株譜
AI 銘柄分析 · 電気機器 · 試作

古野電気 6814

世界の船の目となる機器の首位級。過去最高益は造船ブームの山にあり、利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高)

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)6,057 円1,915 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)7,640 円2,415 億円差 −20.7%
10 年後から見ると やや割高 価値 6,057 円1,915 億円 · 差 −20.7% · 期待の年率 +4.0%
期待の年率リターン(10 年)+4.0%資本コスト比 −3.2 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

古野電気は、船に積む電子機器の世界的な専業メーカーだ。商船向けレーダーの世界シェアは 4 割強、漁船向けの魚群探知機は約 5 割を握る。売上の約 9 割が舶用で、その 8 割を海外で稼ぐ。

筆者の結論は「いい会社だが、今の値段は山の利益を前提にしている」だ。2026 年 2 月期の営業利益率は 11.6% と過去最高で、会社は今期の予想もさらに引き上げた。だがこの会社の利益率は、長く 2〜6% で動いてきた。変わったのは、造船所の発注が 2007 年並みの勢いで膨らみ、機器の売上が一気に厚くなったことだ。

10 年先には、造船の山は必ず過ぎる。それでも、積んだ機器の保守と更新という「売ったあとの収益」が残る。利益率は昔の 2〜3% 台には戻らないと筆者は見る。中立の筋書きは、売上 2,000 億円強、営業利益率 10% 前後だ。会社の中計の目標と同じ水準である。

ここまで認めても、値段は高い。10 年後の利益に付けられる倍率は、ROE が資本コストを少し上回るだけの会社の水準にとどまる。しかも悲観側には、中国の造船所が自国製の機器を標準採用する筋書きが現実味を持って控えている。総合の本質価値は今の時価総額を大きく下回り、割高と出た。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点ではこうなる。事業の質は良い。世界中で動く保守網と搭載実績は、簡単に崩れない。10 年後にも同じ事業が残っている確からしさは高い。

ただ、本質価値は山の利益から決めてはいけない。持ち主として手元に残る利益を考えると、造船の山で膨らんだ分は、平準に戻る前提で見るのが筋だ。筆者は、営業利益率 10% を中立の足場とする。過去のどの山よりも高いが、保守の積み上がりを認めた水準だ。

経営の資本の使い方は誠実だ。目標は低めで、還元も方針が明確だ。一方、ROE が資本コストを少し上回る程度の事業に、高い倍率は払えない。安全域を取るなら、山の利益に 15 倍を払う値段は厚みに欠ける。

持ち続けたい会社かと問われれば、イエスだ。ただ、払う値段は別の話だ。今の値段には、山が続く、または利益率が 15% に届く、という前提がすでに入っている。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、船が動くために法的に必要な機器と、その後のサービスだ。レーダー、電子海図、衛星通信、自動操舵などを造船所と船主に売る。船は 25 年ほど使われるため、機器は新造時に積み、10〜15 年ごとに換装し、その間は保守で稼ぐ。

舶用は 2026 年 2 月期の売上 1,211 億円で全体の 86% を占める。商船が約 6 割、残りが漁船とプレジャーボートと筆者は推定する(開示は舶用の合計のみ)。商船は新造船の山で売上が伸び、保守サービスも増収の一因になった。漁船向けは魚群探知機やソナーの世界首位級で、プレジャーボート向けはシェア 1 割前後、競合は 4 社と会社は説明する。米州で高機能ソナーが伸びた。

産業用は売上 158 億円と小さいが、芽がある。防衛装備品が 55 億円(前期比 22.6% 増)、カーナビや自動運転向けの高精度 GNSS を含む ITS・GNSS が 88 億円だ。一方、無線 LAN・ハンディターミナルは学校向けの需要が落ち、33 億円と低調だ。

利益は舶用に集中している。舶用のセグメント利益は 167 億円、産業用は 8 億円だ。この会社を買うことは、造船と船の更新の循環に乗ることに近い。

優良さと弱いところ

古野電気の堀、つまり他社がまねしにくい強みは、世界中の港で動くサービス網と、積んだ機器の実績にある。航海機器は条約で型式承認が要り、船員は慣れた機器を使い続けたがる。故障したら港で直せることが、船主には機器の性能と同じくらい大事だ。商船レーダーで 4 割強を握る土台がここにある。

漁船向けの魚群探知機では、超音波の技術と現場の使い込みで約 5 割を取っている。値段で勝負する市場ではなく、魚が見えるかどうかで選ばれる。

弱点は 3 つある。第一に、利益が造船の循環に左右される。2008 年 2 月期の営業利益率は 7.4% だったが、その後は 1〜2% 台まで落ち、赤字の年も 4 回ある。第二に、規模だ。売上 1,400 億円で、プレジャー市場ではガーミンなどの大手と戦う。第三に、中国の台頭だ。造船の手持ち工事量の約 7 割が中国にあり、中国の機器メーカーが自国の造船所に食い込めば、新造船の売上が細る。

資本の使い方は悪くない。自己資本比率は 63% で純現金、総還元性向 40% を方針とする。中計で ROE 10% 以上と、無理のない目標を置く点を筆者は評価する。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

今は造船の山のただ中にいる。会社によれば、新造船の発注は 2007 年とほぼ同じペースで進む。日本の手持ち工事量は 3.4 年分あり、引き渡しは 2027〜28 年度に集中する。その先の売上はすでに見えている。

問題は 2030 年以降だ。国土交通省の資料が引くクラークソンズの予測では、世界の新造船は 2030 年に 0.82 億総トン、2034 年に 0.94 億総トンと伸びる。環境規制に合わせた船の入れ替えが需要を支える。ただ、造船は過去も 3〜5 年で大きく振れており、10 年で見れば山と谷の両方を通る。

競合の構図は市場ごとに違う。商船では日本無線(JRC)、コングスベルグ、レイセオン(RTX)がいる。プレジャーはガーミン、ナビコ(ブランズウィック傘下)、レイマリン(テレダイン・フリア傘下)が競る。漁船は市場が小さく、漁業者の高齢化で数量は細る。

自動運航への動きは両刃の剣だ。機器の数は増えるが、ソフトを握る相手に主導権を取られる恐れもある。

防衛は国の予算で伸びる。音響と GNSS の技術が生き、数量は 10 年で 2 倍近くになりうる。

資本政策と M&A

還元は総還元性向 40% が基本方針だ。2026 年 10 月には業績の上方修正と同時に、年間配当を大きく引き上げた。自己株式の取得も検討するとしている。

中計は 3 年を投資フェーズと位置づけ、保守網の拡充や防衛、新製品に資金を回す。純現金は時価総額の 4% ほどと小さく、余った現金を分けて評価する場面ではない。

筆頭株主は古野興産(13.3%)、次いで信託銀行の口座(9.2%)、第一生命(3.2%)だ。大きな買収の実績は目立たない。TOB や再編の可能性は、kabufu の計算では 10 年以内に 17% ほどと出る。政策保有株の規模は、今回の調べでは確かめられていない。

還元しても、利益が山を越えれば自己資本は積み上がる。10 年の中立で ROE は 9% 前後にとどまる。会社は ROE 10% 以上を目標とするが、資本の溜まり方によっては自己株買いの上積みが要る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

中計の 2028 年度目標は、すでに低すぎると見られている。2030 年に向けた成長ストーリーでは、売上 1,800 億円、営業利益率 15% 以上、ROE 15% 以上を掲げた。会社が前の目標を 6 年早く達成した実績を踏まえれば、新しい目標も前倒しになりうる。

商船は強い。新造船の発注は 2007 年並みで、日本の手持ち工事量は 3.4 年分ある。新造で積んだ機器は 10 年後の換装需要になり、保守で稼ぐ循環に入る。今期の予想では、部品価格の上昇を増収で吸収できる見通しを示した。

産業用の底上げも見逃せない。防衛装備品は前期 22.6% 増で、第 2 四半期累計の産業用の利益は約 4.4 倍になった。ここが伸びれば、利益率は舶用の景気に頼らず厚くなる。

さらに、自動運航は機器の数と単価を押し上げる。レーダーと電子海図を握る会社は、ソフトの更新収益を取れる。この見方に立てば、10 年後に利益率 15% 近くを保ち、倍率も 14 倍台が正当化される。

慎重な見方

利益率の高さは山のものだ。2008 年 2 月期の 7.4% から 2 年後には 1% 台まで落ちた。会社は今期、為替を足元より円安の水準で見ているが、円が戻れば利益が削られる。輸出が 8 割の会社にとって、為替は事業の質を映した数字ではない。

造船の山は 2030 年前後に過ぎる。その後の新造は減り、換装も船主が先送りする。保守は積み上がるが、新造の売上が落ちる分を埋めるには時間がかかる。

最大の不安は中国だ。造船の手持ち工事量の約 7 割が中国にある。中国の造船所は自国の機器を標準にする力があり、いったん標準が変われば、換装でもシェアを失いかねない。価格が下がれば、利益率は 5% 台に戻る。

プレジャーは軟調で、米国の関税と大手の値下げにさらされる。防衛は伸びるが、売上は 55 億円と小さい。無線 LAN は縮んでいる。この見方に立てば、今の値段は山の利益に 15 倍を払っているにすぎない。

どちらに重みを置いたか

強いのは慎重な見方だ。事業の質は否定しないが、10 年後の利益に付く倍率は ROE と資本コストの差で決まり、その差が小さい。そこへ造船の循環と中国という 2 つの下振れが重なる。確率は悲観側にやや寄せ、やや悲観と悲観を合わせて 4 割とした。楽観は、会社の目標が前倒しになる筋書きとして 1 割弱に置いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/02 期)

確率で加重した株価時価総額 9,284 円2,935 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 2,053 円649 億円)。 今の値に割り戻すと 6,057 円1,915 億円、今との差 −20.7%、 期待の年率 +4.0%(資本コスト 7.2%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 22,158 円7,005 億円 3,559 円1,125 億円 +236.6% +12.9% 2,057 円650 億円
やや楽観 17% 15,201 円4,805 億円 2,724 円861 億円 +134.6% +8.9% 3,047 円963 億円
中立 35% 10,974 円3,469 億円 2,088 円660 億円 +71.0% +5.5% 4,572 円1,445 億円
やや悲観 27% 3,659 円1,157 億円 1,518 円480 億円 −32.2% −3.8% 1,398 円442 億円
悲観 13% 751 円238 億円 1,265 円400 億円 −73.6% −12.5% 262 円83 億円
加重平均100% 9,284 円2,935 億円2,053 円649 億円 +48.4% +4.0% 11,336 円3,584 億円

今の株価時価総額 7,640 円2,415 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 8% 造船の好況が長引き、サービス収益が二割増しで積み上がる 利益 327 億円 · PER 20.2 倍 · 株価時価総額 22,158 円7,005 億円

造船の好況が想定より長く続き、新造船の引き渡しが 2030 年代前半まで高い水準にとどまる。古野は新造で積んだ機器を換装とサービスにつなぎ、商船の装備シェアを 3 割から 3 割 3 分へ伸ばす。

保守が収益の厚みを作り、商船の営業利益率は 19% に届く。漁船・プレジャーでは米州の高機能ソナーが伸び、利益率は 12% になる。

産業用は防衛装備品と高精度 GNSS が柱になり、売上は今の 2 倍を超える。全社の営業利益率は 14〜15% で、会社が掲げる 2030 年の目標に近い。

この筋書きでは、会社は自己株買いを積極的に進める。ROE は 14% 台になり、倍率も高い水準が正当化される。それでも確率は 1 割に届かない。10 年先まで山の利益率が続く前提が、ここまで多くを求めるからだ。

  • 商船向け(新造・換装・保守):数量 6.4(古野の機器が載る世界の商船船腹(億総トン、実質)=世界の船腹 16 億総トン × 装備シェア 30%)× 価格 205(船腹 1 億総トンあたりの売上(億円。機器の値段と保守の単価の名目の指数))→ 売上 1,320 億円・営業利益 251 億円。換装とサービスの比率が高まり、装備シェアも 3 割から 3 割 3 分へ
  • 漁船・プレジャーボート向け:数量 3.9(世界の漁船・プレジャー向け電子機器市場(億ドル、実質)× 古野シェア(約 14%))× 価格 1.38(名目の価格指数(今を 1.0。1 億ドル相当あたり 150 億円換算))→ 売上 811 億円・営業利益 97 億円。米州のソナー需要を捉え、漁船でも更新が進む
  • 産業用・その他(防衛・ITS/GNSS・無線LAN):数量 2.1(国内外の防衛・GNSS 向け実質発注規模(億ドル)× 古野シェア(約 9%))× 価格 1.40(名目の価格指数(今を 1.0。1 億ドル相当あたり 150 億円換算))→ 売上 441 億円・営業利益 57 億円。防衛装備品と高精度 GNSS が柱に育つ

倍率:事業の純利益 327 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 18.5% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.9%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 20.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 20.2 倍。全体の PER 20.24 倍、時価総額 6,618 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:楽観は 1 割未満。山の利益率が 10 年続き、さらに 15% に届く必要があり、過去の実績からは遠い。

やや楽観 17% 中計の 2028 年度目標を超え、収益性が一段上がる 利益 234 億円 · PER 18.8 倍 · 株価時価総額 15,201 円4,805 億円

造船の山が過ぎても、商船の保守と換装が下支えし、売上は今の 1.6 倍の 2,300 億円近くまで伸びる。中計の 2028 年度目標(売上 1,500 億円・営業利益率 10%)を、10 年かけて超えていく姿だ。

商船の利益率は 16%、漁船・プレジャーは 10% に上がる。プレジャーでは戦略製品が当たり、赤字の無線 LAN は整理される。防衛が伸びて産業用の利益率も 10% に乗る。

営業利益率は 12% で、過去のどの山より高い。それでも会社の 2030 年目標(15%)には届かない。保守という積み上がる収益が、利益率の下値を支える。

ROE は 11% 台。資本コストを 3 ポイントほど上回る良い会社として評価される。

  • 商船向け(新造・換装・保守):数量 5.8(古野の機器が載る世界の商船船腹(億総トン、実質)=世界の船腹 16 億総トン × 装備シェア 30%)× 価格 201(船腹 1 億総トンあたりの売上(億円。機器の値段と保守の単価の名目の指数))→ 売上 1,160 億円・営業利益 186 億円。換装の取り込みとサービスの拡大
  • 漁船・プレジャーボート向け:数量 3.7(世界の漁船・プレジャー向け電子機器市場(億ドル、実質)× 古野シェア(約 14%))× 価格 1.34(名目の価格指数(今を 1.0。1 億ドル相当あたり 150 億円換算))→ 売上 736 億円・営業利益 74 億円。プレジャーの戦略製品が当たる
  • 産業用・その他(防衛・ITS/GNSS・無線LAN):数量 1.9(国内外の防衛・GNSS 向け実質発注規模(億ドル)× 古野シェア(約 9%))× 価格 1.36(名目の価格指数(今を 1.0。1 億ドル相当あたり 150 億円換算))→ 売上 377 億円・営業利益 38 億円。防衛が伸び、赤字の無線 LAN を整理

倍率:事業の純利益 234 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 14.7% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.0%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.8 倍。全体の PER 18.82 倍、時価総額 4,404 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の目標前倒しの実績と、保守という積み上がる収益を認め、2 割弱を置いた。

中立 35% 山を越えたあと、高めの利益率を保つ 利益 173 億円 · PER 17.7 倍 · 株価時価総額 10,974 円3,469 億円

造船の山は 2030 年前後に過ぎ、新造船の引き渡しは平準に戻る。商船の数量は今より 1 割弱増え、保守と換装がそれを支える。売上は名目で年 4% ほど伸び、10 年後に 2,000 億円強になる。

営業利益率は 10% 前後。今の 11.6% より低いが、2023 年 2 月期までの 2〜6% よりはずっと高い。商船は 14%、漁船・プレジャーは 8%、産業用は 7% で、この利益率が保てるのは、サービスの比率が上がるからだ。

漁船は漁業者の高齢化で細り、プレジャーが穴を埋める。防衛は予算の拡大で 2 倍近くになる。無線 LAN は伸びない。

ROE は 9% 前後で資本コストを 1 ポイントほど上回るだけだ。事業の質は良いが、倍率が高くなる水準ではない。

  • 商船向け(新造・換装・保守):数量 5.2(古野の機器が載る世界の商船船腹(億総トン、実質)=世界の船腹 16 億総トン × 装備シェア 30%)× 価格 201(船腹 1 億総トンあたりの売上(億円。機器の値段と保守の単価の名目の指数))→ 売上 1,037 億円・営業利益 145 億円。新造船の山が過ぎて数量は平準へ。保守が下支え
  • 漁船・プレジャーボート向け:数量 3.4(世界の漁船・プレジャー向け電子機器市場(億ドル、実質)× 古野シェア(約 14%))× 価格 1.34(名目の価格指数(今を 1.0。1 億ドル相当あたり 150 億円換算))→ 売上 683 億円・営業利益 55 億円。漁船は細り、プレジャーが補う
  • 産業用・その他(防衛・ITS/GNSS・無線LAN):数量 1.6(国内外の防衛・GNSS 向け実質発注規模(億ドル)× 古野シェア(約 9%))× 価格 1.34(名目の価格指数(今を 1.0。1 億ドル相当あたり 150 億円換算))→ 売上 322 億円・営業利益 23 億円。防衛は伸びるが、無線 LAN は伸びない

倍率:事業の純利益 173 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.4% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.8%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.7 倍。全体の PER 17.66 倍、時価総額 3,055 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:山を越えたあとも、営業利益率 10% を保つ筋書きに最も重みを置いた。

やや悲観 27% 造船の谷で売上が縮み、中国勢にシェアを削られる 利益 83 億円 · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 3,659 円1,157 億円

造船が谷に入り、新造の引き渡しが落ち込む。同時に、中国の舶用機器メーカーが低価格で食い込み、古野の装備シェアは 3 割から 2 割 9 分に下がる。商船の数量は今の 1 割近く減る。

商船の営業利益率は 9% まで下がる。値下げ圧力を、保守では吸収しきれない。プレジャーでは米国の関税と競合の値下げで利益率が 5% に落ちる。防衛は残るが、利益率は薄い。

全社の営業利益率は 6%。会社は今の目標に届かないまま、過去の山よりやや高いだけの水準に戻る。ROE は 5% 台で資本コストを下回り、ためた利益は額面より低く評価される。

こうした景気循環の谷は、過去 20 年で 4 回の赤字を含めて何度もあった。10 年で 1 回は訪れると見るのが自然だ。

  • 商船向け(新造・換装・保守):数量 4.4(古野の機器が載る世界の商船船腹(億総トン、実質)=世界の船腹 16 億総トン × 装備シェア 30%)× 価格 191(船腹 1 億総トンあたりの売上(億円。機器の値段と保守の単価の名目の指数))→ 売上 846 億円・営業利益 76 億円。新造船が谷に入り、中国の舶用機器が低価格で食い込む
  • 漁船・プレジャーボート向け:数量 3.1(世界の漁船・プレジャー向け電子機器市場(億ドル、実質)× 古野シェア(約 14%))× 価格 1.30(名目の価格指数(今を 1.0。1 億ドル相当あたり 150 億円換算))→ 売上 606 億円・営業利益 30 億円。プレジャーで米国の関税と競合の値下げ
  • 産業用・その他(防衛・ITS/GNSS・無線LAN):数量 1.4(国内外の防衛・GNSS 向け実質発注規模(億ドル)× 古野シェア(約 9%))× 価格 1.30(名目の価格指数(今を 1.0。1 億ドル相当あたり 150 億円換算))→ 売上 263 億円・営業利益 11 億円。防衛は残るが利益率は薄い

倍率:悲観側の ROE 5.1% は資本コスト 7.25% を下回る。ためた利益は額面未満の価値なので、PER は上限 1÷k=12.5 倍よりさらに低い 10 倍とした。

確率:造船は過去も大きく振れた。10 年で谷を 1 回通る可能性と、中国の食い込みを合わせ、3 割近くに寄せた。

悲観 13% 構造的に負ける:中国の標準品が商船の機器を奪う 利益 25 億円 · PER 9.5 倍 · 株価時価総額 751 円238 億円

構造的に負ける。中国の造船所が自国製の航海機器を標準として採用し、古野は新造だけでなく換装でもシェアを失う。装備シェアは 3 割から 2 割 5 分に落ち、商船の数量は今の 3 割近く減る。

値段も下がる。中国製の標準品が基準になり、サービスの値付けも維持できない。商船の利益率は 5% まで下がる。プレジャーは大手に押され、利益率は 3%、産業用は防衛を除いて縮み、収支はゼロに近い。

全社の売上は 1,300 億円を下回り、営業利益はわずか数十億円になる。もう優良な会社ではない。配当は維持されるが、自己株買いをする余力は小さい。

稼ぐ力は小さいが、純現金は残る。それが価値の下限になる。

  • 商船向け(新造・換装・保守):数量 3.3(古野の機器が載る世界の商船船腹(億総トン、実質)=世界の船腹 16 億総トン × 装備シェア 30%)× 価格 177(船腹 1 億総トンあたりの売上(億円。機器の値段と保守の単価の名目の指数))→ 売上 584 億円・営業利益 29 億円。中国の造船所が自国製の機器を標準採用し、換装でもシェアを失う
  • 漁船・プレジャーボート向け:数量 2.6(世界の漁船・プレジャー向け電子機器市場(億ドル、実質)× 古野シェア(約 14%))× 価格 1.20(名目の価格指数(今を 1.0。1 億ドル相当あたり 150 億円換算))→ 売上 472 億円・営業利益 14 億円。プレジャーはガーミンなど大手に押される
  • 産業用・その他(防衛・ITS/GNSS・無線LAN):数量 1.1(国内外の防衛・GNSS 向け実質発注規模(億ドル)× 古野シェア(約 9%))× 価格 1.20(名目の価格指数(今を 1.0。1 億ドル相当あたり 150 億円換算))→ 売上 198 億円・営業利益 0 億円。防衛以外は縮小

倍率:悲観の純利益 25 億円は ROE 1.9% で、ためた利益は額面未満の価値しかない。やや悲観の時価総額÷純利益 10.0 倍より悲観ほど低く置くので、その約 95% の 9.5 倍(時価総額 237.5 億円)とした(稼ぐ力 純利益÷k も超えない)。自己資本の厚さや市場の倍率は根拠にしない。稼ぐ力(利益 ÷ k)に近い 12 倍を置き、純現金は別に床として足している。

確率:中国の造船が手持ち工事量の約 7 割を占め、自国機器の標準化が進む筋書きは現実的。悲観を 1 割強とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

商船向け(新造・換装・保守)

貨物船・タンカーなどの船に積むレーダー・電子海図・衛星通信・自動操舵などの航海機器と、その保守サービス。

数量古野の機器が載る世界の商船船腹(億総トン、実質)=世界の船腹 16 億総トン × 装備シェア 30%価格船腹 1 億総トンあたりの売上(億円。機器の値段と保守の単価の名目の指数)売上営業利益
今 2026/02 4.8 150 720 126
10 年後 中立 5.2 201 1,037 145

取り方:開示は舶用全体 1,211 億円だけなので、商船は舶用の約 6 割(720 億円)と推定した。世界の船腹は約 16 億総トン、レーダーの世界シェアは 4 割強、全機器の装備シェアは 3 割と置いて、装備相当の船腹 4.8 億総トンから売上を割り戻した(いずれも推定)。数量は実質(隻数と船の大きさ)、物価 3% は価格に入れる。新造船の山で今の売上は平準より厚いので、10 年後の中立では循環分 −10% を数量に入れた。商船の利益は舶用の利益 167.6 億円を商船と漁船・プレジャーに 126 億円と 41.6 億円に分けた推定。

漁船・プレジャーボート向け

漁船の魚群探知機・ソナーと、プレジャーボートの GPS プロッター・レーダー・ソナー。

数量世界の漁船・プレジャー向け電子機器市場(億ドル、実質)× 古野シェア(約 14%)価格名目の価格指数(今を 1.0。1 億ドル相当あたり 150 億円換算)売上営業利益
今 2026/02 3.3 1.00 491 42
10 年後 中立 3.4 1.34 683 55

取り方:舶用 1,211 億円のうち商船を除いた 491 億円と推定。漁船向けは 180 億円ほど(世界シェア約 5 割)、プレジャーは 310 億円ほど(シェア約 1 割)とみて、市場は合わせて約 23 億ドル(推定)、古野の取り分は 14% 前後。シェアは数量の側に置き、価格は値段の指数にした。ドル円は 150 円で固定。

産業用・その他(防衛・ITS/GNSS・無線LAN)

防衛装備品、カーナビ・自動運転向けの高精度 GNSS、無線 LAN・ハンディターミナルなど。

数量国内外の防衛・GNSS 向け実質発注規模(億ドル)× 古野シェア(約 9%)価格名目の価格指数(今を 1.0。1 億ドル相当あたり 150 億円換算)売上営業利益
今 2026/02 1.3 1.00 195 8
10 年後 中立 1.6 1.34 322 23

取り方:産業用 158 億円(ITS・GNSS 88 億円、防衛装備品 55 億円、無線 LAN 33 億円)に、舶用でも産業用でもない約 37 億円を足して 195 億円とした(連結 1,406 億円との差)。対象市場は約 14 億ドル、古野のシェアは約 9% と推定。防衛は国の予算で数量が伸びる見込みで、無線 LAN・ハンディターミナルは文教の低迷が続く。

リスクと懸念

造船の山が過ぎたあとの谷

新造船の発注は 2007 年並みで、日本の手持ち工事量は 3.4 年分ある。だが 2008 年のあと営業利益率は 1% 台まで落ち、赤字の年も 4 回ある。山が終われば、今の売上と利益は一気に薄くなりうる。保守がどこまで下支えできるかが分かれ目だ。

中国勢の台頭と標準化

造船の手持ち工事量の約 7 割は中国にある。中国の造船所が自国の航海機器を標準とすれば、新造だけでなく換装も奪われる。古野は中国市場で販売が伸びたが、その市場こそ最大の依存先でもある。

為替の戻り

2027 年 2 月期の予想は、ドルもユーロも前期より円安の前提だ。売上の 8 割が海外で、円が少し戻るだけで利益が数十億円動く。この分析はドル円を 150 円で固定しているため、会社予想より利益は薄く出る。

部品価格の上昇と調達

電子部品や半導体の価格上昇は、増収で吸収できているが、売上が伸びなくなると利益を直接削る。調達は世界の供給網に依存し、地政学の混乱が納期に響く。

プレジャーボート市場の軟化

プレジャーの世界市場は軟調で、古野のシェアは 1 割ほどだ。ガーミン、ナビコ、レイマリンが競り、米国の関税の影響も受ける。米州は前期 29% 伸びたが、持続するかは分からない。

産業用の規模が小さい

防衛装備品は伸びているが売上は 55 億円で、全体の 4%。国の予算に左右される。無線 LAN・ハンディターミナルは学校向けが落ちており、足を引っ張る。

今後の分かれ目

新造船の発注が 2030 年を前に急減する
商船の売上は大きく減り、営業利益率は 10% を割る。保守の比率が高まるまでの数年は、中立よりやや悲観に近づく。
中国の造船所が自国製の航海機器を標準にする
換装でも古野のシェアが落ち、商船の利益率が 10% 台前半から 1 桁へ下がる。悲観の筋書きに近づく。
保守・サービスの売上と利益が開示され、全社の 3 割を超える
利益の山谷が小さくなる。中立の利益率 10% は守りやすくなり、やや楽観に重みが移る。
防衛装備品が毎年 2 割以上伸び、産業用の利益率が 10% を超える
舶用の景気に頼らない利益が育つ。全社の利益率が 12% に近づき、やや楽観の筋書きに近づく。
ドル円が会社予想の前提より 2 割ほど円高に戻る
売上の 8 割が海外のため、利益は大きく削られる。この分析は 150 円固定で、そこからの下振れとして読む。

見ておくもの

  • 舶用の営業利益率と保守サービスの売上比率
  • 新造船の発注量と日本の手持ち工事量(日本船舶輸出組合)
  • 中国の造船所での古野製品の採用の動き
  • 防衛装備品と ITS・GNSS の売上の伸び
  • 自己株式の取得の発表と総還元性向
  • ドル円とユーロ円の水準

倍率と資本コストの決め方

倍率は、10 年中立の ROE 9.2%・資本コスト 7.25% から式で決めた。ROE が資本コストを少し超えるだけなので、1÷k(12.5 倍)に近い 12.7 倍になった。今の PER や同業の倍率は根拠にしていない。結果として、今の値段は中立の本質価値を大きく上回る。

会社の今期予想は今より円安を前提とするが、この分析はドル円 150 円固定で、中立の利益は円安の分を含まない。賃借(海外拠点)は小さく、数字の形は変えていない。悲観は稼ぐ力(純利益÷k)を上限に、倍率をやや悲観の約95%に置いた。過去の倍率や自己資本の厚さは根拠にしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 14.5→20.24 倍・やや楽観 PER 12.9→18.82 倍・中立 PER 12.7→17.66 倍)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +0.5% を足して k 7.25%。個別のリスク(中国、為替、関税)は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.25%。

同じ業種(電気機器)の AI 分析

割安 サンケン電気6707 本業は赤字で、価値の中心は持ち株の米アレグロ。ただ株主に届く分が読めず、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +88.4% · 10 年 割安(年 +16.0%) 割安 株式会社ミツバ7280 ホンダ向け 4 割強の車載・二輪部品メーカー。再建後の稼ぐ力に比べ、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 株式会社JVCケンウッド6632 利益の柱は北米の業務用無線の1本。車載は薄利で細る。利益で測ると本質価値は今の時価総額を上回る(3割ほどの割安) 本質価値との差 +61.4% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 テクノメディカ6678 国内シェア 9 割の採血管準備装置。純現金が時価総額の 7 割あり、還元も厚い 本質価値との差 +59.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 千代田インテグレ6915 打抜き部材の隠れた現金持ち。事業は凡庸だが、時価総額の半分は現金で、毎年それを株主に返している 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 協立電機6874 手元の現金が時価総額の半分を占める、FAと計測の中堅。稼ぎより資産で見て割安 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 大井電気6822 電力と通信の網を裏で支える横浜の機器と工事の会社。スマートメーターの波を割り引いても、今の値段は利益に比べて安い 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 小糸製作所7276 自動車ランプで世界シェア首位、強気の自社株買いは光るが、10年で測った本質価値はほぼ今の値段 本質価値との差 +50.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 愛知電機6623 AI向け基板が稼ぎ頭になった中部電力系の中堅。伸びは本物だが、基板の山と谷をどう見るかで値打ちが割れる 本質価値との差 +49.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 戸上電機製作所6643 電柱の高圧開閉器で国内首位の小さな優良メーカー。実力は堅いが、電力会社頼みの値付けが利益の天井を決める 本質価値との差 +48.5% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社メガチップス6875 SiTime株の含み益が時価総額を上回る一方、本業は任天堂一本足。10年で測ると適正圏にとどまる 本質価値との差 +47.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ズーム6694 録音機の老舗ブランドは健在。構造改革で利益が戻れば、今の値段には小さな安全域がある 本質価値との差 +46.0% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 日本セラミック6929 車載の運転支援と防犯センサで稼ぐ高収益の小粒株。利益率が過去最高で、本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +43.2% · 10 年 割安(年 +10.0%) 割安 ホシデン6804 売上の78%を任天堂に頼る請負型。特需は今期が山だが、厚い純現金が値段を支え、本質価値は今の値段並み 本質価値との差 +42.8% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 新コスモス電機6824 ガスもれを知らせる警報器の専業。北米の特需と純現金が光るが、特需の剥がれと中国勢が重く、本質価値は今の値段をわずかに上回る(適正) 本質価値との差 +41.9% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 株式会社ミマキエンジニアリング6638 看板から衣料まで刷る業務用インクジェットの専業。インクと保守が稼ぎの半分を支え、本質価値は今の値段の近くにある 本質価値との差 +40.8% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 OBARA GROUP株式会社6877 自動車の溶接とウェーハ研磨の二つのニッチ首位が稼ぐ。還元は手厚いが、10 年後の価値は今の値段を少し上回る程度 本質価値との差 +39.8% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 イノテック9880 NAND検査の小さな専業とEDA代理店の混成。本社ビル売却益を除けば、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 遠藤照明6932 店舗・オフィス向け照明で稼ぐ利益率 10% の優良メーカー。厚い現金と低い ROE で、値段はやや安いとみる 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 北陸電気工業6989 車載向け抵抗器・センサの中堅。貴金属高で利益は谷にあり、純資産の7割の値段はやや割安 本質価値との差 +34.3% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 パルステック工業6894 持ち運べる X 線応力計のニッチ会社。時価総額の 6 割が現金で、稼ぐ力は地味だが今の値段には届く。10 年で見るとやや割安 本質価値との差 +33.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 フェローテック6890 半導体の消耗部材と光通信の温調部品で稼ぎは急伸。だが投資の重さと薄い利益率が値段を縛る 本質価値との差 +32.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) やや割安 リオン6823 補聴器・粒子計測・騒音計の3本柱。半導体の波に乗る利益と、安定した現金。値段はほぼ本質価値の近辺 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 キヤノン7751 稼ぎの軸が複合機からカメラ・監視カメラ・露光装置へ移る途上のキヤノン。利益で測る本質価値は、今の時価総額を1割強上回る 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 AKIBAホールディングス6840 メモリ高で利益は山にある。堀の無い仲介の商いで、無配のまま利益をためる会社に安全域は薄い 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 かわでん6648 受注も利益も絶好調だが、250億円の新工場を抱え、今の高収益は10年続けて見込めない 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ニデック6594 会計不正と巨額減損で信用を落としたニデック。データセンター冷却と精密モーターの実力が、本質価値を決める 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 スミダコーポレーション6817 コイル専業の薄利メーカー。借金が重く、稼ぐ力は資本コストに届かない。計画どおりでも値段は妥当圏 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 ASTI株式会社6899 二輪・船外機の電装品とワイヤーハーネスを受託で作る浜松の独立系。利益率は 2% と薄く、内燃の縮みと値下げを電動化とインドが補えるか。今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 オリジン6513 電源・塗料・クラッチの小さな老舗。本業は資本コストに遠く届かず、値打ちの半分は持っている株にある 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 アルプスアルパイン6770 スマホ部品と車載を併せ持つ低採算の電子部品大手。立て直しは進み、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 アライドテレシスホールディングス6835 国内の公共向けに強い中堅ネットワーク機器メーカー。純現金は厚いが利益は山を越え、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 新電元工業6844 二輪車の電装品で稼ぐホンダ系の部品会社。利益が薄く景気で振れるため、10年後の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.7% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 エレコム6750 PC・スマホ周辺機器の国内大手。稼ぐ力は堅いが、10年で測る本質価値は今の時価総額を1割半ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 大崎電気工業6644 国内スマートメーターの取り換え期に乗る堅い会社だが、入札型の薄い利益率が壁で、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +19.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 市光工業7244 ヴァレオ傘下の自動車ランプ専業。利益率の薄さが重く、10 年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 星和電機6748 道路情報板と防爆照明で稼ぐ京都の堅実メーカー。資本をためすぎて自己資本利益率は6%台。10年で測ると今の値段はほぼ適正で、下値は固い 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 三菱電機6503 品質不正からの回復とFA・防衛特需で大きく再評価された。利益で測ると、本質価値は今の値段を1割弱下回る(適正) 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +7.5%) やや割安 アイホン6718 国内インターホンの首位。厚い純現金と薄い資本効率が綱引きし、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 シライ電子工業6658 滋賀と中国で作る汎用の基板メーカー。利益は大きく振れるが、溜まる現金の分だけやや割安 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ミネベアミツミ6479 ミニチュアベアリング世界シェア6割の堀は深いが、売上の8割は中国勢や自動車メーカーとの値下げ競争にさらされ、本質価値は今の値段を2割ほど下回る「やや割高」 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスペック6859 環境試験器で世界の2強に入る堅実な会社だが、利益率は1割前後で、10年後の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 デンヨー6517 可搬形発電機で国内首位級の堅実な会社だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、割安とは言えない 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 寺崎電気産業6637 船の電気の頭脳で世界の上位に立つ堅実な中堅。受注残は厚いが、造船の波と中国勢が利益の天井を決める 本質価値との差 +15.4% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 菊水ホールディングス6912 電源と安全試験の隠れた堅実メーカー。稼ぐ力は本物だが、世界の大手と争う小さな会社に今の値段は安全域が薄い 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 サンコー6964 車の配線部品などを作る精密プレスの小さな専業。電動化は追い風だが、顧客は 2 社に偏り、親会社が現金を握る 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 オプテックスグループ6914 防犯センサーで世界首位級の質は本物だが、IA の景気の波と倍率の薄れを見ると、10 年先の価値は今の値段を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 三相電機6518 半導体の製造装置向けのポンプで利益が戻った姫路の部品会社。伸びはあるが装置の会社に値段を握られ、ROEは資本コストに届かない 本質価値との差 +14.7% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニチコン6996 AIサーバー向けの値上げと増産で利益は戻る。ただし市況に乗る部品会社で、10年先まで高く見積もるのは危うい 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 日置電機6866 電気を測る専業の優良企業。電池とデータセンターの追い風は本物だが、利益は山に近く、10 年で見ると今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 +13.7% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 リーダー電子6867 放送局向け波形モニターの世界2位。技術は本物だが利益が薄く、強みは現金の厚さにとどまる 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社図研6947 国内首位級の設計ソフトは堅い商売だが、AIが席数課金を揺らす不安が残り、10年後の価値は今の値段の周辺にとどまる 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 アドテック プラズマ テクノロジー6668 AI投資の追い風は本物だが、顧客が偏る小さな専業の利益率は10年もたない。やや割高とみる 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスケーエレクトロニクス6677 ディスプレイ用の大型フォトマスク専業。中国勢の追い上げと重い設備投資が、割安さを削る 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 SCREENホールディングス7735 枚葉洗浄装置の首位は本物だが、中国リスクと市況の波を織り込むと、今の値段は10年の稼ぐ力を3割ほど上回る 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 東京コスモス電機6772 利益率 2 割の可変抵抗器を持つが全社は薄い。配当性向 100% の会社で、値段はほぼ中立どおり 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 日東工業6651 配電盤とキャビネットで国内首位級の堅い会社だが、利益は値上げに頼る面が大きく、10年の価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) 適正 正興電機製作所6653 九州電力が最大の客の地場の制御・受変電メーカー。足元の特需を差し引いた実力が分かれ目 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 テラプローブ6627 AI向けテストの需要は本物だが、設備の重さと親会社の支配を考えると、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 大同信号6743 鉄道の安全を守る堅い会社だが、顧客が偏り、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 横河電機6841 石油・ガス・LNGプラント向けDCS世界ビッグ6の一角。純現金で財務は健全だが、今のPER19倍はROE11%に見合わない 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 浜松ホトニクス6965 光センサーの世界的な老舗だが、いまの値段は利益の回復を何年も先取りしている 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 バッファロー6676 国内首位のネットワーク機器とストレージを持つ周辺機器会社。縮む市場の首位で、利益の山は長く続かない 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋電機6655 春日井の配電盤とエレベーター用センサーの会社。強い製品はあるが全社の稼ぎは薄く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 山一電機6941 AI半導体の検査とデータセンター配線の追い風で利益は急増。ただし山と谷の大きい部品屋で、今の値段は山の利益を織り込みすぎている 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 アズビル6845 国内ビル空調制御で七割のシェアを握るが、今の値段は十年先の高成長を映し込みすぎている 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 チノー6850 温度センサで稼ぐ堅実な計測機器メーカー。純現金は厚いが利益の伸びは物価並みで、本質価値は今の値段を2割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 ソニーグループ6758 ゲーム・音楽・映像のIPとイメージセンサーの複合体。資本コスト7.0%と名目の成長で測ると、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本航空電子工業6807 京セラが 3 分の 1 を持つコネクタ専業。利益率は 4% まで落ち、元の 7% への回復が遅れる分だけ今の値段は重い 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 株式会社ワコム6727 電子ペン技術で稼ぐ会社。スマホ大手への依存と中国勢の値下げが重く、利益で測った本質価値は今の値段をわずかに下回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 スタンレー電気6923 ホンダ頼みの車載灯火に買収も加わるが、ROE 9% 前後の稼ぐ力では今の時価総額とほぼ釣り合う水準 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 東芝テック6588 国内レジ首位でも利益が薄い小売機器・複合機の会社。10年の本質価値は今の値段をやや下回る(やや割高) 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ジーエス・ユアサ コーポレーション6674 車の電池で国内首位級、蓄電設備の伸びは本物だが、資金を食う成長が利益率を押さえ今の値段には重い 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 日本ケミコン6997 AIサーバー向けで利益は戻るが、資本コスト10%台に届く稼ぎは未知数。種類株の重みもあり本質価値は今を下回る 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 日本光電工業6849 病院の全部門に製品を納める国内の雄。海外は伸びるが利益率が低く、10年で見ると今の値段は割高に傾く 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヒロセ電機6806 精密コネクタの世界大手。車載とAI関連へ広げても、資本コストを少し超える程度のROEでは、今の利益の24倍という値段は重い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 フクダ電子6960 心電計の国内首位級で、在宅医療の継続収入と厚い純現金が強み。利益は伸びても実質では横ばいに近い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 象印マホービン7965 炊飯器ブランドと厚い純現金を持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。10年先の本質価値は今の時価総額を1〜2割下回る(やや割高) 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 TOA株式会社6809 国内の非常用放送で首位の音響会社。純現金は厚く、利益で測ると今の値段はほぼ妥当(適正)。 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 名古屋電機工業6797 道路情報板の専門メーカーで純現金も厚いが、直近の原価増で利益が崩れ、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 マブチモーター6592 ミラー用モーターで世界シェア8割超、現金は時価総額の3割。財務は鉄壁だが、物価並みにしか伸びない利益に今の値段はやや先走りだ 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヘリオス テクノ ホールディング6927 液晶パネル工場向けの印刷機と光源で稼ぐ小さな会社。時価総額の 7 割が現金だが、利益は液晶の投資しだいで、10 年の価値はやや割高とみる 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本電子6951 電子顕微鏡とマスク描画の二本柱。堀は本物だが利益の山が高く、10 年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本トリム6788 整水器の国内首位に、インドネシアの水と細胞バンクを足した会社。現金は厚いが、計画の伸びは先走りで、値段は割高 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 日本フェンオール6870 防災機器の小さな老舗で、財務は堅いが資本効率が低く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 東洋電機製造6505 鉄道車両の駆動装置で知られる老舗。利益が急に戻った直後の今、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日立製作所6501 電力インフラとLumadaの二本柱は本物だが、株価はInspire 2027の上振れをかなり先取りしている 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 TDK6762 HDDヘッド事業の売却観測とAIデータセンター需要が重なるTDK。稼ぎを電池に頼る構造は変わらず、ROE1割前後では今の値段を支えきれない 本質価値との差 −3.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ケル6919 精密コネクタの専業で、無借金・純現金は時価総額の4割。ただし利益は谷で配当が利益を上回り、10年で測るとやや割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 鈴木6785 2026/06 期は山の年とみる。増産投資の回収が見えるまで、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −3.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 日本シイエムケイ6958 車載向けビルドアップ基板で世界首位級だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 セイコーエプソン6724 大容量インクタンクで世界No.1も、プロジェクターはAnkerに押され、ROE10%の中計実現が分かれ目 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 テクノホライゾン6629 教育ICTの電子黒板とFA機器の複合メーカー。前期の利益は営業外で膨らんだ山で、値段はやや割高 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ホーチキ6745 国内二番手の火災報知専業。事業は堅いが、最高益の利益率が続く前提の値段で、安全域は薄い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 三社電機製作所6882 稼ぎ頭の電源機器と赤字のパワー半導体が同居する会社。現金は厚いが、利益は株主に届きにくい 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 京セラ6971 KDDI株と純現金で時価総額の3割弱を持つが、本業のROEは資本コストに届かず、今の値段は改善への期待を強く映している 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 松尾電機6969 車載のマイクロヒューズで高い利益率を持つが、本業のタンタルは薄利で、台湾の親会社が4割を握る。今の値段はほぼ見合っている 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 イリソ電子工業6908 車載コネクターの堅実な会社だが、品質データの不正で利益の質が傷つき、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日本信号6741 列車の安全を握る堅い会社だが、過去最高の利益率が続く前提の値段で、10年で見ると割高に傾く 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 コニカミノルタ4902 複合機の縮みを半導体向け光学部品などで埋められるかが勝負。稼ぐ力に見合う本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 三井ハイテック6966 世界首位級のモーターコアだが、稼ぐ力はまだ資本コスト並み。10 年で見ても今の値段はやや高い 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 共和電業6853 国産ひずみ計測の老舗。財務は堅いが利幅の戻りは遅く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 マクセル6810 小型電池が柱の電機メーカー。利益率は薄く、資本コストを稼ぎ切れない。本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 株式会社東光高岳6617 東京電力が親で最大の客。品質不正から立ち直る途上で、高い利益率が続くかが分かれ目 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 芝浦メカトロニクス6590 AIパッケージの波に乗る小さな装置メーカー。足元の好調は織り込み済みで、10年では割高 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 エブレン6599 装置の頭脳を収める箱と配線の板を顧客ごとに作る小さな専業。稼ぎは堅いが現金が眠り、割高とみる 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 東京エレクトロン8035 AI投資で稼ぐ力は本物だが、今の株価はすでに強気の先の先まで映している 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 アバールデータ6918 半導体装置の制御部を請け負う小さな会社。谷は抜けたが、顧客頼みで稼ぐ力に上限がある 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 株式会社エンプラス6961 AI向けバーンインソケットで稼ぐ樹脂精密部品の会社。半導体の山の利益を前提にした今の値段は、10年の稼ぐ力を上回る 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 シャープ6753 家電・PC・液晶を抱える低採算の複合体。資本コスト9.5%で測ると稼ぐ力が足りず、本質価値は今の時価総額の半分前後(割高) 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 森尾電機6647 鉄道車両の運転台と電源の機器を作る老舗。米国の地下鉄案件で利益は過去最高だが、山は数年で引く。今の値段は割高 本質価値との差 −14.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電気(NEC)6701 ITサービス一本足の富士通と違い、防衛・海底ケーブルという官需インフラの柱を持つ会社。AI実需化と防衛予算増が分かれ目 本質価値との差 −15.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 富士通6702 ハード事業の縮小を終えつつあるITサービス会社。利益で測ると、本質価値は今の値段を2割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 東亜ディーケーケー6848 水質計の老舗。厚い現金と保守収入が支えだが、稼ぐ力は細り、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カシオ計算機6952 稼ぎの大半を腕時計が担う、純現金の厚い会社。流行頼みの堀に対し、今の値段は本質価値を 3 割ほど上回る「やや割高」 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 タムラ製作所6768 データセンター向け電源部品で最高益へ向かうが、ROE は資本コストに届かず、今の値段は先の好調まで織り込んでいる 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 富士電機6504 データセンター電源とSiCの伸びは本物だが、三菱電機・日立と同じ「電力テーマの先取り」がすでに株価に乗っている 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 山洋電気6516 冷却ファンの稼ぐ力は本物だが、AI需要の山を前提にした利益は10年先では薄まる。純現金と還元の転換が価値の床を支える 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 中央製作所6846 名古屋の電源・めっき装置メーカー。資産は時価総額の2倍あるが稼ぐ力が薄く、割安とまでは言えない 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 日本電子材料6855 HBM向けプローブカードで利益が跳ねた。だが、この山が10年続くと見るには値段が先を行きすぎる 本質価値との差 −18.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 京三製作所6742 国内信号の堅い更新需要は本物だが、利益率が薄く資本コストに届かない。今の値段は計画の達成を織り込みすぎている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 アルチザネットワークス6778 携帯の基地局を試す装置と試験の受託の会社。手元の純現金は時価総額に近いが、事業の稼ぎは小さく、現金も眠ったまま。10 年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 コーセル6905 純現金は厚いが、本業は赤字。ROE 5%の電源屋に、10年の筋書きは厳しい 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 株式会社明電舎6508 電力インフラと保守の稼ぐ力は本物だが、利益が倍になっても今の値段には届かない 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ユビテック6662 飲酒運転と熱中症の対策の義務化で IoT は伸びるが、小さな規模と親子上場が価値を縛る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 株式会社ダイヘン6622 電力インフラの追い風は本物だが、稼ぐ力に比べて今の値段は先走りすぎている 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 トレックス・セミコンダクター6616 小粒の電源ICとパワー半導体の受託製造で、利益の波が深い。中計の利益率は過去の山の水準で、そのまま信じにくい 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二電機工業6654 配電盤の端子台で食べてきた堅実な小企業。現金は時価総額の 7 割に迫るが、稼ぐ力が細く、その現金が株主に戻る道も細い 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ブラザー工業6448 複合機消耗品の衰退を工作機械・産業用印刷の拡大で補う転換点の会社。ローランドDG断念の規律が本質を示す 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 エヌエフホールディングス6864 微小な信号と電源を測る・つくる専門メーカー。現金は厚いが、規模が小さく今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ソシオネクスト6526 カスタム SoC の設計請負で稼ぐファブレス。AI 向けの量産が立ち上がる前の今は、先取りしすぎた値段だ 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 指月電機製作所6994 電力機器が利益の4分の3を稼ぐ部品メーカー。稼ぐ力は資本コスト並みで、本質価値は今の値段を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 EIZO6737 医療と防衛で強いモニター専業。本業の稼ぎは細く、時価総額の半分近くを持ち株と現金が占める。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 アンリツ6754 光通信と6Gの追い風は本物だが、景気で利益が大きく振れる計測器会社に、今の値段はその好況の長続きまで織り込んでいる 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 ヨコオ6800 半導体検査の伸びは本物だが、売上の6割を占める車載が重く、今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 帝国通信工業6763 車載・カメラ向けの操作部品とセンサの会社。財務は強いがROEは4%台で資本コストに届かず、新本社への投資も重い。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 NKKスイッチズ6943 放送卓や特殊車両の押しボタンで世界に名が通るが、利益率は3%前後。現金は厚いが、帳簿の安さほどの価値はない 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 PHCホールディングス6523 血糖測定の稼ぎが細るうえ借金が重く、10年先の利益は今の値段を支えきれない。やや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 双葉電子工業6986 現金と持ち合い株が時価総額を上回るが、本業は 7 年連続の営業赤字。資産が株主に届くかが焦点 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 リコー7752 複合機消耗品の縮小を低採算のデジタルサービスで埋める転換期。ROEは資本コスト未満で、今の値段はやや先回りしすぎている 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 京写6837 片面の基板で量は世界最大級。だが値段を決められず、稼ぎは資本コストに届かない。割高 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 能美防災6744 防災の二大手で、堅い内需の優良企業。ただし最高益の利益率が続く前提の値段 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 沖電気工業6703 官公庁・金融向けの堅い事業に、縮む ATM とプリンターの重しが付く会社。利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 サクサ6675 土地を売って、貸し地代を手放し、手元に現金が積み上がった通信機器メーカー。現金の戻り方は約束された。本業の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 小野測器6858 回転と音を測る老舗だが、エンジン試験の縮みを電動車の評価で埋めきれず、資本の稼ぎは薄い 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 IDEC6652 安全スイッチに強い堅実な中堅。中計の利益率 13% は届きにくく、今の値段は先の好調を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 CGSホールディングス6633 金型用 CAD/CAM で国内 2 位。時価総額は純現金とほぼ同じだが、現金の多くは事業に張り付き、AI が席課金型の寿命を縮める。10 年の価値は今の半分ほど 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ティアック6803 高級オーディオと業務用機器のニッチ企業。足元の利益は一時の項目に支えられ、稼ぎが資本コストに届かず、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 santec Holdings株式会社6777 AI向け光通信の試験・部品で稼ぐ小さな光学メーカー。利益の質は良いが、稼ぎが好況の頂に近く、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.0%) 割高 OSGコーポレーション6757 浄水器のカートリッジ交換が稼ぎの柱。食パンと総菜の寄り道が利益を削り、配当は利益を超えて払い続けている 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 日本タングステン6998 超硬とタングステン加工の中堅。原料高の追い風は一時的で、稼ぐ力に比べて今の時価総額は重い 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 シリウスビジョン6276 印刷の検査機の再建途上、現金は厚いが稼ぐ力は薄い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 フォスター電機6794 車載スピーカ世界大手。アクティビストが入り資本効率は改善に向かうが、10年の稼ぐ力に見合う値段は今より低い 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アルバック6728 真空技術の老舗で半導体へ重心を移す途上だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、値段は回復を先取りしている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 安川電機6506 サーボ・インバータが利益の柱でロボットは薄利・中国依存、ROE7.3%に対し今のPER32倍は見合わない 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オムロン6645 制御機器の在庫調整は一巡したが、ヘルスケアは中国品との価格競争、構造改革でROEは当面一桁台にとどまる 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 アイコム6820 現金が時価総額の5割に達する無線機メーカー。事業の稼ぐ力に対して資本が厚く、利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 アクセル6730 パチンコ機向け画像LSIの小さな専業。足元は価格適正化で好調だが、市場が細り続ける。手元の現金を除くと割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス6699 点火コイルは電動化で縮む側。パワコンと空調向け電源が支えるが、借入が重く、株主の取り分はほとんど残らない 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ファナック6954 CNC・ロボット世界首位の無借金企業だが、中国系メーカーの台頭と今のPER33倍はROE8.9%に見合わない 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ウシオ電機6925 光源と露光装置の確かな技術はあるが、利益の薄い会社に AI 基板の夢まで上乗せした値段 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 AIメカテック6227 AI向け後工程装置で利益が急伸したが、頼りは少数の大口顧客の投資。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −37.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 大日光・エンジニアリング6635 カメラ大手向けの基板実装とレンズ組立の受託。利益率は2%に届かず借金も重く、割高とみる 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 シンフォニアテクノロジー6507 半導体搬送と防衛の追い風は本物だが、景気で振れる中堅メーカーに今の値段は高い 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 堀場製作所6856 半導体MFC世界シェア6割・排ガス計測8割だが、PER27倍はROE10.7%に見合わず、EV化とバイオ不振が重荷 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 日本電波工業6779 AI向け発振器で業績は急回復中だが、売上が10年停滞した薄利の水晶専業。10年の稼ぐ力に照らすと値段は先走りすぎ 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 KOA6999 抵抗器の老舗。AIと車載で利益は戻るが、10年で測る稼ぐ力は今の値段に届かない 本質価値との差 −40.4% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 電気興業6706 基地局アンテナと高周波の技術屋。稼ぐ力が弱く、棚卸資産の会計に疑義が出ている 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 太洋テクノレックス6663 曲げられる配線板の試作が本業の小さな工場。利益は薄く、資産に比べて稼ぐ力が足りない 本質価値との差 −42.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 日本マイクロニクス6871 DRAMのプローブカードで首位。だが一本足の循環株に、今の値段は先の先まで織り込みすぎだ 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 池上通信機6771 放送局のカメラと監視・医療・検査の映像機器の老舗。技術はあるが稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 シスメックス6869 血球計数で世界首位も、中国の集中購買で稼ぐ力が急低下。資本コスト7.5%で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 SMK6798 車載に軸足を移す途上のコネクタ・リモコンメーカー。利益の戻りが遅く、今の値段は高い 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ミナトホールディングス6862 産業用メモリーの加工・商社。市況が押し上げた好況の利益は続かず、10年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ダブル・スコープ6619 価値の芯は韓国の WCP の持分だけ。借金を引くと残りは薄く、赤字の本体が持分を食う 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 パナソニックホールディングス6752 家電・空調・配線・電子部品・車載電池・B2Bソリューションの複合体。構造改革は進行中で、今の値段は改革の成功をかなり先取りしている 本質価値との差 −46.2% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 KOKUSAI ELECTRIC6525 バッチALDで世界シェア7割・東京エレクトロンと二社寡占。AI需要は本物だが、今の株価は中立の10年先をもう織り込んでいる 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キーエンス6861 無借金・直販の圧倒的な収益力は本物だが、中国依存と高い倍率の持続力が10年後の本質価値を左右する 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 大真空6962 水晶の世界大手だが、薄い利益に重い借金。新型のArkhが実を結ぶまで、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 日清紡ホールディングス3105 日清紡HDは無線・通信が稼ぎ頭の会社に変わりつつあるが、稼ぐ力の弱さと不動産の先細りが10年の価値を押し下げる 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 村田製作所6981 MLCC世界シェア4割、AIサーバー・車載電動化が追い風だが、ROE1割強の本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 サン電子6736 利益の大半は米上場Cellebrite株の持分から来る。10年後を利益で測ると、本質価値は今の時価総額を半分ほど下回る(割高) 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社シキノハイテック6614 半導体の検査装置と LSI 設計受託の小さな会社。利益が出ていない今の値段は、先の成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ヤーマン6630 美顔器のヒットで膨らみ、中国の規制でしぼんだ会社。現金は厚いが、計画の回復は先走りで、値段は割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 レーザーテック6920 EUVマスク検査を世界独占する一点突破の優良企業、株価は独占の継続を前提に組まれている 本質価値との差 −50.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 湖北工業6524 海底ケーブル用光部品と電解コンデンサ用リード端子で世界首位。事業は強いが、今の値段は好況の利益が続く前提で、本質価値の2倍を大きく超える 本質価値との差 −51.2% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 アドバンテスト6857 HBM・AIテストの覇者だが、株価はすでに10年分の超成長を前払いしている 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 −1.1%) 割高 太陽誘電6976 コンデンサ世界3位。AIサーバー需要で株価は1年で8倍になったが、利益率とROEの低さを映すと、今の値段は積みすぎ 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 アオイ電子6832 後工程受託の老舗が、自己資本に迫る400億円規模を先端パッケージに賭ける。当たっても倍率は伸びず、割高と見る 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 メイコー6787 車載基板の首位級が AI・衛星向けに 2,100 億円を投じる賭け。成長は本物だが、借金と循環を負った値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 ローム6963 SiC減損からの復活途上。EV減速と中国の値下げの中で東芝・三菱電機との連合がもうひとつの本質価値を左右する 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 FDK6955 富士通から台湾の SILITECH へ親会社が替わった電池メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、10年では割高と見る 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 イビデン4062 AI 向け基板の主役だが、今の値段は世界の AI 個数が 8 倍・シェア 4 割台維持という楽観の先まで織り込む 本質価値との差 −55.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 精工技研6834 AI向け光コネクタの設備特需で稼ぐ会社。ただ利益の多くは山の上で、今の値段は先を織り込みすぎだ 本質価値との差 −58.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ユー・エム・シー・エレクトロニクス6615 1,000 億円を作って利益は 1% 台。重い借入と優先株の下で、普通株の取り分は薄く割高だ 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −0.6%) 割高 ルネサスエレクトロニクス6723 車載マイコン世界首位の座は競合に奪われたが、AIインフラとAltiumの組み合わせが次の10年の本質価値を決める 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ジオマテック株式会社6907 ディスプレイと半導体向けの薄膜加工。9 期の赤字から戻ったが、山谷が激しく客先も偏る。今の値段は回復の続きを織り込みすぎで、割高と見る 本質価値との差 −64.1% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ザインエレクトロニクス6769 高速伝送チップの小さな設計会社。現金は厚いが本業は赤字が続き、時価総額は現金を上回る分だけ割高に見える 本質価値との差 −66.9% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 リバーエレテック6666 超小型の水晶部品の専業。新製品に夢はあるが、12年の大半が赤字で借金も重い。今の値段は会社の計画の達成をほぼ織り込む 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 岡谷電機産業6926 ノイズ対策部品の老舗だが2期続けて17億円の営業赤字。立て直しても資本コストに届く稼ぎは見えず、今の値段は高い 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 原田工業6904 車載アンテナの専業。足元の利益は戻ったが、税と金利を引くと残る利益は薄く、今の値段は回復を先取りしすぎている 本質価値との差 −67.8% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 インスペック6656 AI 向けパッケージ基板の検査装置を手がける秋田の小さな装置会社。技術は本物だが、受注の山谷が深く、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 多摩川ホールディングス6838 高周波部品と売電の小さな会社。足元の増益は評価益が大半で、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高いとみる 本質価値との差 −73.8% · 10 年 割高(年 −5.1%) 割高 オプトエレクトロニクス6664 小さなバーコード読み取り機の老舗。エイサーの傘下で出直すが、赤字が続き稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 トミタ電機6898 鳥取のフェライトコアの小さな会社。現金と土地は厚いが本業は10年余り赤字がちで、今の値段は稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −82.6% · 10 年 割高(年 −8.9%) 割高 QDレーザ6613 量子ドットレーザは本物の技術だが、売上14億円の会社に800億円超の値は、まだ来ない成功を先に払いすぎている 本質価値との差 −84.6% · 10 年 割高(年 −10.3%) 割高 ぷらっとホーム6836 Linuxの小型サーバーで細く稼ぐ老舗。18期続いた赤字をやっと抜けた段階で、今の時価総額は利益の200倍を超える 本質価値との差 −87.9% · 10 年 割高(年 −12.6%) 割高 TBグループ6775 LED 表示機と電子レジの小さなメーカー。19 期連続の営業赤字で、稼ぐ力は時価総額の裏づけにならない 本質価値との差 −89.0% · 10 年 割高(年 −10.7%) 割高 ジャパンディスプレイ6740 12 期連続赤字の中小型パネル会社。いちごの新株予約権で株数が約 1.7 倍に増え、10 年後に既存株主へ残る取り分は今の時価総額に遠く届かない 本質価値との差 −93.2% · 10 年 割高(年 −15.2%) 割高 大黒屋ホールディングス6993 ブランド品の買取と質屋の老舗。ファンド傘下で再建に入ったが、10年の稼ぐ力で測ると本質価値は今の時価総額を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −93.6% · 10 年 割高(年 −16.2%) 割高 JNグループ6634 暗号資産の取引所と消耗品の卸、電子書籍を束ねた小さな持株会社。赤字と借金が重く、今の値段は事業の稼ぎでは説明できない 本質価値との差 −96.3% · 10 年 割高(年 −19.5%) 割高 ウインテスト6721 売上4億円に対し赤字12億円、資金は新株の発行頼みの半導体検査装置会社。時価総額116億円は事業の実績から大きく離れている 本質価値との差 −99.6% · 10 年 割高(年 −36.4%)

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読んだ資料

  1. 新中計 28年度の売上高目標は1500億円(海事プレス)
  2. 古野電気 決算説明会(ログミーファイナンス)
  3. 古野電気 通期業績上方修正と2030年に向けた目標(財経新聞)

分析日 2026-10-18