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株式会社メガチップス 6875

SiTime株の含み益が時価総額を上回る一方、本業は任天堂一本足。10年で測ると適正圏にとどまる

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)14,416 円1,990 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)9,770 円1,348 億円差 +47.6%
10 年後から見ると 割安 価値 14,416 円1,990 億円 · 差 +47.6% · 期待の年率 +11.5%
期待の年率リターン(10 年)+11.5%資本コスト比 +2.5 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

メガチップスは、任天堂のゲーム機に使うカスタム半導体を設計・販売する会社である。売上の77%が任天堂向けで、この依存が強みでもあり弱みでもある。

筆者の結論は、今の値段はおおむね妥当というものだ。割安に見える最大の理由は本業ではなく、保有する米SiTime(サイタイム)株の含み益にある。302万株は時価で税引き前に約2,100億円。税を引いても約1,500億円あり、時価総額1,416億円に迫る。

それでも割安と言い切れない。会社はこの株を2030年度まで時間をかけて売る方針で、売るまでの間、手元の現金は低い利息しか生まない。SiTime株自体も、期待が先行した成長株で値動きが荒い。本業は営業利益がほぼゼロに沈み、任天堂の端境期とASICの不振が重なった。

経営は自社株買いに積極的で、5年で流通株を約4割減らした。この点は評価できる。一方で、売却資金を新興企業への投資や買収に回す計画もある。稼ぐ力が戻らないうちの新分野投資は、疑ってかかるべきだ。

価値を決めるのは、SiTime株の値動きと、売却益を株主にどれだけ返すかの2点である。本業の稼ぎは、そこに少し上乗せされるにすぎない。TOBや上場廃止の動きは確認できなかった。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社を「事業」と「資産」に分けて見る。

事業は、持ち続けたいと思える質ではない。売上の77%が1社で、その1社の仕様次第で数量も単価も動く。利益は過去10年のうち半分近くの期で赤字か薄利だった。10年後に今より強いと言える根拠は乏しい。

資産は別だ。SiTime株はこの会社の最良の持ち物で、税を引いても時価総額に近い価値がある。ただし、筆者が重くみるのは「いつ、いくらで現金にし、誰に返すか」である。株主に返せば価値は残る。成長投資に回して外れれば、価値は消える。会社は、返す方針と使う方針を同時に掲げている。

安全域は、ある程度ある。10年の悲観の筋書きでも、現金と自社株買いで今の値段の7割は戻る計算だ。ただし、割安と呼べるほどの余裕はない。売却に10年かかる間の目減りを引くと、今の値段は適正の範囲に収まる。

何で稼ぐ会社か

事業は、任天堂向けと、それ以外の2本である。

任天堂向けは、ゲーム機とゲームソフトに入る半導体を納める仕事だ。ソフトの中身を収めるメモリ(マスクROM、フラッシュ)は、台湾のマクロニクスから仕入れて任天堂に売る。最低の発注枚数を定めた長期の契約があり、独占的な代理店に近い。ほかに、任天堂向けの専用チップも設計している。2026年3月期の任天堂向け売上は279億円で、全体の77%だった。

それ以外が、ASIC(顧客専用のLSI)とASSP(特定用途向けのLSI)である。通信(光アクセス)、カメラなどの画像機器、複合機、産業機器向けが中心で、設計料(NRE)と量産品の売上が柱になる。ここは需要の戻りが遅く、利益はほぼ出ていない。会社自身が「事業の立て直し」と書いている。

開示は単一セグメントで、利益の内訳は出ない。筆者は、任天堂向けが利益を出し、ASICと新規事業が穴を開けているとみている。

新規事業では、米Acumino(AIロボットの訓練)、米CargoSense(物流の自動化)と組む。売上はまだ小さく、実を結ぶかは読めない。

会社の形は、SiTime株の売却で大きく変わってきた。かつて子会社だったSiTimeの株を2020年以降に売り出し、2024年3月期末に持分法の対象からも外れた。いまは時価で評価される投資有価証券として持つ。

優良さと弱いところ

優良さを一言でいえば、「1社に深く入り込んだ設計会社」である。

強みは、任天堂のゲーム機づくりに長く関わってきたことだ。メモリ技術とセキュリティ技術で信頼を得ており、他社に切り替えるのは手間がかかる。この関係のおかげで、売上の7割超が安定してきた。

弱みも同じところにある。任天堂が仕様を変えれば、売上は動く。実際、任天堂のゲーム機の出荷が前期に倍増したのに、メガチップスの任天堂向け売上は9%減った。ソフトの流通がダウンロードに移り、中身の入らないカードも出てきた。半導体の使われ方が変わっているとみる。

本業の稼ぐ力は弱い。売上はピークの952億円から362億円まで6割減り、営業利益はほぼゼロになった。ROE(自己資本利益率)が資本コストを下回る期が続いている。

財務はきわめて堅い。ただし、この堅さは本業が稼いだ結果ではない。SiTime株の値上がりという幸運の産物である。経営の資本配分は、自社株買いを進めた点で株主寄りだ。成長投資の目利きはまだ試されていない。筆者は、本業の堀を「中程度。ただし1社依存」と見る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

この会社の外部環境は、性格の違う二つの市場である。

まずゲーム機。任天堂のSwitch 2は2025年6月に出て、前期に1,986万台売れた。今期の会社予想は1,650万台と、発売1年目より減る。ゲーム機は6〜7年の周期で動き、メガチップスの売上もその波に乗る。谷では売上が落ち、山でも伸びは限られる。近年は、ソフトがダウンロードで売れる比率が上がり、カートリッジに載るメモリの量は減る方向にある。

次にASIC。通信・画像・産業機器向けの専用チップだ。同じ領域に、売上がメガチップスの数倍あるソシオネクストなど、設計を受ける会社が並ぶ。AIデータセンター向けの大型案件は、規模のある会社に集まりやすい。メガチップスは光アクセスやセキュリティの技術を軸に、北米とアジアで案件を広げようとしている。

回復の兆しはある。2027年3月期の第1四半期は売上が56%増えた。ただし、前年が低すぎた反動でもある。

SiTimeが属する、MEMS方式のタイミング部品の市場は、AI向けの通信需要で追い風を受けている。それでも株価は、直近の高値901ドルから472ドルまで半値近くに下がった。値動きの荒い資産を、メガチップスは大きく抱えている。

資本政策と M&A

資本政策は、この会社の分析でいちばん大事な欄である。

まず、TOBや上場廃止の動きは確認できなかった(2026年10月時点の適時開示)。動いているのは株数だ。会社は2026年2月から続けて自社株買いを決め、流通株は2026年8月末で約1,380万株。5年前より約4割少ない。2026年度だけで約200億円を買う見込みで、うち約91億円は6月までに済んだ。配当も増やし、2027年3月期の予想は2025年3月期の約1.9倍になる。

財源はSiTime株の売却である。会社は持ち株比率を今の11.5%から、2030年度に5%程度へ下げる。2026年5月に40万株を売り、売却益は484億円だった。税がかかるため、手取りは約7割になる。

気になるのは、成長投資の使い道だ。会社はスタートアップ投資、提携、M&Aに資金を回すと明言している。本業の稼ぐ力が戻っていない段階での新分野投資は、外れたときの傷が大きい。筆者はここを最大の疑問点とみる。

株主には、進藤姓の個人・法人(同じ住所)が合わせて約24%いる。買収を仕掛けにくい構造だ。

10年の還元は、純利益でなくSiTime株の売却代金から出す。各筋書きの余った現金は今の1,655億円から還元とSiTime株の値動きを織り込んで減らして置いてあり(中立は1,066億円)、二重には数えていない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

SiTime株が主役である。302万株は税を引いても約1,500億円あり、時価総額に近い。しかもAI向けの通信需要で、SiTimeの事業は伸び続けている。株価が高値の半分まで下がった今は、むしろ拾い場だ。会社は毎年のように売却して現金化し、その大半を自社株買いと配当で返している。流通株を5年で4割減らした実績が、それを裏づける。

本業も底を打った。任天堂のSwitch 2は発売2年目も堅調で、2027年3月期の第1四半期は売上が56%増え、営業利益は黒字に戻った。任天堂は次の世代機でも、メモリとセキュリティの設計でメガチップスを使い続けるだろう。ASICは通信・光アクセスで北米の案件が育ち、中期目標の売上800億円、営業利益100億円に近づく。新規事業のAIロボットや物流の自動化も、当たれば第3の柱になる。

会社の財務方針も明快だ。SiTime株の売却資金を、成長投資、事業基盤の強化、株主還元の三つに配ると文書で示し、自社株買いは中期で200億円規模を掲げた。進藤姓の株主が合わせて約24%を握り、経営と大株主の利害は近い。ROE 8%という目標も公表しており、自己資本を減らす圧力は強い。

資産が厚く、本業が戻れば、10年後の時価総額は今を大きく上回る。

慎重な見方

本業はこの10年、一度も力強く戻ったことがない。売上はピークから6割減り、営業利益はゼロ前後だ。任天堂向けは売上の77%を占めるが、ゲーム機の出荷が倍増した年に売上が9%減った。ダウンロード販売や、メモリの入らないカードが広がれば、任天堂向けの単価は構造的に下がる。独占的に近い代理店の地位も、任天堂が仕様を変えれば意味をなくす。

ASICは受注が戻らず、会社は事業の立て直しを認めている。そこへ売却資金を回して新興企業に投資すれば、外れたときの損失は大きい。SiTime株も、PERが数百倍の成長株だ。直近の高値からすでに半値近くに下がっており、売却を進めるあいだに、さらに下がるかもしれない。

経営の姿勢にも疑問が残る。中期の目標は売上800億円、営業利益100億円だが、売上は10年で6割減った会社が、数年で倍以上にすると言っている。目標の達成を前提に今の値段を正当化するのは、危うい。

含み益は税で3割が消える。残りも、売る間は利息しか生まず、資本コストを下回る。資産の厚さを、そのまま価値と考えるのは危うい。

どちらに重みを置いたか

SiTime株の厚みでは強気の見方が強い。本業の弱さと、成長投資の使い道への不安では慎重な見方が強い。両者はほぼ釣り合うが、本業の10年の実績を重くみて、確率はやや悲観側に寄せた。

中立を最も厚くしつつ、やや悲観と悲観を合わせて4割近くを置いた。ただし資産の下支えがあり、悲観でも今の値段の約7割は戻る。結論は、割安でも割高でもない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 19,279 円2,661 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 9,651 円1,332 億円)。 今の値に割り戻すと 14,416 円1,990 億円、今との差 +47.6%、 期待の年率 +11.5%(資本コスト 9.0%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 27,804 円3,837 億円 16,665 円2,300 億円 +355.2% +16.4% 3,558 円491 億円
やや楽観 20% 23,246 円3,208 億円 13,767 円1,900 億円 +278.8% +14.2% 7,403 円1,022 億円
中立 34% 21,558 円2,975 億円 10,869 円1,500 億円 +231.9% +12.7% 11,025 円1,522 億円
やや悲観 24% 18,135 円2,503 億円 6,521 円900 億円 +152.4% +9.7% 5,918 円817 億円
悲観 14% 5,166 円713 億円 2,174 円300 億円 −24.9% −2.8% 1,028 円142 億円
加重平均100% 19,279 円2,661 億円9,651 円1,332 億円 +196.1% +11.5% 28,930 円3,993 億円

今の株価時価総額 9,770 円1,348 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.0% を下回るほど割高。

楽観 8% 次世代機も任天堂が使い、ASICが花開く 利益 82 億円 · PER 13.1 倍 · 株価時価総額 27,804 円3,837 億円

任天堂は次の世代機でも、メモリとセキュリティの設計でメガチップスを使い続ける。カートリッジの比率が思ったほど落ちず、任天堂向けの売上は今より伸びる。

ASICは通信(光アクセス)で北米の大口案件を取り、市場の伸びも追い風になる。新規事業のAIロボットと物流自動化のうち、少なくとも1つが事業として立つ。営業利益は90億円近くまで戻り、中期目標に近づく。

SiTimeは、AI向けの通信需要を取り込んで株価が数倍になる。会社は計画どおり売却を進め、売却益の大半を自社株買いと配当で返す。10年の還元は2,300億円に達し、売却で株数も大きく減る。

  • アミューズメント(任天堂向け):数量 215(任天堂のゲーム機とソフトの年間出荷の合計(百万個))× 価格 1.58(メガチップスの任天堂向け売上(億円)÷ 任天堂の出荷(百万個)。名目の指数)→ 売上 340 億円・営業利益 41 億円。任天堂の出荷2.15億個、価格は物価に対し実質で小幅に低下、営業利益率12%
  • ASIC・ASSP・新規事業:数量 110(狙う通信・画像・産業向けカスタムLSI市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 3.62(実質の市場1ドルあたりの売上(円)=シェア × 150円 × 物価の倍率(10年1.34倍))→ 売上 398 億円・営業利益 46 億円。市場110億ドル × シェア1.8%、営業利益率11.6%

倍率:事業の純利益 63 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 14.1% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)1,391 億円。全体の PER 13.08 倍、時価総額 2,209 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:任天堂の次世代機でも取引が続き、ASICが中期目標に近づき、SiTimeの値上がりも続く。3つが同時に当たる必要があり、確率は低くした。

やや楽観 20% ASICが戻り、任天堂向けは手堅い 利益 55 億円 · PER 11.5 倍 · 株価時価総額 23,246 円3,208 億円

任天堂向けは、Switch 2の世代を通じて売上が横ばい圏を保つ。ゲームソフトのダウンロード比率は上がるが、メモリとカスタムICの納入は続く。

ASICは通信と画像機器で案件を積み、営業黒字に転じる。ただしシェアは1%台前半にとどまり、会社の目標の売上800億円には届かない。営業利益は50億円台に乗る。

SiTimeは資本コスト並みに値上がりし、売却は計画どおり進む。売却益は自社株買いと配当に回り、10年で1,900億円を返す。新規事業への投資は当たり外れが相殺し、全体の損益にはほとんど響かない。

会社の筋書きに近い形だが、利益の水準は目標の売上800億円・営業利益100億円には届かない。任天堂向けの安定と、ASICの黒字化が、時間をかけて数字になる10年である。

自己資本には、SiTime 株の値上がりの評価益(税後)を含む。余った現金は今の 1,655 億円から 1,130 億円になり、1,900 億円を返した後も、持ち株の評価益が約 1,375 億円(=1,130 − 1,655 + 1,900)残る。これが、今の自己資本に純利益の合計を足して還元を引いた流れより厚い理由である。

  • アミューズメント(任天堂向け):数量 200(任天堂のゲーム機とソフトの年間出荷の合計(百万個))× 価格 1.55(メガチップスの任天堂向け売上(億円)÷ 任天堂の出荷(百万個)。名目の指数)→ 売上 310 億円・営業利益 34 億円。任天堂の出荷2億個、営業利益率11%
  • ASIC・ASSP・新規事業:数量 95.0(狙う通信・画像・産業向けカスタムLSI市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 2.81(実質の市場1ドルあたりの売上(円)=シェア × 150円 × 物価の倍率(10年1.34倍))→ 売上 267 億円・営業利益 20 億円。市場95億ドル × シェア1.4%、営業利益率7.5%

倍率:事業の純利益 39 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.9% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.5 倍 + 余った現金(戻り方込み)1,130 億円。全体の PER 11.54 倍、時価総額 1,580 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の中期計画の中心に近い。ASICの回復と任天堂向けの安定は、いずれも2027年3月期の第1四半期の数字が示している。

中立 34% 任天堂向けは横ばい、ASICはゆっくり黒字化 利益 40 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 21,558 円2,975 億円

任天堂向けの売上は、今より少し減る。ゲーム機の出荷は世代交代で上下するが、ダウンロード販売や中身の入らないカードの広がりで、1個あたりの半導体の売上は目減りする。物価は上がるのに、売上は名目で横ばいに近い。

ASICは、通信と画像機器で案件を積み、赤字から小さな黒字に変わる。シェアは1%程度で、受注は大型案件に偏る。新規事業は小さく、全体の利益を大きくは動かさない。

SiTimeは資本コスト並みに上がり、会社は2030年度に持ち株を5%まで、その後も売り切る。売却益から1,500億円を自社株買いと配当で返し、残りは現金で持つ。株数は減り続けるが、1株あたりの稼ぎは伸びない。

自己資本には、SiTime 株の値上がりの評価益(税後)を含む。余った現金は今の 1,655 億円から 1,066 億円になり、1,500 億円を返した後も、持ち株の評価益が約 910 億円(=1,066 − 1,655 + 1,500)残る。これが、今の自己資本に純利益の合計を足して還元を引いた流れより厚い理由である。

  • アミューズメント(任天堂向け):数量 190(任天堂のゲーム機とソフトの年間出荷の合計(百万個))× 価格 1.48(メガチップスの任天堂向け売上(億円)÷ 任天堂の出荷(百万個)。名目の指数)→ 売上 281 億円・営業利益 28 億円。任天堂の出荷1.9億個。価格は物価の1.34倍に対し、ダウンロード化で実質0.83倍。営業利益率10%
  • ASIC・ASSP・新規事業:数量 85.0(狙う通信・画像・産業向けカスタムLSI市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 2.01(実質の市場1ドルあたりの売上(円)=シェア × 150円 × 物価の倍率(10年1.34倍))→ 売上 171 億円・営業利益 7 億円。市場85億ドル × シェア1.0%、営業利益率4%

倍率:事業の純利益 25 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.4% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)1,066 億円。全体の PER 11.11 倍、時価総額 1,347 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:本業の10年の実績が弱く、任天堂の販売形態も変わる中で、改善は緩やかとみるのが最も現実的。SiTimeの値上がりも、資本コスト並みとみた。

やや悲観 24% 任天堂向けが細り、ASICは赤字が続く 利益 19 億円 · PER 6.3 倍 · 株価時価総額 18,135 円2,503 億円

任天堂向けは、ダウンロード販売とメモリの入らないカードの広がりで、1個あたりの半導体の売上が大きく目減りする。ゲーム機の出荷は保たれても、売上は今の8割を割る。

ASICは大型案件を取れず、シェアは1%を割る。新規事業への投資も、期待した売上に届かない。営業利益は10億円程度に落ちる。

SiTimeは10年でわずかしか上がらず、売却益も小さい。会社は成長投資の一部を失敗させ、還元は900億円にとどまる。売却した現金の多くは、使い道が定まらないまま積み上がる。

会社は財務の安定と事業の立て直しを掲げ続けるが、本業の数字が伴わず、経営への信頼が薄れる。株主からの圧力が強まる可能性はあるが、10年のうちに形になるとは限らない。

  • アミューズメント(任天堂向け):数量 160(任天堂のゲーム機とソフトの年間出荷の合計(百万個))× 価格 1.38(メガチップスの任天堂向け売上(億円)÷ 任天堂の出荷(百万個)。名目の指数)→ 売上 220 億円・営業利益 15 億円。任天堂の出荷1.6億個。価格は実質で0.77倍。営業利益率7%
  • ASIC・ASSP・新規事業:数量 75.0(狙う通信・画像・産業向けカスタムLSI市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 140.7%(実質の市場1ドルあたりの売上(円)=シェア × 150円 × 物価の倍率(10年1.34倍))→ 売上 106 億円・営業利益 −5 億円。市場75億ドル × シェア0.7%、赤字

倍率:事業の利益が小さくROE 2.3%はk 9%を大きく下回る。伸びても価値は増えず、正当化PERは1÷k=10.5倍まで。稼ぐ力が弱い筋書きなので、上限の6割の6.3倍に置いた。余った現金は戻り方1.0で足す。

確率:ゲームの販売がダウンロードへ進み、ASICの回復も遅れる。この10年の本業の実績に近い道筋で、確率は厚めにした。

悲観 14% 任天堂向けを失い、投資も外れ、SiTimeも崩れる 利益 1 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 5,166 円713 億円

任天堂が次の世代機でメモリの調達先や構成を変え、メガチップスの出る幕が大きく縮む。ダウンロード専用への移行で、カートリッジ向けの売上はほぼ消える。

ASICは大型案件を取れず、事業の縮小を迫られる。新規事業への投資は全額を失い、損失が出る。営業利益は赤字になる。

SiTimeはAI向けの需要が一巡して株価が半分以下に崩れ、売却が進むほど手取りも細る。それでも借金はなく、残る現金は700億円ほどある。会社は還元を絞り、10年で300億円しか返せない。事業の価値はほぼゼロで、残った現金が床になる。

この筋書きでは、任天堂向けの売上が大きく縮み、ASICの縮小で人員の整理も必要になる。売上は10年で6割減り、会社は小さな設計会社として残る。進藤姓の株主が合わせて約24%を持つため、買収で救われる形は描きにくい。

  • アミューズメント(任天堂向け):数量 120(任天堂のゲーム機とソフトの年間出荷の合計(百万個))× 価格 1.00(メガチップスの任天堂向け売上(億円)÷ 任天堂の出荷(百万個)。名目の指数)→ 売上 120 億円・営業利益 4 億円。任天堂の出荷1.2億個。価格は実質で0.56倍。営業利益率3%
  • ASIC・ASSP・新規事業:数量 60.0(狙う通信・画像・産業向けカスタムLSI市場(億ドル・今の値段で測った実質))× 価格 80.4%(実質の市場1ドルあたりの売上(円)=シェア × 150円 × 物価の倍率(10年1.34倍))→ 売上 48 億円・営業利益 −15 億円。市場60億ドル × シェア0.4%、赤字

倍率:稼ぐ力では測れない筋書き。事業の価値はほぼゼロとみて、純現金の残り(SiTime株の売却手取りと手元現金から、還元と失敗した投資を引いた約713億円)を床にした。床は今の自己資本(約1,848億円)に対する比で書いた。

確率:任天堂の仕様変更で取引が縮み、ASICと新規投資が外れ、SiTimeも急落する。3つが重なる複合の筋書きで、起きる確率は低いが無視できない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

アミューズメント(任天堂向け)

任天堂のゲーム機・ゲームソフトに使うマスクROM・フラッシュの販売と、任天堂向けカスタムICの設計・販売。

数量任天堂のゲーム機とソフトの年間出荷の合計(百万個)価格メガチップスの任天堂向け売上(億円)÷ 任天堂の出荷(百万個)。名目の指数売上営業利益
今 2026/03 209 1.33 279 26
10 年後 中立 190 1.48 281 28

取り方:任天堂向け売上278.6億円(有報)を、任天堂の2026年3月期の出荷(ゲーム機2,366万台+ソフト1億8,562万本=約2億930万個)で割った。ソフトにはダウンロード版が含まれ、半導体の入るカートリッジとは一致しない。開示は単一セグメントのため利益は推定で、全社の営業損益がほぼゼロであることから、任天堂向けは約9%の黒字(26億円)、残りは赤字と置いた。10年の価格は、物価の1.34倍に対しダウンロード化で実質目減りするとみた。

ASIC・ASSP・新規事業

通信(光アクセス)・画像機器・複合機・産業機器向けの専用LSIの設計・量産と、AIロボットなど新規事業。

数量狙う通信・画像・産業向けカスタムLSI市場(億ドル・今の値段で測った実質)価格実質の市場1ドルあたりの売上(円)=シェア × 150円 × 物価の倍率(10年1.34倍)売上営業利益
今 2026/03 60.0 138.4% 83 −28
10 年後 中立 85.0 2.01 171 7

取り方:任天堂向けを除く売上83億円(全体362億円-任天堂向け279億円)。対象市場は通信・画像機器・産業機器向けの専用LSIのうちメガチップスが取りに行ける範囲を、同業のソシオネクストなどの売上規模から約60億ドルと推定し、シェアは約0.9%(83億円÷150円÷60億ドル)。利益は、全社の営業損益(-1.7億円)から任天堂向けの黒字26億円を引いた-28億円と置いた(推定)。

リスクと懸念

任天堂1社への依存

売上の77%が任天堂向けで、同社の仕様変更・調達先の変更・販売形態の変化がそのまま業績に響く。ゲーム機の出荷が倍増した年にも、任天堂向け売上は9%減った。

ダウンロード販売の拡大

ソフトの販売がダウンロードに移り、中身の入らないカードも出ている。カートリッジに載るメモリの量が減れば、売上の主力が細る。

SiTime株の値動き

含み益の大半はSiTime株で、株価は直近の高値901ドルから472ドルまで下がった。売却を進める間に下げ続ければ、手取りは目減りする。売却益にも約3割の税がかかる。

成長投資の失敗

スタートアップ投資・提携・M&Aに売却資金を回すと会社は明言している。稼ぐ力が弱いままの新分野投資は、外れたときの損失が大きい。

ASICの立て直しの遅れ

通信・画像・産業機器向けは需要の戻りが遅く、利益が出ていない。大型案件はソシオネクストなど規模のある会社に集まりやすく、受注を取りきれない恐れがある。

資本効率の低さ

自己資本の大半を、利息も配当も生まない株式が占める。会社は2030年度までにROE 8%を目標とするが、事業の利益だけでは届かず、自己資本を減らす還元が欠かせない。

今後の分かれ目

任天堂の次世代機で、メモリや専用チップの調達先が変わると報じられたら
やや悲観・悲観の確率を上げ、アミューズメントの売上の前提を下げる。
ASICの売上が4四半期続けて前年を上回り、営業黒字が定着したら
楽観・やや楽観の確率を上げ、ASICの利益率の前提を引き上げる。
SiTime株の売却と自社株買いが計画どおり進み、現金が積み上がらなければ
余った現金を株主へ返す前提を強め、還元の額を上げる。
会社が大型のM&Aや新規投資を発表したら
売却資金が還元でなく投資に向かうとみて、悲観側の確率を上げる。投資額と買収先の稼ぐ力を確かめる。
SiTime株が大きく下がり、保有の価値が半分以下になったら
資産の下支えが薄れるため、価値の前提を下げる。売却の進め方が変わるかも確かめる。
進藤姓の株主や外部の大株主が、TOBや株主提案に動いたら
資本の使い方が早く改善する可能性があり、還元の前提を上げる。

見ておくもの

  • 任天堂のSwitch 2の出荷(今期1,650万台の計画)と、パッケージ・ダウンロードの比率
  • メガチップスの任天堂向け売上の前年比と、全体に占める比率(今は77%)
  • ASIC事業の受注・NRE売上と、営業黒字の定着
  • SiTime株の保有株数(今は302万株)と売却の時期・株価、持ち株比率(今は11.5%)
  • 自社株買いの進み方(2026年度に約200億円)と、流通株の推移
  • 成長投資・M&Aの発表(Acumino、CargoSenseなどへの追加投資)

倍率と資本コストの決め方

倍率は式と事業の経済性から置き、今や過去の株価の倍率には寄せていない。本業の純利益に掛ける倍率は、k 9%(基本7.5%に循環+0.5%・値決め力+0.5%・寿命+1.0%)とg 4%の式の上限に対し、楽観8.5割・やや楽観8割・中立7.5割・やや悲観6割。SiTime株とその売却後の現金は、事業と分けて「余った現金」とし、税引き後の7割、戻り方1.0(過去5年に流通株を約4割減らした実績)で足した。SiTime株は10年の値上がりの道筋を筋書きごとに置き(楽観4.5倍〜悲観0.45倍、確率加重で資本コスト並み)、10年で売り切る前提で現金に直した。自己資本は、この値上がり分(評価差額)を含むため、今+純利益−還元より大きい。店舗や倉庫の賃借がほぼ無く、新リース会計の影響は小さい。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.22→13.08 倍・やや楽観 PER 8.55→11.54 倍・中立 PER 7.89→11.11 倍)。 2026-10-22:余り資産を R4 の holdings・rental に移したので、時価総額を式で出し直した(楽観〜中立の PER は新しい上限に置き直し、ほかは倍率そのまま:やや悲観 875 → 874.5(PER 6.32 倍))。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(電気機器)の AI 分析

割安 サンケン電気6707 本業は赤字で、価値の中心は持ち株の米アレグロ。ただ株主に届く分が読めず、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +88.4% · 10 年 割安(年 +16.0%) 割安 株式会社ミツバ7280 ホンダ向け 4 割強の車載・二輪部品メーカー。再建後の稼ぐ力に比べ、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 株式会社JVCケンウッド6632 利益の柱は北米の業務用無線の1本。車載は薄利で細る。利益で測ると本質価値は今の時価総額を上回る(3割ほどの割安) 本質価値との差 +61.4% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 テクノメディカ6678 国内シェア 9 割の採血管準備装置。純現金が時価総額の 7 割あり、還元も厚い 本質価値との差 +59.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 千代田インテグレ6915 打抜き部材の隠れた現金持ち。事業は凡庸だが、時価総額の半分は現金で、毎年それを株主に返している 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 協立電機6874 手元の現金が時価総額の半分を占める、FAと計測の中堅。稼ぎより資産で見て割安 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 大井電気6822 電力と通信の網を裏で支える横浜の機器と工事の会社。スマートメーターの波を割り引いても、今の値段は利益に比べて安い 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 小糸製作所7276 自動車ランプで世界シェア首位、強気の自社株買いは光るが、10年で測った本質価値はほぼ今の値段 本質価値との差 +50.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 愛知電機6623 AI向け基板が稼ぎ頭になった中部電力系の中堅。伸びは本物だが、基板の山と谷をどう見るかで値打ちが割れる 本質価値との差 +49.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 戸上電機製作所6643 電柱の高圧開閉器で国内首位の小さな優良メーカー。実力は堅いが、電力会社頼みの値付けが利益の天井を決める 本質価値との差 +48.5% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 ズーム6694 録音機の老舗ブランドは健在。構造改革で利益が戻れば、今の値段には小さな安全域がある 本質価値との差 +46.0% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 日本セラミック6929 車載の運転支援と防犯センサで稼ぐ高収益の小粒株。利益率が過去最高で、本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +43.2% · 10 年 割安(年 +10.0%) 割安 ホシデン6804 売上の78%を任天堂に頼る請負型。特需は今期が山だが、厚い純現金が値段を支え、本質価値は今の値段並み 本質価値との差 +42.8% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 新コスモス電機6824 ガスもれを知らせる警報器の専業。北米の特需と純現金が光るが、特需の剥がれと中国勢が重く、本質価値は今の値段をわずかに上回る(適正) 本質価値との差 +41.9% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 株式会社ミマキエンジニアリング6638 看板から衣料まで刷る業務用インクジェットの専業。インクと保守が稼ぎの半分を支え、本質価値は今の値段の近くにある 本質価値との差 +40.8% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 OBARA GROUP株式会社6877 自動車の溶接とウェーハ研磨の二つのニッチ首位が稼ぐ。還元は手厚いが、10 年後の価値は今の値段を少し上回る程度 本質価値との差 +39.8% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 イノテック9880 NAND検査の小さな専業とEDA代理店の混成。本社ビル売却益を除けば、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 遠藤照明6932 店舗・オフィス向け照明で稼ぐ利益率 10% の優良メーカー。厚い現金と低い ROE で、値段はやや安いとみる 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 北陸電気工業6989 車載向け抵抗器・センサの中堅。貴金属高で利益は谷にあり、純資産の7割の値段はやや割安 本質価値との差 +34.3% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 パルステック工業6894 持ち運べる X 線応力計のニッチ会社。時価総額の 6 割が現金で、稼ぐ力は地味だが今の値段には届く。10 年で見るとやや割安 本質価値との差 +33.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 フェローテック6890 半導体の消耗部材と光通信の温調部品で稼ぎは急伸。だが投資の重さと薄い利益率が値段を縛る 本質価値との差 +32.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) やや割安 リオン6823 補聴器・粒子計測・騒音計の3本柱。半導体の波に乗る利益と、安定した現金。値段はほぼ本質価値の近辺 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 キヤノン7751 稼ぎの軸が複合機からカメラ・監視カメラ・露光装置へ移る途上のキヤノン。利益で測る本質価値は、今の時価総額を1割強上回る 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 AKIBAホールディングス6840 メモリ高で利益は山にある。堀の無い仲介の商いで、無配のまま利益をためる会社に安全域は薄い 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 かわでん6648 受注も利益も絶好調だが、250億円の新工場を抱え、今の高収益は10年続けて見込めない 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ニデック6594 会計不正と巨額減損で信用を落としたニデック。データセンター冷却と精密モーターの実力が、本質価値を決める 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 スミダコーポレーション6817 コイル専業の薄利メーカー。借金が重く、稼ぐ力は資本コストに届かない。計画どおりでも値段は妥当圏 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 ASTI株式会社6899 二輪・船外機の電装品とワイヤーハーネスを受託で作る浜松の独立系。利益率は 2% と薄く、内燃の縮みと値下げを電動化とインドが補えるか。今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 オリジン6513 電源・塗料・クラッチの小さな老舗。本業は資本コストに遠く届かず、値打ちの半分は持っている株にある 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 アルプスアルパイン6770 スマホ部品と車載を併せ持つ低採算の電子部品大手。立て直しは進み、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 アライドテレシスホールディングス6835 国内の公共向けに強い中堅ネットワーク機器メーカー。純現金は厚いが利益は山を越え、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 新電元工業6844 二輪車の電装品で稼ぐホンダ系の部品会社。利益が薄く景気で振れるため、10年後の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.7% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 エレコム6750 PC・スマホ周辺機器の国内大手。稼ぐ力は堅いが、10年で測る本質価値は今の時価総額を1割半ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 大崎電気工業6644 国内スマートメーターの取り換え期に乗る堅い会社だが、入札型の薄い利益率が壁で、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +19.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 市光工業7244 ヴァレオ傘下の自動車ランプ専業。利益率の薄さが重く、10 年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 星和電機6748 道路情報板と防爆照明で稼ぐ京都の堅実メーカー。資本をためすぎて自己資本利益率は6%台。10年で測ると今の値段はほぼ適正で、下値は固い 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 三菱電機6503 品質不正からの回復とFA・防衛特需で大きく再評価された。利益で測ると、本質価値は今の値段を1割弱下回る(適正) 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +7.5%) やや割安 アイホン6718 国内インターホンの首位。厚い純現金と薄い資本効率が綱引きし、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 シライ電子工業6658 滋賀と中国で作る汎用の基板メーカー。利益は大きく振れるが、溜まる現金の分だけやや割安 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ミネベアミツミ6479 ミニチュアベアリング世界シェア6割の堀は深いが、売上の8割は中国勢や自動車メーカーとの値下げ競争にさらされ、本質価値は今の値段を2割ほど下回る「やや割高」 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスペック6859 環境試験器で世界の2強に入る堅実な会社だが、利益率は1割前後で、10年後の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 デンヨー6517 可搬形発電機で国内首位級の堅実な会社だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、割安とは言えない 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 寺崎電気産業6637 船の電気の頭脳で世界の上位に立つ堅実な中堅。受注残は厚いが、造船の波と中国勢が利益の天井を決める 本質価値との差 +15.4% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 菊水ホールディングス6912 電源と安全試験の隠れた堅実メーカー。稼ぐ力は本物だが、世界の大手と争う小さな会社に今の値段は安全域が薄い 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 サンコー6964 車の配線部品などを作る精密プレスの小さな専業。電動化は追い風だが、顧客は 2 社に偏り、親会社が現金を握る 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 オプテックスグループ6914 防犯センサーで世界首位級の質は本物だが、IA の景気の波と倍率の薄れを見ると、10 年先の価値は今の値段を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 三相電機6518 半導体の製造装置向けのポンプで利益が戻った姫路の部品会社。伸びはあるが装置の会社に値段を握られ、ROEは資本コストに届かない 本質価値との差 +14.7% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニチコン6996 AIサーバー向けの値上げと増産で利益は戻る。ただし市況に乗る部品会社で、10年先まで高く見積もるのは危うい 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 日置電機6866 電気を測る専業の優良企業。電池とデータセンターの追い風は本物だが、利益は山に近く、10 年で見ると今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 +13.7% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 リーダー電子6867 放送局向け波形モニターの世界2位。技術は本物だが利益が薄く、強みは現金の厚さにとどまる 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社図研6947 国内首位級の設計ソフトは堅い商売だが、AIが席数課金を揺らす不安が残り、10年後の価値は今の値段の周辺にとどまる 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 アドテック プラズマ テクノロジー6668 AI投資の追い風は本物だが、顧客が偏る小さな専業の利益率は10年もたない。やや割高とみる 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 エスケーエレクトロニクス6677 ディスプレイ用の大型フォトマスク専業。中国勢の追い上げと重い設備投資が、割安さを削る 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 SCREENホールディングス7735 枚葉洗浄装置の首位は本物だが、中国リスクと市況の波を織り込むと、今の値段は10年の稼ぐ力を3割ほど上回る 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 東京コスモス電機6772 利益率 2 割の可変抵抗器を持つが全社は薄い。配当性向 100% の会社で、値段はほぼ中立どおり 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 日東工業6651 配電盤とキャビネットで国内首位級の堅い会社だが、利益は値上げに頼る面が大きく、10年の価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) 適正 正興電機製作所6653 九州電力が最大の客の地場の制御・受変電メーカー。足元の特需を差し引いた実力が分かれ目 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 テラプローブ6627 AI向けテストの需要は本物だが、設備の重さと親会社の支配を考えると、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 大同信号6743 鉄道の安全を守る堅い会社だが、顧客が偏り、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 横河電機6841 石油・ガス・LNGプラント向けDCS世界ビッグ6の一角。純現金で財務は健全だが、今のPER19倍はROE11%に見合わない 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 浜松ホトニクス6965 光センサーの世界的な老舗だが、いまの値段は利益の回復を何年も先取りしている 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 バッファロー6676 国内首位のネットワーク機器とストレージを持つ周辺機器会社。縮む市場の首位で、利益の山は長く続かない 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋電機6655 春日井の配電盤とエレベーター用センサーの会社。強い製品はあるが全社の稼ぎは薄く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 山一電機6941 AI半導体の検査とデータセンター配線の追い風で利益は急増。ただし山と谷の大きい部品屋で、今の値段は山の利益を織り込みすぎている 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 アズビル6845 国内ビル空調制御で七割のシェアを握るが、今の値段は十年先の高成長を映し込みすぎている 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 チノー6850 温度センサで稼ぐ堅実な計測機器メーカー。純現金は厚いが利益の伸びは物価並みで、本質価値は今の値段を2割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 ソニーグループ6758 ゲーム・音楽・映像のIPとイメージセンサーの複合体。資本コスト7.0%と名目の成長で測ると、本質価値は今の値段とほぼ同じ(適正) 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本航空電子工業6807 京セラが 3 分の 1 を持つコネクタ専業。利益率は 4% まで落ち、元の 7% への回復が遅れる分だけ今の値段は重い 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 株式会社ワコム6727 電子ペン技術で稼ぐ会社。スマホ大手への依存と中国勢の値下げが重く、利益で測った本質価値は今の値段をわずかに下回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 スタンレー電気6923 ホンダ頼みの車載灯火に買収も加わるが、ROE 9% 前後の稼ぐ力では今の時価総額とほぼ釣り合う水準 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 東芝テック6588 国内レジ首位でも利益が薄い小売機器・複合機の会社。10年の本質価値は今の値段をやや下回る(やや割高) 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ジーエス・ユアサ コーポレーション6674 車の電池で国内首位級、蓄電設備の伸びは本物だが、資金を食う成長が利益率を押さえ今の値段には重い 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 日本ケミコン6997 AIサーバー向けで利益は戻るが、資本コスト10%台に届く稼ぎは未知数。種類株の重みもあり本質価値は今を下回る 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 日本光電工業6849 病院の全部門に製品を納める国内の雄。海外は伸びるが利益率が低く、10年で見ると今の値段は割高に傾く 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヒロセ電機6806 精密コネクタの世界大手。車載とAI関連へ広げても、資本コストを少し超える程度のROEでは、今の利益の24倍という値段は重い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 フクダ電子6960 心電計の国内首位級で、在宅医療の継続収入と厚い純現金が強み。利益は伸びても実質では横ばいに近い 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 象印マホービン7965 炊飯器ブランドと厚い純現金を持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。10年先の本質価値は今の時価総額を1〜2割下回る(やや割高) 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 TOA株式会社6809 国内の非常用放送で首位の音響会社。純現金は厚く、利益で測ると今の値段はほぼ妥当(適正)。 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 名古屋電機工業6797 道路情報板の専門メーカーで純現金も厚いが、直近の原価増で利益が崩れ、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 マブチモーター6592 ミラー用モーターで世界シェア8割超、現金は時価総額の3割。財務は鉄壁だが、物価並みにしか伸びない利益に今の値段はやや先走りだ 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 ヘリオス テクノ ホールディング6927 液晶パネル工場向けの印刷機と光源で稼ぐ小さな会社。時価総額の 7 割が現金だが、利益は液晶の投資しだいで、10 年の価値はやや割高とみる 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本電子6951 電子顕微鏡とマスク描画の二本柱。堀は本物だが利益の山が高く、10 年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本トリム6788 整水器の国内首位に、インドネシアの水と細胞バンクを足した会社。現金は厚いが、計画の伸びは先走りで、値段は割高 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 日本フェンオール6870 防災機器の小さな老舗で、財務は堅いが資本効率が低く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 東洋電機製造6505 鉄道車両の駆動装置で知られる老舗。利益が急に戻った直後の今、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日立製作所6501 電力インフラとLumadaの二本柱は本物だが、株価はInspire 2027の上振れをかなり先取りしている 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 TDK6762 HDDヘッド事業の売却観測とAIデータセンター需要が重なるTDK。稼ぎを電池に頼る構造は変わらず、ROE1割前後では今の値段を支えきれない 本質価値との差 −3.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ケル6919 精密コネクタの専業で、無借金・純現金は時価総額の4割。ただし利益は谷で配当が利益を上回り、10年で測るとやや割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 鈴木6785 2026/06 期は山の年とみる。増産投資の回収が見えるまで、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −3.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 日本シイエムケイ6958 車載向けビルドアップ基板で世界首位級だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 セイコーエプソン6724 大容量インクタンクで世界No.1も、プロジェクターはAnkerに押され、ROE10%の中計実現が分かれ目 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 テクノホライゾン6629 教育ICTの電子黒板とFA機器の複合メーカー。前期の利益は営業外で膨らんだ山で、値段はやや割高 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ホーチキ6745 国内二番手の火災報知専業。事業は堅いが、最高益の利益率が続く前提の値段で、安全域は薄い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 三社電機製作所6882 稼ぎ頭の電源機器と赤字のパワー半導体が同居する会社。現金は厚いが、利益は株主に届きにくい 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 京セラ6971 KDDI株と純現金で時価総額の3割弱を持つが、本業のROEは資本コストに届かず、今の値段は改善への期待を強く映している 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 松尾電機6969 車載のマイクロヒューズで高い利益率を持つが、本業のタンタルは薄利で、台湾の親会社が4割を握る。今の値段はほぼ見合っている 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 イリソ電子工業6908 車載コネクターの堅実な会社だが、品質データの不正で利益の質が傷つき、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 日本信号6741 列車の安全を握る堅い会社だが、過去最高の利益率が続く前提の値段で、10年で見ると割高に傾く 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 コニカミノルタ4902 複合機の縮みを半導体向け光学部品などで埋められるかが勝負。稼ぐ力に見合う本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 三井ハイテック6966 世界首位級のモーターコアだが、稼ぐ力はまだ資本コスト並み。10 年で見ても今の値段はやや高い 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 共和電業6853 国産ひずみ計測の老舗。財務は堅いが利幅の戻りは遅く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 マクセル6810 小型電池が柱の電機メーカー。利益率は薄く、資本コストを稼ぎ切れない。本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 株式会社東光高岳6617 東京電力が親で最大の客。品質不正から立ち直る途上で、高い利益率が続くかが分かれ目 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 芝浦メカトロニクス6590 AIパッケージの波に乗る小さな装置メーカー。足元の好調は織り込み済みで、10年では割高 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 エブレン6599 装置の頭脳を収める箱と配線の板を顧客ごとに作る小さな専業。稼ぎは堅いが現金が眠り、割高とみる 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 東京エレクトロン8035 AI投資で稼ぐ力は本物だが、今の株価はすでに強気の先の先まで映している 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 アバールデータ6918 半導体装置の制御部を請け負う小さな会社。谷は抜けたが、顧客頼みで稼ぐ力に上限がある 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 株式会社エンプラス6961 AI向けバーンインソケットで稼ぐ樹脂精密部品の会社。半導体の山の利益を前提にした今の値段は、10年の稼ぐ力を上回る 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 シャープ6753 家電・PC・液晶を抱える低採算の複合体。資本コスト9.5%で測ると稼ぐ力が足りず、本質価値は今の時価総額の半分前後(割高) 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 森尾電機6647 鉄道車両の運転台と電源の機器を作る老舗。米国の地下鉄案件で利益は過去最高だが、山は数年で引く。今の値段は割高 本質価値との差 −14.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電気(NEC)6701 ITサービス一本足の富士通と違い、防衛・海底ケーブルという官需インフラの柱を持つ会社。AI実需化と防衛予算増が分かれ目 本質価値との差 −15.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 富士通6702 ハード事業の縮小を終えつつあるITサービス会社。利益で測ると、本質価値は今の値段を2割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 東亜ディーケーケー6848 水質計の老舗。厚い現金と保守収入が支えだが、稼ぐ力は細り、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カシオ計算機6952 稼ぎの大半を腕時計が担う、純現金の厚い会社。流行頼みの堀に対し、今の値段は本質価値を 3 割ほど上回る「やや割高」 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 タムラ製作所6768 データセンター向け電源部品で最高益へ向かうが、ROE は資本コストに届かず、今の値段は先の好調まで織り込んでいる 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 富士電機6504 データセンター電源とSiCの伸びは本物だが、三菱電機・日立と同じ「電力テーマの先取り」がすでに株価に乗っている 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 山洋電気6516 冷却ファンの稼ぐ力は本物だが、AI需要の山を前提にした利益は10年先では薄まる。純現金と還元の転換が価値の床を支える 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 中央製作所6846 名古屋の電源・めっき装置メーカー。資産は時価総額の2倍あるが稼ぐ力が薄く、割安とまでは言えない 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 日本電子材料6855 HBM向けプローブカードで利益が跳ねた。だが、この山が10年続くと見るには値段が先を行きすぎる 本質価値との差 −18.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 京三製作所6742 国内信号の堅い更新需要は本物だが、利益率が薄く資本コストに届かない。今の値段は計画の達成を織り込みすぎている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 アルチザネットワークス6778 携帯の基地局を試す装置と試験の受託の会社。手元の純現金は時価総額に近いが、事業の稼ぎは小さく、現金も眠ったまま。10 年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 コーセル6905 純現金は厚いが、本業は赤字。ROE 5%の電源屋に、10年の筋書きは厳しい 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 株式会社明電舎6508 電力インフラと保守の稼ぐ力は本物だが、利益が倍になっても今の値段には届かない 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ユビテック6662 飲酒運転と熱中症の対策の義務化で IoT は伸びるが、小さな規模と親子上場が価値を縛る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 株式会社ダイヘン6622 電力インフラの追い風は本物だが、稼ぐ力に比べて今の値段は先走りすぎている 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 トレックス・セミコンダクター6616 小粒の電源ICとパワー半導体の受託製造で、利益の波が深い。中計の利益率は過去の山の水準で、そのまま信じにくい 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二電機工業6654 配電盤の端子台で食べてきた堅実な小企業。現金は時価総額の 7 割に迫るが、稼ぐ力が細く、その現金が株主に戻る道も細い 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ブラザー工業6448 複合機消耗品の衰退を工作機械・産業用印刷の拡大で補う転換点の会社。ローランドDG断念の規律が本質を示す 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 古野電気6814 世界の船の目となる機器の首位級。過去最高益は造船ブームの山にあり、利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 エヌエフホールディングス6864 微小な信号と電源を測る・つくる専門メーカー。現金は厚いが、規模が小さく今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ソシオネクスト6526 カスタム SoC の設計請負で稼ぐファブレス。AI 向けの量産が立ち上がる前の今は、先取りしすぎた値段だ 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 指月電機製作所6994 電力機器が利益の4分の3を稼ぐ部品メーカー。稼ぐ力は資本コスト並みで、本質価値は今の値段を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 EIZO6737 医療と防衛で強いモニター専業。本業の稼ぎは細く、時価総額の半分近くを持ち株と現金が占める。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る(割高) 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 アンリツ6754 光通信と6Gの追い風は本物だが、景気で利益が大きく振れる計測器会社に、今の値段はその好況の長続きまで織り込んでいる 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 ヨコオ6800 半導体検査の伸びは本物だが、売上の6割を占める車載が重く、今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 帝国通信工業6763 車載・カメラ向けの操作部品とセンサの会社。財務は強いがROEは4%台で資本コストに届かず、新本社への投資も重い。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 NKKスイッチズ6943 放送卓や特殊車両の押しボタンで世界に名が通るが、利益率は3%前後。現金は厚いが、帳簿の安さほどの価値はない 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 PHCホールディングス6523 血糖測定の稼ぎが細るうえ借金が重く、10年先の利益は今の値段を支えきれない。やや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 双葉電子工業6986 現金と持ち合い株が時価総額を上回るが、本業は 7 年連続の営業赤字。資産が株主に届くかが焦点 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 リコー7752 複合機消耗品の縮小を低採算のデジタルサービスで埋める転換期。ROEは資本コスト未満で、今の値段はやや先回りしすぎている 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 京写6837 片面の基板で量は世界最大級。だが値段を決められず、稼ぎは資本コストに届かない。割高 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 能美防災6744 防災の二大手で、堅い内需の優良企業。ただし最高益の利益率が続く前提の値段 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 沖電気工業6703 官公庁・金融向けの堅い事業に、縮む ATM とプリンターの重しが付く会社。利益で測ると本質価値は今の値段を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 サクサ6675 土地を売って、貸し地代を手放し、手元に現金が積み上がった通信機器メーカー。現金の戻り方は約束された。本業の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 小野測器6858 回転と音を測る老舗だが、エンジン試験の縮みを電動車の評価で埋めきれず、資本の稼ぎは薄い 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 IDEC6652 安全スイッチに強い堅実な中堅。中計の利益率 13% は届きにくく、今の値段は先の好調を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 CGSホールディングス6633 金型用 CAD/CAM で国内 2 位。時価総額は純現金とほぼ同じだが、現金の多くは事業に張り付き、AI が席課金型の寿命を縮める。10 年の価値は今の半分ほど 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ティアック6803 高級オーディオと業務用機器のニッチ企業。足元の利益は一時の項目に支えられ、稼ぎが資本コストに届かず、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 santec Holdings株式会社6777 AI向け光通信の試験・部品で稼ぐ小さな光学メーカー。利益の質は良いが、稼ぎが好況の頂に近く、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.0%) 割高 OSGコーポレーション6757 浄水器のカートリッジ交換が稼ぎの柱。食パンと総菜の寄り道が利益を削り、配当は利益を超えて払い続けている 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 日本タングステン6998 超硬とタングステン加工の中堅。原料高の追い風は一時的で、稼ぐ力に比べて今の時価総額は重い 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 シリウスビジョン6276 印刷の検査機の再建途上、現金は厚いが稼ぐ力は薄い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 フォスター電機6794 車載スピーカ世界大手。アクティビストが入り資本効率は改善に向かうが、10年の稼ぐ力に見合う値段は今より低い 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アルバック6728 真空技術の老舗で半導体へ重心を移す途上だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、値段は回復を先取りしている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 安川電機6506 サーボ・インバータが利益の柱でロボットは薄利・中国依存、ROE7.3%に対し今のPER32倍は見合わない 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オムロン6645 制御機器の在庫調整は一巡したが、ヘルスケアは中国品との価格競争、構造改革でROEは当面一桁台にとどまる 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 アイコム6820 現金が時価総額の5割に達する無線機メーカー。事業の稼ぐ力に対して資本が厚く、利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 アクセル6730 パチンコ機向け画像LSIの小さな専業。足元は価格適正化で好調だが、市場が細り続ける。手元の現金を除くと割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス6699 点火コイルは電動化で縮む側。パワコンと空調向け電源が支えるが、借入が重く、株主の取り分はほとんど残らない 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ファナック6954 CNC・ロボット世界首位の無借金企業だが、中国系メーカーの台頭と今のPER33倍はROE8.9%に見合わない 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ウシオ電機6925 光源と露光装置の確かな技術はあるが、利益の薄い会社に AI 基板の夢まで上乗せした値段 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 AIメカテック6227 AI向け後工程装置で利益が急伸したが、頼りは少数の大口顧客の投資。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −37.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 大日光・エンジニアリング6635 カメラ大手向けの基板実装とレンズ組立の受託。利益率は2%に届かず借金も重く、割高とみる 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 シンフォニアテクノロジー6507 半導体搬送と防衛の追い風は本物だが、景気で振れる中堅メーカーに今の値段は高い 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 堀場製作所6856 半導体MFC世界シェア6割・排ガス計測8割だが、PER27倍はROE10.7%に見合わず、EV化とバイオ不振が重荷 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 日本電波工業6779 AI向け発振器で業績は急回復中だが、売上が10年停滞した薄利の水晶専業。10年の稼ぐ力に照らすと値段は先走りすぎ 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 KOA6999 抵抗器の老舗。AIと車載で利益は戻るが、10年で測る稼ぐ力は今の値段に届かない 本質価値との差 −40.4% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 電気興業6706 基地局アンテナと高周波の技術屋。稼ぐ力が弱く、棚卸資産の会計に疑義が出ている 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 太洋テクノレックス6663 曲げられる配線板の試作が本業の小さな工場。利益は薄く、資産に比べて稼ぐ力が足りない 本質価値との差 −42.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 日本マイクロニクス6871 DRAMのプローブカードで首位。だが一本足の循環株に、今の値段は先の先まで織り込みすぎだ 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 池上通信機6771 放送局のカメラと監視・医療・検査の映像機器の老舗。技術はあるが稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 シスメックス6869 血球計数で世界首位も、中国の集中購買で稼ぐ力が急低下。資本コスト7.5%で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 SMK6798 車載に軸足を移す途上のコネクタ・リモコンメーカー。利益の戻りが遅く、今の値段は高い 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ミナトホールディングス6862 産業用メモリーの加工・商社。市況が押し上げた好況の利益は続かず、10年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ダブル・スコープ6619 価値の芯は韓国の WCP の持分だけ。借金を引くと残りは薄く、赤字の本体が持分を食う 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 パナソニックホールディングス6752 家電・空調・配線・電子部品・車載電池・B2Bソリューションの複合体。構造改革は進行中で、今の値段は改革の成功をかなり先取りしている 本質価値との差 −46.2% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 KOKUSAI ELECTRIC6525 バッチALDで世界シェア7割・東京エレクトロンと二社寡占。AI需要は本物だが、今の株価は中立の10年先をもう織り込んでいる 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キーエンス6861 無借金・直販の圧倒的な収益力は本物だが、中国依存と高い倍率の持続力が10年後の本質価値を左右する 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 大真空6962 水晶の世界大手だが、薄い利益に重い借金。新型のArkhが実を結ぶまで、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 日清紡ホールディングス3105 日清紡HDは無線・通信が稼ぎ頭の会社に変わりつつあるが、稼ぐ力の弱さと不動産の先細りが10年の価値を押し下げる 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 村田製作所6981 MLCC世界シェア4割、AIサーバー・車載電動化が追い風だが、ROE1割強の本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 サン電子6736 利益の大半は米上場Cellebrite株の持分から来る。10年後を利益で測ると、本質価値は今の時価総額を半分ほど下回る(割高) 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社シキノハイテック6614 半導体の検査装置と LSI 設計受託の小さな会社。利益が出ていない今の値段は、先の成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ヤーマン6630 美顔器のヒットで膨らみ、中国の規制でしぼんだ会社。現金は厚いが、計画の回復は先走りで、値段は割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 レーザーテック6920 EUVマスク検査を世界独占する一点突破の優良企業、株価は独占の継続を前提に組まれている 本質価値との差 −50.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 湖北工業6524 海底ケーブル用光部品と電解コンデンサ用リード端子で世界首位。事業は強いが、今の値段は好況の利益が続く前提で、本質価値の2倍を大きく超える 本質価値との差 −51.2% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 アドバンテスト6857 HBM・AIテストの覇者だが、株価はすでに10年分の超成長を前払いしている 本質価値との差 −51.6% · 10 年 割高(年 −1.1%) 割高 太陽誘電6976 コンデンサ世界3位。AIサーバー需要で株価は1年で8倍になったが、利益率とROEの低さを映すと、今の値段は積みすぎ 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 アオイ電子6832 後工程受託の老舗が、自己資本に迫る400億円規模を先端パッケージに賭ける。当たっても倍率は伸びず、割高と見る 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 メイコー6787 車載基板の首位級が AI・衛星向けに 2,100 億円を投じる賭け。成長は本物だが、借金と循環を負った値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 ローム6963 SiC減損からの復活途上。EV減速と中国の値下げの中で東芝・三菱電機との連合がもうひとつの本質価値を左右する 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 FDK6955 富士通から台湾の SILITECH へ親会社が替わった電池メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、10年では割高と見る 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 イビデン4062 AI 向け基板の主役だが、今の値段は世界の AI 個数が 8 倍・シェア 4 割台維持という楽観の先まで織り込む 本質価値との差 −55.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 精工技研6834 AI向け光コネクタの設備特需で稼ぐ会社。ただ利益の多くは山の上で、今の値段は先を織り込みすぎだ 本質価値との差 −58.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ユー・エム・シー・エレクトロニクス6615 1,000 億円を作って利益は 1% 台。重い借入と優先株の下で、普通株の取り分は薄く割高だ 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −0.6%) 割高 ルネサスエレクトロニクス6723 車載マイコン世界首位の座は競合に奪われたが、AIインフラとAltiumの組み合わせが次の10年の本質価値を決める 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ジオマテック株式会社6907 ディスプレイと半導体向けの薄膜加工。9 期の赤字から戻ったが、山谷が激しく客先も偏る。今の値段は回復の続きを織り込みすぎで、割高と見る 本質価値との差 −64.1% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ザインエレクトロニクス6769 高速伝送チップの小さな設計会社。現金は厚いが本業は赤字が続き、時価総額は現金を上回る分だけ割高に見える 本質価値との差 −66.9% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 リバーエレテック6666 超小型の水晶部品の専業。新製品に夢はあるが、12年の大半が赤字で借金も重い。今の値段は会社の計画の達成をほぼ織り込む 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 岡谷電機産業6926 ノイズ対策部品の老舗だが2期続けて17億円の営業赤字。立て直しても資本コストに届く稼ぎは見えず、今の値段は高い 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 原田工業6904 車載アンテナの専業。足元の利益は戻ったが、税と金利を引くと残る利益は薄く、今の値段は回復を先取りしすぎている 本質価値との差 −67.8% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 インスペック6656 AI 向けパッケージ基板の検査装置を手がける秋田の小さな装置会社。技術は本物だが、受注の山谷が深く、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 多摩川ホールディングス6838 高周波部品と売電の小さな会社。足元の増益は評価益が大半で、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高いとみる 本質価値との差 −73.8% · 10 年 割高(年 −5.1%) 割高 オプトエレクトロニクス6664 小さなバーコード読み取り機の老舗。エイサーの傘下で出直すが、赤字が続き稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 トミタ電機6898 鳥取のフェライトコアの小さな会社。現金と土地は厚いが本業は10年余り赤字がちで、今の値段は稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −82.6% · 10 年 割高(年 −8.9%) 割高 QDレーザ6613 量子ドットレーザは本物の技術だが、売上14億円の会社に800億円超の値は、まだ来ない成功を先に払いすぎている 本質価値との差 −84.6% · 10 年 割高(年 −10.3%) 割高 ぷらっとホーム6836 Linuxの小型サーバーで細く稼ぐ老舗。18期続いた赤字をやっと抜けた段階で、今の時価総額は利益の200倍を超える 本質価値との差 −87.9% · 10 年 割高(年 −12.6%) 割高 TBグループ6775 LED 表示機と電子レジの小さなメーカー。19 期連続の営業赤字で、稼ぐ力は時価総額の裏づけにならない 本質価値との差 −89.0% · 10 年 割高(年 −10.7%) 割高 ジャパンディスプレイ6740 12 期連続赤字の中小型パネル会社。いちごの新株予約権で株数が約 1.7 倍に増え、10 年後に既存株主へ残る取り分は今の時価総額に遠く届かない 本質価値との差 −93.2% · 10 年 割高(年 −15.2%) 割高 大黒屋ホールディングス6993 ブランド品の買取と質屋の老舗。ファンド傘下で再建に入ったが、10年の稼ぐ力で測ると本質価値は今の時価総額を大きく下回る(割高) 本質価値との差 −93.6% · 10 年 割高(年 −16.2%) 割高 JNグループ6634 暗号資産の取引所と消耗品の卸、電子書籍を束ねた小さな持株会社。赤字と借金が重く、今の値段は事業の稼ぎでは説明できない 本質価値との差 −96.3% · 10 年 割高(年 −19.5%) 割高 ウインテスト6721 売上4億円に対し赤字12億円、資金は新株の発行頼みの半導体検査装置会社。時価総額116億円は事業の実績から大きく離れている 本質価値との差 −99.6% · 10 年 割高(年 −36.4%)

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読んだ資料

  1. メガチップス 有価証券報告書(第36期、2026年6月)
  2. メガチップス 2027年3月期第1四半期 決算説明資料(2026年8月)
  3. 任天堂 2026年3月期決算(gamebiz)
  4. SEC EDGAR MegaChips Form 4(2026-05-14 売却、残 3,020,000 株)

分析日 2026-10-16