株譜
AI 銘柄分析 · 機械 · 試作

DMG森精機 6141

世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,001 円4,690 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,684.5 円4,194 億円差 +11.8%
10 年後から見ると やや割安 価値 3,001 円4,690 億円 · 差 +11.8% · 期待の年率 +8.5%
期待の年率リターン(10 年)+8.5%資本コスト比 +0.2 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

DMG森精機は、日本とドイツを拠点に世界で工作機械を売る業界の大手だ。筆者の結論は「ほぼ適正」である。受注は過去最高圏にあるが、稼ぐ力はまだ追いついていない。

2026年1〜6月の受注は前年同期から3割強伸びた。古い機械の更新と、半導体・データセンター・防衛向けの新しい需要が重なっている。ところが2025年12月期の営業利益率は3.7%にとどまった。受注が利益になるまでには時間がかかる。

会社は2028年度に売上6,800億円、営業利益685億円という計画を示した。実現すれば利益率は10%に乗る。筆者は中立でその8割ほどに置く。工作機械は景気で利益が大きく振れ、同社は過去3度赤字に落ちている。

8月の海外での新株発行で約480億円が入り、借金の重さは大きく和らいだ。ただし株は約1割増え、1株あたりの価値は薄まった。資金は工場とM&Aに回る。筆者は、これが吉と出るかを見極める段階だと考える。

資本コストは基本の7.5%に、受注で利益が振れる循環(+1%)などを足して8.75%とした。10年後の中立の時価総額は今を5割弱上回るが、確率の加重と割引では、本質価値は今の時価総額を1割弱下回り、総合では適正と出た。景気の山に近い利益を、今の値段は先取りしている面がある。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、見る点は三つだ。事業の本質がわかりやすいか、資本の配分が上手か、払う値段に安全域があるか。

事業は理解しやすい。機械を売り、保守で長く稼ぐ。だが堀は、同じ産業の中でも傑出して広いとは言えない。世界の工作機械は競争が激しく、利益は景気で大きく振れる。これは持ち続けたい事業というより、よい時に買い、悪い時に待つ事業だ。

資本の配分は、ここへきて評価が割れる。新株の発行は財務を軽くしたが、株主の取り分を薄めた。それに見合うだけの利益が、数年のうちに生まれるかが試される。

安全域は、今の値段にはほとんどない。計画どおりの利益回復を前提にして、ようやく釣り合う水準だ。受注の勢いは本物でも、勢いと利益は別のものだ、と筆者は見る。確信度は中程度に置く。

投資家の目で見るなら、待つ姿勢も一つの答えだ。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は二つある。一つは工作機械の本体だ。旋盤にフライス盤の機能を足した複合加工機や、五軸で一度に複雑な形を削るマシニングセンタが主力で、自動化の装置とセットで売る。顧客は航空・宇宙、医療、自動車、半導体装置、エネルギーと幅広い。

もう一つが、売った後の保守・部品・改造、つまりインダストリアル・サービスだ。受注の約4分の1を占め、景気が冷えても減りにくい。世界に積み上がった稼働機が、毎年の収入の土台になる。

同社はドイツのDMG森精機AGを傘下に持ち、欧州の売上が3分の1強、米州が2割強を占める。欧州には独自の工場があり、ポーランドへの新工場計画もある。子会社のマグネスケール(測定器)やサキコーポレーション(検査装置)は、半導体向けで伸びている。

経営の看板は「MX」、つまり複数の工程を一台に集めて自動化し、顧客の工場の省人化と脱炭素を助ける提案だ。装置に載せるソフトとAIも自社で磨く。機械の値段を競うのでなく、顧客の工場全体の生産性で選ばれる形を目指している。

同社の機械は、1台数千万円から1億円を超えるものまである。受注から納入までに数カ月かかり、受注残が先の売上を決める。

優良さと弱いところ

強みは、世界規模の販売・保守網と、五軸・複合機という高付加価値の機種群にある。航空・防衛・医療のような精度が命の顧客は、安い機械へすぐには乗り換えない。ここが同社の堀、つまり他社がまねしにくい強みだ。

ただし堀は広くない。工作機械は世界に競合が多く、日本のヤマザキマザックやオークマ、ドイツ、台湾、そして中国の勢いがある。価格を決める力は中程度にとどまる。

資本の使い方は課題だ。ROEは2025年12月期で7.1%と、資本コストの10%を下回る。2024年12月期は純利益が77億円まで落ちた。営業利益の振れが大きく、利息の負担も重いため、受注が増えても最終利益が付いてこない。

一方で、機械1台あたりの受注単価は上がり、受注残は2,660億円まで積み上がった。事業の質は上向いている。あとは、この受注を利益率の高い形で売上に変えられるかだ。筆者がいちばん気にしているのはそこである。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

いま工作機械は、近年でもっとも強い追い風の中にある。2026年上期の業界の受注は前年同期から3割以上増えた。中心はデータセンターと半導体、防衛、そして古い機械の置き換えだ。30〜40年前の機械を使い続けてきた工場が、人手不足を理由に更新へ動いている。

同社の上期受注は、中国が7割を超えて伸びた。中国は自動車向けが弱いはずだったが、同社には半導体や電子部品向けの需要が流れ込んでいる。ただし中国は自前の工作機械メーカーを急速に育てており、この需要が長続きするとは限らない。

もう一つの変化は、台数ではなく工程の置き換えが進むことだ。自動化とセットで売る比率が高まれば、価格は上がりやすくなる。保守・部品の収入も、稼働機が増えるほど積み上がる。

循環の怖さも忘れられない。リーマン後には、同社の営業利益率は赤字まで沈んだ。今回は受注の質がよく、谷は浅くなる余地がある。それでも工作機械は、受注がほぼ半年先の景気を映す資本財だ。山の近くで高い値段を払うのは、バリュー投資の観点では勧めにくい。

景気の山で買うか谷で買うかの差が、この業界では何よりも大きい。

資本政策と M&A

資本政策は大きく動いた。8月、会社は海外市場で1,500万株の新株を発行した。調達は約480億円、発行済み株式の約1割にあたる。使い道は、生産拠点と研究開発の設備、そしてM&Aだ。

これで借金の重さは和らぐ。今回の計画で資金を集めたということは、投資を急ぐという宣言でもある。年間約300億円の設備投資をまかなう前提で、2028年度の計画を組んだ。

株主への還元は、配当を軸に安定を重んじる。2025年12月期の配当は前の年を上回り、2026年度も同額を見込む。ただし、利益に対する配当の比率は100%を超える年があり、余裕は大きくない。自社株買いの発表は確認できなかった。

M&Aは、ドイツのDMG森精機AGの完全子会社化など、これまで欧州を軸に進めてきた。今後は測定・検査といった周辺分野への広がりが考えられる。同業大手との大型統合は、今のところ表に出ていない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

受注は上期だけで3,352億円と、半期で過去最高を記録した。しかも古い機械の更新、半導体、データセンター、防衛、医療、エネルギーと、需要の出どころが一つでない。2028年度から29年度にかけては各地で工場の建設も予定され、設備の注文が続く見通しだ。

機械1台あたりの受注単価は上がり、受注残は積み上がっている。自動化とセットで売る比率が高まり、サービスの収入も増える。今の利益率は3.7%と低いが、受注が売上に変わるにつれ、固定費の重さが薄れて急速に改善する。

会社の計画は2028年度に営業利益685億円で、かつて掲げた2030年に利益率15%という目標も生きている。新株の資金で工場を増強し、部品を自社で作れば、利益率はもう一段上がる。景気の山で大きく稼ぐ力は、2023年12月期に利益率10%を達成した実績が示している。

受注の質もよくなった。機械1台あたりの受注単価が前の年より上がっており、値引きに頼らず売れていることを示している。

慎重な見方

利益率は2025年12月期に3.7%まで落ち、2026年12月期の計画でも5%にとどまる。受注の勢いと利益は別の話だ。実際、2024年12月期は純利益が77億円に落ち込み、ROEは資本コストを大きく下回った。

受注の中心は、データセンターと半導体という一つの波に偏りつつある。同社の中国向けは上期に7割超伸びたが、中国は自前の工作機械を急速に育て、補助金で内製化を進めている。この需要はいつ反転してもおかしくない。

新株は財務を軽くした反面、1株の価値を薄めた。配当は利益を上回る年もあり、設備投資とM&Aに資金を回しながら、同時に配当を守るのは容易でない。ロシア事業の損失補償や、ドイツ子会社の統合の重さも抱える。

工作機械は、過去に3度、赤字に落ちている。受注が半分になれば、固定費の重い同社の利益は一気に消える。会社の計画は、受注が減らない前提の「一番よい姿」だ。

同社は、計画の達成に自信を示してきた。だが、直近の数年は、計画の下方修正が繰り返されてきた。

どちらに重みを置いたか

受注の質は確かによくなっており、計画の方向は間違っていない。だが、利益に変わるまでの道のりは長く、過去の最高益も一度しか見ていない。中立は、会社計画の8割ほどに置いた。

資本コストを上回るROEが定着するまでは、今の値段を正当化しにくい。確率は、やや悲観にも厚めに配り、構造的な負けの悲観にも1割強を置いた。新株で下値の安全度は上がったので、悲観の深さは浅めにした。10年の本質価値は今の時価総額を1割弱下回り、結論は適正になった。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 4,880 円7,625 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,178 円1,841 億円)。 今の値に割り戻すと 3,001 円4,690 億円、今との差 +11.8%、 期待の年率 +8.5%(資本コスト 8.3%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 9,677 円1.51 兆円 1,856 円2,900 億円 +329.6% +15.7% 1,384 円2,162 億円
やや楽観 22% 7,122 円1.11 兆円 1,504 円2,350 億円 +221.3% +12.4% 1,898 円2,965 億円
中立 34% 5,023 円7,848 億円 1,216 円1,900 億円 +132.4% +8.8% 2,121 円3,314 億円
やや悲観 20% 1,721 円2,690 億円 864 円1,350 億円 −3.7% −0.4% 517 円808 億円
悲観 12% 831 円1,299 億円 320 円500 億円 −57.1% −8.1% 138 円216 億円
加重平均100% 4,880 円7,625 億円1,178 円1,841 億円 +125.7% +8.5% 6,058 円9,466 億円

今の株価時価総額 2,685 円4,194 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 12% MXとAIが差別化に効き、利益率が15%近くへ 利益 1,023 億円 · PER 14.8 倍 · 株価時価総額 9,677 円1.51 兆円

半導体・防衛・医療・エネルギーなど自動車以外の需要が10年続き、更新サイクルも回る。機械の販売は台数を大きく伸ばし、自動化とAIの付加価値で1台あたりの単価は物価を上回って上がる。サービスは稼働機の増加で収入が積み上がり、利益の柱に育つ。営業利益率は14%と、過去の最高圏に定着する。中国メーカーは汎用機で台頭するが、高精度・自動化の領域には届かない。新株の資金で作った工場と部品の内製化が、費用の面でも効く。ROEは14%近くに上がる。売上は1兆円を超え、世界の工作機械の上位に並ぶ存在として評価が改まる。

  • 工作機械(本体・自動化・周辺):数量 7,940(機械の販売台数(台))× 価格 109(1台あたりの売上単価(百万円。自動化装置込み))→ 売上 8,639 億円・営業利益 1,037 億円。台数は10年で6.5割増(年5.1%)、単価は物価をやや上回る
  • インダストリアル・サービス(保守・部品・改造):数量 24.5(保守対象の稼働機(万台))× 価格 120(1台あたりの年間サービス売上(万円))→ 売上 2,940 億円・営業利益 647 億円。稼働機は10年で6割増、単価は物価を上回る

倍率:事業の純利益 1,023 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.3% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.8 倍。全体の PER 14.78 倍、時価総額 15,120 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社がかつて掲げた2030年の利益率15%が現実になるには、五軸・自動化・サービスの組み合わせが他社を大きく引き離し、10年続く必要がある。連続して成功する確度は高くない。

やや楽観 22% 世界の更新需要を取り込み、10%超の利益率が定着 利益 796 億円 · PER 14.0 倍 · 株価時価総額 7,122 円1.11 兆円

半導体・データセンター・防衛が成長を支え、機械の販売台数は10年で5割ほど伸びる。自動化とセットで売る比率が高まり、単価は物価をわずかに上回る。サービスの収入も着実に増え、全社の営業利益率は12%と、過去の中位から上位へ切り上がる。中国の競争は続くが、同社の強みである五軸・複合機の領域は守られる。配当は増やせるが、設備投資とM&Aに資金が回るため、自己資本は積み上がる。ROEは12%近くまで改善する。売上は1兆円に届き、世界の更新需要の恩恵を長く受ける。2020年代後半の工場建設の波も、設備需要を支える。

  • 工作機械(本体・自動化・周辺):数量 7,310(機械の販売台数(台))× 価格 108(1台あたりの売上単価(百万円。自動化装置込み))→ 売上 7,895 億円・営業利益 790 億円。台数は10年で5割増(年4.3%)、単価は物価並み
  • インダストリアル・サービス(保守・部品・改造):数量 22.5(保守対象の稼働機(万台))× 価格 118(1台あたりの年間サービス売上(万円))→ 売上 2,644 億円・営業利益 529 億円。稼働機は10年で5割増

倍率:事業の純利益 796 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.5% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.0 倍。全体の PER 13.98 倍、時価総額 11,128 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:更新需要や自動化の流れは構造的で、2023年12月期の10%水準が定着する確度は高い。ただし2桁後半の利益率には、より強い堀が要る。

中立 34% 中立:地位は守るが、ROEは資本コストにほぼ並ぶ 利益 600 億円 · PER 13.1 倍 · 株価時価総額 5,023 円7,848 億円

世界の工作機械市場は実質で年2〜3%伸び、同社もその流れに乗る。台数は10年で4割増え、単価は物価並みに上がる。サービスは稼働機の増加で伸び、売上の4分の1を占める。営業利益率は10%と、2023年12月期の水準に戻り、循環をならした平均になる。中国メーカーとの競争で、汎用機の単価には下押しの力が働く。ROEは10%弱と資本コストにほぼ並ぶ。配当は今の1.4倍ほどまで増える。普通に強い大手として、長く稼ぎ続ける10年になる。売上は9,000億円台に乗る。景気の波で年ごとの振れは残るが、平均すれば安定した稼ぎを続ける。

  • 工作機械(本体・自動化・周辺):数量 6,730(機械の販売台数(台))× 価格 107(1台あたりの売上単価(百万円。自動化装置込み))→ 売上 7,215 億円・営業利益 577 億円。台数は10年で4割増(年3.4%)、単価は物価並み
  • インダストリアル・サービス(保守・部品・改造):数量 20.5(保守対象の稼働機(万台))× 価格 117(1台あたりの年間サービス売上(万円))→ 売上 2,390 億円・営業利益 430 億円。稼働機は10年で4割弱増

倍率:事業の純利益 600 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.8% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.1 倍。全体の PER 13.08 倍、時価総額 7,848 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:更新・自動化という追い風と、中国・台湾勢の追い上げ、景気循環という逆風が釣り合う中心的な姿。会社計画より低い利益率に置く。

やや悲観 20% 中国・台湾の台頭で価格が崩れ、利益率が一桁前半に戻る 利益 277 億円 · PER 9.7 倍 · 株価時価総額 1,721 円2,690 億円

中国メーカーが汎用機から中級機まで食い込み、同社の機械は単価が物価に届かず、台数も伸びが鈍る。高精度の領域では優位を保つが、全体の利益率は下がる。サービスは堅いが、機械の収入減を補いきれない。営業利益率は7%弱と、2018年12月期の水準まで下がる。設備投資と配当の負担は重く、ROEは6%に届かない。新株の資金で築いた生産能力が、需要の頭打ちで遊ぶ年も出る。売上は7,000億円台にとどまり、世界の大手の中での存在感はやや薄れる。景気の波は2回ほど来て、そのたびに利益が大きく削られる。ただし保守・部品の収入が土台を支え、赤字に落ちる年は少ない。

  • 工作機械(本体・自動化・周辺):数量 5,290(機械の販売台数(台))× 価格 102(1台あたりの売上単価(百万円。自動化装置込み))→ 売上 5,417 億円・営業利益 244 億円。台数は10年で1割増(年1%)、単価は競争で物価に届かず
  • インダストリアル・サービス(保守・部品・改造):数量 17.0(保守対象の稼働機(万台))× 価格 113(1台あたりの年間サービス売上(万円))→ 売上 1,921 億円・営業利益 288 億円。稼働機は微増、単価は物価に届かない

倍率:ROE 5.6% が k 8.25% 以下で、ためた利益は額面を下回る価値なので PER は 1÷k = 11.4 倍まで。受注が戻らず利益率が薄いまま、ROE が k を下回る筋書き。稼ぐ力(純利益 ÷ k)から、上限の 8.5 割の 9.7 倍に置いた。 純有利子負債 858 億円を今の値で足した EV ÷ 営業利益は 7.2 倍。

確率:中国の工作機械の内製化と技術の向上が10年続けば、汎用から中級機にまで価格競争が及ぶ。業界ノートでも中国の自給率向上が最大のリスクとされている。

悲観 12% 構造的に負け、もはや優良とは言えない 利益 10 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 831 円1,299 億円

中国メーカーが中級〜高級機にも届き、同社の世界シェアは構造的に縮む。機械の販売は台数が2割減り、値引き競争で単価も物価に遠く及ばない。機械の事業は利益が出ない水準に沈み、保守・部品が何とか全体を黒字に保つ。ドイツ子会社ののれんの減損が出て、自己資本も目減りする。新株で築いた生産能力は過剰となり、配当は大きく削られる。ただし財務の厚みは保たれ、会社が存続できなくなるわけではない。競合の中国勢が世界の汎用・中級機の市場を取り、残るのは高精度の一部だけになる。売上は5,000億円ほどで、売上の水準が2010年代の初めに逆戻りする。還元が純利益を上回る分は、手元の現金と周辺事業・遊休資産の売却で払う。

  • 工作機械(本体・自動化・周辺):数量 3,850(機械の販売台数(台))× 価格 92(1台あたりの売上単価(百万円。自動化装置込み))→ 売上 3,542 億円・営業利益 0 億円。台数は10年で2割減、単価は競争で物価に届かず
  • インダストリアル・サービス(保守・部品・改造):数量 14.0(保守対象の稼働機(万台))× 価格 104(1台あたりの年間サービス売上(万円))→ 売上 1,462 億円・営業利益 161 億円。稼働機は微減、1台あたりの収入も伸びない

倍率:赤字に近い年が続き、堀も広がらない構造悲観。稼ぐ力はほぼ消えるので、純現金+売れる資産の税後を床にした。約 1,300 億円とみた。PBR はこの床を今の自己資本で割った値。 純有利子負債 858 億円を今の値で足した EV ÷ 営業利益は 21.4 倍。利益が谷まで落ちた年なので、値は床の資産で測っており、EV の倍率は参考にしない。

確率:中国のキャッチアップと欧州の需要の減退、M&Aの失敗が同時に起きる形。10年という長さでは、ない話ではない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

工作機械(本体・自動化・周辺)

複合加工機・五軸マシニングセンタなどの機械本体と自動化装置、子会社の測定器・検査装置を含む、新品の機械を売る事業。

数量機械の販売台数(台)価格1台あたりの売上単価(百万円。自動化装置込み)売上営業利益
今 2025/12 4,810 80 3,848 20
10 年後 中立 6,730 107 7,215 577

取り方:2025年の売上5,150億円から保守・部品の推定1,300億円を引いた約3,850億円を機械本体とし、受注単価(2025年平均79.6百万円)に近い80百万円で割って約4,810台とした。機械とサービスの利益の割り振りは開示がないので推定(機械は固定費の重さで低収益、サービスが利益を支える形)。

インダストリアル・サービス(保守・部品・改造)

稼働中の機械への保守・スペアパーツ・改造・エンジニアリング。受注の約23%を占め、景気の影響を受けにくい。

数量保守対象の稼働機(万台)価格1台あたりの年間サービス売上(万円)売上営業利益
今 2025/12 15.0 87 1,305 190
10 年後 中立 20.5 117 2,390 430

取り方:2026年1〜3月のサービス受注357億円(年換算で約1,430億円)の見合いから、2025年の売上を約1,300億円と推定。保有台数15万台は推定で、1台あたり約87万円(万台×万円=億円)。

リスクと懸念

受注の循環と固定費の重さ

工作機械は景気の半年先を映す資本財で、受注が3〜4割落ちると固定費の重い同社の利益は一気に消える。過去20年で、2009年・2010年・2016年の3度、赤字に落ちた。今の過去最高の受注は、山の高さでもある。この点は、筋書きの確率と悲観の深さで織り込んだ。

中国メーカーの台頭

中国は工作機械の自給率を上げ、補助金で内製化を進めている。汎用機から価格競争が広がり、中級機にも及ぶ可能性がある。同社の中国向け受注は上期に7割超伸びたが、この流れは政策で反転しうる。この点は、筋書きの確率と悲観の深さで織り込んだ。

利益率の低さと資本効率

2025年12月期の営業利益率は3.7%、ROEは7.1%で、資本コストに届かない年が多い。2026年度の営業利益計画でも利益率は5%ほどにとどまる。会社が示した2028年度の10%水準に届くかが、価値を分ける。

新株の希薄化と投資の回収

8月の新株発行で約480億円を調達し、発行済み株式は約1割増えた。生産能力の増強とM&Aに使う計画で、投資の回収が遅れれば、1株あたりの価値が薄まったままになる。資金を集めた後の使い方が問われる。この点は、筋書きの確率と悲観の深さで織り込んだ。

為替と欧州の比重

売上の3分の1強が欧州で、会社の予想は今よりユーロ高の前提に立っている。本分析ではドル円150円で固定したが、円高・ユーロ安に振れれば、欧州の売上と利益は目減りする。この点は、筋書きの確率と悲観の深さで織り込んだ。

ロシア事業の後始末とのれん

ロシアのウリヤノフスク工場は事業を止め、ドイツの投資保険で損失の補償を求めている。結果が出るまで、特別損益の振れ要因になる。ドイツ子会社をめぐるのれんも、業績が崩れれば減損の対象になる。この点は、筋書きの確率と悲観の深さで織り込んだ。

今後の分かれ目

受注の勢いが2027年も続き、営業利益率が8%を超える
会社計画の達成が現実味を帯び、ROEが資本コストに並ぶ時期が早まる。本質価値は中立から楽観寄りに動く
工作機械の受注が前年比で2割以上落ちる
固定費の重さから営業利益が急減し、10年の筋書きはやや悲観に傾く。ただし新株の資金で財務は持ちこたえる
中国メーカーが中級機の価格を大きく下げ、同社の中国向け受注が反転する
機械の単価と台数の両方が下がり、10年後の利益率は一桁前半に戻りかねない
新工場とM&Aの投資が計画どおり利益に結びつく
部品の内製化と生産の効率化で利益率が一段上がり、ROEが資本コストを超えて定着する
自社株買いや増配など、希薄化を補う還元が打ち出される
資本効率への市場の見方が改まり、倍率が上がる余地が出る
同業大手との大型再編や、買収提案が表に出る
経営の自由度が変わり、一時的に値段が動く。ただし本質価値の計算は変えない

見ておくもの

  • 日本工作機械工業会の月次受注(外需比率・中国向けの動き)
  • 同社の四半期受注額と受注残(10月30日に第3四半期決算)
  • 営業利益率の推移(2026年度計画5%台、2028年度計画10%)
  • 新工場・M&Aへの投資の進み具合と、使途の開示
  • ユーロ・ドルの動きと、欧州・米州の受注

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段(PER18.0倍・PBR1.27倍)を見ずに、その時点のROEと資本コスト8.25%(基本7.5%にquality+1.25%)から正当化PERを出し、楽観は上限の9割、やや楽観は8.5割に置き、中立は1÷kの床(約11倍)を下回らせない水準(上限の9割台)に置いた。やや悲観は稼ぐ力(純利益÷k)で、悲観は赤字に近いので純現金+売れる資産の税後の床(約1,300億円)で測った。純利益÷営業利益は楽観側を過去並み(0.63)に置いた。今の時価総額は8月の新株(約1,500万株)を含む。調達した約480億円は純有利子負債858億円を実質的に約380億円まで軽くするが、数字の起点は帳簿の自己資本3,405億円に480億円を足して3,880億円とした。純現金ではないので余った現金は立てない。会社の財務はIFRSで、リースはすでに負債に載っているため、新リース会計基準による形の変化はない。10年後の数字は、今と同じ営業利益(EBIT)の形でそろえた。為替はドル円150円で固定し、会社の予想が置くユーロ高の前提とは切り離している。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality +1.25% = 8.75%。受注の絶頂と利益率の薄さは k に足さず、筋書きと確率で表す。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.75% → 8.25%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. DMG森精機が業績再上方修正、2028年度にピーク利益計画(MONOist 2026/08/05)
  2. DMG森精機 2026年1〜3月期決算(MONOist 2026/05/08)

分析日 2026-10-16