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ヤマダコーポレーション 6392

空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)8,315 円199 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)7,010 円168 億円差 +18.6%
10 年後から見ると やや割安 価値 8,315 円199 億円 · 差 +18.6% · 期待の年率 +8.8%
期待の年率リターン(10 年)+8.8%資本コスト比 +1.1 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ヤマダコーポレーションは、圧縮空気で動くダイアフラムポンプの専業メーカーだ。売上は約 162 億円で、6 割強が海外。化学品、塗料、食品、半導体など、液体を送る現場で使われる。国内ではグリースガンなど自動車整備の機器も持つ。

筆者の結論は、事業の質は良いが、今の値段はほぼ妥当、というものだ。確率で重みを付けた価値は、今の時価総額を 1 割ほど下回る範囲に収まる。割高と言い切るほどではない。

強みは三つある。海外に広がる販売網、無借金に近い財務、そして増配を続ける姿勢だ。2026 年 3 月期は営業利益率が 16% と、過去の山に並んだ。自己資本比率は 86%、純現金は 40 億円ある。

気になる点も三つある。第一に、利益率が山の近くにあり、会社自身が今期の営業利益を 14% の水準へ下げる予想を出している。第二に、米国向けの比重が大きく、関税や景気の影響を受ける。第三に、国内の自動車整備機器が EV 化で細る。

10 年先の中立の営業利益は 36 億円ほどと、今より 3 割増える。数量の伸びはゆるやかで、物価の分が大きい。利益率は今より 1 ポイントほど低い 15% 台に置いた。

足元には、地味だが重要な点がある。2026 年 3 月期は、サイバー攻撃で基幹システムが 3 か月ほど止まったのに、売上も営業利益も過去最高だった。現場の粘り強さと、製品への根強い需要を示す。ただ、会社の今期予想は営業利益 23 億円と、今より 1 割以上低い。筆者は、この慎重な予想を、利益率が山にある証拠として重く見る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、ヤマダコーポレーションは「良い中堅で、値段は妥当」の会社だと見る。世界で売れる製品、保守で積み上がる収益、堅い財務。この三つがそろう。

ただ、堀は大手に及ばない。同じ製品を持つ巨大企業が複数あり、価格や技術で上回られる可能性は常にある。利益率が山の近くにある点も、買う値段に安全域を求める理由になる。

資本の使い方は悪くない。利益の 3 割を配当に回し、残りは工場や在庫に使って、ROE は 10% 近くを保ってきた。事業に使い道がある限り、内部に置くのは理にかなう。純現金が増えていない点は、資金が眠っていない証拠だ。

一方、需要は工場の設備投資に左右され、米国の比重が大きい。為替は 150 円で固定して見ているが、関税が上がれば米国向けの利益は削られる。筆者は、事業は買えるが、今の値段で安全域は厚くないと見る。

長く持ちたいかと問われれば、ポンプ事業は持ちたい。ただ、利益率が山にある今の値段では、安全域が薄い。会社が利益率の山を超えて保てるという確証を示すまで、筆者は慎重に見る。経営者が資本をどう配分するかは、Phase II で確かめたい。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、ダイアフラムポンプだ。膜(ダイアフラム)を空気の力で往復させ、液体を吸って押し出す仕組みで、電気を使わず、空運転や粘り気のある液、薬品にも強い。発売から 50 年を超えるロングセラーで、同社の中核製品になっている。

売上の内訳は、インダストリアル部門が 107 億円、オートモティブ部門が 36 億円、残りの 19 億円がサービス部品と修理だ。インダストリアルにはポンプのほか、局所排気装置や排気ガスの排出設備、ハイバキュームといった環境機器も含まれる。オートモティブは、グリースガン、潤滑機器、カーサービス機器などで、国内の整備工場向けが中心だ。

海外が売上の 63% を占める。米国が約 65 億円で最大、オランダが 18 億円、中国が 10 億円。米国は前期比 13% 増、オランダは 25% 増、中国は 31% 増と、どこも伸びた。拠点は日本、米国、欧州、上海、タイにあり、100 か国以上に製品を出している。

生産は神奈川県の相模原が中心だ。2021 年に新工場を完成させ、主力製品の生産能力を 1.5 倍にした。年に約 7 万台のポンプを作る。クリーンルームでは、半導体の製造に使う高性能なフッ素樹脂製ポンプも組み立てている。

2025 年度は、サイバー攻撃で基幹システムが約 3 か月止まった。それでも業務を続け、売上と営業利益は過去最高になった。中期経営計画の Phase I は 2027 年 3 月期が最終年度で、次の Phase II に移る。

収益のしくみも整理しておく。ポンプ本体を売る収益と、納入後の消耗部品や修理の収益がある。膜、ボール、シールなどは使えば減るので、納入台数が積み上がるほど、サービス部品の売上も積み上がる。本体は景気で波が出るが、サービス部品は台数に比例するため、波が小さい。同社の売上のうち約 12% が、この安定した部分にあたる。

研究開発では、2024 年にステンレス製の NDP-500BS を出した。効率を 18% 改善したと報じられており、化学や食品向けの需要を狙う製品だ。

優良さと弱いところ

この会社の優良さは、世界で使われる製品を持つ点にある。ダイアフラムポンプは、化学工場や塗装ラインなどで、止まらず確実に液体を送るという地味な仕事を担う。壊れやすい消耗部品があるため、サービス部品と修理の売上が積み上がる。

利益率は高い。営業利益率は 2015 年 3 月期の 14% から、2019 年 3 月期に 16%、2026 年 3 月期に 16% まで届いた。10 年の ROE の中央値は 9.8% で、機械メーカーとしては悪くない。

財務は堅い。自己資本比率は 86%、純現金は 40 億円、借金はほぼない。稼いだ利益の約 3 割を配当に回し、残りは事業に再投資している。純現金は 7 年前から 40 億円前後で増えておらず、利益は在庫、売掛金、工場に使われている。

弱点は、まず競合の強さだ。この市場は上位 5 社で世界の 55% 前後を占める集中市場で、グレイコ、ウィルデン(ドーバー傘下)、ARO(インガソール・ランド系)が大手だ。次に、為替と関税の影響を受ける。海外比率が高いので、ドルの動きと米国の通商政策が利益を揺らす。最後に、国内の自動車整備機器は EV 化で縮む。

利益率が山の近くにあることも、評価では割り引く。会社の今期予想は営業利益率 14%。今の水準を保つ前提は置かない。

経営の姿勢は着実だ。借金で拡大せず、利益を配当と設備、在庫に配分してきた。10 年の ROE は 7〜14% の幅で、平均して 10% 近い。創業家に近い株主が厚く、長い目で経営できる点は、強みにも弱みにもなる。短期の株価に流されないが、外からの規律も働きにくい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

エア駆動ダイアフラムポンプの世界市場は、2025 年に 20 億ドル前後とされる。調査会社の推計では、年 5% ほどの名目成長が続く。ドルの値で、物価の上昇を含む数字だ。筆者は、物価の分を除いた実質の数量は 10 年で 1 割台半ばの伸びと見る。

需要の中心は化学、塗料、食品、医薬、鉱山、水処理だ。工場が増えるほど、また古い設備の更新が進むほど、ポンプは売れる。半導体では、薬液をきれいに送る樹脂製のポンプが育っている。同社が相模原のクリーンルームで組み立てているのが、この製品だ。

競合は大手が多い。米国のグレイコは 2025 年 3 月に、サンドパイパーと共同開発と共同販売で提携した。ウィルデンはドーバー傘下、ARO はインガソール・ランド系、ほかにウォーレン・ラップ、IDEX、ヴェルダーがある。同社は、日本発の専業という立場で、中堅の地位を保っている。

市場規模は調査会社で数億ドルの幅があり、地域別の数字も割れている。筆者の推定で、周辺の機器を含めた世界の市場を約 3,300 億円(22 億ドルを 150 円で換算)とした。同社のインダストリアル部門のシェアは約 3% だ。

業種の前提との違いにも触れておく。機械業種の水処理・ポンプの節は、栗田工業とオルガノの半導体向け超純水が主役で、当社の事業とは別物だ。使えるのは「半導体や化学の設備投資が景気で動く」という部分だけで、数量は世界の市場とシェアから積み上げた。国内の自動車整備機器は、EV 化で縮む前提を別に置いた。

国内の自動車整備の機器には、別の事情がある。国内の自動車の保有台数は横ばいだが、電気自動車はエンジンオイルを使わず、グリースを入れる箇所も少ない。整備の頻度が減れば、グリースガンや潤滑機器の需要も減る。筆者は、国内のオートモティブの数量が 10 年で 1 割ほど縮むと置く。

価格の面では、人件費と鋼材、樹脂が上がる。ポンプは専門品で、値上げが通りやすい面があるが、大手との競争で、全額は転嫁しにくい。

資本政策と M&A

資本政策は、増配を続ける穏当な形だ。配当性向は約 3 割で、増配を続けている。自社株買いの実績は大きくなく、利益の 7 割は会社に残る。ただ、残った資金は在庫・売掛金・工場に使われており、純現金は 40 億円前後で増えていない。現金がたまり続ける会社とは違う。

設備では、2021 年に相模原の新工場を完成させ、主力製品の生産能力を 1.5 倍にした。今後は、デジタルを使った生産性の向上を進める。次の中期経営計画 Phase II で、新しい投資の中身が示される見込みだ。

株主は、シャロン・ファイナンスが約 9%、創業家とみられる山田氏が個人で 8% と 5%、豊和が 7% と分散している。創業家に近い持ち分は合計で 2 割に迫るとみられるが、続柄などは確認できていないので書かない。

M&A は目立たない。10 年以内の TOB(株式公開買い付け)の確率は、統計の目安で 3 割ほどとされる。創業家と近い株主が厚く、時価総額も 170 億円と小さいので、友好的な形が考えやすい。

配当政策は、増配を続けることを重視している。2026 年 3 月期も増配を続けた。次の Phase II で、配当性向の目標や投資の枠が示されれば、資本の使い方の評価が変わる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

ポンプは、世界の工場が増える限り売れる。化学、塗料、半導体と、液体を安全に送る現場は広がっている。同社は 2021 年に相模原の新工場を完成させ、主力製品の生産能力を 1.5 倍にした。その能力が、米国・欧州・中国の伸びを取り込む準備になる。

2026 年 3 月期は、米国が 13%、オランダが 25%、中国が 31% と、すべての海外地域が伸びた。サイバー攻撃で 3 か月システムが止まったのに、売上と営業利益は過去最高だった。これは、需要の強さと現場の力を示す。

利益の積み上がり方も良い。ポンプは納めたあと、膜やボールなどの消耗部品が繰り返し売れる。サービス部品の売上は 19 億円あり、景気の谷でも落ちにくい。増配を続けられるのも、この収益があるからだ。国内のオートモティブ事業が縮んでも、海外のポンプが穴を埋め、世界のトップブランドに近づく。

半導体向けの樹脂ポンプは、同社にとって新しい成長の芽だ。薬液を汚さず送る要求が高く、品質で選ばれる。クリーンルームの生産体制は整っている。世界の設備投資が続けば、数量が伸びる。

財務の余力も大きい。純現金は 40 億円で、借金はほぼない。必要なら新しい工場や買収に使える。小さな会社でも、投資を機動的に決められる強みがある。

慎重な見方

今の利益率は山の近くにある。2026 年 3 月期の営業利益率は 16% で、過去の最高圏だ。会社自身も、今期は 14% へ下げる予想を出した。米国の通商政策の変化や、円高が進めば、利益は簡単に落ちる。

競合は大手ばかりだ。グレイコは提携で製品群を広げ、ウィルデンやアローは世界の販売網で上回る。中国の安価なポンプも育っている。同社は 3% のシェアしかなく、価格を決める側ではない。

国内のオートモティブは EV 化で縮む。グリースを入れる箇所が減る電動車が増えれば、整備機器の需要も細る。売上の 2 割強を占める事業が、10 年で 1 割以上縮む可能性は高い。

最後に、為替と関税だ。海外が売上の 6 割強で、米国が最大の市場だ。関税の引き上げや、顧客の設備投資の先送りが重なれば、売上と利益は同時に落ちる。サイバー攻撃で見えたように、システムの弱さも課題だ。

システムの停止は、顧客に迷惑をかけただけではない。基幹システムの再構築には費用がかかり、取引先の信頼にも響く。再発の恐れが残る限り、評価は上がりにくい。

小さな時価総額と近い株主の厚さは、買収の期待にもなるが、流動性の低さにもなる。売買が薄く、外部から規律も働きにくい。

どちらに重みを置いたか

需要の底堅さと、保守が積み上がる収益には、強気の見方に説得力がある。ただ、利益率が山の近くにあり、競合が大手ぞろいで、国内の事業は縮む。筆者は、中立で利益率を 15% 台に置き、今の 16% からは下げた。確率は中立に最も重みを置き、やや悲観を楽観側より厚くした。会社自身が今期の減益を見込んでいること、関税と為替の不確実さが残ることがその理由だ。悲観の確率は 1 割とした。需要が消えることはなく、財務も固いからだ。資産の厚さが悲観の床になるため、確率は慎重にとどめた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 13,598 円325 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 2,714 円65 億円)。 今の値に割り戻すと 8,315 円199 億円、今との差 +18.6%、 期待の年率 +8.8%(資本コスト 7.8%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 23,262 円557 億円 3,677 円88 億円 +284.3% +14.4% 1,886 円45 億円
やや楽観 20% 19,186 円459 億円 3,259 円78 億円 +220.2% +12.3% 4,489 円107 億円
中立 37% 16,875 円404 億円 2,924 円70 億円 +182.4% +10.9% 7,326 円175 億円
やや悲観 26% 6,160 円147 億円 2,298 円55 億円 +20.7% +1.9% 2,199 円53 億円
悲観 10% 2,874 円69 億円 1,253 円30 億円 −41.1% −5.2% 413 円10 億円
加重平均100% 13,598 円325 億円2,714 円65 億円 +132.7% +8.8% 16,312 円390 億円

今の株価時価総額 7,010 円168 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 7% 半導体・化学で受注が伸び、米国・欧州でシェアを上げて利益率が山を超える 利益 36 億円 · PER 15.1 倍 · 株価時価総額 23,262 円557 億円

半導体と化学の工場投資が長く続き、ポンプの世界市場は実質で 3 割近く広がる。同社は相模原の増強した生産能力を生かし、米国と欧州でシェアを 3.5% 近くまで上げる。半導体向けのフッ素樹脂ポンプが育ち、単価の高い製品の比率が上がる。

サービス部品の売上も、納入台数に応じて増える。営業利益率は 17% 近くまで上がり、過去の山をわずかに超える。関税は一部を価格に転嫁できる。

配当は性向 3 割台前半で増え続け、中期経営計画 Phase II では、海外の生産拠点や買収にも資金を回す。ROE は 10% に届く。国内のオートモティブは縮むが、全体への影響は小さくなる。

配当の増加が続き、株主還元は厚くなる。この筋書きでも、大手との競争は続き、価格の主導権は握れない。数量と利益率が同時に伸びる点が、確率を低くする理由だ。

  • ダイアフラムポンプ・産業機器(インダストリアル部門):数量 4,200(該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質))× 価格 4.8%(実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 201 億円・営業利益 39 億円。市場(実質)× シェア。シェアは 3.2% を基準に増減
  • オートモティブ(グリース・整備機器):数量 480(該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質))× 価格 9.7%(実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 47 億円・営業利益 4 億円。市場(実質)× シェア。EV 化で整備の需要が細る
  • サービス部品・修理など:数量 450(該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質))× 価格 6.5%(実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 29 億円・営業利益 5 億円。サービス部品・修理。納入した製品の台数に連動

倍率:事業の純利益 36 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.8% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.3%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.1 倍。全体の PER 15.14 倍、時価総額 540 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:世界の設備投資の追い風、シェアの上積み、関税の影響の小ささが、そろって起きる筋書き。過去の利益率の山を超える必要があり、1 割を切る確率にとどめた。

やや楽観 20% 海外のポンプが着実に伸び、国内の縮みを補う 利益 30 億円 · PER 14.6 倍 · 株価時価総額 19,186 円459 億円

世界のポンプ市場は、実質で 2 割ほど広がる。同社は米国と欧州で少しずつシェアを上げ、価格は物価を少し上回る。サービス部品は納入台数の増加とともに伸びる。

国内のオートモティブは、EV 化で 1 割弱縮むが、保守と更新の需要が下支えする。営業利益率は 15% 台後半で、今の山より少し低い。

配当は増配が続き、ROE は 9% に近い水準を保つ。関税の影響は一時的で、大きな反落にはならない。

半導体向けの樹脂ポンプは、少しずつ売上に貢献する。国内の自動車整備機器の縮みは続くが、サービス部品の売上が安定した下支えになる。関税の一部は価格に転嫁できる。純利益は 30 億円で、今の 1.7 倍になる。

  • ダイアフラムポンプ・産業機器(インダストリアル部門):数量 4,000(該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質))× 価格 4.5%(実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 181 億円・営業利益 33 億円。市場(実質)× シェア。シェアは 3.2% を基準に増減
  • オートモティブ(グリース・整備機器):数量 460(該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質))× 価格 9.7%(実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 45 億円・営業利益 3 億円。市場(実質)× シェア。EV 化で整備の需要が細る
  • サービス部品・修理など:数量 435(該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質))× 価格 6.4%(実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 28 億円・営業利益 5 億円。サービス部品・修理。納入した製品の台数に連動

倍率:事業の純利益 30 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.9% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.6 倍。全体の PER 14.55 倍、時価総額 436 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2026 年 3 月期は、米国・オランダ・中国のすべてが伸びた。この勢いが一部続く形は、すでに見えている。中立の次に起こりやすい筋書きとして厚めに置いた。

中立 37% ポンプは世界の成長にそって伸び、利益率は今より少し低い 15% 台 利益 26 億円 · PER 14.2 倍 · 株価時価総額 16,875 円404 億円

世界のポンプ市場は実質で 15% ほど広がり、同社のシェアは今のまま。価格は物価並みに上がるが、人件費と原材料も同じだけ増える。国内のオートモティブは EV 化で 1 割縮む。

営業利益率は 15% 台。会社の今期予想(14%)と今の 16% の間だ。相模原の工場の償却費は今のまま続き、新しい投資の分だけ増える。純利益は 26 億円ほどで、今の 1.5 倍になる。

配当は性向 3 割程度で増え、自社株買いは大きくない。残った資金は在庫や設備に使われ、自己資本は 10 年でほぼ倍になる。事業の ROE は 8% 前後で、資本コストの近くに落ち着く。

サービス部品と修理の売上は、納入台数に応じて着実に増える。半導体向けの樹脂ポンプは伸びるが、全体を変えるほどではない。特別な事件はなく、「堅実な中堅」として 10 年が過ぎる。

  • ダイアフラムポンプ・産業機器(インダストリアル部門):数量 3,800(該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質))× 価格 4.3%(実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 165 億円・営業利益 30 億円。市場(実質)× シェア。シェアは 3.2% を基準に増減
  • オートモティブ(グリース・整備機器):数量 450(該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質))× 価格 9.7%(実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 44 億円・営業利益 3 億円。市場(実質)× シェア。EV 化で整備の需要が細る
  • サービス部品・修理など:数量 420(該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質))× 価格 6.3%(実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 27 億円・営業利益 4 億円。サービス部品・修理。納入した製品の台数に連動

倍率:事業の純利益 26 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.3% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.2 倍。全体の PER 14.16 倍、時価総額 374 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:海外のポンプは世界の成長に沿って伸び、国内の整備機器は細る。10 年の実績でも営業利益率は 9〜17% の帯にあり、帯の上のほうで安定する形を、最も起こりやすいとして最大の確率を置いた。

やや悲観 26% 関税と大手との競争で、利益率が 10% 台前半まで下がる 利益 15 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 6,160 円147 億円

米国の関税が上がり、同社は価格転嫁を一部しかできない。大手が価格を下げて対抗し、中国の安価なポンプも増える。世界の市場は伸びるが、同社の実質の売上は小さな伸びにとどまる。

国内のオートモティブは、EV 化で 2 割近く縮む。固定費が重く、営業利益率は 10% 台前半まで下がる。配当は据え置きに近いが、増配は止まる。

半導体向けは期待ほど伸びず、新しい投資の回収が遅れる。利益は今の 9 割ほどで、成長の物語はいったん途切れる。

海外の売上は、為替を 150 円で固定しても、価格の下押しで伸び悩む。サービス部品の売上は下支えになるが、全体を支えるには足りない。会社は黒字を保ち、無借金で続く。

  • ダイアフラムポンプ・産業機器(インダストリアル部門):数量 3,450(該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質))× 価格 4.1%(実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 142 億円・営業利益 19 億円。市場(実質)× シェア。シェアは 3.2% を基準に増減
  • オートモティブ(グリース・整備機器):数量 400(該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質))× 価格 9.3%(実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 37 億円・営業利益 2 億円。市場(実質)× シェア。EV 化で整備の需要が細る
  • サービス部品・修理など:数量 380(該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質))× 価格 6.0%(実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 23 億円・営業利益 3 億円。サービス部品・修理。納入した製品の台数に連動

倍率:事業の ROE 5.2% が k 7.75% を下回り、PER の上限は 1÷k = 12.5 倍。関税と大手の価格攻勢で構造的に負けた筋書きで、利益の伸びも止まるため、上限の 64% に当たる 8.0 倍に置いた(中立の PER より低い)。

確率:会社自身が今期の減益を予想している。関税、円高、大手の価格攻勢、国内の縮小という複数の逆風は、いずれも起こりやすい。強気の筋書きより厚めに置いた。

悲観 10% 大手と中国勢に挟まれ、米国の需要も縮み、ポンプの値段が崩れる 利益 5 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 2,874 円69 億円

米国向けが関税と景気後退で大きく落ち込む。大手が提携で製品群を広げ、価格を下げて対抗する。中国の安価なポンプが新興国で主流になり、同社のシェアは落ちる。

国内のオートモティブも 3 割近く縮み、固定費が重くのしかかる。営業利益は 6 億円ほどに落ち、減損も出る。配当は縮小する。

それでも財務は無借金に近く、会社は続く。純現金が価値の床になる。小さな時価総額と近い株主の厚さから、再編や非上場化の提案が出る可能性もある。

財務の厚みが、会社を守る。純現金は残り、配当は減るが続く。ただ、成長の物語は終わり、再編の対象として見られる可能性が高まる。創業家に近い株主が持ち続けるか、売るかが、価値を決める。

  • ダイアフラムポンプ・産業機器(インダストリアル部門):数量 3,000(該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質))× 価格 3.7%(実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 111 億円・営業利益 8 億円。市場(実質)× シェア。シェアは 3.2% を基準に増減
  • オートモティブ(グリース・整備機器):数量 330(該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質))× 価格 8.3%(実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 27 億円・営業利益 −1 億円。市場(実質)× シェア。EV 化で整備の需要が細る
  • サービス部品・修理など:数量 330(該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質))× 価格 5.4%(実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 18 億円・営業利益 1 億円。サービス部品・修理。納入した製品の台数に連動

倍率:悲観は床を稼ぐ力ではなく資産で測る。事業の純利益は 5 億円と小さく、PER では純現金を割る。今の自己資本 181 億円に掛ける形で、純現金と更新投資後の残りの評価に当たる 0.38 倍に置いた(中立の PBR より低い)。

確率:米国の関税、大手の値下げ、中国勢の台頭が重なる構造的な負けにあたる。需要が消えることはなく、財務も固いので、1 割にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ダイアフラムポンプ・産業機器(インダストリアル部門)

空気で動くダイアフラムポンプとピストンポンプ、排気・集じんなどの環境機器。化学・塗料・半導体向け。

数量該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質)価格実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 3,300 3.2% 107 21
10 年後 中立 3,800 4.3% 165 30

取り方:世界のエア駆動ダイアフラムポンプと周辺機器の市場を約 3,300 億円(22 億ドル × 150 円)と推定し、インダストリアル部門 107 億円からシェア約 3.2%。市場は調査会社で 19〜23 億ドルと幅があり、推定。事業ごとの利益は非開示で、利益率 20% は推定。

オートモティブ(グリース・整備機器)

グリースガン、潤滑機器、カーサービス機器。国内の整備工場向けが中心。

数量該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質)価格実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 500 7.3% 36 3
10 年後 中立 450 9.7% 44 3

取り方:自動車整備用のグリース・潤滑・カーサービス機器の市場を約 500 億円と推定し、売上 36.4 億円からシェア約 7%。推定。利益率 8% は推定。

サービス部品・修理など

納めたポンプの消耗部品、修理、保守。

数量該当市場(億円、今の値段・1 ドル 150 円で測った実質)価格実質の市場に対する当社売上の比率(シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 400 4.7% 19 3
10 年後 中立 420 6.3% 27 4

取り方:サービス部品・修理の市場を約 400 億円と推定し、売上 18.9 億円(総売上からの差)からシェア約 4.7%。推定。利益率 18% は推定。

リスクと懸念

米国の関税と景気

米国は売上の約 4 割を占める最大の市場だ。関税の引き上げや、顧客の設備投資の先送りが起きれば、売上と利益が同時に落ちる。米国で生産する選択肢は限られ、価格転嫁も一部にとどまりうる。米国の工場の設備投資の動きが、そのまま受注に出る。

大手との競争

グレイコ、ウィルデン、ARO など、同じ製品を持つ大手が世界の販売網で上回る。グレイコとサンドパイパーの提携のように、製品群を広げる動きも続く。中国の安価なポンプも、価格の下押しになる。価格交渉でも、大手は値下げで対抗できる体力がある。技術の面でも、省エネ型の電動ポンプとの競争が続く。

利益率の反落

営業利益率は 16% と過去の山に並ぶ。会社の今期予想は 14% だ。円高、原材料の上昇、人件費の増加が重なれば、利益率はさらに下がる。固定費の重い工場の稼働が落ちれば、下がり方は大きくなる。為替が円高に振れても、為替は 150 円と置いたため筋書きには入れていないが、実際の利益には効く。

自動車整備機器の縮小

国内のオートモティブ部門は、グリースを入れる箇所が少ない EV の普及で、需要が細る。売上の 2 割強を占め、会社の収益の安定に寄与してきた事業だけに、縮小の影響は小さくない。国内の整備工場の数も、人手不足で減っている。代替の製品に切り替える顧客も出る。

システムと事業継続

サイバー攻撃で基幹システムが約 3 か月止まった。業務は続けたが、再発すれば出荷の遅れや信用の低下につながる。再構築の費用も重い。取引先に対する信頼の回復には時間がかかる。取引先のシステムとつながる受発注の部分は、とくに影響が大きい。

半導体向けなど新規領域の不確実さ

クリーンルームで組み立てるフッ素樹脂ポンプなど、半導体向けは成長の期待が高い一方、競合は多く、顧客の設備投資の波も大きい。計画どおりに伸びなければ、投資の回収は遅れる。計画の遅れは、固定費の負担になる。需要の波は工場の稼働に直結する。

今後の分かれ目

米国向けの売上が関税の影響を受けても伸びを保ち、営業利益率が 16% を超えて続いたら
中立の利益率を引き上げ、楽観・やや楽観の確率を厚くする。
米国で関税が大幅に上がり、価格転嫁が進まなかったら
数量と利益率の前提を下げ、やや悲観側の確率を上げる。
中期経営計画 Phase II で、大型投資や買収が示されたら
資本の使い方を評価し直す。効率が高ければ倍率の前提を上げる。
半導体向けのポンプが大型の受注を獲得したら
数量の前提を上げる。クリーンルームの生産能力も確認する。
国内オートモティブの売上が 2 桁で減り始めたら
国内の数量の前提を下げ、固定費の負担を利益率に反映する。
創業家や近い株主、第三者による買収提案が出たら
小さな時価総額と安定株主の厚さが評価され、価格の交渉が価値を決める。

見ておくもの

  • 米国・欧州・中国の地域別売上(四半期)
  • 営業利益率と会社予想の修正
  • 関税と為替の動き
  • 中期経営計画 Phase II の中身
  • オートモティブ部門の売上の推移

倍率と資本コストの決め方

ポンプ・オートモティブ・サービス部品の 3 つに分け、市場(実質)× 当社のシェア × 物価並みの価格で売上を積んだ。為替は 150 円で固定した。中立の営業利益率は直近の 16% より低い 15% 台に置き、過去 12 年の山(17%)を超えない。倍率は式(ROE が k のすぐ下なので上限は 1÷k)から、上限の 9 割前後で置き、今の株価や過去の倍率には寄せていない。減価償却は取得済みの設備ぶんを物価で増やさず、本社費は物価で増やした。新リース会計基準の影響は小さい。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.76→15.14 倍・やや楽観 PER 12.06→14.55 倍・中立 PER 11.25→14.16 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 0.5% = 8.0%。米国の関税や為替の不確実さ、サイバー攻撃の経験は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.75%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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分析日 2026-10-19