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富士電機 6504

データセンター電源とSiCの伸びは本物だが、三菱電機・日立と同じ「電力テーマの先取り」がすでに株価に乗っている

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)11,014 円1.61 兆円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)13,295 円1.94 兆円差 −17.2%
10 年後から見ると やや割高 価値 11,014 円1.61 兆円 · 差 −17.2% · 期待の年率 +4.6%
期待の年率リターン(10 年)+4.6%資本コスト比 −2.9 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

富士電機はエネルギー(発電プラント・受変電)、インダストリー(FA・鉄道・設備工事・ITソリューション)、半導体(パワー半導体・SiC)、食品流通(自動販売機)の4事業で構成される、総合電機の中では時価総額2兆円台の中堅企業である。2026年3月期は連結売上高1兆2,276億円・営業利益1,366億円で5期連続の最高益となり、牽引役はAIデータセンター・半導体工場向けの受変電設備・無停電電源装置(UPS)で、受注高は2026年度に2023年度比で約2倍に伸びる見込みである。中期経営計画「熱く、高く、そして優しく2026」はROE12%以上・ROIC10%以上を掲げ、SiCパワー半導体の電装モジュール比率を2023年度の約1%から2026年度に約20%へ引き上げる計画のもとで、6インチ生産能力を同期間で9倍に拡大している。

パワー半導体の世界シェアは、外部の推計でインフィニオン25%、オンセミ9%、STマイクロ8%、三菱電機8%、富士電機6%程度。SiCに限ると、インフィニオン24%、三菱電機5%、富士電機5%程度だ。三菱電機とほぼ並ぶ「追う立場」で、上位2社との差は大きい。

筆者の結論は「割高」だ。資本コストは基本の7.5%に、半導体の市況の振れと追う立場の分として0.5%を足し、8.0%で測った。10年後の中立でも時価総額は今の9割強にとどまり、年率の期待は2%程度。確率で重みを付けた本質価値は、今の時価総額を4割ほど下回る。今のPERは21倍、PBRは2.6倍で、データセンター特需とSiCの比率拡大がかなり先まで続くことを前提にした値段だ。

バリュー投資の観点から

オーナー利益の面では、富士電機はSiC生産能力の急拡大とデータセンター向け生産設備の拡充という再投資負担を抱えており、稼いだ利益のかなりの部分が成長投資に回っている。配当性向30%という控えめな還元方針は、再投資を優先する姿勢の表れでもある。

堀の幅と持続については、自動販売機の国内5割シェア・50年トップという内需の強い寡占は評価できるが、パワー半導体はインフィニオン・オンセミという世界上位2社との差が大きく、三菱電機という同格の競合もいる「追う立場」にとどまる点は、バリュー投資の観点では一次審査で厳しく見るはずだ。データセンター向け受変電設備・UPSの受注拡大は本物の追い風だが、2023年以降の新しい需要の柱であり、10年先も同じペースで続くかどうかは「予測できる事業か」という基準では確信を持ちにくい。

資本配分については、大型M&Aに頼らず既存の技術基盤に設備投資を積み重ねる手堅さを評価する一方、最後の安全域の判断では、今の株価(トレーリングPER21倍・PBR2.6倍)はSiC比率拡大とデータセンター特需がかなり順調に続くことを前提にした値段であり、支払う値段に対する安全域は乏しいと判断するはずだ。

何で稼ぐ会社か

事業は4本柱で構成される。エネルギーは発電プラント(火力・地熱・水力・太陽光・風力・燃料電池・原子力関連機器)と、受変電設備・エネルギーマネジメントシステムを束ねる事業で、グローバルの火力発電容量は4万MW超、地熱発電容量は3,800MW超に達する。インダストリーはFA(インバータ・FAコンポーネント・計測機器)・鉄道車両用駆動システム・設備工事(電気工事・空調工事)・ITソリューションを束ねる事業で、オートメーションから社会インフラの保守まで幅が広い。半導体はIGBT・SiCパワー半導体が中心で、電動車・産業機器・再生可能エネルギー向けに供給し、津軽工場を中心にSiC6インチの生産能力を急拡大している。食品流通は自動販売機が中心で、国内の飲料自販機約220万台のうち約5割のシェアを持つ50年来の国内トップであり、中国では2003年の参入後、北京オリンピック・上海万博を機に拡大してペットボトル・缶自販機でメーカーシェア7割超のトップに成長した。

4事業のうち、近年最も伸びているのはエネルギーと半導体で、AIデータセンター・半導体工場向けの受変電設備・UPSの受注が会社計画を上回るペースで拡大しており、神戸工場の配電盤・UPS生産能力を1.5倍、マレーシアの富士SMBE社の生産能力を4倍に拡大するなど、供給能力への投資を積極化している。半導体はSiCへの生産転換が進行中で、電装モジュールに占めるSiC比率を2026年度に約20%へ引き上げる計画のもとで6インチ生産能力を2023年度比9倍に拡大しているが、立ち上げコストがかさみ2026年3月期の半導体事業の営業利益は前年から4割弱減少した。インダストリーは鉄道・設備工事を含む裾野の広い事業で、国内外のインフラ更新需要に支えられて緩やかに拡大している。食品流通は国内市場が人口減少で成熟する一方、中国でのキャッシュレス対応自販機の展開が下支えしている。

優良さと弱いところ

富士電機の優良さは、電力・パワーエレクトロニクスという技術基盤を核に、発電プラント・受変電・パワー半導体・自販機という一見異なる事業を同じ技術(パワーエレクトロニクス・制御技術)でつなげている点にある。自動販売機は国内シェア5割・50年連続トップという強い内需の寡占、受変電設備・UPSはデータセンターという新しい追い風を受けている。ROEは2026年3月期に12.2%まで改善し、中期経営計画はこれを12%以上で維持する計画を掲げている。

一方で弱点も明確である。パワー半導体はインフィニオン・オンセミという世界上位2社との差が大きく、三菱電機とほぼ並ぶ「追う立場」にとどまる。SiCの生産能力を急拡大させている最中で、立ち上げコストが先行し2026年3月期の半導体事業の営業利益はむしろ減少した。中国のパワー半導体メーカー(BYD半導体など)の参入も進んでおり、ASPの下押し圧力は続く見込みである。受変電設備・発電プラントもシーメンス・エナジー、GE Vernova、三菱電機、日立という規模の大きい競合と同じ需要を取り込もうとしており、富士電機は特定のニッチ(データセンターUPS、地熱・中小水力)での強さに依拠する面が大きい。食品流通も国内市場は人口減少で構造的に縮小方向にあり、中国事業も現地の不動産不況・消費減速の影響を受けやすい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

AIデータセンター向けの電力需要は、北米・欧州に限らず国内でも半導体工場・データセンターの新設が相次ぎ、受変電設備・UPS市場の拡大を支えている。データセンター市場全体は2029年にかけて年平均15%程度で成長する見通しがあり、富士電機のIDC・半導体工場向け受変電設備・電源装置の受注高は2026年度に2023年度比で約2倍となる見込みである。ただしこの需要は比較的新しい柱であり、過去の重電受注サイクル(2008〜2009年には3〜4割の急減)と同様に、投資が一時的に過熱した後に踊り場を作るリスクは常にある。

パワー半導体市場では、SiCへの移行が電動車・産業機器向けに構造的に進む一方、インフィニオン・オンセミが生産能力を大きく拡大し、中国メーカーも参入して価格競争が強まっている。富士電機は三菱電機とほぼ同水準のシェア(全体で6%前後、SiC限定で5%前後)にとどまり、2大手(インフィニオン・オンセミ)との差を詰められるかどうかが今後10年の成長の分かれ目になる。発電プラント事業では地熱・水力の更新需要と長期脱炭素電源オークションの受注が積み上がっており、受注残は2026年度に2024年度比1.4倍に拡大している。

食品流通(自動販売機)は国内市場が人口減少で構造的に縮小方向にある一方、中国市場はキャッシュレス対応機への更新需要と消費の回復度合いに業績が左右される。業界全体としては、電力・データセンターという成長分野と、自販機・FAという成熟・循環分野が併存する構図が今後も続く。

資本政策と M&A

富士電機は配当性向30%を目安とした安定的・継続的な配当を基本方針とし、自己株式取得はキャッシュフローの状況に応じた機動的な利益還元策として位置づけている。2026年3月期の配当は実効配当性向約30%で過去最高益に沿って増配し、自己株式取得枠は210億円を設定した。大型M&Aによる事業再編は日立・三菱電機に比べて目立たず、SiC生産能力の増強(3カ年累計設備投資1,800億円)やデータセンター向け生産設備の拡充(神戸工場・マレーシア工場)など、既存事業への設備投資が資本配分の中心になっている。

非中核事業の大型売却・買収という日立型の資本配分の規律はこれまで見られないが、逆に言えば事業ポートフォリオが比較的安定しており、PMI(買収後の統合)リスクは小さい。純有利子負債は実質ゼロ(わずかな純現金)で、財務的な余力はSiC・データセンター関連の設備投資に向けられている。今後、パワー半導体事業で三菱電機やローム、あるいは海外大手との提携・再編の動きが出てくる可能性はあるが、現時点では具体的な計画は示されていない。

【実行済み分の扱い】2026/4/28 決議の上限 210 億円(2026/5/1〜2027/3/31)は、月次報告で 5/31 と 9/30 の保有自己株式が約 309 万株でほぼ変わらず、ほとんど未実行。株数の減りは期末後の取得ではないので、10 年の還元に入れたまま二重ではない。

点検済み:中立の営業利益率12.6%は会社予想(27・28年3月期11.9〜12.0%)を0.6〜0.7pp超えるだけで、事業別は全て今に近く、4年連続で改善している。数字は据え置く。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

AIデータセンター・半導体工場向けの受変電設備・UPS需要はまだ序盤であり、会社自身がIDC・半導体工場向け受注高を2023年度比で約2倍に伸ばす計画を示している。神戸工場の配電盤・UPS生産能力を1.5倍、マレーシアの富士SMBE社を4倍に拡大するなど供給能力の増強も先行しており、受注の取り込みに制約はかかりにくい。発電プラント事業も地熱・水力の更新需要と長期脱炭素電源オークションの受注で受注残が積み上がっており、2026年度は2024年度比1.4倍に達する見込みである。

パワー半導体ではSiCの6インチ生産能力を2023年度比で2026年度に9倍へ拡大する投資が進行中で、電装モジュールのSiC比率は2026年度に約20%へ達する計画である。立ち上げコストが先行して2026年3月期の半導体事業の利益は減少したが、これは将来の量産効果の前段階であり、2027年度以降に投資効果が本格的に表れると会社は説明している。電動車・産業機器のSiC化という構造的な需要の伸びに乗れば、三菱電機と並ぶ「追う立場」から着実にシェアを積む余地がある。食品流通では国内の自販機トップの地位と中国のキャッシュレス対応機展開が下支えとなり、4事業合計でROE12%以上・ROIC10%以上という中期経営計画の目標は十分に射程に入る。

慎重な見方

今の株価はトレーリングPERで21倍・PBRで2.6倍と、富士電機の過去の実績から見て高い水準にある。これはデータセンター向け受変電設備・UPSの受注拡大とSiC比率の拡大が、何年にもわたって会社計画を上回るペースで続くことを前提にした値段だ。データセンター向け投資が一時的な過熱であれば、2008〜2009年の重電受注急減(3〜4割減)のように受注が急速に剥落するリスクがある。

パワー半導体はインフィニオン・オンセミという世界上位2社が生産能力を大きく拡大しており、2027年までにSiC市場の35〜40%を獲得する計画を示すオンセミのような競合もいる中で、富士電機のSiC6インチ生産能力の9倍拡大は、需要が計画どおりに付かなければ稼働率の低迷と減損リスクにつながる。実際に2026年3月期の半導体事業の営業利益は立ち上げコストの先行で4割弱減少しており、SiC投資の収益化には不確実性が残る。中国のパワー半導体メーカーの参入によるASPの下押しも続く見込みで、三菱電機と同水準のシェアから抜け出せない可能性もある。食品流通は国内市場が人口減少で構造的に縮小し、中国事業も現地消費の動向に左右されやすい。会社自身の中期計画(ROE12%以上)でさえ今の株価を正当化するには力不足で、SiC投資の収益化とデータセンター需要の持続という2つの不確実な前提が重ならなければ、今の値段は正当化されない。

どちらに重みを置いたか

データセンター向け受変電設備・UPSという本物の追い風と、自動販売機の強い内需シェアでは強気の見方に説得力があるが、パワー半導体がインフィニオン・オンセミという世界上位2社に対して三菱電機と並ぶ「追う立場」にとどまっている点、SiC投資の立ち上げコストが先行して直近の半導体事業の利益が減少している点については慎重な見方の指摘が勝っている。本質価値の計算では、中立シナリオは10年後でも今の時価総額の9割強にとどまり、期待の年率は2%程度で、同じ領域の日立・三菱電機より厳しく「割高」という結果になった(資本コストは7.5%で、日立7.0%・三菱電機7.25%より高い)。確率は中立に最も重みを置きつつ、パワー半導体の価格競争とデータセンター特需の一服リスクを踏まえてやや悲観側も相応に厚めに置いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 16,607 円2.42 兆円(+ 配当配当と自社株買いの合計 4,244 円6,196 億円)。 今の値に割り戻すと 11,014 円1.61 兆円、今との差 −17.2%、 期待の年率 +4.6%(資本コスト 7.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 30,787 円4.49 兆円 6,698 円9,779 億円 +181.9% +10.9% 4,498 円6,567 億円
やや楽観 21% 24,135 円3.52 兆円 5,412 円7,901 億円 +122.2% +8.3% 6,205 円9,059 億円
中立 34% 18,279 円2.67 兆円 4,467 円6,521 億円 +71.1% +5.5% 7,733 円1.13 兆円
やや悲観 23% 6,482 円9,463 億円 2,826 円4,125 億円 −30.0% −3.5% 2,141 円3,125 億円
悲観 10% 1,385 円2,022 億円 1,352 円1,974 億円 −79.4% −14.6% 274 円400 億円
加重平均100% 16,607 円2.42 兆円4,244 円6,196 億円 +56.8% +4.6% 20,851 円3.04 兆円

今の株価時価総額 13,295 円1.94 兆円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 12% データセンター電源とSiCが世界で定着 利益 2,392 億円 · PER 18.8 倍 · 株価時価総額 30,787 円4.49 兆円

10年間でAIデータセンター・半導体工場向けの受変電設備・UPS需要と、電動車・産業機器のSiC化が重なり、富士電機はニッチながら確固たる地位を築く。SiC6インチ生産能力の拡大が複数世代にわたって続き、電装モジュールのSiC比率はさらに高まって単価・利益率を押し上げる。発電プラントは地熱・水力更新に加え長期脱炭素電源オークションの受注が積み上がり、食品流通は中国でのキャッシュレス対応機展開が本格化する。インフィニオン・オンセミとの生産能力の差は残るものの、三菱電機を上回るペースでシェアを積み、名目のROEは16%前後に達する理想的な10年になる。

  • エネルギー(発電プラント・受変電):数量 0.8(エネルギー部門の従業員数(万人、実質の数量))× 価格 9,907(1人あたり年間売上(万円・名目))→ 売上 8,081 億円・営業利益 1,535 億円。0.82万人×1人9,907万円(今の1.75倍)、利益率19.0%
  • インダストリー(FA・鉄道・設備工事・IT):数量 1.1(インダストリー部門の従業員数(万人、実質の数量))× 価格 6,886(1人あたり年間売上(万円・名目))→ 売上 7,569 億円・営業利益 946 億円。1.10万人×1人6,886万円(今の1.60倍)、利益率12.5%
  • 半導体(パワー半導体・SiC):数量 339(世界のパワー半導体市場(億ドル・実質))× 価格 14(実質の市場1ドルあたりの売上(円)=シェア×150円×物価の倍率)→ 売上 4,629 億円・営業利益 787 億円。市場339億ドル(実質)×シェア9.1%、利益率17.0%
  • 食品流通(自動販売機):数量 0.2(食品流通部門の従業員数(万人、実質の数量))× 価格 8,404(1人あたり年間売上(万円・名目))→ 売上 1,426 億円・営業利益 214 億円。0.17万人×1人8,404万円(今の1.42倍)、利益率15.0%

倍率:事業の純利益 2,392 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.9% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.8 倍。全体の PER 18.79 倍、時価総額 44,946 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:データセンター向け電力需要とSiC化が10年にわたり途切れず続き、富士電機がインフィニオン・オンセミとの差を詰める必要があり、連続成功の確度は高くない。

やや楽観 21% データセンター向け需要が主力として定着 利益 2,002 億円 · PER 17.6 倍 · 株価時価総額 24,135 円3.52 兆円

AIデータセンター向け受変電設備・UPS需要が10年を通じて主要な成長ドライバーとして定着し、富士電機はニッチ市場での受注を広げる。SiC投資は想定どおり収益化が進み、半導体事業の利益率は着実に改善する。発電プラント・インダストリーは国内外のインフラ更新需要で安定成長を続け、食品流通は中国市場の成長が本格化する。パワー半導体はインフィニオン・オンセミとの差を詰めるには至らないが、三菱電機と並ぶシェアを保ちながら中国メーカーとの価格競争にも耐え、自動販売機の国内トップシェアと保守収入が利益の底を支え、名目のROEは13%台で安定する10年になる。

  • エネルギー(発電プラント・受変電):数量 0.8(エネルギー部門の従業員数(万人、実質の数量))× 価格 9,341(1人あたり年間売上(万円・名目))→ 売上 7,293 億円・営業利益 1,276 億円。0.78万人×1人9,341万円(今の1.65倍)、利益率17.5%
  • インダストリー(FA・鉄道・設備工事・IT):数量 1.1(インダストリー部門の従業員数(万人、実質の数量))× 価格 6,542(1人あたり年間売上(万円・名目))→ 売上 7,195 億円・営業利益 827 億円。1.10万人×1人6,542万円(今の1.52倍)、利益率11.5%
  • 半導体(パワー半導体・SiC):数量 311(世界のパワー半導体市場(億ドル・実質))× 価格 13(実質の市場1ドルあたりの売上(円)=シェア×150円×物価の倍率)→ 売上 4,155 億円・営業利益 623 億円。市場311億ドル(実質)×シェア8.9%、利益率15.0%
  • 食品流通(自動販売機):数量 0.2(食品流通部門の従業員数(万人、実質の数量))× 価格 8,049(1人あたり年間売上(万円・名目))→ 売上 1,361 億円・営業利益 191 億円。0.17万人×1人8,049万円(今の1.36倍)、利益率14.0%

倍率:事業の純利益 2,002 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.3% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.6 倍。全体の PER 17.6 倍、時価総額 35,235 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:データセンター向け電力需要が業界の主役として定着するという、多くの業界見通しの上位レンジに近い想定。

中立 34% 中立:電力・データセンター事業の裾野で定着 利益 1,628 億円 · PER 16.4 倍 · 株価時価総額 18,279 円2.67 兆円

10年後も受変電設備・UPS・SiCパワー半導体は富士電機の成長の中核であり続けるが、特別な超過成長は一巡し「普通に良い会社」としての評価に収まる。データセンター向け需要はシーメンス・エナジー、GE Vernova、日立、三菱電機という規模の大きい競合との競争が続き、富士電機はニッチでの地位を維持する。パワー半導体はインフィニオン・オンセミとの差が大きいまま残り、三菱電機と並ぶ水準のシェアで安定する。発電プラント・インダストリーは国内外の更新需要で緩やかな成長を続け、食品流通は国内の人口減少と中国の成熟化が重なり成長は限定的になる。

  • エネルギー(発電プラント・受変電):数量 0.8(エネルギー部門の従業員数(万人、実質の数量))× 価格 8,775(1人あたり年間売上(万円・名目))→ 売上 6,701 億円・営業利益 1,072 億円。0.76万人×1人8,775万円(今の1.55倍)、利益率16.0%
  • インダストリー(FA・鉄道・設備工事・IT):数量 1.1(インダストリー部門の従業員数(万人、実質の数量))× 価格 6,198(1人あたり年間売上(万円・名目))→ 売上 6,774 億円・営業利益 677 億円。1.09万人×1人6,198万円(今の1.44倍)、利益率10.0%
  • 半導体(パワー半導体・SiC):数量 284(世界のパワー半導体市場(億ドル・実質))× 価格 13(実質の市場1ドルあたりの売上(円)=シェア×150円×物価の倍率)→ 売上 3,680 億円・営業利益 460 億円。市場284億ドル(実質)×シェア8.65%(今と同じ)、利益率12.5%。SiC化による単価上昇と中国メーカーのASP下押しが10年を通じて相殺し合い、価格は今の1.00倍のまま(物価3%の倍率1.34倍より低い)
  • 食品流通(自動販売機):数量 0.2(食品流通部門の従業員数(万人、実質の数量))× 価格 7,693(1人あたり年間売上(万円・名目))→ 売上 1,296 億円・営業利益 169 億円。0.17万人×1人7,693万円(今の1.30倍)、利益率13.0%

倍率:事業の純利益 1,628 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.2% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.4 倍。全体の PER 16.37 倍、時価総額 26,650 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:業界団体・会社の長期見通しの中心値と、過去の循環を踏まえた倍率の平常化を組み合わせた中心シナリオ。

やや悲観 23% シェアと利益率がじわり侵食される 利益 895 億円 · PER 8.4 倍 · 株価時価総額 6,482 円9,463 億円

パワー半導体はインフィニオン・オンセミとの生産能力の差が詰まらず、中国メーカーの参入でASPの下押しが続き、SiC投資の収益化が計画より遅れる。データセンター向け受変電設備・UPSの需要そのものは残るが、シーメンス・エナジーや日立・三菱電機という規模の大きい競合の拡大でシェアの伸びは鈍る。インダストリーは国内設備投資の停滞が長期化し、食品流通は国内の人口減少が構造的に響いて成長がほぼ止まる。それでも自販機の保守収入や発電プラントの更新需要という事業の底があるため崩れるわけではなく、配当は維持しつつ成長期待が後退した10年になる。

  • エネルギー(発電プラント・受変電):数量 0.7(エネルギー部門の従業員数(万人、実質の数量))× 価格 7,642(1人あたり年間売上(万円・名目))→ 売上 5,203 億円・営業利益 650 億円。0.68万人×1人7,642万円(今の1.35倍)、利益率12.5%
  • インダストリー(FA・鉄道・設備工事・IT):数量 1.0(インダストリー部門の従業員数(万人、実質の数量))× 価格 5,509(1人あたり年間売上(万円・名目))→ 売上 5,513 億円・営業利益 414 億円。1.00万人×1人5,509万円(今の1.28倍)、利益率7.5%
  • 半導体(パワー半導体・SiC):数量 210(世界のパワー半導体市場(億ドル・実質))× 価格 12(実質の市場1ドルあたりの売上(円)=シェア×150円×物価の倍率)→ 売上 2,493 億円・営業利益 162 億円。市場210億ドル(実質)×シェア7.9%、利益率6.5%
  • 食品流通(自動販売機):数量 0.2(食品流通部門の従業員数(万人、実質の数量))× 価格 6,806(1人あたり年間売上(万円・名目))→ 売上 1,112 億円・営業利益 117 億円。0.16万人×1人6,806万円(今の1.15倍)、利益率10.5%

倍率:ROE 6.8%・資本コスト 7.5% から正当化 PER 12.5 倍(ROE が k 以下なので 1÷k)を計算し、その 67% をやや悲観の倍率に置いた。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PER 8.38 倍・時価総額 7,500 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:インフィニオン・オンセミとの差が詰まらず、中国メーカーとの価格競争が長期化する想定。業界団体見通しのうち弱めのレンジに相当する。

悲観 10% 追う立場から抜け出せず構造的に劣位が固定される 利益 254 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 1,385 円2,022 億円

世界的な需要の後退とSiC投資の過剰設備化が重なり、パワー半導体事業はインフィニオン・オンセミ・中国メーカーに対して構造的にシェアを失う。データセンター向け受変電設備・UPSもシーメンス・エナジーや日立・三菱電機という規模の大きい競合に需要を奪われ、富士電機のニッチでの優位が薄れる。発電プラント・インダストリーは国内外の設備投資の長期停滞に晒され、食品流通も国内の人口減少と中国事業の不振が重なる。自販機の保守収入や地熱・水力更新のストック収入は残るため財務的に行き詰まる心配は小さいが、優良企業としての評価が市場から外れる10年になる。

  • エネルギー(発電プラント・受変電):数量 0.6(エネルギー部門の従業員数(万人、実質の数量))× 価格 5,944(1人あたり年間売上(万円・名目))→ 売上 3,469 億円・営業利益 191 億円。0.58万人×1人5,944万円(今の1.05倍)、利益率5.5%
  • インダストリー(FA・鉄道・設備工事・IT):数量 0.8(インダストリー部門の従業員数(万人、実質の数量))× 価格 4,519(1人あたり年間売上(万円・名目))→ 売上 3,831 億円・営業利益 115 億円。0.85万人×1人4,519万円(今の1.05倍)、利益率3.0%
  • 半導体(パワー半導体・SiC):数量 137(世界のパワー半導体市場(億ドル・実質))× 価格 10(実質の市場1ドルあたりの売上(円)=シェア×150円×物価の倍率)→ 売上 1,424 億円・営業利益 14 億円。市場137億ドル(実質)×シェア6.9%、利益率1.0%
  • 食品流通(自動販売機):数量 0.1(食品流通部門の従業員数(万人、実質の数量))× 価格 5,918(1人あたり年間売上(万円・名目))→ 売上 864 億円・営業利益 56 億円。0.15万人×1人5,918万円(今と同じ)、利益率6.5%

倍率:悲観の純利益 254 億円は ROE 2.1% で、ためた利益は額面未満の価値しかない。やや悲観の時価総額÷純利益 8.4 倍より悲観ほど低く置くので、その約 95% の 8.0 倍(時価総額 2022.1 億円)とした(稼ぐ力 純利益÷k も超えない)。自己資本の厚さや市場の倍率は根拠にしない。

確率:パワー半導体でインフィニオン・オンセミ・中国メーカーに対して構造的にシェアを失い、データセンター向け需要の取り込みも規模の大きい競合に奪われるという複合シナリオ。技術・生産能力の差は一度開くと10年で縮まりにくいため低頻度だが無視できない確率を置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

エネルギー(発電プラント・受変電)

火力・地熱・水力等の発電プラントと、受変電設備・エネルギーマネジメントシステムを束ねる事業。データセンター・半導体工場向けの需要が伸びている。

数量エネルギー部門の従業員数(万人、実質の数量)価格1人あたり年間売上(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 0.7 5,661 3,942 595
10 年後 中立 0.8 8,775 6,701 1,072

取り方:エネルギー部門の従業員6,965人を実質の数量(人員)とし、売上3,942億円を1人あたり約5,661万円の売上(名目)とした。発電プラントの設備・工事費や受変電設備の材料費が売上に重く乗るため、1人あたり売上は他部門より高い。物価3%によるコスト上昇とデータセンター向けの高付加価値シフトは1人あたり売上(価格)に入れる。

インダストリー(FA・鉄道・設備工事・IT)

FA機器・計測機器、鉄道車両用駆動システム、電気・空調の設備工事、ITソリューションを束ねる事業。

数量インダストリー部門の従業員数(万人、実質の数量)価格1人あたり年間売上(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 1.1 4,304 4,672 444
10 年後 中立 1.1 6,198 6,774 677

取り方:インダストリー部門(オートメーション・社会ソリューション・設備工事・ITソリューション)の従業員10,856人を実質の数量とし、売上4,672億円を1人あたり約4,304万円とした。設備工事・エンジニアリングの労働集約的な事業を含むため、1人あたり売上はエネルギー部門より低い。物価3%による工事費・単価の上昇は1人あたり売上(価格)に入れる。

半導体(パワー半導体・SiC)

IGBT・SiCパワー半導体が中心。電動車・産業機器・再生可能エネルギー向けに供給する。

数量世界のパワー半導体市場(億ドル・実質)価格実質の市場1ドルあたりの売上(円)=シェア×150円×物価の倍率売上営業利益
今 2026/03 183 13 2,374 235
10 年後 中立 284 13 3,680 460

取り方:世界のパワー半導体市場を183億ドル(今の値段で測った実質。6503三菱電機の半導体セグメントと同じ市場規模の置き方)とし、富士電機の半導体事業売上2,374億円が市場の実質シェア8.6%に相当するとして1ドル150円で逆算した。外部の個別半導体ベースの推計(経産省・広島銀行レポート)では富士電機のパワー半導体シェアは6.1%、SiC限定では4.9%とされ、本シートのシェアはモジュール等を含む広い市場定義による推定値であることに留意。物価3%とSiCへの移行による単価上昇は価格(シェア×150円×倍率)に入れる。

食品流通(自動販売機)

国内シェア約5割・50年連続トップの自動販売機事業。中国でもペットボトル・缶自販機でシェア7割超。

数量食品流通部門の従業員数(万人、実質の数量)価格1人あたり年間売上(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 0.2 5,918 1,080 131
10 年後 中立 0.2 7,693 1,296 169

取り方:食品流通部門(主に自動販売機)の従業員1,825人を実質の数量とし、売上1,080億円を1人あたり約5,918万円とした。国内自販機約220万台のうち約5割のシェアを持つ事業で、人数は国内・中国の生産・保守体制の実質的な規模を表す。物価3%による自販機・部品の値上げと中国でのキャッシュレス対応機への更新需要は1人あたり売上(価格)に入れる。

リスクと懸念

データセンター特需の一服

AIデータセンター・半導体工場向けの受変電設備・UPS需要は2023年以降の比較的新しい需要の柱であり、投資が一時的に過熱した後に止まれば、2008〜2009年の重電受注急減(3〜4割減)のように受注が大きく剥落するリスクがある。

SiC投資の収益化の遅れ

SiC6インチ生産能力を2023年度比で2026年度に9倍へ拡大する投資が進行中だが、2026年3月期の半導体事業の営業利益は立ち上げコストの先行で前年から4割弱減少した。需要が計画どおり付かなければ稼働率の低迷と減損リスクにつながる。

インフィニオン・オンセミとの差

パワー半導体の世界シェアはインフィニオン・オンセミが上位2社で、富士電機は三菱電機とほぼ並ぶ「追う立場」にとどまる。オンセミは2027年までにSiC市場の35〜40%獲得を目標に掲げており、生産能力の差は容易には縮まらない。

中国メーカーの参入によるASP下押し

パワー半導体・SiCの分野で中国メーカー(BYD半導体など)の参入が進んでおり、電動車・産業機器向けの価格競争が強まればASPが物価以上に下がり、SiC比率拡大による利益率改善の効果を打ち消す可能性がある。

国内自販機市場の構造的な縮小

食品流通の中核である国内飲料自販機市場は人口減少で構造的に縮小方向にあり、国内シェア約5割・50年連続トップという地位があっても市場全体の縮小は避けられない。中国事業も現地の消費動向・不動産不況の影響を受けやすく、両地域とも成長の重荷になるリスクが残る。

規模の大きい競合との競争

受変電設備・発電プラントではシーメンス・エナジー、GE Vernova、日立、三菱電機という富士電機より規模の大きい競合が同じデータセンター向け需要を取り込もうとしており、ニッチでの優位が侵食されるリスクがある。

倍率の圧縮

現在のトレーリングPERは21倍・PBRは2.6倍で、過去の実績から見て高い水準にある。データセンター特需・SiC投資への期待が少しでも後退すれば、業績そのものが落ちる前に倍率の圧縮だけで株価が大きく下がる場面が起こりやすい。

今後の分かれ目

IDC・半導体工場向け受変電設備・電源装置の受注高が会社計画(2023年度比2倍)を上回るペースで拡大し続けたら
楽観・やや楽観の筋書きの確率を上げてよい。ただし倍率そのものが既に高いため、受注拡大がどこまで株価に先取りされているかは別に確認する。
電装モジュールのSiC比率が2026年度目標の20%を達成し、半導体事業の営業利益が増加に転じたら
中立の筋書きの半導体事業の利益率前提を上方修正し、価値を見直す。
AIデータセンター向け投資が世界的に急に減速し、電力各社の投資計画が延期されたら
やや悲観・悲観側の筋書きに重みを移す。特にエネルギー・半導体事業の受注の落ち込みの深さを見る。
インフィニオン・オンセミがSiC生産能力をさらに拡大し、富士電機のシェアが現状から下がったら
10年シナリオの半導体事業のシェア・利益率前提を下方修正する。
中国メーカーのパワー半導体参入が加速し、ASPが想定より大きく下がったら
やや悲観の確率を上げ、半導体事業の利益率を構造的に見直す。
自己株式取得枠が拡大され、株主還元の方針が積極化したら
資本配分の規律を評価し、楽観・やや楽観側に確率をやや寄せる。

見ておくもの

  • IDC・半導体工場向け受変電設備・電源装置の受注高(2023年度比の進捗)
  • 電装モジュールのSiC比率とSiC6インチ生産能力の拡大ペース(2026年度目標20%・9倍との比較)
  • 半導体事業の営業利益の回復度合い(立ち上げコストの吸収状況)
  • パワー半導体の世界シェア(インフィニオン・オンセミ・三菱電機との比較)の変化
  • 国内自販機市場の縮小度合いと中国食品流通事業の成長度合い

倍率と資本コストの決め方

エネルギー・インダストリー・食品流通は従業員数(実質の数量)×1人あたり売上(物価3%で10年1.34倍に上がる名目の価格)、半導体は世界のパワー半導体市場(億ドル・実質、6503三菱電機と同じ市場規模の置き方)×シェアで積み上げ、名目の売上・利益にした。資本コストは基本7.5%にquality+0.5%を足した8.0%とし、利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)(gは4.0%、k−g≥3.5%)を引いたうえで、パワー半導体がインフィニオン・オンセミの背後にある追う立場であることを踏まえ、上限の8割(楽観9割)に置いた。中立のPERは10年11.7倍で、今のトレーリングPER21倍には寄せていない。悲観は稼ぐ力(純利益÷k)を上限に、倍率をやや悲観の約95%に置いた。過去の倍率や自己資本の厚さは根拠にしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 14.96→18.79 倍・やや楽観 PER 13.28→17.6 倍・中立 PER 11.67→16.37 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。事業で決める:基本 7.5% に quality +0.5%(循環 +0.5・値決め +0.25・寿命 -0.25)を足して k 7.5%。実質無借金で extra は置かない。三菱電機(7.25%)より高いのは、パワー半導体の追う立場と市況の振れが利益の大きな部分を占める分。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.50%。

同じ業種(電気機器)の AI 分析

割安 サンケン電気6707 本業は赤字で、価値の中心は持ち株の米アレグロ。ただ株主に届く分が読めず、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +88.4% · 10 年 割安(年 +16.0%) 割安 株式会社ミツバ7280 ホンダ向け 4 割強の車載・二輪部品メーカー。再建後の稼ぐ力に比べ、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 株式会社JVCケンウッド6632 利益の柱は北米の業務用無線の1本。車載は薄利で細る。利益で測ると本質価値は今の時価総額を上回る(3割ほどの割安) 本質価値との差 +61.4% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 テクノメディカ6678 国内シェア 9 割の採血管準備装置。純現金が時価総額の 7 割あり、還元も厚い 本質価値との差 +59.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 千代田インテグレ6915 打抜き部材の隠れた現金持ち。事業は凡庸だが、時価総額の半分は現金で、毎年それを株主に返している 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 協立電機6874 手元の現金が時価総額の半分を占める、FAと計測の中堅。稼ぎより資産で見て割安 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 大井電気6822 電力と通信の網を裏で支える横浜の機器と工事の会社。スマートメーターの波を割り引いても、今の値段は利益に比べて安い 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 小糸製作所7276 自動車ランプで世界シェア首位、強気の自社株買いは光るが、10年で測った本質価値はほぼ今の値段 本質価値との差 +50.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 愛知電機6623 AI向け基板が稼ぎ頭になった中部電力系の中堅。伸びは本物だが、基板の山と谷をどう見るかで値打ちが割れる 本質価値との差 +49.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 戸上電機製作所6643 電柱の高圧開閉器で国内首位の小さな優良メーカー。実力は堅いが、電力会社頼みの値付けが利益の天井を決める 本質価値との差 +48.5% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社メガチップス6875 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国内インターホンの首位。厚い純現金と薄い資本効率が綱引きし、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 シライ電子工業6658 滋賀と中国で作る汎用の基板メーカー。利益は大きく振れるが、溜まる現金の分だけやや割安 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ミネベアミツミ6479 ミニチュアベアリング世界シェア6割の堀は深いが、売上の8割は中国勢や自動車メーカーとの値下げ競争にさらされ、本質価値は今の値段を2割ほど下回る「やや割高」 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスペック6859 環境試験器で世界の2強に入る堅実な会社だが、利益率は1割前後で、10年後の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 デンヨー6517 可搬形発電機で国内首位級の堅実な会社だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、割安とは言えない 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 寺崎電気産業6637 船の電気の頭脳で世界の上位に立つ堅実な中堅。受注残は厚いが、造船の波と中国勢が利益の天井を決める 本質価値との差 +15.4% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 菊水ホールディングス6912 電源と安全試験の隠れた堅実メーカー。稼ぐ力は本物だが、世界の大手と争う小さな会社に今の値段は安全域が薄い 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 サンコー6964 車の配線部品などを作る精密プレスの小さな専業。電動化は追い風だが、顧客は 2 社に偏り、親会社が現金を握る 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 オプテックスグループ6914 防犯センサーで世界首位級の質は本物だが、IA の景気の波と倍率の薄れを見ると、10 年先の価値は今の値段を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 三相電機6518 半導体の製造装置向けのポンプで利益が戻った姫路の部品会社。伸びはあるが装置の会社に値段を握られ、ROEは資本コストに届かない 本質価値との差 +14.7% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニチコン6996 AIサーバー向けの値上げと増産で利益は戻る。ただし市況に乗る部品会社で、10年先まで高く見積もるのは危うい 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 日置電機6866 電気を測る専業の優良企業。電池とデータセンターの追い風は本物だが、利益は山に近く、10 年で見ると今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 +13.7% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 リーダー電子6867 放送局向け波形モニターの世界2位。技術は本物だが利益が薄く、強みは現金の厚さにとどまる 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社図研6947 国内首位級の設計ソフトは堅い商売だが、AIが席数課金を揺らす不安が残り、10年後の価値は今の値段の周辺にとどまる 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 アドテック プラズマ テクノロジー6668 AI投資の追い風は本物だが、顧客が偏る小さな専業の利益率は10年もたない。やや割高とみる 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスケーエレクトロニクス6677 ディスプレイ用の大型フォトマスク専業。中国勢の追い上げと重い設備投資が、割安さを削る 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 SCREENホールディングス7735 枚葉洗浄装置の首位は本物だが、中国リスクと市況の波を織り込むと、今の値段は10年の稼ぐ力を3割ほど上回る 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 東京コスモス電機6772 利益率 2 割の可変抵抗器を持つが全社は薄い。配当性向 100% の会社で、値段はほぼ中立どおり 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 日東工業6651 配電盤とキャビネットで国内首位級の堅い会社だが、利益は値上げに頼る面が大きく、10年の価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) 適正 正興電機製作所6653 九州電力が最大の客の地場の制御・受変電メーカー。足元の特需を差し引いた実力が分かれ目 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 テラプローブ6627 AI向けテストの需要は本物だが、設備の重さと親会社の支配を考えると、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 大同信号6743 鉄道の安全を守る堅い会社だが、顧客が偏り、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 横河電機6841 石油・ガス・LNGプラント向けDCS世界ビッグ6の一角。純現金で財務は健全だが、今のPER19倍はROE11%に見合わない 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 浜松ホトニクス6965 光センサーの世界的な老舗だが、いまの値段は利益の回復を何年も先取りしている 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 バッファロー6676 国内首位のネットワーク機器とストレージを持つ周辺機器会社。縮む市場の首位で、利益の山は長く続かない 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋電機6655 春日井の配電盤とエレベーター用センサーの会社。強い製品はあるが全社の稼ぎは薄く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 山一電機6941 AI半導体の検査とデータセンター配線の追い風で利益は急増。ただし山と谷の大きい部品屋で、今の値段は山の利益を織り込みすぎている 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 アズビル6845 国内ビル空調制御で七割のシェアを握るが、今の値段は十年先の高成長を映し込みすぎている 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 チノー6850 温度センサで稼ぐ堅実な計測機器メーカー。純現金は厚いが利益の伸びは物価並みで、本質価値は今の値段を2割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 ソニーグループ6758 ゲーム・音楽・映像のIPとイメージセンサーの複合体。資本コスト7.0%と名目の成長で測ると、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本航空電子工業6807 京セラが 3 分の 1 を持つコネクタ専業。利益率は 4% まで落ち、元の 7% への回復が遅れる分だけ今の値段は重い 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 株式会社ワコム6727 電子ペン技術で稼ぐ会社。スマホ大手への依存と中国勢の値下げが重く、利益で測った本質価値は今の値段をわずかに下回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 スタンレー電気6923 ホンダ頼みの車載灯火に買収も加わるが、ROE 9% 前後の稼ぐ力では今の時価総額とほぼ釣り合う水準 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 東芝テック6588 国内レジ首位でも利益が薄い小売機器・複合機の会社。10年の本質価値は今の値段をやや下回る(やや割高) 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ジーエス・ユアサ コーポレーション6674 車の電池で国内首位級、蓄電設備の伸びは本物だが、資金を食う成長が利益率を押さえ今の値段には重い 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 日本ケミコン6997 AIサーバー向けで利益は戻るが、資本コスト10%台に届く稼ぎは未知数。種類株の重みもあり本質価値は今を下回る 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 日本光電工業6849 病院の全部門に製品を納める国内の雄。海外は伸びるが利益率が低く、10年で見ると今の値段は割高に傾く 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヒロセ電機6806 精密コネクタの世界大手。車載とAI関連へ広げても、資本コストを少し超える程度のROEでは、今の利益の24倍という値段は重い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 フクダ電子6960 心電計の国内首位級で、在宅医療の継続収入と厚い純現金が強み。利益は伸びても実質では横ばいに近い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 象印マホービン7965 炊飯器ブランドと厚い純現金を持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。10年先の本質価値は今の時価総額を1〜2割下回る(やや割高) 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 TOA株式会社6809 国内の非常用放送で首位の音響会社。純現金は厚く、利益で測ると今の値段はほぼ妥当(適正)。 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 名古屋電機工業6797 道路情報板の専門メーカーで純現金も厚いが、直近の原価増で利益が崩れ、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 マブチモーター6592 ミラー用モーターで世界シェア8割超、現金は時価総額の3割。財務は鉄壁だが、物価並みにしか伸びない利益に今の値段はやや先走りだ 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヘリオス テクノ ホールディング6927 液晶パネル工場向けの印刷機と光源で稼ぐ小さな会社。時価総額の 7 割が現金だが、利益は液晶の投資しだいで、10 年の価値はやや割高とみる 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本電子6951 電子顕微鏡とマスク描画の二本柱。堀は本物だが利益の山が高く、10 年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本トリム6788 整水器の国内首位に、インドネシアの水と細胞バンクを足した会社。現金は厚いが、計画の伸びは先走りで、値段は割高 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 日本フェンオール6870 防災機器の小さな老舗で、財務は堅いが資本効率が低く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 東洋電機製造6505 鉄道車両の駆動装置で知られる老舗。利益が急に戻った直後の今、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日立製作所6501 電力インフラとLumadaの二本柱は本物だが、株価はInspire 2027の上振れをかなり先取りしている 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 TDK6762 HDDヘッド事業の売却観測とAIデータセンター需要が重なるTDK。稼ぎを電池に頼る構造は変わらず、ROE1割前後では今の値段を支えきれない 本質価値との差 −3.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ケル6919 精密コネクタの専業で、無借金・純現金は時価総額の4割。ただし利益は谷で配当が利益を上回り、10年で測るとやや割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 鈴木6785 2026/06 期は山の年とみる。増産投資の回収が見えるまで、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −3.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 日本シイエムケイ6958 車載向けビルドアップ基板で世界首位級だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 セイコーエプソン6724 大容量インクタンクで世界No.1も、プロジェクターはAnkerに押され、ROE10%の中計実現が分かれ目 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 テクノホライゾン6629 教育ICTの電子黒板とFA機器の複合メーカー。前期の利益は営業外で膨らんだ山で、値段はやや割高 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ホーチキ6745 国内二番手の火災報知専業。事業は堅いが、最高益の利益率が続く前提の値段で、安全域は薄い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 三社電機製作所6882 稼ぎ頭の電源機器と赤字のパワー半導体が同居する会社。現金は厚いが、利益は株主に届きにくい 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 京セラ6971 KDDI株と純現金で時価総額の3割弱を持つが、本業のROEは資本コストに届かず、今の値段は改善への期待を強く映している 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 松尾電機6969 車載のマイクロヒューズで高い利益率を持つが、本業のタンタルは薄利で、台湾の親会社が4割を握る。今の値段はほぼ見合っている 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 イリソ電子工業6908 車載コネクターの堅実な会社だが、品質データの不正で利益の質が傷つき、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日本信号6741 列車の安全を握る堅い会社だが、過去最高の利益率が続く前提の値段で、10年で見ると割高に傾く 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 コニカミノルタ4902 複合機の縮みを半導体向け光学部品などで埋められるかが勝負。稼ぐ力に見合う本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 三井ハイテック6966 世界首位級のモーターコアだが、稼ぐ力はまだ資本コスト並み。10 年で見ても今の値段はやや高い 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 共和電業6853 国産ひずみ計測の老舗。財務は堅いが利幅の戻りは遅く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 マクセル6810 小型電池が柱の電機メーカー。利益率は薄く、資本コストを稼ぎ切れない。本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 株式会社東光高岳6617 東京電力が親で最大の客。品質不正から立ち直る途上で、高い利益率が続くかが分かれ目 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 芝浦メカトロニクス6590 AIパッケージの波に乗る小さな装置メーカー。足元の好調は織り込み済みで、10年では割高 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 エブレン6599 装置の頭脳を収める箱と配線の板を顧客ごとに作る小さな専業。稼ぎは堅いが現金が眠り、割高とみる 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 東京エレクトロン8035 AI投資で稼ぐ力は本物だが、今の株価はすでに強気の先の先まで映している 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 アバールデータ6918 半導体装置の制御部を請け負う小さな会社。谷は抜けたが、顧客頼みで稼ぐ力に上限がある 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 株式会社エンプラス6961 AI向けバーンインソケットで稼ぐ樹脂精密部品の会社。半導体の山の利益を前提にした今の値段は、10年の稼ぐ力を上回る 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 シャープ6753 家電・PC・液晶を抱える低採算の複合体。資本コスト9.5%で測ると稼ぐ力が足りず、本質価値は今の時価総額の半分前後(割高) 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 森尾電機6647 鉄道車両の運転台と電源の機器を作る老舗。米国の地下鉄案件で利益は過去最高だが、山は数年で引く。今の値段は割高 本質価値との差 −14.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電気(NEC)6701 ITサービス一本足の富士通と違い、防衛・海底ケーブルという官需インフラの柱を持つ会社。AI実需化と防衛予算増が分かれ目 本質価値との差 −15.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 富士通6702 ハード事業の縮小を終えつつあるITサービス会社。利益で測ると、本質価値は今の値段を2割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 東亜ディーケーケー6848 水質計の老舗。厚い現金と保守収入が支えだが、稼ぐ力は細り、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カシオ計算機6952 稼ぎの大半を腕時計が担う、純現金の厚い会社。流行頼みの堀に対し、今の値段は本質価値を 3 割ほど上回る「やや割高」 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 タムラ製作所6768 データセンター向け電源部品で最高益へ向かうが、ROE は資本コストに届かず、今の値段は先の好調まで織り込んでいる 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 山洋電気6516 冷却ファンの稼ぐ力は本物だが、AI需要の山を前提にした利益は10年先では薄まる。純現金と還元の転換が価値の床を支える 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 中央製作所6846 名古屋の電源・めっき装置メーカー。資産は時価総額の2倍あるが稼ぐ力が薄く、割安とまでは言えない 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 日本電子材料6855 HBM向けプローブカードで利益が跳ねた。だが、この山が10年続くと見るには値段が先を行きすぎる 本質価値との差 −18.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 京三製作所6742 国内信号の堅い更新需要は本物だが、利益率が薄く資本コストに届かない。今の値段は計画の達成を織り込みすぎている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 アルチザネットワークス6778 携帯の基地局を試す装置と試験の受託の会社。手元の純現金は時価総額に近いが、事業の稼ぎは小さく、現金も眠ったまま。10 年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 コーセル6905 純現金は厚いが、本業は赤字。ROE 5%の電源屋に、10年の筋書きは厳しい 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 株式会社明電舎6508 電力インフラと保守の稼ぐ力は本物だが、利益が倍になっても今の値段には届かない 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ユビテック6662 飲酒運転と熱中症の対策の義務化で IoT は伸びるが、小さな規模と親子上場が価値を縛る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 株式会社ダイヘン6622 電力インフラの追い風は本物だが、稼ぐ力に比べて今の値段は先走りすぎている 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 トレックス・セミコンダクター6616 小粒の電源ICとパワー半導体の受託製造で、利益の波が深い。中計の利益率は過去の山の水準で、そのまま信じにくい 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二電機工業6654 配電盤の端子台で食べてきた堅実な小企業。現金は時価総額の 7 割に迫るが、稼ぐ力が細く、その現金が株主に戻る道も細い 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ブラザー工業6448 複合機消耗品の衰退を工作機械・産業用印刷の拡大で補う転換点の会社。ローランドDG断念の規律が本質を示す 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 古野電気6814 世界の船の目となる機器の首位級。過去最高益は造船ブームの山にあり、利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 エヌエフホールディングス6864 微小な信号と電源を測る・つくる専門メーカー。現金は厚いが、規模が小さく今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ソシオネクスト6526 カスタム SoC の設計請負で稼ぐファブレス。AI 向けの量産が立ち上がる前の今は、先取りしすぎた値段だ 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 指月電機製作所6994 電力機器が利益の4分の3を稼ぐ部品メーカー。稼ぐ力は資本コスト並みで、本質価値は今の値段を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 EIZO6737 医療と防衛で強いモニター専業。本業の稼ぎは細く、時価総額の半分近くを持ち株と現金が占める。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 アンリツ6754 光通信と6Gの追い風は本物だが、景気で利益が大きく振れる計測器会社に、今の値段はその好況の長続きまで織り込んでいる 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 ヨコオ6800 半導体検査の伸びは本物だが、売上の6割を占める車載が重く、今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 帝国通信工業6763 車載・カメラ向けの操作部品とセンサの会社。財務は強いがROEは4%台で資本コストに届かず、新本社への投資も重い。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 NKKスイッチズ6943 放送卓や特殊車両の押しボタンで世界に名が通るが、利益率は3%前後。現金は厚いが、帳簿の安さほどの価値はない 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 PHCホールディングス6523 血糖測定の稼ぎが細るうえ借金が重く、10年先の利益は今の値段を支えきれない。やや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 双葉電子工業6986 現金と持ち合い株が時価総額を上回るが、本業は 7 年連続の営業赤字。資産が株主に届くかが焦点 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 リコー7752 複合機消耗品の縮小を低採算のデジタルサービスで埋める転換期。ROEは資本コスト未満で、今の値段はやや先回りしすぎている 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 京写6837 片面の基板で量は世界最大級。だが値段を決められず、稼ぎは資本コストに届かない。割高 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 能美防災6744 防災の二大手で、堅い内需の優良企業。ただし最高益の利益率が続く前提の値段 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 沖電気工業6703 官公庁・金融向けの堅い事業に、縮む ATM とプリンターの重しが付く会社。利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 サクサ6675 土地を売って、貸し地代を手放し、手元に現金が積み上がった通信機器メーカー。現金の戻り方は約束された。本業の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 小野測器6858 回転と音を測る老舗だが、エンジン試験の縮みを電動車の評価で埋めきれず、資本の稼ぎは薄い 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 IDEC6652 安全スイッチに強い堅実な中堅。中計の利益率 13% は届きにくく、今の値段は先の好調を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 CGSホールディングス6633 金型用 CAD/CAM で国内 2 位。時価総額は純現金とほぼ同じだが、現金の多くは事業に張り付き、AI が席課金型の寿命を縮める。10 年の価値は今の半分ほど 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ティアック6803 高級オーディオと業務用機器のニッチ企業。足元の利益は一時の項目に支えられ、稼ぎが資本コストに届かず、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 santec Holdings株式会社6777 AI向け光通信の試験・部品で稼ぐ小さな光学メーカー。利益の質は良いが、稼ぎが好況の頂に近く、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.0%) 割高 OSGコーポレーション6757 浄水器のカートリッジ交換が稼ぎの柱。食パンと総菜の寄り道が利益を削り、配当は利益を超えて払い続けている 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 日本タングステン6998 超硬とタングステン加工の中堅。原料高の追い風は一時的で、稼ぐ力に比べて今の時価総額は重い 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 シリウスビジョン6276 印刷の検査機の再建途上、現金は厚いが稼ぐ力は薄い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 フォスター電機6794 車載スピーカ世界大手。アクティビストが入り資本効率は改善に向かうが、10年の稼ぐ力に見合う値段は今より低い 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アルバック6728 真空技術の老舗で半導体へ重心を移す途上だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、値段は回復を先取りしている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 安川電機6506 サーボ・インバータが利益の柱でロボットは薄利・中国依存、ROE7.3%に対し今のPER32倍は見合わない 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オムロン6645 制御機器の在庫調整は一巡したが、ヘルスケアは中国品との価格競争、構造改革でROEは当面一桁台にとどまる 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 アイコム6820 現金が時価総額の5割に達する無線機メーカー。事業の稼ぐ力に対して資本が厚く、利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 アクセル6730 パチンコ機向け画像LSIの小さな専業。足元は価格適正化で好調だが、市場が細り続ける。手元の現金を除くと割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス6699 点火コイルは電動化で縮む側。パワコンと空調向け電源が支えるが、借入が重く、株主の取り分はほとんど残らない 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ファナック6954 CNC・ロボット世界首位の無借金企業だが、中国系メーカーの台頭と今のPER33倍はROE8.9%に見合わない 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ウシオ電機6925 光源と露光装置の確かな技術はあるが、利益の薄い会社に AI 基板の夢まで上乗せした値段 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 AIメカテック6227 AI向け後工程装置で利益が急伸したが、頼りは少数の大口顧客の投資。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −37.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 大日光・エンジニアリング6635 カメラ大手向けの基板実装とレンズ組立の受託。利益率は2%に届かず借金も重く、割高とみる 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 シンフォニアテクノロジー6507 半導体搬送と防衛の追い風は本物だが、景気で振れる中堅メーカーに今の値段は高い 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 堀場製作所6856 半導体MFC世界シェア6割・排ガス計測8割だが、PER27倍はROE10.7%に見合わず、EV化とバイオ不振が重荷 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 日本電波工業6779 AI向け発振器で業績は急回復中だが、売上が10年停滞した薄利の水晶専業。10年の稼ぐ力に照らすと値段は先走りすぎ 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 KOA6999 抵抗器の老舗。AIと車載で利益は戻るが、10年で測る稼ぐ力は今の値段に届かない 本質価値との差 −40.4% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 電気興業6706 基地局アンテナと高周波の技術屋。稼ぐ力が弱く、棚卸資産の会計に疑義が出ている 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 太洋テクノレックス6663 曲げられる配線板の試作が本業の小さな工場。利益は薄く、資産に比べて稼ぐ力が足りない 本質価値との差 −42.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 日本マイクロニクス6871 DRAMのプローブカードで首位。だが一本足の循環株に、今の値段は先の先まで織り込みすぎだ 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 池上通信機6771 放送局のカメラと監視・医療・検査の映像機器の老舗。技術はあるが稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 シスメックス6869 血球計数で世界首位も、中国の集中購買で稼ぐ力が急低下。資本コスト7.5%で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 SMK6798 車載に軸足を移す途上のコネクタ・リモコンメーカー。利益の戻りが遅く、今の値段は高い 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ミナトホールディングス6862 産業用メモリーの加工・商社。市況が押し上げた好況の利益は続かず、10年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ダブル・スコープ6619 価値の芯は韓国の WCP の持分だけ。借金を引くと残りは薄く、赤字の本体が持分を食う 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 パナソニックホールディングス6752 家電・空調・配線・電子部品・車載電池・B2Bソリューションの複合体。構造改革は進行中で、今の値段は改革の成功をかなり先取りしている 本質価値との差 −46.2% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 KOKUSAI ELECTRIC6525 バッチALDで世界シェア7割・東京エレクトロンと二社寡占。AI需要は本物だが、今の株価は中立の10年先をもう織り込んでいる 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キーエンス6861 無借金・直販の圧倒的な収益力は本物だが、中国依存と高い倍率の持続力が10年後の本質価値を左右する 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 大真空6962 水晶の世界大手だが、薄い利益に重い借金。新型のArkhが実を結ぶまで、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 日清紡ホールディングス3105 日清紡HDは無線・通信が稼ぎ頭の会社に変わりつつあるが、稼ぐ力の弱さと不動産の先細りが10年の価値を押し下げる 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 村田製作所6981 MLCC世界シェア4割、AIサーバー・車載電動化が追い風だが、ROE1割強の本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 サン電子6736 利益の大半は米上場Cellebrite株の持分から来る。10年後を利益で測ると、本質価値は今の時価総額を半分ほど下回る(割高) 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社シキノハイテック6614 半導体の検査装置と LSI 設計受託の小さな会社。利益が出ていない今の値段は、先の成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ヤーマン6630 美顔器のヒットで膨らみ、中国の規制でしぼんだ会社。現金は厚いが、計画の回復は先走りで、値段は割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 レーザーテック6920 EUVマスク検査を世界独占する一点突破の優良企業、株価は独占の継続を前提に組まれている 本質価値との差 −50.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 湖北工業6524 海底ケーブル用光部品と電解コンデンサ用リード端子で世界首位。事業は強いが、今の値段は好況の利益が続く前提で、本質価値の2倍を大きく超える 本質価値との差 −51.2% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 アドバンテスト6857 HBM・AIテストの覇者だが、株価はすでに10年分の超成長を前払いしている 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 −1.1%) 割高 太陽誘電6976 コンデンサ世界3位。AIサーバー需要で株価は1年で8倍になったが、利益率とROEの低さを映すと、今の値段は積みすぎ 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 アオイ電子6832 後工程受託の老舗が、自己資本に迫る400億円規模を先端パッケージに賭ける。当たっても倍率は伸びず、割高と見る 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 メイコー6787 車載基板の首位級が AI・衛星向けに 2,100 億円を投じる賭け。成長は本物だが、借金と循環を負った値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 ローム6963 SiC減損からの復活途上。EV減速と中国の値下げの中で東芝・三菱電機との連合がもうひとつの本質価値を左右する 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 FDK6955 富士通から台湾の SILITECH へ親会社が替わった電池メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、10年では割高と見る 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 イビデン4062 AI 向け基板の主役だが、今の値段は世界の AI 個数が 8 倍・シェア 4 割台維持という楽観の先まで織り込む 本質価値との差 −55.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 精工技研6834 AI向け光コネクタの設備特需で稼ぐ会社。ただ利益の多くは山の上で、今の値段は先を織り込みすぎだ 本質価値との差 −58.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ユー・エム・シー・エレクトロニクス6615 1,000 億円を作って利益は 1% 台。重い借入と優先株の下で、普通株の取り分は薄く割高だ 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −0.6%) 割高 ルネサスエレクトロニクス6723 車載マイコン世界首位の座は競合に奪われたが、AIインフラとAltiumの組み合わせが次の10年の本質価値を決める 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ジオマテック株式会社6907 ディスプレイと半導体向けの薄膜加工。9 期の赤字から戻ったが、山谷が激しく客先も偏る。今の値段は回復の続きを織り込みすぎで、割高と見る 本質価値との差 −64.1% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ザインエレクトロニクス6769 高速伝送チップの小さな設計会社。現金は厚いが本業は赤字が続き、時価総額は現金を上回る分だけ割高に見える 本質価値との差 −66.9% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 リバーエレテック6666 超小型の水晶部品の専業。新製品に夢はあるが、12年の大半が赤字で借金も重い。今の値段は会社の計画の達成をほぼ織り込む 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 岡谷電機産業6926 ノイズ対策部品の老舗だが2期続けて17億円の営業赤字。立て直しても資本コストに届く稼ぎは見えず、今の値段は高い 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 原田工業6904 車載アンテナの専業。足元の利益は戻ったが、税と金利を引くと残る利益は薄く、今の値段は回復を先取りしすぎている 本質価値との差 −67.8% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 インスペック6656 AI 向けパッケージ基板の検査装置を手がける秋田の小さな装置会社。技術は本物だが、受注の山谷が深く、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 多摩川ホールディングス6838 高周波部品と売電の小さな会社。足元の増益は評価益が大半で、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高いとみる 本質価値との差 −73.8% · 10 年 割高(年 −5.1%) 割高 オプトエレクトロニクス6664 小さなバーコード読み取り機の老舗。エイサーの傘下で出直すが、赤字が続き稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 トミタ電機6898 鳥取のフェライトコアの小さな会社。現金と土地は厚いが本業は10年余り赤字がちで、今の値段は稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −82.6% · 10 年 割高(年 −8.9%) 割高 QDレーザ6613 量子ドットレーザは本物の技術だが、売上14億円の会社に800億円超の値は、まだ来ない成功を先に払いすぎている 本質価値との差 −84.6% · 10 年 割高(年 −10.3%) 割高 ぷらっとホーム6836 Linuxの小型サーバーで細く稼ぐ老舗。18期続いた赤字をやっと抜けた段階で、今の時価総額は利益の200倍を超える 本質価値との差 −87.9% · 10 年 割高(年 −12.6%) 割高 TBグループ6775 LED 表示機と電子レジの小さなメーカー。19 期連続の営業赤字で、稼ぐ力は時価総額の裏づけにならない 本質価値との差 −89.0% · 10 年 割高(年 −10.7%) 割高 ジャパンディスプレイ6740 12 期連続赤字の中小型パネル会社。いちごの新株予約権で株数が約 1.7 倍に増え、10 年後に既存株主へ残る取り分は今の時価総額に遠く届かない 本質価値との差 −93.2% · 10 年 割高(年 −15.2%) 割高 大黒屋ホールディングス6993 ブランド品の買取と質屋の老舗。ファンド傘下で再建に入ったが、10年の稼ぐ力で測ると本質価値は今の時価総額を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −93.6% · 10 年 割高(年 −16.2%) 割高 JNグループ6634 暗号資産の取引所と消耗品の卸、電子書籍を束ねた小さな持株会社。赤字と借金が重く、今の値段は事業の稼ぎでは説明できない 本質価値との差 −96.3% · 10 年 割高(年 −19.5%) 割高 ウインテスト6721 売上4億円に対し赤字12億円、資金は新株の発行頼みの半導体検査装置会社。時価総額116億円は事業の実績から大きく離れている 本質価値との差 −99.6% · 10 年 割高(年 −36.4%)

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読んだ資料

  1. 富士電機 2026年度中期経営計画「熱く、高く、そして優しく2026」半導体事業本部説明資料
  2. 富士電機 2024年度アニュアルレポート(2026年度中期経営計画)
  3. パワー半導体の世界シェア(経済産業省資料引用、広島銀行産業経済レポート)
  4. SiCパワー半導体の市場シェア企業ランキング
  5. 富士電機 対処すべき課題(データセンター向け受変電設備・電源装置の受注高見通し等)
  6. パワー半導体、DC関連の売上高比率2倍超…富士電機が需要取り込み強化(ニュースイッチ/Yahoo!ニュース)
  7. 富士電機 2026年度事業戦略説明会 エネルギー事業本部資料
  8. 富士電機の「自動販売機」が中国で売れる理由(東洋経済オンライン)
  9. 富士電機 配当方針・株主優待

分析日 2026-10-16