株譜
AI 銘柄分析 · 電気機器 · 試作

日本シイエムケイ 6958

車載向けビルドアップ基板で世界首位級だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)721 円515 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)753 円537 億円差 −4.2%
10 年後から見ると 適正 価値 721 円515 億円 · 差 −4.2% · 期待の年率 +7.0%
期待の年率リターン(10 年)+7.0%資本コスト比 −2.0 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日本シイエムケイは、自動車向けのプリント配線板(電子部品をのせる基板)に特化した専業メーカーである。車載向けの先端品、ビルドアップ基板では世界首位級とされる。筆者の結論は、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る、というものだ。いちばんの理由は、稼ぐ力が資本コストに届かないことにある。

売上は 1,000 億円を超えたが、営業利益率は 3% 前後にとどまる。タイの新工場は 2025 年 11 月に動き出したものの受注が少なく、27 年 3 月期は償却の負担が重い。前の中期計画も 3 期続けて外れた。

追い風は確かにある。車は電子部品のかたまりになり、ECU(車の頭脳)の統合で基板は大きく複雑になる。会社は車載向けビルドアップ基板の数量が 2030 年まで年 18% 伸びると見る。この波に乗れれば、利益率は 6〜7% まで上がる。

筆者は、その中立の筋書きでも ROE は 7〜8% にとどまると見る。資本コストを下回る会社が持つ自己資本は、帳簿の額面より価値が小さい。今の時価総額が自己資本を下回っていることは、割安の根拠にならない。確率を重ねた本質価値は今を 1 割半ほど下回り、「やや割高」と出た。楽観の筋書き(確率 7%)が実現すれば、時価総額は 3 倍になる。

バリュー投資の観点から

事業の本質は悪くない。車が賢くなるほど、基板は増え、複雑になる。10 年後もこの事業は残り、先端品の比率は上がる。バリュー投資の観点で問われるのは、その成長が株主のものになる利益に変わるかどうかだ。

今のところ、変わっていない。売上は 2015 年 3 月期から 11 年で 4 割弱しか伸びず、営業利益率は 3% 前後。設備に資金が取られ、株主に残るオーナー利益は薄い。ROE が資本コストに届かない会社では、利益を再投資しても価値は増えない。

堀は、車載の認定という切り替えの難しさにある。しかし顧客の 35% がデンソー 1 社で、値決めの主導権は買い手にある。広い堀とは言えない。

経営の資本の使い方には疑問が残る。タイ工場に 483 億円を投じ、受注が追いつかないまま償却が始まった。前の計画は 3 期続けて外れた。DOE 3% への転換と自社株買いの検討は、資本効率を意識した前進だ。ただ、実行を見るまでは割り引く。

安全域は、今の値段には見当たらない。楽観が実現して初めて、今の値段を大きく上回る。確率の高い中立から悲観では、元本を割る側に寄る。筆者は今のところ、この会社を持ち続けたい事業とは考えない。ただ、中国工場の型がタイで再現されれば、見方は変わる。

何で稼ぐ会社か

事業は 1 つ。プリント配線板(基板)をつくって売る。基板は電子部品をのせ、部品どうしを電気でつなぐ土台で、車のエンジン制御、ブレーキ、運転支援のユニットに入る。基板づくりは 60 年を超え、車載は 40 年以上の実績がある。

売上の 86% が車載向けで、残りは通信や産業機器など。最大の顧客はデンソーで、売上の 35% を占める。2026 年 3 月期の売上 1,002 億円のうち、日本が 6 割、中国と東南アジアが各 2 割弱だ。

基板は 3 つに分けるとわかりやすい。ひとつはビルドアップ基板(HDI)。薄い層を積み重ねて細かい配線をつくる先端品で、売上の 3 分の 1 にあたる 330 億円。運転支援や統合 ECU に使われ、いちばん伸びている。もうひとつは多層貫通基板などの量産品で、売上の 6 割弱。車載の主力だが、市場の伸びは年 2〜3% と遅い。最後に、航空宇宙、半導体関連、医療機器、ロボットなど、車以外の「新領域」がある。売上は 107 億円と小さいが、会社は 2031 年 3 月期に 200 億円を目指す。

工場は新潟と相模原(日本)、無錫と東莞(中国)、タイにある。中国の工場は、基板を大きな板で一度に作る大判化と自動化で、地域別の利益率が 16% に達する。日本は 4% 台、東南アジアは赤字だ。この差が、会社の課題をそのまま映している。

優良さと弱いところ

強みは、車載で積んだ実績と認定だ。車載の基板は長い年数の使用に耐える信頼性を求められ、一度採用されると次のモデルでも使われやすい。同社は不良の原因を調べる解析設備が厚く、車載向けビルドアップ基板では世界首位級の位置にいる。

ただし、堀はそれほど広くない。顧客のデンソーが売上の 35% を占め、値下げ要請を受ける立場にある。ビルドアップ基板は市場が速く伸びる分、メイコー(6787)のような国内勢や台湾・中国の大手が入ってくる。利益率の差がそれを示す。メイコーの営業利益率が 1 割前後なのに対し、同社は 3% 前後にとどまる。

資本効率は低い。ROE は過去 10 年の中央値が 4.6%、最高でも 6.9% で、資本コストに一度も届いていない。過去 20 年に赤字の期が 8 回ある。最近の失敗も重い。タイ新工場は、受注が少ないまま償却が始まり、システムの不備で生産が乱れた。前の中期計画は 3 期とも外れた。

財務は壊れていない。自己資本比率は 55%、純有利子負債は 227 億円。ただ、タイの有形固定資産だけで 483 億円あり、時価総額に近い。まだ稼いでいない設備が重い、というのが筆者の見方だ。

救いは中国工場にある。大判化と自動化で、同じ基板を 16% の利益率で作れることを自社で示した。この型をタイに移せるかどうかが、優良さを決める。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

車載基板は、数量が自動車の生産台数より速く増える市場だ。自動車の生産は 2030 年まで年 1.5% の伸びだが、車載基板の数量は 4.9%、先端のビルドアップ基板は 18.4% と会社は見る(富士キメラ調べ)。車 1 台あたりの半導体が増え、ECU を 1 つにまとめる統合 ECU や運転支援が広がるからだ。統合 ECU の基板は、従来の 4〜5 倍の大きさになる。

市場の大きさは、車載向けで約 1.5 兆円。同社の車載売上は 900 億円弱だから、シェアは 6% ほどになる。ビルドアップだけで見れば世界首位級でも、基板全体では小さな存在だ。市場が数量で年 4.9%、単価で物価に届かない伸びなら、2036 年の車載基板は約 2.8 兆円になる。シェアを守れば、売上は 1,500 億円台、営業利益率 7% で 100 億円を超える。これが中立の骨格だ。

値段の見通しは厳しい。ビルドアップ基板は層が増えるほど単価が上がるが、競合が増えれば値下げ圧力が強まる。自動車部品は値下げ要請が付きものとされ、物価の 3% が自動的に転嫁されるとは考えにくい。

競合は、メイコーなど日本勢、台湾のユニマイクロン、中国・韓国の大手などだ。車載顧客は地政学を理由に調達先を分けたがる。これは同社にとって追い風のはずだが、タイ工場の受注が伸びていないことが、その期待が思ったほど実を結んでいないことを示している。

景気の波は、半導体や素材ほど大きくない。ただ、EV の失速と PHV への揺り戻しで、欧州顧客向けは減った。電動化の道筋がぶれると、基板の需要もぶれる。今は需要が伸びる側の入口にいる。数量の伸びが利益に変わるかは、競争と稼働率しだいだ。

資本政策と M&A

資本政策は転換点にある。2026 年 5 月の中期計画で、配当を「自己資本の 3%」(DOE 3%)で決める方式に改めた。これまでの配当性向 30% 方式は、利益がぶれると配当もぶれた。今の自己資本なら、年 25 億円ほどの配当になる。加えて、約 55 億円の戦略投資枠で自社株買いか追加投資を機動的に行う。ROE 9% 超を 2031 年 3 月期に目指す。

資金は、3 年で約 400 億円のキャッシュ・インを見込み、成長投資 約 150 億円と更新投資 約 120 億円に回す。余りで借入を返す。タイ工場の建設で純有利子負債は 227 億円まで増えた。投資有価証券の売却益 18.9 億円を 2026 年 3 月期に計上しており、持ち合い株の整理も進む。大型の買収は計画にない。

ガバナンスは、2026 年 6 月に監査等委員会設置会社へ移り、社外取締役が半数になった。企業価値向上委員会も置いた。タイ工場のシステム不備を重大な事故と認め、再発防止を課題に挙げている。

再編の芽はある。時価総額は 555 億円と小さく、自己資本を下回る。アーカス・インベストメントが 6% 超を持つ(2025 年 12 月の大量保有報告)。TOB の確率は、kabufu の試算で 10 年以内に 2 割ほどだ。ただ、買い手は見えない。筋書きには織り込んでいない。

点検済み:中立の営業利益率6.7%が会社予想(28年3月期5.9%)と過去最高(4.9%)を超え、ビルドアップ基板が今の6.1%から9%へ上がる前提だったため、7.5%・車載4.5%に置き直した(全社5.8%)。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

車は走る半導体になり、基板は増えて複雑になる。統合 ECU の基板は従来の 4〜5 倍の大きさで、ビルドアップ基板の数量は 2030 年まで年 18% 伸びる。同社は車載向けビルドアップ基板で世界首位級にいて、統合 ECU と運転支援の売上は 180 億円から 280 億円へ増える見通しだ。ビルドアップの比率は 33% から 29 年 3 月期に 41% へ上がる。

利益の改善も道筋が見えている。中国工場は、大判化と自動化で地域別の利益率が 16% に達した。東南アジア(主にタイ)の売上は 174 億円で、営業赤字は 15 億円。中国と同じ型が移れば、この地域だけで利益が 40 億円以上増える。27 年 3 月期の営業利益の予想は 50 億円で、前期の 2 倍近い。

資本政策も変わった。DOE 3% で配当を安定させ、自社株買いの枠も設けた。社外取締役は半数になる。時価総額が自己資本を下回る今、株主還元の強化は資本効率の改善に直結する。新領域は航空宇宙、ロボット、半導体検査装置で量産案件が動き出し、2031 年 3 月期に 200 億円を狙える。

慎重な見方

会社の計画は 3 期続けて外れた。2023 年 11 月の見直しで掲げた営業利益は 26 年 3 月期に 80 億円、実績は 28 億円だった。ROE は過去 10 年で最高 6.9% と、資本コストに一度も届いていない。

タイ工場は 483 億円の設備が、受注の少ないまま償却に入った。システムの不備で生産が乱れ、歩留まりの課題も残る。東南アジアの赤字が消える保証はない。前の計画が期待した外資顧客の拡大も、コスト競争で外れた。

顧客は偏っている。デンソーが売上の 35% で、比率は上がり続けている。値決めの主導権は買い手にある。ビルドアップ基板の市場が伸びるほど、メイコーや台湾・中国の大手が入り、値下げ圧力が強まる。EV の失速で欧州顧客向けは減った。

26 年 3 月期の純利益 40 億円は、為替差益 15 億円と有価証券の売却益 19 億円に支えられた。営業利益は 28 億円にすぎない。DOE 3% の配当は年 25 億円ほどで、ならした純利益 30 億円のほとんどを占める。成長投資の余力は、借入に頼ることになる。

どちらに重みを置いたか

市場の伸びと中国工場の成功という強気の見方は、事実に支えられている。しかし、計画を 3 期続けて外した実績、タイ工場の失敗、デンソー 1 社への偏りという慎重な見方の指摘のほうが重い。

強気が当たる筋書きは、タイ工場が中国並みに立ち上がることを必要とする。その確率は、実績を見ると 3 割に届かない。そこで、楽観とやや楽観を合わせて 27%、やや悲観と悲観を合わせて 39% と、慎重な側にやや厚く寄せた。中立は 34%。事業の構造が壊れるわけではないので、悲観は 12% にとどめた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,066 円760 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 417 円298 億円)。 今の値に割り戻すと 721 円515 億円、今との差 −4.2%、 期待の年率 +7.0%(資本コスト 9.0%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 2,908 円2,075 億円 729 円520 億円 +383.1% +17.1% 255 円182 億円
やや楽観 20% 1,860 円1,327 億円 603 円430 億円 +227.1% +12.6% 493 円351 億円
中立 34% 1,064 円759 億円 417 円298 億円 +96.7% +7.0% 504 円359 億円
やや悲観 27% 345 円246 億円 322 円230 億円 −11.4% −1.2% 180 円129 億円
悲観 12% 293 円209 億円 140 円100 億円 −42.5% −5.4% 52 円37 億円
加重平均100% 1,066 円760 億円417 円298 億円 +96.9% +7.0% 1,483 円1,058 億円

今の株価時価総額 753 円537 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.0% を下回るほど割高。

楽観 7% 統合 ECU と運転支援に乗り、タイ工場も満床になる 利益 164 億円 · PER 12.7 倍 · 株価時価総額 2,908 円2,075 億円

自動車が「走る半導体」になる流れが想定より速く進み、統合 ECU と運転支援の基板が車ごとに大きく複雑になる。ビルドアップ基板の数量は 10 年で 2.8 倍になり、売上のほぼ半分を占める。タイ工場は 2028 年ごろに満床になり、中国工場と同じ大判化・自動化が根づく。東南アジアの赤字は消え、全社の営業利益率は 9〜10% に届く。

新領域は、航空宇宙、半導体検査装置、ロボット、光トランシーバーで量産案件が積み上がり、売上は 400 億円を超える。外資系の車載顧客も取り込み、デンソーへの依存は 3 割前後に下がる。DOE 3% の配当に自社株買いを重ねて自己資本の膨らみを抑え、ROE は 12〜13% になる。会社が掲げる 9% 超をはるかに上回る、理想的な 10 年だ。

  • 車載ビルドアップ基板(HDI):数量 42.0(年間の出荷面積(万㎡、推定))× 価格 29(1 ㎡あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 1,201 億円・営業利益 144 億円。統合 ECU・運転支援で数量が大きく伸びる
  • 車載の多層貫通基板・両面基板ほか:数量 72.2(年間の出荷面積(万㎡、推定))× 価格 11(1 ㎡あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 812 億円・営業利益 57 億円。量産品も高多層化で微増
  • 新領域(航空宇宙・半導体関連・医療・ロボットなど):数量 10.7(年間の出荷面積(万㎡、推定))× 価格 41(1 ㎡あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 434 億円・営業利益 48 億円。量産案件が積み上がる

倍率:事業の純利益 164 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.8% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.6 倍。全体の PER 12.65 倍、時価総額 2,075 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:統合 ECU と運転支援の需要が計画を超え、タイ工場が早く満床になり、新領域も量産に乗る必要がある。前の中期計画を 3 期続けて外した実績があるので、確率は低く置いた。

やや楽観 20% 会社計画に近い道を歩み、ROE が資本コストを超える 利益 114 億円 · PER 11.6 倍 · 株価時価総額 1,860 円1,327 億円

車載のビルドアップ基板は会社計画に近いペースで伸び、2029 年 3 月期の売上 1,200 億円・営業利益 75 億円をほぼ達成する。その後も数量は年 9% 前後で増え、10 年で 2.4 倍になる。タイ工場は立ち上がりが遅れるが、2030 年前後に中国並みの生産性に近づく。

多層貫通基板は市場の伸びに合わせた微増にとどまる。それでも高多層化と物価の転嫁で単価はもつ。新領域は 2031 年 3 月期の 200 億円目標に届き、その後も伸びる。営業利益率は 8% 台、ROE は 10% 程度になる。資本コストをわずかに上回るだけで、強い会社とまでは言えない。ただ、投資家の期待には応える 10 年になる。

  • 車載ビルドアップ基板(HDI):数量 36.0(年間の出荷面積(万㎡、推定))× 価格 28(1 ㎡あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 990 億円・営業利益 104 億円。会社計画に近いペースで伸びる
  • 車載の多層貫通基板・両面基板ほか:数量 67.2(年間の出荷面積(万㎡、推定))× 価格 11(1 ㎡あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 726 億円・営業利益 44 億円。市場並みの微増
  • 新領域(航空宇宙・半導体関連・医療・ロボットなど):数量 8.9(年間の出荷面積(万㎡、推定))× 価格 39(1 ㎡あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 348 億円・営業利益 35 億円。200 億円目標に届く

倍率:事業の純利益 114 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.1% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.6 倍。全体の PER 11.64 倍、時価総額 1,327 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:車載のビルドアップ基板の市場は会社の見通しどおり年 18% 伸びる公算が大きい。その伸びを取り込み、タイ工場を中国並みの生産性に近づけられれば届く水準で、強気の筋書きとしてはいちばん現実的だ。

中立 34% 計画を半分たどり、ROE は資本コストにわずかに届かない 利益 68 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 1,064 円759 億円

会社計画の道筋を、半分たどる。ビルドアップ基板は市場の拡大に沿って数量が 10 年で 2.1 倍になる。ただ、競合の参入で単価の伸びは物価より小さい。売上は 1,800 億円弱、営業利益率は 5〜6% で、会社の 28 年 3 月期予想(5.9%)の水準に届く形だ。

タイ工場は 2030 年ごろに黒字になるが、中国工場の利益率には届かない。新領域は 200 億円の目標に数年遅れて届き、その後はゆるやかに伸びる。デンソーとの取引は続き、依存度は 35% 前後のままだ。DOE 3% の配当は守られるが、自社株買いは小さく、自己資本は 1,000 億円を超える。ROE は 6〜7% と資本コストにわずかに届かない。可もなく不可もない基板メーカーとして評価される 10 年になる。

  • 車載ビルドアップ基板(HDI):数量 31.5(年間の出荷面積(万㎡、推定))× 価格 26(1 ㎡あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 832 億円・営業利益 62 億円。市場の拡大に沿って伸び、単価は物価より小さく上がる
  • 車載の多層貫通基板・両面基板ほか:数量 62.8(年間の出荷面積(万㎡、推定))× 価格 11(1 ㎡あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 678 億円・営業利益 31 億円。数量は横ばい、値下げ要請で単価は物価に届かない
  • 新領域(航空宇宙・半導体関連・医療・ロボットなど):数量 7.1(年間の出荷面積(万㎡、推定))× 価格 39(1 ㎡あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 278 億円・営業利益 25 億円。目標に数年遅れて届く

倍率:事業の純利益 68 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.6% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 759 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:数量は市場の伸びに沿って増えるが、競合の参入と値下げ要請で利益率は計画に届かない。会社の目標の半分をたどる筋書きを中心に置いた。

やや悲観 27% 中国・台湾勢が入り、成長が利益に変わらない 利益 35 億円 · PER 7.0 倍 · 株価時価総額 345 円246 億円

中国・台湾の基板大手が、車載のビルドアップ基板へ本格的に入ってくる。数量は伸びるが、シェアは取れない。単価も物価の半分ほどしか上がらない。デンソーなど日系顧客の値下げ要請は強まる。

タイ工場は受注が積み上がらず、償却の重さに稼働率の低さが重なる。欧州顧客の電動化が遅れ、パワートレイン系の基板も伸びない。新領域は試作止まりが多く、200 億円の目標に届かない。売上は 1,300 億円台、営業利益率は 4% 台にとどまり、2027 年 3 月期の水準からほとんど改善しない。DOE 3% の配当は維持するが、利益が小さく、ROE は 4% 前後に沈む。事業は続けられるが、成長の物語は終わる 10 年だ。

  • 車載ビルドアップ基板(HDI):数量 24.0(年間の出荷面積(万㎡、推定))× 価格 24(1 ㎡あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 581 億円・営業利益 41 億円。競合の参入でシェアが伸びず単価も重い
  • 車載の多層貫通基板・両面基板ほか:数量 56.5(年間の出荷面積(万㎡、推定))× 価格 9.90(1 ㎡あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 560 億円・営業利益 20 億円。値下げ要請が強まり数量も減る
  • 新領域(航空宇宙・半導体関連・医療・ロボットなど):数量 5.4(年間の出荷面積(万㎡、推定))× 価格 35(1 ㎡あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 185 億円・営業利益 12 億円。試作止まりが多い

倍率:ROE 3.8% は資本コスト 9% 以下なので、PER の上限は 1÷k = 10.8 倍(ためた利益は額面を下回る価値)。優良でなくなった後の利益には、その 65% を置いた。自己資本の厚さや帳簿は根拠にしない。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PER 7.03 倍・時価総額 246 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:価格競争の激化、タイ工場の稼働率の低迷、欧州顧客の電動化の遅れが重なる筋書き。計画未達が 3 期続いた実績と、顧客の 35% がデンソー 1 社に偏る構造から、慎重な側にやや厚く置いた。

悲観 12% 主要顧客の調達先が動き、資産を売って守る会社になる 利益 −36 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 293 円209 億円

車載基板の競争が価格競争に変わり、デンソーなど主要顧客が調達先を中国・台湾勢へ振り向ける。ビルドアップ基板でも先行優位を失い、数量は今より増えない。日本とタイの工場の稼働率が下がり、固定費が重くのしかかる。

タイ工場は一部を減損して縮小し、国内の旧型ラインも閉じる。売上は 800 億円台に縮み、営業赤字が続く。借入は資産の売却で返し、配当は大きく削る。ただ、事業を続ける間も配当を払うため、積み上げた利益と資産の売却でまかなう。自己資本は減損で 470 億円ほどに減る。

欧州と日系の顧客の両方で受注が細り、新領域の量産も立ち上がらない。もう優良な基板メーカーではない。資産を売れるだけ売って価値を守る会社になる。

  • 車載ビルドアップ基板(HDI):数量 15.0(年間の出荷面積(万㎡、推定))× 価格 22(1 ㎡あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 330 億円・営業利益 0 億円。先行優位を失い数量が増えない
  • 車載の多層貫通基板・両面基板ほか:数量 44.0(年間の出荷面積(万㎡、推定))× 価格 9.00(1 ㎡あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 396 億円・営業利益 −8 億円。調達先を振り向けられ数量が縮む
  • 新領域(航空宇宙・半導体関連・医療・ロボットなど):数量 3.6(年間の出荷面積(万㎡、推定))× 価格 30(1 ㎡あたり平均単価(万円・名目))→ 売上 107 億円・営業利益 0 億円。量産に至らず頭打ち

倍率:営業赤字(純損失 36 億円)で稼ぐ力に値が付かないので、床は売れる資産で見る。今の自己資本 835 億円の約 25%(209 億円)。タイの設備は減損し、借入 227 億円を返した後に残る分だけを見た。

確率:主要顧客の調達先の見直しとタイ工場の失敗が同時に起きる筋書き。車載基板は一度認定を外れると回復に時間がかかり、赤字の期が過去 20 年に 8 回ある。事業の構造は壊れていないので 1 割強にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

車載ビルドアップ基板(HDI)

薄い層を積み重ねて細かい配線をつくる先端の基板。運転支援(ADAS)や統合 ECU に使われ、会社の成長の中心。

数量年間の出荷面積(万㎡、推定)価格1 ㎡あたり平均単価(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 15.0 22 330 20
10 年後 中立 31.5 26 832 62

取り方:会社が示す基板種別売上のうちビルドアップ(HDI)が 330 億円。開示は金額だけなので、車載向け 4 層前後のビルドアップ基板の 1 ㎡あたりの値段を 22 万円前後と見て、出荷面積を約 15 万㎡と推定した。数量は実質の面積で、会社の見通し(富士キメラ)では車載向けビルドアップ基板の数量が 2024〜30 年に年 18.4% 伸びる。物価 3% と多段化による単価の上昇は価格に入れ、競合の参入による値下げ圧力と差し引いた。中立は 10 年で 1.20 倍(物価の 1.34 倍に届かない)。営業利益は地域別の利益と比べ、日本の水準(4% 台)より少し高い 6% と推定した。

車載の多層貫通基板・両面基板ほか

車載の量産基板(エンジン、ブレーキ、ボディ系など)。市場の伸びは遅いが、売上の 6 割弱を占める。

数量年間の出荷面積(万㎡、推定)価格1 ㎡あたり平均単価(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 62.8 9.00 565 20
10 年後 中立 62.8 11 678 31

取り方:基板全体 1,002 億円から、ビルドアップ 330 億円と車載以外の新領域 107 億円を引いた 565 億円(多層貫通・両面・その他の車載分)。1 ㎡あたり約 9 万円と見て、出荷面積を約 63 万㎡と推定した。会社の資料では多層基板の市場は 2024〜30 年に年 2.5%、両面基板は 0.7% の伸びで、数量は横ばいから微増が普通。車載は値下げ要請を受けやすく、中国・台湾勢の量産品との競争もあるため、単価は 10 年で 1.20 倍(物価の 1.34 倍に届かない)を中立とした。営業利益率は 3.5% と推定。

新領域(航空宇宙・半導体関連・医療・ロボットなど)

車以外の基板。航空宇宙、半導体検査装置、医療機器、産業ロボット、通信など。会社は 2031 年 3 月期に 200 億円を目指す。

数量年間の出荷面積(万㎡、推定)価格1 ㎡あたり平均単価(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 3.6 30 107 9
10 年後 中立 7.1 39 278 25

取り方:会社の資料で通信とその他の売上が合計 107 億円(26/03 期。新領域の売上目標の基準値と同じ)。少量多品種で高多層・厚銅などの高機能品が多く、1 ㎡あたり約 30 万円と見て、出荷面積を約 3.6 万㎡と推定した。数量は実質の面積で、量産案件の積み上がりで増える。単価は物価 3% と高機能化で上がるが、競争もあるので中立は 10 年で 1.30 倍。営業利益率は 8% と推定した。

リスクと懸念

デンソー 1 社への偏り

売上の 35% がデンソーで、前期の 33% から上がった。受注が順調な間は支えになるが、調達方針や値下げ要請が変われば、売上と利益率の両方に直接響く。顧客の分散は中期計画でも課題に挙がっている。

タイ新工場の立ち上がり

2025 年 11 月に稼働したが、受注が少なく、27 年 3 月期は償却の負担が利益を押し下げる。タイの有形固定資産は 483 億円で時価総額に近い。システム不備と歩留まりの課題も残る。稼働率が上がらなければ、減損もありうる。

車載基板の競争と値下げ

ビルドアップ基板は市場が速く伸びるため、メイコーなど日本勢や台湾・中国の大手が入る。数量が伸びても単価が下がれば、利益は増えない。同社の営業利益率は 3% 前後と薄く、少しの値下げが利益の大きな減少になる。

自動車の電動化のぶれ

欧州の主要顧客は、EV の失速で PHV への揺り戻しが起き、販売が減った。会社の見通しは統合 ECU と運転支援の拡大に頼る。電動化や自動運転の導入が遅れれば、ビルドアップ基板の伸びが計画を下回る。

一過性の利益と為替

26 年 3 月期の純利益は、為替差益 15 億円と有価証券の売却益 19 億円に支えられた。営業利益は 28 億円にとどまる。円高に振れれば、海外の利益の円換算も目減りする。見かけの利益に惑わされる危うさがある。

人手の確保と人件費

国内の労働人口が減る中、会社は採用目標を売上目標と同じ重要な指標に置く。人手不足と人件費の上昇は、工場の稼働と原価に効く。省人化の投資が間に合わなければ、利益率を押し下げる。

計画の未達が続く信頼の問題

2023 年 11 月に見直した計画は、26 年 3 月期の営業利益が 80 億円の目標に対して 28 億円だった。新しい中期計画の 29 年 3 月期 75 億円も、前の計画と同じく外れる可能性がある。環境対策の引当(5 億円)のような予想外の費用も出ている。

今後の分かれ目

タイ工場の稼働率が上がり、東南アジアの利益が黒字になったら
中立の利益率の前提を上げ、やや楽観・楽観の確率を厚くする。中国工場の型が移ったことの証明になる。
ビルドアップ基板の売上比率が 29 年 3 月期に 4 割を超え、営業利益が 75 億円に届いたら
中期計画の道筋が当たったと見て、やや楽観の確率を上げる。届かなければ、やや悲観側へ寄せる。
デンソーの売上比率が 4 割を超えたら
値決めの主導権が一段と買い手に移ったとみて、利益率を下げ、悲観側の確率を上げる。
自社株買いが 50 億円規模で実施されたら
自己資本の膨らみが抑えられ、ROE が上がりやすくなる。ただ、利益そのものが増えない限り価値は大きく変わらない。
新領域の売上が 2031 年 3 月期に 200 億円へ届く道筋が見えたら
新領域の数量を上げ、全社の利益率の上振れ余地を見直す。届かなければ、やや悲観の前提に寄せる。
中国・台湾の基板大手が車載のビルドアップ基板で日系顧客の認定を取り始めたら
単価と数量の前提を下げ、やや悲観・悲観の確率を上げる。
大きな株主が経営に関与を強めたり、TOB の動きが出たりしたら
時価総額が自己資本を下回る点が焦点になる。ただ、買収価格が本質価値を上回るかは別に点検する。

見ておくもの

  • タイ工場の稼働率と東南アジアの地域別利益(赤字の縮小ペース)
  • ビルドアップ基板の売上比率(27 年 3 月期 37%、29 年 3 月期 41% の目標)
  • 29 年 3 月期の売上 1,200 億円・営業利益 75 億円の進み具合
  • デンソーの売上比率と外資系車載顧客の受注
  • 新領域の売上(26 年 3 月期 107 億円から 29 年 3 月期 150 億円)
  • 自社株買いの実施と DOE 3% の配当の水準

倍率と資本コストの決め方

数量(出荷面積)× 単価で 3 つの基板に分け、今の株価と PER は見ずに 10 年後の営業利益を積んだ。倍率は式 (1 − g÷RONIC)÷(k − g) で出した。k は 7.5% に quality +1.75% を足した 9.25%、g は 4%。中立の ROE は資本コストを下回るので、PER の上限は 1÷k=10.8 倍で、その 8 割を置いた。悲観は稼ぐ力ではなく、売れる資産の税後で置いた。確率は計画未達が続いた実績で慎重な側に寄せている。今の時価総額は最後に比べただけで、倍率には使っていない。新リース会計基準(2028 年 3 月期から)で BS の形が変わるが、10 年後の数字は今と同じ形(家賃を営業費用に入れる形)でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.31→12.65 倍・やや楽観 PER 9.51→11.64 倍・中立 PER 8.7→11.11 倍)。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +1.75%(循環 +0.5・値決め +0.5・借金 +0.25・寿命 +0.5)を足して k 9%。同じ基板のメイコー(9.0%)より少し高いのは、顧客の偏り、まだ動いていないタイ工場、低い利益率を寿命と値決めで見たため。計画未達の積み重ねは k に足さず、確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.25% → 9.00%。

同じ業種(電気機器)の AI 分析

割安 サンケン電気6707 本業は赤字で、価値の中心は持ち株の米アレグロ。ただ株主に届く分が読めず、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +88.4% · 10 年 割安(年 +16.0%) 割安 株式会社ミツバ7280 ホンダ向け 4 割強の車載・二輪部品メーカー。再建後の稼ぐ力に比べ、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 株式会社JVCケンウッド6632 利益の柱は北米の業務用無線の1本。車載は薄利で細る。利益で測ると本質価値は今の時価総額を上回る(3割ほどの割安) 本質価値との差 +61.4% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 テクノメディカ6678 国内シェア 9 割の採血管準備装置。純現金が時価総額の 7 割あり、還元も厚い 本質価値との差 +59.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 千代田インテグレ6915 打抜き部材の隠れた現金持ち。事業は凡庸だが、時価総額の半分は現金で、毎年それを株主に返している 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 協立電機6874 手元の現金が時価総額の半分を占める、FAと計測の中堅。稼ぎより資産で見て割安 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 大井電気6822 電力と通信の網を裏で支える横浜の機器と工事の会社。スマートメーターの波を割り引いても、今の値段は利益に比べて安い 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 小糸製作所7276 自動車ランプで世界シェア首位、強気の自社株買いは光るが、10年で測った本質価値はほぼ今の値段 本質価値との差 +50.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 愛知電機6623 AI向け基板が稼ぎ頭になった中部電力系の中堅。伸びは本物だが、基板の山と谷をどう見るかで値打ちが割れる 本質価値との差 +49.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 戸上電機製作所6643 電柱の高圧開閉器で国内首位の小さな優良メーカー。実力は堅いが、電力会社頼みの値付けが利益の天井を決める 本質価値との差 +48.5% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社メガチップス6875 SiTime株の含み益が時価総額を上回る一方、本業は任天堂一本足。10年で測ると適正圏にとどまる 本質価値との差 +47.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ズーム6694 録音機の老舗ブランドは健在。構造改革で利益が戻れば、今の値段には小さな安全域がある 本質価値との差 +46.0% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 日本セラミック6929 車載の運転支援と防犯センサで稼ぐ高収益の小粒株。利益率が過去最高で、本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +43.2% · 10 年 割安(年 +10.0%) 割安 ホシデン6804 売上の78%を任天堂に頼る請負型。特需は今期が山だが、厚い純現金が値段を支え、本質価値は今の値段並み 本質価値との差 +42.8% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 新コスモス電機6824 ガスもれを知らせる警報器の専業。北米の特需と純現金が光るが、特需の剥がれと中国勢が重く、本質価値は今の値段をわずかに上回る(適正) 本質価値との差 +41.9% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 株式会社ミマキエンジニアリング6638 看板から衣料まで刷る業務用インクジェットの専業。インクと保守が稼ぎの半分を支え、本質価値は今の値段の近くにある 本質価値との差 +40.8% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 OBARA GROUP株式会社6877 自動車の溶接とウェーハ研磨の二つのニッチ首位が稼ぐ。還元は手厚いが、10 年後の価値は今の値段を少し上回る程度 本質価値との差 +39.8% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 イノテック9880 NAND検査の小さな専業とEDA代理店の混成。本社ビル売却益を除けば、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 遠藤照明6932 店舗・オフィス向け照明で稼ぐ利益率 10% の優良メーカー。厚い現金と低い ROE で、値段はやや安いとみる 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 北陸電気工業6989 車載向け抵抗器・センサの中堅。貴金属高で利益は谷にあり、純資産の7割の値段はやや割安 本質価値との差 +34.3% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 パルステック工業6894 持ち運べる X 線応力計のニッチ会社。時価総額の 6 割が現金で、稼ぐ力は地味だが今の値段には届く。10 年で見るとやや割安 本質価値との差 +33.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 フェローテック6890 半導体の消耗部材と光通信の温調部品で稼ぎは急伸。だが投資の重さと薄い利益率が値段を縛る 本質価値との差 +32.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) やや割安 リオン6823 補聴器・粒子計測・騒音計の3本柱。半導体の波に乗る利益と、安定した現金。値段はほぼ本質価値の近辺 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 キヤノン7751 稼ぎの軸が複合機からカメラ・監視カメラ・露光装置へ移る途上のキヤノン。利益で測る本質価値は、今の時価総額を1割強上回る 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 AKIBAホールディングス6840 メモリ高で利益は山にある。堀の無い仲介の商いで、無配のまま利益をためる会社に安全域は薄い 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 かわでん6648 受注も利益も絶好調だが、250億円の新工場を抱え、今の高収益は10年続けて見込めない 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ニデック6594 会計不正と巨額減損で信用を落としたニデック。データセンター冷却と精密モーターの実力が、本質価値を決める 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 スミダコーポレーション6817 コイル専業の薄利メーカー。借金が重く、稼ぐ力は資本コストに届かない。計画どおりでも値段は妥当圏 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 ASTI株式会社6899 二輪・船外機の電装品とワイヤーハーネスを受託で作る浜松の独立系。利益率は 2% と薄く、内燃の縮みと値下げを電動化とインドが補えるか。今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 オリジン6513 電源・塗料・クラッチの小さな老舗。本業は資本コストに遠く届かず、値打ちの半分は持っている株にある 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 アルプスアルパイン6770 スマホ部品と車載を併せ持つ低採算の電子部品大手。立て直しは進み、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 アライドテレシスホールディングス6835 国内の公共向けに強い中堅ネットワーク機器メーカー。純現金は厚いが利益は山を越え、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 新電元工業6844 二輪車の電装品で稼ぐホンダ系の部品会社。利益が薄く景気で振れるため、10年後の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.7% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 エレコム6750 PC・スマホ周辺機器の国内大手。稼ぐ力は堅いが、10年で測る本質価値は今の時価総額を1割半ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 大崎電気工業6644 国内スマートメーターの取り換え期に乗る堅い会社だが、入札型の薄い利益率が壁で、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +19.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 市光工業7244 ヴァレオ傘下の自動車ランプ専業。利益率の薄さが重く、10 年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 星和電機6748 道路情報板と防爆照明で稼ぐ京都の堅実メーカー。資本をためすぎて自己資本利益率は6%台。10年で測ると今の値段はほぼ適正で、下値は固い 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 三菱電機6503 品質不正からの回復とFA・防衛特需で大きく再評価された。利益で測ると、本質価値は今の値段を1割弱下回る(適正) 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +7.5%) やや割安 アイホン6718 国内インターホンの首位。厚い純現金と薄い資本効率が綱引きし、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 シライ電子工業6658 滋賀と中国で作る汎用の基板メーカー。利益は大きく振れるが、溜まる現金の分だけやや割安 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ミネベアミツミ6479 ミニチュアベアリング世界シェア6割の堀は深いが、売上の8割は中国勢や自動車メーカーとの値下げ競争にさらされ、本質価値は今の値段を2割ほど下回る「やや割高」 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスペック6859 環境試験器で世界の2強に入る堅実な会社だが、利益率は1割前後で、10年後の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 デンヨー6517 可搬形発電機で国内首位級の堅実な会社だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、割安とは言えない 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 寺崎電気産業6637 船の電気の頭脳で世界の上位に立つ堅実な中堅。受注残は厚いが、造船の波と中国勢が利益の天井を決める 本質価値との差 +15.4% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 菊水ホールディングス6912 電源と安全試験の隠れた堅実メーカー。稼ぐ力は本物だが、世界の大手と争う小さな会社に今の値段は安全域が薄い 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 サンコー6964 車の配線部品などを作る精密プレスの小さな専業。電動化は追い風だが、顧客は 2 社に偏り、親会社が現金を握る 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 オプテックスグループ6914 防犯センサーで世界首位級の質は本物だが、IA の景気の波と倍率の薄れを見ると、10 年先の価値は今の値段を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 三相電機6518 半導体の製造装置向けのポンプで利益が戻った姫路の部品会社。伸びはあるが装置の会社に値段を握られ、ROEは資本コストに届かない 本質価値との差 +14.7% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニチコン6996 AIサーバー向けの値上げと増産で利益は戻る。ただし市況に乗る部品会社で、10年先まで高く見積もるのは危うい 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 日置電機6866 電気を測る専業の優良企業。電池とデータセンターの追い風は本物だが、利益は山に近く、10 年で見ると今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 +13.7% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 リーダー電子6867 放送局向け波形モニターの世界2位。技術は本物だが利益が薄く、強みは現金の厚さにとどまる 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社図研6947 国内首位級の設計ソフトは堅い商売だが、AIが席数課金を揺らす不安が残り、10年後の価値は今の値段の周辺にとどまる 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 アドテック プラズマ テクノロジー6668 AI投資の追い風は本物だが、顧客が偏る小さな専業の利益率は10年もたない。やや割高とみる 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスケーエレクトロニクス6677 ディスプレイ用の大型フォトマスク専業。中国勢の追い上げと重い設備投資が、割安さを削る 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 SCREENホールディングス7735 枚葉洗浄装置の首位は本物だが、中国リスクと市況の波を織り込むと、今の値段は10年の稼ぐ力を3割ほど上回る 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 東京コスモス電機6772 利益率 2 割の可変抵抗器を持つが全社は薄い。配当性向 100% の会社で、値段はほぼ中立どおり 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 日東工業6651 配電盤とキャビネットで国内首位級の堅い会社だが、利益は値上げに頼る面が大きく、10年の価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) 適正 正興電機製作所6653 九州電力が最大の客の地場の制御・受変電メーカー。足元の特需を差し引いた実力が分かれ目 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 テラプローブ6627 AI向けテストの需要は本物だが、設備の重さと親会社の支配を考えると、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 大同信号6743 鉄道の安全を守る堅い会社だが、顧客が偏り、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 横河電機6841 石油・ガス・LNGプラント向けDCS世界ビッグ6の一角。純現金で財務は健全だが、今のPER19倍はROE11%に見合わない 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 浜松ホトニクス6965 光センサーの世界的な老舗だが、いまの値段は利益の回復を何年も先取りしている 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 バッファロー6676 国内首位のネットワーク機器とストレージを持つ周辺機器会社。縮む市場の首位で、利益の山は長く続かない 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋電機6655 春日井の配電盤とエレベーター用センサーの会社。強い製品はあるが全社の稼ぎは薄く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 山一電機6941 AI半導体の検査とデータセンター配線の追い風で利益は急増。ただし山と谷の大きい部品屋で、今の値段は山の利益を織り込みすぎている 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 アズビル6845 国内ビル空調制御で七割のシェアを握るが、今の値段は十年先の高成長を映し込みすぎている 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 チノー6850 温度センサで稼ぐ堅実な計測機器メーカー。純現金は厚いが利益の伸びは物価並みで、本質価値は今の値段を2割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 ソニーグループ6758 ゲーム・音楽・映像のIPとイメージセンサーの複合体。資本コスト7.0%と名目の成長で測ると、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本航空電子工業6807 京セラが 3 分の 1 を持つコネクタ専業。利益率は 4% まで落ち、元の 7% への回復が遅れる分だけ今の値段は重い 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 株式会社ワコム6727 電子ペン技術で稼ぐ会社。スマホ大手への依存と中国勢の値下げが重く、利益で測った本質価値は今の値段をわずかに下回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 スタンレー電気6923 ホンダ頼みの車載灯火に買収も加わるが、ROE 9% 前後の稼ぐ力では今の時価総額とほぼ釣り合う水準 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 東芝テック6588 国内レジ首位でも利益が薄い小売機器・複合機の会社。10年の本質価値は今の値段をやや下回る(やや割高) 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ジーエス・ユアサ コーポレーション6674 車の電池で国内首位級、蓄電設備の伸びは本物だが、資金を食う成長が利益率を押さえ今の値段には重い 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 日本ケミコン6997 AIサーバー向けで利益は戻るが、資本コスト10%台に届く稼ぎは未知数。種類株の重みもあり本質価値は今を下回る 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 日本光電工業6849 病院の全部門に製品を納める国内の雄。海外は伸びるが利益率が低く、10年で見ると今の値段は割高に傾く 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヒロセ電機6806 精密コネクタの世界大手。車載とAI関連へ広げても、資本コストを少し超える程度のROEでは、今の利益の24倍という値段は重い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 フクダ電子6960 心電計の国内首位級で、在宅医療の継続収入と厚い純現金が強み。利益は伸びても実質では横ばいに近い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 象印マホービン7965 炊飯器ブランドと厚い純現金を持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。10年先の本質価値は今の時価総額を1〜2割下回る(やや割高) 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 TOA株式会社6809 国内の非常用放送で首位の音響会社。純現金は厚く、利益で測ると今の値段はほぼ妥当(適正)。 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 名古屋電機工業6797 道路情報板の専門メーカーで純現金も厚いが、直近の原価増で利益が崩れ、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 マブチモーター6592 ミラー用モーターで世界シェア8割超、現金は時価総額の3割。財務は鉄壁だが、物価並みにしか伸びない利益に今の値段はやや先走りだ 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヘリオス テクノ ホールディング6927 液晶パネル工場向けの印刷機と光源で稼ぐ小さな会社。時価総額の 7 割が現金だが、利益は液晶の投資しだいで、10 年の価値はやや割高とみる 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本電子6951 電子顕微鏡とマスク描画の二本柱。堀は本物だが利益の山が高く、10 年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本トリム6788 整水器の国内首位に、インドネシアの水と細胞バンクを足した会社。現金は厚いが、計画の伸びは先走りで、値段は割高 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 日本フェンオール6870 防災機器の小さな老舗で、財務は堅いが資本効率が低く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 東洋電機製造6505 鉄道車両の駆動装置で知られる老舗。利益が急に戻った直後の今、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日立製作所6501 電力インフラとLumadaの二本柱は本物だが、株価はInspire 2027の上振れをかなり先取りしている 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 TDK6762 HDDヘッド事業の売却観測とAIデータセンター需要が重なるTDK。稼ぎを電池に頼る構造は変わらず、ROE1割前後では今の値段を支えきれない 本質価値との差 −3.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ケル6919 精密コネクタの専業で、無借金・純現金は時価総額の4割。ただし利益は谷で配当が利益を上回り、10年で測るとやや割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 鈴木6785 2026/06 期は山の年とみる。増産投資の回収が見えるまで、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −3.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 セイコーエプソン6724 大容量インクタンクで世界No.1も、プロジェクターはAnkerに押され、ROE10%の中計実現が分かれ目 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 テクノホライゾン6629 教育ICTの電子黒板とFA機器の複合メーカー。前期の利益は営業外で膨らんだ山で、値段はやや割高 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ホーチキ6745 国内二番手の火災報知専業。事業は堅いが、最高益の利益率が続く前提の値段で、安全域は薄い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 三社電機製作所6882 稼ぎ頭の電源機器と赤字のパワー半導体が同居する会社。現金は厚いが、利益は株主に届きにくい 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 京セラ6971 KDDI株と純現金で時価総額の3割弱を持つが、本業のROEは資本コストに届かず、今の値段は改善への期待を強く映している 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 松尾電機6969 車載のマイクロヒューズで高い利益率を持つが、本業のタンタルは薄利で、台湾の親会社が4割を握る。今の値段はほぼ見合っている 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 イリソ電子工業6908 車載コネクターの堅実な会社だが、品質データの不正で利益の質が傷つき、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日本信号6741 列車の安全を握る堅い会社だが、過去最高の利益率が続く前提の値段で、10年で見ると割高に傾く 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 コニカミノルタ4902 複合機の縮みを半導体向け光学部品などで埋められるかが勝負。稼ぐ力に見合う本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 三井ハイテック6966 世界首位級のモーターコアだが、稼ぐ力はまだ資本コスト並み。10 年で見ても今の値段はやや高い 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 共和電業6853 国産ひずみ計測の老舗。財務は堅いが利幅の戻りは遅く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 マクセル6810 小型電池が柱の電機メーカー。利益率は薄く、資本コストを稼ぎ切れない。本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 株式会社東光高岳6617 東京電力が親で最大の客。品質不正から立ち直る途上で、高い利益率が続くかが分かれ目 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 芝浦メカトロニクス6590 AIパッケージの波に乗る小さな装置メーカー。足元の好調は織り込み済みで、10年では割高 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 エブレン6599 装置の頭脳を収める箱と配線の板を顧客ごとに作る小さな専業。稼ぎは堅いが現金が眠り、割高とみる 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 東京エレクトロン8035 AI投資で稼ぐ力は本物だが、今の株価はすでに強気の先の先まで映している 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 アバールデータ6918 半導体装置の制御部を請け負う小さな会社。谷は抜けたが、顧客頼みで稼ぐ力に上限がある 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 株式会社エンプラス6961 AI向けバーンインソケットで稼ぐ樹脂精密部品の会社。半導体の山の利益を前提にした今の値段は、10年の稼ぐ力を上回る 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 シャープ6753 家電・PC・液晶を抱える低採算の複合体。資本コスト9.5%で測ると稼ぐ力が足りず、本質価値は今の時価総額の半分前後(割高) 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 森尾電機6647 鉄道車両の運転台と電源の機器を作る老舗。米国の地下鉄案件で利益は過去最高だが、山は数年で引く。今の値段は割高 本質価値との差 −14.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電気(NEC)6701 ITサービス一本足の富士通と違い、防衛・海底ケーブルという官需インフラの柱を持つ会社。AI実需化と防衛予算増が分かれ目 本質価値との差 −15.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 富士通6702 ハード事業の縮小を終えつつあるITサービス会社。利益で測ると、本質価値は今の値段を2割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 東亜ディーケーケー6848 水質計の老舗。厚い現金と保守収入が支えだが、稼ぐ力は細り、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カシオ計算機6952 稼ぎの大半を腕時計が担う、純現金の厚い会社。流行頼みの堀に対し、今の値段は本質価値を 3 割ほど上回る「やや割高」 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 タムラ製作所6768 データセンター向け電源部品で最高益へ向かうが、ROE は資本コストに届かず、今の値段は先の好調まで織り込んでいる 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 富士電機6504 データセンター電源とSiCの伸びは本物だが、三菱電機・日立と同じ「電力テーマの先取り」がすでに株価に乗っている 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 山洋電気6516 冷却ファンの稼ぐ力は本物だが、AI需要の山を前提にした利益は10年先では薄まる。純現金と還元の転換が価値の床を支える 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 中央製作所6846 名古屋の電源・めっき装置メーカー。資産は時価総額の2倍あるが稼ぐ力が薄く、割安とまでは言えない 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 日本電子材料6855 HBM向けプローブカードで利益が跳ねた。だが、この山が10年続くと見るには値段が先を行きすぎる 本質価値との差 −18.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 京三製作所6742 国内信号の堅い更新需要は本物だが、利益率が薄く資本コストに届かない。今の値段は計画の達成を織り込みすぎている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 アルチザネットワークス6778 携帯の基地局を試す装置と試験の受託の会社。手元の純現金は時価総額に近いが、事業の稼ぎは小さく、現金も眠ったまま。10 年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 コーセル6905 純現金は厚いが、本業は赤字。ROE 5%の電源屋に、10年の筋書きは厳しい 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 株式会社明電舎6508 電力インフラと保守の稼ぐ力は本物だが、利益が倍になっても今の値段には届かない 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ユビテック6662 飲酒運転と熱中症の対策の義務化で IoT は伸びるが、小さな規模と親子上場が価値を縛る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 株式会社ダイヘン6622 電力インフラの追い風は本物だが、稼ぐ力に比べて今の値段は先走りすぎている 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 トレックス・セミコンダクター6616 小粒の電源ICとパワー半導体の受託製造で、利益の波が深い。中計の利益率は過去の山の水準で、そのまま信じにくい 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二電機工業6654 配電盤の端子台で食べてきた堅実な小企業。現金は時価総額の 7 割に迫るが、稼ぐ力が細く、その現金が株主に戻る道も細い 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ブラザー工業6448 複合機消耗品の衰退を工作機械・産業用印刷の拡大で補う転換点の会社。ローランドDG断念の規律が本質を示す 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 古野電気6814 世界の船の目となる機器の首位級。過去最高益は造船ブームの山にあり、利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 エヌエフホールディングス6864 微小な信号と電源を測る・つくる専門メーカー。現金は厚いが、規模が小さく今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ソシオネクスト6526 カスタム SoC の設計請負で稼ぐファブレス。AI 向けの量産が立ち上がる前の今は、先取りしすぎた値段だ 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 指月電機製作所6994 電力機器が利益の4分の3を稼ぐ部品メーカー。稼ぐ力は資本コスト並みで、本質価値は今の値段を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 EIZO6737 医療と防衛で強いモニター専業。本業の稼ぎは細く、時価総額の半分近くを持ち株と現金が占める。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 アンリツ6754 光通信と6Gの追い風は本物だが、景気で利益が大きく振れる計測器会社に、今の値段はその好況の長続きまで織り込んでいる 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 ヨコオ6800 半導体検査の伸びは本物だが、売上の6割を占める車載が重く、今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 帝国通信工業6763 車載・カメラ向けの操作部品とセンサの会社。財務は強いがROEは4%台で資本コストに届かず、新本社への投資も重い。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 NKKスイッチズ6943 放送卓や特殊車両の押しボタンで世界に名が通るが、利益率は3%前後。現金は厚いが、帳簿の安さほどの価値はない 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 PHCホールディングス6523 血糖測定の稼ぎが細るうえ借金が重く、10年先の利益は今の値段を支えきれない。やや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 双葉電子工業6986 現金と持ち合い株が時価総額を上回るが、本業は 7 年連続の営業赤字。資産が株主に届くかが焦点 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 リコー7752 複合機消耗品の縮小を低採算のデジタルサービスで埋める転換期。ROEは資本コスト未満で、今の値段はやや先回りしすぎている 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 京写6837 片面の基板で量は世界最大級。だが値段を決められず、稼ぎは資本コストに届かない。割高 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 能美防災6744 防災の二大手で、堅い内需の優良企業。ただし最高益の利益率が続く前提の値段 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 沖電気工業6703 官公庁・金融向けの堅い事業に、縮む ATM とプリンターの重しが付く会社。利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 サクサ6675 土地を売って、貸し地代を手放し、手元に現金が積み上がった通信機器メーカー。現金の戻り方は約束された。本業の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 小野測器6858 回転と音を測る老舗だが、エンジン試験の縮みを電動車の評価で埋めきれず、資本の稼ぎは薄い 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 IDEC6652 安全スイッチに強い堅実な中堅。中計の利益率 13% は届きにくく、今の値段は先の好調を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 CGSホールディングス6633 金型用 CAD/CAM で国内 2 位。時価総額は純現金とほぼ同じだが、現金の多くは事業に張り付き、AI が席課金型の寿命を縮める。10 年の価値は今の半分ほど 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ティアック6803 高級オーディオと業務用機器のニッチ企業。足元の利益は一時の項目に支えられ、稼ぎが資本コストに届かず、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 santec Holdings株式会社6777 AI向け光通信の試験・部品で稼ぐ小さな光学メーカー。利益の質は良いが、稼ぎが好況の頂に近く、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.0%) 割高 OSGコーポレーション6757 浄水器のカートリッジ交換が稼ぎの柱。食パンと総菜の寄り道が利益を削り、配当は利益を超えて払い続けている 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 日本タングステン6998 超硬とタングステン加工の中堅。原料高の追い風は一時的で、稼ぐ力に比べて今の時価総額は重い 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 シリウスビジョン6276 印刷の検査機の再建途上、現金は厚いが稼ぐ力は薄い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 フォスター電機6794 車載スピーカ世界大手。アクティビストが入り資本効率は改善に向かうが、10年の稼ぐ力に見合う値段は今より低い 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アルバック6728 真空技術の老舗で半導体へ重心を移す途上だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、値段は回復を先取りしている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 安川電機6506 サーボ・インバータが利益の柱でロボットは薄利・中国依存、ROE7.3%に対し今のPER32倍は見合わない 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オムロン6645 制御機器の在庫調整は一巡したが、ヘルスケアは中国品との価格競争、構造改革でROEは当面一桁台にとどまる 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 アイコム6820 現金が時価総額の5割に達する無線機メーカー。事業の稼ぐ力に対して資本が厚く、利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 アクセル6730 パチンコ機向け画像LSIの小さな専業。足元は価格適正化で好調だが、市場が細り続ける。手元の現金を除くと割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス6699 点火コイルは電動化で縮む側。パワコンと空調向け電源が支えるが、借入が重く、株主の取り分はほとんど残らない 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ファナック6954 CNC・ロボット世界首位の無借金企業だが、中国系メーカーの台頭と今のPER33倍はROE8.9%に見合わない 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ウシオ電機6925 光源と露光装置の確かな技術はあるが、利益の薄い会社に AI 基板の夢まで上乗せした値段 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 AIメカテック6227 AI向け後工程装置で利益が急伸したが、頼りは少数の大口顧客の投資。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −37.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 大日光・エンジニアリング6635 カメラ大手向けの基板実装とレンズ組立の受託。利益率は2%に届かず借金も重く、割高とみる 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 シンフォニアテクノロジー6507 半導体搬送と防衛の追い風は本物だが、景気で振れる中堅メーカーに今の値段は高い 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 堀場製作所6856 半導体MFC世界シェア6割・排ガス計測8割だが、PER27倍はROE10.7%に見合わず、EV化とバイオ不振が重荷 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 日本電波工業6779 AI向け発振器で業績は急回復中だが、売上が10年停滞した薄利の水晶専業。10年の稼ぐ力に照らすと値段は先走りすぎ 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 KOA6999 抵抗器の老舗。AIと車載で利益は戻るが、10年で測る稼ぐ力は今の値段に届かない 本質価値との差 −40.4% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 電気興業6706 基地局アンテナと高周波の技術屋。稼ぐ力が弱く、棚卸資産の会計に疑義が出ている 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 太洋テクノレックス6663 曲げられる配線板の試作が本業の小さな工場。利益は薄く、資産に比べて稼ぐ力が足りない 本質価値との差 −42.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 日本マイクロニクス6871 DRAMのプローブカードで首位。だが一本足の循環株に、今の値段は先の先まで織り込みすぎだ 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 池上通信機6771 放送局のカメラと監視・医療・検査の映像機器の老舗。技術はあるが稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 シスメックス6869 血球計数で世界首位も、中国の集中購買で稼ぐ力が急低下。資本コスト7.5%で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 SMK6798 車載に軸足を移す途上のコネクタ・リモコンメーカー。利益の戻りが遅く、今の値段は高い 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ミナトホールディングス6862 産業用メモリーの加工・商社。市況が押し上げた好況の利益は続かず、10年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ダブル・スコープ6619 価値の芯は韓国の WCP の持分だけ。借金を引くと残りは薄く、赤字の本体が持分を食う 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 パナソニックホールディングス6752 家電・空調・配線・電子部品・車載電池・B2Bソリューションの複合体。構造改革は進行中で、今の値段は改革の成功をかなり先取りしている 本質価値との差 −46.2% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 KOKUSAI ELECTRIC6525 バッチALDで世界シェア7割・東京エレクトロンと二社寡占。AI需要は本物だが、今の株価は中立の10年先をもう織り込んでいる 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キーエンス6861 無借金・直販の圧倒的な収益力は本物だが、中国依存と高い倍率の持続力が10年後の本質価値を左右する 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 大真空6962 水晶の世界大手だが、薄い利益に重い借金。新型のArkhが実を結ぶまで、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 日清紡ホールディングス3105 日清紡HDは無線・通信が稼ぎ頭の会社に変わりつつあるが、稼ぐ力の弱さと不動産の先細りが10年の価値を押し下げる 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 村田製作所6981 MLCC世界シェア4割、AIサーバー・車載電動化が追い風だが、ROE1割強の本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 サン電子6736 利益の大半は米上場Cellebrite株の持分から来る。10年後を利益で測ると、本質価値は今の時価総額を半分ほど下回る(割高) 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社シキノハイテック6614 半導体の検査装置と LSI 設計受託の小さな会社。利益が出ていない今の値段は、先の成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ヤーマン6630 美顔器のヒットで膨らみ、中国の規制でしぼんだ会社。現金は厚いが、計画の回復は先走りで、値段は割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 レーザーテック6920 EUVマスク検査を世界独占する一点突破の優良企業、株価は独占の継続を前提に組まれている 本質価値との差 −50.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 湖北工業6524 海底ケーブル用光部品と電解コンデンサ用リード端子で世界首位。事業は強いが、今の値段は好況の利益が続く前提で、本質価値の2倍を大きく超える 本質価値との差 −51.2% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 アドバンテスト6857 HBM・AIテストの覇者だが、株価はすでに10年分の超成長を前払いしている 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 −1.1%) 割高 太陽誘電6976 コンデンサ世界3位。AIサーバー需要で株価は1年で8倍になったが、利益率とROEの低さを映すと、今の値段は積みすぎ 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 アオイ電子6832 後工程受託の老舗が、自己資本に迫る400億円規模を先端パッケージに賭ける。当たっても倍率は伸びず、割高と見る 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 メイコー6787 車載基板の首位級が AI・衛星向けに 2,100 億円を投じる賭け。成長は本物だが、借金と循環を負った値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 ローム6963 SiC減損からの復活途上。EV減速と中国の値下げの中で東芝・三菱電機との連合がもうひとつの本質価値を左右する 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 FDK6955 富士通から台湾の SILITECH へ親会社が替わった電池メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、10年では割高と見る 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 イビデン4062 AI 向け基板の主役だが、今の値段は世界の AI 個数が 8 倍・シェア 4 割台維持という楽観の先まで織り込む 本質価値との差 −55.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 精工技研6834 AI向け光コネクタの設備特需で稼ぐ会社。ただ利益の多くは山の上で、今の値段は先を織り込みすぎだ 本質価値との差 −58.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ユー・エム・シー・エレクトロニクス6615 1,000 億円を作って利益は 1% 台。重い借入と優先株の下で、普通株の取り分は薄く割高だ 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −0.6%) 割高 ルネサスエレクトロニクス6723 車載マイコン世界首位の座は競合に奪われたが、AIインフラとAltiumの組み合わせが次の10年の本質価値を決める 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ジオマテック株式会社6907 ディスプレイと半導体向けの薄膜加工。9 期の赤字から戻ったが、山谷が激しく客先も偏る。今の値段は回復の続きを織り込みすぎで、割高と見る 本質価値との差 −64.1% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ザインエレクトロニクス6769 高速伝送チップの小さな設計会社。現金は厚いが本業は赤字が続き、時価総額は現金を上回る分だけ割高に見える 本質価値との差 −66.9% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 リバーエレテック6666 超小型の水晶部品の専業。新製品に夢はあるが、12年の大半が赤字で借金も重い。今の値段は会社の計画の達成をほぼ織り込む 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 岡谷電機産業6926 ノイズ対策部品の老舗だが2期続けて17億円の営業赤字。立て直しても資本コストに届く稼ぎは見えず、今の値段は高い 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 原田工業6904 車載アンテナの専業。足元の利益は戻ったが、税と金利を引くと残る利益は薄く、今の値段は回復を先取りしすぎている 本質価値との差 −67.8% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 オキサイド6521 主力の結晶は堅調でも、赤字と借入が重く、今の時価総額は黒字化の先まで織り込む 本質価値との差 −67.9% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 インスペック6656 AI 向けパッケージ基板の検査装置を手がける秋田の小さな装置会社。技術は本物だが、受注の山谷が深く、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 多摩川ホールディングス6838 高周波部品と売電の小さな会社。足元の増益は評価益が大半で、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高いとみる 本質価値との差 −73.8% · 10 年 割高(年 −5.1%) 割高 オプトエレクトロニクス6664 小さなバーコード読み取り機の老舗。エイサーの傘下で出直すが、赤字が続き稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 トミタ電機6898 鳥取のフェライトコアの小さな会社。現金と土地は厚いが本業は10年余り赤字がちで、今の値段は稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −82.6% · 10 年 割高(年 −8.9%) 割高 QDレーザ6613 量子ドットレーザは本物の技術だが、売上14億円の会社に800億円超の値は、まだ来ない成功を先に払いすぎている 本質価値との差 −84.6% · 10 年 割高(年 −10.3%) 割高 ぷらっとホーム6836 Linuxの小型サーバーで細く稼ぐ老舗。18期続いた赤字をやっと抜けた段階で、今の時価総額は利益の200倍を超える 本質価値との差 −87.9% · 10 年 割高(年 −12.6%) 割高 TBグループ6775 LED 表示機と電子レジの小さなメーカー。19 期連続の営業赤字で、稼ぐ力は時価総額の裏づけにならない 本質価値との差 −89.0% · 10 年 割高(年 −10.7%) 割高 ジャパンディスプレイ6740 12 期連続赤字の中小型パネル会社。いちごの新株予約権で株数が約 1.7 倍に増え、10 年後に既存株主へ残る取り分は今の時価総額に遠く届かない 本質価値との差 −93.2% · 10 年 割高(年 −15.2%) 割高 大黒屋ホールディングス6993 ブランド品の買取と質屋の老舗。ファンド傘下で再建に入ったが、10年の稼ぐ力で測ると本質価値は今の時価総額を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −93.6% · 10 年 割高(年 −16.2%) 割高 JNグループ6634 暗号資産の取引所と消耗品の卸、電子書籍を束ねた小さな持株会社。赤字と借金が重く、今の値段は事業の稼ぎでは説明できない 本質価値との差 −96.3% · 10 年 割高(年 −19.5%) 割高 ウインテスト6721 売上4億円に対し赤字12億円、資金は新株の発行頼みの半導体検査装置会社。時価総額116億円は事業の実績から大きく離れている 本質価値との差 −99.6% · 10 年 割高(年 −36.4%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. 日本シイエムケイ 中期経営計画説明資料(2026 年 5 月 19 日)
  2. 株主・投資家のみなさまへ(2026 年 3 月期の決算とタイ新工場)
  3. 日本シイエムケイの事業内容(地域別の売上・利益・主要顧客・拠点)

分析日 2026-10-16