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パワーエックス 485A

国産蓄電システムの受注力は確かだが、輸入電池への依存と資本効率の不確実性に比べ、現在の株価には安全域がない

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)619 円710 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-11-02)1,977 円2,269 億円差 −68.7%
10 年後から見ると 割高 価値 619 円710 億円 · 差 −68.7% · 期待の年率 −3.0%
期待の年率リターン(10 年)−3.0%資本コスト比 −12.3 pt
推定の資本コスト9.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 9.3% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約5.9%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

パワーエックスは、岡山で大型蓄電システムを組み立て、電力会社や蓄電所の開発事業者に販売する若いメーカーである。再生可能エネルギーを安定して使うための蓄電は10年後にも必要だが、筆者の結論は「割高」だ。現在の時価総額約1,851億円に対し、事業の稼ぐ力と既存株主の取り分から見た価値は約670億円にとどまり、安全域がない。将来の社会的な必要性と、現在の株主が払ってよい値段は別である。

2025年の売上は193億円に達し、蓄電システム部門は単独で約39億円の営業利益を稼いだ。しかし、本社と研究開発などの未配賦費用が約42億円かかり、連結営業損益はなお赤字だった。2026年上期の売上も前年を上回り、10月には新たな蓄電システム47台、48.54億円の受注を発表した。需要が実際の契約になっている点は、新技術だけを売り物にする企業とは違う。

それでも10年の持ち主が問うべきなのは、工場を増やした後に顧客が価格を上げてでも同社を選ぶか、という一点だ。電池セルの主な調達先は中国の一社であり、装置価格は世界的に下落圧力を受ける。国内での設計、系統接続、保守、運用ソフトの一体提供は武器になるが、まだ長期の超過利益を保証する堀ではない。株式報酬による希薄化と設備更新に要する現金も踏まえれば、会社が大きくなる筋書きだけで今の評価額は正当化できない。

バリュー投資の観点から

長く保有する株主なら、発電が不規則になる世界で蓄電装置は必需品になっていく、とまず認めるだろう。しかし、必要な製品が必ずしも儲かる製品とは限らない。価格を決めるのが顧客の入札と海外メーカーの製造原価なら、需要が何倍になっても供給企業の利益は薄くなる。国産設計、保守、系統制御の一体提供が、10年たっても指名買いされる理由になるかを見極めたい。

オーナー利益を見ると、会計上の純利益から工場の更新や製品保証のために必要な支出を意識する必要がある。大きな受注残は成長の種だが、部材の前払い、在庫、検収後の売掛金に現金が縛られる。2025年の営業キャッシュフローが黒字だった背景にも契約前受金の増加があり、恒常的な現金創出力と取り違えられない。セルを自社で造らない軽さは強みだが、仕入先の交渉力が高まると利幅を削られる。

経営者の資本配分は、少なくとも大型買収を重ねて規模だけを追う段階にはない。北海道新工場を延期して稼働率と資本効率を重視する判断は健全である。他方、今後は機器販売、電力運用、新型充電器、データセンター向け製品を同時に育てようとしており、利益を生む領域を選んで資本を集中する規律が問われる。新規投資の利益率が資本コストを下回るなら、再投資より株主への還元が合理的になる。

筆者は価格より先に事業の寿命と稼ぐ力を問う。定置用蓄電池の需要は十分に長い一方、パワーエックスが高い利幅を保つと確信するには実績が短い。悲観で回収できる資産には大きな余裕がなく、希薄化を含めた株主の取り分も小さくなり得る。先々の成長を認めても、現在の時価総額で10年間の不確実性を背負うには、安全域が足りない。

何で稼ぐ会社か

売上の中心はBESS事業だ。大型の「Mega Power」と中型の「Cube」を蓄電所や工場向けに販売し、試運転や保守も引き受ける。顧客には系統用蓄電所の開発事業者、再生可能エネルギー会社、商社などが並ぶ。電池の化学反応を担うセルは外部から買い、容器、制御、安全保護、冷却、通信を組み合わせて日本で製品化する。2025年のBESS売上171.02億円は全社の約89%に当たる。

EVCS事業は蓄電池を内蔵する急速充電器「Hypercharger」の販売と充電サービスを扱う。高圧電力の引き込みが難しい自動車販売店や商業施設でも急速充電を提供できることが売りだが、EVの普及速度に設備投資が左右される。2025年売上11.49億円に対し部門赤字4.24億円であり、経済性はまだ証明途上にある。充電アプリの会員課金が主役ではなく、実物の設備と充電電力量が価値の中心だ。

電力事業は法人への電力小売、蓄電所の運転管理、電力市場での充放電運用と設備販売を合わせる。2025年売上10.54億円、部門利益0.35億円と小さいが、機器を一度売って終わる収益を継続契約で補う可能性がある。2026年上期には同事業の継続売上が7.67億円に増え、同年7月末の蓄電所運用受託は34拠点・66MWとなった。ただし電力販売の売上と蓄電所管理手数料は収益率が異なり、単なる運用MWの増加を利益増と同一視できない。

会計上は三事業の利益の合計から、工場共通費や本社の研究開発・管理費を控除して連結営業利益となる。2025年はこの調整がマイナス41.58億円だった。顧客が補助金を得て発注し、製品が納入・検収されてから売上になるため、受注や工場の生産進捗と売上計上は一致しない。四半期ごとの波よりも、検収が進んだ後の採算と運転資金の回収を重視する。

優良さと弱いところ

強みはセルそのものではなく、系統用蓄電池を安全に動かす一式を国内で引き受けることにある。パワーコンディショナー、変圧器、制御装置、運用ソフト、保守をそろえれば、顧客は別々のメーカーの調整を減らせる。日本の電力制度への適合、国内に置く制御データ、24時間の保守窓口、セキュリティ認証も競争上の意味を持つ。2026年10月初めの設置済み111拠点は、机上の技術ではなく現場で使われる実績ができた証拠だ。

ただし、これはまだ広く深い堀とまでは言えない。2025年の政府補助金採択案件の約49%に同社製品が選ばれたとの会社調査は強い実績だが、国内全市場の販売シェアではない。競合の輸入システムが安くなり、他社が施工や運転管理を内製化すれば、顧客が乗り換えられない理由は薄くなる。公表資料から、同じ仕様の装置を複数年にわたって物価以上に値上げできた実績や、明確な低解約率は確認できない。

増分の資本利益率も判定を急げない。BESS部門の2025年利益率は22%を超えた一方、2026年上期には保管費用や原材料高を受けて約14%に低下した。共通費を控除した全社では創業以来の赤字が続き、株主資本はまだ薄い。新工場に投じた資本が資本コストを超える利益を生むかは、稼働率、製品保証費、価格下落を通じて初めて分かる。保有技術は評価するが、投資先としての優良さは未完成である。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の蓄電池需要には実体がある。太陽光や風力の増加、送電網の混雑、データセンターの電力負荷は、必要な時に充放電できる設備への需要を作る。会社の2026年資料は2030年前後の国内系統用蓄電池導入を年間7~9.6GWh、システム市場を約2,000~2,800億円と見積もる。これは設備販売の一年当たりの市場であり、2040年まで累計約10.1兆円という別の潜在市場の推計と混同してはならない。

同社は国内に年間最大約7.5GWhの生産能力を2029年頃までに整える構想を持つ。市場規模に対して大きな能力であり、計画どおりに設備を造ることよりも、十分な採算の注文で埋め続けることが難題になる。2035年の中立では国内需要を年間約14GWhと試算し、同社が国内約4.2GWh、輸出約1.8GWhを供給する姿を考える。国内シェア約30%は野心的だが、補助金採択での先行実績と国内保守網が残るなら届き得る。ただし会社も競合も全国全案件の統一された販売シェアを開示しておらず、これは観測値ではなく将来の仮定だ。

競争相手は国内のニデック、GSユアサ、ニチコンなどに加え、海外のCATL、BYD、Sungrow、Tesla、Fluenceなどの蓄電システム供給者である。各社の日本の系統用蓄電池市場での厳密なシェアを裏付ける共通統計は確認できない。重要なのは他社の比率を作ることよりも、セルとシステムが量産品になるにつれ価格が下がることだ。物価が年3%上がっても、蓄電システムの単位容量当たりの売価は下がり得る。

電力運用にも競争と規制がある。需給調整市場の一次調整力の価格上限引下げ方針は、系統用蓄電所の事業収益を押し下げる可能性がある。EV充電では充電網の整備が必要でも、自動車販売の停滞と高出力充電器の低稼働が投資回収を遅らせる。蓄電需要の成長率と、パワーエックスが持ち主のために得られる利益率を分けて考えるべき市場である。

資本政策と M&A

経営が掲げる目標は大きい。2026年12月期は売上400億円、営業利益20~25億円、純利益10~15億円を予想する。2027年については正式な業績予想ではない参考像として、売上680~720億円、営業利益55~70億円、純利益50~60億円を示した。2030年には売上2,000億円以上、ROE35%以上、継続的なフリーキャッシュフロー黒字を目指す。ただし配当性向、DOE、総還元性向、自社株買い額には数字の約束がない。

設備投資では当初の北海道新工場の稼働開始を2027年6月から2028年7月へ繰り下げ、岡山の既存拠点と増設ラインを先に活用する方針へ変えた。増産を急ぐだけでなく、受注に合わせて資金を使う点は評価できる。半面、国内外へ販路を広げるには在庫、運転資金、保守網が要る。既存設備の減価償却費を物価と一緒に自動的に増やすべきではないが、新しい設備や更新工事の費用は高い物価水準を受ける。将来の利益がそのまま配当に使えるわけではない。

2025年末の自己資本は約62億円、添付資料上の純現金は52億円である。しかし有報上は顧客前受金を中心とした契約負債が91.53億円あり、現金を自由に配れるとは考えられない。2026年上期の営業CFは46.59億円の赤字だった。創業は2021年で、配当や自社株買いによる長期の資本配分実績はない。上場時とその後の資金調達が成長を支え、ストックオプションにも無視できない希薄化余地がある。電気運搬船やデータセンター関連の新規事業、大型買収は、収益性と資金回収が見えるまでは価値に先取りして加えない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

同社は国産系統用蓄電池の数少ない一貫供給者として、これからの電力インフラで欠かせない地位に立てる。蓄電所を建設する企業は、設備単価だけでなく安全性、稼働率、サイバー対策、国内での緊急保守を重視する。電池の調達や組立てだけを競う海外メーカーに対し、系統接続装置から電力市場での運用まで引き受けられることが差別化になる。JC-STAR認証や全国の導入案件は、実際の使用歴を蓄えるほど参入障壁に変わっていく。

2025年のBESS部門はすでに大幅な営業黒字であり、連結赤字の主因は創業期の共通費だった。2026年10月までに設置済み111拠点、設置前の受注分まで含めて190拠点・3,190MWhという実績が積み上がった。2027年の売上規模を支える契約も増えている。新型「Mega Power 4000」と自社開発の系統接続機器が立ち上がれば、大型案件の納入効率と一案件当たりの付加価値が高まる。

製造能力は国内需要に対して十分大きく、最初の段階で容量を確保した意味は大きい。2030年以降には輸出やデータセンター向けの新製品が加わり、国内市場だけに依存しなくなる。電力運用サービスの受託出力が増えれば、売り切りの電池に継続収益が重なる。受注競争が激しくなっても、製品価格の低下を技術の内製化と操業効率が上回れば、株主資本を長く増やし続けられる。

慎重な見方

現在の会社は、蓄電池セルの技術的な主導権を握っていない。2025年有価証券報告書には、電池モジュールを中国の特定の仕入先一社から全量調達しているとの記載がある。セル価格が上がる局面では利幅が削られ、下がる局面ではCATLやBYD、Sungrowなどの製品価格も下がる。国内で組み立てる付加価値が強まる前に、メーカー間の入札競争がその利益を奪うかもしれない。国内認証と保守網は参入障壁になるが、競合が日本の事業者と組めば絶対的な優位ではない。

事業の利益率も見かけほど安定していない。2025年の部門利益約39億円が全社では赤字となり、2026年上期のBESS部門利益率は前年同期から低下した。納期遅延、倉庫費、製品保証、追加設備の償却が重なると、急増した受注残はむしろ資金需要を膨らませる。2025年末には前受金が91億円を超え、資本の厚さに比べて顧客と金融機関への約束が大きい。長期保証の費用は売上計上のずっと後から発生し得る。

政府補助金と需給調整市場の収益性にも依存する。市場の調整力が過剰になれば入札価格は下がり、顧客は蓄電所計画を取り消すか延期する。EV充電器はすでに販売が伸び悩み、データセンターや海外展開の成果は未確定だ。今後の工場投資とストックオプション行使で既存株主の持分が薄まる可能性もある。売上規模が倍々で大きくなったとしても、投資した資本がコストを超えて稼ぐとは限らない。

どちらに重みを置いたか

需要の確かさと初期の受注力では成長の見方に分がある。しかし、10年続く値上げ力と増分資本の利回りでは慎重な見方が勝る。中立でも設備市場の成長を相当に認めるが、製品単価の低下、本社費、資本の積み上がり、潜在株式を同時に考えると、現在の価格まで本質価値は届かない。下に寄せる理由は単一セル調達先、補助金依存、まだ続く連結赤字という会社固有の事実である。上側の確率29%に対し下側を40%とし、投資家が受ける非対称性を数字に表した。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 1,407 円1,614 億円(+ 還元の換算額還元の合計 60 円68 億円)。 今の値に割り戻すと 619 円710 億円、今との差 −68.7%、 期待の年率 −3.0%(資本コスト 9.3%)→ 割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 10% 5,207 円5,976 億円 230 円264 億円 +175.0% +11.0% 544 円624 億円
やや楽観 19% 2,583 円2,964 億円 107 円123 億円 +36.1% +3.2% 511 円587 億円
中立 31% 1,191 円1,367 億円 46 円53 億円 −37.4% −4.7% 384 円440 億円
やや悲観 25% 78 円90 億円 8 円9 億円 −95.7% −27.5% 21 円25 億円
悲観 15% 43 円49 億円 0 円0 億円 −97.8% −31.9% 6 円7 億円
加重平均100% 1,407 円1,614 億円60 円68 億円 −25.8% −3.0% 1,466 円1,683 億円

今の株価時価総額 1,977 円2,269 億円(2026-11-02)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 10% 国内の一貫供給を確立し海外にも拡張 利益 525 億円 · PER 11.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 5,207 円5,976 億円

国内で再生可能エネルギーとデータセンター向けの蓄電需要が拡大し、パワーエックスは国産の一貫供給者として指名され続ける。系統接続機器や運用ソフトの内製化が部材費を抑え、顧客も安全性と稼働率を理由に付加価値を認める。BESSの年間引渡しは11GWhに届き、約7GWhを国内、残りを海外が占める。これは現行の2029年能力構想約7.5GWhを上回るため、追加工場や外部生産委託の成功が条件となる。

中国製セルの供給先を複線化し、現地保守と認証の蓄積で新興メーカーとの差を広げる。電力運用受託は1,500MWに拡大し、機器販売に継続収入を加える。EV充電器も商用車向けで黒字化し、三事業の利益が本社の研究開発費を十分に吸収する。大きな買収に頼らず、有望な製品に資本を集中できる。

2035年には大型蓄電池を売り切るだけでなく、稼働後の管理を続ける企業に変わる。ただし電池価格には引き続き下落圧力がかかり、設備更新資金も必要だ。累積利益の一部を還元しても残る自己資本は大きく、好調が続いても新たな投資の利回りを維持しなければ価値は伸びなくなる。

  • 定置用蓄電池(BESS):数量 11,000(年間検収・引渡し容量(MWh、機器と保守の容量換算))× 価格 0.29(MWh当たり平均売上(億円/MWh、名目))→ 売上 3,190 億円・営業利益 798 億円。国内約7GWhと輸出約4GWh。単価は競争で2025年を下回るが内製化で部門利益率25%を確保。
  • 急速EV充電設備・サービス(EVCS):数量 350(年間販売・設置充電設備の換算台数(台、推定))× 価格 0.45(換算一台当たり機器・保守・充電サービス収入(億円/台、名目))→ 売上 158 億円・営業利益 16 億円。商用車・施設の導入が広がり採算が黒字化。機器単価には付帯サービスを含む。
  • 電力小売・蓄電所運用(電力):数量 1,500(運用受託電力の契約出力換算(MW、売電・設備売上を含む規模の代理指標))× 価格 0.18(契約出力MW当たり年間売上相当(億円/MW・年、名目))→ 売上 270 億円・営業利益 46 億円。運用受託1.5GW相当。規模が拡大する一方で一MW当たり売上は低下。

倍率:FY2035純利益525億円÷自己資本2574.3億円でROE20.39%。資本コスト9.25%、弱い堀の超過利益残存1/3から増分RONIC13.13%、2035年以降の名目g2%を使い、正当化PER=(1−g/RONIC)/(k−g)≒11.665倍。株式希薄化は最後にholder_shareで扱い、利益段階の倍率を削らない。

確率:国内シェアと輸出、生産能力追加、系統運用への展開が同時に成功する条件は重い。現実に複数の拠点と新製品が立ち上がり始めたため、低いが無視できない可能性とした。

やや楽観 19% 国内拡販と輸出が計画以上に進展 利益 270 億円 · PER 11.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 2,583 円2,964 億円

系統用蓄電池の導入が進み、岡山と北海道の生産網がほぼ計画どおり稼働する。国産製品としての安全対策と国内保守が評価され、同社は国内の大型案件における高い採用率を維持する。海外でも発電事業者向けの納入が定着し、年間引渡しは7.9GWhへ増える。2030年の売上目標は概ね到達圏に入り、その後は数量が伸びる一方で単位容量当たりの価格が少しずつ下がる。

自社開発のパワーコンディショナーや新型大容量コンテナは調達費を引き下げ、既存顧客の設備更新にもつながる。電力事業は運用受託900MW相当まで拡大し、価格競争があっても部門利益を確保する。EV充電は商用車向け中心に規模を絞り、長引いた部門赤字から抜ける。海外競争で無理にシェアを買わず、国内の施工・保守で差別化する方針が機能する。

それでも電池セルは自社技術ではなく、部門利益率が永久に高いとは見込めない。本社費と新工場の減価償却が積み上がるため、連結利益は売上の伸びほど急には増えない。利益の大半は設備更新と運転資本を賄うために残し、株主還元は限定的となる。

  • 定置用蓄電池(BESS):数量 7,900(年間検収・引渡し容量(MWh、機器と保守の容量換算))× 価格 0.27(MWh当たり平均売上(億円/MWh、名目))→ 売上 2,133 億円・営業利益 448 億円。国内約5.5GWh、輸出約2.4GWh。部材値下げと大容量化を織り込み部門利益率21%。
  • 急速EV充電設備・サービス(EVCS):数量 200(年間販売・設置充電設備の換算台数(台、推定))× 価格 0.42(換算一台当たり機器・保守・充電サービス収入(億円/台、名目))→ 売上 84 億円・営業利益 4 億円。充電サービスと機器販売の損益が均衡を超え、小幅な部門黒字。
  • 電力小売・蓄電所運用(電力):数量 900(運用受託電力の契約出力換算(MW、売電・設備売上を含む規模の代理指標))× 価格 0.20(契約出力MW当たり年間売上相当(億円/MW・年、名目))→ 売上 180 億円・営業利益 27 億円。運用受託900MW相当。小売と付随設備売上を含む換算価格。

倍率:FY2035純利益270億円÷自己資本1444.3億円でROE18.69%。資本コスト9.25%、弱い堀の超過利益残存1/3によりRONIC12.40%。2035年以降の名目g2%から正当化PER=(1−g/RONIC)/(k−g)≒11.568倍を用いる。

確率:既存受注の厚さ、2027年の工場増設、海外初受注から十分に起こり得る上振れである。ただし2035年も部門利益を守り続けるには新型製品の量産成功が必要となる。

中立 31% 蓄電需要は伸びるが製品価格は下がる 利益 136 億円 · PER 11.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1,191 円1,367 億円

電力系統を安定させる蓄電池の必要性は増し、国内の年間導入市場は2035年に約14GWhへ拡大する。パワーエックスは日本の系統接続と保守に強い供給者として生き残るが、海外勢の価格攻勢を全面的には防げない。年間引渡しは国内4.2GWhと輸出1.8GWhの合計6GWhになり、国内シェアは約30%で安定する。既存の生産能力構想の範囲内であり、工場を際限なく増やす必要はない。

大型機器の実質価格は大幅に下がる。2025年の平均容量単価が約3万円/kWhだったのに対し、2035年は約2.5万円/kWhになる。量産と自社製の系統接続機器で部門採算を保つが、BESS部門の利益率は2025年を下回る17%へ低下する。電力運用の受託規模は1,200MWへ伸びるものの、一MW当たりの収入は市場競争で薄まる。

新工場と研究開発、国内保守網に必要な費用を払った後の連結営業利益は約196億円となる。2030年の売上2,000億円目標が毎年安定して維持されるとは考えず、競争の進展による2035年の減速も認める。会社は黒字企業として定着するが、稼いだ利益を蓄えて自己資本が厚くなるため、ROEは経営目標より低い十数%に落ち着く。

  • 定置用蓄電池(BESS):数量 6,000(年間検収・引渡し容量(MWh、機器と保守の容量換算))× 価格 0.25(MWh当たり平均売上(億円/MWh、名目))→ 売上 1,500 億円・営業利益 255 億円。国内4.2GWh・海外1.8GWh。2035年国内TAM約14GWhの30%を仮定。単価は現状の約82%、部門利益率17%。
  • 急速EV充電設備・サービス(EVCS):数量 130(年間販売・設置充電設備の換算台数(台、推定))× 価格 0.42(換算一台当たり機器・保守・充電サービス収入(億円/台、名目))→ 売上 55 億円・営業利益 −1 億円。充電の普及は緩やかで部門採算はほぼ均衡。名目単価は物価以下。
  • 電力小売・蓄電所運用(電力):数量 1,200(運用受託電力の契約出力換算(MW、売電・設備売上を含む規模の代理指標))× 価格 0.22(契約出力MW当たり年間売上相当(億円/MW・年、名目))→ 売上 264 億円・営業利益 37 億円。運用受託1.2GW相当。機器売上・電力小売の混合単価は競争で低下。

倍率:FY2035純利益136億円÷自己資本870.3億円でROE15.63%。k9.25%、weak moatで超過利益の1/3のみ残ると増分RONIC11.35%。長期g2%により正当化PER=(1−g/RONIC)/(k−g)≒11.368倍。2026~2035年の純利益合計868億円から還元60億円を引くと期末自己資本は62.3+868−60=870.3億円となる。

確率:国内導入の増加と2029年の生産能力拡大は現実的だが、供給増による価格低下も強いと見た。業界全体の成長を評価しつつ、国内のシェアと利益率は補助金採択時の高水準から低下する中間像である。下に寄せる理由:輸入セルの一社集中、部門と連結の採算差、補助金による案件変動が固有の懸念として残る。

やや悲観 25% 輸入システムに押され規模と採算を失う 利益 12 億円 · PER 8.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 78 円90 億円

蓄電所の建設そのものは進むが、国内の発注者が安価な輸入完成品を選ぶ割合が上がる。日本の施工会社や電力会社も海外電池メーカーとの直接取引を増やし、パワーエックスは国産の保守品質だけでは価格差を埋められなくなる。年間の蓄電池引渡しは2.8GWhにとどまり、国内シェアは約20%へ落ちる。輸出案件も限定的で、能力を増やした設備の一部は十分に動かない。

システム単価は2.2万円/kWhへ下がり、部材費や電力料金のインフレを価格に転嫁しきれない。部門利益率は15%まで縮み、本社の研究開発費と新工場の償却負担を吸収する余裕がなくなる。電力運用は250MW、急速充電器は換算50台程度で、周辺事業にも不足分を埋める力はない。会社が設備の一部を売却し、新規投資を止めれば赤字は避けられるが、再び高成長する条件も失う。

長く持つ株主にとって、会社が存続することと資本コストに見合う利益を得ることは違う。過去の積み上がった自己資本は残っても、2035年のROEは資本コストを大きく下回る。新工場の投資が十分な超過収益を生まなかった筋書きであり、配当余力も乏しい。

  • 定置用蓄電池(BESS):数量 2,800(年間検収・引渡し容量(MWh、機器と保守の容量換算))× 価格 0.22(MWh当たり平均売上(億円/MWh、名目))→ 売上 616 億円・営業利益 92 億円。国内約2.5GWh・輸出0.3GWh。能力余剰と輸入完成品との値下げ競争で部門利益率15%。
  • 急速EV充電設備・サービス(EVCS):数量 50.0(年間販売・設置充電設備の換算台数(台、推定))× 価格 0.35(換算一台当たり機器・保守・充電サービス収入(億円/台、名目))→ 売上 18 億円・営業利益 −1 億円。需要の停滞で再度小幅赤字へ。
  • 電力小売・蓄電所運用(電力):数量 250(運用受託電力の契約出力換算(MW、売電・設備売上を含む規模の代理指標))× 価格 0.18(契約出力MW当たり年間売上相当(億円/MW・年、名目))→ 売上 45 億円・営業利益 4 億円。運用受託は250MW相当で頭打ち。調整力価格低下で収益性が低迷。

倍率:ROEは2035年純利益12億÷期末自己資本369.3億=3.25%でk9.25%を大幅に下回る。稼いだ利益を増やしても価値創出できないためPER上限1/k=10.81倍より低い8.5倍とした。部門営業利益20.125億円から金融費用・税費用を引く。

確率:中国製セルの調達価格、海外の完成品との入札価格、電力制度による顧客採算の三つが同時に悪化する可能性を重く見た。ただし既存顧客の保守と国内供給網は残り、直ちに事業が消えるとは考えない。

悲観 15% セル依存と競争激化で再び構造赤字 利益 −35 億円 · PBR 0.9 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 43 円49 億円

系統蓄電池の市場規模は残るが、大型案件の発注方式が海外完成品の価格競争中心へ移る。パワーエックスは国内製造と保守の利点を保ちきれず、補助金の縮小も重なって受注を失う。国内シェアは一桁台へ低下し、年間引渡しは1.1GWhに戻る。2027年頃までの好調な出荷はあるものの、その後の工場稼働率が下がり、収益力が構造的に傷む。

容量単価は約1.8万円/kWhまで下がる一方、電池モジュールの仕入先集中と製品保証費は続く。BESS部門でごく小さな利益が出ても、本社費・工場維持費・固定費を支えられない。EVCS事業は縮小し、電力運用も一部の既存顧客に限られる。2035年には連結営業赤字が再発し、資金調達条件も悪くなる。大きな買収で状況を逆転する余裕はなく、資産処分と事業再編を優先する。

悲観側では赤字にPERを掛けず、現在の自己資本から税効果資産や換金しにくい無形資産を差し引いた資産の床で考える。前年までの利益が多少積み上がっても、能力を失った会社の帳簿純資産を無条件に株価の床にしない。さらに新工場の維持、在庫の滞留、保証対応に資金を使うため、現在の純現金が10年間そのまま残るとは見込めない。既存株主にとっては当初の成長期待が実らず、資本を大きく毀損する十年となる。

  • 定置用蓄電池(BESS):数量 1,100(年間検収・引渡し容量(MWh、機器と保守の容量換算))× 価格 0.18(MWh当たり平均売上(億円/MWh、名目))→ 売上 198 億円・営業利益 16 億円。国内約1.0GWhと小規模輸出。輸入完成品との競争で単価・稼働率がともに低下。
  • 急速EV充電設備・サービス(EVCS):数量 20.0(年間販売・設置充電設備の換算台数(台、推定))× 価格 0.30(換算一台当たり機器・保守・充電サービス収入(億円/台、名目))→ 売上 6 億円・営業利益 −2 億円。採算の取れる拠点だけを残す撤退縮小。
  • 電力小売・蓄電所運用(電力):数量 75.0(運用受託電力の契約出力換算(MW、売電・設備売上を含む規模の代理指標))× 価格 0.16(契約出力MW当たり年間売上相当(億円/MW・年、名目))→ 売上 12 億円・営業利益 0 億円。既存顧客の維持が中心となり部門利益は出ない。

倍率:2035年の連結純損失35億円には利益倍率を用いない。現時点の親会社自己資本62.3億円から、事業縮小時に回収困難な繰延税金資産6.08億円とソフトウエア等約0.74億円を控除した55.5億円を暫定床とし、現時点の自己資本に対するPBR約0.891倍で価値を表す。2035年の累積利益で膨らんだ自己資本126.3億円へ掛けた値ではない。純現金の減少はfloor_assets_whyに記した設備更新、運転資金、撤退・保証対応の資金使途による。

確率:2025年まで連続赤字だった経歴に加え、仕入先集中、顧客の補助金と系統収益への依存、長期保証費用が重なれば起こり得る構造的敗退として15%を見込む。ただし既存設備・土地が残るため株主価値をゼロとはしない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

定置用蓄電池(BESS)

大型Mega Power・中型Cubeの製造販売、試運転、保守。系統用蓄電所や産業施設の顧客に、電池容量と系統制御を一体で販売する。

数量年間検収・引渡し容量(MWh、機器と保守の容量換算)価格MWh当たり平均売上(億円/MWh、名目)売上営業利益
今 2025/12 560 0.31 171 39
10 年後 中立 6,000 0.25 1,500 255

取り方:2025年有報のBESSセグメント売上171.02億円・部門利益38.70億円を使用。国内系統用BESSのシステム価格約3万円/kWh=0.30億円/MWh(会社の2026年8月資料の2030年市場試算の仮定)を実物単価の外部アンカーにし、容量を約560MWhと逆算した推定であり、開示済み出荷容量ではない。Mega Power 2700Aの一台2.742MWh換算で約204台に相当し、2026年8月の同型式累計500台生産と生産能力の範囲に収まる。年間導入量の増加は数量、セル価格と製品構成の変化は単価に置く。

急速EV充電設備・サービス(EVCS)

蓄電池内蔵型急速充電器Hyperchargerと法人・個人向けの充電サービス。

数量年間販売・設置充電設備の換算台数(台、推定)価格換算一台当たり機器・保守・充電サービス収入(億円/台、名目)売上営業利益
今 2025/12 30.0 0.38 11 −4
10 年後 中立 130 0.42 55 −1

取り方:2025年有報のEVCSセグメント11.49億円・部門赤字4.24億円と、同年製品別売上の急速充電器10.90億円から計算。価格表と年間販売台数は非開示なので、製品の蓄電池内蔵機器として設備一式0.36億円程度、充電・保守0.59億円を含め30台・0.383億円/台に換算した分析上の推定。実際の販売台数と契約単価を示す数値ではない。

電力小売・蓄電所運用(電力)

法人への再生可能電力小売、系統用蓄電所の運用受託・電力市場取引と付随する蓄電設備販売。

数量運用受託電力の契約出力換算(MW、売電・設備売上を含む規模の代理指標)価格契約出力MW当たり年間売上相当(億円/MW・年、名目)売上営業利益
今 2025/12 33.0 0.32 11 0
10 年後 中立 1,200 0.22 264 37

取り方:2025年有報の電力セグメント売上10.54億円・部門利益0.35億円を使用。2026年7月末に蓄電所運用受託が66MWで5月比+33MWとの会社開示から、立上げ前の代表値33MWを過去年間の規模代理値に採用した。2025年末時点の運用MWは非開示であり同一時点の実測値ではない。さらにセグメントには電力小売と設備売上も混ざるため、単価は管理報酬そのものではなく収益混合比率の換算値。2026年上期は継続売上7.67億円、機器売上4.03億円と別開示されている。

リスクと懸念

中国一社からの電池モジュール調達

2025年有報は電池モジュールの全量を中国の一社から輸入すると明記する。調達条件の変更、品質問題、輸出規制、米ドル建て原価の上昇が同時に起きると、顧客との契約価格を変えられない受注生産では損失を被る。代替品の技術評価は進めているが、10年保守に耐える認証と実績まで含めた複線化が完了したわけではない。

補助金と受注残の現金化

顧客の系統用蓄電所投資は国や自治体の補助金、系統連系の工事日程、融資条件に左右される。正式受注でも納品・検収まで平均6~7か月を要し、事前に公表した見込み案件が売上と現金に変わる保証はない。2026年10月の48.54億円の受注にも以前の受注見込みに計上済みの分があり、新規需要として二重に数えてはいけない。

低価格システムによる堀の侵食

CATL、BYD、Sungrow、Teslaなどの大規模供給者が国内の施工企業と組み、系統認証や保守体制を整えると、国産組立ての差別化は細る。2035年の中立でもMWh当たり単価は2025年を下回ると見込む。ナトリウムイオンなど新たな電池化学系が台頭し、既存のLFP製品が時代遅れになる場合には数量と採算を同時に失う。

工場の稼働率、償却と外部委託

2025年には主力Mega Powerの組立てを三井造船特機エンジニアリングに委託していた。2027~2028年の自社製造ライン立上げは利益率向上の機会だが、技能確保や品質保証に失敗すれば納期と利益が同時に悪化する。既存設備の償却額は購入原価のままだが、高騰した建設費で更新すれば必要投資はそれを上回り、帳簿の利益ほど現金が残らない。

借入制約と前受金の錯覚

2025年末の顧客向け契約負債は91.53億円であり、前受金に支えられた営業キャッシュフローを自由な現金と考えるのは危険だ。自己資本比率は約24%で、設備投資、売掛金、在庫の増加に新たな資金が要る。金融機関の財務制限条項や金利上昇が重なれば、新株発行による既存株主の希薄化、投資縮小、あるいは受注機会の放棄につながる。

電力制度と充電設備の低稼働

需給調整市場の一次調整力の応札価格上限が下がれば、蓄電所の想定収益が減り、導入案件も鈍る。電力事業の収入には継続運用と電力小売、設備販売が混在するため、売上だけでは利益の質を判断しにくい。EVCS事業も日本のEV普及ペースが想定を下回れば、設備稼働率が上がらず、本業の利益を食う状態が長引く。

長期製品保証、希薄化と資本配分

一部の蓄電システムでは最長20年の容量保証などの責任を負う。セル供給者からの保証がこれより短い部分は自社の負担になり、製品不具合や火災が起きると長期の収益を一度に失い得る。潜在株式による約一割強の持分希薄化も無視できない。大型買収や新規事業に進出する際には、増分投資が資本コストを上回ることを確認する必要がある。

今後の分かれ目

2026年通期に売上400億円、営業利益20億円以上が検収実績で確定し、2027年の売上680~720億円が実現したら
受注の収益化と本社費吸収の実績として評価し、黒字定着に関する悲観確率を引き下げる。ただし短期の納入集中だけで2035年の高利益率を保証しないため、受注増加率と翌年の継続性も確認する。
2028~2030年に大型BESSの実出荷が年5GWhを超え、部門利益率が20%以上で続いたら
新工場の投資効率と国内外での価格維持力に裏付けが生まれるため、BESSの長期数量と利益率を上方修正する。受注発表ではなく検収容量と営業キャッシュフローで判定する。
電池モジュールの第二調達先が認証・量産され、主要機種の製造原価率が構造的に低下したら
単一供給者への依存が弱まり、価格下落への耐久力が高まる。供給価格と品質保証の実績を確認した後に、堀と悲観確率の見方を改善する。
国内系統用蓄電池の新規市場が2030年に年間7GWh未満となり、補助金採択後の失注や延期が増えたら
国内需要そのものが会社試算の下限を割ったと判定し、2035年の出荷数量と工場稼働率を下げる。固定費は数量に比例して減らないため、利益率も連動して下方修正する。
電力運用受託が2029年に500MWを超え、継続売上が増えても調整力取引の粗利率が維持されたら
電力事業を設備販売の付録ではなく独立した収益源と認める。売上に混在する電力小売・機器売上を分解し、継続契約の実際の収益率から長期価値を加算する。
北海道工場の稼働が再延期される、または新工場の稼働率が50%に届かない状態が長く続いたら
増産能力そのものが価値を生まない可能性が高まる。共通費、償却、運転資金の見積りを引き上げ、低いROEとやや悲観の確率を重く見る。
新株予約権の未行使残高が増加するか、資金繰りのため大きな公募増資・第三者割当が行われたら
会社全体の売上計画を変えなくても既存株主の取り分を再計算する。調達額が将来の高ROIC投資につながるかも併せて点検し、単なる希薄化と成長投資を混同しない。

見ておくもの

  • BESSの四半期別の検収・引渡し容量MWh、正式受注額、受注見込みとの差と翌期繰越
  • システム販売単価(円/kWh)とBESS部門営業利益率、セル・モジュールの仕入先分散
  • 2026年売上400億円・営業利益20~25億円、2027年売上680~720億円の達成状況
  • 岡山増設ラインと北海道工場の稼働開始、実効GWh能力・稼働率・償却費
  • 2026年10月時点の設置済み111拠点と設置・受注計190拠点のうち実際に検収された容量
  • 電力運用受託MWと契約継続売上の粗利、需給調整市場の価格上限改定
  • 営業CFから顧客前受金増分を除いた現金創出、運転資本・契約負債・金利
  • 株主資本・新株予約権未行使株式数・追加増資と一株当たり既存株主持分
  • 競合の国内系統用蓄電池実納入シェアと大型案件の入札価格
  • 長期保証引当金、製品事故、第三者認証、稼働後の保守契約更新率

倍率と資本コストの決め方

2025年の三事業の実績から数量と単価を組み立て、2035年中立のBESS6GWhは国内4.2・輸出1.8GWhとした。セル価格下落により単価はCPI3%に逆行して低下させ、全社費用は41.58億円から95億円に増やす。既存設備の償却は取得原価を維持し、新規設備分のみ上乗せする。

倍率は株価や過去の市場PERではなく、k9.25%、g2%、弱い堀のRONIC式で決め、中立のPER11.368倍はその上限である。添付factsの純現金52億円と有報の現預金74.54億円・借入67.50億円の差には定義差があり、前受金91.53億円もあるため余剰現金を加えない。悲観のPBRは2035年自己資本でなく現在の62.3億円に掛ける。悲観では新工場・運転資金・撤退保証費用により2025年の純現金52億円が2035年に16億円へ減ると推定し、床が現在の純現金と逆転する理由と36億円の資金使途をfloor_assets_whyに明示した。

AIエージェント代替の人月・席課金型は三事業とも非該当であり、新リース会計基準による表示変更は企業価値の変化とみなさない。

資本コスト 9.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5% + 上乗せ 1.0%。

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やや割安(年 +10.5%) やや割安 小糸製作所7276 自動車ランプで世界シェア首位、強気の自社株買いは光るが、10年で測った本質価値はほぼ今の値段 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +14.3%) やや割安 ニレコ6863 製鉄・フィルム制御の顧客基盤と特殊光学に堀があり、設備投資後の実行リスクを見ても長期価値は現時価総額を上回る 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 エスペック6859 環境試験器で世界の2強に入る堅実な会社だが、利益率は1割前後で、10年後の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 星和電機6748 道路情報板と防爆照明で稼ぐ京都の堅実メーカー。資本をためすぎて自己資本利益率は6%台。10年で測ると今の値段はほぼ適正で、下値は固い 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 エレコム6750 PC・スマホ周辺機器の国内大手。稼ぐ力は堅いが、10年で測る本質価値は今の時価総額を1割半ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 +23.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 フェローテック6890 半導体の消耗部材と光通信の温調部品で稼ぎは急伸。だが投資の重さと薄い利益率が値段を縛る 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +12.2%) やや割安 オリジン6513 電源・塗料・クラッチの小さな老舗。本業は資本コストに遠く届かず、値打ちの半分は持っている株にある 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 シライ電子工業6658 滋賀と中国で作る汎用の基板メーカー。利益は大きく振れるが、溜まる現金の分だけやや割安 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 アドテック プラズマ テクノロジー6668 AI投資の追い風は本物だが、顧客が偏る小さな専業の利益率は10年もたない。やや割高とみる 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 北陸電気工業6989 車載向け抵抗器・センサの中堅。貴金属高で利益は谷にあり、純資産の7割の値段はやや割安 本質価値との差 +20.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 アイホン6718 国内インターホンの首位。厚い純現金と薄い資本効率が綱引きし、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +20.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 新電元工業6844 二輪車の電装品で稼ぐホンダ系の部品会社。利益が薄く景気で振れるため、10年後の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 ニチコン6996 AIサーバー向けの値上げと増産で利益は戻る。ただし市況に乗る部品会社で、10年先まで高く見積もるのは危うい 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 株式会社図研6947 国内首位級の設計ソフトは堅い商売だが、AIが席数課金を揺らす不安が残り、10年後の価値は今の値段の周辺にとどまる 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 寺崎電気産業6637 船の電気の頭脳で世界の上位に立つ堅実な中堅。受注残は厚いが、造船の波と中国勢が利益の天井を決める 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 デンヨー6517 可搬形発電機で国内首位級の堅実な会社だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、割安とは言えない 本質価値との差 +18.3% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 スタンレー電気6923 ホンダ頼みの車載灯火に買収も加わるが、ROE 9% 前後の稼ぐ力では今の時価総額とほぼ釣り合う水準 本質価値との差 +17.2% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 オプテックスグループ6914 防犯センサーで世界首位級の質は本物だが、IA の景気の波と倍率の薄れを見ると、10 年先の価値は今の値段を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +16.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 正興電機製作所6653 九州電力が最大の客の地場の制御・受変電メーカー。足元の特需を差し引いた実力が分かれ目 本質価値との差 +16.4% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 テクノメディカ6678 国内シェア 9 割の採血管準備装置。純現金が時価総額の 7 割あり、還元も厚い 本質価値との差 +15.7% · 10 年 やや割安(年 +13.1%) やや割安 リーダー電子6867 放送局向け波形モニターの世界2位。技術は本物だが利益が薄く、強みは現金の厚さにとどまる 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 ミネベアミツミ6479 ミニチュアベアリング世界シェア6割の堀は深いが、売上の8割は中国勢や自動車メーカーとの値下げ競争にさらされ、本質価値は今の値段を2割ほど下回る「やや割高」 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 サンコー6964 車の配線部品などを作る精密プレスの小さな専業。電動化は追い風だが、顧客は 2 社に偏り、親会社が現金を握る 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 日立製作所6501 電力インフラとLumadaの二本柱は本物だが、株価はInspire 2027の上振れをかなり先取りしている 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 大井電気6822 電力と通信の網を裏で支える横浜の機器と工事の会社。スマートメーターの波を割り引いても、今の値段は利益に比べて安い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +14.7%) やや割安 エスケーエレクトロニクス6677 ディスプレイ用の大型フォトマスク専業。中国勢の追い上げと重い設備投資が、割安さを削る 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 バッファロー6676 国内首位のネットワーク機器とストレージを持つ周辺機器会社。縮む市場の首位で、利益の山は長く続かない 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 株式会社ワコム6727 電子ペン技術で稼ぐ会社。スマホ大手への依存と中国勢の値下げが重く、利益で測った本質価値は今の値段をわずかに下回る 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 日東工業6651 配電盤とキャビネットで国内首位級の堅い会社だが、利益は値上げに頼る面が大きく、10年の価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 エノモト6928 精密金型と顧客認定は堀になるが、稼働率と設備更新の重さを考えると、現在の時価総額はおおむね妥当だ 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) 適正 山一電機6941 AI半導体の検査とデータセンター配線の追い風で利益は急増。ただし山と谷の大きい部品屋で、今の値段は山の利益を織り込みすぎている 本質価値との差 +10.0% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 テラプローブ6627 AI向けテストの需要は本物だが、設備の重さと親会社の支配を考えると、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 横河電機6841 石油・ガス・LNGプラント向けDCS世界ビッグ6の一角。純現金で財務は健全だが、今のPER19倍はROE11%に見合わない 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 東芝テック6588 国内レジ首位でも利益が薄い小売機器・複合機の会社。10年の本質価値は今の値段をやや下回る(やや割高) 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 日本航空電子工業6807 京セラが 3 分の 1 を持つコネクタ専業。利益率は 4% まで落ち、元の 7% への回復が遅れる分だけ今の値段は重い 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 日置電機6866 電気を測る専業の優良企業。電池とデータセンターの追い風は本物だが、利益は山に近く、10 年で見ると今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大同信号6743 鉄道の安全を守る堅い会社だが、顧客が偏り、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 TDK6762 HDDヘッド事業の売却観測とAIデータセンター需要が重なるTDK。稼ぎを電池に頼る構造は変わらず、ROE1割前後では今の値段を支えきれない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 三菱電機6503 品質不正からの回復とFA・防衛特需で大きく再評価された。利益で測ると、本質価値は今の値段を1割弱下回る(適正) 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 浜松ホトニクス6965 光センサーの世界的な老舗だが、いまの値段は利益の回復を何年も先取りしている 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アズビル6845 国内ビル空調制御で七割のシェアを握るが、今の値段は十年先の高成長を映し込みすぎている 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ソニーグループ6758 ゲーム・音楽・映像のIPとイメージセンサーの複合体。資本コスト7.0%と名目の成長で測ると、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 松尾電機6969 車載のマイクロヒューズで高い利益率を持つが、本業のタンタルは薄利で、台湾の親会社が4割を握る。今の値段はほぼ見合っている 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 日本光電工業6849 病院の全部門に製品を納める国内の雄。海外は伸びるが利益率が低く、10年で見ると今の値段は割高に傾く 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 チノー6850 温度センサで稼ぐ堅実な計測機器メーカー。純現金は厚いが利益の伸びは物価並みで、本質価値は今の値段を2割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 東洋電機6655 春日井の配電盤とエレベーター用センサーの会社。強い製品はあるが全社の稼ぎは薄く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 東洋電機製造6505 鉄道車両の駆動装置で知られる老舗。利益が急に戻った直後の今、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 TOA株式会社6809 国内の非常用放送で首位の音響会社。純現金は厚く、利益で測ると今の値段はほぼ妥当(適正)。 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ジーエス・ユアサ コーポレーション6674 車の電池で国内首位級、蓄電設備の伸びは本物だが、資金を食う成長が利益率を押さえ今の値段には重い 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 名古屋電機工業6797 道路情報板の専門メーカーで純現金も厚いが、直近の原価増で利益が崩れ、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本トリム6788 整水器の国内首位に、インドネシアの水と細胞バンクを足した会社。現金は厚いが、計画の伸びは先走りで、値段は割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 象印マホービン7965 炊飯器ブランドと厚い純現金を持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。10年先の本質価値は今の時価総額を1〜2割下回る(やや割高) 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヘリオス テクノ ホールディング6927 液晶パネル工場向けの印刷機と光源で稼ぐ小さな会社。時価総額の 7 割が現金だが、利益は液晶の投資しだいで、10 年の価値はやや割高とみる 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 三相電機6518 半導体の製造装置向けのポンプで利益が戻った姫路の部品会社。伸びはあるが装置の会社に値段を握られ、ROEは資本コストに届かない 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 セイコーエプソン6724 大容量インクタンクで世界No.1も、プロジェクターはAnkerに押され、ROE10%の中計実現が分かれ目 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 ヒロセ電機6806 精密コネクタの世界大手。車載とAI関連へ広げても、資本コストを少し超える程度のROEでは、今の利益の24倍という値段は重い 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 鈴木6785 2026/06 期は山の年とみる。増産投資の回収が見えるまで、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 マクセル6810 小型電池が柱の電機メーカー。利益率は薄く、資本コストを稼ぎ切れない。本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 日本信号6741 列車の安全を握る堅い会社だが、過去最高の利益率が続く前提の値段で、10年で見ると割高に傾く 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本電子6951 電子顕微鏡とマスク描画の二本柱。堀は本物だが利益の山が高く、10 年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 マブチモーター6592 ミラー用モーターで世界シェア8割超、現金は時価総額の3割。財務は鉄壁だが、物価並みにしか伸びない利益に今の値段はやや先走りだ 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 フクダ電子6960 心電計の国内首位級で、在宅医療の継続収入と厚い純現金が強み。利益は伸びても実質では横ばいに近い 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 富士通6702 ハード事業の縮小を終えつつあるITサービス会社。利益で測ると、本質価値は今の値段を2割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 ケル6919 精密コネクタの専業で、無借金・純現金は時価総額の4割。ただし利益は谷で配当が利益を上回り、10年で測るとやや割高 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本電気(NEC)6701 ITサービス一本足の富士通と違い、防衛・海底ケーブルという官需インフラの柱を持つ会社。AI実需化と防衛予算増が分かれ目 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 シャープ6753 家電・PC・液晶を抱える低採算の複合体。資本コスト9.5%で測ると稼ぐ力が足りず、本質価値は今の時価総額の半分前後(割高) 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 三社電機製作所6882 稼ぎ頭の電源機器と赤字のパワー半導体が同居する会社。現金は厚いが、利益は株主に届きにくい 本質価値との差 −4.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 株式会社東光高岳6617 東京電力が親で最大の客。品質不正から立ち直る途上で、高い利益率が続くかが分かれ目 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 エブレン6599 装置の頭脳を収める箱と配線の板を顧客ごとに作る小さな専業。稼ぎは堅いが現金が眠り、割高とみる 本質価値との差 −5.5% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 共和電業6853 国産ひずみ計測の老舗。財務は堅いが利幅の戻りは遅く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 コニカミノルタ4902 複合機の縮みを半導体向け光学部品などで埋められるかが勝負。稼ぐ力に見合う本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 日本フェンオール6870 防災機器の小さな老舗で、財務は堅いが資本効率が低く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ホーチキ6745 国内二番手の火災報知専業。事業は堅いが、最高益の利益率が続く前提の値段で、安全域は薄い 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 株式会社明電舎6508 電力インフラと保守の稼ぐ力は本物だが、利益が倍になっても今の値段には届かない 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 芝浦メカトロニクス6590 AIパッケージの波に乗る小さな装置メーカー。足元の好調は織り込み済みで、10年では割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 富士電機6504 データセンター電源とSiCの伸びは本物だが、三菱電機・日立と同じ「電力テーマの先取り」がすでに株価に乗っている 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) やや割高 三井ハイテック6966 世界首位級のモーターコアだが、稼ぐ力はまだ資本コスト並み。10 年で見ても今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 京セラ6971 KDDI株と純現金で時価総額の3割弱を持つが、本業のROEは資本コストに届かず、今の値段は改善への期待を強く映している 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 日本ケミコン6997 AIサーバー向けで利益は戻るが、資本コスト10%台に届く稼ぎは未知数。種類株の重みもあり本質価値は今を下回る 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +9.6%) やや割高 アバールデータ6918 半導体装置の制御部を請け負う小さな会社。谷は抜けたが、顧客頼みで稼ぐ力に上限がある 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 日本シイエムケイ6958 車載向けビルドアップ基板で世界首位級だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +8.8%) やや割高 カシオ計算機6952 稼ぎの大半を腕時計が担う、純現金の厚い会社。流行頼みの堀に対し、今の値段は本質価値を 3 割ほど上回る「やや割高」 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ニデック6594 会計不正と巨額減損で信用を落としたニデック。データセンター冷却と精密モーターの実力が、本質価値を決める 本質価値との差 −12.7% · 10 年 やや割高(年 +10.3%) やや割高 株式会社エンプラス6961 AI向けバーンインソケットで稼ぐ樹脂精密部品の会社。半導体の山の利益を前提にした今の値段は、10年の稼ぐ力を上回る 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 テクノホライゾン6629 教育ICTの電子黒板とFA機器の複合メーカー。前期の利益は営業外で膨らんだ山で、値段はやや割高 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 山洋電気6516 冷却ファンの稼ぐ力は本物だが、AI需要の山を前提にした利益は10年先では薄まる。純現金と還元の転換が価値の床を支える 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 京三製作所6742 国内信号の堅い更新需要は本物だが、利益率が薄く資本コストに届かない。今の値段は計画の達成を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ブラザー工業6448 複合機消耗品の衰退を工作機械・産業用印刷の拡大で補う転換点の会社。ローランドDG断念の規律が本質を示す 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トレックス・セミコンダクター6616 小粒の電源ICとパワー半導体の受託製造で、利益の波が深い。中計の利益率は過去の山の水準で、そのまま信じにくい 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 コーセル6905 純現金は厚いが、本業は赤字。ROE 5%の電源屋に、10年の筋書きは厳しい 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 東亜ディーケーケー6848 水質計の老舗。厚い現金と保守収入が支えだが、稼ぐ力は細り、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −16.2% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 中央製作所6846 名古屋の電源・めっき装置メーカー。資産は時価総額の2倍あるが稼ぐ力が薄く、割安とまでは言えない 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 日本電子材料6855 HBM向けプローブカードで利益が跳ねた。だが、この山が10年続くと見るには値段が先を行きすぎる 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 EIZO6737 医療と防衛で強いモニター専業。本業の稼ぎは細く、時価総額の半分近くを持ち株と現金が占める。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 アンリツ6754 光通信と6Gの追い風は本物だが、景気で利益が大きく振れる計測器会社に、今の値段はその好況の長続きまで織り込んでいる 本質価値との差 −16.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 森尾電機6647 鉄道車両の運転台と電源の機器を作る老舗。米国の地下鉄案件で利益は過去最高だが、山は数年で引く。今の値段は割高 本質価値との差 −17.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 日本アビオニクス6946 防衛装備の更新を支える技術と厚い受注残は魅力だが、現金化の遅れと高い期待を考えると株価はやや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 アルチザネットワークス6778 携帯の基地局を試す装置と試験の受託の会社。手元の純現金は時価総額に近いが、事業の稼ぎは小さく、現金も眠ったまま。10 年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ヨコオ6800 半導体検査の伸びは本物だが、売上の6割を占める車載が重く、今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ユビテック6662 飲酒運転と熱中症の対策の義務化で IoT は伸びるが、小さな規模と親子上場が価値を縛る 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 指月電機製作所6994 電力機器が利益の4分の3を稼ぐ部品メーカー。稼ぐ力は資本コスト並みで、本質価値は今の値段を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社ダイヘン6622 電力インフラの追い風は本物だが、稼ぐ力に比べて今の値段は先走りすぎている 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 不二電機工業6654 配電盤の端子台で食べてきた堅実な小企業。現金は時価総額の 7 割に迫るが、稼ぐ力が細く、その現金が株主に戻る道も細い 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 東京コスモス電機6772 利益率 2 割の可変抵抗器を持つが全社は薄い。配当性向 100% の会社で、値段はほぼ中立どおり 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +8.7%) やや割高 双葉電子工業6986 現金と持ち合い株が時価総額を上回るが、本業は 7 年連続の営業赤字。資産が株主に届くかが焦点 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 帝国通信工業6763 車載・カメラ向けの操作部品とセンサの会社。財務は強いがROEは4%台で資本コストに届かず、新本社への投資も重い。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −20.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 京写6837 片面の基板で量は世界最大級。だが値段を決められず、稼ぎは資本コストに届かない。割高 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 リコー7752 複合機消耗品の縮小を低採算のデジタルサービスで埋める転換期。ROEは資本コスト未満で、今の値段はやや先回りしすぎている 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 小野測器6858 回転と音を測る老舗だが、エンジン試験の縮みを電動車の評価で埋めきれず、資本の稼ぎは薄い 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タムラ製作所6768 データセンター向け電源部品で最高益へ向かうが、ROE は資本コストに届かず、今の値段は先の好調まで織り込んでいる 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 NKKスイッチズ6943 放送卓や特殊車両の押しボタンで世界に名が通るが、利益率は3%前後。現金は厚いが、帳簿の安さほどの価値はない 本質価値との差 −22.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本タングステン6998 超硬とタングステン加工の中堅。原料高の追い風は一時的で、稼ぐ力に比べて今の時価総額は重い 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 古野電気6814 世界の船の目となる機器の首位級。過去最高益は造船ブームの山にあり、利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 エヌエフホールディングス6864 微小な信号と電源を測る・つくる専門メーカー。現金は厚いが、規模が小さく今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 −23.5% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ソシオネクスト6526 カスタム SoC の設計請負で稼ぐファブレス。AI 向けの量産が立ち上がる前の今は、先取りしすぎた値段だ 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 IDEC6652 安全スイッチに強い堅実な中堅。中計の利益率 13% は届きにくく、今の値段は先の好調を織り込みすぎている 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ティアック6803 高級オーディオと業務用機器のニッチ企業。足元の利益は一時の項目に支えられ、稼ぎが資本コストに届かず、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 東京エレクトロン8035 AI投資で稼ぐ力は本物だが、今の株価はすでに強気の先の先まで映している 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 santec Holdings株式会社6777 AI向け光通信の試験・部品で稼ぐ小さな光学メーカー。利益の質は良いが、稼ぎが好況の頂に近く、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 アクセル6730 パチンコ機向け画像LSIの小さな専業。足元は価格適正化で好調だが、市場が細り続ける。手元の現金を除くと割高 本質価値との差 −27.0% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 シリウスビジョン6276 印刷の検査機の再建途上、現金は厚いが稼ぐ力は薄い 本質価値との差 −27.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 能美防災6744 防災の二大手で、堅い内需の優良企業。ただし最高益の利益率が続く前提の値段 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 フォスター電機6794 車載スピーカ世界大手。アクティビストが入り資本効率は改善に向かうが、10年の稼ぐ力に見合う値段は今より低い 本質価値との差 −28.0% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 CGSホールディングス6633 金型用 CAD/CAM で国内 2 位。時価総額は純現金とほぼ同じだが、現金の多くは事業に張り付き、AI が席課金型の寿命を縮める。10 年の価値は今の半分ほど 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 オムロン6645 制御機器の在庫調整は一巡したが、ヘルスケアは中国品との価格競争、構造改革でROEは当面一桁台にとどまる 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 OSGコーポレーション6757 浄水器のカートリッジ交換が稼ぎの柱。食パンと総菜の寄り道が利益を削り、配当は利益を超えて払い続けている 本質価値との差 −29.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 安川電機6506 サーボ・インバータが利益の柱でロボットは薄利・中国依存、ROE7.3%に対し今のPER32倍は見合わない 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 沖電気工業6703 官公庁・金融向けの堅い事業に、縮む ATM とプリンターの重しが付く会社。利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 イリソ電子工業6908 車載コネクターの堅実な会社だが、品質データの不正で利益の質が傷つき、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +7.2%) 割高 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス6699 点火コイルは電動化で縮む側。パワコンと空調向け電源が支えるが、借入が重く、株主の取り分はほとんど残らない 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +5.2%) 割高 アイコム6820 現金が時価総額の5割に達する無線機メーカー。事業の稼ぐ力に対して資本が厚く、利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 アルバック6728 真空技術の老舗で半導体へ重心を移す途上だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、値段は回復を先取りしている 本質価値との差 −33.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 AIメカテック6227 AI向け後工程装置で利益が急伸したが、頼りは少数の大口顧客の投資。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 ウシオ電機6925 光源と露光装置の確かな技術はあるが、利益の薄い会社に AI 基板の夢まで上乗せした値段 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 ミナトホールディングス6862 産業用メモリーの加工・商社。市況が押し上げた好況の利益は続かず、10年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 PHCホールディングス6523 血糖測定の稼ぎが細るうえ借金が重く、10年先の利益は今の値段を支えきれない。やや割高 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +5.4%) 割高 日本電波工業6779 AI向け発振器で業績は急回復中だが、売上が10年停滞した薄利の水晶専業。10年の稼ぐ力に照らすと値段は先走りすぎ 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 シンフォニアテクノロジー6507 半導体搬送と防衛の追い風は本物だが、景気で振れる中堅メーカーに今の値段は高い 本質価値との差 −37.3% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 太洋テクノレックス6663 曲げられる配線板の試作が本業の小さな工場。利益は薄く、資産に比べて稼ぐ力が足りない 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 大日光・エンジニアリング6635 カメラ大手向けの基板実装とレンズ組立の受託。利益率は2%に届かず借金も重く、割高とみる 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 堀場製作所6856 半導体MFC世界シェア6割・排ガス計測8割だが、PER27倍はROE10.7%に見合わず、EV化とバイオ不振が重荷 本質価値との差 −38.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ダブル・スコープ6619 価値の芯は韓国の WCP の持分だけ。借金を引くと残りは薄く、赤字の本体が持分を食う 本質価値との差 −39.3% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 日本マイクロニクス6871 DRAMのプローブカードで首位。だが一本足の循環株に、今の値段は先の先まで織り込みすぎだ 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 池上通信機6771 放送局のカメラと監視・医療・検査の映像機器の老舗。技術はあるが稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −41.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 KOA6999 抵抗器の老舗。AIと車載で利益は戻るが、10年で測る稼ぐ力は今の値段に届かない 本質価値との差 −41.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 サクサ6675 土地を売って、貸し地代を手放し、手元に現金が積み上がった通信機器メーカー。現金の戻り方は約束された。本業の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −42.8% · 10 年 割高(年 +4.9%) 割高 SMK6798 車載に軸足を移す途上のコネクタ・リモコンメーカー。利益の戻りが遅く、今の値段は高い 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ファナック6954 CNC・ロボット世界首位の無借金企業だが、中国系メーカーの台頭と今のPER33倍はROE8.9%に見合わない 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 キーエンス6861 無借金・直販の圧倒的な収益力は本物だが、中国依存と高い倍率の持続力が10年後の本質価値を左右する 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 シスメックス6869 血球計数で世界首位も、中国の集中購買で稼ぐ力が急低下。資本コスト7.5%で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 電気興業6706 基地局アンテナと高周波の技術屋。稼ぐ力が弱く、棚卸資産の会計に疑義が出ている 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 大真空6962 水晶の世界大手だが、薄い利益に重い借金。新型のArkhが実を結ぶまで、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 パナソニックホールディングス6752 家電・空調・配線・電子部品・車載電池・B2Bソリューションの複合体。構造改革は進行中で、今の値段は改革の成功をかなり先取りしている 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 KOKUSAI ELECTRIC6525 バッチALDで世界シェア7割・東京エレクトロンと二社寡占。AI需要は本物だが、今の株価は中立の10年先をもう織り込んでいる 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 日清紡ホールディングス3105 日清紡HDは無線・通信が稼ぎ頭の会社に変わりつつあるが、稼ぐ力の弱さと不動産の先細りが10年の価値を押し下げる 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 ヤーマン6630 美顔器のヒットで膨らみ、中国の規制でしぼんだ会社。現金は厚いが、計画の回復は先走りで、値段は割高 本質価値との差 −47.3% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 村田製作所6981 MLCC世界シェア4割、AIサーバー・車載電動化が追い風だが、ROE1割強の本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −47.4% · 10 年 割高(年 −0.6%) 割高 メイコー6787 車載基板の首位級が AI・衛星向けに 2,100 億円を投じる賭け。成長は本物だが、借金と循環を負った値段は高い 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 サン電子6736 利益の大半は米上場Cellebrite株の持分から来る。10年後を利益で測ると、本質価値は今の時価総額を半分ほど下回る(割高) 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 太陽誘電6976 コンデンサ世界3位。AIサーバー需要で株価は1年で8倍になったが、利益率とROEの低さを映すと、今の値段は積みすぎ 本質価値との差 −49.6% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 株式会社シキノハイテック6614 半導体の検査装置と LSI 設計受託の小さな会社。利益が出ていない今の値段は、先の成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 キオクシアホールディングス285A NANDの需要増と先端技術は確かでも、設備投資と価格循環を差し引くと足元の時価総額には安全域が乏しく、長期では割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 湖北工業6524 海底ケーブル用光部品と電解コンデンサ用リード端子で世界首位。事業は強いが、今の値段は好況の利益が続く前提で、本質価値の2倍を大きく超える 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 FDK6955 富士通から台湾の SILITECH へ親会社が替わった電池メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、10年では割高と見る 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 HPCシステムズ6597 138億円の大口受注は魅力的だが、借入金と案件集中の危うさを考えると、今の時価総額118億円には安全域が乏しい 本質価値との差 −51.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 ローム6963 SiC減損からの復活途上。EV減速と中国の値下げの中で東芝・三菱電機との連合がもうひとつの本質価値を左右する 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 アオイ電子6832 後工程受託の老舗が、自己資本に迫る400億円規模を先端パッケージに賭ける。当たっても倍率は伸びず、割高と見る 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 イビデン4062 AI 向け基板の主役だが、今の値段は世界の AI 個数が 8 倍・シェア 4 割台維持という楽観の先まで織り込む 本質価値との差 −52.7% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 バルミューダ6612 体験を売る家電ブランドには価値が残るが、再黒字化と借入更新の不確実性に対して現在の評価は高い 本質価値との差 −53.5% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 レーザーテック6920 EUVマスク検査を世界独占する一点突破の優良企業、株価は独占の継続を前提に組まれている 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 アドバンテスト6857 HBM・AIテストの覇者だが、株価はすでに10年分の超成長を前払いしている 本質価値との差 −56.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 ルネサスエレクトロニクス6723 車載マイコン世界首位の座は競合に奪われたが、AIインフラとAltiumの組み合わせが次の10年の本質価値を決める 本質価値との差 −58.4% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ジオマテック株式会社6907 ディスプレイと半導体向けの薄膜加工。9 期の赤字から戻ったが、山谷が激しく客先も偏る。今の値段は回復の続きを織り込みすぎで、割高と見る 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 インスペック6656 AI 向けパッケージ基板の検査装置を手がける秋田の小さな装置会社。技術は本物だが、受注の山谷が深く、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 原田工業6904 車載アンテナの専業。足元の利益は戻ったが、税と金利を引くと残る利益は薄く、今の値段は回復を先取りしすぎている 本質価値との差 −64.5% · 10 年 割高(年 −2.7%) 割高 精工技研6834 AI向け光コネクタの設備特需で稼ぐ会社。ただ利益の多くは山の上で、今の値段は先を織り込みすぎだ 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 リバーエレテック6666 超小型の水晶部品の専業。新製品に夢はあるが、12年の大半が赤字で借金も重い。今の値段は会社の計画の達成をほぼ織り込む 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ザインエレクトロニクス6769 高速伝送チップの小さな設計会社。現金は厚いが本業は赤字が続き、時価総額は現金を上回る分だけ割高に見える 本質価値との差 −66.7% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 岡谷電機産業6926 ノイズ対策部品の老舗だが2期続けて17億円の営業赤字。立て直しても資本コストに届く稼ぎは見えず、今の値段は高い 本質価値との差 −66.8% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 ユー・エム・シー・エレクトロニクス6615 1,000 億円を作って利益は 1% 台。重い借入と優先株の下で、普通株の取り分は薄く割高だ 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 アスタリスク6522 RFIDによる省人化には成長余地があるが、赤字の長期化と希薄化を考えると、現在の時価総額には十分な安全域がない 本質価値との差 −69.6% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 オキサイド6521 主力の結晶は堅調でも、赤字と借入が重く、今の時価総額は黒字化の先まで織り込む 本質価値との差 −70.0% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 多摩川ホールディングス6838 高周波部品と売電の小さな会社。足元の増益は評価益が大半で、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高いとみる 本質価値との差 −72.5% · 10 年 割高(年 −5.0%) 割高 トラース・オン・プロダクト6696 CELDISの導入実績と現場DXには伸びしろがあるが、赤字の長さと希薄化を考えると、現在の時価総額に見合う利益の再現性はまだない 本質価値との差 −75.4% · 10 年 割高(年 −5.9%) 割高 オプトエレクトロニクス6664 小さなバーコード読み取り機の老舗。エイサーの傘下で出直すが、赤字が続き稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −5.5%) 割高 トミタ電機6898 鳥取のフェライトコアの小さな会社。現金と土地は厚いが本業は10年余り赤字がちで、今の値段は稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −84.2% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 QDレーザ6613 量子ドットレーザは本物の技術だが、売上14億円の会社に800億円超の値は、まだ来ない成功を先に払いすぎている 本質価値との差 −86.8% · 10 年 割高(年 −11.8%) 割高 TBグループ6775 LED 表示機と電子レジの小さなメーカー。19 期連続の営業赤字で、稼ぐ力は時価総額の裏づけにならない 本質価値との差 −87.7% · 10 年 割高(年 −9.8%) 割高 ぷらっとホーム6836 Linuxの小型サーバーで細く稼ぐ老舗。18期続いた赤字をやっと抜けた段階で、今の時価総額は利益の200倍を超える 本質価値との差 −88.5% · 10 年 割高(年 −13.3%) 割高 ジャパンディスプレイ6740 12 期連続赤字の中小型パネル会社。いちごの新株予約権で株数が約 1.7 倍に増え、10 年後に既存株主へ残る取り分は今の時価総額に遠く届かない 本質価値との差 −93.4% · 10 年 割高(年 −14.3%) 割高 大黒屋ホールディングス6993 ブランド品の買取と質屋の老舗。ファンド傘下で再建に入ったが、10年の稼ぐ力で測ると本質価値は今の時価総額を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −93.5% · 10 年 割高(年 −16.3%) 割高 JNグループ6634 暗号資産の取引所と消耗品の卸、電子書籍を束ねた小さな持株会社。赤字と借金が重く、今の値段は事業の稼ぎでは説明できない 本質価値との差 −96.4% · 10 年 割高(年 −19.7%) 割高 ウインテスト6721 売上4億円に対し赤字12億円、資金は新株の発行頼みの半導体検査装置会社。時価総額116億円は事業の実績から大きく離れている 本質価値との差 −99.5% · 10 年 割高(年 −33.8%)

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  1. パワーエックス 2025年12月期 有価証券報告書・EDINET原文テキスト(事業区分、販売先、単一調達先、前受金、BS)
  2. パワーエックス 2026年12月期 第2四半期決算説明資料(2026年8月13日、事業別採算、2027年数値、2030年目標、市場・工場能力)
  3. パワーエックス 2026年10月16日 定置用蓄電システム受注と累計設置拠点数の開示
  4. パワーエックス 2026年8月13日 蓄電システム生産計画の変更・工場稼働時期

分析日 2026-10-23