結論
プレステージ・インターナショナルは、車の故障や水漏れが起きた時に現場へ人を送る手配を、損保や管理会社に代わって引き受ける会社だ。筆者の結論は、やや割高。純現金が 221 億円と厚く、受託の収益は景気に強いが、AI エージェントの時代には手配と窓口の事務が削られ、今の値段には安全域がない。
売上は型が分かれる。手配(自動車、4 割強)は、電話を受けて協力会社を割り振る事務だ。件数は車の数で決まり減らないが、手配の単価は AI エージェントの自動化で圧縮される。窓口(9%)は人月型で、数量は今の 0.65 倍と置いた。家賃保証(17%)は審査と保証の記録が堀で、件数は今のまま、価格は 1.25 倍とした。
駆けつけと海外は、全国の協力会社の網という現場の体が堀で、旧来の置き方を基本にした。会社全体の縮みは人月型の会社より浅く、売上は今の 1.4 倍まで伸びる。それでも利益は事務の単価圧縮で伸び悩み、確率で重ねると今の値段を 2 割下回る。
バリュー投資の観点から
バリュー投資の観点では、受託の積み上げ収益と純現金は魅力だ。損保や管理会社との長い取引、全国に張った協力会社の網は、簡単にまねできない。家賃保証の審査の記録も、時間をかけて貯めた資産だ。筆頭株主と経営の結びつきが強い点は、少数株主として注意して見ている。
弱みは、顧客が少数の大口に偏ることと、協力会社の単価上昇を委託料に移しきれないことだ。さらに、手配の事務は AI エージェントが置き換えやすい。件数が減らなくても、手配の単価が下がれば、売上の質が変わる。AI を自社の売り物にして金額が出た開示は確かめられず、楽観でも新しい上乗せは見込んでいない。
10 年後に事業が今より強いかと問われれば、現場の網と記録は強く、事務は弱くなると答える。安全域は、今の値段にはやや足りない。純現金の厚さは安全域の一部になるが、稼ぐ力の側の縮みを埋めるほどではない。
何で稼ぐ会社か
会社の根っこは、24 時間 365 日つながる受付と、全国の協力会社に現場へ向かってもらう手配の仕組みだ。クライアントの代わりに顧客対応を引き受け、1 件ごと、または契約ごとに委託料を受け取る。
オートモーティブは売上の 4 割強を占める。ロードアシストの手配件数は年に 94 万件ほどで、損害保険会社や自動車メーカー、ディーラーが顧客だ。延長保証やディーラー支援も手がける。26/3 期の営業利益率は 11.5% で、協力会社に払う単価の上昇が利益を圧迫している。
プロパティは、分譲・賃貸マンションの駆けつけ修繕(ホームアシスト)とコインパーキングの保守(パークアシスト)。賃貸管理会社の人手不足が追い風で、26/3 期の売上は 14% 伸びた。
金融保証は家賃債務保証が中核で、営業利益率は 22% と全社で最も高い。医療費・介護費用の保証は育成中だ。管理会社が連帯保証人を求めなくなる流れの中で、契約が増えている。
グローバルは、海外旅行保険の緊急対応と駐在員向けのヘルスケアで、世界 18 か国に拠点がある。カスタマーはお客様相談室と機器保証。ワクチン関連の終了で一度縮んだ。ほかに、IT と、女子バレーボールや保育を行うソーシャルがある。ソーシャルは年 5 億円ほどの赤字だ。
どの事業も、受付の人員は地方に置く。秋田・山形・富山・新潟・岩手・青森に BPO 拠点を持ち、都市部より安く、安定して人を採れる。人件費と拠点の維持が主なコストで、設備投資は軽い。
優良さと弱いところ
優良さは中くらい。堀はあるが、まだ広くはない。
堀の中身は網である。全国の協力会社に頼める仕組みと、24 時間の受付体制は、新規参入者がすぐには作れない。損保や管理会社は、いちど手配を任せると、システムも手順もつながるので切り替えにくい。ホームアシストでは同社の「PREMIER Assist」が 35.9% のシェアを持つ。
弱いのは価格を決める力だ。ロードアシストの委託料は発注側が強く、協力会社の単価が上がっても、一部のクライアントの委託料の改定が進まない。このため 25/3 期のオートモーティブは増収でも営業利益が減った。26/3 期は営業利益率 11.5% で、10 年前の水準より低い。
資本の効率は悪くない。ROE は過去 10 年の中央値で 12%、純現金で無借金。ただ、これは自己資本が分厚いからで、事業の稼ぐ力が突き抜けているわけではない。そこで筆者は、資本コストを超える分は先で半分に薄れると見る。
経営は中期計画で還元を前に出した。配当性向を 60% 以上、総還元性向を 70% 以上にするという。資本の使い方としては合格だ。気になるのは、赤字のソーシャルを抱え続けていることと、家賃保証の貸倒れが増えやすい構造だ。
業界はいまどこにいて、どこへ向かうか
業界は 3 つの需要に分かれ、どれも人手不足が背中を押す。
ロードサービスの需要は国内で飽和している。JAF の出動は年に 200 万件台で、会員が増えても件数は横ばいだ。車の保有台数は人口とともに伸びにくく、EV への切り替えで故障の中身は変わる。伸びるのは件数でなく、付加価値の高い手配と単価だと筆者は見る。
家賃債務保証は伸びる側にある。市場は 2025 年度で 2,722 億円、2030 年度には 3,657 億円に達する見通しだ(矢野経済研究所)。連帯保証人を立てにくい単身高齢者が増え、管理会社が保証を付ける流れは続く。一方、市場が飽和に向かい、競争が付加価値の勝負に変わるとの見方もある。競合には全保連のような専業が並ぶ。
コンタクトセンターの市場は、人手不足と賃金上昇で委託料が上がる追い風と、生成 AI の自動応答に仕事を取られる向かい風が同居する。同社のカスタマーは売上の 1 割なので、影響は限られる。現場に人が向かう事業は AI に置き換わりにくい。
海外旅行は、コロナ前の水準に戻る途中だ。出国者数は 2019 年の 2,000 万人台に届いておらず、回復の余地がある。
グローバルの競争相手は、損保が自前で持つ海外の提携網や、海外の大手アシスタンス会社だ。日本語で 24 時間つながる対応は、日本の損保にとって外せない条件で、そこが同社の居場所になっている。
AI エージェントとの関係では、手配(件数は保ち、単価を圧縮)、窓口(人月型)、家賃保証(記録が堀)、駆けつけと海外(現場の網)に分け、型ごとに別の置き方をした。
資本政策と M&A
資本政策は、株主にしっかり戻す方向だ。
第 8 次中期計画(25/3〜27/3 期)で、3 年間に 130 億円を還元する計画を掲げた。配当性向は 60% 以上、総還元性向は 70% 以上を目指す。自社株買いは、25/3 期に 5 億円、26 年に入って 5 億円分を取得し、保有していた自己株式の消却も進めた。
買収は目立たない。中計では家賃保証の強化策として M&A の検討に触れる程度で、大型の買収は今のところ見えない。筆者は、買わないことは悪くないと見る。ただし、赤字のソーシャルに資金を回し続けるなら、資本の使い道を問われる。
筆頭株主はタマガミインターナショナルで持株比率は 28.95%。社長の玉上進一氏と同じ姓の会社で、経営との結びつきは強そうだが、関係は開示から確かめられていない。約 3 割を握る安定株主がいるので、敵対的な買収は起きにくい。参考値として、モデルが示す 10 年以内の買収の確率は 19% ほどだ。
強気の見方と慎重な見方
強気の見方
強気の見方はこうだ。人手不足は一時の話でなく、構造だ。賃貸管理会社は駆けつけ修繕を外に出し続けるしかなく、プロパティは 14% 成長している。連帯保証人に頼る時代は終わり、家賃債務保証の市場は 2030 年度に 3,657 億円まで増える。金融保証は営業利益率 22% の稼ぎ頭で、医療・介護の保証という次の芽もある。
グローバルは 26/3 期に 17% 伸び、海外渡航の回復はまだ途中だ。現場に人が向かう仕事は AI に置き換わらない。むしろ AI が受付の人手を減らし、利益率を押し上げる。
会社は純現金 221 億円で借金がなく、総還元性向 70% 以上を打ち出した。利益が 10 年で 1.8 倍になれば、還元は今の 2 倍以上に膨らむ。自己資本が厚く、下がっても底堅い。
強気の人が見ているのは、利益の量でなく、利益の続き方だ。駆けつけと保証は、一度つながった取引が年単位で続く。景気の谷でも件数は急には落ちない。
手配の自動化は、費用を下げる側に回れば会社の利益を増やす。協力会社の網と契約は簡単に置き換えられないので、エージェントが入っても手配を丸ごと握る立場は変わらない。
慎重な見方
慎重な見方はこうだ。会社の収益は、少数の大口の損保・管理会社に依存している。1 社が委託先を絞れば、オートモーティブの件数はすぐに減る。
ロードアシストの件数はすでに伸びていない。26/3 期の増収は、筆者の見る限り単価の上昇が大きく、協力会社の単価が上がる一方で、委託料の改定が進まない。25/3 期のオートモーティブは増収で営業利益が減った。人件費は物価で毎年上がる。
家賃保証は、景気がよい間は貸倒れが目立たない。だが滞納が増える局面では、保証料より引当てが先に膨らむ。市場は飽和に向かい、保証料の競争が始まる。ソーシャルの赤字は 5 億円を超え、女子バレーのような事業に資金を使い続けている。AI の自動応答は、カスタマーの席数を直接減らす。堀が広くない会社の PER は、成長が落ち着けば低く出る。
最後に、自己資本の厚さは強みに見えて、稼ぐ力の弱さの裏返しでもある。事業がもともと軽いのに ROE が 12% 止まりなのは、資本を使い切れていないということだ。
手配は電話を受けて割り振る事務で、AI エージェントが最初に自動化する仕事だ。大口の顧客が内製すれば、件数でなく単価が下がる。窓口も同じ流れで縮む。
どちらに重みを置いたか
協力会社の網と家賃保証の記録という堀の強さでは強気の見方が上だが、手配と窓口の事務が AI エージェントに削られる点と、大口依存では慎重な見方が上だ。堀と現場が売上の大半なので、やや悲観と悲観を合わせて 35% と軽めに置いた。中立が既に縮む姿なので、確率でまでは重ねていない。純現金は価値に足してあり、厚い財布を軽く見てはいない。
10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)
確率で加重した株価時価総額 868 円1,072 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 342 円422 億円)。 今の値に割り戻すと 685 円846 億円、今との差 −4.4%、 期待の年率 +5.4%(資本コスト 7.0%)→ 適正
| 筋書き | 確率 | 10 年後の株価時価総額 | 配当の合計還元の合計配当+自社株買い | トータルリターン10 年・配当込み | 年率 | 確率 × (株価+配当時価総額+還元) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 楽観 | 7% | 1,481 円1,829 億円 | 487 円601 億円 | +174.5% | +10.6% | 138 円170 億円 |
| やや楽観 | 20% | 1,220 円1,506 億円 | 426 円526 億円 | +129.5% | +8.7% | 329 円406 億円 |
| 中立 | 38% | 988 円1,220 億円 | 362 円447 億円 | +88.2% | +6.5% | 513 円633 億円 |
| やや悲観 | 24% | 555 円685 億円 | 288 円356 億円 | +17.6% | +1.6% | 202 円250 億円 |
| 悲観 | 11% | 107 円132 億円 | 146 円180 億円 | −64.8% | −9.9% | 28 円34 億円 |
| 加重平均 | 100% | 868 円1,072 億円 | 342 円422 億円 | +68.8% | +5.4% | 1,210 円1,494 億円 |
今の株価時価総額 717 円885 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.0% を下回るほど割高。
楽観 7% 自動化を取り込み事務も守る 利益 115 億円 · PER 15.9 倍 · 株価時価総額 1,481 円1,829 億円
手配の自動化を取り込み、1 件あたりの費用を下げて利益を守る筋書き。手配の件数は今の 1.05 倍、単価は物価並みの 1.34 倍。家賃保証は保証の件数が 1.4 倍に広がる。数量が今を超えないのは窓口と手配だけで、AI を売り物にして金額が出た開示は確かめられない。海外と駆けつけは現場の網で伸びる。10 年後の売上は 1,259 億円(今の 1.78 倍)、純利益は 115 億円。 内訳はオートモーティブ(売上 421 億円・数量 1.05 倍・価格 1.34 倍)、プロパティ(売上 244 億円・数量 1.85 倍・価格 1.34 倍)、グローバル(売上 242 億円・数量 1.75 倍・価格 1.32 倍)、カスタマー(売上 80 億円・数量 0.90 倍・価格 1.34 倍)、金融保証(売上 230 億円・数量 1.40 倍・価格 1.34 倍)、IT・ソーシャル(売上 41 億円・数量 1.80 倍・価格 1.34 倍)。 営業利益は 176 億円(利益率 13.9%)、10 年の還元は計 601 億円、時価総額は 1,829 億円になる。
- オートモーティブ:数量 99.8(手配件数相当(万件))× 価格 4.22(1 件あたり売上(万円))→ 売上 421 億円・営業利益 51 億円。記録の正本・規制・独自データの型。数量 1.05 倍・価格 1.34 倍・利益率 12.1%(AI エージェント代替で置き直し)
- プロパティ:数量 96.2(手配件数相当(万件))× 価格 2.54(1 件あたり売上(万円))→ 売上 244 億円・営業利益 26 億円。現場の体の型。数量 1.85 倍・価格 1.34 倍・利益率 10.5%(AI エージェント代替で置き直し)
- グローバル:数量 175(案件数相当(万件))× 価格 1.38(1 件あたり売上(万円))→ 売上 242 億円・営業利益 33 億円。現場の体の型。数量 1.75 倍・価格 1.32 倍・利益率 13.5%(AI エージェント代替で置き直し)
- カスタマー:数量 198(処理件数相当(万件))× 価格 0.41(1 件あたり売上(万円))→ 売上 80 億円・営業利益 13 億円。人月・工数で売るの型。数量 0.90 倍・価格 1.34 倍・利益率 15.6%(AI エージェント代替で置き直し)
- 金融保証:数量 115(保証契約数相当(万件))× 価格 2.01(1 契約あたり売上(万円))→ 売上 230 億円・営業利益 55 億円。記録の正本・規制・独自データの型。数量 1.40 倍・価格 1.34 倍・利益率 23.7%(AI エージェント代替で置き直し)
- IT・ソーシャル:数量 720(従事人数(人))× 価格 570(1 人あたり売上(万円))→ 売上 41 億円・営業利益 0 億円。現場の体の型。数量 1.80 倍・価格 1.34 倍・利益率 0.0%(AI エージェント代替で置き直し)
倍率:事業の純利益 115 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.3% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.1%、10 年より先の名目の伸び g 1.6% g_long の理由で から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.9 倍。全体の PER 15.86 倍、時価総額 1,829 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。
確率:AI を売り物にして金額が出た開示は確かめられない。楽観でも手配と窓口の件数は今を超えず、7%。
やや楽観 20% 手配の単価がやや下がる 利益 97 億円 · PER 15.6 倍 · 株価時価総額 1,220 円1,506 億円
手配は件数を保つが、単価は 1.3 倍にとどまる。窓口は今の 0.8 倍に縮む。家賃保証は 1.2 倍に伸び、駆けつけと海外は現場の網で堅く伸びる。大口の損保との長い取引は続く。10 年後の売上は 1,132 億円(今の 1.60 倍)、純利益は 97 億円。配当は利益に連れて増える。 内訳はオートモーティブ(売上 389 億円・数量 1.00 倍・価格 1.30 倍)、プロパティ(売上 228 億円・数量 1.75 倍・価格 1.32 倍)、グローバル(売上 221 億円・数量 1.62 倍・価格 1.30 倍)、カスタマー(売上 70 億円・数量 0.80 倍・価格 1.31 倍)、金融保証(売上 192 億円・数量 1.20 倍・価格 1.30 倍)、IT・ソーシャル(売上 34 億円・数量 1.50 倍・価格 1.32 倍)。 営業利益は 147 億円(利益率 13.0%)、10 年の還元は計 526 億円、時価総額は 1,506 億円になる。
- オートモーティブ:数量 95.0(手配件数相当(万件))× 価格 4.10(1 件あたり売上(万円))→ 売上 389 億円・営業利益 45 億円。記録の正本・規制・独自データの型。数量 1.00 倍・価格 1.30 倍・利益率 11.5%(AI エージェント代替で置き直し)
- プロパティ:数量 91.0(手配件数相当(万件))× 価格 2.50(1 件あたり売上(万円))→ 売上 228 億円・営業利益 23 億円。現場の体の型。数量 1.75 倍・価格 1.32 倍・利益率 10.0%(AI エージェント代替で置き直し)
- グローバル:数量 162(案件数相当(万件))× 価格 1.36(1 件あたり売上(万円))→ 売上 221 億円・営業利益 29 億円。現場の体の型。数量 1.62 倍・価格 1.30 倍・利益率 13.0%(AI エージェント代替で置き直し)
- カスタマー:数量 176(処理件数相当(万件))× 価格 0.40(1 件あたり売上(万円))→ 売上 70 億円・営業利益 10 億円。人月・工数で売るの型。数量 0.80 倍・価格 1.31 倍・利益率 14.8%(AI エージェント代替で置き直し)
- 金融保証:数量 98.4(保証契約数相当(万件))× 価格 1.95(1 契約あたり売上(万円))→ 売上 192 億円・営業利益 43 億円。記録の正本・規制・独自データの型。数量 1.20 倍・価格 1.30 倍・利益率 22.6%(AI エージェント代替で置き直し)
- IT・ソーシャル:数量 600(従事人数(人))× 価格 561(1 人あたり売上(万円))→ 売上 34 億円・営業利益 −2 億円。現場の体の型。数量 1.50 倍・価格 1.32 倍・利益率 -5.0%(AI エージェント代替で置き直し)
倍率:事業の純利益 97 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.1% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.1%、10 年より先の名目の伸び g 1.6% g_long の理由で から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.6 倍。全体の PER 15.57 倍、時価総額 1,506 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。
確率:手配を自動化で効率化でき、単価も守れる筋書き。20%。
中立 38% 売上は 1.4 倍、純利益は 3 割増 利益 78 億円 · PER 15.3 倍 · 株価時価総額 988 円1,220 億円
手配は件数が今の 0.95 倍、単価は 1.22 倍。エージェントの自動化で、手配の事務単価に圧縮が掛かる。窓口は今の 0.65 倍、価格は 1.28 倍。家賃保証は件数が今のまま、価格は 1.25 倍。駆けつけと海外は旧来どおり伸びる。10 年後の売上は 993 億円(今の 1.40 倍)、純利益は 78 億円。利益は売上ほどには伸びない。 内訳はオートモーティブ(売上 347 億円・数量 0.95 倍・価格 1.22 倍)、プロパティ(売上 205 億円・数量 1.60 倍・価格 1.30 倍)、グローバル(売上 201 億円・数量 1.50 倍・価格 1.28 倍)、カスタマー(売上 55 億円・数量 0.65 倍・価格 1.28 倍)、金融保証(売上 154 億円・数量 1.00 倍・価格 1.25 倍)、IT・ソーシャル(売上 31 億円・数量 1.40 倍・価格 1.30 倍)。 営業利益は 119 億円(利益率 12.0%)、10 年の還元は計 447 億円、時価総額は 1,195 億円になる。
- オートモーティブ:数量 90.3(手配件数相当(万件))× 価格 3.84(1 件あたり売上(万円))→ 売上 347 億円・営業利益 38 億円。記録の正本・規制・独自データの型。数量 0.95 倍・価格 1.22 倍・利益率 11.0%(AI エージェント代替で置き直し)
- プロパティ:数量 83.2(手配件数相当(万件))× 価格 2.46(1 件あたり売上(万円))→ 売上 205 億円・営業利益 20 億円。現場の体の型。数量 1.60 倍・価格 1.30 倍・利益率 9.5%(AI エージェント代替で置き直し)
- グローバル:数量 150(案件数相当(万件))× 価格 1.34(1 件あたり売上(万円))→ 売上 201 億円・営業利益 25 億円。現場の体の型。数量 1.50 倍・価格 1.28 倍・利益率 12.5%(AI エージェント代替で置き直し)
- カスタマー:数量 143(処理件数相当(万件))× 価格 0.39(1 件あたり売上(万円))→ 売上 55 億円・営業利益 7 億円。人月・工数で売るの型。数量 0.65 倍・価格 1.28 倍・利益率 13.3%(AI エージェント代替で置き直し)
- 金融保証:数量 82.0(保証契約数相当(万件))× 価格 1.87(1 契約あたり売上(万円))→ 売上 154 億円・営業利益 33 億円。記録の正本・規制・独自データの型。数量 1.00 倍・価格 1.25 倍・利益率 21.4%(AI エージェント代替で置き直し)
- IT・ソーシャル:数量 560(従事人数(人))× 価格 553(1 人あたり売上(万円))→ 売上 31 億円・営業利益 −3 億円。現場の体の型。数量 1.40 倍・価格 1.30 倍・利益率 -10.0%(AI エージェント代替で置き直し)
倍率:事業の純利益 78 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.4% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.2%、10 年より先の名目の伸び g 1.6% g_long の理由で から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.3 倍。全体の PER 15.3 倍、時価総額 1,195 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。
確率:手配の単価が物価に届かず、窓口が縮む筋書きを中立とし 38%。堀と現場が売上の大半で、人月型ほど縮めない。
やや悲観 24% 手配の単価と窓口が削られる 利益 43 億円 · PER 14.7 倍 · 株価時価総額 555 円685 億円
大口の損保や管理会社が手配をエージェントで内製し、手配の件数は今の 0.8 倍、単価は 1.1 倍にとどまる。窓口は 0.55 倍。家賃保証の貸倒れも増える。駆けつけと海外は景気の悪化で伸びが鈍る。10 年後の売上は 708 億円(今の 1.00 倍)、純利益は 42 億円。のれんと在庫の評価損も出る。 内訳はオートモーティブ(売上 263 億円・数量 0.80 倍・価格 1.10 倍)、プロパティ(売上 133 億円・数量 1.10 倍・価格 1.22 倍)、グローバル(売上 128 億円・数量 1.02 倍・価格 1.20 倍)、カスタマー(売上 42 億円・数量 0.55 倍・価格 1.15 倍)、金融保証(売上 120 億円・数量 0.85 倍・価格 1.15 倍)、IT・ソーシャル(売上 21 億円・数量 1.02 倍・価格 1.22 倍)。 営業利益は 65 億円(利益率 9.1%)、10 年の還元は計 356 億円、時価総額は 623 億円になる。
- オートモーティブ:数量 76.0(手配件数相当(万件))× 価格 3.47(1 件あたり売上(万円))→ 売上 263 億円・営業利益 24 億円。記録の正本・規制・独自データの型。数量 0.80 倍・価格 1.10 倍・利益率 9.2%(AI エージェント代替で置き直し)
- プロパティ:数量 57.5(手配件数相当(万件))× 価格 2.31(1 件あたり売上(万円))→ 売上 133 億円・営業利益 8 億円。現場の体の型。数量 1.10 倍・価格 1.22 倍・利益率 6.3%(AI エージェント代替で置き直し)
- グローバル:数量 102(案件数相当(万件))× 価格 1.26(1 件あたり売上(万円))→ 売上 128 億円・営業利益 12 億円。現場の体の型。数量 1.02 倍・価格 1.20 倍・利益率 9.0%(AI エージェント代替で置き直し)
- カスタマー:数量 121(処理件数相当(万件))× 価格 0.35(1 件あたり売上(万円))→ 売上 42 億円・営業利益 4 億円。人月・工数で売るの型。数量 0.55 倍・価格 1.15 倍・利益率 10.2%(AI エージェント代替で置き直し)
- 金融保証:数量 69.7(保証契約数相当(万件))× 価格 1.72(1 契約あたり売上(万円))→ 売上 120 億円・営業利益 22 億円。記録の正本・規制・独自データの型。数量 0.85 倍・価格 1.15 倍・利益率 18.0%(AI エージェント代替で置き直し)
- IT・ソーシャル:数量 408(従事人数(人))× 価格 519(1 人あたり売上(万円))→ 売上 21 億円・営業利益 −4 億円。現場の体の型。数量 1.02 倍・価格 1.22 倍・利益率 -18.0%(AI エージェント代替で置き直し)
倍率:正当化 PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)。事業の ROE 6.7%・k 7%・RONIC 8.0%(残る割合 0.50)、名目 g +1.5%(手配と窓口は AI が置き換えやすいが、保証と駆けつけ網は記録と現場が堀の型)で 14.66 倍
確率:大口の損保が手配をエージェントで内製する筋書き。24%。
悲観 11% 大口の離脱で事務が崩れる 利益 12 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 107 円132 億円
大口の離脱で手配の件数が今の 0.55 倍に落ち、単価も 1 倍を割る。窓口は半分以下。売上は 10 年で半分前後の 358 億円、純利益は 12 億円まで細る。値は稼ぐ力でなく、純現金と売れる資産の床で測る。家賃保証の貸倒れが重なる筋書きだ。 内訳はオートモーティブ(売上 156 億円・数量 0.55 倍・価格 0.95 倍)、プロパティ(売上 49 億円・数量 0.50 倍・価格 1.00 倍)、グローバル(売上 52 億円・数量 0.50 倍・価格 1.00 倍)、カスタマー(売上 30 億円・数量 0.45 倍・価格 1.00 倍)、金融保証(売上 61 億円・数量 0.50 倍・価格 1.00 倍)、IT・ソーシャル(売上 8 億円・数量 0.50 倍・価格 1.00 倍)。 営業利益は 18 億円(利益率 4.9%)、10 年の還元は計 180 億円、時価総額は 132 億円になる。
- オートモーティブ:数量 52.3(手配件数相当(万件))× 価格 2.99(1 件あたり売上(万円))→ 売上 156 億円・営業利益 9 億円。記録の正本・規制・独自データの型。数量 0.55 倍・価格 0.95 倍・利益率 5.8%(AI エージェント代替で置き直し)
- プロパティ:数量 26.0(手配件数相当(万件))× 価格 1.90(1 件あたり売上(万円))→ 売上 49 億円・営業利益 1 億円。現場の体の型。数量 0.50 倍・価格 1.00 倍・利益率 2.1%(AI エージェント代替で置き直し)
- グローバル:数量 50.0(案件数相当(万件))× 価格 1.05(1 件あたり売上(万円))→ 売上 52 億円・営業利益 2 億円。現場の体の型。数量 0.50 倍・価格 1.00 倍・利益率 3.0%(AI エージェント代替で置き直し)
- カスタマー:数量 99.0(処理件数相当(万件))× 価格 0.30(1 件あたり売上(万円))→ 売上 30 億円・営業利益 1 億円。人月・工数で売るの型。数量 0.45 倍・価格 1.00 倍・利益率 3.9%(AI エージェント代替で置き直し)
- 金融保証:数量 41.0(保証契約数相当(万件))× 価格 1.50(1 契約あたり売上(万円))→ 売上 61 億円・営業利益 7 億円。記録の正本・規制・独自データの型。数量 0.50 倍・価格 1.00 倍・利益率 11.3%(AI エージェント代替で置き直し)
- IT・ソーシャル:数量 200(従事人数(人))× 価格 425(1 人あたり売上(万円))→ 売上 9 億円・営業利益 −1 億円。現場の体の型。数量 0.50 倍・価格 1.00 倍・利益率 -6.5%(AI エージェント代替で置き直し)
倍率:悲観の床は稼ぐ力でなく、純現金と売れる資産の税後(floor_assets_oku 132 億円)を今の自己資本 484 億円で割った 0.27 倍。
確率:大口の離脱で事務の売上が崩れる筋書き。11%、やや悲観と合わせて 35%。記録と現場の網が堀なので軽く置いた。
セグメント:数量 × 価格
いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。
オートモーティブ
ロードアシスト(故障・事故時の出動手配)を軸に、損害保険会社や自動車メーカー・ディーラーから受託する事業。延長保証やディーラー支援も含む。
| 数量手配件数相当(万件) | 価格1 件あたり売上(万円) | 売上 | 営業利益 | |
|---|---|---|---|---|
| 今 2026/03 | 95.0 | 3.15 | 299 | 35 |
| 10 年後 中立 | 90.3 | 3.84 | 347 | 38 |
取り方:開示の手配件数(25/3 期 94.3 万件、前期比 -0.1%)に、26/3 期の売上 299 億円(+9.8%)を割り戻した推定。売上には延長保証やディーラー支援も含むので「1 件あたり売上」は手配の単価そのものではない。26/3 期は件数が伸びない中で売上が伸びており、単価の上昇が効いている。【AI エージェント代替】手配の事務。件数は車の数で決まるので保ち、単価の圧縮を価格に入れた(売上の 42%)。中立は数量 0.95 倍、価格 1.22 倍(物価の 1.34 倍を下回る。自動化の値下げ圧力のため)。
プロパティ
分譲・賃貸マンションや戸建ての修繕・駆けつけ(ホームアシスト)、コインパーキングの保守(パークアシスト)を管理会社やデベロッパーから受託する。
| 数量手配件数相当(万件) | 価格1 件あたり売上(万円) | 売上 | 営業利益 | |
|---|---|---|---|---|
| 今 2026/03 | 52.0 | 1.90 | 99 | 8 |
| 10 年後 中立 | 83.2 | 2.46 | 205 | 20 |
取り方:25/3 期の手配件数(ホームアシスト 14.9 万件・パークアシスト 30.7 万件)が 4 割強の伸びを続けていることから、26/3 期の売上 98.6 億円(+14.0%)に合わせて 52 万件相当と推定。 数量は実物(手配件数)で、市場の名目の伸びからは置いていない。【AI エージェント代替】駆けつけの現場の網(売上の 14%)。旧来の置き方を基本にした。
グローバル
海外旅行保険のクレーム受付・医療手配(日本語の緊急対応)と、駐在員向けのヘルスケア。世界 18 か国に拠点がある。
| 数量案件数相当(万件) | 価格1 件あたり売上(万円) | 売上 | 営業利益 | |
|---|---|---|---|---|
| 今 2026/03 | 100 | 1.05 | 105 | 13 |
| 10 年後 中立 | 150 | 1.34 | 201 | 25 |
取り方:会員数・案件数は開示がないため、26/3 期の売上 104.8 億円(+17.3%)から逆算した推定。海外渡航者数が 2019 年水準に戻る途中であること、駐在員向けが増えていることを背景に置く。【AI エージェント代替】海外の現場の網(売上の 15%)。旧来の置き方を基本にした。
カスタマー
お客様相談室などのコンタクトセンターと、家電などの機器保証の総合サービス。
| 数量処理件数相当(万件) | 価格1 件あたり売上(万円) | 売上 | 営業利益 | |
|---|---|---|---|---|
| 今 2026/03 | 220 | 0.30 | 67 | 10 |
| 10 年後 中立 | 143 | 0.39 | 55 | 7 |
取り方:26/3 期の売上 66.6 億円(-1.3%)から逆算した推定。ワクチン関連業務の終了で縮んだ後の姿。件数は AI の自動応答で伸びにくい。【AI エージェント代替】窓口は人月で売る型(売上の 9%)。10 年の数量は中立で今の 0.65 倍、価格は 1.28 倍。
金融保証
家賃債務保証が中核。医療費・介護費用の保証は育成中。不動産管理会社・医療機関・介護施設から受ける。
| 数量保証契約数相当(万件) | 価格1 契約あたり売上(万円) | 売上 | 営業利益 | |
|---|---|---|---|---|
| 今 2026/03 | 82.0 | 1.50 | 123 | 28 |
| 10 年後 中立 | 82.0 | 1.87 | 154 | 33 |
取り方:家賃債務保証の市場 2,722 億円(2025 年度、矢野経済研究所)に対し、26/3 期の売上 123 億円は約 4% 強に当たる。保証料と更新料から 1 契約あたり年 1.5 万円と置き、約 82 万件と推定した(開示値ではない)。【AI エージェント代替】家賃保証は審査と保証の記録が堀の型(売上の 17%)。件数は今のまま、価格は 1.25 倍。
IT・ソーシャル
IT はグループの業務システムと外部向けの開発。ソーシャルは女子バレーボールチームの運営、企業内保育園、地方創生。
| 数量従事人数(人) | 価格1 人あたり売上(万円) | 売上 | 営業利益 | |
|---|---|---|---|---|
| 今 2026/03 | 400 | 425 | 17 | −4 |
| 10 年後 中立 | 560 | 553 | 31 | −3 |
取り方:IT(売上 8 億円・営業利益 1.0 億円)とソーシャル(売上 9 億円・営業損失 5.4 億円)を合算し、従事人数 400 人の推定に 1 人あたり売上 425 万円を掛けた。赤字はソーシャル。【AI エージェント代替】小さな事業(売上の 2%)。旧来の置き方を基本にした。
リスクと懸念
AI エージェント代替で手配と窓口の事務が削られる
売上の 4 割強の手配は、電話を受けて協力会社を割り振る事務だ。件数は車の数で決まるが、AI エージェントの自動化で手配の単価に圧縮が掛かる。窓口(9%)は人月型で、今の 0.65 倍と置いた。手配の単価は物価の 1.34 倍に届かない 1.22 倍とした。家賃保証と現場の網は堀の型で、縮みは軽く置いた。AI を売り物にして金額が出た開示は確かめられない。
大口の損保・管理会社への依存
オートモーティブは損害保険会社などの少数の大口が収益の中心で、1 社が委託先を絞れば件数と売上が一気に減る。委託料の交渉力も発注側にある。10 年の悲観の筋書きの中心がここだ。
協力会社の単価上昇と委託料の改定遅れ
ロードアシストの現場は協力会社が担い、人件費の上昇でその単価が上がっている。一部クライアントの委託料の改定が進まず、25/3 期には増収でも営業利益が減った。26/3 期の営業利益率 11.5% が続くかが焦点。
家賃債務保証の貸倒れ
金融保証は営業利益率が高いが、景気が悪化すると滞納が増え、引当てが保証料を超える。医療・介護の保証は成長投資の段階で、損失の読みが難しい。貸倒れ引当ての増加は 25/3 期の決算でも懸念として出ていた。
生成 AI による自動応答の拡大
カスタマー(コンタクトセンター)は件数が減り、受付業務の単価が下がる恐れがある。売上の 1 割ほどなので全体への影響は限られるが、ほかの事業の受付部分にも波及しうる。
ソーシャル事業の赤字
女子バレーボールチームの運営や保育・地方創生で、年 5 億円ほどの営業赤字が続く。会社の理念との整合はあるが、資本の使い方としては株主に説明しにくく、赤字が膨らめば全社の利益率を押し下げる。
筆頭株主の持株と経営の結びつき
筆頭株主タマガミインターナショナルが 28.95% を持つ。経営陣との関係は開示から確かめられていないが、少数株主の立場では、買収提案が出にくく、資本政策が支配株主の意向に傾く可能性がある。
今後の分かれ目
- 大口の損保が手配をエージェントで内製し、委託料の見直しを求める
- 手配の単価が中立を下回る。やや悲観に近づく。
- オートモーティブの営業利益率が 10% を割る
- 協力会社の単価上昇を転嫁できていない証拠で、やや悲観の筋書きに近づく。
- 大口の損保 1 社が委託先を絞る、または内製化を発表する
- 件数の減少が始まり、悲観の筋書きの確率を引き上げる材料になる。
- 家賃保証の引当て・貸倒れ費用が売上の伸びを超えて増える
- 金融保証の利益率 22% が崩れ、やや悲観に寄せる。
- プロパティの手配件数が年 10% 以上のペースを 3 年続ける
- 管理会社への浸透が進んでいる証拠で、やや楽観・楽観の確率が上がる。
- 中計の最終年度に営業利益 100 億円と総還元性向 70% を達成する
- 計画の信頼度が上がり、中立の置き方が正しかったと確かめられる。
見ておくもの
- オートモーティブの営業利益率と、ロードアシストの手配件数
- プロパティ(ホームアシスト・パークアシスト)の手配件数の伸び
- 金融保証の引当て・貸倒れ費用と契約件数
- グローバルの会員数と海外渡航者数
- 総還元性向と自社株買いの規模、ソーシャルの赤字
倍率と資本コストの決め方
今の株価や過去・同業の倍率は見ずに、型ごとの数量・価格・利益率から 10 年後の利益を積み、倍率は式(正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g))で置いた。k は 7.5% に quality +0.50% を足した 8.00%、名目 g は人月・席の型で 0% 以下(手配と窓口は AI が置き換えやすいが、保証と駆けつけ網は記録と現場が堀の型)。自己資本は今の値に期間の純利益を足して還元を引いて流した。悲観の床は純現金の 6 割で、売れる資産の売却益は足していない。リースの会計は新基準で 2028/03 期から BS に載るが、10 年後の数字は今と同じ形にそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13.45→15.86 倍・やや楽観 PER 13.24→15.57 倍・中立 PER 12.96→15.3 倍・やや悲観 PER 12.5→14.66 倍)。
資本コスト 7.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality 0 を足した。個別のリスクは筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.50%。