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日本アビオニクス 6946

防衛装備の更新を支える技術と厚い受注残は魅力だが、現金化の遅れと高い期待を考えると株価はやや割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)5,020 円742 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-11-02)6,100 円902 億円差 −17.7%
10 年後から見ると やや割高 価値 5,020 円742 億円 · 差 −17.7% · 期待の年率 +5.3%
期待の年率リターン(10 年)+5.3%資本コスト比 −2.2 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

日本アビオニクスは、自衛隊の指揮統制や艦艇の情報処理を支える電子装備を作る会社である。長く持つ株主の立場では事業の必要性を高く評価するが、現在の約991億円という時価総額には、成長のかなり先まで織り込まれていると考える。10年先の適正価値は、受注の伸びだけでなく、利益を現金に変える力まで見て評価したい。

2026年3月期は売上高292億円、営業利益55億円と大幅に伸びた。情報システムの受注残高は297億円に積み上がり、翌期の売上高320億円という会社予想を支える。防衛予算の増加は一過性の流行ではなく、各自衛隊の情報共有や装備の更新という実需につながる。ただし2026年3月期の営業キャッシュフローは36億円の流出であり、利益を受け取るまでの運転資金は重くなっている。

堀は、数十年続く搭載実績、軍用品の品質保証、既存システムとの接続の難しさにある。その反面、売上高の約3分の2を日本電気、住商エアロシステム、富士通という3社に依存するため、価格を一方的に決められる企業ではない。2031年3月期の売上高500億円という経営目標も買収を含む。中立の10年後に売上高が約582億円となっても、今の株価には十分な安全域があるとは言い難い。

株主にとっての争点は、防衛装備を受注できるか以上に、増収で膨らむ契約資産を回収し、再投資を資本コストより高い利益に変え続けられるかである。価値の中心は情報システムにあり、接合機器と赤外線機器は補完的な成長源と見る。確率を踏まえた本質価値は約742億円、現在の時価総額を約25%下回り、やや割高という結論になる。

バリュー投資の観点から

長く保有できる企業かという問いへの答えは、事業と株価で分かれる。国を守る情報システムは消えにくく、装備を更新するたびに同社の技術や検証記録が価値を持つ。艦艇の運用年数を考えれば、十年後にも仕事があると考える方が自然である。競争の基準は最新の宣伝文句ではなく、過酷な現場で故障せずに動く実績だからだ。

一方、株主が自由に使える現金は会計上の純利益と同じではない。開発費や新工場の投資に加え、受注が増えれば部品、仕掛品、長期案件の契約資産に資金が寝る。2026年3月期には純利益が38億円でも営業活動で36億円が流出した。これを翌期以降に回収できれば一時的な成長痛だが、受注が増えるたびに繰り返すなら増分の資本効率は見かけより低い。

もう一つの問いは、余剰利益をどこに投じるかである。自社株を相場より割り引いて取得した実績は少数株主にも好ましい。ただし、支配株主の持分整理と資本効率改善を混同してはならない。大型買収で技術を広げるなら、現場への適合や独立した顧客販路という具体的な効果が必要だ。財務体質を傷めてまで売上規模を追うのであれば、むしろ配当と負債の圧縮を優先すべきである。

今の株価には、防衛予算が伸び続けることだけでなく、同社が元請の選定に残り、運転資金を回収し、新たな設備や買収で資本コストを上回り続けるという複数の条件が重なっている。事業の堀は評価するが、条件が一つ崩れても投資家を守るほどの安全域はまだ十分でない。

何で稼ぐ会社か

主役の情報システム事業は、売上高238億58百万円で全体の約82%を占める。艦艇用の情報表示・制御装置、航空自衛隊の警戒管制に関連する機器、陸上自衛隊の指揮通信設備、宇宙向け高信頼性電子部品を製造する。創業期の防空管制システムからJADGEに至る技術蓄積があり、装備に一度組み込まれると長い運用期間にわたり更新、修理、追加装備の仕事が生まれる。

顧客は防衛省だけではない。多くの案件では日本電気や富士通などの元請企業に部材や装置を納め、住商エアロシステムを通じて調達にも参加する。2026年3月期の売上構成は、日本電気34.5%、住商エアロシステム16.8%、富士通15.7%である。最終需要は国家安全保障で比較的堅いが、直接の契約先は少数であり、元請の仕様選定と調達条件が収益を左右する。

接合機器は39億48百万円を売り上げる。抵抗溶接、パルスヒート、超音波、レーザという異なる工法を扱い、水晶デバイスの封止や車載電装、スマートフォンの精密接合に使われる。顧客の製造工程を試作段階から擦り合わせる力があるが、景気と電子部品の設備投資に連動するため、防衛事業より需要が振れやすい。競合はアマダウエルドテックや海外の抵抗溶接・レーザ接合装置メーカーである。

赤外線機器は13億87百万円で、保守点検用のサーモグラフィ、電力設備の発熱監視、工場の非破壊検査、防爆監視などを販売する。米Teledyne FLIRなど大手との競争は厳しいものの、計測の精度や設備との連携には国内の顧客に合った価値がある。両民生事業を合わせた電子機器事業の営業利益は4億19百万円で、情報システムの50億96百万円と比べれば、全社の利益は防衛需要に大きく依存している。

優良さと弱いところ

参入障壁は装置の外見ではなく、長く運用される防衛システムに適合した信頼性と検証履歴である。艦艇や警戒管制の機器は、温度や振動に耐えるだけでなく、既存の通信・指揮系統と確実につながらなければならない。海上自衛隊の多くの艦艇に採用された実績は、次の更新案件の入札でも有利に働く。この堀は普通の電子機器メーカーより深い。

ただし値決めの自由度は低い。防衛省が予算と技術要件を決め、元請の日本電気や富士通が購入条件を調整する構造にある。長期の切り替え費用は大きくても、同社が物価を超える値上げを一貫して通したという公開数字は確認できない。したがって、堀を強い独占と見なさず、資本コストに対する優位が一部残る普通の堀と評価する。

再投資の成績は近年改善した。2023年3月期から2026年3月期にかけて、自己資本と純有利子負債の合計は約137億円から256億円に増え、営業利益は約20億円から55億円に伸びた。増分営業利益を増分投下資本で割ると税引前で約3割に相当するが、これは防衛需要の立ち上がりによる稼働率改善も含む。将来の買収や新工場にも同じ利回りが再現する証拠ではない。

最も警戒したいのは現金化である。2026年3月期の契約資産は約82億円から152億円へ増え、黒字にもかかわらず営業キャッシュフローはマイナス36億円になった。純有利子負債も約95億円となったため、単純なROEの高さだけで財務を強いと判定できない。品質保証に必要な熟練人材と仕掛かり資産を増やしても、資金回収まで含めて資本効率を保てるかが真の試金石となる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の防衛関連需要は政策的に大きく拡大した。防衛省の2026年度予算案は防衛力整備計画対象経費が約8兆8,093億円であり、指揮統制・情報関連機能には約5,166億円が示された。分野重複を除いた額は約3,644億円である。日本アビオニクスの情報システム売上高238億58百万円をこれと比べると約6.5%になるが、民間・宇宙向けを含む売上と防衛省の単年度予算という異なる範囲を比較しており、正式な市場シェアではない。

大手の日本電気、富士通、三菱電機、東芝などは防衛通信、レーダー、指揮統制をめぐって競う。各社のこの狭い市場だけの契約額とシェアは公表が十分ではなく、日本アビオニクスの装置が元請製品に含まれる場合は二重計上にも注意が必要だ。2030年代には防衛クラウド、無人機の連接、電磁波・宇宙領域での情報統合が増え、耐環境性のある端末や処理装置の仕事は続く。その一方、2023~2027年度の防衛力整備計画が一巡した後も同じ増額ペースが続く保証はない。

接合機器には、自動車・電子部品の精密加工という世界需要がある。海外調査では世界の抵抗スポット溶接装置市場は2025年に約44億ドルとされ、KUKAなどが競合する。しかし同社は超音波や気密封止も扱うため、この広い市場を分母にした正確なシェアは算定できない。現場の品質要求は追い風だが、中国勢や大型産業装置メーカーとの価格競争も強まる。

赤外線では民間調査が2025年の日本のサーマルカメラ市場を約2億9,317万ドル、1ドル150円なら約440億円と推定する。仮に国内全量と見なしても同社売上はその数%にすぎず、海外売上や監視設備の範囲の違いから厳密なシェアではない。Teledyne FLIR、Fluke、Testoなどとの競争に加え、センサーの低価格化で単体カメラの利幅は削られる。長期的には診断・監視システムまで提供できるかが成否を分ける。

資本政策と M&A

経営陣は2026年6月公表の中期経営計画STEP4で、2029年3月期に売上高380億円、営業利益70億円を掲げ、2031年3月期には売上高500億円、営業利益100億円を目指す。ただし最後の目標にはM&Aが含まれる。横浜事業所の新棟を2028年度に稼働させ、生産能力、技術者の採用、海外販路を強化する計画である。営業利益率15%以上の継続は経営方針だが、ROEの数値目標は今回の計画に明示されていない。

株主還元では2024年度に約20億円、2025年度にも20億円規模の自己株式取得を実施した。後者は株価から12.5%割り引いた自己株式公開買付けで、親会社の保有分も取得した。これは上場廃止を目指す買収ではない。一方、通常の配当性向は低く、2026年3月期の配当総額は約1.5億円、次期は増配予定である。配当性向、DOE、総還元性向、将来の自社株買い金額について数字の約束はない。

親会社NAJホールディングスは議決権の約53%を持つ。過去の買い戻しが株数を大きく減らしたため、余剰現金の株主への戻り方は実績条件に従い1.0とするが、毎年大規模な買い戻しが続く前提ではない。資本配分で見逃せないのは、営業キャッシュフローが赤字の年に借入が増えていることだ。買収額や新棟の工事費が大きくなれば、営業利益の成長より先に金融負担と運転資金の膨張が表れる可能性がある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

国防の情報化は装備品の買い替えより長い需要を生む。レーダーや艦艇の能力を高めても、得た情報を部隊間で共有できなければ機能しない。防衛クラウド、統合作戦司令部、無人機連接が進むほど、既存装備と新しいネットワークを確実につなぐ技術の価値は上がる。日本アビオニクスは防空管制と艦載電子装備の歴史があり、設置実績と耐環境性を合わせて提供できる。

足元の受注残高は約297億円あり、2026年3月期の情報システム受注高は333億円に達した。新規採用だけでなく修理・更新・高性能化も加われば、案件数の伸びが防衛予算全体の伸びを上回り得る。横浜の新棟や採用増が供給制約を緩めれば、規模が広がっても20%前後の営業利益率を維持できる。中期計画の営業利益100億円も、現行事業の拡張と補完的な買収が機能すれば現実味を増す。

接合機器では四つの工法を選べる強みがあり、車載・電子部品の小型化が追い風になる。赤外線も、単体のカメラから発火監視や電力設備の遠隔診断に移れば価格競争を避けられる。親会社支配は残るが、自社株買いを株価より安い価格で実施した規律を評価できる。防衛向けの強い採用実績が他の二事業の収益力改善と重なれば、利益の成長は想定以上に長続きする。

慎重な見方

防衛関連という言葉だけで価格決定力を過大評価してはならない。日本アビオニクスの売上の約3分の2は、日本電気、住商エアロシステム、富士通の三社向けである。元請が次世代の指揮統制システムをクラウド化し、海外メーカーや自社内製の電子機器を採用すれば、同社の装置だけが更新から取り残される可能性がある。長年の実績も新しい設計を独占する権利ではない。

防衛力整備計画の拡大は2027年度に一つの区切りを迎える。調達費が人件費や弾薬、艦艇などへ移れば、情報装置の受注は予算総額ほど増えない。大口契約は年度ごとの検収時期に業績が振れ、原材料と技術者の賃金が上がっても契約価格の改定が追い付かないことがある。2026年3月期の営業キャッシュフローは36億円の流出となり、契約資産の急増は、見かけの成長より資金の拘束が速いことを示した。

接合機器は中国系メーカーや総合溶接装置メーカーとの競争、赤外線は安価なセンサーの普及と海外ブランドの販路で利幅を削られる。新棟の減価償却やM&A後の統合費用は、受注が減ってもすぐには消えない。近年の高いROEは利益急増と自己株買いによる分母の圧縮にも支えられている。将来の利益を長く受け取る株主が重視すべきものは、会計上の成長率ではなく、現金を生む持続力である。

どちらに重みを置いたか

耐環境性と搭載実績は本物で、防衛需要も十年先に消えるとは考えにくい。一方、主要三社への販売集中と2026年3月期の大幅な営業現金流出は、堀の収益化を不確かにする。確率は楽観とやや楽観に34%、やや悲観と悲観に30%とし、受注残の裏付けをやや高く評価しながらも中立の36%に最も重みを置いた。現在の時価総額は、この分布の下で算出する長期価値を上回る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 9,418 円1,393 億円(+ 還元の換算額還元の合計 646 円96 億円)。 今の値に割り戻すと 5,020 円742 億円、今との差 −17.7%、 期待の年率 +5.3%(資本コスト 7.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 11% 21,622 円3,198 億円 1,454 円215 億円 +278.3% +14.9% 2,538 円375 億円
やや楽観 23% 14,197 円2,100 億円 913 円135 億円 +147.7% +9.9% 3,475 円514 億円
中立 36% 9,103 円1,346 億円 608 円90 億円 +59.2% +4.9% 3,496 円517 億円
やや悲観 22% 1,863 円276 億円 237 円35 億円 −65.6% −10.6% 462 円68 億円
悲観 8% 1,088 円161 億円 68 円10 億円 −81.0% −15.6% 92 円14 億円
加重平均100% 9,418 円1,393 億円646 円96 億円 +65.0% +5.3% 10,064 円1,489 億円

今の株価時価総額 6,100 円902 億円(2026-11-02)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 11% 防衛情報網の全面更新と精密計測の拡大 利益 175 億円 · PER 17.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 21,622 円3,198 億円

統合防空・宇宙・無人機連接で耐環境型の高信頼電子装置が繰り返し採用され、防衛情報関連の実質案件数が大きく伸びる。既存装備への組込み実績を生かして元請向けの供給を増やし、同社の受注取り分は現状の参考値の約2倍に高まる。次世代機器では演算能力・抗たん性が高まり、単価も物価以上に上がる。

横浜新棟の稼働が滑らかに進み、買収先の販売網も活用できる。接合では精密封止と海外EV関連で採用が増え、赤外線は電力・防火監視を大型システムとして継続供給する。防衛装置の営業利益率は25%まで向上するが、開発技術者や在庫を増やす必要があるため、純利益のすべてが現金として残るわけではない。親会社の持株整理は少数株主の犠牲を伴わずに進み、増配と買い戻しにも利益を振り向ける。

  • 情報システム(防衛・宇宙向け電子装備):数量 155(防衛電子装備・複合システムの標準案件換算件数(年、分析上の推定))× 価格 6.00(標準案件換算1件当たりの売上高(億円、名目))→ 売上 930 億円・営業利益 233 億円。防衛調達市場の実質規模と元請を通じた獲得比率の変化。元請案件の採用比率が大幅に上がり、物価以上の高性能化が納入単価に乗る。産業向けも実質販売台数と監視パッケージ化が伸びる。
  • 接合機器:数量 620(複合接合設備の中大型ライン換算台数(台/年、推定))× 価格 0.21(ライン換算1台当たり売上(億円、名目))→ 売上 130 億円・営業利益 20 億円。世界の接合機器需要と四工法の案件獲得に応じた推定出荷台数・単価。
  • 赤外線センシング:数量 2,500(高性能熱画像カメラ・監視設備のセット換算台数(台/年、推定))× 価格 0.02(セット換算1台当たり売上(億円、名目))→ 売上 60 億円・営業利益 8 億円。日本の保全・電力監視市場と海外競合に応じた監視セット数・単価。

倍率:資本コスト7.5%、期末自己資本1012億円から事業外の蓄積現金180億円を除く。現金の税後利息1.4%相当を除いた事業純利益172.48億円、事業ROE20.73%、通常の堀の超過利益残存率1/2からRONIC14.12%。長期名目成長g=3%を用い(1-g÷RONIC)÷(k-g)の上限PER17.499倍をそのまま採用。10年間の利益留保のうち設備・契約資産などの事業用純増に671億円を使い、それ以外の180億円が2036年に余るとの推計。現金は株主への戻り方1.0で別加算し、現在の市場倍率は使わない。

確率:確率11%。既存大口顧客の採用維持、官需の実質拡大、新棟の成功、民生拡販、補完M&Aまで同時に成果を出す必要がある。期待し得るが連続成功の確度は低い。

やや楽観 23% 主要防衛案件を取り込み計画を超える成長 利益 115 億円 · PER 17.1 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 14,197 円2,100 億円

防衛クラウドや艦艇の電子装備刷新が進み、日本アビオニクスは現在の取引先に供給する標準案件換算の件数をほぼ倍にする。情報システムの価格は物価上昇に加えて新しい処理機能の付加価値を反映する。情報システムの営業利益率は23%となり、米国や国内の代替技術との競争にも採用実績で対抗できる。

接合機器は水晶デバイスや車載精密部品で海外販路を広げ、赤外線センシングは電力設備や工場の常時監視システムを受注する。大型M&Aを行う場合でも過度な買収価格を避け、横浜新棟の稼働率が上がって利益率を維持する。ただし通常配当はなお控えめで、新しい事業への資金投下は必要なため、高いROEがいつまでも続くとは考えない。高機能装備の品質保証費用も増える。

  • 情報システム(防衛・宇宙向け電子装備):数量 120(防衛電子装備・複合システムの標準案件換算件数(年、分析上の推定))× 価格 5.65(標準案件換算1件当たりの売上高(億円、名目))→ 売上 678 億円・営業利益 156 億円。防衛調達市場の実質規模と元請を通じた獲得比率の変化。標準案件数は基準年の2倍、機能付加価値で実質単価もやや上がる。民生では相応のシェア増がある。
  • 接合機器:数量 500(複合接合設備の中大型ライン換算台数(台/年、推定))× 価格 0.19(ライン換算1台当たり売上(億円、名目))→ 売上 95 億円・営業利益 11 億円。世界の接合機器需要と四工法の案件獲得に応じた推定出荷台数・単価。
  • 赤外線センシング:数量 1,900(高性能熱画像カメラ・監視設備のセット換算台数(台/年、推定))× 価格 0.02(セット換算1台当たり売上(億円、名目))→ 売上 40 億円・営業利益 4 億円。日本の保全・電力監視市場と海外競合に応じた監視セット数・単価。

倍率:資本コスト7.5%、期末自己資本792億円から事業外の蓄積現金180億円を除く。現金の税後利息1.4%相当を除いた事業純利益112.48億円、事業ROE18.38%、通常の堀の超過利益残存率1/2からRONIC12.94%。長期名目成長g=3%を用い(1-g÷RONIC)÷(k-g)の上限PER17.070倍をそのまま採用。10年間の利益留保のうち設備・契約資産などの事業用純増に451億円を使い、それ以外の180億円が2036年に余るとの推計。現金は株主への戻り方1.0で別加算し、現在の市場倍率は使わない。

確率:確率23%。足元の情報システム受注残約297億円と防衛クラウド新設予算が上側を支えるが、価格交渉の相手が三社に集中するため過度に重くしない。

中立 36% 防衛需要は残るが過熱は次第に平準化 利益 74 億円 · PER 16.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 9,103 円1,346 億円

自衛隊の指揮統制や艦艇搭載装置の更新は続き、会社の2029年3月期計画である売上高380億円、営業利益70億円は成長の中間点になる。だが現行の防衛力整備計画が一巡すると伸びは落ち着く。情報システムの標準案件換算数量は十年で約1.5倍、名目の単価は物価程度の上昇にとどまる。官需の獲得比率が少し上がる一方、元請の価格交渉力は残る。

接合機器は世界の電子部品・車載電装需要に沿って生産ライン換算の件数が約4割増え、赤外線は保全の省人化で導入数が約5割増える。情報システムの営業利益率は約20%で落ち着き、新棟での減価償却と採用増を吸収する。2031年3月期の売上高500億円にはM&Aが含まれるため、未実行の買収効果を無条件には算入しない。利益を一定程度還元しつつ自己資本が膨らみ、ROEは直近の高水準から低下する。

  • 情報システム(防衛・宇宙向け電子装備):数量 90.0(防衛電子装備・複合システムの標準案件換算件数(年、分析上の推定))× 価格 5.33(標準案件換算1件当たりの売上高(億円、名目))→ 売上 480 億円・営業利益 98 億円。防衛調達市場の実質規模と元請を通じた獲得比率の変化。実質の防衛案件数1.5倍、接合1.4倍、赤外線1.5倍。価格は各事業で物価3%の10年分をほぼ反映する。
  • 接合機器:数量 420(複合接合設備の中大型ライン換算台数(台/年、推定))× 価格 0.18(ライン換算1台当たり売上(億円、名目))→ 売上 74 億円・営業利益 8 億円。世界の接合機器需要と四工法の案件獲得に応じた推定出荷台数・単価。
  • 赤外線センシング:数量 1,500(高性能熱画像カメラ・監視設備のセット換算台数(台/年、推定))× 価格 0.02(セット換算1台当たり売上(億円、名目))→ 売上 28 億円・営業利益 3 億円。日本の保全・電力監視市場と海外競合に応じた監視セット数・単価。

倍率:資本コスト7.5%、期末自己資本632億円から事業外の蓄積現金170億円を除く。現金の税後利息1.4%相当を除いた事業純利益71.62億円、事業ROE15.50%、通常の堀の超過利益残存率1/2からRONIC11.50%。長期名目成長g=3%を用い(1-g÷RONIC)÷(k-g)の上限PER16.426倍をそのまま採用。10年間の利益留保のうち設備・契約資産などの事業用純増に301億円を使い、それ以外の170億円が2036年に余るとの推計。現金は株主への戻り方1.0で別加算し、現在の市場倍率は使わない。

確率:確率36%。既存装備の更新と予算拡大を継続成長の中心にしつつ、現行の防衛力整備計画の一巡後は成長が落ち着くと見る。中期計画の買収額を既成事実としていない。

やや悲観 22% 防衛計画が一巡し競争と費用増が重なる 利益 29 億円 · PER 9.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1,863 円276 億円

2027年度以降の防衛予算は維持されるが、指揮統制の大型更新案件はピークを越える。NECや富士通がシステムの共通化を進め、情報表示・制御装置の一部を内製品へ切り替えるため、獲得できる案件数は小幅増にとどまる。価格の改定は物価に追い付かず、外注費と技術者の待遇改善が採算を押し下げる。

接合機器は中国や海外の大手溶接装置と競り合い、販売台数が横ばいでも単価が伸びない。赤外線は測温センサーの汎用品化で監視案件の利益率が薄くなる。横浜新棟の償却と保守要員は簡単には削れず、情報システムの営業利益率は12%まで落ちる。親会社は配当を続けるが大きな自社株買いは控え、資本の再投資利回りは要求収益率に届かなくなる。

  • 情報システム(防衛・宇宙向け電子装備):数量 68.0(防衛電子装備・複合システムの標準案件換算件数(年、分析上の推定))× 価格 5.10(標準案件換算1件当たりの売上高(億円、名目))→ 売上 347 億円・営業利益 42 億円。防衛調達市場の実質規模と元請を通じた獲得比率の変化。納入件数の減少圧力と入札による値引きで、価格は物価10年分を下回る。資本コスト未満のROEを想定する。
  • 接合機器:数量 310(複合接合設備の中大型ライン換算台数(台/年、推定))× 価格 0.17(ライン換算1台当たり売上(億円、名目))→ 売上 52 億円・営業利益 3 億円。世界の接合機器需要と四工法の案件獲得に応じた推定出荷台数・単価。
  • 赤外線センシング:数量 1,100(高性能熱画像カメラ・監視設備のセット換算台数(台/年、推定))× 価格 0.02(セット換算1台当たり売上(億円、名目))→ 売上 19 億円・営業利益 1 億円。日本の保全・電力監視市場と海外競合に応じた監視セット数・単価。

倍率:2036年のROEは約6.3%と資本コスト7.5%を下回る。稼ぐ力の上限1÷k=13.33倍より低い9.5倍とし、元請変更で利益が縮む危険と研究・保守固定費が残ることを反映した。純利益は事業設備、滞留契約資産、負債の返済へ使われ、2036年時点で売却・分配できる余剰現金を0とする。市場の谷のPERは使わない。

確率:確率22%。下側に重みを残す理由:主要顧客への約67%集中、2026年3月期の営業現金流出36億円、契約資産の増大により、受注が増えても資金効率が悪化し得る。

悲観 8% 次世代指揮統制の設計変更で競争優位を失う 利益 4 億円 · PBR 1.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1,088 円161 億円

次世代の防衛通信・指揮統制がソフトウェア定義とエッジ演算を中心に再設計され、元請が他社の耐環境装置や自社内製品を選ぶ。既存の警戒管制・艦艇搭載の更新需要だけでは失った契約を補えず、情報システムの案件換算数量は2026年の4分の3に減る。製品の値上げも物価を大きく下回り、検査費用と専任人材の固定費が利益を圧迫する。

接合機器は価格競争に負けて採算が悪化し、赤外線は安価な監視カメラへの代替が進む。買収を行っても新技術を獲得できず、資金調達の余力は薄くなる。防衛産業として事業は存続するものの、既存株主が期待した高収益企業ではなくなる。自己資本の名目残高は留保によって残るが、そこに高い利益倍率を与えない。倒産寸前ではないため、最悪の株主価値は現時点の自己資本を保守的な床として評価する。

  • 情報システム(防衛・宇宙向け電子装備):数量 45.0(防衛電子装備・複合システムの標準案件換算件数(年、分析上の推定))× 価格 4.80(標準案件換算1件当たりの売上高(億円、名目))→ 売上 216 億円・営業利益 9 億円。防衛調達市場の実質規模と元請を通じた獲得比率の変化。新技術・顧客内製化の影響で防衛案件数と実質単価がともに縮小する。民生二事業も低採算化する。
  • 接合機器:数量 225(複合接合設備の中大型ライン換算台数(台/年、推定))× 価格 0.15(ライン換算1台当たり売上(億円、名目))→ 売上 34 億円・営業利益 −1 億円。世界の接合機器需要と四工法の案件獲得に応じた推定出荷台数・単価。
  • 赤外線センシング:数量 900(高性能熱画像カメラ・監視設備のセット換算台数(台/年、推定))× 価格 0.02(セット換算1台当たり売上(億円、名目))→ 売上 14 億円・営業利益 0 億円。日本の保全・電力監視市場と海外競合に応じた監視セット数・単価。

倍率:構造的な収益力喪失で2036年純利益は4億円、ROE約1%となる。将来の積み上がった自己資本362億円を評価分母にせず、2026年3月期末の自己資本約161億円にPBR1.0倍を掛けて161億円を床とする。純有利子負債約95億円があるので純現金の床ではない。倒産に近い筋書きではなく、のれん控除額は確認できないため設けない。

確率:確率8%。国家安全保障上、装置の更新そのものは続くため全面喪失は低頻度とした。ただしクラウド・AI・元請内製化が重なると収益モデルの質は根本的に変わる。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

情報システム(防衛・宇宙向け電子装備)

防空警戒管制、艦艇の情報表示・制御、陸上指揮通信、宇宙向け高信頼性電子部品などの製造・更新。

数量防衛電子装備・複合システムの標準案件換算件数(年、分析上の推定)価格標準案件換算1件当たりの売上高(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 60.0 3.98 239 51
10 年後 中立 90.0 5.33 480 98

取り方:2026年有価証券報告書の情報システム売上238.58億円、営業利益50.96億円、受注332.75億円、残高296.57億円を使用する。装置台数・契約件数・単価は非開示。防衛省2026年度予算案の指揮統制・情報関連3,644億円を、比較用の標準案件4億円で約911件に正規化し、同社の対応売上を60件・平均3.976億円に換算した仮定であり、実際の出荷件数や契約単価ではない。会社売上÷同予算の約6.5%も宇宙・民間向けと計上時期の違う参考比率であり、公式シェアではない。後年の数量は実質案件数と受注取り分の変化、価格は品質向上と物価で動かす。

接合機器

抵抗溶接・パルスヒート・超音波・レーザの各工法を用いる精密接合・気密封止装置。

数量複合接合設備の中大型ライン換算台数(台/年、推定)価格ライン換算1台当たり売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 300 0.13 39 4
10 年後 中立 420 0.18 74 8

取り方:2026年有報「顧客との契約から生じる収益の分解」の接合機器39.48億円を使用。会社は台数・平均価格・接合と赤外線の個別営業利益を開示しない。抵抗溶接、封止、超音波、レーザの複合設備を一台相当とする分析上の300ライン・0.1316億円の換算であり、実際の出荷台数ではない。広義の抵抗スポット溶接装置市場は2025年44億ドルだが当社の工法範囲と異なりシェアは不明。電子機器合計利益4.19億円から接合3.69億円と赤外線0.50億円は仮配分である。

赤外線センシング

工場・電力設備・建造物の温度監視、発火予兆検出、非破壊検査用サーモグラフィ。

数量高性能熱画像カメラ・監視設備のセット換算台数(台/年、推定)価格セット換算1台当たり売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 1,000 0.01 14 1
10 年後 中立 1,500 0.02 28 3

取り方:2026年有報の赤外線機器売上13.87億円を出発点に、単体機器と監視設備の混在を1,000セット・平均138.7万円相当とする分析用換算。会社は実際の台数と平均価格、製品別利益を非開示。市場調査の2025年日本サーマルカメラ約2.9317億ドル(150円で約440億円)と比べた数%は範囲違いの参考値であり公式シェアではない。営業利益0.50億円は電子機器の合計4.19億円を分けた推計。

リスクと懸念

元請三社への集中と仕様変更

2026年3月期の売上の67%ほどを日本電気、住商エアロシステム、富士通が占める。防衛省の予算が増えても、元請が内製化や調達先変更を進めれば利益は増えない。次期指揮統制系のクラウド移行に合わせて外部機器の仕様が刷新されると、長年の搭載実績が受注を保証しなくなる。逆に改修の認証を引き継げればこのリスクは下がる。

防衛予算の山と政策変更

防衛力整備計画の現行期間は2023年度から2027年度であり、2030年代まで同じ速度で国費を増やせるかは不明だ。装備の整備費が弾薬や人件費に移れば情報システムの新規案件は鈍る。契約の検収時期も年度ごとにずれるため、単年の売上増を永久成長の証拠と考えるのは危険である。

黒字でも現金が増えない構造

2026年3月期には契約資産が約70億円増え、営業キャッシュフローは36億円の流出だった。完了まで長い装備案件では売上計上と代金回収が離れる。横浜の増産投資や部材の先行購入も重なると、借入金利が上がる世界では純利益が増えても少数株主の自由現金は細る。回収条件の改善が必要だ。

AIによる指揮統制の設計転換

自社の主力は耐環境性の電子装備であり、人月課金の汎用SIや席課金SaaSではないため、AIエージェント代替の定型的な数量減少率は直接適用しない。ただしAIが監視画面の操作やデータ統合を自動化すれば、従来型表示端末の台数が減り得る。新しいエッジ処理・認証装置を採用されるかどうかが、堀の将来を決める。

接合・赤外線の競争と装置循環

接合装置では自動車と電子部品の設備投資が落ち込むと、四工法の品ぞろえがあっても稼働率は下がる。赤外線ではTeledyne FLIRなどの大手や低価格センサーの普及が競争を強める。製品単価を物価並みに上げられないうえ、新棟や新規開発の償却が続くと、民生二事業は営業赤字に戻りうる。

支配株主、借入、買収の資本配分

NAJホールディングスが過半数を持つため、少数株主は会社売却や買収方針を決められない。自己株式公開買付けでは安値での取得実績があるものの、2026年3月期の純有利子負債は約95億円に増えた。売上500億円を狙うM&Aで価格を払いすぎたり、借り換え金利が上昇したりすると、利益成長が株主価値の増加につながらない。

今後の分かれ目

情報システム受注残高が複数期にわたり300億円を超え、契約資産の回収も進んだら
実際の納入数量と回収条件の両方が改善するため、やや楽観の確率を高め、資本効率の悪化を取り消す。
防衛省の指揮統制・情報関連予算の実質規模が2027年度以降も増え続けたら
市場の件数換算を上方修正する。ただし当社の受注取り分が増えるかを、日本電気・富士通案件で別に検証する。
防衛クラウドへの切り替えで既存の表示・制御装置が採用されなくなったら
端末の実質数量と長期の堀を下方修正し、やや悲観・悲観の重みを増す。
営業利益が増えても営業キャッシュフローの赤字が2期続いたら
契約資産と借入の滞留を恒常化として扱い、将来の余剰現金と設備投資の採算を保守的に見直す。
2029年3月期の売上380億円・営業利益70億円をM&Aなしで達成したら
新棟の立上げと既存製品のシェア拡大が確認できるため、中立の数量と収益性を引き上げる。
買収発表時に投下資本利益率の基準と取得額が開示され、買収後の利益と現金回収が計画通りなら
増分の利回りが資本コストを超えた証拠として、上側の筋書きの確率を高める。
接合機器・赤外線の合計利益率が安定して二桁となり海外販売が伸びたら
防衛への利益集中が和らぎ、民生二事業の数量・継続利益の見通しを上げる。

見ておくもの

  • 情報システムの受注高と受注残高(2026年3月期:332.75億円、296.57億円)
  • 契約資産の残高と売掛金回転期間(2026年3月期末:152.20億円)
  • 営業キャッシュフローと純利益の差、純有利子負債約95億円の推移
  • 防衛省の次期指揮統制・クラウド・統合防空関連の契約予算
  • NEC・富士通・住商エアロシステム向け売上構成と技術仕様の更新
  • 横浜新棟の2028年度稼働と設備投資、償却負担、歩留まり
  • 2029年3月期の売上高380億円・営業利益70億円、2031年3月期500億円・100億円の達成方法
  • 接合装置の海外受注、赤外線監視パッケージの採用台数と価格
  • NAJホールディングスの持株動向と配当・自己株式取得の新方針

倍率と資本コストの決め方

現在の時価総額約991億円や市場のPERを将来倍率の根拠に使っていない。防衛向けは標準案件の実質件数、接合・赤外線は装置セット換算台数を先に置き、物価3%を価格にだけ反映した。ロットと台数は開示がない推計であり、公的市場と元請契約を突き合わせて過信しない。資本コストは7.5%、2036年以降の名目成長率は3%、競争優位が残る比率は通常の2分の1として、RONICから利益ベースの正当化PERを計算した。悲観は今の自己資本161億円を資産価値の床にし、過去のPBRの底値を使わない。10年で留保される利益のうち事業への再投資後に余る額を楽観180億円、やや楽観180億円、中立170億円と見積もり、純利益から現金利息分を除いて事業を値付けした。低迷時は現金化が進まない前提とし、現在の借金を余剰現金と誤認しない。新リース会計基準による表示差も10年前提と比較する際に注意する。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。国債3%+株式リスクプレミアム4.5%を起点に、循環0、値決め力+0.5%、借金0、寿命-0.5%の合計0%を加える。個別の親会社支配・M&A・技術競争は確率と利益率で表現する。

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車載向け抵抗器・センサの中堅。貴金属高で利益は谷にあり、純資産の7割の値段はやや割安 本質価値との差 +20.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 アイホン6718 国内インターホンの首位。厚い純現金と薄い資本効率が綱引きし、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +20.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 新電元工業6844 二輪車の電装品で稼ぐホンダ系の部品会社。利益が薄く景気で振れるため、10年後の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 ニチコン6996 AIサーバー向けの値上げと増産で利益は戻る。ただし市況に乗る部品会社で、10年先まで高く見積もるのは危うい 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 株式会社図研6947 国内首位級の設計ソフトは堅い商売だが、AIが席数課金を揺らす不安が残り、10年後の価値は今の値段の周辺にとどまる 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 寺崎電気産業6637 船の電気の頭脳で世界の上位に立つ堅実な中堅。受注残は厚いが、造船の波と中国勢が利益の天井を決める 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 デンヨー6517 可搬形発電機で国内首位級の堅実な会社だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、割安とは言えない 本質価値との差 +18.3% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 スタンレー電気6923 ホンダ頼みの車載灯火に買収も加わるが、ROE 9% 前後の稼ぐ力では今の時価総額とほぼ釣り合う水準 本質価値との差 +17.2% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 オプテックスグループ6914 防犯センサーで世界首位級の質は本物だが、IA の景気の波と倍率の薄れを見ると、10 年先の価値は今の値段を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +16.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 正興電機製作所6653 九州電力が最大の客の地場の制御・受変電メーカー。足元の特需を差し引いた実力が分かれ目 本質価値との差 +16.4% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 テクノメディカ6678 国内シェア 9 割の採血管準備装置。純現金が時価総額の 7 割あり、還元も厚い 本質価値との差 +15.7% · 10 年 やや割安(年 +13.1%) やや割安 リーダー電子6867 放送局向け波形モニターの世界2位。技術は本物だが利益が薄く、強みは現金の厚さにとどまる 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 ミネベアミツミ6479 ミニチュアベアリング世界シェア6割の堀は深いが、売上の8割は中国勢や自動車メーカーとの値下げ競争にさらされ、本質価値は今の値段を2割ほど下回る「やや割高」 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 サンコー6964 車の配線部品などを作る精密プレスの小さな専業。電動化は追い風だが、顧客は 2 社に偏り、親会社が現金を握る 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 日立製作所6501 電力インフラとLumadaの二本柱は本物だが、株価はInspire 2027の上振れをかなり先取りしている 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 大井電気6822 電力と通信の網を裏で支える横浜の機器と工事の会社。スマートメーターの波を割り引いても、今の値段は利益に比べて安い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +14.7%) やや割安 エスケーエレクトロニクス6677 ディスプレイ用の大型フォトマスク専業。中国勢の追い上げと重い設備投資が、割安さを削る 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 バッファロー6676 国内首位のネットワーク機器とストレージを持つ周辺機器会社。縮む市場の首位で、利益の山は長く続かない 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 株式会社ワコム6727 電子ペン技術で稼ぐ会社。スマホ大手への依存と中国勢の値下げが重く、利益で測った本質価値は今の値段をわずかに下回る 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 日東工業6651 配電盤とキャビネットで国内首位級の堅い会社だが、利益は値上げに頼る面が大きく、10年の価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 エノモト6928 精密金型と顧客認定は堀になるが、稼働率と設備更新の重さを考えると、現在の時価総額はおおむね妥当だ 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) 適正 山一電機6941 AI半導体の検査とデータセンター配線の追い風で利益は急増。ただし山と谷の大きい部品屋で、今の値段は山の利益を織り込みすぎている 本質価値との差 +10.0% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 テラプローブ6627 AI向けテストの需要は本物だが、設備の重さと親会社の支配を考えると、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 横河電機6841 石油・ガス・LNGプラント向けDCS世界ビッグ6の一角。純現金で財務は健全だが、今のPER19倍はROE11%に見合わない 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 東芝テック6588 国内レジ首位でも利益が薄い小売機器・複合機の会社。10年の本質価値は今の値段をやや下回る(やや割高) 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 日本航空電子工業6807 京セラが 3 分の 1 を持つコネクタ専業。利益率は 4% まで落ち、元の 7% への回復が遅れる分だけ今の値段は重い 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 日置電機6866 電気を測る専業の優良企業。電池とデータセンターの追い風は本物だが、利益は山に近く、10 年で見ると今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大同信号6743 鉄道の安全を守る堅い会社だが、顧客が偏り、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 TDK6762 HDDヘッド事業の売却観測とAIデータセンター需要が重なるTDK。稼ぎを電池に頼る構造は変わらず、ROE1割前後では今の値段を支えきれない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 三菱電機6503 品質不正からの回復とFA・防衛特需で大きく再評価された。利益で測ると、本質価値は今の値段を1割弱下回る(適正) 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 浜松ホトニクス6965 光センサーの世界的な老舗だが、いまの値段は利益の回復を何年も先取りしている 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アズビル6845 国内ビル空調制御で七割のシェアを握るが、今の値段は十年先の高成長を映し込みすぎている 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ソニーグループ6758 ゲーム・音楽・映像のIPとイメージセンサーの複合体。資本コスト7.0%と名目の成長で測ると、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 松尾電機6969 車載のマイクロヒューズで高い利益率を持つが、本業のタンタルは薄利で、台湾の親会社が4割を握る。今の値段はほぼ見合っている 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 日本光電工業6849 病院の全部門に製品を納める国内の雄。海外は伸びるが利益率が低く、10年で見ると今の値段は割高に傾く 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 チノー6850 温度センサで稼ぐ堅実な計測機器メーカー。純現金は厚いが利益の伸びは物価並みで、本質価値は今の値段を2割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 東洋電機6655 春日井の配電盤とエレベーター用センサーの会社。強い製品はあるが全社の稼ぎは薄く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 東洋電機製造6505 鉄道車両の駆動装置で知られる老舗。利益が急に戻った直後の今、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 TOA株式会社6809 国内の非常用放送で首位の音響会社。純現金は厚く、利益で測ると今の値段はほぼ妥当(適正)。 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ジーエス・ユアサ コーポレーション6674 車の電池で国内首位級、蓄電設備の伸びは本物だが、資金を食う成長が利益率を押さえ今の値段には重い 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 名古屋電機工業6797 道路情報板の専門メーカーで純現金も厚いが、直近の原価増で利益が崩れ、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本トリム6788 整水器の国内首位に、インドネシアの水と細胞バンクを足した会社。現金は厚いが、計画の伸びは先走りで、値段は割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 象印マホービン7965 炊飯器ブランドと厚い純現金を持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。10年先の本質価値は今の時価総額を1〜2割下回る(やや割高) 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヘリオス テクノ ホールディング6927 液晶パネル工場向けの印刷機と光源で稼ぐ小さな会社。時価総額の 7 割が現金だが、利益は液晶の投資しだいで、10 年の価値はやや割高とみる 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 三相電機6518 半導体の製造装置向けのポンプで利益が戻った姫路の部品会社。伸びはあるが装置の会社に値段を握られ、ROEは資本コストに届かない 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 セイコーエプソン6724 大容量インクタンクで世界No.1も、プロジェクターはAnkerに押され、ROE10%の中計実現が分かれ目 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 ヒロセ電機6806 精密コネクタの世界大手。車載とAI関連へ広げても、資本コストを少し超える程度のROEでは、今の利益の24倍という値段は重い 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 鈴木6785 2026/06 期は山の年とみる。増産投資の回収が見えるまで、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 マクセル6810 小型電池が柱の電機メーカー。利益率は薄く、資本コストを稼ぎ切れない。本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 日本信号6741 列車の安全を握る堅い会社だが、過去最高の利益率が続く前提の値段で、10年で見ると割高に傾く 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本電子6951 電子顕微鏡とマスク描画の二本柱。堀は本物だが利益の山が高く、10 年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 マブチモーター6592 ミラー用モーターで世界シェア8割超、現金は時価総額の3割。財務は鉄壁だが、物価並みにしか伸びない利益に今の値段はやや先走りだ 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 フクダ電子6960 心電計の国内首位級で、在宅医療の継続収入と厚い純現金が強み。利益は伸びても実質では横ばいに近い 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 富士通6702 ハード事業の縮小を終えつつあるITサービス会社。利益で測ると、本質価値は今の値段を2割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 ケル6919 精密コネクタの専業で、無借金・純現金は時価総額の4割。ただし利益は谷で配当が利益を上回り、10年で測るとやや割高 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本電気(NEC)6701 ITサービス一本足の富士通と違い、防衛・海底ケーブルという官需インフラの柱を持つ会社。AI実需化と防衛予算増が分かれ目 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 シャープ6753 家電・PC・液晶を抱える低採算の複合体。資本コスト9.5%で測ると稼ぐ力が足りず、本質価値は今の時価総額の半分前後(割高) 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 三社電機製作所6882 稼ぎ頭の電源機器と赤字のパワー半導体が同居する会社。現金は厚いが、利益は株主に届きにくい 本質価値との差 −4.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 株式会社東光高岳6617 東京電力が親で最大の客。品質不正から立ち直る途上で、高い利益率が続くかが分かれ目 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 エブレン6599 装置の頭脳を収める箱と配線の板を顧客ごとに作る小さな専業。稼ぎは堅いが現金が眠り、割高とみる 本質価値との差 −5.5% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 共和電業6853 国産ひずみ計測の老舗。財務は堅いが利幅の戻りは遅く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 コニカミノルタ4902 複合機の縮みを半導体向け光学部品などで埋められるかが勝負。稼ぐ力に見合う本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 日本フェンオール6870 防災機器の小さな老舗で、財務は堅いが資本効率が低く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ホーチキ6745 国内二番手の火災報知専業。事業は堅いが、最高益の利益率が続く前提の値段で、安全域は薄い 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 株式会社明電舎6508 電力インフラと保守の稼ぐ力は本物だが、利益が倍になっても今の値段には届かない 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 芝浦メカトロニクス6590 AIパッケージの波に乗る小さな装置メーカー。足元の好調は織り込み済みで、10年では割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 富士電機6504 データセンター電源とSiCの伸びは本物だが、三菱電機・日立と同じ「電力テーマの先取り」がすでに株価に乗っている 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) やや割高 三井ハイテック6966 世界首位級のモーターコアだが、稼ぐ力はまだ資本コスト並み。10 年で見ても今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 京セラ6971 KDDI株と純現金で時価総額の3割弱を持つが、本業のROEは資本コストに届かず、今の値段は改善への期待を強く映している 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 日本ケミコン6997 AIサーバー向けで利益は戻るが、資本コスト10%台に届く稼ぎは未知数。種類株の重みもあり本質価値は今を下回る 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +9.6%) やや割高 アバールデータ6918 半導体装置の制御部を請け負う小さな会社。谷は抜けたが、顧客頼みで稼ぐ力に上限がある 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 日本シイエムケイ6958 車載向けビルドアップ基板で世界首位級だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +8.8%) やや割高 カシオ計算機6952 稼ぎの大半を腕時計が担う、純現金の厚い会社。流行頼みの堀に対し、今の値段は本質価値を 3 割ほど上回る「やや割高」 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ニデック6594 会計不正と巨額減損で信用を落としたニデック。データセンター冷却と精密モーターの実力が、本質価値を決める 本質価値との差 −12.7% · 10 年 やや割高(年 +10.3%) やや割高 株式会社エンプラス6961 AI向けバーンインソケットで稼ぐ樹脂精密部品の会社。半導体の山の利益を前提にした今の値段は、10年の稼ぐ力を上回る 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 テクノホライゾン6629 教育ICTの電子黒板とFA機器の複合メーカー。前期の利益は営業外で膨らんだ山で、値段はやや割高 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 山洋電気6516 冷却ファンの稼ぐ力は本物だが、AI需要の山を前提にした利益は10年先では薄まる。純現金と還元の転換が価値の床を支える 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 京三製作所6742 国内信号の堅い更新需要は本物だが、利益率が薄く資本コストに届かない。今の値段は計画の達成を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ブラザー工業6448 複合機消耗品の衰退を工作機械・産業用印刷の拡大で補う転換点の会社。ローランドDG断念の規律が本質を示す 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トレックス・セミコンダクター6616 小粒の電源ICとパワー半導体の受託製造で、利益の波が深い。中計の利益率は過去の山の水準で、そのまま信じにくい 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 コーセル6905 純現金は厚いが、本業は赤字。ROE 5%の電源屋に、10年の筋書きは厳しい 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 東亜ディーケーケー6848 水質計の老舗。厚い現金と保守収入が支えだが、稼ぐ力は細り、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −16.2% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 中央製作所6846 名古屋の電源・めっき装置メーカー。資産は時価総額の2倍あるが稼ぐ力が薄く、割安とまでは言えない 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 日本電子材料6855 HBM向けプローブカードで利益が跳ねた。だが、この山が10年続くと見るには値段が先を行きすぎる 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 EIZO6737 医療と防衛で強いモニター専業。本業の稼ぎは細く、時価総額の半分近くを持ち株と現金が占める。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 アンリツ6754 光通信と6Gの追い風は本物だが、景気で利益が大きく振れる計測器会社に、今の値段はその好況の長続きまで織り込んでいる 本質価値との差 −16.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 森尾電機6647 鉄道車両の運転台と電源の機器を作る老舗。米国の地下鉄案件で利益は過去最高だが、山は数年で引く。今の値段は割高 本質価値との差 −17.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アルチザネットワークス6778 携帯の基地局を試す装置と試験の受託の会社。手元の純現金は時価総額に近いが、事業の稼ぎは小さく、現金も眠ったまま。10 年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ヨコオ6800 半導体検査の伸びは本物だが、売上の6割を占める車載が重く、今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ユビテック6662 飲酒運転と熱中症の対策の義務化で IoT は伸びるが、小さな規模と親子上場が価値を縛る 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 指月電機製作所6994 電力機器が利益の4分の3を稼ぐ部品メーカー。稼ぐ力は資本コスト並みで、本質価値は今の値段を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社ダイヘン6622 電力インフラの追い風は本物だが、稼ぐ力に比べて今の値段は先走りすぎている 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 不二電機工業6654 配電盤の端子台で食べてきた堅実な小企業。現金は時価総額の 7 割に迫るが、稼ぐ力が細く、その現金が株主に戻る道も細い 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 東京コスモス電機6772 利益率 2 割の可変抵抗器を持つが全社は薄い。配当性向 100% の会社で、値段はほぼ中立どおり 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +8.7%) やや割高 双葉電子工業6986 現金と持ち合い株が時価総額を上回るが、本業は 7 年連続の営業赤字。資産が株主に届くかが焦点 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 帝国通信工業6763 車載・カメラ向けの操作部品とセンサの会社。財務は強いがROEは4%台で資本コストに届かず、新本社への投資も重い。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −20.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 京写6837 片面の基板で量は世界最大級。だが値段を決められず、稼ぎは資本コストに届かない。割高 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 リコー7752 複合機消耗品の縮小を低採算のデジタルサービスで埋める転換期。ROEは資本コスト未満で、今の値段はやや先回りしすぎている 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 小野測器6858 回転と音を測る老舗だが、エンジン試験の縮みを電動車の評価で埋めきれず、資本の稼ぎは薄い 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タムラ製作所6768 データセンター向け電源部品で最高益へ向かうが、ROE は資本コストに届かず、今の値段は先の好調まで織り込んでいる 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 NKKスイッチズ6943 放送卓や特殊車両の押しボタンで世界に名が通るが、利益率は3%前後。現金は厚いが、帳簿の安さほどの価値はない 本質価値との差 −22.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本タングステン6998 超硬とタングステン加工の中堅。原料高の追い風は一時的で、稼ぐ力に比べて今の時価総額は重い 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 古野電気6814 世界の船の目となる機器の首位級。過去最高益は造船ブームの山にあり、利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 エヌエフホールディングス6864 微小な信号と電源を測る・つくる専門メーカー。現金は厚いが、規模が小さく今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 −23.5% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ソシオネクスト6526 カスタム SoC の設計請負で稼ぐファブレス。AI 向けの量産が立ち上がる前の今は、先取りしすぎた値段だ 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 IDEC6652 安全スイッチに強い堅実な中堅。中計の利益率 13% は届きにくく、今の値段は先の好調を織り込みすぎている 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ティアック6803 高級オーディオと業務用機器のニッチ企業。足元の利益は一時の項目に支えられ、稼ぎが資本コストに届かず、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 東京エレクトロン8035 AI投資で稼ぐ力は本物だが、今の株価はすでに強気の先の先まで映している 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 santec Holdings株式会社6777 AI向け光通信の試験・部品で稼ぐ小さな光学メーカー。利益の質は良いが、稼ぎが好況の頂に近く、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 アクセル6730 パチンコ機向け画像LSIの小さな専業。足元は価格適正化で好調だが、市場が細り続ける。手元の現金を除くと割高 本質価値との差 −27.0% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 シリウスビジョン6276 印刷の検査機の再建途上、現金は厚いが稼ぐ力は薄い 本質価値との差 −27.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 能美防災6744 防災の二大手で、堅い内需の優良企業。ただし最高益の利益率が続く前提の値段 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 フォスター電機6794 車載スピーカ世界大手。アクティビストが入り資本効率は改善に向かうが、10年の稼ぐ力に見合う値段は今より低い 本質価値との差 −28.0% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 CGSホールディングス6633 金型用 CAD/CAM で国内 2 位。時価総額は純現金とほぼ同じだが、現金の多くは事業に張り付き、AI が席課金型の寿命を縮める。10 年の価値は今の半分ほど 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 オムロン6645 制御機器の在庫調整は一巡したが、ヘルスケアは中国品との価格競争、構造改革でROEは当面一桁台にとどまる 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 OSGコーポレーション6757 浄水器のカートリッジ交換が稼ぎの柱。食パンと総菜の寄り道が利益を削り、配当は利益を超えて払い続けている 本質価値との差 −29.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 安川電機6506 サーボ・インバータが利益の柱でロボットは薄利・中国依存、ROE7.3%に対し今のPER32倍は見合わない 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 沖電気工業6703 官公庁・金融向けの堅い事業に、縮む ATM とプリンターの重しが付く会社。利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 イリソ電子工業6908 車載コネクターの堅実な会社だが、品質データの不正で利益の質が傷つき、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +7.2%) 割高 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス6699 点火コイルは電動化で縮む側。パワコンと空調向け電源が支えるが、借入が重く、株主の取り分はほとんど残らない 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +5.2%) 割高 アイコム6820 現金が時価総額の5割に達する無線機メーカー。事業の稼ぐ力に対して資本が厚く、利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 アルバック6728 真空技術の老舗で半導体へ重心を移す途上だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、値段は回復を先取りしている 本質価値との差 −33.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 AIメカテック6227 AI向け後工程装置で利益が急伸したが、頼りは少数の大口顧客の投資。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 ウシオ電機6925 光源と露光装置の確かな技術はあるが、利益の薄い会社に AI 基板の夢まで上乗せした値段 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 ミナトホールディングス6862 産業用メモリーの加工・商社。市況が押し上げた好況の利益は続かず、10年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 PHCホールディングス6523 血糖測定の稼ぎが細るうえ借金が重く、10年先の利益は今の値段を支えきれない。やや割高 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +5.4%) 割高 日本電波工業6779 AI向け発振器で業績は急回復中だが、売上が10年停滞した薄利の水晶専業。10年の稼ぐ力に照らすと値段は先走りすぎ 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 シンフォニアテクノロジー6507 半導体搬送と防衛の追い風は本物だが、景気で振れる中堅メーカーに今の値段は高い 本質価値との差 −37.3% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 太洋テクノレックス6663 曲げられる配線板の試作が本業の小さな工場。利益は薄く、資産に比べて稼ぐ力が足りない 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 大日光・エンジニアリング6635 カメラ大手向けの基板実装とレンズ組立の受託。利益率は2%に届かず借金も重く、割高とみる 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 堀場製作所6856 半導体MFC世界シェア6割・排ガス計測8割だが、PER27倍はROE10.7%に見合わず、EV化とバイオ不振が重荷 本質価値との差 −38.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ダブル・スコープ6619 価値の芯は韓国の WCP の持分だけ。借金を引くと残りは薄く、赤字の本体が持分を食う 本質価値との差 −39.3% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 日本マイクロニクス6871 DRAMのプローブカードで首位。だが一本足の循環株に、今の値段は先の先まで織り込みすぎだ 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 池上通信機6771 放送局のカメラと監視・医療・検査の映像機器の老舗。技術はあるが稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −41.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 KOA6999 抵抗器の老舗。AIと車載で利益は戻るが、10年で測る稼ぐ力は今の値段に届かない 本質価値との差 −41.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 サクサ6675 土地を売って、貸し地代を手放し、手元に現金が積み上がった通信機器メーカー。現金の戻り方は約束された。本業の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −42.8% · 10 年 割高(年 +4.9%) 割高 SMK6798 車載に軸足を移す途上のコネクタ・リモコンメーカー。利益の戻りが遅く、今の値段は高い 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ファナック6954 CNC・ロボット世界首位の無借金企業だが、中国系メーカーの台頭と今のPER33倍はROE8.9%に見合わない 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 キーエンス6861 無借金・直販の圧倒的な収益力は本物だが、中国依存と高い倍率の持続力が10年後の本質価値を左右する 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 シスメックス6869 血球計数で世界首位も、中国の集中購買で稼ぐ力が急低下。資本コスト7.5%で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 電気興業6706 基地局アンテナと高周波の技術屋。稼ぐ力が弱く、棚卸資産の会計に疑義が出ている 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 大真空6962 水晶の世界大手だが、薄い利益に重い借金。新型のArkhが実を結ぶまで、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 パナソニックホールディングス6752 家電・空調・配線・電子部品・車載電池・B2Bソリューションの複合体。構造改革は進行中で、今の値段は改革の成功をかなり先取りしている 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 KOKUSAI ELECTRIC6525 バッチALDで世界シェア7割・東京エレクトロンと二社寡占。AI需要は本物だが、今の株価は中立の10年先をもう織り込んでいる 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 日清紡ホールディングス3105 日清紡HDは無線・通信が稼ぎ頭の会社に変わりつつあるが、稼ぐ力の弱さと不動産の先細りが10年の価値を押し下げる 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 ヤーマン6630 美顔器のヒットで膨らみ、中国の規制でしぼんだ会社。現金は厚いが、計画の回復は先走りで、値段は割高 本質価値との差 −47.3% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 村田製作所6981 MLCC世界シェア4割、AIサーバー・車載電動化が追い風だが、ROE1割強の本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −47.4% · 10 年 割高(年 −0.6%) 割高 メイコー6787 車載基板の首位級が AI・衛星向けに 2,100 億円を投じる賭け。成長は本物だが、借金と循環を負った値段は高い 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 サン電子6736 利益の大半は米上場Cellebrite株の持分から来る。10年後を利益で測ると、本質価値は今の時価総額を半分ほど下回る(割高) 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 太陽誘電6976 コンデンサ世界3位。AIサーバー需要で株価は1年で8倍になったが、利益率とROEの低さを映すと、今の値段は積みすぎ 本質価値との差 −49.6% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 株式会社シキノハイテック6614 半導体の検査装置と LSI 設計受託の小さな会社。利益が出ていない今の値段は、先の成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 キオクシアホールディングス285A NANDの需要増と先端技術は確かでも、設備投資と価格循環を差し引くと足元の時価総額には安全域が乏しく、長期では割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 湖北工業6524 海底ケーブル用光部品と電解コンデンサ用リード端子で世界首位。事業は強いが、今の値段は好況の利益が続く前提で、本質価値の2倍を大きく超える 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 FDK6955 富士通から台湾の SILITECH へ親会社が替わった電池メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、10年では割高と見る 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 HPCシステムズ6597 138億円の大口受注は魅力的だが、借入金と案件集中の危うさを考えると、今の時価総額118億円には安全域が乏しい 本質価値との差 −51.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 ローム6963 SiC減損からの復活途上。EV減速と中国の値下げの中で東芝・三菱電機との連合がもうひとつの本質価値を左右する 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 アオイ電子6832 後工程受託の老舗が、自己資本に迫る400億円規模を先端パッケージに賭ける。当たっても倍率は伸びず、割高と見る 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 イビデン4062 AI 向け基板の主役だが、今の値段は世界の AI 個数が 8 倍・シェア 4 割台維持という楽観の先まで織り込む 本質価値との差 −52.7% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 バルミューダ6612 体験を売る家電ブランドには価値が残るが、再黒字化と借入更新の不確実性に対して現在の評価は高い 本質価値との差 −53.5% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 レーザーテック6920 EUVマスク検査を世界独占する一点突破の優良企業、株価は独占の継続を前提に組まれている 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 アドバンテスト6857 HBM・AIテストの覇者だが、株価はすでに10年分の超成長を前払いしている 本質価値との差 −56.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 ルネサスエレクトロニクス6723 車載マイコン世界首位の座は競合に奪われたが、AIインフラとAltiumの組み合わせが次の10年の本質価値を決める 本質価値との差 −58.4% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ジオマテック株式会社6907 ディスプレイと半導体向けの薄膜加工。9 期の赤字から戻ったが、山谷が激しく客先も偏る。今の値段は回復の続きを織り込みすぎで、割高と見る 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 インスペック6656 AI 向けパッケージ基板の検査装置を手がける秋田の小さな装置会社。技術は本物だが、受注の山谷が深く、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 原田工業6904 車載アンテナの専業。足元の利益は戻ったが、税と金利を引くと残る利益は薄く、今の値段は回復を先取りしすぎている 本質価値との差 −64.5% · 10 年 割高(年 −2.7%) 割高 精工技研6834 AI向け光コネクタの設備特需で稼ぐ会社。ただ利益の多くは山の上で、今の値段は先を織り込みすぎだ 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 リバーエレテック6666 超小型の水晶部品の専業。新製品に夢はあるが、12年の大半が赤字で借金も重い。今の値段は会社の計画の達成をほぼ織り込む 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ザインエレクトロニクス6769 高速伝送チップの小さな設計会社。現金は厚いが本業は赤字が続き、時価総額は現金を上回る分だけ割高に見える 本質価値との差 −66.7% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 岡谷電機産業6926 ノイズ対策部品の老舗だが2期続けて17億円の営業赤字。立て直しても資本コストに届く稼ぎは見えず、今の値段は高い 本質価値との差 −66.8% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 パワーエックス485A 国産蓄電システムの受注力は確かだが、輸入電池への依存と資本効率の不確実性に比べ、現在の株価には安全域がない 本質価値との差 −68.7% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 ユー・エム・シー・エレクトロニクス6615 1,000 億円を作って利益は 1% 台。重い借入と優先株の下で、普通株の取り分は薄く割高だ 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 アスタリスク6522 RFIDによる省人化には成長余地があるが、赤字の長期化と希薄化を考えると、現在の時価総額には十分な安全域がない 本質価値との差 −69.6% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 オキサイド6521 主力の結晶は堅調でも、赤字と借入が重く、今の時価総額は黒字化の先まで織り込む 本質価値との差 −70.0% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 多摩川ホールディングス6838 高周波部品と売電の小さな会社。足元の増益は評価益が大半で、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高いとみる 本質価値との差 −72.5% · 10 年 割高(年 −5.0%) 割高 トラース・オン・プロダクト6696 CELDISの導入実績と現場DXには伸びしろがあるが、赤字の長さと希薄化を考えると、現在の時価総額に見合う利益の再現性はまだない 本質価値との差 −75.4% · 10 年 割高(年 −5.9%) 割高 オプトエレクトロニクス6664 小さなバーコード読み取り機の老舗。エイサーの傘下で出直すが、赤字が続き稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −5.5%) 割高 トミタ電機6898 鳥取のフェライトコアの小さな会社。現金と土地は厚いが本業は10年余り赤字がちで、今の値段は稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −84.2% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 QDレーザ6613 量子ドットレーザは本物の技術だが、売上14億円の会社に800億円超の値は、まだ来ない成功を先に払いすぎている 本質価値との差 −86.8% · 10 年 割高(年 −11.8%) 割高 TBグループ6775 LED 表示機と電子レジの小さなメーカー。19 期連続の営業赤字で、稼ぐ力は時価総額の裏づけにならない 本質価値との差 −87.7% · 10 年 割高(年 −9.8%) 割高 ぷらっとホーム6836 Linuxの小型サーバーで細く稼ぐ老舗。18期続いた赤字をやっと抜けた段階で、今の時価総額は利益の200倍を超える 本質価値との差 −88.5% · 10 年 割高(年 −13.3%) 割高 ジャパンディスプレイ6740 12 期連続赤字の中小型パネル会社。いちごの新株予約権で株数が約 1.7 倍に増え、10 年後に既存株主へ残る取り分は今の時価総額に遠く届かない 本質価値との差 −93.4% · 10 年 割高(年 −14.3%) 割高 大黒屋ホールディングス6993 ブランド品の買取と質屋の老舗。ファンド傘下で再建に入ったが、10年の稼ぐ力で測ると本質価値は今の時価総額を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −93.5% · 10 年 割高(年 −16.3%) 割高 JNグループ6634 暗号資産の取引所と消耗品の卸、電子書籍を束ねた小さな持株会社。赤字と借金が重く、今の値段は事業の稼ぎでは説明できない 本質価値との差 −96.4% · 10 年 割高(年 −19.7%) 割高 ウインテスト6721 売上4億円に対し赤字12億円、資金は新株の発行頼みの半導体検査装置会社。時価総額116億円は事業の実績から大きく離れている 本質価値との差 −99.5% · 10 年 割高(年 −33.8%)

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  2. 日本アビオニクス 2026年3月期決算説明会資料・中期経営計画STEP4(2026年6月4日)
  3. 防衛省 令和8年度予算案の概要(指揮統制・情報関連機能)
  4. Grand View Research 世界の抵抗スポット溶接装置市場(2026年9月)
  5. Market Research Future 日本のサーマルカメラ市場(2026年3月)

分析日 2026-10-22