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日本郵政 6178

利益のほぼ全部が金融2社の持分。式どおりの倍率で見ると、10年の価値は今の時価総額を1割弱下回る適正圏だが、安全域は薄い

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,375 円6.49 兆円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,399 円6.56 兆円差 −1.0%
10 年後から見ると 適正 価値 2,375 円6.49 兆円 · 差 −1.0% · 期待の年率 +6.8%
期待の年率リターン(10 年)+6.8%資本コスト比 −1.5 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日本郵政は、ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の上場2社を、議決権でそれぞれ約5割持つ持株会社だ。筆者の見立てでは、10年の価値は今の時価総額を1割弱下回る。適正の範囲に収まるが、買う側の安全域は薄い。

利益の中身は偏っている。2026年3月期の純利益3,745億円は、ゆうちょ(純利益5,255億円)とかんぽ(同1,687億円)の持分と、アフラックの持分法益がすべてを生んだ。郵便・物流、窓口、本社費を合わせると、差し引きで赤字である。

金融2社の利益は、短期金利2%・長期金利3%が定着すれば大きく伸びる。だが日本郵政の取り分は、売出しのたびに減る。ゆうちょの持株比率は、2023年と2025年の売出しで議決権の49.8%まで下がった。中立の筋書きは、10年後にゆうちょ38%・かんぽ45%を見る。売出しの手取りも全部は株主に戻らない。2025年3月の手取り6,000億円強は、日本郵便の増資に回った。

倍率は式どおりに置いた。ROEは中立で6〜7%と、資本コスト8.25%に届かない。利益に掛ける倍率は12.1倍が頭打ちで、中立は11.8倍とした。上場2社を時価の税後7割で売る見方は、連結利益に倍率を掛けた値の3分の1ほどにしかならず、採らない。郵便・物流の取扱数は毎年5%前後減り、2027年3月期は1,040億円の営業赤字が予想されている。この穴が上値を重くする。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、見る点は三つある。

第一に、利益の質だ。日本郵政の利益は、金融2社の持分でほぼすべてが生まれ、郵便・物流と窓口は足を引っ張る。金融2社の利益を決めるのは金利で、事業の力というより金利への感応度である。

第二に、資本の使い方だ。還元は手厚いが、売出しの手取りは日本郵便の増資にも消える。赤字の事業に資本を足し続ける構図は、オーナーの目には好ましくない。

第三に、払う値段だ。10年の価値は今の時価総額の約0.93倍で、安全域と呼べる余白がない。

ROEが資本コストを下回る間は、ためた利益1に1未満の価値しかつかない。この会社を持ち続けたいと思える条件は二つある。郵便・物流の赤字が止まること、売出しの手取りが株主に戻ることだ。今はどちらも途中にある。前者は2027年3月期の予想がなお大きな赤字であり、後者は2025年3月の手取りが日本郵便の増資に回った事実が示すとおり、確かめられていない。

何で稼ぐ会社か

日本郵政の稼ぎは四つある。

一つ目は郵便・物流だ。日本郵便が担い、2026年3月期の取扱数は計160億件と前期より5.0%減った。内訳は、郵便117.5億通(6.5%減)、ゆうメール31.7億個、ゆうパック5.65億個(1.3%増)、ゆうパケット5.63億個(4.7%増)である。営業収益は22,975億円だが、うち1,639億円は買収したJPトナミの上乗せ分だ。営業損益は118億円の赤字で、2027年3月期は1,040億円の赤字を会社は見込む。

二つ目は郵便局の窓口だ。全国約2.4万の郵便局で、金融2社の商品を売る。収益10,139億円の中身は、交付金3,206億円、銀行手数料2,978億円、郵便手数料2,012億円、保険手数料898億円などである。保険手数料は2年で1,256億円から898億円へ細り、営業利益は231億円から69億円に落ちた。

三つ目は不動産で、麻布台ヒルズ森JPタワーなどの賃貸ビルを持つ。営業利益は239億円。賃貸等不動産の時価は、簿価を約7,000億円上回る。

四つ目が上場2社の持分だ。ゆうちょは約190兆円の預金を債券などで運用し、かんぽは郵便局の窓口を主な販売網に保険を売る。日本郵政の議決権は、ゆうちょ49.8%・かんぽ49.7%(2026年3月末)。残りの利益は他の株主へ流れる。このほか、米アフラックの持分9.9%から、持分法益が416億円入る。

優良さと弱いところ

日本郵政の堀は、全国約2.4万の郵便局網だ。他社にはまねできない。ゆうちょの預金集めも、かんぽの保険販売も、日本郵便の集配も、この網の上で動く。法律が網の維持を義務づけ、交付金も払う。ここまでは強い堀である。

だが堀の広さが、利益に届いていない。網を守る費用が重く、郵便・物流と窓口を合わせた2026年3月期の営業損益は、49億円の赤字だった。

資本効率も低い。ROEは3.9%で、資本コスト8.25%に届かない。自己資本比率3.4%は、銀行と保険のバランスシートを連結しているためで、事業会社の数字とは比べられない。

経営の規律には傷がある。2019年のかんぽ生命の不適正募集では、金融庁と総務省から行政処分を受けた。2024年度にも、顧客情報の流用が発覚している。政府は日本郵政株の35.9%(議決権38.0%)を持ち、法律上は3分の1超を持ち続ける義務を負う。信用の源である一方、思い切った再編を縛る。

筆者は、堀の質は高いのに、その果実を株主が取りにくい構造だと見る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

郵便・物流は、二つの流れが逆に動く市場だ。手紙は減り、荷物は増える。2026年3月期に郵便は6.5%減り、ゆうパケットは4.7%増えた。荷物ではヤマト運輸と佐川急便が先行し、日本郵便は追う側にいる。1個あたりの収益は荷物が手紙の数倍なので、荷物の比率が上がれば平均単価は上がる。ただし荷物は配達費が重く、2026年3月期は集配運送の委託費だけで675億円増えた。

料金の仕組みが変わる。2026年6月12日に郵便法が改正され、定形郵便の料金は、上限を認可で決める形になる。物価や人件費の上昇に合わせて、機動的に直せる道が開けた。

金融は金利が主役だ。短期金利2%・長期金利3%が定着すれば、ゆうちょの資金収支は大きく改善する。2026年3月期のゆうちょの資金利益は約1.3兆円で、前期より3,500億円増えた。かんぽは保有契約の減少が続き、保険関係の損益は目減りするが、運用の改善で補う構図だ。

制度面では、2026年6月19日に成立した改正で、日本郵政はゆうちょ株を当分の間、3分の1超持ち続けることになった。完全処分の期限は遠のいたが、売出しの余地は3分の1超の線まで残る。かんぽ株にはこの下限がなく、法律は「できる限り早期に処分」のままだ。

資本政策と M&A

還元は厚い。自社株買いは2022年度の2,000億円から、3,000億円、3,500億円、2,500億円と続き、2026年度も上限1,500億円を決めた。配当は2026年度に増配し、累進配当を掲げる。総還元性向は2025年度に104.6%、2026年度は80%程度の計画だ。

純利益を超える還元ができたのは、売出しの手取りがあるからだ。だが手取りは全額が株主に戻るわけではない。2025年3月のゆうちょ株の売出しで得た6,000億円強は、日本郵便の増資に回った。2023〜25年度の総還元は、純利益を約3,400億円上回った。この額は2025年3月の手取りの6割にも満たない。戻り方は0.5と置く。

買収は、2025年にJPトナミを完全子会社にしたことと、賃貸ビルの開発が中心だ。持株会社自身が買われる可能性は、準公的な性格から低い。

10 年の還元は、総還元性向 80% 程度の計画どおり。2026 年度の自社株買い(上限 1,500 億円)は取得が進み、株数に反映ずみなので、還元の合計から除いた。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

金利が会社の味方になる。ゆうちょの純利益は2026年3月期の5,255億円から、2027年3月期の予想で6,600億円に増える。会社は2028年度にROE7%超・純利益7,000億円超を掲げる。取り分が半分でも、金融2社の増益は連結の利益を押し上げる。

郵便の料金も動かしやすくなった。2026年6月の郵便法の改正で、定形郵便の料金は上限を認可で決める形になる。2026年10月にはゆうパックの運賃を平均約10%上げる。要員1万〜1.2万人の配置転換と、集配拠点の3,200から2,700への統合が進めば、赤字は縮む。

売出しのリスクにも底がある。ゆうちょ株は当分の間3分の1超を持つので、利益の3分の1は必ず残る。

もう一つ見落とせない資産がある。賃貸等不動産の含み益は約7,000億円で、金融2社の持分と並ぶ、本業以外の厚みだ。金融2社の持分は時価で見ても、今の時価総額の大部分を占める。さらに、郵便局網を共有する3事業を一つの持株会社が束ねているので、金融2社が増益に向かう局面では、窓口手数料の交渉でも日本郵政に余地が生まれる。

慎重な見方

利益の質が悪い。日本郵政の純利益は、金融2社の持分とアフラックだけで生まれ、事業の部分は赤字だ。2027年3月期の予想は、郵便・物流がマイナス1,040億円、窓口がマイナス60億円。金利の追い風でゆうちょの利益が増えても、郵便の穴が食ってしまう。

郵便物は毎年6%前後減る。料金を上げれば減りは速まる。値上げと減少の悪循環が、10年続くおそれがある。

売出しは持株比率を下げる。ゆうちょは3分の1超まで売れる。売れば利益の取り分は減り、手取りは日本郵便の増資のように、赤字の事業へ消える。2025年3月の6,000億円強がその例だ。

ROEは中立でも6〜7%で、資本コスト8.25%に届かない。ためた利益は1に満たない価値しか持たない。

ガバナンスにも傷がある。2019年の不適正募集、2024年度の顧客情報の流用が示すように、窓口の営業には規律の課題が残る。政府が3分の1超を持つ準公的な性格は、思い切ったリストラも許しにくい。

どちらに重みを置いたか

強気の見方の根拠である金利は、ゆうちょ・かんぽの各筋書きにすでに入っている。日本郵政の論点は、その利益のどれだけが株主に届くかだ。売出しで持分が減り、手取りは半分しか戻らず、郵便の赤字が残る。この三つが、金融2社の増益を打ち消す。一方で、賃貸不動産の含み益と、郵便法の改正による料金の自由度は、下値を支える。確率は中立に3割、やや悲観と悲観を合わせて4割弱とした。結果として、10年の価値は今の時価総額の約0.93倍である。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 3,318 円9.07 兆円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,298 円3.55 兆円)。 今の値に割り戻すと 2,375 円6.49 兆円、今との差 −1.0%、 期待の年率 +6.8%(資本コスト 8.3%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 6,589 円18.02 兆円 2,341 円6.40 兆円 +272.2% +14.0% 893 円2.44 兆円
やや楽観 22% 4,949 円13.53 兆円 1,885 円5.15 兆円 +184.9% +11.0% 1,503 円4.11 兆円
中立 30% 3,772 円10.32 兆円 1,495 円4.09 兆円 +119.6% +8.2% 1,580 円4.32 兆円
やや悲観 22% 1,381 円3.78 兆円 748 円2.05 兆円 −11.3% −1.2% 468 円1.28 兆円
悲観 16% 841 円2.30 兆円 228 円6,242 億円 −55.4% −7.8% 171 円4,678 億円
加重平均100% 3,318 円9.07 兆円1,298 円3.55 兆円 +92.4% +6.8% 4,616 円12.62 兆円

今の株価時価総額 2,399 円6.56 兆円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 10% 金利・料金・売出しの三つがそろって味方する 利益 11,671 億円 · PER 14.1 倍 · 株価時価総額 6,589 円18.02 兆円

金利と料金と売出しの三つが、そろって会社に味方する10年だ。ゆうちょは短期金利2%・長期金利3%のもとで運用ざやを広げ、純利益は1.6兆円に達する。かんぽも運用の改善で5,700億円を稼ぐ。売出しは3分の1超の線に近づかず、持株比率はゆうちょ45%・かんぽ49%にとどまる。郵便・物流は荷物が伸び、取扱数は119億件と今の7割強を保つ。改正郵便法のもとで料金を機動的に直し、人員の配置転換も進んで、営業利益は黒字(約800億円)になる。窓口は手数料の水準が保たれ、不動産は新築ビルの稼働で利益が伸びる。連結の純利益は1.17兆円、自己資本は10.9兆円で、ROEは12%と資本コストを超える。売出しの手取りは小さく、ほぼ手元に残る。

  • 郵便・物流事業:数量 119(取扱数(郵便・ゆうメール・ゆうパック・ゆうパケットの合計、億通・億個))× 価格 219(1通・1個あたりの営業収益(単位は円。荷物の比率の変化とJPトナミ等を含む))→ 売上 26,091 億円・営業利益 783 億円。取扱数119.1億・1通1個あたりの収益219
  • 郵便局窓口事業:数量 23.8(郵便局数(千局))× 価格 559(1局あたりの営業収益(億円))→ 売上 13,315 億円・営業利益 399 億円。局数23.8千局。1局あたり収益は物価並みに届かない(保険手数料の目減りのため)
  • 不動産事業:数量 11,500(保有する賃貸等不動産の簿価(億円))× 価格 0.11(簿価あたりの営業収益(賃貸収益と分譲・売却の収入を含む))→ 売上 1,275 億円・営業利益 459 億円。賃貸等不動産の簿価11500億円
  • ゆうちょ銀行持分:数量 27,800(ゆうちょ銀行の営業収益(億円、持株比率を掛ける前。in/7182のセグメント合計))× 価格 0.45(日本郵政の持株比率(議決権))→ 売上 12,510 億円・営業利益 10,230 億円。in/7182の営業利益22733億円×持株45%
  • かんぽ生命持分:数量 9,591(かんぽ生命の営業収益(億円、持株比率を掛ける前。in/7181のセグメント合計))× 価格 0.49(日本郵政の持株比率(議決権))→ 売上 4,700 億円・営業利益 3,999 億円。in/7181の営業利益8161億円×持株49%

倍率:事業の純利益 11,456 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.3% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.3%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.4 倍 + 余った現金(戻り方込み)23,730 億円。全体の PER 14.51 倍、時価総額 188,256 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PER 14.07 倍・時価総額 172,065 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:金利の定着、料金改定の成功、売出しの抑制が同時に起きる必要がある。三つそろう確率は低く、1割にとどめる。

やや楽観 22% 金利は定着し、郵便の赤字は縮むが黒字は小さい 利益 9,191 億円 · PER 12.8 倍 · 株価時価総額 4,949 円13.53 兆円

金利は定着し、ゆうちょの純利益は1.4兆円、かんぽは4,400億円まで伸びる。売出しは緩やかに進み、持株比率はゆうちょ42%・かんぽ48%になる。郵便・物流は取扱数が108億件に減るが、荷物の比率が上がって平均単価は上がり、料金改定と人員削減で営業利益は小幅の黒字(約400億円)に変わる。窓口は手数料の目減りを交付金で補い、わずかに黒字を保つ。連結の純利益は9,200億円、自己資本は10.9兆円。ROEは9.7%と資本コストを上回るが、超過分は小さい。売出しの手取りは、ほぼ手元に残る。会社の中期計画(2028年度にROE7%超)の延長線上にある、無理のない好転である。

  • 郵便・物流事業:数量 108(取扱数(郵便・ゆうメール・ゆうパック・ゆうパケットの合計、億通・億個))× 価格 235(1通・1個あたりの営業収益(単位は円。荷物の比率の変化とJPトナミ等を含む))→ 売上 25,438 億円・営業利益 382 億円。取扱数108.3億・1通1個あたりの収益235
  • 郵便局窓口事業:数量 23.5(郵便局数(千局))× 価格 548(1局あたりの営業収益(億円))→ 売上 12,878 億円・営業利益 258 億円。局数23.5千局。1局あたり収益は物価並みに届かない(保険手数料の目減りのため)
  • 不動産事業:数量 11,000(保有する賃貸等不動産の簿価(億円))× 価格 0.11(簿価あたりの営業収益(賃貸収益と分譲・売却の収入を含む))→ 売上 1,187 億円・営業利益 403 億円。賃貸等不動産の簿価11000億円
  • ゆうちょ銀行持分:数量 23,460(ゆうちょ銀行の営業収益(億円、持株比率を掛ける前。in/7182のセグメント合計))× 価格 0.42(日本郵政の持株比率(議決権))→ 売上 9,853 億円・営業利益 8,324 億円。in/7182の営業利益19819億円×持株42%
  • かんぽ生命持分:数量 7,507(かんぽ生命の営業収益(億円、持株比率を掛ける前。in/7181のセグメント合計))× 価格 0.48(日本郵政の持株比率(議決権))→ 売上 3,603 億円・営業利益 3,036 億円。in/7181の営業利益6325億円×持株48%

倍率:事業の純利益 8,959 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.7% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)25,619 億円。全体の PER 13.24 倍、時価総額 142,559 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PER 12.8 倍・時価総額 127,224 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:会社の中期計画(2028年度の純利益7,000億円超)に近い道で、金利の定着と赤字の縮小が主な前提。実現しやすいので、やや楽観に2割強を置く。

中立 30% 金利は定着するが、郵便の赤字は抜け切らず、売出しが緩やかに進む 利益 6,849 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 3,772 円10.32 兆円

金利は短期2%・長期3%に定着し、ゆうちょの純利益は1.2兆円、かんぽは3,500億円になる。売出しは続き、持株比率はゆうちょ38%・かんぽ45%に下がる。郵便・物流は、郵便が年6%前後減り、取扱数は103億件と今の6割台になる。荷物の比率が上がって平均単価は上がり、料金改定と人員削減が追いつき、営業赤字は250億円まで縮む。窓口は手数料の目減りを交付金でほぼ補い、収支は均衡に近い。連結の純利益は6,800億円。会社の計画(2028年度に7,000億円超)の近くに落ち着く。自己資本は10.8兆円で、ROEは6.4%と資本コストに届かない。売出しの手取りは約1.2兆円(税後)で、半分が株主に戻る。

  • 郵便・物流事業:数量 103(取扱数(郵便・ゆうメール・ゆうパック・ゆうパケットの合計、億通・億個))× 価格 241(1通・1個あたりの営業収益(単位は円。荷物の比率の変化とJPトナミ等を含む))→ 売上 24,778 億円・営業利益 −248 億円。取扱数103.0億・1通1個あたりの収益240
  • 郵便局窓口事業:数量 23.0(郵便局数(千局))× 価格 531(1局あたりの営業収益(億円))→ 売上 12,211 億円・営業利益 61 億円。局数23.0千局。1局あたり収益は物価並みに届かない(保険手数料の目減りのため)
  • 不動産事業:数量 10,500(保有する賃貸等不動産の簿価(億円))× 価格 0.11(簿価あたりの営業収益(賃貸収益と分譲・売却の収入を含む))→ 売上 1,143 億円・営業利益 377 億円。賃貸等不動産の簿価10500億円
  • ゆうちょ銀行持分:数量 20,700(ゆうちょ銀行の営業収益(億円、持株比率を掛ける前。in/7182のセグメント合計))× 価格 0.38(日本郵政の持株比率(議決権))→ 売上 7,866 億円・営業利益 6,781 億円。in/7182の営業利益17844億円×持株38%
  • かんぽ生命持分:数量 5,906(かんぽ生命の営業収益(億円、持株比率を掛ける前。in/7181のセグメント合計))× 価格 0.45(日本郵政の持株比率(議決権))→ 売上 2,658 億円・営業利益 2,219 億円。in/7181の営業利益4931億円×持株45%

倍率:事業の純利益 6,591 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.4% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)28,448 億円。全体の PER 12.39 倍、時価総額 108,372 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:金利は定着するが、郵便・物流は赤字から抜け出し切らず、売出しは緩やかに進む。当てはまる要素が最も多いので3割とする。

やや悲観 22% 郵便の赤字が広がり、窓口も赤字に落ちる 利益 2,528 億円 · PER 9.3 倍 · 株価時価総額 1,381 円3.78 兆円

郵便が年7.5%、ゆうメールが年3%のペースで減り、取扱数は90億件に縮む。料金改定は物価を少し上回るだけで追いつかず、郵便・物流は営業赤字が1,200億円に広がる。窓口も、保険手数料の目減りと人件費の上昇で赤字(約340億円)に落ちる。金融2社は金利の恩恵を受けるが、評価損や保険販売の鈍化で伸びは鈍い(ゆうちょの純利益7,500億円、かんぽ1,600億円)。持株比率はゆうちょ35%・かんぽ40%まで下がり、手取りの半分は赤字の穴埋めに消える。連結の純利益は2,500億円、ROEは2.5%と資本コストを大きく下回る。

  • 郵便・物流事業:数量 89.5(取扱数(郵便・ゆうメール・ゆうパック・ゆうパケットの合計、億通・億個))× 価格 270(1通・1個あたりの営業収益(単位は円。荷物の比率の変化とJPトナミ等を含む))→ 売上 24,178 億円・営業利益 −1,209 億円。取扱数89.5億・1通1個あたりの収益270
  • 郵便局窓口事業:数量 22.0(郵便局数(千局))× 価格 514(1局あたりの営業収益(億円))→ 売上 11,303 億円・営業利益 −339 億円。局数22.0千局。1局あたり収益は物価並みに届かない(保険手数料の目減りのため)
  • 不動産事業:数量 9,800(保有する賃貸等不動産の簿価(億円))× 価格 0.11(簿価あたりの営業収益(賃貸収益と分譲・売却の収入を含む))→ 売上 1,055 億円・営業利益 316 億円。賃貸等不動産の簿価9800億円
  • ゆうちょ銀行持分:数量 11,179(ゆうちょ銀行の営業収益(億円、持株比率を掛ける前。in/7182のセグメント合計))× 価格 0.35(日本郵政の持株比率(議決権))→ 売上 3,913 億円・営業利益 3,768 億円。in/7182の営業利益10766億円×持株35%
  • かんぽ生命持分:数量 2,867(かんぽ生命の営業収益(億円、持株比率を掛ける前。in/7181のセグメント合計))× 価格 0.40(日本郵政の持株比率(議決権))→ 売上 1,147 億円・営業利益 893 億円。in/7181の営業利益2231億円×持株40%

倍率:ROE 2.5%は資本コスト8.25%を下回り、倍率は1÷資本コスト=12.1倍が頭打ちになる。配当性向70%・留保30%のとき、配当性向÷(資本コスト−留保率×ROE)=9.3倍。これを採り、頭打ちの12.1倍に対し7.7割の水準になる。ゆうちょ・かんぽの持分(時価3.8兆円)を税後7割・戻り方0.5で見ると1.3兆円、連結利益の側は9.3倍×3,258億円=3.0兆円。大きい連結利益の側を採った(戻り方を1.0にしても2.7兆円)。余り資産は賃貸不動産(簿価+含み益の税後)と、売出しの手取りの残り分で2.1兆円。戻り方0.5で足している。手取りは半分を郵便・窓口の赤字の穴埋めに使うとして、残り分だけを足した。

確率:郵便の取扱数が加速して減り、料金改定が追いつかず、窓口も赤字になる。構造的な縮小の影響が大きく、2割強を置く。

悲観 16% 金利が反転し、郵便の縮小と値上げの悪循環が重なる 利益 −930 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 841 円2.30 兆円

金利が反転して信用収縮が起き、ゆうちょ・かんぽの保有債券に評価損が重なる。ゆうちょの純利益は3,500億円、かんぽは320億円まで落ちる。郵便は年9%減り、料金の値上げが減少を速めて、取扱数は76億件に縮む。郵便・物流は2,400億円、窓口は690億円の赤字を出す。資金繰りのため、ゆうちょ株を3分の1超の線(34%)まで、かんぽ株を35%まで売却する。売却の手取りは赤字の穴埋めで使い切り、手元には残らない。連結の純利益は930億円の赤字になる。稼ぐ力では値がつかず、売れる資産(持分の時価の税後7割と、賃貸不動産の簿価と含み益の税後)の合計が、価値の下限になる。

  • 郵便・物流事業:数量 76.0(取扱数(郵便・ゆうメール・ゆうパック・ゆうパケットの合計、億通・億個))× 価格 312(1通・1個あたりの営業収益(単位は円。荷物の比率の変化とJPトナミ等を含む))→ 売上 23,668 億円・営業利益 −2,367 億円。取扱数76.0億・1通1個あたりの収益311
  • 郵便局窓口事業:数量 20.0(郵便局数(千局))× 価格 491(1局あたりの営業収益(億円))→ 売上 9,819 億円・営業利益 −687 億円。局数20.0千局。1局あたり収益は物価並みに届かない(保険手数料の目減りのため)
  • 不動産事業:数量 9,030(保有する賃貸等不動産の簿価(億円))× 価格 0.10(簿価あたりの営業収益(賃貸収益と分譲・売却の収入を含む))→ 売上 923 億円・営業利益 249 億円。賃貸等不動産の簿価9030億円
  • ゆうちょ銀行持分:数量 5,894(ゆうちょ銀行の営業収益(億円、持株比率を掛ける前。in/7182のセグメント合計))× 価格 0.34(日本郵政の持株比率(議決権))→ 売上 2,004 億円・営業利益 1,672 億円。in/7182の営業利益4917億円×持株34%
  • かんぽ生命持分:数量 753(かんぽ生命の営業収益(億円、持株比率を掛ける前。in/7181のセグメント合計))× 価格 0.35(日本郵政の持株比率(議決権))→ 売上 264 億円・営業利益 160 億円。in/7181の営業利益457億円×持株35%

倍率:連結の純利益が赤字なので、稼ぐ力では値がつかない。価値は売れる資産の税後で置く。持分の時価(ゆうちょ・かんぽ合計1.4兆円)の税後7割=1.0兆円、賃貸等不動産の簿価と含み益の税後=1.3兆円、合計2.3兆円(floor_assets_oku)。手取りは赤字の穴埋めに使い切り、足さない。今の自己資本9.7兆円に対するPBRは0.24倍。やや悲観の3.1兆円(利益で見た値)より低い。

確率:金利の反転で金融2社の利益が崩れ、郵便の縮小と値上げの悪循環が重なる。10年の間のどこかで起きる確率として、1割強を置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

郵便・物流事業

日本郵便が担う郵便・ゆうメールの配達と、ゆうパック・ゆうパケットの宅配、JPトナミなど。全国2万超の郵便局網を集配の拠点とする。

数量取扱数(郵便・ゆうメール・ゆうパック・ゆうパケットの合計、億通・億個)価格1通・1個あたりの営業収益(単位は円。荷物の比率の変化とJPトナミ等を含む)売上営業利益
今 2026/03 161 143 22,975 −118
10 年後 中立 103 241 24,778 −248

取り方:2026年3月期の取扱数は郵便117.5億通・ゆうメール31.7億個・ゆうパック5.65億個・ゆうパケット5.63億個で計160.5億(開示)。営業収益22,975億円(JPトナミの連結で+1,639億円)を割った1通・1個あたり約143が価格(円)。営業損益は開示の-118億円。10年の数量は種類ごとに年率で積み(郵便は-6%前後、荷物は横ばいから微増)、価格は物価1.34倍に、荷物の比率が上がる組み合わせの変化(荷物は1個あたりの収益が郵便の数倍。推定の重みで約+17%)と追加の料金改定を掛けて置く。

郵便局窓口事業

日本郵便が全国の郵便局の窓口で、ゆうちょ銀行・かんぽ生命の商品を受託販売し、郵便の窓口業務も担う。収益は金融2社の手数料と、法律で決まる郵便局ネットワーク維持の交付金。

数量郵便局数(千局)価格1局あたりの営業収益(億円)売上営業利益
今 2026/03 23.8 426 10,139 69
10 年後 中立 23.0 531 12,211 61

取り方:営業収益10,139億円(開示)の内訳は交付金3,206・銀行手数料2,978・郵便手数料2,012・保険手数料898・その他1,043億円。局数は約2.4万局(直営と簡易郵便局の合計の概数)で割った1局あたり426億円が価格。営業利益は開示の69億円(前期231億円)。手数料は窓口の経費を基に金融2社と協議する形なので、10年の収益は物価(1.34倍)から保険手数料の目減り分を引いた伸びに置き、物価並みには届かない(1.25倍前後)。利益は経費との差で小さい。

不動産事業

日本郵便の不動産事業、日本郵政不動産などによる賃貸ビル(麻布台ヒルズ森JPタワーなど)と分譲。

数量保有する賃貸等不動産の簿価(億円)価格簿価あたりの営業収益(賃貸収益と分譲・売却の収入を含む)売上営業利益
今 2026/03 9,030 0.10 879 239
10 年後 中立 10,500 0.11 1,143 377

取り方:賃貸等不動産の簿価9,030億円(時価16,057億円。有報の注記)に、営業収益879億円(うち賃貸収益675億円)を割った0.0973が価格。営業利益は開示の239億円(賃貸損益は税前226億円)。賃貸は本業ではないので、賃貸の利益は純利益から外し、資産の価値(簿価+含み益の税後7割)を余り資産に足して見る。10年は新築ビルの稼働で簿価が増え、賃料は物価並みに上がる。

ゆうちょ銀行持分

ゆうちょ銀行(上場子会社)の営業収益と営業利益に日本郵政の持株比率を掛けた日本郵政の取り分。残りは他の株主に行く。

数量ゆうちょ銀行の営業収益(億円、持株比率を掛ける前。in/7182のセグメント合計)価格日本郵政の持株比率(議決権)売上営業利益
今 2026/03 8,220 0.50 4,094 3,013
10 年後 中立 20,700 0.38 7,866 6,781

取り方:in/7182のセグメント合計(営業収益8,220億円・営業利益6,050億円)に、2026年3月末の議決権の持株比率49.8%(有報。発行済株式では49.6%)を掛けた。10年は7182の筋書きごとの値に、筋書きごとの持株比率(売出しが進んだ後)を掛ける。

かんぽ生命持分

かんぽ生命(上場子会社)の営業収益と営業利益に日本郵政の持株比率を掛けた日本郵政の取り分。

数量かんぽ生命の営業収益(億円、持株比率を掛ける前。in/7181のセグメント合計)価格日本郵政の持株比率(議決権)売上営業利益
今 2026/03 2,820 0.50 1,401 1,163
10 年後 中立 5,906 0.45 2,658 2,219

取り方:in/7181のセグメント合計(営業収益2,820億円・営業利益2,339億円)に、2026年3月末の議決権の持株比率49.7%(有報。発行済株式では48.3%)を掛けた。10年は7181の筋書きごとの値に、筋書きごとの持株比率を掛ける。

リスクと懸念

郵便・物流の赤字が長引く

取扱数は年5%前後減り、2027年3月期は営業損益で1,040億円の赤字が予想されている。値上げは数量の減りを速める。配置転換と拠点統合が遅れれば、料金改定で埋まらない穴が残り、持分の利益を食い続ける。

窓口の手数料が細る

保険手数料は2年で1,256億円から898億円に落ち、窓口の営業利益は231億円から69億円に減った。かんぽの保有契約が減る限り、この流れは続く。手数料は金融2社との協議で決まるため、窓口の赤字化は金融2社の利益も圧迫する。

売出しで取り分が減り、手取りが戻らない

ゆうちょ株は当分の間3分の1超まで売れる。かんぽ株には下限がない。持株比率が下がれば利益の取り分が減る。しかも手取りは、2025年3月の6,000億円強のように、日本郵便の増資などに回る。全額が株主に戻る保証はない。

金利の反転と評価損

金融2社の利益は、金利が上がれば増え、急に下がれば崩れる。ゆうちょは貸出がほとんどなく、運用の利回りと預金の金利の差に収益が偏る。金利が反転すれば、持分の利益は最も大きな柱から揺らぐ。

ガバナンスの再発

2019年にかんぽの不適正募集で行政処分を受け、2024年度にも顧客情報の流用が発覚した。再発すれば、販売の停止や信用の低下を通じ、窓口の収益とかんぽの利益を同時に傷める。

政府の持分と需給

政府は日本郵政株を35.9%持ち、復興財源のために売却を続ける。ゆうちょ株の売出しも続く。供給が途切れない銘柄では、株価が価値より低い水準にとどまりやすい。

今後の分かれ目

郵便・物流の営業損益が、2028年度までに黒字になったら
赤字を資産が支える構図が崩れる。中立から楽観側へ、確率を移す。
郵便・物流の赤字が四半期ごとに広がったら
料金改定と人員削減が追いついていないとみて、やや悲観側に確率を寄せる。
ゆうちょ株の追加売出しが決まり、手取りの使い道が自社株買いと明記されたら
売出しの手取りの戻り方を0.5から1.0に引き上げて見直す。持分の減少を、手取りの還元が上回るかを確かめる。
かんぽ株を3分の1未満へ下げる方針が出たら
かんぽの利益の取り分が急に細る。かんぽの持分を、利益ではなく時価の税後で見る比重を上げる。
短期金利が2%より低いまま止まったら
ゆうちょの増益は計画より小さくなる。連結の利益が下振れるため、悲観側の確率を上げる。
新たな不適正営業が見つかり、行政処分が出たら
窓口とかんぽの収益が止まる。やや悲観側に確率を寄せる。

見ておくもの

  • ゆうちょ・かんぽの議決権の持株比率と、売出し・自社株買いに応じた売付けの有無
  • 郵便・物流の営業損益と、取扱数の前年比(郵便・荷物別)
  • 郵便法の改正後の料金の認可の動き(定形郵便の上限の水準)
  • 窓口の保険手数料・銀行手数料と、交付金の額
  • 売出しの手取りの使途(日本郵便の増資か、自社株買いか)

倍率と資本コストの決め方

倍率は、今の株価や他社の倍率から置いていない。連結利益に掛ける倍率は、配当性向÷(資本コスト−留保率×ROE)で出した。ROEが資本コストを下回る筋書きは、1÷資本コストの12.1倍が頭打ちで、中立は11.8倍になる。ゆうちょ・かんぽの持分を時価の税後7割(戻り方0.5)で見る方法も計算した。連結利益側が3倍近く大きいので、そちらを採った。郵便・物流と窓口は、取扱数・局数と1単位あたりの収益で積み、郵便の料金は郵便法の原価主義に沿って置いた。会社の中期計画(2028年度の純利益7,000億円超)は、中立の10年後の純利益6,849億円に近いが、計画を根拠にはしていない。今の時価総額は最後に比べただけである。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + 優良度の調整 +0.75% = 8.25%。事業は傾いていないので extra は置かない。郵便の赤字・売出し・ガバナンスは k に足さず、筋書きと確率で表した。金融2社の利益は、ゆうちょ(in/7182)・かんぽ(in/7181)の筋書きをそのまま使い、持株比率だけを日本郵政の側で置いた。

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仮設ユニットハウスの国内最大手。堅い財務と値上げの力はあるが、建設需要に結びつく限り成長は物価並みで、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 エンバイオ・ホールディングス6092 土壌汚染の対策と、汚れた土地の再生、太陽光の発電を併せ持つ。不動産の山を割り引いても、今の値段にはわずかな安全域がある 本質価値との差 +39.0% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 ハリマビステム9780 人手不足の追い風で利益率は過去最高。ただ人の手に頼る事業で、伸びは物価をわずかに超える程度 本質価値との差 +38.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 テイクアンドギヴ・ニーズ4331 婚礼の最大手がホテルへ大型投資中。今の株価は重みづけた価値に近い 本質価値との差 +38.9% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 楽天グループ株式会社4755 EC・フィンテックは稼ぐが、モバイルの投資回収と赤字続きの財務が分かれ目。利益で測った 10 年の本質価値は今の値段を 9% ほど上回る程度で、適正 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 ブラス2424 出店で組数を増やす途上。投資が先行して利益は細り、10 年の価値は今の値段に近い 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 株式会社クオンツ総研ホールディングス9552 仲介は復調、コンサルは賭け。10年の価値は今の時価総額をわずかに下回る適正圏 本質価値との差 +36.6% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 アソインターナショナル9340 矯正装置の技工所の草分け。ROE 16% と純現金は魅力だが、デジタル化で単価が下がり、10 年の価値は今の値段の前後 本質価値との差 +36.3% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 株式会社ワールドホールディングス2429 売上の大半は現場の体が要る派遣と不動産で、AI エージェントの影響は事務部分に限られる。借入の重さを考えると、10 年の本質価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +35.5% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 日本空調サービス株式会社4658 保守の安定収入に独立系の特殊施設への強みを持つが、成長の天井は技術者の数。10年後の価値は今を1割ほど上回りやや割安だが、悲観の下げが深い 本質価値との差 +34.7% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 KeePer技研株式会社6036 車のコーティング専門店の拡大で稼ぐ力は高いが、会社計画の6〜7割で見ると利益で測った価値は今の時価総額の周り。割安とも割高とも言えない 本質価値との差 +33.2% · 10 年 割安(年 +9.4%) 割安 白洋舍9731 クリーニングは縮み、ホテル向けのリネンが支える。利益の質は並みだが、貸しビルなどの含みが値段を支え、筆者は適正の上寄りと見る 本質価値との差 +32.5% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 ビケンテクノ9791 大阪発のビル清掃と管理の中堅。人手不足を値上げに変える力はあるが、利益をためて配らない資本の使い方が価値を削る 本質価値との差 +32.5% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 DNホールディングス株式会社7377 橋と河川の設計で食う建設コンサル。不祥事と設計の誤りで利益が落ちたが、公共需要は堅く、10 年の価値は今の値段を上回る 本質価値との差 +31.8% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 ヒビノ2469 ドーム公演の映像・音響で稼ぐが、万博の追い風が消える。純有利子負債 109 億円と、買収で膨らむ借入が重い 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.3%) やや割安 オリエンタルコンサルタンツホールディングス2498 海外ODAの建設コンサルで首位。成長は続くが利益率は薄く、10 年の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ANYCOLOR株式会社5032 VTuber「にじさんじ」の運営で、稼ぐ力は高いが人気と配信の場に依存する。10 年の利益で測った本質価値は今の値段をやや下回る程度で、適正とみる 本質価値との差 +26.3% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ケアサービス2425 現金は時価総額の6割あり、エンゼルケアの高採算が利益の源。介護の本業が立て直せれば割安 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 KNT-CTホールディングス株式会社9726 旅行代理店の利益は薄く、優先株を返した後の普通株の稼ぎで測ると、今の値段は少し先を見すぎている。やや割高 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 サン・ライフホールディング7040 神奈川の互助会と葬儀の会社。死亡数の山に向けて稼ぎは伸びるが、厚い現金は会員の掛金の裏付けで、株主のものではない 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 リゾートトラスト株式会社4681 会員制の堀と医療への広がりは本物だが、利益で測る本質価値は今の時価総額を下回る。成長の多くが開業時の一括計上と新規ホテルへの投資に頼る点を割り引くと、割高寄り 本質価値との差 +24.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 株式会社ナガセ9733 東進の強さと少子化・AI の逆風が釣り合う。金の信託の含み益を足して、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ニシオホールディングス株式会社9699 建機レンタル大手の一角。機械の更新に資本を食われ ROE は資本コストに届かないが、今の値段は中立の 10 年の価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 株式会社ステップ9795 神奈川の公立トップ校受験で地域一番の塾。厚い現金も入れた本質価値は今の時価総額とほぼ釣り合い、適正圏 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ユーピーアール7065 国が後押しするレンタルパレットの 2 番手。償却と人件費の上昇で利益は細いが、業界の伸びとパレットの資産を考えると割安 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 株式会社ユー・エス・エス4732 中古車オークション首位、無借金で総還元率 100% 超とシェア 50% 戦略を両立。事業の質は高いが、10 年の本質価値は今の値段を 6%ほど上回る程度で適正 本質価値との差 +20.7% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 エヌ・シー・エヌ7057 法改正の追い風は本物だが、会社予想の利益倍増は割り引く。現金の大半は自分のものではない 本質価値との差 +20.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ジェイエスエス6074 子ども向けスイミングスクールの堅実な運営会社。会費改定で利益は戻るが、少子化と指導者不足が数量を削る 本質価値との差 +20.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 要興業6566 東京23区の事業ごみを握る堅実な地場企業。現金は厚いが、還元が低く、本質価値は今の値段とほぼ並ぶ 本質価値との差 +19.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 シーティーエス4345 建設現場のICTレンタルで利益率26%。成長は続くが、10 年の価値は今の値段をやや上回る水準 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 株式会社ダイセキ9793 廃液処理の国内最大手。取引工場を毎年増やして稼ぐ堅い会社だが、10 年の価値は今の時価総額とほぼ同じで、安全域は薄い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 トスネット4754 仙台発の交通誘導警備の会社。現金は時価総額の7割あるが、本業の取り分が細り値段はほぼ適正 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社フルキャストホールディングス4848 短期バイトは体が要る現場仕事で、AI エージェントの影響は限られる。利益率の薄まりとアプリ勢の競争を織り込むと、10 年の本質価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社エムアップホールディングス3661 アーティストのファンクラブ運営で伸びる軽資産の会社。ただ取り分は大型案件に握られる。10 年の本質価値は今の時価総額と近く、適正 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 株式会社プラスアルファ・コンサルティング4071 人事 SaaS の稼ぐ力は高いが、大手と生成 AI の圧力が重い。利益で測った 10 年の本質価値は今の値段を 1 割弱下回る、適正圏 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 船場6540 受注残は厚く、現金も余るが、案件ごとの競争で利益率は 5% 台。10 年の本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社トーカイ9729 介護・病院・調剤の裏方を束ねた高齢社会のインフラ。公定価格の天井で伸びは物価並みだが、現金と還元を足すと今の値段はやや割安 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 日建工学9767 海岸や川の護岸ブロックと、その型枠を貸す日建工学。時価総額の8割が現金で、事業の稼ぎは公共工事の波に乗る。値段は安いが利益は読みにくい 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 株式会社カーブスホールディングス7085 女性専用の 30 分ジムで会員が増え続ける質の高い会社。ただ 10 年の利益で測ると今の時価総額は織り込み済みで、安全域は薄い 本質価値との差 +13.7% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ6090 代謝物の受託解析で国内の草分け。稼ぐ力は戻ったが、研究の予算と装置の進歩に振られる 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 ナック9788 宅配水とダスキンの清掃で稼ぐ定期サービス会社に、住宅関連の波が乗る。営業利益率は 4〜6% の帯から出ない。利益で測ると今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 セントラル警備保障9740 警備の契約収入と厚い現金は強みだが、人件費と ROE が重い。今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 Aoba-BBT2464 インターナショナルスクールが稼ぎ、社会人教育はAIに押される。現金は厚く見えるが半分は授業料の前受け。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 株式会社ウエスコホールディングス6091 防災設計の建設コンサルに、時価総額の8割に迫る純現金が付いた会社。現金が下値を支えるが、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +9.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 ウェルネット2428 コンビニ決済の老舗で現金は厚いが、その大半は顧客の預り金。件数は減る側にあり、10年の価値は今の値段並み 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 明豊ファシリティワークス1717 公共 CM と無借金の財務で増配が続くが、工数請求が AI で削られる。10 年の価値は今を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ティア2485 名古屋で斎場の3割を握る葬儀会社。出店と買収で伸びるが、借金と件数の失速が重く、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 フルハシEPO9221 廃木材をチップに変える中部の再資源化会社。許認可が堀で、新設の遅れと借入が焦点 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 ポピンズ7358 保育所と在宅の子育て支援で伸びる。現金も厚いが、少子化の中で公費頼みの利益率は先走る。やや割高 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 幼児活動研究会2152 園児の体を動かす先生を派遣する高収益の会社。AI には代替されにくいが、少子化と戻らない現金で、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 土木管理総合試験所6171 維持管理の堅い需要と現金を持つ試験・調査の会社。10 年の価値は今を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 燦ホールディングス9628 国内最大の上場葬儀会社。死亡者数の追い風は確かだが、買収で厚くした資本の稼ぎが資本コストに届かない。今の値段は妥当圏と見る 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 翻訳センター2483 特許・医薬の翻訳で国内首位級だが、生成AIが人手の翻訳量を削る。厚い現金と全額還元が下を支える 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 成学社2179 大阪地盤の個別指導塾フリーステップ。利益は過去最高だが、少子化とAIの家庭教師が生徒の数と単価を細らせる。今の値段はやや割高 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社イチネンホールディングス9619 中小口リースが稼ぎの柱の多角化企業。周辺は薄利で、10 年の価値は今の値段と同じくらい 本質価値との差 +4.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 川崎地質4673 地質調査の老舗。防衛の大型案件で利益が膨らんだが一過性が濃く、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 +4.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 フルテック6546 北海道・東北で首位の独立系自動ドア会社。保守の積み上げは堅いが、全社の費用が重く利益率は 3〜5%。価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ALSOK株式会社2331 警備の二番手は利益が上向き。稼ぎの質はセコムに劣り、10年の本質価値は今の値段を 9% ほど下回る程度で、適正 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 学究社9769 都立中・都立高受験の強いブランドで営業利益率22%を稼ぐが、少子化と私立無償化が重く、今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 株式会社JPホールディングス2749 保育と学童を国の公定価格が支える堅い事業。ただ少子化で伸びは乏しく、純現金を足しても本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 早稲田アカデミー4718 首都圏の中学受験で伸びる堅い塾。ただ値段は先の成長までほぼ織り込まれ、10年の価値は今の時価総額を2割強下回る 本質価値との差 +0.3% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 株式会社Finatextホールディングス4419 証券の基幹システムをクラウドで貸す成長株。利益で測った 10 年の価値は、今の値段に届かない見立てで、やや割高 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 ライク2462 保育・人材・介護を束ねる創業家支配の会社。公的な単価に縛られ、利益は伸びても資本コストを少し超える程度 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 市進ホールディングス4645 千葉の老舗の集団塾に介護を足した学研の子会社。少子化と AI で塾の生徒が細り、借金と家賃の重さが残る 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 パシフィックネット3021 法人向けパソコンの月額レンタルと使用済み機器の処理で伸びるが、直近の利益は入れ替えの山にあり、借入も重い 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 シダー2435 需要は確か、利益は薄く、借入は重い。それでも 10年後の価値は、今の値段を 2 割近く上回る 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 アドバンテッジリスクマネジメント8769 ストレスチェックと団体の所得補償保険の先駆者。法の追い風はあるが、人が担う相談と研修はAIに置き換わりやすく、やや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 株式会社プレステージ・インターナショナル4290 手配と窓口の事務は AI エージェントに削られるが、協力会社の網と家賃保証の記録が堀。10 年の本質価値は今の時価総額を 2 割ほど下回り、やや割高 本質価値との差 −4.4% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 株式会社コシダカホールディングス2157 まねきねこは国内首位で稼ぐ力は確かだが、利益率が下がり始めた今、10 年先の価値は今の時価総額に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 東洋テック9686 警備とビル管理で稼ぐ堅実な会社だが、利益率は 3% 台と薄い。万博の特需を除くと稼ぐ力は小さく、10 年の価値はやや割高とみる 本質価値との差 −4.6% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 いちご2337 稼ぎの 3 割近くは物件の売却益。金利の上昇で利益の土台が削られ、10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 株式会社LITALICO7366 成長力は本物だが、売上の大半を国が決める値段に乗る。利益で測った本質価値は今の時価総額をやや下回り、やや割高 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 株式会社エス・エム・エス2175 看護・介護の人材紹介と介護 SaaS(カイポケ)が柱。海外の巨額減損と大株主の圧力を抱え、10 年の本質価値は今の値段を大きく下回り割高 本質価値との差 −5.6% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 丹青社9743 万博の山を越えて利益率が6%台に落ち着き、企画・設計がAIエージェントに置き換わる分も重なって、資本コスト8.75%で測った10年の本質価値は今の値段を25%ほど下回り、やや割高 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ロイヤルホテル9713 リーガロイヤルホテルの運営会社。建物を売って身軽になったが、固定家賃と優先株が重く、10 年の価値は評価を下回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 株式会社ミダックホールディングス6564 営業利益率 4 割の産廃処分会社。許可という堀は本物だが、資本が厚くなる 10 年を割り引くと今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.6% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 株式会社ディー・エヌ・エー2432 ポケポケ頼みの稼ぎは細り、残るのはゲーム・配信・球団の積み上げ。利益で測った 10 年の価値は今の値段を 14% ほど下回り、やや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 いであ9768 環境調査と河川設計の堅い会社。利益率は過去最高圏で、10 年の価値は今の値段の周りに収まる 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.6%) やや割高 株式会社ビー・エム・エル4694 病院から検体を預かる国内大手の検査会社。手元現金は厚いが稼ぐ力は細く、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エムスリー株式会社2413 国内医師 9 割を会員化した独占的プラットフォームだが、製薬マーケ予算の反動と会員数の飽和で、10 年の本質価値は今の値段を 25% ほど下回り、やや割高 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社イオンファンタジー4343 国内の小型店と値上げで稼ぎは伸びるが、利益で測った価値は今の時価総額の半分ほど。借金が重く、割高 本質価値との差 −12.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 応用地質株式会社9755 地質調査の国内最大手。現場の体の守りは堅いが、利益率は低く、AI エージェントが解析の工数を減らす。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −13.6% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 株式会社GENDA9166 買収で売上を 4 倍にした店舗網は本物だが、借金とのれんが重く資本の稼ぎも落ちた。10 年の本質価値は今の値段を下回り、やや割高と見る 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 株式会社サイバーエージェント4751 稼ぎの柱はゲームで、ネット広告代理はAIエージェントに置き換えられて縮み、ABEMAは黒字化したばかり。今の利益は山に近く、資本コスト8.75%で測ると本質価値は今の値段を50%ほど下回り、割高 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ジャパンマテリアル株式会社6055 半導体工場のガス・超純水の施工と運転を請け負う優良企業。ただし 10 年の利益で測ると、今の値段は約 41% 割高 本質価値との差 −14.8% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 SOLIZE Holdings5871 自動車の開発に技術者を出し、3Dプリンタで部品を造る会社。人月の仕事がAIエージェントに削られる先を見て割高 本質価値との差 −15.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本管財ホールディングス株式会社9347 公共施設の包括管理に強い堅実なビル管理会社。ただ利益率は 6% 弱と薄く、厚い現金も株主に戻る保証がない。10 年の稼ぎで測ると、今の値段はやや高い 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 株式会社ラウンドワン4680 国内の好調と米国の出店で稼ぎは伸びるが、利益で測った本質価値は今の時価総額の半分に届かない。割高 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ライドオンエクスプレスホールディングス6082 「銀のさら」の名前は残るが、宅配アプリに専業の強みを削られる。手元の現金を足しても、今の値段は少し高い 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 タカミヤ2445 足場の賃貸は回復したが、償却費と借金が重く、利払いも増える。10 年の見立てはやや割高 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 乃村工藝社9716 空間づくりの最大手で財務は堅いが、利益率は万博を含む過去最良の水準にあり、企画・設計がAIエージェントに置き換わる分も重なって、10年の本質価値は今の値段を34%ほど下回り、やや割高 本質価値との差 −16.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 東京都競馬株式会社9672 大井競馬場の大家で稼ぎは安定するが、1,600 億円の再整備が利益を食う。10 年後の価値は今の時価総額を大きく下回り、割高 本質価値との差 −17.0% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 株式会社エイチ・アイ・エス9603 旅行は薄利で借金は重い。稼ぎの回復を織り込んでも、10 年の利益で測った価値は今の時価総額を下回る。割高寄り 本質価値との差 −17.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ダイサン4750 住宅の足場で名の通った老舗だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でもやや高い 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ファルコホールディングス4671 京都の臨床検査と調剤薬局。厚い現金を配当で戻すが、公定価格に縛られて利益は伸びない 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 城南進学研究社4720 個別指導の塾と保育園を営む小さな会社。黒字化は始まったが、10 年先を見ても今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 NJS2325 上下水道の設計で国内首位級。守りは堅いが現金の戻りが遅く、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 グローバルキッズCOMPANY6189 首都圏の保育所運営で再建が進むが、少子化と薄い利益率が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社オンザページ9160 旧ノバレーゼと旧エスクリが合併した国内最大級の婚礼会社。婚姻が縮む市場で借入が重く無配、10 年の中立では割高の側 本質価値との差 −20.0% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 エプコ2311 住宅会社の裏方は堅実だが、設計の柱が着工減とAIで細る。再エネ工事の伸びで埋めきれず、今の値段は高い 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 明光ネットワークジャパン4668 個別指導塾「明光義塾」の本部。現金は厚いが、人手と家賃で稼ぐ事業は人件費に削られ、10 年で見ると今の値段には届かない。 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 株式会社建設技術研究所9621 河川で首位の建設コンサル。許認可と公共予算が守るが、AI エージェントの工数削減が値段に響く。10 年の価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 株式会社オオバ9765 民間の街づくりに強い建設コンサル。利益率は過去最高圏で、そこから先の伸びは物価並み。10 年の価値は今の値段を3割ほど下回る 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 キュービーネットホールディングス6571 10分の理容店QB HOUSEを国内587店で運営。出店と人材の先行費用で利益率が5%台に下がり、価値は今の時価総額の6割ほど 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 インフロニア・ホールディングス株式会社5076 請負の利益に買収を重ねて運営事業へ舵を切る途上の会社。10 年のならした利益で測ると資本コスト 8.5% に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 GMOインターネット株式会社4784 祖業のドメイン・サーバーは堅いが、値段は GPU クラウドへの期待を先取りしている。10 年の本質価値は今の時価総額を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 アサンテ6073 白蟻防除の最大手。人を増やす投資で利益が一度落ち込む。現金は厚いが、値段は割高に寄る 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 キタック4707 新潟の官公庁に頼る建設コンサル。仕事は堅いが利益が薄く、借入も重い。10 年の価値は今の時価総額を 4 割台半ばで下回る 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 株式会社カナモト9678 建機レンタル大手。値上げで利益は最高圏だが、機械の更新に資本を食われ ROE は資本コストに届かず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユーラシア旅行社9376 全員添乗員の海外旅行を円熟層に売る無借金の小さな旅行会社。現預金は厚いが、旅行の利幅は薄く、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 株式会社 リソー教育グループ4714 親会社ヒューリックが TOB で完全子会社化へ。個別指導塾の質は高いが、利益で測った価値は買い付けの値段に届かない 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 オリジナル設計4642 上下水道の更新需要は強いが、利益は伸びにくく買収の質も未検証。10 年の価値は今を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 東海リース9761 現場事務所と仮設建物を自前で作って貸す老舗。需要は底堅いが、借金で増やした資産が資本コストを稼がず、割高 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 UTグループ株式会社2146 製造派遣は現場の体が要る仕事で、AI エージェントの影響は限られる。薄い利益率と自動化の懸念から、10 年の本質価値は今の時価総額を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −24.9% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 トランス・コスモス株式会社9715 窓口と事務の BPO は AI エージェントが最も直接に置き換える仕事。厚い純現金があっても、10 年の本質価値は今の時価総額を 5 割弱下回り、割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 RSC4664 池袋のサンシャインシティを足場にしたビル管理の会社。契約は堅いが利益は薄く、純現金を足しても今の値段は高い 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社アルプス技研4641 設計技術者の工数売りは AI エージェントに置き換わりやすい。利益率も低めで、10 年の本質価値は今の時価総額を 5 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +2.3%) やや割高 株式会社共立メンテナンス9616 寮の安定を土台にドーミーインが稼ぐ良い会社だが、10 年後の利益で測る価値は今の時価総額を大きく割り込み、割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 H.U.グループホールディングス株式会社4544 検査の受託で国内首位級、利益の柱は診断薬。立て直しは途上で、10 年の本質価値は今の値段を 2 割弱下回り、やや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 セコム株式会社9735 警備首位の稼ぐ力に新事業・海外を積む多角化企業。強い堀を認めても k は 7% で、10 年のならした利益で測ると今の株価は割高 本質価値との差 −27.8% · 10 年 やや割高(年 +2.9%) やや割高 サニックスホールディングス4651 シロアリ防除を核に、廃プラ発電と太陽光を抱える会社。利益は不安定で、設備と借入が重い。今の値段は割高側に出た 本質価値との差 −29.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 株式会社シグマクシス・ホールディングス6088 人月で売るコンサルは AI エージェントに置き換えられる側。稼ぐ力は本物だが、10 年の価値は今の時価総額 503 億円を下回る 本質価値との差 −29.4% · 10 年 やや割高(年 +1.7%) 割高 エアトリ6191 航空券のネット販売の大手。3年は利益を全額配当に回すが、そのあとはほぼ無配に近い水準へ戻る。10年の稼ぎで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −30.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 東京會舘9701 丸の内の格式ある宴会場。ブランドは強いが婚礼の縮小と人件費が重く、10 年の価値は今の値段を大きく下回る。 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 株式会社コンヴァノ6574 ネイルの会社が美容クリニック向けの支援で急成長。ただ顧客 1 社への依存が重く、利益が今期予想の半分に落ち着く前提でも割高 本質価値との差 −32.0% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 環境管理センター4657 環境の測定・分析を担う小さな老舗。規制が需要を支えるが、過当競争で利幅が薄く、10 年の価値は今の時価総額を 4 割ほど下回る 本質価値との差 −32.0% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 京都ホテル9723 京都の中心で老舗の高級ホテルを営むが、借金と優先株が重く、利益の多くが利払いと返済に消える 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 TREホールディングス株式会社9247 産廃・スクラップ・バイオマス発電を持つ静脈の総合企業。直近の利益は能登の特需で、10年のならした利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.3% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社6544 メーカー系が握る保守市場で台数を積む独立系。成長は本物だが、10 年のならした利益で測ると今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −33.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 日本和装ホールディングス2499 着物の販売仲介と割賦の会社。市場が縮む中で利益は底堅いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 株式会社インソース6200 講座を自前で作る安さと 4 割の利益率は本物だが、人の講師で売る研修は AI エージェントに置き換わる側。10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 セルソース4880 ひざの自費の再生医療で一時は 4 割の利益率を稼いだが、件数は伸びず ROE は資本コストに届かない。厚い現金を数えても割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 ディップ株式会社2379 バイトルの稼ぐ力は本物だが、求人の入口が AI エージェントや無料の検索に移る側にある。10 年の価値は今の時価総額を半分ほど下回る 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 MS&Consulting6555 覆面調査という地味な稼ぎ方は堅いが、利益の天井が低く、10 年先の値段は今を下回りやすい 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 テノ.ホールディングス7037 福岡発の保育所運営。公定価格で売上は守られるが、子どもは減り、借金と家賃が重い。稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 藤田観光株式会社9722 稼ぎは過去最高だが、薄利の歴史と山に近い利益率を割り引くと利益で測った価値は今の時価総額の半分ほど。割高 本質価値との差 −35.6% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 共和コーポレーション6570 出店で急成長するゲームセンター会社。家賃と機器投資が重く、10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −35.6% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 株式会社リログループ8876 社宅・賃貸管理は記録が堀で守られるが、福利厚生は画面型で値下げ圧力を受ける。10 年の本質価値は今の時価総額を 5 割強下回り、割高 本質価値との差 −35.7% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 株式会社カカクコム2371 争奪戦で株価はTOB提示額さえ超えているが、本質価値で測ると行き過ぎで、10 年の本質価値は今の値段を大きく下回り、割高と筆者は見る。 本質価値との差 −35.8% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 スタジオアリス2305 子ども写真館の最大手。値上げで客単価は保つが、出生数の減少で客数が毎年1割近く減る。時価総額の6割近い現金を抱え、稼ぎは薄い。今の値段は高いと見る 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 株式会社ナガワ9663 ユニットハウスで国内首位級。財務は堅いが元手が重く稼ぎの効率は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −36.6% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 アイ・ケイ・ケイホールディングス2198 地方都市のゲストハウス婚礼で一定の地位を築いたが、挙式の件数は構造的に減る。利益が一過性で膨らんだ今の値段は10年の価値より高く、割高 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 スバル興業株式会社9632 道路の維持管理が柱の東宝系企業。堅い現金はあるが談合の是正で利益率が下がり、10年のならした利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 セントラルスポーツ4801 大手の中で堅く稼ぐが、家賃という固定費を背負い、資本効率は資本コストに届かない 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 大栄環境株式会社9336 最終処分場を握る高収益の廃棄物大手。稼ぐ力は本物だが、投資が重く、10 年のならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 株式会社オープンアップグループ2154 堅実な技術者派遣だが、AI エージェントが下流の仕事を置き換える側にある。10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −37.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ウチヤマホールディングス6059 北九州発の介護付き有料老人ホームとカラオケの会社。高齢者は増えるが、介護の利益を本社費とカラオケが食い、資本は稼がない。今の値段は 10 年の価値を大きく上回る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 株式会社ベルシステム24ホールディングス6183 契約は安定していても、席の数に頼る稼ぎが AI エージェントに直接削られる。10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −38.4% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 株式会社帝国ホテル9708 帝国ホテルの本体は看板と日比谷の土地で、ホテルの利益は薄い。土地と賃貸用マンションの含み益を足しても、利益で測った本質価値は今の時価総額の半分ほどで、割高 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 秀英予備校4678 静岡を地盤に 219 校舎を持つ集団塾。校舎の整理で利益を立て直す途上だが、少子化と AI が授業の数量と値段を押す 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 株式会社メイテックグループホールディングス9744 設計の工数売りは AI エージェントに置き換わりやすい。事業の質は高いが、10 年の本質価値は今の時価総額を 5 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 株式会社日本ケアサプライ2393 介護用具レンタル卸の草分けで需要は堅いが、公定価格と薄い利益率で成長は年 5% 前後。10 年の本質価値は今の値段を 4 割以上下回り、割高 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 極楽湯ホールディングス2340 最高益を更新して復配したが、新店と更新の投資で現金は細り、利益の伸びは物価並み。10 年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 リソルホールディングス5261 訪日客の追い風で利益は山に近い。賃借料の重さと倍率を考えると、今の値段は高い 本質価値との差 −40.4% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 株式会社MIXI2121 稼ぎの 8 割を 1 本のゲームに頼る会社。スポーツと家族アプリは育つが薄利で、10 年の本質価値は今の値段を大きく下回る。割高 本質価値との差 −40.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 パーソルホールディングス株式会社2181 事務の派遣・BPO・紹介は AI エージェントに置き換わる側。堀は浅く、資本コスト 9.5% で測った 10 年の本質価値は今の時価総額を 6 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 アトラグループ6029 接骨院を支える小さな支援会社。玩具店から手を引き本業に絞るが、療養費の縮みが重く割高と見る 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 早稲田学習研究会5869 北関東の大型校舎で戦う集団塾。創業者が 6 割を持ち配当は厚いが、AI が授業の価格を押す 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ベクトル6058 PR最大手で稼ぐ力は高いが、利益の大半を占めるPR・広告と配信をAIエージェントが置き換えていき、10年の本質価値は今の値段を61%ほど下回り、割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ポラリス・ホールディングス3010 ホテルを借りて運営する会社。急拡大の途中で、のれんと固定賃料が重く、本質価値は今の値段を下回る(割高) 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 ケア212373 大阪発の介護の会社。高齢者は増えるが、人手と国の報酬に挟まれて利益は薄く、借金とリースが重い。今の値段は高い 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 アンビスホールディングス7071 ホスピス住宅の最大手は、報酬改定で儲けの形が壊れた。資産の厚みが下を支えるが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −45.3% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 弁護士ドットコム株式会社6027 電子契約と法律メディアの二本柱で伸びる質の良い成長企業。ただし利益で測った 10 年の価値は今の値段の 4 割ほどで、割高 本質価値との差 −45.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社船井総研ホールディングス9757 顧問料で積み上げる人月の稼ぎは、AI エージェントに削られる側。還元は手厚いが、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −46.1% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 一蔵6186 振袖の自社企画で稼ぐが、少子化と借金が重い。回復を見込んでも、今の値段は高い 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 日本エマージェンシーアシスタンス6063 海外で倒れた旅行者を助ける専業だが、利益は薄く浮き沈みが激しい。10 年先を買う理由は見つけにくい 本質価値との差 −46.7% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 グリーンランドリゾート9656 九州の遊園地「グリーンランド」が稼ぎの柱。客数は細り、土地と設備が重く ROE は 4% 台。資本コストに遠く、今の値段でも割高 本質価値との差 −47.4% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 株式会社ダスキン4665 訪販とミスドの堅い収益はあるが、ROE は資本コストに届かず、利益で測った本質価値は今の時価総額の半分に満たない。割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 note株式会社5243 書き手が稼ぐ場としての note は本物で、AI で利益率も上がった。ただ 10 年先の成功を前提にしても、本質価値は今の時価総額を 6 割ほど下回る割高と見る 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 博報堂DYホールディングス2433 国内広告の取引関係と大きな純現金はあるが、広告の企画・制作・運用をAIエージェントが肩代わりし、10年の本質価値は今の値段を61%ほど下回り、割高 本質価値との差 −49.7% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 テルマー湯ホールディングス3521 新宿のスパ1つに稼ぎが集まる温浴の会社。立地は強いが借地で施設は2つだけ、割高とみる 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 アゴーラホスピタリティーグループ9704 大阪と東京に数軒のホテルを持つ小さなホテル会社。訪日客で黒字に戻ったが、借入と外部の持分が株主の取り分を細らせる 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 トランスジェニックグループ2342 マウスを使う薬の試験の受託と、卸・商社の子会社を束ねる持株会社。稼ぎの 8 割は卸で、資本の効率は低く、今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 きょくとう2300 福岡の家庭向けクリーニング。縮む市場で利益は薄く、事業の稼ぎが今の時価総額を支えきれない。筆者は割高と見る 本質価値との差 −52.3% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 エン株式会社4849 再建の手応えはあるが、媒体と紹介が AI エージェントに置き換わる側にある。10 年の価値は今の時価総額を 3 分の 2 ほど下回る 本質価値との差 −54.9% · 10 年 割高(年 −1.5%) 割高 進学会ホールディングス9760 札幌の学習塾が看板だが、中身は借入で株を回す運用会社。帳簿の厚みは額面どおりには受け取れない 本質価値との差 −54.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 株式会社ジェイエイシーリクルートメント2124 管理職の転職を扱う紹介会社の稼ぐ力は本物だが、AI エージェントの直接マッチングに置き換えられる側。10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −55.7% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 ホウライ9679 都内の家賃と保険の手数料で稼ぎ、那須の牧場とゴルフを抱える創業 98 年の会社。ROE 5% で資本の重さが株価を抑える 本質価値との差 −55.9% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 株式会社リンクアンドモチベーション2170 診断の月額課金も人材紹介も、AI エージェントに置き換わる側。ALT が下支えしても、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −56.3% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 CDS2169 三菱自動車などの開発を人の手で支える受託会社。AIが代替しやすい仕事で、純現金は厚いが10年の稼ぐ力で測ると割高 本質価値との差 −57.1% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 日本エコシステム9249 公営競技の設備と道路の点検・保守を、買収で広げる会社。借入が急に増え、10 年の価値は今の評価を下回る 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −1.5%) 割高 鉄人化ホールディングス2404 都心のカラオケ店を軸に、ラーメン・まつ毛サロン・販促の派遣まで手を広げた小さな会社。コロナの痛手から立ち直ったが、利益は薄く、借りた店の家賃は重い。今の値段は 10 年の価値を大きく上回る 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 リニカル2183 抗がん剤の治験に強い中堅の CRO だが、日本の治験の減少と海外の赤字で稼ぐ力を失った。回復を織り込んでも割高 本質価値との差 −60.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 株式会社インフォマート2492 外食の受発注網という堀は本物だが、利益の急回復を織り込んだ値段が先走っている。10 年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −2.7%) 割高 クリップコーポレーション4705 名古屋の個別指導塾とサッカー教室を営む小さな会社。現金は厚いが本業は赤字で、少子化と AI に押される。本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −4.3%) 割高 ランシステム3326 複合カフェ自遊空間を営む AOKI 傘下の小さな会社。省人化システムに賭けるが、薄い自己資本と縮む本業から、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 SDエンターテイメント4650 保育・介護とフィットネスの RIZAP 子会社。利益が薄く、本質価値は今の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 株式会社オリエンタルランド4661 値上げと新エリアで稼ぐ力は強いが、強い堀を認めても利益で測った本質価値は今の時価総額の 3 割ほど。今の株価は先取りが過ぎ、割高 本質価値との差 −67.0% · 10 年 割高(年 −4.7%) 割高 武蔵野興業9635 新宿の古いビルが稼ぎの柱だが、映画と教習が細り、稼ぐ力は今の値段に届かない 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −3.6%) 割高 ルネサンス2378 家賃と借金を背負ったスポーツクラブ。立て直しの途上で、利益に比べて値段が先走る。割高 本質価値との差 −69.0% · 10 年 割高(年 −4.2%) 割高 プラザホールディングス7502 ドコモショップの代理店と写真プリント店。薄い利益に重い借入が乗り、今の値段は稼ぐ力に比べて大きく高い 本質価値との差 −69.4% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 電通グループ4324 広告の制作・運用・買い付けをAIエージェントが肩代わりし、海外の再建とのれんの重さも重なって、資本コスト10.0%で測った10年の本質価値は今の値段を73%ほど下回り、割高 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 昴9778 鹿児島の老舗の集団塾。合格実績は強いが生徒は年 2〜3% ずつ減り、校舎の土地は利益を生まない 本質価値との差 −70.7% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 サイネックス2376 自治体と組む行政情報誌と電話帳の会社。紙の媒体の縮みを新しい事業で埋めきれず、稼ぎは資本に見合わない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −70.9% · 10 年 割高(年 −5.4%) 割高 バリューHR6078 健保の事務を丸ごと請け負う堅い商売だが、人手で稼ぐ型なので AI の波に弱く、今の値段は成長を織り込みすぎている 本質価値との差 −72.7% · 10 年 割高(年 −6.7%) 割高 株式会社パソナグループ2168 売上の 9 割弱が事務の派遣・BPO で、AI エージェントに最も近い。稼ぐ力は赤字すれすれで、10 年の本質価値は今の時価総額を 8 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −75.6% · 10 年 割高(年 −6.2%) 割高 中日本興業9643 名古屋のシネコン2拠点に頼る小さな興行会社。稼ぐ力は資本コストに届かず、10年で測ると今の値段はかなり高い 本質価値との差 −77.4% · 10 年 割高(年 −7.8%) 割高 株式会社ベイカレント・コンサルティング6532 11 期連続最高益の人月型コンサルは、AI エージェントに置き換えられる側。運営力は一流でも、10 年の価値は今の時価総額の 2 割強 本質価値との差 −77.7% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 ホテル、ニューグランド9720 横浜の港に建つ 1927 年開業の名門ホテルだが、稼ぐ力は細く、土地も借り物で、値段は看板の分だけ高い 本質価値との差 −77.8% · 10 年 割高(年 −7.1%) 割高 株式会社リクルートホールディングス6098 AI エージェントが求人・物件探しの入口を握れば、広告と派遣の双方が縮む。10 年の本質価値は今の時価総額を 8 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −79.4% · 10 年 割高(年 −9.7%) 割高 きんえい9636 天王寺駅前で映画館とテナントビルを営む近鉄グループの会社。土地の含みは大きいが、利益で測ると割高 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 御園座9664 名古屋で130年続く劇場の看板は本物だが、1館の興行で稼げる利益は小さく、今の値段は稼ぐ力の数倍だ 本質価値との差 −81.9% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 エム・エイチ・グループ9439 小さな美容室グループが増資で AI に賭ける。稼ぐ力は 10 年ほぼゼロで、今の値段は増資の現金と話題を大きく超える 本質価値との差 −88.4% · 10 年 割高(年 −13.2%) 割高 マーチャント・バンカーズ3121 借金で持つ 23 の賃貸物件と売却益の会社。利払いが稼ぎを食い、今の値段は稼ぐ力の何倍にもなる 本質価値との差 −88.9% · 10 年 割高(年 −13.0%) 割高 田谷4679 全国に美容室 61 店を持つ老舗。6 期ぶりに黒字化したが利益は薄く、増資で延命してきた。今の値段は回復を前提にしている 本質価値との差 −89.1% · 10 年 割高(年 −12.7%) 割高 歌舞伎座9661 資産は厚いが、稼ぐ力は時価に遠く及ばない。10 年の価値は今の時価総額の 1 割ほど 本質価値との差 −89.4% · 10 年 割高(年 −14.0%) 割高 トライアイズ4840 ダムの点検、中古物件の再販、ブランドの貸し出しを束ねた小さな持株会社。5 年続く営業赤字に対し、値段は資産の 2 倍近くを先取りしている 本質価値との差 −90.3% · 10 年 割高(年 −14.6%) 割高 Shinwa Wise Holdings2437 老舗の美術品オークション。赤字が3年続き立て直しの途中で、今の値段は再建の成功を先に織り込んでいる 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −14.2%) 割高 地盤ネットホールディングス6072 住宅地盤の小さな会社に、投資会社化の期待だけが乗っている。事業の価値は今の時価総額の数十分の一 本質価値との差 −97.2% · 10 年 割高(年 −23.8%)

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読んだ資料

  1. 日本郵政 有価証券報告書 2026年3月期(日本郵政)
  2. 日本郵政 2026年3月期 決算説明資料(東証 TDnet)
  3. 郵政民営化法等の一部を改正する法律の成立について(全国銀行協会、2026年6月)

分析日 2026-10-16