株譜
AI 銘柄分析 · 電気機器 · 試作

キオクシアホールディングス 285A

NANDの需要増と先端技術は確かでも、設備投資と価格循環を差し引くと足元の時価総額には安全域が乏しく、長期では割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)5,630 円8.98 兆円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-11-02)11,345 円18.10 兆円差 −50.4%
10 年後から見ると 割高 価値 5,630 円8.98 兆円 · 差 −50.4% · 期待の年率 +0.5%
期待の年率リターン(10 年)+0.5%資本コスト比 −8.0 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約6.6%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

キオクシアは、データを電源なしで保存できるNAND型フラッシュメモリを四日市と北上で大量生産する世界有数の専業メーカーだ。私の結論は割高である。AIの普及によって販売する記憶容量は今後も増えるが、1GB当たりの値段と高い利益率が10年続くと見込むには、現在の時価総額が大きすぎる。

2026年3月期は売上2兆3,376億円、営業利益8,704億円と好調だった。さらに2027年3月期の第1四半期は営業利益が1兆2,700億円に達し、NANDの需給逼迫と高価格が利益を押し上げた。成長する産業に身を置く企業の実力は本物だが、価格が四半期で急騰する局面を普通の10年として延長してはならない。2023、2024年の連続赤字は、同じ工場が売値次第で巨額の損失を生むことも示している。

堀、つまり模倣しにくい強みは、積層型BiCS技術、量産時の歩留まり、顧客による長期の品質認定、サンディスクとの共同製造体制にある。しかしサムスン電子、SKハイニックス、マイクロン、YMTCが競うNAND市場では、顧客に値上げを押し通せる独占力ではない。2034年末の共同製造契約更新も10年の保有期間内に訪れる重要な節目だ。

中立ではビット販売量の伸びが名目単価の下落を上回り、2036年も大きな黒字を保つ。しかし装置更新と研究開発は止められず、利益を株主へ戻す速度は遅くなる。強気の事業像が実現すれば十分な価値は生まれるが、確率で加重した利益の現在価値は、約20兆円の市場時価総額を大きく下回る。将来の需要増と、今支払う価格の妥当性は別の問題である。

バリュー投資の観点から

長く持つ株主が知りたいのは、来年のメモリ価格ではなく、十年かけて工場が稼ぐ金のうち、いくらを自由に使えるかである。キオクシアには、原理を知っているだけでは追随できない量産技術がある。BiCSの積層、品質管理、顧客認定、サンディスクとの共同設備は、実物資産と人の技能が重なる強みだ。半導体が情報社会に不要になるとは考えにくい。

しかし顧客が支払うのは永続するブランド使用料ではなく、毎年効率が良くなる記憶容量の代金だ。1GBの生産費が下がれば、競争はその大部分を販売単価へ転嫁する。2026年には営業利益が急増したが、2023〜2024年の赤字を見ると、この会社が利益を自分で決められるわけではないと分かる。工場を新しくしなければ技術を失い、新しくすれば多額の現金を再び工場に戻す。会計上の利益と、株主が取り出せるオーナー利益は同じでない。

資本配分を評価する際は、2026年8月の大規模な自己株買いを無視できない。短期的には株数を減らすが、好況の高価格で株を買うより、次の不況に備えたり高収益の装置に投資した方が有利な場合もある。2034年の製造提携の期限は、経営陣が再び大きな資本判断を迫られる時期だ。経営が利益の波に合わせて設備投資を抑制できるかが、株主価値を左右する。

私なら、技術の堀と産業の成長を認めたうえで、価格と収益の予見性が低い分だけ安全域を厚く求める。楽観だけに頼らず、普通の競争と普通の更新投資を続けても払った値段を取り戻せることが条件となる。今の時価総額では、その条件を満たすまでの距離が大きい。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの本質は、1枚のシリコンウエハーにより多くのデータを保存できるセルを作り、使える記憶容量を1GB単位で販売することだ。会社の報告セグメントは「メモリ事業」の一つだが、用途別にはSSD&ストレージ、スマートデバイス、その他の三つに分かれる。2026年3月期の売上は順に1兆3,626億円、7,600億円、2,150億円であり、利益は用途ごとに開示されていない。

SSDにはパソコン向けの一般製品と、データセンター向けの高耐久・高容量製品がある。後者では検索やAI推論が膨大なデータを読み書きするため、保存容量だけでなく電力効率、応答速度、信頼性が買い手の判断基準になる。キオクシアは大容量のQLC製品、CM・GP・LCシリーズや低遅延XL-FLASHを使い分け、一般的な半導体メモリより高い付加価値を得ようとしている。ただしNVIDIA向けの仕様対応やサンプル評価は、将来の大量採用が確定したという意味ではない。

スマートデバイスではスマートフォンや車載用の組み込みメモリを売る。2026年3月期のAppleグループ向け売上は4,760億円で全体の20.4%に及ぶ。端末当たりの保存容量が増える恩恵を受ける一方、少数の巨額購買者が価格交渉を主導する。その他はSDカードやUSB製品だけでなく、サンディスクとの合弁を通じた供給や加工対価を含み、単純に店頭で売ったメモリの量とは一致しない。

製造の中心は四日市工場と北上工場だ。全生産能力の約80%をサンディスクと共同利用し、うち約40%をサンディスクに割り当て、残り約20%はキオクシアの単独能力である。共同で装置投資を負担しつつ、生産ノウハウを自社に集める仕組みが巨大企業と争うための土台となる。1987年に始まるNANDの技術蓄積とBiCS8の量産、次のBiCS10への移行は強みだが、次世代の装置と歩留まりを絶えず開発しなければ維持できない強みでもある。

優良さと弱いところ

最大の強みは、単にNANDの設計図を持つことではない。何百層にも積み上げたセルを安定して量産し、製造工程で不良を抑え、顧客の厳しい品質認定を通す能力である。BiCS8で採用したCBA構造は記憶セルと回路を接合して密度と性能を引き上げる。量産設備、生産データ、研究員の経験が何年もかけて蓄積されるため、新規参入者が同じ品質と費用で直ちに追いつくのは難しい。

ただし、この堀は販売価格を決める独占権ではない。Counterpointの2026年4〜6月期調査では、NAND売上シェアはサムスン28%、SKハイニックス19%、マイクロン15%、キオクシア14%、サンディスク11%、YMTC14%だった。サンディスクの11%をキオクシア自身の売上に足してはいけない。協業による生産規模の利益と、競合する製品の販売シェアは分けて考える必要がある。

資本効率は市況に大きく左右される。2026年3月期のROEは高い一方、2023〜2024年には巨額の赤字で自己資本を失った。2026年3月期の現金4,707億円に対して純有利子負債は5,769億円であり、まだ過剰な現金を自由に配る会社ではない。7月末に公表した第1四半期の黒字は財務改善を加速したが、8月には約8,000億円の自社株買いも完了したため、好況時の現金をすべて将来の安全余力に数えることもできない。

10年先にもNANDは不可欠だが、競争力の寿命は継続投資に左右される。生産規模は堀を作ると同時に固定費を大きくし、供給過剰では逆に弱さとなる。したがって技術力を高く評価しても、超過利益が長く残る割合は通常の企業の範囲で評価する。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

NAND市場の争点は「メモリが何バイト必要か」と「1バイトがいくらで売れるか」を切り分けることにある。データセンター、AI推論、端末の大容量化によって保存容量の世界需要は増える。会社は2025〜2028年のNAND需要を年率22%のビット成長と見込み、データセンター向けはそれ以上の伸びを想定する。企業向けSSDの自社シェアは現在約10%から15%以上、中長期には17%を目指す。しかしこれは目標であって契約済み販売数量ではない。

市場の売上額は数量より大きく振れる。2026年4〜6月期には世界のNAND販売金額が前四半期比約70%増え、平均単価は約55%上昇したという調査がある。供給不足が解ければ逆も起きる。Samsung、SK hynix、Micron、Sandiskとの競争に加え、中国YMTCは先端積層技術と国内需要を武器に生産を増やす。メモリの世代更新で1GB当たりの製造費が下がっても、その成果の一部は必ず買い手に渡り、名目物価3%を価格に転嫁できるとは限らない。

2025年の世界SSD出荷量は業界調査で約500EBとされ、企業用SSDだけでもすでに大規模な市場だ。2036年の中立では世界の企業向けSSD容量が約2,200EBに拡大し、キオクシアの取り分を約270EBと考える。パソコン向けとスマートデバイス向けにも大容量化が続くが、端末販売台数は爆発的には増えない。容量を増やしても単価下落が利益を奪う構造は、企業向け製品の品質優位でしか克服できない。

半導体製造設備は一度建てると動かさなくても償却や維持費が発生する。2026年3月期の減価償却・償却費は約3,128億円で、翌期には約4,500億円の設備投資が計画されている。既存装置の簿価が物価で自動的に増えるわけではないが、更新装置はインフレ後の高い価格で買う必要がある。NANDの需要を長期で伸びる産業と評価しつつ、利益率は循環の山より低く考える。AIエージェントが人月サービスや席課金ソフトを代替するという分類は、物理的なNANDを製造する同社には該当しない。

資本政策と M&A

最も問われる資本配分は、好況で得た巨額の現金を新工場、借金返済、株主還元にどう振り分けるかだ。2026年3月期の営業キャッシュフローは6,165億円、投資キャッシュフローはマイナス2,215億円だった。ところが2027年3月期には設備投資を約4,500億円に引き上げる。会社は2025〜2028年のビット需要の年率22%成長に備え、年間4,700億円程度の設備投資を想定している。研究開発にも年2,300億円程度を投じる計画で、技術を保つには好況中の資金回収だけでは足りない。

サンディスクと発表した2032年までの日本国内投資約5兆円は両社合計の構想であり、キオクシアが単独で全額負担するものではない。2026年1月には四日市の合弁契約を2034年末まで延ばし、製造サービス対価11億6,500万ドルの受領にも合意した。これは有利な再交渉の証拠だが、2035年以降も同条件が続くとはまだ決まっていない。

株主還元では2026年8月に約8,000億円の自社株買いを実施し、上場後の資本配分に大きな変化があった。これは現在の株数とその後の自己資本見積もりに反映し、将来10年間の還元に二重計上しない。Investor Dayの資料には余剰累積フリーキャッシュフローの50%という説明例があるが、経営陣は質疑応答で確約ではないと明言した。配当性向、DOE、総還元性向、年次の自己株買い額について拘束力のある数字の約束なし。投資先のM&Aも可能性の検討にとどまり、具体的案件は公表されていない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

AIは計算を高速化するだけでなく、学習用データ、推論の記憶領域、生成されたコンテンツを大量に保存する。これまでストレージの主役だったハードディスクの一部が、大容量・低消費電力のSSDへ移る可能性も大きい。キオクシアはNANDを発明した系譜と、世界有数の積層技術を持つ。生産設備をサンディスクと分担できることは、単独で巨大工場を持つ競争相手にない資金面の柔軟性になる。

新しい製品の差別化も始まっている。QLCによる大容量SSDは1ラックの保存容量と電力効率を高め、低遅延XL-FLASHはAI推論時のキャッシュ需要に合う。企業用SSDの顧客は安いチップだけでは選ばず、故障率、書き換え耐性、ソフトとの相性も認定する。採用が広がれば顧客は次世代製品へも移行しやすくなり、最先端製品の割合は高くなる。

会社は企業用SSDシェアを現状約10%から15%以上、先々17%へ引き上げる方針を掲げている。過去のピークを超える投資が必要でも、2026年の高収益によって財務は大幅に改善した。2026年夏には巨額の自社株買いを実際に完了しており、利益が出ても株主へ戻さないだけの会社ではなくなった。サンディスクからの11億6,500万ドルの契約対価も、従来は十分に回収できなかった生産ノウハウの価値を現金化した例だ。

これらの改善が積み重なれば、2036年には売上が10兆円を超え、利益の大部分を企業向け製品から稼ぐ世界屈指の高収益メーカーになり得る。2034年の合弁更新も対等以上の交渉となり、株主への現金還元が増える。現在の値段でも、長期の大幅な成長が実現すれば価値は残る。

慎重な見方

NANDは、どれほど複雑な技術を使っていても、ビットが規格どおり保存できれば別会社の品に置き換えられる余地が大きい。2026年の高利益率は製品技術だけでは説明できず、供給不足で平均販売単価が急騰した結果でもある。過去にも2023年、2024年に連続赤字となり、世界需要の伸びが会社の利益の安定を保証しないことを証明した。

世界のNAND売上ではサムスン、SKハイニックス、マイクロンが先行し、中国YMTCも急速に存在感を高めている。中国メーカーが自国市場で能力を積み上げると、輸出規制によって先端品が守られる場合もある一方、汎用品では供給過剰と値下げが進む。キオクシアの高性能SSDが差別化できても、工場全体の採算を上げるには大量の汎用ビットを売る必要がある。Appleなど大口顧客も価格低下を要求する。

サンディスクとの共同投資は堀だが、同時に相手との契約である。両社の合弁契約は2034年末に切れ、2035年以降の条件は決まっていない。経営の方針が食い違えば装置の更新と資金負担に混乱が生じる。巨額の投資を先行させた直後にNANDの値段が下がれば、製造設備の償却と資金回収の悪化が重なり、出荷容量が増えても利益を失う。

2026年8月に実施した自社株買いも、好況期の現金を大きく減らした判断として検証が必要だ。将来の配当性向や自己株買い額に数字の確約はない。10年後の利益を確信できない会社に、現在の利益が長く続くことを前提にした高い値段を支払うと、需要の見通しが正しくても投資成果は悪くなり得る。

どちらに重みを置いたか

NANDの需要は増えるという点では強い見方に分がある。しかし、需要の増加が製造者の価格決定力やフリーキャッシュフローにそのまま結びつかない点は慎重な見方が勝る。2026年の急激な値上がりと、2034年に切れる合弁契約、約4,500億円規模の年間投資が会社固有の不確実性である。上側の確率を31%、下側を36%とやや慎重に配したが、市況循環を資本コストにも別途重く織り込むことは避けた。中立で事業は成長しても、現在の時価総額には安全域が足りない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 10,288 円16.42 兆円(+ 還元の換算額還元の合計 1,624 円2.59 兆円)。 今の値に割り戻すと 5,630 円8.98 兆円、今との差 −50.4%、 期待の年率 +0.5%(資本コスト 8.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 12% 31,521 円50.30 兆円 4,700 円7.50 兆円 +219.3% +13.5% 4,347 円6.94 兆円
やや楽観 19% 17,642 円28.15 兆円 2,820 円4.50 兆円 +80.4% +6.6% 3,888 円6.20 兆円
中立 33% 7,835 円12.50 兆円 1,379 円2.20 兆円 −18.8% −2.2% 3,040 円4.85 兆円
やや悲観 22% 2,081 円3.32 兆円 313 円5,000 億円 −78.9% −15.1% 527 円8,407 億円
悲観 14% 789 円1.26 兆円 0 円0 億円 −93.0% −23.4% 110 円1,763 億円
加重平均100% 10,288 円16.42 兆円1,624 円2.59 兆円 +5.0% +0.5% 11,912 円19.01 兆円

今の株価時価総額 11,345 円18.10 兆円(2026-11-02)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 12% 企業向け大容量SSDの主役を獲得 利益 32,500 億円 · PER 14.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 31,521 円50.30 兆円

2030年代に入ってもAIの学習・推論のデータ保存量は増え続け、演算だけでなく短期キャッシュや大規模データセットを置くSSD需要が設備投資の主役となる。企業向けSSD市場の出荷容量が2024年のおよそ181EBから2036年には約2,800EBへ拡大し、キオクシアはその18%前後を取る。NVIDIAの新しい記憶階層に適した製品、BiCS10以降の高密度化、高耐久品の量産技術が実証され、サムスンとSKハイニックスから採用を奪う。

サンディスクとの製造契約は2034年の期限前に好条件で更新され、北上・四日市の次世代設備にも両社が資金を出す。台湾のSSD開発や顧客の共同設計が実り、単なるNAND素材売りより利益率の高い企業向け製品の比率が上がる。巨額の再投資を行っても累計の純利益が大きく残り、2036年の営業利益率は35%程度を維持できる。

ただしビットの売値が名目で際限なく上がる筋書きではない。密度向上による1GB当たり単価低下を数量増と高機能SSDへの構成改善で上回り、会社全体が技術転換の勝者になる。将来の純利益から累計7兆5,000億円程度が株主へ還ることを想定する。

  • データセンター・企業向けSSD/NAND:数量 500(データセンター・企業向けSSD/NANDの販売容量(EB、10億GB))× 価格 17(販売1GB当たり実効売上(円、NANDチップとSSD完成品の混合))→ 売上 85,000 億円・営業利益 35,700 億円。世界企業SSD出荷約2,800EB×自社シェア約18%。超大容量QLC・低遅延製品の構成改善で17円/GB、営業利益率42%。
  • PC・一般ストレージ向けSSD/NAND:数量 190(PC・一般ストレージ向け販売容量(EB、10億GB))× 価格 13(販売1GB当たり実効売上(円、チップとSSD完成品の混合))→ 売上 24,700 億円・営業利益 6,422 億円。PC・汎用用途はビット数が増えるが単価は低下。
  • スマートデバイス・組み込みNAND:数量 220(スマート端末・組み込み製品の販売容量(EB、10億GB))× 価格 9.00(販売1GB当たり実効売上(円、組み込み付加価値込み))→ 売上 19,800 億円・営業利益 5,544 億円。端末容量拡大と組み込み製品の拡販が両立。
  • リテール・サンディスク合弁供給等:数量 40.0(カード・共同製造に対応する販売/加工換算容量(EB相当))× 価格 10(換算1GB当たり実効売上(円、加工報酬も配賦))→ 売上 4,000 億円・営業利益 720 億円。合弁契約の好条件更新とリテール需要の拡大。

倍率:k=8.5%、10年後ROE=32,500÷136,043=23.9%。通常の堀として超過ROEの半分が残るRONIC=16.2%、2036年以降の名目g=3%とし、PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)=14.814倍をそのまま適用した。市場の倍率は参照しない。

確率:データセンター向けの超大容量QLCと低遅延SSDがともに認証を取り、会社の企業SSD目標17%を上回る年が続く必要がある。生産効率と顧客継続の同時成功はあり得るが、複数の競合が資本投入する市場なので実現確率を12%に限定した。

やや楽観 19% 高付加価値SSDへの転換が定着 利益 19,300 億円 · PER 13.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 17,642 円28.15 兆円

AI推論は多くの企業の情報基盤に広がるが、2026年のようなNAND値上がりは続かない。企業向けSSDの世界出荷容量は2036年に約2,500EBに増え、キオクシアはその15%程度を獲得する。会社が掲げた企業SSDシェア15%以上の方針は実現し、低遅延SSDの採用も増えるが、サムスン・SKハイニックス・マイクロンの追随により単価プレミアムは一部に残る程度である。

四日市・北上の設備投資は数年ごとに大きく、密度を高める設備の切り替えで生産停止や歩留まり悪化も経験する。サンディスクとは2034年以降も協業を続け、追加の資金負担をおおむね折半するが、条件は現在より必ずしも有利ではない。Apple向けなどスマート端末も容量増で数量が伸びる一方、強い購買力によって1GB当たり単価の低下が続く。

利益率は2026年のピーク水準より低い30%前後に落ち着くものの、企業向けSSD比率の上昇で旧来のNAND専業より収益力が改善する。市場シェアを守るための研究開発と設備の更新を優先しながら、累計4兆5,000億円の配当・買い戻しが実行される。

  • データセンター・企業向けSSD/NAND:数量 380(データセンター・企業向けSSD/NANDの販売容量(EB、10億GB))× 価格 15(販売1GB当たり実効売上(円、NANDチップとSSD完成品の混合))→ 売上 57,000 億円・営業利益 21,090 億円。世界企業SSD約2,500EBの15.2%、単価は現時点を下回る。
  • PC・一般ストレージ向けSSD/NAND:数量 165(PC・一般ストレージ向け販売容量(EB、10億GB))× 価格 11(販売1GB当たり実効売上(円、チップとSSD完成品の混合))→ 売上 18,810 億円・営業利益 4,138 億円。PC向けは数量伸長と低価格競争が並存。
  • スマートデバイス・組み込みNAND:数量 210(スマート端末・組み込み製品の販売容量(EB、10億GB))× 価格 7.60(販売1GB当たり実効売上(円、組み込み付加価値込み))→ 売上 15,960 億円・営業利益 3,830 億円。スマホ1台当たり容量が増えるが価格競争は続く。
  • リテール・サンディスク合弁供給等:数量 38.0(カード・共同製造に対応する販売/加工換算容量(EB相当))× 価格 8.80(換算1GB当たり実効売上(円、加工報酬も配賦))→ 売上 3,344 億円・営業利益 535 億円。共同生産報酬が更新後も残る。

倍率:k=8.5%、ROE=19,300÷121,043=15.9%、通常の堀ゆえRONIC=12.22%。長期g=3%を採用し、(1−0.03÷0.1222)÷(0.085−0.03)=13.719倍。成長と稼ぐ力を10年後の実績利益とRONICに分け、今の株式評価を参照していない。

確率:企業SSDシェアが会社の中期目標15%程度に達し、Sandiskと新世代の設備負担を分担できる想定。量産成功と主要顧客の認証の両方が必要であり、足元の極端な市況好転を恒久的なものとみなさず19%とした。

中立 33% 容量需要は伸びるがメモリの価格決定力は限られる 利益 9,200 億円 · PER 12.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 7,835 円12.50 兆円

NANDの必要量は2036年にも増えている。AI向けSSD、PCの大容量化、スマートフォンの保存容量増が重なり、キオクシアの企業向け販売容量は足元の推定30EBから約270EBに伸びる。世界の企業向けSSD出荷を約2,200EBとすれば、自社の容量シェアは12%台である。会社が掲げる15〜17%には届かないが、BiCS技術と顧客との認定実績によって市場から排除されることはない。

売上規模を支えるのは値上げではなくビット数だ。3%の物価上昇があっても、積層数の増大と中国YMTCの供給増によって1GB当たり売価は各用途で名目でも下がる。Appleをはじめとする強い買い手がいるスマート端末では、容量が増えても採算は薄くなる。生産性の改善は顧客にも還元され、2026年後半の供給逼迫は数年後に均衡へ戻る。

サンディスクとの2034年の契約は条件を調整して継続する。設備償却費は古い装置について取得原価のままだが、更新する装置は物価上昇後の価格で買い直し、2036年には減価償却も重い。2036年の営業利益率は24%弱となり、好況と不況を何度か経ても長く残る超過収益は小さくなる。累計純利益の一部は借金返済や設備に回り、株主への実現還元は抑制的にとどまる。

  • データセンター・企業向けSSD/NAND:数量 270(データセンター・企業向けSSD/NANDの販売容量(EB、10億GB))× 価格 12(販売1GB当たり実効売上(円、NANDチップとSSD完成品の混合))→ 売上 33,480 億円・営業利益 10,044 億円。世界企業SSD約2,200EBに対して自社約12.3%。値段は名目でも現在比約40%低下。
  • PC・一般ストレージ向けSSD/NAND:数量 140(PC・一般ストレージ向け販売容量(EB、10億GB))× 価格 9.80(販売1GB当たり実効売上(円、チップとSSD完成品の混合))→ 売上 13,720 億円・営業利益 2,607 億円。消費者向け単価下落をビット数増加で補う。
  • スマートデバイス・組み込みNAND:数量 175(スマート端末・組み込み製品の販売容量(EB、10億GB))× 価格 6.90(販売1GB当たり実効売上(円、組み込み付加価値込み))→ 売上 12,075 億円・営業利益 2,657 億円。端末当たり容量増が普及台数の伸びの鈍化を補う。
  • リテール・サンディスク合弁供給等:数量 34.0(カード・共同製造に対応する販売/加工換算容量(EB相当))× 価格 7.50(換算1GB当たり実効売上(円、加工報酬も配賦))→ 売上 2,550 億円・営業利益 306 億円。Sandisk協業継続だが報酬条件は横ばい以下。

倍率:k=8.5%、ROE=9,200÷101,043=9.1%。通常の堀の残存率1/2からRONIC=8.80%、長期名目成長g=3.0%。正当化PER=(1−0.03÷0.0880)÷(0.085−0.03)=11.985倍で上限と同じ。過大な超過ROEを認めず、現在の市況高値と市場の倍率を根拠にしない。

確率:会社公表の2025〜28年世界ビット需要成長率22%と、企業SSD比率引き上げの方針は根拠がある。一方で長期の物価上昇をNANDの1GB単価にそのまま転嫁できない業態であり、サイクルを通した利益率の正常化を中心に据えて33%とした。

やや悲観 22% 増産競争で利幅と企業向けシェアが縮小 利益 2,000 億円 · PER 10.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 2,081 円3.32 兆円

記憶容量の需要は増えても、儲かる企業向けSSDでは競争相手が次々に新製品を投入する。世界の企業SSD市場が2036年に約2,000EBになっても、キオクシアが取れるのは約140EBに縮み、容量シェアは7%程度となる。YMTCは汎用NANDにとどまらず大容量SSDにも参入し、欧米の顧客も調達先の分散を進める。

NANDの売り値は名目でも低下し、生産量を維持するために四日市・北上の設備更新を続けなければならない。サンディスクとの協業は続くが更新条件が悪化し、2034年の節目を前に合弁側が設備投資を渋る。エンタープライズ製品が高く売れないため、先進的な製造設備の減価償却を吸収しにくくなる。

会社全体の営業利益率は11%程度に落ち、純利益の大半を設備更新と運転資金に取られる。借金の借り換え負担もあるため、増配や自社株買いは好況年に限定される。赤字に転落しない程度の技術力は残るが、株主のために複利で増える利益は乏しい。

  • データセンター・企業向けSSD/NAND:数量 140(データセンター・企業向けSSD/NANDの販売容量(EB、10億GB))× 価格 9.20(販売1GB当たり実効売上(円、NANDチップとSSD完成品の混合))→ 売上 12,880 億円・営業利益 2,318 億円。世界企業SSD約2,000EB×自社シェア7%。
  • PC・一般ストレージ向けSSD/NAND:数量 110(PC・一般ストレージ向け販売容量(EB、10億GB))× 価格 8.20(販売1GB当たり実効売上(円、チップとSSD完成品の混合))→ 売上 9,020 億円・営業利益 1,082 億円。汎用品価格が下落し、低収益顧客が残る。
  • スマートデバイス・組み込みNAND:数量 155(スマート端末・組み込み製品の販売容量(EB、10億GB))× 価格 5.30(販売1GB当たり実効売上(円、組み込み付加価値込み))→ 売上 8,215 億円・営業利益 1,068 億円。端末容量増の大半が単価低下に相殺される。
  • リテール・サンディスク合弁供給等:数量 28.0(カード・共同製造に対応する販売/加工換算容量(EB相当))× 価格 5.70(換算1GB当たり実効売上(円、加工報酬も配賦))→ 売上 1,596 億円・営業利益 80 億円。共同製造の報酬が下がる。

倍率:ROE=2,000÷65,043=3.1%でk8.5%を大幅に下回るため成長による超過価値を数えない。稼ぐ力の上限1/k=11.76倍を超えず、技術優位喪失と追加投資負担を考えたPER10.5倍。固定の谷PBRや過去の市場PERは参照しない。

確率:中国YMTCの積層技術とサムスン・SKハイニックスの企業SSD攻勢により、顧客への単価転嫁が止まることは十分ある。ただし工場共同運営と多くの採用実績が全面消失を防ぐため、緩やかな競争劣位に22%を割り振る。

悲観 14% 契約の再編と中国製NANDの台頭で構造的敗北 利益 −1,400 億円 · PBR 0.9 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 789 円1.26 兆円

メモリの需要そのものは消えない。しかし安く大量に作れる企業が生き残る市場では、自社がその勝者とは限らない。2034年にサンディスクとの合弁契約が良い条件で更新できず、共同工場の費用や設備債務を引き受ける争いが生じる。さらにYMTCと韓国メーカーの歩留まりが上回り、キオクシアは企業向けSSDの大口顧客から順に採用を失う。

企業向け販売容量は60EBまで落ち、世界の企業用SSD容量が約1,800EBに増える中でシェアは3%台となる。Appleなどスマート端末では価格交渉力が失われる。四日市・北上の工場を簡単には閉じられず、減価償却・研究開発費・電力費が低稼働の設備に残るため、営業損益は赤字になる。

最初の好況期には利益が積み上がるが、2030年代の複数年赤字と設備減損がそれを失わせ、10年間の純利益累計はほぼゼロとなる。配当と自社株買いは停止される。倒産確定とはせず、技術と資産を一部残す企業として評価するが、のれんは処分できず、固定設備の換金性にも限界があるため帳簿純資産のすべてを守れるとは考えない。

  • データセンター・企業向けSSD/NAND:数量 60.0(データセンター・企業向けSSD/NANDの販売容量(EB、10億GB))× 価格 7.00(販売1GB当たり実効売上(円、NANDチップとSSD完成品の混合))→ 売上 4,200 億円・営業利益 −84 億円。世界企業SSD約1,800EBに対して3.3%のシェアに低下、稼働損。
  • PC・一般ストレージ向けSSD/NAND:数量 85.0(PC・一般ストレージ向け販売容量(EB、10億GB))× 価格 6.00(販売1GB当たり実効売上(円、チップとSSD完成品の混合))→ 売上 5,100 億円・営業利益 −255 億円。激しい価格競争と工場固定費で採算割れ。
  • スマートデバイス・組み込みNAND:数量 110(スマート端末・組み込み製品の販売容量(EB、10億GB))× 価格 4.80(販売1GB当たり実効売上(円、組み込み付加価値込み))→ 売上 5,280 億円・営業利益 106 億円。スマート端末向けの最低限の供給は続く。
  • リテール・サンディスク合弁供給等:数量 20.0(カード・共同製造に対応する販売/加工換算容量(EB相当))× 価格 4.50(換算1GB当たり実効売上(円、加工報酬も配賦))→ 売上 900 億円・営業利益 −90 億円。合弁契約不利化で加工報酬が減少。

倍率:営業赤字のためPERを使わない。SCHEMA §1-3に従い、悲観のPBRは2036年時点の自己資本16,043億円ではなく、基準期2026/03の自己資本13,989億円に掛ける。のれんと繰延税金資産の非換金性、専用製造設備の処分価値の低さを踏まえ、資本の9割を評価するPBR0.90とし、時価総額は13,989億円×0.90=12,590.1億円とした。これは推定換金可能資産の床10,000億円を上回る。市場で観測された過去の谷のPBRを根拠にはしていない。

確率:2034年までのSandisk共同製造契約が更新されず、YMTCと韓国勢の新世代NANDの価格・歩留まり競争にも敗れる複合危機である。単独の市況不況より起こりにくいが、単一事業・巨額固定費・契約期限が重なるため14%を無視しない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

データセンター・企業向けSSD/NAND

AI推論用の超大容量QLC、低遅延SSD、ハイパースケーラー向けNAND。正式開示のSSD&ストレージ売上のうち企業用途を推定分割する。

数量データセンター・企業向けSSD/NANDの販売容量(EB、10億GB)価格販売1GB当たり実効売上(円、NANDチップとSSD完成品の混合)売上営業利益
今 2026/03 30.0 21 6,200 3,200
10 年後 中立 270 12 33,480 10,044

取り方:会社が公表する2026/03期「SSD&ストレージ」売上13,626億円のうち6,200億円を企業用途と仮置き。会社は用途別EBも単価も開示しない。TSR推計の世界SSD総出荷2025年約501EB、McKinseyの企業用SSD2024年約181EB、会社の企業用SSDシェア約10%と2027/03期1Qの企業用途の急拡大を照合し、会社帰属の販売容量を約30EBと推定した。単価20.667円/GBは6,200億円÷30EB÷10という実効単価で、チップとSSD製品の構成差を含む。EB数量の不確かさは大きく、報告された実測値ではない。

PC・一般ストレージ向けSSD/NAND

ノートPC、一般サーバー、外付けストレージなどに採用されるSSDとNAND。台湾の旧LITE-ON系SSD開発子会社も競争力に関わる。

数量PC・一般ストレージ向け販売容量(EB、10億GB)価格販売1GB当たり実効売上(円、チップとSSD完成品の混合)売上営業利益
今 2026/03 50.0 15 7,426 2,800
10 年後 中立 140 9.80 13,720 2,607

取り方:有報のSSD&ストレージ13,626億円から企業用途の推定6,200億円を引いた7,426億円。世界SSD出荷約501EBのうち企業向けと重複しない顧客向けの物量、完成品と部品の構成を考え50EB、14.852円/GBと推定した。会社は企業・一般用途の配分、EB、平均単価、個別営業利益を開示しない。

スマートデバイス・組み込みNAND

スマートフォンやタブレット、テレビ、車載・産業向け組み込みフラッシュ。主要顧客の端末1台当たり容量と販売台数に左右される。

数量スマート端末・組み込み製品の販売容量(EB、10億GB)価格販売1GB当たり実効売上(円、組み込み付加価値込み)売上営業利益
今 2026/03 70.0 11 7,600 2,300
10 年後 中立 175 6.90 12,075 2,657

取り方:会社の2026/03期スマートデバイス売上7,600億円を正本とし、世界スマートフォン約12億台と端末当たり約250〜300GB級のNAND搭載、その他組み込み機器需要を参考に、キオクシア販売70EB、実効単価10.857円/GBと逆算。Appleグループ売上比率20.4%は有報記載。数量・単価は非開示のため推計であり、端末の容量構成で実際の水準は変わる。

リテール・サンディスク合弁供給等

SDカード・USB製品に加えてサンディスク向け共同製造・加工関連売上など。完全な物量比例ではない契約サービス収入も含む。

数量カード・共同製造に対応する販売/加工換算容量(EB相当)価格換算1GB当たり実効売上(円、加工報酬も配賦)売上営業利益
今 2026/03 20.0 11 2,150 404
10 年後 中立 34.0 7.50 2,550 306

取り方:会社の2026/03期「その他」売上2,150億円。SD/USBの数量と合弁製造サービスの量は開示されず、20EB相当という加工換算物量を仮定し、契約報酬まで含む実効売上10.75円/GBとした。サンディスクからの11.65億ドルの製造サービス対価は2026〜29年の受領・2034年までの契約期間に対応するため、2036年に定額で続くとは想定しない。

リスクと懸念

NAND供給過剰と売価の反落

2026年のNAND市場は四半期で平均販売単価が約55%上昇するほど逼迫したが、生産各社はその価格を見て設備投資を増やす。キオクシアのビット出荷が年率で伸びても、市場で1GB当たり単価が急落すれば固定の償却費を吸収できない。好況の利益率を永続する前提が最も大きな値付けの誤りとなる。

中国YMTCと韓国・米国勢の競争

世界シェアはサムスン28%、SKハイニックス19%、マイクロン15%、キオクシア14%、YMTC14%と分散する。YMTCが低価格と新世代積層で企業用SSDまで進出すれば、キオクシアは汎用の価格と高付加価値品の採用を同時に失う。輸出規制が強くなっても世界全体の供給量減少を意味しない。

2034年末のサンディスク共同製造契約

四日市と北上で約80%の生産能力を共同利用する仕組みは投資費用を分担できる堀だが、2034年末の契約期限後の条件は未定である。契約不調時には設備買い取り、債務保証、操業運営の追加負担が生じ、将来の純利益だけでなく株主還元と負債水準にも悪影響を及ぼす。

設備投資・償却と借り換え金利

2026年3月期の償却費は約3,128億円で、2027年3月期には支払ベースで約4,500億円の設備投資を見込む。古い設備の償却が物価で膨らまなくても、更新時には物価上昇後の新設備を買う。短期金利2%、国債3%の前提では借り換えコストも上がり、純利益には約144億円の税前追加利払い圧力が残る。

大口顧客の集中と内製・調達分散

2026年3月期のAppleグループ向け売上は20.4%を占める。スマートフォンの販売不振や調達先の変更は、ビット数と実効単価の双方を押し下げる。ハイパースケーラーがSSD設計を内製化したりサムスン、マイクロンなどへ認定を広げたりすれば、企業用途の高い利益率を維持しにくい。

次世代BiCS歩留まりと特許訴訟

BiCS10以降の積層・接合で立ち上げ歩留まりが悪ければ、新工場を建てても販売可能なビットが増えず償却だけが先行する。2026年には米国の特許訴訟で約2億2,900万ドルの判断があり、会社は争う姿勢を示している。個別の訴訟は長期の資本コストで二重に引かず、損失と事業リスクのシナリオに含める。

還元の持続性と買い戻し価格

2026年8月に約8,000億円の自社株買いを実行したことは還元を重視する兆しだが、配当性向や年次還元額は数値で約束されていない。高い市場価格で大量に自社株を買うと、次の供給過剰で設備投資や借り換えが必要になった時に流動性を失う。株主へ戻る現金の額と投資利回りを分けて点検する必要がある。

今後の分かれ目

今後2年のNAND出荷ビット数が会社想定の年率22%を維持し、企業SSDの実売シェアが15%に達したら
企業向け容量と技術の堀について、やや楽観以上の筋書きの確率を引き上げる。ただし売上成長が平均売価だけによるものなら評価を変えない。
2026年後半の高いNAND単価が反落し、2四半期続けて営業利益率が20%を下回ったら
中立の高い利益率が既に行き過ぎだったと判断し、やや悲観への移行を検討する。容量出荷が増えているかを同時に確認する。
BiCS10の量産立ち上げで歩留まりが改善し、競合より1GB当たり製造原価が継続的に下がったら
コストの下がり方が単価下落を上回る証拠として企業・一般SSDの長期営業利益率を見直す。
YMTCの世界売上シェアが20%に近づき、キオクシアの売上シェアが10%未満に下落したら
通常の市況循環ではなく構造的なシェア喪失として、やや悲観と悲観の可能性を大きく上げる。
2034年のサンディスク共同製造契約が有利な条件で再更新され、設備負担も明らかになったら
協業という堀が10年先まで続く確実性が増すので悲観の確率を引き下げ、余剰現金の株主帰属率も再評価する。
配当・自社株買いが5年累計の利益の半分を超えて実行され、設備投資後も有利子負債が減ったら
余った現金の株主への戻り方を0.75から1.0へ引き上げる根拠となり、10年の還元見通しを増額する。
追加の巨額投資を発表したのに企業SSDの長期供給契約が拘束力を持たず、稼働率が低下したら
積極投資が高い増分資本利益率を生まない可能性が高まり、設備償却・借金の負担を強めて価値を減らす。

見ておくもの

  • NAND全体の四半期ビット出荷成長率・平均販売単価・企業SSD実販売シェア(目標15〜17%)
  • BiCS8・BiCS10の歩留まりと1GB当たり製造原価、データセンター向けSSD認証数
  • 四日市・北上の設備投資額、3,128億円を起点とした償却費と営業キャッシュフロー
  • サンディスク共同製造契約の2034年末更新・11.65億ドルのサービス対価の認識
  • Appleグループ売上比率20.4%とハイパースケーラー向け売上構成
  • YMTC・サムスン・SKハイニックス・マイクロンの市場シェアと新世代積層量産
  • 2026年8月の約8,000億円の買い戻し以降の配当性向・自社株買いと純有利子負債

倍率と資本コストの決め方

10年後の売上は報告上のSSD&ストレージを企業用と一般用に推定分解し、スマートデバイス、サンディスク共同製造等を合わせて販売EB×円/GB×10から積み上げた。2026/03期の用途別売上は開示値と一致するが、用途別EB、単価、営業利益率は開示がなく推定である。数量は実際の容量の伸び、価格は名目の1GB当たり売上であり、物価3%を数量にも重複加算していない。10年中立でNAND単価が名目でも下がるのは積層による生産性と競争のためだ。

割引率8.5%は基本7.5%にNAND循環0.5%、価格決定力の弱さ0.5%を足した。2036年以降は名目3%成長とし、通常の堀でROE超過分の半分だけ次の投資に残るとして、楽観〜中立のPERは正当化式の上限と一致させた。設備償却は旧取得額に物価を掛けず、更新設備の値上がりと投資負担を営業利益率・現金還元へ入れた。2026年の極端なNAND値上がりや今の市場PER、他社PBRを倍率決定に使っていない。

現在の株数は2026/10/1の3分割と8月までの自己株買いを反映した約15.96億株であり、還元額を二重計上しない。2026/06時点の純資産から実行済み自社株買い額を控除して筋書きの起点を更新し、各筋書きの自己資本はその後の累計純利益から将来還元を引いて導いた。悲観のPBRはSCHEMA §1-3に合わせ、2036年の自己資本ではなく2026/03期の自己資本13,989億円に0.90を掛け、時価総額12,590.1億円とした。悲観の資産の床は別途、のれん約3,956億円と繰延税金資産約1,775億円の非換金性を考えた水準を使い、現在の株価を逆算していない。IFRSのリース負債は既に財務諸表に反映されている。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%+業界循環0.5%+価格決定力の弱さ0.5%=8.5%。β・時価総額・一時的な紛争は上乗せせず筋書きで処理する。

同じ業種(電気機器)の AI 分析

割安 株式会社ミツバ7280 ホンダ向け 4 割強の車載・二輪部品メーカー。再建後の稼ぐ力に比べ、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 サンケン電気6707 本業は赤字で、価値の中心は持ち株の米アレグロ。ただ株主に届く分が読めず、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +80.4% · 10 年 割安(年 +15.7%) 割安 千代田インテグレ6915 打抜き部材の隠れた現金持ち。事業は凡庸だが、時価総額の半分は現金で、毎年それを株主に返している 本質価値との差 +65.9% · 10 年 割安(年 +15.1%) 割安 菊水ホールディングス6912 電源と安全試験の隠れた堅実メーカー。稼ぐ力は本物だが、世界の大手と争う小さな会社に今の値段は安全域が薄い 本質価値との差 +59.9% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 協立電機6874 手元の現金が時価総額の半分を占める、FAと計測の中堅。稼ぎより資産で見て割安 本質価値との差 +57.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 ズーム6694 録音機の老舗ブランドは健在。構造改革で利益が戻れば、今の値段には小さな安全域がある 本質価値との差 +56.9% · 10 年 割安(年 +14.5%) 割安 株式会社メガチップス6875 SiTime株の含み益が時価総額を上回る一方、本業は任天堂一本足。10年で測ると適正圏にとどまる 本質価値との差 +53.0% · 10 年 割安(年 +15.2%) 割安 遠藤照明6932 店舗・オフィス向け照明で稼ぐ利益率 10% の優良メーカー。厚い現金と低い ROE で、値段はやや安いとみる 本質価値との差 +52.9% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 株式会社JVCケンウッド6632 公共安全無線のシェア上昇は本物で、車載の薄利と転換社債の希薄化を織り込んでも長期価値に安全域がある 本質価値との差 +49.0% · 10 年 割安(年 +14.2%) 割安 戸上電機製作所6643 電柱の高圧開閉器で国内首位の小さな優良メーカー。実力は堅いが、電力会社頼みの値付けが利益の天井を決める 本質価値との差 +48.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 日本セラミック6929 車載の運転支援と防犯センサで稼ぐ高収益の小粒株。利益率が過去最高で、本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +46.5% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 イノテック9880 NAND検査の小さな専業とEDA代理店の混成。本社ビル売却益を除けば、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +46.4% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 ホシデン6804 売上の78%を任天堂に頼る請負型。特需は今期が山だが、厚い純現金が値段を支え、本質価値は今の値段並み 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 新コスモス電機6824 ガスもれを知らせる警報器の専業。北米の特需と純現金が光るが、特需の剥がれと中国勢が重く、本質価値は今の値段をわずかに上回る(適正) 本質価値との差 +45.1% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 SCREENホールディングス7735 枚葉洗浄装置の首位は本物だが、中国リスクと市況の波を織り込むと、今の値段は10年の稼ぐ力を3割ほど上回る 本質価値との差 +42.5% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 株式会社ミマキエンジニアリング6638 看板から衣料まで刷る業務用インクジェットの専業。インクと保守が稼ぎの半分を支え、本質価値は今の値段の近くにある 本質価値との差 +41.8% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 リオン6823 補聴器・粒子計測・騒音計の3本柱。半導体の波に乗る利益と、安定した現金。値段はほぼ本質価値の近辺 本質価値との差 +41.8% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 OBARA GROUP株式会社6877 自動車の溶接とウェーハ研磨の二つのニッチ首位が稼ぐ。還元は手厚いが、10 年後の価値は今の値段を少し上回る程度 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アルプスアルパイン6770 スマホ部品と車載を併せ持つ低採算の電子部品大手。立て直しは進み、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +36.6% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 パルステック工業6894 持ち運べる X 線応力計のニッチ会社。時価総額の 6 割が現金で、稼ぐ力は地味だが今の値段には届く。10 年で見るとやや割安 本質価値との差 +32.6% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 キヤノン7751 稼ぎの軸が複合機からカメラ・監視カメラ・露光装置へ移る途上のキヤノン。利益で測る本質価値は、今の時価総額を1割強上回る 本質価値との差 +32.5% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 かわでん6648 受注も利益も絶好調だが、250億円の新工場を抱え、今の高収益は10年続けて見込めない 本質価値との差 +30.0% · 10 年 割安(年 +10.7%) やや割安 愛知電機6623 AI向け基板が稼ぎ頭になった中部電力系の中堅。伸びは本物だが、基板の山と谷をどう見るかで値打ちが割れる 本質価値との差 +28.9% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 ASTI株式会社6899 二輪・船外機の電装品とワイヤーハーネスを受託で作る浜松の独立系。利益率は 2% と薄く、内燃の縮みと値下げを電動化とインドが補えるか。今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +11.6%) やや割安 スミダコーポレーション6817 コイル専業の薄利メーカー。借金が重く、稼ぐ力は資本コストに届かない。計画どおりでも値段は妥当圏 本質価値との差 +27.4% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 市光工業7244 ヴァレオ傘下の自動車ランプ専業。利益率の薄さが重く、10 年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +26.0% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 アライドテレシスホールディングス6835 国内の公共向けに強い中堅ネットワーク機器メーカー。純現金は厚いが利益は山を越え、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +25.6% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 AKIBAホールディングス6840 メモリ高で利益は山にある。堀の無い仲介の商いで、無配のまま利益をためる会社に安全域は薄い 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 大崎電気工業6644 国内スマートメーターの取り換え期に乗る堅い会社だが、入札型の薄い利益率が壁で、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 小糸製作所7276 自動車ランプで世界シェア首位、強気の自社株買いは光るが、10年で測った本質価値はほぼ今の値段 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +14.3%) やや割安 ニレコ6863 製鉄・フィルム制御の顧客基盤と特殊光学に堀があり、設備投資後の実行リスクを見ても長期価値は現時価総額を上回る 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 エスペック6859 環境試験器で世界の2強に入る堅実な会社だが、利益率は1割前後で、10年後の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 星和電機6748 道路情報板と防爆照明で稼ぐ京都の堅実メーカー。資本をためすぎて自己資本利益率は6%台。10年で測ると今の値段はほぼ適正で、下値は固い 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 エレコム6750 PC・スマホ周辺機器の国内大手。稼ぐ力は堅いが、10年で測る本質価値は今の時価総額を1割半ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 +23.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 フェローテック6890 半導体の消耗部材と光通信の温調部品で稼ぎは急伸。だが投資の重さと薄い利益率が値段を縛る 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +12.2%) やや割安 オリジン6513 電源・塗料・クラッチの小さな老舗。本業は資本コストに遠く届かず、値打ちの半分は持っている株にある 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 シライ電子工業6658 滋賀と中国で作る汎用の基板メーカー。利益は大きく振れるが、溜まる現金の分だけやや割安 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 アドテック プラズマ テクノロジー6668 AI投資の追い風は本物だが、顧客が偏る小さな専業の利益率は10年もたない。やや割高とみる 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 北陸電気工業6989 車載向け抵抗器・センサの中堅。貴金属高で利益は谷にあり、純資産の7割の値段はやや割安 本質価値との差 +20.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 アイホン6718 国内インターホンの首位。厚い純現金と薄い資本効率が綱引きし、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +20.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 新電元工業6844 二輪車の電装品で稼ぐホンダ系の部品会社。利益が薄く景気で振れるため、10年後の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 ニチコン6996 AIサーバー向けの値上げと増産で利益は戻る。ただし市況に乗る部品会社で、10年先まで高く見積もるのは危うい 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 株式会社図研6947 国内首位級の設計ソフトは堅い商売だが、AIが席数課金を揺らす不安が残り、10年後の価値は今の値段の周辺にとどまる 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 寺崎電気産業6637 船の電気の頭脳で世界の上位に立つ堅実な中堅。受注残は厚いが、造船の波と中国勢が利益の天井を決める 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 デンヨー6517 可搬形発電機で国内首位級の堅実な会社だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、割安とは言えない 本質価値との差 +18.3% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 スタンレー電気6923 ホンダ頼みの車載灯火に買収も加わるが、ROE 9% 前後の稼ぐ力では今の時価総額とほぼ釣り合う水準 本質価値との差 +17.2% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 オプテックスグループ6914 防犯センサーで世界首位級の質は本物だが、IA の景気の波と倍率の薄れを見ると、10 年先の価値は今の値段を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +16.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 正興電機製作所6653 九州電力が最大の客の地場の制御・受変電メーカー。足元の特需を差し引いた実力が分かれ目 本質価値との差 +16.4% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 テクノメディカ6678 国内シェア 9 割の採血管準備装置。純現金が時価総額の 7 割あり、還元も厚い 本質価値との差 +15.7% · 10 年 やや割安(年 +13.1%) やや割安 リーダー電子6867 放送局向け波形モニターの世界2位。技術は本物だが利益が薄く、強みは現金の厚さにとどまる 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 ミネベアミツミ6479 ミニチュアベアリング世界シェア6割の堀は深いが、売上の8割は中国勢や自動車メーカーとの値下げ競争にさらされ、本質価値は今の値段を2割ほど下回る「やや割高」 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 サンコー6964 車の配線部品などを作る精密プレスの小さな専業。電動化は追い風だが、顧客は 2 社に偏り、親会社が現金を握る 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 日立製作所6501 電力インフラとLumadaの二本柱は本物だが、株価はInspire 2027の上振れをかなり先取りしている 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 大井電気6822 電力と通信の網を裏で支える横浜の機器と工事の会社。スマートメーターの波を割り引いても、今の値段は利益に比べて安い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +14.7%) やや割安 エスケーエレクトロニクス6677 ディスプレイ用の大型フォトマスク専業。中国勢の追い上げと重い設備投資が、割安さを削る 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 バッファロー6676 国内首位のネットワーク機器とストレージを持つ周辺機器会社。縮む市場の首位で、利益の山は長く続かない 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 株式会社ワコム6727 電子ペン技術で稼ぐ会社。スマホ大手への依存と中国勢の値下げが重く、利益で測った本質価値は今の値段をわずかに下回る 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 日東工業6651 配電盤とキャビネットで国内首位級の堅い会社だが、利益は値上げに頼る面が大きく、10年の価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 エノモト6928 精密金型と顧客認定は堀になるが、稼働率と設備更新の重さを考えると、現在の時価総額はおおむね妥当だ 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) 適正 山一電機6941 AI半導体の検査とデータセンター配線の追い風で利益は急増。ただし山と谷の大きい部品屋で、今の値段は山の利益を織り込みすぎている 本質価値との差 +10.0% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 テラプローブ6627 AI向けテストの需要は本物だが、設備の重さと親会社の支配を考えると、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 横河電機6841 石油・ガス・LNGプラント向けDCS世界ビッグ6の一角。純現金で財務は健全だが、今のPER19倍はROE11%に見合わない 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 東芝テック6588 国内レジ首位でも利益が薄い小売機器・複合機の会社。10年の本質価値は今の値段をやや下回る(やや割高) 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 日本航空電子工業6807 京セラが 3 分の 1 を持つコネクタ専業。利益率は 4% まで落ち、元の 7% への回復が遅れる分だけ今の値段は重い 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 日置電機6866 電気を測る専業の優良企業。電池とデータセンターの追い風は本物だが、利益は山に近く、10 年で見ると今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大同信号6743 鉄道の安全を守る堅い会社だが、顧客が偏り、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 TDK6762 HDDヘッド事業の売却観測とAIデータセンター需要が重なるTDK。稼ぎを電池に頼る構造は変わらず、ROE1割前後では今の値段を支えきれない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 三菱電機6503 品質不正からの回復とFA・防衛特需で大きく再評価された。利益で測ると、本質価値は今の値段を1割弱下回る(適正) 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 浜松ホトニクス6965 光センサーの世界的な老舗だが、いまの値段は利益の回復を何年も先取りしている 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アズビル6845 国内ビル空調制御で七割のシェアを握るが、今の値段は十年先の高成長を映し込みすぎている 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ソニーグループ6758 ゲーム・音楽・映像のIPとイメージセンサーの複合体。資本コスト7.0%と名目の成長で測ると、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 松尾電機6969 車載のマイクロヒューズで高い利益率を持つが、本業のタンタルは薄利で、台湾の親会社が4割を握る。今の値段はほぼ見合っている 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 日本光電工業6849 病院の全部門に製品を納める国内の雄。海外は伸びるが利益率が低く、10年で見ると今の値段は割高に傾く 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 チノー6850 温度センサで稼ぐ堅実な計測機器メーカー。純現金は厚いが利益の伸びは物価並みで、本質価値は今の値段を2割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 東洋電機6655 春日井の配電盤とエレベーター用センサーの会社。強い製品はあるが全社の稼ぎは薄く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 東洋電機製造6505 鉄道車両の駆動装置で知られる老舗。利益が急に戻った直後の今、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 TOA株式会社6809 国内の非常用放送で首位の音響会社。純現金は厚く、利益で測ると今の値段はほぼ妥当(適正)。 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ジーエス・ユアサ コーポレーション6674 車の電池で国内首位級、蓄電設備の伸びは本物だが、資金を食う成長が利益率を押さえ今の値段には重い 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 名古屋電機工業6797 道路情報板の専門メーカーで純現金も厚いが、直近の原価増で利益が崩れ、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本トリム6788 整水器の国内首位に、インドネシアの水と細胞バンクを足した会社。現金は厚いが、計画の伸びは先走りで、値段は割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 象印マホービン7965 炊飯器ブランドと厚い純現金を持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。10年先の本質価値は今の時価総額を1〜2割下回る(やや割高) 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヘリオス テクノ ホールディング6927 液晶パネル工場向けの印刷機と光源で稼ぐ小さな会社。時価総額の 7 割が現金だが、利益は液晶の投資しだいで、10 年の価値はやや割高とみる 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 三相電機6518 半導体の製造装置向けのポンプで利益が戻った姫路の部品会社。伸びはあるが装置の会社に値段を握られ、ROEは資本コストに届かない 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 セイコーエプソン6724 大容量インクタンクで世界No.1も、プロジェクターはAnkerに押され、ROE10%の中計実現が分かれ目 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 ヒロセ電機6806 精密コネクタの世界大手。車載とAI関連へ広げても、資本コストを少し超える程度のROEでは、今の利益の24倍という値段は重い 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 鈴木6785 2026/06 期は山の年とみる。増産投資の回収が見えるまで、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 マクセル6810 小型電池が柱の電機メーカー。利益率は薄く、資本コストを稼ぎ切れない。本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 日本信号6741 列車の安全を握る堅い会社だが、過去最高の利益率が続く前提の値段で、10年で見ると割高に傾く 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本電子6951 電子顕微鏡とマスク描画の二本柱。堀は本物だが利益の山が高く、10 年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 マブチモーター6592 ミラー用モーターで世界シェア8割超、現金は時価総額の3割。財務は鉄壁だが、物価並みにしか伸びない利益に今の値段はやや先走りだ 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 フクダ電子6960 心電計の国内首位級で、在宅医療の継続収入と厚い純現金が強み。利益は伸びても実質では横ばいに近い 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 富士通6702 ハード事業の縮小を終えつつあるITサービス会社。利益で測ると、本質価値は今の値段を2割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 ケル6919 精密コネクタの専業で、無借金・純現金は時価総額の4割。ただし利益は谷で配当が利益を上回り、10年で測るとやや割高 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本電気(NEC)6701 ITサービス一本足の富士通と違い、防衛・海底ケーブルという官需インフラの柱を持つ会社。AI実需化と防衛予算増が分かれ目 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 シャープ6753 家電・PC・液晶を抱える低採算の複合体。資本コスト9.5%で測ると稼ぐ力が足りず、本質価値は今の時価総額の半分前後(割高) 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 三社電機製作所6882 稼ぎ頭の電源機器と赤字のパワー半導体が同居する会社。現金は厚いが、利益は株主に届きにくい 本質価値との差 −4.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 株式会社東光高岳6617 東京電力が親で最大の客。品質不正から立ち直る途上で、高い利益率が続くかが分かれ目 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 エブレン6599 装置の頭脳を収める箱と配線の板を顧客ごとに作る小さな専業。稼ぎは堅いが現金が眠り、割高とみる 本質価値との差 −5.5% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 共和電業6853 国産ひずみ計測の老舗。財務は堅いが利幅の戻りは遅く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 コニカミノルタ4902 複合機の縮みを半導体向け光学部品などで埋められるかが勝負。稼ぐ力に見合う本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 日本フェンオール6870 防災機器の小さな老舗で、財務は堅いが資本効率が低く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ホーチキ6745 国内二番手の火災報知専業。事業は堅いが、最高益の利益率が続く前提の値段で、安全域は薄い 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 株式会社明電舎6508 電力インフラと保守の稼ぐ力は本物だが、利益が倍になっても今の値段には届かない 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 芝浦メカトロニクス6590 AIパッケージの波に乗る小さな装置メーカー。足元の好調は織り込み済みで、10年では割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 富士電機6504 データセンター電源とSiCの伸びは本物だが、三菱電機・日立と同じ「電力テーマの先取り」がすでに株価に乗っている 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) やや割高 三井ハイテック6966 世界首位級のモーターコアだが、稼ぐ力はまだ資本コスト並み。10 年で見ても今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 京セラ6971 KDDI株と純現金で時価総額の3割弱を持つが、本業のROEは資本コストに届かず、今の値段は改善への期待を強く映している 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 日本ケミコン6997 AIサーバー向けで利益は戻るが、資本コスト10%台に届く稼ぎは未知数。種類株の重みもあり本質価値は今を下回る 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +9.6%) やや割高 アバールデータ6918 半導体装置の制御部を請け負う小さな会社。谷は抜けたが、顧客頼みで稼ぐ力に上限がある 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 日本シイエムケイ6958 車載向けビルドアップ基板で世界首位級だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +8.8%) やや割高 カシオ計算機6952 稼ぎの大半を腕時計が担う、純現金の厚い会社。流行頼みの堀に対し、今の値段は本質価値を 3 割ほど上回る「やや割高」 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ニデック6594 会計不正と巨額減損で信用を落としたニデック。データセンター冷却と精密モーターの実力が、本質価値を決める 本質価値との差 −12.7% · 10 年 やや割高(年 +10.3%) やや割高 株式会社エンプラス6961 AI向けバーンインソケットで稼ぐ樹脂精密部品の会社。半導体の山の利益を前提にした今の値段は、10年の稼ぐ力を上回る 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 テクノホライゾン6629 教育ICTの電子黒板とFA機器の複合メーカー。前期の利益は営業外で膨らんだ山で、値段はやや割高 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 山洋電気6516 冷却ファンの稼ぐ力は本物だが、AI需要の山を前提にした利益は10年先では薄まる。純現金と還元の転換が価値の床を支える 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 京三製作所6742 国内信号の堅い更新需要は本物だが、利益率が薄く資本コストに届かない。今の値段は計画の達成を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ブラザー工業6448 複合機消耗品の衰退を工作機械・産業用印刷の拡大で補う転換点の会社。ローランドDG断念の規律が本質を示す 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トレックス・セミコンダクター6616 小粒の電源ICとパワー半導体の受託製造で、利益の波が深い。中計の利益率は過去の山の水準で、そのまま信じにくい 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 コーセル6905 純現金は厚いが、本業は赤字。ROE 5%の電源屋に、10年の筋書きは厳しい 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 東亜ディーケーケー6848 水質計の老舗。厚い現金と保守収入が支えだが、稼ぐ力は細り、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −16.2% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 中央製作所6846 名古屋の電源・めっき装置メーカー。資産は時価総額の2倍あるが稼ぐ力が薄く、割安とまでは言えない 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 日本電子材料6855 HBM向けプローブカードで利益が跳ねた。だが、この山が10年続くと見るには値段が先を行きすぎる 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 EIZO6737 医療と防衛で強いモニター専業。本業の稼ぎは細く、時価総額の半分近くを持ち株と現金が占める。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 アンリツ6754 光通信と6Gの追い風は本物だが、景気で利益が大きく振れる計測器会社に、今の値段はその好況の長続きまで織り込んでいる 本質価値との差 −16.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 森尾電機6647 鉄道車両の運転台と電源の機器を作る老舗。米国の地下鉄案件で利益は過去最高だが、山は数年で引く。今の値段は割高 本質価値との差 −17.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 日本アビオニクス6946 防衛装備の更新を支える技術と厚い受注残は魅力だが、現金化の遅れと高い期待を考えると株価はやや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 アルチザネットワークス6778 携帯の基地局を試す装置と試験の受託の会社。手元の純現金は時価総額に近いが、事業の稼ぎは小さく、現金も眠ったまま。10 年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ヨコオ6800 半導体検査の伸びは本物だが、売上の6割を占める車載が重く、今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ユビテック6662 飲酒運転と熱中症の対策の義務化で IoT は伸びるが、小さな規模と親子上場が価値を縛る 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 指月電機製作所6994 電力機器が利益の4分の3を稼ぐ部品メーカー。稼ぐ力は資本コスト並みで、本質価値は今の値段を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社ダイヘン6622 電力インフラの追い風は本物だが、稼ぐ力に比べて今の値段は先走りすぎている 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 不二電機工業6654 配電盤の端子台で食べてきた堅実な小企業。現金は時価総額の 7 割に迫るが、稼ぐ力が細く、その現金が株主に戻る道も細い 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 東京コスモス電機6772 利益率 2 割の可変抵抗器を持つが全社は薄い。配当性向 100% の会社で、値段はほぼ中立どおり 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +8.7%) やや割高 双葉電子工業6986 現金と持ち合い株が時価総額を上回るが、本業は 7 年連続の営業赤字。資産が株主に届くかが焦点 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 帝国通信工業6763 車載・カメラ向けの操作部品とセンサの会社。財務は強いがROEは4%台で資本コストに届かず、新本社への投資も重い。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −20.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 京写6837 片面の基板で量は世界最大級。だが値段を決められず、稼ぎは資本コストに届かない。割高 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 リコー7752 複合機消耗品の縮小を低採算のデジタルサービスで埋める転換期。ROEは資本コスト未満で、今の値段はやや先回りしすぎている 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 小野測器6858 回転と音を測る老舗だが、エンジン試験の縮みを電動車の評価で埋めきれず、資本の稼ぎは薄い 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タムラ製作所6768 データセンター向け電源部品で最高益へ向かうが、ROE は資本コストに届かず、今の値段は先の好調まで織り込んでいる 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 NKKスイッチズ6943 放送卓や特殊車両の押しボタンで世界に名が通るが、利益率は3%前後。現金は厚いが、帳簿の安さほどの価値はない 本質価値との差 −22.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本タングステン6998 超硬とタングステン加工の中堅。原料高の追い風は一時的で、稼ぐ力に比べて今の時価総額は重い 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 古野電気6814 世界の船の目となる機器の首位級。過去最高益は造船ブームの山にあり、利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 エヌエフホールディングス6864 微小な信号と電源を測る・つくる専門メーカー。現金は厚いが、規模が小さく今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 −23.5% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ソシオネクスト6526 カスタム SoC の設計請負で稼ぐファブレス。AI 向けの量産が立ち上がる前の今は、先取りしすぎた値段だ 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 IDEC6652 安全スイッチに強い堅実な中堅。中計の利益率 13% は届きにくく、今の値段は先の好調を織り込みすぎている 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ティアック6803 高級オーディオと業務用機器のニッチ企業。足元の利益は一時の項目に支えられ、稼ぎが資本コストに届かず、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 東京エレクトロン8035 AI投資で稼ぐ力は本物だが、今の株価はすでに強気の先の先まで映している 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 santec Holdings株式会社6777 AI向け光通信の試験・部品で稼ぐ小さな光学メーカー。利益の質は良いが、稼ぎが好況の頂に近く、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 アクセル6730 パチンコ機向け画像LSIの小さな専業。足元は価格適正化で好調だが、市場が細り続ける。手元の現金を除くと割高 本質価値との差 −27.0% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 シリウスビジョン6276 印刷の検査機の再建途上、現金は厚いが稼ぐ力は薄い 本質価値との差 −27.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 能美防災6744 防災の二大手で、堅い内需の優良企業。ただし最高益の利益率が続く前提の値段 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 フォスター電機6794 車載スピーカ世界大手。アクティビストが入り資本効率は改善に向かうが、10年の稼ぐ力に見合う値段は今より低い 本質価値との差 −28.0% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 CGSホールディングス6633 金型用 CAD/CAM で国内 2 位。時価総額は純現金とほぼ同じだが、現金の多くは事業に張り付き、AI が席課金型の寿命を縮める。10 年の価値は今の半分ほど 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 オムロン6645 制御機器の在庫調整は一巡したが、ヘルスケアは中国品との価格競争、構造改革でROEは当面一桁台にとどまる 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 OSGコーポレーション6757 浄水器のカートリッジ交換が稼ぎの柱。食パンと総菜の寄り道が利益を削り、配当は利益を超えて払い続けている 本質価値との差 −29.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 安川電機6506 サーボ・インバータが利益の柱でロボットは薄利・中国依存、ROE7.3%に対し今のPER32倍は見合わない 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 沖電気工業6703 官公庁・金融向けの堅い事業に、縮む ATM とプリンターの重しが付く会社。利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 イリソ電子工業6908 車載コネクターの堅実な会社だが、品質データの不正で利益の質が傷つき、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +7.2%) 割高 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス6699 点火コイルは電動化で縮む側。パワコンと空調向け電源が支えるが、借入が重く、株主の取り分はほとんど残らない 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +5.2%) 割高 アイコム6820 現金が時価総額の5割に達する無線機メーカー。事業の稼ぐ力に対して資本が厚く、利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 アルバック6728 真空技術の老舗で半導体へ重心を移す途上だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、値段は回復を先取りしている 本質価値との差 −33.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 AIメカテック6227 AI向け後工程装置で利益が急伸したが、頼りは少数の大口顧客の投資。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 ウシオ電機6925 光源と露光装置の確かな技術はあるが、利益の薄い会社に AI 基板の夢まで上乗せした値段 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 ミナトホールディングス6862 産業用メモリーの加工・商社。市況が押し上げた好況の利益は続かず、10年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 PHCホールディングス6523 血糖測定の稼ぎが細るうえ借金が重く、10年先の利益は今の値段を支えきれない。やや割高 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +5.4%) 割高 日本電波工業6779 AI向け発振器で業績は急回復中だが、売上が10年停滞した薄利の水晶専業。10年の稼ぐ力に照らすと値段は先走りすぎ 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 シンフォニアテクノロジー6507 半導体搬送と防衛の追い風は本物だが、景気で振れる中堅メーカーに今の値段は高い 本質価値との差 −37.3% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 太洋テクノレックス6663 曲げられる配線板の試作が本業の小さな工場。利益は薄く、資産に比べて稼ぐ力が足りない 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 大日光・エンジニアリング6635 カメラ大手向けの基板実装とレンズ組立の受託。利益率は2%に届かず借金も重く、割高とみる 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 堀場製作所6856 半導体MFC世界シェア6割・排ガス計測8割だが、PER27倍はROE10.7%に見合わず、EV化とバイオ不振が重荷 本質価値との差 −38.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ダブル・スコープ6619 価値の芯は韓国の WCP の持分だけ。借金を引くと残りは薄く、赤字の本体が持分を食う 本質価値との差 −39.3% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 日本マイクロニクス6871 DRAMのプローブカードで首位。だが一本足の循環株に、今の値段は先の先まで織り込みすぎだ 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 池上通信機6771 放送局のカメラと監視・医療・検査の映像機器の老舗。技術はあるが稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −41.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 KOA6999 抵抗器の老舗。AIと車載で利益は戻るが、10年で測る稼ぐ力は今の値段に届かない 本質価値との差 −41.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 サクサ6675 土地を売って、貸し地代を手放し、手元に現金が積み上がった通信機器メーカー。現金の戻り方は約束された。本業の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −42.8% · 10 年 割高(年 +4.9%) 割高 SMK6798 車載に軸足を移す途上のコネクタ・リモコンメーカー。利益の戻りが遅く、今の値段は高い 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ファナック6954 CNC・ロボット世界首位の無借金企業だが、中国系メーカーの台頭と今のPER33倍はROE8.9%に見合わない 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 キーエンス6861 無借金・直販の圧倒的な収益力は本物だが、中国依存と高い倍率の持続力が10年後の本質価値を左右する 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 シスメックス6869 血球計数で世界首位も、中国の集中購買で稼ぐ力が急低下。資本コスト7.5%で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 電気興業6706 基地局アンテナと高周波の技術屋。稼ぐ力が弱く、棚卸資産の会計に疑義が出ている 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 大真空6962 水晶の世界大手だが、薄い利益に重い借金。新型のArkhが実を結ぶまで、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 パナソニックホールディングス6752 家電・空調・配線・電子部品・車載電池・B2Bソリューションの複合体。構造改革は進行中で、今の値段は改革の成功をかなり先取りしている 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 KOKUSAI ELECTRIC6525 バッチALDで世界シェア7割・東京エレクトロンと二社寡占。AI需要は本物だが、今の株価は中立の10年先をもう織り込んでいる 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 日清紡ホールディングス3105 日清紡HDは無線・通信が稼ぎ頭の会社に変わりつつあるが、稼ぐ力の弱さと不動産の先細りが10年の価値を押し下げる 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 ヤーマン6630 美顔器のヒットで膨らみ、中国の規制でしぼんだ会社。現金は厚いが、計画の回復は先走りで、値段は割高 本質価値との差 −47.3% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 村田製作所6981 MLCC世界シェア4割、AIサーバー・車載電動化が追い風だが、ROE1割強の本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −47.4% · 10 年 割高(年 −0.6%) 割高 メイコー6787 車載基板の首位級が AI・衛星向けに 2,100 億円を投じる賭け。成長は本物だが、借金と循環を負った値段は高い 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 サン電子6736 利益の大半は米上場Cellebrite株の持分から来る。10年後を利益で測ると、本質価値は今の時価総額を半分ほど下回る(割高) 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 太陽誘電6976 コンデンサ世界3位。AIサーバー需要で株価は1年で8倍になったが、利益率とROEの低さを映すと、今の値段は積みすぎ 本質価値との差 −49.6% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 株式会社シキノハイテック6614 半導体の検査装置と LSI 設計受託の小さな会社。利益が出ていない今の値段は、先の成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 湖北工業6524 海底ケーブル用光部品と電解コンデンサ用リード端子で世界首位。事業は強いが、今の値段は好況の利益が続く前提で、本質価値の2倍を大きく超える 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 FDK6955 富士通から台湾の SILITECH へ親会社が替わった電池メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、10年では割高と見る 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 HPCシステムズ6597 138億円の大口受注は魅力的だが、借入金と案件集中の危うさを考えると、今の時価総額118億円には安全域が乏しい 本質価値との差 −51.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 ローム6963 SiC減損からの復活途上。EV減速と中国の値下げの中で東芝・三菱電機との連合がもうひとつの本質価値を左右する 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 アオイ電子6832 後工程受託の老舗が、自己資本に迫る400億円規模を先端パッケージに賭ける。当たっても倍率は伸びず、割高と見る 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 イビデン4062 AI 向け基板の主役だが、今の値段は世界の AI 個数が 8 倍・シェア 4 割台維持という楽観の先まで織り込む 本質価値との差 −52.7% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 バルミューダ6612 体験を売る家電ブランドには価値が残るが、再黒字化と借入更新の不確実性に対して現在の評価は高い 本質価値との差 −53.5% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 レーザーテック6920 EUVマスク検査を世界独占する一点突破の優良企業、株価は独占の継続を前提に組まれている 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 アドバンテスト6857 HBM・AIテストの覇者だが、株価はすでに10年分の超成長を前払いしている 本質価値との差 −56.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 ルネサスエレクトロニクス6723 車載マイコン世界首位の座は競合に奪われたが、AIインフラとAltiumの組み合わせが次の10年の本質価値を決める 本質価値との差 −58.4% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ジオマテック株式会社6907 ディスプレイと半導体向けの薄膜加工。9 期の赤字から戻ったが、山谷が激しく客先も偏る。今の値段は回復の続きを織り込みすぎで、割高と見る 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 インスペック6656 AI 向けパッケージ基板の検査装置を手がける秋田の小さな装置会社。技術は本物だが、受注の山谷が深く、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 原田工業6904 車載アンテナの専業。足元の利益は戻ったが、税と金利を引くと残る利益は薄く、今の値段は回復を先取りしすぎている 本質価値との差 −64.5% · 10 年 割高(年 −2.7%) 割高 精工技研6834 AI向け光コネクタの設備特需で稼ぐ会社。ただ利益の多くは山の上で、今の値段は先を織り込みすぎだ 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 リバーエレテック6666 超小型の水晶部品の専業。新製品に夢はあるが、12年の大半が赤字で借金も重い。今の値段は会社の計画の達成をほぼ織り込む 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ザインエレクトロニクス6769 高速伝送チップの小さな設計会社。現金は厚いが本業は赤字が続き、時価総額は現金を上回る分だけ割高に見える 本質価値との差 −66.7% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 岡谷電機産業6926 ノイズ対策部品の老舗だが2期続けて17億円の営業赤字。立て直しても資本コストに届く稼ぎは見えず、今の値段は高い 本質価値との差 −66.8% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 パワーエックス485A 国産蓄電システムの受注力は確かだが、輸入電池への依存と資本効率の不確実性に比べ、現在の株価には安全域がない 本質価値との差 −68.7% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 ユー・エム・シー・エレクトロニクス6615 1,000 億円を作って利益は 1% 台。重い借入と優先株の下で、普通株の取り分は薄く割高だ 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 アスタリスク6522 RFIDによる省人化には成長余地があるが、赤字の長期化と希薄化を考えると、現在の時価総額には十分な安全域がない 本質価値との差 −69.6% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 オキサイド6521 主力の結晶は堅調でも、赤字と借入が重く、今の時価総額は黒字化の先まで織り込む 本質価値との差 −70.0% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 多摩川ホールディングス6838 高周波部品と売電の小さな会社。足元の増益は評価益が大半で、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高いとみる 本質価値との差 −72.5% · 10 年 割高(年 −5.0%) 割高 トラース・オン・プロダクト6696 CELDISの導入実績と現場DXには伸びしろがあるが、赤字の長さと希薄化を考えると、現在の時価総額に見合う利益の再現性はまだない 本質価値との差 −75.4% · 10 年 割高(年 −5.9%) 割高 オプトエレクトロニクス6664 小さなバーコード読み取り機の老舗。エイサーの傘下で出直すが、赤字が続き稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −5.5%) 割高 トミタ電機6898 鳥取のフェライトコアの小さな会社。現金と土地は厚いが本業は10年余り赤字がちで、今の値段は稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −84.2% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 QDレーザ6613 量子ドットレーザは本物の技術だが、売上14億円の会社に800億円超の値は、まだ来ない成功を先に払いすぎている 本質価値との差 −86.8% · 10 年 割高(年 −11.8%) 割高 TBグループ6775 LED 表示機と電子レジの小さなメーカー。19 期連続の営業赤字で、稼ぐ力は時価総額の裏づけにならない 本質価値との差 −87.7% · 10 年 割高(年 −9.8%) 割高 ぷらっとホーム6836 Linuxの小型サーバーで細く稼ぐ老舗。18期続いた赤字をやっと抜けた段階で、今の時価総額は利益の200倍を超える 本質価値との差 −88.5% · 10 年 割高(年 −13.3%) 割高 ジャパンディスプレイ6740 12 期連続赤字の中小型パネル会社。いちごの新株予約権で株数が約 1.7 倍に増え、10 年後に既存株主へ残る取り分は今の時価総額に遠く届かない 本質価値との差 −93.4% · 10 年 割高(年 −14.3%) 割高 大黒屋ホールディングス6993 ブランド品の買取と質屋の老舗。ファンド傘下で再建に入ったが、10年の稼ぐ力で測ると本質価値は今の時価総額を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −93.5% · 10 年 割高(年 −16.3%) 割高 JNグループ6634 暗号資産の取引所と消耗品の卸、電子書籍を束ねた小さな持株会社。赤字と借金が重く、今の値段は事業の稼ぎでは説明できない 本質価値との差 −96.4% · 10 年 割高(年 −19.7%) 割高 ウインテスト6721 売上4億円に対し赤字12億円、資金は新株の発行頼みの半導体検査装置会社。時価総額116億円は事業の実績から大きく離れている 本質価値との差 −99.5% · 10 年 割高(年 −33.8%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. キオクシアホールディングス 2026年3月期有価証券報告書(売上内訳・設備・共同製造・顧客)
  2. キオクシア Investor Day 2026 質疑応答集(ビット年率22%、企業SSDシェア、還元方針)
  3. 2027年3月期 第1四半期決算短信(2026年7月31日)
  4. Counterpoint Research 世界NAND売上シェア(2026年第2四半期)
  5. キオクシア・サンディスク 四日市共同製造契約を2034年末まで延長
  6. 2026年8月 自己株式取得結果・終了(約8,000億円)

分析日 2026-10-23