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ファナック 6954

CNC・ロボット世界首位の無借金企業だが、中国系メーカーの台頭と今のPER33倍はROE8.9%に見合わない

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,573 円3.32 兆円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)5,624 円5.23 兆円差 −36.5%
10 年後から見ると 割高 価値 3,573 円3.32 兆円 · 差 −36.5% · 期待の年率 +1.5%
期待の年率リターン(10 年)+1.5%資本コスト比 −5.7 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ファナックはCNC(数値制御装置)で世界シェア約5割・産業用ロボットで世界シェア上位を占める、山梨県の工場群に生産を集約したFA(ファクトリーオートメーション)の総合メーカーである。FA・ロボット・ロボマシン(工作機械)・サービスの4部門で構成し、2026年3月期はロボット部門が中国のEV・一般産業向け需要を背景に前期比14.9%増と牽引役になった一方、ロボマシン部門は国内・アジアで低調だった。純有利子負債はマイナス6,151億円、自己資本比率89.2%と財務は無借金で厚い純現金を持ち、過去に赤字の期がない実績がある一方、営業利益率は2011年3月期の42.5%から2026年3月期は21.4%まで低下し、ROEも8.9%にとどまる。ここでは売上をFA・ロボット・ロボマシン・サービスの4部門に分け、それぞれ出荷台数(実質)×平均単価(物価3%で上がる名目、CNC・サーボは万台単位、ロボット・ロボマシンは万台、サービスは契約件数の万件)で積み上げた。資本コストは基本7.5%に、循環+0.5%・値決め力−0.25%・寿命+0.25%を入れて8.0%とした。中立の筋書きでは、ROEが過去の平均並み(10%前後)にとどまる限り、余った現金を分けて事業の利益で測っても正当化される倍率はPER11〜12倍にしかならず、今のPBR2.98倍・PER33倍は営業利益率が過去のピーク(40%台)に近い水準まで回復することを前提にしないと正当化しにくい。倍率は最後は利益で測り、新しく投じるお金の稼ぎだけが中国勢との競争で資本コストを超える分の半分まで薄れるとした正当化PERの8割を事業の利益に当て、余った現金5,100億円は帳簿の値で足した。総合では本質価値が今の時価総額を大きく下回る「割高」という結論になった。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、ファナックはCNCの圧倒的シェアと切り替えコスト、産業用ロボットの量産効率という堀を持つ点を評価できる。無借金・厚い純現金という財務は、景気循環の深い谷でも事業を継続できる安全域の広さを示しており、過去に赤字の期がない実績がそれを裏付ける。一方で、2011年3月期の営業利益率42.5%・ROE15%前後という過去のピークから、2026年3月期は営業利益率21.4%・ROE8.9%まで低下したままであり、稼ぐ力そのものが構造的に弱まったのか、循環の谷にいるだけなのかの見極めが本質価値評価の核心になる。中国系ロボットメーカーの急速な台頭は、10年後にこの事業が「今より強いか」という問いに対して楽観しにくい材料であり、堀が広がるというより徐々に狭まる方向に働いている可能性がある。経営の資本配分については、物言う株主の圧力を受けて還元方針を強化した経緯があり、今後は再投資と株主還元のバランスをどう取るかが問われる。今の実績PER33倍・PBR2.98倍という倍率は、ROE8.9%という今の収益力ではなく、過去のピーク並みの収益力回復を前提にしなければ正当化しにくく、同じ値段を払うには、その回復が実現する確信度に見合う安全域を求めるのが筋だと考えられる。

何で稼ぐ会社か

ファナックの事業はFA部門(CNC・サーボモータ・サーボアンプ・レーザ発振器など工作機械の制御機器群)、ロボット部門(産業用ロボット本体とコントローラ)、ロボマシン部門(ロボドリル・ロボショット・ロボカットなど小型工作機械・射出成形機・放電加工機)、サービス部門(保守・部品・生涯保守サービス)の4部門で構成される。2026年3月期の売上構成比はロボット部門44.1%(3,786億円)、FA部門24.3%(2,085億円)、サービス部門16.5%(1,411億円)、ロボマシン部門15.1%(1,296億円)で、ロボット部門が最大の柱になっている。生産は山梨県の本社工場群に集約し、CNCは2022年2月に累計生産500万台、ロボットは2023年8月に累計出荷100万台に達した。ロボットの生産能力は月産最大1.1万台(通常月産約8,000台)、サーボモータは月産能力15万台規模と、量産効率を追求したファナック独自の生産体制が高い営業利益率の基盤になってきた。顧客は自動車・電子部品・工作機械メーカーなど製造業全般で、地域別では中国を含むアジアの比率が大きく、2026年3月期はロボット部門の中国EV・一般産業向け需要が増収の主因、ロボマシン部門は国内・中国以外のアジアでの需要低迷が減収要因になった。経営戦略は「one FANUC」をスローガンに、FA・ロボット・ロボマシンとサービスを一体で提供し、顧客のオートメーション推進をトータルソリューションとして支援する方針を掲げ、生涯保守サービスを軸とする「サービスファクトリー」構想や、栃木県壬生でのCNC第2生産拠点整備(事業継続計画対応)を進めている。

優良さと弱いところ

ファナックの堀は、CNCで国内7割・世界5割という圧倒的シェアと、工作機械メーカーが一度組み込んだ制御システムを容易に乗り換えられない切り替えコストにある。産業用ロボットでも累計出荷100万台という実績と量産効率の高い専用工場体制が、競合に対する価格・供給力の優位になっている。自己資本比率89.2%・純有利子負債マイナス6,151億円という無借金・厚い純現金の財務は、過去に赤字の期がない実績を支える基盤であり、2020年3月期(コロナ・米中摩擦)でも営業利益率17.4%を維持した。弱点は、2011年3月期の営業利益率42.5%・ROE15%前後という過去のピークから、2026年3月期は営業利益率21.4%・ROE8.9%まで低下しており、かつてほどの価格決定力・収益力を回復できていない点にある。中国国内では、ファナック・安川電機・ABB・KUKAの4強合計シェアが72%から43%へ大きく低下し、中国のロボットメーカー(エストゥンなど)がサーボ・コントローラ・減速機の自社開発でコスト競争力を高め、「中国のファナック」と呼ばれるまでに台頭している。工作機械用CNCでもシーメンス・三菱電機・安川電機が追随しており、ロボマシン(工作機械)事業は国内・アジア需要の鈍化にさらされやすい。ガバナンス面では2025年7月以降、取締役会・監査等委員会・指名報酬委員会の議長がすべて社外取締役となり、社外取締役比率は6割に達しているが、これは物言う株主(サードポイント)による内部留保の活用要求を受けた資本政策転換と同時期の変化であり、経営の資本配分規律が今後も保たれるかが論点になる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

FA・産業用ロボット市場は、世界出荷台数が2024年に54万台程度、2025年は前年比6%増の57万〜58万台程度まで回復し、2028年には年70万台超という見通しもある。需要は中国の工場自動化投資・半導体工場投資サイクル、北米・欧州の人手不足対応に連動し、循環性が強い。直近はロボット部門の中国EV・一般産業向け需要が好調で業績を押し上げた一方、ロボマシン部門(工作機械)は国内・中国以外アジアで低調と、同じ会社の中でも循環の当たり方に差が出ている。中国の工作機械市場は設備更新補助金や北米需要の堅調さを背景に2026年にかけて緩やかな拡大が見込まれるが、中国の不動産不況・地方財政の悪化が設備投資に波及するリスクは残る。最大の構造変化は中国系ロボットメーカーの台頭で、ファナック・安川電機・ABB・KUKAの4強合計の中国国内シェアは72%から43%へ約29ポイント低下した。エストゥンなど中国系メーカーはサーボ・コントローラ・減速機という産業用ロボットの3大中核部品の自社開発率を高め、コスト競争力と短納期を武器に、世界最大のロボット市場(世界の54%)で外資の優位を崩しつつある。ABBのロボット事業はソフトバンクグループが2026年後半完了予定で買収中、KUKAは中国Midea傘下と、競合の勢力図自体も変化している。CNC(工作機械用制御装置)では、ファナックは国内7割・世界5割のシェアを握り、シーメンス・三菱電機・安川電機が競合にあたるが、CNCの切り替えコストの高さがロボットよりも防御的な構造になっている。長期的には人手不足・省人化ニーズの構造的な拡大でFA機器・ロボットの普及率は上昇するが、価格は中国系メーカーの技術キャッチアップにより実質下落圧力を受けやすい。

資本政策と M&A

ファナックは連結配当性向60%を基本方針とし、2026年4月には取得上限1,000万株・500億円の自己株式取得(取得期間2026年5月〜2027年4月)を発表した。さらに今後5年間の平均で、配当と自社株買いの合計(総還元性向)を純利益の最大80%とする方針を掲げている。この方針転換は、手元資金が1兆円規模に膨らんだことを背景に、米投資ファンド・サードポイントが資金の有効活用(自社株買い等)を要求したことが契機になっており、ガバナンス改革(社外取締役による委員会議長体制)とほぼ同時期に進んだ。無借金・純現金6,151億円という財務は、株主還元の原資としても大型M&Aの原資としても使える余力を残すが、ファナックはこれまで大型M&Aにはほぼ関与しておらず、買う側としての実績は乏しい。買われる側としてのTOBの可能性は、無借金・優良企業であることから低いと見られ、kabufuの推定でも10年以内の確率は12.3%程度にとどまる。政策保有株の規模は大きくなく、含み益を本質価値に別途積み上げる必要性は小さい。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

中国の工場自動化投資とEV関連のロボット需要は2026年3月期にロボット部門を14.9%増収に押し上げた実績があり、この勢いが続けば中国・北米・欧州で人手不足対応の自動化投資が本格的に拡大し、ロボット部門の売上比率はさらに高まる。CNCでは国内7割・世界5割のシェアを握り、工作機械メーカーの切り替えコストの高さが競合の侵食を防ぐ防壁になっている。過去に赤字の期がなく、2020年3月期のコロナ・米中摩擦下でも営業利益率17.4%を維持した実績は、無借金・厚い純現金という財務の健全性と合わせて、循環の谷でも崩れない事業基盤を示している。中国系ロボットメーカーの台頭はまだ汎用品に近い領域が中心で、ファナックの量産効率の高い専用工場体制と高精度・高信頼性が求められる領域では当面優位を保てる。総還元性向最大80%という株主還元強化の方針は、物言う株主の圧力を受けたものではあるが、無借金の財務を活かした自社株買いの継続によって1株当たりの価値を高め続ける力になる。営業利益率が2011年3月期の42.5%に近い水準まで回復すれば、ROEも過去のピーク並みの15%前後まで戻る余地があり、その場合は今の倍率も十分に正当化される。

慎重な見方

ファナックの営業利益率は2011年3月期の42.5%から2026年3月期は21.4%まで低下し、ROEも8.9%にとどまっており、この10年以上にわたる収益力の低下傾向は、循環の谷ではなく構造的な価格決定力の侵食を示している可能性がある。中国国内では、ファナック・安川電機・ABB・KUKAの4強合計シェアが72%から43%へ29ポイントも低下し、エストゥンなど中国系メーカーがサーボ・コントローラ・減速機の自社開発でコスト競争力を高め、「中国のファナック」と呼ばれるまでに台頭している。この流れが汎用品から高精度・高信頼性が求められる領域まで広がれば、CNC・ロボットの両方でファナックの価格決定力が時間をかけて侵食される。ロボマシン部門(工作機械)は2026年3月期に国内・中国以外アジアで既に減収となっており、中国の不動産不況・地方財政の悪化が設備投資に波及すれば、ロボット部門の好調も一転してリスク要因に変わる。実績PER33倍・PBR2.98倍という今の倍率は、ROE8.9%という今の収益力では正当化が難しく、営業利益率が過去のピーク並みに回復するという前提を置かなければ説明がつかない。物言う株主の圧力を受けた還元方針の強化は、裏を返せば、無借金の財務を活かした成長投資や大型M&Aの実績が乏しいまま資金を還元に回していることを意味し、次の成長の種をどこに持つのかが見えにくい。

どちらに重みを置いたか

CNCの圧倒的シェアと無借金・厚い純現金の財務については強気の見方が優勢で、過去に赤字の期がない実績がその裏付けになっている。一方、営業利益率が2011年3月期の42.5%から2026年3月期21.4%まで15年にわたり低下を続けている点と、中国国内での4強シェアの大幅な低下については慎重な見方の指摘が的を射ており、これが循環の谷ではなく構造的な価格決定力の侵食であるなら、今の倍率は正当化しにくい。本質価値の計算では、ROEが過去の平均並み(10%前後)にとどまる中立の筋書きでは余った現金を分けて利益で測ってもPER12倍前後(PBR1.4〜1.7倍)にしかならず、今のPBR2.98倍は営業利益率がピーク並みに回復する楽観的な筋書きに近い前提を置かないと届かない。確率は、無借金・赤字なしという財務の強さを踏まえて深い悲観を厚くしすぎない一方、中国系メーカーの技術キャッチアップという固有の構造リスクを踏まえて、中立からやや悲観側にも相応の重みを残した。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 5,023 円4.67 兆円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,530 円1.42 兆円)。 今の値に割り戻すと 3,573 円3.32 兆円、今との差 −36.5%、 期待の年率 +1.5%(資本コスト 7.2%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 13,132 円12.20 兆円 3,014 円2.80 兆円 +187.1% +11.1% 1,292 円1.20 兆円
やや楽観 22% 8,757 円8.14 兆円 2,161 円2.01 兆円 +94.1% +6.9% 2,402 円2.23 兆円
中立 30% 5,101 円4.74 兆円 1,561 円1.45 兆円 +18.5% +1.7% 1,999 円1.86 兆円
やや悲観 27% 1,524 円1.42 兆円 977 円9,078 億円 −55.5% −7.8% 675 円6,274 億円
悲観 13% 803 円7,460 億円 628 円5,840 億円 −74.6% −12.8% 186 円1,729 億円
加重平均100% 5,023 円4.67 兆円1,530 円1.42 兆円 +16.5% +1.5% 6,554 円6.09 兆円

今の株価時価総額 5,624 円5.23 兆円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 8% ロボット・自動化の構造的な需要拡大が10年続く 利益 5,336 億円 · PER 22.2 倍 · 株価時価総額 13,132 円12.20 兆円

人手不足・省人化ニーズの構造的な拡大が10年続き、人型ロボット・AI工場化の需要も追い風になる。ファナックはロボット部門の売上比率を50%まで高め、量産効率の高い専用工場体制で中国系メーカーの追随を一定程度抑え込む。CNCの切り替えコストの高さを背景にFA部門も底堅く推移し、サービス部門は巨大な稼働ベースを背景に拡大を続ける。営業利益率は2011年3月期の42.5%には届かないものの30%強まで回復し、売上合計1兆8,872億円、営業利益5,800億円、ROEは21.3%に達する。無借金・純現金の財務を背景に自社株買いを拡大し、株数が大きく減ることでROEの改善を後押しする展開になる。

  • FA部門:数量 264(CNC・サーボ等の出荷台数(万台、推定))× 価格 14(1 台あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 3,774 億円・営業利益 1,132 億円。264 万台 × 14.3 万円(今の 1.50 倍)、営業利益率 30%
  • ロボット部門:数量 16.1(ロボット出荷台数(万台))× 価格 585(1 台あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 9,436 億円・営業利益 3,208 億円。16.1 万台 × 585 万円(今の 1.50 倍)、営業利益率 34%
  • ロボマシン部門:数量 5.1(出荷台数(万台、推定))× 価格 486(1 台あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 2,453 億円・営業利益 491 億円。5.05 万台 × 486 万円(今の 1.50 倍)、営業利益率 20%
  • サービス部門:数量 455(保守契約・部品の件数(万件、推定))× 価格 7.05(1 件あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 3,208 億円・営業利益 1,219 億円。455 万件 × 7.05 万円(今の 1.50 倍)、営業利益率 38%

倍率:事業の純利益 5,265 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 26.5% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 16.9%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 22.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 22.2 倍 + 余った現金(戻り方込み)5,100 億円。全体の PER 22.21 倍、時価総額 122,027 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:人手不足・省人化需要の拡大とCNC・ロボット両方の価格決定力維持を10年間続ける必要があり、実現すれば非常に強いが連続成功の確度は高くない。

やや楽観 22% 中国・北米の自動化需要が緩やかに拡大し続ける 利益 3,688 億円 · PER 21.1 倍 · 株価時価総額 8,757 円8.14 兆円

中国・北米を中心に自動化需要が10年かけて緩やかに拡大し、ロボット部門の売上比率は47%まで上昇する。中国系メーカーの追随は一定程度進むが、ファナックの量産効率と品質面の優位は大きくは崩れない。営業利益率は26%で安定し、売上合計1兆5,870億円、営業利益4,144億円、ROEは16.8%となる。CNCの切り替えコストに支えられたFA部門も底堅く、サービス部門の稼働ベースも拡大を続ける10年になる。無借金・純現金の財務を背景に、配当・自社株買いによる株主還元も規模を拡大しながら続く見通しである。

  • FA部門:数量 259(CNC・サーボ等の出荷台数(万台、推定))× 価格 14(1 台あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 3,491 億円・営業利益 908 億円。259 万台 × 13.5 万円(今の 1.42 倍)、営業利益率 26%
  • ロボット部門:数量 13.5(ロボット出荷台数(万台))× 価格 554(1 台あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 7,459 億円・営業利益 2,163 億円。13.5 万台 × 554 万円(今の 1.42 倍)、営業利益率 29%
  • ロボマシン部門:数量 4.8(出荷台数(万台、推定))× 価格 460(1 台あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 2,222 億円・営業利益 356 億円。4.83 万台 × 460 万円(今の 1.42 倍)、営業利益率 16%
  • サービス部門:数量 404(保守契約・部品の件数(万件、推定))× 価格 6.68(1 件あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 2,698 億円・営業利益 917 億円。404 万件 × 6.68 万円(今の 1.42 倍)、営業利益率 34%

倍率:事業の純利益 3,617 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 21.4% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 14.3%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 21.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 21.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)5,100 億円。全体の PER 21.09 倍、時価総額 81,374 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:直近のロボット部門の成長パターンが大きくは崩れずに10年続くという、会社の実績の延長線上の想定。

中立 30% 中立:市場は拡大するが、中国系メーカーの台頭で価格決定力はほどほどにとどまる 利益 2,479 億円 · PER 17.6 倍 · 株価時価総額 5,101 円4.74 兆円

人手不足・省人化ニーズでFA・ロボット市場は10年かけて構造的に拡大するが、中国系メーカー(エストゥンなど)の技術キャッチアップが進み、価格は実質的にやや下押しされる。ロボット部門の中国国内シェアはこれまでの低下傾向が一定程度続き、売上比率は43%で安定する。営業利益率は22%程度に落ち着き、売上合計1兆3,296億円、営業利益2,916億円、ROEは11.8%となる。CNCの切り替えコストという堀は保たれたまま、「高いシェアを持つが、かつてのような高収益企業ではない優良FA機器メーカー」という評価に収まる10年になる。無借金・純現金の財務は変わらず、配当性向は高水準を維持する。

  • FA部門:数量 240(CNC・サーボ等の出荷台数(万台、推定))× 価格 13(1 台あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 3,058 億円・営業利益 673 億円。240 万台 × 12.73 万円(今の 1.34 倍)、営業利益率 22%
  • ロボット部門:数量 10.9(ロボット出荷台数(万台))× 価格 523(1 台あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 5,717 億円・営業利益 1,372 億円。10.9 万台 × 523 万円(今の 1.34 倍)、営業利益率 24%
  • ロボマシン部門:数量 4.3(出荷台数(万台、推定))× 価格 434(1 台あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 1,861 億円・営業利益 223 億円。4.29 万台 × 434 万円(今の 1.34 倍)、営業利益率 12%
  • サービス部門:数量 422(保守契約・部品の件数(万件、推定))× 価格 6.30(1 件あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 2,659 億円・営業利益 798 億円。422 万件 × 6.30 万円(今の 1.34 倍)、営業利益率 30%

倍率:事業の純利益 2,408 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.2% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.7%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.6 倍 + 余った現金(戻り方込み)5,100 億円。全体の PER 17.57 倍、時価総額 47,402 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:FA・ロボット市場の構造的な拡大(人手不足・省人化)と、中国系メーカーの技術キャッチアップによる実質的な価格下押しが同時に進む、業種ノートの中心シナリオ。

やや悲観 27% 中国系メーカーの技術キャッチアップが本格化し、価格決定力が緩やかに侵食される 利益 1,360 億円 · PER 7.9 倍 · 株価時価総額 1,524 円1.42 兆円

エストゥンなど中国系ロボットメーカーが日本・欧米市場でもシェアを取り始め、汎用品に近い領域で価格競争が強まる。ロボット部門の売上比率は38%まで下がり、FA部門・ロボマシン部門にも価格下押しが波及して営業利益率は17%程度まで低下する。売上合計9,865億円、営業利益1,700億円、ROEは6.8%まで下がる。CNCの切り替えコストという堀自体は大きくは崩れないが、ロボットでの優位は後退し、「普通のFA機器メーカー」に近づく10年になる。無借金・純現金の財務が業績の下支えとして残り、配当・自社株買いの規模は縮小しつつも維持される。

  • FA部門:数量 211(CNC・サーボ等の出荷台数(万台、推定))× 価格 12(1 台あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 2,466 億円・営業利益 444 億円。211 万台 × 11.71 万円(今の 1.23 倍)、営業利益率 18%
  • ロボット部門:数量 7.8(ロボット出荷台数(万台))× 価格 481(1 台あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 3,749 億円・営業利益 637 億円。7.79 万台 × 481 万円(今の 1.23 倍)、営業利益率 17%
  • ロボマシン部門:数量 3.2(出荷台数(万台、推定))× 価格 400(1 台あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 1,282 億円・営業利益 103 億円。3.21 万台 × 400 万円(今の 1.23 倍)、営業利益率 8%
  • サービス部門:数量 408(保守契約・部品の件数(万件、推定))× 価格 5.80(1 件あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 2,368 億円・営業利益 616 億円。408 万件 × 5.80 万円(今の 1.23 倍)、営業利益率 26%

倍率:ROE 8.1%(事業の純利益÷自己資本)。k 7.25%。今の利益はそのまま残り、先で薄れるのは新しく投じるお金の稼ぎだけとみて、RONIC=k+残る割合 1/2×(ROE−k)=8.0%、長期の成長率 g 4.0% から正当化 PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)=12.6 倍。中国勢にシェアを奪われ価格決定力が落ちる筋書きなので、上限の 7.0 割の 7.9 倍に置いた。事業の純利益に正当化PERを当て、余った現金は帳簿の額で足した。

確率:中国国内で4強シェアが72%から43%へ低下した流れが海外にも広がり、汎用品領域で価格決定力が緩やかに侵食される、業種ノートの構造的な負け筋の一歩手前の想定。

悲観 13% 中国系メーカーの価格破壊でシェアを失い、構造的に負ける10年になる 利益 671 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 803 円7,460 億円

エストゥンなど中国系メーカーがサーボ・コントローラ・減速機の自社開発を一段と進め、CNC・ロボットの中核領域まで価格破壊が広がる。ファナックは中国国内に続き海外でもシェアを失い、ロボット部門の売上比率は32%まで下がる。営業利益率は過去最悪の2020年3月期(17.4%)を下回る13%程度まで落ち込み、売上合計6,862億円、営業利益895億円にとどまる。ROEは3.4%まで下がるが、純有利子負債マイナス6,151億円から積み上げてきた純現金が自己資本の下支えとなり、過去に赤字の期がない実績どおり、ここでも利益は確保される。「世界首位」という評価は過去のものとなり、普通の製造業に近い評価に下がる10年になる。

  • FA部門:数量 182(CNC・サーボ等の出荷台数(万台、推定))× 価格 10(1 台あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 1,853 億円・営業利益 259 億円。182 万台 × 10.18 万円(今の 1.07 倍)、営業利益率 14%
  • ロボット部門:数量 5.3(ロボット出荷台数(万台))× 価格 418(1 台あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 2,196 億円・営業利益 220 億円。5.25 万台 × 418 万円(今の 1.07 倍)、営業利益率 10%
  • ロボマシン部門:数量 2.2(出荷台数(万台、推定))× 価格 347(1 台あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 755 億円・営業利益 23 億円。2.17 万台 × 347 万円(今の 1.07 倍)、営業利益率 3%
  • サービス部門:数量 409(保守契約・部品の件数(万件、推定))× 価格 5.04(1 件あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 2,059 億円・営業利益 453 億円。409 万件 × 5.04 万円(今の 1.07 倍)、営業利益率 22%

倍率:ROE3.4%(純利益671億円÷自己資本19,500億円)・長期の成長率g2.0%・資本コスト7.25%から直接計算すると正当化PBRは0.23倍まで下がるが、無借金・純現金6,151億円という資産の厚さが下の床になるので、今の自己資本18649億円の0.40倍に置いた。構造的に負ける10年であっても財務の脆さはほとんど出ない点を反映している。

確率:中国系メーカーの本格的な価格破壊とシェア流出が、CNC・ロボットの中核領域まで広がる複合シナリオ。業種ノートが挙げる「構造的な負け筋」そのものであり、無視できない確率を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

FA部門

CNC(数値制御装置)・サーボモータ・サーボアンプ・レーザ発振器など工作機械向けの制御機器群。CNCは国内シェア約7割・世界シェア約5割。

数量CNC・サーボ等の出荷台数(万台、推定)価格1 台あたり平均単価(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 220 9.50 2,085 542
10 年後 中立 240 13 3,058 673

取り方:FA部門売上2,085億円を、CNC本体(数十万円)からサーボモータ単体(数万円、月産能力15万台規模)まで混在する平均単価を約9.5万円と推定し、出荷約220万台に分けた。台数は実質の数量。全社営業利益率21.4%より高い26%をFA部門の営業利益率と仮定した(CNCの高シェア・高い切り替えコストを反映)。

ロボット部門

産業用ロボット本体とコントローラ。2023年8月に累計出荷100万台。世界シェアは出荷台数ベースで上位(推定17%前後)。

数量ロボット出荷台数(万台)価格1 台あたり平均単価(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 9.7 390 3,783 908
10 年後 中立 10.9 523 5,717 1,372

取り方:世界の産業用ロボット出荷57万台(2025年推定)×ファナックの世界シェア約17%で年間出荷約9.7万台と推定(山梨県の工場群で月産約8,000台、最大能力1.1万台という実際の生産体制とも整合)。ロボット部門売上3,786億円を台数で割った平均単価約390万円は、小型ハンドリング用から大型溶接用までの機種構成を反映した数字。営業利益率は24%と仮定(中国EV・一般産業向け需要の好調を反映)。

ロボマシン部門

ロボドリル・ロボショット・ロボカットなど小型工作機械・射出成形機・放電加工機。2026年3月期は国内・中国以外アジアで低調。

数量出荷台数(万台、推定)価格1 台あたり平均単価(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 4.0 324 1,296 130
10 年後 中立 4.3 434 1,861 223

取り方:ロボマシン部門売上1,296億円を、ロボドリル(マシニングセンタ)・ロボショット(射出成形機)の平均単価約324万円と推定して出荷約4万台に分けた。工作機械の中では小型・量産型の機種が中心。営業利益率は10%と仮定(国内・アジアの需要低迷を反映し、4部門で最も低い)。

サービス部門

保守・部品・生涯保守サービス。「サービスファクトリー」構想の中核で、設置済みの大規模な稼働ベース(累計ロボット100万台・CNC500万台超)が収益基盤。

数量保守契約・部品の件数(万件、推定)価格1 件あたり平均単価(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 300 4.70 1,411 423
10 年後 中立 422 6.30 2,659 798

取り方:サービス部門売上1,411億円を、累計出荷ロボット100万台・CNC500万台超という巨大な稼働ベースに対する保守契約・部品販売の件数約300万件、1件あたり単価約4.7万円と推定して分けた。営業利益率は30%と仮定(保守・部品は新品販売より高マージンが一般的)。全社の営業利益1,838億円に対し、4部門の合計2,003億円との差額165億円は本社費等の調整(adjust_oku)。

リスクと懸念

中国系ロボットメーカーの技術キャッチアップ

ファナック・安川電機・ABB・KUKAの4強合計の中国国内シェアは72%から43%へ29ポイント低下した。エストゥンなど中国系メーカーがサーボ・コントローラ・減速機の自社開発でコスト競争力を高め、世界最大のロボット市場で外資の優位を崩しつつある。この流れが海外や高精度領域まで広がれば、ファナックの価格決定力が長期的に侵食される。

収益力の長期的な低下

営業利益率は2011年3月期の42.5%から2026年3月期は21.4%まで低下し、ROEも過去のピーク15%前後から8.9%にとどまっている。これが循環の谷ではなく構造的な価格決定力の低下であるなら、過去の高い倍率が正当化されにくくなる。

中国・アジアの設備投資サイクルへの連動

2026年3月期はロボット部門の中国EV・一般産業向け需要が増収を牽引した一方、ロボマシン部門は国内・中国以外アジアで低調だった。中国の不動産不況・地方財政の悪化が設備投資に波及すれば、好調な部門も一転してリスク要因に変わる。

ロボマシン(工作機械)部門の構造的な弱さ

ロボマシン部門は2026年3月期に前期比5.8%減収と4部門で唯一のマイナスになった。ロボドリル・ロボショットなどは国内・中国以外のアジアで低調が続いており、工作機械の世界的な競争激化と各国の需要鈍化が重なれば、4部門の中で最も低い営業利益率がさらに低下し、全社の収益の重荷になる可能性がある。

物言う株主の圧力と資本配分の規律

手元資金が1兆円規模に膨らんだことを背景に、米投資ファンド・サードポイントが資金の有効活用を要求し、総還元性向最大80%という株主還元強化につながった。還元強化自体は株主に有利だが、無借金の財務を活かした成長投資やM&Aの実績が乏しいまま還元を優先する流れが続けば、次の成長の種をどこに持つのかが見えにくくなる。

高いバリュエーションの持続性

実績PER33倍・PBR2.98倍という今の倍率は、ROE8.9%という今の収益力では正当化が難しく、営業利益率が過去のピーク並みに回復するという前提を置かなければ説明がつかない。回復が実現しなければ、倍率の圧縮が業績以上に株価を動かしやすい。

為替(ドル円・人民元)の変動

海外売上比率が高く、1ドル150円という共通の前提が崩れて円高が進めば、現地価格を据え置いても円換算の売上・利益の両方に下押し圧力がかかる。人民元の変動も中国での現地生産・現地販売の採算に直接影響し、ドル円だけでなく人民元の動きも業績の振れ要因になる。

今後の分かれ目

中国の工場自動化・EV関連投資が会社計画を上回って加速したら
楽観・やや楽観側の筋書きに重みを移してよい。ただし中国依存が一段と高まる分、次の中国景気の下振れへの感応度も高まる点を合わせて見る。
中国の不動産不況・地方財政の悪化が設備投資に波及したら
やや悲観側の筋書きに重みを移す。ロボマシン部門の不振がロボット部門にも広がる前提に修正する。
中国系ロボットメーカーが日本・欧米市場で本格的にシェアを取り始めたら
価格決定力の構造的な侵食が始まったと見て、10年の筋書きの営業利益率前提を下げ、悲観側の確率を上げる。
営業利益率が過去のピーク(40%台)に近い水準まで回復する兆しが出たら
楽観・やや楽観側の筋書きに重みを移し、今の高い倍率の正当化が近づいたと見る。
1ドル140円程度まで円高が進んだら
売上・利益の前提を下方修正し、筋書きをやや悲観側に寄せる。ドル円150円という共通前提からの乖離として扱う。
無借金の財務を活かした大型M&Aが実行されたら
統合の実績がまだ乏しいため、資本配分の規律が保たれるかを次の決算以降で確認し、失敗の兆しが見えたらやや悲観側に重みを移す。

見ておくもの

  • ロボット部門の中国EV・一般産業向け受注動向(2026年3月期は前期比14.9%増)
  • ロボマシン(工作機械)部門の国内・アジア需要の回復有無(2026年3月期は前期比5.8%減)
  • 営業利益率の推移(2026年3月期21.4%が過去のピーク40%台に近づくか、過去最悪17.4%に近づくか)
  • 中国国内での4強(ファナック・安川・ABB・KUKA)合計シェアのさらなる低下有無
  • 総還元性向最大80%の還元方針の実行状況と、成長投資・M&Aとのバランス

倍率と資本コストの決め方

今のPER33倍・PBR2.98倍という倍率には寄せていない。中立の筋書きでは、余った現金5,100億円を分けて事業の純利益に利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)(RONICは資本コストを超える分が先で半分薄れる値、g 4.5%)の8割を当てて中立のPERは11〜12倍にとどまり、資本コストは基本7.5%に、循環+0.5%・値決め力−0.25%・寿命+0.25%を入れた8.0%。今の倍率はROEが過去のピーク(15%前後)付近まで回復する楽観的な前提を置かないと正当化できないという結論を、今の株価に寄せずそのまま書いた。中立のROEは過去の中央値並み(10%前後)に置いた。悲観側は稼ぐ力と純現金・今の自己資本から出し、過去の倍率には寄せていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 16.17→22.21 倍・やや楽観 PER 14.28→21.09 倍・中立 PER 11.66→17.57 倍)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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国内インターホンの首位。厚い純現金と薄い資本効率が綱引きし、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 シライ電子工業6658 滋賀と中国で作る汎用の基板メーカー。利益は大きく振れるが、溜まる現金の分だけやや割安 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ミネベアミツミ6479 ミニチュアベアリング世界シェア6割の堀は深いが、売上の8割は中国勢や自動車メーカーとの値下げ競争にさらされ、本質価値は今の値段を2割ほど下回る「やや割高」 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスペック6859 環境試験器で世界の2強に入る堅実な会社だが、利益率は1割前後で、10年後の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 デンヨー6517 可搬形発電機で国内首位級の堅実な会社だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、割安とは言えない 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 寺崎電気産業6637 船の電気の頭脳で世界の上位に立つ堅実な中堅。受注残は厚いが、造船の波と中国勢が利益の天井を決める 本質価値との差 +15.4% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 菊水ホールディングス6912 電源と安全試験の隠れた堅実メーカー。稼ぐ力は本物だが、世界の大手と争う小さな会社に今の値段は安全域が薄い 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 サンコー6964 車の配線部品などを作る精密プレスの小さな専業。電動化は追い風だが、顧客は 2 社に偏り、親会社が現金を握る 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 オプテックスグループ6914 防犯センサーで世界首位級の質は本物だが、IA の景気の波と倍率の薄れを見ると、10 年先の価値は今の値段を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 三相電機6518 半導体の製造装置向けのポンプで利益が戻った姫路の部品会社。伸びはあるが装置の会社に値段を握られ、ROEは資本コストに届かない 本質価値との差 +14.7% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニチコン6996 AIサーバー向けの値上げと増産で利益は戻る。ただし市況に乗る部品会社で、10年先まで高く見積もるのは危うい 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 日置電機6866 電気を測る専業の優良企業。電池とデータセンターの追い風は本物だが、利益は山に近く、10 年で見ると今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 +13.7% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 リーダー電子6867 放送局向け波形モニターの世界2位。技術は本物だが利益が薄く、強みは現金の厚さにとどまる 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社図研6947 国内首位級の設計ソフトは堅い商売だが、AIが席数課金を揺らす不安が残り、10年後の価値は今の値段の周辺にとどまる 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 アドテック プラズマ テクノロジー6668 AI投資の追い風は本物だが、顧客が偏る小さな専業の利益率は10年もたない。やや割高とみる 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスケーエレクトロニクス6677 ディスプレイ用の大型フォトマスク専業。中国勢の追い上げと重い設備投資が、割安さを削る 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 SCREENホールディングス7735 枚葉洗浄装置の首位は本物だが、中国リスクと市況の波を織り込むと、今の値段は10年の稼ぐ力を3割ほど上回る 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 東京コスモス電機6772 利益率 2 割の可変抵抗器を持つが全社は薄い。配当性向 100% の会社で、値段はほぼ中立どおり 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 日東工業6651 配電盤とキャビネットで国内首位級の堅い会社だが、利益は値上げに頼る面が大きく、10年の価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) 適正 正興電機製作所6653 九州電力が最大の客の地場の制御・受変電メーカー。足元の特需を差し引いた実力が分かれ目 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 テラプローブ6627 AI向けテストの需要は本物だが、設備の重さと親会社の支配を考えると、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 大同信号6743 鉄道の安全を守る堅い会社だが、顧客が偏り、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 横河電機6841 石油・ガス・LNGプラント向けDCS世界ビッグ6の一角。純現金で財務は健全だが、今のPER19倍はROE11%に見合わない 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 浜松ホトニクス6965 光センサーの世界的な老舗だが、いまの値段は利益の回復を何年も先取りしている 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 バッファロー6676 国内首位のネットワーク機器とストレージを持つ周辺機器会社。縮む市場の首位で、利益の山は長く続かない 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋電機6655 春日井の配電盤とエレベーター用センサーの会社。強い製品はあるが全社の稼ぎは薄く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 山一電機6941 AI半導体の検査とデータセンター配線の追い風で利益は急増。ただし山と谷の大きい部品屋で、今の値段は山の利益を織り込みすぎている 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 アズビル6845 国内ビル空調制御で七割のシェアを握るが、今の値段は十年先の高成長を映し込みすぎている 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 チノー6850 温度センサで稼ぐ堅実な計測機器メーカー。純現金は厚いが利益の伸びは物価並みで、本質価値は今の値段を2割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 ソニーグループ6758 ゲーム・音楽・映像のIPとイメージセンサーの複合体。資本コスト7.0%と名目の成長で測ると、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本航空電子工業6807 京セラが 3 分の 1 を持つコネクタ専業。利益率は 4% まで落ち、元の 7% への回復が遅れる分だけ今の値段は重い 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 株式会社ワコム6727 電子ペン技術で稼ぐ会社。スマホ大手への依存と中国勢の値下げが重く、利益で測った本質価値は今の値段をわずかに下回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 スタンレー電気6923 ホンダ頼みの車載灯火に買収も加わるが、ROE 9% 前後の稼ぐ力では今の時価総額とほぼ釣り合う水準 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 東芝テック6588 国内レジ首位でも利益が薄い小売機器・複合機の会社。10年の本質価値は今の値段をやや下回る(やや割高) 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ジーエス・ユアサ コーポレーション6674 車の電池で国内首位級、蓄電設備の伸びは本物だが、資金を食う成長が利益率を押さえ今の値段には重い 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 日本ケミコン6997 AIサーバー向けで利益は戻るが、資本コスト10%台に届く稼ぎは未知数。種類株の重みもあり本質価値は今を下回る 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 日本光電工業6849 病院の全部門に製品を納める国内の雄。海外は伸びるが利益率が低く、10年で見ると今の値段は割高に傾く 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヒロセ電機6806 精密コネクタの世界大手。車載とAI関連へ広げても、資本コストを少し超える程度のROEでは、今の利益の24倍という値段は重い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 フクダ電子6960 心電計の国内首位級で、在宅医療の継続収入と厚い純現金が強み。利益は伸びても実質では横ばいに近い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 象印マホービン7965 炊飯器ブランドと厚い純現金を持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。10年先の本質価値は今の時価総額を1〜2割下回る(やや割高) 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 TOA株式会社6809 国内の非常用放送で首位の音響会社。純現金は厚く、利益で測ると今の値段はほぼ妥当(適正)。 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 名古屋電機工業6797 道路情報板の専門メーカーで純現金も厚いが、直近の原価増で利益が崩れ、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 マブチモーター6592 ミラー用モーターで世界シェア8割超、現金は時価総額の3割。財務は鉄壁だが、物価並みにしか伸びない利益に今の値段はやや先走りだ 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヘリオス テクノ ホールディング6927 液晶パネル工場向けの印刷機と光源で稼ぐ小さな会社。時価総額の 7 割が現金だが、利益は液晶の投資しだいで、10 年の価値はやや割高とみる 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本電子6951 電子顕微鏡とマスク描画の二本柱。堀は本物だが利益の山が高く、10 年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本トリム6788 整水器の国内首位に、インドネシアの水と細胞バンクを足した会社。現金は厚いが、計画の伸びは先走りで、値段は割高 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 日本フェンオール6870 防災機器の小さな老舗で、財務は堅いが資本効率が低く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 東洋電機製造6505 鉄道車両の駆動装置で知られる老舗。利益が急に戻った直後の今、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日立製作所6501 電力インフラとLumadaの二本柱は本物だが、株価はInspire 2027の上振れをかなり先取りしている 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 TDK6762 HDDヘッド事業の売却観測とAIデータセンター需要が重なるTDK。稼ぎを電池に頼る構造は変わらず、ROE1割前後では今の値段を支えきれない 本質価値との差 −3.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ケル6919 精密コネクタの専業で、無借金・純現金は時価総額の4割。ただし利益は谷で配当が利益を上回り、10年で測るとやや割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 鈴木6785 2026/06 期は山の年とみる。増産投資の回収が見えるまで、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −3.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 日本シイエムケイ6958 車載向けビルドアップ基板で世界首位級だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 セイコーエプソン6724 大容量インクタンクで世界No.1も、プロジェクターはAnkerに押され、ROE10%の中計実現が分かれ目 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 テクノホライゾン6629 教育ICTの電子黒板とFA機器の複合メーカー。前期の利益は営業外で膨らんだ山で、値段はやや割高 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ホーチキ6745 国内二番手の火災報知専業。事業は堅いが、最高益の利益率が続く前提の値段で、安全域は薄い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 三社電機製作所6882 稼ぎ頭の電源機器と赤字のパワー半導体が同居する会社。現金は厚いが、利益は株主に届きにくい 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 京セラ6971 KDDI株と純現金で時価総額の3割弱を持つが、本業のROEは資本コストに届かず、今の値段は改善への期待を強く映している 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 松尾電機6969 車載のマイクロヒューズで高い利益率を持つが、本業のタンタルは薄利で、台湾の親会社が4割を握る。今の値段はほぼ見合っている 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 イリソ電子工業6908 車載コネクターの堅実な会社だが、品質データの不正で利益の質が傷つき、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日本信号6741 列車の安全を握る堅い会社だが、過去最高の利益率が続く前提の値段で、10年で見ると割高に傾く 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 コニカミノルタ4902 複合機の縮みを半導体向け光学部品などで埋められるかが勝負。稼ぐ力に見合う本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 三井ハイテック6966 世界首位級のモーターコアだが、稼ぐ力はまだ資本コスト並み。10 年で見ても今の値段はやや高い 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 共和電業6853 国産ひずみ計測の老舗。財務は堅いが利幅の戻りは遅く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 マクセル6810 小型電池が柱の電機メーカー。利益率は薄く、資本コストを稼ぎ切れない。本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 株式会社東光高岳6617 東京電力が親で最大の客。品質不正から立ち直る途上で、高い利益率が続くかが分かれ目 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 芝浦メカトロニクス6590 AIパッケージの波に乗る小さな装置メーカー。足元の好調は織り込み済みで、10年では割高 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 エブレン6599 装置の頭脳を収める箱と配線の板を顧客ごとに作る小さな専業。稼ぎは堅いが現金が眠り、割高とみる 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 東京エレクトロン8035 AI投資で稼ぐ力は本物だが、今の株価はすでに強気の先の先まで映している 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 アバールデータ6918 半導体装置の制御部を請け負う小さな会社。谷は抜けたが、顧客頼みで稼ぐ力に上限がある 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 株式会社エンプラス6961 AI向けバーンインソケットで稼ぐ樹脂精密部品の会社。半導体の山の利益を前提にした今の値段は、10年の稼ぐ力を上回る 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 シャープ6753 家電・PC・液晶を抱える低採算の複合体。資本コスト9.5%で測ると稼ぐ力が足りず、本質価値は今の時価総額の半分前後(割高) 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 森尾電機6647 鉄道車両の運転台と電源の機器を作る老舗。米国の地下鉄案件で利益は過去最高だが、山は数年で引く。今の値段は割高 本質価値との差 −14.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電気(NEC)6701 ITサービス一本足の富士通と違い、防衛・海底ケーブルという官需インフラの柱を持つ会社。AI実需化と防衛予算増が分かれ目 本質価値との差 −15.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 富士通6702 ハード事業の縮小を終えつつあるITサービス会社。利益で測ると、本質価値は今の値段を2割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 東亜ディーケーケー6848 水質計の老舗。厚い現金と保守収入が支えだが、稼ぐ力は細り、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カシオ計算機6952 稼ぎの大半を腕時計が担う、純現金の厚い会社。流行頼みの堀に対し、今の値段は本質価値を 3 割ほど上回る「やや割高」 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 タムラ製作所6768 データセンター向け電源部品で最高益へ向かうが、ROE は資本コストに届かず、今の値段は先の好調まで織り込んでいる 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 富士電機6504 データセンター電源とSiCの伸びは本物だが、三菱電機・日立と同じ「電力テーマの先取り」がすでに株価に乗っている 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 山洋電気6516 冷却ファンの稼ぐ力は本物だが、AI需要の山を前提にした利益は10年先では薄まる。純現金と還元の転換が価値の床を支える 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 中央製作所6846 名古屋の電源・めっき装置メーカー。資産は時価総額の2倍あるが稼ぐ力が薄く、割安とまでは言えない 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 日本電子材料6855 HBM向けプローブカードで利益が跳ねた。だが、この山が10年続くと見るには値段が先を行きすぎる 本質価値との差 −18.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 京三製作所6742 国内信号の堅い更新需要は本物だが、利益率が薄く資本コストに届かない。今の値段は計画の達成を織り込みすぎている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 アルチザネットワークス6778 携帯の基地局を試す装置と試験の受託の会社。手元の純現金は時価総額に近いが、事業の稼ぎは小さく、現金も眠ったまま。10 年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 コーセル6905 純現金は厚いが、本業は赤字。ROE 5%の電源屋に、10年の筋書きは厳しい 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 株式会社明電舎6508 電力インフラと保守の稼ぐ力は本物だが、利益が倍になっても今の値段には届かない 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ユビテック6662 飲酒運転と熱中症の対策の義務化で IoT は伸びるが、小さな規模と親子上場が価値を縛る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 株式会社ダイヘン6622 電力インフラの追い風は本物だが、稼ぐ力に比べて今の値段は先走りすぎている 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 トレックス・セミコンダクター6616 小粒の電源ICとパワー半導体の受託製造で、利益の波が深い。中計の利益率は過去の山の水準で、そのまま信じにくい 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二電機工業6654 配電盤の端子台で食べてきた堅実な小企業。現金は時価総額の 7 割に迫るが、稼ぐ力が細く、その現金が株主に戻る道も細い 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ブラザー工業6448 複合機消耗品の衰退を工作機械・産業用印刷の拡大で補う転換点の会社。ローランドDG断念の規律が本質を示す 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 古野電気6814 世界の船の目となる機器の首位級。過去最高益は造船ブームの山にあり、利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 エヌエフホールディングス6864 微小な信号と電源を測る・つくる専門メーカー。現金は厚いが、規模が小さく今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ソシオネクスト6526 カスタム SoC の設計請負で稼ぐファブレス。AI 向けの量産が立ち上がる前の今は、先取りしすぎた値段だ 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 指月電機製作所6994 電力機器が利益の4分の3を稼ぐ部品メーカー。稼ぐ力は資本コスト並みで、本質価値は今の値段を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 EIZO6737 医療と防衛で強いモニター専業。本業の稼ぎは細く、時価総額の半分近くを持ち株と現金が占める。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 アンリツ6754 光通信と6Gの追い風は本物だが、景気で利益が大きく振れる計測器会社に、今の値段はその好況の長続きまで織り込んでいる 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 ヨコオ6800 半導体検査の伸びは本物だが、売上の6割を占める車載が重く、今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 帝国通信工業6763 車載・カメラ向けの操作部品とセンサの会社。財務は強いがROEは4%台で資本コストに届かず、新本社への投資も重い。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 NKKスイッチズ6943 放送卓や特殊車両の押しボタンで世界に名が通るが、利益率は3%前後。現金は厚いが、帳簿の安さほどの価値はない 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 PHCホールディングス6523 血糖測定の稼ぎが細るうえ借金が重く、10年先の利益は今の値段を支えきれない。やや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 双葉電子工業6986 現金と持ち合い株が時価総額を上回るが、本業は 7 年連続の営業赤字。資産が株主に届くかが焦点 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 リコー7752 複合機消耗品の縮小を低採算のデジタルサービスで埋める転換期。ROEは資本コスト未満で、今の値段はやや先回りしすぎている 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 京写6837 片面の基板で量は世界最大級。だが値段を決められず、稼ぎは資本コストに届かない。割高 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 能美防災6744 防災の二大手で、堅い内需の優良企業。ただし最高益の利益率が続く前提の値段 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 沖電気工業6703 官公庁・金融向けの堅い事業に、縮む ATM とプリンターの重しが付く会社。利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 サクサ6675 土地を売って、貸し地代を手放し、手元に現金が積み上がった通信機器メーカー。現金の戻り方は約束された。本業の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 小野測器6858 回転と音を測る老舗だが、エンジン試験の縮みを電動車の評価で埋めきれず、資本の稼ぎは薄い 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 IDEC6652 安全スイッチに強い堅実な中堅。中計の利益率 13% は届きにくく、今の値段は先の好調を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 CGSホールディングス6633 金型用 CAD/CAM で国内 2 位。時価総額は純現金とほぼ同じだが、現金の多くは事業に張り付き、AI が席課金型の寿命を縮める。10 年の価値は今の半分ほど 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ティアック6803 高級オーディオと業務用機器のニッチ企業。足元の利益は一時の項目に支えられ、稼ぎが資本コストに届かず、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 santec Holdings株式会社6777 AI向け光通信の試験・部品で稼ぐ小さな光学メーカー。利益の質は良いが、稼ぎが好況の頂に近く、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.0%) 割高 OSGコーポレーション6757 浄水器のカートリッジ交換が稼ぎの柱。食パンと総菜の寄り道が利益を削り、配当は利益を超えて払い続けている 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 日本タングステン6998 超硬とタングステン加工の中堅。原料高の追い風は一時的で、稼ぐ力に比べて今の時価総額は重い 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 シリウスビジョン6276 印刷の検査機の再建途上、現金は厚いが稼ぐ力は薄い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 フォスター電機6794 車載スピーカ世界大手。アクティビストが入り資本効率は改善に向かうが、10年の稼ぐ力に見合う値段は今より低い 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アルバック6728 真空技術の老舗で半導体へ重心を移す途上だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、値段は回復を先取りしている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 安川電機6506 サーボ・インバータが利益の柱でロボットは薄利・中国依存、ROE7.3%に対し今のPER32倍は見合わない 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オムロン6645 制御機器の在庫調整は一巡したが、ヘルスケアは中国品との価格競争、構造改革でROEは当面一桁台にとどまる 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 アイコム6820 現金が時価総額の5割に達する無線機メーカー。事業の稼ぐ力に対して資本が厚く、利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 アクセル6730 パチンコ機向け画像LSIの小さな専業。足元は価格適正化で好調だが、市場が細り続ける。手元の現金を除くと割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス6699 点火コイルは電動化で縮む側。パワコンと空調向け電源が支えるが、借入が重く、株主の取り分はほとんど残らない 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ウシオ電機6925 光源と露光装置の確かな技術はあるが、利益の薄い会社に AI 基板の夢まで上乗せした値段 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 AIメカテック6227 AI向け後工程装置で利益が急伸したが、頼りは少数の大口顧客の投資。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −37.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 大日光・エンジニアリング6635 カメラ大手向けの基板実装とレンズ組立の受託。利益率は2%に届かず借金も重く、割高とみる 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 シンフォニアテクノロジー6507 半導体搬送と防衛の追い風は本物だが、景気で振れる中堅メーカーに今の値段は高い 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 堀場製作所6856 半導体MFC世界シェア6割・排ガス計測8割だが、PER27倍はROE10.7%に見合わず、EV化とバイオ不振が重荷 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 日本電波工業6779 AI向け発振器で業績は急回復中だが、売上が10年停滞した薄利の水晶専業。10年の稼ぐ力に照らすと値段は先走りすぎ 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 KOA6999 抵抗器の老舗。AIと車載で利益は戻るが、10年で測る稼ぐ力は今の値段に届かない 本質価値との差 −40.4% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 電気興業6706 基地局アンテナと高周波の技術屋。稼ぐ力が弱く、棚卸資産の会計に疑義が出ている 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 太洋テクノレックス6663 曲げられる配線板の試作が本業の小さな工場。利益は薄く、資産に比べて稼ぐ力が足りない 本質価値との差 −42.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 日本マイクロニクス6871 DRAMのプローブカードで首位。だが一本足の循環株に、今の値段は先の先まで織り込みすぎだ 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 池上通信機6771 放送局のカメラと監視・医療・検査の映像機器の老舗。技術はあるが稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 シスメックス6869 血球計数で世界首位も、中国の集中購買で稼ぐ力が急低下。資本コスト7.5%で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 SMK6798 車載に軸足を移す途上のコネクタ・リモコンメーカー。利益の戻りが遅く、今の値段は高い 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ミナトホールディングス6862 産業用メモリーの加工・商社。市況が押し上げた好況の利益は続かず、10年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ダブル・スコープ6619 価値の芯は韓国の WCP の持分だけ。借金を引くと残りは薄く、赤字の本体が持分を食う 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 パナソニックホールディングス6752 家電・空調・配線・電子部品・車載電池・B2Bソリューションの複合体。構造改革は進行中で、今の値段は改革の成功をかなり先取りしている 本質価値との差 −46.2% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 KOKUSAI ELECTRIC6525 バッチALDで世界シェア7割・東京エレクトロンと二社寡占。AI需要は本物だが、今の株価は中立の10年先をもう織り込んでいる 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キーエンス6861 無借金・直販の圧倒的な収益力は本物だが、中国依存と高い倍率の持続力が10年後の本質価値を左右する 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 大真空6962 水晶の世界大手だが、薄い利益に重い借金。新型のArkhが実を結ぶまで、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 日清紡ホールディングス3105 日清紡HDは無線・通信が稼ぎ頭の会社に変わりつつあるが、稼ぐ力の弱さと不動産の先細りが10年の価値を押し下げる 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 村田製作所6981 MLCC世界シェア4割、AIサーバー・車載電動化が追い風だが、ROE1割強の本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 サン電子6736 利益の大半は米上場Cellebrite株の持分から来る。10年後を利益で測ると、本質価値は今の時価総額を半分ほど下回る(割高) 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社シキノハイテック6614 半導体の検査装置と LSI 設計受託の小さな会社。利益が出ていない今の値段は、先の成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ヤーマン6630 美顔器のヒットで膨らみ、中国の規制でしぼんだ会社。現金は厚いが、計画の回復は先走りで、値段は割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 レーザーテック6920 EUVマスク検査を世界独占する一点突破の優良企業、株価は独占の継続を前提に組まれている 本質価値との差 −50.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 湖北工業6524 海底ケーブル用光部品と電解コンデンサ用リード端子で世界首位。事業は強いが、今の値段は好況の利益が続く前提で、本質価値の2倍を大きく超える 本質価値との差 −51.2% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 アドバンテスト6857 HBM・AIテストの覇者だが、株価はすでに10年分の超成長を前払いしている 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 −1.1%) 割高 太陽誘電6976 コンデンサ世界3位。AIサーバー需要で株価は1年で8倍になったが、利益率とROEの低さを映すと、今の値段は積みすぎ 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 アオイ電子6832 後工程受託の老舗が、自己資本に迫る400億円規模を先端パッケージに賭ける。当たっても倍率は伸びず、割高と見る 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 メイコー6787 車載基板の首位級が AI・衛星向けに 2,100 億円を投じる賭け。成長は本物だが、借金と循環を負った値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 ローム6963 SiC減損からの復活途上。EV減速と中国の値下げの中で東芝・三菱電機との連合がもうひとつの本質価値を左右する 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 FDK6955 富士通から台湾の SILITECH へ親会社が替わった電池メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、10年では割高と見る 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 イビデン4062 AI 向け基板の主役だが、今の値段は世界の AI 個数が 8 倍・シェア 4 割台維持という楽観の先まで織り込む 本質価値との差 −55.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 精工技研6834 AI向け光コネクタの設備特需で稼ぐ会社。ただ利益の多くは山の上で、今の値段は先を織り込みすぎだ 本質価値との差 −58.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ユー・エム・シー・エレクトロニクス6615 1,000 億円を作って利益は 1% 台。重い借入と優先株の下で、普通株の取り分は薄く割高だ 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −0.6%) 割高 ルネサスエレクトロニクス6723 車載マイコン世界首位の座は競合に奪われたが、AIインフラとAltiumの組み合わせが次の10年の本質価値を決める 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ジオマテック株式会社6907 ディスプレイと半導体向けの薄膜加工。9 期の赤字から戻ったが、山谷が激しく客先も偏る。今の値段は回復の続きを織り込みすぎで、割高と見る 本質価値との差 −64.1% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ザインエレクトロニクス6769 高速伝送チップの小さな設計会社。現金は厚いが本業は赤字が続き、時価総額は現金を上回る分だけ割高に見える 本質価値との差 −66.9% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 リバーエレテック6666 超小型の水晶部品の専業。新製品に夢はあるが、12年の大半が赤字で借金も重い。今の値段は会社の計画の達成をほぼ織り込む 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 岡谷電機産業6926 ノイズ対策部品の老舗だが2期続けて17億円の営業赤字。立て直しても資本コストに届く稼ぎは見えず、今の値段は高い 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 原田工業6904 車載アンテナの専業。足元の利益は戻ったが、税と金利を引くと残る利益は薄く、今の値段は回復を先取りしすぎている 本質価値との差 −67.8% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 インスペック6656 AI 向けパッケージ基板の検査装置を手がける秋田の小さな装置会社。技術は本物だが、受注の山谷が深く、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 多摩川ホールディングス6838 高周波部品と売電の小さな会社。足元の増益は評価益が大半で、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高いとみる 本質価値との差 −73.8% · 10 年 割高(年 −5.1%) 割高 オプトエレクトロニクス6664 小さなバーコード読み取り機の老舗。エイサーの傘下で出直すが、赤字が続き稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 トミタ電機6898 鳥取のフェライトコアの小さな会社。現金と土地は厚いが本業は10年余り赤字がちで、今の値段は稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −82.6% · 10 年 割高(年 −8.9%) 割高 QDレーザ6613 量子ドットレーザは本物の技術だが、売上14億円の会社に800億円超の値は、まだ来ない成功を先に払いすぎている 本質価値との差 −84.6% · 10 年 割高(年 −10.3%) 割高 ぷらっとホーム6836 Linuxの小型サーバーで細く稼ぐ老舗。18期続いた赤字をやっと抜けた段階で、今の時価総額は利益の200倍を超える 本質価値との差 −87.9% · 10 年 割高(年 −12.6%) 割高 TBグループ6775 LED 表示機と電子レジの小さなメーカー。19 期連続の営業赤字で、稼ぐ力は時価総額の裏づけにならない 本質価値との差 −89.0% · 10 年 割高(年 −10.7%) 割高 ジャパンディスプレイ6740 12 期連続赤字の中小型パネル会社。いちごの新株予約権で株数が約 1.7 倍に増え、10 年後に既存株主へ残る取り分は今の時価総額に遠く届かない 本質価値との差 −93.2% · 10 年 割高(年 −15.2%) 割高 大黒屋ホールディングス6993 ブランド品の買取と質屋の老舗。ファンド傘下で再建に入ったが、10年の稼ぐ力で測ると本質価値は今の時価総額を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −93.6% · 10 年 割高(年 −16.2%) 割高 JNグループ6634 暗号資産の取引所と消耗品の卸、電子書籍を束ねた小さな持株会社。赤字と借金が重く、今の値段は事業の稼ぎでは説明できない 本質価値との差 −96.3% · 10 年 割高(年 −19.5%) 割高 ウインテスト6721 売上4億円に対し赤字12億円、資金は新株の発行頼みの半導体検査装置会社。時価総額116億円は事業の実績から大きく離れている 本質価値との差 −99.6% · 10 年 割高(年 −36.4%)

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分析日 2026-10-18