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株式会社帝国ホテル 9708

帝国ホテルの本体は看板と日比谷の土地で、ホテルの利益は薄い。土地と賃貸用マンションの含み益を足しても、利益で測った本質価値は今の時価総額の半分ほどで、割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)561 円664 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)914 円1,082 億円差 −38.6%
10 年後から見ると 割高 価値 561 円664 億円 · 差 −38.6% · 期待の年率 +1.7%
期待の年率リターン(10 年)+1.7%資本コスト比 −5.3 pt
推定の資本コスト7.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

帝国ホテルは、東京・大阪・上高地・京都で高級ホテルを営む老舗だ。筆者の結論は、土地の含み益を足しても本質価値は今の時価総額を大きく下回る、というものだ。今の値段は、日比谷の再開発への期待を先取りしている。

稼ぐ力は小さい。2026 年 3 月期の売上は 563 億円、営業利益は 21 億円で、営業利益率は 4% に届かない。純利益 43 億円には税金の戻りが混じり、会社は翌期を 19 億円と見ている。ホテルは人手と建物に金がかかる商売で、客室の値上げも人件費と減価償却に消えやすい。

一方、持っている土地は桁が違う。本館とタワー館の敷地は日比谷公園の目の前で、帳簿の価額はほぼゼロだ。三井不動産がタワー館の敷地の 35% を約 620 億円で買う話は、その値打ちを映している。ただ、本館の敷地は営業の土台で、現金にはならない。タワー館の建て替えも建築費の高騰で 2030 年度末まで延び、新本館の完成は未定になった。タワー館が閉まる 2031 年度からは、営業利益が 3 割ほど落ちる谷が数年続く。

10 年後、新しいタワーはまだ建設の途中にいる。利益が実るのはその先だ。中立の筋書きでは、谷を抜けた 10 年後の純利益は約 28 億円。土地と賃貸用マンションの含み益を半分と見て、新タワーの持分を投じた額で足すと、時価総額は約 1,190 億円になる。ただ 10 年先の値で、割り引いた今の価値は約 520 億円と、今の約 1,100 億円の半分ほどだ。客室単価の持続力、タワーの採算、三井不動産との関係が分かれ目になる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で、帝国ホテルは資産は大きいが、稼ぐ力は小さい会社だ。看板は 130 年を超えて続き、日比谷の土地は代わりが利かない。ここまでは立派な事業の条件である。

ただ、利益が資産に比べて小さい。土地に眠る価値は、会社が自由に使えるお金になって初めて株主のものになる。本館の敷地は営業の土台で、売れば看板を失う。使えるのは、タワー館の敷地の持分だけだ。しかも三井不動産が共同の相手で、会社が価格や時期を決められない。

資本配分には慎重に見たい。京都の投資は 124 億円で、客室 55 室に対して重い。建築費が高騰するなか、タワーと本館の再建で 2,000 億円を超える事業費が見込まれ、自己資本 491 億円の 4 倍に当たる。借入が膨らめば、ホテルの薄い利益から利払いと減価償却が重くのしかかる。

安全域は見えない。今の時価総額は、中立の筋書きの 10 年後の価値を上回る。土地の含み益を足し、戻り方を半分と見ても、値段の根拠にならない。素晴らしい看板だが、払う値段に見合わない。

何で稼ぐ会社か

帝国ホテルは、日本の迎賓館を自任するホテル会社だ。客室数は東京 909、大阪 378、上高地 74、京都 55 の計 1,416 室。東京は本館 560 室とタワー館 349 室で、タワー館は 2024 年に営業を止めたあと、2025 年度から客室の販売を再開している。

売上の柱は宿泊だけではない。部門別では宴会が 3 割弱、宿泊が 3 割弱、食堂が 1 割強で、婚礼や法人宴会、レストランが同じ重みを持つ。大阪は宴会比率がさらに高く、上高地は客室稼働率が 9 割を超える季節営業のホテルだ。東京の客室単価は約 6.2 万円、稼働率は 62% で、タワー館の再開で稼働率はいったん下がった。

2026 年 3 月に開業した帝国ホテル京都は、55 室、事業費約 124 億円のスモールラグジュアリーである。規模ではなく看板の価値を高める店と位置づけている。不動産賃貸は賃貸用マンションが中心で、売上 4 億円、利益 1 億円ほどと小さい。本業でないので、利益は外して資産として別に評価した。

会社の資産の中心は、帳簿にほとんど載らない土地だ。東京の敷地の帳簿の価額はほぼゼロで、筆頭株主の三井不動産(33%)が再開発を共同で進める。ホテルの利益は小さいが、土地を活かした不動産の収益が、会社の長期の目標になっている。

優良さと弱いところ

堀は看板と立地だ。創業 135 年の帝国ホテルは、国賓・要人の宿として名が通り、婚礼・宴会でも指名される。日比谷公園に面した敷地は、同じ物を新しく作れない。

ただ、堀の広さが利益の大きさになっていない。営業利益率は 2026 年 3 月期で 3.8%、過去に良かった年でも 8% 台にとどまる。客室単価は東京で 6 万円台、稼働率は 6 割台だ。会社自身も、競合する新規ホテルの相次ぐ開業でハードの差が開いたと認めている。

人手の問題も重い。宴会・料飲は人の数で品質が決まり、人件費が物価と同じ速さで上がる。値上げで追いつけなければ、利益は薄くなる。ホテルの数字は景気や感染症にも弱く、2021〜22 年は 100 億円を超える営業赤字に沈んだ。

財務は今のところ健全だ。自己資本比率は 60%、現金は 223 億円ある。ただし京都の開業で借入が約 100 億円増え、この先は新タワー・中地区・本館の投資が続く。資本の使い方を試される 10 年になる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

東京のホテル市場は、訪日客の増加で需要が強い。2025 年の外国人延べ宿泊者数は約 1.78 億人泊で過去最高、日本人は約 4.76 億人泊でやや減った。需要の伸びを支えるのは訪日客で、10 年後も高水準が続くが、伸びは鈍る。

供給は増えている。東京では外資系や国内勢の超高級ホテルが相次いで開業し、立地とブランドだけでは単価を取れなくなった。人手不足で賃金も毎年 3% 前後上がる。婚礼は件数が減り続け、少人数化も進む。国内の宴会需要は人口とともに細る。

再開発の側では、建築費と人件費の高騰が計画を遅らせている。帝国ホテルのタワー館の解体は当初の 2024 年度から 2030 年度末へ延び、森ビルなど他の都心再開発にも遅れが出た。金利の上昇も、建設費の資金繰りに重くのしかかる。

日比谷の内幸町一丁目街区は、敷地が約 6.5 万㎡の大規模開発だ。街区の中地区に NTT 日比谷タワーが 2031 年 10 月の竣工予定で建ち、帝国ホテルが宴会場とホテルを運営する。物価が年 3% 上がる世界では、客室の価格は物価並みに上がるが、利益率は賃金に押されて大きくは伸びない。

資本政策と M&A

資本政策の中心は、再開発の資金繰りだ。会社は 2026〜2030 年度を準備期間とし、キャッシュの確保を最優先にしている。配当は安定的に払う方針で、配当性向は 2 割から 4 割だ。自社株買いはしていない。

大株主は三井不動産で、33% を持つ。帝国ホテルは三井不動産の持分法適用の関連会社で、子会社ではない。2007 年に国際興業から約 860 億円で株を引き継いだ。ほかにアサヒビール、大和証券、日本生命、富国生命、みずほ銀行、清水建設、鹿島建設が続き、持ち合いの色が濃い。

土地の処分が最大の論点だ。三井不動産とは、タワー館の敷地の 35% を約 620 億円で譲る基本合意がある。実行の時期は未定で、解体の延期で動いていない。新タワーは三井不動産と共同で建て、容積率は 900% から 1,340% に増える。中地区ではビルの所有者から借りて宴会場とホテルを営むため、家賃が固定の費用として残る。

TOB など会社の再編は、10 年のうちに起きる可能性が小さくない。ただ、買い手になりうる三井不動産は共同事業者でもあり、価格を競りにかける力が弱い。株主への還元が厚くなる材料としては期待しにくい。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

土地の値打ちを見落としてはいけない。日比谷公園の前に、本館とタワー館で約 2.3 万㎡の土地を持ち、帳簿の価額はほぼゼロだ。三井不動産がタワー館の敷地の 35% を約 620 億円で買うという事実は、残りの 65% が 1,100 億円を超えることを示す。時価総額 1,100 億円は、その土地だけで説明がつく。

本業も上向いている。2026 年 3 月期の営業利益は 3 割増え、売上は過去最高の 563 億円になった。タワー館の客室が戻り、京都が開業し、27 年 3 月期は売上 614 億円、EBITDA(償却前の利益)59 億円を見込む。2030 年度には 70 億円以上を狙う。

東京の客室単価は物価並みに上がり、訪日客が高単価の客室を埋める。京都は 55 室でグループ最高の単価を取れる。2031 年度に NTT 日比谷タワーで宴会場と新ブランドのホテルが開き、タワー館が閉じる分を補う。新タワーが完成すれば、賃貸住宅とオフィスの安定した家賃が入り、ホテルの景気の波を和らげる。

さらに、筆頭株主の三井不動産が会社を完全子会社にする道もある。土地の価値を前提にした TOB なら、今の値段を上回る可能性がある。

慎重な見方

土地は含み益があっても、現金にならない。本館の敷地は営業の土台で、売れば看板を失う。タワー館の敷地も 35% を売るだけで、残りは 10 年以上かけて新タワーに変わり、その間は利益を生まない。解体は 2030 年度末まで延び、完成は未定だ。建築費の高騰が止まらなければ、さらに遅れる。

本業は薄い。営業利益は 21 億円で売上の 4% に届かず、27 年 3 月期の純利益は 19 億円と、今の時価総額の 1.7% にすぎない。会社は 2030 年度の EBITDA 目標を 70 億円以上としたが、減価償却が 35 億円ほどあり、営業利益は 30 億円台だ。

京都と NTT 日比谷タワーの新ホテルは、どちらも小規模で、賃料や償却が重い。外資系の超高級ホテルの開業は続き、国内の婚礼は減り続ける。人件費は物価並みに上がり、値上げが追いつかなければ利益は残らない。

建て替えは、自己資本の数倍の事業費がかかる。借入が増え、金利が上がれば、薄い利益は利払いに消える。再開発の遅れ、建築費の超過、景気の悪化のどれか 1 つでも起きれば、配当も心もとない。

どちらに重みを置いたか

土地の価値は本物だが、現金になる量と時期は会社の意思だけで決まらない。ホテルの利益が小さいことも動かない。そこで、タワー敷地と賃貸用マンションの含み益を足しながら、戻り方は半分と見て、慎重な見方に確率を寄せた。

建て替えの谷(2031 年度から数年の利益の落ち込み)を通ったあと、中立の 10 年後の時価総額は今の 1.08 倍にとどまる。10 年で 8% しか増えない値を今の価値に割り引くと、今の値段の半分ほどになる。強気の見方がうまくいく楽観でも、年率の期待は 4% 台で、資本コストに届かない。建築費の高騰と再開発の遅れで、悲観側の確率を厚くしている。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,019 円1,205 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 61 円72 億円)。 今の値に割り戻すと 561 円664 億円、今との差 −38.6%、 期待の年率 +1.7%(資本コスト 7.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 1,526 円1,806 億円 96 円114 億円 +77.5% +5.9% 114 円134 億円
やや楽観 19% 1,322 円1,564 億円 72 円85 億円 +52.5% +4.3% 265 円313 億円
中立 37% 1,184 円1,401 億円 63 円75 億円 +36.4% +3.2% 461 円546 億円
やや悲観 25% 791 円936 億円 51 円60 億円 −7.9% −0.8% 211 円249 億円
悲観 12% 207 円246 億円 34 円40 億円 −73.6% −12.5% 29 円34 億円
加重平均100% 1,019 円1,205 億円61 円72 億円 +18.1% +1.7% 1,079 円1,277 億円

今の株価時価総額 914 円1,082 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.0% を下回るほど割高。

楽観 7% 再開発が前倒しで進み、土地の価値が利益に姿を変え始める 10 年 利益 56 億円 · PER 12.9 倍 · 株価時価総額 1,526 円1,806 億円

訪日客の高単価需要が続き、東京の客室単価は物価を上回って伸びる。タワー館(349 室)は 2030 年度末に閉まり、営業利益は 2030 年度の 46 億円から 2031 年度の 33 億円へ落ちる。ただ中地区の宴会場と約 100 室の新ブランドのホテルが 2031 年度に開き、谷は浅く終わる。本館は 560 室で稼働率が 7 割近くまで上がり、10 年目の営業利益は 79 億円に届く。京都は開業から数年で看板が立つ。タワー敷地の 35% の譲渡は 2031 年度までに実行され、手取りは新タワーの建設に入る。新タワーは 10 年目にほぼ出来上がるが、家賃が入るのはその先だ。会社は配当を 4 割近くまで引き上げる。いちばん良い 10 年だ。

  • 東京事業所(本館・タワー館)と子会社等:数量 14.2(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 41(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊のほか宴会・料飲などの売上も室泊に割って含む))→ 売上 589 億円・営業利益 71 億円。本館 560 室×稼働 69.5%=14.2 万室泊、客室単価 9.1 万円(今の 6.19 万円)、宴会・料飲を含む室泊当たり売上 41.5 万円
  • 大阪・上高地:数量 10.2(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 18(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・宴会・料飲などを室泊に割って含む))→ 売上 187 億円・営業利益 23 億円。関西の訪日客と婚礼の底堅さ
  • 京都(2026 年 3 月開業):数量 1.5(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 37(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・料飲・スパなどを含む))→ 売上 55 億円・営業利益 12 億円。京都の看板が立ち稼働 75%
  • 中地区(NTT 日比谷タワー、2031 年度開業予定):数量 2.9(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 40(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・料飲・併設の宴会場の売上を室泊に割って含む。今の価格水準))→ 売上 116 億円・営業利益 9 億円。中地区が好調に立ち上がる

倍率:事業の純利益 48 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.5% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 7.7%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.6 倍 + 余った現金(戻り方込み)1,140 億円。全体の PER 13.45 倍、時価総額 1,892 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PER 12.9 倍・時価総額 1,759 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:本業の単価上昇、中地区の成功、タワーの前倒しが同時にそろう必要があり、建築費が高騰している今はそろいにくい。ただ土地の価値が表に出る余地はあるので、1 割に近い確率を置いた。

やや楽観 19% 訪日客の高単価が続き、再開発の遅れが許容範囲に収まる 10 年 利益 40 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,322 円1,564 億円

訪日客の需要は高水準を保ち、東京は物価並みに値上げを続ける。2030 年度に 38 億円まで伸びた営業利益は、タワー館が閉まる 2031 年度に 24 億円へ落ち、2032 年度も 30 億円にとどまる。谷は 2 年続く。本館 560 室の稼働率は 68% 台で、客室単価は物価をわずかに上回る。京都は立ち上がりに時間がかかるが、数年で黒字が定着する。タワー敷地 35% の譲渡は予定どおり進むが、新タワーの完成は 2030 年代後半にずれ込み、10 年目はまだ工事の途中だ。人件費と建築費は物価を少し上回って上がるものの、値上げで大半を吸収する。10 年目の営業利益は 56 億円。再開発の遅れが許容範囲に収まる、ホテルとして順調な 10 年になる。

  • 東京事業所(本館・タワー館)と子会社等:数量 14.0(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 39(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊のほか宴会・料飲などの売上も室泊に割って含む))→ 売上 549 億円・営業利益 58 億円。本館 560 室×稼働 68.5%=14.0 万室泊、客室単価 8.6 万円(今の 6.19 万円)、宴会・料飲を含む室泊当たり売上 39.2 万円
  • 大阪・上高地:数量 10.0(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 18(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・宴会・料飲などを室泊に割って含む))→ 売上 177 億円・営業利益 19 億円。大阪は単価を上げて伸ばす
  • 京都(2026 年 3 月開業):数量 1.5(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 35(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・料飲・スパなどを含む))→ 売上 51 億円・営業利益 9 億円。京都は数年で黒字が定着
  • 中地区(NTT 日比谷タワー、2031 年度開業予定):数量 2.8(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 38(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・料飲・併設の宴会場の売上を室泊に割って含む。今の価格水準))→ 売上 106 億円・営業利益 7 億円。中地区は家賃を払って小幅の黒字

倍率:事業の純利益 32 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.0% が k 7.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 14.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.3 倍 + 余った現金(戻り方込み)1,140 億円。全体の PER 11.47 倍、時価総額 1,594 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PER 12.09 倍・時価総額 1,516 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:訪日客の需要が続き、京都と中地区も軌道に乗る道筋は、会社の計画(EBITDA 70 億円以上)に近い。再開発の遅れが許容範囲に収まる筋書きとして 2 割弱を置いた。

中立 37% 物価並みの値上げと賃金の上昇が相殺し、再開発は遅れて進む 10 年 利益 28 億円 · PER 11.2 倍 · 株価時価総額 1,184 円1,401 億円

東京は物価並みの値上げを続けるが、国内の宴会と婚礼は人口とともに細る。この 10 年のかたちを決めるのは、建て替えの谷だ。営業利益は 2030 年度の 32 億円から、タワー館(349 室)が閉まる 2031 年度に 19 億円まで落ちる。東京の客室は本館 560 室だけになり、中地区の約 100 室は開業したばかりで稼働が低い。2033 年度に 28 億円、10 年目の 2035 年度に 40 億円と戻るが、谷が 10 年の純利益の合計を 30 億円ほど押し下げる。本館の稼働率は 66% 台、客室単価は物価並みの 8 万円台前半だ。タワー敷地 35% の譲渡は 2031 年度ごろに実行され、手取りは新タワーの建設費に回る。新タワーは 10 年目もまだ工事の途中で、家賃が入るのはその先になる。

  • 東京事業所(本館・タワー館)と子会社等:数量 13.6(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 38(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊のほか宴会・料飲などの売上も室泊に割って含む))→ 売上 513 億円・営業利益 49 億円。本館 560 室×稼働 66.5%=13.6 万室泊、客室単価 8.3 万円(今の 6.19 万円)、宴会・料飲を含む室泊当たり売上 37.7 万円
  • 大阪・上高地:数量 9.8(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 17(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・宴会・料飲などを室泊に割って含む))→ 売上 167 億円・営業利益 16 億円。大阪・上高地は物価並みの値上げ
  • 京都(2026 年 3 月開業):数量 1.4(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 34(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・料飲・スパなどを含む))→ 売上 47 億円・営業利益 7 億円。京都は 55 室で利益は限られる
  • 中地区(NTT 日比谷タワー、2031 年度開業予定):数量 2.7(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 36(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・料飲・併設の宴会場の売上を室泊に割って含む。今の価格水準))→ 売上 100 億円・営業利益 5 億円。中地区は家賃負担で利益率 5%

倍率:事業の純利益 20 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.1% が k 7.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 14.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.3 倍 + 余った現金(戻り方込み)1,140 億円。全体の PER 10.31 倍、時価総額 1,430 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PER 11.2 倍・時価総額 1,352 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:物価並みの値上げと賃金の上昇が相殺し、再開発は遅れながら進む。最も起こりやすい筋書きなので、いちばん重い確率を置いた。

やや悲観 25% 外資との競争と建築費の高騰で、利益が伸びない 10 年 利益 11 億円 · PER 9.9 倍 · 株価時価総額 791 円936 億円

外資系の超高級ホテルの開業が続き、東京の客室単価は物価に追いつかない。婚礼と法人宴会は件数が減り、本館の稼働率は 63% にとどまる。営業利益は 2030 年度の 25 億円から、タワー館が閉まる 2031 年度に 10 億円へ落ちる。中地区の新ブランドのホテルは立ち上がりが遅く、家賃を払うと利益が出ない。谷は 2032 年度の 8 億円まで続き、10 年目も 16 億円と今の水準に届かない。京都は集客が計画を下回る。建築費の高騰で新タワーの事業費がふくらみ、三井不動産との費用の分担と着工の時期をめぐって交渉が長引く。借入が増えて金利が上がり、利払いが利益を食う。配当は据え置きになる 10 年だ。

  • 東京事業所(本館・タワー館)と子会社等:数量 12.8(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 36(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊のほか宴会・料飲などの売上も室泊に割って含む))→ 売上 459 億円・営業利益 34 億円。本館 560 室×稼働 62.6%=12.8 万室泊、客室単価 7.7 万円(今の 6.19 万円)、宴会・料飲を含む室泊当たり売上 35.8 万円
  • 大阪・上高地:数量 9.4(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 16(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・宴会・料飲などを室泊に割って含む))→ 売上 149 億円・営業利益 11 億円。婚礼の減少で単価・数量とも弱い
  • 京都(2026 年 3 月開業):数量 1.3(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 31(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・料飲・スパなどを含む))→ 売上 39 億円・営業利益 3 億円。集客が計画を下回る
  • 中地区(NTT 日比谷タワー、2031 年度開業予定):数量 2.4(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 32(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・料飲・併設の宴会場の売上を室泊に割って含む。今の価格水準))→ 売上 77 億円・営業利益 1 億円。立ち上がりが遅れ家賃で利益ほぼゼロ

倍率:ROE は k を大きく下回り、PER の上限は 1÷k = 12.5 倍。利益が小さく固定費(家賃・減価償却)が重い筋書きなので、上限の約 7 割(9.88 倍)に置いた。余った資産は今の 0.75 倍(谷での食いつぶし、706 億円)に戻り方 0.5 を掛けて足す。 新タワーの持分は、譲渡の手取り 434 億円(税引き後)で建てているため、未完成でも投じた額(簿価)の価値があるとみて、今の 0.75 倍の 326 億円を足す(戻り方は掛けない。excess_noret_oku)。

確率:外資系の超高級ホテルの開業と建築費の高騰は、すでに表に出ている。再開発の遅れと家賃の固定費化で利益が伸びない筋書きは、会社の置かれた状況から見て確率が高い。

悲観 12% 再開発が止まり、固定の家賃と借入だけが残る構造的な負けの 10 年 利益 −3 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 207 円246 億円

再開発が構造的につまずく。建築費の高騰と金利の上昇で新タワーの採算が合わなくなり、着工が見送られるか、事業費を抱えたまま長引く。タワー館は 2030 年度末に閉まったまま収入を生まず、営業利益は 2030 年度の 12 億円から 2031 年度に 8 億円の赤字へ落ち、赤字は 5 年続く。中地区のホテルは稼働が上がらず、固定の家賃だけが残る。外資系との競争で東京の客室単価は物価を下回り、本館の稼働率は 56% まで落ちる。新タワーに入れた設計費や解体費の一部は損失になり、約 120 億円を落とす。借入の返済に、タワー敷地の持分の売却で入った手取りを回さざるをえない。配当は最低限に落ち、看板だけが残る構造的な負けの 10 年だ。

  • 東京事業所(本館・タワー館)と子会社等:数量 11.5(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 33(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊のほか宴会・料飲などの売上も室泊に割って含む))→ 売上 382 億円・営業利益 23 億円。本館 560 室×稼働 56.3%=11.5 万室泊、客室単価 7.0 万円(今の 6.19 万円)、宴会・料飲を含む室泊当たり売上 33.2 万円
  • 大阪・上高地:数量 8.4(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 14(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・宴会・料飲などを室泊に割って含む))→ 売上 122 億円・営業利益 6 億円。単価が物価を下回る
  • 京都(2026 年 3 月開業):数量 1.0(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 28(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・料飲・スパなどを含む))→ 売上 29 億円・営業利益 −1 億円。赤字
  • 中地区(NTT 日比谷タワー、2031 年度開業予定):数量 2.0(年間の販売客室数(万室泊))× 価格 29(1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・料飲・併設の宴会場の売上を室泊に割って含む。今の価格水準))→ 売上 58 億円・営業利益 −2 億円。赤字の運営と固定の家賃

倍率:赤字なので PBR で置く。今の自己資本 491 億円に 0.5 を掛けた。稼ぐ力は赤字で、床は売れる資産から置いた(下の床の内訳)。余った資産は谷で食われ、失敗した事業に使われると見て、今の 5 割に戻り方 0.5 を掛けた分が、この床にほぼ入っている。

確率:建築費と金利が悪い方向に転び、再開発が止まるか大幅に縮む筋書き。感染症や景気後退のときに 2 年連続で大幅な営業赤字を出した実績もあり、悲観を 1 割強置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

東京事業所(本館・タワー館)と子会社等

帝国ホテル東京の宿泊・宴会・婚礼・レストラン・売店と、子会社の外販など(賃貸用マンションの賃貸は外してある)。

数量年間の販売客室数(万室泊)価格1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊のほか宴会・料飲などの売上も室泊に割って含む)売上営業利益
今 2026/03 19.2 23 433 40
10 年後 中立 13.6 38 513 49

取り方:東京の宿泊売上 118.6 億円 ÷ 客室単価 6.19 万円 = 販売室泊 19.2 万。売上は東京事業所のホテル分 426.9 億円に子会社等の約 6.3 億円を足した 433.2 億円。賃貸用マンションの不動産賃貸(売上 4.0 億円・営業利益 1.1 億円)は本業でないので外し、資産の価値を余った資産に別に足している。室泊で割ると 1 室泊 22.6 万円。タワー館(349 室)は 2025 年度に段階的に再開したが、2030 年度末に閉まる。10 年後の数量は本館 560 室×365 日×稼働率で置き、宴会・料飲は本館に残るので室泊当たりの売上は物価 1.34 倍に混ざり方の変化 1.25 倍を重ねた約 1.67 倍になる。営業利益は事業所別が開示されず、ホテル事業 48.8 億円から大阪・上高地・京都を引いて推定した。

大阪・上高地

帝国ホテル大阪(378 室)と上高地帝国ホテル(74 室、春から秋の季節営業)。婚礼・宴会の比率が高い。

数量年間の販売客室数(万室泊)価格1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・宴会・料飲などを室泊に割って含む)売上営業利益
今 2026/03 9.8 13 124 11
10 年後 中立 9.8 17 167 16

取り方:大阪の宿泊売上 27.7 億円 ÷ 客室単価 3.35 万円 = 8.28 万室泊に、上高地(74 室×稼働日約 210 日×稼働率 95%)の約 1.48 万室泊を足して 9.77 万室泊。売上は大阪 103.8 億円と上高地 20.2 億円の計 124.0 億円。1 室泊の価格は物価 3% で 10 年 1.34 倍。営業利益は開示が無く、ホテル事業の利益から推定した。

京都(2026 年 3 月開業)

祇園の弥栄会館を活かした 55 室のスモールラグジュアリー。レストラン・バー・スパを持つ。

数量年間の販売客室数(万室泊)価格1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・料飲・スパなどを含む)売上営業利益
今 2026/03 0.1 25 2 −2
10 年後 中立 1.4 34 47 7

取り方:開業は 2026 年 3 月 5 日で、2026 年 3 月期は約 4 週間分の売上 1.5 億円(推定)。定常は 55 室×365 日×稼働率 70% =約 1.4 万室泊、1 室泊約 25 万円(宿泊 15 万円+料飲 10 万円と推定)で年約 35 億円。価格は物価で 10 年 1.34 倍。営業利益は開業前の費用を含む推定。 数量は実物(販売客室数)で、開業直後の約4週間分から通年の定常へ伸びる分(市場の伸びではない)。

中地区(NTT 日比谷タワー、2031 年度開業予定)

NTT 日比谷タワーの 6 階の宴会場(1,000㎡超と 300㎡)と、44〜48 階の約 100 室の新ブランドのホテルを帝国ホテルが運営する。

数量年間の販売客室数(万室泊)価格1 室泊当たりの総売上(万円。宿泊・料飲・併設の宴会場の売上を室泊に割って含む。今の価格水準)売上営業利益
今 2026/03 0.0 27 0 0
10 年後 中立 2.7 36 100 5

取り方:2031 年度の開業までは売上ゼロ。客室は約 100 室×365 日×稼働率 75% =約 2.7 万室泊、1 室泊の売上は今の価格で約 27 万円(宿泊 11 万円+料飲等 4 万円+宴会場の増える分 12 万円と推定)。ビルの所有者から借りて運営するため家賃は費用に入る。価格は物価で 10 年 1.34 倍。

リスクと懸念

再開発の遅れと建築費の超過

タワー館の解体はすでに 2030 年度末まで延び、新本館の完成は未定になった。建築費と金利が上がり続ければ、事業費が膨らみ、三井不動産との費用の分担や着工の時期の交渉が長引く。土地の価値が現金や家賃に変わる時期が遠のく最大の不確実性だ。

ホテルの利益の薄さ

営業利益率は 4% に届かず、賃金が物価並みに上がるなかで、値上げが追いつかなければ利益は簡単に消える。タワー館の再開で稼働率が下がったように、販売できる客室を増やしても、単価と人手が追いつかない局面がある。

外資系の超高級ホテルとの競争

東京では新しい超高級ホテルの開業が続き、立地とブランドだけでは単価を取れなくなった。会社自身が、競合の新規開業でハードの差が拡大したと認めている。新本館が完成するまでの長い間、設備の古さが単価を押さえる。

国内の婚礼・宴会の縮小

宴会は売上の約 3 割を占め、婚礼は少人数化と件数の減少が続く。法人宴会も景気に左右される。人口が減る国内で、この稼ぎは構造的に細りやすく、中地区の新しい宴会場がそれを補えるかは未知数だ。

三井不動産の位置づけ

三井不動産は筆頭株主(33%)で、再開発の共同事業者であり、タワー敷地の買い手でもある。会社の利益と三井不動産の利益が食い違う局面では、価格・時期・配当を会社だけでは決められない。少数株主にとっては交渉力が弱い。

感染症・災害・景気の悪化

2021〜22 年は営業赤字が 100 億円を超えた。ホテルは固定費が重く、需要が急に止まると赤字になる。訪日客の需要は為替や国際関係でも振れ、2025 年度の下期には日中関係の悪化の影響が出た。

借入と固定の家賃

京都の開業で借入は約 100 億円増えた。この先は新タワー、中地区、本館の投資が続き、中地区は他社のビルを借りるため家賃が固定の費用になる。金利が上がる局面では、薄い利益が利払いと家賃に食われる。

今後の分かれ目

新タワーの着工時期と事業費が確定し、三井不動産との売買契約が結ばれる
タワー敷地の 35% の手取りが見え、再開発の不確実性が下がる。10 年の楽観・やや楽観の確度が上がる。
建築費の高騰がさらに続き、解体や着工の時期が再び延びる
土地の現金化がさらに遠のき、ホテルの薄い利益だけが残る。やや悲観・悲観の確率が上がる。
東京の客室単価が物価を上回って上がり、稼働率も回復する
ホテルの営業利益率が 6% 台に乗り、10 年の中立・やや楽観に近づく。
中地区の宴会場とホテルが 2031 年度に計画どおり開き、立ち上がりが早い
タワー館の閉館による売上の穴が埋まり、利益が落ち込まずに済む。
三井不動産が会社の完全子会社化(TOB)を提案する
土地の価値を前提にした価格が付く可能性がある。ただし少数株主に有利かは条件しだいで、確率は小さい。
景気後退や感染症、国際関係の悪化で訪日客が急減する
固定費の重さから営業赤字に戻り、配当も保てなくなる。悲観の筋書きに近づく。

見ておくもの

  • ホテル事業の稼働率と客室単価(東京・大阪・京都の別)
  • 帝国ホテル京都の開業後の単価・稼働率・利益
  • タワー館の解体と新タワーの着工の時期、三井不動産との売買契約の有無
  • 借入残高と自己資本比率、新リース会計基準での数字の変化
  • 中地区(NTT 日比谷タワー)の工事の進み具合と宴会の予約の動き

倍率と資本コストの決め方

倍率は式から決めた。自己資本全体の ROE が資本コストを下回る筋書きは PER の上限が 1÷k で、利益の質(再開発の投資と固定の家賃)から上限の 98%・86%・80%・72% に置いた。土地は帳簿がほぼゼロなので、含み益の税引き後 805 億円と、賃貸用マンション(簿価と含み益の税引き後で 136 億円)を余った資産に立て、戻り方 0.5 で足した。マンションの賃貸の利益は純利益から外した。帳簿の外の含み益は利息を生まないので、純利益から利息を引かない。10 年後の自己資本には、タワー敷地 35% の譲渡益(税引き後約 434 億円)が新タワーの工事中の資産として入るので、流れの起点(equity_start_oku)にこの益を含めた。この資産は 10 年目に利益を生まないが、投じた額(簿価 434 億円)の価値があるとみて、中立・楽観側は全額、やや悲観は 0.75 倍、悲観は PBR の床に入るものとして足した。今の株価・PER・過去の PBR は使っていない。形は家賃を営業費用に入れた今の形にそろえ、2028 年 3 月期からの新リース会計で営業利益と借入の形が変わっても価値は動かさない。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 7.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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保守の安定収入に独立系の特殊施設への強みを持つが、成長の天井は技術者の数。10年後の価値は今を1割ほど上回りやや割安だが、悲観の下げが深い 本質価値との差 +34.7% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 KeePer技研株式会社6036 車のコーティング専門店の拡大で稼ぐ力は高いが、会社計画の6〜7割で見ると利益で測った価値は今の時価総額の周り。割安とも割高とも言えない 本質価値との差 +33.2% · 10 年 割安(年 +9.4%) 割安 白洋舍9731 クリーニングは縮み、ホテル向けのリネンが支える。利益の質は並みだが、貸しビルなどの含みが値段を支え、筆者は適正の上寄りと見る 本質価値との差 +32.5% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 ビケンテクノ9791 大阪発のビル清掃と管理の中堅。人手不足を値上げに変える力はあるが、利益をためて配らない資本の使い方が価値を削る 本質価値との差 +32.5% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 DNホールディングス株式会社7377 橋と河川の設計で食う建設コンサル。不祥事と設計の誤りで利益が落ちたが、公共需要は堅く、10 年の価値は今の値段を上回る 本質価値との差 +31.8% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 ヒビノ2469 ドーム公演の映像・音響で稼ぐが、万博の追い風が消える。純有利子負債 109 億円と、買収で膨らむ借入が重い 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.3%) やや割安 オリエンタルコンサルタンツホールディングス2498 海外ODAの建設コンサルで首位。成長は続くが利益率は薄く、10 年の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ANYCOLOR株式会社5032 VTuber「にじさんじ」の運営で、稼ぐ力は高いが人気と配信の場に依存する。10 年の利益で測った本質価値は今の値段をやや下回る程度で、適正とみる 本質価値との差 +26.3% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ケアサービス2425 現金は時価総額の6割あり、エンゼルケアの高採算が利益の源。介護の本業が立て直せれば割安 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 KNT-CTホールディングス株式会社9726 旅行代理店の利益は薄く、優先株を返した後の普通株の稼ぎで測ると、今の値段は少し先を見すぎている。やや割高 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 サン・ライフホールディング7040 神奈川の互助会と葬儀の会社。死亡数の山に向けて稼ぎは伸びるが、厚い現金は会員の掛金の裏付けで、株主のものではない 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 リゾートトラスト株式会社4681 会員制の堀と医療への広がりは本物だが、利益で測る本質価値は今の時価総額を下回る。成長の多くが開業時の一括計上と新規ホテルへの投資に頼る点を割り引くと、割高寄り 本質価値との差 +24.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 株式会社ナガセ9733 東進の強さと少子化・AI の逆風が釣り合う。金の信託の含み益を足して、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ニシオホールディングス株式会社9699 建機レンタル大手の一角。機械の更新に資本を食われ ROE は資本コストに届かないが、今の値段は中立の 10 年の価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 株式会社ステップ9795 神奈川の公立トップ校受験で地域一番の塾。厚い現金も入れた本質価値は今の時価総額とほぼ釣り合い、適正圏 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ユーピーアール7065 国が後押しするレンタルパレットの 2 番手。償却と人件費の上昇で利益は細いが、業界の伸びとパレットの資産を考えると割安 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 株式会社ユー・エス・エス4732 中古車オークション首位、無借金で総還元率 100% 超とシェア 50% 戦略を両立。事業の質は高いが、10 年の本質価値は今の値段を 6%ほど上回る程度で適正 本質価値との差 +20.7% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 エヌ・シー・エヌ7057 法改正の追い風は本物だが、会社予想の利益倍増は割り引く。現金の大半は自分のものではない 本質価値との差 +20.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ジェイエスエス6074 子ども向けスイミングスクールの堅実な運営会社。会費改定で利益は戻るが、少子化と指導者不足が数量を削る 本質価値との差 +20.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 要興業6566 東京23区の事業ごみを握る堅実な地場企業。現金は厚いが、還元が低く、本質価値は今の値段とほぼ並ぶ 本質価値との差 +19.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 シーティーエス4345 建設現場のICTレンタルで利益率26%。成長は続くが、10 年の価値は今の値段をやや上回る水準 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 株式会社ダイセキ9793 廃液処理の国内最大手。取引工場を毎年増やして稼ぐ堅い会社だが、10 年の価値は今の時価総額とほぼ同じで、安全域は薄い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 トスネット4754 仙台発の交通誘導警備の会社。現金は時価総額の7割あるが、本業の取り分が細り値段はほぼ適正 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社フルキャストホールディングス4848 短期バイトは体が要る現場仕事で、AI エージェントの影響は限られる。利益率の薄まりとアプリ勢の競争を織り込むと、10 年の本質価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社エムアップホールディングス3661 アーティストのファンクラブ運営で伸びる軽資産の会社。ただ取り分は大型案件に握られる。10 年の本質価値は今の時価総額と近く、適正 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 株式会社プラスアルファ・コンサルティング4071 人事 SaaS の稼ぐ力は高いが、大手と生成 AI の圧力が重い。利益で測った 10 年の本質価値は今の値段を 1 割弱下回る、適正圏 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 船場6540 受注残は厚く、現金も余るが、案件ごとの競争で利益率は 5% 台。10 年の本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社トーカイ9729 介護・病院・調剤の裏方を束ねた高齢社会のインフラ。公定価格の天井で伸びは物価並みだが、現金と還元を足すと今の値段はやや割安 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 日建工学9767 海岸や川の護岸ブロックと、その型枠を貸す日建工学。時価総額の8割が現金で、事業の稼ぎは公共工事の波に乗る。値段は安いが利益は読みにくい 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 株式会社カーブスホールディングス7085 女性専用の 30 分ジムで会員が増え続ける質の高い会社。ただ 10 年の利益で測ると今の時価総額は織り込み済みで、安全域は薄い 本質価値との差 +13.7% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ6090 代謝物の受託解析で国内の草分け。稼ぐ力は戻ったが、研究の予算と装置の進歩に振られる 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 ナック9788 宅配水とダスキンの清掃で稼ぐ定期サービス会社に、住宅関連の波が乗る。営業利益率は 4〜6% の帯から出ない。利益で測ると今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 セントラル警備保障9740 警備の契約収入と厚い現金は強みだが、人件費と ROE が重い。今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 Aoba-BBT2464 インターナショナルスクールが稼ぎ、社会人教育はAIに押される。現金は厚く見えるが半分は授業料の前受け。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 株式会社ウエスコホールディングス6091 防災設計の建設コンサルに、時価総額の8割に迫る純現金が付いた会社。現金が下値を支えるが、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +9.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 ウェルネット2428 コンビニ決済の老舗で現金は厚いが、その大半は顧客の預り金。件数は減る側にあり、10年の価値は今の値段並み 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 明豊ファシリティワークス1717 公共 CM と無借金の財務で増配が続くが、工数請求が AI で削られる。10 年の価値は今を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ティア2485 名古屋で斎場の3割を握る葬儀会社。出店と買収で伸びるが、借金と件数の失速が重く、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 フルハシEPO9221 廃木材をチップに変える中部の再資源化会社。許認可が堀で、新設の遅れと借入が焦点 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 ポピンズ7358 保育所と在宅の子育て支援で伸びる。現金も厚いが、少子化の中で公費頼みの利益率は先走る。やや割高 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 幼児活動研究会2152 園児の体を動かす先生を派遣する高収益の会社。AI には代替されにくいが、少子化と戻らない現金で、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 土木管理総合試験所6171 維持管理の堅い需要と現金を持つ試験・調査の会社。10 年の価値は今を 1 割ほど下回る 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 燦ホールディングス9628 国内最大の上場葬儀会社。死亡者数の追い風は確かだが、買収で厚くした資本の稼ぎが資本コストに届かない。今の値段は妥当圏と見る 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 翻訳センター2483 特許・医薬の翻訳で国内首位級だが、生成AIが人手の翻訳量を削る。厚い現金と全額還元が下を支える 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 成学社2179 大阪地盤の個別指導塾フリーステップ。利益は過去最高だが、少子化とAIの家庭教師が生徒の数と単価を細らせる。今の値段はやや割高 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社イチネンホールディングス9619 中小口リースが稼ぎの柱の多角化企業。周辺は薄利で、10 年の価値は今の値段と同じくらい 本質価値との差 +4.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 川崎地質4673 地質調査の老舗。防衛の大型案件で利益が膨らんだが一過性が濃く、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 +4.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 フルテック6546 北海道・東北で首位の独立系自動ドア会社。保守の積み上げは堅いが、全社の費用が重く利益率は 3〜5%。価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ALSOK株式会社2331 警備の二番手は利益が上向き。稼ぎの質はセコムに劣り、10年の本質価値は今の値段を 9% ほど下回る程度で、適正 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 学究社9769 都立中・都立高受験の強いブランドで営業利益率22%を稼ぐが、少子化と私立無償化が重く、今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 株式会社JPホールディングス2749 保育と学童を国の公定価格が支える堅い事業。ただ少子化で伸びは乏しく、純現金を足しても本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 早稲田アカデミー4718 首都圏の中学受験で伸びる堅い塾。ただ値段は先の成長までほぼ織り込まれ、10年の価値は今の時価総額を2割強下回る 本質価値との差 +0.3% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 株式会社Finatextホールディングス4419 証券の基幹システムをクラウドで貸す成長株。利益で測った 10 年の価値は、今の値段に届かない見立てで、やや割高 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 ライク2462 保育・人材・介護を束ねる創業家支配の会社。公的な単価に縛られ、利益は伸びても資本コストを少し超える程度 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 市進ホールディングス4645 千葉の老舗の集団塾に介護を足した学研の子会社。少子化と AI で塾の生徒が細り、借金と家賃の重さが残る 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 日本郵政6178 利益のほぼ全部が金融2社の持分。式どおりの倍率で見ると、10年の価値は今の時価総額を1割弱下回る適正圏だが、安全域は薄い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 パシフィックネット3021 法人向けパソコンの月額レンタルと使用済み機器の処理で伸びるが、直近の利益は入れ替えの山にあり、借入も重い 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 シダー2435 需要は確か、利益は薄く、借入は重い。それでも 10年後の価値は、今の値段を 2 割近く上回る 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 アドバンテッジリスクマネジメント8769 ストレスチェックと団体の所得補償保険の先駆者。法の追い風はあるが、人が担う相談と研修はAIに置き換わりやすく、やや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 株式会社プレステージ・インターナショナル4290 手配と窓口の事務は AI エージェントに削られるが、協力会社の網と家賃保証の記録が堀。10 年の本質価値は今の時価総額を 2 割ほど下回り、やや割高 本質価値との差 −4.4% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 株式会社コシダカホールディングス2157 まねきねこは国内首位で稼ぐ力は確かだが、利益率が下がり始めた今、10 年先の価値は今の時価総額に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 東洋テック9686 警備とビル管理で稼ぐ堅実な会社だが、利益率は 3% 台と薄い。万博の特需を除くと稼ぐ力は小さく、10 年の価値はやや割高とみる 本質価値との差 −4.6% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 いちご2337 稼ぎの 3 割近くは物件の売却益。金利の上昇で利益の土台が削られ、10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 株式会社LITALICO7366 成長力は本物だが、売上の大半を国が決める値段に乗る。利益で測った本質価値は今の時価総額をやや下回り、やや割高 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 株式会社エス・エム・エス2175 看護・介護の人材紹介と介護 SaaS(カイポケ)が柱。海外の巨額減損と大株主の圧力を抱え、10 年の本質価値は今の値段を大きく下回り割高 本質価値との差 −5.6% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 丹青社9743 万博の山を越えて利益率が6%台に落ち着き、企画・設計がAIエージェントに置き換わる分も重なって、資本コスト8.75%で測った10年の本質価値は今の値段を25%ほど下回り、やや割高 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ロイヤルホテル9713 リーガロイヤルホテルの運営会社。建物を売って身軽になったが、固定家賃と優先株が重く、10 年の価値は評価を下回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 株式会社ミダックホールディングス6564 営業利益率 4 割の産廃処分会社。許可という堀は本物だが、資本が厚くなる 10 年を割り引くと今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.6% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 株式会社ディー・エヌ・エー2432 ポケポケ頼みの稼ぎは細り、残るのはゲーム・配信・球団の積み上げ。利益で測った 10 年の価値は今の値段を 14% ほど下回り、やや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 いであ9768 環境調査と河川設計の堅い会社。利益率は過去最高圏で、10 年の価値は今の値段の周りに収まる 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.6%) やや割高 株式会社ビー・エム・エル4694 病院から検体を預かる国内大手の検査会社。手元現金は厚いが稼ぐ力は細く、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エムスリー株式会社2413 国内医師 9 割を会員化した独占的プラットフォームだが、製薬マーケ予算の反動と会員数の飽和で、10 年の本質価値は今の値段を 25% ほど下回り、やや割高 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社イオンファンタジー4343 国内の小型店と値上げで稼ぎは伸びるが、利益で測った価値は今の時価総額の半分ほど。借金が重く、割高 本質価値との差 −12.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 応用地質株式会社9755 地質調査の国内最大手。現場の体の守りは堅いが、利益率は低く、AI エージェントが解析の工数を減らす。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −13.6% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 株式会社GENDA9166 買収で売上を 4 倍にした店舗網は本物だが、借金とのれんが重く資本の稼ぎも落ちた。10 年の本質価値は今の値段を下回り、やや割高と見る 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 株式会社サイバーエージェント4751 稼ぎの柱はゲームで、ネット広告代理はAIエージェントに置き換えられて縮み、ABEMAは黒字化したばかり。今の利益は山に近く、資本コスト8.75%で測ると本質価値は今の値段を50%ほど下回り、割高 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ジャパンマテリアル株式会社6055 半導体工場のガス・超純水の施工と運転を請け負う優良企業。ただし 10 年の利益で測ると、今の値段は約 41% 割高 本質価値との差 −14.8% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 SOLIZE Holdings5871 自動車の開発に技術者を出し、3Dプリンタで部品を造る会社。人月の仕事がAIエージェントに削られる先を見て割高 本質価値との差 −15.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本管財ホールディングス株式会社9347 公共施設の包括管理に強い堅実なビル管理会社。ただ利益率は 6% 弱と薄く、厚い現金も株主に戻る保証がない。10 年の稼ぎで測ると、今の値段はやや高い 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 株式会社ラウンドワン4680 国内の好調と米国の出店で稼ぎは伸びるが、利益で測った本質価値は今の時価総額の半分に届かない。割高 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ライドオンエクスプレスホールディングス6082 「銀のさら」の名前は残るが、宅配アプリに専業の強みを削られる。手元の現金を足しても、今の値段は少し高い 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 タカミヤ2445 足場の賃貸は回復したが、償却費と借金が重く、利払いも増える。10 年の見立てはやや割高 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 乃村工藝社9716 空間づくりの最大手で財務は堅いが、利益率は万博を含む過去最良の水準にあり、企画・設計がAIエージェントに置き換わる分も重なって、10年の本質価値は今の値段を34%ほど下回り、やや割高 本質価値との差 −16.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 東京都競馬株式会社9672 大井競馬場の大家で稼ぎは安定するが、1,600 億円の再整備が利益を食う。10 年後の価値は今の時価総額を大きく下回り、割高 本質価値との差 −17.0% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 株式会社エイチ・アイ・エス9603 旅行は薄利で借金は重い。稼ぎの回復を織り込んでも、10 年の利益で測った価値は今の時価総額を下回る。割高寄り 本質価値との差 −17.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ダイサン4750 住宅の足場で名の通った老舗だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でもやや高い 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ファルコホールディングス4671 京都の臨床検査と調剤薬局。厚い現金を配当で戻すが、公定価格に縛られて利益は伸びない 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 城南進学研究社4720 個別指導の塾と保育園を営む小さな会社。黒字化は始まったが、10 年先を見ても今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 NJS2325 上下水道の設計で国内首位級。守りは堅いが現金の戻りが遅く、10 年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 グローバルキッズCOMPANY6189 首都圏の保育所運営で再建が進むが、少子化と薄い利益率が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社オンザページ9160 旧ノバレーゼと旧エスクリが合併した国内最大級の婚礼会社。婚姻が縮む市場で借入が重く無配、10 年の中立では割高の側 本質価値との差 −20.0% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 エプコ2311 住宅会社の裏方は堅実だが、設計の柱が着工減とAIで細る。再エネ工事の伸びで埋めきれず、今の値段は高い 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 明光ネットワークジャパン4668 個別指導塾「明光義塾」の本部。現金は厚いが、人手と家賃で稼ぐ事業は人件費に削られ、10 年で見ると今の値段には届かない。 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 株式会社建設技術研究所9621 河川で首位の建設コンサル。許認可と公共予算が守るが、AI エージェントの工数削減が値段に響く。10 年の価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 株式会社オオバ9765 民間の街づくりに強い建設コンサル。利益率は過去最高圏で、そこから先の伸びは物価並み。10 年の価値は今の値段を3割ほど下回る 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 キュービーネットホールディングス6571 10分の理容店QB HOUSEを国内587店で運営。出店と人材の先行費用で利益率が5%台に下がり、価値は今の時価総額の6割ほど 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 インフロニア・ホールディングス株式会社5076 請負の利益に買収を重ねて運営事業へ舵を切る途上の会社。10 年のならした利益で測ると資本コスト 8.5% に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 GMOインターネット株式会社4784 祖業のドメイン・サーバーは堅いが、値段は GPU クラウドへの期待を先取りしている。10 年の本質価値は今の時価総額を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 アサンテ6073 白蟻防除の最大手。人を増やす投資で利益が一度落ち込む。現金は厚いが、値段は割高に寄る 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 キタック4707 新潟の官公庁に頼る建設コンサル。仕事は堅いが利益が薄く、借入も重い。10 年の価値は今の時価総額を 4 割台半ばで下回る 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 株式会社カナモト9678 建機レンタル大手。値上げで利益は最高圏だが、機械の更新に資本を食われ ROE は資本コストに届かず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユーラシア旅行社9376 全員添乗員の海外旅行を円熟層に売る無借金の小さな旅行会社。現預金は厚いが、旅行の利幅は薄く、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 株式会社 リソー教育グループ4714 親会社ヒューリックが TOB で完全子会社化へ。個別指導塾の質は高いが、利益で測った価値は買い付けの値段に届かない 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 オリジナル設計4642 上下水道の更新需要は強いが、利益は伸びにくく買収の質も未検証。10 年の価値は今を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 東海リース9761 現場事務所と仮設建物を自前で作って貸す老舗。需要は底堅いが、借金で増やした資産が資本コストを稼がず、割高 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 UTグループ株式会社2146 製造派遣は現場の体が要る仕事で、AI エージェントの影響は限られる。薄い利益率と自動化の懸念から、10 年の本質価値は今の時価総額を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −24.9% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 トランス・コスモス株式会社9715 窓口と事務の BPO は AI エージェントが最も直接に置き換える仕事。厚い純現金があっても、10 年の本質価値は今の時価総額を 5 割弱下回り、割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 RSC4664 池袋のサンシャインシティを足場にしたビル管理の会社。契約は堅いが利益は薄く、純現金を足しても今の値段は高い 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社アルプス技研4641 設計技術者の工数売りは AI エージェントに置き換わりやすい。利益率も低めで、10 年の本質価値は今の時価総額を 5 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +2.3%) やや割高 株式会社共立メンテナンス9616 寮の安定を土台にドーミーインが稼ぐ良い会社だが、10 年後の利益で測る価値は今の時価総額を大きく割り込み、割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 H.U.グループホールディングス株式会社4544 検査の受託で国内首位級、利益の柱は診断薬。立て直しは途上で、10 年の本質価値は今の値段を 2 割弱下回り、やや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 セコム株式会社9735 警備首位の稼ぐ力に新事業・海外を積む多角化企業。強い堀を認めても k は 7% で、10 年のならした利益で測ると今の株価は割高 本質価値との差 −27.8% · 10 年 やや割高(年 +2.9%) やや割高 サニックスホールディングス4651 シロアリ防除を核に、廃プラ発電と太陽光を抱える会社。利益は不安定で、設備と借入が重い。今の値段は割高側に出た 本質価値との差 −29.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 株式会社シグマクシス・ホールディングス6088 人月で売るコンサルは AI エージェントに置き換えられる側。稼ぐ力は本物だが、10 年の価値は今の時価総額 503 億円を下回る 本質価値との差 −29.4% · 10 年 やや割高(年 +1.7%) 割高 エアトリ6191 航空券のネット販売の大手。3年は利益を全額配当に回すが、そのあとはほぼ無配に近い水準へ戻る。10年の稼ぎで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −30.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 東京會舘9701 丸の内の格式ある宴会場。ブランドは強いが婚礼の縮小と人件費が重く、10 年の価値は今の値段を大きく下回る。 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 株式会社コンヴァノ6574 ネイルの会社が美容クリニック向けの支援で急成長。ただ顧客 1 社への依存が重く、利益が今期予想の半分に落ち着く前提でも割高 本質価値との差 −32.0% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 環境管理センター4657 環境の測定・分析を担う小さな老舗。規制が需要を支えるが、過当競争で利幅が薄く、10 年の価値は今の時価総額を 4 割ほど下回る 本質価値との差 −32.0% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 京都ホテル9723 京都の中心で老舗の高級ホテルを営むが、借金と優先株が重く、利益の多くが利払いと返済に消える 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 TREホールディングス株式会社9247 産廃・スクラップ・バイオマス発電を持つ静脈の総合企業。直近の利益は能登の特需で、10年のならした利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.3% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社6544 メーカー系が握る保守市場で台数を積む独立系。成長は本物だが、10 年のならした利益で測ると今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −33.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 日本和装ホールディングス2499 着物の販売仲介と割賦の会社。市場が縮む中で利益は底堅いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 株式会社インソース6200 講座を自前で作る安さと 4 割の利益率は本物だが、人の講師で売る研修は AI エージェントに置き換わる側。10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 セルソース4880 ひざの自費の再生医療で一時は 4 割の利益率を稼いだが、件数は伸びず ROE は資本コストに届かない。厚い現金を数えても割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 ディップ株式会社2379 バイトルの稼ぐ力は本物だが、求人の入口が AI エージェントや無料の検索に移る側にある。10 年の価値は今の時価総額を半分ほど下回る 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 MS&Consulting6555 覆面調査という地味な稼ぎ方は堅いが、利益の天井が低く、10 年先の値段は今を下回りやすい 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 テノ.ホールディングス7037 福岡発の保育所運営。公定価格で売上は守られるが、子どもは減り、借金と家賃が重い。稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 藤田観光株式会社9722 稼ぎは過去最高だが、薄利の歴史と山に近い利益率を割り引くと利益で測った価値は今の時価総額の半分ほど。割高 本質価値との差 −35.6% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 共和コーポレーション6570 出店で急成長するゲームセンター会社。家賃と機器投資が重く、10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −35.6% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 株式会社リログループ8876 社宅・賃貸管理は記録が堀で守られるが、福利厚生は画面型で値下げ圧力を受ける。10 年の本質価値は今の時価総額を 5 割強下回り、割高 本質価値との差 −35.7% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 株式会社カカクコム2371 争奪戦で株価はTOB提示額さえ超えているが、本質価値で測ると行き過ぎで、10 年の本質価値は今の値段を大きく下回り、割高と筆者は見る。 本質価値との差 −35.8% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 スタジオアリス2305 子ども写真館の最大手。値上げで客単価は保つが、出生数の減少で客数が毎年1割近く減る。時価総額の6割近い現金を抱え、稼ぎは薄い。今の値段は高いと見る 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 株式会社ナガワ9663 ユニットハウスで国内首位級。財務は堅いが元手が重く稼ぎの効率は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −36.6% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 アイ・ケイ・ケイホールディングス2198 地方都市のゲストハウス婚礼で一定の地位を築いたが、挙式の件数は構造的に減る。利益が一過性で膨らんだ今の値段は10年の価値より高く、割高 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 スバル興業株式会社9632 道路の維持管理が柱の東宝系企業。堅い現金はあるが談合の是正で利益率が下がり、10年のならした利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 セントラルスポーツ4801 大手の中で堅く稼ぐが、家賃という固定費を背負い、資本効率は資本コストに届かない 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 大栄環境株式会社9336 最終処分場を握る高収益の廃棄物大手。稼ぐ力は本物だが、投資が重く、10 年のならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 株式会社オープンアップグループ2154 堅実な技術者派遣だが、AI エージェントが下流の仕事を置き換える側にある。10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −37.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ウチヤマホールディングス6059 北九州発の介護付き有料老人ホームとカラオケの会社。高齢者は増えるが、介護の利益を本社費とカラオケが食い、資本は稼がない。今の値段は 10 年の価値を大きく上回る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 株式会社ベルシステム24ホールディングス6183 契約は安定していても、席の数に頼る稼ぎが AI エージェントに直接削られる。10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −38.4% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 秀英予備校4678 静岡を地盤に 219 校舎を持つ集団塾。校舎の整理で利益を立て直す途上だが、少子化と AI が授業の数量と値段を押す 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 株式会社メイテックグループホールディングス9744 設計の工数売りは AI エージェントに置き換わりやすい。事業の質は高いが、10 年の本質価値は今の時価総額を 5 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 株式会社日本ケアサプライ2393 介護用具レンタル卸の草分けで需要は堅いが、公定価格と薄い利益率で成長は年 5% 前後。10 年の本質価値は今の値段を 4 割以上下回り、割高 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 極楽湯ホールディングス2340 最高益を更新して復配したが、新店と更新の投資で現金は細り、利益の伸びは物価並み。10 年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 リソルホールディングス5261 訪日客の追い風で利益は山に近い。賃借料の重さと倍率を考えると、今の値段は高い 本質価値との差 −40.4% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 株式会社MIXI2121 稼ぎの 8 割を 1 本のゲームに頼る会社。スポーツと家族アプリは育つが薄利で、10 年の本質価値は今の値段を大きく下回る。割高 本質価値との差 −40.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 パーソルホールディングス株式会社2181 事務の派遣・BPO・紹介は AI エージェントに置き換わる側。堀は浅く、資本コスト 9.5% で測った 10 年の本質価値は今の時価総額を 6 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 アトラグループ6029 接骨院を支える小さな支援会社。玩具店から手を引き本業に絞るが、療養費の縮みが重く割高と見る 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 早稲田学習研究会5869 北関東の大型校舎で戦う集団塾。創業者が 6 割を持ち配当は厚いが、AI が授業の価格を押す 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ベクトル6058 PR最大手で稼ぐ力は高いが、利益の大半を占めるPR・広告と配信をAIエージェントが置き換えていき、10年の本質価値は今の値段を61%ほど下回り、割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ポラリス・ホールディングス3010 ホテルを借りて運営する会社。急拡大の途中で、のれんと固定賃料が重く、本質価値は今の値段を下回る(割高) 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 ケア212373 大阪発の介護の会社。高齢者は増えるが、人手と国の報酬に挟まれて利益は薄く、借金とリースが重い。今の値段は高い 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 アンビスホールディングス7071 ホスピス住宅の最大手は、報酬改定で儲けの形が壊れた。資産の厚みが下を支えるが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −45.3% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 弁護士ドットコム株式会社6027 電子契約と法律メディアの二本柱で伸びる質の良い成長企業。ただし利益で測った 10 年の価値は今の値段の 4 割ほどで、割高 本質価値との差 −45.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社船井総研ホールディングス9757 顧問料で積み上げる人月の稼ぎは、AI エージェントに削られる側。還元は手厚いが、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −46.1% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 一蔵6186 振袖の自社企画で稼ぐが、少子化と借金が重い。回復を見込んでも、今の値段は高い 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 日本エマージェンシーアシスタンス6063 海外で倒れた旅行者を助ける専業だが、利益は薄く浮き沈みが激しい。10 年先を買う理由は見つけにくい 本質価値との差 −46.7% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 グリーンランドリゾート9656 九州の遊園地「グリーンランド」が稼ぎの柱。客数は細り、土地と設備が重く ROE は 4% 台。資本コストに遠く、今の値段でも割高 本質価値との差 −47.4% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 株式会社ダスキン4665 訪販とミスドの堅い収益はあるが、ROE は資本コストに届かず、利益で測った本質価値は今の時価総額の半分に満たない。割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 note株式会社5243 書き手が稼ぐ場としての note は本物で、AI で利益率も上がった。ただ 10 年先の成功を前提にしても、本質価値は今の時価総額を 6 割ほど下回る割高と見る 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 博報堂DYホールディングス2433 国内広告の取引関係と大きな純現金はあるが、広告の企画・制作・運用をAIエージェントが肩代わりし、10年の本質価値は今の値段を61%ほど下回り、割高 本質価値との差 −49.7% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 テルマー湯ホールディングス3521 新宿のスパ1つに稼ぎが集まる温浴の会社。立地は強いが借地で施設は2つだけ、割高とみる 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 アゴーラホスピタリティーグループ9704 大阪と東京に数軒のホテルを持つ小さなホテル会社。訪日客で黒字に戻ったが、借入と外部の持分が株主の取り分を細らせる 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 トランスジェニックグループ2342 マウスを使う薬の試験の受託と、卸・商社の子会社を束ねる持株会社。稼ぎの 8 割は卸で、資本の効率は低く、今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 きょくとう2300 福岡の家庭向けクリーニング。縮む市場で利益は薄く、事業の稼ぎが今の時価総額を支えきれない。筆者は割高と見る 本質価値との差 −52.3% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 エン株式会社4849 再建の手応えはあるが、媒体と紹介が AI エージェントに置き換わる側にある。10 年の価値は今の時価総額を 3 分の 2 ほど下回る 本質価値との差 −54.9% · 10 年 割高(年 −1.5%) 割高 進学会ホールディングス9760 札幌の学習塾が看板だが、中身は借入で株を回す運用会社。帳簿の厚みは額面どおりには受け取れない 本質価値との差 −54.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 株式会社ジェイエイシーリクルートメント2124 管理職の転職を扱う紹介会社の稼ぐ力は本物だが、AI エージェントの直接マッチングに置き換えられる側。10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −55.7% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 ホウライ9679 都内の家賃と保険の手数料で稼ぎ、那須の牧場とゴルフを抱える創業 98 年の会社。ROE 5% で資本の重さが株価を抑える 本質価値との差 −55.9% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 株式会社リンクアンドモチベーション2170 診断の月額課金も人材紹介も、AI エージェントに置き換わる側。ALT が下支えしても、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −56.3% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 CDS2169 三菱自動車などの開発を人の手で支える受託会社。AIが代替しやすい仕事で、純現金は厚いが10年の稼ぐ力で測ると割高 本質価値との差 −57.1% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 日本エコシステム9249 公営競技の設備と道路の点検・保守を、買収で広げる会社。借入が急に増え、10 年の価値は今の評価を下回る 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −1.5%) 割高 鉄人化ホールディングス2404 都心のカラオケ店を軸に、ラーメン・まつ毛サロン・販促の派遣まで手を広げた小さな会社。コロナの痛手から立ち直ったが、利益は薄く、借りた店の家賃は重い。今の値段は 10 年の価値を大きく上回る 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 リニカル2183 抗がん剤の治験に強い中堅の CRO だが、日本の治験の減少と海外の赤字で稼ぐ力を失った。回復を織り込んでも割高 本質価値との差 −60.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 株式会社インフォマート2492 外食の受発注網という堀は本物だが、利益の急回復を織り込んだ値段が先走っている。10 年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −2.7%) 割高 クリップコーポレーション4705 名古屋の個別指導塾とサッカー教室を営む小さな会社。現金は厚いが本業は赤字で、少子化と AI に押される。本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −4.3%) 割高 ランシステム3326 複合カフェ自遊空間を営む AOKI 傘下の小さな会社。省人化システムに賭けるが、薄い自己資本と縮む本業から、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 SDエンターテイメント4650 保育・介護とフィットネスの RIZAP 子会社。利益が薄く、本質価値は今の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 株式会社オリエンタルランド4661 値上げと新エリアで稼ぐ力は強いが、強い堀を認めても利益で測った本質価値は今の時価総額の 3 割ほど。今の株価は先取りが過ぎ、割高 本質価値との差 −67.0% · 10 年 割高(年 −4.7%) 割高 武蔵野興業9635 新宿の古いビルが稼ぎの柱だが、映画と教習が細り、稼ぐ力は今の値段に届かない 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −3.6%) 割高 ルネサンス2378 家賃と借金を背負ったスポーツクラブ。立て直しの途上で、利益に比べて値段が先走る。割高 本質価値との差 −69.0% · 10 年 割高(年 −4.2%) 割高 プラザホールディングス7502 ドコモショップの代理店と写真プリント店。薄い利益に重い借入が乗り、今の値段は稼ぐ力に比べて大きく高い 本質価値との差 −69.4% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 電通グループ4324 広告の制作・運用・買い付けをAIエージェントが肩代わりし、海外の再建とのれんの重さも重なって、資本コスト10.0%で測った10年の本質価値は今の値段を73%ほど下回り、割高 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 昴9778 鹿児島の老舗の集団塾。合格実績は強いが生徒は年 2〜3% ずつ減り、校舎の土地は利益を生まない 本質価値との差 −70.7% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 サイネックス2376 自治体と組む行政情報誌と電話帳の会社。紙の媒体の縮みを新しい事業で埋めきれず、稼ぎは資本に見合わない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −70.9% · 10 年 割高(年 −5.4%) 割高 バリューHR6078 健保の事務を丸ごと請け負う堅い商売だが、人手で稼ぐ型なので AI の波に弱く、今の値段は成長を織り込みすぎている 本質価値との差 −72.7% · 10 年 割高(年 −6.7%) 割高 株式会社パソナグループ2168 売上の 9 割弱が事務の派遣・BPO で、AI エージェントに最も近い。稼ぐ力は赤字すれすれで、10 年の本質価値は今の時価総額を 8 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −75.6% · 10 年 割高(年 −6.2%) 割高 中日本興業9643 名古屋のシネコン2拠点に頼る小さな興行会社。稼ぐ力は資本コストに届かず、10年で測ると今の値段はかなり高い 本質価値との差 −77.4% · 10 年 割高(年 −7.8%) 割高 株式会社ベイカレント・コンサルティング6532 11 期連続最高益の人月型コンサルは、AI エージェントに置き換えられる側。運営力は一流でも、10 年の価値は今の時価総額の 2 割強 本質価値との差 −77.7% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 ホテル、ニューグランド9720 横浜の港に建つ 1927 年開業の名門ホテルだが、稼ぐ力は細く、土地も借り物で、値段は看板の分だけ高い 本質価値との差 −77.8% · 10 年 割高(年 −7.1%) 割高 株式会社リクルートホールディングス6098 AI エージェントが求人・物件探しの入口を握れば、広告と派遣の双方が縮む。10 年の本質価値は今の時価総額を 8 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −79.4% · 10 年 割高(年 −9.7%) 割高 きんえい9636 天王寺駅前で映画館とテナントビルを営む近鉄グループの会社。土地の含みは大きいが、利益で測ると割高 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 御園座9664 名古屋で130年続く劇場の看板は本物だが、1館の興行で稼げる利益は小さく、今の値段は稼ぐ力の数倍だ 本質価値との差 −81.9% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 エム・エイチ・グループ9439 小さな美容室グループが増資で AI に賭ける。稼ぐ力は 10 年ほぼゼロで、今の値段は増資の現金と話題を大きく超える 本質価値との差 −88.4% · 10 年 割高(年 −13.2%) 割高 マーチャント・バンカーズ3121 借金で持つ 23 の賃貸物件と売却益の会社。利払いが稼ぎを食い、今の値段は稼ぐ力の何倍にもなる 本質価値との差 −88.9% · 10 年 割高(年 −13.0%) 割高 田谷4679 全国に美容室 61 店を持つ老舗。6 期ぶりに黒字化したが利益は薄く、増資で延命してきた。今の値段は回復を前提にしている 本質価値との差 −89.1% · 10 年 割高(年 −12.7%) 割高 歌舞伎座9661 資産は厚いが、稼ぐ力は時価に遠く及ばない。10 年の価値は今の時価総額の 1 割ほど 本質価値との差 −89.4% · 10 年 割高(年 −14.0%) 割高 トライアイズ4840 ダムの点検、中古物件の再販、ブランドの貸し出しを束ねた小さな持株会社。5 年続く営業赤字に対し、値段は資産の 2 倍近くを先取りしている 本質価値との差 −90.3% · 10 年 割高(年 −14.6%) 割高 Shinwa Wise Holdings2437 老舗の美術品オークション。赤字が3年続き立て直しの途中で、今の値段は再建の成功を先に織り込んでいる 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −14.2%) 割高 地盤ネットホールディングス6072 住宅地盤の小さな会社に、投資会社化の期待だけが乗っている。事業の価値は今の時価総額の数十分の一 本質価値との差 −97.2% · 10 年 割高(年 −23.8%)

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読んだ資料

  1. 帝国ホテル 中長期経営計画(2026 年度改訂版)2026-05-14
  2. 帝国ホテル 2026 年 3 月期 決算説明資料
  3. 日本経済新聞:帝国ホテル、タワー館の土地 35% を三井不動産に売却(想定約 620 億円)
  4. 帝国ホテル 第185期 有価証券報告書(賃貸等不動産の注記)2026-06-19

分析日 2026-10-16