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オークネット 3964

中古車・スマホ・ブランド品の「売り買いの場」を運営する堅実な会社。利益は伸びるが、今の値段は 10 年先の成長まで先に払っている

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,679 円1,545 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,378 円1,268 億円差 +21.9%
10 年後から見ると やや割安 価値 1,679 円1,545 億円 · 差 +21.9% · 期待の年率 +8.3%
期待の年率リターン(10 年)+8.3%資本コスト比 +1.3 pt
推定の資本コスト7.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

オークネットは、中古車・中古スマホ・ブランド品の売り手と買い手を引き合わせる会員制オークションの運営会社だ。商品は持たず、取引のたびに手数料を取る。2025 年 12 月期は 6 年連続の増収増益で、営業利益は 95 億円だった。

筆者の結論は「事業は良いが、今の値段は 10 年先の成長を先に払っている」だ。10 年後の本質価値は、今の時価総額を 1 割強下回るとみる。

稼ぎの源は単純だ。取引が 1 件成立するたびに手数料が入る。固定費は軽く、純現金が約 230 億円ある。最近は台数が伸び、中計の目標は 2 年早く達成した。

ただ、伸びの一部は一時的だ。中古スマホは学校に配った GIGA 端末の戻りが押し上げている。この波は数年で引く。中古車は最大手の USS が圧倒的で、オークネットは 1 割ほどのシェアを取りに行っている。

10 年で営業利益は 1.9 倍、年 6% ほどで伸びると置いた。物価の上昇と、シェアの伸びで説明できる範囲だ。高い ROE は、現金を配当と自社株買いで戻し続ける前提で保たれる。

気になる点は 2 つある。商品の相場に利益が左右されること。そして、創業家系の会社が株の約半分を握っていることだ。後者は安定にもなるが、少数株主に不利な決定もしやすい。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で見るべき点は 3 つある。

1 つめは、堀だ。ブランド品のオークションは会員と出品が集まる場で、堀は浅くない。だが中古車は最大手の USS が 4 倍の規模で、検査の信用で追う立場だ。スマホは GIGA 端末の戻りという一時的な追い風が混じる。全体で見て、堀は「普通」にとどめる。

2 つめは、オーナーに残る利益だ。この会社は設備投資が軽い。利益の大半が配当と自社株買いに回せる。純現金があるため、借金のリスクもない。これは魅力だ。

3 つめは、払う値段だ。10 年の利益の伸びは物価とシェアで説明できる範囲にある。それでも、今の時価総額は、中立の筋書きの 10 年後を割り引いた価値を上回る。会社が悪いのではなく、値段が先に走っている。

上振れは、ブランド品の海外需要と、中古車のシェア拡大が両方進む場合だ。下振れは、オークションを通さない直接取引が広がる場合だ。安全域は今の値段にはない。

何で稼ぐ会社か

事業は 4 つに分かれる。どれも「会員が集まる場」を運営し、成約のたびに手数料を取る形だ。

中古車(モビリティ&エネルギー)は最大の柱で、会員は約 1.6 万。中古車販売店が仕入れの場として使う。出品車を検査して状態を点数にし、写真と一緒に出す。検査は年 158 万台で、5 年連続の過去最高だ。この検査の信用が、買い手の安心になっている。バイクも同じ仕組みで小さく併走している。

デジタルプロダクツは、中古のスマホやタブレットを集めて国内外の事業者に売る。携帯会社の下取り品や、学校が返す GIGA 端末が供給源になる。流通台数は 2025 年に 254 万台で、前年の 5 割増だった。

ファッションリセールは、ブランド品の法人間オークションだ。古物商が出品し、国内外の会員が買う。成約点数は約 96 万点、会員は約 6,900 に増えた。ここは手数料の利益率が高い。

最後に個人向けがある。ブランド品を個人から買い取り、通販と店舗で売る。2025 年に買収したブランディアを中心に、2 社を「サークラックス」として統合した。法人間の取引に比べて利益は薄い。

この 4 つを合わせた取扱高は約 7,400 億円。売上の約 7 割は、ブランド品とスマホを扱うライフスタイルプロダクツから来る。利益の面では、中古車が約 3 割、ブランド・スマホが 7 割だ。

優良さと弱いところ

強みは「検査」と「会員のネットワーク」だ。出品物を自社で検査して状態を保証するから、買い手は現物を見ずに入札できる。買い手が増えれば高く売れ、売り手が増える。この循環は、一度回り出すと後発が崩しにくい。

ただし、堀の深さは事業で違う。中古車は USS が成約 229 万台と、オークネットの 4 倍ある。会場型の最大手と、検査とネットで追うオークネットでは、規模の差が埋まらない。筆者はここを「強い堀」とは呼ばない。

ブランド品の法人間オークションは、会員が 17% 増え、手数料の見直しで収益性も上がった。ここは堀が相対的に深い。

弱点は、取扱品の相場に利益が左右される点だ。中古スマホは新品の価格やメモリーの値動き、中古車は新車の供給に影響される。個人向けは、インバウンドと関税の影響を受ける。

資本の使い方は評価できる。配当性向を 50% 以上へ引き上げ、2025 年は自社株買いも実施した。総還元性向は 100% を超える。一方、買収は慎重で、前の中計では予算を使い切れなかった。ROE は 20% 台で、軽い資産が理由だ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の中古車オートオークションは、成約が年 540 万台ほどの成熟市場だ。人口は減るが、中古車の流通は底堅い。2026 年の上期は、市場全体の成約が前年比で 3〜4% 伸びた。オークネットの 2026 年上期の成約は 13% 伸び、市場より速い。

競争の形は、会場型の最大手 USS、ほかの会場、そしてネットだ。新車ディーラーの下取り車を直接販売する動きや、買取店がネットで直接販売する動きも広がる。オークションを通さない取引が増えれば、場の価値は薄れる。

中古スマホは、成長の速い市場だ。MM 総研によると、2025 年度の販売は約 361 万台で 7 年連続の過去最高。2029 年度には 500 万台を超える見込みだ。新品の価格上昇が追い風になっている。ただし、オークネットの流通台数は海外向けの転売を含み、国内の販売台数とは同じ土俵で比べにくい。キャリアが自前の認定中古に回す動きとは競合する。

ブランド品の二次流通は、インバウンドと海外の買い手が支える。メルカリやコメ兵など個人向けの場は増えたが、法人間のオークションは別の層で、需要は安定している。

10 年の構図は、国内の台数は横ばいに近く、スマホとブランド品の海外需要で伸ばす形だ。物価は 10 年で約 1.34 倍になる。手数料の単価がこれに連動するかが分かれ目になる。

資本政策と M&A

還元は厚くなった。配当性向を 50% 以上へ引き上げ、2025 年 2 月には上限 45 億円の自社株買いを実施した。2026 年 8 月には特別配当を決め、年間の配当性向が約 95% に跳ね上がる。

特別配当の原資は、中計の M&A 予算 70 億円の半分だ。会社自身が「今は買う案件が乏しい」と認めた形になる。筆者はこの判断を良いものとみる。使い道のないお金を抱え込まず、株主に返した。

M&A は、前の中計でデファクトスタンダードと JOYLAB(2025 年 2 月)を買い、2025 年には yep の 50.89% を取得した。ブランディアの統合はこれから成果を問われる。

大株主は、創業家の資産管理会社だ。フレックスコーポレーションが約 39%、Blue Peak が約 10%(有価証券報告書の注記)。合わせて約 5 割で、安定株主として働く。この構成のため、第三者が仕掛ける TOB は現実味が薄い。現時点で TOB や親会社による買い付けの報道は確認できなかった。ただし 2008 年にファンドが関わる MBO で一度非公開になり、2017 年に再上場した経緯がある。

手元の現金は約 230 億円だが、約 200 億円はオークションの決済に使う運転資金として会社が確保している。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

オークネットは 10 年で、成約の「場」から「データと検査の基盤」に進化する。中古車は検査 178 万台を 2027 年に実現し、検査の点数が業界の共通言語になる。リース会社との提携や MOTA との連携で、仕入れの流れを押さえ、落札台数は 60 万台を超える。シェアは 11% から 14% に伸びる。

中古スマホは、GIGA 端末の戻りが終わっても、海外の買い手が増えて流通台数は 400 万台を超える。販売価格の上昇で 1 台あたりの手数料も物価を上回って伸びる。ブランド品は海外会員が拡大し、法人間の取扱高が今の 2 倍を超える。手数料の収益性も上がる。

個人向けは、ブランディアの統合で黒字が定着し、法人間と個人向けの在庫の融通が効いてくる。

資本の使い方も上々だ。配当性向 50% 以上を守り、自社株買いを重ねる。M&A は小さく、確実なものだけ。ROE は 30% を超える。GCV 1 兆円の長期目標にも手が届く。

この筋書きが成り立つのは、会員と検査という 2 つの資産が、売り手と買い手の両方を同時に引き寄せるからだ。取引が増えるほど、場の価値は上がる。

慎重な見方

強気の筋書きは、いくつもの前提が同時に成り立たないといけない。中古車は USS が圧倒的で、成約台数でオークネットの 4 倍ある。シェア 14% は、最大手が譲らない限り取れない。USS も同じ時期に出品を増やしている。

中古スマホの追い風は一時的だ。GIGA 端末の更新は 2025 年後半に始まったばかりで、戻りの波は数年で終わる。キャリアの直営の中古販売も力を付けており、法人間のオークションを通さなくなる。端末の価格は、半導体の値が下がれば落ちる。

個人向けは、ブランディアの統合に失敗する可能性もある。店舗閉鎖と関税、インバウンドの減少ですでに伸びが鈍っている。

さらに、会社の統治に懸念が残る。創業家系の会社が約 5 割を持つため、少数株主の声は届きにくい。M&A の予算を特別配当に回したことは、成長の道が乏しいことの裏返しでもある。

費用も重い。基幹システムの償却、人件費の上昇、約 1,100 人の従業員。売上が伸びても、営業利益率は上がりにくい。利益の山は、2026〜2027 年のあたりにある可能性が高い。

どちらに重みを置いたか

どちらの言い分にも根拠がある。事業の質は高く、強気の見方の方向は正しい。だが 10 年の確率では、慎重な見方の具体的な事実(USS の規模、GIGA の一時性、統治)の方が重い。

確率は、やや悲観と悲観を合わせて 37% とした。楽観とやや楽観の 32% より重い。中立は 31% で最大だ。

倍率は、中立で式の上限の 78% に置いた。利益の質が、相場と一時的な追い風に左右されるためだ。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/12 期)

確率で加重した株価時価総額 2,410 円2,218 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 637 円586 億円)。 今の値に割り戻すと 1,679 円1,545 億円、今との差 +21.9%、 期待の年率 +8.3%(資本コスト 7.0%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 4,763 円4,383 億円 1,032 円950 億円 +320.6% +15.4% 580 円533 億円
やや楽観 22% 3,757 円3,457 億円 839 円772 億円 +233.5% +12.8% 1,011 円930 億円
中立 31% 2,962 円2,725 億円 699 円643 億円 +165.6% +10.3% 1,135 円1,044 億円
やや悲観 23% 738 円679 億円 442 円407 億円 −14.3% −1.5% 272 円250 億円
悲観 14% 140 円129 億円 217 円200 億円 −74.0% −12.6% 50 円46 億円
加重平均100% 2,410 円2,218 億円637 円586 億円 +121.1% +8.3% 3,047 円2,804 億円

今の株価時価総額 1,378 円1,268 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.0% を下回るほど割高。

楽観 10% 会員と検査の基盤が、中古車・スマホ・ブランド品の全部で効く 利益 184 億円 · PER 23.8 倍 · 株価時価総額 4,763 円4,383 億円

中古車は検査の信用が業界の標準になり、リース会社や MOTA との提携で仕入れを押さえる。落札台数は 78 万台、シェアは 14% に届く。

中古スマホは、GIGA 端末の戻りが終わっても海外の買い手が増え、流通台数は 420 万台に伸びる。ブランド品は海外会員が拡大し、手数料も物価を上回って上がる。個人向けは黒字が定着する。

営業利益は 277 億円、ROE は 3 割を超える。配当性向 50% 以上と自社株買いは守られ、M&A は小さく確実な案件に絞る。オークションの場そのものの価値が上がった 10 年になる。

  • デジタルプロダクツ(中古スマホ等の法人間取引):数量 420(流通台数(万台))× 価格 8,540(1 台あたり売上(円))→ 売上 359 億円・営業利益 83 億円。スマホ等:流通台数(万台) 420 × 単価 8,540、営業利益率 23%
  • ファッションリセール(ブランド品の法人間オークション):数量 150(成約点数(万点))× 価格 15,950(1 点あたり手数料収入(円))→ 売上 239 億円・営業利益 120 億円。ブランド品の法人間:成約点数(万点) 150 × 単価 15,950、営業利益率 50%
  • 個人向け(ブランディア・店舗):数量 100(販売点数(万点))× 価格 42,000(1 点あたり販売額(円))→ 売上 420 億円・営業利益 34 億円。個人向け:販売点数(万点) 100 × 単価 42,000、営業利益率 8%
  • モビリティ&エネルギー(中古車・バイクのオークション):数量 78.0(成約・落札台数(万台))× 価格 39,832(1 台あたり売上(円))→ 売上 311 億円・営業利益 75 億円。中古車・バイク:成約・落札台数(万台) 78 × 単価 39,832、営業利益率 24%
  • その他(アグリ・サーキュラー・新規事業):数量 300(取扱高(億円))× 価格 0.30(売上化率(取扱高に対する売上の比))→ 売上 90 億円・営業利益 7 億円。アグリ等:取扱高(億円) 300 × 単価 0.3、営業利益率 8%

倍率:事業の純利益 184 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 34.7% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 20.8%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 23.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 23.8 倍。全体の PER 23.77 倍、時価総額 4,383 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会員と検査という 2 つの資産が、中古車・スマホ・ブランド品の全部で同時にうまく働く必要がある。実現すれば大きいが、USS の規模や GIGA の一時性があり、1 割に抑えた。

やや楽観 22% 中古車のシェアが伸び、スマホとブランド品も海外で伸びる 利益 150 億円 · PER 23.1 倍 · 株価時価総額 3,757 円3,457 億円

中古車のシェアは 13% 前後に伸び、落札台数は 74 万台になる。検査の人員確保が進み、リース会社など仕入れの入り口も広がる。USS を抜くことはないが、差は少し縮まる。

スマホは GIGA 後も海外向けの手堅い需要で、流通台数は 380 万台を保つ。ブランド品の法人間取引は海外会員の増加で順調に伸び、手数料も物価を少し上回って上がる。個人向けは統合が進み、小さな黒字になる。

営業利益は 224 億円と、今の 2.4 倍になる。M&A は yep のような小さな案件が 2〜3 件で、大きな買収はない。還元は配当性向 50% 以上を維持し、ROE は 3 割近くを保つ。

  • デジタルプロダクツ(中古スマホ等の法人間取引):数量 380(流通台数(万台))× 価格 8,235(1 台あたり売上(円))→ 売上 313 億円・営業利益 67 億円。スマホ等:流通台数(万台) 380 × 単価 8,235、営業利益率 22%
  • ファッションリセール(ブランド品の法人間オークション):数量 138(成約点数(万点))× 価格 15,180(1 点あたり手数料収入(円))→ 売上 210 億円・営業利益 103 億円。ブランド品の法人間:成約点数(万点) 138 × 単価 15,180、営業利益率 49%
  • 個人向け(ブランディア・店舗):数量 90.0(販売点数(万点))× 価格 41,100(1 点あたり販売額(円))→ 売上 370 億円・営業利益 22 億円。個人向け:販売点数(万点) 90 × 単価 41,100、営業利益率 6%
  • モビリティ&エネルギー(中古車・バイクのオークション):数量 74.0(成約・落札台数(万台))× 価格 38,183(1 台あたり売上(円))→ 売上 283 億円・営業利益 65 億円。中古車・バイク:成約・落札台数(万台) 74 × 単価 38,183、営業利益率 23%
  • その他(アグリ・サーキュラー・新規事業):数量 250(取扱高(億円))× 価格 0.30(売上化率(取扱高に対する売上の比))→ 売上 75 億円・営業利益 4 億円。アグリ等:取扱高(億円) 250 × 単価 0.3、営業利益率 5%

倍率:事業の純利益 150 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 29.2% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 18.1%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 23.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 23.0 倍。全体の PER 23.05 倍、時価総額 3,446 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中古車のシェアが 13% 前後に伸び、スマホとブランド品も海外需要で伸びる筋書き。事業の実力から現実的な範囲で、2 割強を置いた。

中立 31% 手数料が物価並みに上がり、シェアはゆっくり伸びる 利益 119 億円 · PER 22.6 倍 · 株価時価総額 2,962 円2,725 億円

中古車の落札台数は 70 万台になる。シェアは 12% 前後と、ゆっくり伸びる。USS の規模は崩れず、検査とネットで着実に追う形だ。

中古スマホは GIGA の波が引いたあとも、流通台数は 340 万台に落ち着く。ブランド品の法人間取引は成約 125 万点で、手数料は物価並みに上がる。個人向けは 80 万点で、利益率は 4% とほぼ変わらない。

営業利益は 177 億円で、営業利益率は 16% 台。中計の 2027 年の水準を物価で伸ばした姿だ。配当性向は 50% 超を保ち、自己資本は 500 億円台にとどまる。ROE は 20% 台前半の高さを守る。

  • デジタルプロダクツ(中古スマホ等の法人間取引):数量 340(流通台数(万台))× 価格 7,930(1 台あたり売上(円))→ 売上 270 億円・営業利益 54 億円。スマホ等:流通台数(万台) 340 × 単価 7,930、営業利益率 20%
  • ファッションリセール(ブランド品の法人間オークション):数量 125(成約点数(万点))× 価格 14,740(1 点あたり手数料収入(円))→ 売上 184 億円・営業利益 88 億円。ブランド品の法人間:成約点数(万点) 125 × 単価 14,740、営業利益率 48%
  • 個人向け(ブランディア・店舗):数量 80.0(販売点数(万点))× 価格 40,200(1 点あたり販売額(円))→ 売上 322 億円・営業利益 13 億円。個人向け:販売点数(万点) 80 × 単価 40,200、営業利益率 4%
  • モビリティ&エネルギー(中古車・バイクのオークション):数量 70.0(成約・落札台数(万台))× 価格 36,810(1 台あたり売上(円))→ 売上 258 億円・営業利益 55 億円。中古車・バイク:成約・落札台数(万台) 70 × 単価 36,810、営業利益率 22%
  • その他(アグリ・サーキュラー・新規事業):数量 200(取扱高(億円))× 価格 0.30(売上化率(取扱高に対する売上の比))→ 売上 60 億円・営業利益 2 億円。アグリ等:取扱高(億円) 200 × 単価 0.3、営業利益率 3%

倍率:事業の純利益 119 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 26.5% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 16.7%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 22.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 22.6 倍。全体の PER 22.6 倍、時価総額 2,696 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:物価に連動して手数料が上がり、シェアは 11〜12% でゆっくり伸びる。中計の延長の落としどころとして最大の確率を置いた。

やや悲観 23% 中古車は足踏み、スマホは特需の反動で台数が減る 利益 57 億円 · PER 11.0 倍 · 株価時価総額 738 円679 億円

中古車のシェアは 10% 前後で足踏みし、落札台数は 62 万台どまり。ディーラーや買取店の直接販売が広がり、手数料の単価も物価に追いつかない。

スマホは GIGA の戻りが終わって、流通台数は 270 万台に減る。価格競争力を保つため、手数料率を下げざるを得ない。ブランド品の法人間取引は海外の需要が鈍り、成約は 100 万点にとどまる。個人向けは赤字が残る。

営業利益は 82 億円と、2025 年とあまり変わらない。名目の売上は伸びるが、人件費と償却の増加が利益を食う。ROE は 13% に落ち、資本コストを少し上回る程度になる。

  • デジタルプロダクツ(中古スマホ等の法人間取引):数量 270(流通台数(万台))× 価格 7,015(1 台あたり売上(円))→ 売上 189 億円・営業利益 28 億円。スマホ等:流通台数(万台) 270 × 単価 7,015、営業利益率 15%
  • ファッションリセール(ブランド品の法人間オークション):数量 100(成約点数(万点))× 価格 13,200(1 点あたり手数料収入(円))→ 売上 132 億円・営業利益 55 億円。ブランド品の法人間:成約点数(万点) 100 × 単価 13,200、営業利益率 42%
  • 個人向け(ブランディア・店舗):数量 65.0(販売点数(万点))× 価格 36,000(1 点あたり販売額(円))→ 売上 234 億円・営業利益 0 億円。個人向け:販売点数(万点) 65 × 単価 36,000、営業利益率 0%
  • モビリティ&エネルギー(中古車・バイクのオークション):数量 62.0(成約・落札台数(万台))× 価格 31,590(1 台あたり売上(円))→ 売上 196 億円・営業利益 33 億円。中古車・バイク:成約・落札台数(万台) 62 × 単価 31,590、営業利益率 17%
  • その他(アグリ・サーキュラー・新規事業):数量 120(取扱高(億円))× 価格 0.28(売上化率(取扱高に対する売上の比))→ 売上 34 億円・営業利益 −1 億円。アグリ等:取扱高(億円) 120 × 単価 0.28、営業利益率 -2%

倍率:事業の純利益 57 億円・ROE 13%。RONIC ≒ 10.5%、g を 3% に落とすと式の上限は 14.3 倍。直接取引に押され利益の持続性が低い筋書きなので、上限を使わず稼ぐ力の側で 11.0 倍に置く。

確率:中古車はシェアが横ばい、スマホは GIGA が終わって台数が減る。個人向けは赤字が残る。事実として起こりやすい形で、2 割強を置いた。

悲観 14% 直接取引に押され、優良会社ではなくなる 利益 14 億円 · PER 9.5 倍 · 株価時価総額 140 円129 億円

中古車のオークションを通さない取引が広がり、USS との差も開く。落札台数は 55 万台で伸びず、手数料の単価も物価に追いつかない。検査の信用だけでは、買い手を引き留められなくなる。

スマホは学校端末の戻りが終わり、キャリアが自前の中古販売に回す。流通台数は 170 万台に減る。ブランド品の法人間取引は、メルカリなどの個人間の場に押されて成約が 75 万点にとどまる。個人向けは赤字が続く。

営業利益は 15 億円まで落ち、ROE は 3% 程度。優良会社とは言えない状態になる。会員と検査の仕組みは残るが、手数料を得る力は薄れる。費用は物価で上がるのに売上は伸びず、利益はほとんど残らない。

  • デジタルプロダクツ(中古スマホ等の法人間取引):数量 170(流通台数(万台))× 価格 5,978(1 台あたり売上(円))→ 売上 102 億円・営業利益 8 億円。スマホ等:流通台数(万台) 170 × 単価 5,978、営業利益率 8%
  • ファッションリセール(ブランド品の法人間オークション):数量 75.0(成約点数(万点))× 価格 11,550(1 点あたり手数料収入(円))→ 売上 87 億円・営業利益 26 億円。ブランド品の法人間:成約点数(万点) 75 × 単価 11,550、営業利益率 30%
  • 個人向け(ブランディア・店舗):数量 50.0(販売点数(万点))× 価格 30,000(1 点あたり販売額(円))→ 売上 150 億円・営業利益 −3 億円。個人向け:販売点数(万点) 50 × 単価 30,000、営業利益率 -2%
  • モビリティ&エネルギー(中古車・バイクのオークション):数量 55.0(成約・落札台数(万台))× 価格 27,470(1 台あたり売上(円))→ 売上 151 億円・営業利益 15 億円。中古車・バイク:成約・落札台数(万台) 55 × 単価 27,470、営業利益率 10%
  • その他(アグリ・サーキュラー・新規事業):数量 100(取扱高(億円))× 価格 0.28(売上化率(取扱高に対する売上の比))→ 売上 28 億円・営業利益 −1 億円。アグリ等:取扱高(億円) 100 × 単価 0.28、営業利益率 -5%

倍率:事業の純利益 14 億円・ROE 3%。ROE が k 7% を下回るので、PER の上限は 1÷k = 12.5 倍。構造的に負けた筋書きで、利益は小さく先細る。上限の約 7.6 割の 9.5 倍に置く(やや悲観の PER を超えない)。

確率:オークションを通さない取引が広がり、USS との差も開いて、もう優良会社とは言えなくなる筋書き。10 年の構造的な負けとして 14% を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

デジタルプロダクツ(中古スマホ等の法人間取引)

携帯キャリア・量販店・法人から中古のスマホやタブレットを集め、国内外の事業者に売る。GIGA スクール端末の戻りも扱う。

数量流通台数(万台)価格1 台あたり売上(円)売上営業利益
今 2025/12 254 6,100 155 35
10 年後 中立 340 7,930 270 54

取り方:2025/12 期の流通台数 254 万台は開示値。売上は開示が無いため、ライフスタイルプロダクツの売上 452 億円から、ブランド品の法人取引(取扱 526 億円の約 2 割)と個人向け(192 億円)を引いて約 155 億円と置き、台数で割った。営業利益はセグメント利益 83.9 億円を事業の厚みで 35 / 54 / -5 に分けた推定。

ファッションリセール(ブランド品の法人間オークション)

古物商や買取店が持ち込むブランド品を、国内外の会員が入札で買う場を運営し、手数料を取る。

数量成約点数(万点)価格1 点あたり手数料収入(円)売上営業利益
今 2025/12 95.6 11,000 105 54
10 年後 中立 125 14,740 184 88

取り方:成約点数 95.6 万点は開示値、取扱高 526 億円(1 点約 5.5 万円)。手数料は開示が無く、取扱高の約 2 割(買い手・売り手の合計)と推定して 1 点 1.1 万円と置いた。固定費が軽いため営業利益率は約 5 割と推定。

個人向け(ブランディア・店舗)

ブランド品を個人から買い取り、通販と店舗で個人に売る。2025 年に買収したブランディアなどを統合した。

数量販売点数(万点)価格1 点あたり販売額(円)売上営業利益
今 2025/12 64.0 30,000 192 −5
10 年後 中立 80.0 40,200 322 13

取り方:個人向けの取扱高 192 億円(開示値)は売上にほぼ等しいとみた。販売点数は開示が無いため、1 点約 3 万円と置いて 64 万点と推定。営業利益は買収の償却と店舗閉鎖の影響で小さな赤字と置いた。

モビリティ&エネルギー(中古車・バイクのオークション)

中古車とバイクの会員向けオークション。出品の検査、成約の手数料、陸送などの周辺サービスで稼ぐ。

数量成約・落札台数(万台)価格1 台あたり売上(円)売上営業利益
今 2025/12 58.6 27,470 161 35
10 年後 中立 70.0 36,810 258 55

取り方:自動車 55.3 万台とバイク 3.3 万台の合計 58.6 万台は開示値。セグメント売上 161 億円を台数で割ると 1 台約 2.7 万円。手数料に検査料・周辺サービスを含む。営業利益 34.6 億円は開示値。

その他(アグリ・サーキュラー・新規事業)

花きのオークション、オフィス家具などの循環販売、EV 電池の再利用など、まだ小さい新しい事業。

数量取扱高(億円)価格売上化率(取扱高に対する売上の比)売上営業利益
今 2025/12 116 0.29 33 −4
10 年後 中立 200 0.30 60 2

取り方:取扱高 116 億円と売上 33 億円は開示値。売上化率は約 0.29。営業損失は 3.7 億円。

リスクと懸念

中古車でオークションを通さない取引が広がる

買取店のネット直販や、ディーラーの下取り車の直接販売が増えると、オークションの出品が細る。成約が減ると、手数料の元になる台数が落ちる。USS との規模の差もあり、価格を下げて対抗すると利益率が落ちる。10 年の最大の構造リスクだ。

中古スマホは追い風が一時的

GIGA 端末の戻りで流通台数は急に増えたが、更新の波は数年で終わる。そのあと台数が落ちる可能性が高い。メモリーの値動きで端末の価格も変わるため、売上の単価が下がる局面もある。

個人向け(ブランディア)の統合が進まない

買収した 2 社の統合は途上だ。店舗の閉鎖や米国の関税、訪日客の減少で伸びは鈍った。黒字にならないまま償却だけが続けば、全社の利益を重くする。

創業家系の持株が約 5 割で、統治の自由度が低い

資産管理会社が約 5 割を持ち、他の株主の発言力は限られる。安定は強みだが、買収やグループ内取引の判断が少数株主に不利に動く恐れは残る。TOB の可能性は低い。

費用が重い

約 1,100 人の従業員と、基幹システム「BASE」の償却、株式報酬が営業利益率を抑える。人件費は物価で上がる。売上が伸びても利益率が上がらない可能性がある。

M&A が続かず、特別配当に頼る

中計の M&A 予算 70 億円のうち 35 億円を特別配当に回した。買う案件が乏しい現実の裏返しで、成長の幅は自前の事業だけに頼ることになる。買収に踏み切る時は、高値づかみのリスクもある。

今後の分かれ目

USS の成約が年 230 万台を超えて伸び、オークネットのシェアが 10% を割る
中古車の 10 年はやや悲観に近づく。検査の信用だけでは、規模の差を埋められない。
GIGA 端末の戻りが終わった後も、デジタルプロダクツの流通台数が 300 万台を超えて保つ
中古スマホの筋書きは、中立から楽観へ寄る。海外の買い手が増えた証拠になる。
ブランディアを含む個人向けが 2 年以内に黒字になる
法人間と個人向けの在庫の融通が効き、ファッションリセール全体の利益率が上がる。
創業家系の会社が持株を売却する、または MBO・TOB の動きが出る
統治の前提が変わる。TOB なら価格は上に飛びうるが、価値の見立ては事業で行い、買い付け価格には寄せない。
M&A をせずに、特別配当や自社株買いを繰り返す
資本政策としては良いが、成長の筋書きは自前の事業に限られる。楽観の確率は下げる。
国内の中古車オークション市場が年 3% を下回り、減り始める
10 年の数量の前提が崩れる。市場のシェアを上げても、台数は増えない。

見ておくもの

  • オートモビルの落札台数と、中古車市場全体に対するシェア(11% を超えるか)
  • デジタルプロダクツの流通台数(GIGA 端末の戻りが終わった後も 300 万台を保てるか)
  • ファッションリセールの成約点数・会員数と、個人向け(サークラックス)の黒字化
  • 営業利益率(15% 台を保てるか)と、基幹システムの償却の終わり
  • 配当性向・自社株買いの実績、M&A の案件、創業家系の持株の変化

倍率と資本コストの決め方

5 つの事業を台数と 1 台あたり売上で積み上げ、10 年後の営業利益を出した。倍率は PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)、k 7%、g 4%、堀は普通(残る割合 1/2)。式の上限に対し、楽観 9 割・やや楽観 8.5 割・中立 7.8 割に置いた。やや悲観と悲観は稼ぐ力で置いた。今の株価や同業の倍率は見ていない。リースは今と同じ形(家賃を営業費用に入れた形)でそろえた。新リース会計で BS が膨らむが、利益と価値は変わらない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 18.3→23.77 倍・やや楽観 PER 16.5→23.05 倍・中立 PER 14.5→22.6 倍)。

資本コスト 7.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 KDDI9433 au・金融・ローソン・衛星通信を束ねる経済圏企業。利益で測ると今の値段は割安 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +9.4%) 割安 カバー5253 ホロライブという人気 IP を持つが、利益率はまだ伸びきらない。10 年の利益で測ると、今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 +43.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ビジョナル4194 転職スカウトの「ビズリーチ」を柱にした高収益のネット企業。堀と現金は厚いが、生成 AI と新規事業の使い道が読みにくい。本質価値は今の値段とほぼ並ぶ 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 NTT9432 携帯とデータセンターの二本柱で稼ぐ国内最大のインフラ企業。借金は重いが、利益の 6 割を株主に返す姿勢が続けば、償却を取得原価のまま置くと本質価値は今の時価総額を3割半上回る(割安) 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 GMOペイメントゲートウェイ3769 決済手数料という薄い儲けを件数の拡大で稼ぐ会社。成長の青写真は本物で、今の株価はそれをほぼ織り込んだ適正な水準。 本質価値との差 +35.4% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 メルカリ4385 国内フリマの首位で、金融と米国も黒字に。貸し倒れと手数料競争を織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +32.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) やや割安 GMOインターネットグループ9449 決済とドメインの安定収益を持つ創業者主導のネット企業集団。親会社株主の取り分は薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 光通信9435 通信・電力・保険の継続契約で稼ぐストック事業と、1兆円超の上場株投資を併せ持つ複合体。利益で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ソフトバンク株式会社9434 通信本体は安定して稼ぐが、PayPay と法人 AI の伸びに依存し借金も重い。配当を利益の 75% 前後まで払う会社なので、利益で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +14.4% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) 適正 デジタルガレージ4819 決済と投資の二本柱。カカクコム売却益など資産は厚いが、本業の稼ぎが細く、株主に届く形も弱い。今の値段はやや割高とみる 本質価値との差 +3.5% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 ネクソン3659 ARC Raidersの大ヒットと大型の特別配当で株価は急伸した。厚い純現金を分けて事業の利益で測ると、ヒットのならしを置いても今の値段は割高 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 インターネットイニシアティブ3774 企業の通信とシステムを裏で支える老舗。稼ぐ力は本物だが、PER27倍は先を織り込みすぎで、本質価値は約3割下 本質価値との差 −4.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 スクウェア・エニックス・ホールディングス9684 「再起動」中計と物言う株主の圧力下にあるFF・DQの会社。厚い現金を分け、利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 株式会社TBSホールディングス9401 事業は資本コストに届かない。保有株の含み益を足しても、今の値段は割高。不動産の含み益は賃料が利益に入るので足していない。縮減の速さで上下に振れる 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 日本テレビホールディングス9404 民放視聴率首位とコンテンツの海外展開でテレビ広告の縮小を補う構図。政策保有株・純現金を割り引いて足しても今の値段は割高 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ガンホー・オンライン・エンターテイメント3765 連結売上の 6 割は子会社 Gravity の稼ぎ。パズドラ依存は薄れたが、厚い現金を足しても 10 年先の価値は今の時価総額にやや届かない 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 株式会社U-NEXT HOLDINGS9418 配信・店舗サービス・通信を束ねる創業者支配の成長企業。事業は強いが、利益の質と薄い利益率から今の値段は割高 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 コーエーテクモホールディングス3635 本業は強いが、利益率は山の年。運用益を高く買わずに測ると、今の値段は割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社テレビ朝日ホールディングス9409 視聴率3冠で稼ぎは過去最高。だが広告の構造的な縮みと低いROEが重く、10年では今の値段を割り込む 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 沖縄セルラー電話9436 沖縄の au を一手に担う堅い会社。稼ぐ力は本物だが、今の時価総額は先の伸びを織り込みすぎている 本質価値との差 −19.2% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 東映アニメーション4816 ワンピースとドラゴンボールの版権で稼ぐ高採算のアニメ製作会社。資金は厚いが、利益はヒット年の山にあり、今の値段は先の成長を織り込みすぎている 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 LINEヤフー4689 検索・コマース・PayPayが一体化した国内最大級のネット企業。AIの要約で検索からの来訪が減る分と、利益の大半を返す姿勢を合わせても、今の値段は42%ほど割高 本質価値との差 −23.5% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 Appier Group株式会社4180 AI 広告・接客で伸びる台湾発のネット企業。伸びは本物だが、10 年先の利益を先取りした値段 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 電通総研4812 事業は堅いが、すでに高い倍率がついている。伊藤忠のTOBで非公開になる見通しで、利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −24.2% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 スカパーJSAT9412 国内唯一の静止衛星会社が安全保障で伸びる。ただし衛星は資本を食い、記録的な利益を前提にした今の値段は割高 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 システナ2317 利益の6割を稼ぐ車載ソフトは人月の仕事。IT機器の再販も含め、AIエージェントで縮み、割高(-50%) 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +2.5%) やや割高 カプコン9697 13期連続営業増益・業界最高の利益率。IPブランドは強い堀だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れる前提では今の値段は割高 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 東宝9602 映画配給・興行の国内寡占と都心の不動産。ROEは資本コストを少し上回る程度で、記録的ヒット年を前提にした今の値段は割高 本質価値との差 −29.4% · 10 年 やや割高(年 +2.3%) 割高 株式会社DTS9682 金融・通信・製造の受託開発が中心。堀が薄く、人月の商売はAIエージェントで細り、割高(-52%) 本質価値との差 −33.7% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ソフトバンクグループ9984 ArmとOpenAIへの賭けで時価のNAVは過去最大だが、Armを市場の時価でなく利益で測り直すとNAVは大きく縮み、今の値段は割高 本質価値との差 −35.7% · 10 年 割高(年 +4.7%) 割高 JMDC4483 医療の健診・診療報酬データを製薬や保険者に売る国内最大手。データの希少性は本物だが、ROE は資本コスト並みで、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 TKC9746 税理士と自治体の記録の正本という堀は本物だが、AIエージェントが顧客の事務所の工数を減らす。名目で7%増の売上では今の値段の5割ほど 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 コナミグループ9766 ヒット同時多発で3期連続最高益。利益率の平常化を置くと、利益ベースで測っても今の値段は割高 本質価値との差 −37.9% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社NSD9759 銀行・保険・証券の受託開発が中心。堀が浅く、人月の商売はAIエージェントで細り、割高(-55%) 本質価値との差 −41.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 BIPROGY8056 運用・保守の契約が厚いが、中身は人月と機器の再販。AIエージェントで縮み、割高(-56%) 本質価値との差 −42.8% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 日本オラクル4716 データベースの質と無借金は残るが、保守・クラウドの堀は開示の数字が足りず席・運用の型に置いた。名目の売上は約3%減で割高(-53%) 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 東映9605 稼ぎの9割は東映アニメーションだが、持ち分は4割。取り分に比べて今の値段は重い 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 株式会社フジ・メディア・ホールディングス4676 売却資金を早く返せば報われる。ただ放送の稼ぐ力は細り、10 年の式では今の値段は割高に出る 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 TIS3626 決済の基幹システムは残るが、売上の8割超は人月の受託。AIエージェントで縮み、割高(-60%) 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 トレンドマイクロ4704 AI時代に守る対象は増えるが、統合セキュリティに価格を抑えられ席課金は縮む。厚い純現金は前受収益が中身で、今の値段の4割ほどの価値 本質価値との差 −52.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 株式会社東計電算4746 製造・流通向けの受託開発とデータセンター運用。高い利益率はAIエージェントで下がり、割高(-65%) 本質価値との差 −52.9% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 大塚商会4768 中小企業向けの機器とソフトの販売・保守。事務職の席の減少とAIの中抜きで縮み、割高(-69%) 本質価値との差 −57.0% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 日鉄ソリューションズ2327 製造業の基幹システムを人月で請け負う会社。親会社向けは堅いが外部向けが縮み、割高(-70%) 本質価値との差 −57.9% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 テクマトリックス3762 セキュリティ製品の代理店と医療画像が柱。代理店の取り分と運用は削られるが医療は残り、割高(-68%) 本質価値との差 −59.4% · 10 年 割高(年 −3.2%) 割高 ジャストシステム4686 少人数で高収益のソフト会社だが、無料の AI 家庭教師と生成AIが会員と個人ソフトを削る。席課金は縮み、今の値段の3割ほどの価値 本質価値との差 −60.0% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 JBCCホールディングス9889 クラウド運用と機器販売が主力の中堅向けIT会社。機器とSIの人月が先に削られ、割高(-66%) 本質価値との差 −61.0% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 フューチャー株式会社4722 利益率の高いITコンサルだが、中身は人の時間の販売。AIエージェントに最も狙われる位置で、割高(-72%) 本質価値との差 −61.5% · 10 年 割高(年 −3.2%) 割高 野村総合研究所4307 共同利用型の基幹システムという堀は本物で、AI実装の需要も取れている。それでも人月の部分が縮み、割高(-68%) 本質価値との差 −62.2% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 サイボウズ4776 年払いで解約1%未満の質の高い業務SaaSだが、AIエージェントが業務アプリを直接組み立てる。席課金は縮み、今の値段の3割ほどの価値 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 ウイングアーク1st4432 帳票の法対応で下支えされるが、BIと書類出力はAIエージェントが直接こなす。のれんも重く、今の値段の3割ほどの価値 本質価値との差 −63.1% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 株式会社KADOKAWA9468 出版・アニメ・ゲーム・教育を持つ国内最大級のIP企業。利益は底にあるが、回復を先取りした今の値段は割高 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 オービック4684 直販の質は高いが、保守・クラウドの堀は開示の証拠が足りず席・画面の型に置いた。導入の工数も縮み、名目の売上は約9%減で割高(-76%) 本質価値との差 −66.4% · 10 年 割高(年 −5.2%) 割高 松竹9601 歌舞伎座と東銀座の不動産を持つ老舗。稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段は大きく割高 本質価値との差 −66.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 さくらインターネット3778 AI向けGPUとガバメントクラウドに賭ける国産クラウド。伸びは大きいが、投資の重さと価格下落で今の値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 シンプレクス・ホールディングス4373 証券・銀行の基幹システムを元請けで抱える高利益の会社。人月の積み上げはAIエージェントで崩れ、割高(-75%) 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.4%) 割高 オービックビジネスコンサルタント4733 中小向け会計・給与の法対応は堀だが、AIエージェントが画面課金と導入を縮める。名目で横ばいの売上では今の値段の2割ほどの価値 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.5%) 割高 Sansan4443 名刺データという独自データの堀と黒字化の勢いはあるが、AIエージェントが営業調査と経理を直接こなす。今の値段の2割ほどの価値 本質価値との差 −75.6% · 10 年 割高(年 −7.1%) 割高 ラクス3923 経費精算・請求書の席課金で伸びてきた高ROEのSaaS。AIエージェントが申請・承認・請求の画面を飛ばし、今の値段の1割ほどの価値 本質価値との差 −76.7% · 10 年 割高(年 −7.9%) 割高 PKSHA Technology3993 AIエージェントを自社の売り物にできた珍しい会社だが、大手のAIに価格を抑えられ受託と人材が縮む。今の値段の1割ほどの価値 本質価値との差 −79.0% · 10 年 割高(年 −8.7%) 割高 フリー4478 中小企業の会計・人事労務で席課金を伸ばしたが、AIエージェントが仕訳も申告も直接こなす。成長の前提が崩れ、今の値段の1割ほどの価値 本質価値との差 −82.0% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SHIFT3697 ソフトウェアのテストを人で請け負う会社。AIエージェントが真っ先に置き換える仕事で、割高(-93%) 本質価値との差 −88.7% · 10 年 割高(年 −13.9%) 割高 グローバルセキュリティエキスパート4417 セキュリティ人材の不足を追い風に伸びたが、人月で売る診断・運用はAIエージェントが自動化する。成長を織り込んだ値段の1割に満たない価値 本質価値との差 −91.5% · 10 年 割高(年 −16.7%) 割高 マネーフォワード3994 会計・経費の席課金で伸びてきたが、AIエージェントが経理を直接こなす。利益率が上がる前提が崩れ、今の値段の1割に満たないの価値 本質価値との差 −91.9% · 10 年 割高(年 −16.2%)

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読んだ資料

  1. オークネット 2025 年 12 月期決算説明(ログミーファイナンス)
  2. オークネット 2026 年 12 月期 上方修正・特別配当の説明(ログミーファイナンス)
  3. 中期経営計画 Blue Print 2027(一部変更)

分析日 2026-10-16