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日阪製作所 6247

熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,346 円354 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,581 円416 億円差 −14.9%
10 年後から見ると やや割高 価値 1,346 円354 億円 · 差 −14.9% · 期待の年率 +4.5%
期待の年率リターン(10 年)+4.5%資本コスト比 −3.2 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日阪製作所は、プレート式熱交換器と、食品・医薬向けの殺菌・滅菌装置を二本柱とする大阪の機械メーカーだ。売上の4割が熱交換器、5割が殺菌装置や染色機などのプロセス装置、1割強がバルブである。水処理の会社ではない。熱を扱う装置と、食品や薬を安全に加熱処理する装置の会社だ。

筆者の結論は、事業は手堅いが、今の値段は割安とは言えない、というものだ。自己資本は630億円と厚く、時価総額の約1.5倍ある。ところがその資本が生む利益は、売却益を除くと25億円前後だ。ROEは4%台にとどまり、資本コストを下回る。帳簿の厚みは、価値には変わらない。

2026年3月期は、売上も営業利益も過去最高になった。ただし殺菌装置の大型プラントが重なった山で、会社自身が翌期の減益を見込む。新しい中期経営計画は、2029年3月期に営業利益50億円を掲げる。筆者は、熱交換器の利益率が5.7%から10.9%へ跳ねる前提を、そのまま信じない。

強みは、国内の殺菌装置・染色機の高いシェアと、熱交換器の保守収入だ。弱みは、利益率の低さと、受注生産ゆえの波の大きさである。資本をもっと稼ぐ形に変えられるかが、評価の分かれ目になる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は、堅い事業と、使われない資本が同居した形に見える。殺菌装置・染色機は、顧客の工程に組み込まれた継続的な需要を持つ。熱交換器の保守も、安定した収入だ。この部分は、持ち続けても怖くない。

ただし、オーナーとして問うのは、稼いだお金がどう使われるかだ。自己資本630億円に対して、一過性を除く利益は25億円前後しかない。資本が生む利益は4%ほどで、資本コストの8%に遠く及ばない。再投資しても資本コストを超えにくく、配当や自社株買いで返したほうが株主の価値は高まる。

会社は、還元を強め、ROE8%を目指すと言っている。筆者は、この方向を評価する。しかし、中計の営業利益50億円は、熱交換器の利益率を倍に上げる前提で、実績の裏づけが乏しい。前の計画でも、利益目標は外れた。

安全域は、時価総額が自己資本を大きく下回る点にある。だがそれは、資本が利益を生まない理由の裏返しでもある。10年後の価値を、稼ぐ力から測ると、今の値段に余裕は少ない。わかりやすい事業なので、確信度は高い。

何で稼ぐ会社か

収益は3つの事業から成る。熱交換器事業は、金属板を重ねて熱を移すプレート式熱交換器を、化学・電力・船舶・LNGなどに売る。売上は2026年3月期で172億円、全体の4割弱だ。本体のほかに、部品と保守が収入の柱になる。

プロセスエンジニアリング事業は、売上の約5割を占める最大の柱で、224億円を売った。食品を袋ごと加熱殺菌するレトルト殺菌装置、飲料の液体殺菌装置、輸液などの医薬品滅菌装置、繊維の液流染色機を持つ。会社は採用資料で、レトルト殺菌の国内シェアを7割、液流染色機と輸液滅菌を9割と述べている。第三者の裏づけは取れていない。

バルブ事業は52億円で、ふっ素樹脂を内側に貼ったボールバルブなど、化学・医薬・食品向けの専用品が中心だ。

利益はプロセスエンジニアリングが偏って稼いでいる。2026年3月期のセグメント利益は、全社の約6割を同事業が占めた。熱交換器の利益率は5.7%にとどまる。会社は、複数の大型プラントの納入が重なったことを好業績の理由に挙げている。

拠点は大阪の鴻池と奈良の生駒が中心で、生駒は新設した事業所だ。グループには、飲料向けの日阪プロダクツ、培養プラントの小松川化工機がある。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねしにくい強みは、事業ごとに濃さが違う。いちばん濃いのは殺菌装置と染色機だ。食品メーカーや製薬会社は、一度認められた殺菌条件を変えたがらない。装置を入れ替える時も、実績のある相手に頼みやすい。会社の説明では、国内の主力製品でシェアが7〜9割に達する。

熱交換器は、堀が浅い。世界市場は、アルファ・ラバルが16.5%を持ち、上位5社で45%を占めるとされる。日阪はその一角だが、汎用品では価格で争う。筆者は、超大型のCO2回収向けのような特殊品と保守が、日阪の取りどころだと見る。

弱いのは、稼ぐ力の水準だ。営業利益率は、過去12年で5〜7.6%の間にとどまった。ROEは過去10年の中央値で4%に満たない。強いシェアがあるのに利益率が低いのは、大型案件の受注生産に頼り、原材料や人件費の上昇を価格に移しきれていないからだ。前の中計は、想定を超えるコスト上昇で利益目標を外した。

財務は極めて堅い。自己資本比率は76%で、純現金がある。堅さは安全域になるが、使われない資本は、ROEを押し下げる重しにもなる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

熱交換器は、脱炭素の追い風を受ける。CO2を吸収液で回収する設備は、液の加熱と冷却を繰り返すため、熱交換器を大量に使う。LNGプラントや高効率の火力発電、原子力の再稼働も同じだ。データセンターの冷却も新しい需要になった。調査会社は、世界市場が年7〜8%で伸びると見るが、これは名目で、実質では2〜3%だろう。

船舶は別の流れだ。造船の主力は中国・韓国に移り、日阪も両国での供給力を高めている。国内の船主向けは保守の収入になる。

食品・医薬の殺菌装置は、成熟した市場だ。国内の食品需要は人口とともに細る。液体殺菌ではTetra Pak、SPX、Krones、国内の岩井機械工業やイズミフードマシナリが競合になる。海外は日阪にとって未開拓で、伸びしろがある。

染色機は、繊維産業の海外移転と縮小で、構造的に厳しい。中計はこの分野を新市場開拓に位置づけるが、数量の大きな伸びは見込みにくい。

市場全体の需要は、実質で年2%前後の伸びという見立てだ。物価の分は価格に乗るので、売上は名目で年4〜5%ほど伸びる計算になる。

資本政策と M&A

配当は、連結純資産配当率2%以上が目安だ。配当性向でなく資産に対する率なので、利益が減っても配当は下がりにくい。2026年3月期は、配当と自社株買いを合わせた総還元が利益の約8割に達した。自社株は発行済みの5%を目安に持ち、超えたら消却する。

政策保有株式の縮減も進み、2026年3月期には投資有価証券の売却益が8億円台あった。これは一過性で、純利益を押し上げた。翌期の純利益予想が24億円と大きく減るのは、その反動が主因だ。

株主には、因幡電機産業やタクマといった事業会社、日本生命、MUFJ銀行が並ぶ。事業会社の株主が一定程度いて、敵対的な買収は起きにくい。それでも、PBRが1倍を大きく割る状態が続けば、TOBや再編の対象になる可能性は消えない。

中計は、2031年3月期にROE8%以上、早期のPBR1倍を掲げる。ROE8%は、利益を倍近くに増やすか、自己資本を大きく減らすかしないと届かない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

事業の質を、財務の厚みと脱炭素の波がさらに底上げする。CO2回収向けの超大型熱交換器は、納入実績がある会社が少なく、受注の優位は大きい。LNG、高効率火力、原子力の再稼働、データセンター冷却と、需要が重なる。新型の汎用機ZEXと保守収入が育てば、熱交換器の利益率は5.7%から10%台に上がる。

殺菌装置は、国内でほぼ独占的な地位を持つ。飲料大手や製薬会社との協業を海外に広げれば、成長の余地は大きい。2026年3月期の利益は、大型プラントを完遂できる実行力の証拠だ。

資本の使い方も変わる。会社は、資本コストや株価を意識した経営を掲げ、総還元性向は8割に達した。厚い自己資本を、還元や成長投資で使い始めた今が、最も変わりやすい時期だ。PBRが0.7倍の今から、ROE8%を達成して早期に1倍を取り戻せば、値段は5割上がる。

見落とされているのは、保守・部品の収入が積み上がる速さだ。納入済みの装置は、その後20年以上、部品と点検の需要を生む。船舶や発電所の国内保守を取りに行く動きは、利益の底を持ち上げる。売上が景気で振れても、保守が下を支える。

慎重な見方

数字が示すのは、低いままの利益率と、4%に満たないROEだ。営業利益率は、過去12年で一度も8%に届かない。中計の目標は、熱交換器の利益率を5.7%から10.9%へ、ほぼ倍にする前提だ。前の中計でも、想定を超えるコスト上昇で利益目標を外した。

2026年3月期の好業績は、殺菌装置の大型プラントが重なった山だ。会社自身が翌期の純利益を24億円と見込む。中計は、そのプロセスエンジニアリングの利益を、むしろ減らす計画になっている。

熱交換器は、アルファ・ラバルなど欧州の大手と争い、中韓の安価な品も押し寄せる。染色機は、需要そのものが縮む。厚い自己資本は、安全域でなく、使い道のない眠った資本だ。還元を厚くしても、資本の稼ぐ力は上がらない。

株価の下値も、見かけほど堅くない。自己資本の中身は、現金と持ち合い株、工場、仕掛品だ。事業が傷めば、工場や仕掛品は帳簿の値で売れない。稼ぐ力が細った会社は、帳簿の価値で評価されない。大型案件の山が剥げ、コスト高が続けば、利益は半分近くまで下がりうる。

どちらに重みを置いたか

事業の質は強気の見方に説得力があるが、利益率と資本の使い方は慎重な見方が強い。中計の利益率は、前回の実績が裏づけになっていない。確率は、中立を最も厚い36%に置き、やや悲観を24%、やや楽観を20%とした。悲観は12%と、楽観の8%より厚くした。厚い自己資本は悲観の下値を支えるが、使われないままでは評価に結びつかない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,623 円427 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 837 円221 億円)。 今の値に割り戻すと 1,346 円354 億円、今との差 −14.9%、 期待の年率 +4.5%(資本コスト 7.8%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 3,246 円855 億円 1,105 円291 億円 +175.2% +10.7% 348 円92 億円
やや楽観 20% 2,425 円639 億円 984 円259 億円 +115.6% +8.0% 682 円180 億円
中立 36% 1,852 円488 億円 889 円234 億円 +73.3% +5.7% 986 円260 億円
やや悲観 24% 754 円199 億円 706 円186 億円 −7.6% −0.8% 351 円92 億円
悲観 12% 254 円67 億円 524 円138 億円 −50.8% −6.8% 93 円25 億円
加重平均100% 1,623 円427 億円837 円221 億円 +55.6% +4.5% 2,460 円648 億円

今の株価時価総額 1,581 円416 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 8% 楽観:脱炭素の大型案件が熱交換器の利益率を押し上げる 利益 65 億円 · PER 13.1 倍 · 株価時価総額 3,246 円855 億円

会社の中計が描いた姿が、ほぼそのまま実現する。CO2 回収向けの超大型案件、LNG プラント、高効率火力、原子力の再稼働が続き、熱交換器の受注は厚い山になる。汎用機の新型 ZEX が市場に根づき、保守・部品の収入も積み上がる。熱交換器の利益率は 11% に届く。

殺菌装置は、飲料向けの日阪プロダクツ、培養プラントの小松川化工機との協業が進む。海外の食品殺菌・医薬滅菌が伸び、利益率は 10% を保つ。バルブは産業ガスと新エネルギー向けの専用品が当たり、1 割の利益率に戻る。

全社の営業利益率は 10% を超える。ただし自己資本が厚いままなので、ROE は資本コストの手前にとどまる。値段は利益の伸びほどには上がらない。

  • 熱交換器事業:数量 11,600(世界のプレート式を中心とする熱交換器市場(本体・部品・保守、億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 3.5%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 404 億円・営業利益 45 億円。市場11,600億円(実質)× シェア2.6%、利益率11.0%
  • プロセスエンジニアリング事業:数量 6,600(同社が狙う食品・医薬の殺菌滅菌、染色仕上機、培養設備の市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 5.4%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 354 億円・営業利益 35 億円。市場6,600億円(実質)× シェア4.0%、利益率10.0%
  • バルブ事業:数量 4,200(同社が狙うファインケミカル・医薬・食品・産業ガス向けの特殊バルブ市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 2.4%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 101 億円・営業利益 10 億円。市場4,200億円(実質)× シェア1.80%、利益率10.0%

倍率:事業の純利益 65 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.9% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 7.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.1 倍。全体の PER 13.07 倍、時価総額 855 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:大型の CO2 回収・LNG 案件を取り込み、中計の利益率をそのまま達成する筋書き。前の中計 G-23 は利益率の目標に届いておらず、実績を見ると 1 割には届きにくい。楽観は 8% にとどめた。

やや楽観 20% やや楽観:中計の利益率にあと一歩まで届く 利益 50 億円 · PER 12.9 倍 · 株価時価総額 2,425 円639 億円

熱交換器の保守・部品収入が育ち、新型 ZEX の汎用機も一定の販売を得る。CO2 回収と船舶の案件は取れるが、超大型案件をすべて受注するほどではない。熱交換器の利益率は 9% まで上がる。

殺菌装置は、国内の高いシェアを守りながら海外の売上を積む。大型プラントの山は繰り返さないが、更新・保守の需要で 9% の利益率を保つ。バルブは用途限定品で採算を戻し、8.5% に届く。

全社の営業利益率は 8.6% 前後になる。中計の 9.1% には届かないが、過去 12 年の山(7.6%)は超える。その裏づけは、保守収入の積み上がりだ。

  • 熱交換器事業:数量 10,800(世界のプレート式を中心とする熱交換器市場(本体・部品・保守、億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 3.2%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 347 億円・営業利益 31 億円。市場10,800億円(実質)× シェア2.4%、利益率9.0%
  • プロセスエンジニアリング事業:数量 6,325(同社が狙う食品・医薬の殺菌滅菌、染色仕上機、培養設備の市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 5.1%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 322 億円・営業利益 29 億円。市場6,325億円(実質)× シェア3.8%、利益率9.0%
  • バルブ事業:数量 3,990(同社が狙うファインケミカル・医薬・食品・産業ガス向けの特殊バルブ市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 2.2%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 88 億円・営業利益 8 億円。市場3,990億円(実質)× シェア1.65%、利益率8.5%

倍率:事業の純利益 50 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.4% が k 7.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.9 倍。全体の PER 12.9 倍、時価総額 639 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:熱交換器の保守収入と新型機が育ち、殺菌装置の海外も伸びる。利益率は中計に届かないが、いまより明らかに良い。会社の実行力の実績から 2 割とした。

中立 36% 中立:事業は伸びるが、利益率は一桁にとどまる 利益 38 億円 · PER 12.9 倍 · 株価時価総額 1,852 円488 億円

市場は物価並みに伸び、同社はシェアをほぼ保つ。熱交換器は、世界市場の拡大と保守収入に支えられて売上が 3 割ほど増えるが、汎用機で欧州勢と価格を争う構図は変わらない。利益率は 7.5% にとどまる。

殺菌装置は、2026年3月期に重なった大型プラントの山が剥げる。国内の殺菌・滅菌・染色機は高いシェアを保つが、市場そのものは実質ではほぼ横ばいだ。利益率は 8% で落ち着く。バルブは小さな事業のまま、7.5% の利益率で続く。

全社の営業利益率は 7.3% で、過去 12 年の山の手前だ。ためた現金と持ち合い株の配当が利益を支えるが、ROE は 5% 前後にとどまる。

  • 熱交換器事業:数量 10,160(世界のプレート式を中心とする熱交換器市場(本体・部品・保守、億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 2.9%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 300 億円・営業利益 23 億円。市場10,160億円(実質)× シェア2.2%、利益率7.5%
  • プロセスエンジニアリング事業:数量 6,105(同社が狙う食品・医薬の殺菌滅菌、染色仕上機、培養設備の市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 4.8%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 295 億円・営業利益 24 億円。市場6,105億円(実質)× シェア3.6%、利益率8.0%
  • バルブ事業:数量 3,810(同社が狙うファインケミカル・医薬・食品・産業ガス向けの特殊バルブ市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 2.1%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 79 億円・営業利益 6 億円。市場3,810億円(実質)× シェア1.55%、利益率7.5%

倍率:事業の純利益 38 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.2% が k 7.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.9 倍。全体の PER 12.9 倍、時価総額 488 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:市場は物価並みに伸び、シェアはほぼ保ち、利益率は過去 12 年の山(7.6%)をわずかに下回る。大型プラントの山が剥げる分を織り込んだ、最も起こりやすい筋書きとして 36%。

やや悲観 24% やや悲観:コスト高と受注の谷で利益が痩せる 利益 22 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 754 円199 億円

原材料と人件費の上昇を価格に移しきれず、熱交換器の利益率は 5.5% に沈む。前の中計でも、想定を超えたコスト上昇が利益率の目標を押し下げた。同じことが繰り返される。

殺菌装置では、飲料・食品の設備投資が一服し、大型プラントの受注が途切れる。染色機は繊維産業の縮小で数量が減り、全体の利益率は 6% まで落ちる。バルブは海外の安い品に押され、5% の利益率にとどまる。

営業利益率は 5% 台に下がり、ROE は 3% 前後になる。厚い自己資本は利益を生まず、還元を増やしても評価は戻らない。

進出した海外では、現地の競合が価格で食い込み、受注の採算が悪い案件が混じる。中計が掲げた事業ポートフォリオの見直しは、効果が出るまでに時間がかかる。

  • 熱交換器事業:数量 9,200(世界のプレート式を中心とする熱交換器市場(本体・部品・保守、億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 2.7%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 247 億円・営業利益 14 億円。市場9,200億円(実質)× シェア2.0%、利益率5.5%
  • プロセスエンジニアリング事業:数量 5,500(同社が狙う食品・医薬の殺菌滅菌、染色仕上機、培養設備の市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 4.3%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 236 億円・営業利益 14 億円。市場5,500億円(実質)× シェア3.2%、利益率6.0%
  • バルブ事業:数量 3,450(同社が狙うファインケミカル・医薬・食品・産業ガス向けの特殊バルブ市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 1.8%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 62 億円・営業利益 3 億円。市場3,450億円(実質)× シェア1.35%、利益率5.0%

倍率:ROE は 3% 台で k を大きく下回る。利益が細り、受注の波も大きいので、上限 12.5 倍の 72% の 9.0 倍に置く。構造的に負けた筋書きで、中立より低い。

確率:想定を超えたコスト上昇で利益率の目標を外した前例(G-23)があり、価格転嫁の弱さが続く可能性がある。受注の谷とも重なりうるため、やや悲観を最も厚い側とした 24%。

悲観 12% 悲観:汎用品を海外勢に奪われ、バルブも行き詰まる 利益 8 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 254 円67 億円

汎用熱交換器の分野で、中国・韓国のメーカーと欧州大手が価格を下げて攻める。同社のシェアは 1.6% まで落ち、利益率は 3.5% に低下する。大型の CO2 回収案件は海外の大手に流れる。

殺菌装置では、中国勢の追い上げと染色機の需要消滅で、利益率が 3.5% まで落ちる。バルブは採算割れが続き、事業の見直しや縮小に追い込まれる。

営業利益は 10 億円を切る。厚い自己資本は残るが、稼ぐ力は細り、その場合の価値は、稼ぐ力と純現金・売れる資産のどちらか大きい方に近づく。

会社はコスト削減と事業の見直しに動くが、遅れが響く。国内の食品や医薬は守れても、海外の売上は思うように伸びない。厚い現金は、買収の失敗や赤字の穴埋めで目減りする。

  • 熱交換器事業:数量 8,160(世界のプレート式を中心とする熱交換器市場(本体・部品・保守、億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 2.1%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 175 億円・営業利益 6 億円。市場8,160億円(実質)× シェア1.6%、利益率3.5%
  • プロセスエンジニアリング事業:数量 5,280(同社が狙う食品・医薬の殺菌滅菌、染色仕上機、培養設備の市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 3.2%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 170 億円・営業利益 6 億円。市場5,280億円(実質)× シェア2.4%、利益率3.5%
  • バルブ事業:数量 3,000(同社が狙うファインケミカル・医薬・食品・産業ガス向けの特殊バルブ市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア)× 価格 1.3%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 40 億円・営業利益 0 億円。市場3,000億円(実質)× シェア1.00%、利益率1.0%

倍率:ROE が 1% 台で k を大きく下回り、構造的な負けの筋書き。稼ぐ力は 8 倍で測り、純現金と売れる資産(床)はそれより小さく、稼ぐ力の側で置く。

確率:汎用熱交換器での中韓・欧州勢の攻勢、染色機の需要縮小、バルブの採算悪化が重なる構造的な負け。確率は低いが、利益率の低さと受注生産の波を考え 12% を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

熱交換器事業

プレート式熱交換器の製造・販売と、部品・保守サービス。化学・電力・船舶・CO2 回収・LNG・データセンター冷却などが顧客。

数量世界のプレート式を中心とする熱交換器市場(本体・部品・保守、億円、今の値段で測った実質)× シェア価格実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 8,000 2.2% 172 10
10 年後 中立 10,160 2.9% 300 23

取り方:世界のプレート式熱交換器市場は 2025 年に 51〜65 億ドル(調査会社の推計)で、円では 8 千億円前後。上位 5 社(アルファ・ラバル、ザイレム、ダンフォス、ケルビオン、日阪)で 45% を持つとされる。同社売上は 172 億円で、市場に対するシェアは 2.2% と置いた。市場規模は開示でなく推計。

プロセスエンジニアリング事業

食品・飲料の殺菌装置、医薬の滅菌装置、繊維の液流染色機、培養プラントなどの装置と、アフターサービス。

数量同社が狙う食品・医薬の殺菌滅菌、染色仕上機、培養設備の市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア価格実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 5,500 4.1% 224 21
10 年後 中立 6,105 4.8% 295 24

取り方:開示は無く、分野ごとの需要を足して 5.5 千億円と推計した。同社は採用資料で、レトルト殺菌の国内シェアを 7 割、液流染色機を 9 割とするが、第三者の裏づけは取れていない。2026年3月期の売上 224 億円は、複数の大型プラント納入が重なった山で、シェア 4.1% は山の値。

バルブ事業

ボールバルブ・ダイヤフラムバルブ。ふっ素樹脂ライニングなどの用途限定品と、汎用品。ファインケミカル・医薬・食品・産業ガス・上下水道向け。

数量同社が狙うファインケミカル・医薬・食品・産業ガス向けの特殊バルブ市場(億円、今の値段で測った実質)× シェア価格実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 3,000 1.7% 52 4
10 年後 中立 3,810 2.1% 79 6

取り方:世界の産業用バルブは年間 11 兆円規模(調査会社の推計)だが、同社が戦う範囲は限られるため 3 千億円と推計した。売上 52 億円で、シェアは 1.7%。市場規模は推計で、根拠は薄い。

リスクと懸念

利益率の目標が実現しない

中計は、2029年3月期に営業利益率を7.4%から9.1%へ上げる。熱交換器の利益率は5.7%から10.9%への跳ね上がりだ。前の中計は、想定を超えるコスト上昇で利益目標を外している。同じことが起きれば、利益は4割ほど下振れする。

大型案件の波

プロセスエンジニアリングの2026年3月期は、複数の大型プラントが重なった山だった。受注生産で、大型案件の有無が四半期の業績を大きく振る。中計はこの事業の利益を減らす計画だが、さらに谷が深くなれば、全社の利益が落ち込む。

熱交換器の価格競争

汎用のプレート式熱交換器は、アルファ・ラバル、ケルビオン、ダンフォスなどの欧州勢と、中国・韓国勢が争う。価格を守れなければ、シェアか利益率のどちらかを落とす。超大型のCO2回収は受注が少数で、1件を逃すと響く。

染色機・国内食品の縮小

液流染色機は繊維産業の縮小で、数量が増えにくい。国内のレトルト食品や飲料の市場も、人口とともに細る。海外の殺菌装置・染色機の開拓が思うように進まなければ、プロセスエンジニアリングの成長が止まる。

資本が使われないまま残る

自己資本は630億円で、利益に対して大きすぎる。政策保有株の売却と還元は進むが、成長投資が資本コストを超えなければ、ROEは上がらない。M&Aで買収する場合は、買いすぎて価値を壊す可能性がある。

バルブ事業の採算

バルブは売上52億円で利益率7%だ。中計は事業展開の見直しに触れており、不採算な品を整理する可能性がある。海外の安価なバルブに押されれば、赤字に近づく。ただし全社の利益への影響は小さい。

今後の分かれ目

CO2回収・LNG向けの超大型熱交換器の受注が、続けて取れたら
熱交換器の利益率の見通しを上げ、楽観・やや楽観の確率を厚くする。受注残の利益率が上がるかも見る。
2027年3月期の決算で、営業利益が会社予想の33億円を下回ったら
コスト転嫁の弱さが続くとみて、やや悲観・悲観の確率を上げる。中計の50億円は遠のく。
政策保有株の売却代金を、自社株買いや成長投資に回す方針が数字で示されたら
資本の使い方が変わる兆しとして、中立〜やや楽観に重みを移す。ROE8%の道筋が見える。
海外の食品殺菌・医薬滅菌の受注が、中計どおり伸びたら
プロセスエンジニアリングの成長の裏づけになる。国内の縮小を補えるか、利益率とあわせて確かめる。
PBR1倍割れが続き、事業会社の株主が持ち株を動かしたら
TOBや再編の可能性が高まる。その時の値段は、事業の稼ぐ力でなく、資本の厚みを織り込んだものになりうる。

見ておくもの

  • 熱交換器の受注残と利益率(四半期)
  • プロセスエンジニアリングの受注高(大型プラントの有無)
  • 営業利益の会社予想の修正
  • 政策保有株式の売却額と還元の方針
  • 海外の殺菌・滅菌装置の売上

倍率と資本コストの決め方

市場規模×シェア×物価並みの価格で売上を積み、利益率は過去12年の山(7.6%)を超えないように置いた。倍率は、ROEが資本コスト以下なので上限1÷kを基準に、利益の質で上限の7〜10割に置いた。今の株価・PER・PBRは見ていない。新リース会計基準の影響は、同社が主に自社製品を売る会社で小さく、10年後の数字は今と同じ形にそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12→13.07 倍・やや楽観 PER 11.5→12.9 倍・中立 PER 10.5→12.9 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 0.5% = 8.0%。コスト転嫁の弱さは k に足さず、筋書きの利益率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.75%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. 新中期経営計画「Challenge2028」(日阪製作所・2026年5月15日)
  2. 日阪製作所 資本政策の基本的な方針
  3. プレート式熱交換器市場(Global Market Insights)

分析日 2026-10-16