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ヤギ 7460

TATRASの成長と資産圧縮が価値を押し上げる。ただし、繊維卸の薄い利幅を補うブランド投資には慎重さが要る

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,025 円493 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-11-02)1,713 円417 億円差 +18.2%
10 年後から見ると やや割安 価値 2,025 円493 億円 · 差 +18.2% · 期待の年率 +10.2%
期待の年率リターン(10 年)+10.2%資本コスト比 +2.2 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約1.3%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

ヤギは、繊維原料から衣料品の企画・生産、TATRASなどのブランド販売までを扱う繊維専門商社である。筆者の結論は「やや割安」だ。伝統的な卸売には深い堀がないものの、ブランドの収益拡大、政策保有株式の売却、株主還元の強化が同時に進み始めた。10年の期待価値は保有株式と賃貸不動産の調整後で約480億円となり、基準時価総額402億円を約20%上回る。ただし、割安幅の大半は経営が資本の使い道を変え続けることを条件としている。

直近の利益改善は単なる物価上昇ではない。売上高がかつての1,100億円台から859億円に縮む一方、営業利益は42億円まで伸びた。低採算取引の整理と、アパレルの製品提案、TATRASの販売が利益率を変えた。ところが、衣料品は流行と気温に大きく左右され、海外調達先の変更も難しくない。直近の4.9%という営業利益率が全社の新しい永久水準と断言するのは早い。

会社は2029年3月期の売上960億円、経常利益60億円、ROE10%を約束した。株主への利益還元も従来より具体的になり、資産をため込む会社から稼いで戻す会社への転換が本物かが焦点である。中立ではブランドが成長しても全社の競争が残るため、2036年の利益率を急激には引き上げない。期待価値と市場価格の差は魅力だが、景気後退とブランド失速を同時に耐えられるほど厚い安全域ではない。

バリュー投資の観点から

長く持つ株主なら、まずこの会社が10年後にも顧客から選ばれる理由を探す。素材を集めて渡す機能は必要でも、同じ仕様の品を安く調達できる商社は複数ある。商品を右から左へ流すだけの取引には高いのれん代を払えない。反対に、顧客がブランド名で指名し、値上げを受け入れるTATRASの売上には、単なる取扱高と違う価値がある。

しかし、ブランドの成功は永久保証ではない。ダウンが暖冬でも売れるか、年齢を重ねた顧客の後に新しい購入者がつくか、海外の直営・卸売店が利益を生むかを確かめる必要がある。店舗を増やすほど固定費が先に発生し、見た目の売上成長がオーナーの現金収入と逆行することがある。ブランド以外の卸売が稼ぐ薄い利幅は、この弱さを吸収する大きな余裕にはならない。

資本配分には改善の兆しがある。低収益の取引から距離を置き、政策保有株の縮減と自社株買いを示したことで、株主は利益の使い方を検証しやすくなった。一方、保有有価証券や不動産の評価益は、配当を生む営業利益と同じ倍率で二重に数えてはいけない。売却時の税、借入、株主へ届くまでの距離を考慮して別に評価すべきである。

現状の株価にはやや安全域があるが、それは成長の絵だけでなく、成長が止まったときの貸借対照表の回収可能性も確かめた後の判断だ。中期目標を達成しても、売掛金や在庫が膨らみ、還元を実行できなければ評価を引き下げる。所有したいのは売上の大きさではなく、残る利益を無駄なく株主に戻せる経営である。

何で稼ぐ会社か

収益の土台は三つの物の流れである。マテリアルは糸・織物・機能性素材を調達して国内外の製造業者に供給する。アパレルは顧客ブランド向けの企画、生地選定、縫製の委託管理から納品までを引き受ける。いずれも原料や完成品の売買が収益の中心で、人月単価で売るコンサルタントではない。仕入れ先の探索、納期管理、品質の確認に価値がある反面、大手顧客がそれらを自前で行えば粗利は薄くなる。

成長の中心はTATRASを含むブランド・リテールである。冬物の高価格帯ダウンを軸に、直営店、百貨店、卸売、自社の電子商取引を組み合わせる。企画と販路を握るため通常の衣料品卸より値段を決めやすい。2026年3月期のブランド・リテール売上は約133億円となり、会社が2029年へ向けて掲げるTATRAS国内売上140億円、海外17億円が成長の主要な道筋になる。NIKEの店舗を担うWINWIN YJVは成長投資先だが、持分法の合弁事業であり、店舗の取扱高を連結売上と取り違えてはいけない。

生活資材ではタオル、コットン、化粧品周辺素材などの小口商材を扱い、衣料と違う使用頻度で取引を分散する。不動産では保有する大阪・東京などの賃貸物件から賃料を得る。2026年3月期の開示区分はマテリアル、ライフスタイル、アパレル、ブランド・リテール、不動産の五つである。2027年以降の区分変更に合わせて、リテールの販売高と投資利益を重複させない。

開示上の各セグメント売上には内部取引が入り、五区分の合計は全社売上を上回る。また、区分ごとの利益には営業外項目が混じるため、全社営業利益との差は本社費と内部取引の調整で見る。数量の全社開示がないため、衣料は着数、素材は重量、ブランドは衣服換算の販売点数という推計を使う。数を確定できないこと自体が、この会社の予測に残る不確実性である。

優良さと弱いところ

ヤギの強みは、川上の素材調達から企画、縫製手配、納品、店頭販売までをつなぐ実務の積み重ねにある。衣料の品質不良や納期遅延は小売店にとって大きな損失であり、検品と調達網を使い慣れた商社には発注を維持する理由がある。しかし、その強みは特許や独占契約ではなく、他の繊維商社も似た機能を持つ。したがって、既存の素材・受託製品には高い価格決定力を認めにくい。

最も堀に近いのはTATRASという消費者が指名して選ぶブランドである。ダウンの品質、デザイン、直営店と電子商取引の体験が積み重なれば、同じ機能の衣服との単純な価格競争を避けられる。会社は国内販売と海外販路を広げているが、冬物に偏る商品構成や流行の変化はブランドの経済的な寿命を短くしうる。解約率や長期の値上げ定着率のような堀の定量的証明は開示されていない。全社を強い堀の会社として扱わない理由である。

過去のROEは長く5%前後にとどまったが、直近は7.8%へ改善した。自己資本比率は56.6%で純有利子負債も約31億円と小さく、資金繰りの逼迫は見えない。一方、利益が積み上がって資本が厚くなるほど、低利回りの卸売へ再投資し続けるならROEは再び下がる。ブランド成長と還元の両輪が必要である。

株主にとって大切なのは利益額だけでなく利益の現金化である。売掛金や在庫の積み上がり、冬物の売れ残り、出店費用を差し引いた後に、継続的な配当と買い戻しへ回せるかを重視する。直近の改善を全面的に信じることも、昔の低収益だけで固定的に評価することも避けたい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

日本の衣料品市場は人口の減少と衣服の長期使用に直面する成熟市場である。矢野経済研究所の国内アパレル小売市場調査では2024年の市場規模が約8.5兆円で、名目市場が伸びても実質の購入点数が伸びるとは限らない。業界調査による2025年の国内衣料品供給は約37億着で、輸入品の比率が高い。衣料の製品原価には原材料、縫製、物流費が入り、物価が年3%上がる世界でも小売側がすべてを値上げできるわけではない。

競争相手はモリリン、瀧定名古屋、蝶理などの繊維専門商社や総合商社系の事業部であり、アパレル顧客は自社調達と複数社への分散発注も選べる。各社が開示する繊維関連売上には素材、委託製品、小売、海外取引が混在するため、分母を統一したヤギの市場シェアは算定できない。衣料品の供給着数と同社の推定納品着数を比べた約0.5%も、国内向け製品だけを厳密に抽出したシェアではない。シェアが少し変わるだけで、薄い利幅の業績には大きく響く。

素材では海外生産と三国間貿易の拡大が見込まれるものの、顧客が商社を通さず発注できる仕組みも進む。生活資材はタオルと化粧品用品の需要が安定的な反面、異なる市場を一つにまとめた総市場規模はなく、個別商品の棚取りで競争する。ブランドではTATRASがカナダグース、モンクレール、ヘルノ、デュベティカなど高価格帯外衣と競い合う。国内の高価格品市場は訪日客や所得上位層にも支えられるが、流行、暖冬、為替と観光消費に敏感である。

10年間の中心は、成熟した素材・衣料市場の数量が微減し、商品の名目単価はおおむね物価に沿って上がる姿である。TATRASだけは販路と海外展開により数量を増やせる可能性があり、その成否が全社の構造を左右する。中国・東南アジアの縫製集積が変われば納期と原価が揺れるため、150円の固定為替前提でも競争は消えない。

資本政策と M&A

資本政策はこの会社を評価し直す最大の理由である。2026年5月公表の中期経営計画2029は、2029年3月期に売上高960億円、経常利益60億円、親会社株主帰属利益47億円、ROE10%、PBR1倍超を掲げた。2034年を視野に入れた長期目標はROE12%である。会社は従来より明確に資本効率を経営の約束へ移した。

還元では配当性向40%以上、総還元性向70%を目安とし、中計3年間の配当総額50億円と自社株取得40億円を掲げる。政策保有株式の売却は20〜30億円を計画し、成長投資と株主還元に振り向ける構えだ。2026年には株式分割や自己株式の消却、追加の買い戻しを実行・発表している。運用面では増配と自社株買いの実績があるものの、過去5年を通じて純利益の半分以上を恒常的に戻したとはまだいえない。余剰資産の株主への実現率は慎重に見る。

ブランドの店舗網と海外販売、NIKE関連合弁の店舗拡大には投資が要る。中期計画はTATRASの販路拡大とアパレルの物流・企画力に資金を回すが、販売高が伸びても利益が残らなければ意味はない。経営側の取得・売却判断を問うべきなのは今後の数年である。買収や完全子会社化による非公開化は本分析の前提にせず、政策保有株を売った金額は事業の儲けとして重ねていない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

繊維卸という名前から想像される会社と、現在のヤギは違い始めている。2022年3月期から2026年3月期にかけて連結売上は小幅の回復にとどまったが、営業利益は11億円から42億円に増えた。これは売上だけを追う低採算商社から、企画の付加価値と自社ブランドの利益を取り込む企業への転換を示している。アパレル事業の製品提案には取引先の品質・納期管理が組み込まれ、TATRASは消費者が直接指定して買う商品だ。価格決定力の違う事業を同じ卸売業の目線で一括評価するべきではない。

TATRASの国内売上目標は2029年3月期140億円で、海外17億円と次のブランドの育成も予定されている。ブランドの数量が10年で増えれば、素材とアパレルが物価並みにしか伸びなくても全社の利益構造は変わる。NIKEの合弁店舗には売上の総額が連結に入らない難しさがあるが、運営実績が積み上がれば持分法利益という別の稼ぎも育つ。独自の生産管理と電子商取引を組み合わせれば、粗利率を保ちながら海外展開を進められる。

さらに政策保有株式と賃貸不動産には事業利益と別に残る価値がある。会社は中期の自社株取得40億円と総還元性向70%目安を公表した。単に株価が安いからではなく、稼ぎ方と現金の返し方がともに改善する企業である。持ち合いを整理して資本効率を上げれば、10年後の利益は本業から増え、途中の株主還元も従来とは異なる水準で期待できる。

慎重な見方

直近の利益率が過去10年の最高水準であることは、むしろ警戒材料にもなる。長い期間のROE中央値は5%にも届かず、素材とアパレルの数量は日本の人口減少や衣料の節約志向と無縁ではない。中国や東南アジアの取引先が価格や納期を直接競争させれば、長年の取引関係だけで粗利を守るのは難しい。製品企画の書類仕事や発注管理はAIによって効率化され、顧客企業が商社を挟む理由も一部薄れる。

TATRASのブランド力も、長年の値上げ実績や顧客再購入率が詳細に開示されているわけではない。冬物への依存は暖冬や消費マインド悪化に弱い。新しい店舗と海外販路の拡大が先に家賃、人件費、販促費を膨らませる可能性がある。2027年3月期第1四半期にはブランドの売上が増えても先行費用で損失が出ており、増収が利益につながるまで時間がかかることを示した。2029年のTATRAS計画は目標であって、現在確実に実現した利益ではない。

保有株式には含み益があっても、全額が少数株主に戻るとは限らない。売却が遅れたり、新規ブランド買収や出店に再投資されたりすれば、資産の回収には時間がかかる。持ち合い株の時価と賃貸物件の価値をそのまま株主価値とするのも危険だ。借入と売却税を引き、政策保有株の取引関係を失う副作用も考える必要がある。高いROEの継続にはブランド成功と資産圧縮の両方が要り、いずれかが失敗すれば見かけほどの安全域は残らない。

どちらに重みを置いたか

ブランドの実績改善と資本政策の具体化を評価するが、目標をそのまま10年間延長することはできない。上側の確率を30%、下側を36%とし、冬物ブランドの需要変動、直近の利益率が高水準にあること、海外とNIKE合弁の実行リスクから慎重側に少し寄せた。一方、政策保有株と賃貸不動産の回収可能性、実行済みの増配・買い戻しは下支えとなる。期待価値は時価総額を約20%上回るが、資本政策の後退やブランドの採算悪化があれば、その差は容易に消える。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 2,821 円687 億円(+ 還元の換算額還元の合計 1,055 円257 億円)。 今の値に割り戻すと 2,025 円493 億円、今との差 +18.2%、 期待の年率 +10.2%(資本コスト 8.0%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 10% 6,129 円1,493 億円 1,806 円440 億円 +363.2% +20.0% 793 円193 億円
やや楽観 20% 4,204 円1,024 億円 1,535 円374 億円 +235.0% +15.7% 1,148 円280 億円
中立 34% 2,734 円666 億円 1,202 円293 億円 +129.8% +10.7% 1,338 円326 億円
やや悲観 24% 1,519 円370 億円 583 円142 億円 +22.7% +2.4% 504 円123 億円
悲観 12% 614 円150 億円 156 円38 億円 −55.1% −8.4% 92 円23 億円
加重平均100% 2,821 円687 億円1,055 円257 億円 +126.3% +10.2% 3,876 円945 億円

今の株価時価総額 1,713 円417 億円(2026-11-02)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 10% TATRASの国際展開が成功し、資本効率も定着 利益 100 億円 · PER 14.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 6,129 円1,493 億円

TATRASが日本以外でも定番ブランドとして認知され、価格を上げながら販売点数を大きく増やす。国内の直営店と自社ECに加え、アジア・欧州向けの卸売が伸び、次のブランドも小さな収益の柱に育つ。ブランド部門には新たな店舗投資が要るが、既存店売上が固定費を吸収し、営業利益が急拡大する。衣料品の数量は日本国内の市場より強く、独自企画と調達管理によって顧客の発注を取り込む。

素材では海外販売の拡大が国内の数量減を上回り、機能性素材の需要が収益を下支えする。WINWIN YJVのNIKE店舗運営は当初の投資負担を超えて持分法利益を生み、取扱高を連結売上に混同しないまま株主の利益に寄与する。経営は持ち合い株を処分し、買い戻しも着実に実行する。競合との差は主にブランドと製品企画に生まれ、全社の利益率は高いが独占的ではない。

  • マテリアル(繊維原料・生地):数量 22,500(取扱繊維原料・生地の重量換算(トン、推定))× 価格 0.02(重量換算1トン当たり受取売上(億円、名目))→ 売上 428 億円・営業利益 16 億円。海外機能性素材販路が拡大し重量は現状比25%増
  • ライフスタイル(タオル・生活資材):数量 15,000,000(タオル・衛生小物などの個数換算(個、推定))× 価格 0.00(個数換算1個当たり受取売上(億円、名目))→ 売上 90 億円・営業利益 10 億円。消耗小物の定番化で数量25%増
  • アパレル(OEM・ODM製品):数量 24,000,000(衣服の納品枚数・着数換算(着、推定))× 価格 0.00(衣服1着当たりの平均卸売売上(億円、名目))→ 売上 768 億円・営業利益 73 億円。企画差別化と顧客開拓で着数20%増
  • ブランド・リテール(TATRAS等):数量 580,000(TATRASその他の衣服販売点数換算(点、推定))× 価格 0.00(1点当たりグループ売上(億円、名目、卸と直販の混合))→ 売上 464 億円・営業利益 102 億円。TATRAS海外拡大と次ブランド育成で販売点数2.32倍
  • 不動産(賃貸等):数量 12,800(賃貸可能な延べ面積換算(㎡、推定))× 価格 0.00(1㎡・1年当たり賃料収入(億円、名目))→ 売上 15 億円・営業利益 6 億円。稼働改善、賃料はインフレ以上に上昇

倍率:余剰現金・有価証券・賃貸不動産の収益を除いた事業純利益約95.1億円、対応する事業自己資本約593.6億円でROE約16.0%。k8%、堀normalで超過ROEの残存を半分とみるRONIC約12.0%、g_long2.5%から正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)≈14.4倍。入力時価総額は全社純利益100億円×14.4倍=1,440億円とする。政策保有株式の受取配当と賃貸不動産の損益を除外し、対応する税後資産価値を加算する処理は最上位のholdings・rentalによって計算側で別途行うため、mcap_okuに手動加算しない。

確率:国内140億円という中計のTATRAS目標の達成に加え、海外でのブランド定着と株主還元の継続成功まで要るため10%とする。

やや楽観 20% ブランドが成長し計画を上回る 利益 70 億円 · PER 13.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 4,204 円1,024 億円

中期経営計画2029のブランド販売目標をおおむね達成し、2030年代も直営店と自社ECの接点を増やす。海外売上の比率が上がって冬物衣料の生産量が増え、売上の伸びを上回ってブランドの利益が増える。独自のデザインだけでなく、商品を適時に届ける製造管理が評価され、春夏の商材も収益に寄与する。

アパレルは国内の服の供給点数が減る中でも得意先を乗り換え需要から獲得する。マテリアルでは機能性素材と海外での三国間取引が国内縮小を補い、生活資材ではタオル以外の消耗品が伸びる。NIKE合弁店舗は売上の総額ではなく持分法投資の利益として徐々に成果が出る。大型買収は行わず、配当と自社株買いを続ける。優良さはTATRASを中心に増すが、素材・製品卸全体の値決め力は競合との価格交渉に制約される。

  • マテリアル(繊維原料・生地):数量 20,500(取扱繊維原料・生地の重量換算(トン、推定))× 価格 0.02(重量換算1トン当たり受取売上(億円、名目))→ 売上 385 億円・営業利益 13 億円。海外売上拡大で数量14%増
  • ライフスタイル(タオル・生活資材):数量 13,000,000(タオル・衛生小物などの個数換算(個、推定))× 価格 0.00(個数換算1個当たり受取売上(億円、名目))→ 売上 73 億円・営業利益 7 億円。機能性・衛生小物の棚を獲得
  • アパレル(OEM・ODM製品):数量 21,000,000(衣服の納品枚数・着数換算(着、推定))× 価格 0.00(衣服1着当たりの平均卸売売上(億円、名目))→ 売上 641 億円・営業利益 54 億円。高付加価値ODMにより着数5%増
  • ブランド・リテール(TATRAS等):数量 420,000(TATRASその他の衣服販売点数換算(点、推定))× 価格 0.00(1点当たりグループ売上(億円、名目、卸と直販の混合))→ 売上 311 億円・営業利益 62 億円。販売点数1.68倍、単価は物価やや上
  • 不動産(賃貸等):数量 11,500(賃貸可能な延べ面積換算(㎡、推定))× 価格 0.00(1㎡・1年当たり賃料収入(億円、名目))→ 売上 13 億円・営業利益 5 億円。賃料改定はおおむね物価に沿う

倍率:保有株受取配当と不動産賃貸損益の税後計約4.9億円を除いた事業純利益65.1億円、事業自己資本約509.6億円、ROE約12.8%。k8%、normalの残存割合1/2からRONIC約10.4%、g2.5%、正当化PER≈13.81倍をそのまま用いる。入力時価総額は全社純利益70億円×13.81倍=966.7億円とする。政策保有株式と賃貸不動産の税後回収可能価値への再評価はholdings・rentalの処理に任せ、ここでは事業価値への手動加算を行わない。

確率:すでに確認できるTATRASの国内販売、顧客への製品提案強化が続けば現実的な上振れだが、海外拡大と出店採算の定着にはなお時間がかかるため20%。

中立 34% 繊維卸は低成長、TATRASで着実に稼ぐ 利益 47 億円 · PER 12.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 2,734 円666 億円

国内の衣料品供給は人口減少と節約志向で少しずつ縮み、ヤギの素材・アパレル数量もやや減る。単価は物価上昇と付加価値素材への転換で上がるが、小売顧客との交渉により一部を吸収する。主力のアパレルは国内物流の効率化と高採算製品への絞り込みで、一定の利益率を維持する。出店と海外販売を続けるTATRASは衣料の販売点数を増やし、全社で最も高い伸びを担う。

会社は2029年の業績目標に挑戦するが、その完全な達成と維持までは中立に織り込まない。2030年代にはブランド成熟による伸びの鈍化と店舗費用が現れる。NIKEの合弁は拡大しても全部の店舗売上が連結の販売高となるわけではなく、持分法利益を純利益に限って織り込む。買収による大きな上乗せは採用せず、政策保有株の処分、適度な配当、自社株買いを続ける。結果として、将来も求められる商社だが、強い堀を持つ会社へ全面的に変わるわけではない。

  • マテリアル(繊維原料・生地):数量 17,200(取扱繊維原料・生地の重量換算(トン、推定))× 価格 0.02(重量換算1トン当たり受取売上(億円、名目))→ 売上 316 億円・営業利益 9 億円。国内縮小で実質数量4.4%減、単価は物価並み
  • ライフスタイル(タオル・生活資材):数量 11,700,000(タオル・衛生小物などの個数換算(個、推定))× 価格 0.00(個数換算1個当たり受取売上(億円、名目))→ 売上 64 億円・営業利益 6 億円。数量2.5%減、価格は物価相当
  • アパレル(OEM・ODM製品):数量 19,000,000(衣服の納品枚数・着数換算(着、推定))× 価格 0.00(衣服1着当たりの平均卸売売上(億円、名目))→ 売上 564 億円・営業利益 43 億円。顧客の内製化で数量5%減、単価1.34倍
  • ブランド・リテール(TATRAS等):数量 335,000(TATRASその他の衣服販売点数換算(点、推定))× 価格 0.00(1点当たりグループ売上(億円、名目、卸と直販の混合))→ 売上 241 億円・営業利益 42 億円。販売点数34%増、単価1.35倍
  • 不動産(賃貸等):数量 11,000(賃貸可能な延べ面積換算(㎡、推定))× 価格 0.00(1㎡・1年当たり賃料収入(億円、名目))→ 売上 12 億円・営業利益 4 億円。面積不変、賃料は物価相当

倍率:純利益47億円のうち配当・賃貸損益の税後約4.9億円を資産評価側に移し、事業純利益42.1億円、対応する事業自己資本約475.6億円でROE約8.85%。k8%、超過ROEの残存1/2、RONIC約8.43%、g_long2.5%より正当化PER≈12.79倍。入力時価総額は全社純利益47億円×12.79倍=601.13億円とする。政策保有株式の配当と賃貸不動産の利益を除き、税後資産価値を加算する処理はholdings・rentalの計算で別途実施するため、入力時価総額には手動で加えない。

確率:国内衣料品の実質数量の減少とブランドの販路拡大が併存する最も説明しやすい進路。計画の一部は達成するがROE10%を10年維持するとは見ず、34%。

やや悲観 24% 衣料数量が減り、ブランド投資の回収が遅れる 利益 20 億円 · PER 12.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1,519 円370 億円

冬物衣料の市場が暖冬と消費者の節約で伸びず、TATRASの直営店は維持できても既存店売上が停滞する。新規店舗の損益分岐点到達が遅れ、ブランド部門の利益率が下がる。素材の海外販路開拓も顧客の価格競争に阻まれ、アパレルでは製品の仕様作成や発注管理を小売側が内製化する。縫製品の数量が減る一方、価格は必要な原価上昇の一部しか転嫁できない。

利益に見合わないブランド拡大や買収を経営が手控え、販管費と店舗運営を縮小するため、営業赤字へは落ちない。NIKE合弁の店舗増加は一時的に遅くなり、2029年の総還元性向目安は利益減少を受けて規模が小さくなる。売れる株式や一部の不動産は持ち直しの資金に充て、少数株主へ戻る割合が減る。品質管理や調達網は残るものの、ブランド以外は買い手の交渉力に押され、資本効率が下がる。

  • マテリアル(繊維原料・生地):数量 14,200(取扱繊維原料・生地の重量換算(トン、推定))× 価格 0.02(重量換算1トン当たり受取売上(億円、名目))→ 売上 241 億円・営業利益 6 億円。顧客減により数量21%減、値上げ不完全
  • ライフスタイル(タオル・生活資材):数量 9,300,000(タオル・衛生小物などの個数換算(個、推定))× 価格 0.00(個数換算1個当たり受取売上(億円、名目))→ 売上 47 億円・営業利益 4 億円。取扱量22.5%減、単価は物価未達
  • アパレル(OEM・ODM製品):数量 16,000,000(衣服の納品枚数・着数換算(着、推定))× 価格 0.00(衣服1着当たりの平均卸売売上(億円、名目))→ 売上 432 億円・営業利益 26 億円。顧客が調達を内製化し着数20%減
  • ブランド・リテール(TATRAS等):数量 255,000(TATRASその他の衣服販売点数換算(点、推定))× 価格 0.00(1点当たりグループ売上(億円、名目、卸と直販の混合))→ 売上 161 億円・営業利益 19 億円。暖冬・販路投資失敗で数量は横ばい近辺
  • 不動産(賃貸等):数量 10,100(賃貸可能な延べ面積換算(㎡、推定))× 価格 0.00(1㎡・1年当たり賃料収入(億円、名目))→ 売上 10 億円・営業利益 3 億円。空室増とテナント交渉で賃料上昇鈍化

倍率:2036年のROEは20÷609=3.3%と資本コスト8%を大幅に下回る。成長による価値上乗せを禁じた上限1/k=12.5倍より低いPER12.0倍で、稼ぐ力20×12=240億円。保有株の売却代金は不振事業の資金・閉店費・還元に消費されるため、楽観側に加える不動産・政策株の再評価額を別に重ねない。想定した税後回収可能資産床は概ね200億円で稼ぐ力が上回る。

確率:ブランドの店舗先行費用や小売顧客の内製化が既に見えるため、通常の循環悪化より高い24%。販路が残り事業継続する可能性は高い。

悲観 12% 顧客に商社機能を奪われ、ブランドも後退 利益 −16 億円 · PBR 0.3 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 614 円150 億円

海外工場と国内小売企業が直接取引を増やし、ヤギの素材・製品取扱量が大きく減る。設計情報の共有、発注、検品書類の自動化が進む一方、ヤギが独自に担う機能の割合は縮む。価格交渉力を失い、物価が上昇しても販売単価を十分には上げられない。衣料品の数量も減り、店舗への納品額が大きく縮小する。TATRASは暖冬と流行の変化でブランドの指名買いが弱まり、返品や在庫処分の負担が増す。

投資してきた海外店舗や合弁が利益を回収できず、減損とリストラ費用が発生する。素材調達の経験は残るものの、競合と顧客に主導権を握られ、元の利益率には戻らない。経営は配当と自社株買いを大幅に削減し、一部物件や政策保有株を換金して赤字を補填する。10年の後半は損失が続き、総額の純資産も減る。これは一時的な景気後退ではなく、競争上の地位を失った会社として、生き残る資産から価値を見直す筋書きである。

  • マテリアル(繊維原料・生地):数量 9,000(取扱繊維原料・生地の重量換算(トン、推定))× 価格 0.02(重量換算1トン当たり受取売上(億円、名目))→ 売上 140 億円・営業利益 1 億円。主要顧客離脱、数量半減
  • ライフスタイル(タオル・生活資材):数量 7,000,000(タオル・衛生小物などの個数換算(個、推定))× 価格 0.00(個数換算1個当たり受取売上(億円、名目))→ 売上 32 億円・営業利益 0 億円。商材整理、数量4割超減
  • アパレル(OEM・ODM製品):数量 12,500,000(衣服の納品枚数・着数換算(着、推定))× 価格 0.00(衣服1着当たりの平均卸売売上(億円、名目))→ 売上 263 億円・営業利益 5 億円。数量38%減、価格も一部下落
  • ブランド・リテール(TATRAS等):数量 120,000(TATRASその他の衣服販売点数換算(点、推定))× 価格 0.00(1点当たりグループ売上(億円、名目、卸と直販の混合))→ 売上 60 億円・営業利益 −4 億円。TATRASの需要後退で数量半減
  • 不動産(賃貸等):数量 8,500(賃貸可能な延べ面積換算(㎡、推定))× 価格 0.00(1㎡・1年当たり賃料収入(億円、名目))→ 売上 8 億円・営業利益 1 億円。賃貸稼働減・空室率上昇で採算悪化

倍率:2036年純利益は赤字で永久利益へのPERを使えない。床は今ある現預金・回収できる売掛金・換金可能な棚卸品・上場株・賃貸資産から借入、仕入債務、税、解約・撤退費を差し引いた約100億円。見込み時価総額149.6億円は2026年自己資本467.5億円に対してPBR0.32倍に相当し、これは市場の過去の底ではなく回収可能資産約100億円と残存する商社の小さな営業権から判断した値である。2036年自己資本415.5億円には掛けない。

確率:衣料調達の顧客内製化とTATRASの需要後退が同時に進み、長期赤字に陥る複合的な構造敗北である。発生可能性は低いが、薄利卸と暖冬依存の強さから12%を割り当てる。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

マテリアル(繊維原料・生地)

糸・繊維原料・機能性素材の内外取引。国内外の衣料メーカーと産業資材向けに供給する。

数量取扱繊維原料・生地の重量換算(トン、推定)価格重量換算1トン当たり受取売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 18,000 0.01 247 6
10 年後 中立 17,200 0.02 316 9

取り方:2026年3月期有報のマテリアル売上247.25億円、セグメント利益5.89億円を採用。重量の全社開示はなく、糸・生地・機能性素材の構成差を含む1.8万トン相当を仮の取扱重量として逆算し、単価は約137万円/トンとした。繊維メーカー・商社全体の統一されたトン建て分母がないため会社シェアの断定を避ける。推定値であり実際の出荷トン数ではない。

ライフスタイル(タオル・生活資材)

タオル、化粧用コットン、生活資材、ウェルネス製品。衣料以外の継続需要を取り込む。

数量タオル・衛生小物などの個数換算(個、推定)価格個数換算1個当たり受取売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 12,000,000 0.00 49 4
10 年後 中立 11,700,000 0.00 64 6

取り方:2026年3月期有報のライフスタイル売上49.13億円、セグメント利益4.43億円。タオル・コットン・衛生用品は異種製品なので1,200万個相当の代表品換算で試算し、平均409円程度の卸収入とした。国内タオル小売市場は参照市場の一部に過ぎず、49億円全額を割った数字を市場シェアとは呼ばない。

アパレル(OEM・ODM製品)

アパレル企業向けにデザイン提案、生地調達、製造委託、検品・納品を担う製品卸。

数量衣服の納品枚数・着数換算(着、推定)価格衣服1着当たりの平均卸売売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 20,000,000 0.00 443 35
10 年後 中立 19,000,000 0.00 564 43

取り方:有報のアパレル売上443.41億円、区分利益35.08億円を採用。全社納品着数の非開示を受け、2,000万着相当、卸売収入約2,217円/着と仮置き。国内衣料供給約37億着に対して換算0.5%ほどだが同社には海外向けや多品種が含まれ、数量と市場シェアの厳密な実測ではない。モリリン・瀧定名古屋・蝶理などの同業売上も取扱段階が異なり単純合算できない。

ブランド・リテール(TATRAS等)

TATRASなどの高価格帯衣料の直営・EC・卸売。WINWIN YJVのNIKE小売取扱高は直接の連結売上と区別する。

数量TATRASその他の衣服販売点数換算(点、推定)価格1点当たりグループ売上(億円、名目、卸と直販の混合)売上営業利益
今 2026/03 250,000 0.00 133 20
10 年後 中立 335,000 0.00 241 42

取り方:2026年3月期のブランド・リテール売上133.48億円、区分利益20.06億円。TATRAS国内113億円、海外12億円を含む。実売点数未開示のため25万点、平均グループ売上約5.34万円/点を推定。店頭価格より低い卸経由分、冬物と春夏物の混合を含む。TATRASは広い衣料市場の中のプレミアムなニッチであり、共通分母のブランド別シェアは非開示。WINWIN YJVのNIKE店舗GMVは売上に追加しない。

不動産(賃貸等)

保有する賃貸ビルなどからの賃料収入。簿価とは別に売却可能価値を持つ。

数量賃貸可能な延べ面積換算(㎡、推定)価格1㎡・1年当たり賃料収入(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 11,000 0.00 9 3
10 年後 中立 11,000 0.00 12 4

取り方:2026年3月期有報の不動産セグメント売上8.95億円、利益3.13億円を採用。複数物件と付随収入をまとめて延べ約1.1万㎡相当の代理数量に換算し、年約8.14万円/㎡の売上とした。賃貸等不動産注記の年間損益3.09億円、時価93.68億円、簿価16.71億円とは目的が異なる。面積は推定であり開示された個別物件の賃貸面積の合計と同一とは限らない。

リスクと懸念

TATRASの流行・暖冬と固定費

高価格帯ダウンは形・色・シルエットの流行、冬の気温、実質所得に左右される。直営店と海外販路を広げるほど家賃、人件費、宣伝費が先行し、売れ残りを値引きで処理すればブランドの値段そのものが損なわれる。新しいブランドがTATRASの採算を補えるとはまだいえず、販売点数と定価販売比率を同時に見る必要がある。

商社の中抜きとAIエージェント代替

マテリアル、アパレル、生活資材は物品売買であり、人月受託、SaaSの席課金、広告運用、情報販売に該当しない。したがってAIエージェント代替の専用数量削減表は直接適用しない。ただし、顧客がAIで仕様書・発注・見積比較・在庫照合を自動化すれば商社経由の必要性が下がる。これを中立の衣料数量減と長期成長率に反映し、資本コストへ重ねていない。

政策保有株・不動産の価値実現

上場株式の含み益と賃貸資産の時価は大きいが、取引先との関係を理由に売却が遅れる恐れがある。売れば税金が発生し、物件に借入が結び付いていれば残余価値も減る。株主への還元に回らず、新規店舗や低収益の買収へ使われるなら、貸借対照表の資産価値をそのまま投資家に帰属させられない。

原材料・人件費・円建て調達価格

綿花、合成繊維、織物、縫製、海上運賃が同時に高騰すると、納入先と決めた価格へ転嫁するまで利幅が縮む。基準のドル円は10年間150円で固定するが、海外の賃金や供給網の再配置まで一定にはならない。国際物流の混乱は数量と納期を同時に悪化させるため、売上の伸びだけで価値を判断できない。

合弁のGMVと利益の取り違え

WINWIN YJVのNIKE販売網には大きな拡大計画があるが、店舗の取扱高195億円という中期目標はヤギ連結の売上高195億円増を意味しない。出店数が3倍になっても、合弁先への利益配分や店舗投資が重くなれば親会社に入る持分法利益は小さい。出店件数と持分法損益、投下資本を照合する必要がある。

負債の借換え、売掛金と新リース会計

純有利子負債約31億円は小さいが、衣料商社の在庫と売掛金は運転資金を拘束し、取引先の信用不安に弱い。長期金利3%の前提では借換え費用が増え、店舗の賃料も固定の現金流出である。2028年3月期からの新リース会計基準によって貸借対照表の負債表示が増える可能性があり、利益・純負債の時系列比較には調整が要る。

今後の分かれ目

TATRASの国内販売が2029年3月期目標140億円に届き、海外17億円も達成したら
既存店と海外販路の販売点数を増やして評価し、ブランドの利益率が同時に上昇していればやや楽観の確率を高める。出店費用に対する回収年数を確認する。
TATRASの店舗数だけ増えて既存店売上と定価販売比率が低下したら
ブランドの数量成長と粗利率を引き下げ、減損や閉店費を加味してやや悲観・悲観の確率を上げる。
政策保有株式を中計期間に20~30億円売却し、自社株取得40億円を実行したら
余剰資産が株主へ戻る確度を引き上げ、excess_cash_returnの0.75を再評価する。売却益を本業利益として二重計上しない。
アパレルの納品着数が推計の中心より2割以上落ち、得意先の直接発注が広がったら
薄利の製品卸が構造的に縮むと判断し、10年数量を悲観側へ移す。営業利益率の低下もあわせて見直す。
NIKE関連合弁の店舗数が3倍になっても持分法利益が増えなかったら
店舗取扱高を親会社の売上と混同せず、成長投資の採算を下方修正する。新規出店を増やすことより投資回収を優先する。
全社の営業利益率が5%を超え、売掛金・在庫の回転も改善したら
商品構成の改善が会計上の利益だけでなく現金を増やしている証拠と捉え、中立の利益率とオーナー利益を上方修正する。

見ておくもの

  • 2029年3月期の売上960億円・経常利益60億円・当期純利益47億円・ROE10%の進捗
  • TATRAS国内販売113億円から140億円、海外12億円から17億円への推移と既存店採算
  • ブランドの直営・EC売上、値引き率、秋冬物の在庫と店舗当たり利益
  • 配当性向40%以上・総還元性向70%目安、自社株取得40億円の実行額
  • 政策保有株式20~30億円の縮減・含み益課税と賃貸不動産の売却・賃料収入
  • アパレルOEM/ODMの推定納品着数と営業利益率、主要顧客の内製化
  • WINWIN YJVのNIKE店舗数・GMVと持分法損益の差、投下資本利益率
  • 資金繰り、売掛金と棚卸資産の回転、借入金利、新リース基準での表示変更

倍率と資本コストの決め方

売値や現在のPERから逆算せず、五事業の現実の商品の重量・着数・個数・面積を代表数量として推定し、数量と単価の伸びから2036年の利益を出した。全社のセグメント利益は内部取引と本社費を調整し、直近の特殊に高い純利益対営業利益率を延長しない。資本コストは国債3%とリスクプレミアム4.5%、素材の弱い値決め力0.5%を加えた8%で、βと時価総額規模は使わない。PERは資産利息を除いた事業ROE・RONIC・長期成長率2.5%の式による上限で決めた。楽観から中立までの入力時価総額は、それぞれ純利益×PERの1440億円、966.7億円、601.13億円で統一した。政策保有株式と賃貸不動産はholdings・rentalによる計算側の調整に任せ、入力時価総額には手動で加算しない。悲観は過去のPBRの谷ではなく、負債と税を控除した資産の回収額を確認した。家賃は今と同様に営業費用扱いとし、新リース会計での見かけの負債増加と混同しない。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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機器販売の実需と純現金には価値がある。AI代替と大株主の資本配分を厳しく見ても長期価値は割安側 本質価値との差 +53.5% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 株式会社IDOM7599 中古車の「ガリバー」。薄利で在庫と借金が重いが、10 年の稼ぎに比べて今の値段はやや安い 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 株式会社グリムス3150 利益の6割は、国の支援と電気料金に乗る営業の稼ぎだ。純現金は厚いが、利益率は山に近い。 本質価値との差 +51.0% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 セフテック7464 厚い現金に比べて株価は低い。割安の中身は、値上げが定着するかどうかにかかっている 本質価値との差 +50.8% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 岡谷鋼機7485 持っている上場株が会社の値段を上回る独立系商社。稼ぎは堅く、還元の薄さが割安の理由で、筆者は今の値段を割安と見る 本質価値との差 +50.3% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 アークコア3384 販売先への集中と弱い価格決定力は難点だが、中古大型バイクの稼ぐ力と純現金を踏まえれば、長期価値には安全域がある 本質価値との差 +50.0% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 中央魚類8030 豊洲の水産大卸に冷蔵倉庫と不動産を併せ持つ。ROE は低いが、有価証券が安全域になり、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +49.8% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 トーホー8142 外食向け食材卸の国内首位。薄利でも回転が速く、本質価値は今の値段をわずかに上回る(適正) 本質価値との差 +49.3% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 三谷商事8066 純現金が時価総額の4割に達する福井の複合商社。稼ぐ力は堅いが、国内の数量は細り、値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 ダイコー通産7673 CATV・光回線の資材を四国から全国へ届ける堅実な卸。現金は厚いが戻りが細く、値段はほぼ本質価値どおり 本質価値との差 +47.7% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 第一実業8059 北米の電池装置特需で過去最高益を積んだが、一巡後の利益率と数量を考えると今の値段は適正圏にとどまる 本質価値との差 +46.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 初穂商事7425 建材配送の地域密着力と厚い現預金に価値がある。価格競争と資本効率低下は弱点だが、長期の本質価値には大きな安全域が残る 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 加賀電子8154 電子部品商社にEMSを抱える加賀電子。10年で見れば適正の水準だが、買収の出来と利益の振れが分かれ目 本質価値との差 +44.8% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 南陽7417 九州の建機と半導体向け産業機器を扱う小さな専門商社。純現金が時価総額の4割強あり、事業の値段は中立でほぼ適正と見る 本質価値との差 +43.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 進和7607 溶接・FA の技術商社で、手元の現金は時価総額の 6 割。自動車に偏る利益の波を織り込んでも、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +43.6% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 リックス7525 自社製品を持つ福岡の機械商社。稼ぐ力は資本コストを上回るが、10年で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +43.4% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 因幡電機産業株式会社9934 電設資材で首位の商社であり、空調配管部材のメーカーでもある。利益率は過去最高圏で、10年の価値は今の値段に近い 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 明治電機工業3388 トヨタ圏とオムロンに寄りかかるFA商社。現金は厚いが戻らない。10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 双日2768 ボーイング代理店・新興国自動車という隙間の強みを、時価総額の9割に達する純有利子負債が相殺。利益ベースでは今の値段がやや割高 本質価値との差 +42.3% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 タカチホ8225 観光土産の卸で食べる小さな会社。万博の山を差し引くと利益は横ばいで、今の値段は妥当な水準だ 本質価値との差 +41.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ビューティガレージ3180 美容サロンの仕入れを EC で握る成長会社。成長の実績は強いが、利益率は10年で上がらなかった。利益で測ると今の値段は適正 本質価値との差 +40.8% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 丸藤シートパイル8046 建設現場の土留め鋼材を貸し売りする老舗。利益は最高圏でも、厚い現金と資産に比べ今の値段は安く、やや割安 本質価値との差 +40.7% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 クリヤマホールディングス3355 北米のホース流通が稼ぎ頭だが、資本効率は資本コストに届かない。今の値段はやや割安 本質価値との差 +40.3% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 中央自動車工業8117 コーティング剤と検知器で稼ぐ高収益の隠れた製造業。ほぼ適正だが、新車の数と260億円の現金の使い道が分かれ目 本質価値との差 +39.4% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 テクノアルファ3089 パワー半導体のボンダー輸入と、防衛向け舶用機器の小さな商社。2025年の利益は特別な年だが、平均でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +38.0% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 ムサシ7521 選挙機器の独占と、時価総額並みの純現金。波が大きく、現金は戻りにくい。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 ソマール8152 電子材料に強い化学メーカー兼商社。純現金と売れる株が厚い一方、利益率の戻りと現金の滞留を織り込むと、10 年では適正圏 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 株式会社YUASA8074 薄利の卸で、10年先の利益は物価並みに伸びるだけ。純現金の厚みを見込んでも、今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ミタチ産業3321 車載中心の半導体商社。売上の約65%がデンソー向けで利益率は薄い。目先の利益は低く見えるが、中立でも今の値段を大きくは超えない 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 高見澤5283 長野発の電設資材と生コンの地域商社。電設の稼ぎは堅いが、配当は薄く、ためた利益が資本の効率を下げる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +15.0%) 割安 エコートレーディング7427 ペットフードの卸は需要が固いが、利幅は1%前後。安定と引き換えに、稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 明和産業8103 難燃剤の好調に支えられた堅実な専門商社。ROE は資本コストの少し上、値段は中立の価値に近いとみる 本質価値との差 +32.8% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 西川計測株式会社7500 横河電機の代理店として堅く稼ぐ技術商社。保有株と現金は厚いが、利益に混ざる分は別に数えず、本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 蝶理8014 財務は堅いが、東レが支配する薄利の商社である。値段は妥当に近く、安全域は厚くない 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 日本プリメックス2795 券売機や精算機の中の小さなプリンタを売る専門の会社。時価総額並みの現金を持ち、セルフ化の追い風もあるが、値段はほぼ見合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +10.7%) やや割安 OUGホールディングス8041 魚の流通を手数料と薄い差益で支える会社。今期の利益は養殖ブリの高値で膨らみ、10年の中心は今より細い 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 日本電計9908 計測器を中心に売る技術商社。10年の稼ぎで測ると今の値段はほぼ適正。運転資金の重さと景気の谷が、上にも下にも幅を生む 本質価値との差 +28.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 東海エレクトロニクス株式会社8071 名古屋の半導体・電子部品商社。ルネサスの代理店契約を失い売上は 3 割減ったが、現金が時価総額の 1.4 倍ある。事業の稼ぐ力は薄いが、現金の下支えがあり今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 オプティマスグループ9268 中古車の輸出屋が豪州のディーラーを買って5倍に膨らんだ。借金の重さに見合う稼ぎは、まだ出ていない 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 椿本興業8052 受注残と純現金は確かな支えだが、利益率5%の壁は厚く、利益で測ると今の値段はおおむね適正圏にある 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 カワサキ3045 稼ぎの 6 割は泉州の賃貸倉庫。服飾とホテルの赤字を抱え、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +27.4% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 イエローハット9882 整備と二輪の取り込みは本物だが、縮む国内市場の中で払える値段は今より少し上まで 本質価値との差 +26.1% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 佐藤商事8065 鉄鋼商社の顔をした電子材料の稼ぎ手。業績は絶好調だが、薄利と山の高さを考えると値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +12.2%) やや割安 ソーダニッカ8158 ソーダを軸にした中堅の化学品専門商社。本業の利益は薄く伸びるが、時価総額の半分強にあたる持ち合い株が資本の稼ぎを下げる。今の値段は妥当圏と見る 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 富士ユナイトホールディングス416A 石油卸の薄利と需要縮小を資源循環の成長で補えるか。買収の実行リスクは大きいが、現金と継続的な還元を含む価値は現在の時価総額を上回る 本質価値との差 +25.0% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ダイワボウホールディングス3107 国内 PC 卸の最大手。特需の山を越えた今、稼ぐ力は堅いが、10 年の値打ちは今の値段をやや下回る 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 フーディソン7114 魚ポチの調達網と物流基盤には長期価値がある。薄利と人材紹介の失速を織り込んでもやや割安だが、安全域はまだ厚くない 本質価値との差 +24.5% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 株式会社ドウシシャ7483 開発の仕組みは本物だが、過去最高の利益を前提にすれば値段はほぼ妥当。現金の半分は戻らない前提で数える 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 ケイティケイ3035 上場する唯一のリユーストナーの会社。現金は厚いが主力の紙の印刷は細り、値段はほぼ適正 本質価値との差 +23.8% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 白銅7637 半導体向けアルミの切断販売で稼ぐ堅実な素材商社。急回復の利益は織り込み済みで、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.7% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 都築電気株式会社8157 稼ぐ力は着実に上がったが、厚い現金を除けば値段はおおむね妥当で、割安と言い切れない 本質価値との差 +23.5% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 伊藤忠商事8001 非資源8割超の分散で5大商社トップを走るが、利益ベースの PER(10 年後の中立 15.2 倍)で測ると今の評価はほぼ妥当で、CITIC・情報・小売の伸びの先取りは小さくない 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 ジェコス9991 仮設鋼材の賃貸という堅い事業だが、稼ぐ力は資本コストをわずかに下回り、今の値段はやや割高側に見える 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 田中商事7619 首都圏の電気工事店を支える電材の卸。地味で堅いが、利益率は薄く資本の稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +21.8% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 GSIクレオス8101 売上の6割は薄利の繊維原料取引で、利益は衣料OEM・化学・ホビーが稼ぐ。伸びは物価並みで、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.7% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 兼松8020 五つの事業を束ねる安定した稼ぎ手だが、薄い利益率と資本コストを考えると、今の値段は適正で余裕はない 本質価値との差 +21.0% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 株式会社カナデン8081 三菱電機系の技術商社。厚い手元の現金が支えだが、薄利と仕入先への依存が重く、10年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 グリーンクロスホールディングス272A 工事現場を支える物流網とレンタル需要には持続力がある。借入増加と再投資負担を織り込んでも、現在の評価には一定の割安余地が残る 本質価値との差 +20.0% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 神鋼商事8075 神戸製鋼グループの薄利の商社。利益率が低く、利益のためる先も限られるため、今の値段は10年の価値に対してやや高い 本質価値との差 +19.7% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 オーハシテクニカ7628 独立系の自動車部品サプライヤー。現金は厚いが本業の稼ぎは車の生産台数に縛られ、価値は今の値段の近くにある 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 SPK7466 堅実な補修部品の卸だが、薄利で資本が溜まりやすく、今の値段はほぼ妥当で、上振れの余地は小さい 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 シップヘルスケアホールディングス3360 病院の裏方を担う医療物流の会社。事業は堅く資本効率も良いが、顧客の病院が苦しく、今の値段は本質価値とほぼ並ぶ 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 SHINKO7120 医療機器の現場保守には本物の強みがあるが、機器販売と人月業務の先細り、買収の不確実性を考えると、現状の株価には安全域が乏しい 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 デリカフーズホールディングス3392 外食向け野菜の国内最大手。利益は過去最高だが相場に振れる薄利の卸。値段は計算上やや安い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 ジオリーブグループ3157 合板・建材の中堅商社。利益率は1%台と薄く、買収で売上を伸ばす計画だが、住宅の縮小を買収の採算で埋められるかが価値を決める 本質価値との差 +18.4% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 稲畑産業8098 営業利益は過去最高でも、稼ぐ力は資本コストの近くにとどまる。今の株価はほぼ適正で、安全域は薄いと見る 本質価値との差 +18.0% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ダイトロン7609 データセンター電源と光デバイス装置が利益を押し上げる一方、10年の倍率は12倍台が上限で、今の値段はやや割高に見える 本質価値との差 +18.0% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 小野建7414 鋼材の在庫型の卸で、拠点の拡大が利益に結びついていない。借入が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 +18.0% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 日本ライフライン7575 心臓カテーテルの専門商社。高い利益率が武器だが、新方式への切り替えで来期は減益、今の値段は本質価値とほぼ並ぶ 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 トミタ8147 工作機械と工具の老舗の専門商社。北米が稼ぐが取り分は薄く、厚い現金は創業家の下で眠る 本質価値との差 +17.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 あらた2733 日用品卸の二番手。物流の効率化で稼ぎは保てるが、最大手に比べ利益率は薄い。今の値段は適正圏 本質価値との差 +17.2% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 アズワン7476 研究室の「何でも屋」は堅実な良い会社だが、安全域を取れるほど安くはない 本質価値との差 +17.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 加藤産業9869 利益率 1.5% の堅い食品卸。厚い現金と増配は魅力だが、成長は物価の分だけで、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 三信電気8150 ゲーム機向けが膨らんだ中堅の半導体商社。小さな高収益部門はあるが、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +16.7% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 ラクト・ジャパン3139 乳製品の専門商社。海外で伸びるが利ざやは薄く、借入も重い。今の値段は適正 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 神戸物産3038 節約需要に乗った強い本業。ただ追い風の一部は続かない前提で見ても、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 松田産業7456 金の値段に乗って稼ぎが跳ねた貴金属リサイクル会社。ただし資本をため込むほど ROE は下がり、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +15.4% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 橋本総業ホールディングス7570 管工機材の1次卸の最大手級。安定しているが利益率は薄く、アイナボとの統合で性格が変わりうる 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 ヤガミ7488 学校の理科室と医療・産業の小物機器で稼ぐ高採算企業。少子化は重いが、財務と配当は厚く、今の値段はやや割高 本質価値との差 +15.2% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三京化成8138 大阪の老舗の化学品商社。口銭は薄く、稼ぐ力は資本コストに届かない。純現金と持ち合い株の厚みが下を支え、値段はほぼ見合う 本質価値との差 +15.2% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 八洲電機3153 日立の特約店として工場・水道・鉄道の電気設備を請け負う会社。利益率の急上昇が続く前提は置けず、今の値段は中立の価値をやや上回る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社サンゲツ8130 壁紙の最大手で値上げが通る強みは本物だが、住宅の縮小が10年の利益を削り、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 豊田通商8015 利益の4分の1を稼ぐアフリカ事業と資本効率改革が評価の軸。利益ベースの PER(10 年後の中立 11.8 倍)で測ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 +14.7% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 石光商事2750 コーヒー高を値上げで転嫁して稼ぎは過去最高。ただ利益率は山の高さで、10年の中立では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ナ・デックス7435 自動車の溶接制御で首位級。純現金は時価総額の4割強あるが利益が薄く、北米の受注残を織り込んでも今の値段はほぼ妥当で、適正 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 阪和興業8078 鉄鋼商社の老舗は、利益の3分の2を国内鉄鋼に頼る。薄利と借金を考えると、今の値段に余裕はなく、やや割高と見る 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ハリマ共和物産株式会社7444 ドラッグストア向けの日用品卸。厚い自己資本と土地を持つが稼ぐ力は薄く、中立でも今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 アルテック9972 欧州の包装・印刷機械を輸入する専門商社と、ペットボトルの素材の製造。構造改革で黒字に戻るが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 ライオン事務器423A 長い販路と厚い現金は価値の土台。学校端末の更新特需をならしても、現値には小幅な安全域がある 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 杉本商事9932 創業 100 年の機械工具・測定機器の専門商社。無借金で還元にも熱心だが、利益の薄い卸に今の値段はやや高い 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ラサ商事3023 鉱物とポンプで稼ぐ堅実な技術商社。ただ利益の質に比べて、10年の見返りは今の値段に見合う程度にとどまる 本質価値との差 +12.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 大水7538 大阪の魚市場の大卸。利益率 1% 未満の薄い商売で、ROE は資本コストに届かず、今の値段はおおむね価値どおりかやや高い 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 バイク王&カンパニー3377 中古バイク買取の首位。相場で稼ぐ薄い商いで、値段はほぼ中立の筋書きどおり 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 レオクラン7681 病院の一括納入に、東海の心臓カテーテル卸を買い足して売上は倍。利益率は薄いが、手元の現金と高齢化の数量で値段にはおおむね見合う 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 大木ヘルスケアホールディングス3417 ドラッグストア向けの薄利の卸。小売の再編で利益率が崩れ、利益が戻る道筋は見えにくい 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 クロスプラス3320 縮む衣料卸を雑貨と小売で埋める会社。資本コストに届かない稼ぐ力と手元の資産で、今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 丸建リース9763 重仮設の貸し手として手堅いが、資本に対する利益が資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 アイナボホールディングス7539 無借金で純現金が時価総額の 7 割。事業は薄利で新築の減少が重く、統合の条件も未定のため、10 年の見立てはやや割高 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 クワザワホールディングス8104 北海道の建材商社。利益は薄いが、時価総額の 6 割強が現金。事業は現金の値段で買えるが、戻り方が弱く、評価は適正のやや上 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 スターゼン8043 肉を安く確かに運ぶ堅い会社だが、薄利と借金の厚みを考えると、今の値段は割高寄り 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 三洋貿易3176 6 年たっても営業利益は横ばい。新しい案件が実る前の今の値段は、やや割高と見る 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 円谷フィールズホールディングス2767 遊技機で稼ぐ会社にウルトラマンが乗る。だが利益の9割は縮む市場のヒット頼みで、10年で測るとやや割高 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 メタプラネット3350 価値のほぼ全部はビットコイン価格で決まる。計画の遅れと借入の重みを引くと、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +10.0% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) 適正 蔵王産業9986 欧米・中国の清掃機械を輸入する小さな専門商社。時価総額の半分が現金で、本業は適正に近い値段と見る 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 マルイチ産商8228 長野の水産卸。養殖への賭けと借金を抱え、薄利の割に今の値段はやや高い 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 萬世電機7565 三菱電機系のFA・電機の専門商社。現金は厚く利益は過去最高圏だが、10年の中立では今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 TMH280A 半導体工場の中古装置と交換部品に商機は残るが、受注の急減と新株の希薄化を織り込んで初めて見える条件付きの割安さ 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 オータケ7434 名古屋の独立系の管工機材商社。手堅いが利幅は薄く、ROEは資本コストに届かない。会計と独禁法の調査を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 星医療酸器7634 在宅酸素と医療ガスで 10 年以上 12% 超の利益率を守る堅い会社。財務も強いが、診療報酬の縛りと現金の戻りの弱さで、価値は今の値段と同程度 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コンドーテック7438 建設現場の金物を作って売る、赤字知らずの堅実な会社。伸びは物価並みで、本質価値は今の値段をわずかに下回る(適正) 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 TRUCK-ONE3047 中古トラックの再流通には長い需要があるが、価格決定力と財務の弱さを考えると、現在の時価総額には大きな安全域がない 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 極東貿易8093 防災・防衛・重電を扱う中堅の専門商社。営業利益率は4%で過去最高の水準にあり、資産は厚いが稼ぐ力に比べて今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 ナラサキ産業8085 北海道の電機・建設資材の卸。利益は薄いが現金が厚い。見た目の割安は、積み上がった現金に支えられている 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +12.1%) 適正 株式会社内田洋行8057 学校と自治体に根を張る堅い会社だが、足元の利益は特需で膨らんでおり、10年では割高に寄る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 MIRAINIホールディングス546A 統合で増した商圏とインド展開には価値があるが、借入と商権喪失を考えると株価はほぼ適正圏 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 丸紅8002 電力・銅に絞り込む戦略は機能しているが、銅の山の利益をならした利益ベースの PER(10 年後の中立 12.6 倍)で測ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ピーバンドットコム3559 試作基板をネットで一括受注する小さな会社。時価総額の半分を現金が占めるが、中国勢の安値と薄い利益が値を決める 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 川辺8123 百貨店のハンカチ卸に、高級香水という賭けが乗る。親会社の下で現金は戻りにくい 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 第一興商7458 通信カラオケの堀は本物だが、実質は横ばいの会社。10 年の値打ちは今の値段をやや下回る 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 ユアサ・フナショク8006 千葉の食品卸にホテルが利益を支える。時価総額を上回る現金と株を抱えるが、戻る保証は弱い 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 理経8226 自衛隊のヘリのエンジンを海外で直す仕事が利益の柱になった技術商社。山はならされるとみるが、今の値段はそれをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 東テク株式会社9960 ダイキンの業務用空調を売る設備の商社。10年の稼ぐ力は堅いが、今の利益は過去最高で、値段に余裕は薄い 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 扶桑電通7505 防災ネットワークと顧客基盤は粘り強いが、受託開発へのAI代替と株式給付による希薄化を考えると安全域は乏しい 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 黒田グループ287A ニッチ製造の競争力と高い株主還元は評価できるが、デンソー依存と買収のれんを踏まえると今の評価には大きな安全域がない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 シークス7613 車載を主力とする電子機器の受託製造会社。構造改革で利益は戻るが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 内外テック3374 半導体装置の部品商社。顧客が 1 社に偏り、利益率は 4% 台と薄い。利益で測った本質価値は今の時価総額の約 6 割で割高 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 神栄3004 中国から冷凍の野菜や調理品を輸入する神戸の老舗の商社。人手不足の厨房の需要は追い風だが、利幅は薄く借入は重い。銀行の株を除いた稼ぐ力で見て、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +1.2% · 10 年 適正(年 +10.7%) 適正 株式会社ワールド3612 稼ぎの重心が服の販売から裏方の受託へ動く途中。借金を抱えた今の値段は、その転換の成功をほぼ織り込む 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 トルク8077 建設用のボルト・ナットを卸す大阪の商社。持ち合い株と借入を抱え、ROE は 3% 台。株価は帳簿の 3 分の 1 だが、価値はそれをなお 2 割強下回る 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 北恵9872 関西の住宅資材卸。純現金が時価総額を上回るが、創業家の手元に眠り、本業の利益率は 1% 台にとどまる 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東陽テクニカ8151 外国製の計測器と防衛・通信の自社ソリューションで稼ぐ技術商社。期ずれで振れる利益に山の水準を置かず、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 株式会社RYODEN8084 三菱電機の代理店として半導体とFA機器を売る商社。財布は厚いが稼ぐ力は細く、10年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 0.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 セントラルフォレストグループ7675 東海の食品卸。現金は厚いが利益率は 0.8% と薄く、親の国分が握る限り現金は戻りにくい 本質価値との差 −1.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 メディアスホールディングス3154 全国展開の医療機器専門商社。売上3,000億円に対し営業利益率は0.6%と薄く、価値は今の時価総額の8割台半ば 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 KPPグループホールディングス9274 国内首位の紙の卸だが、稼ぐ力は薄く、買収は借金で進む。今の株価はやや割高と見る 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 アステナホールディングス8095 医薬の受託製造、化粧品・食品の原料、基板向けの薬品を束ねる複合企業。足元は化学品が最高益だが、借入が重く、利益は循環に左右される 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 株式会社バイタルケーエスケー・ホールディングス3151 東北と近畿の医薬品卸。薄利の本業に、時価総額の半分ほどの保有株が乗る 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 ナガイレーベン7447 堅い専業メーカーだが成長が乏しく、利益率も下がってきた。10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 −2.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 オーウエル7670 塗料と車載部品の専門商社。本業は薄利で、持ち合い株が下値を支える。割安とまでは言えない 本質価値との差 −3.2% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 クリエイト3024 首都圏の配管資材を物流で運ぶ薄利の商社。利幅は 2% 台で資本コストに届かず、値段はほぼ適正 本質価値との差 −3.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 三菱商事8058 銅・LNGの追い風と原料炭・自動車の逆風が同時に進む。資源の山の利益をならした利益ベースの PER(10 年後の中立 11.8 倍)でも今の値段は遠く、割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 スターティアホールディングス3393 中小企業のITを支える継続収益には価値がある。ただし買収の成否とAI代替を考えると、現在の評価に十分な安全域はない 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 株式会社ワキタ8125 建機レンタルと不動産で堅実に稼ぐが、資本に対する利益が薄く、10年の価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 −3.8% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東北化学薬品7446 東北の工場と病院に薬品と検査試薬を届ける地域の専門商社。今期は利益が伸びたが粗利は薄く、値段はやや高い 本質価値との差 −4.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 オートバックスセブン9832 国内最大のカー用品網は堅いが、利益は薄く、買収と EV の賭けの成否も先だ。10 年の稼ぎに払う値段は、今はやや高い 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 長瀬産業8012 稼ぐ力は着実に上がったが、ROE は資本コストの近くにとどまる。今の株価はやや割高と見る 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 No.13562 OA 機器と情報セキュリティ機器を中小企業に売る会社。買収で売上は伸びたが、借金が増えた。10 年で見ると、今の値段は割高寄り 本質価値との差 −5.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 カメイ8037 東北で石油と車を押さえる複合商社。利益は過去最高圏でも、中核の石油は縮み、貯めた資本が働いていない。 本質価値との差 −5.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 あいホールディングス3076 防犯カメラの高収益と厚い現金は本物だが、買収で増えた薄利の事業が重く、10年の価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 住友商事8053 非資源への転換は進むが、借金の利払い増が重い。資源の山をならした利益ベースの PER(10 年後の中立 12.2 倍)で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 東京エレクトロンデバイス2760 産業機器・車載に強い半導体商社。足元は急回復だが、薄利と在庫の重さを考えると、今の値段は10年の価値を上回る 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 株式会社TOKAIホールディングス3167 静岡の生活インフラ会社。LPガスの買収で人口減を打ち消せるかが、今の値段の分かれ目 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社立花エレテック8159 三菱電機系の技術商社。堅実だが薄利で、商権を握る仕入先に運命を預ける。10年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ほくやく・竹山ホールディングス3055 北海道の医薬品卸で首位。現金と持ち合い株は厚いが稼ぐ力が薄く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 YKT2693 実装機の商社。足元の売上は倍増したが、稼ぐ力は薄く、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ヤシマキザイ7677 JR に車両の部品を届ける日立系の専門商社。現金は時価総額を超えるが、半分は仕入先に払う金で、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 アセンテック3565 自社製品と官公庁向け販売には成長余地があるが、海外メーカー依存とAI代替を考えると、現在の株価には安全域が乏しい 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 泉州電業9824 独立系で国内最大手の電線商社。厚い純現金は強みだが、利益には銅高のかさ上げが混じり、今の値段は割高に見える 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 Cominix3173 超硬工具の老舗商社。買収で売上は4割増えたが、営業利益率は2%台。10年で測ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 シモジマ7482 包装資材の堅い卸だが、ROE は資本コストに届かない。10 年で見ると今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 株式会社コメダホールディングス3543 喫茶店チェーンの本部として堀は本物。ただ 10 年の価値は、今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −11.5% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 メディパルホールディングス7459 国内最大の薬の卸。堅い事業だが利幅は薄く、今の値段は本質価値とほぼ並ぶ 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 木徳神糧2700 コメ価格の高騰で積み上がった利益は一過性。卸の薄い利益率に戻る前提で見ると割高 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 カノークス8076 トヨタ向けを軸にした鋼材の専門商社。堅いが利ざやは薄く、借入も重い。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 清和中央ホールディングス7531 大阪と関東で鋼材を在庫して届ける独立系の問屋。現金と土地は厚いが、稼ぐ力が資本コストに遠く、今の値段でも割高 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 ミスミグループ本社9962 meviy・VONAの切替コストを強い堀とみても正当化PERは18〜22倍が上限で、今のPER25.5倍・PBR2.71倍はやや割高に見える 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社レスター3156 ソニー製センサーに強い半導体商社。AI 特需で利益は増えるが薄利のまま。10 年の価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −12.9% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 岩谷産業8088 縮むLPガスの首位に、水素という大きな賭けが乗る。資本をどれだけ稼ぎに変えられるかが、値段の分かれ目だ。 本質価値との差 −12.9% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 西華産業8061 三菱重工の原子力代理店が土台を固めたが、商社の利益に払う値段としては10年で見て割高寄り 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 オーウイル株式会社3143 飲料向けの食品原料を扱う専門商社。利益は過去最高だが利益率は薄く、主力顧客への依存もあり、今の値段は割高 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 たけびし7510 三菱電機系の技術商社。堅実だが薄利で、10年で測ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −13.6% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アルコニックス3036 製造で稼ぐ非鉄金属商社だが、ROE は資本コストに届かず、今の値段は先の成長を織り込みすぎている 本質価値との差 −13.6% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社日伝9902 稼ぐ力は堅いが資本の効率は資本コストに届かず、10年後の価値は今の時価総額を下回る見立て 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 昭栄薬品3537 花王の油脂化学品を扱う大阪の小さな商社。稼ぎは薄く、花王株の配当が利益の2割を支える。今の値段はやや高い 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 トーメンデバイス2737 サムスンのメモリを国内で一手に売る商社。今期の利益は価格の山で、10年で見れば今の値段は割高 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 山善8051 山善は機械工具商社の中でも利益が薄く、強い堀を認めにくい。純現金は厚いが、利益で測ると今の値段には届かない 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社スズケン9987 売上2.5兆円の医薬品卸。薄利で10年の利幅は細るが、厚い現金と還元姿勢が下値を支え、値段は適正圏 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アルフレッサホールディングス2784 国内2位の薬の卸。利幅は薄いが厚い現金が支え、今の値段はやや割高 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 高千穂交易2676 セキュリティ事業の質は高いが、最高益の続きを先取りした今の値段は重い 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 丸文7537 半導体と防衛・宇宙機器を売る電子商社。配当方針の転換は追い風だが、資本に比べて稼ぎが薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 サンリオ8136 ハローキティ一本足からクロミ等の多角化とライセンス収益化へ進むが、2026年3月期の報酬不正も経て、物価込みで利益から積むと今の高いPBRはその先の成長をすでに織り込み、総合は割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 フォーバル8275 中小企業との継続取引と厚い純現金は魅力だが、人的支援のAI代替を考えると現在の時価総額には十分な安全域がない 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 三愛オブリ8097 縮む石油を、羽田など7空港の給油施設の収入が支える会社。航空の外から稼ぐ力が育つかで、値段は決まる。 本質価値との差 −17.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 三栄コーポレーション8119 無印良品の家具・雑貨を作って納める商社。売上の半分を1社に頼り、値段の主導権は持てない。今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 モリト9837 服飾資材の小さな部品で稼ぐ堅実な会社。ROE は資本コストの手前で、10 年の価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −18.5% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 リリカラ9827 壁紙とカーテンの老舗卸。見本帳の網は残るが、新築の細りと薄い利益率で、TKP傘下でも資本コストを稼ぎきれない 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 高島8007 建材を軸に産業資材と電子部品を持つ専門商社。稼ぐ力は資本コストの手前で、配当は利益をほぼ使い切る。計画が届いても今の値段は安全域に乏しい 本質価値との差 −19.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 三谷産業8285 資産は厚いが、本業の利益率は薄く、政策保有株は株主に戻りにくい。10 年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −20.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ニチモウ8091 水産物の仕入れと販売が稼ぎの大半で、借金は運転資金。ROEは資本コストを下回り、今の値段は割高 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 三井物産8031 鉄鉱石・LNG・原油など資源比率の高さが強みと弱みを増幅する。資源の山の利益をならした利益ベースの PER(10 年後の中立 11.8 倍)では今の値段は遠く、割高 本質価値との差 −20.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 大丸エナウィン9818 LPガスは縮み、在宅医療が補う。純現金はあるが戻り方が弱く、10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 伊藤忠エネクス8133 縮むガソリンとLPガスに、安定した利益で耐える親子上場会社。成長の筋が細く、今の値段は先に向けて割高だ。 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 OCHIホールディングス3166 現金は厚いが、その大半は仕入先からの預かりに近い。住宅の数量は細り、名目の利益は横ばい。10 年で見ると、今の値段にはやや届かない 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ハピネット7552 玩具と景品くじの卸で、カプセルが新しい柱。ヒットの追い風を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 アゼアス3161 デュポンの防護服を国内でほぼ一手に扱う商社。防護服はよく稼ぐが、本社の費用と細る衣料資材が利益を削り、値段は高い 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 テンポスホールディングス2751 厨房機器と外食の二本立てで規模は伸びるが、利益率が薄く、10 年の本質価値は今の時価総額の 5 割ほどにとどまる割高 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 サンワテクノス8137 独立系の電子・FA商社。AIと半導体装置の追い風は本物だが、薄利で資本効率は資本コストに届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 コスモ・バイオ3386 海外の研究用試薬を大学や製薬の研究者へ届ける輸入商社。現金と有価証券が時価総額に迫るが、本業の稼ぎが細く、10 年の価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ポエック9264 買収で製造の子会社を束ねた技術商社。転換社債で株が 3 割増え、少数株主の取り分は薄い 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 リョーサン菱洋ホールディングス167A ルネサスとの契約終了が示した商権の弱さ。AI関連の商機は残るが、長期の収益力から見るとやや割高 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ムーンバット8115 洋傘首位の服飾雑貨の卸。日傘の追い風はあるが値決めの力が弱く、資本コストを超える稼ぎが続くと見にくい 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 キヤノンマーケティングジャパン株式会社8060 複合機卸売からITサービス企業への転換は本物だが、今の株価はその成功をすでに前提にしている 本質価値との差 −24.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 キムラ7461 北海道の住宅資材とホームセンターの老舗。土地と店は厚いが、縮む市場で借金をして店を増やし、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 デンキョーグループホールディングス8144 家電と日用品の企画卸。資産は時価総額の 3 倍あるが本業は薄利で、利益から見た 10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 サトー商会9996 仙台の業務用食品卸。財務は盤石だが稼ぐ力は薄く、現金の厚みを織り込んでも今の値段は高め 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 MERF3168 銅の値上がりで今期は大きく稼いだが、通して見れば利幅の薄い仲介業。借金も重く、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 タビオ2668 「靴下屋」を展開する靴下の専門店。日本製の品質は強みだが、地方の店が細り、利益率は過去の山に遠い 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 ジーデップ・アドバンス5885 NVIDIAのGPUサーバーを国内の企業・大学に届ける小さな専門商社。成長は本物だが、仕入先に握られる商売で、今の値段は10年先まで織り込みすぎ 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ナイス8089 建材卸と不動産分譲の会社。純資産の4割弱で値が付くが、稼ぐ力は資本コストに届かず、利息も重い 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 中部水産8145 名古屋の魚市場の最大の荷受。本業の稼ぎは細く、価値の多くは持ち合いの株と現金に眠る 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 BuySell Technologies7685 買取の拡大力は本物だが、利益の高さは平常の姿ではない。10年の本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ユニソルホールディングス7128 売上1,590億円でも営業利益率は2%。純現金は厚いが稼ぐ力は薄く、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −28.2% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) 割高 タキヒヨー9982 しまむらに4割を握られた老舗の衣料卸。立て直しは本物だが、資本効率に対して今の値段は高い 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 三共生興8018 資産は厚いが稼ぐ力は低く、本質価値は今の値段を大きく下回ると見る 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 植松商会9914 仙台の機械工具の専門商社。堅実だが利益率は1%台で、配当で報いる地味な会社。割高と見る 本質価値との差 −32.6% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 オルバヘルスケアホールディングス2689 中四国の医療機器卸が、関東の心臓カテーテル商社と一緒になった。利益は薄く、株数は倍近くに増え、今の値段は統合の期待を先取りしている 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 伯東7433 AIの追い風で利益は戻るが、薄利の商社に高い値は付けにくい。10年で見ると今の値段は割高 本質価値との差 −34.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 株式会社高速7504 崩れにくい食品包装の商社だが、10年の増益と高い倍率を先取りした値段で、割高に見える 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 ヤマシタヘルスケアホールディングス9265 九州の病院に医療材料を届ける老舗の卸。堅いが利幅は1%強と薄く、今の値段は本質価値を上回る 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 シンデン・ハイテックス3131 メモリー価格の急騰で利益が跳ねた半導体商社。山の利益に値段がついており、10年の価値は大きく下回る 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 東京産業8070 火力・原子力の保守は堅いが、資本効率は資本コストに届かず、純利益17億円の計画に対し時価総額は割高寄り 本質価値との差 −35.3% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 横浜丸魚8045 横浜の魚市場の荷受。本業の利益は薄く、時価総額を上回る保有株の配当が稼ぎを支える 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 サンリン7486 長野の LPG・石油の販売店。帳簿と持ち合いの株は厚いが、細るエネルギーで ROE は 3% 台 本質価値との差 −36.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 スズデン7480 オムロン製品などを売る独立系のFA商社。半導体装置向けの受注急増で今期の利益は6割増の予想だが、山の利益に高い値は付けられず、今の値段は割高とみる 本質価値との差 −36.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 小津産業7487 AI 関連の需要で利益は上向くが、稼ぐ力に比べて現金と株が厚すぎ、その戻りが限られる。10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 日邦産業9913 AI向け半導体の追い風は本物だが、儲けの薄い成形・商社の会社に今の値段は先を読みすぎている 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 タカショー7590 庭とエクステリアの老舗だが資本の稼ぎは資本コストの半分。帳簿の半値でも割安とは言えない 本質価値との差 −39.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 中山福7442 フライパンや収納用品をホームセンターへ届ける卸。資産は厚いが本業の稼ぎが細く、割高 本質価値との差 −39.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 栄電子7567 半導体装置向けの電子部品商社。受注の急回復は本物だが、薄利で資本効率は資本コストに届かず、今の値段は回復を先取りしている 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 Misumi7441 南九州の石油・LPガス・KFCを束ねる地場の複合企業。資産は厚いが稼ぎが薄く、10年では今の値段に届きにくい 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ミツウロコグループホールディングス8131 利益の8割を電力が稼ぐLPガス商社。電力の好調は続かないと見て、今の値段はかなり割高だ。 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 UEX9888 ステンレス専門の商社。相場の山で稼ぎ、谷で削られる。借金と在庫を引くと、今の値段は割高とみる 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 太平洋興発8835 釧路の炭鉱会社の名残を抱えた複合企業。資産は厚いが稼ぐ力が細く、借金の利払いが重くのしかかる 本質価値との差 −41.1% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シャルレ9885 訪問販売の女性下着。本業は20年縮み赤字だが、手元の金融資産は時価総額を上回る。現金が赤字と買収に消える分、それでも割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 東邦ホールディングス株式会社8129 国内 4 番手の薬の卸。利幅は同業で最も薄く、資本効率も低い。争いの話題を除けば、今の値段は本質価値を上回る 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 ヤマタネ9305 コメ卸・物流・不動産の三本柱は堅いが、借金と低い資本効率で、10 年の本質価値は今の時価総額の 5 割ほどにとどまる割高 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 日本紙パルプ商事8032 紙の国内市場は縮み、海外買収はまだ稼げていない。稼ぐ力に比べて今の値段は高いと見る 本質価値との差 −44.6% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 大光3160 岐阜・愛知の飲食店に食材を届ける業務用食品卸と、プロ向けの店「アミカ」。売上は伸びるが利益は 1% に満たず、借金も重く、今の値段は高い 本質価値との差 −44.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シナネンホールディングス8132 縮む燃料の家庭・法人向け販売に、建物維持管理が育つ。稼ぐ力は資本の厚みに追いつかず、今の値段は割高だ。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 ツカモトコーポレーション8025 着物と制服の老舗の商社だが、稼ぎは東京のビル2棟の賃料と銀行株の配当。資産は厚いが株主に届かず、割高とみる 本質価値との差 −45.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 正栄食品工業8079 製菓原料の老舗商社。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段は先取りしすぎ 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 コンセック9895 穴をあけ、切る機器と工事で稼ぐ地味な会社。資産は厚いが稼ぐ力が細く、利益の割に値が付きにくい 本質価値との差 −46.1% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ヨンキュウ9955 餌と稚魚で稼ぐ宇和島の養殖専門商社。利益の9割は餌から出る。積んだ現金は、株主に戻らない分を割り引いて見る 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 レダックス7602 中古車買取「カーチス」の会社。親会社の下で立て直し中だが、薄利の乱戦で稼ぐ力は弱く、現金も戻りにくい 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ハイパー3054 中小企業向けのPC販売とアスクルの代理店。Windows10の入れ替えの山を越え、薄利の再販に戻る。資本コストに届かず、値段は高い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 北沢産業9930 外食の厨房を支える老舗の卸。資産は厚いが本業の稼ぎが細く、資本が眠ったままで割高 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −0.6%) 割高 株式会社モスフードサービス8153 モスバーガーの店網は堅いが、利益は実質で伸びない会社。10 年の値打ちは今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NaITO7624 工具の問屋として売上は大きいが、取り分は1%前後。親会社の下で資本は寝たままで、今の値段は割高 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 コパ・コーポレーション7689 実演販売という個性はあるが、黒字の持続と在庫の現金化は未証明であり、長期の適正価値に対して割高とみる 本質価値との差 −55.9% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 BRUNO3140 ホットプレートとギフトのブランドは残るが、収益の再現性と親会社への資本流出を考えると安全域が足りない 本質価値との差 −56.1% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 築地魚市場8039 豊洲の水産大卸。本業の卸はほぼ損益ゼロで、利益は冷蔵倉庫頼み。借入も重く、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −58.4% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 INEST7111 電話と店頭で宅配水や携帯、電気を売る取次の会社。本業はほぼ赤字で、人の手で売る営業はAIに置き換わりやすい。割高 本質価値との差 −58.7% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 大田花き7555 日本一の花の市場を担う卸。立地は強いが、国内の花の消費は細り、稼ぎは資本コストの半分に届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 ムラキ7477 給油所向けカーケア卸は、縮む市場で現金だけが厚い会社。稼ぐ力は資本コストに届かず割高と見る 本質価値との差 −60.9% · 10 年 割高(年 −2.7%) 割高 平和紙業9929 色と風合いの特殊紙に強い老舗の紙卸。純資産は厚いが本業はほぼ稼がず、今の値段は稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 アイスコ7698 アイスと冷凍食品の卸。売上は伸びるが営業利益率は 1% 台。借金が増え、薄利の割に株価は高い 本質価値との差 −66.7% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 横浜冷凍2874 冷凍食品の保管で稼ぐ堅い本業。ただ借金で建てた倉庫の利回りは資本コストに届かず、今の値段は大きく割高 本質価値との差 −67.9% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 レカム3323 ASEAN で LED と AI サーバーを売る商社に化けつつあるが、借金と希薄化が重く割高 本質価値との差 −70.1% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 東邦レマック7422 靴の卸は縮み続け、不動産への転身は借入頼み。資産は厚いが稼ぐ力は今の値段に届かない 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.3%) 割高 共同紙販ホールディングス9849 日本製紙の系列にある東京の洋紙卸。無借金で現金は厚いが本業は収支ゼロに近く、今の値段は稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −4.9%) 割高 新都ホールディングス2776 金属スクラップの買収で売上は5倍になったが、利益の半分は子会社の少数株主に流れ、借金も膨らんだ。今の値段は先の成功を払い過ぎている 本質価値との差 −70.5% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 太洋物産9941 牛肉・鶏肉と農産物を輸入する小さな専門商社。薄い利ざやを借入で回す構造で、金利の上昇が利益を食う 本質価値との差 −72.5% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 横浜魚類7443 横浜の中央卸売市場の魚の荷受。売上の1%しか営業利益が残らず、市場を通る魚は細る。10年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −74.1% · 10 年 割高(年 −6.4%) 割高 Bitcoin Japan8105 老舗の繊維卸が AI 出資とロボットに賭ける。本業は赤字で、増資の希薄化が重い 本質価値との差 −83.6% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 創健社7413 自然食品の老舗だが、利益率は 1% にも届かない。稼ぐ力に比べて今の値段は極端に高い 本質価値との差 −83.8% · 10 年 割高(年 −12.2%) 割高 ビューティカダンホールディングス3041 葬儀の生花祭壇と生花卸の小さな会社。赤字に転落し、稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −86.9% · 10 年 割高(年 −10.8%) 割高 ナガホリ8139 金高の追い風で利益が跳ねた宝飾メーカー。株価は物言う株主の思惑まで織り込み、事業の価値を大きく上回る 本質価値との差 −86.9% · 10 年 割高(年 −13.4%) 割高 イメージ ワン2667 売上は縮み、現金は燃え、新規事業を次々に掲げる。体力の差し引きでは割高 本質価値との差 −87.4% · 10 年 割高(年 −11.0%) 割高 日本製麻3306 麻袋の老舗はいま、パスタとレトルトで食べる。営業赤字の小さな会社に、今の値段を支える稼ぐ力はまだない 本質価値との差 −89.4% · 10 年 割高(年 −13.7%) 割高 アートグリーン3419 胡蝶蘭の流通網は十年後も残るが、薄い利益と還元不足を考えると現在の時価総額は割高である 本質価値との差 −89.9% · 10 年 割高(年 −14.5%)

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分析日 2026-10-22