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ソニーグループ 6758

ゲーム・音楽・映像のIPとイメージセンサーの複合体。資本コスト7.0%と名目の成長で測ると、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正)

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)4,189 円24.47 兆円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)4,081 円23.84 兆円差 +2.6%
10 年後から見ると 適正 価値 4,189 円24.47 兆円 · 差 +2.6% · 期待の年率 +6.7%
期待の年率リターン(10 年)+6.7%資本コスト比 −0.3 pt
推定の資本コスト7.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ソニーグループはゲーム&ネットワークサービス(G&NS)、音楽、映画というコンテンツIP事業と、スマートフォン・車載向けCMOSイメージセンサーを担うイメージング&センシング・ソリューション(I&SS)を併せ持つ複合体で、2025年9月に金融事業(生命保険・銀行・損害保険)を現物配当で分離し、持株比率を20%弱まで引き下げて持分法適用会社とした。2026年3月期は連結売上高12兆4,796億円・営業利益1兆4,475億円(+13.4%)と増収増益だったが、純利益は金融分離に伴う一時的な影響等で▲3,269億円の損失となり、ROEも▲4.0%に沈んだ。これは構造的な収益力の劣化ではなく、分離に伴う会計上の特殊要因が主因とみられる。

ここではG&NS(利用者数×1人あたり売上)・音楽(世界の有料会員×1人あたり売上)・映画(作品数×1本あたり売上)・I&SS(実質のセンサー市場×シェア)・エレクトロニクス&その他(出荷台数×単価)の5事業を、数量は実質、価格は物価3%込みの名目で積み上げ、その時点の利益と、利益の質(堀・伸び・景気の振れ)と資本コスト7.0%(基本7.5%にquality-0.5%)から倍率を決めて時価総額を計算した。音楽とI&SSが相対的に高い成長と利益率を持ち、G&NSはハード成長の鈍化をネットワークサービスの収益化で補い、エレクトロニクス&その他(テレビ・カメラ等)は中国・韓国勢との価格競争で縮小が続く構図になる。

倍率は最後は利益で測る。今の利益はそのまま残り、先で薄れるのは新しく投じるお金の稼ぎだけで、音楽の権利・PlayStationのネットワーク・センサーの組み込みという堀が強いので資本コストを超える分の3分の2が残るとみた正当化PER(10年の中立で約18.7倍)の8.5割、PER16倍弱を中立に置いた。計算の結果、中立シナリオの時価総額は10年後に今の約1.5倍となり、還元を会社の目標(総還元性向40%程度)で置いた総合では、本質価値が今の時価総額を4%ほど下回る「適正」になった。k−gが3.5%まで抑えた式でも倍率は前提に敏感で、gを1%下げると中立の倍率は2〜3割下がる。金融分離で本体の資本効率が見えやすくなった点はバリュー投資の観点でも評価できる。

バリュー投資の観点から

オーナー利益の観点では、ソニーはI&SSの車載・先端センサー向け増産投資と、音楽・映画のIP獲得投資という二つの再投資負担を抱えているが、PSNのサブスクリプション化や音楽のストリーミング収益は再投資の必要が比較的小さく、株主のものになる利益の比率が高まりやすい事業構成になっている。

堀の幅と持続については、I&SSの世界シェア5割という独走状態と、音楽・映画・G&NSが持つIP資産の蓄積を高く評価できるが、エレクトロニクス&その他が中国・韓国勢との価格競争に晒され続けている点、I&SSも中国勢の追い上げを受けている点は、堀が将来にわたってどこまで広がり続けるかという判断を難しくする。10年後も同じ強さを保てるかという「予測できる事業か」という一次審査では、コンテンツIPとセンサーという二つの軸を併せ持つ分、民生電機単体の会社よりは判断しやすい。

資本配分については、金融事業の分離とBungie・クランチロール・EMI Music Publishingといった既存IPを強化する方向の買収を評価できる一方、最後の安全域の判断では、資本コスト7.0%で測った本質価値は、中立の筋書きで10年後に今の値段を上回るが、総合では1割台の上振れにとどまるので、安全域はあるが薄いと判断する。ただしその幅は長期の成長率と資本コストの差の取り方に大きく左右されるため、IPとセンサーの堀が10年後も保たれるかを見続ける必要がある。

何で稼ぐ会社か

事業は大きく5つに整理される。G&NSはPlayStationのハード・ソフト販売とPlayStation Network(PSN)のサブスクリプション・ネットワークサービスを担い、2022年のBungie買収(約36億ドル)で自社開発スタジオ網を拡充し、ハード販売の減速をネットワークサービス収益化で補う構造へ移行している。音楽はレコードミュージック・音楽出版・アーティスト管理を担い、2018年のEMI Music Publishing買収(約23億ドル)でIP資産を拡大、ストリーミング収益の伸びが利益率を押し上げている。映画はソニー・ピクチャーズによる映画・テレビ制作に加え、2021年のクランチロール買収(アニメ配信、Funimationと統合)でアニメIPの配信基盤を強化した。イメージング&センシング・ソリューション(I&SS)はスマートフォン・車載向けCMOSイメージセンサーが主力で世界シェア上位を独走しており、車載用センサーの比率を高めている。エレクトロニクス&その他はテレビ・カメラ・オーディオ等の民生電機とそれ以外の事業・全社調整を束ねる。

2025年9月にはソニーフィナンシャルグループを現物配当で株主に分配するパーシャルスピンオフを実施し、生保・銀行・損保という異質な金融事業をエンタテインメント・テクノロジー本体から切り離した。この結果、ソニーグループの持株比率は20%弱に圧縮され、以後は連結決算から外れて持分法適用会社となり、各事業の資本効率が市場から評価しやすくなっている。G&NS・音楽・映画という3つのコンテンツIP事業と、半導体に近いI&SSという事業構成は、同じ民生電機・エンタテインメント複合体に分類される他社(パナソニック・シャープ・カシオ)と比べてハード依存度が低く、IPとセンサーという高付加価値事業の比率が高い点が特徴になっている。

優良さと弱いところ

ソニーの優良さは、G&NS・音楽・映画という3つのコンテンツIP事業とI&SSという半導体寄りの事業を併せ持つことで、民生電機単体のハード事業に比べて価格を決める力と資本効率が高い点にある。I&SSは世界CMOSイメージセンサー市場で約5割のシェアを握り、2位のオムニビジョン・3位のサムスンに大きな差をつける独走状態にあり、車載用センサーでも金額シェア拡大を計画するなど堀は広い。音楽はストリーミングの構造的な成長とEMI Music Publishing買収によるIP資産の厚みで高い利益率を維持し、G&NSはPSNのサブスクリプション化でハード販売の循環依存を和らげている。

弱点は、エレクトロニクス&その他(テレビ・カメラ等)が中国・韓国勢との価格競争に晒され続けていること、映画がNetflix・Disneyとの競争環境の中で利益率が相対的に低いこと、そしてI&SSも中国勢のスマートフォン向け中位グレードセンサーの追い上げを受けていることである。2026年3月期の純利益が金融分離の影響で一時的に赤字となった点は、本体の収益力そのものを損なうものではないが、大型の事業再編が会計上の数字を読みにくくする側面があることを示している。経営はBungie・クランチロール・EMI Music Publishingなど既存のコンテンツIP事業を強化する方向の買収を積み重ねてきた実績があり、資本配分の評価はおおむね高い。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

テレビ・家電などハード市場の成熟と、コンテンツIP・サービス化という二つの力が同時に働く領域に位置する。世界のテレビ市場は2025年の出荷台数が前年比0.1%程度の微減で、中国メーカー(TCL・ハイセンス)が台数シェア上位に立つなど価格競争が構造的に続いており、ソニーのエレクトロニクス&その他事業もこの逆風を受ける。一方、ゲーム市場はPS5のハード販売自体は世代交代の谷間で伸びが鈍る一方、PSNのサブスクリプション・自社タイトルの収益化という収益の質の転換が進行している。

音楽・映像IPはNetflix・Disney等との競争環境が続くが、ストリーミングという構造的な成長の波に乗っており、自社IPの映像化・ゲーム化という多面展開で収益を補完できる点がテレビ・白物家電の単純なハード事業とは異なる。イメージセンサー市場は2025年に前年比9%増の253億ドルと過去最高を記録し、ソニーはこの中で約5割のシェアを握って独走しているが、中国勢(主にスマホ向け中位グレード)の急速な追い上げが続いており、最先端・車載向けでは依然ソニーが優位という構図である。

為替(ドル円)感応度が高く、円安は増益要因・円高は逆風になる点、半導体投資サイクル(イメージセンサー工場の増産投資のタイミング)、地政学(中国市場・中国スマートフォンメーカーへの業績依存度)もこの領域特有のリスクとして残る。同じ領域のパナソニック・シャープ・カシオと比べると、ソニーはコンテンツIP・センサー事業の比率が高く、ハード事業への依存度が相対的に低いため、業績の安定性は領域内で高い方に位置する。

資本政策と M&A

株主還元は配当と自社株買いを組み合わせて継続的に実施しており、過去最高益の更新とともに還元額も積み上がってきた。2025年9月の金融事業(生命保険・銀行・損害保険)のパーシャルスピンオフは、異質な金融事業をエンタテインメント・テクノロジー本体から切り離すことで、各事業の資本効率をより明確に評価できるようにする資本政策上の大きな決断だった。分離後のソニーグループの持株比率は20%弱に圧縮され、以後は持分法適用会社として連結から外れている。

M&Aでは、2022年のBungie買収(約36億ドル)でゲームの独立スタジオ戦略を強化し、2021年のクランチロール買収(アニメ配信)、2018年のEMI Music Publishing買収(約23億ドル)でIP資産を積み重ねてきた。いずれも既存のコンテンツIP事業を強化する方向の買収で、本業から離れた多角化には慎重な姿勢を保っている。政策保有株の縮減も進めており、金融分離を含めた一連の資本政策は、資本効率を意識した規律ある経営として評価できる。今後もI&SSの増産投資とコンテンツIPへの継続投資が資本配分の中心になる見通しである。

点検済み:中立の営業利益率14.2%は過去の山(12.1%)を超えるが、金融分離で比べる基準が変わった(過去は金融込み、直近は金融を除く)うえ、会社の来期予想13.8%・再来期予想14.3%が同水準で、10年後の中立はその再来期予想を上回らない。音楽とI&SSの比重が高い構成も効く。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

I&SSは世界CMOSイメージセンサー市場で約5割のシェアを握り、2位・3位との差は約4倍という独走状態にあり、車載用センサーの金額シェアを2026年度に43%まで高める計画を含め、スマートフォンに加えて車載という新しい成長の軸を確保している。市場自体も2025年に過去最高の253億ドルまで拡大しており、AI・自動運転の進展でセンサーの高付加価値化(単価上昇)も続く余地がある。

音楽はストリーミングの構造的な成長とEMI Music Publishing買収によるIP資産の厚みで高い利益率を維持し、G&NSはPSNのサブスクリプション化・自社タイトルの大型化でハード販売の循環依存を薄めている。クランチロールによるアニメIPの配信基盤強化も、Netflix・Disneyとの競争の中で独自の収益源になり得る。2025年の金融事業分離によって資本効率がより明確になり、コンテンツIP・センサー事業への資本集中度も一段と高まる。このままI&SSのシェア拡大とコンテンツIPの成長が続けば、10年後にはエレクトロニクス&その他の縮小を十分に補って余りある複合体としての価値が市場に再評価される可能性が高い。

慎重な見方

今の時価総額は、2026年3月期の純利益が金融分離の影響で一時的に赤字になったにもかかわらず、トレーリングPBRで2倍台という民生電機領域の中では高めの水準にある。これはI&SSのシェア拡大と音楽・映像IPの成長が何年も途切れずに続くことを前提にした値段であり、どちらかが鈍化すれば倍率の圧縮だけで株価が大きく下がる場面が起こりやすい。

I&SSは中国勢(主にスマートフォン向け中位グレード)の急速な追い上げを受けており、最先端・車載向けでは優位を保っているとはいえ、中国勢の技術力向上が最先端領域にまで及べばシェア・単価の両方が圧迫される。エレクトロニクス&その他(テレビ・カメラ等)は中国・韓国メーカーとの価格競争が構造的に続き、縮小傾向が止まる見込みは乏しい。映画もNetflix・Disneyとの競争環境の中で利益率が相対的に低いままであり、G&NSもPS5のハード販売自体が世代交代の谷間で伸びが鈍っている。金融分離に伴う一時的な純利益の赤字は会計上の特殊要因とはいえ、大型の事業再編が続く会社は収益の質を見極めにくく、次の再編でまた一時的な歪みが生じるリスクも残る。

どちらに重みを置いたか

コンテンツIP(音楽・G&NS・映画)とI&SSのセンサー事業という二本柱の構造的な強さでは強気の見方に説得力があり、エレクトロニクス&その他の縮小とI&SSへの中国勢の追い上げという慎重な見方の指摘は、やや悲観・悲観の筋書きと確率で織り込んだ。本質価値の計算では、資本コスト7.0%と名目の成長で測り、新しい投資の稼ぎが先で薄れる分(強い堀なので資本コストを超える分の3分の1)を差し引いた正当化PERの8.5割に置くと、中立シナリオは10年で今の時価総額の約1.5倍になり、総合で「適正」になった(還元は総還元性向40%で置いた)。確率は中立に最も重みを置き、金融分離後の資本効率改善を踏まえて楽観側をやや厚めにした配分を変えていない。倍率が前提に敏感な点は割り引いて読むべきだ。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 6,732 円39.33 兆円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,075 円6.28 兆円)。 今の値に割り戻すと 4,189 円24.47 兆円、今との差 +2.6%、 期待の年率 +6.7%(資本コスト 7.0%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 13% 10,016 円58.51 兆円 1,377 円8.04 兆円 +179.1% +10.8% 1,481 円8.65 兆円
やや楽観 27% 8,333 円48.68 兆円 1,233 円7.20 兆円 +134.4% +8.9% 2,583 円15.09 兆円
中立 33% 7,183 円41.97 兆円 1,118 円6.53 兆円 +103.4% +7.4% 2,739 円16.00 兆円
やや悲観 19% 3,975 円23.22 兆円 835 円4.88 兆円 +17.8% +1.7% 914 円5.34 兆円
悲観 8% 681 円3.98 兆円 447 円2.61 兆円 −72.4% −12.1% 90 円5,273 億円
加重平均100% 6,732 円39.33 兆円1,075 円6.28 兆円 +91.3% +6.7% 7,807 円45.61 兆円

今の株価時価総額 4,081 円23.84 兆円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.0% を下回るほど割高。

楽観 13% コンテンツIPとセンサーが世界で評価される 利益 29,358 億円 · PER 19.9 倍 · 株価時価総額 10,016 円58.51 兆円

10年間でAI・自動運転の普及が車載センサー需要を押し上げ、I&SSは世界CMOSイメージセンサー市場で引き続き過半のシェアを握り、車載・産業用途への展開を広げる。音楽・G&NSはストリーミング・サブスクリプションの構造的な成長が続き、クランチロールのアニメIPも世界的なファン層を獲得して映画の収益源として定着する。エレクトロニクス&その他は中国・韓国勢との価格競争で縮小が続くが、他の4事業の成長が複合体全体を押し上げ、金融分離後の資本配分の規律が10年間効き続ける。Bungie・クランチロール・EMI Music Publishingといった既存IPを強化する買収の規律もさらに続き、名目のROEが14%前後で安定する理想的な10年になる。

  • ゲーム&ネットワークサービス(G&NS):数量 156(PlayStation の月間アクティブユーザー(百万人))× 価格 5.83(1 人あたり年間売上(万円・名目、ハード・ソフト・PS Plus の合計))→ 売上 91,125 億円・営業利益 12,758 億円。156 百万人 × 1 人 5.83 万円(今の 1.56 倍)、営業利益率 14%
  • 音楽:数量 1,275(世界の音楽配信の有料会員数(百万人))× 価格 0.46(有料会員 1 人あたりのソニー音楽の年間売上(万円・名目、出版・ライブ等を含む))→ 売上 58,956 億円・営業利益 15,329 億円。1275 百万人 × 1 人 0.462 万円(今の 1.64 倍)、営業利益率 26%
  • 映画:数量 138(制作・配給する映画とテレビ番組の本数(本・年、推定。アニメ配信を含む作品換算))× 価格 204(1 本あたり売上(億円・名目))→ 売上 28,140 億円・営業利益 2,814 億円。138 本 × 1 本 204 億円(今の 1.63 倍)、営業利益率 10%
  • イメージング&センシング・ソリューション(I&SS):数量 358(世界CMOSイメージセンサー市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 121(実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 43,200 億円・営業利益 8,640 億円。市場 480 億ドル(名目)× シェア 60.0%、営業利益率 20%
  • エレクトロニクス&その他(ET&S・All Other・調整):数量 22.5(テレビ・カメラ・オーディオ等の出荷台数(百万台、推定))× 価格 11(1 台あたり平均売上(万円・名目、その他事業を含む残差))→ 売上 24,120 億円・営業利益 724 億円。22.5 百万台 × 1 台 10.72 万円(今の 1.32 倍)、営業利益率 3%

倍率:事業の純利益 29,358 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.9% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.67(moat=strong)で RONIC 11.6%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.9 倍。全体の PER 19.93 倍、時価総額 585,105 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:AI・自動運転の進展で車載センサー需要が10年にわたり拡大し、コンテンツIPもグローバルで収益化が進む必要があり、連続的な上振れの確度は高くない。

やや楽観 27% AI主導のセンサー需要が主軸として定着 利益 25,157 億円 · PER 19.4 倍 · 株価時価総額 8,333 円48.68 兆円

車載・産業用途のセンサー需要が10年を通じて主要な成長ドライバーとして定着し、I&SSは世界シェアを高水準で維持する。音楽・G&NSのサブスクリプション収益も着実に伸び、映画もクランチロールのアニメIPを軸に利益率が改善する。エレクトロニクス&その他は中国・韓国勢との価格競争で縮小が続くが、他事業の成長で相殺される。金融分離後の資本配分の規律は保たれ、政策保有株の縮減や既存IPを強化する買収も続き、北米・欧州・アジアでの事業展開もバランスよく進んでいく。こうした積み重ねで名目のROEは13%前後で安定する10年になる。

  • ゲーム&ネットワークサービス(G&NS):数量 148(PlayStation の月間アクティブユーザー(百万人))× 価格 5.72(1 人あたり年間売上(万円・名目、ハード・ソフト・PS Plus の合計))→ 売上 84,414 億円・営業利益 10,974 億円。148 百万人 × 1 人 5.72 万円(今の 1.53 倍)、営業利益率 13%
  • 音楽:数量 1,163(世界の音楽配信の有料会員数(百万人))× 価格 0.47(有料会員 1 人あたりのソニー音楽の年間売上(万円・名目、出版・ライブ等を含む))→ 売上 54,940 億円・営業利益 13,735 億円。1162 百万人 × 1 人 0.473 万円(今の 1.67 倍)、営業利益率 25%
  • 映画:数量 134(制作・配給する映画とテレビ番組の本数(本・年、推定。アニメ配信を含む作品換算))× 価格 199(1 本あたり売上(億円・名目))→ 売上 26,799 億円・営業利益 2,412 億円。134 本 × 1 本 199 億円(今の 1.60 倍)、営業利益率 9%
  • イメージング&センシング・ソリューション(I&SS):数量 336(世界CMOSイメージセンサー市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 115(実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 38,475 億円・営業利益 7,310 億円。市場 450 億ドル(名目)× シェア 57.0%、営業利益率 19%
  • エレクトロニクス&その他(ET&S・All Other・調整):数量 22.0(テレビ・カメラ・オーディオ等の出荷台数(百万台、推定))× 価格 11(1 台あたり平均売上(万円・名目、その他事業を含む残差))→ 売上 23,450 億円・営業利益 586 億円。22.0 百万台 × 1 台 10.66 万円(今の 1.32 倍)、営業利益率 2%

倍率:事業の純利益 25,157 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.8% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.67(moat=strong)で RONIC 10.8%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.4 倍。全体の PER 19.35 倍、時価総額 486,788 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:車載センサー需要がI&SSの主要な成長ドライバーとして定着するという、業界見通しの上位レンジに近い想定。

中立 33% 中立:複合体として成熟する 利益 21,799 億円 · PER 19.0 倍 · 株価時価総額 7,183 円41.97 兆円

10年後もI&SSのセンサー事業とコンテンツIP(音楽・G&NS・映画)は複合体の中核であり続けるが、特別な超過成長は一巡し「普通に強い優良企業」としての評価に収まる。I&SSは世界市場の拡大に沿ってシェアをおおむね維持するが、中国勢との競争も厳しくなる。音楽・G&NSは安定した成長を続けるが、グローバルのコンテンツ競争の中で特別な高成長にはならない。エレクトロニクス&その他は中国・韓国勢との価格競争で縮小が続き、成長の重荷になり続ける。金融分離後の資本効率は改善するが、資本コスト6.9%と長期の成長率4%に見合う倍率(PER16倍前後)で評価される10年になる。

  • ゲーム&ネットワークサービス(G&NS):数量 140(PlayStation の月間アクティブユーザー(百万人))× 価格 5.55(1 人あたり年間売上(万円・名目、ハード・ソフト・PS Plus の合計))→ 売上 77,714 億円・営業利益 9,326 億円。140 百万人 × 1 人 5.55 万円(今の 1.48 倍)、営業利益率 12%
  • 音楽:数量 1,088(世界の音楽配信の有料会員数(百万人))× 価格 0.47(有料会員 1 人あたりのソニー音楽の年間売上(万円・名目、出版・ライブ等を含む))→ 売上 50,917 億円・営業利益 12,220 億円。1088 百万人 × 1 人 0.468 万円(今の 1.66 倍)、営業利益率 24%
  • 映画:数量 130(制作・配給する映画とテレビ番組の本数(本・年、推定。アニメ配信を含む作品換算))× 価格 196(1 本あたり売上(億円・名目))→ 売上 25,460 億円・営業利益 2,037 億円。130 本 × 1 本 196 億円(今の 1.57 倍)、営業利益率 8%
  • イメージング&センシング・ソリューション(I&SS):数量 313(世界CMOSイメージセンサー市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 111(実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 34,650 億円・営業利益 6,237 億円。市場 420 億ドル(名目)× シェア 55.0%、営業利益率 18%
  • エレクトロニクス&その他(ET&S・All Other・調整):数量 21.3(テレビ・カメラ・オーディオ等の出荷台数(百万台、推定))× 価格 11(1 台あたり平均売上(万円・名目、その他事業を含む残差))→ 売上 22,780 億円・営業利益 456 億円。21.2 百万台 × 1 台 10.72 万円(今の 1.32 倍)、営業利益率 2%

倍率:事業の純利益 21,799 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.2% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.67(moat=strong)で RONIC 10.5%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.0 倍。全体の PER 19.01 倍、時価総額 414,399 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:業界団体・会社の長期見通しの中心値と、資本コストと長期の成長率から出した倍率を組み合わせた中心シナリオ。

やや悲観 19% センサーのシェアが競合にじわり侵食される 利益 13,533 億円 · PER 16.3 倍 · 株価時価総額 3,975 円23.22 兆円

I&SSは中国勢の技術力向上が最先端領域にまで徐々に及び、世界シェアの拡大ペースが会社の期待より鈍る。車載センサー需要自体は残るが単価上昇は一服する。音楽・G&NSは成長が続くものの、グローバルのコンテンツ競争で収益化が計画より遅れる。エレクトロニクス&その他は中国・韓国勢との価格競争が構造的に続き、縮小が長期化する。それでも事業自体が崩れるわけではなく、配当は維持しつつ成長期待が後退した10年になる。金融分離後の資本効率改善という追い風も、センサー・コンテンツ双方の競争激化という逆風を打ち消すには力不足にとどまる。

  • ゲーム&ネットワークサービス(G&NS):数量 128(PlayStation の月間アクティブユーザー(百万人))× 価格 5.26(1 人あたり年間売上(万円・名目、ハード・ソフト・PS Plus の合計))→ 売上 67,001 億円・営業利益 6,030 億円。128 百万人 × 1 人 5.25 万円(今の 1.40 倍)、営業利益率 9%
  • 音楽:数量 938(世界の音楽配信の有料会員数(百万人))× 価格 0.46(有料会員 1 人あたりのソニー音楽の年間売上(万円・名目、出版・ライブ等を含む))→ 売上 42,881 億円・営業利益 9,005 億円。938 百万人 × 1 人 0.457 万円(今の 1.62 倍)、営業利益率 21%
  • 映画:数量 120(制作・配給する映画とテレビ番組の本数(本・年、推定。アニメ配信を含む作品換算))× 価格 179(1 本あたり売上(億円・名目))→ 売上 21,440 億円・営業利益 1,286 億円。120 本 × 1 本 179 億円(今の 1.43 倍)、営業利益率 6%
  • イメージング&センシング・ソリューション(I&SS):数量 261(世界CMOSイメージセンサー市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 96(実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 25,200 億円・営業利益 3,528 億円。市場 350 億ドル(名目)× シェア 48.0%、営業利益率 14%
  • エレクトロニクス&その他(ET&S・All Other・調整):数量 18.8(テレビ・カメラ・オーディオ等の出荷台数(百万台、推定))× 価格 10(1 台あたり平均売上(万円・名目、その他事業を含む残差))→ 売上 19,431 億円・営業利益 194 億円。18.8 百万台 × 1 台 10.36 万円(今の 1.28 倍)、営業利益率 1%

倍率:ROE 8.7%・資本コスト 7.0% から正当化 PER 16.2 倍(g 3.5%・残る割合 0.67)を計算し、その 95% をやや悲観の倍率に置いた。

確率:中国・韓国勢の技術力向上と、エレクトロニクス&その他の縮小長期化が重なる想定。業界団体見通しのうち弱めのレンジに相当する。

悲観 8% 構造的にシェアと競争力を失う 利益 764 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 681 円3.98 兆円

世界的な金融収縮と構造的な需要の後退が重なり、I&SSは中国・韓国勢にスマートフォン向けだけでなく車載・先端用途でもシェアを恒常的に奪われる。G&NSはクラウドゲーミングやPC・モバイルへの顧客流出でPlayStationの存在感が薄れ、音楽・映画もNetflix・Disneyとの競争や新興のAI生成コンテンツとの競合で収益化が計画より大きく後退する。エレクトロニクス&その他は構造的な縮小が続き、一部事業からの撤退も避けられない。政策保有株や非中核資産の売却益を活用して還元の一部を維持するが、優良企業としての評価が市場から外れる10年になる。

  • ゲーム&ネットワークサービス(G&NS):数量 106(PlayStation の月間アクティブユーザー(百万人))× 価格 4.54(1 人あたり年間売上(万円・名目、ハード・ソフト・PS Plus の合計))→ 売上 48,238 億円・営業利益 1,447 億円。106 百万人 × 1 人 4.54 万円(今の 1.21 倍)、営業利益率 3%
  • 音楽:数量 788(世界の音楽配信の有料会員数(百万人))× 価格 0.41(有料会員 1 人あたりのソニー音楽の年間売上(万円・名目、出版・ライブ等を含む))→ 売上 32,162 億円・営業利益 3,859 億円。788 百万人 × 1 人 0.408 万円(今の 1.44 倍)、営業利益率 12%
  • 映画:数量 90.0(制作・配給する映画とテレビ番組の本数(本・年、推定。アニメ配信を含む作品換算))× 価格 149(1 本あたり売上(億円・名目))→ 売上 13,400 億円・営業利益 −268 億円。90 本 × 1 本 149 億円(今の 1.19 倍)、営業利益率 -2%
  • イメージング&センシング・ソリューション(I&SS):数量 209(世界CMOSイメージセンサー市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 76(実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 15,960 億円・営業利益 1,436 億円。市場 280 億ドル(名目)× シェア 38.0%、営業利益率 9%
  • エレクトロニクス&その他(ET&S・All Other・調整):数量 15.0(テレビ・カメラ・オーディオ等の出荷台数(百万台、推定))× 価格 9.83(1 台あたり平均売上(万円・名目、その他事業を含む残差))→ 売上 14,740 億円・営業利益 −442 億円。15.0 百万台 × 1 台 9.83 万円(今の 1.21 倍)、営業利益率 -3%

倍率:床は純現金+売れる資産の税後 40,000 億円。今の自己資本 81,190 億円に対する 0.49 倍として置いた。

確率:I&SSのシェアを中国・韓国勢に恒常的に奪われ、コンテンツ事業もNetflix等との競争で収益化が失敗する複合シナリオ。半導体・コンテンツ人材の流出は一度始まると10年で後退しやすいため低頻度だが無視できない確率を置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)

PlayStationのハード・ソフト販売とPlayStation Network(PSN)のサブスクリプション・ネットワークサービスを担う事業。

数量PlayStation の月間アクティブユーザー(百万人)価格1 人あたり年間売上(万円・名目、ハード・ソフト・PS Plus の合計)売上営業利益
今 2026/03 125 3.75 46,857 4,633
10 年後 中立 140 5.55 77,714 9,326

取り方:PlayStation Network の月間アクティブユーザーを約 1 億 2,500 万人(会社開示の直近の水準)と置き、G&NS の売上 4 兆 6,857 億円を 1 人あたり年約 3.7 万円とした。人数は実質の数量。物価 3% とソフト・サブスクの値上げは 1 人あたり売上に入れる。

音楽

レコードミュージック・音楽出版・アーティスト管理を担う事業。

数量世界の音楽配信の有料会員数(百万人)価格有料会員 1 人あたりのソニー音楽の年間売上(万円・名目、出版・ライブ等を含む)売上営業利益
今 2026/03 750 0.28 21,201 4,470
10 年後 中立 1,088 0.47 50,917 12,220

取り方:世界の音楽配信の有料会員を約 7 億 5,000 万人(業界団体の直近の推計の丸め)と置き、音楽セグメントの売上 2 兆 1,201 億円を 1 人あたり年約 0.28 万円に当たるとした。会員数は実質の数量で、新興国で伸びる。物価 3% と配信の値上げは 1 人あたり売上に入れる。

映画

ソニー・ピクチャーズによる映画・テレビ番組制作とクランチロール等のアニメ配信を担う事業。

数量制作・配給する映画とテレビ番組の本数(本・年、推定。アニメ配信を含む作品換算)価格1 本あたり売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 120 125 14,993 1,049
10 年後 中立 130 196 25,460 2,037

取り方:劇場映画・テレビ番組・クランチロールのアニメを合わせ、年約 120 本の作品を回すと推定し、映画セグメントの売上 1 兆 4,993 億円を 1 本あたり約 125 億円とした。本数は実質の数量で、物価 3% と配信の権利料の上昇は 1 本あたり売上に入れる。

イメージング&センシング・ソリューション(I&SS)

スマートフォン・車載向けCMOSイメージセンサーを中心とする半導体事業。

数量世界CMOSイメージセンサー市場(億ドル・今の値段で測った実質)価格実質の市場 1 ドルあたりの売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 253 85 21,515 3,573
10 年後 中立 313 111 34,650 6,237

取り方:2025年の世界CMOSイメージセンサー市場253億ドルに対し、I&SSセグメント売上高(周辺のLSI等含む)から逆算した金額シェアを置いた。1ドル150円で換算。センサー市場の見通しはドル建ての名目なので、数量は今の値段で測った実質の市場に直し、物価 3% は価格(シェア × 150 円 × 物価の倍率)に入れた。イメージセンサーは 1 個あたりの値段が技術の進歩で下がりやすいが、大判化・積層化で 1 台のスマホ・車に載る金額は増えており、その差し引きを実質の市場の伸び(中立で 10 年 1.24 倍)に入れた。今の価格はシェア 56.7% × 150 円。

エレクトロニクス&その他(ET&S・All Other・調整)

テレビ・カメラ・オーディオ等の民生電機とそれ以外の事業、全社調整を束ねる残差区分。

数量テレビ・カメラ・オーディオ等の出荷台数(百万台、推定)価格1 台あたり平均売上(万円・名目、その他事業を含む残差)売上営業利益
今 2026/03 25.0 8.09 20,230 750
10 年後 中立 21.3 11 22,780 456

取り方:テレビ(約 400 万台)・カメラとレンズ・ヘッドホン等の出荷を合わせ年約 2,500 万台と推定し、エレクトロニクス&その他の売上 2 兆 230 億円(その他事業と調整を含む残差)を 1 台あたり約 8.1 万円とした。台数は中国・韓国勢との競争で減る実質の数量。単価は高級機への絞り込みと物価で上がるが、テレビなど価格競争の強い品は物価ほどは上げられない。

リスクと懸念

I&SSへの中国勢の追い上げ

CMOSイメージセンサー市場は中国勢(主にスマートフォン向け中位グレード)の急速な追い上げが続いており、最先端・車載向けでは依然ソニーが優位とはいえ、中国勢の技術力向上がこの領域にまで及べばシェア・単価の両方が圧迫され、I&SSの成長シナリオが崩れるリスクがある。

エレクトロニクス&その他の構造的な縮小

テレビ・カメラ・オーディオ等の民生電機は、中国メーカー(TCL・ハイセンス)が台数シェア上位に立つなど価格競争が構造的に続いており、世界のテレビ市場自体も出荷台数が微減傾向にある。この事業の縮小がコンテンツIP・センサー事業の成長を打ち消す方向に働く可能性がある。

為替(ドル円)感応度

ソニーは海外売上比率が高く、為替(ドル円)感応度が高い。円安は増益要因になるが、円高に転じればゲーム・音楽・映像・センサーのいずれの事業も同時に業績の逆風を受け、複合体としての分散効果があっても為替変動の影響は避けられない。

金融分離後の会計上の歪み

2025年9月の金融事業のパーシャルスピンオフに伴い、2026年3月期の純利益は一時的に赤字となった。今後も大型の事業再編が続く場合、同様の会計上の特殊要因が収益の質を読みにくくし、市場が本体の実力を見誤るリスクが残る。

ゲーム市場の世代交代の谷間

PS5のハード販売は世代交代の谷間で成長が鈍化しており、次世代機への投資判断や開発費の高騰が重荷になる可能性がある。PSNのサブスクリプション化で収益の質は改善しているが、ハード市場の循環自体が消えるわけではない。

コンテンツ競争の激化

音楽・映像IPはNetflix・Disney等との競争環境が続き、配信プラットフォーム側の価格決定力が強まればIP保有者の取り分が圧迫されるリスクがある。クランチロールなどニッチIPの買収で差別化を図っているが、大手プラットフォームとの力関係は今後も変化し得る。

半導体投資サイクルのタイミングリスク

I&SSの増産投資(車載・先端センサー向け工場)は需要の先読みに基づくため、スマートフォン・自動車の需要サイクルが投資計画とずれれば、一時的な稼働率低下や投資回収の遅れが生じるリスクがある。過去にも半導体業界では強気の増産投資の直後に需要が急減し、稼働率と採算が同時に悪化する局面が繰り返されてきた。

今後の分かれ目

I&SSの車載用センサーの金額シェアが2026年度に計画(43%)を上回って拡大したら
10年シナリオのI&SSの成長前提を上方修正し、楽観・やや楽観側に確率を寄せてよい。
中国勢のCMOSイメージセンサーが最先端・車載向けでもソニーに追いつく事例が明確になったら
やや悲観・悲観側の確率を上げ、I&SSのシェア前提を下方修正する。
音楽・映像のストリーミング収益が会社の想定を上回るペースで伸び続けたら
中立シナリオの音楽・映画の利益率前提を上方修正し、価値を見直す。
エレクトロニクス&その他の縮小が会社の想定より速く進んだら
やや悲観の確率を上げ、ハード事業からの撤退・再編の可能性も考慮に入れる。
金融分離後も大型の事業再編(資産売却・追加のスピンオフ等)が続いたら
資本配分の規律を評価しつつ、会計上の一時的な歪みが収益の質の判断を難しくする点に注意する。
PS5後継機への投資判断が示され、開発費・マーケティング費が計画を上回って膨らんだら
G&NSの利益率前提を下方修正し、やや悲観側の確率をやや上げる。

見ておくもの

  • I&SSの車載用センサー金額シェアの進捗(2026年度目標43%との比較)
  • 世界CMOSイメージセンサー市場の規模とソニーの金額シェアの推移
  • G&NSのPSN登録者数・サブスクリプション収益比率
  • 音楽・映画のストリーミング収益の伸びと利益率
  • エレクトロニクス&その他事業の売上・利益率の推移

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価・PERを見ず、資本コスト7.0%(基本7.5%にquality-0.5%。強い堀と二重に数えない)と長期の成長率(g 3.5%、k−g 3.5%)から利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)を出した(RONICは資本コストを超える分の3分の2が残る値、10年中立のROE11.8%→RONIC約10.5%)。ゲーム機の世代交代とヒットの当たり外れを見て、上限の8.5割(楽観9.5割、やや悲観9.5割)に置いた。悲観は稼ぐ力(純利益÷k)より大きい純現金+売れる資産の税後の床で置き、過去の倍率は使っていない。結果は中立のPERが10年で15.9倍。点検(2026-10-19):還元が純利益の約66%で、会社の目標(総還元性向40%程度)と実績の約3割より厚かったので40%に直し、自己資本・ROE・PERを流し直した。k−gが小さく倍率が前提に敏感な点は確信度を下げる理由として残る。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 7.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。事業で決める:基本 7.5% に quality -0.5%(値決め力 -0.5・循環 +0.25・寿命 -0.25。強い堀と二重に数えない)を足して k 7.0%。純現金で extra は置かない。

同じ業種(電気機器)の AI 分析

割安 サンケン電気6707 本業は赤字で、価値の中心は持ち株の米アレグロ。ただ株主に届く分が読めず、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +88.4% · 10 年 割安(年 +16.0%) 割安 株式会社ミツバ7280 ホンダ向け 4 割強の車載・二輪部品メーカー。再建後の稼ぐ力に比べ、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 株式会社JVCケンウッド6632 利益の柱は北米の業務用無線の1本。車載は薄利で細る。利益で測ると本質価値は今の時価総額を上回る(3割ほどの割安) 本質価値との差 +61.4% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 テクノメディカ6678 国内シェア 9 割の採血管準備装置。純現金が時価総額の 7 割あり、還元も厚い 本質価値との差 +59.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 千代田インテグレ6915 打抜き部材の隠れた現金持ち。事業は凡庸だが、時価総額の半分は現金で、毎年それを株主に返している 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 協立電機6874 手元の現金が時価総額の半分を占める、FAと計測の中堅。稼ぎより資産で見て割安 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 大井電気6822 電力と通信の網を裏で支える横浜の機器と工事の会社。スマートメーターの波を割り引いても、今の値段は利益に比べて安い 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 小糸製作所7276 自動車ランプで世界シェア首位、強気の自社株買いは光るが、10年で測った本質価値はほぼ今の値段 本質価値との差 +50.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 愛知電機6623 AI向け基板が稼ぎ頭になった中部電力系の中堅。伸びは本物だが、基板の山と谷をどう見るかで値打ちが割れる 本質価値との差 +49.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 戸上電機製作所6643 電柱の高圧開閉器で国内首位の小さな優良メーカー。実力は堅いが、電力会社頼みの値付けが利益の天井を決める 本質価値との差 +48.5% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社メガチップス6875 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パルステック工業6894 持ち運べる X 線応力計のニッチ会社。時価総額の 6 割が現金で、稼ぐ力は地味だが今の値段には届く。10 年で見るとやや割安 本質価値との差 +33.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 フェローテック6890 半導体の消耗部材と光通信の温調部品で稼ぎは急伸。だが投資の重さと薄い利益率が値段を縛る 本質価値との差 +32.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) やや割安 リオン6823 補聴器・粒子計測・騒音計の3本柱。半導体の波に乗る利益と、安定した現金。値段はほぼ本質価値の近辺 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 キヤノン7751 稼ぎの軸が複合機からカメラ・監視カメラ・露光装置へ移る途上のキヤノン。利益で測る本質価値は、今の時価総額を1割強上回る 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 AKIBAホールディングス6840 メモリ高で利益は山にある。堀の無い仲介の商いで、無配のまま利益をためる会社に安全域は薄い 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 かわでん6648 受注も利益も絶好調だが、250億円の新工場を抱え、今の高収益は10年続けて見込めない 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ニデック6594 会計不正と巨額減損で信用を落としたニデック。データセンター冷却と精密モーターの実力が、本質価値を決める 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 スミダコーポレーション6817 コイル専業の薄利メーカー。借金が重く、稼ぐ力は資本コストに届かない。計画どおりでも値段は妥当圏 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 ASTI株式会社6899 二輪・船外機の電装品とワイヤーハーネスを受託で作る浜松の独立系。利益率は 2% と薄く、内燃の縮みと値下げを電動化とインドが補えるか。今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 オリジン6513 電源・塗料・クラッチの小さな老舗。本業は資本コストに遠く届かず、値打ちの半分は持っている株にある 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 アルプスアルパイン6770 スマホ部品と車載を併せ持つ低採算の電子部品大手。立て直しは進み、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 アライドテレシスホールディングス6835 国内の公共向けに強い中堅ネットワーク機器メーカー。純現金は厚いが利益は山を越え、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 新電元工業6844 二輪車の電装品で稼ぐホンダ系の部品会社。利益が薄く景気で振れるため、10年後の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.7% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 エレコム6750 PC・スマホ周辺機器の国内大手。稼ぐ力は堅いが、10年で測る本質価値は今の時価総額を1割半ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 大崎電気工業6644 国内スマートメーターの取り換え期に乗る堅い会社だが、入札型の薄い利益率が壁で、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +19.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 市光工業7244 ヴァレオ傘下の自動車ランプ専業。利益率の薄さが重く、10 年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 星和電機6748 道路情報板と防爆照明で稼ぐ京都の堅実メーカー。資本をためすぎて自己資本利益率は6%台。10年で測ると今の値段はほぼ適正で、下値は固い 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 三菱電機6503 品質不正からの回復とFA・防衛特需で大きく再評価された。利益で測ると、本質価値は今の値段を1割弱下回る(適正) 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +7.5%) やや割安 アイホン6718 国内インターホンの首位。厚い純現金と薄い資本効率が綱引きし、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 シライ電子工業6658 滋賀と中国で作る汎用の基板メーカー。利益は大きく振れるが、溜まる現金の分だけやや割安 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ミネベアミツミ6479 ミニチュアベアリング世界シェア6割の堀は深いが、売上の8割は中国勢や自動車メーカーとの値下げ競争にさらされ、本質価値は今の値段を2割ほど下回る「やや割高」 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスペック6859 環境試験器で世界の2強に入る堅実な会社だが、利益率は1割前後で、10年後の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 デンヨー6517 可搬形発電機で国内首位級の堅実な会社だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、割安とは言えない 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 寺崎電気産業6637 船の電気の頭脳で世界の上位に立つ堅実な中堅。受注残は厚いが、造船の波と中国勢が利益の天井を決める 本質価値との差 +15.4% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 菊水ホールディングス6912 電源と安全試験の隠れた堅実メーカー。稼ぐ力は本物だが、世界の大手と争う小さな会社に今の値段は安全域が薄い 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 サンコー6964 車の配線部品などを作る精密プレスの小さな専業。電動化は追い風だが、顧客は 2 社に偏り、親会社が現金を握る 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 オプテックスグループ6914 防犯センサーで世界首位級の質は本物だが、IA の景気の波と倍率の薄れを見ると、10 年先の価値は今の値段を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 三相電機6518 半導体の製造装置向けのポンプで利益が戻った姫路の部品会社。伸びはあるが装置の会社に値段を握られ、ROEは資本コストに届かない 本質価値との差 +14.7% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニチコン6996 AIサーバー向けの値上げと増産で利益は戻る。ただし市況に乗る部品会社で、10年先まで高く見積もるのは危うい 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 日置電機6866 電気を測る専業の優良企業。電池とデータセンターの追い風は本物だが、利益は山に近く、10 年で見ると今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 +13.7% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 リーダー電子6867 放送局向け波形モニターの世界2位。技術は本物だが利益が薄く、強みは現金の厚さにとどまる 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社図研6947 国内首位級の設計ソフトは堅い商売だが、AIが席数課金を揺らす不安が残り、10年後の価値は今の値段の周辺にとどまる 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 アドテック プラズマ テクノロジー6668 AI投資の追い風は本物だが、顧客が偏る小さな専業の利益率は10年もたない。やや割高とみる 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスケーエレクトロニクス6677 ディスプレイ用の大型フォトマスク専業。中国勢の追い上げと重い設備投資が、割安さを削る 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 SCREENホールディングス7735 枚葉洗浄装置の首位は本物だが、中国リスクと市況の波を織り込むと、今の値段は10年の稼ぐ力を3割ほど上回る 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 東京コスモス電機6772 利益率 2 割の可変抵抗器を持つが全社は薄い。配当性向 100% の会社で、値段はほぼ中立どおり 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 日東工業6651 配電盤とキャビネットで国内首位級の堅い会社だが、利益は値上げに頼る面が大きく、10年の価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) 適正 正興電機製作所6653 九州電力が最大の客の地場の制御・受変電メーカー。足元の特需を差し引いた実力が分かれ目 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 テラプローブ6627 AI向けテストの需要は本物だが、設備の重さと親会社の支配を考えると、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 大同信号6743 鉄道の安全を守る堅い会社だが、顧客が偏り、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 横河電機6841 石油・ガス・LNGプラント向けDCS世界ビッグ6の一角。純現金で財務は健全だが、今のPER19倍はROE11%に見合わない 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 浜松ホトニクス6965 光センサーの世界的な老舗だが、いまの値段は利益の回復を何年も先取りしている 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 バッファロー6676 国内首位のネットワーク機器とストレージを持つ周辺機器会社。縮む市場の首位で、利益の山は長く続かない 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋電機6655 春日井の配電盤とエレベーター用センサーの会社。強い製品はあるが全社の稼ぎは薄く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 山一電機6941 AI半導体の検査とデータセンター配線の追い風で利益は急増。ただし山と谷の大きい部品屋で、今の値段は山の利益を織り込みすぎている 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 アズビル6845 国内ビル空調制御で七割のシェアを握るが、今の値段は十年先の高成長を映し込みすぎている 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 チノー6850 温度センサで稼ぐ堅実な計測機器メーカー。純現金は厚いが利益の伸びは物価並みで、本質価値は今の値段を2割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 日本航空電子工業6807 京セラが 3 分の 1 を持つコネクタ専業。利益率は 4% まで落ち、元の 7% への回復が遅れる分だけ今の値段は重い 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 株式会社ワコム6727 電子ペン技術で稼ぐ会社。スマホ大手への依存と中国勢の値下げが重く、利益で測った本質価値は今の値段をわずかに下回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 スタンレー電気6923 ホンダ頼みの車載灯火に買収も加わるが、ROE 9% 前後の稼ぐ力では今の時価総額とほぼ釣り合う水準 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 東芝テック6588 国内レジ首位でも利益が薄い小売機器・複合機の会社。10年の本質価値は今の値段をやや下回る(やや割高) 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ジーエス・ユアサ コーポレーション6674 車の電池で国内首位級、蓄電設備の伸びは本物だが、資金を食う成長が利益率を押さえ今の値段には重い 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 日本ケミコン6997 AIサーバー向けで利益は戻るが、資本コスト10%台に届く稼ぎは未知数。種類株の重みもあり本質価値は今を下回る 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 日本光電工業6849 病院の全部門に製品を納める国内の雄。海外は伸びるが利益率が低く、10年で見ると今の値段は割高に傾く 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヒロセ電機6806 精密コネクタの世界大手。車載とAI関連へ広げても、資本コストを少し超える程度のROEでは、今の利益の24倍という値段は重い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 フクダ電子6960 心電計の国内首位級で、在宅医療の継続収入と厚い純現金が強み。利益は伸びても実質では横ばいに近い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 象印マホービン7965 炊飯器ブランドと厚い純現金を持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。10年先の本質価値は今の時価総額を1〜2割下回る(やや割高) 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 TOA株式会社6809 国内の非常用放送で首位の音響会社。純現金は厚く、利益で測ると今の値段はほぼ妥当(適正)。 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 名古屋電機工業6797 道路情報板の専門メーカーで純現金も厚いが、直近の原価増で利益が崩れ、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 マブチモーター6592 ミラー用モーターで世界シェア8割超、現金は時価総額の3割。財務は鉄壁だが、物価並みにしか伸びない利益に今の値段はやや先走りだ 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヘリオス テクノ ホールディング6927 液晶パネル工場向けの印刷機と光源で稼ぐ小さな会社。時価総額の 7 割が現金だが、利益は液晶の投資しだいで、10 年の価値はやや割高とみる 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本電子6951 電子顕微鏡とマスク描画の二本柱。堀は本物だが利益の山が高く、10 年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本トリム6788 整水器の国内首位に、インドネシアの水と細胞バンクを足した会社。現金は厚いが、計画の伸びは先走りで、値段は割高 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 日本フェンオール6870 防災機器の小さな老舗で、財務は堅いが資本効率が低く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 東洋電機製造6505 鉄道車両の駆動装置で知られる老舗。利益が急に戻った直後の今、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日立製作所6501 電力インフラとLumadaの二本柱は本物だが、株価はInspire 2027の上振れをかなり先取りしている 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 TDK6762 HDDヘッド事業の売却観測とAIデータセンター需要が重なるTDK。稼ぎを電池に頼る構造は変わらず、ROE1割前後では今の値段を支えきれない 本質価値との差 −3.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ケル6919 精密コネクタの専業で、無借金・純現金は時価総額の4割。ただし利益は谷で配当が利益を上回り、10年で測るとやや割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 鈴木6785 2026/06 期は山の年とみる。増産投資の回収が見えるまで、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −3.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 日本シイエムケイ6958 車載向けビルドアップ基板で世界首位級だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 セイコーエプソン6724 大容量インクタンクで世界No.1も、プロジェクターはAnkerに押され、ROE10%の中計実現が分かれ目 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 テクノホライゾン6629 教育ICTの電子黒板とFA機器の複合メーカー。前期の利益は営業外で膨らんだ山で、値段はやや割高 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ホーチキ6745 国内二番手の火災報知専業。事業は堅いが、最高益の利益率が続く前提の値段で、安全域は薄い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 三社電機製作所6882 稼ぎ頭の電源機器と赤字のパワー半導体が同居する会社。現金は厚いが、利益は株主に届きにくい 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 京セラ6971 KDDI株と純現金で時価総額の3割弱を持つが、本業のROEは資本コストに届かず、今の値段は改善への期待を強く映している 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 松尾電機6969 車載のマイクロヒューズで高い利益率を持つが、本業のタンタルは薄利で、台湾の親会社が4割を握る。今の値段はほぼ見合っている 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 イリソ電子工業6908 車載コネクターの堅実な会社だが、品質データの不正で利益の質が傷つき、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日本信号6741 列車の安全を握る堅い会社だが、過去最高の利益率が続く前提の値段で、10年で見ると割高に傾く 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 コニカミノルタ4902 複合機の縮みを半導体向け光学部品などで埋められるかが勝負。稼ぐ力に見合う本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 三井ハイテック6966 世界首位級のモーターコアだが、稼ぐ力はまだ資本コスト並み。10 年で見ても今の値段はやや高い 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 共和電業6853 国産ひずみ計測の老舗。財務は堅いが利幅の戻りは遅く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 マクセル6810 小型電池が柱の電機メーカー。利益率は薄く、資本コストを稼ぎ切れない。本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 株式会社東光高岳6617 東京電力が親で最大の客。品質不正から立ち直る途上で、高い利益率が続くかが分かれ目 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 芝浦メカトロニクス6590 AIパッケージの波に乗る小さな装置メーカー。足元の好調は織り込み済みで、10年では割高 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 エブレン6599 装置の頭脳を収める箱と配線の板を顧客ごとに作る小さな専業。稼ぎは堅いが現金が眠り、割高とみる 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 東京エレクトロン8035 AI投資で稼ぐ力は本物だが、今の株価はすでに強気の先の先まで映している 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 アバールデータ6918 半導体装置の制御部を請け負う小さな会社。谷は抜けたが、顧客頼みで稼ぐ力に上限がある 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 株式会社エンプラス6961 AI向けバーンインソケットで稼ぐ樹脂精密部品の会社。半導体の山の利益を前提にした今の値段は、10年の稼ぐ力を上回る 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 シャープ6753 家電・PC・液晶を抱える低採算の複合体。資本コスト9.5%で測ると稼ぐ力が足りず、本質価値は今の時価総額の半分前後(割高) 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 森尾電機6647 鉄道車両の運転台と電源の機器を作る老舗。米国の地下鉄案件で利益は過去最高だが、山は数年で引く。今の値段は割高 本質価値との差 −14.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電気(NEC)6701 ITサービス一本足の富士通と違い、防衛・海底ケーブルという官需インフラの柱を持つ会社。AI実需化と防衛予算増が分かれ目 本質価値との差 −15.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 富士通6702 ハード事業の縮小を終えつつあるITサービス会社。利益で測ると、本質価値は今の値段を2割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 東亜ディーケーケー6848 水質計の老舗。厚い現金と保守収入が支えだが、稼ぐ力は細り、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カシオ計算機6952 稼ぎの大半を腕時計が担う、純現金の厚い会社。流行頼みの堀に対し、今の値段は本質価値を 3 割ほど上回る「やや割高」 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 タムラ製作所6768 データセンター向け電源部品で最高益へ向かうが、ROE は資本コストに届かず、今の値段は先の好調まで織り込んでいる 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 富士電機6504 データセンター電源とSiCの伸びは本物だが、三菱電機・日立と同じ「電力テーマの先取り」がすでに株価に乗っている 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 山洋電気6516 冷却ファンの稼ぐ力は本物だが、AI需要の山を前提にした利益は10年先では薄まる。純現金と還元の転換が価値の床を支える 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 中央製作所6846 名古屋の電源・めっき装置メーカー。資産は時価総額の2倍あるが稼ぐ力が薄く、割安とまでは言えない 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 日本電子材料6855 HBM向けプローブカードで利益が跳ねた。だが、この山が10年続くと見るには値段が先を行きすぎる 本質価値との差 −18.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 京三製作所6742 国内信号の堅い更新需要は本物だが、利益率が薄く資本コストに届かない。今の値段は計画の達成を織り込みすぎている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 アルチザネットワークス6778 携帯の基地局を試す装置と試験の受託の会社。手元の純現金は時価総額に近いが、事業の稼ぎは小さく、現金も眠ったまま。10 年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 コーセル6905 純現金は厚いが、本業は赤字。ROE 5%の電源屋に、10年の筋書きは厳しい 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 株式会社明電舎6508 電力インフラと保守の稼ぐ力は本物だが、利益が倍になっても今の値段には届かない 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ユビテック6662 飲酒運転と熱中症の対策の義務化で IoT は伸びるが、小さな規模と親子上場が価値を縛る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 株式会社ダイヘン6622 電力インフラの追い風は本物だが、稼ぐ力に比べて今の値段は先走りすぎている 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 トレックス・セミコンダクター6616 小粒の電源ICとパワー半導体の受託製造で、利益の波が深い。中計の利益率は過去の山の水準で、そのまま信じにくい 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二電機工業6654 配電盤の端子台で食べてきた堅実な小企業。現金は時価総額の 7 割に迫るが、稼ぐ力が細く、その現金が株主に戻る道も細い 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ブラザー工業6448 複合機消耗品の衰退を工作機械・産業用印刷の拡大で補う転換点の会社。ローランドDG断念の規律が本質を示す 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 古野電気6814 世界の船の目となる機器の首位級。過去最高益は造船ブームの山にあり、利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 エヌエフホールディングス6864 微小な信号と電源を測る・つくる専門メーカー。現金は厚いが、規模が小さく今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ソシオネクスト6526 カスタム SoC の設計請負で稼ぐファブレス。AI 向けの量産が立ち上がる前の今は、先取りしすぎた値段だ 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 指月電機製作所6994 電力機器が利益の4分の3を稼ぐ部品メーカー。稼ぐ力は資本コスト並みで、本質価値は今の値段を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 EIZO6737 医療と防衛で強いモニター専業。本業の稼ぎは細く、時価総額の半分近くを持ち株と現金が占める。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 アンリツ6754 光通信と6Gの追い風は本物だが、景気で利益が大きく振れる計測器会社に、今の値段はその好況の長続きまで織り込んでいる 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 ヨコオ6800 半導体検査の伸びは本物だが、売上の6割を占める車載が重く、今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 帝国通信工業6763 車載・カメラ向けの操作部品とセンサの会社。財務は強いがROEは4%台で資本コストに届かず、新本社への投資も重い。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 NKKスイッチズ6943 放送卓や特殊車両の押しボタンで世界に名が通るが、利益率は3%前後。現金は厚いが、帳簿の安さほどの価値はない 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 PHCホールディングス6523 血糖測定の稼ぎが細るうえ借金が重く、10年先の利益は今の値段を支えきれない。やや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 双葉電子工業6986 現金と持ち合い株が時価総額を上回るが、本業は 7 年連続の営業赤字。資産が株主に届くかが焦点 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 リコー7752 複合機消耗品の縮小を低採算のデジタルサービスで埋める転換期。ROEは資本コスト未満で、今の値段はやや先回りしすぎている 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 京写6837 片面の基板で量は世界最大級。だが値段を決められず、稼ぎは資本コストに届かない。割高 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 能美防災6744 防災の二大手で、堅い内需の優良企業。ただし最高益の利益率が続く前提の値段 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 沖電気工業6703 官公庁・金融向けの堅い事業に、縮む ATM とプリンターの重しが付く会社。利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 サクサ6675 土地を売って、貸し地代を手放し、手元に現金が積み上がった通信機器メーカー。現金の戻り方は約束された。本業の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 小野測器6858 回転と音を測る老舗だが、エンジン試験の縮みを電動車の評価で埋めきれず、資本の稼ぎは薄い 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 IDEC6652 安全スイッチに強い堅実な中堅。中計の利益率 13% は届きにくく、今の値段は先の好調を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 CGSホールディングス6633 金型用 CAD/CAM で国内 2 位。時価総額は純現金とほぼ同じだが、現金の多くは事業に張り付き、AI が席課金型の寿命を縮める。10 年の価値は今の半分ほど 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ティアック6803 高級オーディオと業務用機器のニッチ企業。足元の利益は一時の項目に支えられ、稼ぎが資本コストに届かず、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 santec Holdings株式会社6777 AI向け光通信の試験・部品で稼ぐ小さな光学メーカー。利益の質は良いが、稼ぎが好況の頂に近く、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.0%) 割高 OSGコーポレーション6757 浄水器のカートリッジ交換が稼ぎの柱。食パンと総菜の寄り道が利益を削り、配当は利益を超えて払い続けている 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 日本タングステン6998 超硬とタングステン加工の中堅。原料高の追い風は一時的で、稼ぐ力に比べて今の時価総額は重い 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 シリウスビジョン6276 印刷の検査機の再建途上、現金は厚いが稼ぐ力は薄い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 フォスター電機6794 車載スピーカ世界大手。アクティビストが入り資本効率は改善に向かうが、10年の稼ぐ力に見合う値段は今より低い 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アルバック6728 真空技術の老舗で半導体へ重心を移す途上だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、値段は回復を先取りしている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 安川電機6506 サーボ・インバータが利益の柱でロボットは薄利・中国依存、ROE7.3%に対し今のPER32倍は見合わない 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オムロン6645 制御機器の在庫調整は一巡したが、ヘルスケアは中国品との価格競争、構造改革でROEは当面一桁台にとどまる 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 アイコム6820 現金が時価総額の5割に達する無線機メーカー。事業の稼ぐ力に対して資本が厚く、利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 アクセル6730 パチンコ機向け画像LSIの小さな専業。足元は価格適正化で好調だが、市場が細り続ける。手元の現金を除くと割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス6699 点火コイルは電動化で縮む側。パワコンと空調向け電源が支えるが、借入が重く、株主の取り分はほとんど残らない 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ファナック6954 CNC・ロボット世界首位の無借金企業だが、中国系メーカーの台頭と今のPER33倍はROE8.9%に見合わない 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ウシオ電機6925 光源と露光装置の確かな技術はあるが、利益の薄い会社に AI 基板の夢まで上乗せした値段 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 AIメカテック6227 AI向け後工程装置で利益が急伸したが、頼りは少数の大口顧客の投資。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −37.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 大日光・エンジニアリング6635 カメラ大手向けの基板実装とレンズ組立の受託。利益率は2%に届かず借金も重く、割高とみる 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 シンフォニアテクノロジー6507 半導体搬送と防衛の追い風は本物だが、景気で振れる中堅メーカーに今の値段は高い 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 堀場製作所6856 半導体MFC世界シェア6割・排ガス計測8割だが、PER27倍はROE10.7%に見合わず、EV化とバイオ不振が重荷 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 日本電波工業6779 AI向け発振器で業績は急回復中だが、売上が10年停滞した薄利の水晶専業。10年の稼ぐ力に照らすと値段は先走りすぎ 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 KOA6999 抵抗器の老舗。AIと車載で利益は戻るが、10年で測る稼ぐ力は今の値段に届かない 本質価値との差 −40.4% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 電気興業6706 基地局アンテナと高周波の技術屋。稼ぐ力が弱く、棚卸資産の会計に疑義が出ている 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 太洋テクノレックス6663 曲げられる配線板の試作が本業の小さな工場。利益は薄く、資産に比べて稼ぐ力が足りない 本質価値との差 −42.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 日本マイクロニクス6871 DRAMのプローブカードで首位。だが一本足の循環株に、今の値段は先の先まで織り込みすぎだ 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 池上通信機6771 放送局のカメラと監視・医療・検査の映像機器の老舗。技術はあるが稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 シスメックス6869 血球計数で世界首位も、中国の集中購買で稼ぐ力が急低下。資本コスト7.5%で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 SMK6798 車載に軸足を移す途上のコネクタ・リモコンメーカー。利益の戻りが遅く、今の値段は高い 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ミナトホールディングス6862 産業用メモリーの加工・商社。市況が押し上げた好況の利益は続かず、10年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ダブル・スコープ6619 価値の芯は韓国の WCP の持分だけ。借金を引くと残りは薄く、赤字の本体が持分を食う 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 パナソニックホールディングス6752 家電・空調・配線・電子部品・車載電池・B2Bソリューションの複合体。構造改革は進行中で、今の値段は改革の成功をかなり先取りしている 本質価値との差 −46.2% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 KOKUSAI ELECTRIC6525 バッチALDで世界シェア7割・東京エレクトロンと二社寡占。AI需要は本物だが、今の株価は中立の10年先をもう織り込んでいる 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キーエンス6861 無借金・直販の圧倒的な収益力は本物だが、中国依存と高い倍率の持続力が10年後の本質価値を左右する 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 大真空6962 水晶の世界大手だが、薄い利益に重い借金。新型のArkhが実を結ぶまで、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 日清紡ホールディングス3105 日清紡HDは無線・通信が稼ぎ頭の会社に変わりつつあるが、稼ぐ力の弱さと不動産の先細りが10年の価値を押し下げる 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 村田製作所6981 MLCC世界シェア4割、AIサーバー・車載電動化が追い風だが、ROE1割強の本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 サン電子6736 利益の大半は米上場Cellebrite株の持分から来る。10年後を利益で測ると、本質価値は今の時価総額を半分ほど下回る(割高) 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社シキノハイテック6614 半導体の検査装置と LSI 設計受託の小さな会社。利益が出ていない今の値段は、先の成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ヤーマン6630 美顔器のヒットで膨らみ、中国の規制でしぼんだ会社。現金は厚いが、計画の回復は先走りで、値段は割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 レーザーテック6920 EUVマスク検査を世界独占する一点突破の優良企業、株価は独占の継続を前提に組まれている 本質価値との差 −50.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 湖北工業6524 海底ケーブル用光部品と電解コンデンサ用リード端子で世界首位。事業は強いが、今の値段は好況の利益が続く前提で、本質価値の2倍を大きく超える 本質価値との差 −51.2% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 アドバンテスト6857 HBM・AIテストの覇者だが、株価はすでに10年分の超成長を前払いしている 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 −1.1%) 割高 太陽誘電6976 コンデンサ世界3位。AIサーバー需要で株価は1年で8倍になったが、利益率とROEの低さを映すと、今の値段は積みすぎ 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 アオイ電子6832 後工程受託の老舗が、自己資本に迫る400億円規模を先端パッケージに賭ける。当たっても倍率は伸びず、割高と見る 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 メイコー6787 車載基板の首位級が AI・衛星向けに 2,100 億円を投じる賭け。成長は本物だが、借金と循環を負った値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 ローム6963 SiC減損からの復活途上。EV減速と中国の値下げの中で東芝・三菱電機との連合がもうひとつの本質価値を左右する 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 FDK6955 富士通から台湾の SILITECH へ親会社が替わった電池メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、10年では割高と見る 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 イビデン4062 AI 向け基板の主役だが、今の値段は世界の AI 個数が 8 倍・シェア 4 割台維持という楽観の先まで織り込む 本質価値との差 −55.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 精工技研6834 AI向け光コネクタの設備特需で稼ぐ会社。ただ利益の多くは山の上で、今の値段は先を織り込みすぎだ 本質価値との差 −58.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ユー・エム・シー・エレクトロニクス6615 1,000 億円を作って利益は 1% 台。重い借入と優先株の下で、普通株の取り分は薄く割高だ 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −0.6%) 割高 ルネサスエレクトロニクス6723 車載マイコン世界首位の座は競合に奪われたが、AIインフラとAltiumの組み合わせが次の10年の本質価値を決める 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ジオマテック株式会社6907 ディスプレイと半導体向けの薄膜加工。9 期の赤字から戻ったが、山谷が激しく客先も偏る。今の値段は回復の続きを織り込みすぎで、割高と見る 本質価値との差 −64.1% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ザインエレクトロニクス6769 高速伝送チップの小さな設計会社。現金は厚いが本業は赤字が続き、時価総額は現金を上回る分だけ割高に見える 本質価値との差 −66.9% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 リバーエレテック6666 超小型の水晶部品の専業。新製品に夢はあるが、12年の大半が赤字で借金も重い。今の値段は会社の計画の達成をほぼ織り込む 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 岡谷電機産業6926 ノイズ対策部品の老舗だが2期続けて17億円の営業赤字。立て直しても資本コストに届く稼ぎは見えず、今の値段は高い 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 原田工業6904 車載アンテナの専業。足元の利益は戻ったが、税と金利を引くと残る利益は薄く、今の値段は回復を先取りしすぎている 本質価値との差 −67.8% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 インスペック6656 AI 向けパッケージ基板の検査装置を手がける秋田の小さな装置会社。技術は本物だが、受注の山谷が深く、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 多摩川ホールディングス6838 高周波部品と売電の小さな会社。足元の増益は評価益が大半で、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高いとみる 本質価値との差 −73.8% · 10 年 割高(年 −5.1%) 割高 オプトエレクトロニクス6664 小さなバーコード読み取り機の老舗。エイサーの傘下で出直すが、赤字が続き稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 トミタ電機6898 鳥取のフェライトコアの小さな会社。現金と土地は厚いが本業は10年余り赤字がちで、今の値段は稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −82.6% · 10 年 割高(年 −8.9%) 割高 QDレーザ6613 量子ドットレーザは本物の技術だが、売上14億円の会社に800億円超の値は、まだ来ない成功を先に払いすぎている 本質価値との差 −84.6% · 10 年 割高(年 −10.3%) 割高 ぷらっとホーム6836 Linuxの小型サーバーで細く稼ぐ老舗。18期続いた赤字をやっと抜けた段階で、今の時価総額は利益の200倍を超える 本質価値との差 −87.9% · 10 年 割高(年 −12.6%) 割高 TBグループ6775 LED 表示機と電子レジの小さなメーカー。19 期連続の営業赤字で、稼ぐ力は時価総額の裏づけにならない 本質価値との差 −89.0% · 10 年 割高(年 −10.7%) 割高 ジャパンディスプレイ6740 12 期連続赤字の中小型パネル会社。いちごの新株予約権で株数が約 1.7 倍に増え、10 年後に既存株主へ残る取り分は今の時価総額に遠く届かない 本質価値との差 −93.2% · 10 年 割高(年 −15.2%) 割高 大黒屋ホールディングス6993 ブランド品の買取と質屋の老舗。ファンド傘下で再建に入ったが、10年の稼ぐ力で測ると本質価値は今の時価総額を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −93.6% · 10 年 割高(年 −16.2%) 割高 JNグループ6634 暗号資産の取引所と消耗品の卸、電子書籍を束ねた小さな持株会社。赤字と借金が重く、今の値段は事業の稼ぎでは説明できない 本質価値との差 −96.3% · 10 年 割高(年 −19.5%) 割高 ウインテスト6721 売上4億円に対し赤字12億円、資金は新株の発行頼みの半導体検査装置会社。時価総額116億円は事業の実績から大きく離れている 本質価値との差 −99.6% · 10 年 割高(年 −36.4%)

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分析日 2026-10-16