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ビジョナル 4194

転職スカウトの「ビズリーチ」を柱にした高収益のネット企業。堀と現金は厚いが、生成 AI と新規事業の使い道が読みにくい。本質価値は今の値段とほぼ並ぶ

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)13,724 円5,520 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)9,905 円3,984 億円差 +38.6%
10 年後から見ると 割安 価値 13,724 円5,520 億円 · 差 +38.6% · 期待の年率 +10.6%
期待の年率リターン(10 年)+10.6%資本コスト比 +2.9 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ビジョナルは、管理職や専門職向けの転職サイト「ビズリーチ」で稼ぐ会社だ。売上の 8 割と利益の大半がここから出る。筆者の結論は、本質価値が今の値段とほぼ並ぶ「適正」である。悪い筋書きを厚く置くと、余裕はほとんど残らない。

ビズリーチは、企業とヘッドハンターが利用料を払い、採用が決まれば成功報酬も払う仕組みだ。利用料が収入の 3 分の 2 を占める。会員は 350 万人を超え、利益率は 6 年続けて 4 割前後だった。借金は無く、現金は時価総額の 2 割ある。

伸びしろは、日本の転職がまだ少ないことにある。正規雇用の転職者は年に 99 万人、率にして 2.7% だ。企業は人手不足で、自分から探しに行く採用を増やさざるを得ない。

重荷は 3 つある。生成 AI が求人と人のつなぎ役を中抜きする恐れ。不況で採用が止まる弱さ。HRMOS など新規事業の赤字と、買収の値段の高さだ。どれも会社固有の事情なので資本コストには足さず、悪い筋書きの確率を厚くして表した。

10 年後の中立は、売上が 2.5 倍、純利益が 2.6 倍。悪い側には 4 割近い確率を置く。それでも本質価値が今にほぼ並ぶのは、現金と利益率の厚みがあるからだ。ただし上下の幅は広く、確率の置き方で結論が動く。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で見るのは 3 点だ。堀は続くか。稼ぐ現金は株主のものになるか。払う値段に余裕はあるか。

堀は本物だ。会員 350 万人と企業 4 万 5,800 社の結びつきは、16 年分のデータごと簡単には写せない。利益率 4 割を 6 年保ったのは、価格を決める力の裏返しでもある。ただ、10 年後も同じ深さかは分からない。生成 AI が求職者と企業を直接結ぶなら、会員という資産の値打ちが変わる。分からない部分が大きい事業なので、確信は下げて見る。

株主のものになる利益は、見かけよりやや少ない。広告宣伝に売上の 3 割を使い続けるうえ、新規事業と買収にも現金を回す。持ち続けて報われるかは、経営がこの現金をどう使うかにかかる。ここが最大の不確かさだ。

値段の余裕は、悪い筋書きを厚く置いてもなお中立の上に残るかで測る。リーマン級の採用凍結で時価総額が 7 割近く落ちる姿も、AI で構造的に負けて 7 割落ちる姿も、確率に入れてある。それでも本質価値は今の値段とほぼ並ぶ。大きな余裕ではないが、悪い側は十分に織り込んである。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は「ビズリーチ」だ。管理職や専門職が職務経歴を登録すると、企業と人材紹介会社(ヘッドハンター)がそれを見て直接スカウトを送る。この「ダイレクトリクルーティング」を日本で最初に事業にしたのが、2009 年創業のビズリーチである。

お金を払うのは企業とヘッドハンターだ。企業は半年ごとの利用料を払い、採用が決まれば成功報酬が乗る。成功報酬は転職後の想定年収の 15% で、ヘッドハンター経由の 20〜30% より低い。収入の 3 分の 2 は利用料で、景気が悪くなっても急には消えにくい。

2 本目の柱は HRMOS だ。採用管理、勤怠、経費精算、人事のクラウドを束ねている。2025 年 10 月に採用管理の Thinkings を買い、有料の企業は 1 万社を超えた。月ごとの解約は 0.5% 弱と低く、年間の売上に当たる ARR は 100 億円を超える。

3 本目は新しい事業の芽(Incubation)だ。物流のトラボックス、中小企業の M&A 仲介サイトの M&Aサクシード、脆弱性管理の yamory、取引先の安全性を調べる Assured がある。売上は伸びているが、2026 年 7 月期の赤字は 24 億円に膨らんだ。ここが今の弱みだ。

費用では広告宣伝費が重い。売上の 3 割を使って会員と企業を集めている。売上総利益率は 9 割を超えるので、広告をどこまで効率よく打てるかが利益率を決める。

優良さと弱いところ

強みは、企業と会員の両方を抱える市場の厚みだ。会員は 350 万人を超え、企業は累計 4 万 5,800 社が使った。ヘッドハンターも 9,500 人を超える。企業は会員が多いから使い、会員は求人が多いから登録する。この循環が 16 年かけて積み上がった。新しい競合が一から作るのは難しい。

利益率の高さが、その裏づけだ。ビズリーチの利益率(本社費を配る前)は 8 年間 36〜47% の間にあり、直近は 41% である。売上総利益率は 9 割を超える。広告費を売上の 3 割を使って、これだけ残る。

弱みは 3 つある。1 つ目は、1 社あたりの売上が 5 年ほぼ横ばいなことだ。成長は客数の増加でまかなってきた。値上げの力があるのかは、まだ見えない。2 つ目は競合の資本力だ。リクルートの「リクルートダイレクトスカウト」は審査がなく、求人数も多い。パーソルの「doda X」も同じ土俵に来た。3 つ目は資本の使い方だ。Thinkings は直近の売上の約 7 倍で買った。新規事業の赤字も続く。

経営は創業者の南壮一郎氏が率い、34% を持つ。持ち株比率は 2021 年の 45% から少しずつ下がってきた。新しい事業を次々と立ち上げるのが会社の流儀で、よい面と、お金の使い道が見えにくい面の両方がある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の中途採用は、人手不足を背景に追い風が続く。転職を考える就業者は 2023 年に初めて 1,000 万人を超えた。それでも実際に転職した正規雇用者は年に 99 万人、率にして 2.7% だ。日本は勤続の長い人が多く、流動化の余地はまだ大きい。待っていても人が来ないので、企業は自分から探しに行く。

ダイレクトリクルーティングの市場は、矢野経済研究所の推計で 2024 年度が約 1,300 億円。前の年から 2 割近く伸びた。人材紹介(ホワイトカラー)は約 4,500 億円で、1 割強の伸びである。手数料の安いダイレクト型が、3 割台が相場とされる紹介型から採用費を取っていく構図だ。ビズリーチの売上はこの市場の半分前後に当たる(市場の定義が違うので目安)。

競争は厳しくなる。リクルートダイレクトスカウト、doda X、LinkedIn、Wantedly が同じ人材を取りにきている。審査なしで登録できる競合は、求人の数で勝る。ビズリーチは審査制で会員の質を保つ道を選んだ。

最大の構造変化は生成 AI だ。求人票や職務経歴書の作成は AI が肩代わりする。AI が企業と人を直接結ぶようになれば、間に立つ場の価値は薄れる。ビズリーチは自社でも生成 AI の特許を持ち、レジュメの自動作成などを出している。ただ、会員データという資産を守れるかは、これからの 5 年で決まる。

景気にも弱い。採用意欲は景気に敏感だ。コロナの 2021 年 7 月期でも連結売上は 11% 増えた。利用料が下支えしたからだ。ただしリーマン級の落ち込みは、まだ経験していない。

資本政策と M&A

還元は、これまでほぼ無かった。配当はゼロで、自社株買いの実績も見当たらない。会社は「株価・資本コスト・今後の現金を見て検討する」と説明するにとどまる。事業が現金を生み、2026 年 7 月期末の現金は 828 億円、借金は無い。時価総額の 2 割にあたる。

使い道の優先は、ビズリーチを増益させつつ、新規事業と M&A に回すことだ。2025 年 10 月に Thinkings を約 140 億円で買った。同社の売上は 20 億円ほどで、営業利益は 1 億円に満たなかった。値段は高い。HRMOS の顧客層を広げる狙いだが、のれん(買収の上乗せ分)は 120 億円に増えた。

筆者がいちばん見ているのは、この先の現金の使い方だ。営業活動で入る現金は年に 230 億円を超える。買収と新規事業で使い切るのか、株主に返すのかで、10 年後の ROE が変わる。今の ROE は 24% あるが、現金を抱えたまま稼ぐ力が落ちるのが最悪の形だ。

創業者の南氏が 34% を持つため、敵対的な TOB は考えにくい。親会社はなく、買う側に回る会社だ。買われる側になる確率は低い。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

ビズリーチは、売上の 3 分の 2 が利用料というストック型で、利益率が 4 割ある。2026 年 7 月期は売上が 24% 伸び、営業利益は 246 億円と会社の見通しを上回った。会員は 353 万人。企業が増えるほど会員の価値が上がり、会員が増えるほど企業が来る。この循環は強まる一方だ。

日本の転職率は 2.7%。まだ上がる途中にすぎない。人手不足は人口減で続くので、企業はスカウト型の採用を増やさざるを得ない。成功報酬は紹介会社より低く、企業にとって得だ。ビズリーチの売上が毎年 15% 前後伸びても、市場の伸びと整合する。

HRMOS は買収で有料の企業が 1 万社を超えた。月ごとの解約は 0.5% 弱で、一度入れたら外されにくい。ビズリーチの会員データと HRMOS の社内データを合わせた「人的資本のデータ基盤」が実現すれば、単なる転職サイトより一段上の事業になる。

会社には現金 828 億円と借金ゼロがある。景気後退で採用が止まっても耐えられ、買収の余力も大きい。生成 AI の懸念は株価が先に織り込んだ面があり、今の値段はこの質に対して高くない。

慎重な見方

最大の問題は、1 社あたりの売上が 5 年ほとんど伸びていないことだ。成長は客数の増加だけで、値上げの力は証明されていない。企業の数が頭打ちになれば、成長は一気に鈍る。会社は 2027 年 7 月期の営業利益を 266 億円と、市場の予想より低く出した。HRMOS への投資を 3 年続けるためだ。利益の伸びは売上の伸びを下回る。

生成 AI は、ビズリーチの土台を揺らす。求人票も経歴書も AI が作り、AI が企業と人を直接つなぐなら、会員基盤を持つ場の価値は下がる。リクルートや LinkedIn が同じ道具を持つ。審査なしで求人数の多いリクルートダイレクトスカウトに対し、ビズリーチは会員の質で勝負するしかなく、広告費で追いかけ続ける構造だ。

利益は景気に弱い。成功報酬の 3 分の 1 は採用が止まれば消え、利用料の更新も減る。リーマン級の不況は、まだ経験していない。

そして資本の使い方だ。Thinkings は売上の 7 倍で買った。新規事業は 4 つあるが、赤字が 24 億円まで膨らんだ。創業者が 34% を持つため、外からの牽制は働きにくい。現金があっても、使い方を間違えれば株主のものにならない。

どちらに重みを置いたか

質は高い。ただし、確かな材料と不確かな材料で重さが違う。ビズリーチの堀と現金は実在し、これは確かだ。生成 AI への耐性と新規事業の収益化は、まだ証明されていない。そこで悪い側(やや悲観と悲観)に 10 年で 4 割近い確率を置いた。中立は会社の中期目標より低い伸びに抑えた。確率の置き方で結論が動く。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/07 期)

確率で加重した株価時価総額 23,428 円9,423 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 3,803 円1,530 億円)。 今の値に割り戻すと 13,724 円5,520 億円、今との差 +38.6%、 期待の年率 +10.6%(資本コスト 7.8%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 53,150 円2.14 兆円 6,464 円2,600 億円 +501.9% +19.7% 4,769 円1,918 億円
やや楽観 20% 38,739 円1.56 兆円 5,221 円2,100 億円 +343.8% +16.1% 8,792 円3,536 億円
中立 33% 28,055 円1.13 兆円 4,475 円1,800 億円 +228.4% +12.6% 10,735 円4,318 億円
やや悲観 24% 8,377 円3,370 億円 2,486 円1,000 億円 +9.7% +0.9% 2,607 円1,049 億円
悲観 15% 1,065 円428 億円 1,119 円450 億円 −78.0% −14.0% 328 円132 億円
加重平均100% 23,428 円9,423 億円3,803 円1,530 億円 +174.9% +10.6% 27,231 円1.10 兆円

今の株価時価総額 9,905 円3,984 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 8% 転職が常識になり、人的資本のデータ基盤になる 利益 890 億円 · PER 23.7 倍 · 株価時価総額 53,150 円2.14 兆円

日本の転職がもう一段増え、ビズリーチは大企業の全社導入が進んで売上が 2,500 億円を超える。会員データと HRMOS の人事データがつながり、社内の配置から外部の採用までを 1 つで回す基盤になる。

生成 AI は敵ではなく武器になる。求人票や経歴書の作成を自動にして、成功率を上げる。リクルートや LinkedIn との競争では、審査制の会員の質が差になり、1 アカウントの売上は物価を上回って上がる。

新規事業のうち 2 つは稼ぎ頭に育つ。M&Aサクシードは地銀を通じて中小企業の事業承継の入口になる。会社は現金を毎年返し、ROE は 2 割台を保つ。

  • ビズリーチ(転職スカウト):数量 70,000(年間に使った企業とヘッドハンターの数(社・人、推定))× 価格 0.04(1 アカウントあたりの年間売上(億円。利用料と成功報酬の合計))→ 売上 2,533 億円・営業利益 1,064 億円。ビズリーチ:70,000アカウント、利益率 42%
  • HRMOS(採用管理・人事のクラウド):数量 45,000(有料契約の企業数(年間の平均、推定))× 価格 0.02(1 社あたりの年間売上(億円))→ 売上 697 億円・営業利益 223 億円。HRMOS:45,000社、利益率 32%
  • 新規事業ほか(Incubation とその他 HR Tech):数量 38,000(有償の取引先数(社、推定))× 価格 0.02(1 社あたりの年間売上(億円))→ 売上 681 億円・営業利益 150 億円。新規事業:38,000社、利益率 22%

倍率:事業の純利益 884 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 61.7% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 34.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 23.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 23.6 倍 + 余った現金(戻り方込み)200 億円。全体の PER 23.67 倍、時価総額 21,066 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:転職の増加、生成 AI の味方化、新規事業の成功がそろう必要がある。10 年で 3 つとも当たる確率は低く、1 割に届かない 8% とした。

やや楽観 20% ビズリーチが堅調に伸び、HRMOS が第 2 の柱になる 利益 658 億円 · PER 23.3 倍 · 株価時価総額 38,739 円1.56 兆円

ビズリーチは年 10% 前後の伸びを保ち、売上は 2,000 億円を超える。転職の増加と大企業への浸透が効き、利益率は 4 割を保つ。1 アカウントの売上は物価並みに上がる。

HRMOS は有料企業が 3 万社を超え、社内版ビズリーチなどを足して 1 社あたりの売上が物価以上に伸びる。利益率は 28% になる。

新規事業は M&Aサクシードを中心に黒字化し、500 億円規模になる。生成 AI は求人票の作成などに取り込み、会員基盤の価値は守られる。会社は買収と還元を並べて進め、ROE は 2 割台を保つ。

  • ビズリーチ(転職スカウト):数量 60,000(年間に使った企業とヘッドハンターの数(社・人、推定))× 価格 0.03(1 アカウントあたりの年間売上(億円。利用料と成功報酬の合計))→ 売上 2,078 億円・営業利益 852 億円。ビズリーチ:60,000アカウント、利益率 41%
  • HRMOS(採用管理・人事のクラウド):数量 36,000(有料契約の企業数(年間の平均、推定))× 価格 0.01(1 社あたりの年間売上(億円))→ 売上 540 億円・営業利益 151 億円。HRMOS:36,000社、利益率 28%
  • 新規事業ほか(Incubation とその他 HR Tech):数量 30,000(有償の取引先数(社、推定))× 価格 0.02(1 社あたりの年間売上(億円))→ 売上 511 億円・営業利益 92 億円。新規事業:30,000社、利益率 18%

倍率:事業の純利益 652 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 53.8% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 30.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 23.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 23.2 倍 + 余った現金(戻り方込み)200 億円。全体の PER 23.31 倍、時価総額 15,338 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:ビズリーチが会社の目標に近い伸びを 10 年続け、HRMOS が 2 本目の柱に育つ道。確度は高いが、10 年は長い。

中立 33% ビズリーチは年 8% で伸び、堀を保つ 利益 485 億円 · PER 22.9 倍 · 株価時価総額 28,055 円1.13 兆円

ビズリーチは年 8% 前後で伸び、売上は 10 年で 2 倍強になる。客数は 7 割ほど増えるが、中小企業へ広がるぶん 1 アカウントの売上は物価より少し遅れて伸びる。利益率は 4 割を保つ。

HRMOS は 2.8 万社まで増え、利益率は 25% に届く。新規事業は一部が黒字化し、売上は 330 億円ほどになる。買収は続くが、1 件あたりの大きさは今の Thinkings 並みにとどまる。

生成 AI は採用の手間を減らし、会員基盤の価値は保たれる。会社は稼いだ現金の 6 割ほどを株主に返す。ただ成長が落ちるので、倍率は今より下がる。

  • ビズリーチ(転職スカウト):数量 52,000(年間に使った企業とヘッドハンターの数(社・人、推定))× 価格 0.03(1 アカウントあたりの年間売上(億円。利用料と成功報酬の合計))→ 売上 1,747 億円・営業利益 699 億円。ビズリーチ:52,000アカウント、利益率 40%
  • HRMOS(採用管理・人事のクラウド):数量 28,000(有料契約の企業数(年間の平均、推定))× 価格 0.01(1 社あたりの年間売上(億円))→ 売上 398 億円・営業利益 100 億円。HRMOS:28,000社、利益率 25%
  • 新規事業ほか(Incubation とその他 HR Tech):数量 20,000(有償の取引先数(社、推定))× 価格 0.02(1 社あたりの年間売上(億円))→ 売上 331 億円・営業利益 40 億円。新規事業:20,000社、利益率 12%

倍率:事業の純利益 479 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 46.6% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 27.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 22.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 22.7 倍 + 余った現金(戻り方込み)200 億円。全体の PER 22.89 倍、時価総額 11,102 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:ビズリーチが成長率を落としながらも堀を保つ、いちばん素直な道。競争と AI の影響で上下に広く散るので 3 割台にとどめた。

やや悲観 24% リクルートと AI に押され、成長が止まる 利益 232 億円 · PER 13.8 倍 · 株価時価総額 8,377 円3,370 億円

リクルートダイレクトスカウトなどの低価格競争で、ビズリーチは客数が頭打ちになる。値上げも進まず、売上は 10 年で 5 割増にとどまる。

生成 AI が求人票と経歴書の作成を無料に近づけ、利用料の根拠が薄れる。利益率は 33% まで下がる。HRMOS は伸びるが値引き競争で利益が薄い。新規事業の多くは撤退する。

会社は買収で成長を買おうとするが、値段が高く稼ぎに変わらない。広告費の負担は重いまま、現金は新規事業と買収に流れる。倍率は 12 倍まで縮み、時価総額は今の 8 割にとどまる。それでも会社は赤字にならず、堀が痩せたまま「普通の会社」になる。

  • ビズリーチ(転職スカウト):数量 40,000(年間に使った企業とヘッドハンターの数(社・人、推定))× 価格 0.03(1 アカウントあたりの年間売上(億円。利用料と成功報酬の合計))→ 売上 1,189 億円・営業利益 392 億円。ビズリーチ:40,000アカウント、利益率 33%
  • HRMOS(採用管理・人事のクラウド):数量 22,000(有料契約の企業数(年間の平均、推定))× 価格 0.01(1 社あたりの年間売上(億円))→ 売上 266 億円・営業利益 32 億円。HRMOS:22,000社、利益率 12%
  • 新規事業ほか(Incubation とその他 HR Tech):数量 16,000(有償の取引先数(社、推定))× 価格 0.01(1 社あたりの年間売上(億円))→ 売上 237 億円・営業利益 7 億円。新規事業:16,000社、利益率 3%

倍率:事業に要らない現金300億円(戻り方0.5)を分けると、事業の純利益228億円(現金の税後利息を除く)・事業のROE13.8%。RONIC=k7.75%+残る割合1/2×(ROE13.8%−k7.75%)=10.9%、長期の成長率g4.0%から正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)=15.8倍。堀は並み。上限は事業228億円×15.8倍+余った現金150億円=3,756億円。成長と堀の持ちを低く見るので、上限を下回らせる。やや悲観は上限の8.5割に置き、時価総額3,193億円、全体のPERに直して13.8倍。

確率:競合の低価格化と AI の影響で成長が止まる道。堀は壊れないが、価格を決める力が弱まる。10 年では十分起こりうるため、中立に近い厚みを置いた。

悲観 15% AI に中抜きされ、もう優良ではなくなる 利益 30 億円 · PER 14.3 倍 · 株価時価総額 1,065 円428 億円

AI が企業と人を直接結び、LinkedIn やリクルートの無料に近いサービスに会員が流れる。ビズリーチの売上は今より 3 割減り、広告を打っても客数は戻らない。利益率は 2 割に落ちる。

HRMOS も顧客が離れ、買収で積んだのれんの減損が出る。新規事業は赤字の穴埋めに現金を使い続ける。会社は経営の立て直しに追われ、還元も細る。

利益は 30 億円ほどで、優良とは言えない。広告費を削れば会員が減り、打てば赤字になる袋小路に入る。創業者の経営への信頼も揺らぐ。現金と自己資本が値段の下支えになるだけで、時価総額は今の 3 割弱にとどまる。

  • ビズリーチ(転職スカウト):数量 22,000(年間に使った企業とヘッドハンターの数(社・人、推定))× 価格 0.03(1 アカウントあたりの年間売上(億円。利用料と成功報酬の合計))→ 売上 569 億円・営業利益 114 億円。ビズリーチ:22,000アカウント、利益率 20%
  • HRMOS(採用管理・人事のクラウド):数量 14,000(有料契約の企業数(年間の平均、推定))× 価格 0.01(1 社あたりの年間売上(億円))→ 売上 149 億円・営業利益 −8 億円。HRMOS:14,000社、利益率 -5%
  • 新規事業ほか(Incubation とその他 HR Tech):数量 8,000(有償の取引先数(社、推定))× 価格 0.01(1 社あたりの年間売上(億円))→ 売上 99 億円・営業利益 −8 億円。新規事業:8,000社、利益率 -8%

倍率:事業に要らない現金200億円(戻り方0.5)を分けると、事業の純利益27億円(現金の税後利息を除く)・事業のROE2.1%。ROEがk7.75%以下なので、ためた利益は額面に満たない価値で、PERは1÷k=12.5倍まで。上限は事業27億円×12.5倍+余った現金100億円=440億円。構造的に負けた後の値付けは、稼ぐ力(事業の純利益÷k)に純現金を足した額を超えない。悲観は上限の9.5割に置き、時価総額428億円、全体のPERに直して14.28倍。

確率:AI が企業と人を直接結ぶ構造的な負けを 15% とした。同業のネット企業と同水準で、資本コストにこのリスクは足していない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ビズリーチ(転職スカウト)

管理職・専門職向けのスカウト型転職サービス。企業とヘッドハンターが利用料と成功報酬を払う。

数量年間に使った企業とヘッドハンターの数(社・人、推定)価格1 アカウントあたりの年間売上(億円。利用料と成功報酬の合計)売上営業利益
今 2026/07 31,000 0.03 801 331
10 年後 中立 52,000 0.03 1,747 699

取り方:2024 年 7 月期は企業 16,000 社超とヘッドハンター 7,800 人超で売上 578 億円、1 アカウント約 240 万円(会社開示)。2026 年 7 月期は開示が無いので、売上の伸び(前期比 16.8%)の大半を数量とみて 31,000 と推定した。1 アカウントの売上は 258 万円(801.3 億円 ÷ 31,000)。営業利益は管理部門経費を配る前の値(331 億円)。

HRMOS(採用管理・人事のクラウド)

採用管理(HRMOS 採用・Thinkings の sonar ATS)、勤怠、経費精算、人財活用などのクラウド。月額課金。

数量有料契約の企業数(年間の平均、推定)価格1 社あたりの年間売上(億円)売上営業利益
今 2026/07 9,600 0.01 93 5
10 年後 中立 28,000 0.01 398 100

取り方:2026 年 7 月期末の有料企業は 10,699 社、月額 ARPU は 8.05 万円(年 96.6 万円)、ARR は 103.4 億円(会社開示)。売上 92.9 億円は Thinkings を 2025 年 10 月から連結した値なので、年間の平均企業数を 9,600 社と置いた。営業損益は配賦前で 4.9 億円の黒字。 数量は実物(有料企業数。1.07 万社から 2.8 万社へ)。1 社あたり売上 1.47 倍は、物価 1.34 倍に、複数製品の併用による上乗せを小さく加えた値。

新規事業ほか(Incubation とその他 HR Tech)

トラボックス・M&Aサクシード・yamory・Assured の 4 事業と、新卒向けや IT コンサルなど HR Tech の新規事業。

数量有償の取引先数(社、推定)価格1 社あたりの年間売上(億円)売上営業利益
今 2026/07 8,000 0.01 99 −19
10 年後 中立 20,000 0.02 331 40

取り方:Incubation の売上 54.9 億円と、その他 HR Tech(連結売上からの残差)43.9 億円を合わせた 98.8 億円。事業ごとの顧客数は開示が無いので、1 社あたり約 124 万円で 8,000 社と推定した。営業損益は Incubation の配賦前の損失 17 億円ほどと、その他の残差を合わせた値。 数量は実物(有償の取引先数)。価格は物価並み。

リスクと懸念

生成 AI による中抜き

求人票や経歴書は AI が作れる。AI が企業と人を直接つなぐようになれば、会員基盤を持つ場の価値が下がる。ビズリーチは自社でも生成 AI を使うが、会員データという資産を守れるかは、今後 5 年で決まる。これは 10 年の悪い筋書きの中心だ。

採用市場の景気感応

成功報酬は収入の 3 分の 1 で、採用が止まれば最初に消える。利用料も更新されなくなる。コロナ期は売上が伸びたが、リーマン級の不況は経験していない。悪い筋書きは、この不況の底を想定した。企業の採用計画の見直しは、四半期の決算にすぐ出る。

競合の資本力と価格

リクルートダイレクトスカウトは審査がなく、求人数も多い。doda X や LinkedIn も同じ人材を狙う。大きな会社が料金を下げて追えば、ビズリーチは会員の質を保ちながら広告費で追いかけることになり、利益率が下がる。

1 アカウントの売上が伸びない

5 年ほぼ横ばいで、成長は客数の増加でまかなってきた。企業の数が頭打ちになれば成長は一気に鈍る。中小企業へ広がるほど平均の売上は下がりやすく、値上げの力はまだ証明されていない。物価が 3% で続く世界では、これが利益率の重しになる。

新規事業の赤字と買収の高値

新規事業 4 つと HRMOS に投資が続き、2026 年 7 月期の Incubation の赤字は 24 億円まで膨らんだ。Thinkings は直近の売上の約 7 倍で買い、のれんは 120 億円に増えた。買収が期待どおり稼がなければ、減損が出る。

創業者への集中と還元方針の不在

創業者が 34% を持ち、外からの牽制は働きにくい。配当も自社株買いもなく、現金の使い道は経営に任されている。現金が事業に回って稼ぎに変わらなければ、株主のものにならない。持ち株比率は 2021 年の 45% から 34% へ下がったが、なお筆頭で、発言力は大きい。

今後の分かれ目

ビズリーチの 1 アカウントあたりの売上が 2 期続けて伸びたら
値上げの力が確かめられたことになる。10 年の楽観・やや楽観の確率を上げ、価格の置き方を見直す。
年間に使った企業の数の伸びが 1 桁に落ちたら
客数で伸ばす成長が止まり始めた合図になる。やや悲観の確率を上げ、中立の伸びを下げる。
配当や自社株買いの方針が数字で示されたら
現金の使い道が見え、余った現金への見方が確かになる。ROE が上がり、中立の倍率を支える。逆に大型の買収が続けば、のれんの減損を考える。
生成 AI のサービスが採用で使われ、会員の新規登録が減り始めたら
10 年の悲観の確率を上げる。会員データの価値が落ちるかどうかが分かれ目だ。
HRMOS の黒字化が 2028 年 7 月期より遅れたら
投資の回収が読めなくなる。HRMOS の利益率を下げ、新規事業全体の評価を見直す。
リクルートが料金を大きく下げ、企業が乗り換え始めたら
価格競争が本格化したとみて、やや悲観の確率を上げる。利益率は 4 割を保てない。

見ておくもの

  • ビズリーチの四半期売上の伸びと、年間に使った企業・ヘッドハンターの数
  • スカウト可能な会員数と、新規登録の勢い(生成 AI の影響が出るならここが先)
  • HRMOS の ARR・有料企業数・月ごとの解約率と、黒字化の時期
  • Incubation の赤字額と、事業ごとの撤退・黒字化
  • 株主還元の方針(配当・自社株買い)と、買収の規模
  • 広告宣伝費の売上比と、ビズリーチの利益率(40% 前後を保てるか)

倍率と資本コストの決め方

ビズリーチと新規事業に分け、会員数・利用料で積んだ。前受金・未払・運転資金を引いた余った現金400億円は、還元の実績が無いので戻り方0.5で足した。倍率は式の上限(正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)、k7.75%、堀は並みで残る割合1/2)に対する位置で置いた。楽観は上限の9割、やや楽観8.5割、中立8割、やや悲観8.5割、悲観は事業の純利益÷kの稼ぐ力(と純現金)の9.5割。今のPERや同業の倍率、谷の倍率は見ていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 17.49→23.67 倍・やや楽観 PER 16.27→23.31 倍・中立 PER 15.13→22.89 倍・悲観 PER 13.93→14.28 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 KDDI9433 au・金融・ローソン・衛星通信を束ねる経済圏企業。利益で測ると今の値段は割安 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +9.4%) 割安 カバー5253 ホロライブという人気 IP を持つが、利益率はまだ伸びきらない。10 年の利益で測ると、今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 +43.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 NTT9432 携帯とデータセンターの二本柱で稼ぐ国内最大のインフラ企業。借金は重いが、利益の 6 割を株主に返す姿勢が続けば、償却を取得原価のまま置くと本質価値は今の時価総額を3割半上回る(割安) 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 GMOペイメントゲートウェイ3769 決済手数料という薄い儲けを件数の拡大で稼ぐ会社。成長の青写真は本物で、今の株価はそれをほぼ織り込んだ適正な水準。 本質価値との差 +35.4% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 メルカリ4385 国内フリマの首位で、金融と米国も黒字に。貸し倒れと手数料競争を織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +32.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) やや割安 GMOインターネットグループ9449 決済とドメインの安定収益を持つ創業者主導のネット企業集団。親会社株主の取り分は薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 オークネット3964 中古車・スマホ・ブランド品の「売り買いの場」を運営する堅実な会社。利益は伸びるが、今の値段は 10 年先の成長まで先に払っている 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 光通信9435 通信・電力・保険の継続契約で稼ぐストック事業と、1兆円超の上場株投資を併せ持つ複合体。利益で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ソフトバンク株式会社9434 通信本体は安定して稼ぐが、PayPay と法人 AI の伸びに依存し借金も重い。配当を利益の 75% 前後まで払う会社なので、利益で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +14.4% · 10 年 やや割安(年 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データベースの質と無借金は残るが、保守・クラウドの堀は開示の数字が足りず席・運用の型に置いた。名目の売上は約3%減で割高(-53%) 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 東映9605 稼ぎの9割は東映アニメーションだが、持ち分は4割。取り分に比べて今の値段は重い 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 株式会社フジ・メディア・ホールディングス4676 売却資金を早く返せば報われる。ただ放送の稼ぐ力は細り、10 年の式では今の値段は割高に出る 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 TIS3626 決済の基幹システムは残るが、売上の8割超は人月の受託。AIエージェントで縮み、割高(-60%) 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 トレンドマイクロ4704 AI時代に守る対象は増えるが、統合セキュリティに価格を抑えられ席課金は縮む。厚い純現金は前受収益が中身で、今の値段の4割ほどの価値 本質価値との差 −52.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 株式会社東計電算4746 製造・流通向けの受託開発とデータセンター運用。高い利益率はAIエージェントで下がり、割高(-65%) 本質価値との差 −52.9% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 大塚商会4768 中小企業向けの機器とソフトの販売・保守。事務職の席の減少とAIの中抜きで縮み、割高(-69%) 本質価値との差 −57.0% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 日鉄ソリューションズ2327 製造業の基幹システムを人月で請け負う会社。親会社向けは堅いが外部向けが縮み、割高(-70%) 本質価値との差 −57.9% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 テクマトリックス3762 セキュリティ製品の代理店と医療画像が柱。代理店の取り分と運用は削られるが医療は残り、割高(-68%) 本質価値との差 −59.4% · 10 年 割高(年 −3.2%) 割高 ジャストシステム4686 少人数で高収益のソフト会社だが、無料の AI 家庭教師と生成AIが会員と個人ソフトを削る。席課金は縮み、今の値段の3割ほどの価値 本質価値との差 −60.0% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 JBCCホールディングス9889 クラウド運用と機器販売が主力の中堅向けIT会社。機器とSIの人月が先に削られ、割高(-66%) 本質価値との差 −61.0% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 フューチャー株式会社4722 利益率の高いITコンサルだが、中身は人の時間の販売。AIエージェントに最も狙われる位置で、割高(-72%) 本質価値との差 −61.5% · 10 年 割高(年 −3.2%) 割高 野村総合研究所4307 共同利用型の基幹システムという堀は本物で、AI実装の需要も取れている。それでも人月の部分が縮み、割高(-68%) 本質価値との差 −62.2% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 サイボウズ4776 年払いで解約1%未満の質の高い業務SaaSだが、AIエージェントが業務アプリを直接組み立てる。席課金は縮み、今の値段の3割ほどの価値 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 ウイングアーク1st4432 帳票の法対応で下支えされるが、BIと書類出力はAIエージェントが直接こなす。のれんも重く、今の値段の3割ほどの価値 本質価値との差 −63.1% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 株式会社KADOKAWA9468 出版・アニメ・ゲーム・教育を持つ国内最大級のIP企業。利益は底にあるが、回復を先取りした今の値段は割高 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 オービック4684 直販の質は高いが、保守・クラウドの堀は開示の証拠が足りず席・画面の型に置いた。導入の工数も縮み、名目の売上は約9%減で割高(-76%) 本質価値との差 −66.4% · 10 年 割高(年 −5.2%) 割高 松竹9601 歌舞伎座と東銀座の不動産を持つ老舗。稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段は大きく割高 本質価値との差 −66.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 さくらインターネット3778 AI向けGPUとガバメントクラウドに賭ける国産クラウド。伸びは大きいが、投資の重さと価格下落で今の値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 シンプレクス・ホールディングス4373 証券・銀行の基幹システムを元請けで抱える高利益の会社。人月の積み上げはAIエージェントで崩れ、割高(-75%) 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.4%) 割高 オービックビジネスコンサルタント4733 中小向け会計・給与の法対応は堀だが、AIエージェントが画面課金と導入を縮める。名目で横ばいの売上では今の値段の2割ほどの価値 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.5%) 割高 Sansan4443 名刺データという独自データの堀と黒字化の勢いはあるが、AIエージェントが営業調査と経理を直接こなす。今の値段の2割ほどの価値 本質価値との差 −75.6% · 10 年 割高(年 −7.1%) 割高 ラクス3923 経費精算・請求書の席課金で伸びてきた高ROEのSaaS。AIエージェントが申請・承認・請求の画面を飛ばし、今の値段の1割ほどの価値 本質価値との差 −76.7% · 10 年 割高(年 −7.9%) 割高 PKSHA Technology3993 AIエージェントを自社の売り物にできた珍しい会社だが、大手のAIに価格を抑えられ受託と人材が縮む。今の値段の1割ほどの価値 本質価値との差 −79.0% · 10 年 割高(年 −8.7%) 割高 フリー4478 中小企業の会計・人事労務で席課金を伸ばしたが、AIエージェントが仕訳も申告も直接こなす。成長の前提が崩れ、今の値段の1割ほどの価値 本質価値との差 −82.0% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SHIFT3697 ソフトウェアのテストを人で請け負う会社。AIエージェントが真っ先に置き換える仕事で、割高(-93%) 本質価値との差 −88.7% · 10 年 割高(年 −13.9%) 割高 グローバルセキュリティエキスパート4417 セキュリティ人材の不足を追い風に伸びたが、人月で売る診断・運用はAIエージェントが自動化する。成長を織り込んだ値段の1割に満たない価値 本質価値との差 −91.5% · 10 年 割高(年 −16.7%) 割高 マネーフォワード3994 会計・経費の席課金で伸びてきたが、AIエージェントが経理を直接こなす。利益率が上がる前提が崩れ、今の値段の1割に満たないの価値 本質価値との差 −91.9% · 10 年 割高(年 −16.2%)

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読んだ資料

  1. ビジョナル 2026 年 7 月期 決算短信(2026-09-10)
  2. ビジョナル ビジネスモデルと戦略(2025 年 6 月)
  3. 矢野経済研究所 人材ビジネス市場に関する調査(2025 年)

分析日 2026-10-16