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アスタリスク 6522

RFIDによる省人化には成長余地があるが、赤字の長期化と希薄化を考えると、現在の時価総額には十分な安全域がない

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)229 円21 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-11-02)753 円69 億円差 −69.6%
10 年後から見ると 割高 価値 229 円21 億円 · 差 −69.6% · 期待の年率 −3.7%
期待の年率リターン(10 年)−3.7%資本コスト比 −12.4 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

アスタリスクは、バーコードやRFIDを読み取る「AsReader」を軸に、物流、製造、小売、医療の現場を省人化する会社だ。結論は割高である。RFIDの普及余地は認めるが、将来の大きな利益を現在の株主が十分に受け取れると判断するには、実績がまだ足りない。

2026年8月期の売上高は15.17億円、営業損失は1.90億円だった。2023年8月期から4期連続の営業赤字であり、2027年8月期も会社は3.34億円の営業赤字を見込む。主力のAsReader事業自体は黒字だが、研究開発、海外展開、システム開発などを含めた会社全体では利益が残らない。成長市場にいることと、その市場で株主に利益を残せることは別問題である。

会社は2030年の売上高100億円を目指し、RFIDによる一括会計、スマートカート、防犯、画像認識へ事業を広げようとしている。しかし、その目標に対して足元の売上規模はまだ小さい。2026年には大型案件の売上計上が翌期以降へずれ、株式発行による資金調達で財務を立て直した。長く持つ株主にとっては、製品の可能性よりも、案件が確実に売上となり、繰り返し現金を生むかが先に問われる。

10年後の中立では、現場向け製品の販売が増え、主力事業の規模拡大によって開発費や間接費を吸収できると見る。全社の営業利益率は約5.6%まで回復するが、資本コストを超えるROEには届かない。ただし、2026年の増資で確保した現金は事業に使われながらも一部が残り、本社不動産にも換金可能な価値がある。中立の企業価値は、こうした残存資産の回収可能価値を上回る必要がある。

10年後の中立時価総額は約23.0億円と見込む。やや悲観では赤字の継続によって現金の大部分が失われ、税後の回収可能資産は約8.0億円まで縮小する。5つの筋書きを確率で加重し、資本コストで現在に割り戻した本質価値は約21.1億円となった。最新の発行済株式数で計算した現在の時価総額約74.6億円を約72%下回る。新製品が大きく成功する余地はあるが、その成功を先に高く買うより、増分利益と資本効率の改善を確かめたい。

バリュー投資の観点から

長く持つ株主の見方では、魅力的な技術があることより、10年後にも利益を予測できることの方が大切だ。アスタリスクの読み取り機器は、現場に存在する物を正確に把握するための道具である。商品の入荷、在庫の確認、医療現場の照合といった仕事そのものは、AIが進歩しても残る。この部分には長期需要の確かさがある。

しかし、必要な仕事が残ることと、その仕事からアスタリスクが大きく稼げることは別である。機器は技術の進歩で置き換わり、顧客は複数の供給元を比較できる。タグの読み取りから会計や防犯へ広がる構想にも、顧客が業務全体を変更する負担が伴う。10年先の業績を考えるなら、採用事例の数より、既存顧客が更新し続けているか、値上げを受け入れているか、開発費を差し引いて現金が残るかを重視すべきだ。

過去の赤字は、新規事業への投資という説明だけでは消えない。2022年の好業績から数年で利益が失われた事実は、案件の集中、製品構成、固定費の重さを示している。2026年に調達した資金も、株主にとっては無料の成長原資ではない。既存株主は希薄化を受け入れ、その対価として将来の利益を期待している。

一方、純現金と本社不動産の存在を無視するのも適切ではない。中立では、2027年の赤字予想を出発点に、数年間の追加損失と売上拡大に必要な資金を差し引いても、2036年に相当額の現金が残る。継続企業としての価値は、残る資産の回収可能価値を下回らないか確認する必要がある。反対に、悲観では今の現金を床として固定してはならない。長い赤字期間に使われた現金は、10年後の株主には残らない。

筆者が評価したいのは、主力AsReader事業ではなお利益を計上している点である。全社の間接費を抑え、投資先を絞り、売れた製品の保守や追加導入から継続収益を生み出せば、会社全体の収益構造は変わり得る。それでも、現時点では堀の深さと経営の資本配分を高く評価するには早い。大きな夢を持つ会社だからこそ、実現確率の低い成功まで現在の価値に全額加えることは避けたい。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は、スマートフォンと組み合わせて使うバーコード・RFID読み取り製品のAsReader事業である。従来の専用ハンディターミナルを置き換え、既存のスマートフォンを業務端末として使えるようにする。物流倉庫での商品照合、製造現場での工程管理、医療機関での患者と薬剤の照合など、読み取りの正確さが労働時間や事故防止に直結する場所が顧客となる。

2026年8月期のAsReader事業の売上高は13.32億円、セグメント利益は0.74億円だった。顧客は端末だけでなく、業務に合わせたソフトウェアや保守、導入支援も必要とする。現在はバーコード関連の既存需要が収益の土台だが、会社はRFIDによる商品単位の一括認識を次の柱に育てようとしている。RFIDはタグを一つずつ目視する必要がないため、大量の在庫を短時間で照合できる。

新しい取り組みでは、スーパーの商品にRFIDタグを付け、入荷から在庫、会計、防犯までつなぐ構想が中心だ。スマレジとの協業、一括読み取り装置、RFIDスマートカート、画像認識技術などは、この構想を実現するための製品群である。ただし、タグの取り付け費用、金属や液体による読み取り障害、店舗ごとのシステム改修などの負担が残り、大規模導入がすぐに進むわけではない。

システムインテグレーション事業は、AsReaderの導入に伴う受託ソフトウェア開発を担う。2026年8月期は売上高1.73億円に対し、0.64億円のセグメント損失を計上した。不採算案件や開発費用が利益を圧迫しており、端末の販路を広げる役割はあっても、単独で高収益を生む事業とは評価しにくい。

賃貸事業は本社兼研究所の3フロアを貸し出す小規模な事業だ。期末稼働率は67%で、売上高は0.12億円にとどまる。会社は製造設備を大量に持つメーカーではなく、製品の設計、ソフトウェア、特許、営業を軸とするファブレス型に近い。その分、巨大な工場投資は不要だが、研究開発と販売網の維持に資金がかかり続ける。

優良さと弱いところ

競争上の強みは、読み取り機器と現場業務を結びつける製品設計力にある。既存のスマートフォンを利用できれば、顧客は専用端末の導入費用を抑えられる。医療や物流の現場では、正確な読み取りが日々の仕事に組み込まれるため、一度導入した仕組みを変更するには機器の交換だけでなく、業務手順の見直しや従業員教育も必要となる。この切り替えの手間には、一定の競争力がある。

しかし、切り替えに手間がかかることと、会社が自由に値上げできることは同じではない。顧客にはキーエンス、デンソーウェーブ、Zebra Technologies、Honeywell、Datalogicなどの選択肢がある。専用端末に比べて安価であるという製品の特徴も、競争相手が同様の仕組みを提供すれば価格差が縮まる。継続的な値上げの成功や低解約率を裏付ける数字は確認できず、強い価格決定力が実証されたとはいえない。

特許には価値があるが、特許の存在だけを独占的な堀とは評価しない。過去にはファーストリテイリングとのRFID関連の特許紛争があったものの、2021年12月に和解しており、現在も相手企業から独占的な特許使用料を取り続けているという前提は採れない。新たな特許の取得や再取得が、今後どの程度の継続収益につながるかを見極める必要がある。

資本効率の実績は厳しい。2022年8月期には全社の営業利益率が16%台に達したが、その後は4期連続で営業赤字となった。2026年の純資産増加も、利益の蓄積ではなく主に新株予約権の行使による資金調達の結果である。長期の増分ROICが資本コストを上回ることを示すには、新製品の導入店舗数、保守収益、開発投資に対する利益の増加をまだ積み上げる必要がある。

中立で重要なのは、製品販売の拡大と全社利益の改善を区別することだ。売上が大きくなれば、共通のファームウェアや読み取り技術を多数の顧客に販売できる。2022年には全社で二桁の営業利益率を実現した時期もあり、標準化された製品の規模拡大によって収益性が改善する余地はある。ただし、過去の最高利益率をそのまま10年後に再現するとは考えない。

以上から、事業の堀は弱いと判断する。現場で使う物理的な読み取り機器の需要は簡単には消えないが、製品の世代交代は速く、国際的な大手企業との競争も続く。優れた技術を持つ小企業であることは認めても、10年先まで超過利益を守れる企業とは、まだ認定できない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

自動認識市場は、バーコードの成熟とRFIDの用途拡大が同時に進む市場である。日本自動認識システム協会の調査では、2025年の国内自動認識関連市場は2,633億円で、2026年は2,692億円と予測された。ただし、その内訳ではバーコードリーダーが前年比15.2%減の234億円、RFID関連も1.7%減の498億円だった。省人化という長期の方向が正しくても、毎年すべての製品が伸びるわけではない。

RFIDは、読み取り機、タグ、プリンター、ソフトウェア、業務導入費用から成り立つ。会社が引用する矢野経済研究所の調査では、RFIDソリューションの世界市場は2027年に約2兆3,379億円へ拡大すると予測されている。ただし、これはタグや関連ソフトウェアも含む広い市場である。アスタリスクが販売する読み取り機器だけの市場規模と混同してはならない。大きな市場全体の成長率を、そのまま同社の端末販売台数に当てはめるのは危険だ。

より狭い市場で見ると、会社の過去の成長可能性資料には、2024年の国内RFIDリーダー出荷金額105.58億円に対して、自社の国内RFIDリーダー売上が1.40億円と示されている。同じ定義で比べた当時のシェアは約1.3%である。大きな市場に参入している一方、まだ支配的な地位にあるわけではない。Zebra、Honeywell、Datalogicといった世界企業に加え、国内のキーエンス、デンソーウェーブ、サトーなどが顧客の予算を争う。競合各社の同一定義による国内RFIDリーダーシェアは公開資料だけでは比較できず、架空の順位は付けない。

今後10年の成長源は、国内でバーコード端末が自然に増えることより、RFID導入の対象商品と顧客業種を広げることにある。アパレル、物流、医薬品の先行需要が食品小売や外食へ広がれば、読み取り台数だけでなく、業務全体をまとめた導入単価も上がり得る。一方、食品はタグ単価の負担が重く、安価な商品ほど採算の壁が高い。画像認識やスマートフォン内蔵カメラで代替できる読み取りは、専用機器の市場を削る。

中立では、国内の既存バーコード需要は実質横ばいから緩やかな縮小とし、アスタリスクの数量増加はRFIDと海外の新規顧客獲得によって生じると見る。世界市場の予測は上振れの余地を示すものだが、同社の販売実績がそれに追いつく確証はない。金利3%、物価上昇率3%、ドル円150円という共通前提の下でも、タグや端末の価格競争が強まれば、売上が伸びても利益率は改善しない。

資本政策と M&A

資本配分で最大の論点は、利益を生まない期間の研究開発を誰が負担するかである。会社は2026年8月期に新株予約権の行使などで約23.8億円を調達した。期末の純資産は約38.3億円となり、現金も大きく増えた。ただし、資金が増えたのは営業活動で稼いだからではなく、新たに株式を発行したからである。期末発行済株式数は前年の779万6,800株から919万6,800株に増えており、既存株主の取り分は薄まった。

2026年8月期の営業キャッシュフローは約2.0億円のマイナスだった。設備投資そのものは大きくないが、人員、ソフトウェア、特許、海外開発の費用は続く。現在の現金を使って新製品が黒字化すれば、調達した資本には意味が生まれる。しかし、採算を確認する前に研究領域を広げ続ければ、追加調達と希薄化を繰り返す危険がある。

2026年10月公表の成長可能性資料では、2030年売上高100億円を目標とし、M&Aについて3~5社の取得を構想している。これは経営上の目標であり、受注済み売上ではない。営業利益、ROE、配当性向、DOE、総還元性向、自社株買い額については、長期の具体的な数字の約束なしと判断する。2027年8月期の配当予想も無配である。

大型買収を行う場合は、買収先の利益だけでなく、支払対価、のれん、追加の開発費、株式交換による希薄化を合わせて考える必要がある。これまでの利益実績では買収による資本効率の改善を証明できていないため、中立には大規模M&Aによる飛躍を織り込まない。余剰現金の株主への戻り方は、還元実績と持株構成の条件に照らし、帳簿価額の75%として評価する。

現在の純現金約24億円は、長期投資家にとって重要な安全資産である。ただし、その全額を2036年にも保有しているとは考えない。中立では初期の赤字と売上拡大に伴う運転資金の増加を見込み、残存純現金を約16億円と推計する。やや悲観では長期間の赤字によって大半が失われ、残存純現金は約2.5億円にとどまる。財務の強さは現在の残高だけでなく、それを10年間で何に使い、どの程度残せるかで評価しなければならない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

アスタリスクの可能性は、単なる小型バーコードリーダーの販売会社として見ると過小評価される。日本の労働人口は減少し、物流、医療、小売では、人が商品や情報を一件ずつ確認する作業の削減が長期の経営課題になる。RFIDを使えば、商品の束や棚全体をまとめて認識できる。読み取り機器、タグ、画像認識、会計を組み合わせる提案は、単なる端末の置き換えより大きな契約につながる。

同社はスマートフォンと業務用読み取り機器の融合を早くから手掛け、製品設計と現場への導入経験を蓄積してきた。2026年にはスマレジとの協業を始め、小売向けのRFID一括会計や防犯システムの開発を進めた。国内の大学病院や自動車関連物流など、用途の異なる現場で採用された実績もある。これらが標準製品として横展開できれば、案件ごとに大きな開発費をかけずに販売台数を増やせる。

会社の成長構想では、2030年の売上高100億円を目指している。世界のRFIDソリューション市場は拡大が予測され、今のアスタリスクのシェアは小さい。巨大企業の市場を独占する必要はなく、国内の限られた用途で数%のシェアを獲得するだけでも、現在の売上規模からは大きな成長になる。2026年に確保した現金は、研究開発、海外販売網、M&Aに取り組む時間を与える。

2022年8月期には全社営業利益率16%台を実現したことがある。販売規模が大きくなり、開発費を複数の顧客で分担できれば、現在の低い利益率を改善する余地は大きい。スマートカートや一括会計が採算の合う商品として普及すれば、読み取り装置の販売だけでなく、保守、利用料、更新需要が重なる。新製品の成功と固定費の吸収が同時に進む場合、現在の時価総額を超える企業価値は十分に考えられる。

慎重な見方

最大の問題は、RFIDの将来性が高いという説明と、アスタリスクが実際に利益を生んでいるという証拠との距離である。国内の自動認識市場は、直近の統計では大きく成長していない。RFID関連の出荷金額も2025年には前年割れとなった。会社の過去資料から推計できる国内RFIDリーダーのシェアは約1%台であり、大手競合が追随できないほどの規模や流通網を築いたわけではない。

製品の広がりも、経営資源の分散につながり得る。バーコード、RFID、顔認証、ロボット、スマートカート、セルフレジでは、必要な開発人材も顧客の購買決定も異なる。どれも技術的には有望でも、同時に育てれば研究開発費と営業費が先行する。2026年8月期には米国と国内の大型案件で売上計上が遅れ、当初の黒字予想が大幅な赤字へ変わった。将来の案件を確実な売上と見なせない実例である。

既存端末の事業も安全ではない。スマートフォンのカメラ性能向上、業務用端末の高機能化、RFIDリーダーの汎用化により、製品の差別化は縮み得る。価格競争が進む中では、安さを売りにすることが利益率の上限にもなる。顧客がシステムを変更する手間を負うとしても、それがアスタリスクの料金値上げを保証するわけではない。過去の特許紛争も和解しており、独占的な収入源として評価するのは適切でない。

財務面では、2026年の純資産増加の大部分が新株発行によるものだった。4期連続の営業赤字に続き、2027年も損失拡大を会社が予想している。利益が出るまで現金を消費し、さらに株式を発行する場合、会社の総価値が伸びても現在の株主の取り分は薄まる。2030年の売上目標やM&A構想を額面どおりに信じるより、現実の受注、営業キャッシュフロー、株数の推移に厳しい条件を課すべきだ。

さらに、現在の純現金を10年後の悲観価値にそのまま加えることもできない。営業赤字が継続すれば、現金は従業員の給与、研究開発、製品更新、在庫、海外拠点の維持に使われる。清算が行われなければ、不動産や現金をいつ株主に戻すかも経営判断に左右される。長い損失を経た後には、帳簿の自己資本よりもはるかに低い価値しか回収できない可能性がある。

どちらに重みを置いたか

RFIDによる現場の省人化という需要は10年先も残り、会社の製品には成功の可能性がある。しかし、現在は4期連続の営業赤字で、2027年も赤字拡大予想である。新製品の採算、海外大型案件の売上計上、M&Aの効果はいずれも確定していない。したがって慎重な見方が優勢だ。

確率は上側27%、中立30%、下側43%とした。下側を厚くした主因は、会社固有の案件遅延、固定費負担、資金調達と希薄化の実績である。中立では2036年に残る純現金と不動産価値を保守的に見ても企業価値がそれを上回り、やや悲観では10年間の赤字によって資産価値が大きく減る。事業の成否と現金消費の違いが、筋書きの価値を分ける。AIエージェントによる受託開発需要の縮小は、数量と長期成長率に織り込んでおり、同じ理由を確率でさらに重ねてはいない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/08 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 502 円46 億円(+ 還元の換算額還元の合計 19 円2 億円)。 今の値に割り戻すと 229 円21 億円、今との差 −69.6%、 期待の年率 −3.7%(資本コスト 8.8%)→ 割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 10% 2,387 円220 億円 130 円12 億円 +234.3% +13.3% 252 円23 億円
やや楽観 17% 944 円87 億円 33 円3 億円 +29.7% +2.7% 166 円15 億円
中立 30% 250 円23 億円 0 円0 億円 −66.8% −10.4% 75 円7 億円
やや悲観 25% 87 円8 億円 0 円0 億円 −88.4% −19.4% 22 円2 億円
悲観 18% 33 円3 億円 0 円0 億円 −95.7% −26.9% 6 円1 億円
加重平均100% 502 円46 億円19 円2 億円 −30.9% −3.7% 520 円48 億円

今の株価時価総額 753 円69 億円(2026-11-02)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 10% RFIDの標準化と海外展開が重なり、製品群が大きく成長 利益 18 億円 · PER 12.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 2,387 円220 億円

スーパーでのRFID一括会計と商品単位の在庫管理が本格普及し、スマートカート、防犯、棚卸しをつなぐ製品群が標準化される。国内の物流・医療に加え、米国や欧州の販売代理店を通じて導入件数が増える。スマレジとの協業が商談獲得のきっかけとなり、端末販売だけでなく、保守や追加ライセンスが同じ顧客から繰り返し発生する。

AsReaderの販売規模は大幅に拡大する。RFIDが普及する新しい市場では、安価なバーコード端末よりも一式の導入契約を多く獲得できるため、1セット当たりの売上も高まる。会社の技術が現場システムの標準的な一部となり、競合のZebraやHoneywellに対しても、国内で培った業務ノウハウを強みに顧客を増やす。

開発した基本製品を複数の顧客に販売できるようになり、研究開発費と本社費を吸収する。M&Aは不足する販路やソフトウェア機能を補う小規模案件に絞られ、過大なのれんを生まない。AIの進歩で受託開発の人月需要は増えないが、機器連携の仕事は残り、SI事業も小幅黒字に転換する。財務から事業へ投じた資本がようやく高い利回りを生み、株主還元も始まる。

  • AsReader事業:数量 65,000(端末・導入セット換算台数(台・年、推計))× 価格 0.00(端末・導入セット換算の1台当たり年間売上(億円、関連ソフト・保守を含む))→ 売上 137 億円・営業利益 30 億円。端末・ソリューション換算65,000台、平均売上21万円。RFID導入契約と保守の構成比が高まり、主力事業の営業利益率22%。大型案件を複数年にわたり横展開できる例外的成功。
  • システムインテグレーション事業:数量 120(受託開発人月(人月・年、推計))× 価格 0.02(受託開発1人月当たり売上(億円))→ 売上 2 億円・営業利益 0 億円。AIエージェント代替を受けても現場機器との連携需要が残る。数量は現在未満で、単価は高付加価値の導入支援により上昇。
  • 賃貸事業:数量 3.0(賃貸稼働フロア換算(フロア))× 価格 0.08(稼働1フロア当たり年間賃料(億円))→ 売上 0 億円・営業利益 0 億円。3フロアの満室稼働と長期の賃料改定を想定。

倍率:資本コストk=8.75%、2036年のROE=17.56÷109=16.11%。堀が弱いため超過収益の残存割合を3分の1とし、RONIC=8.75%+(16.11%-8.75%)÷3=約11.20%。2036年以降の名目成長g=2%から正当化PER=(1-g÷RONIC)÷(k-g)=12.17倍。主力事業の大幅拡大と22%の営業利益率が実現する筋書きだが、市場PERではなく事業収益率で倍率を決めた。余剰現金10億円の税後利息相当0.14億円を純利益から除き、株主への戻り方75%を別に加える。

確率:国内の小売、物流、医療でRFIDの導入が加速し、同社が海外にも製品と保守の販売網を確立する必要がある。2030年100億円という会社目標に近い成長を実現するには、既存の大型案件だけでなく新製品を横展開する連続成功が必要なため、確率は10%に抑えた。

やや楽観 17% RFID関連の採用が広がり、全社黒字が定着 利益 7 億円 · PER 11.9 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 944 円87 億円

国内のRFID導入は、費用対効果を説明しやすい物流、医療、アパレル、比較的単価の高い小売商品から拡大する。海外でも一部の大口案件が定着し、複数の拠点でAsReaderの追加導入が進む。スーパー向けの全商品RFID化は採算の良い商品から段階的に進み、あらゆる食品を短期間で置き換えるほどの普及には至らない。

端末・導入セットの販売数量は増えるが、価格面では国際大手との競争が続く。それでも高度な読み取り装置や保守の構成が増えるため、物価上昇に加えて幾分の製品構成改善が期待できる。開発した共通ソフトウェアを多くの案件で再利用できれば、主力事業の利益率も改善する。

会社全体では、本社費と研究開発費の増加を抑えることに成功する。SI事業はAIエージェントによる開発工程の自動化で人月が減るものの、現場設置と既存顧客への保守支援が一定の収益を残す。大型買収による急拡大はなく、営業利益を少しずつ蓄積しながら、限定的な株主還元を始める10年となる。

  • AsReader事業:数量 45,000(端末・導入セット換算台数(台・年、推計))× 価格 0.00(端末・導入セット換算の1台当たり年間売上(億円、関連ソフト・保守を含む))→ 売上 81 億円・営業利益 14 億円。端末・導入セット換算45,000台、平均売上18万円。RFIDと保守の比重増加による販売構成の改善を含む。
  • システムインテグレーション事業:数量 110(受託開発人月(人月・年、推計))× 価格 0.02(受託開発1人月当たり売上(億円))→ 売上 2 億円・営業利益 0 億円。AI代替で実質人月は現在の約85%。価格上昇は約20%で、物価上昇率3%を10年間複利で反映した額を下回る。
  • 賃貸事業:数量 2.7(賃貸稼働フロア換算(フロア))× 価格 0.08(稼働1フロア当たり年間賃料(億円))→ 売上 0 億円・営業利益 0 億円。稼働率90%と賃料改定を想定。

倍率:2036年のROE=6.9÷53=13.02%、k=8.75%、弱い堀の残存割合3分の1からRONIC=約10.17%。g=2%として正当化PER=約11.90倍の上限そのものを採用する。余剰現金8億円の利息相当0.112億円を純利益から控除し、その帳簿価額の75%を加算する。

確率:物流・小売の一部用途でRFIDが普及し、研究開発費を既存製品の売上増で回収できる可能性はある。ただし新製品の採用速度と海外案件の計上には不確実性が残り、会社の高い成長目標を全面的には採用しない。

中立 30% RFID販売が拡大し、固定費を吸収して小幅黒字が定着 利益 2 億円 · PER 11.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 250 円23 億円

物流、医療、製造でのバーコード・RFID読み取り需要は続き、一部の小売チェーンでもRFIDを使った棚卸しや防犯が採用される。しかし、食品小売の全商品へのタグ付けは費用負担が大きく、全国の店舗へ一斉に普及することはない。会社は用途を広げて現在より多くの端末と導入セットを売るものの、標準的な装置として高い価格を維持することは難しい。

米国の大型案件は一部が実現するが、継続的な追加発注の規模は限定的となる。スマレジとの協業や新しい読み取り機器は販路拡大に寄与するが、国内外の競合も同様の製品を投入する。主力事業では、共通の読み取り技術とソフトウェアを複数の顧客に使い回す販売形態が増え、開発費を一件ごとに負担する比率が下がる。販売規模の拡大によって主力事業の利益率は改善するが、全社では海外拠点や研究開発の固定費が残るため、高収益企業にはならない。

SI受託はAIエージェントの普及で開発に必要な人月が減る。機器の設置や業務連携は残るが、画面や単純な処理を作る対価は縮小する。会社全体は数年間の赤字を経て小幅な黒字へ移るものの、ROEは資本コストに届かない。成長の初期には2026年に調達した資金を使うが、後半は事業の現金消費が収まり、2036年にも一定の純現金が残る。

この筋書きでは、2026年末の約24億円の純現金から、前半の累積赤字、売上拡大に伴う売掛金と在庫の増加、ソフトウェア更新投資を差し引いても、約16億円の純現金を維持すると見る。本社兼研究所の土地・建物にも売却可能な価値が残る。事業の稼ぐ力が大きくなくても、こうした残存資産を失わずに黒字化することが、中立の価値を支える。

  • AsReader事業:数量 26,000(端末・導入セット換算台数(台・年、推計))× 価格 0.00(端末・導入セット換算の1台当たり年間売上(億円、関連ソフト・保守を含む))→ 売上 39 億円・営業利益 5 億円。端末・導入セット換算26,000台、平均売上15万円。数量は現在の約2.17倍、価格は約1.35倍。物価上昇率3%に近い価格上昇を仮定し、追加の強い値決め力は見込まない。2026年のAsReader事業利益率約5.5%から、共通製品の再利用、標準化、固定費吸収によって14%まで改善する。2022年の全社営業利益率16.6%を恒常的に上回るような強い収益性は前提にしない。
  • システムインテグレーション事業:数量 85.0(受託開発人月(人月・年、推計))× 価格 0.02(受託開発1人月当たり売上(億円))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。AIエージェント代替の人月型。130人月から85人月へ約35%縮小し、単価上昇約20%は物価上昇に届かない。
  • 賃貸事業:数量 2.4(賃貸稼働フロア換算(フロア))× 価格 0.08(稼働1フロア当たり年間賃料(億円))→ 売上 0 億円・営業利益 0 億円。稼働率80%。賃料上昇は10年間で約30%。

倍率:2036年のROE=1.60÷34.00=約4.71%でk=8.75%を下回る。新規投資の超過利益を認めず、正当化PERの上限を1÷k=11.43倍とする。余剰現金8億円の税後利息相当0.112億円を純利益から除外し、現金の株主への戻り方75%を別に加える。事業純利益1.488億円×11.43倍+現金評価6億円=約23.01億円となる。 資産側からも独立に検算した。2026年8月期末の純現金約24.04億円に対し、2027~2036年の純損益合計を約マイナス4.37億円、売掛金・在庫の増加による資金拘束を約5.0億円、追加投資を約2.5億円、非現金の減価償却等の戻りを約3.7億円とすると、2036年の残存純現金は約15.9億円になる。これは純損益とは別に売上規模拡大のための運転資金を必要とするという仮定である。土地・建物の税後売却可能額を約5.5億円とすれば、残存資産の回収可能価値は合計約21.4億円となり、利益から求めた継続企業価値23.01億円を下回る。したがって、中立の価値は資産の回収可能額によって下支えされており、残存現金を無視して過小に評価していない。

確率:現場の自動認識需要は残る一方、国際競争、食品小売への導入費用、開発固定費が制約となる。2030年100億円の会社目標ではなく、既存事業の実績と新規用途への段階的な拡大から数量を見積もった。中立では新製品の大成功は必要とせず、既存のAsReader製品を標準化して販売規模を拡大することで、現在より高いセグメント利益率を得ると考える。2022年に全社営業利益率16.6%を実現した事実は、収益性の改善余地を示すが、その水準を中立で継続できるとは見ない。

やや悲観 25% 新製品の商用化が遅れ、長期赤字で現金が大幅に減少 利益 −2 億円 · PBR 0.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 87 円8 億円

RFIDの普及は進むが、アスタリスクの新製品は大手小売業の標準機器として採用されない。食品の全商品RFID化ではタグ費用が障害となり、スマートカートも実証から大規模導入へ移るのに時間がかかる。従来のバーコード端末はZebra、デンソーウェーブ、Honeywellなどとの価格競争にさらされ、販売規模は伸び悩む。

米国の大口案件は一部が縮小または中止となり、海外拠点の固定費が残る。研究開発の優先順位を見直しても、既存製品の更新と顧客支援を続けるため、短期間では費用を十分に減らせない。SI受託はAIエージェントによって開発工程が省力化され、単純な受託売上の縮小が続く。

会社は営業赤字を解消できず、2026年に確保した現金を新製品開発や運転資金に使う。2027年の大幅赤字から始まり、その後も年によって損失額を変えながら、10年間で純損失が累積する。開発投資を縮小しても、人件費、海外拠点の維持、顧客への保守負担が残り、2036年にも黒字化できない。追加資金調達の可能性はあるが、この筋書きでは未実施の増資による現金を価値に含めない。

2026年末には約24億円あった純現金も、長期赤字を支えるために大半が失われる。減価償却などの非現金費用と一部の在庫処分による現金回収はあるものの、2036年の残存純現金は約2.5億円にとどまると見る。本社兼研究所の土地・建物には売却可能な価値が残るが、建物の老朽化、売却費用、利用制約を考慮すると帳簿価額全額は回収できない。

株主への還元は行われず、残るのは縮小した事業と限られた換金可能資産となる。この筋書きでは、現在の純現金を床として固定するのでなく、10年間の現金消費後に残る金額を評価する。中立では事業が黒字化して現金の流出が止まるのに対し、やや悲観では資産価値そのものが減少し続ける。この違いが両者の企業価値を大きく分ける。

  • AsReader事業:数量 14,000(端末・導入セット換算台数(台・年、推計))× 価格 0.00(端末・導入セット換算の1台当たり年間売上(億円、関連ソフト・保守を含む))→ 売上 17 億円・営業利益 0 億円。端末・導入セット換算14,000台にとどまり、低価格の既存端末の構成比が高いため名目価格もほぼ横ばい。
  • システムインテグレーション事業:数量 75.0(受託開発人月(人月・年、推計))× 価格 0.01(受託開発1人月当たり売上(億円))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。AI代替で人月は現在の約58%まで減少。受託開発の採算改善が進まない。
  • 賃貸事業:数量 2.0(賃貸稼働フロア換算(フロア))× 価格 0.08(稼働1フロア当たり年間賃料(億円))→ 売上 0 億円・営業利益 0 億円。期末稼働率は約67%のまま。修繕費や管理費が収益を圧迫。

倍率:2036年も営業赤字・純損失が続くため、利益にPERを掛ける方法を採用しない。10年間の累積損失によって資本と現金が減少した後の、純現金と実物資産の税後回収可能額8.0億円を価値の基礎とする。添付factsの2025年8月期自己資本約17.3億円をPBRの共通評価基準とした場合、8.0÷17.3=約0.46243倍となる。これは現在または過去の株価から選んだ倍率ではなく、独立に算定した資産価値を帳簿上の共通基準で表した結果である。 2026年の増資後自己資本約38.3億円から、2027~2036年の純損失合計を約24.3億円と見込むため、2036年の自己資本は約14.0億円となる。将来の自己資本が増加して価値を押し上げると仮定しているわけではない。現在の純現金約24.04億円も2036年まで残らず、残存純現金約2.5億円と土地・建物の税後処分価値約5.5億円が企業価値のほぼ全額となる。

確率:2026年に海外・国内大型案件の売上計上遅延が発生し、翌2027年も大幅赤字を予想するため、研究開発費を回収できない状態が長引く危険を重視した。下に寄せる理由は同社固有の案件集中、開発固定費、過去の計画未達であり、AI代替リスクを確率でも重ねて引くものではない。

悲観 18% 主要製品の競争力を失い、現金を使い切る寸前まで縮小 利益 −3 億円 · PBR 0.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 33 円3 億円

専用の読み取り機器は、スマートフォンのカメラや競合の安価なRFID端末に置き換えられていく。アスタリスクは国内外の大型案件を継続的に獲得できず、既存顧客の更新需要も減る。全商品RFID化やスマートカートは、タグ費用と設備改修費用を回収できず、限られた実証案件にとどまる。特許を保持していても、それによって市場を独占することはできない。

販売数量の減少に合わせて人員と開発テーマを絞るが、研究所、海外拠点、保守、既存顧客への対応に費用が残る。SI受託はAIエージェントによる開発工数の削減を受け、現場機器との接続に必要な一部の仕事しか残らない。事業を支える共通費を十分に吸収できず、営業赤字が続く。

会社は2026年に調達した資金を数年にわたり取り崩す。新たな株式発行で存続する可能性はあるが、その場合は現在の株主の経済的な持分がさらに薄まる。ここでは資金調達に頼らない残存価値を考え、純現金の大半が10年間の営業損失と開発費用で消費される筋書きとした。

10年間の純損失合計は約30億円に達する。純損失には減価償却や減損など現金支出を伴わない費用も含まれるが、設備の更新、海外拠点の撤退、取引先への支払いも必要になる。事業からの現金創出が回復しないため、保有していた有形資産の一部を売却し、現金を確保する可能性もある。2036年には自由に使える純現金がほとんど残らない。

最後まで残る土地・建物にも価値はあるが、資金繰りに追われた状態での売却には値引きや整理費用が発生する。事業の存続価値をほぼ認められず、実物資産の処分価値だけが株主に残る。この筋書きは、やや悲観よりもさらに資産の消耗が進み、事業の再建可能性も小さくなった状態である。

  • AsReader事業:数量 7,500(端末・導入セット換算台数(台・年、推計))× 価格 0.00(端末・導入セット換算の1台当たり年間売上(億円、関連ソフト・保守を含む))→ 売上 8 億円・営業利益 0 億円。端末・導入セット換算7,500台。価格競争で名目単価も低下し、主力事業まで営業赤字となる。
  • システムインテグレーション事業:数量 50.0(受託開発人月(人月・年、推計))× 価格 0.01(受託開発1人月当たり売上(億円))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。AI代替と受注消失で人月は現在の約38%まで縮小。単価もほぼ維持できない。
  • 賃貸事業:数量 1.3(賃貸稼働フロア換算(フロア))× 価格 0.07(稼働1フロア当たり年間賃料(億円))→ 売上 0 億円・営業利益 0 億円。空室と維持費負担が重く、賃貸事業も赤字となる。

倍率:事業の赤字が継続しているため、将来純利益にPERを掛けない。10年間の現金消費、事業撤退、設備の老朽化を経て、2036年に税後で回収可能な資産価値を3.0億円とする。添付factsの2025年8月期自己資本約17.3億円を共通の帳簿基準とした場合、3.0÷17.3=約0.17341倍となる。これは市場の過去の谷の倍率ではなく、残存資産の回収可能額を表現した結果である。 2026年の増資後自己資本約38.3億円から、2027~2036年の累積純損失約30.4億円を反映すると、2036年の自己資本は約8.0億円となる。ただし、その大部分は稼ぐ力を持たない資産や換金が難しい資産であり、帳簿価額全額を株主価値にはできない。残る不動産等の処分価値約3.0億円を、継続事業の評価をほぼ認められない場合の企業価値とする。

確率:4期連続赤字の状態から、新製品の商用化失敗、端末の汎用化、追加資金調達の難化が重なる場合を想定する。足元には約24億円の純現金があるため直ちに経営破綻する筋書きではないが、長期に損失を出せば財務上の余裕は失われる。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

AsReader事業

スマートフォン連携型のバーコード・RFID読み取り機器と、導入に必要な関連ソフトウェア、保守、現場向けソリューションを販売する主力事業。

数量端末・導入セット換算台数(台・年、推計)価格端末・導入セット換算の1台当たり年間売上(億円、関連ソフト・保守を含む)売上営業利益
今 2026/08 12,000 0.00 13 1
10 年後 中立 26,000 0.00 39 5

取り方:売上高13.31820億円とセグメント利益0.73668億円は2026年8月期決算短信の実績。機種別販売台数と実際の平均販売単価は非開示であるため、公開販売例に見られる13万円台のリーダー価格を参考に、卸値、製品構成、システム同梱、保守収入を含めた平均売上約11.10万円を仮定し、12,000台の端末・導入セット換算とした。これは実際の端末出荷台数ではなく、開示売上を数量と価格に分解するための推計単位である。市場占有率については2025年11月の会社資料にある2024年国内RFIDリーダー市場105.58億円と自社RFIDリーダー国内売上1.40億円から当時の約1.33%を算出した。AsReader事業全体にはバーコードやサービスも入るため、そのシェアを全社に適用しない。根拠:https://www2.jpx.co.jp/disc/65220/140120251119505848.pdf

システムインテグレーション事業

AsReaderを利用する顧客を中心に、業務用ソフトウェアの受託開発と導入システムの構築を行う。人月・工数で売る部分はAIエージェント代替の影響を受ける。

数量受託開発人月(人月・年、推計)価格受託開発1人月当たり売上(億円)売上営業利益
今 2026/08 130 0.01 2 −1
10 年後 中立 85.0 0.02 1 0

取り方:売上高1.72975億円、セグメント損失0.64265億円は2026年8月期の実績。人数・人月・平均契約単価は非開示のため、1人月約133.1万円と仮定して年間130人月と逆算した概算であり、従業員の実稼働量を示すものではない。AIエージェント代替の型は『人月・工数で売るSI受託』である。10年中立の数量は130人月の約0.65倍、単価は物価上昇率3%による1.34倍より低い約1.20倍とし、2036年以降の持続成長は名目0%とする。人員による開発工数と業務画面の価値は縮小し得る一方、RFIDの現場設置や機器連携は残る。独自データや記録の正本としての堀を認定できる証拠は2件以上確認できない。

賃貸事業

本社兼研究所の一部フロアをテナントに賃貸し、少額の賃料収入を得る事業。

数量賃貸稼働フロア換算(フロア)価格稼働1フロア当たり年間賃料(億円)売上営業利益
今 2026/08 2.0 0.06 0 0
10 年後 中立 2.4 0.08 0 0

取り方:決算短信では本社兼研究所の7~9階、計3フロアを賃貸し、2026年8月期末の入居率は67%と開示している。3フロア×67%=2.01フロアを数量とし、セグメント売上高0.11925億円から1稼働フロア当たり約0.0593億円の年間賃料を推計した。実際の各契約賃料は非開示である。

リスクと懸念

大型案件の計上遅延と顧客集中

2026年8月期には、米国の大型案件約6.08億円と国内の大型案件約2.31億円で、当初見込んだ時期の売上計上が難しくなったと会社が説明した。現在の売上規模に対して一件当たりの影響が大きい。契約があることと検収・入金が確定することを区別しなければならない。新規受注だけでなく、既存案件がいつ売上と現金に変わるかが重要である。

RFID導入費用と市場普及の遅れ

小売店の全商品RFID化には、商品ごとのタグ付け、読み取り設備、POS連携、現場運用の変更が必要になる。商品単価が低い食品では、タグの費用だけでも採算を左右する。技術的な読み取り精度が改善しても、顧客が費用を回収できなければ導入は進まない。世界のRFID市場の成長予測だけを理由に、アスタリスクの受注が増えると考えることはできない。

価格競争と読み取り技術の代替

Zebra、Honeywell、Datalogic、キーエンス、デンソーウェーブなど、企業向け読み取り機器には多くの競合が存在する。スマートフォン内蔵カメラの性能向上や、安価な汎用RFID機器の普及も価格への圧力となる。現場の自動認識需要自体が残っても、自社製品の単価と利益率が上がるとは限らない。値上げの実績、採用継続率、保守収益の開示を確認したい。

AIエージェント代替による受託開発の縮小

システムインテグレーション事業は、人が業務用ソフトウェアを開発する工数を対価に変える部分が中心である。AIエージェントによって画面作成、テスト、単純な連携処理が自動化されれば、顧客が買う人月は減少する。RFID端末の設置や物理的な業務連携は残るが、受託の数量と単価には圧力がかかる。中立では10年間の人月を約35%減らし、2036年以降の成長率も名目0%としている。

研究開発費の固定化と現金消費

2026年8月期にはAsReader事業で黒字を確保したものの、会社全体は営業赤字だった。韓国の研究開発拠点、新製品、顔認証、ロボット、海外事業を並行して育てるには継続的な費用が要る。研究開発に失敗したとき、支出した資金が換金可能な資産として残るわけではない。赤字が続けば、2026年に増えた現金も減り、悲観時の資産価値は現在の純現金より低くなる。

増資・M&Aによる既存株主の持分低下

2026年8月期には新株予約権の行使により発行済株式数が約18%増えた。2030年売上高100億円を目指す成長戦略には、研究開発、販路開拓、3~5社のM&A構想が含まれる。しかし、買収の資金源が新株発行であれば、会社全体の売上が増えても既存株主の1株当たり価値は増えない可能性がある。今後も発行済株式数と買収後の投下資本利益率を追う必要がある。

技術の独占性を過大評価する危険

RFID関連の特許取得と再取得は、同社の事業戦略で重視されている。ただし、特許を持つことと、顧客が高い料金を払い続けることは別である。過去のファーストリテイリングとの特許紛争は2021年に和解しており、独占的な継続使用料を現在の稼ぐ力に加える根拠にはならない。特許の存在ではなく、特許を使った製品から生まれる利益を見極めるべきである。

現金の回収可能性と帳簿価額の違い

2026年の増資によって純現金は約24億円となったが、これは10年後の清算価値を保証するものではない。中立では初期損失と成長のための運転資金を差し引いても約16億円の純現金が残る。一方、やや悲観では長期赤字で約2.5億円まで減少する。建物や土地にも売却可能な価値はあるが、建物の老朽化、税金、売却費用、事業用部分の利用制約を無視できない。将来の企業価値は、利益だけでなく現金をどれだけ残せるかに大きく左右される。

今後の分かれ目

延期された米国・国内の大型案件が検収と入金まで進み、翌期以降に継続的な追加受注も発生したら
商談を実際の売上と現金に転換できる証拠となる。AsReader事業の数量と海外シェアを引き上げ、やや楽観の確率を再検討する。ただし単発案件なら恒常的な利益率の改善とは区別する。
RFIDスマートカートや一括会計の有償導入店舗数、継続利用率、導入単価が定期的に開示され、増加し始めたら
研究開発段階から再現可能な販売モデルへ移った証拠になる。端末・導入セット換算の数量を上方修正し、保守など継続収益の定着が確認できれば、長期の事業の堀も見直す。
会社全体で営業黒字と営業キャッシュフローの黒字が複数期続き、研究開発費を増やしても純現金が減らなくなったら
固定費の吸収と増分投資の採算を高く評価できる。中立の純利益とROEを引き上げ、追加増資が必要になる確率を下げる。
2027年8月期の会社予想どおり赤字が拡大し、その後も売上高が20億円に届かない状態が続いたら
2030年の成長目標との隔たりがさらに広がる。研究開発費の回収期間を長く見直し、やや悲観と悲観の確率を引き上げる。特に追加資金調達と株数の増加を確認する。
SI事業の受託人月が減る一方、現場機器の導入保守や成果課金による収益が増えたら
AIエージェント代替を単なる減収ではなく、低採算受託からの転換として再評価する。成果課金の契約金額と収益率が確認できる部分だけ、数量や単価を上方修正する。
M&Aを実施し、取得価格、株式対価、買収先利益、のれん、投下資本利益率が開示されたら
既存事業の価値とは分けて買収の価値を評価する。ROICが資本コストを上回り、既存株主の希薄化を補える場合のみ、10年後の取り分を増やす。
営業赤字が続いても現金の減少が小さく、売掛金・在庫・設備投資を含めた資金繰りが改善したら
純損失の全額が現金流出になるわけではないことを実績で確認できる。2036年の残存純現金見通しを上方修正し、特にやや悲観側の資産価値を見直す。ただし、売掛金の回収遅延や在庫の滞留による一時的な表示改善とは区別する。

見ておくもの

  • 四半期ごとのAsReader事業の売上高、セグメント利益率、製品別販売構成
  • 米国約6.08億円、国内約2.31億円の延期案件の検収・売上計上・現金回収
  • RFID一括会計、スマートカート、BOX-Typeの有償導入店舗数と継続利用率
  • 営業キャッシュフロー、研究開発費、販管費、純現金の推移
  • SI事業の売上高と採算、AIエージェントを活用した開発効率の改善
  • 発行済株式数、新株予約権の残高、配当・自己株式取得の有無
  • 2030年売上高100億円という経営目標に対する実績と、M&A後の資本効率
  • 日本自動認識システム協会のバーコードリーダー・RFID市場統計
  • 2026年8月期末の純現金約24億円が、今後の損失・投資・借入返済によってどの程度減るか
  • 本社兼研究所の土地・建物の帳簿価額、賃貸稼働率、売却可能価値の変化

倍率と資本コストの決め方

事業の数量は端末・導入セット換算、人月、稼働フロアで見積もり、物価上昇は単価側に入れた。端末の実販売台数と契約平均単価は非開示なので、数量と価格の分解は推計であり、開示事実と区別している。楽観・やや楽観・中立のPERは、事業のROE、資本コスト8.75%、弱い堀による超過収益の残存割合3分の1、2036年以降の成長率2%から決めた。悲観側は現金消費を明示し、売却可能資産を床とした。現在の株価や同業PERから将来価値を逆算していない。

添付factsの基準は2025年8月期、株数8,046,618株、自己資本約17.3億円だが、その後の2026年10月15日公表の決算短信では、2026年8月期末の発行済株式数が9,196,800株、自己株式が182株である。最新決算の株数9,196,618株を優先し、基準株価811円で現在の時価総額を約74.58億円とした。2026年8月期末の純現金は約24.04億円である。2026年の大規模な増資は、その時点から2036年までの自己資本と現金の推移に反映した。

中立の営業利益率を再点検した。2026年のAsReader事業の利益率は約5.5%だが、同事業の売上規模が約3倍に近づけば、共通開発費と固定費を吸収する効果がある。2022年には全社で16.6%の営業利益率を実現した事実も踏まえ、中立ではAsReader事業の利益率を14%とし、本社・共通費約3.1億円を別途差し引いた。これによる全社の営業利益率は約5.6%であり、過去最高期の高収益性が復活することを前提にしていない。

さらに、中立の10年間の自己資本と純現金の推移を別に確認した。2026年の自己資本約38.3億円から、2027~2036年の累積純損失約4.37億円を差し引くと、2036年の自己資本は約34.0億円となる。2036年末の純現金は、初期純現金約24.04億円から累積損失、売上増加に必要な売掛金と在庫、追加投資を控除し、減価償却等の非現金費用を戻すと約15.9億円となる。土地・建物等の税後回収可能価値約5.5億円を加えた資産価値は約21.4億円である。中立の時価総額23.01億円はこれを上回り、営業利益の改善と残存資産の価値が矛盾しない。

やや悲観では、2027~2036年の累積純損失約24.3億円により、2026年の自己資本38.3億円が約14.0億円まで縮小すると見た。現金の消費後に残る純現金約2.5億円と土地・建物等の税後処分価値約5.5億円の合計8.0億円が床となる。悲観では、累積純損失約30.4億円によって自己資本が約8.0億円まで減少し、最終的な回収可能資産も約3.0億円まで減る。両筋書きとも、2026年の純現金24.04億円が10年後にも残ると仮定していない。

悲観側のPBRは、将来の自己資本の増加を理由に床を引き上げないよう、添付factsの2025年8月期自己資本約17.3億円を共通の倍率表示基準として確認した。やや悲観は8.0÷17.3=約0.46243倍、悲観は3.0÷17.3=約0.17341倍である。中立のPBRは23.01÷34.0=約0.67676倍であり、やや悲観の床のPBRを上回る。2036年の時価総額も、悲観3.0億円、やや悲観8.0億円、中立23.01億円、やや楽観86.79億円、楽観219.50億円の順に増加する。

将来の新リース会計基準による表示変更は、現金収支を二重に減額する理由としない。資本コスト8.75%で、10年後の時価総額を10年間割り引き、還元額を5年間割り引いた確率加重現在価値は約21.07億円となる。現在時価総額74.58億円との差は約マイナス71.75%であり、総合判定は割高となる。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5% + 上乗せ 0.5%。基本7.5%に事業の質による0.75%と、継続赤字に対する0.5%を加えた8.75%。株価のβや小型株であること自体への上乗せは使わない。

同じ業種(電気機器)の AI 分析

割安 株式会社ミツバ7280 ホンダ向け 4 割強の車載・二輪部品メーカー。再建後の稼ぐ力に比べ、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 サンケン電気6707 本業は赤字で、価値の中心は持ち株の米アレグロ。ただ株主に届く分が読めず、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +80.4% · 10 年 割安(年 +15.7%) 割安 千代田インテグレ6915 打抜き部材の隠れた現金持ち。事業は凡庸だが、時価総額の半分は現金で、毎年それを株主に返している 本質価値との差 +65.9% · 10 年 割安(年 +15.1%) 割安 菊水ホールディングス6912 電源と安全試験の隠れた堅実メーカー。稼ぐ力は本物だが、世界の大手と争う小さな会社に今の値段は安全域が薄い 本質価値との差 +59.9% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 協立電機6874 手元の現金が時価総額の半分を占める、FAと計測の中堅。稼ぎより資産で見て割安 本質価値との差 +57.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 ズーム6694 録音機の老舗ブランドは健在。構造改革で利益が戻れば、今の値段には小さな安全域がある 本質価値との差 +56.9% · 10 年 割安(年 +14.5%) 割安 株式会社メガチップス6875 SiTime株の含み益が時価総額を上回る一方、本業は任天堂一本足。10年で測ると適正圏にとどまる 本質価値との差 +53.0% · 10 年 割安(年 +15.2%) 割安 遠藤照明6932 店舗・オフィス向け照明で稼ぐ利益率 10% の優良メーカー。厚い現金と低い ROE で、値段はやや安いとみる 本質価値との差 +52.9% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 株式会社JVCケンウッド6632 公共安全無線のシェア上昇は本物で、車載の薄利と転換社債の希薄化を織り込んでも長期価値に安全域がある 本質価値との差 +49.0% · 10 年 割安(年 +14.2%) 割安 戸上電機製作所6643 電柱の高圧開閉器で国内首位の小さな優良メーカー。実力は堅いが、電力会社頼みの値付けが利益の天井を決める 本質価値との差 +48.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 日本セラミック6929 車載の運転支援と防犯センサで稼ぐ高収益の小粒株。利益率が過去最高で、本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +46.5% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 イノテック9880 NAND検査の小さな専業とEDA代理店の混成。本社ビル売却益を除けば、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +46.4% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 ホシデン6804 売上の78%を任天堂に頼る請負型。特需は今期が山だが、厚い純現金が値段を支え、本質価値は今の値段並み 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 新コスモス電機6824 ガスもれを知らせる警報器の専業。北米の特需と純現金が光るが、特需の剥がれと中国勢が重く、本質価値は今の値段をわずかに上回る(適正) 本質価値との差 +45.1% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 SCREENホールディングス7735 枚葉洗浄装置の首位は本物だが、中国リスクと市況の波を織り込むと、今の値段は10年の稼ぐ力を3割ほど上回る 本質価値との差 +42.5% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 株式会社ミマキエンジニアリング6638 看板から衣料まで刷る業務用インクジェットの専業。インクと保守が稼ぎの半分を支え、本質価値は今の値段の近くにある 本質価値との差 +41.8% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 リオン6823 補聴器・粒子計測・騒音計の3本柱。半導体の波に乗る利益と、安定した現金。値段はほぼ本質価値の近辺 本質価値との差 +41.8% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 OBARA GROUP株式会社6877 自動車の溶接とウェーハ研磨の二つのニッチ首位が稼ぐ。還元は手厚いが、10 年後の価値は今の値段を少し上回る程度 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アルプスアルパイン6770 スマホ部品と車載を併せ持つ低採算の電子部品大手。立て直しは進み、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +36.6% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 パルステック工業6894 持ち運べる X 線応力計のニッチ会社。時価総額の 6 割が現金で、稼ぐ力は地味だが今の値段には届く。10 年で見るとやや割安 本質価値との差 +32.6% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 キヤノン7751 稼ぎの軸が複合機からカメラ・監視カメラ・露光装置へ移る途上のキヤノン。利益で測る本質価値は、今の時価総額を1割強上回る 本質価値との差 +32.5% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 かわでん6648 受注も利益も絶好調だが、250億円の新工場を抱え、今の高収益は10年続けて見込めない 本質価値との差 +30.0% · 10 年 割安(年 +10.7%) やや割安 愛知電機6623 AI向け基板が稼ぎ頭になった中部電力系の中堅。伸びは本物だが、基板の山と谷をどう見るかで値打ちが割れる 本質価値との差 +28.9% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 ASTI株式会社6899 二輪・船外機の電装品とワイヤーハーネスを受託で作る浜松の独立系。利益率は 2% と薄く、内燃の縮みと値下げを電動化とインドが補えるか。今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +11.6%) やや割安 スミダコーポレーション6817 コイル専業の薄利メーカー。借金が重く、稼ぐ力は資本コストに届かない。計画どおりでも値段は妥当圏 本質価値との差 +27.4% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 市光工業7244 ヴァレオ傘下の自動車ランプ専業。利益率の薄さが重く、10 年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +26.0% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 アライドテレシスホールディングス6835 国内の公共向けに強い中堅ネットワーク機器メーカー。純現金は厚いが利益は山を越え、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +25.6% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 AKIBAホールディングス6840 メモリ高で利益は山にある。堀の無い仲介の商いで、無配のまま利益をためる会社に安全域は薄い 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 大崎電気工業6644 国内スマートメーターの取り換え期に乗る堅い会社だが、入札型の薄い利益率が壁で、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 小糸製作所7276 自動車ランプで世界シェア首位、強気の自社株買いは光るが、10年で測った本質価値はほぼ今の値段 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +14.3%) やや割安 ニレコ6863 製鉄・フィルム制御の顧客基盤と特殊光学に堀があり、設備投資後の実行リスクを見ても長期価値は現時価総額を上回る 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 エスペック6859 環境試験器で世界の2強に入る堅実な会社だが、利益率は1割前後で、10年後の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 星和電機6748 道路情報板と防爆照明で稼ぐ京都の堅実メーカー。資本をためすぎて自己資本利益率は6%台。10年で測ると今の値段はほぼ適正で、下値は固い 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 エレコム6750 PC・スマホ周辺機器の国内大手。稼ぐ力は堅いが、10年で測る本質価値は今の時価総額を1割半ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 +23.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 フェローテック6890 半導体の消耗部材と光通信の温調部品で稼ぎは急伸。だが投資の重さと薄い利益率が値段を縛る 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +12.2%) やや割安 オリジン6513 電源・塗料・クラッチの小さな老舗。本業は資本コストに遠く届かず、値打ちの半分は持っている株にある 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 シライ電子工業6658 滋賀と中国で作る汎用の基板メーカー。利益は大きく振れるが、溜まる現金の分だけやや割安 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 アドテック プラズマ テクノロジー6668 AI投資の追い風は本物だが、顧客が偏る小さな専業の利益率は10年もたない。やや割高とみる 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 北陸電気工業6989 車載向け抵抗器・センサの中堅。貴金属高で利益は谷にあり、純資産の7割の値段はやや割安 本質価値との差 +20.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 アイホン6718 国内インターホンの首位。厚い純現金と薄い資本効率が綱引きし、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +20.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 新電元工業6844 二輪車の電装品で稼ぐホンダ系の部品会社。利益が薄く景気で振れるため、10年後の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 ニチコン6996 AIサーバー向けの値上げと増産で利益は戻る。ただし市況に乗る部品会社で、10年先まで高く見積もるのは危うい 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 株式会社図研6947 国内首位級の設計ソフトは堅い商売だが、AIが席数課金を揺らす不安が残り、10年後の価値は今の値段の周辺にとどまる 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 寺崎電気産業6637 船の電気の頭脳で世界の上位に立つ堅実な中堅。受注残は厚いが、造船の波と中国勢が利益の天井を決める 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 デンヨー6517 可搬形発電機で国内首位級の堅実な会社だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、割安とは言えない 本質価値との差 +18.3% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 スタンレー電気6923 ホンダ頼みの車載灯火に買収も加わるが、ROE 9% 前後の稼ぐ力では今の時価総額とほぼ釣り合う水準 本質価値との差 +17.2% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 オプテックスグループ6914 防犯センサーで世界首位級の質は本物だが、IA の景気の波と倍率の薄れを見ると、10 年先の価値は今の値段を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +16.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 正興電機製作所6653 九州電力が最大の客の地場の制御・受変電メーカー。足元の特需を差し引いた実力が分かれ目 本質価値との差 +16.4% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 テクノメディカ6678 国内シェア 9 割の採血管準備装置。純現金が時価総額の 7 割あり、還元も厚い 本質価値との差 +15.7% · 10 年 やや割安(年 +13.1%) やや割安 リーダー電子6867 放送局向け波形モニターの世界2位。技術は本物だが利益が薄く、強みは現金の厚さにとどまる 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 ミネベアミツミ6479 ミニチュアベアリング世界シェア6割の堀は深いが、売上の8割は中国勢や自動車メーカーとの値下げ競争にさらされ、本質価値は今の値段を2割ほど下回る「やや割高」 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 サンコー6964 車の配線部品などを作る精密プレスの小さな専業。電動化は追い風だが、顧客は 2 社に偏り、親会社が現金を握る 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 日立製作所6501 電力インフラとLumadaの二本柱は本物だが、株価はInspire 2027の上振れをかなり先取りしている 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 大井電気6822 電力と通信の網を裏で支える横浜の機器と工事の会社。スマートメーターの波を割り引いても、今の値段は利益に比べて安い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +14.7%) やや割安 エスケーエレクトロニクス6677 ディスプレイ用の大型フォトマスク専業。中国勢の追い上げと重い設備投資が、割安さを削る 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 バッファロー6676 国内首位のネットワーク機器とストレージを持つ周辺機器会社。縮む市場の首位で、利益の山は長く続かない 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 株式会社ワコム6727 電子ペン技術で稼ぐ会社。スマホ大手への依存と中国勢の値下げが重く、利益で測った本質価値は今の値段をわずかに下回る 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 日東工業6651 配電盤とキャビネットで国内首位級の堅い会社だが、利益は値上げに頼る面が大きく、10年の価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 エノモト6928 精密金型と顧客認定は堀になるが、稼働率と設備更新の重さを考えると、現在の時価総額はおおむね妥当だ 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) 適正 山一電機6941 AI半導体の検査とデータセンター配線の追い風で利益は急増。ただし山と谷の大きい部品屋で、今の値段は山の利益を織り込みすぎている 本質価値との差 +10.0% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 テラプローブ6627 AI向けテストの需要は本物だが、設備の重さと親会社の支配を考えると、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 横河電機6841 石油・ガス・LNGプラント向けDCS世界ビッグ6の一角。純現金で財務は健全だが、今のPER19倍はROE11%に見合わない 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 東芝テック6588 国内レジ首位でも利益が薄い小売機器・複合機の会社。10年の本質価値は今の値段をやや下回る(やや割高) 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 日本航空電子工業6807 京セラが 3 分の 1 を持つコネクタ専業。利益率は 4% まで落ち、元の 7% への回復が遅れる分だけ今の値段は重い 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 日置電機6866 電気を測る専業の優良企業。電池とデータセンターの追い風は本物だが、利益は山に近く、10 年で見ると今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大同信号6743 鉄道の安全を守る堅い会社だが、顧客が偏り、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 TDK6762 HDDヘッド事業の売却観測とAIデータセンター需要が重なるTDK。稼ぎを電池に頼る構造は変わらず、ROE1割前後では今の値段を支えきれない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 三菱電機6503 品質不正からの回復とFA・防衛特需で大きく再評価された。利益で測ると、本質価値は今の値段を1割弱下回る(適正) 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 浜松ホトニクス6965 光センサーの世界的な老舗だが、いまの値段は利益の回復を何年も先取りしている 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アズビル6845 国内ビル空調制御で七割のシェアを握るが、今の値段は十年先の高成長を映し込みすぎている 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ソニーグループ6758 ゲーム・音楽・映像のIPとイメージセンサーの複合体。資本コスト7.0%と名目の成長で測ると、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 松尾電機6969 車載のマイクロヒューズで高い利益率を持つが、本業のタンタルは薄利で、台湾の親会社が4割を握る。今の値段はほぼ見合っている 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 日本光電工業6849 病院の全部門に製品を納める国内の雄。海外は伸びるが利益率が低く、10年で見ると今の値段は割高に傾く 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 チノー6850 温度センサで稼ぐ堅実な計測機器メーカー。純現金は厚いが利益の伸びは物価並みで、本質価値は今の値段を2割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 東洋電機6655 春日井の配電盤とエレベーター用センサーの会社。強い製品はあるが全社の稼ぎは薄く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 東洋電機製造6505 鉄道車両の駆動装置で知られる老舗。利益が急に戻った直後の今、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 TOA株式会社6809 国内の非常用放送で首位の音響会社。純現金は厚く、利益で測ると今の値段はほぼ妥当(適正)。 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ジーエス・ユアサ コーポレーション6674 車の電池で国内首位級、蓄電設備の伸びは本物だが、資金を食う成長が利益率を押さえ今の値段には重い 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 名古屋電機工業6797 道路情報板の専門メーカーで純現金も厚いが、直近の原価増で利益が崩れ、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本トリム6788 整水器の国内首位に、インドネシアの水と細胞バンクを足した会社。現金は厚いが、計画の伸びは先走りで、値段は割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 象印マホービン7965 炊飯器ブランドと厚い純現金を持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。10年先の本質価値は今の時価総額を1〜2割下回る(やや割高) 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヘリオス テクノ ホールディング6927 液晶パネル工場向けの印刷機と光源で稼ぐ小さな会社。時価総額の 7 割が現金だが、利益は液晶の投資しだいで、10 年の価値はやや割高とみる 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 三相電機6518 半導体の製造装置向けのポンプで利益が戻った姫路の部品会社。伸びはあるが装置の会社に値段を握られ、ROEは資本コストに届かない 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 セイコーエプソン6724 大容量インクタンクで世界No.1も、プロジェクターはAnkerに押され、ROE10%の中計実現が分かれ目 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 ヒロセ電機6806 精密コネクタの世界大手。車載とAI関連へ広げても、資本コストを少し超える程度のROEでは、今の利益の24倍という値段は重い 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 鈴木6785 2026/06 期は山の年とみる。増産投資の回収が見えるまで、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 マクセル6810 小型電池が柱の電機メーカー。利益率は薄く、資本コストを稼ぎ切れない。本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 日本信号6741 列車の安全を握る堅い会社だが、過去最高の利益率が続く前提の値段で、10年で見ると割高に傾く 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本電子6951 電子顕微鏡とマスク描画の二本柱。堀は本物だが利益の山が高く、10 年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 マブチモーター6592 ミラー用モーターで世界シェア8割超、現金は時価総額の3割。財務は鉄壁だが、物価並みにしか伸びない利益に今の値段はやや先走りだ 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 フクダ電子6960 心電計の国内首位級で、在宅医療の継続収入と厚い純現金が強み。利益は伸びても実質では横ばいに近い 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 富士通6702 ハード事業の縮小を終えつつあるITサービス会社。利益で測ると、本質価値は今の値段を2割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 ケル6919 精密コネクタの専業で、無借金・純現金は時価総額の4割。ただし利益は谷で配当が利益を上回り、10年で測るとやや割高 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本電気(NEC)6701 ITサービス一本足の富士通と違い、防衛・海底ケーブルという官需インフラの柱を持つ会社。AI実需化と防衛予算増が分かれ目 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 シャープ6753 家電・PC・液晶を抱える低採算の複合体。資本コスト9.5%で測ると稼ぐ力が足りず、本質価値は今の時価総額の半分前後(割高) 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 三社電機製作所6882 稼ぎ頭の電源機器と赤字のパワー半導体が同居する会社。現金は厚いが、利益は株主に届きにくい 本質価値との差 −4.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 株式会社東光高岳6617 東京電力が親で最大の客。品質不正から立ち直る途上で、高い利益率が続くかが分かれ目 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 エブレン6599 装置の頭脳を収める箱と配線の板を顧客ごとに作る小さな専業。稼ぎは堅いが現金が眠り、割高とみる 本質価値との差 −5.5% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 共和電業6853 国産ひずみ計測の老舗。財務は堅いが利幅の戻りは遅く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 コニカミノルタ4902 複合機の縮みを半導体向け光学部品などで埋められるかが勝負。稼ぐ力に見合う本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 日本フェンオール6870 防災機器の小さな老舗で、財務は堅いが資本効率が低く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ホーチキ6745 国内二番手の火災報知専業。事業は堅いが、最高益の利益率が続く前提の値段で、安全域は薄い 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 株式会社明電舎6508 電力インフラと保守の稼ぐ力は本物だが、利益が倍になっても今の値段には届かない 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 芝浦メカトロニクス6590 AIパッケージの波に乗る小さな装置メーカー。足元の好調は織り込み済みで、10年では割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 富士電機6504 データセンター電源とSiCの伸びは本物だが、三菱電機・日立と同じ「電力テーマの先取り」がすでに株価に乗っている 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) やや割高 三井ハイテック6966 世界首位級のモーターコアだが、稼ぐ力はまだ資本コスト並み。10 年で見ても今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 京セラ6971 KDDI株と純現金で時価総額の3割弱を持つが、本業のROEは資本コストに届かず、今の値段は改善への期待を強く映している 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 日本ケミコン6997 AIサーバー向けで利益は戻るが、資本コスト10%台に届く稼ぎは未知数。種類株の重みもあり本質価値は今を下回る 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +9.6%) やや割高 アバールデータ6918 半導体装置の制御部を請け負う小さな会社。谷は抜けたが、顧客頼みで稼ぐ力に上限がある 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 日本シイエムケイ6958 車載向けビルドアップ基板で世界首位級だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +8.8%) やや割高 カシオ計算機6952 稼ぎの大半を腕時計が担う、純現金の厚い会社。流行頼みの堀に対し、今の値段は本質価値を 3 割ほど上回る「やや割高」 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ニデック6594 会計不正と巨額減損で信用を落としたニデック。データセンター冷却と精密モーターの実力が、本質価値を決める 本質価値との差 −12.7% · 10 年 やや割高(年 +10.3%) やや割高 株式会社エンプラス6961 AI向けバーンインソケットで稼ぐ樹脂精密部品の会社。半導体の山の利益を前提にした今の値段は、10年の稼ぐ力を上回る 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 テクノホライゾン6629 教育ICTの電子黒板とFA機器の複合メーカー。前期の利益は営業外で膨らんだ山で、値段はやや割高 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 山洋電気6516 冷却ファンの稼ぐ力は本物だが、AI需要の山を前提にした利益は10年先では薄まる。純現金と還元の転換が価値の床を支える 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 京三製作所6742 国内信号の堅い更新需要は本物だが、利益率が薄く資本コストに届かない。今の値段は計画の達成を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ブラザー工業6448 複合機消耗品の衰退を工作機械・産業用印刷の拡大で補う転換点の会社。ローランドDG断念の規律が本質を示す 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トレックス・セミコンダクター6616 小粒の電源ICとパワー半導体の受託製造で、利益の波が深い。中計の利益率は過去の山の水準で、そのまま信じにくい 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 コーセル6905 純現金は厚いが、本業は赤字。ROE 5%の電源屋に、10年の筋書きは厳しい 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 東亜ディーケーケー6848 水質計の老舗。厚い現金と保守収入が支えだが、稼ぐ力は細り、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −16.2% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 中央製作所6846 名古屋の電源・めっき装置メーカー。資産は時価総額の2倍あるが稼ぐ力が薄く、割安とまでは言えない 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 日本電子材料6855 HBM向けプローブカードで利益が跳ねた。だが、この山が10年続くと見るには値段が先を行きすぎる 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 EIZO6737 医療と防衛で強いモニター専業。本業の稼ぎは細く、時価総額の半分近くを持ち株と現金が占める。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 アンリツ6754 光通信と6Gの追い風は本物だが、景気で利益が大きく振れる計測器会社に、今の値段はその好況の長続きまで織り込んでいる 本質価値との差 −16.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 森尾電機6647 鉄道車両の運転台と電源の機器を作る老舗。米国の地下鉄案件で利益は過去最高だが、山は数年で引く。今の値段は割高 本質価値との差 −17.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 日本アビオニクス6946 防衛装備の更新を支える技術と厚い受注残は魅力だが、現金化の遅れと高い期待を考えると株価はやや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 アルチザネットワークス6778 携帯の基地局を試す装置と試験の受託の会社。手元の純現金は時価総額に近いが、事業の稼ぎは小さく、現金も眠ったまま。10 年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ヨコオ6800 半導体検査の伸びは本物だが、売上の6割を占める車載が重く、今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ユビテック6662 飲酒運転と熱中症の対策の義務化で IoT は伸びるが、小さな規模と親子上場が価値を縛る 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 指月電機製作所6994 電力機器が利益の4分の3を稼ぐ部品メーカー。稼ぐ力は資本コスト並みで、本質価値は今の値段を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社ダイヘン6622 電力インフラの追い風は本物だが、稼ぐ力に比べて今の値段は先走りすぎている 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 不二電機工業6654 配電盤の端子台で食べてきた堅実な小企業。現金は時価総額の 7 割に迫るが、稼ぐ力が細く、その現金が株主に戻る道も細い 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 東京コスモス電機6772 利益率 2 割の可変抵抗器を持つが全社は薄い。配当性向 100% の会社で、値段はほぼ中立どおり 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +8.7%) やや割高 双葉電子工業6986 現金と持ち合い株が時価総額を上回るが、本業は 7 年連続の営業赤字。資産が株主に届くかが焦点 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 帝国通信工業6763 車載・カメラ向けの操作部品とセンサの会社。財務は強いがROEは4%台で資本コストに届かず、新本社への投資も重い。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −20.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 京写6837 片面の基板で量は世界最大級。だが値段を決められず、稼ぎは資本コストに届かない。割高 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 リコー7752 複合機消耗品の縮小を低採算のデジタルサービスで埋める転換期。ROEは資本コスト未満で、今の値段はやや先回りしすぎている 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 小野測器6858 回転と音を測る老舗だが、エンジン試験の縮みを電動車の評価で埋めきれず、資本の稼ぎは薄い 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タムラ製作所6768 データセンター向け電源部品で最高益へ向かうが、ROE は資本コストに届かず、今の値段は先の好調まで織り込んでいる 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 NKKスイッチズ6943 放送卓や特殊車両の押しボタンで世界に名が通るが、利益率は3%前後。現金は厚いが、帳簿の安さほどの価値はない 本質価値との差 −22.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本タングステン6998 超硬とタングステン加工の中堅。原料高の追い風は一時的で、稼ぐ力に比べて今の時価総額は重い 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 古野電気6814 世界の船の目となる機器の首位級。過去最高益は造船ブームの山にあり、利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 エヌエフホールディングス6864 微小な信号と電源を測る・つくる専門メーカー。現金は厚いが、規模が小さく今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 −23.5% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ソシオネクスト6526 カスタム SoC の設計請負で稼ぐファブレス。AI 向けの量産が立ち上がる前の今は、先取りしすぎた値段だ 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 IDEC6652 安全スイッチに強い堅実な中堅。中計の利益率 13% は届きにくく、今の値段は先の好調を織り込みすぎている 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ティアック6803 高級オーディオと業務用機器のニッチ企業。足元の利益は一時の項目に支えられ、稼ぎが資本コストに届かず、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 東京エレクトロン8035 AI投資で稼ぐ力は本物だが、今の株価はすでに強気の先の先まで映している 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 santec Holdings株式会社6777 AI向け光通信の試験・部品で稼ぐ小さな光学メーカー。利益の質は良いが、稼ぎが好況の頂に近く、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 アクセル6730 パチンコ機向け画像LSIの小さな専業。足元は価格適正化で好調だが、市場が細り続ける。手元の現金を除くと割高 本質価値との差 −27.0% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 シリウスビジョン6276 印刷の検査機の再建途上、現金は厚いが稼ぐ力は薄い 本質価値との差 −27.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 能美防災6744 防災の二大手で、堅い内需の優良企業。ただし最高益の利益率が続く前提の値段 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 フォスター電機6794 車載スピーカ世界大手。アクティビストが入り資本効率は改善に向かうが、10年の稼ぐ力に見合う値段は今より低い 本質価値との差 −28.0% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 CGSホールディングス6633 金型用 CAD/CAM で国内 2 位。時価総額は純現金とほぼ同じだが、現金の多くは事業に張り付き、AI が席課金型の寿命を縮める。10 年の価値は今の半分ほど 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 オムロン6645 制御機器の在庫調整は一巡したが、ヘルスケアは中国品との価格競争、構造改革でROEは当面一桁台にとどまる 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 OSGコーポレーション6757 浄水器のカートリッジ交換が稼ぎの柱。食パンと総菜の寄り道が利益を削り、配当は利益を超えて払い続けている 本質価値との差 −29.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 安川電機6506 サーボ・インバータが利益の柱でロボットは薄利・中国依存、ROE7.3%に対し今のPER32倍は見合わない 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 沖電気工業6703 官公庁・金融向けの堅い事業に、縮む ATM とプリンターの重しが付く会社。利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 イリソ電子工業6908 車載コネクターの堅実な会社だが、品質データの不正で利益の質が傷つき、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +7.2%) 割高 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス6699 点火コイルは電動化で縮む側。パワコンと空調向け電源が支えるが、借入が重く、株主の取り分はほとんど残らない 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +5.2%) 割高 アイコム6820 現金が時価総額の5割に達する無線機メーカー。事業の稼ぐ力に対して資本が厚く、利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 アルバック6728 真空技術の老舗で半導体へ重心を移す途上だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、値段は回復を先取りしている 本質価値との差 −33.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 AIメカテック6227 AI向け後工程装置で利益が急伸したが、頼りは少数の大口顧客の投資。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 ウシオ電機6925 光源と露光装置の確かな技術はあるが、利益の薄い会社に AI 基板の夢まで上乗せした値段 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 ミナトホールディングス6862 産業用メモリーの加工・商社。市況が押し上げた好況の利益は続かず、10年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 PHCホールディングス6523 血糖測定の稼ぎが細るうえ借金が重く、10年先の利益は今の値段を支えきれない。やや割高 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +5.4%) 割高 日本電波工業6779 AI向け発振器で業績は急回復中だが、売上が10年停滞した薄利の水晶専業。10年の稼ぐ力に照らすと値段は先走りすぎ 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 シンフォニアテクノロジー6507 半導体搬送と防衛の追い風は本物だが、景気で振れる中堅メーカーに今の値段は高い 本質価値との差 −37.3% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 太洋テクノレックス6663 曲げられる配線板の試作が本業の小さな工場。利益は薄く、資産に比べて稼ぐ力が足りない 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 大日光・エンジニアリング6635 カメラ大手向けの基板実装とレンズ組立の受託。利益率は2%に届かず借金も重く、割高とみる 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 堀場製作所6856 半導体MFC世界シェア6割・排ガス計測8割だが、PER27倍はROE10.7%に見合わず、EV化とバイオ不振が重荷 本質価値との差 −38.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ダブル・スコープ6619 価値の芯は韓国の WCP の持分だけ。借金を引くと残りは薄く、赤字の本体が持分を食う 本質価値との差 −39.3% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 日本マイクロニクス6871 DRAMのプローブカードで首位。だが一本足の循環株に、今の値段は先の先まで織り込みすぎだ 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 池上通信機6771 放送局のカメラと監視・医療・検査の映像機器の老舗。技術はあるが稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −41.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 KOA6999 抵抗器の老舗。AIと車載で利益は戻るが、10年で測る稼ぐ力は今の値段に届かない 本質価値との差 −41.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 サクサ6675 土地を売って、貸し地代を手放し、手元に現金が積み上がった通信機器メーカー。現金の戻り方は約束された。本業の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −42.8% · 10 年 割高(年 +4.9%) 割高 SMK6798 車載に軸足を移す途上のコネクタ・リモコンメーカー。利益の戻りが遅く、今の値段は高い 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ファナック6954 CNC・ロボット世界首位の無借金企業だが、中国系メーカーの台頭と今のPER33倍はROE8.9%に見合わない 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 キーエンス6861 無借金・直販の圧倒的な収益力は本物だが、中国依存と高い倍率の持続力が10年後の本質価値を左右する 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 シスメックス6869 血球計数で世界首位も、中国の集中購買で稼ぐ力が急低下。資本コスト7.5%で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 電気興業6706 基地局アンテナと高周波の技術屋。稼ぐ力が弱く、棚卸資産の会計に疑義が出ている 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 大真空6962 水晶の世界大手だが、薄い利益に重い借金。新型のArkhが実を結ぶまで、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 パナソニックホールディングス6752 家電・空調・配線・電子部品・車載電池・B2Bソリューションの複合体。構造改革は進行中で、今の値段は改革の成功をかなり先取りしている 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 KOKUSAI ELECTRIC6525 バッチALDで世界シェア7割・東京エレクトロンと二社寡占。AI需要は本物だが、今の株価は中立の10年先をもう織り込んでいる 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 日清紡ホールディングス3105 日清紡HDは無線・通信が稼ぎ頭の会社に変わりつつあるが、稼ぐ力の弱さと不動産の先細りが10年の価値を押し下げる 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 ヤーマン6630 美顔器のヒットで膨らみ、中国の規制でしぼんだ会社。現金は厚いが、計画の回復は先走りで、値段は割高 本質価値との差 −47.3% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 村田製作所6981 MLCC世界シェア4割、AIサーバー・車載電動化が追い風だが、ROE1割強の本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −47.4% · 10 年 割高(年 −0.6%) 割高 メイコー6787 車載基板の首位級が AI・衛星向けに 2,100 億円を投じる賭け。成長は本物だが、借金と循環を負った値段は高い 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 サン電子6736 利益の大半は米上場Cellebrite株の持分から来る。10年後を利益で測ると、本質価値は今の時価総額を半分ほど下回る(割高) 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 太陽誘電6976 コンデンサ世界3位。AIサーバー需要で株価は1年で8倍になったが、利益率とROEの低さを映すと、今の値段は積みすぎ 本質価値との差 −49.6% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 株式会社シキノハイテック6614 半導体の検査装置と LSI 設計受託の小さな会社。利益が出ていない今の値段は、先の成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 キオクシアホールディングス285A NANDの需要増と先端技術は確かでも、設備投資と価格循環を差し引くと足元の時価総額には安全域が乏しく、長期では割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 湖北工業6524 海底ケーブル用光部品と電解コンデンサ用リード端子で世界首位。事業は強いが、今の値段は好況の利益が続く前提で、本質価値の2倍を大きく超える 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 FDK6955 富士通から台湾の SILITECH へ親会社が替わった電池メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、10年では割高と見る 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 HPCシステムズ6597 138億円の大口受注は魅力的だが、借入金と案件集中の危うさを考えると、今の時価総額118億円には安全域が乏しい 本質価値との差 −51.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 ローム6963 SiC減損からの復活途上。EV減速と中国の値下げの中で東芝・三菱電機との連合がもうひとつの本質価値を左右する 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 アオイ電子6832 後工程受託の老舗が、自己資本に迫る400億円規模を先端パッケージに賭ける。当たっても倍率は伸びず、割高と見る 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 イビデン4062 AI 向け基板の主役だが、今の値段は世界の AI 個数が 8 倍・シェア 4 割台維持という楽観の先まで織り込む 本質価値との差 −52.7% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 バルミューダ6612 体験を売る家電ブランドには価値が残るが、再黒字化と借入更新の不確実性に対して現在の評価は高い 本質価値との差 −53.5% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 レーザーテック6920 EUVマスク検査を世界独占する一点突破の優良企業、株価は独占の継続を前提に組まれている 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 アドバンテスト6857 HBM・AIテストの覇者だが、株価はすでに10年分の超成長を前払いしている 本質価値との差 −56.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 ルネサスエレクトロニクス6723 車載マイコン世界首位の座は競合に奪われたが、AIインフラとAltiumの組み合わせが次の10年の本質価値を決める 本質価値との差 −58.4% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ジオマテック株式会社6907 ディスプレイと半導体向けの薄膜加工。9 期の赤字から戻ったが、山谷が激しく客先も偏る。今の値段は回復の続きを織り込みすぎで、割高と見る 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 インスペック6656 AI 向けパッケージ基板の検査装置を手がける秋田の小さな装置会社。技術は本物だが、受注の山谷が深く、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 原田工業6904 車載アンテナの専業。足元の利益は戻ったが、税と金利を引くと残る利益は薄く、今の値段は回復を先取りしすぎている 本質価値との差 −64.5% · 10 年 割高(年 −2.7%) 割高 精工技研6834 AI向け光コネクタの設備特需で稼ぐ会社。ただ利益の多くは山の上で、今の値段は先を織り込みすぎだ 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 リバーエレテック6666 超小型の水晶部品の専業。新製品に夢はあるが、12年の大半が赤字で借金も重い。今の値段は会社の計画の達成をほぼ織り込む 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ザインエレクトロニクス6769 高速伝送チップの小さな設計会社。現金は厚いが本業は赤字が続き、時価総額は現金を上回る分だけ割高に見える 本質価値との差 −66.7% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 岡谷電機産業6926 ノイズ対策部品の老舗だが2期続けて17億円の営業赤字。立て直しても資本コストに届く稼ぎは見えず、今の値段は高い 本質価値との差 −66.8% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 パワーエックス485A 国産蓄電システムの受注力は確かだが、輸入電池への依存と資本効率の不確実性に比べ、現在の株価には安全域がない 本質価値との差 −68.7% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 ユー・エム・シー・エレクトロニクス6615 1,000 億円を作って利益は 1% 台。重い借入と優先株の下で、普通株の取り分は薄く割高だ 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 オキサイド6521 主力の結晶は堅調でも、赤字と借入が重く、今の時価総額は黒字化の先まで織り込む 本質価値との差 −70.0% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 多摩川ホールディングス6838 高周波部品と売電の小さな会社。足元の増益は評価益が大半で、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高いとみる 本質価値との差 −72.5% · 10 年 割高(年 −5.0%) 割高 トラース・オン・プロダクト6696 CELDISの導入実績と現場DXには伸びしろがあるが、赤字の長さと希薄化を考えると、現在の時価総額に見合う利益の再現性はまだない 本質価値との差 −75.4% · 10 年 割高(年 −5.9%) 割高 オプトエレクトロニクス6664 小さなバーコード読み取り機の老舗。エイサーの傘下で出直すが、赤字が続き稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −5.5%) 割高 トミタ電機6898 鳥取のフェライトコアの小さな会社。現金と土地は厚いが本業は10年余り赤字がちで、今の値段は稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −84.2% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 QDレーザ6613 量子ドットレーザは本物の技術だが、売上14億円の会社に800億円超の値は、まだ来ない成功を先に払いすぎている 本質価値との差 −86.8% · 10 年 割高(年 −11.8%) 割高 TBグループ6775 LED 表示機と電子レジの小さなメーカー。19 期連続の営業赤字で、稼ぐ力は時価総額の裏づけにならない 本質価値との差 −87.7% · 10 年 割高(年 −9.8%) 割高 ぷらっとホーム6836 Linuxの小型サーバーで細く稼ぐ老舗。18期続いた赤字をやっと抜けた段階で、今の時価総額は利益の200倍を超える 本質価値との差 −88.5% · 10 年 割高(年 −13.3%) 割高 ジャパンディスプレイ6740 12 期連続赤字の中小型パネル会社。いちごの新株予約権で株数が約 1.7 倍に増え、10 年後に既存株主へ残る取り分は今の時価総額に遠く届かない 本質価値との差 −93.4% · 10 年 割高(年 −14.3%) 割高 大黒屋ホールディングス6993 ブランド品の買取と質屋の老舗。ファンド傘下で再建に入ったが、10年の稼ぐ力で測ると本質価値は今の時価総額を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −93.5% · 10 年 割高(年 −16.3%) 割高 JNグループ6634 暗号資産の取引所と消耗品の卸、電子書籍を束ねた小さな持株会社。赤字と借金が重く、今の値段は事業の稼ぎでは説明できない 本質価値との差 −96.4% · 10 年 割高(年 −19.7%) 割高 ウインテスト6721 売上4億円に対し赤字12億円、資金は新株の発行頼みの半導体検査装置会社。時価総額116億円は事業の実績から大きく離れている 本質価値との差 −99.5% · 10 年 割高(年 −33.8%)

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読んだ資料

  1. 株式会社アスタリスク 2026年8月期 決算短信(2026年10月15日)
  2. 株式会社アスタリスク 事業計画及び成長可能性に関する事項(2026年10月15日)
  3. 一般社団法人日本自動認識システム協会 最新の市場調査結果概要
  4. 株式会社アスタリスク 2025年8月期 決算短信・連結貸借対照表

分析日 2026-10-22