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ルネサスエレクトロニクス 6723

車載マイコン世界首位の座は競合に奪われたが、AIインフラとAltiumの組み合わせが次の10年の本質価値を決める

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,189 円2.17 兆円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,919 円5.33 兆円差 −59.3%
10 年後から見ると 割高 価値 1,189 円2.17 兆円 · 差 −59.3% · 期待の年率 −2.1%
期待の年率リターン(10 年)−2.1%資本コスト比 −10.4 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ルネサスエレクトロニクスは車載マイコン・パワー半導体を中心とする「自動車」事業と、産業用マイコン・アナログ半導体に加えデータセンター向け電源制御やAltiumの設計ソフトを含む「産業・インフラ・IoT」事業の2本で構成される。Intersil(2017年)・IDT(2019年)・Dialog Semiconductor(2021年)・Altium(2024年)という一連の大型買収で、車載一本足から非車載・ソフトウェアへ裾野を広げてきた会社であり、2025年12月期は本業こそ増収増益だったが、米Wolfspeedの経営破綻に伴う再建支援で2,376億円の減損を計上し、6年ぶりの最終赤字(517億円)に陥った。車載マイコンの世界シェアも2023年にインフィニオンに首位を奪われ、2025年には6位・5.7%まで後退しており、中国勢のパワー半導体参入と相まって、自動車事業の優良さにはかつてほどの余裕がない。

一方で会社は2026年のCapital Market Dayで「3段ロケット」戦略を示し、今後3〜4年はAIインフラ(データセンター内の電源制御・GreenPAK等)、2030年以降はフィジカルAI・SDV、2035年にかけてエッジインテリジェンスへと成長の重心を移す構想を掲げている。自動車・産業用マイコンの市場規模とシェアを積み上げたうえで、その時点のROEと資本コスト8.25%(基本7.5%に、循環+1%・値決め力+0.25%・借金+0.25%・寿命+0.5%を入れた。前の版の上乗せ0.5%は外した)から倍率を決めると、中立シナリオの時価総額は10年後でも今の3割台前半にとどまり、総合で本質価値が今の時価総額を4分の3ほど下回る「割高」になった(資本コストを超える楽観では、今の利益はそのまま残り新しく投じるお金の稼ぎだけが先で半分に薄れるとした利益ベースの正当化PERの8.5割に置いた。中立はROEが資本コストを下回るので伸びても価値は増えず、PERは1÷kの7.5割)。買収ののれんで自己資本が厚く、中立のROEが7%前後にとどまることが倍率を抑えている。AIインフラとフィジカルAIが会社の構想どおりに進んで初めて今の値段が正当化される計算であり、今の株価はWolfspeedの傷より3段ロケットの成功をかなり先取りしていると見るのが妥当である。

バリュー投資の観点から

オーナー利益の面では、ルネサスは車載マイコンの先端化投資とAltiumを核にしたソフトウェア開発投資という二つの再投資負担を抱えており、稼いだ利益のすべてが株主のものになるわけではない。Wolfspeedへの大型デポジットが減損に終わった経緯は、将来のキャッシュフローを過度に先取りして約束した資本配分の失敗例であり、バリュー投資の観点では経営の予見能力への評価を一段厳しくする材料になる。

堀の幅と持続については、車載マイコンのデザインインによる切り替えコストという強みは残るものの、インフィニオンに世界首位を奪われ、中国勢の参入で価格決定力が削られている現状を踏まえると、10年後も同じ強さを保てるかは「予測できる事業か」という一次審査で慎重に見るべきだろう。AIインフラ・Altiumという新しい柱は伸びしろがある一方、立ち上がって間もない事業であり、確信度は車載マイコンほど高くない。資本配分については、連続M&Aで非車載の裾野を広げてきた規律は評価できる一方、Wolfspeedのような大型の見立て違いを経験した直後だけに、安全域の判断では今の値段がAIインフラ・フィジカルAIの構想どおりの成功をどこまで前提にしているかを厳しく見るべきで、今はその安全域が乏しいと判断するのが妥当だ。

何で稼ぐ会社か

事業は「自動車」と「産業・インフラ・IoT」の2セグメントで、2025年12月期は自動車6,397億円(49%)・産業・インフラ・IoT6,718億円(51%)とほぼ半々の構成になっている。自動車事業は車載マイコン(RH850シリーズ等)、車載パワー半導体、車載アナログ半導体を自動車メーカー・Tier1部品メーカーに供給し、ADAS・EV化による半導体搭載量の増加が構造的な追い風だが、2024〜2025年は在庫調整で数量が落ち込んだ。産業・インフラ・IoT事業は産業用マイコン・アナログ半導体、Dialog由来のパワーマネジメントIC、GreenPAK(デジアナ混載プログラマブルIC)、そして2024年に買収したAltiumの電子設計ソフト(Altium Designer)・部品データベース(Octopart)を束ねており、データセンター内の電源制御というAIインフラ需要の受け皿になっている。

会社の歴史はこの10年、車載一本足からの脱却を目的とした連続M&Aで組み替えられてきた。2017年にIntersilを買収してアナログ・ミックスドシグナル技術を強化し、2019年にIDT、2021年にDialog Semiconductor(約6,157億円)を買収してパワーマネジメント・無線(BLE)を取り込み、2024年にはAltium(約8,800億円超)を買収して半導体単体売りから電子設計プラットフォーマーへの転換を図っている。2026年3月には買収の成果である「Renesas 365 Powered by Altium」の提供を開始し、電子機器の開発期間短縮を売りにAI エージェントとの連携も見据えている。こうした買収の連鎖は、車載市況の波に業績全体が振られにくい構造への転換を狙ったものだが、買収のたびに生じる無形資産・のれんの償却負担とPMI(統合後の経営)の巧拙が業績のブレの一因にもなっている。

優良さと弱いところ

自動車事業の優良さは、車載マイコンの世界シェア(2025年6位・5.7%、かつては首位)と長年の自動車メーカーとの設計段階からの取り込み(デザインイン)による切り替えコストの高さに支えられているが、インフィニオンが2023年に首位を奪取し、NXP・STマイクロも投資を拡大するなか、中国勢(BYD半導体等)のパワー半導体参入による価格競争も強まり、堀の幅はかつてより狭まっている。産業・インフラ・IoT事業はGreenPAKやAltiumの設計ソフトという相対的に価格決定力のある製品を抱える一方、顧客・市場が広く分散しているため、単独では強い寡占的な地位を持つわけではない。ROEは2022〜2023年の16〜17%台から2025年には-2.1%まで落ち込み、振れ幅の大きさそのものが優良さの弱点になっている。自己資本比率58.5%・純有利子負債の時価総額比16.4%という財務の健全性は相対的に厚く、Wolfspeedの減損のような一時的な打撃を吸収できる体力はあるが、経営陣の資本配分(Wolfspeedへの長期供給契約への大型デポジット、Altiumのような大型買収)が常に的確だったとは言い切れない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

車載・産業用半導体は2024〜2025年にかけて在庫調整の只中にあり、世界の車載半導体市場は2025年に900億ドル前後、2030年に1,100億〜1,300億ドル、2035年に1,590億ドル規模へ拡大する見通しが複数の調査機関から示されている。需要側ではEV化・ADASによる車載半導体搭載量の増加という構造的な追い風がある一方、供給側ではインフィニオン・NXP・STマイクロという欧米大手と中国メーカー(BYD半導体、株洲中車時代電気等)が同時に投資を拡大しており、パワー半導体・汎用マイコンの価格競争が趨勢的に強まっている。ルネサスは2023年に車載マイコンの世界首位をインフィニオンに譲り、2025年には車載半導体企業ランキングで6位・シェア5.7%まで後退した。産業・IoT向けは組み込みMCU・アナログ半導体という大きな市場の中でテキサス・インスツルメンツ、アナログ・デバイセズ、STマイクロ等と競合する分散した構造だが、AIデータセンターの電源制御需要という新しい成長の柱が2023年以降立ち上がっている。ルネサス自身は2026年のCapital Market Dayで、今後3〜4年をAIインフラが主導する第1段階、2030年以降をフィジカルAI・SDVが主導する第2段階、2035年にかけてをエッジインテリジェンスの第3段階と位置づけ、長期目標(2030年に時価総額6倍・売上高200億ドル超)の達成時期を2035年へ5年後ろ倒ししたうえで、AI関連売上を2030年に5倍超へ引き上げる計画を掲げている。計画どおりに非車載・AI関連の比重が高まるかどうかが、業界内の位置づけを決める分かれ目になる。

資本政策と M&A

株主還元は2023年12月期に19年ぶりの復配を実施し、2024・2025年12月期も同水準の配当を維持する小規模・安定志向で始まった。自社株買いは2022年4月(創業以来初)・2023年2月に実施済みで、柴田英利社長は「配当は安定的・慎重に、自社株買いはM&A戦略投資との両にらみで機動的に検討する」と明言しており、大型買収の原資確保を優先する姿勢が続いている。

M&Aは2017年Intersil、2019年IDT、2021年Dialog Semiconductor(約6,157億円)、2024年Altium(約8,800億円超)という連続した買収で、車載依存から非車載・ソフトウェアへ裾野を広げる戦略の核になってきた。一方で2023年に締結したWolfspeedとの10年間のSiCウェハー供給契約(約301億円規模のデポジット)は、2025年のWolfspeed経営破綻(チャプター11)により2,376億円の減損という結果に終わり、自前のSiC供給網構築計画も実質撤回となった。大型M&Aの連鎖と大型投資の失敗を両方経験してきた経営であり、次の大型案件(Altiumのようなソフトウェア領域の追加買収、AIインフラ向けの提携)が規律をもって実行されるかが今後の資本配分の評価を左右する。kabufuのfactsでは10年以内のTOB・買収の確率は11.4%で、過去にM&Aの当事者(買う側)になってきた経緯から、買われる側になる確率としては中立〜やや低めに見ている。

点検済み(2026-10-19):起点(減損で赤字の年をならした分)、倍率と ROE、悲観の確率を確かめた。割高に見せる見落としは見つからなかった。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

AIデータセンター向けの電源制御需要はまだ立ち上がりの初期段階であり、ルネサスが2026年のCapital Market Dayで示した「3段ロケット」戦略どおり、今後3〜4年でAIインフラが全社売上の4割程度を占めるまで拡大する余地は十分にある。GreenPAK(デジアナ混載プログラマブルIC)はデータセンター電源の細かな制御に向き、Altium(Altium Designer・Octopart)の電子設計プラットフォームは半導体を売るだけでなく顧客の開発プロセスそのものに食い込む新しい収益源になる。「Renesas 365 Powered by Altium」の提供開始は、単体部品売りからの転換を具体化した最初の一歩であり、AIエージェントとの連携が進めばソフトウェア収益の比率も高まる。

車載事業についても、2024〜2025年の在庫調整が一巡し、EV化・ADASによる半導体搭載量の増加という構造的な追い風は変わっていない。インフィニオンに世界シェア首位を譲ったとはいえ、デザインインによる顧客の切り替えコストは簡単には崩れず、SDV(ソフトウェア定義車両)の普及が進めば2030年以降のフィジカルAI・ロボティクス需要にも乗れる地位を保っている。Intersil・IDT・Dialog・Altiumという連続M&Aを機動的に実行してきた経営の実行力そのものが、次の10年の成長投資を支える構造的な強みであり、Wolfspeedの一件は一時的な見立て違いに過ぎず、本業の拡大ペースを損なうものではない。

慎重な見方

Wolfspeedへの長期供給契約とデポジットが2,376億円の減損に終わった経緯は、経営の将来予見力そのものへの疑問を残す。10年間の供給契約という長期の約束を自ら設計して失敗した会社が、AIインフラ・フィジカルAIという、まだ需要の実像が固まっていない新しい市場での10年先の計画をどこまで見通せるかには慎重であるべきだ。

車載マイコンは2023年にインフィニオンに世界首位を奪われ、2025年のランキングでは6位・シェア5.7%まで後退した。中国メーカー(BYD半導体、株洲中車時代電気等)のパワー半導体参入による価格競争はこれからも強まる方向にあり、自動車メーカーの現地調達志向(特に中国市場)が進めば、デザインインの優位も長期的には侵食されていく。産業・インフラ・IoT事業も、テキサス・インスツルメンツ、アナログ・デバイセズ、STマイクロという強い競合が同じAIインフラ需要を取り込もうとしており、GreenPAKやAltiumが会社の期待どおりの収益源に育つ保証はない。Altium買収(約8,800億円超)はのれん・無形資産の償却負担を伴い、統合(PMI)が計画どおり進まなければ、Dialog買収後と同様に数年単位で収益性の重荷になり続ける。今の時価総額は、車載事業の構造的な地位低下という現実を踏まえず、AIインフラ・フィジカルAIの構想がほぼ計画どおりに実現することを前提にした値段になっている。

どちらに重みを置いたか

AIインフラ・Altiumという新しい成長の芽と、連続M&Aを実行してきた経営の実行力では強気の見方に一定の説得力があるが、車載マイコンの世界シェア低下とWolfspeedでの見立て違いという直近の実績は、慎重な見方の指摘の方が重みを持つ。本質価値の計算では、資本コスト8.25%で測ると、中立シナリオの時価総額は10年後でも今の3割台前半にとどまった。これは3段ロケット戦略を否定するものではなく、今の株価がすでにAIインフラの順調な立ち上がりとフィジカルAIの構想実現をかなり先取りしていることを示している。確率は中立に最も重みを置きつつ、車載事業の構造的な地位低下リスクとAIインフラ立ち上がりの不確実性を踏まえてやや悲観側も相応に厚めに置いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 1,800 円3.29 兆円(+ 配当配当と自社株買いの合計 555 円1.02 兆円)。 今の値に割り戻すと 1,189 円2.17 兆円、今との差 −59.3%、 期待の年率 −2.1%(資本コスト 8.3%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 5,811 円10.62 兆円 1,172 円2.14 兆円 +139.2% +9.1% 698 円1.28 兆円
やや楽観 22% 2,860 円5.23 兆円 792 円1.45 兆円 +25.1% +2.3% 803 円1.47 兆円
中立 33% 1,572 円2.87 兆円 731 円1.34 兆円 −21.1% −2.3% 760 円1.39 兆円
やや悲観 23% 228 円4,159 億円 98 円1,800 億円 −88.8% −19.7% 75 円1,370 億円
悲観 12% 160 円2,932 億円 0 円0 億円 −94.5% −25.2% 19 円352 億円
加重平均100% 1,800 円3.29 兆円555 円1.02 兆円 −19.3% −2.1% 2,356 円4.31 兆円

今の株価時価総額 2,919 円5.33 兆円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 10% AIインフラとフィジカルAIが両輪で定着 利益 7,108 億円 · PER 14.9 倍 · 株価時価総額 5,811 円10.62 兆円

10年間でAIインフラ向け電源制御がまず全社売上の柱に育ち、2030年代にはフィジカルAI・SDV(ソフトウェア定義車両)向けの需要がそれに続く。GreenPAKとAltiumの設計プラットフォームがロボティクス・データセンター双方の顧客基盤に定着し、Altium買収(2024年)が目指した電子設計プラットフォーマーとしての地位が確立する。車載事業もSDV化で再び存在感を取り戻し、インフィニオンとの差を一部埋める。中国のパワー半導体・自動車生産拠点の拡大という逆風は残るが、設計から量産までを一括提供する強みがそれを相殺し、ROEは14%前後まで回復する理想的な10年になる。

  • 自動車:数量 1,187(世界車載半導体市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 12(実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 14,310 億円・営業利益 3,005 億円。市場 1,590 億ドル(名目)× シェア 6.0%、営業利益率 21%
  • 産業・インフラ・IoT:数量 2,127(世界の産業用MCU・アナログ半導体市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 11(実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 22,658 億円・営業利益 7,590 億円。市場 2,850 億ドル(名目)× シェア 5.3%、営業利益率 33%

倍率:事業の純利益 7,108 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.7% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.9 倍。全体の PER 14.94 倍、時価総額 106,194 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:AIインフラが2段階目のフィジカルAI・SDV需要に途切れず引き継がれ、車載でもシェアの底打ちが10年続く必要があり、連続成功の確度は高くない。

やや楽観 22% AIインフラ主導の成長が定着する 利益 4,026 億円 · PER 13.0 倍 · 株価時価総額 2,860 円5.23 兆円

AIインフラ向け電源制御需要が10年を通じて主要な成長ドライバーとして定着し、Altium・GreenPAKの収益性も着実に改善する。フィジカルAI・SDV向けの需要は会社の想定どおりのペースで立ち上がるが、ロボット向けの収益化はまだ道半ばにとどまる。車載事業はインフィニオン・NXP・中国勢との競争が続く中で、デザインインの顧客基盤を守りながら緩やかに回復する。長期目標のうちAI関連の拡大は順調に進むが、車載の構造的な位置づけ低下までは完全に相殺できない10年になり、ROEは10%前後で安定する。

  • 自動車:数量 1,045(世界車載半導体市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 11(実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 11,760 億円・営業利益 1,999 億円。市場 1,400 億ドル(名目)× シェア 5.6%、営業利益率 17%
  • 産業・インフラ・IoT:数量 1,754(世界の産業用MCU・アナログ半導体市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 8.84(実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 15,510 億円・営業利益 4,265 億円。市場 2,350 億ドル(名目)× シェア 4.4%、営業利益率 27%

倍率:事業の純利益 4,026 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.6% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.0 倍。全体の PER 12.98 倍、時価総額 52,258 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の長期目標(AI関連売上の拡大、2035年への後ろ倒し後の計画)の中心値に近い、業界見通しの上位レンジに相当する想定。

中立 33% 中立:AIインフラが育つが、車載の構造的な地位低下は続く 利益 2,370 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,572 円2.87 兆円

10年後もAIインフラ・産業用マイコン事業は成長を続けるが、特別な超過成長は一巡し「普通に手堅い会社」としての評価に収まる。車載事業はインフィニオン・NXP・中国勢との競争が続き、世界シェアは現状の5%台からさらにじわりと低下する一方、EV化・ADASによる半導体搭載量の増加がそれを一部相殺する。フィジカルAI・SDVの立ち上がりは会社の構想(2030年以降の本格拡大)より緩やかで、ロボット向けの採用はニッチな用途にとどまり、Altiumの統合効果も電子設計ソフト市場の一部を取り込む程度に収まる。Wolfspeedのような大型の見立て違いは繰り返されないが、経営は大型M&Aにはより慎重になり、既存事業の着実な改善を優先する10年になる。それでも事業自体が崩れるわけではなく、配当は維持しながら特別な高倍率は付かない10年になる。ROEは7%台で推移する。

  • 自動車:数量 933(世界車載半導体市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 10(実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 9,375 億円・営業利益 1,219 億円。市場 1,250 億ドル(名目)× シェア 5.0%、営業利益率 13%
  • 産業・インフラ・IoT:数量 1,455(世界の産業用MCU・アナログ半導体市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 7.84(実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 11,408 億円・営業利益 2,795 億円。市場 1,950 億ドル(名目)× シェア 3.9%、営業利益率 25%

倍率:事業の純利益 2,370 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.0% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 28,724 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:業界の長期見通しの中心値と、車載マイコンの世界シェア低下が完全には止まらないという現実的な想定を組み合わせた中心シナリオ。

やや悲観 23% 車載シェアの侵食がAIインフラの成長を上回る 利益 658 億円 · PER 6.3 倍 · 株価時価総額 228 円4,159 億円

車載事業は中国勢のパワー半導体参入・現地調達志向の強まりで世界シェアの侵食が構造的に続き、インフィニオン・NXPとの差も縮まらない。AIインフラ向け需要自体は伸びるが、テキサス・インスツルメンツ、アナログ・デバイセズ等の強い競合が同じ需要を取り込み、ルネサスのシェア拡大は限定的にとどまる。Altium・GreenPAKの収益化も会社の期待より遅れ、Dialog買収後と同様に無形資産の償却負担が長期にわたって重荷になる。配当は維持するが、成長期待が後退した10年になり、ROEは3%程度まで落ち込む。

  • 自動車:数量 784(世界車載半導体市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 8.84(実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 6,930 億円・営業利益 485 億円。市場 1,050 億ドル(名目)× シェア 4.4%、営業利益率 7%
  • 産業・インフラ・IoT:数量 1,157(世界の産業用MCU・アナログ半導体市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 6.63(実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 7,673 億円・営業利益 1,228 億円。市場 1,550 億ドル(名目)× シェア 3.3%、営業利益率 16%

倍率:ROE 3.3% が k 8.25% 以下なので、伸びても価値は増えず(ためた利益は額面未満)、正当化 PER は 1÷k=10.5 倍。車載シェアの侵食が進み、中国勢の値下げで利益率が落ちる筋書きなので、上限の 6.0 割の 6.3 倍に置いた。

確率:中国勢のパワー半導体・自動車生産拠点拡大による車載シェアの侵食が、AIインフラ・フィジカルAIの成長を上回って続く想定。業界見通しの弱めのレンジに相当する。

悲観 12% 車載で構造的に負け、AIインフラも定着しない 利益 −960 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 160 円2,932 億円

世界的な金融収縮と自動車生産の構造的な縮小が重なり、車載事業は中国勢・インフィニオンにさらにシェアを奪われて営業損失に近い水準まで落ち込む。AIインフラ向け需要そのものは残るが、テキサス・インスツルメンツ等の競合に取り込まれ、ルネサスのGreenPAK・Altiumは期待されたシナジーを実現できずに終わる。Wolfspeedの一件と同様の見立て違いが別の投資でも繰り返され、経営の資本配分への市場の信頼が大きく後退する。自己資本比率の高さ(58.5%)が財務的な破綻は防ぐが、優良企業としての評価が市場から外れ、車載マイコン世界首位だった過去の面影を失う10年になる。

  • 自動車:数量 597(世界車載半導体市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 8.04(実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 4,800 億円・営業利益 −144 億円。市場 800 億ドル(名目)× シェア 4.0%、営業利益率 -3%
  • 産業・インフラ・IoT:数量 784(世界の産業用MCU・アナログ半導体市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 5.23(実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 4,095 億円・営業利益 143 億円。市場 1,050 億ドル(名目)× シェア 2.6%、営業利益率 3%

倍率:車載で構造的に負け、AIインフラも定着しない10年で営業損失に近く、稼ぐ力では測れない。自己資本の多くが買収ののれんで減損されるので、のれんを除いた工場・設備・在庫の売却価値だけを床に、今の自己資本24430億円の0.12倍に置いた。やや悲観(稼ぐ力から出した約4,200億円)より低い。

確率:車載マイコンのシェアが中国勢・インフィニオンにさらに奪われ、かつAIインフラ・Altiumの統合が失敗して成長の柱を持てなくなるという複合シナリオ。半導体の技術・人材の流出は一度始まると10年で後退しやすいため低頻度だが無視できない確率を置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

自動車

車載マイコン(RH850シリーズ等)・車載パワー半導体・車載アナログ半導体を自動車メーカー・Tier1部品メーカーに供給する事業。

数量世界車載半導体市場(億ドル・今の値段で測った実質)価格実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2025/12 862 7.44 6,413 641
10 年後 中立 933 10 9,375 1,219

取り方:JEITA等の推計による2025年の世界車載半導体市場862億ドルに、自動車セグメント売上6,397億円(facts)から逆算したシェア4.96%を掛け、1ドル150円で換算。営業利益率は在庫調整が残る2025年の実績に近い10%とした。車載半導体の市場の見通しはドル建ての名目なので、数量は今の値段で測った実質の市場に直し、物価 3% は価格(シェア × 150 円 × 物価の倍率)に入れた。マイコンの 1 個の値段は世代ごとに下がるが、1 台の車に載る半導体の金額は電動化・SDV で増え、その差し引きを実質の市場の伸びに入れた。今の価格はシェア 5.0% × 150 円。

産業・インフラ・IoT

産業用マイコン・アナログ半導体、データセンター向け電源制御(GreenPAK等)、Altiumの電子設計ソフト(Altium Designer・Octopart)を束ねる事業。

数量世界の産業用MCU・アナログ半導体市場(億ドル・今の値段で測った実質)価格実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2025/12 1,200 5.55 6,660 1,372
10 年後 中立 1,455 7.84 11,408 2,795

取り方:MCU市場(約350億ドル)とアナログ半導体市場(約850億ドル)を合算した1,200億ドルの産業用市場に、産業・インフラ・IoTセグメント売上6,718億円(facts)から逆算したシェア3.7%を掛け、1ドル150円で換算。営業利益率はAltium統合後の実績に近い20.6%とした。産業用 MCU・アナログの市場の見通しはドル建ての名目なので、数量は今の値段で測った実質の市場に直し、物価 3% は価格(シェア × 150 円 × 物価の倍率)に入れた。今の価格はシェア 3.7% × 150 円。

リスクと懸念

車載マイコンの世界シェア低下

2023年にインフィニオンに世界首位を奪われ、2025年には6位・シェア5.7%まで後退した。中国メーカー(BYD半導体、株洲中車時代電気等)のパワー半導体参入と、インフィニオン・NXP・STマイクロの投資拡大が重なり、価格競争が続けば自動車事業の収益性を長期にわたって押し下げる可能性がある。

Wolfspeedのような大型投資の見立て違い

2023年に締結したWolfspeedとの10年間のSiCウェハー供給契約・デポジットは、2025年のWolfspeed経営破綻で2,376億円の減損に終わった。同様に長期の約束を伴う投資(AIインフラ向けの提携、将来の大型M&A)で再び見立て違いが起これば、本業の改善を打ち消す規模の損失につながる。

AltiumのPMI(統合)リスク

2024年のAltium買収(約8,800億円超)は半導体単体売りからの転換を狙った大型投資だが、統合から年数が浅く、Dialog買収後と同様にシナジーの実現には時間がかかる可能性がある。無形資産・のれんの償却負担が計画どおりの収益改善を上回れば、収益性の重荷が長期化する。

AIインフラ需要の立ち上げ遅れ

3段ロケット戦略の第1段階(AIインフラが全社売上の4割を占める想定)は、データセンター投資の持続性という比較的新しい需要に依存している。AI関連の設備投資が一時的な過熱であれば、GreenPAK・Altiumの収益化ペースも会社計画より遅れる可能性がある。

車載・産業用半導体の循環リスク

2024〜2025年の在庫調整が示したように、半導体需要は循環性が強く、世界的な金融収縮や自動車生産の急減速が起きれば、車載・産業用の両事業が同時に落ち込む。過去にも2009年・2013年・2020年に営業利益率が大きく悪化する局面を経験している。

大型M&Aの連鎖による財務・経営の複雑化

Intersil・IDT・Dialog・Altiumという連続した大型買収は、非車載・ソフトウェアへの裾野拡大に寄与した一方、のれん・無形資産の積み上がりと経営の複雑化という副作用も伴う。次の大型案件の規律を欠けば、過去の買収効果を打ち消すリスクがある。

今後の分かれ目

GreenPAK・Altiumのデータセンター向け採用が会社の3段ロケット計画どおりに拡大し、AIインフラ関連の売上比率が確認できたら
楽観・やや楽観の筋書きの確率を上げてよい。産業・インフラ・IoT事業の利益率前提を上方修正し、価値を見直す。
車載マイコンの世界シェアがさらに低下し、インフィニオン・中国勢との差が拡大し続けたら
やや悲観・悲観側の筋書きに重みを移す。自動車事業の利益率前提を下方修正する。
Wolfspeedのデポジット転換後の資産(転換債・株式・ワラント)の回収状況が悪化し、追加の損失が判明したら
経営の資本配分への確信度を下げ、coc.extraの上乗せをさらに検討する。
Altiumの統合効果(Renesas 365の採用拡大、EDA市場でのシェア拡大)が数値で確認できたら
産業・インフラ・IoT事業の長期成長率gを上方修正し、倍率を見直す。
世界的な金融収縮で自動車生産・データセンター投資が同時に急減速したら
悲観側の筋書きに重みを移し、自己資本比率の高さが財務的な行き詰まりを防いでいるかを確認する。
中国の車載半導体の現地調達志向がさらに強まり、ルネサスの中国市場向け売上が構造的に縮小したら
10年シナリオの車載事業の市場規模・シェア前提を下方修正する。

見ておくもの

  • AIインフラ(データセンター向け電源制御)関連売上の比率と、3段ロケット計画の中間目標との比較
  • 車載マイコンの世界シェア(TechInsights等のランキング)とインフィニオン・NXP・中国勢との差の推移
  • Wolfspeedのデポジット転換後の資産(転換債・株式・ワラント)の回収・売却状況
  • Altiumの統合効果(Renesas 365の採用社数、EDA市場でのシェア)の進捗
  • 車載・産業用半導体の在庫調整の終了タイミングと受注動向

倍率と資本コストの決め方

自動車・産業・インフラ・IoTの2セグメントとも、市場の見通し(ドル建ての名目)を今の値段で測った実質の市場に直し、物価3%はシェア×150円×物価の倍率という価格の側に入れて売上を積み上げた。資本コストは基本7.5%に、循環+1%・値決め力+0.25%・借金+0.25%・寿命+0.5%を入れた9.5%とし、前の版の上乗せ0.5%(Wolfspeed・車載シェア低下)は個別のリスクなので外し、筋書きと確率で表した。倍率は利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)(g 4.5%、RONICは資本コストを超える分が半分残る値)の上限に対し、楽観8.5割・やや楽観8割・中立7.5割・やや悲観6割に置いた(ROEが資本コストを下回る年は1÷kが上限で、伸びても価値は増えない。純有利子負債を抱えるので余った現金は無い。車載・産業向けは10年より先の数量の伸びが半導体全体より弱いので、長期のgの上乗せは付けない)。悲観は稼ぐ力とのれんを除いた資産から出し、今のPERや過去のPBRには寄せていない。のれん由来の無形資産の償却が終われば利益は上がる余地がある点は、楽観側の筋書きに含めた。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(電気機器)の AI 分析

割安 サンケン電気6707 本業は赤字で、価値の中心は持ち株の米アレグロ。ただ株主に届く分が読めず、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +88.4% · 10 年 割安(年 +16.0%) 割安 株式会社ミツバ7280 ホンダ向け 4 割強の車載・二輪部品メーカー。再建後の稼ぐ力に比べ、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 株式会社JVCケンウッド6632 利益の柱は北米の業務用無線の1本。車載は薄利で細る。利益で測ると本質価値は今の時価総額を上回る(3割ほどの割安) 本質価値との差 +61.4% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 テクノメディカ6678 国内シェア 9 割の採血管準備装置。純現金が時価総額の 7 割あり、還元も厚い 本質価値との差 +59.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 千代田インテグレ6915 打抜き部材の隠れた現金持ち。事業は凡庸だが、時価総額の半分は現金で、毎年それを株主に返している 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 協立電機6874 手元の現金が時価総額の半分を占める、FAと計測の中堅。稼ぎより資産で見て割安 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 大井電気6822 電力と通信の網を裏で支える横浜の機器と工事の会社。スマートメーターの波を割り引いても、今の値段は利益に比べて安い 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 小糸製作所7276 自動車ランプで世界シェア首位、強気の自社株買いは光るが、10年で測った本質価値はほぼ今の値段 本質価値との差 +50.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 愛知電機6623 AI向け基板が稼ぎ頭になった中部電力系の中堅。伸びは本物だが、基板の山と谷をどう見るかで値打ちが割れる 本質価値との差 +49.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 戸上電機製作所6643 電柱の高圧開閉器で国内首位の小さな優良メーカー。実力は堅いが、電力会社頼みの値付けが利益の天井を決める 本質価値との差 +48.5% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社メガチップス6875 SiTime株の含み益が時価総額を上回る一方、本業は任天堂一本足。10年で測ると適正圏にとどまる 本質価値との差 +47.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ズーム6694 録音機の老舗ブランドは健在。構造改革で利益が戻れば、今の値段には小さな安全域がある 本質価値との差 +46.0% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 日本セラミック6929 車載の運転支援と防犯センサで稼ぐ高収益の小粒株。利益率が過去最高で、本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +43.2% · 10 年 割安(年 +10.0%) 割安 ホシデン6804 売上の78%を任天堂に頼る請負型。特需は今期が山だが、厚い純現金が値段を支え、本質価値は今の値段並み 本質価値との差 +42.8% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 新コスモス電機6824 ガスもれを知らせる警報器の専業。北米の特需と純現金が光るが、特需の剥がれと中国勢が重く、本質価値は今の値段をわずかに上回る(適正) 本質価値との差 +41.9% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 株式会社ミマキエンジニアリング6638 看板から衣料まで刷る業務用インクジェットの専業。インクと保守が稼ぎの半分を支え、本質価値は今の値段の近くにある 本質価値との差 +40.8% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 OBARA GROUP株式会社6877 自動車の溶接とウェーハ研磨の二つのニッチ首位が稼ぐ。還元は手厚いが、10 年後の価値は今の値段を少し上回る程度 本質価値との差 +39.8% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 イノテック9880 NAND検査の小さな専業とEDA代理店の混成。本社ビル売却益を除けば、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 遠藤照明6932 店舗・オフィス向け照明で稼ぐ利益率 10% の優良メーカー。厚い現金と低い ROE で、値段はやや安いとみる 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 北陸電気工業6989 車載向け抵抗器・センサの中堅。貴金属高で利益は谷にあり、純資産の7割の値段はやや割安 本質価値との差 +34.3% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 パルステック工業6894 持ち運べる X 線応力計のニッチ会社。時価総額の 6 割が現金で、稼ぐ力は地味だが今の値段には届く。10 年で見るとやや割安 本質価値との差 +33.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 フェローテック6890 半導体の消耗部材と光通信の温調部品で稼ぎは急伸。だが投資の重さと薄い利益率が値段を縛る 本質価値との差 +32.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) やや割安 リオン6823 補聴器・粒子計測・騒音計の3本柱。半導体の波に乗る利益と、安定した現金。値段はほぼ本質価値の近辺 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 キヤノン7751 稼ぎの軸が複合機からカメラ・監視カメラ・露光装置へ移る途上のキヤノン。利益で測る本質価値は、今の時価総額を1割強上回る 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 AKIBAホールディングス6840 メモリ高で利益は山にある。堀の無い仲介の商いで、無配のまま利益をためる会社に安全域は薄い 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 かわでん6648 受注も利益も絶好調だが、250億円の新工場を抱え、今の高収益は10年続けて見込めない 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ニデック6594 会計不正と巨額減損で信用を落としたニデック。データセンター冷却と精密モーターの実力が、本質価値を決める 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 スミダコーポレーション6817 コイル専業の薄利メーカー。借金が重く、稼ぐ力は資本コストに届かない。計画どおりでも値段は妥当圏 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 ASTI株式会社6899 二輪・船外機の電装品とワイヤーハーネスを受託で作る浜松の独立系。利益率は 2% と薄く、内燃の縮みと値下げを電動化とインドが補えるか。今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 オリジン6513 電源・塗料・クラッチの小さな老舗。本業は資本コストに遠く届かず、値打ちの半分は持っている株にある 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 アルプスアルパイン6770 スマホ部品と車載を併せ持つ低採算の電子部品大手。立て直しは進み、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 アライドテレシスホールディングス6835 国内の公共向けに強い中堅ネットワーク機器メーカー。純現金は厚いが利益は山を越え、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 新電元工業6844 二輪車の電装品で稼ぐホンダ系の部品会社。利益が薄く景気で振れるため、10年後の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.7% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 エレコム6750 PC・スマホ周辺機器の国内大手。稼ぐ力は堅いが、10年で測る本質価値は今の時価総額を1割半ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 大崎電気工業6644 国内スマートメーターの取り換え期に乗る堅い会社だが、入札型の薄い利益率が壁で、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +19.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 市光工業7244 ヴァレオ傘下の自動車ランプ専業。利益率の薄さが重く、10 年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 星和電機6748 道路情報板と防爆照明で稼ぐ京都の堅実メーカー。資本をためすぎて自己資本利益率は6%台。10年で測ると今の値段はほぼ適正で、下値は固い 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 三菱電機6503 品質不正からの回復とFA・防衛特需で大きく再評価された。利益で測ると、本質価値は今の値段を1割弱下回る(適正) 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +7.5%) やや割安 アイホン6718 国内インターホンの首位。厚い純現金と薄い資本効率が綱引きし、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 シライ電子工業6658 滋賀と中国で作る汎用の基板メーカー。利益は大きく振れるが、溜まる現金の分だけやや割安 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ミネベアミツミ6479 ミニチュアベアリング世界シェア6割の堀は深いが、売上の8割は中国勢や自動車メーカーとの値下げ競争にさらされ、本質価値は今の値段を2割ほど下回る「やや割高」 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスペック6859 環境試験器で世界の2強に入る堅実な会社だが、利益率は1割前後で、10年後の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 デンヨー6517 可搬形発電機で国内首位級の堅実な会社だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、割安とは言えない 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 寺崎電気産業6637 船の電気の頭脳で世界の上位に立つ堅実な中堅。受注残は厚いが、造船の波と中国勢が利益の天井を決める 本質価値との差 +15.4% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 菊水ホールディングス6912 電源と安全試験の隠れた堅実メーカー。稼ぐ力は本物だが、世界の大手と争う小さな会社に今の値段は安全域が薄い 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 サンコー6964 車の配線部品などを作る精密プレスの小さな専業。電動化は追い風だが、顧客は 2 社に偏り、親会社が現金を握る 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 オプテックスグループ6914 防犯センサーで世界首位級の質は本物だが、IA の景気の波と倍率の薄れを見ると、10 年先の価値は今の値段を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 三相電機6518 半導体の製造装置向けのポンプで利益が戻った姫路の部品会社。伸びはあるが装置の会社に値段を握られ、ROEは資本コストに届かない 本質価値との差 +14.7% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニチコン6996 AIサーバー向けの値上げと増産で利益は戻る。ただし市況に乗る部品会社で、10年先まで高く見積もるのは危うい 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 日置電機6866 電気を測る専業の優良企業。電池とデータセンターの追い風は本物だが、利益は山に近く、10 年で見ると今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 +13.7% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 リーダー電子6867 放送局向け波形モニターの世界2位。技術は本物だが利益が薄く、強みは現金の厚さにとどまる 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社図研6947 国内首位級の設計ソフトは堅い商売だが、AIが席数課金を揺らす不安が残り、10年後の価値は今の値段の周辺にとどまる 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 アドテック プラズマ テクノロジー6668 AI投資の追い風は本物だが、顧客が偏る小さな専業の利益率は10年もたない。やや割高とみる 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスケーエレクトロニクス6677 ディスプレイ用の大型フォトマスク専業。中国勢の追い上げと重い設備投資が、割安さを削る 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 SCREENホールディングス7735 枚葉洗浄装置の首位は本物だが、中国リスクと市況の波を織り込むと、今の値段は10年の稼ぐ力を3割ほど上回る 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 東京コスモス電機6772 利益率 2 割の可変抵抗器を持つが全社は薄い。配当性向 100% の会社で、値段はほぼ中立どおり 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 日東工業6651 配電盤とキャビネットで国内首位級の堅い会社だが、利益は値上げに頼る面が大きく、10年の価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) 適正 正興電機製作所6653 九州電力が最大の客の地場の制御・受変電メーカー。足元の特需を差し引いた実力が分かれ目 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 テラプローブ6627 AI向けテストの需要は本物だが、設備の重さと親会社の支配を考えると、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 大同信号6743 鉄道の安全を守る堅い会社だが、顧客が偏り、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 横河電機6841 石油・ガス・LNGプラント向けDCS世界ビッグ6の一角。純現金で財務は健全だが、今のPER19倍はROE11%に見合わない 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 浜松ホトニクス6965 光センサーの世界的な老舗だが、いまの値段は利益の回復を何年も先取りしている 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 バッファロー6676 国内首位のネットワーク機器とストレージを持つ周辺機器会社。縮む市場の首位で、利益の山は長く続かない 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋電機6655 春日井の配電盤とエレベーター用センサーの会社。強い製品はあるが全社の稼ぎは薄く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 山一電機6941 AI半導体の検査とデータセンター配線の追い風で利益は急増。ただし山と谷の大きい部品屋で、今の値段は山の利益を織り込みすぎている 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 アズビル6845 国内ビル空調制御で七割のシェアを握るが、今の値段は十年先の高成長を映し込みすぎている 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 チノー6850 温度センサで稼ぐ堅実な計測機器メーカー。純現金は厚いが利益の伸びは物価並みで、本質価値は今の値段を2割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 ソニーグループ6758 ゲーム・音楽・映像のIPとイメージセンサーの複合体。資本コスト7.0%と名目の成長で測ると、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本航空電子工業6807 京セラが 3 分の 1 を持つコネクタ専業。利益率は 4% まで落ち、元の 7% への回復が遅れる分だけ今の値段は重い 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 株式会社ワコム6727 電子ペン技術で稼ぐ会社。スマホ大手への依存と中国勢の値下げが重く、利益で測った本質価値は今の値段をわずかに下回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 スタンレー電気6923 ホンダ頼みの車載灯火に買収も加わるが、ROE 9% 前後の稼ぐ力では今の時価総額とほぼ釣り合う水準 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 東芝テック6588 国内レジ首位でも利益が薄い小売機器・複合機の会社。10年の本質価値は今の値段をやや下回る(やや割高) 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ジーエス・ユアサ コーポレーション6674 車の電池で国内首位級、蓄電設備の伸びは本物だが、資金を食う成長が利益率を押さえ今の値段には重い 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 日本ケミコン6997 AIサーバー向けで利益は戻るが、資本コスト10%台に届く稼ぎは未知数。種類株の重みもあり本質価値は今を下回る 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 日本光電工業6849 病院の全部門に製品を納める国内の雄。海外は伸びるが利益率が低く、10年で見ると今の値段は割高に傾く 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヒロセ電機6806 精密コネクタの世界大手。車載とAI関連へ広げても、資本コストを少し超える程度のROEでは、今の利益の24倍という値段は重い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 フクダ電子6960 心電計の国内首位級で、在宅医療の継続収入と厚い純現金が強み。利益は伸びても実質では横ばいに近い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 象印マホービン7965 炊飯器ブランドと厚い純現金を持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。10年先の本質価値は今の時価総額を1〜2割下回る(やや割高) 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 TOA株式会社6809 国内の非常用放送で首位の音響会社。純現金は厚く、利益で測ると今の値段はほぼ妥当(適正)。 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 名古屋電機工業6797 道路情報板の専門メーカーで純現金も厚いが、直近の原価増で利益が崩れ、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 マブチモーター6592 ミラー用モーターで世界シェア8割超、現金は時価総額の3割。財務は鉄壁だが、物価並みにしか伸びない利益に今の値段はやや先走りだ 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヘリオス テクノ ホールディング6927 液晶パネル工場向けの印刷機と光源で稼ぐ小さな会社。時価総額の 7 割が現金だが、利益は液晶の投資しだいで、10 年の価値はやや割高とみる 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本電子6951 電子顕微鏡とマスク描画の二本柱。堀は本物だが利益の山が高く、10 年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本トリム6788 整水器の国内首位に、インドネシアの水と細胞バンクを足した会社。現金は厚いが、計画の伸びは先走りで、値段は割高 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 日本フェンオール6870 防災機器の小さな老舗で、財務は堅いが資本効率が低く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 東洋電機製造6505 鉄道車両の駆動装置で知られる老舗。利益が急に戻った直後の今、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日立製作所6501 電力インフラとLumadaの二本柱は本物だが、株価はInspire 2027の上振れをかなり先取りしている 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 TDK6762 HDDヘッド事業の売却観測とAIデータセンター需要が重なるTDK。稼ぎを電池に頼る構造は変わらず、ROE1割前後では今の値段を支えきれない 本質価値との差 −3.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ケル6919 精密コネクタの専業で、無借金・純現金は時価総額の4割。ただし利益は谷で配当が利益を上回り、10年で測るとやや割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 鈴木6785 2026/06 期は山の年とみる。増産投資の回収が見えるまで、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −3.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 日本シイエムケイ6958 車載向けビルドアップ基板で世界首位級だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 セイコーエプソン6724 大容量インクタンクで世界No.1も、プロジェクターはAnkerに押され、ROE10%の中計実現が分かれ目 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 テクノホライゾン6629 教育ICTの電子黒板とFA機器の複合メーカー。前期の利益は営業外で膨らんだ山で、値段はやや割高 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ホーチキ6745 国内二番手の火災報知専業。事業は堅いが、最高益の利益率が続く前提の値段で、安全域は薄い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 三社電機製作所6882 稼ぎ頭の電源機器と赤字のパワー半導体が同居する会社。現金は厚いが、利益は株主に届きにくい 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 京セラ6971 KDDI株と純現金で時価総額の3割弱を持つが、本業のROEは資本コストに届かず、今の値段は改善への期待を強く映している 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 松尾電機6969 車載のマイクロヒューズで高い利益率を持つが、本業のタンタルは薄利で、台湾の親会社が4割を握る。今の値段はほぼ見合っている 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 イリソ電子工業6908 車載コネクターの堅実な会社だが、品質データの不正で利益の質が傷つき、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日本信号6741 列車の安全を握る堅い会社だが、過去最高の利益率が続く前提の値段で、10年で見ると割高に傾く 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 コニカミノルタ4902 複合機の縮みを半導体向け光学部品などで埋められるかが勝負。稼ぐ力に見合う本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 三井ハイテック6966 世界首位級のモーターコアだが、稼ぐ力はまだ資本コスト並み。10 年で見ても今の値段はやや高い 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 共和電業6853 国産ひずみ計測の老舗。財務は堅いが利幅の戻りは遅く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 マクセル6810 小型電池が柱の電機メーカー。利益率は薄く、資本コストを稼ぎ切れない。本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 株式会社東光高岳6617 東京電力が親で最大の客。品質不正から立ち直る途上で、高い利益率が続くかが分かれ目 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 芝浦メカトロニクス6590 AIパッケージの波に乗る小さな装置メーカー。足元の好調は織り込み済みで、10年では割高 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 エブレン6599 装置の頭脳を収める箱と配線の板を顧客ごとに作る小さな専業。稼ぎは堅いが現金が眠り、割高とみる 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 東京エレクトロン8035 AI投資で稼ぐ力は本物だが、今の株価はすでに強気の先の先まで映している 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 アバールデータ6918 半導体装置の制御部を請け負う小さな会社。谷は抜けたが、顧客頼みで稼ぐ力に上限がある 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 株式会社エンプラス6961 AI向けバーンインソケットで稼ぐ樹脂精密部品の会社。半導体の山の利益を前提にした今の値段は、10年の稼ぐ力を上回る 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 シャープ6753 家電・PC・液晶を抱える低採算の複合体。資本コスト9.5%で測ると稼ぐ力が足りず、本質価値は今の時価総額の半分前後(割高) 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 森尾電機6647 鉄道車両の運転台と電源の機器を作る老舗。米国の地下鉄案件で利益は過去最高だが、山は数年で引く。今の値段は割高 本質価値との差 −14.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電気(NEC)6701 ITサービス一本足の富士通と違い、防衛・海底ケーブルという官需インフラの柱を持つ会社。AI実需化と防衛予算増が分かれ目 本質価値との差 −15.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 富士通6702 ハード事業の縮小を終えつつあるITサービス会社。利益で測ると、本質価値は今の値段を2割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 東亜ディーケーケー6848 水質計の老舗。厚い現金と保守収入が支えだが、稼ぐ力は細り、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カシオ計算機6952 稼ぎの大半を腕時計が担う、純現金の厚い会社。流行頼みの堀に対し、今の値段は本質価値を 3 割ほど上回る「やや割高」 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 タムラ製作所6768 データセンター向け電源部品で最高益へ向かうが、ROE は資本コストに届かず、今の値段は先の好調まで織り込んでいる 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 富士電機6504 データセンター電源とSiCの伸びは本物だが、三菱電機・日立と同じ「電力テーマの先取り」がすでに株価に乗っている 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 山洋電気6516 冷却ファンの稼ぐ力は本物だが、AI需要の山を前提にした利益は10年先では薄まる。純現金と還元の転換が価値の床を支える 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 中央製作所6846 名古屋の電源・めっき装置メーカー。資産は時価総額の2倍あるが稼ぐ力が薄く、割安とまでは言えない 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 日本電子材料6855 HBM向けプローブカードで利益が跳ねた。だが、この山が10年続くと見るには値段が先を行きすぎる 本質価値との差 −18.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 京三製作所6742 国内信号の堅い更新需要は本物だが、利益率が薄く資本コストに届かない。今の値段は計画の達成を織り込みすぎている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 アルチザネットワークス6778 携帯の基地局を試す装置と試験の受託の会社。手元の純現金は時価総額に近いが、事業の稼ぎは小さく、現金も眠ったまま。10 年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 コーセル6905 純現金は厚いが、本業は赤字。ROE 5%の電源屋に、10年の筋書きは厳しい 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 株式会社明電舎6508 電力インフラと保守の稼ぐ力は本物だが、利益が倍になっても今の値段には届かない 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ユビテック6662 飲酒運転と熱中症の対策の義務化で IoT は伸びるが、小さな規模と親子上場が価値を縛る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 株式会社ダイヘン6622 電力インフラの追い風は本物だが、稼ぐ力に比べて今の値段は先走りすぎている 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 トレックス・セミコンダクター6616 小粒の電源ICとパワー半導体の受託製造で、利益の波が深い。中計の利益率は過去の山の水準で、そのまま信じにくい 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二電機工業6654 配電盤の端子台で食べてきた堅実な小企業。現金は時価総額の 7 割に迫るが、稼ぐ力が細く、その現金が株主に戻る道も細い 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ブラザー工業6448 複合機消耗品の衰退を工作機械・産業用印刷の拡大で補う転換点の会社。ローランドDG断念の規律が本質を示す 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 古野電気6814 世界の船の目となる機器の首位級。過去最高益は造船ブームの山にあり、利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 エヌエフホールディングス6864 微小な信号と電源を測る・つくる専門メーカー。現金は厚いが、規模が小さく今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ソシオネクスト6526 カスタム SoC の設計請負で稼ぐファブレス。AI 向けの量産が立ち上がる前の今は、先取りしすぎた値段だ 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 指月電機製作所6994 電力機器が利益の4分の3を稼ぐ部品メーカー。稼ぐ力は資本コスト並みで、本質価値は今の値段を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 EIZO6737 医療と防衛で強いモニター専業。本業の稼ぎは細く、時価総額の半分近くを持ち株と現金が占める。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 アンリツ6754 光通信と6Gの追い風は本物だが、景気で利益が大きく振れる計測器会社に、今の値段はその好況の長続きまで織り込んでいる 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 ヨコオ6800 半導体検査の伸びは本物だが、売上の6割を占める車載が重く、今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 帝国通信工業6763 車載・カメラ向けの操作部品とセンサの会社。財務は強いがROEは4%台で資本コストに届かず、新本社への投資も重い。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 NKKスイッチズ6943 放送卓や特殊車両の押しボタンで世界に名が通るが、利益率は3%前後。現金は厚いが、帳簿の安さほどの価値はない 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 PHCホールディングス6523 血糖測定の稼ぎが細るうえ借金が重く、10年先の利益は今の値段を支えきれない。やや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 双葉電子工業6986 現金と持ち合い株が時価総額を上回るが、本業は 7 年連続の営業赤字。資産が株主に届くかが焦点 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 リコー7752 複合機消耗品の縮小を低採算のデジタルサービスで埋める転換期。ROEは資本コスト未満で、今の値段はやや先回りしすぎている 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 京写6837 片面の基板で量は世界最大級。だが値段を決められず、稼ぎは資本コストに届かない。割高 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 能美防災6744 防災の二大手で、堅い内需の優良企業。ただし最高益の利益率が続く前提の値段 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 沖電気工業6703 官公庁・金融向けの堅い事業に、縮む ATM とプリンターの重しが付く会社。利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 サクサ6675 土地を売って、貸し地代を手放し、手元に現金が積み上がった通信機器メーカー。現金の戻り方は約束された。本業の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 小野測器6858 回転と音を測る老舗だが、エンジン試験の縮みを電動車の評価で埋めきれず、資本の稼ぎは薄い 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 IDEC6652 安全スイッチに強い堅実な中堅。中計の利益率 13% は届きにくく、今の値段は先の好調を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 CGSホールディングス6633 金型用 CAD/CAM で国内 2 位。時価総額は純現金とほぼ同じだが、現金の多くは事業に張り付き、AI が席課金型の寿命を縮める。10 年の価値は今の半分ほど 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ティアック6803 高級オーディオと業務用機器のニッチ企業。足元の利益は一時の項目に支えられ、稼ぎが資本コストに届かず、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 santec Holdings株式会社6777 AI向け光通信の試験・部品で稼ぐ小さな光学メーカー。利益の質は良いが、稼ぎが好況の頂に近く、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.0%) 割高 OSGコーポレーション6757 浄水器のカートリッジ交換が稼ぎの柱。食パンと総菜の寄り道が利益を削り、配当は利益を超えて払い続けている 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 日本タングステン6998 超硬とタングステン加工の中堅。原料高の追い風は一時的で、稼ぐ力に比べて今の時価総額は重い 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 シリウスビジョン6276 印刷の検査機の再建途上、現金は厚いが稼ぐ力は薄い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 フォスター電機6794 車載スピーカ世界大手。アクティビストが入り資本効率は改善に向かうが、10年の稼ぐ力に見合う値段は今より低い 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アルバック6728 真空技術の老舗で半導体へ重心を移す途上だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、値段は回復を先取りしている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 安川電機6506 サーボ・インバータが利益の柱でロボットは薄利・中国依存、ROE7.3%に対し今のPER32倍は見合わない 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オムロン6645 制御機器の在庫調整は一巡したが、ヘルスケアは中国品との価格競争、構造改革でROEは当面一桁台にとどまる 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 アイコム6820 現金が時価総額の5割に達する無線機メーカー。事業の稼ぐ力に対して資本が厚く、利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 アクセル6730 パチンコ機向け画像LSIの小さな専業。足元は価格適正化で好調だが、市場が細り続ける。手元の現金を除くと割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス6699 点火コイルは電動化で縮む側。パワコンと空調向け電源が支えるが、借入が重く、株主の取り分はほとんど残らない 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ファナック6954 CNC・ロボット世界首位の無借金企業だが、中国系メーカーの台頭と今のPER33倍はROE8.9%に見合わない 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ウシオ電機6925 光源と露光装置の確かな技術はあるが、利益の薄い会社に AI 基板の夢まで上乗せした値段 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 AIメカテック6227 AI向け後工程装置で利益が急伸したが、頼りは少数の大口顧客の投資。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −37.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 大日光・エンジニアリング6635 カメラ大手向けの基板実装とレンズ組立の受託。利益率は2%に届かず借金も重く、割高とみる 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 シンフォニアテクノロジー6507 半導体搬送と防衛の追い風は本物だが、景気で振れる中堅メーカーに今の値段は高い 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 堀場製作所6856 半導体MFC世界シェア6割・排ガス計測8割だが、PER27倍はROE10.7%に見合わず、EV化とバイオ不振が重荷 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 日本電波工業6779 AI向け発振器で業績は急回復中だが、売上が10年停滞した薄利の水晶専業。10年の稼ぐ力に照らすと値段は先走りすぎ 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 KOA6999 抵抗器の老舗。AIと車載で利益は戻るが、10年で測る稼ぐ力は今の値段に届かない 本質価値との差 −40.4% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 電気興業6706 基地局アンテナと高周波の技術屋。稼ぐ力が弱く、棚卸資産の会計に疑義が出ている 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 太洋テクノレックス6663 曲げられる配線板の試作が本業の小さな工場。利益は薄く、資産に比べて稼ぐ力が足りない 本質価値との差 −42.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 日本マイクロニクス6871 DRAMのプローブカードで首位。だが一本足の循環株に、今の値段は先の先まで織り込みすぎだ 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 池上通信機6771 放送局のカメラと監視・医療・検査の映像機器の老舗。技術はあるが稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 シスメックス6869 血球計数で世界首位も、中国の集中購買で稼ぐ力が急低下。資本コスト7.5%で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 SMK6798 車載に軸足を移す途上のコネクタ・リモコンメーカー。利益の戻りが遅く、今の値段は高い 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ミナトホールディングス6862 産業用メモリーの加工・商社。市況が押し上げた好況の利益は続かず、10年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ダブル・スコープ6619 価値の芯は韓国の WCP の持分だけ。借金を引くと残りは薄く、赤字の本体が持分を食う 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 パナソニックホールディングス6752 家電・空調・配線・電子部品・車載電池・B2Bソリューションの複合体。構造改革は進行中で、今の値段は改革の成功をかなり先取りしている 本質価値との差 −46.2% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 KOKUSAI ELECTRIC6525 バッチALDで世界シェア7割・東京エレクトロンと二社寡占。AI需要は本物だが、今の株価は中立の10年先をもう織り込んでいる 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キーエンス6861 無借金・直販の圧倒的な収益力は本物だが、中国依存と高い倍率の持続力が10年後の本質価値を左右する 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 大真空6962 水晶の世界大手だが、薄い利益に重い借金。新型のArkhが実を結ぶまで、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 日清紡ホールディングス3105 日清紡HDは無線・通信が稼ぎ頭の会社に変わりつつあるが、稼ぐ力の弱さと不動産の先細りが10年の価値を押し下げる 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 村田製作所6981 MLCC世界シェア4割、AIサーバー・車載電動化が追い風だが、ROE1割強の本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 サン電子6736 利益の大半は米上場Cellebrite株の持分から来る。10年後を利益で測ると、本質価値は今の時価総額を半分ほど下回る(割高) 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社シキノハイテック6614 半導体の検査装置と LSI 設計受託の小さな会社。利益が出ていない今の値段は、先の成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ヤーマン6630 美顔器のヒットで膨らみ、中国の規制でしぼんだ会社。現金は厚いが、計画の回復は先走りで、値段は割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 レーザーテック6920 EUVマスク検査を世界独占する一点突破の優良企業、株価は独占の継続を前提に組まれている 本質価値との差 −50.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 湖北工業6524 海底ケーブル用光部品と電解コンデンサ用リード端子で世界首位。事業は強いが、今の値段は好況の利益が続く前提で、本質価値の2倍を大きく超える 本質価値との差 −51.2% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 アドバンテスト6857 HBM・AIテストの覇者だが、株価はすでに10年分の超成長を前払いしている 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 −1.1%) 割高 太陽誘電6976 コンデンサ世界3位。AIサーバー需要で株価は1年で8倍になったが、利益率とROEの低さを映すと、今の値段は積みすぎ 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 アオイ電子6832 後工程受託の老舗が、自己資本に迫る400億円規模を先端パッケージに賭ける。当たっても倍率は伸びず、割高と見る 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 メイコー6787 車載基板の首位級が AI・衛星向けに 2,100 億円を投じる賭け。成長は本物だが、借金と循環を負った値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 ローム6963 SiC減損からの復活途上。EV減速と中国の値下げの中で東芝・三菱電機との連合がもうひとつの本質価値を左右する 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 FDK6955 富士通から台湾の SILITECH へ親会社が替わった電池メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、10年では割高と見る 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 イビデン4062 AI 向け基板の主役だが、今の値段は世界の AI 個数が 8 倍・シェア 4 割台維持という楽観の先まで織り込む 本質価値との差 −55.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 精工技研6834 AI向け光コネクタの設備特需で稼ぐ会社。ただ利益の多くは山の上で、今の値段は先を織り込みすぎだ 本質価値との差 −58.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ユー・エム・シー・エレクトロニクス6615 1,000 億円を作って利益は 1% 台。重い借入と優先株の下で、普通株の取り分は薄く割高だ 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −0.6%) 割高 ジオマテック株式会社6907 ディスプレイと半導体向けの薄膜加工。9 期の赤字から戻ったが、山谷が激しく客先も偏る。今の値段は回復の続きを織り込みすぎで、割高と見る 本質価値との差 −64.1% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ザインエレクトロニクス6769 高速伝送チップの小さな設計会社。現金は厚いが本業は赤字が続き、時価総額は現金を上回る分だけ割高に見える 本質価値との差 −66.9% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 リバーエレテック6666 超小型の水晶部品の専業。新製品に夢はあるが、12年の大半が赤字で借金も重い。今の値段は会社の計画の達成をほぼ織り込む 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 岡谷電機産業6926 ノイズ対策部品の老舗だが2期続けて17億円の営業赤字。立て直しても資本コストに届く稼ぎは見えず、今の値段は高い 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 原田工業6904 車載アンテナの専業。足元の利益は戻ったが、税と金利を引くと残る利益は薄く、今の値段は回復を先取りしすぎている 本質価値との差 −67.8% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 オキサイド6521 主力の結晶は堅調でも、赤字と借入が重く、今の時価総額は黒字化の先まで織り込む 本質価値との差 −67.9% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 インスペック6656 AI 向けパッケージ基板の検査装置を手がける秋田の小さな装置会社。技術は本物だが、受注の山谷が深く、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 多摩川ホールディングス6838 高周波部品と売電の小さな会社。足元の増益は評価益が大半で、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高いとみる 本質価値との差 −73.8% · 10 年 割高(年 −5.1%) 割高 オプトエレクトロニクス6664 小さなバーコード読み取り機の老舗。エイサーの傘下で出直すが、赤字が続き稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 トミタ電機6898 鳥取のフェライトコアの小さな会社。現金と土地は厚いが本業は10年余り赤字がちで、今の値段は稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −82.6% · 10 年 割高(年 −8.9%) 割高 QDレーザ6613 量子ドットレーザは本物の技術だが、売上14億円の会社に800億円超の値は、まだ来ない成功を先に払いすぎている 本質価値との差 −84.6% · 10 年 割高(年 −10.3%) 割高 ぷらっとホーム6836 Linuxの小型サーバーで細く稼ぐ老舗。18期続いた赤字をやっと抜けた段階で、今の時価総額は利益の200倍を超える 本質価値との差 −87.9% · 10 年 割高(年 −12.6%) 割高 TBグループ6775 LED 表示機と電子レジの小さなメーカー。19 期連続の営業赤字で、稼ぐ力は時価総額の裏づけにならない 本質価値との差 −89.0% · 10 年 割高(年 −10.7%) 割高 ジャパンディスプレイ6740 12 期連続赤字の中小型パネル会社。いちごの新株予約権で株数が約 1.7 倍に増え、10 年後に既存株主へ残る取り分は今の時価総額に遠く届かない 本質価値との差 −93.2% · 10 年 割高(年 −15.2%) 割高 大黒屋ホールディングス6993 ブランド品の買取と質屋の老舗。ファンド傘下で再建に入ったが、10年の稼ぐ力で測ると本質価値は今の時価総額を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −93.6% · 10 年 割高(年 −16.2%) 割高 JNグループ6634 暗号資産の取引所と消耗品の卸、電子書籍を束ねた小さな持株会社。赤字と借金が重く、今の値段は事業の稼ぎでは説明できない 本質価値との差 −96.3% · 10 年 割高(年 −19.5%) 割高 ウインテスト6721 売上4億円に対し赤字12億円、資金は新株の発行頼みの半導体検査装置会社。時価総額116億円は事業の実績から大きく離れている 本質価値との差 −99.6% · 10 年 割高(年 −36.4%)

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読んだ資料

  1. ルネサスが描く2035年「AIがユーザーになる時代」の成長戦略(EE Times Japan)
  2. ルネサスが2035年の売上高3倍増も視野に、AIで3段階の成長を目指す(MONOist)
  3. 売上高200億ドルなど長期目標、ルネサスが5年先送り(日刊工業新聞)
  4. ルネサスがAltiumを8800億円で買収する理由(セミコンポータル)
  5. Dialog買収でIoTを強化、ルネサス(EE Times Japan)
  6. ルネサスが6年ぶり最終赤字 Wolfspeed再建支援響く(EE Times Japan)
  7. 米ウルフスピードが近く破産法申請、ルネサスは再建支援も2500億円損失(日経xTECH)
  8. 〈シェア調査から〉マイコン首位はルネサス 車載向け、海外勢に後れ(日本経済新聞)
  9. 2025年の車載半導体企業売上高ランキング、日本勢トップはルネサスの6位(マイナビ)
  10. ルネサスエレクトロニクス19年ぶり復配(日本経済新聞)

分析日 2026-10-16