きは 1÷k を上限とした。今の株価と同業の倍率は根拠に使っていない。NTN の純利益÷営業利益が過去より高いのは、再編損失と金利負担が薄れる前提による(net_op_why)。統合は交換比率が未定なので、NTN 単独の価値に統合のシナジーを筋書きごとに足し引きし、比率による価値の移転は最悪の筋書きの利益率に含めた。10 年後の数字は、今と同じ形(家賃を営業費用に入れた形)で置いており、新リース会計基準の影響は小さい。今の値段に寄せた所はない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.95→13.43 倍・やや楽観 PER 10.7→12.21 倍・中立 PER 9.14→11.11 倍)。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality +1.25% = 8.75%。NSK との統合や欧州の赤字は k に足さず、筋書きと確率で表す。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.75% → 9.00%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. NSKとNTN、共同持株会社設立による経営統合に基本合意(MONOist)
  2. NTN と日本精工の経営統合(2026年)(企業の沿革サイト)
  3. NTN 2027年3月期予想・CVJアクスル(日刊工業新聞)

分析日 2026-10-19