株譜
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象印マホービン 7965

炊飯器ブランドと厚い純現金を持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。10年先の本質価値は今の時価総額を1〜2割下回る(やや割高)

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,487 円944 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,474 円936 億円差 +0.9%
10 年後から見ると 適正 価値 1,487 円944 億円 · 差 +0.9% · 期待の年率 +6.1%
期待の年率リターン(10 年)+6.1%資本コスト比 −0.9 pt
推定の資本コスト7.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

象印マホービンは、炊飯ジャーを軸にした家庭用品の老舗だ。売上の約半分が炊飯ジャーで、国内ではトップブランドの座を保っている。

筆者の結論は「やや割高」だ。事業は堅い。だが稼ぐ力が資本コストとほぼ同じで、10年先の価値は今の時価総額に届かない。

足もとは好調だ。高級炊飯器の炎舞炊きが効き、2025年11月期の営業利益は74億円と前の期より25%増えた。ただ国内の炊飯器は、台数が8年で約2割減った成熟市場だ。海外は中国の不振が続く。2028年に営業利益90億円という会社の目標も、販管費の増加を考えれば楽ではない。

資産面の強みは、時価総額の3割にあたる純現金296億円だ。ただし3年で150億円の研究開発棟を建てる計画があり、全額が株主に戻るわけではない。創業家が約3割を持ち、過去の株主提案はすべて退けてきた。

中立の見立てでは、10年で売上が約4割増え、営業利益率は8%台、ROEは7%台後半になる。物価に乗って利益は増えるが、新たに投じるお金の稼ぎは資本コストをわずかに上回る程度だ。価値を大きく増やす会社ではない。民生電機の中では値動きの小さい堅実な会社で、ソニーのようなコンテンツやセンサーの伸びも、パナソニックのような電池の波もない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、象印はいい商品を持つ、普通の資本効率の会社だ。

堀は炊飯器のブランドにある。国内で高いシェアを持ち、高級機で値上げを通す力もある。ただ、堀を広げる方向の成長は見えにくい。国内は人口減で台数が減り、海外は中国の失速で足踏みした。10年後も事業は残るが、今より強いとは言い切れない。

株主が自由に使える利益は、営業利益より小さく見るべきだ。研究開発棟に150億円を投じ、設備の更新が続く。純利益のうち現金の運用益も含まれる。

資本の使い方は評価が割れる。無理な買収をしないのは良い。一方、純現金は時価総額の3割で、自己株式は発行済みの1割強にとどまる。株主に戻す速度は遅い。創業家が3割を持つため、ほかの株主の声は通りにくい。財務の堅さと引き換えに、資本の効率が犠牲になっている。

安全域は薄い。中立の筋書きでも、10年後の価値は今の時価総額を1割強下回る。本質価値より高い値段で持てば、10年の年率は資本コストに届かない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は国内の炊飯ジャーだ。2025年11月期の売上911億円のうち、炊飯ジャーが426億円と約半分を占める。内訳は国内298億円、海外128億円。炎舞炊きのような高級機で、1台あたりの単価を引き上げてきた。

残りは三つに分かれる。一つは、オーブンレンジ、加湿器、電気ポット、ホットプレートなどの調理・生活家電。二つめは、社名の由来である魔法瓶の流れをくむステンレスボトルで、国内と海外を合わせて160億円ほどだ。三つめは飲食事業で、「食堂」「弁当」「おにぎり」の3ブランドを持つ。売上は6億円で、通期の黒字化は達成したが、利益への貢献はまだ小さい。炊飯ジャーは機種ごとに価格帯が分かれ、上位機の比率が上がるほど1台あたりの利益が大きくなる。海外では、台湾でオーブンレンジが好調で、新しい収益源に育ち始めた。

地域別では、国内が614億円、海外が297億円。海外比率は3割強で、北米、台湾、中国が三本柱だ。営業利益は国内40億円に対し、海外が33億円。売上の3分の1で、利益の4割強を稼ぐ。利益率は海外の方が高い。

利益率を左右するのは、原材料と為替を値上げでどこまで吸収できるかだ。2026年11月期の会社予想は営業利益66億円と減益だが、第3四半期までの累計は5%増えている。会社予想は保守的に見える。

優良さと弱いところ

堀は、国内の炊飯器ブランドの力と、ごはんの味に絞った技術の積み重ねにある。会社は国内の炊飯ジャーの金額シェアが高水準だと説明する。ネット通販の売れ筋集計では、象印が4割強、タイガー魔法瓶が2割弱、パナソニックが1割ほどだ。これは人気順で、出荷統計ではない。

強みは、値上げを通せることだ。高級機は単価が高く、売れるほど利益率が上がり、価格競争に巻き込まれにくい。2026年11月期の第1四半期は、粗利率が32.6%から35.2%に上がった。

弱みは三つある。一つは、国内の台数が減り続けること。2016年度の575万台から2024年度の447万台へ、8年で約2割減った。二つめは、競合が高級機で追ってくること。タイガーは土鍋炊きを前面に出して順位を上げた。三つめは、利益率の低さだ。営業利益率は過去12年で5.7%から13.6%、中央は7%台にとどまる。

資本効率も課題だ。ROEは過去10年の中央値が6.2%で、資本コストを下回ってきた。厚い純現金が自己資本を膨らませている。経営は堅実で、無理な買収をしない。その分、資本を使い切る力は弱い。バリュー投資家の目では、いい商品を持つ、普通の資本効率の会社だ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の炊飯器は、台数が減り、単価が上がる市場だ。日本電機工業会の統計では、2025年のジャー炊飯器の出荷は450万台。5年連続で前年を割った。それでも金額は1,100億円規模を保つ。買い替えるなら上位機を選ぶ人が増えたからだ。

世帯数の減少が続くため、台数の先行きは細る。高級機への移行は、いつまでも続く動きではない。炎舞炊きは国内の累計が100万台を超え、買い替え需要の一部を先取りした面がある。会社も2028年の国内炊飯ジャーを296億円と、今の298億円とほぼ同じに置く。

海外は日本食の広がりが追い風だ。海外の日本食レストランは2021年から2023年に、アジアで21%、北中南米で11%増えた。会社は東南アジア、韓国、欧州を重点地域にする。一方、中国は個人消費の低迷が長引き、売上が大きく減った。米国では関税が収益性を圧迫する。

競合は国内がタイガー魔法瓶、パナソニック、三菱電機など。海外は現地の家電メーカーが低価格帯で攻める。国内の電子レンジは競争が激しく、ステンレスボトルも国内外で伸び悩んだ。オーブンレンジは新しい30リットル機を投入し、会社は2028年に国内70億円まで伸ばす計画だ。

原材料は、中東情勢によるナフサなどの高騰が重しになる。会社は冷却技術などの新しい用途を探すが、収益の柱になるには時間がかかる。この領域は、成熟した家電にブランドの力で単価を足す構図だ。

資本政策と M&A

資本政策は、守りから少し攻めに動き始めた段階だ。2026年11月期の配当総額は30億円ほどで、連結配当性向50%以上を目安にする。前の期は特別配当も出した。自己株式も取得し、2025年には立会外の買付けを行った。自己株式は発行済み株式の12.5%にのぼる。

中期経営計画の資金計画は、3年で営業キャッシュフロー275億円に借入100億円を加える。使い道は、研究開発棟の更新150億円、既存事業への投資100億円、成長投資30億円。株主還元は90億円以上だ。還元は利益の半分程度で、厚い現金を大きく減らす設計ではない。

株主は創業家の色が濃い。筆頭は海外の保管機関名義の16%で、社長の市川典男氏が8.5%、創業家の資産管理会社と親族、財団を合わせると約3割になる。2020年から2023年に、中国の家電会社ギャランツの創業家と、投資ファンドのリム・ジャパンが、社外取締役の選任、買収防衛策の廃止、政策保有株の売却、増配を求めた。株主提案はすべて否決された。圧力で資本政策が動いた面はあるが、水準はまだ小さい。

M&Aに大型の案件はない。2025年に韓国で販売子会社をつくり、香港で販売会社を取得した。買われる側としては、創業家の持ち分が大きく簡単ではない。ただ現金が厚く規模が小さいため、外部の資本が動く可能性は消えない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

炎舞炊きが示したのは、象印がまだ値上げを通せるということだ。国内の炊飯ジャーは台数が減っても高級機の単価が伸び、2025年11月期は国内の営業利益が20億円から40億円へ倍増した。2026年11月期の第1四半期は粗利率が2.6ポイント上がり、営業利益は28%増えた。炎舞炊きの国内累計は100万台を超え、高級機の層は厚くなった。この流れが続けば、会社が掲げる2028年の営業利益90億円は届く。

海外には伸びしろがある。北米と台湾は伸び、中国は落ちたが、東南アジア、韓国、欧州はまだ小さい。日本食レストランは海外で増え続けており、炊飯ジャーは「おいしいごはん」を求める需要に直結する。台湾ではオーブンレンジも好調で、炊飯ジャー以外の柱が育ち始めている。会社は海外の炊飯ジャーを2028年に145億円と、今より13%増やす計画だ。

財務は盤石だ。純現金296億円は時価総額の3割にあたり、不況でも配当は崩れない。株主提案の圧力で、還元の姿勢も強まった。10年で売上が3割増え、営業利益率が10%台に乗れば、ROEは10%近くまで上がり、資本コストを超える。しかも現金が厚く規模が小さいので、買収の対象になれば上振れの余地もある。

慎重な見方

炎舞炊きの好調は、買い替え需要を前倒しした面が強い。国内の炊飯器は2016年度の575万台から2024年度の447万台に減り、世帯数の減少でこの先も縮む。会社自身が2028年の国内炊飯ジャーを今とほぼ同じ296億円と置いているのが、市場の天井を物語る。

利益の質にも不安がある。2026年11月期の会社予想は営業利益66億円と11%の減益だ。第3四半期の6〜8月期は営業利益が7%減り、中東情勢による原材料高も重なる。2028年の90億円を目指す計画は、粗利率の改善で21億円を見込む一方、販管費の増加が35億円と大きい。達成は楽ではない。オーブンレンジも国内で競争が激しく、利益を出すのは容易でない。

海外は中国で不振が続き、台湾のステンレスマグも落ちた。海外の営業利益は2024年の39億円から33億円へ減った。米国の関税という逆風もある。

そもそも資本効率が低い。ROEは10年の中央値が6%台で、資本コストを下回る。純現金は自己資本を膨らませるだけで、研究開発棟に150億円を使えば稼ぎはさらに薄まる。創業家が株を握り、2023年までの株主提案はすべて退けられた。ためた現金が株主に戻る保証はない。

どちらに重みを置いたか

炊飯器ブランドの強さと現金の厚みは本物だ。ただ、稼ぐ力が資本コストの内側にある点は、強気の見方でも崩せない。事業は残るが、10年で価値が大きく増える会社には見えない。

強気の見方が前提にする、海外の伸びと高級機の定着は、やや楽観までの確率にとどめた。国内の台数減と中国の不振はすでに数字に出ており、慎重な見方の足もとの強さを認めて、確率を悲観側へ寄せた。

悲観にも1割を置く。国内の人口減に、中国・韓国勢の低価格攻勢が重なる負け方は、10年あれば起こりうる。炊飯器に偏った事業で、代わりの柱が弱いからだ。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/11 期)

確率で加重した株価時価総額 1,986 円1,261 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 669 円425 億円)。 今の値に割り戻すと 1,487 円944 億円、今との差 +0.9%、 期待の年率 +6.1%(資本コスト 7.0%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 4,105 円2,607 億円 979 円622 億円 +244.9% +13.2% 356 円226 億円
やや楽観 21% 3,034 円1,927 億円 833 円529 億円 +162.3% +10.1% 812 円516 億円
中立 38% 2,128 円1,352 億円 704 円447 億円 +92.1% +6.7% 1,076 円683 億円
やや悲観 24% 891 円566 億円 542 円344 億円 −2.8% −0.3% 344 円218 億円
悲観 10% 390 円248 億円 283 円180 億円 −54.3% −7.5% 67 円43 億円
加重平均100% 1,986 円1,261 億円669 円425 億円 +80.1% +6.1% 2,655 円1,687 億円

今の株価時価総額 1,474 円936 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.0% を下回るほど割高。

楽観 7% 炎舞炊きの高級化が国内に定着し、海外が計画を超える 利益 141 億円 · PER 18.0 倍 · 株価時価総額 4,105 円2,607 億円

高級炊飯器の流れが国内に根づく。買い替えのたびに上位機が選ばれ、1 台あたりの単価の上がりが物価を上回る。台数は世帯数の減少で減るが、減り幅は 1 割に届かない。

海外は東南アジア、韓国、欧州で炊飯ジャーが育ち、台数は今の 1.6 倍ほどになる。オーブンレンジも国内で認知を得て、利益率が上がる。ステンレスボトルは冷却技術などの新しい用途で再び伸びる。

2028 年の営業利益 90 億円は達成され、その後も利益率は 11% 台まで進む。研究開発棟の更新で商品力が保たれ、現金は還元に回る。自己株式の取得が続き、ROE は 12% 近くまで上がる。創業家の持ち分は動かないが、規模が小さく現金が厚いため、外部の資本が動く余地は残る。

  • 炊飯ジャー(国内):数量 107(象印の国内の炊飯ジャー販売台数(万台、推定))× 価格 3.96(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 422 億円・営業利益 65 億円。数量 106.7(今の 0.97 倍)× 1 単位 3.955 万円(今の 1.46 倍)、営業利益率 15.5%
  • 調理・生活家電ほか(国内):数量 255(調理・生活家電の販売点数(万台、推定))× 価格 1.78(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 455 億円・営業利益 39 億円。数量 254.8(今の 1.40 倍)× 1 単位 1.784 万円(今の 1.37 倍)、営業利益率 8.5%
  • ステンレスボトルなどリビング製品(国内):数量 415(ステンレスボトルなどの販売本数(万本、推定))× 価格 0.27(1 本あたり売上(万円・名目))→ 売上 114 億円・営業利益 7 億円。数量 414.75(今の 1.05 倍)× 1 単位 0.274 万円(今の 1.37 倍)、営業利益率 6.0%
  • 炊飯ジャー(海外):数量 111(象印の海外の炊飯ジャー販売台数(万台、推定))× 価格 2.70(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 300 億円・営業利益 50 億円。数量 111.16(今の 1.65 倍)× 1 単位 2.698 万円(今の 1.42 倍)、営業利益率 16.5%
  • 海外のステンレスボトル・その他:数量 275(炊飯ジャー以外の海外販売点数(万個、推定))× 価格 1.10(1 個あたり売上(万円・名目))→ 売上 301 億円・営業利益 35 億円。数量 274.62(今の 1.30 倍)× 1 単位 1.096 万円(今の 1.37 倍)、営業利益率 11.5%

倍率:事業の純利益 139 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.9% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.5%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.0 倍 + 余った現金(戻り方込み)100 億円。全体の PER 18 倍、時価総額 2,607 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:複数の追い風が同時にそろう必要があり、会社の目標の営業利益 90 億円も中国の不振を抱えた数字なので、確率は低めにした。

やや楽観 21% 高級機の定着と海外の拡大が会社の計画に近づく 利益 111 億円 · PER 16.7 倍 · 株価時価総額 3,034 円1,927 億円

高級機への移行と海外の拡大が、会社の計画に近い形で進む。国内の炊飯ジャーは台数が 1 割弱減るが、単価が物価を少し上回り、売上は今の 1.3 倍になる。

海外の炊飯ジャーは台数が 1.4 倍を超える。中国は戻らず、北米は関税の影響が残るものの、東南アジアと韓国が補う。オーブンレンジと加湿器が伸び、国内の家電全体で利益率が改善する。

販管費は売上に合わせて増え、営業利益率は 10% 台に乗る。資本政策は少しずつ前向きになり、配当性向 50% 以上と自己株式の取得で、現金の積み上がりを抑える。ROE は 10% 近くまで届く。炎舞炊きの上位機が看板になり、買い替えのたびに単価が積み上がる。

  • 炊飯ジャー(国内):数量 102(象印の国内の炊飯ジャー販売台数(万台、推定))× 価格 3.79(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 388 億円・営業利益 54 億円。数量 102.3(今の 0.93 倍)× 1 単位 3.793 万円(今の 1.40 倍)、営業利益率 14.0%
  • 調理・生活家電ほか(国内):数量 228(調理・生活家電の販売点数(万台、推定))× 価格 1.77(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 403 億円・営業利益 28 億円。数量 227.5(今の 1.25 倍)× 1 単位 1.771 万円(今の 1.36 倍)、営業利益率 7.0%
  • ステンレスボトルなどリビング製品(国内):数量 395(ステンレスボトルなどの販売本数(万本、推定))× 価格 0.27(1 本あたり売上(万円・名目))→ 売上 107 億円・営業利益 5 億円。数量 395.0(今の 1.00 倍)× 1 単位 0.272 万円(今の 1.36 倍)、営業利益率 4.5%
  • 炊飯ジャー(海外):数量 97.7(象印の海外の炊飯ジャー販売台数(万台、推定))× 価格 2.62(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 256 億円・営業利益 38 億円。数量 97.69(今の 1.45 倍)× 1 単位 2.622 万円(今の 1.38 倍)、営業利益率 15.0%
  • 海外のステンレスボトル・その他:数量 254(炊飯ジャー以外の海外販売点数(万個、推定))× 価格 1.09(1 個あたり売上(万円・名目))→ 売上 276 億円・営業利益 28 億円。数量 253.5(今の 1.20 倍)× 1 単位 1.088 万円(今の 1.36 倍)、営業利益率 10.0%

倍率:事業の純利益 109 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.8% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.4%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.7 倍 + 余った現金(戻り方込み)100 億円。全体の PER 16.7 倍、時価総額 1,927 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:第 1 四半期の増益と海外の重点地域の拡大で、会社の計画に近い筋書きは十分ありうる。強気の見方が一部通るとして中立より薄い 2 割台にした。

中立 38% 成長は物価並みにとどまり、ROE は資本コストの近辺にとどまる 利益 84 億円 · PER 15.1 倍 · 株価時価総額 2,128 円1,352 億円

10 年後も国内ブランドの位置は変わらないが、成長は物価の上昇にほぼ等しい。国内の炊飯ジャーは台数が 1 割強減り、単価は物価並みに上がる。売上は会社の計画どおり、しばらくは横ばいに近い。

海外は東南アジアと韓国で伸び、中国が足を引っ張る形が続く。炊飯ジャーの台数は 2 割強増える。オーブンレンジは国内で売上を伸ばすが、競争が厳しく利益率は 5% にとどまる。ステンレスボトルは薄利のままだ。

営業利益率は 8% 台で、会社が掲げる 2028 年の 90 億円は、10 年のどこかで超える。還元は利益の 6 割ほどで、純現金は研究開発棟の更新を経ても大きくは減らない。ROE は 7% 台後半で、資本コストをわずかに上回る。

  • 炊飯ジャー(国内):数量 96.8(象印の国内の炊飯ジャー販売台数(万台、推定))× 価格 3.63(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 351 億円・営業利益 44 億円。数量 96.8(今の 0.88 倍)× 1 単位 3.630 万円(今の 1.34 倍)、営業利益率 12.5%
  • 調理・生活家電ほか(国内):数量 200(調理・生活家電の販売点数(万台、推定))× 価格 1.74(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 349 億円・営業利益 17 億円。数量 200.2(今の 1.10 倍)× 1 単位 1.745 万円(今の 1.34 倍)、営業利益率 5.0%
  • ステンレスボトルなどリビング製品(国内):数量 375(ステンレスボトルなどの販売本数(万本、推定))× 価格 0.27(1 本あたり売上(万円・名目))→ 売上 101 億円・営業利益 3 億円。数量 375.25(今の 0.95 倍)× 1 単位 0.268 万円(今の 1.34 倍)、営業利益率 3.0%
  • 炊飯ジャー(海外):数量 84.2(象印の海外の炊飯ジャー販売台数(万台、推定))× 価格 2.55(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 214 億円・営業利益 29 億円。数量 84.21(今の 1.25 倍)× 1 単位 2.546 万円(今の 1.34 倍)、営業利益率 13.5%
  • 海外のステンレスボトル・その他:数量 232(炊飯ジャー以外の海外販売点数(万個、推定))× 価格 1.07(1 個あたり売上(万円・名目))→ 売上 249 億円・営業利益 22 億円。数量 232.38(今の 1.10 倍)× 1 単位 1.072 万円(今の 1.34 倍)、営業利益率 9.0%

倍率:事業の純利益 83 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.8% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 7.4%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)100 億円。全体の PER 15.08 倍、時価総額 1,352 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内の台数減と高級機の一巡という弱さと、ブランドと値上げの力という強さが拮抗する中心の筋書き。最も厚い確率を置いた。

やや悲観 24% 国内の台数減が早まり、高級機の値上げも一巡する 利益 51 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 891 円566 億円

国内の台数減が想定より早く、高級機への移行も一巡する。炊飯ジャーは国内の台数が 2 割減り、単価の上がりは物価に届かない。小売りの自社ブランドや中国・韓国の安い高機能機が、中価格帯を削る。

ステンレスボトルは競争と関税で利益が出ない。海外は中国が戻らず、欧州と韓国の新規開拓も足踏みする。

営業利益率は 6% 近くまで下がる。研究開発棟の償却と販管費の増加が重い。配当は維持されるが、現金の戻りは遅く、ROE は 5% を割る。創業家の持ち分が大きく、資本政策の変化も小さい。事業は崩れないが、価値は目減りする。炎舞炊きの需要の先食いが表に出て、国内の売上が伸び悩む年が増える。

  • 炊飯ジャー(国内):数量 88.0(象印の国内の炊飯ジャー販売台数(万台、推定))× 価格 3.52(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 310 億円・営業利益 33 億円。数量 88.0(今の 0.80 倍)× 1 単位 3.522 万円(今の 1.30 倍)、営業利益率 10.5%
  • 調理・生活家電ほか(国内):数量 182(調理・生活家電の販売点数(万台、推定))× 価格 1.69(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 308 億円・営業利益 11 億円。数量 182.0(今の 1.00 倍)× 1 単位 1.693 万円(今の 1.30 倍)、営業利益率 3.5%
  • ステンレスボトルなどリビング製品(国内):数量 336(ステンレスボトルなどの販売本数(万本、推定))× 価格 0.26(1 本あたり売上(万円・名目))→ 売上 86 億円・営業利益 0 億円。数量 335.75(今の 0.85 倍)× 1 単位 0.256 万円(今の 1.28 倍)、営業利益率 0.0%
  • 炊飯ジャー(海外):数量 70.7(象印の海外の炊飯ジャー販売台数(万台、推定))× 価格 2.47(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 175 億円・営業利益 18 億円。数量 70.74(今の 1.05 倍)× 1 単位 2.470 万円(今の 1.30 倍)、営業利益率 10.0%
  • 海外のステンレスボトル・その他:数量 201(炊飯ジャー以外の海外販売点数(万個、推定))× 価格 1.02(1 個あたり売上(万円・名目))→ 売上 206 億円・営業利益 12 億円。数量 200.69(今の 0.95 倍)× 1 単位 1.024 万円(今の 1.28 倍)、営業利益率 6.0%

倍率:この筋書きの事業 ROE は 5% 近くと資本コストを下回り、ためた利益は帳簿の額より小さい価値になる。PER の上限は 1÷k の約 13 倍で、そこから大きく割り引いて 9 倍を置いた。余った現金は 0.75 倍の 75 億円を戻り方 0.5 で足した。

確率:国内の台数減と中国の不振はすでに数字に出ており、会社自身が国内の炊飯ジャーを 2028 年まで横ばいと置いている。慎重な見方の方が事業の足もとに近いので、中立に次いで厚くした。

悲観 10% 構造的に価格を決める力を失う 利益 4 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 390 円248 億円

構造的に負ける 10 年になる。国内では人口減で炊飯器の台数が 3 分の 1 近く減る。中国・韓国の家電メーカーや小売りの自社ブランドが安い高機能機を投入し、高級機の値上げが通らなくなる。

ステンレスボトルは価格競争で赤字に沈み、飲食など新しい事業も利益を出せない。海外は中国で縮小が続き、米国の関税が追い打ちをかける。営業利益はほぼゼロまで落ちる。

研究開発棟などの投資が重荷になり、在庫と持ち合いの評価損も出る。配当は維持されるが、利益では賄えず、現金と資産の一部を売却して払う。残るのは純現金と手持ちの資産の価値だけだ。人手不足や物流費の上昇で、固定費も重くなる。

  • 炊飯ジャー(国内):数量 71.5(象印の国内の炊飯ジャー販売台数(万台、推定))× 価格 3.12(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 223 億円・営業利益 13 億円。数量 71.5(今の 0.65 倍)× 1 単位 3.115 万円(今の 1.15 倍)、営業利益率 6.0%
  • 調理・生活家電ほか(国内):数量 146(調理・生活家電の販売点数(万台、推定))× 価格 1.50(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 218 億円・営業利益 −4 億円。数量 145.6(今の 0.80 倍)× 1 単位 1.498 万円(今の 1.15 倍)、営業利益率 -2.0%
  • ステンレスボトルなどリビング製品(国内):数量 237(ステンレスボトルなどの販売本数(万本、推定))× 価格 0.22(1 本あたり売上(万円・名目))→ 売上 52 億円・営業利益 −3 億円。数量 237.0(今の 0.60 倍)× 1 単位 0.220 万円(今の 1.10 倍)、営業利益率 -5.0%
  • 炊飯ジャー(海外):数量 53.9(象印の海外の炊飯ジャー販売台数(万台、推定))× 価格 2.18(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 118 億円・営業利益 5 億円。数量 53.9(今の 0.80 倍)× 1 単位 2.185 万円(今の 1.15 倍)、営業利益率 4.0%
  • 海外のステンレスボトル・その他:数量 148(炊飯ジャー以外の海外販売点数(万個、推定))× 価格 0.88(1 個あたり売上(万円・名目))→ 売上 130 億円・営業利益 0 億円。数量 147.88(今の 0.70 倍)× 1 単位 0.880 万円(今の 1.10 倍)、営業利益率 0.0%

倍率:床は純現金から研究開発棟の更新分を除いた額に、投資有価証券と保有不動産の税後の売却手取りを足した約 250 億円。今の自己資本 887 億円に対する 0.28 倍として置いた。稼ぐ力(純利益 3.6 億円÷k)より大きい方を床とした。

確率:炊飯器に偏った事業が構造的に崩れる筋書き。ROE が資本コスト並みの会社で、10 年に 1 回の悪い展開が起きる確率として 1 割を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

炊飯ジャー(国内)

国内で売る炊飯ジャー(業務用を含む)。高級機の炎舞炊きが単価を引き上げている。

数量象印の国内の炊飯ジャー販売台数(万台、推定)価格1 台あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2025/11 110 2.71 298 39
10 年後 中立 96.8 3.63 351 44

取り方:日本電機工業会の統計で国内のジャー炊飯器は年約 450 万台・約 1,100 億円(2025 年度)。象印の国内炊飯ジャー売上 298 億円を、平均の卸値約 2.7 万円(市場平均より高級機寄り)で割って約 110 万台と推定した。台数シェアは約 24%、金額シェアは約 27%。ネット通販の売れ筋集計で象印が 4 割強とされるのは人気順で、出荷統計とは別物。台数は実質の数量で、物価と高級機への移行は 1 台あたり売上に入れる。

調理・生活家電ほか(国内)

オーブンレンジ、加湿器、電気ポット、ホットプレートなどの調理・生活家電と、飲食事業(売上約 6 億円)。

数量調理・生活家電の販売点数(万台、推定)価格1 台あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2025/11 182 1.30 237 6
10 年後 中立 200 1.74 349 17

取り方:国内売上 614 億円から炊飯ジャーとステンレスボトルを除いた約 237 億円(オーブンレンジ約 28 億円・飲食約 6 億円・加湿器・ポットなどを含む)を、平均の卸値約 1.3 万円で割って約 182 万台と推定した。点数は実質の数量。物価の分は 1 台あたり売上に入れる。会社はオーブンレンジを 2028 年に国内 70 億円まで伸ばす計画。

ステンレスボトルなどリビング製品(国内)

魔法瓶の流れをくむステンレスボトル・マグ。マイボトル需要と猛暑向けの保冷用途が柱。

数量ステンレスボトルなどの販売本数(万本、推定)価格1 本あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2025/11 395 0.20 79 −2
10 年後 中立 375 0.27 101 3

取り方:会社の計画のグラフから、リビング製品の国内売上を約 79 億円と読み取り、平均の卸値約 0.2 万円で割って約 395 万本と推定した。グラフの読み取りと卸値は推定。本数は実質の数量で、物価は 1 本あたり売上に入れる。

炊飯ジャー(海外)

台湾・北米・中国・東南アジア・韓国などで売る炊飯ジャー。炎舞炊きの海外展開が計画の柱。

数量象印の海外の炊飯ジャー販売台数(万台、推定)価格1 台あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2025/11 67.4 1.90 128 18
10 年後 中立 84.2 2.55 214 29

取り方:海外の炊飯ジャー売上 128 億円(会社の計画)を、平均の卸値約 1.9 万円(高級機と普及機の混合)で割って約 67 万台と推定した。台数は実質の数量。円換算(150 円)と物価の分は 1 台あたり売上に入れる。

海外のステンレスボトル・その他

海外のステンレスボトル・マグ、電子レンジ、ポットなど炊飯ジャー以外の全部。

数量炊飯ジャー以外の海外販売点数(万個、推定)価格1 個あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2025/11 211 0.80 169 15
10 年後 中立 232 1.07 249 22

取り方:海外売上 297 億円から炊飯ジャー 128 億円を除いた約 169 億円(ステンレスボトル約 85 億円・電子レンジ約 6 億円・ポットほか)を、平均の卸値約 0.8 万円で割って約 211 万個と推定した。点数は実質の数量。物価の分は 1 個あたり売上に入れる。

リスクと懸念

国内の炊飯器の台数減

国内のジャー炊飯器は2016年度の575万台から2024年度の447万台へ、8年で約2割減った。世帯数の減少でこの先も縮む。高級機の単価で補ってきたが、炎舞炊きの買い替え需要が一巡すれば、売上は台数減の分だけ細る。会社も国内の炊飯ジャーを2028年まで横ばいと置く。

中国と海外の不振

中国は個人消費の低迷で売上が大きく減り、台湾ではステンレスマグが落ちた。海外の営業利益は2024年の39億円から2025年の33億円に減った。海外は利益率が国内より高いため、ここが崩れると全社の利益に響く。会社は東南アジア、韓国、欧州で補う計画だが、まだ規模が小さい。

原材料高と関税

中東情勢によるナフサなどの高騰や円安が、仕入れ原価を押し上げる。米国の関税も収益性を下げる。値上げで吸収できなければ、粗利率の改善は止まる。2026年11月期の第3四半期は、6〜8月期の営業利益が前年より7%減り、その兆しが出ている。

資本効率が上がらない

ROEは10年の中央値が6%台で、資本コストを下回る。純現金が自己資本を膨らませ、研究開発棟に150億円を投じても、稼ぎに直結しにくい。会社は2028年にROE8%を掲げるが、販管費の増加で営業利益率9%への道は厳しい。

創業家支配と還元の遅さ

創業家と関係者で株式の約3割を持ち、2020年から2023年の株主提案はすべて否決された。純現金は時価総額の3割あり、自己株式は発行済みの12.5%と厚いが、消却や大きな還元に動くかは経営の判断に左右される。少数株主の声は通りにくい。

炊飯器への偏り

売上の約半分が炊飯ジャーに偏る。競合のタイガー魔法瓶やパナソニックが高級機で追い、中国・韓国勢が低価格帯を攻める。オーブンレンジとステンレスボトルは利益が薄く、炊飯器が崩れた時に代わる柱がまだない。

今後の分かれ目

国内の炊飯ジャーの売上が、会社の計画(2028年に296億円)を上回って伸び続けたら
高級機の定着が続くとみて、国内の台数減の前提を緩め、やや楽観側に確率を寄せる。
2026年11月期の通期の営業利益が、会社予想の66億円を大きく上回って着地したら
原材料高の吸収が想定より進んだとみて、利益率の前提を上げる。ただし第4四半期の減益の理由は確認する。
海外の売上が東南アジアと韓国で伸び、2028年に349億円へ向かう道筋が見えたら
海外の炊飯ジャーの数量の前提を引き上げ、やや楽観の確率を厚くする。
中国の売上が再び落ち込み、台湾の不振も広がったら
海外の利益が減るとみて、やや悲観側の確率を上げる。
自己株式の消却や、純現金を使った大きな還元が発表されたら
余った現金の戻り方の前提を見直す。還元が厚くなれば、戻り方を引き上げて価値を足す。
投資ファンドや事業会社による株式の買い増し・買収提案が出たら
買収の上乗せは筋書きの外にある。創業家の持ち分が大きいため、実現の道筋と価格を別に見る。

見ておくもの

  • 国内の炊飯ジャーの売上と、日本電機工業会のジャー炊飯器の出荷台数
  • 海外の売上(東南アジア・韓国・欧州と中国・台湾の差)
  • 粗利率と販管費の推移(営業利益率9%への道筋)
  • 自己株式の取得・消却と配当総額
  • 研究開発棟の投資の進み方と純現金の残高

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価やPERから置いていない。資本コスト7%と、成長4%(物価3%に実質1%)から正当化PERを計算し、中立の事業ROEは7.8%と資本コストに近く、正当化PERは1÷kに近い13倍台で、上限と床の幅が小さいため床をわずかに上回る13.4倍を置いた(楽観は上限の95%、やや楽観は90%)。炊飯器という1つの製品群の山に乗る利益の質は、楽観・やや楽観の割り引きに使った。やや悲観と悲観は、稼ぐ力と純現金・売れる資産の床から置き、過去のPBRは使っていない。リースは飲食店と事務所の賃借が中心で小さく、新リース会計基準の影響は軽微とみて、今の形(家賃を営業費用に入れた形)でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 15.97→18 倍・やや楽観 PER 13.86→16.7 倍・中立 PER 13.4→15.08 倍)。

資本コスト 7.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality 0。値決め力と循環が小さく相殺し、単一製品群への偏りは寿命の欄で見たが加点・減点とも置かなかった。純現金で extra は置かない。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.50% → 7.00%。

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電源・塗料・クラッチの小さな老舗。本業は資本コストに遠く届かず、値打ちの半分は持っている株にある 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 アルプスアルパイン6770 スマホ部品と車載を併せ持つ低採算の電子部品大手。立て直しは進み、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 アライドテレシスホールディングス6835 国内の公共向けに強い中堅ネットワーク機器メーカー。純現金は厚いが利益は山を越え、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 新電元工業6844 二輪車の電装品で稼ぐホンダ系の部品会社。利益が薄く景気で振れるため、10年後の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.7% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 エレコム6750 PC・スマホ周辺機器の国内大手。稼ぐ力は堅いが、10年で測る本質価値は今の時価総額を1割半ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 大崎電気工業6644 国内スマートメーターの取り換え期に乗る堅い会社だが、入札型の薄い利益率が壁で、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +19.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 市光工業7244 ヴァレオ傘下の自動車ランプ専業。利益率の薄さが重く、10 年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 星和電機6748 道路情報板と防爆照明で稼ぐ京都の堅実メーカー。資本をためすぎて自己資本利益率は6%台。10年で測ると今の値段はほぼ適正で、下値は固い 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 三菱電機6503 品質不正からの回復とFA・防衛特需で大きく再評価された。利益で測ると、本質価値は今の値段を1割弱下回る(適正) 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +7.5%) やや割安 アイホン6718 国内インターホンの首位。厚い純現金と薄い資本効率が綱引きし、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 シライ電子工業6658 滋賀と中国で作る汎用の基板メーカー。利益は大きく振れるが、溜まる現金の分だけやや割安 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ミネベアミツミ6479 ミニチュアベアリング世界シェア6割の堀は深いが、売上の8割は中国勢や自動車メーカーとの値下げ競争にさらされ、本質価値は今の値段を2割ほど下回る「やや割高」 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスペック6859 環境試験器で世界の2強に入る堅実な会社だが、利益率は1割前後で、10年後の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 デンヨー6517 可搬形発電機で国内首位級の堅実な会社だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、割安とは言えない 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 寺崎電気産業6637 船の電気の頭脳で世界の上位に立つ堅実な中堅。受注残は厚いが、造船の波と中国勢が利益の天井を決める 本質価値との差 +15.4% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 菊水ホールディングス6912 電源と安全試験の隠れた堅実メーカー。稼ぐ力は本物だが、世界の大手と争う小さな会社に今の値段は安全域が薄い 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 サンコー6964 車の配線部品などを作る精密プレスの小さな専業。電動化は追い風だが、顧客は 2 社に偏り、親会社が現金を握る 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 オプテックスグループ6914 防犯センサーで世界首位級の質は本物だが、IA の景気の波と倍率の薄れを見ると、10 年先の価値は今の値段を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 三相電機6518 半導体の製造装置向けのポンプで利益が戻った姫路の部品会社。伸びはあるが装置の会社に値段を握られ、ROEは資本コストに届かない 本質価値との差 +14.7% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニチコン6996 AIサーバー向けの値上げと増産で利益は戻る。ただし市況に乗る部品会社で、10年先まで高く見積もるのは危うい 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 日置電機6866 電気を測る専業の優良企業。電池とデータセンターの追い風は本物だが、利益は山に近く、10 年で見ると今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 +13.7% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 リーダー電子6867 放送局向け波形モニターの世界2位。技術は本物だが利益が薄く、強みは現金の厚さにとどまる 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社図研6947 国内首位級の設計ソフトは堅い商売だが、AIが席数課金を揺らす不安が残り、10年後の価値は今の値段の周辺にとどまる 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 アドテック プラズマ テクノロジー6668 AI投資の追い風は本物だが、顧客が偏る小さな専業の利益率は10年もたない。やや割高とみる 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスケーエレクトロニクス6677 ディスプレイ用の大型フォトマスク専業。中国勢の追い上げと重い設備投資が、割安さを削る 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 SCREENホールディングス7735 枚葉洗浄装置の首位は本物だが、中国リスクと市況の波を織り込むと、今の値段は10年の稼ぐ力を3割ほど上回る 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 東京コスモス電機6772 利益率 2 割の可変抵抗器を持つが全社は薄い。配当性向 100% の会社で、値段はほぼ中立どおり 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 日東工業6651 配電盤とキャビネットで国内首位級の堅い会社だが、利益は値上げに頼る面が大きく、10年の価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) 適正 正興電機製作所6653 九州電力が最大の客の地場の制御・受変電メーカー。足元の特需を差し引いた実力が分かれ目 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 テラプローブ6627 AI向けテストの需要は本物だが、設備の重さと親会社の支配を考えると、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 大同信号6743 鉄道の安全を守る堅い会社だが、顧客が偏り、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 横河電機6841 石油・ガス・LNGプラント向けDCS世界ビッグ6の一角。純現金で財務は健全だが、今のPER19倍はROE11%に見合わない 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 浜松ホトニクス6965 光センサーの世界的な老舗だが、いまの値段は利益の回復を何年も先取りしている 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 バッファロー6676 国内首位のネットワーク機器とストレージを持つ周辺機器会社。縮む市場の首位で、利益の山は長く続かない 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋電機6655 春日井の配電盤とエレベーター用センサーの会社。強い製品はあるが全社の稼ぎは薄く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 山一電機6941 AI半導体の検査とデータセンター配線の追い風で利益は急増。ただし山と谷の大きい部品屋で、今の値段は山の利益を織り込みすぎている 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 アズビル6845 国内ビル空調制御で七割のシェアを握るが、今の値段は十年先の高成長を映し込みすぎている 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 チノー6850 温度センサで稼ぐ堅実な計測機器メーカー。純現金は厚いが利益の伸びは物価並みで、本質価値は今の値段を2割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 ソニーグループ6758 ゲーム・音楽・映像のIPとイメージセンサーの複合体。資本コスト7.0%と名目の成長で測ると、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本航空電子工業6807 京セラが 3 分の 1 を持つコネクタ専業。利益率は 4% まで落ち、元の 7% への回復が遅れる分だけ今の値段は重い 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 株式会社ワコム6727 電子ペン技術で稼ぐ会社。スマホ大手への依存と中国勢の値下げが重く、利益で測った本質価値は今の値段をわずかに下回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 スタンレー電気6923 ホンダ頼みの車載灯火に買収も加わるが、ROE 9% 前後の稼ぐ力では今の時価総額とほぼ釣り合う水準 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 東芝テック6588 国内レジ首位でも利益が薄い小売機器・複合機の会社。10年の本質価値は今の値段をやや下回る(やや割高) 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ジーエス・ユアサ コーポレーション6674 車の電池で国内首位級、蓄電設備の伸びは本物だが、資金を食う成長が利益率を押さえ今の値段には重い 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 日本ケミコン6997 AIサーバー向けで利益は戻るが、資本コスト10%台に届く稼ぎは未知数。種類株の重みもあり本質価値は今を下回る 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 日本光電工業6849 病院の全部門に製品を納める国内の雄。海外は伸びるが利益率が低く、10年で見ると今の値段は割高に傾く 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヒロセ電機6806 精密コネクタの世界大手。車載とAI関連へ広げても、資本コストを少し超える程度のROEでは、今の利益の24倍という値段は重い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 フクダ電子6960 心電計の国内首位級で、在宅医療の継続収入と厚い純現金が強み。利益は伸びても実質では横ばいに近い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 TOA株式会社6809 国内の非常用放送で首位の音響会社。純現金は厚く、利益で測ると今の値段はほぼ妥当(適正)。 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 名古屋電機工業6797 道路情報板の専門メーカーで純現金も厚いが、直近の原価増で利益が崩れ、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 マブチモーター6592 ミラー用モーターで世界シェア8割超、現金は時価総額の3割。財務は鉄壁だが、物価並みにしか伸びない利益に今の値段はやや先走りだ 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヘリオス テクノ ホールディング6927 液晶パネル工場向けの印刷機と光源で稼ぐ小さな会社。時価総額の 7 割が現金だが、利益は液晶の投資しだいで、10 年の価値はやや割高とみる 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本電子6951 電子顕微鏡とマスク描画の二本柱。堀は本物だが利益の山が高く、10 年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本トリム6788 整水器の国内首位に、インドネシアの水と細胞バンクを足した会社。現金は厚いが、計画の伸びは先走りで、値段は割高 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 日本フェンオール6870 防災機器の小さな老舗で、財務は堅いが資本効率が低く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 東洋電機製造6505 鉄道車両の駆動装置で知られる老舗。利益が急に戻った直後の今、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日立製作所6501 電力インフラとLumadaの二本柱は本物だが、株価はInspire 2027の上振れをかなり先取りしている 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 TDK6762 HDDヘッド事業の売却観測とAIデータセンター需要が重なるTDK。稼ぎを電池に頼る構造は変わらず、ROE1割前後では今の値段を支えきれない 本質価値との差 −3.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ケル6919 精密コネクタの専業で、無借金・純現金は時価総額の4割。ただし利益は谷で配当が利益を上回り、10年で測るとやや割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 鈴木6785 2026/06 期は山の年とみる。増産投資の回収が見えるまで、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −3.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 日本シイエムケイ6958 車載向けビルドアップ基板で世界首位級だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 セイコーエプソン6724 大容量インクタンクで世界No.1も、プロジェクターはAnkerに押され、ROE10%の中計実現が分かれ目 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 テクノホライゾン6629 教育ICTの電子黒板とFA機器の複合メーカー。前期の利益は営業外で膨らんだ山で、値段はやや割高 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ホーチキ6745 国内二番手の火災報知専業。事業は堅いが、最高益の利益率が続く前提の値段で、安全域は薄い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 三社電機製作所6882 稼ぎ頭の電源機器と赤字のパワー半導体が同居する会社。現金は厚いが、利益は株主に届きにくい 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 京セラ6971 KDDI株と純現金で時価総額の3割弱を持つが、本業のROEは資本コストに届かず、今の値段は改善への期待を強く映している 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 松尾電機6969 車載のマイクロヒューズで高い利益率を持つが、本業のタンタルは薄利で、台湾の親会社が4割を握る。今の値段はほぼ見合っている 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 イリソ電子工業6908 車載コネクターの堅実な会社だが、品質データの不正で利益の質が傷つき、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日本信号6741 列車の安全を握る堅い会社だが、過去最高の利益率が続く前提の値段で、10年で見ると割高に傾く 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 コニカミノルタ4902 複合機の縮みを半導体向け光学部品などで埋められるかが勝負。稼ぐ力に見合う本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 三井ハイテック6966 世界首位級のモーターコアだが、稼ぐ力はまだ資本コスト並み。10 年で見ても今の値段はやや高い 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 共和電業6853 国産ひずみ計測の老舗。財務は堅いが利幅の戻りは遅く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 マクセル6810 小型電池が柱の電機メーカー。利益率は薄く、資本コストを稼ぎ切れない。本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 株式会社東光高岳6617 東京電力が親で最大の客。品質不正から立ち直る途上で、高い利益率が続くかが分かれ目 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 芝浦メカトロニクス6590 AIパッケージの波に乗る小さな装置メーカー。足元の好調は織り込み済みで、10年では割高 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 エブレン6599 装置の頭脳を収める箱と配線の板を顧客ごとに作る小さな専業。稼ぎは堅いが現金が眠り、割高とみる 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 東京エレクトロン8035 AI投資で稼ぐ力は本物だが、今の株価はすでに強気の先の先まで映している 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 アバールデータ6918 半導体装置の制御部を請け負う小さな会社。谷は抜けたが、顧客頼みで稼ぐ力に上限がある 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 株式会社エンプラス6961 AI向けバーンインソケットで稼ぐ樹脂精密部品の会社。半導体の山の利益を前提にした今の値段は、10年の稼ぐ力を上回る 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 シャープ6753 家電・PC・液晶を抱える低採算の複合体。資本コスト9.5%で測ると稼ぐ力が足りず、本質価値は今の時価総額の半分前後(割高) 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 森尾電機6647 鉄道車両の運転台と電源の機器を作る老舗。米国の地下鉄案件で利益は過去最高だが、山は数年で引く。今の値段は割高 本質価値との差 −14.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電気(NEC)6701 ITサービス一本足の富士通と違い、防衛・海底ケーブルという官需インフラの柱を持つ会社。AI実需化と防衛予算増が分かれ目 本質価値との差 −15.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 富士通6702 ハード事業の縮小を終えつつあるITサービス会社。利益で測ると、本質価値は今の値段を2割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 東亜ディーケーケー6848 水質計の老舗。厚い現金と保守収入が支えだが、稼ぐ力は細り、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カシオ計算機6952 稼ぎの大半を腕時計が担う、純現金の厚い会社。流行頼みの堀に対し、今の値段は本質価値を 3 割ほど上回る「やや割高」 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 タムラ製作所6768 データセンター向け電源部品で最高益へ向かうが、ROE は資本コストに届かず、今の値段は先の好調まで織り込んでいる 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 富士電機6504 データセンター電源とSiCの伸びは本物だが、三菱電機・日立と同じ「電力テーマの先取り」がすでに株価に乗っている 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 山洋電気6516 冷却ファンの稼ぐ力は本物だが、AI需要の山を前提にした利益は10年先では薄まる。純現金と還元の転換が価値の床を支える 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 中央製作所6846 名古屋の電源・めっき装置メーカー。資産は時価総額の2倍あるが稼ぐ力が薄く、割安とまでは言えない 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 日本電子材料6855 HBM向けプローブカードで利益が跳ねた。だが、この山が10年続くと見るには値段が先を行きすぎる 本質価値との差 −18.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 京三製作所6742 国内信号の堅い更新需要は本物だが、利益率が薄く資本コストに届かない。今の値段は計画の達成を織り込みすぎている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 アルチザネットワークス6778 携帯の基地局を試す装置と試験の受託の会社。手元の純現金は時価総額に近いが、事業の稼ぎは小さく、現金も眠ったまま。10 年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 コーセル6905 純現金は厚いが、本業は赤字。ROE 5%の電源屋に、10年の筋書きは厳しい 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 株式会社明電舎6508 電力インフラと保守の稼ぐ力は本物だが、利益が倍になっても今の値段には届かない 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ユビテック6662 飲酒運転と熱中症の対策の義務化で IoT は伸びるが、小さな規模と親子上場が価値を縛る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 株式会社ダイヘン6622 電力インフラの追い風は本物だが、稼ぐ力に比べて今の値段は先走りすぎている 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 トレックス・セミコンダクター6616 小粒の電源ICとパワー半導体の受託製造で、利益の波が深い。中計の利益率は過去の山の水準で、そのまま信じにくい 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二電機工業6654 配電盤の端子台で食べてきた堅実な小企業。現金は時価総額の 7 割に迫るが、稼ぐ力が細く、その現金が株主に戻る道も細い 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ブラザー工業6448 複合機消耗品の衰退を工作機械・産業用印刷の拡大で補う転換点の会社。ローランドDG断念の規律が本質を示す 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 古野電気6814 世界の船の目となる機器の首位級。過去最高益は造船ブームの山にあり、利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 エヌエフホールディングス6864 微小な信号と電源を測る・つくる専門メーカー。現金は厚いが、規模が小さく今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ソシオネクスト6526 カスタム SoC の設計請負で稼ぐファブレス。AI 向けの量産が立ち上がる前の今は、先取りしすぎた値段だ 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 指月電機製作所6994 電力機器が利益の4分の3を稼ぐ部品メーカー。稼ぐ力は資本コスト並みで、本質価値は今の値段を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 EIZO6737 医療と防衛で強いモニター専業。本業の稼ぎは細く、時価総額の半分近くを持ち株と現金が占める。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 アンリツ6754 光通信と6Gの追い風は本物だが、景気で利益が大きく振れる計測器会社に、今の値段はその好況の長続きまで織り込んでいる 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 ヨコオ6800 半導体検査の伸びは本物だが、売上の6割を占める車載が重く、今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 帝国通信工業6763 車載・カメラ向けの操作部品とセンサの会社。財務は強いがROEは4%台で資本コストに届かず、新本社への投資も重い。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 NKKスイッチズ6943 放送卓や特殊車両の押しボタンで世界に名が通るが、利益率は3%前後。現金は厚いが、帳簿の安さほどの価値はない 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 PHCホールディングス6523 血糖測定の稼ぎが細るうえ借金が重く、10年先の利益は今の値段を支えきれない。やや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 双葉電子工業6986 現金と持ち合い株が時価総額を上回るが、本業は 7 年連続の営業赤字。資産が株主に届くかが焦点 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 リコー7752 複合機消耗品の縮小を低採算のデジタルサービスで埋める転換期。ROEは資本コスト未満で、今の値段はやや先回りしすぎている 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 京写6837 片面の基板で量は世界最大級。だが値段を決められず、稼ぎは資本コストに届かない。割高 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 能美防災6744 防災の二大手で、堅い内需の優良企業。ただし最高益の利益率が続く前提の値段 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 沖電気工業6703 官公庁・金融向けの堅い事業に、縮む ATM とプリンターの重しが付く会社。利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 サクサ6675 土地を売って、貸し地代を手放し、手元に現金が積み上がった通信機器メーカー。現金の戻り方は約束された。本業の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 小野測器6858 回転と音を測る老舗だが、エンジン試験の縮みを電動車の評価で埋めきれず、資本の稼ぎは薄い 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 IDEC6652 安全スイッチに強い堅実な中堅。中計の利益率 13% は届きにくく、今の値段は先の好調を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 CGSホールディングス6633 金型用 CAD/CAM で国内 2 位。時価総額は純現金とほぼ同じだが、現金の多くは事業に張り付き、AI が席課金型の寿命を縮める。10 年の価値は今の半分ほど 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ティアック6803 高級オーディオと業務用機器のニッチ企業。足元の利益は一時の項目に支えられ、稼ぎが資本コストに届かず、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 santec Holdings株式会社6777 AI向け光通信の試験・部品で稼ぐ小さな光学メーカー。利益の質は良いが、稼ぎが好況の頂に近く、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.0%) 割高 OSGコーポレーション6757 浄水器のカートリッジ交換が稼ぎの柱。食パンと総菜の寄り道が利益を削り、配当は利益を超えて払い続けている 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 日本タングステン6998 超硬とタングステン加工の中堅。原料高の追い風は一時的で、稼ぐ力に比べて今の時価総額は重い 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 シリウスビジョン6276 印刷の検査機の再建途上、現金は厚いが稼ぐ力は薄い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 フォスター電機6794 車載スピーカ世界大手。アクティビストが入り資本効率は改善に向かうが、10年の稼ぐ力に見合う値段は今より低い 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アルバック6728 真空技術の老舗で半導体へ重心を移す途上だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、値段は回復を先取りしている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 安川電機6506 サーボ・インバータが利益の柱でロボットは薄利・中国依存、ROE7.3%に対し今のPER32倍は見合わない 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オムロン6645 制御機器の在庫調整は一巡したが、ヘルスケアは中国品との価格競争、構造改革でROEは当面一桁台にとどまる 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 アイコム6820 現金が時価総額の5割に達する無線機メーカー。事業の稼ぐ力に対して資本が厚く、利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 アクセル6730 パチンコ機向け画像LSIの小さな専業。足元は価格適正化で好調だが、市場が細り続ける。手元の現金を除くと割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス6699 点火コイルは電動化で縮む側。パワコンと空調向け電源が支えるが、借入が重く、株主の取り分はほとんど残らない 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ファナック6954 CNC・ロボット世界首位の無借金企業だが、中国系メーカーの台頭と今のPER33倍はROE8.9%に見合わない 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ウシオ電機6925 光源と露光装置の確かな技術はあるが、利益の薄い会社に AI 基板の夢まで上乗せした値段 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 AIメカテック6227 AI向け後工程装置で利益が急伸したが、頼りは少数の大口顧客の投資。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −37.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 大日光・エンジニアリング6635 カメラ大手向けの基板実装とレンズ組立の受託。利益率は2%に届かず借金も重く、割高とみる 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 シンフォニアテクノロジー6507 半導体搬送と防衛の追い風は本物だが、景気で振れる中堅メーカーに今の値段は高い 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 堀場製作所6856 半導体MFC世界シェア6割・排ガス計測8割だが、PER27倍はROE10.7%に見合わず、EV化とバイオ不振が重荷 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 日本電波工業6779 AI向け発振器で業績は急回復中だが、売上が10年停滞した薄利の水晶専業。10年の稼ぐ力に照らすと値段は先走りすぎ 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 KOA6999 抵抗器の老舗。AIと車載で利益は戻るが、10年で測る稼ぐ力は今の値段に届かない 本質価値との差 −40.4% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 電気興業6706 基地局アンテナと高周波の技術屋。稼ぐ力が弱く、棚卸資産の会計に疑義が出ている 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 太洋テクノレックス6663 曲げられる配線板の試作が本業の小さな工場。利益は薄く、資産に比べて稼ぐ力が足りない 本質価値との差 −42.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 日本マイクロニクス6871 DRAMのプローブカードで首位。だが一本足の循環株に、今の値段は先の先まで織り込みすぎだ 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 池上通信機6771 放送局のカメラと監視・医療・検査の映像機器の老舗。技術はあるが稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 シスメックス6869 血球計数で世界首位も、中国の集中購買で稼ぐ力が急低下。資本コスト7.5%で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 SMK6798 車載に軸足を移す途上のコネクタ・リモコンメーカー。利益の戻りが遅く、今の値段は高い 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ミナトホールディングス6862 産業用メモリーの加工・商社。市況が押し上げた好況の利益は続かず、10年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ダブル・スコープ6619 価値の芯は韓国の WCP の持分だけ。借金を引くと残りは薄く、赤字の本体が持分を食う 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 パナソニックホールディングス6752 家電・空調・配線・電子部品・車載電池・B2Bソリューションの複合体。構造改革は進行中で、今の値段は改革の成功をかなり先取りしている 本質価値との差 −46.2% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 KOKUSAI ELECTRIC6525 バッチALDで世界シェア7割・東京エレクトロンと二社寡占。AI需要は本物だが、今の株価は中立の10年先をもう織り込んでいる 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キーエンス6861 無借金・直販の圧倒的な収益力は本物だが、中国依存と高い倍率の持続力が10年後の本質価値を左右する 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 大真空6962 水晶の世界大手だが、薄い利益に重い借金。新型のArkhが実を結ぶまで、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 日清紡ホールディングス3105 日清紡HDは無線・通信が稼ぎ頭の会社に変わりつつあるが、稼ぐ力の弱さと不動産の先細りが10年の価値を押し下げる 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 村田製作所6981 MLCC世界シェア4割、AIサーバー・車載電動化が追い風だが、ROE1割強の本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 サン電子6736 利益の大半は米上場Cellebrite株の持分から来る。10年後を利益で測ると、本質価値は今の時価総額を半分ほど下回る(割高) 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社シキノハイテック6614 半導体の検査装置と LSI 設計受託の小さな会社。利益が出ていない今の値段は、先の成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ヤーマン6630 美顔器のヒットで膨らみ、中国の規制でしぼんだ会社。現金は厚いが、計画の回復は先走りで、値段は割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 レーザーテック6920 EUVマスク検査を世界独占する一点突破の優良企業、株価は独占の継続を前提に組まれている 本質価値との差 −50.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 湖北工業6524 海底ケーブル用光部品と電解コンデンサ用リード端子で世界首位。事業は強いが、今の値段は好況の利益が続く前提で、本質価値の2倍を大きく超える 本質価値との差 −51.2% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 アドバンテスト6857 HBM・AIテストの覇者だが、株価はすでに10年分の超成長を前払いしている 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 −1.1%) 割高 太陽誘電6976 コンデンサ世界3位。AIサーバー需要で株価は1年で8倍になったが、利益率とROEの低さを映すと、今の値段は積みすぎ 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 アオイ電子6832 後工程受託の老舗が、自己資本に迫る400億円規模を先端パッケージに賭ける。当たっても倍率は伸びず、割高と見る 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 メイコー6787 車載基板の首位級が AI・衛星向けに 2,100 億円を投じる賭け。成長は本物だが、借金と循環を負った値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 ローム6963 SiC減損からの復活途上。EV減速と中国の値下げの中で東芝・三菱電機との連合がもうひとつの本質価値を左右する 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 FDK6955 富士通から台湾の SILITECH へ親会社が替わった電池メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、10年では割高と見る 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 イビデン4062 AI 向け基板の主役だが、今の値段は世界の AI 個数が 8 倍・シェア 4 割台維持という楽観の先まで織り込む 本質価値との差 −55.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 精工技研6834 AI向け光コネクタの設備特需で稼ぐ会社。ただ利益の多くは山の上で、今の値段は先を織り込みすぎだ 本質価値との差 −58.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ユー・エム・シー・エレクトロニクス6615 1,000 億円を作って利益は 1% 台。重い借入と優先株の下で、普通株の取り分は薄く割高だ 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −0.6%) 割高 ルネサスエレクトロニクス6723 車載マイコン世界首位の座は競合に奪われたが、AIインフラとAltiumの組み合わせが次の10年の本質価値を決める 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ジオマテック株式会社6907 ディスプレイと半導体向けの薄膜加工。9 期の赤字から戻ったが、山谷が激しく客先も偏る。今の値段は回復の続きを織り込みすぎで、割高と見る 本質価値との差 −64.1% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ザインエレクトロニクス6769 高速伝送チップの小さな設計会社。現金は厚いが本業は赤字が続き、時価総額は現金を上回る分だけ割高に見える 本質価値との差 −66.9% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 リバーエレテック6666 超小型の水晶部品の専業。新製品に夢はあるが、12年の大半が赤字で借金も重い。今の値段は会社の計画の達成をほぼ織り込む 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 岡谷電機産業6926 ノイズ対策部品の老舗だが2期続けて17億円の営業赤字。立て直しても資本コストに届く稼ぎは見えず、今の値段は高い 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 原田工業6904 車載アンテナの専業。足元の利益は戻ったが、税と金利を引くと残る利益は薄く、今の値段は回復を先取りしすぎている 本質価値との差 −67.8% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 インスペック6656 AI 向けパッケージ基板の検査装置を手がける秋田の小さな装置会社。技術は本物だが、受注の山谷が深く、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 多摩川ホールディングス6838 高周波部品と売電の小さな会社。足元の増益は評価益が大半で、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高いとみる 本質価値との差 −73.8% · 10 年 割高(年 −5.1%) 割高 オプトエレクトロニクス6664 小さなバーコード読み取り機の老舗。エイサーの傘下で出直すが、赤字が続き稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 トミタ電機6898 鳥取のフェライトコアの小さな会社。現金と土地は厚いが本業は10年余り赤字がちで、今の値段は稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −82.6% · 10 年 割高(年 −8.9%) 割高 QDレーザ6613 量子ドットレーザは本物の技術だが、売上14億円の会社に800億円超の値は、まだ来ない成功を先に払いすぎている 本質価値との差 −84.6% · 10 年 割高(年 −10.3%) 割高 ぷらっとホーム6836 Linuxの小型サーバーで細く稼ぐ老舗。18期続いた赤字をやっと抜けた段階で、今の時価総額は利益の200倍を超える 本質価値との差 −87.9% · 10 年 割高(年 −12.6%) 割高 TBグループ6775 LED 表示機と電子レジの小さなメーカー。19 期連続の営業赤字で、稼ぐ力は時価総額の裏づけにならない 本質価値との差 −89.0% · 10 年 割高(年 −10.7%) 割高 ジャパンディスプレイ6740 12 期連続赤字の中小型パネル会社。いちごの新株予約権で株数が約 1.7 倍に増え、10 年後に既存株主へ残る取り分は今の時価総額に遠く届かない 本質価値との差 −93.2% · 10 年 割高(年 −15.2%) 割高 大黒屋ホールディングス6993 ブランド品の買取と質屋の老舗。ファンド傘下で再建に入ったが、10年の稼ぐ力で測ると本質価値は今の時価総額を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −93.6% · 10 年 割高(年 −16.2%) 割高 JNグループ6634 暗号資産の取引所と消耗品の卸、電子書籍を束ねた小さな持株会社。赤字と借金が重く、今の値段は事業の稼ぎでは説明できない 本質価値との差 −96.3% · 10 年 割高(年 −19.5%) 割高 ウインテスト6721 売上4億円に対し赤字12億円、資金は新株の発行頼みの半導体検査装置会社。時価総額116億円は事業の実績から大きく離れている 本質価値との差 −99.6% · 10 年 割高(年 −36.4%)

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分析日 2026-10-16