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イビデン 4062

AI 向け基板の主役だが、今の値段は世界の AI 個数が 8 倍・シェア 4 割台維持という楽観の先まで織り込む

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,802 円2.14 兆円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)8,598 円4.83 兆円差 −55.8%
10 年後から見ると 割高 価値 3,802 円2.14 兆円 · 差 −55.8% · 期待の年率 −0.7%
期待の年率リターン(10 年)−0.7%資本コスト比 −9.0 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

イビデンは NVIDIA の GPU を載せる最上位の IC パッケージ基板でシェア 7〜8 割を持ち、AI アクセラレータ全体でも個数で 4 割台を握る基板の主役である。電子事業が売上の 6 割弱・利益の 8 割を生み、2027 年 3 月期は営業利益 1,270 億円(前期の 2 倍)を見込む。2026〜2028 年度の約 5,000 億円の増設は、NVIDIA(約 2,800 億円)とインテル(約 2,200 億円)からの前受金で賄う形で、自己資本を削らずに能力を面積で 2024 年比 2.5 倍にする。

ここでは AI 向けを「世界の AI アクセラレータの出荷 × イビデンのシェア × 1 個の基板の値段」で積んだ。今は約 1,000 万個 × 44% × 約 3.2 万円 = 約 1,400 億円。中立の 10 年後は、世界 5,000 万個(5 倍)× シェア 25%(ユニミクロン・サムスン電機・AT&S の増設と ASIC の台頭で下がる)× 1 個約 9.4 万円(大型化で実質 2.2 倍、物価で 1.34 倍)= 約 1.17 兆円、営業利益率 25%。全社の純利益は約 2,250 億円、正当化 PER の 8.5 割の約 11.6 倍(k 8.25%。基本 7.5%に循環・値決め力・寿命の +1.5%)で時価総額は約 2.6 兆円になる。

今の時価総額 約 5.5 兆円を 10 年後に正当化するには、純利益で 8,000〜9,000 億円、つまり世界の AI 個数が 8 倍になり、シェア 4 割台を保ち、1 個の値段が 3 倍超になる、を同時に満たす必要がある。これは楽観の筋書き(世界 6,500 万個 × 35%)よりさらに上で、確率で重みを付けると本質価値は今の値段の 3 割弱にとどまる。事業は優れているが、値段が数量 × 価格で説明できる範囲を大きく超えているので「割高」とみる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、イビデンは「わかる事業」と「わからない値段」の組み合わせに見える。最上位の基板で歩留まりを出す技術、顧客が前払いしてまで能力を押さえる関係は、本物の強みである。前受金で設備を賄うのは、株主の資本を使わずに能力を増やす上手な資本配分でもある。

一方で、オーナー利益を 10 年先まで見通すのは難しい。基板は AI アクセラレータの部品で、1 個の値段は品薄か供給過剰かで大きく振れ、過去 20 年に 3 回、営業利益率が 2〜3% まで落ちた。競合は増設を急ぎ、ASIC への移行でイビデンの得意な GPU の比率は下がる。10 年後の中立で純利益約 2,250 億円、それに 11 倍台の倍率を当てると時価総額は約 2.6 兆円で、今の約 5.5 兆円の半分にも届かない。

安全域は無い。今の値段は、世界の AI 個数が 8 倍、シェア 4 割台維持、1 個の値段 3 倍超を同時に求めており、それは楽観の筋書きの先にある。良い会社でも払う値段が高すぎれば良い投資にはならない、という典型に近い。

何で稼ぐ会社か

電子事業は、半導体チップとプリント基板の間をつなぐ FC-BGA(ABF 基板)を作る。チップの細かい端子を、何層もの細い配線で広げてマザーボードにつなぐ部品で、AI 向けは 1 枚が手のひら大に近く、層数は 14〜20 層に達する。NVIDIA の Hopper・Blackwell・Rubin、AMD の Instinct、インテルの Xeon・Gaudi などに供給し、ハイエンド品の売上の大半は NVIDIA 向けとみられる。2023 年にスマートフォン用のプリント配線板から撤退し、サーバーと AI に絞った。2026 年 3 月期は電子事業の売上 2,433 億円・営業利益 452 億円、2027 年 3 月期の第 1 四半期は売上 775 億円・営業利益率 27.6% まで上がった。

この分析では電子事業を二つに分ける。AI・サーバー向け先端基板(GPU・TPU などのアクセラレータ用、約 1,400 億円と推定)と、PC・汎用サーバー向け基板(インテル・AMD の CPU 用、約 1,030 億円)である。前者は 1 個の値段が高く(約 210 ドル)、後者は個数が多く値段が低い(約 13 ドル)。

セラミック事業は SiC 製のディーゼル微粒子フィルター(DPF)が中心で、触媒の保持シール材と半導体製造用のグラファイトも作る。欧州の乗用ディーゼルが EV に置き換わる流れで量は細り、2026 年 3 月期の営業利益は前期比 37% 減った。その他事業は工場建設・設備工事、建材・樹脂、食品、物流で、電子事業の増設が続くと建設と保守の仕事が増える。

2026 年 3 月期の純利益 637 億円には豊田自動織機の TOB に応じた投資有価証券の売却益約 494 億円が入っており、本業の純利益は 300 億円台だった点に注意が要る。

優良さと弱いところ

優良さの中心は、最上位の基板を高い歩留まりで量産できる技術である。層を重ねるほど反りと位置ずれが増え、20 層を超える品で歩留まりを保てる会社は少ない。H100 の頃はほぼ 100% をイビデンが供給し、今も最上位で 7〜8 割とされる。顧客が基板メーカーを切り替えるには 18〜24 か月の認定が要り、NVIDIA とインテルが 5,000 億円を前払いしてまで能力を押さえた事実は、代わりが少ないことの裏付けになる。

ただし独占とまでは言えない。2025 年にはユニミクロンが NVIDIA の AI 基板の数量の約 3 割を取り、サムスン電機は AI 基板に約 49 億ドルを投じ、LG イノテックも参入した。ASIC(Google の TPU、AWS の Trainium)ではユニミクロン・南亜・欣興系が強く、イビデンの比率は低い。AI アクセラレータ全体で見たシェアは個数で 4 割台であり、材料の ABF 膜こそ味の素がほぼ独占している。このため堀の強さは「普通」(資本コストを超える稼ぎの半分が先まで残る)と置き、強い堀にはしなかった。

資本効率は景気で大きく揺れる。2017 年 3 月期は大きな赤字、2025 年 3 月期の ROE は 6.9%、2026 年 3 月期は特別利益込みで 11.6%。前受金で設備を賄う形は自己資本を使わずに能力を増やせるので、増設が当たれば ROE は 15〜20% に上がるが、外れた時は減価償却が重く残る。財務は自己資本比率 57%・実質無借金で厚い。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

AI アクセラレータの出荷は 2025 年に約 1,000 万個、2026 年に約 1,630 万個(前年比 +62%)の見通しで、GPU の比率は 68% から 58% へ下がり、2027 年には ASIC(約 1,250 万個)が GPU(約 1,090 万個)を数で上回るという予測もある。1 個の基板も大きくなる。H100 は面積 3,190 平方ミリ・12 層、GB200 は 5,913 平方ミリ・14 層、Rubin は 8,051 平方ミリ・18 層、Rubin Ultra は 16,102 平方ミリ・20 層で、面積 × 層数は 2 世代で 4 倍近い。ABF 基板の面積の需要は 2025 年から 2028 年に 2.6 倍、AI・高速スイッチ向けの比率は 2024 年の 26% から 2028 年に 73% へ上がり、稼働率は 2027 年に 100% を超えるとされる。

競合は、台湾のユニミクロン(世界最大の ABF 基板メーカー、NVIDIA の数量の約 3 割を獲得)、日本の新光電気(JIC 傘下で非上場化、CPU 向けが強い)、韓国のサムスン電機(AI 基板に約 49 億ドル投資、AMD・Google 向け)、オーストリアの AT&S(マレーシアに新工場、AMD・インテル向け)、台湾の南亜電路板・景碩、韓国の LG イノテック。増える能力の半分超はユニミクロンとイビデンが担い、品薄の今は値段が上がっている(業界の値段の指数は 2025 年 2.0 → 2027 年 3.6 の見通し)。

10 年で見ると、品薄はいずれ解け、供給が追いつけば値段は落ち着く。2009 年・2013 年・2017 年に営業利益率が 2〜3% まで落ちたのは、PC 向けの能力過剰と値下げが原因だった。さらに、ガラス基板(サムスン電機・インテルが量産を準備)や、TSMC の CoWoS で基板の役割の一部をシリコンの中継板が担う流れは、有機基板の層数競争での優位を薄めうる。業種のノートの通り、悲観はリーマン級の AI 投資の巻き戻しを置く。

資本政策と M&A

配当は配当性向 20% 前後を目安に累進配当で、2027 年 3 月期も増配の計画。自社株買いは小さく、稼いだお金は増設に回す方針である。2026 年 9 月末に 1 株を 2 株に分けた。

資本政策でいちばん大きいのは、5,000 億円の増設を顧客の前受金で賄う仕組みである。大野(約 2,800 億円、NVIDIA)と河間(約 2,200 億円、インテル)の設備は、顧客の前払いで買い、その後の納入で前受金を消していく。経済産業省の助成も最大 405 億円ある。自己資本も借金も使わずに能力を増やせる反面、前受金の分は将来の納入でお金が入らないので、2028 年度以降の次の増設はイビデン自身の現金か借金で賄う必要が出る。ここでは 10 年後に純有利子負債が 2,000〜3,000 億円になり、3.5% 前後の新しい金利で利払いが年 90 億円前後かかると置いた。

政策保有株は 2027 年度までに半分以上減らす目標で、豊田自動織機株の売却で大きな特別利益を出した。大きな買収はしておらず、買われる側としても時価総額が大きく現実味は薄い。

点検済み(2026-10-19):起点の特別利益(豊田自動織機株の売却益を除いた)、前受金で賄う設備、悲観の確率を確かめた。割高に見せる見落としは見つからなかった。

点検済み:中立の営業利益率21.4%は過去の山(17.7%)を超えるが、会社の来期予想23.1%・再来期予想20.8%の範囲内で、AIサーバー向け基板の高採算が裏づけ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

最上位の AI 基板を量産できる会社は実質 2 社しかなく、イビデンはその先頭にいる。H100 でほぼ全量、Blackwell・Rubin でも最上位の大半を担い、NVIDIA とインテルが合わせて 5,000 億円を前払いした。これは顧客が「イビデンが無ければチップが出せない」と考えている証拠で、値段の交渉力は強い。

数量の伸びも大きい。AI アクセラレータは 2025 年の約 1,000 万個から 2026 年に約 1,630 万個、2027 年に 2,300 万個を超える見通しで、10 年先まで計算の需要は実質で伸び続ける。しかも 1 個の基板は世代ごとに大きく、層も増える(GB200 の 14 層から Rubin Ultra の 20 層へ、面積は 2.7 倍)。個数 × 1 個の値段の掛け算で、AI 向けの売上は 10 年で 10 倍以上になりうる。

能力は 2028 年度に 2024 年比 2.5 倍、その費用は顧客持ちなので ROE は 20% 前後に上がる。業界の稼働率は 2027 年に 100% を超え、品薄の値上げが続く。ASIC でも、Google や AWS の次の世代は基板が GPU 並みに大きくなり、歩留まりで勝るイビデンに声がかかる。楽観の 10 年後は世界 6,500 万個 × シェア 35% × 1 個 10 万円で AI 向け売上 2.3 兆円、営業利益率 32%、純利益 5,400 億円、時価総額 8 兆円。今の値段を上回る道は残っている。

慎重な見方

最上位でのシェアの高さは、能力が足りない今の品薄が作った面が大きい。ユニミクロンは 2025 年に NVIDIA の AI 基板の数量の約 3 割を取り、サムスン電機は約 49 億ドルを投じ、AT&S・LG イノテック・中国勢も能力を足す。業界の能力が需要に追いつく 2028 年以降、値段の指数は品薄の山から下がり、イビデンのシェアも個数で 4 割台から 2 割台へ下がるのが自然である。

AI アクセラレータの主役も GPU から ASIC へ移る。2027 年には ASIC の個数が GPU を上回る見通しで、TPU・Trainium の基板はユニミクロンや南亜が強い。さらに Rubin Ultra のように 1 つのパッケージに複数のチップを載せると、計算の量が増えても基板の個数は増えにくい。ガラス基板やシリコンの中継板が層数の競争を変える可能性もある。

前受金は安いお金に見えるが、裏返せば顧客に値段と能力の配分を握られている。次の増設の費用はイビデンが負い、減価償却は需要が落ちても残る。PC 向けの能力過剰で 2009 年・2013 年・2017 年に営業利益率が 2〜3% まで落ちた歴史を、AI 向けで繰り返す恐れがある。中立でも 10 年後の純利益は約 2,250 億円で、正当化される倍率は 10 倍前後、時価総額は 2.3 兆円前後。今の 5.5 兆円は、楽観の筋書きがすべて当たった先の値段である。

どちらに重みを置いたか

技術の優位と顧客の前払いという強気の論点は本物で、今期の利益の急増は確からしい。ただ 10 年で見ると、業界の能力の増強、ASIC への移行、品薄の値段の正常化という慎重な論点のほうが数量と価格で説明しやすい。確率は中立を最も厚く(10 年 33%)、やや悲観と悲観を合わせて 10 年 32% と、楽観側(35%)とほぼ同じにした。それでも本質価値が今の値段を大きく下回るのは、筋書きの中身より、今の値段が楽観の先を織り込んでいるためである。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 7,171 円4.03 兆円(+ 配当配当と自社株買いの合計 828 円4,652 億円)。 今の値に割り戻すと 3,802 円2.14 兆円、今との差 −55.8%、 期待の年率 −0.7%(資本コスト 8.3%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 17,691 円9.94 兆円 1,623 円9,119 億円 +124.6% +8.4% 2,318 円1.30 兆円
やや楽観 23% 11,498 円6.46 兆円 1,157 円6,501 億円 +47.2% +3.9% 2,911 円1.64 兆円
中立 33% 6,449 円3.62 兆円 772 円4,337 億円 −16.0% −1.7% 2,383 円1.34 兆円
やや悲観 20% 1,285 円7,222 億円 401 円2,256 億円 −80.4% −15.0% 337 円1,896 億円
悲観 12% 149 円840 億円 267 円1,500 億円 −95.2% −26.1% 50 円281 億円
加重平均100% 7,171 円4.03 兆円828 円4,652 億円 −7.0% −0.7% 7,998 円4.50 兆円

今の株価時価総額 8,598 円4.83 兆円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 12% 楽観:AI の計算が 6 倍超、最上位の主役を守る 利益 5,442 億円 · PER 18.3 倍 · 株価時価総額 17,691 円9.94 兆円

AI の計算の需要は 10 年を通じて伸び、アクセラレータの出荷は 2035 年に約 6,500 万個(今の 6.5 倍)になる。ASIC が数で GPU を上回っても、基板は GPU 並みに大きく多層になり、20 層を超える品で歩留まりを出せる会社は限られたまま残る。イビデンは 2028 年度以降も顧客の前払いを受けて増設を重ね、個数のシェアを 35% に保つ。1 個の値段は約 10 万円(今の 3.1 倍。面積 × 層数の増加で実質 2.3 倍、物価で 1.34 倍)で、AI 向けの売上は約 2.3 兆円、営業利益率は 32%。全社の営業利益は約 7,800 億円、純利益は約 5,400 億円で、会社の 2030 年度の目標を大きく超える。自己資本は約 2.7 兆円、ROE は 20%。ガラス基板への移行もイビデンが先頭で取り込み、新しい世代でも認定を最初に取る。それでも時価総額は約 8 兆円で、今の値段からの伸びは年率で数%にとどまる。

  • AI・サーバー向け先端基板:数量 2,275(イビデンの AI アクセラレータ向け基板の出荷(万個・実質)=世界の AI アクセラレータ出荷 × イビデンのシェア(個数))× 価格 10(基板 1 個あたりの売上(万円・名目)。大型化・多層化で実質も上がり、物価 3% も入る)→ 売上 22,750 億円・営業利益 7,280 億円。2275 万個 × 1 個 10.00 万円、営業利益率 32%
  • PC・汎用サーバー向け基板:数量 72.0(イビデンの PC・汎用サーバー向け基板の出荷(百万個・実質、推定))× 価格 2,900(基板 1 個あたりの売上(円・名目))→ 売上 2,088 億円・営業利益 313 億円。72 百万個 × 百万個あたり 29.0 億円、営業利益率 15%
  • セラミック(DPF など):数量 480(DPF 換算の出荷(万個・実質、推定))× 価格 2.00(DPF 1 個換算の売上(万円・名目。保持シール材・グラファイトを含む))→ 売上 960 億円・営業利益 115 億円。480 万個相当 × 1 個 2.00 万円、営業利益率 12%
  • その他(建設・樹脂・食品・物流):数量 3,200(その他事業の従業員(人・推定))× 価格 4,200(1 人あたりの売上(万円・名目))→ 売上 1,344 億円・営業利益 121 億円。3200 人 × 1 人 4200 万円、営業利益率 9%

倍率:事業の純利益 5,442 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 20.3% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 14.3%、10 年より先の名目の伸び g 4.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.3 倍。全体の PER 18.27 倍、時価総額 99,425 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:世界の個数 6.5 倍とシェア 35% の維持が同時に要る、上振れが重なる筋。技術の優位は本物なので 12% は置くが、それ以上は厚くしない。

やや楽観 23% やや楽観:GPU の最上位を守り、ASIC でも一部を取る 利益 3,697 億円 · PER 17.5 倍 · 株価時価総額 11,498 円6.46 兆円

アクセラレータの出荷は 2035 年に約 5,800 万個。ユニミクロン・サムスン電機が ASIC 向けで伸びる一方、イビデンは NVIDIA の最上位と、インテル・AMD の大型品で主役を保ち、個数のシェアは 30%。1 個の値段は約 9.7 万円で、AI 向けの売上は約 1.7 兆円、営業利益率 29%。全社の営業利益は約 5,300 億円、純利益は約 3,700 億円。次の増設の一部は自己資金と借金で賄い、10 年後の利払いは年 60 億円ほど。セラミックは乗用ディーゼルの縮小で量が 25% 減るが、半導体用グラファイトが下支えする。自己資本は約 2.1 兆円、ROE は 18% で、資本コストを大きく上回る稼ぎが続く。

  • AI・サーバー向け先端基板:数量 1,740(イビデンの AI アクセラレータ向け基板の出荷(万個・実質)=世界の AI アクセラレータ出荷 × イビデンのシェア(個数))× 価格 9.70(基板 1 個あたりの売上(万円・名目)。大型化・多層化で実質も上がり、物価 3% も入る)→ 売上 16,878 億円・営業利益 4,895 億円。1740 万個 × 1 個 9.70 万円、営業利益率 29%
  • PC・汎用サーバー向け基板:数量 68.0(イビデンの PC・汎用サーバー向け基板の出荷(百万個・実質、推定))× 価格 2,800(基板 1 個あたりの売上(円・名目))→ 売上 1,904 億円・営業利益 267 億円。68 百万個 × 百万個あたり 28.0 億円、営業利益率 14%
  • セラミック(DPF など):数量 450(DPF 換算の出荷(万個・実質、推定))× 価格 1.90(DPF 1 個換算の売上(万円・名目。保持シール材・グラファイトを含む))→ 売上 855 億円・営業利益 86 億円。450 万個相当 × 1 個 1.90 万円、営業利益率 10%
  • その他(建設・樹脂・食品・物流):数量 3,100(その他事業の従業員(人・推定))× 価格 4,150(1 人あたりの売上(万円・名目))→ 売上 1,286 億円・営業利益 109 億円。3100 人 × 1 人 4150 万円、営業利益率 8%

倍率:事業の純利益 3,697 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 17.9% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 13.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.5 倍。全体の PER 17.48 倍、時価総額 64,624 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:能力の増強と前受金の仕組みが続き、シェアの低下が緩やかな筋。技術の差を重く見る見方として 23% を置いた。

中立 33% 中立:世界 5 倍・シェア 25%・1 個 3 倍 利益 2,254 億円 · PER 16.1 倍 · 株価時価総額 6,449 円3.62 兆円

AI アクセラレータの出荷は 2035 年に約 5,000 万個(今の 5 倍)。2028 年以降は業界の能力が需要に追いつき、品薄の値上げは終わる。ユニミクロン・サムスン電機・AT&S・中国勢が ASIC と中位の GPU を取り、イビデンの個数のシェアは 44% から 25% へ下がる。それでも最上位の多層品は残り、1 個の値段は約 9.4 万円(実質 2.2 倍、物価 1.34 倍)。AI 向けの売上は約 1.17 兆円、営業利益率は 25%。PC・汎用サーバーは約 1,760 億円、セラミックは約 780 億円、その他は約 1,230 億円で、全社の営業利益は約 3,300 億円。2029 年以降の増設の半分を自己資金と借金で賄い、純有利子負債は 2,000〜3,000 億円、3.5% 前後の金利で利払いは年約 90 億円。純利益は約 2,250 億円、自己資本は約 1.56 兆円で ROE 14%。良い会社のまま成熟するが、今の値段の半分に届かない。

  • AI・サーバー向け先端基板:数量 1,250(イビデンの AI アクセラレータ向け基板の出荷(万個・実質)=世界の AI アクセラレータ出荷 × イビデンのシェア(個数))× 価格 9.37(基板 1 個あたりの売上(万円・名目)。大型化・多層化で実質も上がり、物価 3% も入る)→ 売上 11,712 億円・営業利益 2,928 億円。1250 万個 × 1 個 9.37 万円、営業利益率 25%
  • PC・汎用サーバー向け基板:数量 64.0(イビデンの PC・汎用サーバー向け基板の出荷(百万個・実質、推定))× 価格 2,750(基板 1 個あたりの売上(円・名目))→ 売上 1,760 億円・営業利益 229 億円。64 百万個 × 百万個あたり 27.5 億円、営業利益率 13%
  • セラミック(DPF など):数量 420(DPF 換算の出荷(万個・実質、推定))× 価格 1.85(DPF 1 個換算の売上(万円・名目。保持シール材・グラファイトを含む))→ 売上 777 億円・営業利益 70 億円。420 万個相当 × 1 個 1.85 万円、営業利益率 9%
  • その他(建設・樹脂・食品・物流):数量 3,000(その他事業の従業員(人・推定))× 価格 4,100(1 人あたりの売上(万円・名目))→ 売上 1,230 億円・営業利益 98 億円。3000 人 × 1 人 4100 万円、営業利益率 8%

倍率:事業の純利益 2,254 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 14.4% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.3%、10 年より先の名目の伸び g 4.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.1 倍。全体の PER 16.08 倍、時価総額 36,244 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:AI の数量の伸びと、競合の増設・ASIC への移行によるシェアの低下を、両方そのまま置いた落としどころ。最も厚い 33%。

やや悲観 20% やや悲観:供給過剰とシェアの流出 利益 867 億円 · PER 8.3 倍 · 株価時価総額 1,285 円7,222 億円

AI の投資は 2030 年前後に一度大きく調整し、アクセラレータの出荷は 2035 年に約 4,000 万個にとどまる。各社が品薄の時期に積み上げた能力が余り、値段の競争が続く。ユニミクロンとサムスン電機が NVIDIA の次の世代でも認定を取り、イビデンの個数のシェアは 19% まで下がる。1 個の値段は約 8.3 万円、AI 向けの売上は約 6,300 億円、営業利益率は 18%。全社の営業利益は約 1,350 億円、利払いは年 110 億円ほどに増える。ROE は 8% と資本コストを下回り、伸びても価値は増えない会社として見られる。前受金を出した NVIDIA とインテルは、残りの納入で有利な値段を求め、新しい前払いには応じない。

  • AI・サーバー向け先端基板:数量 760(イビデンの AI アクセラレータ向け基板の出荷(万個・実質)=世界の AI アクセラレータ出荷 × イビデンのシェア(個数))× 価格 8.30(基板 1 個あたりの売上(万円・名目)。大型化・多層化で実質も上がり、物価 3% も入る)→ 売上 6,308 億円・営業利益 1,135 億円。760 万個 × 1 個 8.30 万円、営業利益率 18%
  • PC・汎用サーバー向け基板:数量 55.0(イビデンの PC・汎用サーバー向け基板の出荷(百万個・実質、推定))× 価格 2,600(基板 1 個あたりの売上(円・名目))→ 売上 1,430 億円・営業利益 129 億円。55 百万個 × 百万個あたり 26.0 億円、営業利益率 9%
  • セラミック(DPF など):数量 370(DPF 換算の出荷(万個・実質、推定))× 価格 1.80(DPF 1 個換算の売上(万円・名目。保持シール材・グラファイトを含む))→ 売上 666 億円・営業利益 33 億円。370 万個相当 × 1 個 1.80 万円、営業利益率 5%
  • その他(建設・樹脂・食品・物流):数量 2,800(その他事業の従業員(人・推定))× 価格 3,950(1 人あたりの売上(万円・名目))→ 売上 1,106 億円・営業利益 66 億円。2800 人 × 1 人 3950 万円、営業利益率 6%

倍率:ROE 8.1% が k 8.25% 以下なので、伸びても価値は増えず(ためた利益は額面未満)、正当化 PER は 1÷k=11.1 倍。顧客の内製化と競合の増設で値段が下がる筋書きなので、上限の 7.5 割の 8.3 倍に置いた。

確率:PC 向けで 3 回起きた能力過剰と値下げを AI 向けで繰り返す筋。競合の投資額が大きいので 20% を置いた。

悲観 12% 悲観:基板の技術が変わり、主役を降りる 利益 3 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 149 円840 億円

AI の計算は伸びるが、1 つのパッケージに多くのチップを載せる流れで基板の個数は伸びにくく、2035 年に約 3,200 万個。同時にガラス基板とシリコンの中継板が層数の競争を変え、サムスン電機・インテル・中国勢が新しい方式で先行する。イビデンは有機基板の最上位に残るが、個数のシェアは 10% まで落ちる。AI 向けの売上は約 2,200 億円、営業利益率 5%。過剰になった工場の減損で自己資本は約 1,500 億円目減りし、利払いは年 130 億円。全社の営業利益は約 140 億円で、配当は手元の現金と政策保有株の売却で細々と続ける。時価総額は、前受金と運転資金を引いた純現金に近い水準(自己資本の 0.24 倍)まで下がる。NVIDIA とインテルの前受金の分の納入を終えると、大野・河間の能力の一部は使い道を失う。配当と自社株買いは利益ではなく、手元の現金で払う。

  • AI・サーバー向け先端基板:数量 320(イビデンの AI アクセラレータ向け基板の出荷(万個・実質)=世界の AI アクセラレータ出荷 × イビデンのシェア(個数))× 価格 7.00(基板 1 個あたりの売上(万円・名目)。大型化・多層化で実質も上がり、物価 3% も入る)→ 売上 2,240 億円・営業利益 112 億円。320 万個 × 1 個 7.00 万円、営業利益率 5%
  • PC・汎用サーバー向け基板:数量 42.0(イビデンの PC・汎用サーバー向け基板の出荷(百万個・実質、推定))× 価格 2,300(基板 1 個あたりの売上(円・名目))→ 売上 966 億円・営業利益 19 億円。42 百万個 × 百万個あたり 23.0 億円、営業利益率 2%
  • セラミック(DPF など):数量 280(DPF 換算の出荷(万個・実質、推定))× 価格 1.70(DPF 1 個換算の売上(万円・名目。保持シール材・グラファイトを含む))→ 売上 476 億円・営業利益 −10 億円。280 万個相当 × 1 個 1.70 万円、営業利益率 -2%
  • その他(建設・樹脂・食品・物流):数量 2,500(その他事業の従業員(人・推定))× 価格 3,700(1 人あたりの売上(万円・名目))→ 売上 925 億円・営業利益 28 億円。2500 人 × 1 人 3700 万円、営業利益率 3%

倍率:構造的に負けた後の利益は純利益3億円とほぼゼロで、稼ぐ力では測れない。売れる資産の床(純現金から前受金・運転資金を引いた800億円)に近い水準として、減損後の自己資本3500億円の0.24倍(約840億円)に置いた。

確率:ガラス基板やシリコンの中継板への移行、中国勢の台頭、AI の需要の伸びの鈍化が重なる構造的な負け筋。前受金を出した顧客が離れる可能性を含め 12% を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

AI・サーバー向け先端基板

NVIDIA の GPU、AMD の Instinct、Google の TPU などの AI アクセラレータを載せる大型・多層の ABF(FC-BGA)基板。電子事業の売上の 6 割弱。

数量イビデンの AI アクセラレータ向け基板の出荷(万個・実質)=世界の AI アクセラレータ出荷 × イビデンのシェア(個数)価格基板 1 個あたりの売上(万円・名目)。大型化・多層化で実質も上がり、物価 3% も入る売上営業利益
今 2026/03 440 3.18 1,400 330
10 年後 中立 1,250 9.37 11,712 2,928

取り方:世界の AI アクセラレータの出荷を 2025 年に約 1,000 万個(JPMorgan の 2026 年 1,630 万個・前年比 +62% から逆算)とし、そのうち GPU(NVIDIA・AMD)約 680 万個の約 6 割、ASIC(TPU・Trainium など)約 320 万個の約 1 割をイビデンが取るとして、出荷を約 440 万個(個数のシェア 44%)と置いた。電子事業 2,433 億円のうち AI 向けを約 1,400 億円と推定し、1 個あたり約 3.2 万円(約 210 ドル。高級 ABF 基板の 1 枚 150〜200 ドル超という業界の値と合う)。営業利益は電子事業 452 億円のうち大野の立ち上げ費用を負う AI 向けに約 330 億円を配分した。 数量は実物の出荷個数(AI アクセラレータの出荷台数の増加)で、名目の市場の伸びではない。10年の単価2.95倍は、物価1.34倍に、チップの大型化・多層化による実質2.2倍の上乗せを掛けたもの(理由は price_unit のとおり)。

PC・汎用サーバー向け基板

インテル・AMD の PC 用・汎用サーバー用 CPU とチップセットを載せる FC-BGA 基板。インテルが最大の顧客。

数量イビデンの PC・汎用サーバー向け基板の出荷(百万個・実質、推定)価格基板 1 個あたりの売上(円・名目)売上営業利益
今 2026/03 52.0 1,987 1,033 122
10 年後 中立 64.0 2,750 1,760 229

取り方:電子事業 2,433 億円から AI 向け約 1,400 億円を引いた約 1,030 億円を、PC と汎用サーバーの CPU 基板とみた。PC は世界で年 2.6 億台前後・サーバー CPU は数千万個で、インテル向けを中心にイビデンが約 5,200 万個を出すと推定し、1 個約 13 ドル(CPU 基板の相場 10〜20 ドルの中ほど。価格の欄は円建て)。サーバー CPU はコア数が増えて基板が大きくなるので、1 個の値段は物価よりやや上がる。

セラミック(DPF など)

ディーゼル車の黒煙を取る SiC 製 DPF、触媒担体の保持シール材、半導体製造用の特殊炭素(グラファイト)。

数量DPF 換算の出荷(万個・実質、推定)価格DPF 1 個換算の売上(万円・名目。保持シール材・グラファイトを含む)売上営業利益
今 2026/03 600 1.38 826 95
10 年後 中立 420 1.85 777 70

取り方:セラミック事業の売上を全社 4,162 億円 − 電子 2,433 億円 − その他 903 億円 = 約 826 億円とし、欧州の乗用車・世界の商用車向け DPF を年約 600 万個相当(保持シール材・グラファイトを含めた換算)、1 個約 1.4 万円と置いた。乗用ディーゼルは EV への移行で減り、商用車と半導体用グラファイトが下支えする。

その他(建設・樹脂・食品・物流)

グループの工場建設・設備工事と保守、建材・樹脂成形、食品、グループ内の物流。電子事業の増設が続くと建設・保守の仕事が増える。

数量その他事業の従業員(人・推定)価格1 人あたりの売上(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 3,000 3,010 903 80
10 年後 中立 3,000 4,100 1,230 98

取り方:その他事業の売上 903 億円を、建設・樹脂・食品・物流の子会社で働く約 3,000 人(推定)× 1 人あたり約 3,000 万円とした。人数は大きく増えず、1 人あたりの売上は物価並みに上がる。電子事業の工場建設が続く間は人数がやや増える。

リスクと懸念

NVIDIA への集中

ハイエンド品の売上の大半は NVIDIA 向けとみられ、大野の増設も NVIDIA の前払い約 2,800 億円で賄う。NVIDIA が調達先を増やす(2025 年にユニミクロンが数量の約 3 割を取った)か、GPU の比率が ASIC に押されて下がると、AI 向けの個数のシェアと値段が同時に下がる。

業界の能力過剰と値下げ

ユニミクロン・サムスン電機(約 49 億ドル)・AT&S・LG イノテック・中国勢が一斉に増設しており、業界の稼働率が 100% を超える 2027 年の品薄の後に余りが来うる。PC 向けで 2009 年・2013 年・2017 年に営業利益率が 2〜3% まで落ちたのと同じ形を AI 向けで繰り返す恐れがある。

技術の置き換え(ガラス基板・シリコン中継板)

ガラス基板はサムスン電機・インテルが量産を準備し、TSMC の CoWoS ではシリコンの中継板が配線の一部を担う。有機基板の多層化で積み上げた歩留まりの優位が、新しい方式では一から競争になる。イビデンもガラス基板を開発しているが、先行できる保証はない。

前受金の裏側

5,000 億円を顧客の前払いで賄う仕組みは自己資本を守るが、前受金の分は将来の納入でお金が入らない。顧客は値段と能力の配分に強い発言力を持ち、次の増設はイビデン自身の現金と借金で賄う必要が出る。需要が落ちても減価償却は残る。

材料の供給

ABF の膜は味の素ファインテクノが CPU・GPU 用の約 95% を握り、ガラスクロス(T グラス)も日東紡に偏る。材料の割り当てで生産量が決まる局面では、能力があっても出荷を増やせない。値上げの分を基板の値段に転嫁できるかも問われる。

セラミックの縮小

DPF は欧州の乗用ディーゼルが EV に置き換わる流れで量が細る。2026 年 3 月期は営業利益が 37% 減った。商用車と半導体用グラファイトが下支えするが、10 年で量は 3 割前後減るとみる。全社の利益に占める比率は小さく、価値への影響は限られる。

今後の分かれ目

NVIDIA の次の世代(Rubin Ultra・Feynman)の最上位基板で、ユニミクロンやサムスン電機が量産の認定を取る
個数のシェアは中立の 25% より速く下がり、値段の交渉でも押される。やや悲観の筋に近づく。
Google・AWS などの ASIC の主力品で、イビデンが基板の主な供給元になる
GPU から ASIC への移行がそのまま追い風に変わり、個数のシェア 30〜35% を保つやや楽観・楽観の筋に近づく。
2028 年度以降の次の増設でも、顧客から前受金を受け取る契約がまとまる
借金を増やさずに能力を足せるので ROE が高いまま保たれ、利払いの重さ(中立で年約 90 億円)も軽くなる。
業界の稼働率が 2028 年以降に 8 割を割り、基板の値段が下がり始める
品薄の山が過ぎた合図で、新工場の減価償却が重く効く。営業利益率は 20% を割り、やや悲観の筋が濃くなる。
ガラス基板が AI アクセラレータの主力品で採用され、イビデン以外が先行する
有機基板での優位が効かなくなり、10 年の悲観(シェア 10%)の筋が現実味を帯びる。
AI のデータセンター投資が急に巻き戻る
アクセラレータの出荷が半分近くまで減る谷の年は、営業利益がほぼゼロになる。実質無借金と前受金で財務は保つが、時価総額は自己資本の 0.6〜0.7 倍まで下がりうる。

見ておくもの

  • 世界の AI アクセラレータの出荷(GPU と ASIC の内訳)と、1 パッケージに載るチップの数
  • NVIDIA の次の世代の基板で、ユニミクロン・サムスン電機が取る比率
  • 業界の ABF 基板の稼働率と値段(品薄の山がいつ過ぎるか)
  • 大野・河間の新工場の稼働と、電子事業の営業利益率(減価償却を負っても 25% を保てるか)
  • 2028 年度以降の増設の資金(前受金が続くか、借金が増えるか)
  • ガラス基板の量産の時期と採用する顧客

倍率と資本コストの決め方

倍率は今のPER(86倍)を見ずに、各時点のROE・k8.25%(基本7.5%に、循環+0.75%・値決め力+0.25%・寿命+0.5%)・g4.5%(structural)から正当化PERを出し、上限の8.5〜9割を置いた(中立8.5割、東京エレクトロン・アドバンテストの中立と同じ物差し)。AI向けはAIアクセラレータの個数×シェア(今44%、中立の10年後25%)×1個の値段で積み、10年中立の電子事業の売上は約1.2兆円。それでも割高が残るのは、今の値段を正当化するのに世界8倍・シェア4割台・1個3倍超が要るという数量×価格の差で説明でき、倍率を低く置いたためではない。悲観は稼ぐ力と純現金から前受金・運転資金を引いた床から出した。今の株価に合わせた調整はしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13.86→18.27 倍・やや楽観 PER 12.57→17.48 倍・中立 PER 11.63→16.08 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 サンケン電気6707 本業は赤字で、価値の中心は持ち株の米アレグロ。ただ株主に届く分が読めず、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +88.4% · 10 年 割安(年 +16.0%) 割安 株式会社ミツバ7280 ホンダ向け 4 割強の車載・二輪部品メーカー。再建後の稼ぐ力に比べ、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 株式会社JVCケンウッド6632 利益の柱は北米の業務用無線の1本。車載は薄利で細る。利益で測ると本質価値は今の時価総額を上回る(3割ほどの割安) 本質価値との差 +61.4% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 テクノメディカ6678 国内シェア 9 割の採血管準備装置。純現金が時価総額の 7 割あり、還元も厚い 本質価値との差 +59.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 千代田インテグレ6915 打抜き部材の隠れた現金持ち。事業は凡庸だが、時価総額の半分は現金で、毎年それを株主に返している 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 協立電機6874 手元の現金が時価総額の半分を占める、FAと計測の中堅。稼ぎより資産で見て割安 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 大井電気6822 電力と通信の網を裏で支える横浜の機器と工事の会社。スマートメーターの波を割り引いても、今の値段は利益に比べて安い 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 小糸製作所7276 自動車ランプで世界シェア首位、強気の自社株買いは光るが、10年で測った本質価値はほぼ今の値段 本質価値との差 +50.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 愛知電機6623 AI向け基板が稼ぎ頭になった中部電力系の中堅。伸びは本物だが、基板の山と谷をどう見るかで値打ちが割れる 本質価値との差 +49.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 戸上電機製作所6643 電柱の高圧開閉器で国内首位の小さな優良メーカー。実力は堅いが、電力会社頼みの値付けが利益の天井を決める 本質価値との差 +48.5% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社メガチップス6875 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パルステック工業6894 持ち運べる X 線応力計のニッチ会社。時価総額の 6 割が現金で、稼ぐ力は地味だが今の値段には届く。10 年で見るとやや割安 本質価値との差 +33.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 フェローテック6890 半導体の消耗部材と光通信の温調部品で稼ぎは急伸。だが投資の重さと薄い利益率が値段を縛る 本質価値との差 +32.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) やや割安 リオン6823 補聴器・粒子計測・騒音計の3本柱。半導体の波に乗る利益と、安定した現金。値段はほぼ本質価値の近辺 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 キヤノン7751 稼ぎの軸が複合機からカメラ・監視カメラ・露光装置へ移る途上のキヤノン。利益で測る本質価値は、今の時価総額を1割強上回る 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 AKIBAホールディングス6840 メモリ高で利益は山にある。堀の無い仲介の商いで、無配のまま利益をためる会社に安全域は薄い 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 かわでん6648 受注も利益も絶好調だが、250億円の新工場を抱え、今の高収益は10年続けて見込めない 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ニデック6594 会計不正と巨額減損で信用を落としたニデック。データセンター冷却と精密モーターの実力が、本質価値を決める 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 スミダコーポレーション6817 コイル専業の薄利メーカー。借金が重く、稼ぐ力は資本コストに届かない。計画どおりでも値段は妥当圏 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 ASTI株式会社6899 二輪・船外機の電装品とワイヤーハーネスを受託で作る浜松の独立系。利益率は 2% と薄く、内燃の縮みと値下げを電動化とインドが補えるか。今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 オリジン6513 電源・塗料・クラッチの小さな老舗。本業は資本コストに遠く届かず、値打ちの半分は持っている株にある 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 アルプスアルパイン6770 スマホ部品と車載を併せ持つ低採算の電子部品大手。立て直しは進み、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 アライドテレシスホールディングス6835 国内の公共向けに強い中堅ネットワーク機器メーカー。純現金は厚いが利益は山を越え、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 新電元工業6844 二輪車の電装品で稼ぐホンダ系の部品会社。利益が薄く景気で振れるため、10年後の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.7% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 エレコム6750 PC・スマホ周辺機器の国内大手。稼ぐ力は堅いが、10年で測る本質価値は今の時価総額を1割半ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 大崎電気工業6644 国内スマートメーターの取り換え期に乗る堅い会社だが、入札型の薄い利益率が壁で、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +19.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 市光工業7244 ヴァレオ傘下の自動車ランプ専業。利益率の薄さが重く、10 年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 星和電機6748 道路情報板と防爆照明で稼ぐ京都の堅実メーカー。資本をためすぎて自己資本利益率は6%台。10年で測ると今の値段はほぼ適正で、下値は固い 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 三菱電機6503 品質不正からの回復とFA・防衛特需で大きく再評価された。利益で測ると、本質価値は今の値段を1割弱下回る(適正) 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +7.5%) やや割安 アイホン6718 国内インターホンの首位。厚い純現金と薄い資本効率が綱引きし、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 シライ電子工業6658 滋賀と中国で作る汎用の基板メーカー。利益は大きく振れるが、溜まる現金の分だけやや割安 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ミネベアミツミ6479 ミニチュアベアリング世界シェア6割の堀は深いが、売上の8割は中国勢や自動車メーカーとの値下げ競争にさらされ、本質価値は今の値段を2割ほど下回る「やや割高」 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスペック6859 環境試験器で世界の2強に入る堅実な会社だが、利益率は1割前後で、10年後の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 デンヨー6517 可搬形発電機で国内首位級の堅実な会社だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、割安とは言えない 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 寺崎電気産業6637 船の電気の頭脳で世界の上位に立つ堅実な中堅。受注残は厚いが、造船の波と中国勢が利益の天井を決める 本質価値との差 +15.4% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 菊水ホールディングス6912 電源と安全試験の隠れた堅実メーカー。稼ぐ力は本物だが、世界の大手と争う小さな会社に今の値段は安全域が薄い 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 サンコー6964 車の配線部品などを作る精密プレスの小さな専業。電動化は追い風だが、顧客は 2 社に偏り、親会社が現金を握る 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 オプテックスグループ6914 防犯センサーで世界首位級の質は本物だが、IA の景気の波と倍率の薄れを見ると、10 年先の価値は今の値段を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 三相電機6518 半導体の製造装置向けのポンプで利益が戻った姫路の部品会社。伸びはあるが装置の会社に値段を握られ、ROEは資本コストに届かない 本質価値との差 +14.7% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニチコン6996 AIサーバー向けの値上げと増産で利益は戻る。ただし市況に乗る部品会社で、10年先まで高く見積もるのは危うい 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 日置電機6866 電気を測る専業の優良企業。電池とデータセンターの追い風は本物だが、利益は山に近く、10 年で見ると今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 +13.7% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 リーダー電子6867 放送局向け波形モニターの世界2位。技術は本物だが利益が薄く、強みは現金の厚さにとどまる 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社図研6947 国内首位級の設計ソフトは堅い商売だが、AIが席数課金を揺らす不安が残り、10年後の価値は今の値段の周辺にとどまる 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 アドテック プラズマ テクノロジー6668 AI投資の追い風は本物だが、顧客が偏る小さな専業の利益率は10年もたない。やや割高とみる 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスケーエレクトロニクス6677 ディスプレイ用の大型フォトマスク専業。中国勢の追い上げと重い設備投資が、割安さを削る 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 SCREENホールディングス7735 枚葉洗浄装置の首位は本物だが、中国リスクと市況の波を織り込むと、今の値段は10年の稼ぐ力を3割ほど上回る 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 東京コスモス電機6772 利益率 2 割の可変抵抗器を持つが全社は薄い。配当性向 100% の会社で、値段はほぼ中立どおり 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 日東工業6651 配電盤とキャビネットで国内首位級の堅い会社だが、利益は値上げに頼る面が大きく、10年の価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) 適正 正興電機製作所6653 九州電力が最大の客の地場の制御・受変電メーカー。足元の特需を差し引いた実力が分かれ目 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 テラプローブ6627 AI向けテストの需要は本物だが、設備の重さと親会社の支配を考えると、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 大同信号6743 鉄道の安全を守る堅い会社だが、顧客が偏り、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 横河電機6841 石油・ガス・LNGプラント向けDCS世界ビッグ6の一角。純現金で財務は健全だが、今のPER19倍はROE11%に見合わない 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 浜松ホトニクス6965 光センサーの世界的な老舗だが、いまの値段は利益の回復を何年も先取りしている 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 バッファロー6676 国内首位のネットワーク機器とストレージを持つ周辺機器会社。縮む市場の首位で、利益の山は長く続かない 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋電機6655 春日井の配電盤とエレベーター用センサーの会社。強い製品はあるが全社の稼ぎは薄く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 山一電機6941 AI半導体の検査とデータセンター配線の追い風で利益は急増。ただし山と谷の大きい部品屋で、今の値段は山の利益を織り込みすぎている 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 アズビル6845 国内ビル空調制御で七割のシェアを握るが、今の値段は十年先の高成長を映し込みすぎている 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 チノー6850 温度センサで稼ぐ堅実な計測機器メーカー。純現金は厚いが利益の伸びは物価並みで、本質価値は今の値段を2割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 ソニーグループ6758 ゲーム・音楽・映像のIPとイメージセンサーの複合体。資本コスト7.0%と名目の成長で測ると、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本航空電子工業6807 京セラが 3 分の 1 を持つコネクタ専業。利益率は 4% まで落ち、元の 7% への回復が遅れる分だけ今の値段は重い 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 株式会社ワコム6727 電子ペン技術で稼ぐ会社。スマホ大手への依存と中国勢の値下げが重く、利益で測った本質価値は今の値段をわずかに下回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 スタンレー電気6923 ホンダ頼みの車載灯火に買収も加わるが、ROE 9% 前後の稼ぐ力では今の時価総額とほぼ釣り合う水準 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 東芝テック6588 国内レジ首位でも利益が薄い小売機器・複合機の会社。10年の本質価値は今の値段をやや下回る(やや割高) 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ジーエス・ユアサ コーポレーション6674 車の電池で国内首位級、蓄電設備の伸びは本物だが、資金を食う成長が利益率を押さえ今の値段には重い 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 日本ケミコン6997 AIサーバー向けで利益は戻るが、資本コスト10%台に届く稼ぎは未知数。種類株の重みもあり本質価値は今を下回る 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 日本光電工業6849 病院の全部門に製品を納める国内の雄。海外は伸びるが利益率が低く、10年で見ると今の値段は割高に傾く 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヒロセ電機6806 精密コネクタの世界大手。車載とAI関連へ広げても、資本コストを少し超える程度のROEでは、今の利益の24倍という値段は重い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 フクダ電子6960 心電計の国内首位級で、在宅医療の継続収入と厚い純現金が強み。利益は伸びても実質では横ばいに近い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 象印マホービン7965 炊飯器ブランドと厚い純現金を持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。10年先の本質価値は今の時価総額を1〜2割下回る(やや割高) 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 TOA株式会社6809 国内の非常用放送で首位の音響会社。純現金は厚く、利益で測ると今の値段はほぼ妥当(適正)。 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 名古屋電機工業6797 道路情報板の専門メーカーで純現金も厚いが、直近の原価増で利益が崩れ、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 マブチモーター6592 ミラー用モーターで世界シェア8割超、現金は時価総額の3割。財務は鉄壁だが、物価並みにしか伸びない利益に今の値段はやや先走りだ 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヘリオス テクノ ホールディング6927 液晶パネル工場向けの印刷機と光源で稼ぐ小さな会社。時価総額の 7 割が現金だが、利益は液晶の投資しだいで、10 年の価値はやや割高とみる 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本電子6951 電子顕微鏡とマスク描画の二本柱。堀は本物だが利益の山が高く、10 年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本トリム6788 整水器の国内首位に、インドネシアの水と細胞バンクを足した会社。現金は厚いが、計画の伸びは先走りで、値段は割高 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 日本フェンオール6870 防災機器の小さな老舗で、財務は堅いが資本効率が低く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 東洋電機製造6505 鉄道車両の駆動装置で知られる老舗。利益が急に戻った直後の今、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日立製作所6501 電力インフラとLumadaの二本柱は本物だが、株価はInspire 2027の上振れをかなり先取りしている 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 TDK6762 HDDヘッド事業の売却観測とAIデータセンター需要が重なるTDK。稼ぎを電池に頼る構造は変わらず、ROE1割前後では今の値段を支えきれない 本質価値との差 −3.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ケル6919 精密コネクタの専業で、無借金・純現金は時価総額の4割。ただし利益は谷で配当が利益を上回り、10年で測るとやや割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 鈴木6785 2026/06 期は山の年とみる。増産投資の回収が見えるまで、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −3.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 日本シイエムケイ6958 車載向けビルドアップ基板で世界首位級だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 セイコーエプソン6724 大容量インクタンクで世界No.1も、プロジェクターはAnkerに押され、ROE10%の中計実現が分かれ目 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 テクノホライゾン6629 教育ICTの電子黒板とFA機器の複合メーカー。前期の利益は営業外で膨らんだ山で、値段はやや割高 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ホーチキ6745 国内二番手の火災報知専業。事業は堅いが、最高益の利益率が続く前提の値段で、安全域は薄い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 三社電機製作所6882 稼ぎ頭の電源機器と赤字のパワー半導体が同居する会社。現金は厚いが、利益は株主に届きにくい 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 京セラ6971 KDDI株と純現金で時価総額の3割弱を持つが、本業のROEは資本コストに届かず、今の値段は改善への期待を強く映している 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 松尾電機6969 車載のマイクロヒューズで高い利益率を持つが、本業のタンタルは薄利で、台湾の親会社が4割を握る。今の値段はほぼ見合っている 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 イリソ電子工業6908 車載コネクターの堅実な会社だが、品質データの不正で利益の質が傷つき、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日本信号6741 列車の安全を握る堅い会社だが、過去最高の利益率が続く前提の値段で、10年で見ると割高に傾く 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 コニカミノルタ4902 複合機の縮みを半導体向け光学部品などで埋められるかが勝負。稼ぐ力に見合う本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 三井ハイテック6966 世界首位級のモーターコアだが、稼ぐ力はまだ資本コスト並み。10 年で見ても今の値段はやや高い 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 共和電業6853 国産ひずみ計測の老舗。財務は堅いが利幅の戻りは遅く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 マクセル6810 小型電池が柱の電機メーカー。利益率は薄く、資本コストを稼ぎ切れない。本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 株式会社東光高岳6617 東京電力が親で最大の客。品質不正から立ち直る途上で、高い利益率が続くかが分かれ目 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 芝浦メカトロニクス6590 AIパッケージの波に乗る小さな装置メーカー。足元の好調は織り込み済みで、10年では割高 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 エブレン6599 装置の頭脳を収める箱と配線の板を顧客ごとに作る小さな専業。稼ぎは堅いが現金が眠り、割高とみる 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 東京エレクトロン8035 AI投資で稼ぐ力は本物だが、今の株価はすでに強気の先の先まで映している 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 アバールデータ6918 半導体装置の制御部を請け負う小さな会社。谷は抜けたが、顧客頼みで稼ぐ力に上限がある 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 株式会社エンプラス6961 AI向けバーンインソケットで稼ぐ樹脂精密部品の会社。半導体の山の利益を前提にした今の値段は、10年の稼ぐ力を上回る 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 シャープ6753 家電・PC・液晶を抱える低採算の複合体。資本コスト9.5%で測ると稼ぐ力が足りず、本質価値は今の時価総額の半分前後(割高) 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 森尾電機6647 鉄道車両の運転台と電源の機器を作る老舗。米国の地下鉄案件で利益は過去最高だが、山は数年で引く。今の値段は割高 本質価値との差 −14.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電気(NEC)6701 ITサービス一本足の富士通と違い、防衛・海底ケーブルという官需インフラの柱を持つ会社。AI実需化と防衛予算増が分かれ目 本質価値との差 −15.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 富士通6702 ハード事業の縮小を終えつつあるITサービス会社。利益で測ると、本質価値は今の値段を2割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 東亜ディーケーケー6848 水質計の老舗。厚い現金と保守収入が支えだが、稼ぐ力は細り、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カシオ計算機6952 稼ぎの大半を腕時計が担う、純現金の厚い会社。流行頼みの堀に対し、今の値段は本質価値を 3 割ほど上回る「やや割高」 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 タムラ製作所6768 データセンター向け電源部品で最高益へ向かうが、ROE は資本コストに届かず、今の値段は先の好調まで織り込んでいる 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 富士電機6504 データセンター電源とSiCの伸びは本物だが、三菱電機・日立と同じ「電力テーマの先取り」がすでに株価に乗っている 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 山洋電気6516 冷却ファンの稼ぐ力は本物だが、AI需要の山を前提にした利益は10年先では薄まる。純現金と還元の転換が価値の床を支える 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 中央製作所6846 名古屋の電源・めっき装置メーカー。資産は時価総額の2倍あるが稼ぐ力が薄く、割安とまでは言えない 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 日本電子材料6855 HBM向けプローブカードで利益が跳ねた。だが、この山が10年続くと見るには値段が先を行きすぎる 本質価値との差 −18.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 京三製作所6742 国内信号の堅い更新需要は本物だが、利益率が薄く資本コストに届かない。今の値段は計画の達成を織り込みすぎている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 アルチザネットワークス6778 携帯の基地局を試す装置と試験の受託の会社。手元の純現金は時価総額に近いが、事業の稼ぎは小さく、現金も眠ったまま。10 年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 コーセル6905 純現金は厚いが、本業は赤字。ROE 5%の電源屋に、10年の筋書きは厳しい 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 株式会社明電舎6508 電力インフラと保守の稼ぐ力は本物だが、利益が倍になっても今の値段には届かない 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ユビテック6662 飲酒運転と熱中症の対策の義務化で IoT は伸びるが、小さな規模と親子上場が価値を縛る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 株式会社ダイヘン6622 電力インフラの追い風は本物だが、稼ぐ力に比べて今の値段は先走りすぎている 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 トレックス・セミコンダクター6616 小粒の電源ICとパワー半導体の受託製造で、利益の波が深い。中計の利益率は過去の山の水準で、そのまま信じにくい 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二電機工業6654 配電盤の端子台で食べてきた堅実な小企業。現金は時価総額の 7 割に迫るが、稼ぐ力が細く、その現金が株主に戻る道も細い 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ブラザー工業6448 複合機消耗品の衰退を工作機械・産業用印刷の拡大で補う転換点の会社。ローランドDG断念の規律が本質を示す 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 古野電気6814 世界の船の目となる機器の首位級。過去最高益は造船ブームの山にあり、利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 エヌエフホールディングス6864 微小な信号と電源を測る・つくる専門メーカー。現金は厚いが、規模が小さく今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ソシオネクスト6526 カスタム SoC の設計請負で稼ぐファブレス。AI 向けの量産が立ち上がる前の今は、先取りしすぎた値段だ 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 指月電機製作所6994 電力機器が利益の4分の3を稼ぐ部品メーカー。稼ぐ力は資本コスト並みで、本質価値は今の値段を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 EIZO6737 医療と防衛で強いモニター専業。本業の稼ぎは細く、時価総額の半分近くを持ち株と現金が占める。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 アンリツ6754 光通信と6Gの追い風は本物だが、景気で利益が大きく振れる計測器会社に、今の値段はその好況の長続きまで織り込んでいる 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 ヨコオ6800 半導体検査の伸びは本物だが、売上の6割を占める車載が重く、今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 帝国通信工業6763 車載・カメラ向けの操作部品とセンサの会社。財務は強いがROEは4%台で資本コストに届かず、新本社への投資も重い。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 NKKスイッチズ6943 放送卓や特殊車両の押しボタンで世界に名が通るが、利益率は3%前後。現金は厚いが、帳簿の安さほどの価値はない 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 PHCホールディングス6523 血糖測定の稼ぎが細るうえ借金が重く、10年先の利益は今の値段を支えきれない。やや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 双葉電子工業6986 現金と持ち合い株が時価総額を上回るが、本業は 7 年連続の営業赤字。資産が株主に届くかが焦点 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 リコー7752 複合機消耗品の縮小を低採算のデジタルサービスで埋める転換期。ROEは資本コスト未満で、今の値段はやや先回りしすぎている 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 京写6837 片面の基板で量は世界最大級。だが値段を決められず、稼ぎは資本コストに届かない。割高 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 能美防災6744 防災の二大手で、堅い内需の優良企業。ただし最高益の利益率が続く前提の値段 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 沖電気工業6703 官公庁・金融向けの堅い事業に、縮む ATM とプリンターの重しが付く会社。利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 サクサ6675 土地を売って、貸し地代を手放し、手元に現金が積み上がった通信機器メーカー。現金の戻り方は約束された。本業の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 小野測器6858 回転と音を測る老舗だが、エンジン試験の縮みを電動車の評価で埋めきれず、資本の稼ぎは薄い 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 IDEC6652 安全スイッチに強い堅実な中堅。中計の利益率 13% は届きにくく、今の値段は先の好調を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 CGSホールディングス6633 金型用 CAD/CAM で国内 2 位。時価総額は純現金とほぼ同じだが、現金の多くは事業に張り付き、AI が席課金型の寿命を縮める。10 年の価値は今の半分ほど 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ティアック6803 高級オーディオと業務用機器のニッチ企業。足元の利益は一時の項目に支えられ、稼ぎが資本コストに届かず、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 santec Holdings株式会社6777 AI向け光通信の試験・部品で稼ぐ小さな光学メーカー。利益の質は良いが、稼ぎが好況の頂に近く、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.0%) 割高 OSGコーポレーション6757 浄水器のカートリッジ交換が稼ぎの柱。食パンと総菜の寄り道が利益を削り、配当は利益を超えて払い続けている 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 日本タングステン6998 超硬とタングステン加工の中堅。原料高の追い風は一時的で、稼ぐ力に比べて今の時価総額は重い 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 シリウスビジョン6276 印刷の検査機の再建途上、現金は厚いが稼ぐ力は薄い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 フォスター電機6794 車載スピーカ世界大手。アクティビストが入り資本効率は改善に向かうが、10年の稼ぐ力に見合う値段は今より低い 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アルバック6728 真空技術の老舗で半導体へ重心を移す途上だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、値段は回復を先取りしている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 安川電機6506 サーボ・インバータが利益の柱でロボットは薄利・中国依存、ROE7.3%に対し今のPER32倍は見合わない 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オムロン6645 制御機器の在庫調整は一巡したが、ヘルスケアは中国品との価格競争、構造改革でROEは当面一桁台にとどまる 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 アイコム6820 現金が時価総額の5割に達する無線機メーカー。事業の稼ぐ力に対して資本が厚く、利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 アクセル6730 パチンコ機向け画像LSIの小さな専業。足元は価格適正化で好調だが、市場が細り続ける。手元の現金を除くと割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス6699 点火コイルは電動化で縮む側。パワコンと空調向け電源が支えるが、借入が重く、株主の取り分はほとんど残らない 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ファナック6954 CNC・ロボット世界首位の無借金企業だが、中国系メーカーの台頭と今のPER33倍はROE8.9%に見合わない 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ウシオ電機6925 光源と露光装置の確かな技術はあるが、利益の薄い会社に AI 基板の夢まで上乗せした値段 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 AIメカテック6227 AI向け後工程装置で利益が急伸したが、頼りは少数の大口顧客の投資。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −37.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 大日光・エンジニアリング6635 カメラ大手向けの基板実装とレンズ組立の受託。利益率は2%に届かず借金も重く、割高とみる 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 シンフォニアテクノロジー6507 半導体搬送と防衛の追い風は本物だが、景気で振れる中堅メーカーに今の値段は高い 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 堀場製作所6856 半導体MFC世界シェア6割・排ガス計測8割だが、PER27倍はROE10.7%に見合わず、EV化とバイオ不振が重荷 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 日本電波工業6779 AI向け発振器で業績は急回復中だが、売上が10年停滞した薄利の水晶専業。10年の稼ぐ力に照らすと値段は先走りすぎ 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 KOA6999 抵抗器の老舗。AIと車載で利益は戻るが、10年で測る稼ぐ力は今の値段に届かない 本質価値との差 −40.4% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 電気興業6706 基地局アンテナと高周波の技術屋。稼ぐ力が弱く、棚卸資産の会計に疑義が出ている 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 太洋テクノレックス6663 曲げられる配線板の試作が本業の小さな工場。利益は薄く、資産に比べて稼ぐ力が足りない 本質価値との差 −42.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 日本マイクロニクス6871 DRAMのプローブカードで首位。だが一本足の循環株に、今の値段は先の先まで織り込みすぎだ 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 池上通信機6771 放送局のカメラと監視・医療・検査の映像機器の老舗。技術はあるが稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 シスメックス6869 血球計数で世界首位も、中国の集中購買で稼ぐ力が急低下。資本コスト7.5%で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 SMK6798 車載に軸足を移す途上のコネクタ・リモコンメーカー。利益の戻りが遅く、今の値段は高い 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ミナトホールディングス6862 産業用メモリーの加工・商社。市況が押し上げた好況の利益は続かず、10年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ダブル・スコープ6619 価値の芯は韓国の WCP の持分だけ。借金を引くと残りは薄く、赤字の本体が持分を食う 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 パナソニックホールディングス6752 家電・空調・配線・電子部品・車載電池・B2Bソリューションの複合体。構造改革は進行中で、今の値段は改革の成功をかなり先取りしている 本質価値との差 −46.2% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 KOKUSAI ELECTRIC6525 バッチALDで世界シェア7割・東京エレクトロンと二社寡占。AI需要は本物だが、今の株価は中立の10年先をもう織り込んでいる 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キーエンス6861 無借金・直販の圧倒的な収益力は本物だが、中国依存と高い倍率の持続力が10年後の本質価値を左右する 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 大真空6962 水晶の世界大手だが、薄い利益に重い借金。新型のArkhが実を結ぶまで、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 日清紡ホールディングス3105 日清紡HDは無線・通信が稼ぎ頭の会社に変わりつつあるが、稼ぐ力の弱さと不動産の先細りが10年の価値を押し下げる 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 村田製作所6981 MLCC世界シェア4割、AIサーバー・車載電動化が追い風だが、ROE1割強の本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 サン電子6736 利益の大半は米上場Cellebrite株の持分から来る。10年後を利益で測ると、本質価値は今の時価総額を半分ほど下回る(割高) 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社シキノハイテック6614 半導体の検査装置と LSI 設計受託の小さな会社。利益が出ていない今の値段は、先の成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ヤーマン6630 美顔器のヒットで膨らみ、中国の規制でしぼんだ会社。現金は厚いが、計画の回復は先走りで、値段は割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 レーザーテック6920 EUVマスク検査を世界独占する一点突破の優良企業、株価は独占の継続を前提に組まれている 本質価値との差 −50.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 湖北工業6524 海底ケーブル用光部品と電解コンデンサ用リード端子で世界首位。事業は強いが、今の値段は好況の利益が続く前提で、本質価値の2倍を大きく超える 本質価値との差 −51.2% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 アドバンテスト6857 HBM・AIテストの覇者だが、株価はすでに10年分の超成長を前払いしている 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 −1.1%) 割高 太陽誘電6976 コンデンサ世界3位。AIサーバー需要で株価は1年で8倍になったが、利益率とROEの低さを映すと、今の値段は積みすぎ 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 アオイ電子6832 後工程受託の老舗が、自己資本に迫る400億円規模を先端パッケージに賭ける。当たっても倍率は伸びず、割高と見る 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 メイコー6787 車載基板の首位級が AI・衛星向けに 2,100 億円を投じる賭け。成長は本物だが、借金と循環を負った値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 ローム6963 SiC減損からの復活途上。EV減速と中国の値下げの中で東芝・三菱電機との連合がもうひとつの本質価値を左右する 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 FDK6955 富士通から台湾の SILITECH へ親会社が替わった電池メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、10年では割高と見る 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 精工技研6834 AI向け光コネクタの設備特需で稼ぐ会社。ただ利益の多くは山の上で、今の値段は先を織り込みすぎだ 本質価値との差 −58.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ユー・エム・シー・エレクトロニクス6615 1,000 億円を作って利益は 1% 台。重い借入と優先株の下で、普通株の取り分は薄く割高だ 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −0.6%) 割高 ルネサスエレクトロニクス6723 車載マイコン世界首位の座は競合に奪われたが、AIインフラとAltiumの組み合わせが次の10年の本質価値を決める 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ジオマテック株式会社6907 ディスプレイと半導体向けの薄膜加工。9 期の赤字から戻ったが、山谷が激しく客先も偏る。今の値段は回復の続きを織り込みすぎで、割高と見る 本質価値との差 −64.1% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ザインエレクトロニクス6769 高速伝送チップの小さな設計会社。現金は厚いが本業は赤字が続き、時価総額は現金を上回る分だけ割高に見える 本質価値との差 −66.9% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 リバーエレテック6666 超小型の水晶部品の専業。新製品に夢はあるが、12年の大半が赤字で借金も重い。今の値段は会社の計画の達成をほぼ織り込む 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 岡谷電機産業6926 ノイズ対策部品の老舗だが2期続けて17億円の営業赤字。立て直しても資本コストに届く稼ぎは見えず、今の値段は高い 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 原田工業6904 車載アンテナの専業。足元の利益は戻ったが、税と金利を引くと残る利益は薄く、今の値段は回復を先取りしすぎている 本質価値との差 −67.8% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 インスペック6656 AI 向けパッケージ基板の検査装置を手がける秋田の小さな装置会社。技術は本物だが、受注の山谷が深く、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 多摩川ホールディングス6838 高周波部品と売電の小さな会社。足元の増益は評価益が大半で、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高いとみる 本質価値との差 −73.8% · 10 年 割高(年 −5.1%) 割高 オプトエレクトロニクス6664 小さなバーコード読み取り機の老舗。エイサーの傘下で出直すが、赤字が続き稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 トミタ電機6898 鳥取のフェライトコアの小さな会社。現金と土地は厚いが本業は10年余り赤字がちで、今の値段は稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −82.6% · 10 年 割高(年 −8.9%) 割高 QDレーザ6613 量子ドットレーザは本物の技術だが、売上14億円の会社に800億円超の値は、まだ来ない成功を先に払いすぎている 本質価値との差 −84.6% · 10 年 割高(年 −10.3%) 割高 ぷらっとホーム6836 Linuxの小型サーバーで細く稼ぐ老舗。18期続いた赤字をやっと抜けた段階で、今の時価総額は利益の200倍を超える 本質価値との差 −87.9% · 10 年 割高(年 −12.6%) 割高 TBグループ6775 LED 表示機と電子レジの小さなメーカー。19 期連続の営業赤字で、稼ぐ力は時価総額の裏づけにならない 本質価値との差 −89.0% · 10 年 割高(年 −10.7%) 割高 ジャパンディスプレイ6740 12 期連続赤字の中小型パネル会社。いちごの新株予約権で株数が約 1.7 倍に増え、10 年後に既存株主へ残る取り分は今の時価総額に遠く届かない 本質価値との差 −93.2% · 10 年 割高(年 −15.2%) 割高 大黒屋ホールディングス6993 ブランド品の買取と質屋の老舗。ファンド傘下で再建に入ったが、10年の稼ぐ力で測ると本質価値は今の時価総額を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −93.6% · 10 年 割高(年 −16.2%) 割高 JNグループ6634 暗号資産の取引所と消耗品の卸、電子書籍を束ねた小さな持株会社。赤字と借金が重く、今の値段は事業の稼ぎでは説明できない 本質価値との差 −96.3% · 10 年 割高(年 −19.5%) 割高 ウインテスト6721 売上4億円に対し赤字12億円、資金は新株の発行頼みの半導体検査装置会社。時価総額116億円は事業の実績から大きく離れている 本質価値との差 −99.6% · 10 年 割高(年 −36.4%)

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分析日 2026-10-16