株譜
AI 銘柄分析 · 電気機器 · 試作

山一電機 6941

AI半導体の検査とデータセンター配線の追い風で利益は急増。ただし山と谷の大きい部品屋で、今の値段は山の利益を織り込みすぎている

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)7,919 円1,462 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)7,600 円1,403 億円差 +4.2%
10 年後から見ると 適正 価値 7,919 円1,462 億円 · 差 +4.2% · 期待の年率 +7.2%
期待の年率リターン(10 年)+7.2%資本コスト比 −0.6 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

山一電機は、半導体を検査するソケットと、通信機器・データセンターで使う高速コネクタの会社だ。結論から言うと、事業の勢いは本物だが、今の値段は山の利益を長く続く前提で払っている。筆者は割高寄りと見る。

2026年3月期は売上527億円、営業利益116億円と過去最高だった。営業利益率は22%で、10年前の約9%から倍以上に上がった。けん引したのはコネクタ事業で、AIを含むデータセンター向けが大きく伸びた。

稼ぎの質には強みと弱みが同居する。強みは、検査ソケットが顧客の新型チップごとに設計し直す一品物で、一度採用されると入れ替えにくい点だ。弱みは、売上の約2割が米クアルコム1社に偏ることと、過去20年で赤字が5期あるほど利益の振れが大きいことだ。

10年後の中立は、売上が今の1.8倍、営業利益が1.5倍強にとどまる姿を描いた。利益率は今の22%から19%へ戻る。検査ソケットは韓国・台湾・中国の安い競合が、コネクタは米欧の大手が、それぞれ利幅を削りにくるからだ。

資本コストは7.75%と、同じ領域の村田製作所やヒロセ電機よりやや高い。小さい会社で顧客が偏り、半導体の循環を受けるためだ。この前提で本質価値を出すと、今の時価総額を一段下回る。強気の筋書きが実現して、ようやく今の値段に釣り合う。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、見たいのは10年後も稼ぐ事業かどうかだ。この会社の事業は、10年後も存在する。半導体は検査が要り、データセンターは配線が要る。だが、その事業が今の利益率を保てるかは別の話だ。

堀は顧客ごとの積み上げで、模倣しにくい独占ではない。検査ソケットは競合が多く、世界シェアは1割強にとどまる。顧客のクアルコム1社が売上の2割を占めるのも、持ち続けたいオーナーには気になる点だ。

良い点は、借金がなく現金があることと、経営が還元に前向きなことだ。利益が山を保てば、配当と自社株買いで株主に戻る。

気になるのは、今の利益率が過去最高の水準にある点だ。山の利益を長く続くものとして払うと、谷の年に大きく損をする。バリュー投資家は、谷の年の利益を基準に安全域を取る。

筆者は、事業としては好ましいが、この値段では安全域がないと見る。山の利益が少し長く続く前提で、ようやく今の値段に届く。もう少し冷静な値段になるまで、持つ理由は薄い。

何で稼ぐ会社か

稼ぎ頭は2本ある。テストソリューション(TS)とコネクタソリューション(CS)だ。2026年3月期の売上は、TSが264億円、CSが247億円。残りは光関連の15億円である。

TSは、完成した半導体チップを出荷前に検査するソケット(差し込み口)を売る。熱をかけて不良を洗い出すバーンイン用と、実機に近い条件で通電するSLT用がある。顧客は半導体メーカーと、検査を請け負う会社だ。スマートフォン用プロセッサーの最大手、米クアルコム向けが売上の2割を占める。フィリピンと国内の工場で作る。

CSは、通信基地局・ルーター・データセンターの機器内で信号を運ぶコネクタを作る。光トランシーバー用の400G・800G対応品が主力で、半導体製造装置や検査装置向けのニッチ品、車載カメラ用も持つ。2026年3月期は売上が3割増え、営業利益は3.6倍になった。

光関連は、スマホカメラ用の赤外線カットフィルタや医療機器向けの部品を扱う小さな事業だ。売上の3%にすぎず、全体の評価を動かさない。

研究開発費は年12億円と、売上の2%強。大きな投資で勝負する会社ではなく、顧客の仕様に合わせて作り込む会社である。

優良さと弱いところ

この会社の堀は、深いが広くない。顧客のチップに合わせて設計する検査ソケットは、採用が決まれば数年は入れ替わらない。ただし競合が多く、堀は顧客ごとの積み上げにとどまる。

TSの営業利益率は26%ほどあり、手間のかかる一品物にしては高い。コネクタは18%で、前の期の6%から跳ねた。AI向けの高速品は単価も高いが、今後は米欧の大手が同じ市場に増産で入ってくる。筆者は、今の利益率の一部は需要が逼迫した時の上積みだと見ている。

財務は堅い。純現金が141億円で、自己資本比率は74%ある。利益に対する利払いの負担はほぼゼロで、借金で傾く心配は小さい。

弱点は顧客の偏りだ。クアルコム向けが売上の2割を占め、同社のスマホ戦略が変われば山一の利益も動く。過去20年で赤字が5期あり、2009年3月期は営業利益率がマイナス13%まで落ちた。今の高収益は、この会社が経験してきた中で最良の水準にある。

資本の使い方は、ここ数年で改まった。前の中計までの控えめな投資から、増産に180億円を投じ、配当と自社株買いも積極的に出す方針に変わった。ただ、新しい計画は山の利益を前提にしている。その点は割り引いて見る必要がある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

検査ソケットの市場は、半導体の出荷数と、チップの複雑さで決まる。市場の大きさは、世界でおよそ2,300億円と筆者は推定している(調査会社の数字は定義が狭く、山一の売上より小さいため使えない)。Cohu、エンプラス、韓国のISCやLEENO、米スミス・インターコネクトなどが争い、山一は1割強を握る。

AIチップは大型でピン数が多く、検査の手間も増える。ソケット1個あたりの単価は上がり続ける。一方でスマホ向けは数量が伸びず、価格競争が強い。自動車の検査は、先送りされていた投資が戻るかどうかで動く。

コネクタの市場は、データセンターの通信量が毎年伸びるのに支えられる。通信速度は400Gから800G、1.6Tへ進み、そのたびに部品が入れ替わる。山一は光トランシーバー用で採用されているが、世界の高速コネクタはアンフェノール、モレックス、TE、ヒロセ電機といった大手の寡占が強い。山一はその周辺で伸びている会社だ。

半導体の装置・部品は、数年に一度の投資の山と谷を繰り返す。山一の過去の営業利益率も、10%台の年から2割の年、一桁の年まで動いた。今の22%は山の高さだ。10年の中立は、山と谷をならした姿として考える必要がある。

中国メーカーの成長も見逃せない。ソケットもコネクタも、国産化を進める中国の現地企業が低価格で入りやすい分野だ。

資本政策と M&A

資本の使い方は、ここ3年で大きく変わった。2023年に自社株の取得と消却を行い、その年の総還元性向は6割を超えた。2026年3月期の配当は前期より6割ほど増えた。新しい中計は配当性向30%を基本に、増配か維持しかしない累進配当を掲げ、余った資金は自社株買いか特別配当で返すとした。

一方で設備投資は3年で180億円を見込み、フィリピンと佐倉の工場を増強する。営業キャッシュフロー350億円、還元120億円、戦略投資50億円という配分だ。戦略投資の50億円は、買収や出資に使う余地がある。額は小さく、大型買収を急ぐ姿勢は見えない。

政策保有株は非上場株が2.6億円あるだけで、上場株は持たない。上場株の含み益はなく、現金以外に隠れた価値は見当たらない。

親会社や筆頭株主による支配は確認できなかった。時価総額が1,600億円と小さく、利益が急増して値が上がっているので、買収の標的になりうる。ただ過去の動きは確認できず、確率は書かない。

目標のROE18%は、今の20%近い水準を保つという意味だ。これは利益が山の水準を保つ前提で成り立つ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

AIの時代は、半導体の検査が増える一方になる。チップは大きく複雑になり、ソケットの単価も数も増える。山一は新型チップごとの設計に食い込んでおり、SLTの用途はスマホからパソコン、車載、ネットワークへ広がる。バーンインもAIサーバー用が立ち上がる。

コネクタは、データセンターの通信速度が400G、800G、1.6Tと進むたびに作り直しの需要が出る。山一はすでに光トランシーバー用で採用され、半導体製造装置向けのニッチ品も持つ。中計が掲げる営業利益150億円は、直近の116億円から見て無理のない水準で、2030年の200億円も届く。

財務は堅く、純現金があり、自社株買いも柔軟に出せる。営業利益率は2割を保ち、ROEは18%を超え続ける。小さくても、検査と配線の分野で強い地位を築いた会社だ。AIの設備投資は数年で終わる話ではなく、10年の長さで続くと見るべきだ。

山一の強みは、顧客の設計に深く入り込む姿勢にある。クアルコムのように世界の最先端のチップを作る顧客が売上の2割を占めるのは、開発の初期から一緒に作り込む力を認められているからだ。この関係は他社が簡単には崩せない。しかもAI向けの大型チップは、検査の時間も手間も増える。ソケットの数量が横ばいでも、単価が上がれば売上は伸びる。コネクタでも、光トランシーバーの高速化が進むほど、部品の要求水準は上がり、技術のある会社に注文が集まる。

慎重な見方

今の利益は、山の利益だ。営業利益率22%は過去20年で最高で、10年前は9%、2024年3月期は8%だった。AI向けの需要が一巡すれば、数字は簡単に戻る。

検査ソケットは競合が多い。韓国のISCやLEENO、米のCohuが激しく争い、中国勢の追い上げも続く。山一のシェアは1割強にすぎず、価格を決める力は弱い。クアルコム向けが売上の2割を占めるため、同社が調達先を変えれば業績は動く。

コネクタは、高速品でアンフェノールやモレックスなど世界の大手が増産に動いている。山一の利益率は18%まで上がったが、前の期は6%だった。金や銅の値上がりも費用を押し上げる。

前の中計は、累計で売上が目標の97%、営業利益が91%と未達だった。最終年だけ数字が伸びたのは、需要の波に乗っただけとも読める。新しい中計は、その山の水準を3年続ける前提で組まれている。

株価は、すでにこの強気の筋書きをかなり織り込んでいる。純利益が2年で4倍以上になり、ROEが20%に達した今の姿が10年続くと考えれば成り立つが、半導体の部品でそうなった例は少ない。過去の山のあとには、必ず在庫の調整と利益の急減があった。2010年3月期と2013年3月期には純損失を出し、2024年3月期も営業利益が3分の1に落ちた。10年という長さで見れば、谷は少なくとも1回は来ると考えるのが自然だ。

どちらに重みを置いたか

強い言い分は、慎重な見方のほうだ。AIの追い風は本物だが、利益率が山の水準にある点と、顧客と競合の両面の弱みは、数字に確かな重みがある。確率は中立に34%と最も大きく置き、やや楽観22%と楽観8%を合わせた強気の確率は3割にとどめた。やや悲観24%と悲観12%を合わせた慎重側が36%で、わずかに上回る。ただし、悲観を深く置くほどの理由はない。純現金と堅い財務があるからだ。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 11,853 円2,189 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 3,341 円617 億円)。 今の値に割り戻すと 7,919 円1,462 億円、今との差 +4.2%、 期待の年率 +7.2%(資本コスト 7.8%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 22,512 円4,157 億円 4,766 円880 億円 +258.9% +13.6% 2,182 円403 億円
やや楽観 22% 18,178 円3,357 億円 4,018 円742 億円 +192.1% +11.3% 4,883 円902 億円
中立 34% 14,431 円2,665 億円 3,428 円633 億円 +135.0% +8.9% 6,072 円1,121 億円
やや悲観 24% 4,130 円763 億円 2,654 円490 億円 −10.7% −1.1% 1,628 円301 億円
悲観 12% 1,289 円238 億円 2,275 円420 億円 −53.1% −7.3% 428 円79 億円
加重平均100% 11,853 円2,189 億円3,341 円617 億円 +99.9% +7.2% 15,193 円2,805 億円

今の株価時価総額 7,600 円1,403 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 8% 強気:AI向けの検査と配線で中堅から一段上へ 利益 220 億円 · PER 18.8 倍 · 株価時価総額 22,512 円4,157 億円

AIサーバーの出荷が続き、検査ソケットとデータセンター用コネクタがどちらも想定を上回って伸びる10年だ。SLTソケットはスマホとパソコンから車載やネットワーク機器へ広がり、AIチップ向けのバーンインも立ち上がる。TSの売上は今の2.2倍に、営業利益率は27%を保つ。

コネクタは1.6Tへの世代交代で採用が増え、売上は2.5倍近くになる。米欧大手の寡占の隙間で、日本の顧客に強い高速品の地位を築く。

営業利益は中計の目標を大きく上回り、2030年の200億円も超えて伸び、ROEは18%台を保つ。ただ競合の増産や中国勢の参入で、利益率は今の22%を大きく超えては上がらない。10年後の姿としては、世界の検査・配線の部品で存在感のある中堅になっている。

  • テストソリューション(TS):数量 99.0(ソケット出荷個数(万個・推定))× 価格 5.94(1個あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 589 億円・営業利益 159 億円。数量は今の1.65倍、値段は1.35倍、営業利益率27%
  • コネクタソリューション(CS):数量 9.5(コネクタ出荷個数(億個・推定))× 価格 64(1個あたり平均単価(円・名目))→ 売上 611 億円・営業利益 116 億円。数量は今の1.90倍、値段は1.30倍、営業利益率19%
  • 光関連(OPT):数量 5.1(光学フィルタなど出荷個数(億個・推定))× 価格 6.63(1個あたり平均単価(円・名目))→ 売上 34 億円・営業利益 4 億円。数量は今の1.70倍、値段は1.30倍、営業利益率12%

倍率:事業の純利益 220 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 19.2% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 13.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.8 倍。全体の PER 18.76 倍、時価総額 4,122 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:AIの追い風が10年続くには、検査ソケットとコネクタの両方で世界の大手に勝ち続ける必要がある。成功の確率は1割に届かない程度とみた。

やや楽観 22% やや強気:会社の計画に沿って伸びる 利益 177 億円 · PER 18.5 倍 · 株価時価総額 18,178 円3,357 億円

AI向けの追い風は続くが、勢いは少し落ち着く。検査ソケットは数量が今の1.45倍、単価は物価並みで、TSの売上は今の1.9倍ほどになる。バーンインのAI向けは立ち上がるが、スマホ向けの数量は横ばいだ。

コネクタはデータセンター向けが伸びる一方、米欧の大手に押されて利益率は17%台にとどまる。クアルコム向けの比率は下がり、顧客の偏りがやわらぐ。

中計の営業利益150億円は2030年度に達し、200億円は届かない。ROEは16%台で、配当と自社株買いも出し続ける。いわば会社の計画どおりの優等生の10年だ。

  • テストソリューション(TS):数量 87.0(ソケット出荷個数(万個・推定))× 価格 5.90(1個あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 513 億円・営業利益 128 億円。数量は今の1.45倍、値段は1.34倍、営業利益率25%
  • コネクタソリューション(CS):数量 8.5(コネクタ出荷個数(億個・推定))× 価格 63(1個あたり平均単価(円・名目))→ 売上 538 億円・営業利益 94 億円。数量は今の1.70倍、値段は1.28倍、営業利益率18%
  • 光関連(OPT):数量 4.2(光学フィルタなど出荷個数(億個・推定))× 価格 6.63(1個あたり平均単価(円・名目))→ 売上 28 億円・営業利益 3 億円。数量は今の1.40倍、値段は1.30倍、営業利益率11%

倍率:事業の純利益 177 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 18.2% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 13.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.5 倍。全体の PER 18.46 倍、時価総額 3,275 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中計の営業利益150億円は直近の実績から無理のない水準で、コネクタの需要も続く。計画どおりに進む筋書きの確率を2割強とした。

中立 34% 中立:山と谷をならした成熟した中堅 利益 142 億円 · PER 18.0 倍 · 株価時価総額 14,431 円2,665 億円

山と谷をならした、成熟した姿になる。AI向けの需要は残るが、特別な超過成長は一巡し、競合が価格で追いつく。TSの売上は今の1.7倍ほど、営業利益率は23%に戻る。スマホ向けのSLTは伸びず、車載・ネットワーク向けが補う。

コネクタは数量が今の1.45倍、単価は1.25倍で、売上は今の1.8倍になる。ただ利益率は18%から16%へ下がる。米欧の大手と中国勢の挟み撃ちで、高速品の値下がりが続くからだ。

全社の営業利益率は今の22%から19%に戻り、営業利益は今の1.5倍強になる。ROEは14%前後、配当と自社株買いは純利益の55%ほどを出す。普通に強い優良な中堅部品メーカーとして評価される10年だ。

  • テストソリューション(TS):数量 78.0(ソケット出荷個数(万個・推定))× 価格 5.90(1個あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 460 億円・営業利益 106 億円。数量は今の1.30倍、値段は1.34倍、営業利益率23%
  • コネクタソリューション(CS):数量 7.3(コネクタ出荷個数(億個・推定))× 価格 62(1個あたり平均単価(円・名目))→ 売上 448 億円・営業利益 72 億円。数量は今の1.45倍、値段は1.25倍、営業利益率16%
  • 光関連(OPT):数量 3.9(光学フィルタなど出荷個数(億個・推定))× 価格 6.63(1個あたり平均単価(円・名目))→ 売上 26 億円・営業利益 3 億円。数量は今の1.30倍、値段は1.30倍、営業利益率10%

倍率:事業の純利益 142 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 16.9% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.3%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.0 倍。全体の PER 18 倍、時価総額 2,547 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:利益率が山の水準から戻りつつ、事業は続く姿を中心に置いた。強気と慎重の言い分が拮抗し、慎重な側がやや強いため、確率は慎重側へ少し寄せた。

やや悲観 24% やや慎重:シェアと利幅が少しずつ削られる 利益 73 億円 · PER 8.5 倍 · 株価時価総額 4,130 円763 億円

検査ソケットのシェアを少しずつ失い、コネクタの高速品の値下がりが進む10年だ。クアルコムが検査の一部を内製や他社に移し、TSの数量は今と同じ水準にとどまる。単価も競合に押されて今の1.2倍にしか上がらない。

韓国と中国のソケット企業が、スマホ向けと車載向けの低価格品で攻める。山一は高単価のAI向けに絞るが、バーンインの需要は自動車の投資の遅れで伸びにくい。

コネクタは数量こそ1割ほど増えるが、データセンター向けの利幅が薄まり、営業利益率は11%に落ちる。全社の営業利益は今の8割ほどで、ROEは9%と資本コストをかろうじて上回る。会社の目標は大きく未達で、一過性の山だったと評価される。

  • テストソリューション(TS):数量 60.0(ソケット出荷個数(万個・推定))× 価格 5.28(1個あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 317 億円・営業利益 57 億円。数量は今の1.00倍、値段は1.20倍、営業利益率18%
  • コネクタソリューション(CS):数量 5.8(コネクタ出荷個数(億個・推定))× 価格 57(1個あたり平均単価(円・名目))→ 売上 327 億円・営業利益 36 億円。数量は今の1.15倍、値段は1.15倍、営業利益率11%
  • 光関連(OPT):数量 2.7(光学フィルタなど出荷個数(億個・推定))× 価格 5.61(1個あたり平均単価(円・名目))→ 売上 15 億円・営業利益 1 億円。数量は今の0.90倍、値段は1.10倍、営業利益率4%

倍率:この筋書きの稼ぐ力で置いた。ROE 9% は資本コスト 7.75% をわずかに上回るだけで、新しく投じる資金の稼ぎは資本コスト並みとなり、倍率は正当化 PER 12 倍の7割に抑えた。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PER 8.5 倍・時価総額 622 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:競合の多さと顧客の偏りから、この筋書きは起きやすい。過去に利益が半分以下に落ちた年が複数あり、確率は2割台半ばとした。

悲観 12% 慎重:顧客と競合の両面で構造的に負ける 利益 29 億円 · PER 8.1 倍 · 株価時価総額 1,289 円238 億円

AIの検査・配線需要が一巡し、顧客と競合の両方から打撃を受ける。クアルコムのスマホ向け調達の見直しで、売上の2割が大きく減る。検査ソケットは中国と韓国の競合に価格で負け、数量は今の75%、単価は5%増にとどまる。

コネクタも、世界大手の増産と中国勢の低価格攻勢で数量が減り、利益率は6%まで落ちる。2024年3月期の営業利益率が8%まで下がった実績の延長にある。

増産投資の180億円は回収できず、設備の減損と稼働率の低下が重なる。全社の営業利益率は8%台で、ROEは5%と資本コストを大きく割る。純現金と堅い財務は残るが、稼ぐ力は大きく損なわれた、構造的な負けの姿である。

  • テストソリューション(TS):数量 45.0(ソケット出荷個数(万個・推定))× 価格 4.62(1個あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 208 億円・営業利益 25 億円。数量は今の0.75倍、値段は1.05倍、営業利益率12%
  • コネクタソリューション(CS):数量 4.3(コネクタ出荷個数(億個・推定))× 価格 52(1個あたり平均単価(円・名目))→ 売上 221 億円・営業利益 13 億円。数量は今の0.85倍、値段は1.05倍、営業利益率6%
  • 光関連(OPT):数量 2.1(光学フィルタなど出荷個数(億個・推定))× 価格 5.10(1個あたり平均単価(円・名目))→ 売上 11 億円・営業利益 0 億円。数量は今の0.70倍、値段は1.00倍、営業利益率0%

倍率:悲観の純利益 29.4 億円は ROE 4.6% で、ためた利益は額面未満の価値しかない。やや悲観の 8.5 倍より悲観ほど低く置くので、その約 95% の 8.1 倍とした(稼ぐ力 純利益÷k の PER 上限も超えない)。自己資本の厚さや市場の倍率は根拠にしない。

確率:顧客の偏り、半導体の循環、中国勢の台頭が重なる筋書き。過去20年で赤字が5期ある実績から、1割強を置いた。quality の寿命の加点とは別に、この確率は上下させていない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

テストソリューション(TS)

半導体チップの出荷前検査に使うソケット。熱をかけて不良を洗い出すバーンイン用と、実機に近い条件で通電するSLT用が柱。

数量ソケット出荷個数(万個・推定)価格1個あたり平均単価(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 60.0 4.40 264 70
10 年後 中立 78.0 5.90 460 106

取り方:世界のテスト・バーンイン・SLTソケットの市場を約2,300億円(実質)と推定し、山一のシェアを約11.5%とした。平均単価を1個4.4万円と置くと出荷は約60万個になる(個数・単価は推定で、TS売上264.2億円に合わせた)。数量は市場の個数×シェアで、AIチップの増加とSLTの用途拡大で伸びる。単価は名目で、チップの高機能化(ピン数増加)で上がる一方、競合の価格圧力があるため、中立は10年で物価並みの1.34倍とした。営業利益率は2026年3月期の実績(TS営業利益70.1億円÷売上264.2億円)。

コネクタソリューション(CS)

通信機器・データセンター向けの高速コネクタ。光トランシーバー用400G・800G品が主力。半導体製造装置向け、車載カメラ用も扱う。

数量コネクタ出荷個数(億個・推定)価格1個あたり平均単価(円・名目)売上営業利益
今 2026/03 5.0 49 247 44
10 年後 中立 7.3 62 448 72

取り方:コネクタは種類が多く、安価なFPC用から高速品まで混在する。売上247.4億円を年約5億個・1個あたり数十円と推定して置いた(個数・単価は推定)。数量はデータセンターの通信量増加に沿って伸びるが、世界の大手との競争でシェアは伸び悩む。単価は名目で、高速品への構成変化と物価の上昇を、競合による値下がりと金・銅の転嫁の綱引きで差し引き、中立は10年で1.25倍とした(物価の1.34倍に届かない理由は、値下がり圧力のため)。営業利益率は実績の17.8%(営業利益44.1億円÷売上247.4億円)。

光関連(OPT)

スマホカメラ用の赤外線カットフィルタ、医療機器向けの光学部品、データセンター向けの反射防止コーティングなど。

数量光学フィルタなど出荷個数(億個・推定)価格1個あたり平均単価(円・名目)売上営業利益
今 2026/03 3.0 5.10 15 2
10 年後 中立 3.9 6.63 26 3

取り方:売上15.3億円を年約3億個・1個あたり数円と推定した(個数・単価は推定)。数量はスマホの台数が伸びないため横ばいから微増、単価は物価に沿って上がると置いた。営業利益率は2026年3月期の実績(営業利益2.1億円÷売上15.3億円)。全社の評価を動かさない小さな事業。

リスクと懸念

クアルコム1社への偏り

売上の約2割が米クアルコム向けで、スマホ向けプロセッサーの検査ソケットが中心だ。同社の調達先の見直しや、スマホ需要の減速が、そのまま山一の利益を動かす。顧客数を増やせるかが課題である。

利益率が山の水準にある

営業利益率22%は過去20年で最高水準で、10年前は9%、2024年3月期は8%だった。AI向けの需要が一巡すれば、利益は2〜3年で半分以下に戻りうる。山の利益に高い値段をつけるリスクがある。

ソケットの競合と中国勢

韓国のISCやLEENO、米のCohuなどが検査ソケットで激しく競い、中国勢も追い上げる。山一のシェアは1割強で、価格を決める力は弱い。AIチップ向けの高単価品で守れなければ、利幅が削られる。

コネクタ大手との競争と原材料

高速コネクタは、アンフェノールやモレックスなど世界の大手が増産に動く。山一は金や銅の値上がりを転嫁しきれない場面もあった。2026年3月期のCSの利益率は18%まで上がったが、前の期は6%だった。

半導体の投資循環

検査ソケットの数量は、半導体メーカーの設備投資で動く。2025年の上期にはバーンインソケットが自動車向けの投資先送りで落ち込み、TSの売上は17%減った。AI向け以外が戻らなければ、TSは伸びない。

増産投資の回収

中計では3年で180億円の設備投資を見込み、フィリピンと佐倉の工場を増強する。需要が想定を下回れば、稼働率が下がり、減価償却が利益を圧迫する。前の中計は累計で営業利益が目標の91%にとどまった。

今後の分かれ目

クアルコム向けの売上が全社の1割を下回るまで分散が進んだら
顧客の偏りという最大の弱みがやわらぐ。慎重側の確率を下げ、資本コストの寿命の加点を見直す余地が出る。
AIチップ向けのバーンインソケットが、想定を超えて立ち上がったら
検査ソケットの数量と単価が上がり、強気とやや強気の確率を引き上げる。TSの利益率27%が定着する。
データセンター向けコネクタの利益率が、2期連続で15%を割ったら
高速品の値下がりが想定より早い。中立のコネクタの利益率を下げ、慎重側の確率を上げる。
中国・韓国の競合に主要顧客の採用を奪われたら
検査ソケットのシェアが落ち始めた合図。やや慎重と慎重の確率を引き上げる。
総還元性向が40%を大きく超え、自社株買いが継続的に出たら
資本の使い方はさらに株主寄りになる。ただし利益そのものは変わらず、価値への効果は限られる。
増産投資の稼働率が低く、減損が出たら
計画と需要のずれが表に出た。慎重の筋書きの確率を上げ、中立の利益率の置き方を見直す。

見ておくもの

  • クアルコム向けの売上比率(全社の2割から下がるか)
  • TSの営業利益率(26%を保てるか)
  • CSの営業利益率(18%を保てるか)
  • データセンター向けコネクタの売上の伸び
  • バーンインソケットの自動車・AI向け受注
  • 設備投資の稼働率と減価償却の増え方

倍率と資本コストの決め方

テスト・バーンインソケット(市場規模×シェアを、個数と単価に分けて推定)とコネクタ、光学部品を数量(実質)×単価(名目)で積み、10年後の売上と利益を出した。資本コストは基本7.5%に quality +1.0%(循環+0.5・値決め0・借金0・寿命+0.5)を足した8.5%。倍率は利益ベースの正当化 PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g) で、g 4.0%・堀は普通(残る割合1/2)として計算し、中立・やや強気・強気は上限の8.5〜9割に置いた。やや慎重・慎重は稼ぐ力から置いた。今の株価・PER・過去の倍率には寄せていない。純現金141億円は時価総額の1割に届かないため、余った現金は分けていない。借家は米子会社の本社建物など小さく、固定の約束は大きくない。新リース会計基準で数字の形が変わる点は、家賃を費用に入れた今の形でそろえて置いた。悲観は稼ぐ力(純利益÷k)を上限に、倍率をやや悲観の約95%(8.1 倍)に置いた。過去の倍率や自己資本の厚さは根拠にしていない。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%に quality +1.0% を足して8.5%。村田・ヒロセより高いのは、顧客の偏りと半導体循環の受けやすさのため。ミネベアミツミ・TDK(0.8%)よりやや高く、日本航空電子やニデック(1.0%)と同じ。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.50% → 7.75%。

同じ業種(電気機器)の AI 分析

割安 サンケン電気6707 本業は赤字で、価値の中心は持ち株の米アレグロ。ただ株主に届く分が読めず、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +88.4% · 10 年 割安(年 +16.0%) 割安 株式会社ミツバ7280 ホンダ向け 4 割強の車載・二輪部品メーカー。再建後の稼ぐ力に比べ、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 株式会社JVCケンウッド6632 利益の柱は北米の業務用無線の1本。車載は薄利で細る。利益で測ると本質価値は今の時価総額を上回る(3割ほどの割安) 本質価値との差 +61.4% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 テクノメディカ6678 国内シェア 9 割の採血管準備装置。純現金が時価総額の 7 割あり、還元も厚い 本質価値との差 +59.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 千代田インテグレ6915 打抜き部材の隠れた現金持ち。事業は凡庸だが、時価総額の半分は現金で、毎年それを株主に返している 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 協立電機6874 手元の現金が時価総額の半分を占める、FAと計測の中堅。稼ぎより資産で見て割安 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 大井電気6822 電力と通信の網を裏で支える横浜の機器と工事の会社。スマートメーターの波を割り引いても、今の値段は利益に比べて安い 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 小糸製作所7276 自動車ランプで世界シェア首位、強気の自社株買いは光るが、10年で測った本質価値はほぼ今の値段 本質価値との差 +50.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 愛知電機6623 AI向け基板が稼ぎ頭になった中部電力系の中堅。伸びは本物だが、基板の山と谷をどう見るかで値打ちが割れる 本質価値との差 +49.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 戸上電機製作所6643 電柱の高圧開閉器で国内首位の小さな優良メーカー。実力は堅いが、電力会社頼みの値付けが利益の天井を決める 本質価値との差 +48.5% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社メガチップス6875 SiTime株の含み益が時価総額を上回る一方、本業は任天堂一本足。10年で測ると適正圏にとどまる 本質価値との差 +47.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ズーム6694 録音機の老舗ブランドは健在。構造改革で利益が戻れば、今の値段には小さな安全域がある 本質価値との差 +46.0% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 日本セラミック6929 車載の運転支援と防犯センサで稼ぐ高収益の小粒株。利益率が過去最高で、本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +43.2% · 10 年 割安(年 +10.0%) 割安 ホシデン6804 売上の78%を任天堂に頼る請負型。特需は今期が山だが、厚い純現金が値段を支え、本質価値は今の値段並み 本質価値との差 +42.8% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 新コスモス電機6824 ガスもれを知らせる警報器の専業。北米の特需と純現金が光るが、特需の剥がれと中国勢が重く、本質価値は今の値段をわずかに上回る(適正) 本質価値との差 +41.9% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 株式会社ミマキエンジニアリング6638 看板から衣料まで刷る業務用インクジェットの専業。インクと保守が稼ぎの半分を支え、本質価値は今の値段の近くにある 本質価値との差 +40.8% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 OBARA GROUP株式会社6877 自動車の溶接とウェーハ研磨の二つのニッチ首位が稼ぐ。還元は手厚いが、10 年後の価値は今の値段を少し上回る程度 本質価値との差 +39.8% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 イノテック9880 NAND検査の小さな専業とEDA代理店の混成。本社ビル売却益を除けば、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 遠藤照明6932 店舗・オフィス向け照明で稼ぐ利益率 10% の優良メーカー。厚い現金と低い ROE で、値段はやや安いとみる 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 北陸電気工業6989 車載向け抵抗器・センサの中堅。貴金属高で利益は谷にあり、純資産の7割の値段はやや割安 本質価値との差 +34.3% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 パルステック工業6894 持ち運べる X 線応力計のニッチ会社。時価総額の 6 割が現金で、稼ぐ力は地味だが今の値段には届く。10 年で見るとやや割安 本質価値との差 +33.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 フェローテック6890 半導体の消耗部材と光通信の温調部品で稼ぎは急伸。だが投資の重さと薄い利益率が値段を縛る 本質価値との差 +32.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) やや割安 リオン6823 補聴器・粒子計測・騒音計の3本柱。半導体の波に乗る利益と、安定した現金。値段はほぼ本質価値の近辺 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 キヤノン7751 稼ぎの軸が複合機からカメラ・監視カメラ・露光装置へ移る途上のキヤノン。利益で測る本質価値は、今の時価総額を1割強上回る 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 AKIBAホールディングス6840 メモリ高で利益は山にある。堀の無い仲介の商いで、無配のまま利益をためる会社に安全域は薄い 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 かわでん6648 受注も利益も絶好調だが、250億円の新工場を抱え、今の高収益は10年続けて見込めない 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ニデック6594 会計不正と巨額減損で信用を落としたニデック。データセンター冷却と精密モーターの実力が、本質価値を決める 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 スミダコーポレーション6817 コイル専業の薄利メーカー。借金が重く、稼ぐ力は資本コストに届かない。計画どおりでも値段は妥当圏 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 ASTI株式会社6899 二輪・船外機の電装品とワイヤーハーネスを受託で作る浜松の独立系。利益率は 2% と薄く、内燃の縮みと値下げを電動化とインドが補えるか。今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 オリジン6513 電源・塗料・クラッチの小さな老舗。本業は資本コストに遠く届かず、値打ちの半分は持っている株にある 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 アルプスアルパイン6770 スマホ部品と車載を併せ持つ低採算の電子部品大手。立て直しは進み、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 アライドテレシスホールディングス6835 国内の公共向けに強い中堅ネットワーク機器メーカー。純現金は厚いが利益は山を越え、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 新電元工業6844 二輪車の電装品で稼ぐホンダ系の部品会社。利益が薄く景気で振れるため、10年後の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.7% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 エレコム6750 PC・スマホ周辺機器の国内大手。稼ぐ力は堅いが、10年で測る本質価値は今の時価総額を1割半ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 大崎電気工業6644 国内スマートメーターの取り換え期に乗る堅い会社だが、入札型の薄い利益率が壁で、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +19.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 市光工業7244 ヴァレオ傘下の自動車ランプ専業。利益率の薄さが重く、10 年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 星和電機6748 道路情報板と防爆照明で稼ぐ京都の堅実メーカー。資本をためすぎて自己資本利益率は6%台。10年で測ると今の値段はほぼ適正で、下値は固い 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 三菱電機6503 品質不正からの回復とFA・防衛特需で大きく再評価された。利益で測ると、本質価値は今の値段を1割弱下回る(適正) 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +7.5%) やや割安 アイホン6718 国内インターホンの首位。厚い純現金と薄い資本効率が綱引きし、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 シライ電子工業6658 滋賀と中国で作る汎用の基板メーカー。利益は大きく振れるが、溜まる現金の分だけやや割安 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ミネベアミツミ6479 ミニチュアベアリング世界シェア6割の堀は深いが、売上の8割は中国勢や自動車メーカーとの値下げ競争にさらされ、本質価値は今の値段を2割ほど下回る「やや割高」 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスペック6859 環境試験器で世界の2強に入る堅実な会社だが、利益率は1割前後で、10年後の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 デンヨー6517 可搬形発電機で国内首位級の堅実な会社だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、割安とは言えない 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 寺崎電気産業6637 船の電気の頭脳で世界の上位に立つ堅実な中堅。受注残は厚いが、造船の波と中国勢が利益の天井を決める 本質価値との差 +15.4% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 菊水ホールディングス6912 電源と安全試験の隠れた堅実メーカー。稼ぐ力は本物だが、世界の大手と争う小さな会社に今の値段は安全域が薄い 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 サンコー6964 車の配線部品などを作る精密プレスの小さな専業。電動化は追い風だが、顧客は 2 社に偏り、親会社が現金を握る 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 オプテックスグループ6914 防犯センサーで世界首位級の質は本物だが、IA の景気の波と倍率の薄れを見ると、10 年先の価値は今の値段を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 三相電機6518 半導体の製造装置向けのポンプで利益が戻った姫路の部品会社。伸びはあるが装置の会社に値段を握られ、ROEは資本コストに届かない 本質価値との差 +14.7% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニチコン6996 AIサーバー向けの値上げと増産で利益は戻る。ただし市況に乗る部品会社で、10年先まで高く見積もるのは危うい 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 日置電機6866 電気を測る専業の優良企業。電池とデータセンターの追い風は本物だが、利益は山に近く、10 年で見ると今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 +13.7% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 リーダー電子6867 放送局向け波形モニターの世界2位。技術は本物だが利益が薄く、強みは現金の厚さにとどまる 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社図研6947 国内首位級の設計ソフトは堅い商売だが、AIが席数課金を揺らす不安が残り、10年後の価値は今の値段の周辺にとどまる 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 アドテック プラズマ テクノロジー6668 AI投資の追い風は本物だが、顧客が偏る小さな専業の利益率は10年もたない。やや割高とみる 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスケーエレクトロニクス6677 ディスプレイ用の大型フォトマスク専業。中国勢の追い上げと重い設備投資が、割安さを削る 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 SCREENホールディングス7735 枚葉洗浄装置の首位は本物だが、中国リスクと市況の波を織り込むと、今の値段は10年の稼ぐ力を3割ほど上回る 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 東京コスモス電機6772 利益率 2 割の可変抵抗器を持つが全社は薄い。配当性向 100% の会社で、値段はほぼ中立どおり 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 日東工業6651 配電盤とキャビネットで国内首位級の堅い会社だが、利益は値上げに頼る面が大きく、10年の価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) 適正 正興電機製作所6653 九州電力が最大の客の地場の制御・受変電メーカー。足元の特需を差し引いた実力が分かれ目 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 テラプローブ6627 AI向けテストの需要は本物だが、設備の重さと親会社の支配を考えると、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 大同信号6743 鉄道の安全を守る堅い会社だが、顧客が偏り、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 横河電機6841 石油・ガス・LNGプラント向けDCS世界ビッグ6の一角。純現金で財務は健全だが、今のPER19倍はROE11%に見合わない 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 浜松ホトニクス6965 光センサーの世界的な老舗だが、いまの値段は利益の回復を何年も先取りしている 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 バッファロー6676 国内首位のネットワーク機器とストレージを持つ周辺機器会社。縮む市場の首位で、利益の山は長く続かない 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋電機6655 春日井の配電盤とエレベーター用センサーの会社。強い製品はあるが全社の稼ぎは薄く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 アズビル6845 国内ビル空調制御で七割のシェアを握るが、今の値段は十年先の高成長を映し込みすぎている 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 チノー6850 温度センサで稼ぐ堅実な計測機器メーカー。純現金は厚いが利益の伸びは物価並みで、本質価値は今の値段を2割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 ソニーグループ6758 ゲーム・音楽・映像のIPとイメージセンサーの複合体。資本コスト7.0%と名目の成長で測ると、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本航空電子工業6807 京セラが 3 分の 1 を持つコネクタ専業。利益率は 4% まで落ち、元の 7% への回復が遅れる分だけ今の値段は重い 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 株式会社ワコム6727 電子ペン技術で稼ぐ会社。スマホ大手への依存と中国勢の値下げが重く、利益で測った本質価値は今の値段をわずかに下回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 スタンレー電気6923 ホンダ頼みの車載灯火に買収も加わるが、ROE 9% 前後の稼ぐ力では今の時価総額とほぼ釣り合う水準 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 東芝テック6588 国内レジ首位でも利益が薄い小売機器・複合機の会社。10年の本質価値は今の値段をやや下回る(やや割高) 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ジーエス・ユアサ コーポレーション6674 車の電池で国内首位級、蓄電設備の伸びは本物だが、資金を食う成長が利益率を押さえ今の値段には重い 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 日本ケミコン6997 AIサーバー向けで利益は戻るが、資本コスト10%台に届く稼ぎは未知数。種類株の重みもあり本質価値は今を下回る 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 日本光電工業6849 病院の全部門に製品を納める国内の雄。海外は伸びるが利益率が低く、10年で見ると今の値段は割高に傾く 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヒロセ電機6806 精密コネクタの世界大手。車載とAI関連へ広げても、資本コストを少し超える程度のROEでは、今の利益の24倍という値段は重い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 フクダ電子6960 心電計の国内首位級で、在宅医療の継続収入と厚い純現金が強み。利益は伸びても実質では横ばいに近い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 象印マホービン7965 炊飯器ブランドと厚い純現金を持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。10年先の本質価値は今の時価総額を1〜2割下回る(やや割高) 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 TOA株式会社6809 国内の非常用放送で首位の音響会社。純現金は厚く、利益で測ると今の値段はほぼ妥当(適正)。 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 名古屋電機工業6797 道路情報板の専門メーカーで純現金も厚いが、直近の原価増で利益が崩れ、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 マブチモーター6592 ミラー用モーターで世界シェア8割超、現金は時価総額の3割。財務は鉄壁だが、物価並みにしか伸びない利益に今の値段はやや先走りだ 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヘリオス テクノ ホールディング6927 液晶パネル工場向けの印刷機と光源で稼ぐ小さな会社。時価総額の 7 割が現金だが、利益は液晶の投資しだいで、10 年の価値はやや割高とみる 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本電子6951 電子顕微鏡とマスク描画の二本柱。堀は本物だが利益の山が高く、10 年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本トリム6788 整水器の国内首位に、インドネシアの水と細胞バンクを足した会社。現金は厚いが、計画の伸びは先走りで、値段は割高 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 日本フェンオール6870 防災機器の小さな老舗で、財務は堅いが資本効率が低く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 東洋電機製造6505 鉄道車両の駆動装置で知られる老舗。利益が急に戻った直後の今、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日立製作所6501 電力インフラとLumadaの二本柱は本物だが、株価はInspire 2027の上振れをかなり先取りしている 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 TDK6762 HDDヘッド事業の売却観測とAIデータセンター需要が重なるTDK。稼ぎを電池に頼る構造は変わらず、ROE1割前後では今の値段を支えきれない 本質価値との差 −3.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ケル6919 精密コネクタの専業で、無借金・純現金は時価総額の4割。ただし利益は谷で配当が利益を上回り、10年で測るとやや割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 鈴木6785 2026/06 期は山の年とみる。増産投資の回収が見えるまで、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −3.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 日本シイエムケイ6958 車載向けビルドアップ基板で世界首位級だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 セイコーエプソン6724 大容量インクタンクで世界No.1も、プロジェクターはAnkerに押され、ROE10%の中計実現が分かれ目 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 テクノホライゾン6629 教育ICTの電子黒板とFA機器の複合メーカー。前期の利益は営業外で膨らんだ山で、値段はやや割高 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ホーチキ6745 国内二番手の火災報知専業。事業は堅いが、最高益の利益率が続く前提の値段で、安全域は薄い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 三社電機製作所6882 稼ぎ頭の電源機器と赤字のパワー半導体が同居する会社。現金は厚いが、利益は株主に届きにくい 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 京セラ6971 KDDI株と純現金で時価総額の3割弱を持つが、本業のROEは資本コストに届かず、今の値段は改善への期待を強く映している 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 松尾電機6969 車載のマイクロヒューズで高い利益率を持つが、本業のタンタルは薄利で、台湾の親会社が4割を握る。今の値段はほぼ見合っている 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 イリソ電子工業6908 車載コネクターの堅実な会社だが、品質データの不正で利益の質が傷つき、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日本信号6741 列車の安全を握る堅い会社だが、過去最高の利益率が続く前提の値段で、10年で見ると割高に傾く 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 コニカミノルタ4902 複合機の縮みを半導体向け光学部品などで埋められるかが勝負。稼ぐ力に見合う本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 三井ハイテック6966 世界首位級のモーターコアだが、稼ぐ力はまだ資本コスト並み。10 年で見ても今の値段はやや高い 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 共和電業6853 国産ひずみ計測の老舗。財務は堅いが利幅の戻りは遅く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 マクセル6810 小型電池が柱の電機メーカー。利益率は薄く、資本コストを稼ぎ切れない。本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 株式会社東光高岳6617 東京電力が親で最大の客。品質不正から立ち直る途上で、高い利益率が続くかが分かれ目 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 芝浦メカトロニクス6590 AIパッケージの波に乗る小さな装置メーカー。足元の好調は織り込み済みで、10年では割高 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 エブレン6599 装置の頭脳を収める箱と配線の板を顧客ごとに作る小さな専業。稼ぎは堅いが現金が眠り、割高とみる 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 東京エレクトロン8035 AI投資で稼ぐ力は本物だが、今の株価はすでに強気の先の先まで映している 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 アバールデータ6918 半導体装置の制御部を請け負う小さな会社。谷は抜けたが、顧客頼みで稼ぐ力に上限がある 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 株式会社エンプラス6961 AI向けバーンインソケットで稼ぐ樹脂精密部品の会社。半導体の山の利益を前提にした今の値段は、10年の稼ぐ力を上回る 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 シャープ6753 家電・PC・液晶を抱える低採算の複合体。資本コスト9.5%で測ると稼ぐ力が足りず、本質価値は今の時価総額の半分前後(割高) 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 森尾電機6647 鉄道車両の運転台と電源の機器を作る老舗。米国の地下鉄案件で利益は過去最高だが、山は数年で引く。今の値段は割高 本質価値との差 −14.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電気(NEC)6701 ITサービス一本足の富士通と違い、防衛・海底ケーブルという官需インフラの柱を持つ会社。AI実需化と防衛予算増が分かれ目 本質価値との差 −15.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 富士通6702 ハード事業の縮小を終えつつあるITサービス会社。利益で測ると、本質価値は今の値段を2割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 東亜ディーケーケー6848 水質計の老舗。厚い現金と保守収入が支えだが、稼ぐ力は細り、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カシオ計算機6952 稼ぎの大半を腕時計が担う、純現金の厚い会社。流行頼みの堀に対し、今の値段は本質価値を 3 割ほど上回る「やや割高」 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 タムラ製作所6768 データセンター向け電源部品で最高益へ向かうが、ROE は資本コストに届かず、今の値段は先の好調まで織り込んでいる 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 富士電機6504 データセンター電源とSiCの伸びは本物だが、三菱電機・日立と同じ「電力テーマの先取り」がすでに株価に乗っている 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 山洋電気6516 冷却ファンの稼ぐ力は本物だが、AI需要の山を前提にした利益は10年先では薄まる。純現金と還元の転換が価値の床を支える 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 中央製作所6846 名古屋の電源・めっき装置メーカー。資産は時価総額の2倍あるが稼ぐ力が薄く、割安とまでは言えない 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 日本電子材料6855 HBM向けプローブカードで利益が跳ねた。だが、この山が10年続くと見るには値段が先を行きすぎる 本質価値との差 −18.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 京三製作所6742 国内信号の堅い更新需要は本物だが、利益率が薄く資本コストに届かない。今の値段は計画の達成を織り込みすぎている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 アルチザネットワークス6778 携帯の基地局を試す装置と試験の受託の会社。手元の純現金は時価総額に近いが、事業の稼ぎは小さく、現金も眠ったまま。10 年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 コーセル6905 純現金は厚いが、本業は赤字。ROE 5%の電源屋に、10年の筋書きは厳しい 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 株式会社明電舎6508 電力インフラと保守の稼ぐ力は本物だが、利益が倍になっても今の値段には届かない 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ユビテック6662 飲酒運転と熱中症の対策の義務化で IoT は伸びるが、小さな規模と親子上場が価値を縛る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 株式会社ダイヘン6622 電力インフラの追い風は本物だが、稼ぐ力に比べて今の値段は先走りすぎている 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 トレックス・セミコンダクター6616 小粒の電源ICとパワー半導体の受託製造で、利益の波が深い。中計の利益率は過去の山の水準で、そのまま信じにくい 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二電機工業6654 配電盤の端子台で食べてきた堅実な小企業。現金は時価総額の 7 割に迫るが、稼ぐ力が細く、その現金が株主に戻る道も細い 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ブラザー工業6448 複合機消耗品の衰退を工作機械・産業用印刷の拡大で補う転換点の会社。ローランドDG断念の規律が本質を示す 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 古野電気6814 世界の船の目となる機器の首位級。過去最高益は造船ブームの山にあり、利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 エヌエフホールディングス6864 微小な信号と電源を測る・つくる専門メーカー。現金は厚いが、規模が小さく今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ソシオネクスト6526 カスタム SoC の設計請負で稼ぐファブレス。AI 向けの量産が立ち上がる前の今は、先取りしすぎた値段だ 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 指月電機製作所6994 電力機器が利益の4分の3を稼ぐ部品メーカー。稼ぐ力は資本コスト並みで、本質価値は今の値段を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 EIZO6737 医療と防衛で強いモニター専業。本業の稼ぎは細く、時価総額の半分近くを持ち株と現金が占める。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 アンリツ6754 光通信と6Gの追い風は本物だが、景気で利益が大きく振れる計測器会社に、今の値段はその好況の長続きまで織り込んでいる 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 ヨコオ6800 半導体検査の伸びは本物だが、売上の6割を占める車載が重く、今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 帝国通信工業6763 車載・カメラ向けの操作部品とセンサの会社。財務は強いがROEは4%台で資本コストに届かず、新本社への投資も重い。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 NKKスイッチズ6943 放送卓や特殊車両の押しボタンで世界に名が通るが、利益率は3%前後。現金は厚いが、帳簿の安さほどの価値はない 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 PHCホールディングス6523 血糖測定の稼ぎが細るうえ借金が重く、10年先の利益は今の値段を支えきれない。やや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 双葉電子工業6986 現金と持ち合い株が時価総額を上回るが、本業は 7 年連続の営業赤字。資産が株主に届くかが焦点 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 リコー7752 複合機消耗品の縮小を低採算のデジタルサービスで埋める転換期。ROEは資本コスト未満で、今の値段はやや先回りしすぎている 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 京写6837 片面の基板で量は世界最大級。だが値段を決められず、稼ぎは資本コストに届かない。割高 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 能美防災6744 防災の二大手で、堅い内需の優良企業。ただし最高益の利益率が続く前提の値段 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 沖電気工業6703 官公庁・金融向けの堅い事業に、縮む ATM とプリンターの重しが付く会社。利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 サクサ6675 土地を売って、貸し地代を手放し、手元に現金が積み上がった通信機器メーカー。現金の戻り方は約束された。本業の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 小野測器6858 回転と音を測る老舗だが、エンジン試験の縮みを電動車の評価で埋めきれず、資本の稼ぎは薄い 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 IDEC6652 安全スイッチに強い堅実な中堅。中計の利益率 13% は届きにくく、今の値段は先の好調を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 CGSホールディングス6633 金型用 CAD/CAM で国内 2 位。時価総額は純現金とほぼ同じだが、現金の多くは事業に張り付き、AI が席課金型の寿命を縮める。10 年の価値は今の半分ほど 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ティアック6803 高級オーディオと業務用機器のニッチ企業。足元の利益は一時の項目に支えられ、稼ぎが資本コストに届かず、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 santec Holdings株式会社6777 AI向け光通信の試験・部品で稼ぐ小さな光学メーカー。利益の質は良いが、稼ぎが好況の頂に近く、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.0%) 割高 OSGコーポレーション6757 浄水器のカートリッジ交換が稼ぎの柱。食パンと総菜の寄り道が利益を削り、配当は利益を超えて払い続けている 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 日本タングステン6998 超硬とタングステン加工の中堅。原料高の追い風は一時的で、稼ぐ力に比べて今の時価総額は重い 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 シリウスビジョン6276 印刷の検査機の再建途上、現金は厚いが稼ぐ力は薄い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 フォスター電機6794 車載スピーカ世界大手。アクティビストが入り資本効率は改善に向かうが、10年の稼ぐ力に見合う値段は今より低い 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アルバック6728 真空技術の老舗で半導体へ重心を移す途上だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、値段は回復を先取りしている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 安川電機6506 サーボ・インバータが利益の柱でロボットは薄利・中国依存、ROE7.3%に対し今のPER32倍は見合わない 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オムロン6645 制御機器の在庫調整は一巡したが、ヘルスケアは中国品との価格競争、構造改革でROEは当面一桁台にとどまる 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 アイコム6820 現金が時価総額の5割に達する無線機メーカー。事業の稼ぐ力に対して資本が厚く、利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 アクセル6730 パチンコ機向け画像LSIの小さな専業。足元は価格適正化で好調だが、市場が細り続ける。手元の現金を除くと割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス6699 点火コイルは電動化で縮む側。パワコンと空調向け電源が支えるが、借入が重く、株主の取り分はほとんど残らない 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ファナック6954 CNC・ロボット世界首位の無借金企業だが、中国系メーカーの台頭と今のPER33倍はROE8.9%に見合わない 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ウシオ電機6925 光源と露光装置の確かな技術はあるが、利益の薄い会社に AI 基板の夢まで上乗せした値段 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 AIメカテック6227 AI向け後工程装置で利益が急伸したが、頼りは少数の大口顧客の投資。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −37.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 大日光・エンジニアリング6635 カメラ大手向けの基板実装とレンズ組立の受託。利益率は2%に届かず借金も重く、割高とみる 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 シンフォニアテクノロジー6507 半導体搬送と防衛の追い風は本物だが、景気で振れる中堅メーカーに今の値段は高い 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 堀場製作所6856 半導体MFC世界シェア6割・排ガス計測8割だが、PER27倍はROE10.7%に見合わず、EV化とバイオ不振が重荷 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 日本電波工業6779 AI向け発振器で業績は急回復中だが、売上が10年停滞した薄利の水晶専業。10年の稼ぐ力に照らすと値段は先走りすぎ 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 KOA6999 抵抗器の老舗。AIと車載で利益は戻るが、10年で測る稼ぐ力は今の値段に届かない 本質価値との差 −40.4% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 電気興業6706 基地局アンテナと高周波の技術屋。稼ぐ力が弱く、棚卸資産の会計に疑義が出ている 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 太洋テクノレックス6663 曲げられる配線板の試作が本業の小さな工場。利益は薄く、資産に比べて稼ぐ力が足りない 本質価値との差 −42.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 日本マイクロニクス6871 DRAMのプローブカードで首位。だが一本足の循環株に、今の値段は先の先まで織り込みすぎだ 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 池上通信機6771 放送局のカメラと監視・医療・検査の映像機器の老舗。技術はあるが稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 シスメックス6869 血球計数で世界首位も、中国の集中購買で稼ぐ力が急低下。資本コスト7.5%で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 SMK6798 車載に軸足を移す途上のコネクタ・リモコンメーカー。利益の戻りが遅く、今の値段は高い 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ミナトホールディングス6862 産業用メモリーの加工・商社。市況が押し上げた好況の利益は続かず、10年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ダブル・スコープ6619 価値の芯は韓国の WCP の持分だけ。借金を引くと残りは薄く、赤字の本体が持分を食う 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 パナソニックホールディングス6752 家電・空調・配線・電子部品・車載電池・B2Bソリューションの複合体。構造改革は進行中で、今の値段は改革の成功をかなり先取りしている 本質価値との差 −46.2% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 KOKUSAI ELECTRIC6525 バッチALDで世界シェア7割・東京エレクトロンと二社寡占。AI需要は本物だが、今の株価は中立の10年先をもう織り込んでいる 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キーエンス6861 無借金・直販の圧倒的な収益力は本物だが、中国依存と高い倍率の持続力が10年後の本質価値を左右する 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 大真空6962 水晶の世界大手だが、薄い利益に重い借金。新型のArkhが実を結ぶまで、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 日清紡ホールディングス3105 日清紡HDは無線・通信が稼ぎ頭の会社に変わりつつあるが、稼ぐ力の弱さと不動産の先細りが10年の価値を押し下げる 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 村田製作所6981 MLCC世界シェア4割、AIサーバー・車載電動化が追い風だが、ROE1割強の本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 サン電子6736 利益の大半は米上場Cellebrite株の持分から来る。10年後を利益で測ると、本質価値は今の時価総額を半分ほど下回る(割高) 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社シキノハイテック6614 半導体の検査装置と LSI 設計受託の小さな会社。利益が出ていない今の値段は、先の成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ヤーマン6630 美顔器のヒットで膨らみ、中国の規制でしぼんだ会社。現金は厚いが、計画の回復は先走りで、値段は割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 レーザーテック6920 EUVマスク検査を世界独占する一点突破の優良企業、株価は独占の継続を前提に組まれている 本質価値との差 −50.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 湖北工業6524 海底ケーブル用光部品と電解コンデンサ用リード端子で世界首位。事業は強いが、今の値段は好況の利益が続く前提で、本質価値の2倍を大きく超える 本質価値との差 −51.2% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 アドバンテスト6857 HBM・AIテストの覇者だが、株価はすでに10年分の超成長を前払いしている 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 −1.1%) 割高 太陽誘電6976 コンデンサ世界3位。AIサーバー需要で株価は1年で8倍になったが、利益率とROEの低さを映すと、今の値段は積みすぎ 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 アオイ電子6832 後工程受託の老舗が、自己資本に迫る400億円規模を先端パッケージに賭ける。当たっても倍率は伸びず、割高と見る 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 メイコー6787 車載基板の首位級が AI・衛星向けに 2,100 億円を投じる賭け。成長は本物だが、借金と循環を負った値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 ローム6963 SiC減損からの復活途上。EV減速と中国の値下げの中で東芝・三菱電機との連合がもうひとつの本質価値を左右する 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 FDK6955 富士通から台湾の SILITECH へ親会社が替わった電池メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、10年では割高と見る 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 イビデン4062 AI 向け基板の主役だが、今の値段は世界の AI 個数が 8 倍・シェア 4 割台維持という楽観の先まで織り込む 本質価値との差 −55.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 精工技研6834 AI向け光コネクタの設備特需で稼ぐ会社。ただ利益の多くは山の上で、今の値段は先を織り込みすぎだ 本質価値との差 −58.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ユー・エム・シー・エレクトロニクス6615 1,000 億円を作って利益は 1% 台。重い借入と優先株の下で、普通株の取り分は薄く割高だ 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −0.6%) 割高 ルネサスエレクトロニクス6723 車載マイコン世界首位の座は競合に奪われたが、AIインフラとAltiumの組み合わせが次の10年の本質価値を決める 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ジオマテック株式会社6907 ディスプレイと半導体向けの薄膜加工。9 期の赤字から戻ったが、山谷が激しく客先も偏る。今の値段は回復の続きを織り込みすぎで、割高と見る 本質価値との差 −64.1% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ザインエレクトロニクス6769 高速伝送チップの小さな設計会社。現金は厚いが本業は赤字が続き、時価総額は現金を上回る分だけ割高に見える 本質価値との差 −66.9% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 リバーエレテック6666 超小型の水晶部品の専業。新製品に夢はあるが、12年の大半が赤字で借金も重い。今の値段は会社の計画の達成をほぼ織り込む 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 岡谷電機産業6926 ノイズ対策部品の老舗だが2期続けて17億円の営業赤字。立て直しても資本コストに届く稼ぎは見えず、今の値段は高い 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 原田工業6904 車載アンテナの専業。足元の利益は戻ったが、税と金利を引くと残る利益は薄く、今の値段は回復を先取りしすぎている 本質価値との差 −67.8% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 オキサイド6521 主力の結晶は堅調でも、赤字と借入が重く、今の時価総額は黒字化の先まで織り込む 本質価値との差 −67.9% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 インスペック6656 AI 向けパッケージ基板の検査装置を手がける秋田の小さな装置会社。技術は本物だが、受注の山谷が深く、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 多摩川ホールディングス6838 高周波部品と売電の小さな会社。足元の増益は評価益が大半で、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高いとみる 本質価値との差 −73.8% · 10 年 割高(年 −5.1%) 割高 オプトエレクトロニクス6664 小さなバーコード読み取り機の老舗。エイサーの傘下で出直すが、赤字が続き稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 トミタ電機6898 鳥取のフェライトコアの小さな会社。現金と土地は厚いが本業は10年余り赤字がちで、今の値段は稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −82.6% · 10 年 割高(年 −8.9%) 割高 QDレーザ6613 量子ドットレーザは本物の技術だが、売上14億円の会社に800億円超の値は、まだ来ない成功を先に払いすぎている 本質価値との差 −84.6% · 10 年 割高(年 −10.3%) 割高 ぷらっとホーム6836 Linuxの小型サーバーで細く稼ぐ老舗。18期続いた赤字をやっと抜けた段階で、今の時価総額は利益の200倍を超える 本質価値との差 −87.9% · 10 年 割高(年 −12.6%) 割高 TBグループ6775 LED 表示機と電子レジの小さなメーカー。19 期連続の営業赤字で、稼ぐ力は時価総額の裏づけにならない 本質価値との差 −89.0% · 10 年 割高(年 −10.7%) 割高 ジャパンディスプレイ6740 12 期連続赤字の中小型パネル会社。いちごの新株予約権で株数が約 1.7 倍に増え、10 年後に既存株主へ残る取り分は今の時価総額に遠く届かない 本質価値との差 −93.2% · 10 年 割高(年 −15.2%) 割高 大黒屋ホールディングス6993 ブランド品の買取と質屋の老舗。ファンド傘下で再建に入ったが、10年の稼ぐ力で測ると本質価値は今の時価総額を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −93.6% · 10 年 割高(年 −16.2%) 割高 JNグループ6634 暗号資産の取引所と消耗品の卸、電子書籍を束ねた小さな持株会社。赤字と借金が重く、今の値段は事業の稼ぎでは説明できない 本質価値との差 −96.3% · 10 年 割高(年 −19.5%) 割高 ウインテスト6721 売上4億円に対し赤字12億円、資金は新株の発行頼みの半導体検査装置会社。時価総額116億円は事業の実績から大きく離れている 本質価値との差 −99.6% · 10 年 割高(年 −36.4%)

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読んだ資料

  1. 山一電機 中期経営計画(2026〜2028年度)の要約
  2. 山一電機 有価証券報告書(FY2026)
  3. 山一電機の25年4〜12月期、CS事業がけん引し大幅増収増益(電波新聞)

分析日 2026-10-16