株譜
AI 銘柄分析 · 機械 · 試作

カナデビア 7004

ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,420 円2,390 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,046 円1,760 億円差 +35.8%
10 年後から見ると 割安 価値 1,420 円2,390 億円 · 差 +35.8% · 期待の年率 +10.2%
期待の年率リターン(10 年)+10.2%資本コスト比 +2.7 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

カナデビアは、ごみ焼却発電プラントで世界首位級の会社だ。旧日立造船で、造船を切り離したあとは環境に軸足を移した。売上の約 8 割が環境で、その半分強をスイスの子会社 Inova が稼ぐ。筆者の見立ては、10 年の価値が今の時価総額を 1 割弱上回るが、安全域は薄い、というものだ。

本業の骨格は強い。欧州のごみ焼却発電の新設では、Inova が直近 5 年の受注の約半分を取った。国内でも、運営を受けもつ件数で 2 割近い。ごみは景気が悪くても出る。埋立を減らす規制も続くので、燃やす設備の需要は崩れにくい。

弱いのは利益の質だ。前期は Inova の欧州案件で蒸気タービンの不具合が出て、営業利益は 55% 減った。この会社は、大型の請負案件で巨額の損失を出した前歴がある。売上が増えても、利益が残る保証はない。

いまは事業の入れ替えの最中だ。橋梁・全固体電池・バルブ・舶用エンジンを手放し、日鉄エンジニアリングとの統合は 9 月に破談になった。赤字の事業が消え、環境の利益率が上がれば、価値は今を上回る。損失が再び続けば、簿価さえ割る。筆者は、強気と慎重の両方の材料が重く、確率は慎重の側に厚めに置いた。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で見ると、事業は残る。ごみは毎日出るので、10 年後もこの設備は必要とされる。完成後の運営・保守は、景気に左右されにくい安定した稼ぎになる。そこは評価できる。

一方で、オーナーとして持ち続けたいかと問われると、迷う。稼いだ利益のかなりの部分が、大型の請負案件の失敗で消えてきたからだ。2000 年代前半には巨額の赤字を出し、2018 年にも利益が落ち込んだ。前期はまたタービンの不具合で利益が半減した。同じ種類の失敗が繰り返されるなら、利益の質は低い。

資本の使い方では、不採算事業を手放し、配当を厚くする方向に変わった。この変化は正しい。ただ、経営陣が不正を黙認していた前歴は、統治への信頼を傷つけたままだ。

安全域は大きくない。中立の筋書きでも、10 年後の価値は今を 1 割弱上回る程度だ。割安と言い切るには、損失の再発という下振れが重い。筆者は、利益率が 5% 近くで定着するかを見極めるまで、大きな確信は持てないと考える。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は環境事業だ。売上の約 8 割を占め、ごみ焼却発電プラントの設計・建設、完成後の運営・保守、発電した電気の売却までを手がける。国内はごみ焼却施設の更新工事と、自治体から受けもつ運営が柱になる。

海外は Inova が担う。Inova は 2010 年に買収したスイスの会社で、欧州に 500 件を超える焼却施設の実績がある。ドバイでは 1 日 5,000 トン超の世界最大級の施設を納め、35 年の運営も受けもつ。いまはローマで年 60 万トン規模の施設を建てており、モロッコでは伊藤忠などと 33 年の事業権を組んだ案件も進む。プラントを建てて終わりではなく、完成後の運営・保守で長く稼ぐ形に寄せているのが特徴だ。

残りは二つある。機械・社会インフラ(約 11%)は、プラスチック・食品・医薬の機械、水門、シールド掘進機、ボイラなど。橋梁は撤退を決めた。脱炭素化(約 11%)は、脱硝触媒や圧力容器、原子力のキャスク(使用済み燃料の容器)、風力、電解装置などだ。舶用エンジンは今治造船との合弁に移し、連結から外れた。

利益は環境に集中している。前期の営業利益は環境が約 170 億円で、機械・社会インフラと脱炭素化はどちらも赤字だった。売上の地域は日本が約 5 割、欧州が 3 割強。工事は進み具合に応じて売上を立てるので、損失が出る案件があれば利益が一気に削られる。

優良さと弱いところ

強みは実績の厚さだ。世界で 1,500 を超える施設を納め、ごみという燃えにくく性状が一定しない燃料を安定して燃やすノウハウを持つ。これは新規参入者がすぐにまねできない。完成後の運営・保守が続くので、売上の一部は長く積み上がる。

ただし、堀は普通と見る。プラントの受注は入札で、固定価格の請負が多い。設計の見込み違いや、タービンなど外から買う機器の不具合は、そのまま会社の損失になる。前期の Inova の不具合はその典型だ。値段を自分で決める力は弱い。

資本効率は低い。過去 10 年の ROE の中央値は 5% 台で、2023 年から 3 年だけ 11% 台に乗った。営業利益率の最高は 4% 台で、会社が掲げる 10% は、過去に一度も届いたことがない水準だ。

経営の質には傷がある。舶用エンジンの燃費データの改ざんでは、調査委員会が、当時の経営陣が報告を受けながら黙認したと指摘した。いまの桑原社長は、社内出身者に頼らず、財務・海外・知財の責任者を外から招いている。取り組みの方向は正しいが、効果が数字に出るのはこれからだ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

ごみ焼却発電は、世界で需要が積み上がる数少ない公共インフラだ。世界のごみの量は人口と所得とともに増え、欧州では埋立を減らす規制が続く。燃やして熱と電気を取る設備が、その受け皿になる。

欧州では、Inova が受注を伸ばしてきた。直近 5 年の新設の受注容量のうち Inova の分は約 5 割で、その前の 5 年の約 3 割から上がった。ローマ市の約 10 億ユーロの案件は、その象徴だ。

国内は逆風が混じる。人口が減り、ごみの量も減るので、自治体は小さな施設を集約して大きな施設にまとめている。数は減るが、1 施設あたりは大きくなる。建設費は 1 日 1 トンあたり約 1 億円まで上がり、予算が合わずに発注が先送りされることもある。

競争相手はタクマ、JFE エンジニアリング、荏原環境プラント、三菱重工系、日鉄エンジニアリングなど。受注のトンの数でみた国内シェアは、カナデビアが 2 割弱で、上位 4 社が 6 割台を分け合う。値段は入札で決まり、価格を上げにくい。

10 年の見通しは、国内が横ばい、海外が伸びる、という形だ。景気の波には強いが、1 件の案件が大きい分、採算のぶれには弱い。

資本政策と M&A

株主還元は、配当性向 30% 程度を目安にした累進配当(減らさず増やす方針)に変わった。今期の配当は約 64 億円の予想で、前期の約 42 億円から増える。自社株買いは行っていない。

事業の整理は進んでいる。桑原社長のもとで 1 年に 5 事業を売却・撤退した。バルブ子会社はキッツへ 91 億円、全固体電池はスズキへ、舶用エンジンは今治造船との合弁に移した。橋梁は 2030 年度までに完全撤退する。残る 6 事業の整理も、統合とは別に進める方針だ。

日鉄エンジニアリングとの統合は、2026 年 2 月に検討を始め、9 月 29 日に打ち切られた。出資比率で折り合えなかったとされる。統合が実現すれば売上は 1 兆円を超える見込みだったが、白紙に戻った。次の中期経営計画は、目標を改めて検討する段階にある。

財務は余裕がない。純有利子負債は約 950 億円、自己資本比率は 27% だ。ローマやモロッコのような事業権を伴う案件では、資金の負担が先に出る。金利が上がる前提では、利払いが 10 年で純利益を 20 億円強押し下げる。

点検済み:中立の営業利益率4.9%は過去の山(4.4%)を0.5ポイント超えるが、超え分は橋梁をやめた機械・社会インフラと、舶用エンジンなどが連結から外れた脱炭素化の赤字が消える分で(この2つを0%としても全社4.3%)、環境の主力は山以下に置いている。会社の10%目標は採っていない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

ごみ焼却発電は、世界で最も確かな成長分野の一つだ。欧州の新設では Inova が直近 5 年の受注の約半分を取り、その前の 5 年の 3 割から比率を上げた。ローマの約 10 億ユーロの案件、モロッコの 33 年の事業権と、大きな案件が続けて取れている。完成後の運営・保守が積み上がるので、利益は工事に頼らず安定してくる。

前期の減益は、タービンの不具合という一過性の損失が大半だ。会社は今期の営業利益を 255 億円と、前期の 2 倍に戻す計画を出している。外部の専門家を入れ、新しい調達先も開く対策を打った。

事業の整理も効く。橋梁・全固体電池・バルブ・舶用エンジンを手放せば、赤字を出していた機械・社会インフラと脱炭素化の重荷が軽くなる。環境に集中すれば、利益率は 4% 台から 5〜6% に上がる余地がある。配当は 30% 程度を目安に増やす方針で、還元も厚くなる。会社が掲げる 2030 年度の営業利益率 10% には届かなくても、7% 台まで来れば、今の値段は安い。

慎重な見方

利益の質が悪い。前期の営業利益は、期初の計画 270 億円から 9 カ月で半分になり、最終は 122 億円だった。Inova のタービンの不具合だけではない。豪州のロッキンガムやモスクワの案件でも追加の費用が出ている。一過性と言うには、同じ種類の失敗が多すぎる。

過去を振り返っても、2003 年 3 月期と 2006 年 3 月期に、大型案件の損失で数百億円規模の最終赤字を出した。請負の事業で、外から買う機器に頼る以上、この癖は直らない。ローマの約 10 億ユーロの案件も、同じ請負のリスクを抱える。

統治にも疑問が残る。舶用エンジンの不正は、経営陣が知りながら止めなかった。品質の問題は橋梁にも広がった。

戦略の空白もある。日鉄エンジニアリングとの統合で規模を取る案は破談になり、次の中期経営計画は未発表だ。自己資本比率は 27% で、金利が上がれば利払いも重くなる。国内は、ごみの量が減るうえ建設費が上がり、発注が先送りされている。10 年で営業利益率を 10% にするという目標は、過去に一度も届いていない。

どちらに重みを置いたか

強気の材料は本物だ。Inova の受注シェアと、運営・保守が積み上がる構造は、数字で確かめられる。ただ、慎重な見方が突く点も同じくらい重い。損失の再発は直近だけでなく 20 年のあいだに繰り返しており、ローマのような大型案件が増えるほど、その影響も大きくなる。

そこで確率は、中立を最も厚くしたうえで、慎重な側に寄せた。やや悲観と悲観を合わせて 4 割弱を置き、楽観とやや楽観の合計は 3 割弱にとどめた。事業の整理で赤字が消えることと、環境の利益率が 5% 近くで定着することは、中立の前提に入れた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,426 円4,081 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 349 円588 億円)。 今の値に割り戻すと 1,420 円2,390 億円、今との差 +35.8%、 期待の年率 +10.2%(資本コスト 7.5%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 5,022 円8,449 億円 566 円953 億円 +434.2% +18.2% 447 円752 億円
やや楽観 20% 3,956 円6,656 億円 486 円817 億円 +324.6% +15.6% 888 円1,495 億円
中立 34% 2,624 円4,416 億円 381 円641 億円 +187.3% +11.1% 1,022 円1,719 億円
やや悲観 24% 1,114 円1,875 億円 247 円415 億円 +30.1% +2.7% 327 円549 億円
悲観 14% 523 円880 億円 131 円220 億円 −37.5% −4.6% 92 円154 億円
加重平均100% 2,426 円4,081 億円349 円588 億円 +165.3% +10.2% 2,775 円4,669 億円

今の株価時価総額 1,046 円1,760 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 8% 欧州の埋立禁止とローマ・モロッコで Inova が伸び、10% 目標に近づく 利益 484 億円 · PER 16.5 倍 · 株価時価総額 5,022 円8,449 億円

欧州の埋立規制が効き、Inova の年間の受注容量は今の 1.45 倍の 9 千 t/日に伸びる。ローマとモロッコが予定どおり完工し、運営・保守の売上が積み上がる。Inova の利益率は 8.5% まで上がる。国内の環境も、運営の比率が高まって 6.5% になる。

橋梁と不採算の機械を手放した機械・社会インフラは、小さいが黒字になる。脱炭素化は、原子力のキャスクと水素・CO2 回収の設備で 8% の利益率に届く。

売上は 1 兆円に達し、全社の営業利益は 770 億円前後になる。会社が掲げる 10% には届かないが、過去に一度も見たことのない 7% 台だ。タービンの不具合の教訓から調達管理が整い、大型案件の損失が出なくなる、同社にとって最良の 10 年になる。

  • 環境:Inova(欧州・北米・中東のごみ焼却発電):数量 9.0(世界(日本を除く)の新設ごみ焼却発電の年間受注容量(千 t/日)のうち Inova が取る分)× 価格 585(受注 1 千 t/日あたりの年間売上(工事と運営・保守の合計、億円))→ 売上 5,268 億円・営業利益 448 億円。受注 9 千 t/日、利益率 8.5%
  • 環境:国内ほか(ごみ焼却・運営保守・売電):数量 31.5(国内ごみ焼却の処理容量(千 t/日)のうち、当社が納入・運営・保守で付き合う分)× 価格 101(付き合う処理容量 1 千 t/日あたりの年間売上(更新工事・運営保守・売電ほか、億円))→ 売上 3,196 億円・営業利益 208 億円。利益率 6.5%
  • 機械・社会インフラ:数量 1,500(年間の引き渡し件数(件、プラスチック・食品・医薬の機械、水門、シールド掘進機、ボイラ、橋梁など、推定))× 価格 0.55(1 件あたりの売上(億円))→ 売上 819 億円・営業利益 49 億円。利益率 6%
  • 脱炭素化:数量 1,100(年間の引き渡し件数(件、プロセス機器・原子力設備・風力・舶用原動機・電解など、推定))× 価格 0.72(1 件あたりの売上(億円))→ 売上 788 億円・営業利益 63 億円。利益率 8%

倍率:事業の純利益 484 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.1% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.3%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% g_long の理由で から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.5 倍。全体の PER 16.49 倍、時価総額 7,981 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:欧州の新設の追い風、ローマ・モロッコの完工、赤字事業の整理がすべて揃う必要がある。大型案件の損失が一度も出ない前提でもあり、過去の実績からは確率を高くできない。

やや楽観 20% 欧州の新設に乗り、構造改革で赤字事業が消える 利益 399 億円 · PER 15.6 倍 · 株価時価総額 3,956 円6,656 億円

Inova の受注容量は年 8.3 千 t/日まで伸び(今の 1.34 倍)、利益率は 7% に戻る。2018 年以前に赤字だった時期は遠い過去になる。国内の環境は、運営・保守の比率が少し上がり、5.5% の利益率を保つ。

機械・社会インフラと脱炭素化は、整理が済んで黒字になる。脱炭素化は原子力のキャスクと電解装置に絞り、6% 近い利益率になる。

売上は 9,500 億円ほど、全社の営業利益は 600 億円近い。日鉄エンジニアリングとの統合が消えた分、規模の拡大は自力で進める。ただし、大型案件で 1 件か 2 件、損失が出る。それでも、環境の安定した稼ぎが全体を支える。

  • 環境:Inova(欧州・北米・中東のごみ焼却発電):数量 8.3(世界(日本を除く)の新設ごみ焼却発電の年間受注容量(千 t/日)のうち Inova が取る分)× 価格 585(受注 1 千 t/日あたりの年間売上(工事と運営・保守の合計、億円))→ 売上 4,858 億円・営業利益 340 億円。受注 8.3 千 t/日、利益率 7%
  • 環境:国内ほか(ごみ焼却・運営保守・売電):数量 31.0(国内ごみ焼却の処理容量(千 t/日)のうち、当社が納入・運営・保守で付き合う分)× 価格 101(付き合う処理容量 1 千 t/日あたりの年間売上(更新工事・運営保守・売電ほか、億円))→ 売上 3,145 億円・営業利益 173 億円。利益率 5.5%
  • 機械・社会インフラ:数量 1,450(年間の引き渡し件数(件、プラスチック・食品・医薬の機械、水門、シールド掘進機、ボイラ、橋梁など、推定))× 価格 0.55(1 件あたりの売上(億円))→ 売上 791 億円・営業利益 36 億円。利益率 4.5%
  • 脱炭素化:数量 1,050(年間の引き渡し件数(件、プロセス機器・原子力設備・風力・舶用原動機・電解など、推定))× 価格 0.72(1 件あたりの売上(億円))→ 売上 752 億円・営業利益 45 億円。利益率 6%

倍率:事業の純利益 399 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.2% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.3%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% g_long の理由で から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.6 倍。全体の PER 15.64 倍、時価総額 6,240 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:欧州の新設が続き、事業の整理も進むが、大型案件で小さな損失は出る、という筋書き。需要の見通しは確かなので、中立の次に厚めに置いた。

中立 34% 環境は着実に稼ぎ、赤字事業の整理で利益率が 5% 近くへ 利益 289 億円 · PER 14.1 倍 · 株価時価総額 2,624 円4,416 億円

欧州の新設は続くが、Inova の受注容量は年 7.6 千 t/日と、今の 1.2 倍の伸びにとどまる。利益率は 5.5%。タービンの不具合のような損失が数年に 1 度は出るので、会社が掲げる水準までは上がらない。国内の環境は、ごみの量が減る一方で運営の比率が上がり、売上は物価並みに伸びて 4.5% の利益率になる。

機械・社会インフラは橋梁をやめて縮み、わずかな黒字になる。脱炭素化は、舶用エンジンなどが連結から外れた分だけ小さくなる。

売上は 9,000 億円ほどで、営業利益は 440 億円前後、利益率は 4.9% だ。2023〜25 年に見た 4% 台より少し高い。事業の整理で赤字が消えた分の改善である。配当は 30% 程度の性向(還元の合計は純利益の約 32%)で増え、ROE は約 7.6% に戻る。

  • 環境:Inova(欧州・北米・中東のごみ焼却発電):数量 7.6(世界(日本を除く)の新設ごみ焼却発電の年間受注容量(千 t/日)のうち Inova が取る分)× 価格 585(受注 1 千 t/日あたりの年間売上(工事と運営・保守の合計、億円))→ 売上 4,448 億円・営業利益 245 億円。受注 7.6 千 t/日、利益率 5.5%
  • 環境:国内ほか(ごみ焼却・運営保守・売電):数量 30.6(国内ごみ焼却の処理容量(千 t/日)のうち、当社が納入・運営・保守で付き合う分)× 価格 101(付き合う処理容量 1 千 t/日あたりの年間売上(更新工事・運営保守・売電ほか、億円))→ 売上 3,105 億円・営業利益 140 億円。利益率 4.5%
  • 機械・社会インフラ:数量 1,350(年間の引き渡し件数(件、プラスチック・食品・医薬の機械、水門、シールド掘進機、ボイラ、橋梁など、推定))× 価格 0.55(1 件あたりの売上(億円))→ 売上 737 億円・営業利益 22 億円。橋梁撤退後、利益率 3%
  • 脱炭素化:数量 950(年間の引き渡し件数(件、プロセス機器・原子力設備・風力・舶用原動機・電解など、推定))× 価格 0.72(1 件あたりの売上(億円))→ 売上 681 億円・営業利益 31 億円。利益率 4.5%

倍率:ROE 7.6% は k 7.5% とほぼ同じで、ためた利益の稼ぎは資本コストと並ぶ。PER の上限は 1÷k=13.0 倍で、その 9.85 割の 14.14 倍に置いた。純有利子負債は時価総額の約 5 割だが、EV÷営業利益は 10 年後で 11 倍前後と低く、注意の水準ではない。

確率:環境は着実に稼ぎ、事業の整理で赤字が消える。ただ大型案件の損失が時々出て、利益率は 5% 近くにとどまる、という中心の見立て。最も確度が高い。

やや悲観 24% 大型案件の採算が再びぶれ、利益率は 3% 台にとどまる 利益 148 億円 · PER 11.0 倍 · 株価時価総額 1,114 円1,875 億円

欧州の新設は続くが、価格の競争が強まり、Inova の受注容量は年 6.2 千 t/日と今のままにとどまる。ローマの案件で費用がふくらみ、タービンの不具合も別の案件で再発する。Inova の利益率は 3.5% に落ちる。

国内の環境は、ごみの量が減って発注が先送りされ、シェアも少し失って、売上は伸びない。利益率は 3.5%。機械・社会インフラと脱炭素化は黒字を保てず、かろうじて収支が合う。

売上は 7,700 億円ほど、営業利益は 250 億円前後で、利益率は 3% 台だ。2023〜25 年の 4% 台にも届かない。資本を使って稼ぐ力は、資本コストに届かなくなる。配当は 30% の性向を守るが、増配の余力は乏しい。

  • 環境:Inova(欧州・北米・中東のごみ焼却発電):数量 6.2(世界(日本を除く)の新設ごみ焼却発電の年間受注容量(千 t/日)のうち Inova が取る分)× 価格 585(受注 1 千 t/日あたりの年間売上(工事と運営・保守の合計、億円))→ 売上 3,629 億円・営業利益 127 億円。受注 6.2 千 t/日、利益率 3.5%
  • 環境:国内ほか(ごみ焼却・運営保守・売電):数量 28.0(国内ごみ焼却の処理容量(千 t/日)のうち、当社が納入・運営・保守で付き合う分)× 価格 101(付き合う処理容量 1 千 t/日あたりの年間売上(更新工事・運営保守・売電ほか、億円))→ 売上 2,841 億円・営業利益 99 億円。利益率 3.5%
  • 機械・社会インフラ:数量 1,200(年間の引き渡し件数(件、プラスチック・食品・医薬の機械、水門、シールド掘進機、ボイラ、橋梁など、推定))× 価格 0.55(1 件あたりの売上(億円))→ 売上 655 億円・営業利益 10 億円。利益率 1.5%
  • 脱炭素化:数量 800(年間の引き渡し件数(件、プロセス機器・原子力設備・風力・舶用原動機・電解など、推定))× 価格 0.72(1 件あたりの売上(億円))→ 売上 573 億円・営業利益 12 億円。利益率 2%

倍率:ROE 4.6% は k 7.5% 以下なので、PER の上限は 1÷k の 13.0 倍。損失が再発し利益のぶれが大きい筋書きなので、価値は稼ぐ力そのもので測り、成長の上乗せは付けず、上限の 8.5 割の 11.0 倍に置いた。

確率:大型案件の損失は、直近 5 年と過去 20 年の両方で繰り返している。再び続く確率は中立に近いほど高いと見て、中立の次に厚く置いた。

悲観 14% 大型案件で巨額の損失が重なり、事業の価値が削られる 利益 −60 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 523 円880 億円

ローマの案件で費用が大きく超過し、別の欧州案件でも不具合が出て、Inova は赤字になる。受注への信頼が落ち、年間の受注容量は今の 8 割に縮む。品質の問題が国内の案件にも広がり、国内の環境は価格を下げて受注を取り、利益率は 1.5% まで落ちる。

機械・社会インフラと脱炭素化も赤字が続く。整理のための特別な費用も重なり、全社の営業利益は 50 億円ほどの赤字になる。のれんの減損で自己資本も減る。

赤字の年も、配当は手元の資金と資産の売却で払う。やがて配当は減らされ、事業の売却を迫られる、同社にとって最悪の 10 年になる。

  • 環境:Inova(欧州・北米・中東のごみ焼却発電):数量 5.0(世界(日本を除く)の新設ごみ焼却発電の年間受注容量(千 t/日)のうち Inova が取る分)× 価格 585(受注 1 千 t/日あたりの年間売上(工事と運営・保守の合計、億円))→ 売上 2,926 億円・営業利益 −29 億円。受注 5 千 t/日、赤字
  • 環境:国内ほか(ごみ焼却・運営保守・売電):数量 24.0(国内ごみ焼却の処理容量(千 t/日)のうち、当社が納入・運営・保守で付き合う分)× 価格 101(付き合う処理容量 1 千 t/日あたりの年間売上(更新工事・運営保守・売電ほか、億円))→ 売上 2,435 億円・営業利益 37 億円。利益率 1.5%
  • 機械・社会インフラ:数量 900(年間の引き渡し件数(件、プラスチック・食品・医薬の機械、水門、シールド掘進機、ボイラ、橋梁など、推定))× 価格 0.55(1 件あたりの売上(億円))→ 売上 491 億円・営業利益 −15 億円。赤字
  • 脱炭素化:数量 600(年間の引き渡し件数(件、プロセス機器・原子力設備・風力・舶用原動機・電解など、推定))× 価格 0.72(1 件あたりの売上(億円))→ 売上 430 億円・営業利益 −9 億円。赤字

倍率:赤字のため稼ぐ力では測れず、売れる資産の床で置く。今の自己資本 1,968 億円のうち、のれんなどを大きく割り引き、国内の運営施設や土地・株式を簿価の 8 割で売れると仮定した 880 億円を、今の自己資本に対する PBR 0.45 倍で表した。市場の値付けは根拠にしていない。

確率:ローマなど大型案件の巨額損失、品質不正の再発、欧州での受注の後退が重なる筋書き。2000 年代前半に巨額の赤字を出した前歴があり、無視できない確率を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

環境:Inova(欧州・北米・中東のごみ焼却発電)

スイスの子会社 Inova(旧 Von Roll Inova)。欧州・北米・中東・アジアでごみ焼却発電プラントを設計・建設し、完成後の運営・保守も受けもつ。

数量世界(日本を除く)の新設ごみ焼却発電の年間受注容量(千 t/日)のうち Inova が取る分価格受注 1 千 t/日あたりの年間売上(工事と運営・保守の合計、億円)売上営業利益
今 2026/03 6.2 436 2,700 62
10 年後 中立 7.6 585 4,448 245

取り方:2026/03 期の環境の売上 5,057 億円のうち、Inova 分を約 2,700 億円と推定(Inova の売上は 2025 年見通しで約 15 億スイスフラン)。数量は、欧州・中東の新設受注 62,437 t/日(2020〜24 年累計、年平均 12.5 千 t/日)に、Inova の比率 49.7% を掛けた 6.2 千 t/日。価格は、売上をその数量で割った 1 千 t/日あたり約 435 億円(工事と運営・保守の合計)。営業利益は、タービン不具合で下がった 62 億円。

環境:国内ほか(ごみ焼却・運営保守・売電)

国内のごみ焼却施設の更新工事と運営・保守、発電した電気の売却のほか、水処理・バイオマス・国内単体の海外案件を含む。

数量国内ごみ焼却の処理容量(千 t/日)のうち、当社が納入・運営・保守で付き合う分価格付き合う処理容量 1 千 t/日あたりの年間売上(更新工事・運営保守・売電ほか、億円)売上営業利益
今 2026/03 30.6 76 2,310 105
10 年後 中立 30.6 101 3,105 140

取り方:環境の売上のうち Inova を除く約 2,310 億円。数量は国内ごみ焼却の処理容量(約 170 千 t/日と推定)に運営件数のシェア約 18% を掛けた 30.6 千 t/日。価格はその容量あたりの年間売上 75.5 億円(更新工事・運営保守・売電ほか)。営業利益は Inova を除く環境の約 105 億円。

機械・社会インフラ

プラスチック・食品・医薬の機械、水門、シールド掘進機、防災システム、ボイラ、橋梁。橋梁は撤退を決めた。

数量年間の引き渡し件数(件、プラスチック・食品・医薬の機械、水門、シールド掘進機、ボイラ、橋梁など、推定)価格1 件あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 1,800 0.41 731 −24
10 年後 中立 1,350 0.55 737 22

取り方:機械・社会インフラの売上 731 億円を、年 1,800 件(推定。小型の機械が多く、橋梁や水門は少数の大型案件)で割り、1 件あたり約 0.41 億円と置いた。前期の営業利益は −24 億円。

脱炭素化

脱硝触媒・圧力容器などのプロセス機器、原子力のキャスク、風力、電解装置。舶用エンジンの合弁は連結から外れた。

数量年間の引き渡し件数(件、プロセス機器・原子力設備・風力・舶用原動機・電解など、推定)価格1 件あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 1,300 0.53 693 −25
10 年後 中立 950 0.72 681 31

取り方:脱炭素化の売上 693 億円を、年 1,300 件(推定。プロセス機器・キャスク・風力・舶用エンジンの合計)で割り、1 件あたり約 0.53 億円と置いた。前期の営業利益は −25 億円。舶用エンジン(2025/03 期の売上 249 億円)は 2026/03/31 から持分法に移り、今期以降は連結の売上から外れる。

リスクと懸念

大型案件の損失の再発

ごみ焼却発電は固定価格の請負で、設計の見込み違いや外から買う機器の不具合が、そのまま損失になる。前期は Inova のタービンで営業利益が半減し、豪州やモスクワでも追加の費用が出た。ローマの約 10 億ユーロの案件のように、1 件が大きくなるほど影響は重い。

品質不正とガバナンス

舶用エンジンの燃費データの改ざんは、当時の経営陣が知りながら止めなかったと調査委員会が指摘した。橋梁でも無資格の溶接者が見つかった。再発すれば、受注や自治体の信頼に響く。品質保証の体制は強化中だが、効果は確かめられていない。

戦略の空白

日鉄エンジニアリングとの統合は出資比率で折り合えず、9 月に打ち切られた。規模を取る案が消え、次の中期経営計画は未発表のままだ。残る 6 事業の整理の行方と合わせ、会社の針路が定まるまで時間がかかる恐れがある。

財務の余裕が薄い

純有利子負債は約 950 億円、自己資本比率は 27% だ。事業権を伴う海外案件では、資金の負担が先に出る。金利が上がる前提では、借り換えで利払いが増え、10 年で純利益を 20 億円強押し下げる。

国内の発注の先送り

ごみの量は人口減で減り、自治体は施設を集約している。一方で建設費は 1 日 1 トンあたり約 1 億円まで上がり、予算が合わずに発注が先送りされる例が出ている。国内の環境の売上は、伸びる余地が小さい。

欧州での競争

Inova は直近 5 年の受注の約半分を取ったが、比率が高いほど、他社の巻き返しや価格競争で崩れる余地も大きい。ごみ焼却発電の入札は価格の比重が大きく、取った案件の採算が悪い、という事態も起こりうる。

今後の分かれ目

Inova の蒸気タービンの対策が実り、ローマ・モロッコが予定どおり進んだら
楽観・やや楽観の確率を上げてよい。環境の利益率が 5% 台で定着するかを、四半期の営業利益で確かめる。
ローマなど大型案件で追加の費用や工期の遅れが出たら
やや悲観・悲観の確率を上げる。過去の損失の型と同じなので、重みを大きく移す。
次の中期経営計画で、事業の整理の完了と環境への集中が具体的な数字で示されたら
赤字事業の影が消える分、中立の利益率の前提を信頼してよい。目標が過去の実績からかけ離れていれば、割り引く。
品質や不正の問題が新たに見つかったら
ガバナンスの傷が深いと見て、悲観側に寄せる。自治体の入札での扱いも見る。
他社との統合や資本提携の話が再び出たら
統合の条件と存続会社の形で評価が変わる。出資比率の溝が埋まる形なら、規模の効果を中立に織り込む余地がある。
欧州で新設の入札の価格が急に下がったら
Inova の受注の比率は保てても利益率が削られる。やや悲観の方向に寄せる。

見ておくもの

  • 四半期ごとの環境(Inova とそれ以外)の営業利益と、不採算案件の追加費用の有無
  • ローマ・モロッコ案件の工程と費用、完工の時期
  • 次期中期経営計画の発表時期と、営業利益率・ROE の目標
  • 残る事業の整理(フェーズ 3 の 6 事業)の進み方と、他社との資本提携の動き

倍率と資本コストの決め方

売上は欧州・中東の新設受注の容量とシェア、国内の処理容量とシェアに物価並みの価格を掛けて積み、利益率を事業の構造から置いてから倍率を引いた。倍率は利益ベースの正当化 PER(k 7.5%、g 3.5%、残る割合 1/2)で決め、中立は ROE が k をわずかに超えるので下限の 1÷k になった。やや悲観は ROE が k を下回るので稼ぐ力で、悲観は赤字なので売れる資産の仮定の床で置いた。今の株価や PER・PBR は根拠にしていない。比べたのは最後で、今の値段は事業の整理が実れば中立で報われ、損失が続けば報われない水準にあると確認した。 点検(2026-10-19):還元が純利益の約 41%(方針は配当性向 30% 程度、自社株買いなし)と厚かったので 32% に直し、自己資本・ROE・PER を流し直した。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13.7→16.49 倍・やや楽観 PER 13→15.64 倍・中立 PER 12.8→14.14 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k=基本 7.5%+quality +0.2%=7.7%。内訳と理由は quality_why。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.70% → 7.50%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. カナデビア 個人投資家向け会社説明会資料(2026/01/27・事業構成・シェア)
  2. カナデビア FY2025 Q3 決算説明会の要約(Inova のタービン不具合・橋梁撤退)
  3. カナデビア、日鉄エンジと統合破談(日本経済新聞)

分析日 2026-10-16